JP2022099487A - 画像表示システム、画像表示システムの制御方法、及び、表示装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】拡張画面モードの場合においても、投射画像における指示位置の操作が適切に実行され得る画像表示システムを提供すること。【解決手段】画像供給装置は、第1画像に含まれる第2画像を表示する表示部と、第1画像に含まれ第2画像とは異なる第3画像に基づく画像信号を送信する第1通信部とを有し、表示装置は、受信した画像信号に基づく第4画像を表示する表示部と、第4画像に対する指示体による指示位置を検出する検出部と、検出された指示位置について第4画像上の位置を表す第4画像の座標系における第1座標を特定する特定部と、第2画像の解像度を示す第1情報と、画像供給装置における第2画像に対する第3画像の位置を示す第2情報を取得する取得部と、第1情報及び第2情報に基づいて、第1座標を第1画像上の位置を表す第1画像の座標系における第2座標に変換する演算部と、第2座標を画像供給装置に送信する第2通信部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示システム、当該画像表示システムの制御方法、及び、表示装置の制御方法に関する。
PC(Personal Computer)の画面をスクリーンに投射し、投射された画像に対して、電子ペンやユーザーの指などの指示体を用いて各種指示を入力するインタラクティブ機能を備えたプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターによれば、指示体を用いて投射画像に重ねて文字を描画したり、投射画像内に表示されているアイコンを指定することで、当該アイコンに紐付けされた動作を実行することができる。
例えば、特許文献1には、インタラクティブ機能を備えたプロジェクターと、当該プロジェクターに接続されたPCとからなる表示システムが開示されている。当該表示システムによれば、プロジェクターの投射画像において指示体により行われる操作指示位置の情報をPCへ送信することにより、PCにおいてマウス操作として認識することができる。
特開2016-105264号公報
しかしながら、特許文献1の表示システムでは、PCにおいて認識された指示位置が、投射画像での指示位置とずれてしまうことがあった。詳しくは、PCのディスプレイ設定が拡張画面モードに設定されていた場合、プロジェクターの投射画像における指示位置と、PCの拡張画面上での位置とが対応していないため、PCにおいて認識された指示位置がずれてしまうという課題があった。
つまり、PCが拡張画面モードの場合においても、投射画像における指示位置の操作が適切に実行され得る画像表示システムが求められていた。
本願に係る画像表示システムの制御方法によれば、画像供給装置は、第1画像に含まれる第2画像を表示し、前記第1画像に含まれ前記第2画像とは異なる第3画像に基づく画像信号を表示装置に送信し、前記表示装置は、前記画像信号に基づく第4画像を表示し、前記第4画像に対する指示体による指示位置を検出し、前記指示位置について前記第4画像上の位置を表す前記第4画像の座標系における第1座標を特定し、前記第2画像の解像度を示す第1情報と、前記画像供給装置における、前記第2画像に対する前記第3画像の位置を示す第2情報を取得し、前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記第1座標を、前記第1画像上の位置を表す前記第1画像の座標系における第2座標に変換し、前記第2座標を前記画像供給装置に送信し、前記画像供給装置は、前記表示装置から前記第2座標を受信した場合に、前記第2座標に基づく処理を実行する。
本願に係る画像表示システムは、画像供給装置と、前記画像供給装置との間で双方向に通信可能に設けられた表示装置とを含む画像表示システムであって、前記画像供給装置は、第1画像に含まれる第2画像を表示する表示部と、前記第1画像に含まれ前記第2画像とは異なる第3画像に基づく画像信号を送信する第1通信部とを、有し、前記表示装置は、受信した前記画像信号に基づく第4画像を表示する表示部と、前記第4画像に対する指示体による指示位置を検出する検出部と、検出された前記指示位置について前記第4画像上の位置を表す前記第4画像の座標系における第1座標を特定する特定部と、前記第2画像の解像度を示す第1情報と、前記画像供給装置における、前記第2画像に対する前記第3画像の位置を示す第2情報を取得する取得部と、前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記第1座標を、前記第1画像上の位置を表す前記第1画像の座標系における第2座標に変換する演算部と、前記第2座標を前記画像供給装置に送信する第2通信部とを備える。
本願に係る表示装置の制御方法によれば、第1画像に含まれる第2画像を表示する画像供給装置であって、前記第1画像に含まれ前記第2画像とは異なる第3画像に基づく画像信号を送信する前記画像供給装置と、通信する表示装置の制御方法であって、前記表示装置は、前記画像供給装置から受信した前記画像信号に基づく第4画像を表示し、前記第4画像に対する指示体による指示位置を検出し、前記指示位置について前記第4画像上の位置を表す前記第4画像の座標系における第1座標を特定し、前記第2画像の解像度を示す第1情報と、前記画像供給装置における、前記第2画像に対する前記第3画像の位置を示す第2情報を取得し、前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記第1座標を、前記第1画像上の位置を表す前記第1画像の座標系における第2座標に変換し、前記第2座標を前記画像供給装置に送信する。
実施形態1に係る画像表示システムの概要図。 PCの概略構成を示すブロック図。 プロジェクターの概略構成を示すブロック図。 PC拡張適合プログラムにおける処理の流れを示すフローチャート図。 横並び全体画像における解像度を示す図。 縦並び全体画像における解像度を示す図。 実施形態2のPj拡張適合プログラムのフローチャート図。 第2情報の設定画面の一態様図。 第1情報の設定画面の一態様図。 実施形態3のPj拡張適合プログラムのフローチャート図。
