JP2023079270A - 制御方法及び表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のプロジェクターを用いて画像を表示する場合に、各プロジェクターの調整作業の作業性を向上させる。【解決手段】制御方法は、第1のプロジェクターが、第1の指示に関する入力を受け付けることと、第1のプロジェクターが、第1の指示に対応する指示パターンを表示することと、第2のプロジェクターが、指示パターンを含む画像を取得することと、前記第2のプロジェクターが、指示パターンに対応する動作を行うことと、を含み、指示パターンは、第1の形と、第1の指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形を含む。【選択図】図10
Description
本発明は、制御方法及び表示システムに関する。
特許文献1には、先に画像投影を行っているプロジェクターが投影位置情報伝達パターン及びタイリング番号伝達パターンを表示し、新たにタイリングに加わる別のプロジェクターが、各パターンを撮像することで得られた撮像情報に基づいて、自機の投影画像の表示情報を加工する加工パラメーターを生成する技術が開示されている。
特許文献1の技術は、複数のプロジェクターの設置及び調整が行われた後にタイリングに必要なパターンを表示する技術であるが、各プロジェクターの調整が完了するまで、ユーザーは対象のプロジェクターに近づいて1台ずつ調整に必要な操作を行う必要があるため、調整作業が煩雑である。
本発明の一つの態様の制御方法は、第1のプロジェクターが、第1の指示に関する入力を受け付けることと、前記第1のプロジェクターが、前記第1の指示に対応する指示パターンを表示することと、第2のプロジェクターが、前記指示パターンを含む画像を取得することと、前記第2のプロジェクターが、前記指示パターンに対応する動作を行うことと、を含み、前記指示パターンは、第1の形と、前記第1の指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形を含む。
本発明の一つの態様の表示システムは、指示に関する入力を受け付ける入力装置と、画像光を生成する少なくとも1つの画像生成パネルと、前記画像光を投射面に投射する投射光学系と、前記画像生成パネルを制御することによって、前記指示に対応する指示パターンを前記投射面に表示する少なくとも1つの第1のプロセッサーと、を備える第1のプロジェクターと、前記投射面を撮像するカメラと、前記カメラを制御する少なくとも1つの第2のプロセッサーと、を備え、前記少なくとも1つの第2のプロセッサーは、前記指示に対応する前記指示パターンを含む画像を前記カメラから取得することと、前記指示パターンに対応する動作を行うことと、を実行する第2のプロジェクターと、を含み、前記指示パターンは、第1の形と、前記指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形を含む。
以下、本開示の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1は、本実施形態における表示システムを模式的に示す図である。図1に示すように、本実施形態の表示システムは、第1のプロジェクター10Aと、第2のプロジェクター10Bと、を備える。第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bは、それぞれ、投射面200に画像光を投射することにより、投射面200に画像を表示する。投射面200は、専用のプロジェクタースクリーンでもよいし、或いは、壁面などでもよい。
第1のプロジェクター10Aは、第1の画像光LAを投射面200に投射することにより、第1の画像100Aを投射面200に表示する。第1のプロジェクター10Aは、投射面200を撮像する第1のカメラ13Aを備える。第2のプロジェクター10Bは、第2の画像光LBを投射面200に投射することにより、第2の画像100Bを投射面200に表示する。第2のプロジェクター10Bは、投射面200を撮像する第2のカメラ13Bを備える。
なお、図1では、投射面200において第1の画像100Aと第2の画像100Bとが横方向に隣り合うように表示される例を示しているが、第1の画像100Aと第2の画像100Bとの位置関係は、図1の例に限定されない。
以下、図2を参照しながら、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bの構成について説明するが、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bの構成は同じである。そのため、以下では、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bを「プロジェクター10」と総称し、プロジェクター10の構成について説明する。
図2は、本実施形態におけるプロジェクター10の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、プロジェクター10は、少なくとも1つの画像生成パネル11と、投射光学系12と、カメラ13と、映像入力インターフェース14と、操作部15と、受光部16と、スピーカー17と、メモリー18と、少なくとも1つのプロセッサー19と、を備える。
画像生成パネル11は、画像を表す画像光Lを生成して出射する。画像生成パネル11は、例えばOLED(Organic Light Emitting Diode)パネル、或いはμLED(Micro Light Emitting Diode)パネルなどの自発光型電気光学装置、または液晶パネル、DMD(Digital Micromirror Device)などの非自発光型電気光学装置である。画像生成パネル11は、マトリクス状に配置された複数の画素を有し、複数の画素のそれぞれは、赤色光、緑色光及び青色光のいずれかの可視光を出射する。プロセッサー19によって画素ごとに各色光の出射光量が制御されることにより、画像生成パネル11から画像光Lが投射光学系12に出射される。
以下の説明では、第1のプロジェクター10Aが備える画像生成パネル11を「第1の画像生成パネル11A」と呼称し、第2のプロジェクター10Bが備える画像生成パネル11を「第2の画像生成パネル11B」と呼称する場合がある。第1のプロジェクター10Aの第1の画像生成パネル11Aから出射される画像光Lが、第1の画像光LAである。第2のプロジェクター10Bの第2の画像生成パネル11Bから出射される画像光Lが、第2の画像光LBである。
投射光学系12は、レンズなどの複数の光学素子から構成されており、画像生成パネル11から出射される画像光Lを投射面200に拡大投射する。画像生成パネル11から出射された画像光Lが、投射光学系12によって投射面200に拡大投射されることにより、ユーザーによって視認可能なカラー画像が投射面200に表示される。投射光学系12には、レンズシフト、レンズフォーカス及びレンズズームなどのパラメーターを調節できる機構が設けられており、それらの機構がプロセッサー19によって制御されることにより、投射光学系12におけるレンズシフト、レンズフォーカス及びレンズズームなどのパラメーターが調節される。
以下の説明では、第1のプロジェクター10Aが備える投射光学系12を「第1の投射光学系12A」と呼称し、第2のプロジェクター10Bが備える投射光学系12を「第2の投射光学系12B」と呼称する場合がある。第1の画像生成パネル11Aから出射された第1の画像光LAが、第1の投射光学系12Aによって投射面200に拡大投射されることにより、ユーザーによって視認可能な第1の画像100Aが投射面200に表示される。第2の画像生成パネル11Bから出射された第2の画像光LBが、第2の投射光学系12Bによって投射面200に拡大投射されることにより、ユーザーによって視認可能な第2の画像100Bが投射面200に表示される。
カメラ13は、プロセッサー19からの指示に従って投射面200を撮像し、投射面200の画像を表す画像データをプロセッサー19に出力する。以下の説明では、第1のプロジェクター10Aが備えるカメラ13を「第1のカメラ13A」と呼称し、第2のプロジェクター10Bが備えるカメラ13を「第2のカメラ13B」と呼称する場合がある。
映像入力インターフェース14は、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface:登録商標)、及びDVI(Digital Visual Interface)などの複数の映像伝送規格をサポートするインターフェースである。具体的には、プロジェクター10にはHDMI端子及びDVI端子などの映像入力端子が設けられており、映像入力インターフェース14は、これらの映像入力端子を介して入力される映像信号を、プロセッサー19が処理可能な信号に変換してプロセッサー19に出力する。なお、映像信号には、画像信号、音声信号、及び制御信号などが含まれる。
映像入力インターフェース14は、プロセッサー19からの指示に従って入力ソースを切り替える。例えば、映像入力インターフェース14は、プロセッサー19から入力ソースをHDMI端子へ切り替える指示を受けた場合、HDMI端子を介して入力される映像信号を、プロセッサー19が処理可能な信号に変換してプロセッサー19に出力する。また、映像入力インターフェース14は、プロセッサー19から入力ソースをDVI端子へ切り替える指示を受けた場合、DVI端子を介して入力される映像信号を、プロセッサー19が処理可能な信号に変換してプロセッサー19に出力する。
以下の説明では、第1のプロジェクター10Aが備える映像入力インターフェース14を「第1の映像入力インターフェース14A」と呼称し、第2のプロジェクター10Bが備える映像入力インターフェース14を「第2の映像入力インターフェース14B」と呼称する場合がある。
