JP2023114603A - 表示方法、表示システム、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーの利便性の低下を抑制する。【解決手段】表示方法は、プロジェクターが画像を投射することが可能な投射可能範囲に配置された少なくとも1つの物体が占める第1領域を示す第1情報を取得することと、第1情報と、投射可能範囲に表示する画像の大きさを示す第2情報と、に基づいて、投射可能範囲において少なくとも1つの物体と画像とが重なる面積が閾値以下である第2領域に、プロジェクターを用いて前記画像を表示することと、を含む。【選択図】図7

Description

本発明は、表示方法、表示システム、およびプログラムに関する。
特許文献1には、プロジェクターの投影可能範囲を撮影して得られる撮影画像内で投影面の候補となり得る領域を投影面候補として特定し、投影面候補内で所定の条件を満たす矩形領域を投影領域候補として決定する技術が開示されている。この技術では、決定された投影領域候補と同じサイズを有する画像が、投影可能範囲内の投影領域候補に対応する領域に投影される。
特開2015-144344号公報
特許文献1の技術では、投影面の候補になり得ない物体が投影可能範囲内に存在する場合、撮影画像内で投影面候補として特定される領域の面積が小さくなるため、投影領域候補として決定される矩形領域のサイズも小さくなる。その結果、実際にプロジェクターによって投影可能範囲に投影される画像のサイズも小さくなるため、ユーザーの利便性が損なわれる虞がある。
本発明の一つの態様の表示方法は、プロジェクターが画像を投射することが可能な投射可能範囲に配置された少なくとも1つの物体が占める第1領域を示す第1情報を取得することと、前記第1情報と、前記投射可能範囲に表示される画像の大きさを示す第2情報と、に基づいて、前記投射可能範囲において前記少なくとも1つの物体と前記画像とが重なる面積が閾値以下である第2領域に、前記プロジェクターを用いて前記画像を表示することと、を含む。
本発明の一つの態様の表示システムは、画像を投射する光学装置と、前記光学装置を制御する処理装置と、を含み、前記処理装置は、前記光学装置が前記画像を投射することが可能な投射可能範囲に配置された少なくとも1つの物体が占める第1領域を示す第1情報を取得することと、前記第1情報と、前記投射可能範囲に表示される前記画像の大きさを示す第2情報と、に基づいて、前記投射可能範囲において前記少なくとも1つの物体と前記画像とが重なる面積が閾値以下である第2領域に、前記光学装置を用いて前記画像を表示することと、を実行する。
本発明の一つの態様のプログラムは、プロジェクターが画像を投射することが可能な投射可能範囲に配置された少なくとも1つの物体が占める第1領域を示す第1情報を取得することと、前記第1情報と、前記投射可能範囲に表示される画像の大きさを示す第2情報と、に基づいて、前記投射可能範囲において前記少なくとも1つの物体と前記画像とが重なる面積が閾値以下である第2領域に、前記プロジェクターを用いて前記画像を表示することと、をコンピューターに実行させる。
本実施形態における表示システムの概略構成を模式的に示す図である。 本実施形態におけるプロジェクターの概略構成を示すブロック図である。 処理装置が実行する各処理を示すフローチャートである。 処理装置が実行する各処理を示すフローチャートである。 カメラ画像と基準画像との差分画像の一例を示す図である。 第1投射範囲において物体と画像とが重なる面積が算出される様子を示す図である。 第2投射範囲において物体と画像とが重なる面積が算出される様子を示す図である。 第3投射範囲において物体と画像とが重なる面積が算出される様子を示す図である。 第4投射範囲において物体と画像とが重なる面積が算出される様子を示す図である。 第5投射範囲において物体と画像とが重なる面積が算出される様子を示す図である。
以下、本開示の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1は、本実施形態における表示システム1の概略構成を模式的に示す図である。図1に示すように、表示システム1は、プロジェクター2と、カメラ3と、を備える。プロジェクター2は、画像光Lを投射面100に投射することにより、ユーザーAが視認可能な画像120を投射面100に表示する。投射面100は、例えば机又はテーブル等の平らな天板の上面である。一例として、投射面100は、2つの長辺と2つの短辺とを有する矩形状の面である。プロジェクター2は、投射面100の中央の直上に配置されており、その配置位置から投射面100に向けて画像光Lを投射する。
プロジェクター2が画像光Lを投射面100に投射することは、プロジェクター2が画像120を投射面100に投射することと同義である。従って、以下の説明において、プロジェクター2が画像光Lを投射面100に投射することを、プロジェクター2が画像120を投射面100に投射することと言い換える場合がある。
画像120は、投射面100の面内領域のうち、プロジェクター2が画像120を投射することが可能な投射可能範囲110の内側に表示される。投射可能範囲110は、画像120よりも大きく、且つ投射面100よりも小さい矩形領域である。一例として、投射可能範囲110の4辺が投射面100の4辺から数cmほど内側に位置するように、投射可能範囲110の大きさは設定されている。
カメラ3は、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラ等のデジタルカメラであり、投射面100における投射可能範囲110を撮像する。一例として、カメラ3は、プロジェクター2の筐体の表面に取り付けられている。カメラ3は、プロジェクター2の筐体内に設けられていてもよい。カメラ3は、撮像した投射可能範囲110の画像を示す画像データを、不図示の信号ケーブルを介してプロジェクター2に出力する。なお、1つのカメラ3の画角内に投射可能範囲110の全体を収められない場合には、複数のカメラ3を用いて投射可能範囲110を撮像してもよい。