実施形態1
***画像表示システムの概要***
図1は、本実施形態に係る画像表示システムの概略構成図である。
図1に示すように、画像表示システム100は、画像供給装置としてのPC50と、表示装置としてのプロジェクター80とから構成される。PC50とプロジェクター80とは、双方向に通信可能に設けられている。
PC50は、ノート型パーソナルコンピューターであり、マルチディスプレイ機能を備えている。なお、ノート型パソコンに限定するものではなく、マルチディスプレイ機能を有するOS(Operating System)が搭載された画像供給装置であれば良く、例えば、ディスクトップ型PCであっても良いし、タブレット、スマートフォンなどの携帯型端末であっても良い。
図1に示すように、PC50は、マルチディスプレイ機能の拡張モードを用いて表示を行っている。詳しくは、PC50の内部では、第1画像2と、第2画像3とが左右に並んだ横長の全体画像1を、原点oを基準に認識している。そして、全体画像1のうち、左側の第1画像2をPC50の表示部に第1画像2aとして表示させ、右側の第2画像3をプロジェクター80で投射してスクリーンSCに第2画像3bとして投射表示させている。つまり、第1画像2に対する第2画像3の位置が右側であることを示す。
ここで、図5に示すように、第1画像2に対する第2画像3の位置が右側であるとは、例えば、第2画像3の原点pのx座標値が、第1画像2の原点oのx座標値より大きい値である場合にあたる。同様に、第1画像2に対する第2画像3の位置が左側であるとは、例えば、第2画像3の原点pのx座標値が、第1画像2の原点oのx座標値より小さい値である場合にあたる。また、図6に示すように、第1画像2に対する第2画像3の位置が下側であるとは、例えば、第2画像3の原点pのy座標値が、第1画像2の原点oのy座標値より大きい値である場合にあたる。同様に、第1画像2に対する第2画像3の位置が上側であるとは、例えば、第2画像3の原点pのy座標値が、第1画像2の原点oのy座標値より大きい値である場合にあたる。
図1に戻る。
プロジェクター80は、インタラクティブ機能を備えたプロジェクターであり、スクリーンSCの上部に設置されている。好適例としてスクリーンSCは、ホワイトボードであり、投射された画像に重ねてペンによる書込みをしたり、投射表示されたアイコンに対して指で操作することなどが可能に設けられている。なお、プロジェクター80は、ペンなどの指示体や、指による操作をマウスによる操作と認識するマウスモードに設定されている。好適例において、PC50とプロジェクター80とは、HDMI(登録商標:High-Definition Multimedia Interface)規格に準拠したケーブル7で接続されている。
なお、全体画像1は第1画像に相当し、第1画像2は第2画像、第2画像3は第3画像に相当する。
図1は、会議における1シーンを示しており、PC50の第1画像2には会議で確認する項目事項が表示され、プロジェクター80による第2画像3bには実績を示す棒グラフが表示されている。ユーザーは、第2画像3bに表示されているページ戻しアイコン9に触れて、棒グラフ表示を1ページ戻す操作を行っている。
画像表示システム100によれば、後述の制御方法を用いることにより、拡張モードにおいて、プロジェクター80の第2画像3bに行われた操作を、PC50において適切に実行することができる。続いて、PC50、プロジェクター80の詳細な構成について説明する。
***PCおよびプロジェクターの構成***
図2は、PCの概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、PC50は、制御部41、表示部42、操作部44、記憶部47、通信部48、無線通信部49などから構成されている。制御部41は、システムバス43を介して、上記各部と接続している。なお、通信部48、無線通信部49は、第1通信部に相当する。
制御部41は、1つ又は複数のプロセッサーを含んで構成される。制御部41は、記憶部47に記憶されているOS(Operating System)や、アプリケーションプログラムに従って動作することにより、PC50の動作を統括制御する。
表示部42は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイスを備えて構成され、画像信号を含む画像データに基づく画像を表示する。
操作部44は、キーボードや、タッチパッドであり、操作者による入力操作を受け付ける。操作者が操作部44を操作すると、操作部44は、システムバス43を介して、操作内容に応じた操作信号を制御部41に出力する。
記憶部47は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などのメモリーから構成される。記憶部47は、OS、アプリケーションプログラム、および各種データなどを記憶する。アプリケーションプログラムには、後述するPC拡張適合プログラム45も含まれる。
通信部48は、インターフェイス部であり、インターフェイス回路、及び、HDMI端子を含んで構成される。HDMI端子には、HDMI規格に準拠したケーブル7が接続される。
無線通信部49は、無線LAN(Local Area Network)や、Bluetooth(登録商標)などにより無線通信を行うための無線通信デバイスを備えて構成される。無線通信部49は、制御部41の制御に基づき、プロジェクター80などの外部の装置との間で無線接続による情報の送受信を行う。
図3は、プロジェクターの概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、プロジェクター80は、制御部20、記憶部21、操作部22、操作信号受信部23、通信部24、無線通信部25、検出部26、画像情報入力部27、画像情報処理部28、OSD処理部29、表示部としての画像投写部30などから構成されている。なお、通信部24、無線通信部25は、第2通信部に相当する。
