JP2017084855A - 圧電振動子実装用フレキシブル基板および圧電振動デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】圧電振動子の支持部のばね性を確保して、圧電振動子の機械的振動阻害による特性劣化が抑制された圧電振動子実装用フレキシブル基板および圧電振動デバイスを提供する。【解決手段】フレキシブル基板211は、フレーム20Fから内側にそれぞれ引き出された第1引出部41、第2引出部42を備え、第1引出部41には圧電トランス1の第1外部電極が接続される第1素子実装用端子21が形成され、第2引出部42には圧電トランス1の第2外部電極が接続される第2素子実装用端子22が形成される。フレーム20Fには第1外部接続用端子25、第2外部接続用端子26が形成され、フレーム20Fに接続される第1引出部41の根元部は、第1素子実装用端子21よりも第2素子実装用端子22に近接し、フレーム20Fに接続される第2引出部42の根元部は、第2素子実装用端子22よりも第1素子実装用端子21に近接する。【選択図】図1

Description

本発明は、圧電振動子を備えるデバイスに関し、特に、圧電振動子を実装するフレキシブル基板、およびそれを備える圧電振動デバイスに関する。
圧電トランス等の圧電振動デバイスにおいては、圧電振動子の機械的振動阻害の抑制、小型化、製造の容易性等を考慮して圧電振動子の支持構造が設計される。例えば特許文献1に示される圧電トランスは、圧電トランス本体の側面に素子電極が設けられ、この素子電極にフレキシブル基板が電気的且つ機械的に接続される構造を採っている。
特開2015−92595号公報
しかし、特許文献1に示されるような、フレキシブル基板を備える圧電振動デバイスにおいては、フレキシブル基板は、その平板部から垂直方向に部分的に折り曲げられた折り曲げ部が圧電振動子の側面の素子電極に電気的且つ機械的に接続される構造であるので、折り曲げ部の寸法を充分に確保できない。その結果、折り曲げ部のばね性を活かしきれない。そのため、圧電振動素子の機械的振動が妨げられ、圧電振動デバイスの特性が劣化する。例えば圧電トランスの場合には、高い電力変換効率が得られない。
本発明の目的は、圧電振動子を支持する支持部のばね性を確保して、圧電振動子の機械的振動阻害による特性劣化が抑制される圧電振動子実装用フレキシブル基板およびそれを備える圧電振動デバイスを提供することにある。
(1)本発明の圧電振動子実装用フレキシブル基板は、
フレームと、前記フレームから引き出された第1引出部と、前記フレームから引き出された第2引出部と、
前記第1引出部に形成され、前記圧電振動子の第1外部電極が接続される第1素子実装用端子と、前記第2引出部に形成され、前記圧電振動子の第2外部電極が接続される第2素子実装用端子と、
を備え、
前記フレームに接続される前記第1引出部の第1根元部は、前記第1素子実装用端子よりも前記第2素子実装用端子に近接することを特徴とする。
上記構成により、フレキシブル基板の第1引出部の長さを長くでき、第1引出部の根元部から圧電振動子の第1外部電極までのばね性が高い。そのため、圧電振動子の機械的振動阻害が抑制される。
(2)前記フレームに接続される前記第2引出部の第2根元部は、前記第2素子実装用端子よりも前記第1素子実装用端子に近接することが好ましい。これにより、フレキシブル基板の第2引出部の長さを長くでき、第2引出部の根元部から圧電振動子の第2外部電極までのばね性が高い。そのため、圧電振動子の機械的振動阻害が抑制される。
(3)上記(2)において、前記第1引出部は前記第1根元部から前記第2根元部の方向へ曲がりながら延伸することが好ましい。これにより、フレキシブル基板の面内の一次元方向の直線状の変位だけでなく、フレキシブル基板の面内における2次元方向の面状の変位についてのばね性も高まる。また、圧電振動子の機械的振動のノードを第1の素子実装用端子に接続することが容易となり、圧電振動子の機械的振動阻害が効果的に抑制される。
