JP2017084256A - センサシステム - Google Patents

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Bartley Travis
バートレイ トラビス
真徳 室山
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真徳 室山
田中 秀治
Shuji Tanaka
秀治 田中
貴裕 中山
Takahiro Nakayama
貴裕 中山
浩司 尾藤
Koji Bito
浩司 尾藤
良幸 畑
Yoshiyuki Hata
良幸 畑
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Abstract

【課題】センサの動作状況を正確に把握することができるセンサシステムを提供する。
【解決手段】実施形態に係るセンサシステム1は、複数のセンサノード10と、センサノード10から出力される出力信号を受信する受信部21と、を有し、センサノード10と受信部21とは通信路で接続されているセンサシステム1であって、センサノード10は、クロックを生成するクロック生成部11と、温度情報を取得する温度情報取得部12と、を備え、受信部21は、受信するクロックの発振周波数と、温度情報と、に基づいて、センサノード10の動作電圧を推定する推定部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサシステムに関し、例えば、複数のセンサノードを有するセンサシステムに関する。
センサシステムであって、複数のセンサノードと、センサノードから出力された出力信号を受信する受信部と、を有し、センサノードと受信部とを有線で接続しているセンサシステムが特許文献1に開示されている。
特許文献1では、触覚センサをロボットの表面に複数設け、触覚センサから出力される力やモーメント、温度に応じたアナログ信号をセンサノードにおいてデジタル信号に変換している。センサノードは、変換されたデジタル信号を受信部に対して出力する。センサノードと受信部はバスで接続されている。
特開2012−81554号公報
特許文献1では、センサノードから受信部までは有線で接続されている。したがって、IRドロップの影響により、受信部においてセンサノードの動作電圧を正しく推定することができない場合がある。この場合には、センサノードの動作状況を正確に把握することができない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、センサノードの動作状況を正確に把握することができるセンサシステムを提供する。
本発明の一態様に係るセンサシステムは、複数のセンサノードと、前記センサノードから出力される出力信号を受信する受信部と、を有し、前記センサノードと前記受信部とは通信路で接続されているセンサシステムであって、前記センサノードは、クロックを生成するクロック生成部と、温度情報を取得する温度情報取得部と、を備え、前記受信部は、受信する前記クロックの発振周波数と、前記温度情報と、に基づいて、前記センサノードの動作電圧を推定する推定部と、を備える。このような構成により、動作電圧と相関のある発振周波数と、発振周波数と相関のあるセンサノードの温度に基づいて動作電圧を推定する。このため、通信路が有線の場合には、発振周波数はIRドロップの影響を受けず、センサノードの動作状況を正確に把握することができる。
また、前記発振周波数は、クロックデータリカバリによるオーバーサンプリング率を用いて算出することが好ましい。このような構成により、センサの動作状況を正確に把握することができる。
さらに、前記推定部が推定した前記動作電圧が所定の範囲外の場合には、前記センサノードの動作電圧は異常と判断されることが好ましい。このような構成により、推定した動作電圧をもとに動作電圧の異常を検知することができる。
本発明により、センサの動作状況を正確に把握することができるセンサシステムを提供することができる。
実施形態1に係るセンサシステムを例示した図である。 実施形態1に係るセンサシステムの受信部を例示した図である。 実施形態1に係るセンサシステムにおいて、センサノードの動作電圧と、発振周波数との関係を例示したグラフであり、横軸は、電圧を示し、縦軸は、発振周波数を示す。 実施形態2に係るセンサシステムのセンサノードの異常検出を例示したフローチャート図である。 実施形態2に係るセンサシステムにおける定期的な異常検出を例示した図である。 実施形態3に係るセンサシステムを例示した図である。 実施形態4に係るセンサシステムを例示した図である。 実施形態4に係るセンサシステムの消費電力の推定方法を例示した図である。 実施形態5に係るセンサシステムのコア電源及び外部電源を例示したグラフであり、横軸は時間であり、縦軸は電圧である。 (a)、(b)及び(c)は、実施形態5に係るセンサシステムのセンサノードの監視方法を例示した図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(実施形態1)
