JP2017085488A - 表示システム、端末装置、及び、表示システムの制御方法 - Google Patents

表示システム、端末装置、及び、表示システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示装置の表示する画像の表示態様を端末装置により調整する場合の操作性を向上させる端末装置を提供する。【解決手段】プロジェクター100は、端末装置300から受信したコマンドに応じてパラメーターを変更する調整部163と、変更したパラメーターに基づき表示部110における画像の表示態様を調整する投射制御部161と、調整部163により変更されたパラメーターが変更可能範囲の上限又は下限に達したことを判定する判定部164と、判定部164の判定結果に基づき応答コマンドを端末装置300に送信するWebサーバー実行部162及び無線通信部137とを備える。端末装置300は、プロジェクター100から応答コマンドを受信した場合に、報知部としての振動装置306又は音声処理部307及びスピーカー308により報知を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、表示システム、端末装置、及び、表示システムの制御方法に関する。
従来、表示装置では、表示装置が表示する画像の表示態様を事前に調整する必要があり、この事前の調整を簡略化するための種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、光学像をスクリーンに投射する投射レンズと、投射レンズを垂直方向及び水平方向にシフト移動させるレンズ駆動部と、投射レンズの中心位置が、所定範囲から外れないように投射レンズのシフト移動の範囲を制限するシフト制御部とを備える投射型表示装置を開示する。
特開2010−60806号公報
ところで、表示装置と端末装置とを備える表示システムにおいて、端末装置で受け付けた操作に対応して、表示装置の表示する画像の表示態様を調整する場合に、端末装置における操作性の向上が望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、表示装置の表示する画像の表示態様を端末装置により調整する場合に、端末装置の操作性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の表示システムは、端末装置と表示装置とを備える表示システムであって、前記端末装置は、操作を受け付ける操作部と、報知を行う報知部と、前記操作部で受け付けた操作に対応する操作信号を前記表示装置に送信する送信部と、前記表示装置から送信される通知信号を受信する通知受信部と、を備え、前記表示装置は、画像を表示する表示部と、前記端末装置から受信した前記操作信号に応じてパラメーターを変更する調整部と、変更した前記パラメーターに基づき前記表示部における画像の表示態様を調整する処理部と、前記調整部により変更された前記パラメーターが変更可能範囲の上限又は下限に達したことを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づき前記通知信号を前記端末装置に送信する通知送信部と、を備え、前記端末装置は、前記通知受信部により前記通知信号を受信した場合に、前記報知部により報知を行うことを特徴とする。
本発明によれば、表示装置が表示する画像の表示態様を端末装置により調整する場合に、端末装置の操作性を向上させることができる。
また、本発明は、上記表示システムにおいて、前記表示装置は、光源と、画像データに基づき前記光源が発する光を変調する変調部と、前記変調部で変調された光を投射する光学部と、を備えるプロジェクターであり、前記処理部は、前記調整部により調整された前記パラメーターに基づき前記変調部又は前記光学部を制御することを特徴とする。
本発明によれば、端末装置の操作により変調部又は光学部を制御することができる。
また、本発明は、上記表示システムにおいて、前記光学部は、投射レンズを有し、前記パラメーターは、前記投射レンズのレンズ移動量に関するパラメーターであるレンズ移動量パラメーターを含み、前記処理部は、前記調整部により調整された前記レンズ移動量パラメーターに基づき、前記投射レンズのレンズ移動量を調整することを特徴とする。
本発明によれば、端末装置の操作により投射レンズのレンズ移動量を調整することができる。
また、本発明は、上記表示システムにおいて、前記光学部は、投射レンズを有し、前記パラメーターは、前記投射レンズのズーム量に関するパラメーターであるズーム量パラメーターを含み、前記処理部は、前記調整部により調整された前記ズーム量パラメーターに基づき、前記投射レンズのズーム量を調整することを特徴とする。
本発明によれば、端末装置の操作により、投射レンズのズーム量を調整することができる。
また、本発明は、上記表示システムにおいて、前記パラメーターは、前記画像データに対する画像処理に関するパラメーターである画像処理パラメーターを含み、前記処理部は、前記調整部により調整された前記画像処理パラメーターに基づき、前記画像データに対する画像処理を実行し、前記変調部は、前記処理部による画像処理が施された前記画像データに基づき前記光源が発する光を変調することを特徴とする。
本発明によれば、端末装置の操作により、画像の明るさや色合いを調整することができる。
また、本発明は、上記表示システムにおいて、前記画像処理パラメーターは、前記画像データに対する形状補正に関するパラメーターである形状補正パラメーターを含み、前記処理部は、前記調整部により調整された前記形状補正パラメーターに基づき、前記画像データに対する形状補正を実行し、前記表示部は、前記処理部による形状補正が施された前記画像データに基づく画像を表示することを特徴とする。
本発明によれば、端末装置の操作により、表示部により表示される画像の形状補正を行うことができる。
また、本発明は、上記表示システムにおいて、前記表示装置は、外部の装置が有するWebブラウザーの要求に応じてWebページを提供するWebサーバーを有し、前記端末装置は、前記Webブラウザーを有し、前記端末装置が有する前記Webブラウザーは、前記表示装置の前記Webサーバーから提供されるWebページのデータに基づき、前記操作部で受け付けた操作に対応する操作信号を送信し、前記表示装置から送信される前記通知信号に基づき報知を行うことを特徴とする。
本発明によれば、端末装置が有するWebブラウザーを操作して、表示装置が表示する画像の表示態様を調整することができる。
また、本発明は、上記表示システムにおいて、前記端末装置は、前記報知部として振動装置を備え、前記通知受信部により前記通知信号を受信した場合に、前記振動装置により前記端末装置を振動させることを特徴とする。
本発明によれば、表示装置が端末装置に通知信号を送信して、端末装置を振動させることができる。
また、本発明は、上記表示システムにおいて、前記端末装置は、前記報知部としてスピーカーを備え、前記通知受信部により前記通知信号を受信した場合に、報知音を前記スピーカーにより放音させることを特徴とする。
本発明によれば、表示装置が端末装置に通知信号を送信して、端末装置に報知音を放音させることができる。
本発明の端末装置は、操作を受け付ける操作部と、報知を行う報知部と、画像を表示する表示装置に、前記操作部で受け付けた操作に対応する操作信号を送信する送信部と、前記表示装置から送信される通知信号を受信する通知受信部と、を備え、前記通知受信部により前記通知信号を受信した場合に、前記報知部により報知を行うことを特徴とする。
本発明によれば、表示装置から通知信号を受信した場合に、報知部により報知を行うことができる。
本発明の表示システムの制御方法は、端末装置と表示装置とを備える表示システムの制御方法であって、前記端末装置において、前記端末装置が備える操作部により操作を受け付けるステップと、受け付けた前記操作に対応する操作信号を前記表示装置に送信するステップと、を有し、前記表示装置において、前記操作信号に応じて、パラメーターを変更するステップと、変更した前記パラメーターに基づき、前記表示装置が表示部により表示する画像の表示態様を調整するステップと、変更された前記パラメーターが変更可能範囲の上限又は下限に達したことを判定するステップと、前記判定するステップの判定結果に基づき、通知信号を前記端末装置に送信するステップと、を有し、前記端末装置において、前記表示装置から前記通知信号を受信した場合に、前記端末装置の備える報知部により報知を行うステップを有することを特徴とする。