プロジェクター80は、画像情報入力部27に入力される画像信号を含む画像データに基づいて、画像投写部30から画像を投射する。
制御部20は、1つ又は複数のプロセッサーを備えて構成され、記憶部21に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりプロジェクター80の動作を統括制御する。
記憶部21は、RAM、およびROMを備えて構成される。RAMは、各種データ等の一時記憶に用いられ、ROMは、プロジェクター80の動作を制御するための制御プログラムや制御データなどを記憶する。制御プログラムには、後述するPj拡張適合プログラム39も含まれる。なお、Pj拡張適合プログラム39には3つのバリエーションがあり、各実施形態に対応したPj拡張適合プログラム39a~39cが記憶されている。
操作部22は、操作者がプロジェクター80に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。操作部22が備える操作キーとしては、電源のオンとオフとを切り替えるための「電源キー」、各種設定を行うためのメニューを表示させる「メニューキー」、メニューの項目を選択するための「方向キー」などがある。操作者が操作部22の各種操作キーを操作すると、操作部22は、操作内容に応じた操作信号を制御部20に出力する。
操作信号受信部23は、赤外線信号受信部であり、図示しない受光素子やデコーダー等を備えて構成される。操作信号受信部23は、リモコン5から送信される赤外線の操作信号を受信してデコードし、制御部20に伝達する。なお、リモコン5には、選択項目を選択するための方向キーや、決定キー、数字入力用のテンキーなどが設けられている。また、Bluetoothに準拠したリモコン、および受信部であっても良い。
通信部24は、インターフェイス部であり、インターフェイス回路、及び、HDMI端子を含んで構成される。HDMI端子には、HDMI規格に準拠したケーブル7が接続される。
無線通信部25は、無線LANや、Bluetoothなどにより無線通信を行うための無線通信デバイスを備えて構成される。無線通信部25は、制御部20の制御に基づき、PC50などの外部の装置との間で無線接続による情報の送受信を行う。
検出部26は、撮像部であり、CCD(Charge Coupled Device)センサー、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサーなどの撮像素子を備えたカメラである。検出部26は、制御部20の制御に基づいて画像投写部30から投射される第2画像3bを撮像し、撮像した画像データを制御部20に出力する。制御部20は、撮像データを解析し、指示体や、指の位置を特定する。
なお、検出部26は、光源および光センサーを備え、可視光や、赤外光をスクリーンSCに向けて照射し、反射光を受信して解析することにより、指示体や、指の位置を特定することであっても良い。
画像情報入力部27は、PC50からケーブル7を介して、画像信号を含む画像情報の供給を受ける。なお、無線通信部25を用いて無線通信により、画像供給装置から画像情報を受信しても良い。また、画像情報入力部27は、制御部20から、記憶部21に記憶されている画像情報の供給を受けることができる。画像情報入力部27は、制御部20の制御に基づいて、画像供給装置又は制御部20から入力された画像情報に対して、必要に応じて様々な画像処理を施し、処理後の画像情報を画像情報処理部28に出力する。
画像情報処理部28は、制御部20の制御に基づいて、画像情報入力部27から入力される画像情報に対して、必要な画像処理を施し、処理後の画像情報をOSD処理部29に出力する。
OSD処理部29は、制御部20の制御に基づいて、入力画像上にメッセージ画像や、設定画面、メニュー画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理部29は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。OSD画像情報には、後述する設定画面の画像情報も含まれている。制御部20が、OSD画像の重畳を指示すると、OSD処理部29は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、入力画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像情報処理部28から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、画像投写部30のライトバルブ駆動部34に出力される。
画像投写部30は、光源31、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ32R,32G,32B、投写光学系としての投写レンズ33、ライトバルブ駆動部34などから構成される。
画像投写部30は、光源31から射出された光を、液晶ライトバルブ32R,32G,32Bで変調して画像光を形成し、この画像光を投写レンズ33から投射する。
光源31は、発光ダイオードや半導体レーザー等の固体光源を含んで構成されている。なお、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプなどの放電型の光源ランプを用いても良い。光源31から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ32R,32G,32Bに入射する。
液晶ライトバルブ32R,32G,32Bは、それぞれ一対の透明基板間に液晶が封入された透過型の液晶パネル等によって構成される。各液晶パネルには、マトリクス状に配列された複数の画素からなる矩形の画像形成領域32iが形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。