操作部15は、プロジェクター10に設けられた複数の操作キーから構成される。例えば、操作キーは、電源キー、メニュー呼び出しキー、十字キー、決定キー、および音量調整キーなどを含む。操作キーは、ハードウェアキーでもよいし、或いはタッチパネルに表示されるソフトウェアキーでもよい。操作部15は、各操作キーがユーザーによって操作されることで生じる電気信号を操作信号としてプロセッサー19に出力する。以下の説明では、第1のプロジェクター10Aが備える操作部15を「第1の操作部15A」と呼称し、第2のプロジェクター10Bが備える操作部15を「第2の操作部15B」と呼称する場合がある。操作部15は、入力装置の一例である。
受光部16は、プロジェクター10のリモートコントローラー(図示省略)から送信される赤外光を受光して電気信号に変換する光電変換回路を含む。受光部16は、赤外光の光電変換によって得られた電気信号をリモート操作信号としてプロセッサー19に出力する。リモートコントローラーには、操作部15と同様に複数の操作キーが設けられている。リモートコントローラーは、リモートコントローラーに設けられた各操作キーがユーザーによって操作されることで生じる電気信号を赤外光に変換してプロジェクター10に送信する。つまり、受光部16から出力されるリモート操作信号は、リモートコントローラーの各操作キーがユーザーによって操作されることで生じる電気信号と実質的に同じである。受光部16は、入力装置の一例である。なお、リモートコントローラーが、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って電波信号を送信する場合、受光器16の代わりに、電波信号を受信する受信装置を設けてもよい。
以下の説明では、第1のプロジェクター10Aが備える受光部16を「第1の受光部16A」と呼称し、第2のプロジェクター10Bが備える受光部16を「第2の受光部16B」と呼称する場合がある。
以下の説明では、第1のプロジェクター10Aが備える受光部16を「第1の受光部16A」と呼称し、第2のプロジェクター10Bが備える受光部16を「第2の受光部16B」と呼称する場合がある。
スピーカー17は、プロセッサー19によって制御されることにより、所定の音量を有する音声を出力する。以下の説明では、第1のプロジェクター10Aが備えるスピーカー17を「第1のスピーカー17A」と呼称し、第2のプロジェクター10Bが備えるスピーカー17を「第2のスピーカー17B」と呼称する場合がある。
メモリー18は、プロセッサー19に各種処理を実行させるのに必要なプログラム、および各種設定データなどを記憶する不揮発性メモリーと、プロセッサー19が各種処理を実行する際にデータの一時保存先として使用される揮発性メモリーとを含む。不揮発性メモリーは、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)又はフラッシュメモリーなどである。揮発性メモリーは、例えばRAM(Random Access Memory)などである。
以下の説明では、第1のプロジェクター10Aが備えるメモリー18を「第1のメモリー18A」と呼称し、第2のプロジェクター10Bが備えるメモリー18を「第2のメモリー18B」と呼称する場合がある。
以下の説明では、第1のプロジェクター10Aが備えるメモリー18を「第1のメモリー18A」と呼称し、第2のプロジェクター10Bが備えるメモリー18を「第2のメモリー18B」と呼称する場合がある。
プロセッサー19は、メモリー18に予め記憶されたプログラムに従ってプロジェクター10の全体動作を制御する演算処理装置である。具体的には、プロセッサー19は、操作部15から出力される操作信号および受光部16から出力されるリモート操作信号に基づいて、画像生成パネル11、投射光学系12、カメラ13、映像入力インターフェース14、およびスピーカー17を制御する。プロジェクター10は、必要に応じて複数のプロセッサーを備えていてもよい。
以下の説明では、第1のプロジェクター10Aが備えるプロセッサー19を「第1のプロセッサー19A」と呼称し、第2のプロジェクター10Bが備えるプロセッサー19を「第2のプロセッサー19B」と呼称する場合がある。
以下の説明では、第1のプロジェクター10Aが備えるプロセッサー19を「第1のプロセッサー19A」と呼称し、第2のプロジェクター10Bが備えるプロセッサー19を「第2のプロセッサー19B」と呼称する場合がある。
第1のプロジェクター10Aの第1のプロセッサー19Aと、第2のプロジェクター10Bの第2のプロセッサー19Bとは、それぞれ、カメラコントロールモードが「有効」に設定されている場合に、第1のメモリー18A及び第2のメモリー18Bからプログラムを読みだして実行することにより、図3、図4及び図5の各フローチャートで示される各処理を実行する。以下の説明では、カメラコントロールモードを「CCモード」と略称する。CCモードは、デフォルトとして「有効」に設定されていてもよいし、或いは、ユーザーがリモートコントローラー等を操作することより、任意のタイミングで「有効」に設定されてもよい。図3は、CCモード時にプロセッサー19が実行する処理を示す第1のフローチャートである。図4は、CCモード時にプロセッサー19が実行する処理を示す第2のフローチャートである。図5は、CCモード時にプロセッサー19が実行する処理を示す第3のフローチャートである。
本実施形態の制御方法は、プロセッサー19がCCモードの処理を実行することにより実現される。本実施形態の制御方法は、第1のプロジェクター10Aが、第1の指示に関する入力を受け付けることと、第1のプロジェクター10Aが、第1の指示に対応する指示パターンを表示することと、第2のプロジェクター10Bが、指示パターンを含む画像を取得することと、第2のプロジェクター10Bが、指示パターンに対応する動作を行うことと、を含む。指示パターンの詳細については後述する。
図3に示すように、第1のプロジェクター10Aの第1のプロセッサー19Aと、第2のプロジェクター10Bの第2のプロセッサー19Bとは、それぞれ、自機が送信機器として設定されているか、或いは受信機器として設定されているかを判定する(ステップS1)。なお、第1のプロジェクター10A及び第2のプロジェクター10Bは、ユーザーがリモートコントローラー等を操作することより、送信機器及び受信機器のいずれか一方の機器に予め設定されている。
本実施形態では、第1のプロジェクター10Aが送信機器として設定されており、第2のプロジェクター10Bが受信機器として設定されている場合を想定する。この場合、第1のプロセッサー19Aは、自機が送信機器として設定されていると判定して図3に示すステップS2に移行する。一方、第2のプロセッサー19Bは、自機が受信機器として設定されていると判定して図4に示すステップS11に移行する。
図3に示すように、第1のプロセッサー19Aは、自機が送信機器として設定されていると判定した後、指示入力モードはリモートコントロールモードであるか、或いはリストモードであるかを判定する(ステップS2)。本実施形態において、リモートコントロールモードは、第1のモードに対応し、リストモードは、第1のモードとは異なる第2のモードに対応する。以下の説明では、リモートコントロールモードを「RCモード」と略称する。なお、第1のプロジェクター10Aの指示入力モードは、ユーザーがリモートコントローラー等を操作することより、RCモード或いはリストモードに設定される。
第1のプロセッサー19Aは、ステップS2において指示入力モードがRCモードであると判定した場合、図3に示すステップS3に移行する。一方、第1のプロセッサー19Aは、ステップS2において指示入力モードがリストモードであると判定した場合、図5に示すステップS21に移行する。以下では、最初にRCモードの動作について説明し、続いてリストモードの動作について説明する。
図3に示すように、第1のプロセッサー19Aは、指示入力モードがRCモードに設定されていると判定した後、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、投射面200にアクティベートパターン301を含む第1の画像100Aを表示する(ステップS3)。図6は、第1のプロジェクター10Aが、アクティベートパターン301を表示する様子を示す図である。図6に示すように、第1の画像100Aに含まれるアクティベートパターン301は、一例として緑色および円形を有する図形である。アクティベートパターン301は、第2のプロジェクター10Bに対して動作の指示を開始することを通知する指示パターンである。また、アクティベートパターン301は、第2のプロジェクター10Bに投射面200への表示を開始させる指示パターンであってもよい。
第2のプロセッサー19Bは、自機が受信機器として設定されていると判定した後、図4に示すように、第2のカメラ13Bから得られる画像データに基づいて、アクティベートパターン301を受信したか否かを判定する(ステップS11)。言い換えれば、ステップS11において、第2のプロセッサー19Bは、第2のカメラ13Bから得られる画像データに基づいて、アクティベートパターン301を含む画像を取得したか否かを判定する。
第2のプロセッサー19Bは、アクティベートパターン301を受信した場合(ステップS11:Yes)、すなわち、アクティベートパターン301を含む画像を取得した場合、第2の画像生成パネル11Bを制御することにより、アクティベートパターン301の受信に成功したことを示す成功応答パターン302を含む第2の画像100Bを投射面200に表示する(ステップS12)。図7は、第2のプロジェクター10Bが、アクティベートパターン301に対する成功応答パターン302を表示する様子を示す図である。図7に示すように、第2の画像100Bに含まれる成功応答パターン302は、一例として青色および円形を有する図形である。