図2は、本実施形態におけるプロジェクター2の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、プロジェクター2は、光学装置10と、映像入力インターフェース20と、操作部30と、受光部40と、スピーカー50と、メモリー60と、処理装置70と、を備える。操作部30及び受光部40は、プロジェクター2の入力装置である。すなわち、プロジェクター2は、操作部30及び受光部40を含む入力装置を備える。
光学装置10は、処理装置70によって制御されることにより、カラー画像を表す画像光Lを生成して投射面100に投射する。すなわち、光学装置10は、画像120を投射面100に投射する。光学装置10は、第1の画像生成パネル11と、第2の画像生成パネル12と、第3の画像生成パネル13と、ダイクロイックプリズム14と、投射光学系15と、を有する。
第1の画像生成パネル11は、赤色の画像を表す赤色画像光LRを生成してダイクロイックプリズム14に出射する。第1の画像生成パネル11は、マトリクス状に配置された複数の画素を有し、複数の画素のそれぞれは赤色光を出射する。処理装置70によって画素ごとに赤色光の出射光量が制御されることにより、第1の画像生成パネル11から赤色画像光LRが出射される。
第2の画像生成パネル12は、緑色の画像を表す緑色画像光LGを生成してダイクロイックプリズム14に出射する。第2の画像生成パネル12は、マトリクス状に配置された複数の画素を有し、複数の画素のそれぞれは緑色光を出射する。処理装置70によって画素ごとに緑色光の出射光量が制御されることにより、第2の画像生成パネル12から緑色画像光LGが出射される。
第3の画像生成パネル13は、青色の画像を表す青色画像光LBを生成してダイクロイックプリズム14に出射する。第3の画像生成パネル13は、マトリクス状に配置された複数の画素を有し、複数の画素のそれぞれは青色光を出射する。処理装置70によって画素ごとに青色光の出射光量が制御されることにより、第3の画像生成パネル13から青色画像光LBが出射される。
例えば、各画像生成パネル11、12及び13は、OLED(Organic Light Emitting Diode)パネル、又はμLED(Micro Light Emitting Diode)パネルなどの自発光型電気光学装置である。なお、各画像生成パネル11、12及び13は、液晶パネル、又はDMD(Digital Micromirror Device)などの非自発光型電気光学装置であってもよい。各画像生成パネル11、12及び13が非自発光型電気光学装置である場合には、LED等の不図示の光源からの光が、赤色光、緑色光、及び青色光にそれぞれ分離される。赤色光は、第1の画像生成パネル11に入射する。緑色光は、第2の画像生成パネル12に入射する。青色光は、第3の画像生成パネル13に入射する。また、単板の画像生成パネルを用いて、時分割で各色の光を出射させてもよい。
ダイクロイックプリズム14は、赤色画像光LRと、緑色画像光LGと、青色画像光LBとを合成することにより、カラー画像を表す画像光Lを生成して投射光学系15に出射する。投射光学系15は、レンズなどの複数の光学素子から構成されており、ダイクロイックプリズム14から出射される画像光Lを投射面100に拡大投射する。
各画像生成パネル11、12及び13のそれぞれにおいて発光する画素の位置及び数を制御することにより、投射可能範囲110内に表示される画像120の大きさ及び位置を制御することができる。一例として、図1に示すように、投射面100の2つの長辺のうち一方の長辺側に着席したユーザーAの手元に、B4サイズ程度の大きさを有する画像120を表示させることができる。例えば、各画像生成パネル11、12及び13の全画素を発光させた場合、投射可能範囲110の全体にわたって画像120が表示される。すなわち、各画像生成パネル11、12及び13の全画素を発光させた場合、投射可能範囲110と同じ大きさの画像120が投射面100に表示される。
映像入力インターフェース20は、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface:登録商標)、DVI(Digital Visual Interface)、およびUSB(Universal Serial Bus)などの複数の通信規格をサポートするインターフェースである。具体的には、プロジェクター2にはHDMI端子、DVI端子及びUSB端子などの入力端子が設けられており、映像入力インターフェース20は、これらの入力端子を介して入力される映像信号を、処理装置70が処理可能な信号に変換して処理装置70に出力する。なお、映像信号には、画像信号、音声信号、及び制御信号などが含まれる。
操作部30は、プロジェクター2に設けられた複数の操作キーから構成される。例えば、操作キーは、電源キー、メニュー呼び出しキー、方向キー、決定キー、および音量調整キーなどを含む。操作キーは、ハードウェアキーでもよいし、或いはタッチパネルに表示されるソフトウェアキーでもよい。操作部30は、各操作キーがユーザーAによって操作されることで生じる電気信号を操作信号として処理装置70に出力する。
受光部40は、プロジェクター2のリモートコントローラー(図示省略)から送信される赤外光を受光して電気信号に変換する光電変換回路を含む。受光部40は、赤外光の光電変換によって得られた電気信号をリモート操作信号として処理装置70に出力する。リモートコントローラーには、操作部30と同様に複数の操作キーが設けられている。リモートコントローラーは、リモートコントローラーに設けられた各操作キーがユーザーAによって操作されることで生じる電気信号を赤外光に変換してプロジェクター2に送信する。つまり、受光部40から出力されるリモート操作信号は、リモートコントローラーの各操作キーがユーザーAによって操作されることで生じる電気信号と実質的に同じである。なお、リモートコントローラーが、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って電波信号を送信する場合には、受光器40の代わりに、電波信号を受信する受信装置を設けてもよい。