本発明によれば、表示装置が表示する画像の表示態様を端末装置により調整する場合に、端末装置の操作性を向上させることができる。
表示システムの概略を示す図。 表示システムの構成図。 レンズシフトの説明図。 プロジェクター及び端末装置の動作を示すフローチャート。 プロジェクター及び端末装置の動作を示すフローチャート。 プロジェクター及び端末装置の動作を示すフローチャート。 レンズシフト調整用のWebページを示す図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、表示システム1の概略を示す図である。表示システム1は、表示装置としてのプロジェクター100と、端末装置300とを備え、プロジェクター100と端末装置300とがインターネット等のネットワークNを介してデータ通信可能に相互に接続される。
プロジェクター100は、画像を表示面としてのスクリーンSCに投射する装置である。プロジェクター100の設置状態は、スクリーンSCの前方に床置きした床置き設置としてもよいし、天井から吊り下げた天吊り設置としてもよい。なお、床置き設置の場合には、床に設置した台の上にプロジェクター100を置く台置き設置としてもよい。また、画像の投射先は、スクリーンSCや、建物の壁面等の平らな投射面であってもよいし、建物や物体など、一様に平らではない物体であってもよい。本実施形態ではスクリーンSCに画像を投射する場合を例示する。
端末装置300は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレットPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)等の、携帯して利用可能な通信機器である。本実施形態では、端末装置300がスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。端末装置300は、プロジェクター100と無線通信を行い、プロジェクター100に対して、例えば、スクリーンSCに対する画像の投射位置の調整や、投射する画像の色や明るさの調整、形状補正等を行う。
プロジェクター100は、例えば、無線ルーター(図示略)を介してネットワークNに接続される。ネットワークNは、例えば、公衆回線網や専用線等により構成される通信網であって、インターネット等のオープンなネットワークであってもよいし、特定の装置がアクセス可能なクローズドなネットワークであってもよい。無線ルーターは、プロジェクター100と端末装置300との間のデータ通信を中継する。
端末装置300は、例えば、ネットワークNに接続された基地局(図示略)に、移動体通信回線を介して接続される。基地局は、プロジェクター100と端末装置300との間のデータ通信を中継する。
図2は、表示システム1の構成図である。図2において、(A)はプロジェクター100の構成を示し、(B)は端末装置300の構成を示す。
まず、プロジェクター100の構成について説明する。プロジェクター100には、画像供給装置200が接続される。画像供給装置200は、プロジェクター100に画像信号を供給する装置である。プロジェクター100は、画像供給装置200から供給される画像信号、又は後述する記憶部170が事前に記憶した画像データに基づく画像をスクリーンSCに投射する。画像供給装置200には、例えば、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューター等が用いられる。
プロジェクター100は、画像供給装置200にケーブルを介して接続される画像入力部151を備える。画像入力部151は、ケーブルを接続するコネクター及びインターフェース回路(いずれも図示略)を備え、画像供給装置200から供給される画像信号を入力する。
画像入力部151が備えるインターフェースは、例えば、Ethernet(登録商標)、IEEE1394、USB等のデータ通信用のインターフェースであってもよい。また、画像入力部151のインターフェースは、MHL(登録商標)、HDMI(登録商標)、DisplayPort等の画像データ用のインターフェースであってもよい。
また、画像入力部151は、コネクターとして、アナログ映像信号が入力されるVGA端子や、デジタル映像データが入力されるDVI(Digital Visual Interface)端子を備える構成であってもよい。さらに、画像入力部151は、A/D変換回路を備え、VGA端子を介してアナログ映像信号が入力された場合、A/D変換回路によりアナログ映像信号を画像データに変換し、画像処理部152に出力する。
プロジェクター100は、光学的な画像の形成を行い、スクリーンSCに画像を投射(表示)する表示部110を備える。
表示部110は、光源としての光源部111、光変調装置112及び投射光学系113を備える。光源部111は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)又はレーザー光源等からなる光源を備える。また、光源部111は、光源が発した光を光変調装置112に導くリフレクター及び補助リフレクターを備えていてもよい。さらに、光源部111は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群、偏光板、又は光源が発した光の光量を光変調装置112に至る経路上で低減させる調光素子等(いずれも図示略)を備えていてもよい。
光源部111は、光源駆動部121により駆動される。光源駆動部121は、内部バス180に接続される。光源駆動部121は、制御部160の制御により光源部111の光源を点灯及び消灯させる。
変調部としての光変調装置112は、例えばRGBの三原色に対応した3枚の液晶パネルを備える。光源部111が発する光はRGBの3色の色光に分離され、対応する液晶パネルに入射される。3枚の液晶パネルは、透過型の液晶パネルであり、透過する光を変調して画像光を生成する。各液晶パネルを通過して変調された画像光は、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系113に射出される。
光変調装置112には、光変調装置112の液晶パネルを駆動する光変調装置駆動部122が接続される。光変調装置駆動部122は、内部バス180に接続される。
光変調装置駆動部122は、画像処理部152から入力される表示画像データ(後述する)に基づいてR,G,Bの画像信号をそれぞれに生成する。光変調装置駆動部122は、生成したR,G,Bの画像信号のそれぞれに基づいて、光変調装置112の対応する液晶パネルを駆動し、各液晶パネルに画像を描画する。
光学部としての投射光学系113は、光変調装置112により変調された画像光をスクリーンSC方向に投射して、スクリーンSC上に結像させる投射レンズ114を備える。投射レンズ114は、画角の調整、すなわち投射される画像の大きさを調整(ズーム調整)する機能を有するズームレンズである。また投射レンズ114は、焦点位置を調整(フォーカス調整)する機能も有する。
投射光学系113には、投射光学系駆動部123が接続される。投射光学系駆動部123は、内部バス180に接続される。
投射光学系駆動部123は、ステッピングモーター等のモーターやギア(いずれも図示略)を備え、投射レンズ114を駆動して、ズーム調整やフォーカス調整を行う。
また、投射光学系駆動部123は、投射レンズ114の光軸に直交する面内で投射レンズ114を移動させ、スクリーンSCに投射される画像を上下左右方向に移動させるレンズシフト調整を行う。
図3は、レンズシフトの説明図である。投射光学系駆動部123が、投射レンズ114を駆動することにより、スクリーンSCに投射される投射画像が上下左右方向に移動される。レンズシフト調整により投射画像を移動させることができる範囲を、レンズシフト可能エリアという。
プロジェクター100は、操作パネル131及び入力処理部133を備える。
ユーザーインターフェースとして機能する操作パネル131には、各種の操作キーや、液晶パネルにて構成された表示画面が設けられる。