ライトバルブ駆動部34は、液晶ライトバルブ32R,32G,32Bの画像形成領域32iに画像を形成する。具体的には、ライトバルブ駆動部34は、OSD処理部29から入力される画像情報に応じた駆動電圧を、画像形成領域32iの各画素に印加し、各画素を画像情報に応じた光透過率に設定する。光源31から射出された光は、液晶ライトバルブ32R,32G,32Bの画像形成領域32iを透過することによって画素毎に変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラー画像を表す画像光となり、投写レンズ33によって拡大投射される。
なお、画像情報入力部27、画像情報処理部28、およびOSD処理部29は、1つ又は複数のプロセッサー等によって構成されてもよいし、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの専用の処理装置によって構成されてもよい。
また、上記では、プロジェクター80は、3つの液晶ライトバルブ32R,32G,32Bを光変調装置として備える構成を例示したが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いても良い。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源21から射出された光を変調するデジタルミラーデバイス等を光変調装置として用いても良い。また、色光別に複数の光変調装置を備える構成に限定されず、1つの光変調装置で複数の色光を時分割で変調する構成としても良い。
***PC拡張適合プログラムの流れ***
図4は、PC拡張適合プログラムの処理の流れを示すフローチャート図である。図5は、横並び拡張モードにおける画像の座標態様を示す図である。
ここでは、PC拡張適合プログラム45を搭載したPC50、およびプロジェクター80による拡張モードにおける制御方法について、図4を主体に、適宜、図1、図5を交えて説明する。
なお、以下説明において、各ステップの実行主体はPC50の制御部41、および、プロジェクター80の制御部20である。
ステップS1では、PC50においてディスプレイ設定の拡張モードが選択される。一例として、拡張モードにおいて、図1に示すように、全体画像1において、左側の第1画像2をPC50に表示させ、右側の第2画像3をプロジェクター80に表示させる設定がなされたものとする。なお、拡張モードが選択されると、記憶部47のPC拡張適合プログラム45が自動的に起動するように設定されている。
ステップS2では、PC50において第1画像2による第1画像2aを表示する。詳しくは、第1画像2の画像信号に基づく画像が、PC50の表示部42に第1画像2aとして表示される。
ステップS3では、PC50は、第2画像3の画像信号を含む画像情報をプロジェクター80に送信する。つまり、PC50は、ステップS1~S3で、全体画像1に含まれる第1画像2を表示し、全体画像1に含まれ第1画像2とは異なる第2画像3に基づく画像信号をプロジェクター80に送信する。
ステップS4では、PC50は、第1画像2の解像度を示す第1情報と、第1画像2に対する第2画像3の位置を示す第2情報とを、プロジェクター80に送信する。なお、好適例において第1情報、第2情報は、HDMIに準拠したケーブル7のCEC(Consumer Electronics Control)機能を用いて送信する。詳しくは、ケーブル7におけるCEC機能用の信号ラインに、VSC(Vendor Specific Command)コマンドにより第1情報、第2情報を載せて送信する。つまり、ケーブル7において、画像信号、および、第1情報、第2情報は並行して送信される。
ステップS11では、プロジェクター80は、受信した第2画像3の画像信号による第2画像3bを投射する。なお、第2画像3bは、第4画像に相当する。
ステップS12では、プロジェクター80は、第1情報、第2情報を受信する。詳しくは、取得部としての通信部24により、第1情報、第2情報を受信する。プロジェクター80は、第1情報、第2情報を受信すると、記憶部21のPj拡張適合プログラム39aを起動する。なお、ここでは、処理内容を明確にするために2つのステップに分けて記載しているが、実際は、前述した通り、ケーブル7を介して、第2画像3の画像信号の受信と、第1情報、第2情報の受信とは並行して行われる。
ステップS13では、プロジェクター80は、スクリーンSCに投射された第2画像3bに対して操作指示が行われた場合、当該指示位置を検出する。詳しくは、検出部26により第2画像3bを撮像し、撮像データを解析することにより、操作の有無を確認し、操作指示が行われた場合は、当該指示位置を検出する。操作による指示位置を検出した場合は、ステップS14に進む。操作がないか、指示位置を検出できなかった場合は、検出を継続する。
ステップS14では、プロジェクター80は、検出された指示位置の座標である第1座標を特定する。詳しくは、制御部20が、撮像データにおける指示位置と、第2画像3の座標系における座標とを照合する特定部51として機能することにより、第1座標を特定する。例えば、図1に示すように、第2画像3bにおけるページ戻しアイコン9が操作された場合は、指示位置qの座標を、原点pを基準としたXY座標における第1座標(1550,900)と特定する。なお、第2画像3bの解像度はハイビジョン(1920×1080)で、第2画像3bの左上を原点pとしている。
ステップS15では、プロジェクター80は、第1座標を第2座標に変換する。詳しくは、第1情報及び第2情報に基づいて、特定された第1座標を、全体画像1の座標系における第2座標に変換する。
例えば、指示位置qの場合、第1情報における第1画像2の解像度がハイビジョンであることから、拡張された第2画像3の解像度も同じハイビジョンであることが解る。これは、拡張モードにおける2つの画像の解像度は、一般的に同一であるからである。そして、第2情報から第1画像2に対する第2画像3の位置が、右であることが解る。これにより、図5に示すように、PC50における全体画像1の座標系が特定される。全体画像1の座標系では、第1画像2の左上を原点oとして、右隣りに第2画像3が配置されるため、X座標は1920×2で最大3840となる。Y座標は最大1080である。よって、XY座標は(3840,1080)と横長の座標系となる。