スピーカー50は、処理装置70によって制御されることにより、所定の音量を有する音声を出力する。メモリー60は、処理装置70に各種処理を実行させるのに必要なプログラム及び各種設定データなどを記憶する不揮発性メモリーと、処理装置70が各種処理を実行する際にデータの一時保存先として使用される揮発性メモリーとを含む。例えば、不揮発性メモリーは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)又はフラッシュメモリーなどである。揮発性メモリーは、例えばRAM(Random Access Memory)などである。
処理装置70は、メモリー60に予め記憶されたプログラムに従ってプロジェクター2の全体動作を制御するプロセッサー等の演算処理装置である。処理装置70は、操作部30から入力される操作信号と、受光部40から入力されるリモート操作信号とに基づいて、光学装置10及びスピーカー50を制御する。処理装置70は、映像入力インターフェース20から入力される映像信号に基づく画像120が表示されるように光学装置10を制御し、映像信号に基づく音声が出力されるようにスピーカー50を制御する。プロジェクター2は、必要に応じて複数のプロセッサーを処理装置70として備えていてもよい。
図2では図示を省略しているが、処理装置70には、カメラ3から出力される画像データが入力される。処理装置70は、カメラ3から入力される画像データに基づいて、以下で説明する各処理を実行することにより、投射可能範囲110において画像120が投射される領域である投射領域を決定し、決定した投射領域に画像120を投射する。
上記のように、プロジェクター2は、画像120を投射する光学装置10と、光学装置10を制御する処理装置70と、を備える。従って、本実施形態における表示システム1は、少なくとも、光学装置10と、処理装置70と、を備える。
図3及び図4は、処理装置70が実行する各処理を示すフローチャートである。処理装置70は、メモリー60からプログラムを読み出して実行することにより、図3及び図4のフローチャートで示される各処理を実行する。処理装置70は、プログラムに従って各処理を実行するコンピューターの一形態であると言える。処理装置70が図3及び図4のフローチャートで示される各処理を実行することにより、本実施形態の表示方法が実現される。
図3に示すように、処理装置70は、カメラ3から入力される画像データに基づいて、カメラ画像を取得する(ステップS1)。カメラ画像とは、少なくとも1つの物体が配置された投射可能範囲110をカメラ3によって撮像することによって得られた画像である。処理装置70は、カメラ3から入力される画像データを、カメラ画像の画像データとしてメモリー60に保存する。
次に、処理装置70は、メモリー60からカメラ画像と基準画像とを読み出し、カメラ画像と基準画像との差分画像200を生成する(ステップS2)。「処理装置70が、メモリー60からカメラ画像と基準画像とを読み出す」とは、処理装置70が、カメラ画像の画像データと、基準画像の画像データとをメモリー60から読み出すことを意味する。
基準画像の画像データは、予めメモリー60に記憶されている画像データである。基準画像とは、物体が配置されていない投射可能範囲110をカメラ3によって撮像することによって得られた画像である。
処理装置70は、カメラ画像と基準画像との差分画像200を生成する前に、必要に応じてカメラ画像及び基準画像に対して所定の画像処理を行ってもよい。例えば、カメラ画像及び基準画像に台形歪みが生じている場合には、処理装置70は、台形補正を行うことにより、カメラ画像及び基準画像を矩形状の画像に変換する。また、例えば、処理装置70は、カメラ画像及び基準画像に対してブラー処理を行ってもよく、表示システム1の使用環境に合わせて色情報の変換などを行ってもよい。
図5は、カメラ画像と基準画像との差分画像200の一例を示す図である。図5に示す差分画像200は、4つの物体が配置された投射可能範囲110を撮像することによって得られたカメラ画像を用いて生成された差分画像である。この場合、差分画像200には、投射可能範囲110に配置された4つの物体が占める画像領域である第1領域300が含まれる。以下の説明では、第1領域300を物体領域と呼称する場合がある。処理装置70は、生成した差分画像200の画像データをメモリー60に保存する。
図3に戻って説明を続けると、処理装置70は、上記のように差分画像200を生成した後、差分画像200の画像データに基づいて、差分画像200に含まれる物体領域300を示す第1情報を取得する(ステップS3)。一例として、物体領域300を示す第1情報とは、物体領域300に含まれる全画素のアドレスである。以下の説明では、物体領域300を示す第1情報を物体領域情報と呼称する場合がある。処理装置70は、取得した物体領域情報をメモリー60に保存する。
次に、処理装置70は、メモリー60から物体領域情報及び画像サイズ情報を読み出し、物体領域情報及び画像サイズ情報に基づいて、第1投射範囲410において物体と画像120とが重なる面積W1を算出する(ステップS4)。画像サイズ情報とは、投射可能範囲110に表示される画像120の大きさを示す第2情報である。画像サイズ情報は、予めメモリー60に記憶されている情報である。第1投射範囲410は、画像120の大きさに対応する大きさを有する矩形状の領域である。