入力処理部133は、操作パネル131の操作キーが操作されると、操作されたキーに対応した信号を制御部160に出力する。また、入力処理部133は、制御部160から入力される制御信号に基づいて、操作パネル131に各種画面を表示させる。
また、操作パネル131には、操作パネル131への接触を検出するタッチセンサーが重ね合わされて一体形成される。入力処理部133は、ユーザーの指等が接触した操作パネル131の位置を入力位置として検出し、検出した入力位置に対応した信号を制御部160に出力する。
また、プロジェクター100は、ユーザーが使用するリモコン5を有する。リモコン5は各種のボタンを備えており、これらのボタンの操作に対応して赤外線信号を送信する。プロジェクター100の本体には、リモコン5が発する赤外線信号を受光するリモコン受光部132が配置されている。リモコン受光部132は、リモコン5から送信される赤外線信号を受光する。入力処理部133は、リモコン受光部132が受光した赤外線信号をデコードして、リモコン5における操作内容を示す信号を生成し、制御部160に出力する。
プロジェクター100は、無線通信部137を備える。無線通信部137は、アンテナやRF(Radio Frequency)回路(いずれも図示略)等を備え、無線LAN(Local Area Network)により無線ルーターとの通信を行う。プロジェクター100から送信されるデータは、無線LAN、ネットワークN及び移動体通信回線を介して端末装置300に送信される。無線通信部137の無線通信方式は、無線LAN(Local Area Network)に限られず、Bluetooth(登録商標)、UWB、赤外線通信等の近距離無線通信方式、又は移動体通信回線を利用した無線通信方式を採用できる。
プロジェクター100は、画像処理系を備える。画像処理系は、プロジェクター100の全体を統括的に制御する制御部160を中心に構成され、この他に、画像処理部152、フレームメモリー153及び記憶部170を備える。制御部160、画像処理部152及び記憶部170は、内部バス180に互いにデータ通信可能に接続される。
処理部としての画像処理部152は、制御部160の制御に従って、画像入力部151から入力される画像データをフレームメモリー153に展開する。画像処理部152は、フレームメモリー153に展開された画像データに対して、例えば、解像度変換(スケーリング)処理又はリサイズ処理、歪曲収差の補正、形状補正処理、デジタルズーム処理、色合い調整処理、明るさ調整処理等の処理を行う。画像処理部152は、制御部160により指定された処理を実行し、必要に応じて、制御部160から入力されるパラメーターを使用して処理を行う。また、画像処理部152は、上記のうち複数の処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。
画像処理部152は、処理後の画像データをフレームメモリー153から読み出し、表示画像データとして光変調装置駆動部122に出力する。
制御部160は、ハードウェアとしてCPU、ROM及びRAM(いずれも図示略)を備える。ROMは、フラッシュROM等の不揮発性の記憶装置であり、制御プログラム及びデータを格納する。RAMは、CPUのワークエリアを構成する。CPUは、ROMや記憶部170から読み出した制御プログラムをRAMに展開し、展開した制御プログラムを実行してプロジェクター100の各部を制御する。
また、制御部160は、機能ブロックとして、投射制御部161と、Webサーバー実行部162とを備える。Webサーバー実行部162は、記憶部170が記憶するWebサーバーを実行することで実現される機能部であり、調整部163、判定部164、認証部165、セッション管理部166を備える。これらの機能ブロックは、ROMや記憶部170が記憶する制御プログラムをCPUが実行することで実現される。
投射制御部161は、調整部163により通知される後述のレンズ移動量パラメーターの値に基づき投射光学系駆動部123を制御して、表示部110における画像の表示態様を調整し、スクリーンSCへの画像の投射を実行する。
具体的には、投射制御部161は、画像処理部152を制御して、画像入力部151より入力された画像データに対する画像処理を実施させる。この際、投射制御部161は、画像処理部152が処理に必要なパラメーターを記憶部170から読み出して、画像処理部152に出力してもよい。また、投射制御部161は、光源駆動部121を制御して光源部111の光源を点灯させ、光源の輝度を調整させる。これにより、光源が発光し、光変調装置112が変調する画像光が投射光学系113によりスクリーンSCに投射される。また、投射制御部161は、調整部163から入力されるレンズ移動量パラメーターに基づいて、投射光学系駆動部123を制御する。
Webサーバー実行部162は、記憶部170に記憶されたWebサーバーを実行して、Webブラウザー等のクライアントソフトウェアからの要求に応じ、ネットワークNを通じてWebページを構成するHTMLデータ等のデータのやりとりを行う。また、Webサーバー実行部162は、判定部164の判定結果に基づき応答コマンド(通知信号)を端末装置300に送信する通知送信部として機能する。
調整部163は、無線通信部137が端末装置300から受信したコマンド(操作信号)に応じて、レンズ移動量パラメーターの値を変更する。レンズ移動量パラメーターは、レンズシフト調整において、変更された投射レンズ114のレンズ位置を判断するためのパラメーターである。レンズ移動量パラメーターは、レンズシフト調整が行われた後の投射レンズ114のレンズ位置を示す。本実施形態では、レンズ移動量パラメーターは、投射レンズ114が所定の基準位置から投射方向に直交する方向へ移動した後の移動方向及び移動量を示す。レンズ移動量パラメーターは、投射レンズ114の光軸に直交する面内において、投射レンズ114の垂直方向の移動量を判定する垂直方向パラメーターと、投射レンズ114の水平方向の移動量を判定する水平方向パラメーターとを備える。
投射制御部161は、調整部163により変更されたレンズ移動量パラメーターの値に基づいて、投射レンズ114の駆動方向、及び投射レンズ114のレンズ移動量を算出する。投射制御部161は、算出した駆動方向及びレンズ移動量に基づいて、投射光学系駆動部123を制御する制御信号を生成し、投射光学系駆動部123に出力する。
また、調整部163は、端末装置300から受信したコマンド(操作信号)に応じて、投射レンズ114のズーム量に関するパラメーターであるズーム量パラメーターや、フォーカス量に関するパラメーターであるフォーカス量パラメーターを変更する。投射制御部161は、調整部163から入力されるパラメーターの値に基づいて、投射光学系駆動部123を制御する制御信号を生成し、投射光学系駆動部123に出力する。
さらに、調整部163は、画像処理部152が画像データに対して画像処理を行う際に使用されるパラメーターの値を、無線通信部137が端末装置300から受信したコマンド(操作信号)に応じて変更する。パラメーターには、画像の明るさや色合いの調整に用いられる画像処理パラメーターが含まれる。この画像処理パラメーターには、歪曲収差や形状の補正に用いられる形状補正パラメーターが含まれる。
判定部164は、調整部163により値を変更される2つのレンズ移動量パラメーター(垂直方向パラメーター及び水平方向パラメーター)のいずれか一方が、変更可能な範囲の上限値又は下限値に達したか否かを判定する。判定部164は、垂直方向パラメーター及び水平方向パラメーターのいずれか一方の値が上限値又は下限値に達した場合に、レンズ移動量パラメーターが上限値又は下限値に達したことをWebサーバー実行部162に通知する。
また、判定部164は、調整部163により変更されたズーム量パラメーターやフォーカス量パラメーターの値が変更可能な範囲の上限値又は下限値に達したか否かを判定する。
さらに、判定部164は、明るさや色合いの調整、又は歪曲収差や形状の補正に用いる画像処理パラメーターが変更可能な範囲の上限値又は下限値に達したか否かを判定する。
認証部165は、ログイン要求してきたユーザーを認証する。セッション管理部166は、認証部165にて認証に成功したユーザーのセッション情報を管理する。