一方、第2のプロセッサー19Bは、アクティベートパターン301を受信しなかった場合(ステップS11:No)、アクティベートパターン301を受信したと判定するまで待機する。なお、第2のプロセッサー19Bは、所定の時間内にアクティベートパターン301を受信したと判定できなかった場合、アクティベートパターン301が認識不能であることを知らせるメッセージを表示してもよい。
図3に示すように、第1のプロセッサー19Aは、アクティベートパターン301を含む第1の画像100Aを表示した後、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、成功応答パターン302を受信したか否かを判定する(ステップS4)。言い換えれば、ステップS4において、第1のプロセッサー19Aは、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、成功応答パターン302を含む画像を取得したか否かを判定する。
第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン302を受信した場合(ステップS4:Yes)、第1の受光部16Aから入力されるリモート操作信号に基づいて第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、リモートコントローラーの操作キーを介して入力された第1の指示に対応する指示パターンを含む第1の画像100Aを表示する(ステップS5)。なお、第1のプロジェクター10Aの第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン302を受信した後に、リモートコントローラーを操作して第1の指示を入力するようにユーザーに促すメッセージを含む第1の画像100Aを表示してもよい。一方、第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン302を受信しなかった場合(ステップS4:No)、成功応答パターン302を受信したと判定するまで待機する。
図8は、複数の指示パターンの例を示す。図8に示すように、指示パターンPは、第1の形と、第1の指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形P1を含む。一例として、本実施形態における第1の図形P1の第1の形は四角形である。第1の指示とは、指示パターンPを撮像するプロジェクター10が実行する動作を指定することである。プロジェクター10の動作は、プロジェクター10が有する機能のパラメーターを指定された値に設定すること、および、設定したパラメーターに従って機能を実行することを含む。第1の図形P1の第1の色は、第1の指示によって指定された機能に応じて異なる色に設定される。第1の図形P1において、第1の形は機能を指定することを表し、第1の色は特定の機能を表すと言うこともできる。
例えば、第1の指示の内容が入力ソース切り替え機能に関連する場合、第1の図形P1の第1の色は紫色に設定される。第1の指示の内容が音量設定機能に関連する場合、第1の図形P1の第1の色は黄色に設定される。第1の指示の内容がレンズシフト設定機能に関連する場合、第1の図形P1の第1の色は青色に設定される。第1の指示の内容がレンズフォーカス設定機能に関連する場合、第1の図形P1の第1の色は緑色に設定される。第1の指示の内容がレンズズーム設定機能に関連する場合、第1の図形P1の第1の色はオレンジ色に設定される。第1の指示の内容が電源切り替え機能に関連する場合、第1の図形P1の第1の色は赤色に設定される。
指示パターンPは、第2の形および第2の色を有し、第1の図形P1とは異なる1つ又は複数の第2の図形P2をさらに含む。一例として、本実施形態における第2の図形P2の第2の形は三角形である。第2の図形P2の第2の色は、グレースケールで表現され、第1の指示の内容に対応する階調値を有する。例えば、第2の図形P2の第2の色は、第1の指示によって指定されたパラメーターの値に応じて異なる階調値に設定される。第2の図形P2において、第2の形はパラメーターを指定することを表し、第2の色はパラメーターの値を表すと言うこともできる。各階調値が表すパラメーターの値は、機能毎に定められており、例えば、テーブル形式でメモリー18に記憶されている。本実施形態におけるグレースケールとは、彩度がゼロで、任意の階調値を有する色である。なお、第2の色は、彩度がゼロより大きく、任意の階調値を有する色であってもよい。
例えば、第1の指示の内容が「入力ソースをHDMI端子に切り替える」という内容である場合、指示パターンPは、第1の色が紫色に設定された第1の図形P1と、第2の色が白色に設定された第2の図形P2とを含む。第1の指示の内容が「入力ソースをDVI端子に切り替える」という内容である場合、指示パターンPは、第1の色が紫色に設定された第1の図形P1と、第2の色が黒色に設定された第2の図形P2とを含む。第1の指示の内容が「入力ソースを無線LANに切り替える」という内容である場合、指示パターンPは、第1の色が紫色に設定された第1の図形P1と、第2の色が「無線LAN」に対応する灰色に設定された第2の図形P2とを含む。この例のように、数値ではなく項目を指定する場合には、項目名、または項目に対応する設定値がパラメーターの値に相当する。
例えば、第1の指示の内容が「音量を「10」に設定する」という内容である場合、指示パターンPは、第1の色が黄色に設定された第1の図形P1と、第2の色が音量「10」に対応する階調値に設定された第2の図形P2とを含む。音量が「50」の場合は、指示パターンPは、音量が「50」に対応する、音量「10」の場合の第2の色よりも濃い色の階調値に第2の色が設定された第2の図形P2を含む。第1の指示の内容が「音量をミュートに設定する」という内容である場合、指示パターンPは、第1の色が黄色に設定された第1の図形P1と、第2の色が黒色に設定された第2の図形P2とを含む。以下、レンズシフト設定機能、レンズフォーカス機能、レンズズーム機能についても、音量設定機能と同様に、パラメーターとして数値を指定する。考え方は同じであるため個々の具体例の説明は適宜省略するが、階調値とパラメーターの値との対応関係をプロジェクター10が特定できれば、階調値とパラメーターの値の組み合わせ方は任意である。例えば、小さい値ほど小さい階調値を割り当てる、ゼロに近いほど小さい階調値を割り当てる、等の規則に従って階調値が定められていてもよい。
例えば、第1の指示の内容が「レンズシフトを(100,200)に設定する」という内容である場合、指示パターンPは、第2の図形P2を2つ含んでいてもよい。図8では、指示パターンPは、第1の色が青色に設定された第1の図形P1と、第2の色がX軸方向のレンズシフト「100」に対応する階調値に設定された第2の図形P2と、第2の色がY軸方向のレンズシフト「200」に対応する階調値に設定された第2の図形P2とを含む。
例えば、第1の指示の内容が「レンズフォーカスを「100」に設定する」という内容である場合、指示パターンPは、第1の色が緑色に設定された第1の図形P1と、第2の色がレンズフォーカス「100」に対応する階調値に設定された第2の図形P2とを含む。第1の指示の内容が「レンズズームを「100」に設定する」という内容である場合、指示パターンPは、第1の色がオレンジ色に設定された第1の図形P1と、第2の色がレンズズーム「100」に対応する階調値に設定された第2の図形P2とを含む。
例えば、第1の指示の内容が「電源をオンに切り替える」という内容である場合、指示パターンPは、第1の色が赤色に設定された第1の図形P1と、第2の色が白色に設定された第2の図形P2とを含む。第1の指示の内容が「電源をオフに切り替える」という内容である場合、指示パターンPは、第1の色が赤色に設定された第1の図形P1と、第2の色が黒色に設定された第2の図形P2とを含む。
フローチャートの説明に戻る。例えば、図3に示すステップS5において、第1のプロセッサー19Aは、第1の受光部16Aから入力されるリモート操作信号に基づいて、リモートコントローラーの操作キーに割り当てられている単一の第1の指示の入力を受け付ける。単一の第1の指示とは、単一の機能を個別に指定する指示である。例えば、第1のプロセッサー19Aは、操作キーを介して入力された単一の第1の指示の内容が「入力ソースをHDMI端子に切り替える」という内容であると判定した場合、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、図9に示すように、第1の色が紫色に設定された第1の図形P1と、第2の色が白色に設定された第2の図形P2とを含む指示パターンPを投射面200に表示する。図9は、第1のプロジェクター10Aが、指示パターンPを表示する様子を示す図である。
第1のプロセッサー19Aが上記のようなステップS5の処理を実行することにより、本実施形態の制御方法における「第1のプロジェクター10Aが、第1の指示に関する入力を受け付けること」と、「第1のプロジェクター10Aが、第1の指示に対応する指示パターンを表示すること」とが実現される。また、上記の説明から理解されるように、本実施形態の制御方法において、入力を受け付けることは、指示入力モードがRCモード(第1のモード)である場合に、第1のプロジェクター10Aが、単一の第1の指示を指定する入力を受け付けることを含む。