図6は、第1投射範囲410において物体と画像120とが重なる面積W1が算出される様子を示す図である。図6に示すように、一例として、第1投射範囲410は、差分画像200の中央の領域に配置される。差分画像200の中央の領域は、ユーザーAから視て、投射可能範囲110の中央の領域に対応する領域である。処理装置70は、物体領域情報及び画像サイズ情報に基づいて、物体領域300に含まれる画素のうち、第1投射範囲410の内側に含まれる画素を特定し、特定した画素の総数を面積W1として算出する。以下では、「物体と画像120とが重なる面積」を重なり面積と呼称する場合がある。処理装置70は、算出した重なり面積W1をメモリー60に記憶させる。
図3に戻って説明を続けると、処理装置70は、上記のように第1投射範囲410における重なり面積W1を算出した後、重なり面積W1が閾値Wth以下であるか否かを判定する(ステップS5)。閾値Wthは、画像120が投射可能範囲110に配置された物体に重なって表示された場合に、ユーザーAに許容される重なり面積の下限値である。閾値Wthは、予め実験或いはシミュレーション等によって決定された値である。
処理装置70は、重なり面積W1が閾値Wth以下であると判定した場合(ステップS5:Yes)、第1投射範囲410を候補領域として決定する(ステップS6)。候補領域とは、投射可能範囲110において画像120が投射される投射領域の候補となる領域である。例えば、処理装置70は、重なり面積W1が閾値Wth以下であると判定した場合、第1投射範囲410に紐づけられた第1候補領域フラグを「1」にセットする。第1候補領域フラグは、第1投射範囲410が候補領域であるか否かを示すフラグである。
一方、処理装置70は、重なり面積W1が閾値Wthより大きいと判定した場合(ステップS5:No)、ステップS6をスキップしてステップS7に移行する。処理装置70は、ステップS7に移行すると、物体領域情報及び画像サイズ情報に基づいて、第2投射範囲420において物体と画像120とが重なる面積W2を算出する(ステップS7)。第1投射範囲410と同様に、第2投射範囲420は、画像120の大きさに対応する大きさを有する矩形状の領域である。
図7は、第2投射範囲420において物体と画像120とが重なる面積W2が算出される様子を示す図である。図7に示すように、一例として、第2投射範囲420は、差分画像200の左上の領域に配置される。差分画像200の左上の領域は、ユーザーAから視て、投射可能範囲110の左上の領域に対応する領域である。処理装置70は、物体領域情報及び画像サイズ情報に基づいて、物体領域300に含まれる画素のうち、第2投射範囲420の内側に含まれる画素を特定し、特定した画素の総数を重なり面積W2として算出する。処理装置70は、算出した重なり面積W2をメモリー60に記憶させる。
図3に戻って説明を続けると、処理装置70は、上記のように第2投射範囲420における重なり面積W2を算出した後、重なり面積W2が閾値Wth以下であるか否かを判定する(ステップS8)。処理装置70は、重なり面積W2が閾値Wth以下であると判定した場合(ステップS8:Yes)、第2投射範囲420を候補領域として決定する(ステップS9)。例えば、処理装置70は、重なり面積W2が閾値Wth以下であると判定した場合、第2投射範囲420に紐づけられた第2候補領域フラグを「1」にセットする。第2候補領域フラグは、第2投射範囲420が候補領域であるか否かを示すフラグである。
一方、処理装置70は、重なり面積W2が閾値Wthより大きいと判定した場合(ステップS8:No)、ステップS9をスキップしてステップS10に移行する。処理装置70は、ステップS10に移行すると、物体領域情報及び画像サイズ情報に基づいて、第3投射範囲430において物体と画像120とが重なる面積W3を算出する(ステップS10)。第1投射範囲410と同様に、第3投射範囲430は、画像120の大きさに対応する大きさを有する矩形状の領域である。
図8は、第3投射範囲430において物体と画像120とが重なる面積W3が算出される様子を示す図である。図8に示すように、一例として、第3投射範囲430は、差分画像200の左下の領域に配置される。差分画像200の左下の領域は、ユーザーAから視て、投射可能範囲110の左下の領域に対応する領域である。処理装置70は、物体領域情報及び画像サイズ情報に基づいて、物体領域300に含まれる画素のうち、第3投射範囲430の内側に含まれる画素を特定し、特定した画素の総数を重なり面積W3として算出する。処理装置70は、算出した重なり面積W3をメモリー60に記憶させる。
図3に戻って説明を続けると、処理装置70は、上記のように第3投射範囲430における重なり面積W3を算出した後、重なり面積W3が閾値Wth以下であるか否かを判定する(ステップS11)。処理装置70は、重なり面積W3が閾値Wth以下であると判定した場合(ステップS11:Yes)、第3投射範囲430を候補領域として決定する(ステップS12)。例えば、処理装置70は、重なり面積W3が閾値Wth以下であると判定した場合、第3投射範囲430に紐づけられた第3候補領域フラグを「1」にセットする。第3候補領域フラグは、第3投射範囲430が候補領域であるか否かを示すフラグである。
一方、処理装置70は、重なり面積W3が閾値Wthより大きいと判定した場合(ステップS11:No)、ステップS12をスキップしてステップS13に移行する。処理装置70は、ステップS13に移行すると、物体領域情報及び画像サイズ情報に基づいて、第4投射範囲440において物体と画像120とが重なる面積W4を算出する(ステップS13)。第1投射範囲410と同様に、第4投射範囲440は、画像120の大きさに対応する大きさを有する矩形状の領域である。
図9は、第4投射範囲440において物体と画像120とが重なる面積W4が算出される様子を示す図である。図9に示すように、一例として、第4投射範囲440は、差分画像200の右上の領域に配置される。差分画像200の右上の領域は、ユーザーAから視て、投射可能範囲110の右上の領域に対応する領域である。処理装置70は、物体領域情報及び画像サイズ情報に基づいて、物体領域300に含まれる画素のうち、第4投射範囲440の内側に含まれる画素を特定し、特定した画素の総数を重なり面積W4として算出する。処理装置70は、算出した重なり面積W4をメモリー60に記憶させる。