記憶部170は、不揮発性の記憶装置であり、例えば、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、HDD(Hard Disc Drive)などの記憶装置により実現される。記憶部170は、ワールドワイドWeb(WWW)において、データ送受信の機能を持った制御プログラムであるWebサーバーや、表示部110によりスクリーンSCに投射される画像データを記憶する。また、記憶部170は、登録されたユーザーを認証する認証情報として、ユーザーのユーザーIDやパスワードを記憶する。さらに記憶部170は、プロジェクター100に設定されたIPアドレスを記憶する。
次に、端末装置300の構成について図2を参照しながら説明する。
端末装置300は、移動体通信部301、表示部302、操作入力部304、記憶部305、振動装置306、音声処理部307、スピーカー308、マイク309及び制御部310を備える。
送信部及び通知受信部として機能する移動体通信部301は、LTE(Long Term Evolution)回線、3G回線等の移動体通信回線に接続し、基地局との間で無線通信を行う。移動体通信回線は、電話だけでなく、データ通信も可能な回線である。端末装置300から送信されたデータは、移動体通信回線、ネットワークN及び無線LANを介してプロジェクター100に送られる。
表示部302は、液晶ディスプレイ等の表示パネル303を備える。表示部302は、制御部310の制御に従い、表示パネル303に画像を表示させる。表示パネル303は、液晶ディスプレイに限られず、有機EL(electro-luminescence)ディスプレイであってもよい。
操作を受け付ける操作部としての操作入力部304は、指示体(図示略)としての指やタッチペンの表示パネル303への接触を検出するタッチセンサーを備える。タッチセンサーの方式は、静電容量式や、超音波式、感圧式、抵抗膜式、光検知式等のいずれの方式であってもよく、表示パネル303と一体的に構成される。操作入力部304は、指示体が接触した表示パネル303の位置を入力位置として検出し、検出した入力位置に対応した信号を制御部310に出力する。
また、操作入力部304は、表示部302の周囲に配置された押しボタンキーを備え、押しボタンキーの操作を受け付けて、押しボタンキーに設定された操作を示す信号を制御部310に出力する。
記憶部305は、制御部310のCPUが実行するOS(Operating System)や、汎用のWebブラウザー等のアプケーションプログラムを記憶する。また、記憶部305は、制御部310が処理するデータを不揮発的に記憶する。
報知を行う報知部としての振動装置306は、バイブレーターを備え、端末装置300の筐体を振動させる。振動装置306の振動パターンや振動強度は、制御部310の制御により変更することができる。
音声処理部307は、音声通話を行う場合に、通話相手の音声信号が移動体通信部301から供給されると、供給された音声信号をアナログ信号に変換する。変換された音声信号は、スピーカー308に供給され、スピーカー308からは、通話相手の音声が放音される。また、音声処理部307は、マイク309が音声を収音すると、収音した音声をデジタル信号に変換する。音声処理部307は、音声通話を行う場合、ユーザーの音声をデジタルに変換した音声信号を移動体通信部301へ供給する。この音声信号は、移動体通信部301から移動体通信回線に出力され、通話相手の端末装置300に送信される。
送信部及び通知受信部として機能する制御部310は、ハードウェアとしてCPUや、ROM、RAMを備える。制御部310は、ROMや記憶部305に記憶された制御プログラムをRAMに展開し、展開した制御プログラムをCPUにより実行することで端末装置300の各部を制御する。制御部310は、記憶部305の記憶するWebブラウザーを実行して、サーバーとして機能するプロジェクター100との間で、Webページを構成するHTMLデータ等のデータのやりとりを行う。
図4〜図6は、プロジェクター100及び端末装置300の動作を示すフローチャートである。
端末装置300のユーザーは、押しボタンキーの操作又は表示パネル303に対するタッチ操作によりWebブラウザーを起動させる操作を行う。端末装置300の制御部310は、Webブラウザーを起動させる操作を受け付けると(ステップS1/YES)、Webブラウザーを起動し実行する(ステップS2)。端末装置300の制御部310は、Webブラウザーを起動させる操作を受け付けていない場合(ステップS1/NO)、操作を受け付けるまで待機する。
次に、ユーザーは、表示パネル303に表示されたWebブラウザーの表示画面において、プロジェクター100のIPアドレスを指定する。プロジェクター100の制御部160は、IPアドレスの表示要求を操作パネル131又はリモコン5から受け付けた場合、プロジェクター100に設定されたIPアドレスを、例えば、操作パネル131に表示させてもよい。また、制御部160は、プロジェクター100のIPアドレスやIPアドレスに応じたURLを、プロジェクター100への接続情報として有するQRコード(登録商標)等の2次元コードをスクリーンSCに表示させてもよい。ユーザーは、端末装置300の備えるカメラにより2次元コードを読み取らせて、端末装置300をプロジェクター100に接続させ、プロジェクター100からWebページのデータを取得してもよい。
端末装置300の制御部310は、Webブラウザーにより表示される表示画面のアドレスバーに、IPアドレスが入力されたか否かを判定する(ステップS3)。IPアドレスの入力がない場合(ステップS3/NO)、制御部310は、IPアドレスが入力されるまで待機する。また、制御部310は、IPアドレスを受け付けると(ステップS3/YES)、受け付けたIPアドレスにより特定されるプロジェクター100(Webサーバー)に、Webページのデータの取得要求を送信する(ステップS4)。
プロジェクター100のWebサーバー実行部162は、ネットワークNを介してWebページのデータの取得要求を受信すると(ステップT1/YES)、ID及びパスワードを入力可能なWebページのデータを端末装置300に送信する(ステップT2)。Webサーバー実行部162は、Webページのデータの取得要求を受信していない場合(ステップT1/NO)、データの取得要求を受信するまで待機する。
端末装置300の制御部310は、プロジェクター100からWebページのデータを受信すると、受信したWebページを表示パネル303に表示させる(ステップS5)。表示パネル303に表示されるWebページには、ID及びパスワードの入力欄が表示される。制御部310は、押しボタンキーの操作やタッチ操作により、例えば、文字や数字を入力可能なキーボードが表示された文字入力画面の表示要求を受け付けると、文字入力画面を表示パネル303に表示させる。制御部310は、文字入力画面に対するタッチ操作により、ID及びパスワードが入力されたか否かを判定し(ステップS6)、入力がない場合には(ステップS6/NO)、入力があるまで待機する。また、制御部310は、ID及びパスワードを受け付けると(ステップS6/YES)、受け付けたID及びパスワードをプロジェクター100に送信する(ステップS7)。
プロジェクター100のWebサーバー実行部162は、ID及びパスワードを受信したか否かを判定する(ステップT3)。ID及びパスワードを受信していない場合(ステップT3/NO)、Webサーバー実行部162は、ID及びパスワードを受信するまで待機する。また、Webサーバー実行部162は、ID及びパスワードを受信すると(ステップT3/YES)、受信したID及びパスワードが、記憶部170が記憶するID及びパスワードと一致するか否かを判定して、ユーザー認証を行う(ステップT4)。受信したID及びパスワードと、記憶部170が記憶するID及びパスワードとが一致しない場合、Webサーバー実行部162は、ユーザー認証失敗と判定する(ステップT5/NO)。この場合、Webサーバー実行部162は、ログインエラーを表示させるデータを端末装置300に送信して、端末装置300に表示させ(ステップT7)、ユーザーに再度ID及びパスワードを入力させる。端末装置300の制御部310は、プロジェクター100からログインエラーのデータを受信した場合、認証に失敗したと判定し(ステップS8/NO)、表示パネル303にログインエラーを表示させる(ステップS9)。この後、プロジェクター100のWebサーバー実行部162は、端末装置300から新たなID及びパスワードが送信されるまで待機し(ステップT3)、新たなID及びパスワードを受信すると、ユーザー認証を再度行う。Webサーバー実行部162は、ユーザー認証に失敗した場合(ステップT5/NO)、ログインエラーを表示させるデータを端末装置300に送信して、端末装置300に表示させる(ステップT7)。この場合に、Webサーバー実行部162は、事前に設定された回数、ユーザー認証に失敗している場合、ユーザー認証を中止して該当のユーザーが一定期間ログインできないように処理してもよい。