(4)上記(2)または(3)において、前記第2引出部は前記第2根元部から前記第1根元部の方向へ曲がりながら延伸することが好ましい。これにより、フレキシブル基板の面内の一次元方向の直線状の変位だけでなく、フレキシブル基板の面内における2次元方向の面状の変位についてのばね性も高まる。また、圧電振動子の機械的振動のノードを第2の素子実装用端子に接続することが容易となり、圧電振動子の機械的振動阻害が効果的に抑制される。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記フレームに形成された第1外部接続用端子と、前記第1引出部に形成され、前記第1素子実装用端子と前記第1外部接続用端子とを電気的に接続する第1導体パターンと、を備え、前記第1外部接続用端子は前記フレームの外周部に配置されていることが好ましい。これにより、第1の外部接続用端子は実装先の配線基板に容易に接続できる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記フレームに形成された第2外部接続用端子と、前記第2引出部に形成され、前記第2素子実装用端子と前記第2外部接続用端子とを電気的に接続する第2導体パターンと、を備え、前記第2外部接続用端子は前記フレームの外周部に配置されていることが好ましい。これにより、第2の外部接続用端子は実装先の配線基板に容易に接続できる。
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、前記フレキシブル基板の前記第1素子実装用端子が形成された領域を除いた領域に保護膜が形成されていることが好ましい。これにより、圧電振動子が実装されている第1素子実装用端子の下面と、実装先の配線基板との間に間隙が生じ、第1素子実装用端子と、その上に実装されている圧電振動子の機械的振動の阻害が効果的に抑制される。
(8)上記(1)から(7)のいずれかにおいて、前記フレキシブル基板の前記第2素子実装用端子が形成された領域を除いた領域に保護膜が形成されていることが好ましい。これにより、圧電振動子が実装されている第2素子実装用端子の下面と、実装先の配線基板との間に間隙が生じ、第2素子実装用端子と、その上に実装されている圧電振動子の機械的振動の阻害が効果的に抑制される。
(9)上記(1)から(8)のいずれかにおいて、前記第1引出部、前記第2引出部、前記第1素子実装用端子および前記第2素子実装用端子を含む、圧電振動子接続構造体の組を複数組備えることが好ましい。
(10)本発明の圧電デバイスは、上記(1)から(9)のいずれかに記載の圧電振動子実装用フレキシブル基板と、前記圧電振動子実装用フレキシブル基板に実装された前記圧電振動子と、を備えることを特徴とする。
上記構成により、機械的振動阻害が抑制された圧電振動子を備える圧電デバイスが得られる。
(11)本発明の圧電デバイスは、上記(9)に記載の圧電振動子実装用フレキシブル基板と、前記圧電振動子実装用フレキシブル基板に実装された前記圧電振動子と、を備え、前記圧電振動子は圧電トランスであることを特徴とする。
上記構成により、電力変換効率の高い圧電トランスを備える圧電デバイスが構成される。
(12)上記(10)または(11)において、前記第1外部電極および前記第2外部電極は、機械的振動のノードで前記第1素子実装用端子および前記第2素子実装用端子に接続されていることが好ましい。これにより、圧電振動子の機械的振動阻害が効果的に抑制される。
本発明によれば、圧電振動子の支持部のばね性が確保されて、圧電振動子の機械的振動阻害による特性劣化が抑制される圧電振動子実装用フレキシブル基板およびそれを備える圧電振動デバイスが得られる。
図1は第1の実施形態に係るフレキシブル基板211の平面図である。 図2は圧電トランス1の斜視図である。 図3(A)(B)は、配線基板200に対するフレキシブル基板211の接続部の構造、および圧電トランス1と配線基板200との位置関係を示す部分断面図である。 図4(A)は、圧電トランス1の平面図、図4(B)はその内部の構造を透視して表した斜視図である。 図5は、入力振動部10Aおよび出力振動部10Bの振動方向を説明するための図である。 図6は第2の実施形態に係るフレキシブル基板212の平面図である。 図7は第3の実施形態に係るフレキシブル基板213の平面図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態を分けて示すが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。第2の実施形態以降では第1の実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態毎には逐次言及しない。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係るフレキシブル基板211の平面図である。このフレキシブル基板211に圧電トランス1が実装される。図1においては、圧電トランス1を輪郭線でのみ表している。この圧電トランス1は、本発明に係る「圧電振動子」の一例である。