実施形態1に係るセンサシステムを説明する。
図1は、実施形態1に係るセンサシステムを例示した図である。
図1に示すように、本実施形態に係るセンサシステム1は、複数のセンサノード10、リレーノード20を有している。複数のセンサノード10は、通信路、例えば、有線のバス30を介して、リレーノード20に接続されている。
センサノード10は、例えば、ロボットに複数個設けられたものである。各センサノード10には、識別用IDが付与されている。識別用IDは、例えば、識別用ID1、識別用ID2、識別用ID3である。センサノード10は、クロック生成部11と、温度情報取得部12と、を有している。また、センサノード10は、図示しない各種のセンサ部と、図示しない信号処理回路を有している。
クロック生成部11は、クロックを生成する。クロック生成部11が生成したクロックの発振周波数を、発振周波数ftxとする。温度情報取得部12は、センサノード10における温度Tの情報を取得する。各種のセンサ部は、力、モーメント等の各センサ値を取得する。信号処理回路は、各種のセンサ部から出力されたアナログセンサ信号の信号処理を行う。信号処理は、例えば、デジタル変換処理である。
センサノード10は、このようにして取得した情報を、データ40としてバス30に出力する。データ40は、デジタル信号で構成されている。データ40は、例えば、プリアンブル41、データエリア42、エンドシンボル43を含んでいる。
プリアンプル41は、「1」、「0」の繰り返しからなり、「1」から開始されるビット列であり、デジタル信号の先頭に付与される。プリアンブルの長さは、2ビットであることが好ましい。なお、本実施形態において、プリアンブルは、9ビットのビット列である。プリアンブルの終了判定のために、プリアンブルの最後には、立ち上がりエッジが付与され、「101010101」の2+1となっている。
データエリア42には、識別用ID、センサノード10の状態、温度T、各センサ値、CRC(Cyclic Redundancy Check)値が含まれている。エンドシンボル43は、データ40の終了を示す予め定められたビット列である。
リレーノード20は、バス30に出力されたデータ40を受信する。リレーノード20は、複数のセンサノード10を統括する中継器である。リレーノード20におけるクロックの発振周波数を、発振周波数frxとする。リレーノード20における発振周波数frxを、センサノード10における発振周波数ftxよりも大きくすることが好ましい。例えば、発振周波数frxを、発振周波数ftxの2倍以上にする。
リレーノード20には、受信部21が設けられている。複数のセンサノード10が接続されたバス30は、リレーノード20における受信部21に接続されている。受信部21は、バス30を介して、センサノード10が出力したデータ40を受信する。
図2は、実施形態1に係るセンサシステムの受信部を例示した図である。
図2に示すように、受信部21は、β演算回路22及びデータ復号回路23を含む受信データ復元部24と、ftx復元回路25と、推定部26とを有している。
β演算回路22は、バス30を介してデータ40を受信する。β演算回路22は、受信したデータ40からオーバーサンプリング率βを算出する。例えば、β演算回路22は、クロックデータリカバリ(Clock Data Recovery、CDRという)により、オーバーサンプリング率βを算出する。
β演算回路22のCDRによるオーバーサンプリング率βの算出方法は以下のとおりである。すなわち、オーバーサンプリング率βは、プリアンブル41受信期間中の受信部21のクロックカウント数を、プリアンブル41の長さで除することによって算出される。なお、プリアンブルの長さが2ビット(本実施形態においては、8)である場合には、プリアンブル41受信期間中の受信部21のクロックカウント数(2進数)を、nビット右シフトすることによってオーバーサンプリング率βが算出可能である。そのため、プリアンブル41の最後の立ち上がりエッジを除いた長さを2ビットとすることにより、受信部21の構造を簡略化できる。