図3に戻って説明を続けると、処理装置70は、上記のように第4投射範囲440における重なり面積W4を算出した後、重なり面積W4が閾値Wth以下であるか否かを判定する(ステップS14)。処理装置70は、重なり面積W4が閾値Wth以下であると判定した場合(ステップS14:Yes)、第4投射範囲440を候補領域として決定する(ステップS15)。例えば、処理装置70は、重なり面積W4が閾値Wth以下であると判定した場合、第4投射範囲440に紐づけられた第4候補領域フラグを「1」にセットする。第4候補領域フラグは、第4投射範囲440が候補領域であるか否かを示すフラグである。
一方、処理装置70は、重なり面積W4が閾値Wthより大きいと判定した場合(ステップS14:No)、ステップS15をスキップしてステップS16に移行する。処理装置70は、ステップS16に移行すると、物体領域情報及び画像サイズ情報に基づいて、第5投射範囲450において物体と画像120とが重なる面積W5を算出する(ステップS16)。第1投射範囲410と同様に、第5投射範囲450は、画像120の大きさに対応する大きさを有する矩形状の領域である。
図10は、第5投射範囲450において物体と画像120とが重なる面積W5が算出される様子を示す図である。図10に示すように、一例として、第5投射範囲450は、差分画像200の右下の領域に配置される。差分画像200の右下の領域は、ユーザーAから視て、投射可能範囲110の右下の領域に対応する領域である。処理装置70は、物体領域情報及び画像サイズ情報に基づいて、物体領域300に含まれる画素のうち、第5投射範囲450の内側に含まれる画素を特定し、特定した画素の総数を重なり面積W5として算出する。処理装置70は、算出した重なり面積W5をメモリー60に記憶させる。
図3に戻って説明を続けると、処理装置70は、上記のように第5投射範囲450における重なり面積W5を算出した後、重なり面積W5が閾値Wth以下であるか否かを判定する(ステップS17)。処理装置70は、重なり面積W5が閾値Wth以下であると判定した場合(ステップS17:Yes)、第5投射範囲450を候補領域として決定する(ステップS18)。例えば、処理装置70は、重なり面積W5が閾値Wth以下であると判定した場合、第5投射範囲450に紐づけられた第5候補領域フラグを「1」にセットする。第5候補領域フラグは、第5投射範囲450が候補領域であるか否かを示すフラグである。
処理装置70は、上記ステップS18を実行した後、図4におけるフローチャートのステップS19に移行する。一方、処理装置70は、重なり面積W5が閾値Wthより大きいと判定した場合(ステップS17:No)、ステップS18をスキップして、図4におけるフローチャートのステップS19に移行する。
図4に示すように、処理装置70は、ステップS19に移行すると、第1候補領域フラグから第5候補領域フラグの値に基づいて、候補領域が存在するか否かを判定する(ステップS19)。処理装置70は、第1候補領域フラグから第5候補領域フラグの少なくとも1つの値が「1」である場合に、候補領域が存在すると判定する。処理装置70は、第1候補領域フラグから第5候補領域フラグの全ての値が「0」である場合に、候補領域が存在しないと判定する。
処理装置70は、候補領域が存在すると判定した場合(ステップS19:Yes)、第1候補領域フラグから第5候補領域フラグのうち、「1」にセットされたフラグの数をカウントすることにより、候補領域の数が1つであるか否かを判定する(ステップS20)。
処理装置70は、候補領域の数が1つであると判定した場合(ステップS20:Yes)、その1つの候補領域を投射領域として決定する(ステップS21)。例えば、第1候補領域フラグから第5候補領域フラグのうち、第2候補領域フラグが「1」にセットされ、残りのフラグが「0」にセットされている場合、処理装置70は、第2投射範囲420を投射領域として決定する。
処理装置70は、候補領域の数が1つではないと判定した場合、すなわち複数の候補領域が存在すると判定した場合(ステップS20:No)、複数の候補領域のうち、最も重なり面積が小さい候補領域を投射領域として決定する(ステップS22)。例えば、第1候補領域フラグから第5候補領域フラグのうち、第2候補領域フラグ及び第5候補領域フラグが「1」にセットされ、残りのフラグが「0」にセットされている場合、処理装置70は、メモリー60を参照し、記憶されている第2投射範囲420と第5投射範囲450とのうち、最も重なり面積が小さい投射範囲を投射領域として決定する。このように、投射領域は、投射可能範囲110において重なり面積が閾値Wth以下である複数の候補領域のうちの1つであり、且つ、複数の候補領域のうち、重なり面積が最も小さい候補領域である。
処理装置70は、ステップS21又はステップS22によって投射領域を決定した後、投射領域の大きさを調整する(ステップS23)。例えば、処理装置70は、投射領域における重なり面積がゼロより大きい場合、投射領域における重なり面積が閾値Wth以下に保たれる範囲で、投射領域の大きさを拡大する。例えば、処理装置70は、投射領域における重なり面積がゼロである場合、投射領域における重なり面積がゼロに保たれる範囲で、投射領域の大きさを拡大する。
処理装置70は、上記のように投射領域の大きさを調整した後、光学装置10を制御することにより、投射可能範囲110内の領域のうち投射領域に対応する領域に、投射領域の大きさに対応する大きさを有する画像120を表示する(ステップS24)。