また、Webサーバー実行部162は、受信したID及びパスワードと、記憶部170が記憶するID及びパスワードとが一致した場合、ユーザー認証に成功したと判定する(ステップT5/YES)。この場合、Webサーバー実行部162は、ユーザー認証に成功した旨を通知し、端末装置300により操作可能なプロジェクター100の調整項目が表示されたWebページのデータを端末装置300に送信する。端末装置300の制御部310は、受信したWebページを表示パネル303に表示させる。Webページに表示される調整項目には、例えば、ズーム調整、フォーカス調整、レンズシフト調整、形状補正、歪曲収差の補正、投射画像の明るさや色合いを調整する画質調整等が含まれる。
ユーザーは、押しボタンキーの操作又は表示パネル303に対するタッチ操作により、Webページに表示された複数の調整項目の中から、調整を行いたい項目を1つ選択する。以下では、レンズシフト調整が選択された場合について説明する。
プロジェクター100のWebサーバー実行部162は、レンズシフト調整が選択されると、レンズシフト調整用のWebページのデータを端末装置300に送信する(ステップT6)。端末装置300の制御部310は、ユーザー認証に成功した旨の通知を受信し、認証に成功したと判定すると(ステップS8/YES)、その後、プロジェクター100から送信されるレンズシフト調整用のWebページを表示パネル303に表示させる(ステップS10)。
図7は、表示パネル303に表示されたレンズシフト調整用のWebページの一例を示す図である。
レンズシフト調整用のWebページは、ユーザーが端末装置300を操作して、投射レンズ114のレンズ移動量を調整することが可能なページであり、ユーザーの操作を受け付ける複数のオブジェクト画像が表示される。オブジェクト画像は、指示体によるタッチ操作により選択可能な画像であって、各オブジェクト画像には、プロジェクター100に対する指示が対応付けられている。図7に示すレンズシフト調整用のWebページには、上下左右の各方向を示す矢印のオブジェクト画像と、拡大、縮小を表すプラスとマイナスのオブジェクト画像とが表示される。
端末装置300の制御部310は、プロジェクター100から送信されるレンズシフト調整用のWebページを表示パネル303に表示させ、ユーザーからの入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS11)。ユーザーからの入力を受け付けていない場合(ステップS11/NO)、制御部310は、入力を受け付けるまで待機する。
端末装置300の制御部310は、タッチ操作による入力を受け付けると(ステップS11/YES)、受け付けた入力は、レンズシフト調整用のWebページに表示されたオブジェクト画像を選択する入力であるか否かを判定する(ステップS12)。制御部310は、受け付けた入力が、レンズシフト調整用のWebページに表示されたオブジェクト画像を選択する入力ではないと判定すると(ステップS12/NO)、ステップS25の判定に移行する。
また、オブジェクト画像を選択する入力であると判定すると(ステップS12/YES)、制御部310は、選択されたオブジェクト画像に対応付けられた指示を選択する(ステップS13)。レンズシフト調整用のWebページに表示されるオブジェクト画像と、各オブジェクト画像に対応付けられた指示とは、Webブラウザーに設定されている。例えば「上」方向の矢印がユーザーによるタッチ操作で選択された場合、端末装置300の制御部310は、プロジェクター100に、投射レンズ114のレンズ位置を上方向に変更する指示を選択する。
次に、制御部310は、ステップS12で選択されたオブジェクト画像が長押しされているか否かを判定する(ステップS14)。制御部310は、操作入力部304から信号が繰り返し入力され、当該信号が示す位置が、表示パネル303の同一位置であるか否かを判定して、オブジェクト画像が長押しされているか否かを判定する。
オブジェクト画像が長押しされていると判定すると(ステップS14/YES)、制御部310は、レンズシフトを指示する第1指示コマンド(操作信号)を生成し、生成した第1指示コマンドをプロジェクター100に送信する(ステップS15)。この第1指示コマンドには、プロジェクター100に、投射レンズ114のレンズ位置の変更を指示する指令と、停止が指示されるまで、レンズ位置の変更を継続させる指令と、ステップS13で選択した投射レンズ114の変更方向を示す情報とが含まれる。
第1指示コマンドをプロジェクター100に送信すると、制御部310は、第1の報知を実行する(ステップS16)。本実施形態では、第1の報知として、音声処理部307に、鳴音パターンや音階、リズム音等の報知音をスピーカー308から出力させ、ユーザーの聴覚に対して報知を行う。この第1の報知は、ユーザーが、ステップS12で選択されたオブジェクト画像を長押ししている間であって、後述する第2の報知が開始されるまで継続される。
プロジェクター100のWebサーバー実行部162は、第1指示コマンドを受信したか否かを判定する(ステップT8)。第1指示コマンドを受信していない場合(ステップT8/NO)、Webサーバー実行部162は、ステップT15の処理に移行する。また、Webサーバー実行部162は、第1指示コマンドを受信すると(ステップT8/YES)、投射レンズ114のレンズ移動量に関するパラメーターであるレンズ移動量パラメーターの値を変更する(ステップT9)。Webサーバー実行部162は、端末装置300から指示された投射レンズ114の変更方向に対応したレンズ移動量パラメーターの値を1ステップ変更する。
次に、Webサーバー実行部162は、変更後のレンズ移動量パラメーターの値が、事前に設定された範囲の上限値又は下限値と一致したか否かを判定する(ステップT10)。
レンズ移動量パラメーターの値が、上限値又は下限値と一致していない場合(ステップT10/NO)、Webサーバー実行部162は、投射制御部161に投射光学系駆動部123を制御させ、投射レンズ114のレンズ位置を変更させる(ステップT11)。投射レンズ114のレンズ移動量は、レンズ移動量パラメーターの1ステップに対応する距離である。そして、Webサーバー実行部162は、端末装置300からレンズ位置の変更を停止させる停止コマンドを受信したか否かを判定する(ステップT13)。停止コマンドを受信していない場合(ステップT13/NO)、Webサーバー実行部162は、ステップT9の処理に戻り、レンズ移動量パラメーターの値を1ステップ変更する。そして、制御部160は、上述したステップT9〜T13の処理を、停止コマンドを受信するまで、又はステップT10の判定で、レンズ移動量パラメーターの値が、事前に設定された範囲の上限値又は下限値と一致するまで繰り返す。
また、ステップT10の判定おいて、レンズ移動量パラメーターの値が、上限値又は下限値と一致した場合(ステップT10/YES)、Webサーバー実行部162は、投射レンズ114のレンズ位置が、変更可能な範囲の上限又は下限に達したと判定する。この場合、Webサーバー実行部162は、第1指示コマンドに対するコマンドとして、投射レンズ114のレンズ位置が上限又は下限に達したことを通知する応答コマンドを端末装置300に送信する(ステップT12)。