β演算回路22は、算出したオーバーサンプリング率βをftx復元回路25に対して出力する。また、β演算回路22は、受信したデータ40をデータ復号回路23に対して出力する。なお、β演算回路22におけるデータ40からオーバーサンプリング率βを算出する方法は、図2の方法に限らない。
データ復号回路23は、受信部21が受信したデータ40を、β演算回路22を経由して受信する。データ復号回路23は、受信したデータ40を復号する。これにより、データ復号回路23は、センサノード10における識別用ID及び温度Tの情報を取得する。データ復号回路23は、復号した識別用ID及び温度Tの情報を推定部26に出力する。
ftx復元回路25は、β演算回路22が算出したオーバーサンプリング率βを受信する。ftx復元回路25は、受信したオーバーサンプリング率βを用いて、センサノード10の発振周波数を算出する。例えば、ftx復元回路25は、オーバーサンプリング率βに対する発振周波数frxの割合、すなわち、(発振周波数frx)/(オーバーサンプリング率β)の式よりセンサノード10の発振周波数を算出する。このように、発振周波数は、CDRによるオーバーサンプリング率を用いて算出される。算出されたセンサノード10の発振周波数を発振周波数Fとする。受信部21におけるftx復元回路25は、算出された発振周波数Fを推定部26に出力する。
推定部26は、センサノード10の識別用ID、温度T、算出された発振周波数Fを用いて、センサノード10の動作電圧Vを推定する。具体的には、例えば、推定部26は、あらかじめ作成されたテーブルを参照して、または、テーブルから参照したデータを線形補完して、センサノード10の動作電圧Vを推定する。リレーノード20は、識別用ID、動作電圧V、温度T、発振周波数Fを対応付けたテーブルを有している。したがって、推定部26は、センサノード10の発振周波数Fと、温度Tとを用いて、センサノード10の動作電圧Vを推定することができる。
例えば、図1に示すように、リレーノード20は、センサノード10の識別用IDが識別用ID1のものについて、動作電圧V、温度T、発振周波数Fが対応付けられたテーブルを有している。したがって、推定部26は、テーブルを参照することにより、温度Tが25℃、発振周波数Fが0.75MHzのときには、動作電圧が1.5Vであることを推定することができる。
このように、本実施形態のセンサシステム1は、複数のセンサノード10と、センサノード10から出力される出力信号を受信する受信部21と、を有している。また、センサノード10と受信部21とは有線で接続されている。センサノード10は、クロックを生成するクロック生成部11と、温度情報を取得する温度情報取得部12と、を備えており、受信部21は、受信するクロックの発振周波数と、温度情報と、に基づいて、センサノード10の動作電圧を推定する推定部26を備えている。
図3は、実施形態1に係るセンサシステムにおいて、センサノードの動作電圧と、発振周波数の関係とを例示したグラフであり、横軸は、電圧を示し、縦軸は、発振周波数を示す。グラフ中の四角は実測値であり、三角は推定値である。
図3に示すように、センサノード10の動作電圧は、センサノード10における発振周波数によって変化する。CDRにおけるβから解析したセンサノード10の発振周波数Fと、センサノード10が出力する温度Tとを用いて、推定した動作電圧の推定値と、実際に測定した動作電圧の測定値とは良好な一致を示している。
本実施形態に係るセンサシステム1によれば、受信部21において、動作電圧Vと相関のあるクロックの発振周波数Fと、発振周波数ftxと相関のあるセンサノード10の温度Tに基づいて動作電圧Vを推定する。発振周波数Fは、IRドロップの影響を受けないため、センサノードの動作状況を正確に把握することができる。
例えば、人と協調が必要なパートナーロボットは、様々な外界情報を得るために、自由な配置、密度および少ない配線で多数のセンサノード10を実装できるセンサシステムを必要としている。パートナーロボットが現在の状況を正しく把握するためにも、各センサノード10が正しく動作していることをモニタすることが重要である。特に、センサノード10の内部の信号処理の動作に用いられる動作電圧を外部でモニタできることが、パートナーロボットの安全を確保していくうえで重要なことである。
本実施形態では、リレーノード20の受信部21において、CDRによりセンサノード10の発振周波数Fを算出している。センサノード10とは独立した受信部21は、算出した発振周波数Fを用いて、センサノード10の動作電圧を推定することができる。よって、センサノード10の現在の状況を外部から把握することができる。