一方、処理装置70は、候補領域が存在しないと判定した場合(ステップS19:No)、第1投射範囲410から第5投射範囲450のうち、最も重なり面積が小さい投射範囲に、その投射範囲に対応する大きさを有する画像120を表示する(ステップS25)。例えば、第1投射範囲410から第5投射範囲450のうち、第2投射範囲420が最も重なり面積が小さい投射範囲である場合、処理装置70は、光学装置10を制御することにより、第2投射範囲420に画像120を表示する。
(本実施形態の効果)
以上のように、本実施形態の表示方法は、プロジェクター2が画像120を投射することが可能な投射可能範囲110に配置された少なくとも1つの物体が占める物体領域300(第1領域)を示す物体領域情報(第1情報)を取得すること(ステップS3)と、物体領域情報と、投射可能範囲110に表示される画像120の大きさを示す画像サイズ情報(第2情報)と、に基づいて、投射可能範囲110において少なくとも1つの物体と画像120とが重なる面積が閾値Wth以下である投射領域(第2領域)に、プロジェクター2を用いて画像120を表示すること(ステップS4~S24)と、を含む。
本実施形態の表示方法によれば、投射可能範囲110において少なくとも1つの物体と画像120とが重なる面積(重なり面積)が閾値Wth以下である投射領域に画像120が表示される。これにより、たとえ画像120が投射可能範囲110に配置された物体に重なって表示されたとしても、重なり面積をユーザーAに許容される限度内に収めながら画像120を表示することができるので、物体を避けるように画像120のサイズを小さくする必要がない。従って、本実施形態の表示方法によれば、画像サイズの変更に起因してユーザーAの利便性が低下することを抑制できる。
本実施形態の表示方法において、投射領域は、投射可能範囲110において重なり面積が閾値Wth以下である複数の候補領域のうちの1つである。
これにより、重なり面積が閾値Wth以下である複数の候補領域のうちの1つに画像120が表示されるため、投射可能範囲110において画像サイズを小さくすることなく画像120を表示できる領域の選択肢が増える。
本実施形態の表示方法において、投射領域は、複数の候補領域のうち、重なり面積が最も小さい候補領域である。
これにより、複数の候補領域のうち、重なり面積が最も小さい候補領域に画像120が表示されるため、物体との重なりに起因する歪みが最も少ない画像120をユーザーAに提供することができる。
本実施形態の表示方法において、画像120を表示することは、物体領域情報及び画像サイズ情報に基づいて、画像120の大きさに対応する大きさを有する複数の投射範囲(第1投射範囲410から第5投射範囲450)のそれぞれにおける重なり面積を算出すること(ステップS4、S7、S10、S13、及びS16)と、複数の投射範囲のうち、重なり面積が閾値Wth以下である投射範囲を、投射領域の候補である候補領域として決定すること(ステップS5、S6、S8、S9、S11、S12、S14、S15、S17、及びS18)と、を含む。
これにより、投射可能範囲110に含まれる領域から、重なり面積が閾値Wth以下である候補領域を簡単な処理で効率良く探索することができる。
本実施形態の表示方法は、投射可能範囲110に重なり面積が閾値Wth以下である投射範囲が存在しない場合、複数の投射範囲のうち、重なり面積が最も小さい投射範囲に画像120を表示すること(ステップS19及びS25)、をさらに含む。
これにより、投射可能範囲110に重なり面積が閾値Wth以下である投射範囲が存在しない場合であっても、最小限の重なり面積で画像120を表示することができるため、可能な限り歪みが少ない画像120をユーザーAに提供することができる。
本実施形態の表示方法において、画像120を表示することは、投射領域における重なり面積がゼロより大きい場合、投射領域における重なり面積が閾値Wth以下に保たれる範囲で、投射領域の大きさを拡大すること(ステップS23)、を含む。
これにより、投射領域における重なり面積がゼロより大きい場合に、投射領域に表示される画像120の大きさを可能な限り拡大することができるため、ユーザーAの利便性がより向上する。
本実施形態の表示方法において、画像120を表示することは、投射領域における重なり面積がゼロである場合、投射領域における重なり面積がゼロに保たれる範囲で、投射領域の大きさを拡大すること(ステップS23)、を含む。
これにより、投射領域における重なり面積がゼロである場合に、投射領域に表示される画像120の大きさを可能な限り拡大することができるため、ユーザーAの利便性がより向上する。
本実施形態の表示システム1は、画像120を投射する光学装置10と、光学装置10を制御する処理装置70と、を備え、処理装置70は、光学装置10が画像120を投射することが可能な投射可能範囲110に配置された少なくとも1つの物体が占める物体領域300(第1領域)を示す物体領域情報(第1情報)を取得すること(ステップS3)と、物体領域情報と、投射可能範囲110に表示される画像120の大きさを示す画像サイズ情報(第2情報)と、に基づいて、投射可能範囲110において少なくとも1つの物体と画像120とが重なる面積が閾値Wth以下である投射領域(第2領域)に、光学装置10を用いて画像120を表示すること(ステップS4~S24)と、を実行する。
本実施形態の表示システムによれば、画像サイズの変更に起因してユーザーAの利便性が低下することを抑制できる。
本実施形態のプログラムは、プロジェクター2が画像120を投射することが可能な投射可能範囲110に配置された少なくとも1つの物体が占める物体領域300(第1領域)を示す物体領域情報(第1情報)を取得すること(ステップS3)と、物体領域情報と、投射可能範囲110に表示される画像120の大きさを示す画像サイズ情報(第2情報)と、に基づいて、投射可能範囲110において少なくとも1つの物体と画像120とが重なる面積Wが閾値Wth以下である投射領域(第2領域)に、プロジェクター2を用い画像120を表示すること(ステップS4~S24)と、を処理装置70(コンピューター)に実行させる。
