JP2017087646A - タイヤ加硫金型の耐久性判定方法、装置、及びプログラム - Google Patents
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Description
タイヤのサイドウォールを成形する対をなす第1及び第2のサイドモールドと、タイヤのトレッドを成形するトレッドモールドと、を有する金型有限要素モデルを設定するステップと、
前記第1及び第2のサイドモールドに対して前記トレッドモールドを突き合わせた状態にし、突き合わせ面同士の接触を可能とする境界条件を設定し、モールドを閉めるための荷重、モデルへの熱荷重およびモールドの成形面に内圧を作用させて加硫シミュレーションを実行するステップと、
前記加硫シミュレーションの結果に基づき、前記トレッドモールドの突き合わせ面のうち、前記第1のサイドモールドに接触する面の圧力と、前記第2のサイドモールドに接触する面の圧力の差に対応する評価値を算出するステップと、
前記評価値が所定許容範囲外にある場合に、耐久性不良であると判定し、前記評価値が前記所定許容範囲内にある場合に、耐久性不良でないと判定するステップと、
を含む。
タイヤのサイドウォールを成形する対をなす第1及び第2のサイドモールドと、タイヤのトレッドを成形するトレッドモールドと、を有する金型有限要素モデルを設定する設定部と、
前記第1及び第2のサイドモールドに対して前記トレッドモールドを突き合わせた状態にし、突き合わせ面同士の接触を可能とする境界条件を設定し、モールドを閉めるための荷重、モデルへの熱荷重およびモールドの成形面に内圧を作用させて加硫シミュレーションを実行する加硫シミュレーション実行部と、
前記加硫シミュレーションの結果に基づき、前記トレッドモールドの突き合わせ面のうち、前記第1のサイドモールドに接触する面の圧力と、前記第2のサイドモールドに接触する面の圧力の差に対応する評価値を算出する評価値算出部と、
前記評価値が所定許容範囲外にある場合に、耐久性不良であると判定し、前記評価値が前記所定許容範囲内にある場合に、耐久性不良でないと判定する判定部と、
を備える。
図1及び図2に示すように、シミュレーション対象となるタイヤ加硫金型Mは、タイヤのトレッドを成形するトレッドモールド2を有する。トレッドモールド2は、タイヤ周方向に分割された複数のセクタ2であり、セクタ2の分割面2aを合わせることにより環状に連続するトレッド成形面が形成される。
判定装置は、上記タイヤ加硫金型Mを有限要素で表した金型有限要素モデルデータを用いて、タイヤ加硫金型の耐久性を評価する。
上記装置1の動作について図6を参照しつつ説明する。
セグメント4及びジャケットリング5に対するメタルプレート7aの接触位置を変更することで、トレッドモールド2の上面2c及び下面2dへの力分担が変更される。例えば、下面2dよりも上面2cに圧力がかかる場合には、メタルプレート7aを下方にもってくれば、下面2dが締まる。
接触圧力が低い側についてタイヤ径方向の厚みを増加させる。上面2cよりも下面2dの接触圧が小さい場合には、ジャケットリング5の下方の厚みを増大させることが挙げられる。
タイヤのサイドウォールを成形する対をなす第1及び第2のサイドモールド3a、3bと、タイヤのトレッドを成形するトレッドモールド2と、を有する金型有限要素モデルMを設定するステップ(ST1)と、
第1及び第2のサイドモールド3a、3bに対してトレッドモールド2を突き合わせた状態にし、突き合わせ面同士の接触を可能とする境界条件を設定し、モールドを閉めるための荷重、モデルへの熱荷重およびモールドの成形面に内圧を作用させて加硫シミュレーションを実行するステップ(ST2)と、
加硫シミュレーションの結果に基づき、トレッドモールド2の突き合わせ面2c、2dのうち、第1のサイドモールド3aに接触する面2cの圧力と、第2のサイドモールド3bに接触する面2dの圧力の差に対応する評価値を算出するステップ(ST3〜4)と、
評価値が所定許容範囲外にある場合に、耐久性不良であると判定し、評価値が所定許容範囲内にある場合に、耐久性不良でないと判定するステップ(ST5〜7)と、
を含む。
タイヤのサイドウォールを成形する対をなす第1及び第2のサイドモールド3a、3bと、タイヤのトレッドを成形するトレッドモールド2と、を有する金型有限要素モデルMを設定する設定部10と、
第1及び第2のサイドモールド3a、3bに対してトレッドモールド2を突き合わせた状態にし、突き合わせ面同士の接触を可能とする境界条件を設定し、モールドを閉めるための荷重、モデルへの熱荷重およびモールドの成形面に内圧を作用させて加硫シミュレーションを実行する加硫シミュレーション実行部11と、
加硫シミュレーションの結果に基づき、トレッドモールドの突き合わせ面2c、2dのうち、第1のサイドモールド3aに接触する面2cの圧力と、第2のサイドモールド3bに接触する面2dの圧力の差に対応する評価値を算出する評価値算出部13と、
評価値が所定許容範囲外にある場合に、耐久性不良であると判定し、評価値が所定許容範囲内にある場合に、耐久性不良でないと判定する判定部14と、
を備える。
第1のサイドモールド3aに接触する面2cにある要素と、第2のサイドモールド3bに接触する面2dにある要素は、タイヤ赤道を挟んで対称である。