フレキシブル基板211は、フレーム(支持構造体)20Fと、フレーム20Fから内側に引き出された入力側第1引出部41、入力側第2引出部42とを備える。フレーム20Fは互いに平行な第1支持部BM1および第2支持部BM2を有し、入力側第1引出部41は第1支持部BM1から第2支持部BM2方向へL字状に曲がりながら延伸し、入力側第2引出部42は第2支持部BM2から第1支持部BM1方向へL字状に曲がりながら延伸する。
入力側第1引出部41には入力側第1素子実装用端子21が形成されていて、入力側第2引出部42には入力側第2素子実装用端子22が形成されている。フレーム20Fの外周部には、入力側第1外部接続用端子25、入力側第2外部接続用端子26が形成されている。また、入力側第1引出部41には、入力側第1素子実装用端子21と入力側第1外部接続用端子25とを電気的に接続する入力側第1導体パターン51が形成されている。同様に、入力側第2引出部42には、入力側第2素子実装用端子22と入力側第2外部接続用端子26とを電気的に接続する入力側第2導体パターン52が形成されている。
フレーム20Fに接続される入力側第1引出部41の入力側第1根元部41Rは、入力側第1素子実装用端子21よりも入力側第2素子実装用端子22に近接している。フレーム20Fに接続される入力側第2引出部42の入力側第2根元部42Rは、入力側第2素子実装用端子22よりも入力側第1素子実装用端子21に近接している。
以上に述べた、第1引出部41、第2引出部42、第1素子実装用端子21、第2素子実装用端子22、第1外部接続用端子25、第2外部接続用端子26、第1導体パターン51および第2導体パターン52を含む、圧電振動子接続構造体は、圧電トランスの入力側(1次側)との接続部についての構造体である。圧電トランスの出力側(2次側)との接続部についての構造体の構成も、次に述べるように同様である。
フレキシブル基板211は、フレーム20Fから内側に引き出された出力側第1引出部43、出力側第2引出部44を備える。出力側第1引出部43は第1支持部BM1から第2支持部BM2方向へL字状に曲がりながら延伸し、出力側第2引出部44は第2支持部BM2から第1支持部BM1方向へL字状に曲がりながら延伸する。
出力側第1引出部43には出力側第1素子実装用端子23が形成されていて、出力側第2引出部44には出力側第2素子実装用端子24が形成されている。フレーム20Fの外周部には、出力側第1外部接続用端子27、出力側第2外部接続用端子28が形成されている。また、出力側第1引出部43には、出力側第1素子実装用端子23と出力側第1外部接続用端子27とを電気的に接続する出力側第1導体パターン53が形成されている。同様に、出力側第2引出部44には、出力側第2素子実装用端子24と出力側第2外部接続用端子28とを電気的に接続する出力側第2導体パターン54が形成されている。
フレーム20Fに接続される出力側第1引出部43の出力側第1根元部43Rは、出力側第1素子実装用端子23よりも出力側第2素子実装用端子24に近接している。フレーム20Fに接続される出力側第2引出部44の出力側第2根元部44Rは、出力側第2素子実装用端子24よりも出力側第1素子実装用端子23に近接している。
なお、外部接続用端子31,32は圧電トランスとは接続されないノンコネクト端子であり、配線基板への実装用の端子である。
図2は圧電トランス1の斜視図である。図2は圧電トランス1の第1面S1を上面にした斜視図である。
圧電トランス1は、直方体形状の圧電素子10と、この圧電素子10の第1面S1の、互いに対向する2辺に沿って形成された外部電極11,12,13,14を備える。外部電極11,12は入力振動部の外部電極、外部電極13,14は出力振動部の外部電極である。
