JP2016162294A - 監視システム、センサーノード、サーバー、及び制御方法 - Google Patents

監視システム、センサーノード、サーバー、及び制御方法 Download PDF

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康隆 飯田
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Abstract

【課題】通信品質が不安定な通信網を利用した場合であっても、データ伝送の欠落を抑制することができる監視システム、センサーノード、サーバー、及び制御方法を提供することである。【解決手段】実施形態の監視システムは、センサーノードと、サーバーとを持つ。センサーノードは、センサーから計測値を取得し、計測データ送信制御部により計測値を含む計測データをサーバーに送信し、欠落データの発生頻度に応じた情報をサーバーから受信した場合、計測データ送信制御部に、当該発生頻度に応じた情報に基づく回数だけ計測データをサーバーに送信させる。サーバーは、センサーノードから計測データを受信し、欠落データを検出し、欠落データの検出結果に基づいて欠落データの発生頻度に応じた情報を生成し、当該発生頻度に応じた情報をセンサーノードに送信する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、監視システム、センサーノード、サーバー、及び制御方法に関する。
災害を防ぐことを目的として、災害が起こり得る場所や建造物等の監視対象を監視する監視システムが知られている。この監視システムでは、監視対象に設けられたセンサーが、災害が起こる危険性を定量的に表すことが可能な物理量を計測値として計測する。当該センサーは、計測した計測値を、通信網を介してサーバーへ送信する。サーバーは、センサーから計測値を受信し、受信した計測値を集積(記憶)する。このような監視システムにおける通信網には、無線通信網等の通信品質が安定していない通信網が利用される場合がある。この場合、監視システムでは、通信網の通信品質の劣化に伴い、センサーにより計測された物理量の集積に欠落が生じてしまう可能性があった。
特開2009−93594号公報 特開2010−282269号公報 特開2007−225334号公報
本発明が解決しようとする課題は、通信品質が不安定な通信網を利用した場合であっても、データ伝送の欠落を抑制することができる監視システム、センサーノード、サーバー、及び制御方法を提供することである。
実施形態の監視システムは、センサーノードと、サーバーとを持つ。センサーノードは、取得部と、計測データ送信制御部と、冗長送信制御部とを持つ。取得部は、監視対象に設置されたセンサーから計測値を取得する。計測データ送信制御部は、計測値を含む計測データをサーバーに送信する。冗長送信制御部は、サーバーが受信していない計測データである欠落データの発生頻度に応じた情報をサーバーから受信した場合、計測データ送信制御部に、発生頻度に応じた情報に基づく回数だけ計測データをサーバーに送信させる。サーバーは、通信部と、欠落データ検出部と、情報送信制御部とを持つ。通信部は、センサーノードから計測データを受信する。欠落データ検出部は、欠落データを検出する。情報送信制御部は、欠落データの検出結果に基づいて発生頻度に応じた情報を生成し、発生頻度に応じた情報をセンサーノードに送信する。
実施形態の監視システム1の構成の一例を示す図。 監視システム1が備えるセンサーノード2の機能構成の一例を示す図。 監視システム1が備えるサーバー4の機能構成の一例を示す図。 実施形態のセンサーノード2が備える制御部26が行う処理の流れの一例を示す図。 実施形態のサーバー4が備える制御部46が行う処理の流れの一例を示す図。 実施形態の変形例1の監視システム1aが備えるセンサーノード2aの機能構成の一例を示す図。 実施形態の変形例1のセンサーノード2aが備える制御部26aが行う処理の流れの一例を示す図。 実施形態の変形例1のサーバー4が備える制御部46が行う処理の流れの一例を示す図。 ステップS400における欠落データ検出処理の流れの一例を示すフローチャート。 複数の計測データが送信順に記憶部42に記憶されている様子の一例を示す図。 実施形態の変形例1の監視システム1bが備えるセンサーノード2bの機能構成の一例を示す図。 実施形態の変形例2の監視システム1bが備えるサーバー4bの機能構成の一例を示す図。 実施形態の変形例1のセンサーノード2bが備える制御部26bが行う処理の流れの一例を示す図。 冗長送信数決定処理の流れの一例を示すフローチャート。 実施形態の変形例2の通信品質情報の一例を示す図。 実施形態の変形例2のサーバー4bが備える制御部46bが行う処理の流れの一例を示す図。 所定期間内における単位時間毎の欠落データの発生頻度の変化を表すグラフG1の一例と、図15に示した通信品質情報の一例とを並べた図。
以下、実施形態の監視システム1を、図面を参照して説明する。図1は、実施形態の監視システム1の構成の一例を示す図である。監視システム1は、N台のセンサーノード2−1〜センサーノード2−Nと、中継装置3と、サーバー4を備える。Nは、1以上の整数である。以下では、説明の便宜上、センサーノード2−1〜センサーノード2−Nを区別する必要が無い限り、まとめてセンサーノード2と称して説明する。