図4に示すように、第2のプロセッサー19Bは、ステップS12で成功応答パターン302を表示した後、第2のカメラ13Bから得られる画像データに基づいて、指示パターンPを受信したか否かを判定する(ステップS13)。言い換えれば、ステップS13において、第2のプロセッサー19Bは、第2のカメラ13Bから得られる画像データに基づいて、指示パターンPを含む画像を取得したか否かを判定する。
第2のプロセッサー19Bは、指示パターンPを受信した場合(ステップS13:Yes)、すなわち指示パターンPを含む画像を取得した場合、取得した画像に含まれる指示パターンPに対応する動作を行う(ステップS14)。例えば、図9に示すように、第1の色が紫色に設定された第1の図形P1と、第2の色が白色に設定された第2の図形P2とを含む指示パターンPが第1のプロジェクター10Aによって表示された場合、第2のプロセッサー19Bは、第2の映像入力インターフェース14Bに対して、入力ソースをHDMI端子に切り替えるように指示する。
第2のプロセッサー19Bが上記のようなステップS14の処理を実行することにより、本実施形態の制御方法における「第2のプロジェクター10Bが、指示パターンを含む画像を取得すること」と、「第2のプロジェクター10Bが、指示パターンに対応する動作を行うこと」とが実現される。一方、第2のプロセッサー19Bは、指示パターンPを受信しなかった場合(ステップS13:No)、指示パターンPを受信したと判定するまで待機する。
第2のプロセッサー19Bは、受信した指示パターンPに対応する動作を行った後、第2の画像生成パネル11Bを制御することにより、図10に示すように、指示パターンPに対応する動作が成功したことを示す成功応答パターン303を含む第2の画像100Bを投射面200に表示する(ステップS15)。図10は、第2のプロジェクター10Bが、成功応答パターン303を表示する様子を示す図である。図10に示すように、指示パターンPに対応する動作が成功したことを示す成功応答パターン303は、一例として青色および円形を有する図形である。
また、第2のプロセッサー19Bは、指示パターンPに対応する動作が失敗した場合、ステップS15において、指示パターンPに対応する動作が失敗したことを示す失敗応答パターンを含む第2の画像100Bを投射面200に表示する。図示は省略するが、失敗応答パターンは、一例として赤色および円形を有する図形である。上記のステップS15の説明から理解されるように、本実施形態の制御方法は、第2のプロジェクター10Bが、動作を行うことの後に、動作が成功したか否かを示す応答パターンを表示することをさらに含む。上記のように、応答パターンは、動作が成功したことを示す成功応答パターン303と、動作が失敗したことを示す失敗応答パターンとを含む。
図3に示すように、第1のプロセッサー19Aは、指示パターンPを表示した後、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、成功応答パターン303を受信したか否かを判定する(ステップS6a)。言い換えれば、ステップS6aにおいて、第1のプロセッサー19Aは、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、成功応答パターン303を含む画像を取得したか否かを判定する。
第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン303を受信した場合(ステップS6a:Yes)、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、ユーザーに対する成功メッセージを含む第1の画像100Aを表示する(ステップS7a)。図11は、ユーザーに対する成功メッセージを含む第1の画像100Aの一例を示す図である。図11に示すように、成功メッセージは、指示パターンPに対応する動作が完了したことをユーザーに知らせる第1のメッセージと、引き続き指示の入力操作を行うかどうかをユーザーに問う第2のメッセージとを含む。一例として、第1のメッセージは、「HDMI端子への入力ソースの切り替えが完了しました」である。また、一例として、第2のメッセージは、「引き続き指示を入力しますか?」というメッセージと、「はい」及び「いいえ」の2つの選択肢とを含む。第1のプロセッサー19Aは、成功メッセージを表示した後、ステップS8に移行する。
第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン303を受信しなかった場合(ステップS6a:No)、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、失敗応答パターンを受信したか否かを判定する(ステップS6b)。言い換えれば、ステップS6bにおいて、第1のプロセッサー19Aは、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、失敗応答パターンを含む画像を取得したか否かを判定する。
第1のプロセッサー19Aは、失敗応答パターンを受信した場合(ステップS6b:Yes)、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、ユーザーに対する失敗メッセージを含む第1の画像100Aを表示する(ステップS7b)。図示は省略するが、失敗メッセージは、指示パターンPに対応する動作が失敗したことをユーザーに知らせる第3のメッセージと、引き続き指示の入力操作を行うかどうかをユーザーに問う第2のメッセージとを含む。一例として、第3のメッセージは、「入力ソースをHDMI端子に切り替えることができませんでした」である。失敗メッセージの第2のメッセージは、成功メッセージの第2のメッセージと同じである。第1のプロセッサー19Aは、失敗メッセージを表示した後、ステップS8に移行する。
第1のプロセッサー19Aは、失敗応答パターンを受信しなかった場合(ステップS6b:No)、すなわち第2のプロジェクター10Bによって成功応答パターン303及び失敗応答パターンのどちらも表示されなかった場合、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、ユーザーに対する機器異常メッセージを含む第1の画像100Aを表示する(ステップS7c)。図示は省略するが、機器異常メッセージは、受信機器として動作する第2のプロジェクター10Bに異常が生じたことをユーザーに知らせる第4のメッセージと、引き続き指示の入力操作を行うかどうかをユーザーに問う第2のメッセージとを含む。一例として、第4のメッセージは、「受信機器の状態を確認してください」である。機器異常メッセージの第2のメッセージは、成功メッセージの第2のメッセージと同じである。第1のプロセッサー19Aは、機器異常メッセージを表示した後、ステップS8に移行する。
第1のプロセッサー19Aは、ステップS7a、S7b及びS7cのいずれか一つを実行した後に、第1の受光部16Aから得られるリモート操作信号に基づいて、リモートコントローラーに対して指示入力を終了する操作が行われたか否かを判定する(ステップS8)。ステップS8において、第1のプロセッサー19Aは、第1の受光部16Aから得られるリモート操作信号に基づいて、成功メッセージ、失敗メッセージ及び機器異常メッセージのいずれかに含まれる「はい」及び「いいえ」の選択肢のうち、「はい」が選択されたと判定した場合、リモートコントローラーに対して指示入力を終了する操作が行われなかったと判定する。一方、第1のプロセッサー19Aは、「いいえ」が選択されたと判定した場合、リモートコントローラーに対して指示入力を終了する操作が行われたと判定する。
第1のプロセッサー19Aは、リモートコントローラーに対して指示入力を終了する操作が行われなかったと判定した場合(ステップS8:No)、ステップS3に戻り、再度、アクティベートパターン301の表示を行う。一方、第1のプロセッサー19Aは、リモートコントローラーに対して指示入力を終了する操作が行われたと判定した場合(ステップS8:Yes)、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、終了パターン304を含む第1の画像100Aを表示する(ステップS9)。図12は、第1のプロジェクター10Aが、終了パターン304を表示する様子を示す図である。図12に示すように、第1の画像100Aに含まれる終了パターン304は、一例として黒色および円形を有する図形である。
図4に示すように、第2のプロセッサー19Bは、ステップS15で成功応答パターン303又は失敗応答パターンを表示した後、第2のカメラ13Bから得られる画像データに基づいて、終了パターン304を受信したか否かを判定する(ステップS16)。言い換えれば、ステップS16において、第2のプロセッサー19Bは、第2のカメラ13Bから得られる画像データに基づいて、終了パターン304を含む画像を取得したか否かを判定する。
第2のプロセッサー19Bは、終了パターン304を受信しなかった場合(ステップS16:No)、すなわち終了パターン304を含む画像を取得しなかった場合、ステップS11に戻ってアクティベートパターン301を受信したと判定するまで待機する。一方、第2のプロセッサー19Bは、終了パターン304を受信した場合(ステップS16:Yes)、すなわち終了パターン304を含む画像を取得した場合、第2の画像生成パネル11Bを制御することにより、終了パターン304の受信に成功したことを示す成功応答パターン305を含む第2の画像100Bを表示した後、CCモードの処理を終了する(ステップS17)。図13は、第2のプロジェクター10Bが、成功応答パターン305を表示する様子を示す図である。図13に示すように、終了パターン304の受信に成功したことを示す成功応答パターン305は、一例として青色および円形を有する図形である。