図1に示したフレキシブル基板211に圧電トランス1を実装する際、フレキシブル基板211の素子実装用端子21,22,23,24にはんだペーストを塗布し、第1面S1を下面にして圧電トランス1をフレキシブル基板211に搭載し、リフローはんだ法によりはんだ付けする。このとき、圧電トランス1は、圧電トランス1のノード(後述するN1,N2)が素子実装用端子21,22,23,24に接続されるように搭載する。
図3(A)(B)は、配線基板200に対するフレキシブル基板211の接続部の構造、および圧電トランス1と配線基板200との位置関係を示す部分断面図である。図3(A)は、図1におけるY−Y部分での断面図、図3(B)は図1におけるX−X部分での断面図である。
圧電トランス1は、はんだ5を介してフレキシブル基板211の素子実装用端子21,22等に接合されている。フレキシブル基板211には上下面に保護膜2Cが形成されている。また、フレキシブル基板211はフレーム20Fの周囲に形成された外部接続用端子25,26等は配線基板200上の接続端子225,226等にはんだ付けされる。そのため、図3(A)に表れているように、圧電トランス1等が実装されているフレキシブル基板211の下面と配線基板200との間に間隙が生じ、素子実装用端子21,22等は機械的振動可能である。したがって、その上に実装されている圧電トランス1の機械的振動が阻害されることはない。
図3(B)に表れているように、フレキシブル基板211のフレーム20Fには、その上下面に保護膜2Cが形成されているので、フレーム20Fの剛性は高い。つまり、フレーム20Fの弾性率は大きい。それに対して引出部41,42,43,44は総厚みが薄いため、ばね性が高い。ここで「ばね性」とは、素子実装用端子21,22,23,24への荷重による変位のし易さの性質を指す。言い換えると、引出部41,42,43,44は、フレーム20Fと比較して弾性率が小さい。
図1に示したように、引出部41,42,43,44はL字状に曲がっているので、Z軸方向だけでなく、X軸方向、Y軸方向のいずれにもばね性が高い。
図4(A)は、圧電トランス1の平面図、図4(B)はその内部の構造を透視して表した斜視図である。
圧電素子10の第1面S1には、入力側第1外部電極11、入力側第2外部電極12、出力側第1外部電極13および出力側第2外部電極14が設けられている。いずれの外部電極11,12,13,14も、短辺および長辺からなる面を有する矩形状である。そして、外部電極11,12,13,14は、長辺がX軸方向、短辺がY軸方向に一致するように、圧電素子10の第1面S1に設けられている。
入力振動部10Aには、複数の入力側第1内部電極111と、複数の入力側第2内部電極121とが設けられている。入力側第1内部電極111は、円形状の主面を有し、入力側第1外部電極11と導通している。入力側第2内部電極121は、円形状の主面を有し、入力側第2外部電極12と導通している。
入力側第1内部電極111と入力側第2内部電極121とは、主面の法線方向がX軸方向となるように、X軸方向に沿って交互に設けられている。
出力振動部10Bには、複数の出力側第1内部電極131と,複数の出力側第2内部電極141とが設けられている。出力側第1内部電極131は、円形状の主面を有し、出力側第1外部電極13と導通している。出力側第2内部電極141は、円形状の主面を有し、出力側第2外部電極14と導通している。
出力側第1内部電極131と出力側第2内部電極141とは、主面の法線方向がX軸方向となるように、X軸方向に沿って交互に設けられている。
図5は、入力振動部10Aおよび出力振動部10Bの振動方向を説明するための図である。図5に示す矢印は、入力振動部10Aおよび出力振動部10Bにおける圧電素子10の伸縮方向である。破線は、圧電素子10の応力分布を示す。また、図5の下部に示す実線の波形は、振動する圧電素子10の変位分布を示す。
入力側第1外部電極11と入力側第2外部電極12とに交流電圧が印加されると、入力側第1内部電極111と入力側第2内部電極121との間に電界が生じる。すなわち、入力振動部10Aには分極方向に電界が加えられる。このとき、例えば、入力側第1内部電極111を挟んで、X軸方向のプラス方向側とマイナス方向側とは互いに反対方向に電界が印加される。そして、逆圧電効果により分極方向、すなわち、圧電素子10の第1面S1に沿ったX軸方向を厚みとする厚み縦振動が励振され、図5の矢印に示すように、入力振動部10AはX軸方向に伸縮する。