第1の報知として、鳴音パターンや音階、リズム等がスピーカー308から出力された状態で、端末装置300の制御部310は、長押し操作が終了したか否かを判定する(ステップS17)。制御部310は、操作入力部304からの信号の入力が停止したか否かを判定して、長押し操作の終了を判定する(ステップS17)。長押し操作が終了していないと判定した場合(ステップS17/NO)、制御部310は、応答コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS18)。応答コマンドを受信していない場合(ステップS18/NO)、制御部310は、ステップS17の判定に戻り、長押し操作が終了したか否かをさらに判定する。また、プロジェクター100から応答コマンドを受信した場合(ステップS18/YES)、制御部310は、第1の報知を停止させて第2の報知を実行する(ステップS19)。第2の報知を実行することで、投射レンズ114のレンズ位置の変更が限度(上限又は下限)に達したことがーザーに通知される。実施形態では、第2の報知として振動装置306により端末装置300を振動させ、ユーザーの触覚に対して報知を行う。制御部310は、第2の報知を事前に設定された時間行い、ステップS11の判定に戻り、ユーザーからの入力があるか否かを判定する。
また、制御部310は、ステップS17の判定において、長押し操作が終了したと判定した場合(ステップS17/YES)、プロジェクター100に、レンズ位置の変更を停止させる停止コマンドを送信する(ステップS20)。そして、制御部310は、第1の報知を停止させ(ステップS21)、ステップS11の判定に戻り、ユーザーからの入力があるか否かを判定する。
プロジェクター100のWebサーバー実行部162は、ステップT13において、端末装置300から停止コマンドを受信した場合(ステップT13/YES)、投射制御部161に、投射レンズ114のレンズ位置の変更を停止させる(ステップT14)。そして、Webサーバー実行部162は、ステップT8の判定に戻り第1指示コマンドを受信したか否かを判定する。
また、ステップS14の判定において、長押し操作ではないと判定された場合(ステップS14/NO)、Webサーバー実行部162は、プロジェクター100に、第2指示コマンド(操作信号)を送信する(ステップS22)。第2指示コマンドには、プロジェクター100に、投射レンズ114のレンズ位置の変更を指示する指令と、ステップS13で選択した投射レンズ114の変更方向を示す情報とが含まれる。
Webサーバー実行部162は、ステップT8の判定が否定判定の場合(ステップT8/NO)、ステップT15の判定に移行する。Webサーバー実行部162は、ステップT15の判定では、端末装置300から第2指示コマンドを受信したか否かを判定する(ステップT15)。端末装置300から第2指示コマンドを受信していない場合(ステップT15/NO)、Webサーバー実行部162は、ステップT20の判定に移行する。また、Webサーバー実行部162は、端末装置300から第2指示コマンドを受信すると(ステップT15/YES)、レンズ移動量パラメーターの値を変更する(ステップT16)。Webサーバー実行部162は、端末装置300から指示された投射レンズ114の変更方向に対応したレンズ移動量パラメーターの値を1ステップ変更する。次に、Webサーバー実行部162は、変更後のレンズ移動量パラメーターの値が、事前に設定された範囲の上限値又は下限値と一致したか否かを判定する(ステップT17)。
レンズ移動量パラメーターの値が、上限値又は下限値と一致していない場合(ステップT17/NO)、Webサーバー実行部162は、投射制御部161に投射光学系駆動部123を制御させ、投射レンズ114のレンズ位置を変更させる(ステップT19)。投射レンズ114のレンズ移動量は、レンズ移動量パラメーターの1ステップに対応する距離である。そして、Webサーバー実行部162は、ステップT8の判定に戻る。また、レンズ移動量パラメーターの値が、上限値又は下限値と一致した場合(ステップT17/YES)、Webサーバー実行部162は、第2指示コマンドに対する応答コマンドを生成する。Webサーバー実行部162は、投射レンズ114のレンズ位置が上限又は下限に達したことを通知する応答コマンドを生成し、端末装置300に送信する(ステップT18)。そして、Webサーバー実行部162は、ステップT8の判定に戻る。
端末装置300の制御部310は、プロジェクター100に、第2指示コマンドを送信すると(ステップS22)、プロジェクター100から応答コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS23)。制御部310は、応答コマンドを受信していない場合(ステップS23/NO)、ステップS11の判定に戻る。また、プロジェクター100から応答コマンドを受信した場合(ステップS23/YES)、制御部310は、上述した第2の報知を実行する(ステップS24)。
また、端末装置300の制御部310は、ステップS12の判定においてオブジェクト画像を選択する入力ではないと判定した場合(ステップS12/NO)、受け付けた入力がログアウトの操作であるか否かを判定する(ステップS25)。受け付けた操作がログアウトの操作であると判定すると(ステップS25/YES)、制御部310は、プロジェクター100にログアウト要求を送信する(ステップS26)。また、ログアウト要求ではないと判定した場合(ステップS25/NO)、制御部310は、受け付けた操作に対応した処理を実行する(ステップS27)。
Webサーバー実行部162は、ステップT20において、ログアウト要求を受信したか否かを判定する(ステップT20)。ログアウト要求を受信していない場合(ステップT20/NO)、Webサーバー実行部162は、ステップT8の判定に移行する。また、ログアウト要求を受信した場合(ステップT20/YES)、Webサーバー実行部162は、該当するユーザーのログインを解除して(ステップT21)、このフローを終了させる。
以上詳細に説明したように本実施形態の表示システム1は、端末装置300とプロジェクター100とを備える。
端末装置300は、操作を受け付ける操作入力部304と、報知を行う報知部としての振動装置306、音声処理部307及びスピーカー308と、受け付けた操作に対応するコマンドをプロジェクター100に送信し、プロジェクター100から通知される応答コマンドを受信する移動体通信部301及び制御部310とを備える。
プロジェクター100は、画像を表示する表示部110と、端末装置300から受信したコマンドに応じてパラメーターを変更する調整部163と、変更したパラメーターに基づき投射光学系駆動部123を制御して、表示部110における画像の表示態様を調整する投射制御部161と、調整部163により変更されたパラメーターが変更可能範囲の上限又は下限に達したことを判定する判定部164と、判定部164の判定結果に基づき通知信号を端末装置300に送信するWebサーバー実行部162及び無線通信部137とを備える。
端末装置300は、移動体通信部301により通知信号を受信した場合に、報知部としての振動装置306や、音声処理部307及びスピーカー308により報知を行う。従って、プロジェクター100が表示する画像の表示態様を端末装置300により調整する場合に、端末装置300の操作性を向上させることができる。
また、プロジェクター100は、光源部111と、画像データに基づき光源部111が発する光を変調する光変調装置112と、光変調装置112で変調された光を投射する投射光学系113とを備える。また、投射光学系113は、調整部163により調整されたパラメーターに基づき光変調装置112又は投射光学系113を制御する。従って、端末装置300の操作により、光変調装置112又は投射光学系113を制御することができる。
また、投射光学系113は、投射レンズ114を備える。パラメーターは、投射レンズ114のレンズ移動量に関するパラメーターであるレンズ移動量パラメーターを含む。投射制御部161は、調整部163により調整されたレンズ移動量パラメーターに基づき、投射レンズ114のレンズ移動量を調整する。従って、端末装置300の操作により投射レンズ114のレンズ移動量を調整することができる。