図3に示すように、第1のプロセッサー19Aは、ステップS9で終了パターン304を表示した後、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、成功応答パターン305を受信したか否かを判定する(ステップS10)。言い換えれば、ステップS10において、第1のプロセッサー19Aは、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、成功応答パターン305を含む画像を取得したか否かを判定する。第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン305を受信した場合(ステップS10:Yes)、すなわち成功応答パターン305を含む画像を取得した場合、CCモードの処理を終了する。一方、第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン305を受信しなかった場合(ステップS10:No)、成功応答パターン305を受信したと判定するまで待機する。
以上のように、送信機器に設定された第1のプロジェクター10Aの第1のプロセッサー19Aは、指示入力モードがRCモードであると判定した場合、リモートコントローラーに対して指示入力を終了する操作が行われるまで、リモートコントローラーの操作キーを介して入力された単一の第1の指示に対応する指示パターンPを表示する処理を繰り返す。一方、受信機器に設定された第2のプロジェクター10Bの第2のプロセッサー19Bは、終了パターン304を受信するまで、指示パターンPを含む画像を第2のカメラ13Bから取得する処理と、指示パターンPに対応する動作を行う処理とを繰り返す。
続いて、指示入力モードがリストモードである場合の動作について説明する。第1のプロジェクター10Aの第1のプロセッサー19Aは、ステップS2において指示入力モードがリストモードであると判定した場合、図5に示すステップS21に移行する。図5に示すように、第1のプロセッサー19Aは、指示入力モードがリストモードであると判定すると、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、予め設定された指示のリストである指示リストを含む第1の画像100Aを表示する(ステップS21)。
図14は、第1のプロジェクター10Aによって表示される指示リストの一例を示す。図14に示すように、指示リストは、指示番号と、指示の内容との対応関係を示す。例えば、指示番号「1」に対応する指示内容は、「入力ソースをHDMI端子に切り替える」である。指示番号「2」に対応する指示内容は、「入力ソースをHDMI端子に切り替え、音量を「50」に設定する」である。指示番号「3」に対応する指示内容は、「レンズズームを「200」に設定し、レンズフォーカスを「100」に設定する」である。指示番号「4」に対応する指示内容は、「音量をミュートに設定し、レンズズームを「100」に設定する」である。このように、指示リストに含まれる各指示は、1つの指示だけで構成されてもよいし、複数の指示の組み合わせで構成されてもよい。
指示リストにおいて、1つの指示番号に対応する指示が、複数の指示の組み合わせで構成されている場合、指示リストは、第1の指示と、第1の指示とは異なる第2の指示とを含む第1の指示の組を含んでいてもよい。例えば、図14に示す指示リストに含まれる指示のうち、指示番号「2」に対応する指示が、第1の指示の組に対応する。この場合、指示番号「2」に対応する指示のうち、「入力ソースをHDMI端子に切り替える」という指示が第1の指示に対応し、「音量を「50」に設定する」という指示が第2の指示に対応する。さらに、指示リストは、第3の指示と、第3の指示とは異なる第4の指示とを含み、第1の指示の組とは異なる第2の指示の組を含んでいてもよい。例えば、図14に示す指示リストに含まれる指示のうち、指示番号「3」に対応する指示が、第2の指示の組に対応する。この場合、指示番号「3」に対応する指示のうち、「レンズズームを「200」に設定する」という指示が第3の指示に対応し、「レンズフォーカスを「100」に設定する」という指示が第4の指示に対応する。
上記のステップS21の説明から理解されるように、本実施形態の制御方法は、指示入力モードがRCモード(第1のモード)とは異なるリストモード(第2のモード)である場合に、指示リストを表示することをさらに含む。上記のように、指示リストは、第1の指示と、第1の指示とは異なる第2の指示とを含む第1の指示の組と、第3の指示と、第3の指示とは異なる第4の指示とを含み、第1の指示の組とは異なる第2の指示の組とを含む。なお、図14に示す指示リストの例では、1つの指示番号に対応する指示が、最大2つの指示の組み合わせで構成されているが、1つの指示番号に対応する指示が、3つ以上の指示の組み合わせで構成されていてもよい。
図5に示すように、第1のプロセッサー19Aは、ステップS21で指示リストを表示した後、指示リストから選択された指示番号に対応する指示パターンPを取得する(ステップS22)。例えば、第1のプロセッサー19Aは、第1の受光部16Aから得られるリモート操作信号に基づいて、図14に示す指示リストの指示番号「1」が選択されたと判定した場合、第1の色が紫色に設定された第1の図形P1と、第2の色が白色に設定された第2の図形P2とを含む指示パターンPを取得する(図8参照)。上記のステップS22の説明から理解されるように、本実施形態の制御方法において、入力を受け付けることは、指示リストから第1の指示の組を選択する入力を受け付けることを含む。
続いて、第1のプロセッサー19Aは、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、図6に示すように、アクティベートパターン301を含む第1の画像100Aを表示する(ステップS23)。一方、第2のプロセッサー19Bは、自機が受信機器として設定されていると判定した後、図4に示すように、第2のカメラ13Bから得られる画像データに基づいて、アクティベートパターン301を受信したか否かを判定する(ステップS11)。
第2のプロセッサー19Bは、アクティベートパターン301を受信した場合(ステップS11:Yes)、図7に示すように、第2の画像生成パネル11Bを制御することにより、アクティベートパターン301の受信に成功したことを示す成功応答パターン302を含む第2の画像100Bを投射面200に表示する(ステップS12)。一方、第2のプロセッサー19Bは、アクティベートパターン301を受信しなかった場合(ステップS11:No)、アクティベートパターン301を受信したと判定するまで待機する。なお、第2のプロセッサー19Bは、所定の時間内にアクティベートパターン301を受信したと判定できなかった場合、アクティベートパターン301が認識不能であることを知らせるメッセージを表示してもよい。
図5に示すように、第1のプロセッサー19Aは、ステップS23でアクティベートパターン301を表示した後、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、成功応答パターン302を受信したか否かを判定する(ステップS24)。第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン302を受信した場合(ステップS24:Yes)、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、指示リストから選択された指示番号に対応する指示パターンPを含む第1の画像100Aを表示する(ステップS25)。一方、第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン302を受信しなかった場合(ステップS24:No)、成功応答パターン302を受信したと判定するまで待機する。
例えば、図14に示す指示リストの指示番号「1」が選択された場合、第1のプロセッサー19Aは、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、図9に示すように、第1の色が紫色に設定された第1の図形P1と、第2の色が白色に設定された第2の図形P2とを含む指示パターンPを投射面200に表示する。
また、例えば、図14に示す指示リストの指示番号「2」が選択された場合、第1のプロセッサー19Aは、第1の色が紫色に設定された第1の図形P1と、第2の色が白色に設定された第2の図形P2とを含む指示パターンPを最初に表示した後、第1の色が黄色に設定された第1の図形P1と、第2の色が音量「50」に対応する階調値に設定された第2の図形P2とを含む指示パターンPを表示する。
図4に示すように、第2のプロセッサー19Bは、ステップS12で成功応答パターン302を表示した後、第2のカメラ13Bから得られる画像データに基づいて、指示パターンPを受信したか否かを判定する(ステップS13)。
第2のプロセッサー19Bは、指示パターンPを受信した場合(ステップS13:Yes)、取得した画像に含まれる指示パターンPに対応する動作を行う(ステップS14)。一方、第2のプロセッサー19Bは、指示パターンPを受信しなかった場合(ステップS13:No)、指示パターンPを受信したと判定するまで待機する。例えば、図9に示すように、第1の色が紫色に設定された第1の図形P1と、第2の色が白色に設定された第2の図形P2とを含む指示パターンPが第1のプロジェクター10Aによって表示された場合、ステップS14において第2のプロセッサー19Bは、第2の映像入力インターフェース14Bに対して、入力ソースをHDMI端子に切り替えるように指示する。