ここで、第2画像3の座標系において特定された指示位置qの第1座標(1550,900)を、そのままPC50に送信した場合を考えると、当該座標は、PC50における全体画像1の座標系では、第1画像2における座標と誤認識されてしまい、ページ戻しは実行されないことになってしまう。このため、指示位置qの第1座標を全体画像1の座標系における第2座標に変換する。詳しくは、第1座標(1550,900)に対して、第2画像3の原点座標(1920,0)を加算することにより、第2座標(3470,900)に変換する。なお、この変換は、制御部20が、第1情報及び第2情報から全体画像1の座標系を認識し、第1座標に対して、第2画像3の原点座標を加算する演算部52として機能することにより行われる。
ステップS16では、プロジェクター80は、変換された第2座標をPC50に送信する。なお、プロジェクター80による投射画像が、第1画像2である場合、換言すれば、第2情報が左である場合は、第1座標と第2座標とが同じ座標系となるため、ステップS15の変換処理は不要であり、ステップS14で特定した第1座標を、ステップS16でそのまま送信すれば良い。
ステップS5では、PC50は、受信した第2座標に基づく処理を実行する。例えば、第2座標(3470,900)を受信した場合、図5の第2画像3における指示位置qに配置されたページ戻しアイコン9に紐づけされた機能が実行される。
なお、アイコンへの割当て機能の実行だけでなく、ペンなどの指示体により投射画像に重ねてスクリーンSCに記入された文字などの描写内容を、OSD処理部29により、第2画像3に重畳させることも可能である。
図6は、縦並び拡張モードにおける画像の座標態様を示す図であり、図5に対応している。上記では、横並び拡張モードでの事例を説明したが、2つの画像が上下に配置された縦並び拡張モードにおいても、同様に、この制御方法を適用することができる。
図6に示すように、全体画像11において、上側の第1画像2をPC50に表示させ、下側の第2画像3をプロジェクター80に表示させる拡張モード設定がなされたものとする。ここで、プロジェクター80の第2画像3の座標系において、ページ戻しアイコン9を操作した場合、指示位置qの座標は、ステップS14において第1座標(1550,900)と特定される。また、ステップS12で受信した第1情報の解像度はハイビジョンで、第2情報の第1画像2に対する第2画像3の位置は下側である。
ステップS15では、プロジェクター80は、まず、図6に示す、PC50における全体画像11の座標系を特定する。全体画像11の座標系では、第1画像2の左上を原点oとして、下に第2画像3が配置されるため、Y座標は1080×2で最大2160となる。X座標は最大1920である。よって、XY座標は(1920,2160)と縦長の座標系となる。次に、指示位置qの第1座標を全体画像11の座標系における第2座標に変換する。詳しくは、第1座標(1550,900)に対して、第2画像3の原点座標(0,1080)を加算することにより、第2座標(1550,1980)に変換する。ステップS16では、プロジェクター80は、変換された第2座標をPC50に送信する。
ステップS5では、PC50は、受信した第2座標に基づく処理を実行する。例えば、第2座標(1550,1980)を受信した場合、図6の第2画像3における指示位置qに配置されたページ戻しアイコン9に紐づけされた機能が実行される。
なお、プロジェクター80による投射画像が、第1画像2である場合、換言すれば、第2情報が上である場合は、第1座標と第2座標とが同じ座標系となるため、ステップS15の変換処理は不要であり、ステップS14で特定した第1座標を、ステップS16でそのまま送信すれば良い。
以上述べた通り、本実施形態の画像表示システム100、および、当該システムの制御方法によれば、以下の効果を得ることができる。
PC50と、PC50との間で双方向に通信可能に設けられたプロジェクター80とを含む画像表示システム100であって、PC50は、第1画像としての全体画像1に含まれる第2画像としての第1画像2を表示する表示部42と、全体画像1に含まれ第1画像2とは異なる第3画像としての第2画像3に基づく画像信号を送信する第1通信部とを、有し、プロジェクター80は、受信した画像信号に基づく第4画像としての第2画像3bを表示する表示部としての画像投写部30と、第2画像3bに対する指示体による指示位置を検出する検出部26と、検出された指示位置について第2画像3b上の位置を表す第2画像3の座標系における第1座標を特定する特定部51と、第1画像2の解像度を示す第1情報と、PC50における第1画像2に対する第2画像3の位置を示す第2情報を取得する通信部24と、第1情報及び第2情報に基づいて、第1座標を、全体画像1上の位置を表す全体画像1の座標系における第2座標に変換する演算部52と、第2座標をPC50に送信する第2通信部としての通信部24を備える。
この画像表示システム100によれば、プロジェクター80は、第1画像2の解像度を示す第1情報と、PC50における第1画像2に対する第2画像3の位置を示す第2情報に基づき、指示体による指示位置を示す第1座標を、全体画像1上の位置を表す全体画像の座標系における第2座標に変換し、第2座標をプロジェクター80に送信する。
よって、PC50は、全体画像1の座標系に変換された第2座標により、プロジェクター80が投射する第2画像3bにおける指示位置を正しく認識することができる。
従って、PC50が拡張モードの場合においても、投射画像における指示位置の操作が適切に実行可能な画像表示システム100を提供することができる。