本実施形態のプログラムによれば、画像サイズの変更に起因してユーザーAの利便性が低下することを抑制できる。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上記実施形態では、複数の候補領域のうち、重なり面積が最も小さい候補領域を投射領域として決定する形態を例示したが、本開示の表示方法はこれに限定されない。例えば、本開示の表示方法において、画像120を表示することは、複数の候補領域のなかから1つの候補領域を選択する入力を受け付けること、を含み、投射領域は、上記の1つの候補領域であってもよい。
具体的には、例えば、処理装置70は、複数の候補領域が存在すると判定した場合(ステップS20:No)、光学装置10を制御することにより、投射可能範囲110において複数の候補領域に対応する領域に画像120を順番に表示する。そして、処理装置70は、操作部30から入力される操作信号、または受光部40から入力されるリモート操作信号に基づいて、複数の候補領域のなかから1つの候補領域を選択する入力を受け付けたことを検知した場合、その入力によって選択された1つの候補領域を投射領域として決定する。これにより、ユーザーAは、複数の候補領域のなかから、自身の立ち位置に適した画像120が表示される候補領域を選択することができるため、ユーザーAの利便性がより向上する。
また、例えば、処理装置70は、複数の候補領域のなかに、投射可能範囲110の中央の領域に対応する候補領域(第1投射範囲)と、投射可能範囲110の左上の領域に対応する候補領域(第2投射範囲)とが存在する場合に、予め設定された領域、例えば投射可能範囲110の左上の領域に対応する候補領域を投射領域として決定してもよい。複数の候補領域のうち、どれを投射領域として決定するかは、ユーザーAが操作部30或いはリモートコントローラーを操作することで設定できるようにしてもよい。
上記実施形態において、投射可能範囲110に表示される画像120の大きさを示す画像サイズ情報(第2情報)が、予めメモリー60に記憶された情報である形態を例示したが、本開示の表示方法はこれに限定されない。例えば、本開示の表示方法において、画像120を表示することは、画像サイズ情報を決定する入力を受け付けること、を含んでいてもよい。
具体的には、例えば、処理装置70は、ステップS4において、操作部30から入力される操作信号、または受光部40から入力されるリモート操作信号に基づいて、画像サイズ情報を決定する入力を受け付けたことを検知した場合、入力された画像サイズ情報と、メモリー60から読み出した物体領域情報とに基づいて、第1投射範囲410において物体と画像120とが重なる面積W1を算出する。これにより、ユーザーAは、操作部30或いはリモートコントローラーを操作することにより、所望の画像サイズを指定することができるので、ユーザーAの利便性がより向上する。
上記実施形態では、光学装置10及び処理装置70を内蔵するプロジェクター2を備える表示システム1を例示したが、本開示の表示システムはこれに限定されない。例えば、本開示の表示システムは、プロジェクターと、プロジェクターに接続されるスマートフォンとを備える表示システムであってもよい。この表示システムの場合、カメラ3の代わりに、スマートフォンのカメラを使用できる。この表示システムでは、プロジェクターが画像を投射する光学装置に相当し、スマートフォンが光学装置を制御する処理装置に相当する。この場合、本開示のプログラムは、スマートフォンに各処理を実行させるプログラムである。
本開示の一態様の表示方法は、以下の構成を有していてもよい。
本開示の一態様の表示方法は、プロジェクターが画像を投射することが可能な投射可能範囲に配置された少なくとも1つの物体が占める第1領域を示す第1情報を取得することと、前記第1情報と、前記投射可能範囲に表示される画像の大きさを示す第2情報と、に基づいて、前記投射可能範囲において前記少なくとも1つの物体と前記画像とが重なる面積が閾値以下である第2領域に、前記プロジェクターを用いて前記画像を表示することと、を含む。
本開示の一態様の表示方法において、前記第2領域は、前記投射可能範囲において前記面積が前記閾値以下である複数の候補領域のうちの1つであってもよい。
本開示の一態様の表示方法において、前記第2領域は、前記複数の候補領域のうち、前記面積が最も小さい候補領域であってもよい。
本開示の一態様の表示方法において、前記画像を表示することは、前記複数の候補領域のなかから1つの候補領域を選択する入力を受け付けること、を含み、前記第2領域は、前記1つの候補領域であってもよい。
本開示の一態様の表示方法において、前記画像を表示することは、前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記画像の大きさに対応する大きさを有する複数の投射範囲のそれぞれにおける前記面積を算出することと、前記複数の投射範囲のうち、前記面積が前記閾値以下である投射範囲を、前記第2領域の候補である候補領域として決定することと、を含んでいてもよい。
本開示の一態様の表示方法は、前記投射可能範囲に前記面積が前記閾値以下である投射範囲が存在しない場合、前記複数の投射範囲のうち、前記面積が最も小さい投射範囲に前記画像を表示すること、をさらに含んでいてもよい。
本開示の一態様の表示方法において、前記画像を表示することは、前記第2領域における前記面積がゼロより大きい場合、前記第2領域における前記面積が前記閾値以下に保たれる範囲で、前記第2領域の大きさを拡大すること、を含んでいてもよい。
本開示の一態様の表示方法において、前記画像を表示することは、前記第2領域における前記面積がゼロである場合、前記第2領域における前記面積がゼロに保たれる範囲で、前記第2領域の大きさを拡大すること、を含んでいてもよい。