また、例えば、図14に示す指示リストの指示番号「2」が選択された場合には、第1の色が紫色に設定された第1の図形P1と、第2の色が白色に設定された第2の図形P2とを含む指示パターンPが最初に表示された後、第1の色が黄色に設定された第1の図形P1と、第2の色が音量「50」に対応する階調値に設定された第2の図形P2とを含む指示パターンPが表示される。この場合、ステップS14において、第2のプロセッサー19Bは、第2のカメラ13Bから取得した画像に含まれる2つの指示パターンPに対応する動作を行う。すなわち、第2のプロセッサー19Bは、最初に表示される指示パターンPに基づいて、第2の映像入力インターフェース14Bに対して、入力ソースをHDMI端子に切り替えるように指示する。また、第2のプロセッサー19Bは、次に表示される指示パターンPに基づいて、音量が「50」になるように第2のスピーカー17Bを制御する。
第2のプロセッサー19Bは、受信した指示パターンPに対応する動作を行った後、第2の画像生成パネル11Bを制御することにより、図10に示すように、指示パターンPに対応する動作が成功したことを示す成功応答パターン303を含む第2の画像100Bを投射面200に表示する(ステップS15)。また、第2のプロセッサー19Bは、指示パターンPに対応する動作が失敗した場合、ステップS15において、指示パターンPに対応する動作が失敗したことを示す失敗応答パターンを含む第2の画像100Bを投射面200に表示する。例えば、第2のプロセッサー19Bは、複数の指示パターンPに対応する動作を行う場合、複数の指示パターンPに対応する動作が全て成功したときに、成功応答パターン303を表示する。第2のプロセッサー19Bは、複数の指示パターンPのうち、少なくとも1つの指示パターンPに対応する動作が失敗したときに、失敗応答パターンを表示する。
図5に示すように、第1のプロセッサー19Aは、指示パターンPを表示した後、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、成功応答パターン303を受信したか否かを判定する(ステップS26a)。言い換えれば、ステップS26aにおいて、第1のプロセッサー19Aは、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、成功応答パターン303を含む画像を取得したか否かを判定する。
第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン303を受信した場合(ステップS26a:Yes)、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、ユーザーに対する成功メッセージを含む第1の画像100Aを表示する(ステップS27a)。図15は、ユーザーに対する成功メッセージを含む第1の画像100Aの一例を示す図である。図15に示すように、成功メッセージは、指示リストから選択された指示に対応する動作が完了したことを知らせる第5のメッセージと、引き続き指示リストから指示を選択する操作を行うかどうかをユーザーに問う第6のメッセージとを含む。一例として、第5のメッセージは、「指示リストから選択された指示に対応する動作が完了しました」である。また、一例として、第6のメッセージは、「引き続き指示リストから指示を選択しますか?」というメッセージと、「はい」及び「いいえ」の2つの選択肢とを含む。第1のプロセッサー19Aは、成功メッセージを表示した後、ステップS28に移行する。
第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン303を受信しなかった場合(ステップS26a:No)、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、失敗応答パターンを受信したか否かを判定する(ステップS26b)。言い換えれば、ステップS26bにおいて、第1のプロセッサー19Aは、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、失敗応答パターンを含む画像を取得したか否かを判定する。
第1のプロセッサー19Aは、失敗応答パターンを受信した場合(ステップS26b:Yes)、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、ユーザーに対する失敗メッセージを含む第1の画像100Aを表示する(ステップS27b)。図示は省略するが、失敗メッセージは、指示リストから選択された指示に対応する動作が失敗したことをユーザーに知らせる第7のメッセージと、引き続き指示リストから指示を選択する操作を行うかどうかをユーザーに問う第6のメッセージとを含む。一例として、第7のメッセージは、「指示リストから選択された指示に対応する動作が失敗しました」である。失敗メッセージの第6のメッセージは、成功メッセージの第6のメッセージと同じである。第1のプロセッサー19Aは、失敗メッセージを表示した後、ステップS28に移行する。
第1のプロセッサー19Aは、失敗応答パターンを受信しなかった場合(ステップS26b:No)、すなわち第2のプロジェクター10Bによって成功応答パターン303及び失敗応答パターンのどちらも表示されなかった場合、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、ユーザーに対する機器異常メッセージを含む第1の画像100Aを表示する(ステップS27c)。図示は省略するが、機器異常メッセージは、受信機器として動作する第2のプロジェクター10Bに異常が生じたことをユーザーに知らせる第8のメッセージと、引き続き指示リストから指示を選択する操作を行うかどうかをユーザーに問う第6のメッセージとを含む。一例として、第8のメッセージは、「受信機器の状態を確認してください」である。機器異常メッセージの第6のメッセージは、成功メッセージの第6のメッセージと同じである。第1のプロセッサー19Aは、機器異常メッセージを表示した後、ステップS28に移行する。
第1のプロセッサー19Aは、ステップS27a、S27b及びS27cのいずれか一つを実行した後に、第1の受光部16Aから得られるリモート操作信号に基づいて、リモートコントローラーに対して指示リストからの指示選択を終了する操作が行われたか否かを判定する(ステップS28)。ステップS28において、第1のプロセッサー19Aは、第1の受光部16Aから得られるリモート操作信号に基づいて、成功メッセージ、失敗メッセージ及び機器異常メッセージのいずれかに含まれる「はい」及び「いいえ」の選択肢のうち、「はい」が選択されたと判定した場合、リモートコントローラーに対して指示リストからの指示選択を終了する操作が行われなかったと判定する。一方、第1のプロセッサー19Aは、「いいえ」が選択されたと判定した場合、リモートコントローラーに対して指示リストからの指示選択を終了する操作が行われたと判定する。
第1のプロセッサー19Aは、リモートコントローラーに対して指示リストからの指示選択を終了する操作が行われなかったと判定した場合(ステップS28:No)、ステップS21に戻り、再度、指示リストを表示する。一方、第1のプロセッサー19Aは、リモートコントローラーに対して指示リストからの指示選択を終了する操作が行われたと判定した場合(ステップS28:Yes)、第1の画像生成パネル11Aを制御することにより、図12に示すように、終了パターン304を含む第1の画像100Aを表示する(ステップS29)。
図4に示すように、第2のプロセッサー19Bは、ステップS15で成功応答パターン303又は失敗応答パターンを表示した後、第2のカメラ13Bから得られる画像データに基づいて、終了パターン304を受信したか否かを判定する(ステップS16)。
第2のプロセッサー19Bは、終了パターン304を受信しなかった場合(ステップS16:No)、ステップS11に戻ってアクティベートパターン301を受信したと判定するまで待機する。一方、第2のプロセッサー19Bは、終了パターン304を受信した場合(ステップS16:Yes)、図13に示したように、第2の画像生成パネル11Bを制御することにより、終了パターン304の受信に成功したことを示す成功応答パターン305を含む第2の画像100Bを表示した後、CCモードの処理を終了する(ステップS17)。
図5に示すように、第1のプロセッサー19Aは、ステップS29で終了パターン304を表示した後、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、成功応答パターン305を受信したか否かを判定する(ステップS30)。言い換えれば、ステップS30において、第1のプロセッサー19Aは、第1のカメラ13Aから得られる画像データに基づいて、成功応答パターン305を含む画像を取得したか否かを判定する。第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン305を受信した場合(ステップS30:Yes)、すなわち成功応答パターン305を含む画像を取得した場合、CCモードの処理を終了する。一方、第1のプロセッサー19Aは、成功応答パターン305を受信しなかった場合(ステップS30:No)、成功応答パターン305を受信したと判定するまで待機する。
以上のように、送信機器に設定された第1のプロジェクター10Aの第1のプロセッサー19Aは、指示入力モードがリストモードであると判定した場合、リモートコントローラーに対して指示リストからの指示選択を終了する操作が行われるまで、指示リストを表示する処理と、指示リストから選択された指示に対応する指示パターンPを表示する処理とを繰り返す。一方、受信機器に設定された第2のプロジェクター10Bの第2のプロセッサー19Bは、終了パターン304を受信するまで、指示パターンPを含む画像を第2のカメラ13Bから取得する処理と、指示パターンPに対応する動作を行う処理とを繰り返す。