画像表示システム100の制御方法によれば、PC50は、全体画像1に含まれる第1画像2を表示し、全体画像1に含まれ第1画像2とは異なる第2画像3に基づく画像信号をプロジェクター80に送信する。そして、プロジェクター80は、画像信号に基づく第2画像3bを表示し、第2画像3bに対する指示体による指示位置を検出し、指示位置について第2画像3b上の位置を表す第2画像3の座標系における第1座標を特定し、第1画像2の解像度を示す第1情報と、PC50における第1画像2に対する第2画像3の位置を示す第2情報を取得し、第1情報及び第2情報に基づいて、第1座標を、全体画像1上の位置を表す全体画像の座標系における第2座標に変換し、第2座標をプロジェクター80に送信し、PC50は、プロジェクター80から第2座標を受信した場合に、第2座標に基づく処理を実行する。なお、プロジェクター80が主体となって、表示装置の制御方法として第2座標の送信までを行うことであっても良い。
この方法によれば、プロジェクター80は、第1画像2の解像度を示す第1情報と、PC50における第1画像2に対する第2画像3の位置を示す第2情報に基づき、指示体による指示位置を示す第1座標を、全体画像1上の位置を表す全体画像の座標系における第2座標に変換し、第2座標をプロジェクター80に送信する。
よって、PC50は、全体画像1の座標系に変換された第2座標により、プロジェクター80が投射する第2画像3bにおける指示位置を正しく認識することができる。
従って、PC50が拡張モードの場合においても、投射画像における指示位置の操作が適切に実行可能な画像表示システム100の制御方法を提供することができる。
また、PC50は、第1情報及び第2情報を含むデータをプロジェクター80に送信し、プロジェクター80は、受信したデータから第1情報及び第2情報を取得する。
これにより、プロジェクター80は、第1情報及び第2情報を取得することができる。
実施形態2
***Pj拡張適合プログラムの流れ-1***
図7は、Pj拡張適合プログラムの処理の流れを示すフローチャート図である。図8、図9は、第1情報及び第2情報の入力設定画面の一例を示す図である。
実施形態1では、PC50が主体的に第1情報及び第2情報をプロジェクター80に送信する方法を採用していたが、本実施形態では、プロジェクター80が主体的に当該情報を取得する点が実施形態1と異なる。
また、本実施形態では、PC50とプロジェクター80との間における画像情報の送受信にケーブル7を用いず、双方の無線通信部49と無線通信部25とを用いて画像情報の送受信を行う点も、実施形態1と異なる。これらの点以外は、実施形態1の画像表示システム100と同様である。以下、実施形態1と同じ構成部位には、同一の附番を附し、重複する説明は省略する。
まず、PC50におけるステップS1からステップS3の処理は、実施形態1での説明と同じであるが、ステップS1で拡張モードが選択された際に、PC拡張適合プログラムは起動しない設定となっている。換言すれば、本実施形態ではPC50に専用のアプリケーションは必要ない。
ステップS1で拡張モードが選択された後、ステップS2ではPC50において第1画像2による第1画像2aを表示する。続いて、ステップS3では、PC50は、第2画像3の画像信号を含む画像情報をプロジェクター80に送信する。なお、画像情報は、無線通信部49から無線LAN環境で送信される。
ステップS21では、プロジェクター80は、受信した第2画像3の画像信号による第2画像3bを投射する。なお、本実施形態では、プロジェクターが起動すると、記憶部21のPj拡張適合プログラム39bが自動的に起動する設定となっている。
ステップS22では、プロジェクター80は、拡張表示の設定内容の入力設定画面を表示する。詳しくは、OSD処理部29により、図8に示す設定画面61を、第2画像3b上に重畳表示させる。
設定画面61は、第2情報の入力画面であり、拡張モードにおける第2画像3の表示位置の選択項目が一覧表示されている。選択項目は、プロジェクター80の拡張モードにおける表示位置が、上、下、左、右、複製の5項目が設けられている。
ステップS23では、プロジェクター80は、選択画面で入力される第1情報及び第2情報を受付ける。詳しくは、ユーザーが、選択画面に、第1情報及び第2情報を入力する。ユーザーは、設定画面61の選択項目の中から、PC50で拡張モード設定した際の表示位置と同じ項目を選択する。
例えば、図1に示す拡張モード設定の場合、ユーザーは、リモコン5の方向キーで、「PJ表示:右」のアイコン62を選択する。これにより、図8のように、アイコン62が反転表示される。続けて、ユーザーがリモコン5の決定キーを押すと、第2情報は右として入力される。
なお、ディフォルトでは、「PJ表示:複製」のアイコン63が反転表示されているため、拡張設定していない場合は、そのままリモコン5の決定キーを押すことで設定画面61は終了する。
第2情報が入力されると、設定画面61が図9の設定画面65に切替わる。
設定画面65は、第1情報の入力画面であり、第1画像2の解像度の選択項目が一覧表示されている。選択項目は、解像度が、WXGA、UXGA、FHD、2K、4K、キー入力の6項目が設けられている。なお、他の解像度の選択肢がさらに設けられていても良い。
例えば、図1に示す拡張モード設定の場合、ユーザーは、リモコン5の方向キーで、「FHD(1920×1080)」のアイコン66を選択する。これにより、図9のように、アイコン66が反転表示される。続けて、ユーザーがリモコン5の決定キーを押すと、第1情報はFHDとして入力され、設定画面65は終了する。
なお、「キー入力」のアイコン67が選択された場合は、解像度入力用の別画面が表示されるため、当該画面にリモコン5のテンキーで、解像度を手入力することもできる。
以降のステップS24からステップS27は、実施形態1のステップS13からステップS16と同じである。詳しくは、プロジェクター80は、ステップS24では、第2画像3bに対して操作指示が行われた場合、当該指示位置を検出する。ステップS25では検出された指示位置の座標である第1座標を特定する。