本実施形態の方法では、評価値を算出するステップST4は、互いに対称関係にある列同士の圧力差に対応する評価値を算出する。
本実施形態の装置では、評価値算出部13は、互いに対称関係にある列同士の圧力差に対応する評価値を算出する。
本実施形態の装置では、評価値算出部13は、互いに対称関係にある列同士であって周方向の位置が同じ部位同士の圧力差に対応する評価値を算出する。
これらプログラムを実行することによっても、上記方法の奏する作用効果を得ることが可能となる。言い換えると、上記方法を使用しているとも言える。
11…加硫シミュレーション実行部
13…評価値算出部
14…判定部
3a…第1のサイドモールド
3b…第2のサイドモールド
2…トレッドモールド
2c…突き合わせ面(上面)
2d…突き合わせ面(下面)
Claims (7)
- タイヤのサイドウォールを成形する対をなす第1及び第2のサイドモールドと、タイヤのトレッドを成形するトレッドモールドと、を有する金型有限要素モデルを設定するステップと、
前記第1及び第2のサイドモールドに対して前記トレッドモールドを突き合わせた状態にし、突き合わせ面同士の接触を可能とする境界条件を設定し、モールドを閉めるための荷重、モデルへの熱荷重およびモールドの成形面に内圧を作用させて加硫シミュレーションを実行するステップと、
前記加硫シミュレーションの結果に基づき、前記トレッドモールドの突き合わせ面のうち、前記第1のサイドモールドに接触する面の圧力と、前記第2のサイドモールドに接触する面の圧力の差に対応する評価値を算出するステップと、
前記評価値が所定許容範囲外にある場合に、耐久性不良であると判定し、前記評価値が前記所定許容範囲内にある場合に、耐久性不良でないと判定するステップと、
を含むタイヤ加硫金型の耐久性判定方法。 - 前記第1のサイドモールドに接触する面および前記第2のサイドモールドに接触する面は、タイヤ周方向に配列された複数の要素で構成される列を有し、前記列はタイヤ軸方向に沿って複数並んでおり、
前記第1のサイドモールドに接触する面にある要素と、前記第2のサイドモールドに接触する面にある要素は、タイヤ赤道を挟んで対称であり、
前記評価値を算出するステップは、互いに対称関係にある列同士の圧力差に対応する評価値を算出する、請求項1に記載の方法。 - 前記評価値を算出するステップは、互いに対称関係にある列同士であって周方向の位置が同じ部位同士の圧力差に対応する評価値を算出する、請求項2に記載の方法。
- タイヤのサイドウォールを成形する対をなす第1及び第2のサイドモールドと、タイヤのトレッドを成形するトレッドモールドと、を有する金型有限要素モデルを設定する設定部と、
前記第1及び第2のサイドモールドに対して前記トレッドモールドを突き合わせた状態にし、突き合わせ面同士の接触を可能とする境界条件を設定し、モールドを閉めるための荷重、モデルへの熱荷重およびモールドの成形面に内圧を作用させて加硫シミュレーションを実行する加硫シミュレーション実行部と、
前記加硫シミュレーションの結果に基づき、前記トレッドモールドの突き合わせ面のうち、前記第1のサイドモールドに接触する面の圧力と、前記第2のサイドモールドに接触する面の圧力の差に対応する評価値を算出する評価値算出部と、
前記評価値が所定許容範囲外にある場合に、耐久性不良であると判定し、前記評価値が前記所定許容範囲内にある場合に、耐久性不良でないと判定する判定部と、
を備えるタイヤ加硫金型の耐久性判定装置。 - 前記第1のサイドモールドに接触する面および前記第2のサイドモールドに接触する面は、タイヤ周方向に配列された複数の要素で構成される列を有し、前記列はタイヤ軸方向に沿って複数並んでおり、
前記第1のサイドモールドに接触する面にある要素と、前記第2のサイドモールドに接触する面にある要素は、タイヤ赤道を挟んで対称であり、
前記評価値算出部は、互いに対称関係にある列同士の圧力差に対応する評価値を算出する、請求項4に記載の装置。 - 前記評価値算出部は、互いに対称関係にある列同士であって周方向の位置が同じ部位同士の圧力差に対応する評価値を算出する、請求項5に記載の装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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JP2015101061A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤの製造方法 |
JP2016004484A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤのシミュレーション方法 |
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JP2015101061A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤの製造方法 |
JP2016004484A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤのシミュレーション方法 |
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