(実施形態の効果)
以上のように、本実施形態の制御方法は、第1のプロジェクター10Aが、第1の指示に関する入力を受け付けることと、第1のプロジェクター10Aが、第1の指示に対応する指示パターンPを表示することと、第2のプロジェクター10Bが、指示パターンPを含む画像を取得することと、第2のプロジェクター10Bが、指示パターンPに対応する動作を行うことと、を含み、指示パターンPは、第1の形と、第1の指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形P1を含む。
以上のように、本実施形態の制御方法は、第1のプロジェクター10Aが、第1の指示に関する入力を受け付けることと、第1のプロジェクター10Aが、第1の指示に対応する指示パターンPを表示することと、第2のプロジェクター10Bが、指示パターンPを含む画像を取得することと、第2のプロジェクター10Bが、指示パターンPに対応する動作を行うことと、を含み、指示パターンPは、第1の形と、第1の指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形P1を含む。
上記のように、第1のプロジェクター10Aは、第1の指示に関する入力を受け付けると、第1の指示に対応する指示パターンPを表示する。一方、第2のプロジェクター10Bは、指示パターンPを含む画像を取得すると、取得した画像に含まれる指示パターンPに対応する動作を行う。このような本実施形態によれば、複数のプロジェクター10を用いて画像を表示する場合に、ユーザーは、第1のプロジェクター10Aに対して第1の指示を入力することによって、第2のプロジェクター10Bの調整作業を行うことができる。従って、本実施形態によれば、ユーザーは、従来のように、各プロジェクター10の調整が完了するまで対象のプロジェクター10に近づいて1台ずつ調整に必要な操作を行う必要がないため、各プロジェクター10の調整作業の作業性を向上させることが可能である。また、本実施形態によれば、通信ネットワークが整備されていない環境下においても、複数のプロジェクター10の調整作業を効率良く行うことができる。
本実施形態の制御方法において、第1の形は、5個以下の頂点を有する。例えば、本実施形態では、第1の図形P1の第1の形は、4個の頂点を有する四角形である。
このように、指示パターンPに含まれる第1の図形P1を比較的単純な形にすることにより、第2のプロジェクター10Bが、指示パターンPを含む画像に基づいて、第1の図形P1を識別する際の成功率を高めることができる。
このように、指示パターンPに含まれる第1の図形P1を比較的単純な形にすることにより、第2のプロジェクター10Bが、指示パターンPを含む画像に基づいて、第1の図形P1を識別する際の成功率を高めることができる。
本実施形態の制御方法において、指示パターンPは、第2の形および第2の色を有し、第1の図形P1とは異なる1つ又は複数の第2の図形P2をさらに含む。
このように、指示パターンPが、第1の図形P1に加えて第2の図形P2を含むことにより、第1の図形P1と第2の図形P2との組み合わせによって、第2のプロジェクター10Bに実行させる動作を詳細に指定することができる。
このように、指示パターンPが、第1の図形P1に加えて第2の図形P2を含むことにより、第1の図形P1と第2の図形P2との組み合わせによって、第2のプロジェクター10Bに実行させる動作を詳細に指定することができる。
本実施形態において、第2の形は、5個以下の頂点を有する。例えば、本実施形態では、第2の図形P2の第2の形は、3個の頂点を有する三角形である。
このように、指示パターンPに含まれる第2の図形P2を比較的単純な形にすることにより、第2のプロジェクター10Bが、指示パターンPを含む画像に基づいて、第2の図形P2を識別する際の成功率を高めることができる。
このように、指示パターンPに含まれる第2の図形P2を比較的単純な形にすることにより、第2のプロジェクター10Bが、指示パターンPを含む画像に基づいて、第2の図形P2を識別する際の成功率を高めることができる。
本実施形態において、第2の色は、グレースケールで表現され、第1の指示の内容に対応する階調値を有する。
これにより、第1の図形P1と第2の図形P2との組み合わせによって、第2のプロジェクター10Bに実行させる動作をより詳細に指定することができる。
これにより、第1の図形P1と第2の図形P2との組み合わせによって、第2のプロジェクター10Bに実行させる動作をより詳細に指定することができる。
本実施形態の制御方法において、入力を受け付けることは、指示入力モードが第1のモード(RCモード)である場合に、第1のプロジェクター10Aが、単一の第1の指示を指定する入力を受け付けることを含む。
本実施形態によれば、ユーザーが実行したい機能、すなわち第2のプロジェクター10Bに実行させる動作を個別に指定できるので、プロジェクター10の調整作業の自由度が高まる。
本実施形態によれば、ユーザーが実行したい機能、すなわち第2のプロジェクター10Bに実行させる動作を個別に指定できるので、プロジェクター10の調整作業の自由度が高まる。
本実施形態の制御方法は、指示入力モードが第1のモード(RCモード)とは異なる第2のモード(リストモード)である場合に、第1の指示と、第1の指示とは異なる第2の指示とを含む第1の指示の組と、第3の指示と、第3の指示とは異なる第4の指示とを含み、第1の指示の組とは異なる第2の指示の組とを含む指示リストを表示することをさらに含み、入力を受け付けることは、指示リストから第1の指示の組を選択する入力を受け付けることを含む。
本実施形態によれば、ユーザーは、指示リストから1つの指示の組を選択することにより、第2のプロジェクター10Bに複数の動作を実行させることができるので、プロジェクター10の調整作業を簡単且つ効率良く行うことができる。
本実施形態によれば、ユーザーは、指示リストから1つの指示の組を選択することにより、第2のプロジェクター10Bに複数の動作を実行させることができるので、プロジェクター10の調整作業を簡単且つ効率良く行うことができる。
本実施形態の制御方法は、第2のプロジェクター10Bが、動作を行うことの後に、動作が成功したか否かを示す応答パターンを表示することをさらに含む。
これにより、第1のプロジェクター10Aは、第2のプロジェクター10Bが指示パターンPに対応する動作を行うことに成功したか否かを判定することができ、その判定結果に応じて適切な処理を実行することができる。
これにより、第1のプロジェクター10Aは、第2のプロジェクター10Bが指示パターンPに対応する動作を行うことに成功したか否かを判定することができ、その判定結果に応じて適切な処理を実行することができる。
本実施形態の表示システムは、指示に関する入力を受け付ける入力装置(第1の操作部15A及び第1の受光部16A)と、画像光Lを生成する少なくとも1つの画像生成パネル(第1の画像生成パネル11A)と、画像光Lを投射面200に投射する投射光学系(第1の投射光学系12A)と、画像生成パネルを制御することによって、指示に対応する指示パターンPを投射面200に表示する少なくとも1つの第1のプロセッサー19Aと、を備える第1のプロジェクター10Aと、投射面200を撮像するカメラ(第2のカメラ13B)と、カメラを制御する少なくとも1つの第2のプロセッサー19Bと、を備え、少なくとも1つの第2のプロセッサー19Bは、指示に対応する指示パターンPを含む画像をカメラから取得することと、指示パターンPに対応する動作を行うことと、を実行する第2のプロジェクター10Bと、を含み、指示パターンPは、第1の形と、指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形P1を含む。
本実施形態の表示システムによれば、本実施形態の制御方法と同様に、ユーザーは、従来のように、各プロジェクター10の調整が完了するまで対象のプロジェクター10に近づいて1台ずつ調整に必要な操作を行う必要がないため、各プロジェクター10の調整作業の作業性を向上させることが可能である。また、本実施形態の表示システムによれば、通信ネットワークが整備されていない環境下においても、複数のプロジェクター10の調整作業を効率良く行うことができる。
なお、本開示の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、指示パターンPに含まれる第1の図形P1の第1の形が四角形である形態を例示したが、第1の図形P1の第1の形は四角形に限定されない。上記実施形態では、指示パターンPに含まれる第2の図形P2の第2の形が三角形である形態を例示したが、第2の図形P2の第2の形は三角形に限定されない。第1の図形P1の第1の形および第2の図形P2の第2の形は、それぞれ、5個以下の頂点を有する形であることが好ましい。すなわち、第1の図形P1の第1の形および第2の図形P2の第2の形は、それぞれ、三角形、四角形、および五角形のいずれかであることが好ましい。第1の図形P1と第2の図形P2とは、形および色の少なくとも一方が異なることが好ましい。
上記実施形態では、指示パターンPが第1の図形P1と第2の図形P2との両方を含む形態を例示したが、第1の形と第1の色との組み合わせで指示の内容を表現できるのであれば、指示パターンPは第1の図形P1のみを含んでいてもよい。