また、パラメーターは、投射レンズ114のズーム量に関するパラメーターであるズーム量パラメーターを含む。投射制御部161は、調整部163により調整されたズーム量パラメーターに基づき、投射レンズ114のズーム量を調整する。従って、端末装置300の操作により、投射レンズ114のズーム量を調整することができる。
また、パラメーターは、画像データに対する画像処理に関するパラメーターである画像処理パラメーターを含む。画像処理部152は、調整部163により調整された画像処理パラメーターに基づき、画像データに対する画像処理を実行する。光変調装置112は、画像処理部152による画像処理が施された画像データに基づき光源部111が発する光を変調する。従って、端末装置300の操作により、画像の明るさや色合いを調整することができる。
また、画像処理パラメーターは、画像データに対する形状補正に関するパラメーターである形状補正パラメーターを含む。画像処理部152は、調整部163により調整された形状補正パラメーターに基づき、画像データに対する形状補正を実行する。表示部110は、画像処理部152による形状補正が施された画像データに基づく画像を表示する。従って、端末装置300の操作により、表示部110により表示される画像の形状補正を行うことができる。
また、プロジェクター100は、外部の装置が有するWebブラウザーからの要求に応じてWebページを提供するWebサーバーを有する。端末装置300は、Webブラウザーを有する。端末装置300のWebブラウザーは、プロジェクター100のWebサーバーから提供されるWebページのデータに基づき、操作入力部304で受け付けた操作に対応する操作信号を送信し、プロジェクター100から送信される通知信号に基づき報知を行う。従って、端末装置300が有するWebブラウザーを操作して、プロジェクター100が表示する画像の表示態様を調整することができる。
また、端末装置300は、報知を行う振動装置306を備える。端末装置300は、移動体通信部301により通知信号を受信した場合に、振動装置306により端末装置300を振動させる。従って、プロジェクター100は、端末装置300に通知信号を送信して、端末装置300を振動させることができる。
また、端末装置300は、報知を行うスピーカー308を備える。端末装置300は、移動体通信部301により通知信号を受信した場合に、報知音をスピーカー308により放音させる。従って、プロジェクター100は、端末装置300に通知信号を送信して、端末装置300から報知音を放音させることができる。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態を示すものであり、本発明を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、端末装置300を操作して、投射レンズ114のレンズ移動量を変更する場合を例に説明した。これ以外の例として、端末装置300の操作により、ズーム量やフォーカス量の調整、画像の明るさや色合いの調整、形状補正、歪曲収差の補正等の補正をプロジェクター100に実行させてもよい。
ズームを調整する場合、調整部163は、投射レンズ114のズーム量に関するパラメーターであるズーム量パラメーターを、端末装置300から送信される操作信号に応じて変更する。
投射制御部161は、調整部163により変更されたズーム量パラメーターに基づいて、投射レンズ114の駆動方向、及び投射レンズ114の移動量(ズーム量)を算出する。投射制御部161は、算出した駆動方向及び移動量(ズーム量)に基づいて、投射光学系駆動部123を制御する制御信号を生成し、投射光学系駆動部123に出力する。投射光学系駆動部123は、投射制御部161から入力される制御信号に基づいて、投射光学系駆動部123が有するステッピングモーターを駆動して投射レンズ114のレンズ位置を制御し、投射レンズ114のズーム量を調整する。また、フォーカス量を調整する場合、調整部163、投射制御部161及び投射光学系駆動部123が、ズーム量の調整の場合と同様に動作する。
また、画像の色合い調整や、明るさ調整を行う場合、調整部163は、画像の色合い又は明るさを調整する画像処理パラメーターを、端末装置300から送信される操作信号に応じて変更し、画像処理部152に出力する。画像処理部152は、調整部163から入力される画像処理パラメーターの値に応じて、フレームメモリー153に展開された画像データの明るさ又は色合いを調整する画像処理を行う。画像処理部152は、明るさ又は色合いを調整された画像データを表示画像データとして光変調装置駆動部122に出力する。光変調装置駆動部122は、画像処理部152から入力される表示画像データに基づいてR,G,Bの画像信号をそれぞれに生成し、生成した画像信号に基づいて液晶パネルを駆動し、各液晶パネルに画像を描画する。また、画像の明るさを調整する場合、投射制御部161が、調整部163から入力される画像処理パラメーターの値に応じて、光源部111の輝度を調整してもよい。
また、形状補正の場合、調整部163は、画像の形状を補正する形状補正パラメーターを、端末装置300から送信される操作信号に応じて変更し、画像処理部152に出力する。この形状補正パラメーターは、フレームメモリー153に展開される画像データを、フレームメモリー153の垂直方向及び水平方向の少なくとも一方に拡大又は縮小させる拡大率又は縮小率を示すパラメーターである。形状補正パラメーターは、画像処理パラメーターに含まれるパラメーターである。
画像処理部152は、調整部163から入力される形状補正パラメーターの値に応じて、フレームメモリー153に展開された画像データの形状を補正し、補正した画像データを表示画像データとして光変調装置駆動部122に出力する。光変調装置駆動部122は、画像処理部152から入力される表示画像データに基づいてR,G,Bの画像信号をそれぞれに生成し、生成した画像信号に基づいて液晶パネルを駆動し、各液晶パネルに画像を描画する。また、歪曲収差を補正する場合も、調整部163、画像処理部152及び光変調装置駆動部122は、形状補正の場合と同様に動作する。
また、上述した実施形態では、第1の報知として、スピーカー308から鳴音パターンや音階、リズム音等を放音させ、第2の報知として、振動装置306により端末装置300の筐体を振動させた。これ以外の報知の方法として、第1の報知及び第2の報知を、スピーカー308による放音とし、第1の報知と第2の報知とで鳴音パターンや音階、リズム音等を変更してもよい。また、第1の報知及び第2の報知を、振動装置306による振動とし、第1の報知と第2の報知とで振動装置306の振動強度や、振動パターンを変更してもよい。また、端末装置300にLEDを設けて、LEDの点灯又は点滅により第1の報知及び第2の報知を行うこともできる。例えば、第1の報知と、第2の報知とでLEDの点滅パターンを変更してもよい。さらに、LEDの点灯又は点滅と、振動装置306の振動又はスピーカー308による放音とを組み合わせて、第1の報知及び第2の報知の少なくとも一方を行ってもよい。
また、上述した実施形態では、端末装置300の制御部310がWebブラウザーを実行し、プロジェクター100は、Webブラウザーの要求に応じてWebページを提供するWebサーバーを実行することで図4〜図6に示す処理を行った。この他に、端末装置300に専用のアプケーションプログラムをインストールし、端末装置300の制御部310に、このアプケーションプログラムを実行させ、端末装置300の処理を実現させてもよい。この場合、端末装置300とプロジェクター100とを、無線LAN、Bluetooth、UWB、赤外線通信等の近距離無線通信方式、又は移動体通信回線を利用した無線通信方式によりデータ通信可能に接続するとよい。端末装置300は、アプケーションプログラムを実行し、操作入力部304で受け付けた操作に対応した操作信号をプロジェクター100に送信する。プロジェクター100は、端末装置300から送信される操作信号を受信し、受信した操作信号に応じてパラメーターを変更し、変更したパラメーターに基づき表示部110により表示される画像の表示態様を調整する。また、プロジェクター100は、変更されたパラメーターが変更可能範囲の上限又は下限に達したと判定する場合には、通知信号を端末装置300に送信する。