また、CDRは、プリアンブル41程度の少ないビット(2n+1:9ビット、101010101)で実現できるため、複雑な処理を必要としない。簡単な処理でセンサノード10の動作状況を正確に把握することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2を説明する。実施形態2は、推定した動作電圧Vをもとに動作電圧の異常を検出するセンサシステム2である。実施形態2に係るセンサシステム2の構成は、実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
図4は、実施形態2に係るセンサシステムのセンサノードの異常検出を例示したフローチャート図である。
図4のステップS1に示すように、リレーノード20の受信部21においてセンサノードの動作電圧Vを推定する。動作電圧Vの推定は、例えば、実施形態1と同様に、受信部21において、発振周波数F及び温度Tに基づいて行われる。また、ステップS2に示すように、センサノード10の動作電圧をセルフテストし、受信部21に対して出力する。そして、リレーノード20の受信部21でセンサノード10のセルフテストデータを復号する。セルフテストは、例えば、センサノード10における内部コンパレータにより行われる。
次に、ステップS3に示すように、受信部21で復号したセルフデータが正常かどうかを判断するとともに、推定したセンサノード10の動作電圧Vが正常かどうかを判断する。正常かどうかは、所定の範囲内かどうか、例えば、定格の10%低い値から10%高い値までの間、すなわち、−10%≦V≦+10%かどうかで判断する。判断は、例えばリレーノード20で行われる。
ステップS4に示すように、どちらの条件も満たす(Yesの)場合には、センサノード10の動作電圧は正しいと判断される。また、推定した結果も正しいと判断される。
一方、ステップS5に示すように、どちらか一方でも不成立の場合には、センサノード10の動作電圧は異常と判断される。例えば、推定部26が推定した動作電圧Vが所定の範囲外の場合にはセンサノード10の動作電圧Vは異常と判断される。また、セルフテストした動作電圧が所定の範囲外の場合にもセンサノード10の動作電圧は異常と判断される。このような場合には、該当するセンサノード10により出力されたデータ40を無視するか、センサノード10における電源を遮断して、センサシステム2全体の正常を保つようにする。このようにして、センサシステム2におけるセンサノード10の動作電圧の異常を検出する。
次に、発振周波数Fの変化を定期的に検出する方法を説明する。
図5は、実施形態2に係るセンサシステムにおける定期的な異常検出を例示した図である。図5に示すように、リレーノード20は、定期的にプリアンブル41の出力をセンサノード10に対して要求する。要求された各センサノード10は、リレーノード20に対して定期的にプリアンブル41のみのデータ40を出力する。リレーノード20は、受信したプリアンブル41から発振周波数Fを算出する。
図5に示すように、識別番号ID1のセンサノード10が出力したプリアンブル41のデータ40を解析した結果、発振周波数Fが、時間の経過によって、発振周波数11aから発振周波数11bに変化していることを検出する。これにより、リレーノード20は、識別番号ID1のセンサノード10の動作電圧Vに、異常が発生したことを検出する。このようにして、リレーノード20は、識別番号ID1のセンサノード10の異常を検出することができる。
本実施形態のセンサシステム2によれば、推定した動作電圧Vをもとに、センサノード10の動作電圧Vの異常を検出することができる。センサノード10の動作電圧の異常を検出することにより、リレーノード20は、センサノード10の故障を検出することができる。異常検出のタイミングとして、電源投入時のイニシャルチェック時とすることができる。これにより、正常に起動させた上で、センサシステム2を使用することができる。
また、異常検出のタイミングとして、定期的とすることができる。リレーノード20が定期的にデータ40を要求し、異常を検出することができる。この場合には、プリアンブル41のみのデータ40のようなハートビート的な短いデータ40で行うことができ、処理が滞ることを抑制することができる。