縦振動が励振されると、出力振動部10BではX軸方向(分極方向)に機械的歪みが生じ、図5の矢印に示すように、出力振動部10BはX軸方向に伸縮する。2λ/2振動モードであるので、入力振動部10Aと出力振動部10Bの伸縮方向は逆である。そして、圧電縦効果により、出力側第1内部電極131と出力側第2内部電極141との間に電位差が生じ、出力側第1外部電極13および出力側第2外部電極14から電圧が出力される。
入力振動部10Aにおける振動変位が最も小さい第1ノードN1は入力側第1外部電極11および入力側第2外部電極12の形成範囲内にある。また、出力振動部10Bにおける振動変位が最も小さい第2ノードN2は出力側第1外部電極13および出力側第2外部電極14の形成範囲内にある。圧電トランス1を実装する場合、振動変位が最も小さい位置(ノードN1,N2)で圧電トランス1が支持されることで、圧電トランス1の振動阻害が抑制される。
本実施形態によれば、入力側第2導体パターン52と出力側第2導体パターン54との間隔が狭いが、入力側第2外部接続用端子26および出力側第2外部接続用端子28をいずれもグランド電位とすれば、入力側第2導体パターン52と出力側第2導体パターン54との間に電位差は無く、絶縁距離の問題は生じない。対して、入力側第1導体パターン51と出力側第1導体パターン53との間隔が大きいので、入力側と出力側との間の絶縁距離が確保される。言い換えると、フレキシブル基板211と、それに実装された圧電トランス1とで構成される圧電モジュールの小型化が容易である。
《第2の実施形態》
第2の実施形態では、第1の実施形態のフレキシブル基板とは引出部の形状が異なる例を示す。
図6は第2の実施形態に係るフレキシブル基板212の平面図である。このフレキシブル基板212に圧電トランス1が実装される。図6においては、圧電トランス1を輪郭線でのみ表している。
第1の実施形態で図1に示したフレキシブル基板211とは、引出部43,44の形状が異なる。第1の実施形態のフレキシブル基板211では、出力側第1引出部43と出力側第2引出部44の配置は、入力側第1引出部41と入力側第2引出部42との配置に対して上下線対称の関係にある。本実施形態のフレキシブル基板212においては、出力側第1引出部43と出力側第2引出部44の配置が、入力側第1引出部41と入力側第2引出部42との配置と合同であり、180°回転対称の関係にある。
《第3の実施形態》
第3の実施形態では、第1、第2の実施形態のフレキシブル基板とはフレームの形状が異なる例を示す。
図7は第3の実施形態に係るフレキシブル基板213の平面図である。このフレキシブル基板213に圧電トランス1が実装される。図7においては、圧電トランス1を輪郭線でのみ表している。
第1の実施形態で図1に示したフレキシブル基板211や、第2の実施形態で図6に示したフレキシブル基板212では矩形枠状のフレームを備える例を示した。図7に示すフレキシブル基板213では、H字形状のフレーム20Fを備える。その他の構成は第2の実施形態で示したフレキシブル基板212と同じである。
このように、フレキシブル基板のフレームは、それらによって引出部を支持する支持構造体であれば、枠状で無くてもよい。
以上に示した各実施形態によれば、次のような効果を奏する。
(1)圧電振動子に接続する特別なリード配線が不要となり、圧電振動子の実装が容易となる。
(2)フレキシブル基板全体の外形サイズを小型に保ったまま、ばね性を有する引出部の長さを確保できるので、圧電振動子の振動阻害が抑制される。また、引出部によって、圧電振動子とフレキシブル基板、および、フレキシブル基板と配線基板との熱膨張係数の差による熱応力が吸収されるので、はんだ点に応力が集中せず、信頼性が向上する。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。例えば、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
BM1…第1支持部
BM2…第2支持部
N1…第1ノード
N2…第2ノード
S1…第1面
1…圧電トランス(圧電振動子)
2C…保護膜
5…はんだ
10…圧電素子
10A…入力振動部
10B…出力振動部
11…入力側第1外部電極