また、本発明の表示装置は、透過型液晶パネルを用いた液晶プロジェクターとして説明したが、反射型の液晶パネルやデジタルミラーデバイスを用いたプロジェクターであってもよい。また、表示装置は、スクリーンSCに画像を投射するプロジェクターに限定されない。例えば、表示装置は、液晶表示パネルに画像を表示する液晶モニター若しくは液晶テレビ、又はPDP(プラズマディスプレイパネル)に画像を表示するモニター装置若しくはテレビ受像機、又はOLED(Organic light-emitting diode)やOEL(Organic Electro-Luminescence)等と呼ばれる有機EL表示パネルに画像を表示するモニター装置若しくはテレビ受像機等の自発光型の表示装置など、各種の表示装置も本発明の表示装置に含まれる。
また、図2に示すプロジェクター100及び端末装置300の各機能部は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。従って、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
また、上述の実施形態では、レンズ移動量パラメーターは、投射レンズ114が所定の基準位置から投射方向に直交する方向へ移動した後の移動方向及び移動量を示すとして説明したが、レンズ移動量パラメーターは、この例に限定されない。
1…表示システム、100…プロジェクター、110…表示部、111…光源部(光源)、112…光変調装置(変調部)、113…投射光学系(光学部)、114…投射レンズ、123…投射光学系駆動部(処理部)、137…無線通信部、152…画像処理部(処理部)、153…フレームメモリー、160…制御部(通知送信部)、161…投射制御部(処理部)、162…Webサーバー実行部(通知送信部)、163…調整部、164…判定部、165…認証部、166…セッション管理部、170…記憶部、200…画像供給装置、300…端末装置、301…移動体通信部(送信部、通知受信部)、302…表示部、303…表示パネル、304…操作入力部(操作部)、305…記憶部、306…振動装置(報知部)、307…音声処理部(報知部)、308…スピーカー(報知部)、309…マイク、310…制御部(送信部、通知受信部)。

Claims (11)

  1. 端末装置と表示装置とを備える表示システムであって、
    前記端末装置は、
    操作を受け付ける操作部と、
    報知を行う報知部と、
    前記操作部で受け付けた操作に対応する操作信号を前記表示装置に送信する送信部と、
    前記表示装置から送信される通知信号を受信する通知受信部と、を備え、
    前記表示装置は、
    画像を表示する表示部と、
    前記端末装置から受信した前記操作信号に応じてパラメーターを変更する調整部と、
    変更した前記パラメーターに基づき前記表示部における画像の表示態様を調整する処理部と、
    前記調整部により変更された前記パラメーターが変更可能範囲の上限又は下限に達したことを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に基づき前記通知信号を前記端末装置に送信する通知送信部と、を備え、
    前記端末装置は、前記通知受信部により前記通知信号を受信した場合に、前記報知部により報知を行う、ことを特徴とする表示システム。
  2. 前記表示装置は、光源と、画像データに基づき前記光源が発する光を変調する変調部と、前記変調部で変調された光を投射する光学部と、を備えるプロジェクターであり、
    前記処理部は、前記調整部により調整された前記パラメーターに基づき前記変調部又は前記光学部を制御する、ことを特徴とする請求項1記載の表示システム。
  3. 前記光学部は、投射レンズを有し、
    前記パラメーターは、前記投射レンズのレンズ移動量に関するパラメーターであるレンズ移動量パラメーターを含み、
    前記処理部は、前記調整部により調整された前記レンズ移動量パラメーターに基づき、前記投射レンズのレンズ移動量を調整する、ことを特徴とする請求項2記載の表示システム。
  4. 前記光学部は、投射レンズを有し、
    前記パラメーターは、前記投射レンズのズーム量に関するパラメーターであるズーム量パラメーターを含み、
    前記処理部は、前記調整部により調整された前記ズーム量パラメーターに基づき、前記投射レンズのズーム量を調整する、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の表示システム。
  5. 前記パラメーターは、前記画像データに対する画像処理に関するパラメーターである画像処理パラメーターを含み、
    前記処理部は、前記調整部により調整された前記画像処理パラメーターに基づき、前記画像データに対する画像処理を実行し、
    前記変調部は、前記処理部による画像処理が施された前記画像データに基づき前記光源が発する光を変調する、ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の表示システム。
  6. 前記画像処理パラメーターは、前記画像データに対する形状補正に関するパラメーターである形状補正パラメーターを含み、
    前記処理部は、前記調整部により調整された前記形状補正パラメーターに基づき、前記画像データに対する形状補正を実行し、
    前記表示部は、前記処理部による形状補正が施された前記画像データに基づく画像を表示する、ことを特徴とする請求項5記載の表示システム。
  7. 前記表示装置は、外部の装置が有するWebブラウザーの要求に応じてWebページを提供するWebサーバーを有し、
    前記端末装置は、前記Webブラウザーを有し、
    前記端末装置が有する前記Webブラウザーは、前記表示装置の前記Webサーバーから提供されるWebページのデータに基づき、前記操作部で受け付けた操作に対応する操作信号を送信し、前記表示装置から送信される前記通知信号に基づき報知を行う、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の表示システム。
  8. 前記端末装置は、前記報知部として振動装置を備え、
    前記通知受信部により前記通知信号を受信した場合に、前記振動装置により前記端末装置を振動させる、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の表示システム。
  9. 前記端末装置は、前記報知部としてスピーカーを備え、
    前記通知受信部により前記通知信号を受信した場合に、報知音を前記スピーカーにより放音させる、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の表示システム。
  10. 操作を受け付ける操作部と、
    報知を行う報知部と、
    画像を表示する表示装置に、前記操作部で受け付けた操作に対応する操作信号を送信する送信部と、
    前記表示装置から送信される通知信号を受信する通知受信部と、を備え、
    前記通知受信部により前記通知信号を受信した場合に、前記報知部により報知を行う、ことを特徴とする端末装置。
  11. 端末装置と表示装置とを備える表示システムの制御方法であって、
    前記端末装置において、前記端末装置が備える操作部により操作を受け付けるステップと、
    受け付けた前記操作に対応する操作信号を前記表示装置に送信するステップと、を有し、
    前記表示装置において、前記操作信号に応じて、パラメーターを変更するステップと、
    変更した前記パラメーターに基づき、前記表示装置が表示部により表示する画像の表示態様を調整するステップと、
    変更された前記パラメーターが変更可能範囲の上限又は下限に達したことを判定するステップと、
    前記判定するステップの判定結果に基づき、通知信号を前記端末装置に送信するステップと、を有し、
    前記端末装置において、前記表示装置から前記通知信号を受信した場合に、前記端末装置の備える報知部により報知を行うステップを有することを特徴とする表示システムの制御方法。
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