このようにして、IEC61508規格に沿った異常検出を可能とすることができる。すなわち、センサノード10から見て外部のリレーノード20が、セルフテスト機能を支援し、センサノード10の信号処理回路等が正常に動作しているかどうかを検出する手法(Self-test supported by hardware (one-channel))、または、リレーノード20の要求に基づいて各センサノード10がプリアンブル41のみの最小データを送信し、その情報に基づいて動作電圧をモニタリングし、設定どおりのシークエンスで動作しているかどうかを検出する手法(Temporal monitoring with on-line check)を用いることができる。
(実施形態3)
次に、実施形態3を説明する。実施形態3は、コネクタや小抵抗を電源上に設置し、意図的な電圧降下を作り出しておくことで、各センサノード10の位置の区別を行うものである。
図6は、実施形態3に係るセンサシステムを例示した図である。
図6に示すように、リレーノード20には、クロック生成部11の用いる電源55が接続されている。リレーノード20に接続された電源55には、複数のコネクタ31及び複数の小抵抗32が設けられている。例えば、リレーノード20からコネクタ31aまでには、3つの小抵抗32が設けられている。したがって、リレーノード20とコネクタ31aとの間の電圧は降下する。降下したリレーノード20とコネクタ31aとの間の電圧を電圧V1とする。コネクタ31aとコネクタ31bとの間には3つの小抵抗32が設けられている。コネクタ31aとコネクタ31bとの間の降下した電圧を電圧V2とする。同様に、コネクタ31bとコネクタ31cとの間の降下した電圧を電圧V3とする。コネクタ31a、コネクタ31b及びコネクタ31cには、それぞれ図示しない識別用ID1、識別用ID2及び識別用ID3のセンサノード10が接続されている。
電圧降下が電圧V1であった場合には、コネクタ31aに接続されたセンサノードは、センサノード10であることを特定することができる。また、電圧降下が電圧V1+V2であった場合には、コネクタ31bに接続されたセンサノードは、センサノード10であることを特定することができる。このように、リレーノード20は、電圧降下からセンサノード10の位置を特定することができる。
本実施形態のセンサシステム3によれば、電源55上で意図的に電圧降下させることで各センサノード10の位置を把握することができる。これにより、リレーノード20は、センサノード10を区別することができる。
一方、リレーノード20がセンサノード10の位置を把握する場合とは逆に、センサノード10がリレーノード20の位置を把握することもできる。例えば、センサノード10は、電圧降下した電圧V1を用いることにより、リレーノード20の位置を把握することができる。さらに、センサノード10は、電圧V2及びV3を用いることにより、近傍のセンサノード10の位置を把握することもできる。このように、本実施形態のセンサシステム3は、識別用IDの代わりに、電圧の違いを利用して各センサノード10を区別することができる。
(実施形態4)
次に、実施形態4を説明する。実施形態4は、各センサノードのハイサイド側に微小抵抗を設置することで、センサノード10の消費電力を推定する。
図7は、実施形態4に係るセンサシステムを例示した図である。
図7に示すように、センサシステム4における各センサノード10のハイサイド側には、微小抵抗33が設けられている。微小抵抗33は、その抵抗値が既知となっているものである。本実施形態では、リレーノード20は、電源電圧Eと、微小抵抗33の抵抗値Rとを用いて消費電力Pを推定する。例えば、消費電力Pは、(電源電圧E)×(電源電圧E)/(抵抗値R)により推定される。
図8は、実施形態4に係るセンサシステムの消費電力の推定方法を例示した図である。図8に示すように、測定対象とするセンサノード10のハイサイド側に設けられた微小抵抗の一端33a及び他端33bを、他のセンサノード10のADポート34に接続する。そして、他のセンサノード10が、微小抵抗の両端の電圧を測定する。これにより、測定対象のセンサノード10の消費電力Pを推定する。例えば、消費電力Pは、(電源電圧E)×(電源電圧E)/(抵抗値R)により推定する。
また、測定対象とするセンサノード10のハイサイド側に設けられた微小抵抗の一端33a及び他端33bを、測定対象とするセンサノード10のADポート34に接続して、消費電力Pを推定してもよい。
本実施形態のセンサシステム4によれば、ハイサイド側に微小抵抗を設置することで、消費電力を推定することができる。
(実施形態5)
次に、実施形態5を説明する。実施形態5は、センサノード10の電源(コア電源 VDD CORE)と外部回路の外部電源(VDD IO)からそれぞれクロックを生成し、それらを比較することにより異常を監視する。