12…入力側第2外部電極
13…出力側第1外部電極
14…出力側第2外部電極
20F…フレーム
20R…根元部
21…入力側第1素子実装用端子
22…入力側第2素子実装用端子
23…出力側第1素子実装用端子
24…出力側第2素子実装用端子
25…入力側第1外部接続用端子
26…入力側第2外部接続用端子
27…出力側第1外部接続用端子
28…出力側第2外部接続用端子
31,32…外部接続用端子
41…入力側第1引出部
42…入力側第2引出部
43…出力側第1引出部
44…出力側第2引出部
51…入力側第1導体パターン
52…入力側第2導体パターン
53…出力側第1導体パターン
54…出力側第2導体パターン
111…入力側第1内部電極
121…入力側第2内部電極
131…出力側第1内部電極
141…出力側第2内部電極
200…配線基板
211,212,213…フレキシブル基板
225,226…接続端子

Claims (12)

  1. 圧電振動子が実装されるフレキシブル基板であって、
    フレームと、前記フレームから引き出された第1引出部と、前記フレームから引き出された第2引出部と、
    前記第1引出部に形成され、前記圧電振動子の第1外部電極が接続される第1素子実装用端子と、前記第2引出部に形成され、前記圧電振動子の第2外部電極が接続される第2素子実装用端子と、
    を備え、
    前記フレームに接続される前記第1引出部の第1根元部は、前記第1素子実装用端子よりも前記第2素子実装用端子に近接することを特徴とする、圧電振動子実装用フレキシブル基板。
  2. 前記フレームに接続される前記第2引出部の第2根元部は、前記第2素子実装用端子よりも前記第1素子実装用端子に近接する、請求項1に記載の圧電振動子実装用フレキシブル基板。
  3. 前記第1引出部は前記第1根元部から前記第2根元部の方向へ曲がりながら延伸する、請求項2に記載の圧電振動子実装用フレキシブル基板。
  4. 前記第2引出部は前記第2根元部から前記第1根元部の方向へ曲がりながら延伸する、請求項2または3に記載の圧電振動子実装用フレキシブル基板。
  5. 前記フレームに形成された第1外部接続用端子と、前記第1引出部に形成され、前記第1素子実装用端子と前記第1外部接続用端子とを電気的に接続する第1導体パターンと、
    を備え、
    前記第1外部接続用端子は前記フレームの外周部に配置されている、請求項1から4のいずれかに記載の圧電振動子実装用フレキシブル基板。
  6. 前記フレームに形成された第2外部接続用端子と、前記第2引出部に形成され、前記第2素子実装用端子と前記第2外部接続用端子とを電気的に接続する第2導体パターンと、
    を備え、
    前記第2外部接続用端子は前記フレームの外周部に配置されている、請求項1から5のいずれかに記載の圧電振動子実装用フレキシブル基板。
  7. 前記フレキシブル基板の前記第1素子実装用端子が形成された領域を除いた領域に保護膜が形成された、請求項1から6のいずれかに記載の圧電振動子実装用フレキシブル基板。
  8. 前記フレキシブル基板の前記第2素子実装用端子が形成された領域を除いた領域に保護膜が形成された、請求項1から7のいずれかに記載の圧電振動子実装用フレキシブル基板。
  9. 前記第1引出部、前記第2引出部、前記第1素子実装用端子および前記第2素子実装用端子を含む、圧電振動子接続構造体の組を複数組備える、請求項1から8のいずれかに記載の圧電振動子実装用フレキシブル基板。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の圧電振動子実装用フレキシブル基板と、前記圧電振動子実装用フレキシブル基板に実装された前記圧電振動子と、を備えた圧電振動デバイス。
  11. 請求項9に記載の圧電振動子実装用フレキシブル基板と、前記圧電振動子実装用フレキシブル基板に実装された前記圧電振動子と、を備え、前記圧電振動子は圧電トランスである、圧電振動デバイス。
  12. 前記第1外部電極および前記第2外部電極は、機械的振動のノードで前記第1素子実装用端子および前記第2素子実装用端子に接続されている、請求項10または11に記載の圧電振動デバイス。
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