そして、ステップS26では、ステップS23で入力された第1情報及び第2情報に基づき、第1座標を第2座標に変換する。ステップS27では、変換された第2座標をPC50に送信する。
ステップS5では、PC50は、受信した第2座標に基づく処理を実行する。例えば、第2座標(3470,900)を受信した場合、図5の第2画像3における指示位置qに配置されたページ戻しアイコン9に紐づけされた機能が実行される。
なお、上記の通り、本実施形態では、第1情報及び第2情報を受付ける選択画面を表示させるOSD処理部29、及び、制御部20が取得部としての機能を果たす。
以上述べた通り、本実施形態によれば、実施形態1での効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
プロジェクター80は、第1情報及び第2情報の入力を促す設定画面61,65を表示し、設定画面61,65において設定された第1情報及び第2情報を取得する。
これにより、PC50に専用のアプリケーションを必要とせずに、プロジェクター80主体で、効率良く第1情報及び第2情報を取得することができる。PC50は、第1情報及び第2情報に基づき、全体画像1の座標系に変換された第2座標により、プロジェクター80が投射する第2画像3bにおける指示位置を正しく認識することができる。
従って、PC50が拡張モードの場合においても、投射画像における指示位置の操作が適切に実行可能な画像表示システム100、及び、制御方法を提供することができる。
実施形態3
***Pj拡張適合プログラムの流れ-2***
図10は、Pj拡張適合プログラムの処理の流れを示すフローチャート図である。
実施形態2では、第1情報及び第2情報を設定画面61,65に入力させることにより取得していたが、本実施形態では、第1情報の取得を自動化した点が、実施形態2と異なる。また、プロジェクター80が主体的に当該情報を取得する点、および、PC50とプロジェクター80との間における画像情報の送受信を、双方の無線通信部49と無線通信部25とを用いて行う点は、実施形態2と同じである。以下、上記各実施形態と同じ構成部位には、同一の附番を附し、重複する説明は省略する。
まず、PC50におけるステップS1からステップS3の処理は、実施形態1での説明と同じであるが、ステップS1で拡張モードが選択された際に、PC拡張適合プログラムは起動しない設定となっている。換言すれば、本実施形態ではPC50に専用のアプリケーションは必要ない。
ステップS1で拡張モードが選択された後、ステップS2ではPC50において第1画像2による第1画像2aを表示する。続いて、ステップS3では、PC50は、第2画像3の画像信号を含む画像情報をプロジェクター80に送信する。なお、画像情報は、無線通信部49から無線LAN環境で送信される。
ステップS31では、プロジェクター80は、受信した第2画像3の画像信号による第2画像3bを投射する。なお、本実施形態では、プロジェクターが起動すると、記憶部21のPj拡張適合プログラム39cが自動的に起動する設定となっている。
ステップS32では、プロジェクター80は、受信した第2画像3の画像信号の解像度を解析する。そして、解析した解像度を、第1画像2の解像度と推定する。前述したように、拡張モードにおける第1画像2と第2画像3との解像度は、一般的に同じであることから、第2画像3の解像度を、第1画像2の解像度と推定する。
ステップS33では、プロジェクター80は、拡張表示の第2情報の入力設定画面を表示する。詳しくは、OSD処理部29により、図8に示す設定画面61を、第2画像3b上に重畳表示させる。ユーザーは、設定画面61の選択項目の中から、PC50で拡張モード設定した際の表示位置と同じ項目を選択する。
例えば、図1に示す拡張モード設定の場合、ユーザーは、リモコン5の方向キーで、「PJ表示:右」のアイコン62を選択する。これにより、図8のように、アイコン62が反転表示される。続けて、ユーザーがリモコン5の決定キーを押すと、第2情報は右として入力され、設定画面61は終了する。なお、本実施形態では、実施形態2と異なり設定画面の切替えは行われない。
以降のステップS35からステップS38は、実施形態1のステップS13からステップS16と同じである。詳しくは、プロジェクター80は、ステップS35では、第2画像3bに対して操作指示が行われた場合、当該指示位置を検出する。ステップS36では検出された指示位置の座標である第1座標を特定する。
そして、ステップS37では、ステップS32で推定した第1情報と、ステップS34で入力された第2情報に基づき、第1座標を第2座標に変換する。ステップS38では、変換された第2座標をPC50に送信する。
ステップS5では、PC50は、受信した第2座標に基づく処理を実行する。例えば、第2座標(3470,900)を受信した場合、図5の第2画像3における指示位置qに配置されたページ戻しアイコン9に紐づけされた機能が実行される。
なお、上記の通り、本実施形態では、第2画像3の画像信号を解析して第1情報を取得する制御部20、及び、第2情報を受付ける選択画面を表示させるOSD処理部29、及び、制御部20が取得部としての機能を果たす。
以上述べた通り、本実施形態によれば、上記各実施形態での効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
プロジェクター80は、受信した第2画像3の画像信号に基づいて、第1情報を推定し、第2情報の入力を促す設定画面61を表示し、設定画面61において設定された第2情報を取得する。
これにより、PC50に専用のアプリケーションを必要とせずに、プロジェクター80主体で、効率良く第1情報及び第2情報を取得することができる。また、ユーザーによる入力操作は、第2情報だけで良いので簡便である。PC50は、第1情報及び第2情報に基づき、全体画像1の座標系に変換された第2座標により、プロジェクター80が投射する第2画像3bにおける指示位置を正しく認識することができる。
従って、PC50が拡張モードの場合においても、投射画像における指示位置の操作が適切に実行可能な画像表示システム100、及び、制御方法を提供することができる。