図9は、実施形態5に係るセンサシステムのコア電源及び外部電源を例示したグラフであり、横軸は時間であり、縦軸は電圧である。
図9に示すように、コア電源(VDD CORE)は、センシング期間及び信号処理期間において電圧が変動している。センシング期間と信号処理期間とは連続している。センシング期間及び信号処理期間は、間隔をおいて出現している。センシング期間及び信号処理期間が出現する間は、電圧が安定している。コア電源(VDD CORE)がセンシング期間及び信号処理期間に属している時は、外部電源(VDD IO)は、電圧が安定している。コア電源(VDD CORE)のセンシング期間及び信号処理期間が終了すると、外部電源(VDD IO)は、送信処理期間が出現する。このときは、外部電源(VDD IO)は、電圧が変動している。安定している期間における電圧を正しい電圧であると仮定する。そして、一方の正しい電圧を用いて、他方の電圧を監視する。
図10(a)、(b)及び(c)は、実施形態5に係るセンサシステムのセンサノードの監視方法を例示した図である。図10(a)及び(b)に示すように、コア電源(VDD CORE)及び外部電源(VDD IO)を用いて、クロック生成部11及びクロック生成部51は、クロックを生成する。クロック生成部11及びクロック生成部51は、コア電源及び外部電源が安定しているときの電源を用いてクロックを発生させる。
図10(c)に示すように、カウンタ52は、クロック生成部11によって生成されたクロックをカウントする。カウンタ53は、クロック生成部51によって生成されたクロックをカウントする。例えば、カウンタ52は、最上位ビットの1からアップカウントを開始する。一方、カウンタ53は、最上位ビットの1からダウンカウントを開始する。カウンタ54は、カウンタ52及びカウンタ53のカウント値を比較する。例えば、カウンタ54は一方のクロック数に対する他方のクロック数の割合が一定かどうか監視する。このようにして、コア電源及び外部電源の異常を監視する。そして、例えば、クロックの割合が変化した場合には、コア電源または外部電源に異常が発生したと判断される。
本実施形態によれば、コア電源及び外部電源が安定しているときの電源を用いてクロックを生成させている。よって、そのときのクロックを用いることによって、電源の状態を正確に監視することができる。
以上、本発明にかかるセンサシステムの実施の形態を説明したが、上記の構成に限らず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で、変更することが可能である。例えば、電源55上に小抵抗32を配置し、電圧降下の違いによってセンサノード10の位置を特定したが、これに限らず、例えば、FM変調を用いることにより、センサノード10の位置を特定してもよい。
1、2、3、4、5 センサシステム
10 センサノード
11 クロック生成部
11a、11b、11c、11d、11e、11f 発振周波数
12 温度情報取得部
20 リレーノード
21 受信部
22 β演算回路
23 データ復号回路
24 受信データ復元部
25 ftx復元回路
26 推定部
30 バス
31、31a、31b、31c コネクタ
32 小抵抗
33 微小抵抗
33a 一端
33b 他端
34 ADポート
40 データ
41 プリアンプル
42 データエリア
43 エンドシンボル
51 クロック生成部
52 カウンタ
53 カウンタ
54 カウンタ
55 電源

Claims (3)

  1. 複数のセンサノードと、前記センサノードから出力される出力信号を受信する受信部と、を有し、前記センサノードと前記受信部とは通信路で接続されているセンサシステムであって、
    前記センサノードは、クロックを生成するクロック生成部と、温度情報を取得する温度情報取得部と、を備え、
    前記受信部は、受信する前記クロックの発振周波数と、前記温度情報と、に基づいて、前記センサノードの動作電圧を推定する推定部と、
    を備えるセンサシステム。
  2. 前記発振周波数は、クロックデータリカバリによるオーバーサンプリング率を用いて算出される請求項1に記載のセンサシステム。
  3. 前記推定部が推定した前記動作電圧が所定の範囲外の場合には、前記センサノードの動作電圧は異常と判断される請求項1または2に記載のセンサシステム。
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