上記実施形態では、表示システムが2台のプロジェクター10によって構成される形態を例示したが、表示システムは3台以上のプロジェクター10によって構成されてもよい。表示システムが3台以上のプロジェクター10によって構成される場合、送信機器として動作する1台のプロジェクター10は、受信機器として動作する複数のプロジェクター10を識別する必要がある。この場合、例えば、各プロジェクター10の固有番号に基づいて、各プロジェクター10に異なる識別用図形を割り当て、各プロジェクター10が指示パターンPなどを表示する際に、自機に割り当てられた識別用図形を一緒に表示することにより、3台以上のプロジェクター10が互いに識別し合うことが可能な構成としてもよい。プロジェクター10の固有番号は、例えばMAC(Media Access Control)アドレス或いは製造番号などである。
上記実施形態では、投射面200に投射される画像光Lが1つの画像生成パネル11によって生成される形態を例示したが、画像光Lは複数の画像生成パネルによって生成されてもよい。この場合、例えば、プロジェクター10は、3つの画像生成パネルと、プリズムと、を備えてもよい。3つの画像生成パネルは、赤色画像光を生成する画像生成パネルと、緑色画像光を生成する画像生成パネルと、青色画像光を生成する画像生成パネルとを含む。プリズムは、赤色画像光、緑色画像光、及び青色画像光を合成することにより、投射面200に投射される画像光Lを生成する。
本開示の一態様の制御方法は、以下の構成を有していてもよい。
本開示の一態様の制御方法は、第1のプロジェクターが、第1の指示に関する入力を受け付けることと、前記第1のプロジェクターが、前記第1の指示に対応する指示パターンを表示することと、第2のプロジェクターが、前記指示パターンを含む画像を取得することと、前記第2のプロジェクターが、前記指示パターンに対応する動作を行うことと、を含み、前記指示パターンは、第1の形と、前記第1の指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形を含む。
本開示の一態様の制御方法は、第1のプロジェクターが、第1の指示に関する入力を受け付けることと、前記第1のプロジェクターが、前記第1の指示に対応する指示パターンを表示することと、第2のプロジェクターが、前記指示パターンを含む画像を取得することと、前記第2のプロジェクターが、前記指示パターンに対応する動作を行うことと、を含み、前記指示パターンは、第1の形と、前記第1の指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形を含む。
本開示の一態様の制御方法において、前記第1の形は、5個以下の頂点を有してもよい。
本開示の一態様の制御方法において、前記指示パターンは、第2の形および第2の色を有し、前記第1の図形とは異なる1つ又は複数の第2の図形をさらに含んでいてもよい。
本開示の一態様の制御方法において、前記第2の形は、5個以下の頂点を有してもよい。
本開示の一態様の制御方法において、前記第2の色は、グレースケールで表現され、前記第1の指示の内容に対応する階調値を有してもよい。
本開示の一態様の制御方法において、前記入力を受け付けることは、指示入力モードが第1のモードである場合に、前記第1のプロジェクターが、単一の前記第1の指示を指定する入力を受け付けることを含んでいてもよい。
本開示の一態様の制御方法は、前記指示入力モードが前記第1のモードとは異なる第2のモードである場合に、前記第1の指示と、前記第1の指示とは異なる第2の指示とを含む第1の指示の組と、第3の指示と、前記第3の指示とは異なる第4の指示とを含み、前記第1の指示の組とは異なる第2の指示の組とを含む指示リストを表示することをさらに含み、前記入力を受け付けることは、前記指示リストから前記第1の指示の組を選択する入力を受け付けることを含んでいてもよい。
本開示の一態様の表示システムは、以下の構成を有していてもよい。
本開示の一態様の表示システムは、指示に関する入力を受け付ける入力装置と、画像光を生成する少なくとも1つの画像生成パネルと、前記画像光を投射面に投射する投射光学系と、前記画像生成パネルを制御することによって、前記指示に対応する指示パターンを前記投射面に表示する少なくとも1つの第1のプロセッサーと、を備える第1のプロジェクターと、前記投射面を撮像するカメラと、前記カメラを制御する少なくとも1つの第2のプロセッサーと、を備え、前記少なくとも1つの第2のプロセッサーは、前記指示に対応する前記指示パターンを含む画像を前記カメラから取得することと、前記指示パターンに対応する動作を行うことと、を実行する第2のプロジェクターと、を含み、前記指示パターンは、第1の形と、前記指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形を含む。
本開示の一態様の表示システムは、指示に関する入力を受け付ける入力装置と、画像光を生成する少なくとも1つの画像生成パネルと、前記画像光を投射面に投射する投射光学系と、前記画像生成パネルを制御することによって、前記指示に対応する指示パターンを前記投射面に表示する少なくとも1つの第1のプロセッサーと、を備える第1のプロジェクターと、前記投射面を撮像するカメラと、前記カメラを制御する少なくとも1つの第2のプロセッサーと、を備え、前記少なくとも1つの第2のプロセッサーは、前記指示に対応する前記指示パターンを含む画像を前記カメラから取得することと、前記指示パターンに対応する動作を行うことと、を実行する第2のプロジェクターと、を含み、前記指示パターンは、第1の形と、前記指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形を含む。
10…プロジェクター、10A…第1のプロジェクター、10B…第2のプロジェクター、11…画像生成パネル、11A…第1の画像生成パネル、11B…第2の画像生成パネル、12…投射光学系、12A…第1の投射光学系、12B…第2の投射光学系、13…カメラ、13A…第1のカメラ、13B…第2のカメラ、19…プロセッサー、19A…第1のプロセッサー、19B…第2のプロセッサー、100A…第1の画像、100B…第2の画像、200…投射面、P…指示パターン、P1…第1の図形、P2…第2の図形、L…画像光、LA…第1の画像光、LB…第2の画像光
Claims (9)
- 第1のプロジェクターが、第1の指示に関する入力を受け付けることと、
前記第1のプロジェクターが、前記第1の指示に対応する指示パターンを表示することと、
第2のプロジェクターが、前記指示パターンを含む画像を取得することと、
前記第2のプロジェクターが、前記指示パターンに対応する動作を行うことと、
を含み、
前記指示パターンは、第1の形と、前記第1の指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形を含む、
制御方法。 - 前記第1の形は、5個以下の頂点を有する、
請求項1に記載の制御方法。 - 前記指示パターンは、第2の形および第2の色を有し、前記第1の図形とは異なる1つ又は複数の第2の図形をさらに含む、
請求項1または2に記載の制御方法。 - 前記第2の形は、5個以下の頂点を有する、
請求項3に記載の制御方法。 - 前記第2の色は、グレースケールで表現され、前記第1の指示の内容に対応する階調値を有する、
請求項3または4に記載の制御方法。 - 前記入力を受け付けることは、指示入力モードが第1のモードである場合に、前記第1のプロジェクターが、単一の前記第1の指示を指定する入力を受け付けることを含む、
請求項1から5のいずれか一項に記載の制御方法。 - 前記指示入力モードが前記第1のモードとは異なる第2のモードである場合に、前記第1の指示と、前記第1の指示とは異なる第2の指示とを含む第1の指示の組と、第3の指示と、前記第3の指示とは異なる第4の指示とを含み、前記第1の指示の組とは異なる第2の指示の組とを含む指示リストを表示することをさらに含み、
前記入力を受け付けることは、前記指示リストから前記第1の指示の組を選択する入力を受け付けることを含む、
請求項6に記載の制御方法。 - 前記第2のプロジェクターが、前記動作を行うことの後に、前記動作が成功したか否かを示す応答パターンを表示することをさらに含む、
請求項1から7のいずれか一項に記載の制御方法。 - 指示に関する入力を受け付ける入力装置と、
画像光を生成する少なくとも1つの画像生成パネルと、
前記画像光を投射面に投射する投射光学系と、
前記画像生成パネルを制御することによって、前記指示に対応する指示パターンを前記投射面に表示する少なくとも1つの第1のプロセッサーと、
を備える第1のプロジェクターと、
前記投射面を撮像するカメラと、
前記カメラを制御する少なくとも1つの第2のプロセッサーと、
を備え、
前記少なくとも1つの第2のプロセッサーは、
前記指示に対応する前記指示パターンを含む画像を前記カメラから取得することと、
前記指示パターンに対応する動作を行うことと、
を実行する第2のプロジェクターと、
を含み、
前記指示パターンは、第1の形と、前記指示の内容に対応する第1の色とを有する第1の図形を含む、
表示システム。
Priority Applications (2)
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Family Applications (1)
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2021
- 2021-11-29 JP JP2021192652A patent/JP2023079270A/ja active Pending
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2022
- 2022-11-29 US US18/070,595 patent/US20230171386A1/en active Pending
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