また、図3に示したプロジェクター80の各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、プロジェクター80の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
上述した実施形態では、表示装置としてプロジェクター80を用いた構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、液晶表示パネルに画像を表示する液晶表示や、有機ELパネルに画像を表示する表示装置など、モニター若しくはテレビなどの自発光型の表示装置を用いた構成としてもよい。この場合、指示体や、指の位置を特定するために、表示装置にCCDセンサー、またはCMOSセンサーなどの撮像素子を備えさせる構成でもよいし、表示パネルをタッチパネルとする構成としてもよい。
1…全体画像、2…第1画像、2a…第1画像、3…第2画像、3b…第2画像、5…リモコン、7…ケーブル、9…ページ戻しアイコン、11…全体画像、20…制御部、21…記憶部、22…操作部、23…操作信号受信部、24…通信部、25…無線通信部、26…検出部、27…画像情報入力部、28…画像情報処理部、29…OSD処理部、30…画像投写部、31…光源、32i…画像形成領域、32R…液晶ライトバルブ、33…投写レンズ、34…ライトバルブ駆動部、39…Pj拡張適合プログラム、41…制御部、42…表示部、43…システムバス、44…操作部、45…PC拡張適合プログラム、47…記憶部、48…通信部、49…無線通信部、50…PC、51…特定部、52…演算部、61,65…設定画面、62,63,65,66,67…アイコン、80…プロジェクター、100…画像表示システム。

Claims (6)

  1. 画像供給装置は、
    第1画像に含まれる第2画像を表示し、前記第1画像に含まれ前記第2画像とは異なる第3画像に基づく画像信号を表示装置に送信し、
    前記表示装置は、
    前記画像信号に基づく第4画像を表示し、
    前記第4画像に対する指示体による指示位置を検出し、前記指示位置について前記第4画像上の位置を表す前記第4画像の座標系における第1座標を特定し、
    前記第2画像の解像度を示す第1情報と、前記画像供給装置における、前記第2画像に対する前記第3画像の位置を示す第2情報を取得し、
    前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記第1座標を、前記第1画像上の位置を表す前記第1画像の座標系における第2座標に変換し、
    前記第2座標を前記画像供給装置に送信し、
    前記画像供給装置は、前記表示装置から前記第2座標を受信した場合に、前記第2座標に基づく処理を実行する、
    画像表示システムの制御方法。
  2. 前記表示装置は、前記第1情報及び前記第2情報の入力を促す設定画面を表示し、
    前記設定画面において設定された前記第1情報及び前記第2情報を取得する、
    請求項1に記載の画像表示システムの制御方法。
  3. 前記画像供給装置は、前記第1情報及び前記第2情報を含むデータを前記表示装置に送信し、
    前記表示装置は、受信した前記データから前記第1情報及び前記第2情報を取得する、
    請求項1に記載の画像表示システムの制御方法。
  4. 前記表示装置は、
    受信した前記画像信号に基づいて、前記第1情報を推定し、
    前記第2情報の入力を促す設定画面を表示し、
    前記設定画面において設定された前記第2情報を取得する、
    請求項1に記載の画像表示システムの制御方法。
  5. 画像供給装置と、前記画像供給装置との間で双方向に通信可能に設けられた表示装置とを含む画像表示システムであって、
    前記画像供給装置は、
    第1画像に含まれる第2画像を表示する表示部と、
    前記第1画像に含まれ前記第2画像とは異なる第3画像に基づく画像信号を送信する第1通信部とを、有し、
    前記表示装置は、
    受信した前記画像信号に基づく第4画像を表示する表示部と、
    前記第4画像に対する指示体による指示位置を検出する検出部と、
    検出された前記指示位置について前記第4画像上の位置を表す前記第4画像の座標系における第1座標を特定する特定部と、
    前記第2画像の解像度を示す第1情報と、前記画像供給装置における、前記第2画像に対する前記第3画像の位置を示す第2情報を取得する取得部と、
    前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記第1座標を、前記第1画像上の位置を表す前記第1画像の座標系における第2座標に変換する演算部と、
    前記第2座標を前記画像供給装置に送信する第2通信部と、を備える、
    画像表示システム。
  6. 第1画像に含まれる第2画像を表示する画像供給装置であって、前記第1画像に含まれ前記第2画像とは異なる第3画像に基づく画像信号を送信する前記画像供給装置と、通信する表示装置の制御方法であって、
    前記表示装置は、
    前記画像供給装置から受信した前記画像信号に基づく第4画像を表示し、
    前記第4画像に対する指示体による指示位置を検出し、前記指示位置について前記第4画像上の位置を表す前記第4画像の座標系における第1座標を特定し、
    前記第2画像の解像度を示す第1情報と、前記画像供給装置における、前記第2画像に対する前記第3画像の位置を示す第2情報を取得し、
    前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記第1座標を、前記第1画像上の位置を表す前記第1画像の座標系における第2座標に変換し、
    前記第2座標を前記画像供給装置に送信する、
    表示装置の制御方法。
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