本開示の一態様の表示方法において、前記画像を表示することは、前記第2情報を決定する入力を受け付けること、を含んでいてもよい。
本開示の一態様の表示システムは、以下の構成を有していてもよい。
本開示の一態様の表示システムは、画像を投射する光学装置と、前記光学装置を制御する処理装置と、を備え、前記処理装置は、前記光学装置が前記画像を投射することが可能な投射可能範囲に配置された少なくとも1つの物体が占める第1領域を示す第1情報を取得することと、前記第1情報と、前記投射可能範囲に表示される前記画像の大きさを示す第2情報と、に基づいて、前記投射可能範囲において前記少なくとも1つの物体と前記画像とが重なる面積が閾値以下である第2領域に、前記光学装置を用いて前記画像を表示することと、を実行する。
本開示の一態様のプログラムは、以下の構成を有していてもよい。
本開示の一態様のプログラムは、プロジェクターが画像を投射することが可能な投射可能範囲に配置された少なくとも1つの物体が占める第1領域を示す第1情報を取得することと、前記第1情報と、前記投射可能範囲に表示される画像の大きさを示す第2情報と、に基づいて、前記投射可能範囲において前記少なくとも1つの物体と前記画像とが重なる面積が閾値以下である第2領域に、前記プロジェクターを用いて前記画像を表示することと、をコンピューターに実行させる。
1…表示システム、2…プロジェクター、3…カメラ、10…光学装置、11…第1の画像生成パネル、12…第2の画像生成パネル、13…第3の画像生成パネル、14…ダイクロイックプリズム、15…投射光学系、20…映像入力インターフェース、30…操作部、40…受光部、50…スピーカー、60…メモリー、70…処理装置、100…投射面、110…投射可能範囲、120…画像、200…差分画像、300…物体領域(第1領域)、410…第1投射範囲、420…第2投射範囲、430…第3投射範囲、440…第4投射範囲、450…第5投射範囲、L…画像光、A…ユーザー

Claims (11)

  1. プロジェクターが画像を投射することが可能な投射可能範囲に配置された少なくとも1つの物体が占める第1領域を示す第1情報を取得することと、
    前記第1情報と、前記投射可能範囲に表示される画像の大きさを示す第2情報と、に基づいて、前記投射可能範囲において前記少なくとも1つの物体と前記画像とが重なる面積が閾値以下である第2領域に、前記プロジェクターを用いて前記画像を表示することと、
    を含む、表示方法。
  2. 前記第2領域は、前記投射可能範囲において前記面積が前記閾値以下である複数の候補領域のうちの1つである、請求項1に記載の表示方法。
  3. 前記第2領域は、前記複数の候補領域のうち、前記面積が最も小さい候補領域である、請求項2に記載の表示方法。
  4. 前記画像を表示することは、
    前記複数の候補領域のなかから1つの候補領域を選択する入力を受け付けること、
    を含み、
    前記第2領域は、前記1つの候補領域である、請求項2に記載の表示方法。
  5. 前記画像を表示することは、
    前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記画像の大きさに対応する大きさを有する複数の投射範囲のそれぞれにおける前記面積を算出することと、
    前記複数の投射範囲のうち、前記面積が前記閾値以下である投射範囲を、前記第2領域の候補である候補領域として決定することと、
    を含む、請求項1に記載の表示方法。
  6. 前記投射可能範囲に前記面積が前記閾値以下である投射範囲が存在しない場合、前記複数の投射範囲のうち、前記面積が最も小さい投射範囲に前記画像を表示すること、
    をさらに含む、請求項5に記載の表示方法。
  7. 前記画像を表示することは、
    前記第2領域における前記面積がゼロより大きい場合、前記第2領域における前記面積が前記閾値以下に保たれる範囲で、前記第2領域の大きさを拡大すること、
    を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の表示方法。
  8. 前記画像を表示することは、
    前記第2領域における前記面積がゼロである場合、前記第2領域における前記面積がゼロに保たれる範囲で、前記第2領域の大きさを拡大すること、
    を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の表示方法。
  9. 前記画像を表示することは、
    前記第2情報を決定する入力を受け付けること、
    を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の表示方法。
  10. 画像を投射する光学装置と、
    前記光学装置を制御する処理装置と、
    を備え、
    前記処理装置は、
    前記光学装置が前記画像を投射することが可能な投射可能範囲に配置された少なくとも1つの物体が占める第1領域を示す第1情報を取得することと、
    前記第1情報と、前記投射可能範囲に表示される前記画像の大きさを示す第2情報と、に基づいて、前記投射可能範囲において前記少なくとも1つの物体と前記画像とが重なる面積が閾値以下である第2領域に、前記光学装置を用いて前記画像を表示することと、
    を実行する、表示システム。
  11. プロジェクターが画像を投射することが可能な投射可能範囲に配置された少なくとも1つの物体が占める第1領域を示す第1情報を取得することと、
    前記第1情報と、前記投射可能範囲に表示される画像の大きさを示す第2情報と、に基づいて、前記投射可能範囲において前記少なくとも1つの物体と前記画像とが重なる面積が閾値以下である第2領域に、前記プロジェクターを用いて前記画像を表示することと、
    をコンピューターに実行させる、プログラム。
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