監視システム1は、例えば、防災の為、災害が起こり得る場所や建造物等を監視する。この場合、監視システム1では、センサーノード2が、災害が起こり得る場所や建造物等において、災害が起こる危険性を定量的に表すことが可能な物理量を計測値として計測する。また、監視システム1では、サーバー4が、センサーノード2により計測された計測値を含む計測データを記憶する。
これにより、監視システム1のユーザーは、例えば、サーバー4に記憶された計測値を取得することができる。その結果、監視システム1のユーザーは、取得した計測値に基づいて、斜面Sに崩落が起こるか否かを判断することができる。監視システム1のユーザーとは、例えば、斜面Sを管理する管理者等である。なお、監視システム1のユーザーは、これに代えて、他の人物であってもよい。
監視システム1では、センサーノード2と中継装置3が、第1無線通信網を介して通信可能に接続されている。第1無線通信網は、例えば、Wi−SUN(Wireless Smart Utility Network、登録商標)やZigBee(登録商標)等の通信規格に基づく通信網である。以下では、一例として、センサーノード2が、他のセンサーノード2と互いに通信を行わない場合について説明する。なお、監視システム1では、センサーノード2が、他のセンサーノード2と互いに通信を行う構成であってもよい。
また、監視システム1では、中継装置3とサーバー4が、第2無線通信網を介して通信可能に接続されている。第2無線通信網は、例えば、移動体通信網である。なお、第2無線通信網は、これに代えて、無線LAN(Local Area Network)等によって構成される通信網(例えば、インターネット)であってもよい。なお、中継装置3とサーバー4は、有線によって通信可能に接続される構成であってもよい。
ここで、監視システム1が備えるセンサーノード2と、中継装置3と、サーバー4について説明する。
センサーノード2は、センサーノード2が設けられた位置において計測可能な物理量を計測する。以下では、センサーノード2が、図1に示したように斜面S上に設けられており、斜面Sの土壌内の水分量を計測する場合について説明する。斜面Sは、災害として崩落が起こり得る斜面である。また、斜面Sの土壌内の水分量は、斜面Sにおいて崩落が起こる危険性(可能性)を定量的に表すことが可能な物理量である。
斜面Sのように災害が起こり得る場所にセンサーノード2が設けられる場合、センサーノード2には、有線による電力供給が困難な場合がある。そこで、ここでは、一例として、センサーノード2が電池により駆動される場合について説明する。なお、センサーノード2は、有線により電力供給が行われる構成であってもよい。
図1では、図の簡略化のため、センサーノード2を斜面S上に配置された四角形によって示した。なお、センサーノード2は、斜面Sの土壌内の水分量を計測可能であり、計測データをサーバー4に送信することが可能な位置であれば、他の位置に配置されてもよい。
なお、センサーノード2は、斜面Sに代えて、災害が起こり得る他の場所や建造物等に設けられる構成であってもよい。また、センサーノード2は、災害と無関係な場所や建造物等に設けられる構成であってもよい。これらの場合、センサーノード2は、所望の物理量を計測可能な位置に設けられるとする。また、センサーノード2は、土壌内の水分量を計測する構成に代えて、温度や気圧、湿度、応力等の他の物理量を計測する構成であってもよい。
また、センサーノード2は、第1所定周期が経過する毎に計測値を計測する。第1所定周期は、例えば、1時間である。なお、第1所定周期は、これに代えて、10分や2時間、1日等の他の周期であってもよい。以下では、一例として、1以上のセンサーノード2のそれぞれは、互いに時刻が同期されており、同じ時刻に計測値を計測する場合について説明する。なお、1以上のセンサーノード2のそれぞれは、互いに異なる時刻に計測値を計測する構成であってもよい。
センサーノード2は、第1所定周期が経過するまでの間、通常駆動モードで駆動される状態から、省電力モードで駆動される状態へと変化する。通常駆動モードとは、この一例において、センサーノード2が備える各機能部のすべての電源がすべてオンにされた状態におけるセンサーノード2の駆動モードである。省電力モードとは、この一例において、スリープモードやサスペンドモード等のことであり、センサーノード2が備える各機能部の一部又は全部の電源がオフにされた状態におけるセンサーノード2の駆動モードである。
以下では、センサーノード2が通常駆動モードで駆動される期間を、通常駆動期間と称する。また、以下では、センサーノード2が省電力モードで駆動される期間を、省電力期間と称する。センサーノード2は、第1所定周期が経過する間に、まず通常駆動期間において通常駆動モードで駆動され、その後、省電力期間において省電力モードで駆動される。従って、第1所定周期は、通常駆動期間と省電力期間を足した時間となっている。例えば、通常駆動期間が20分であり、省電力期間が40分である場合、第1所定周期は、20分と40分を足した60分(1時間、すなわち第1所定周期)となる。
センサーノード2は、計測値を計測する毎に計測データをサーバー4に送信する。すなわち、センサーノード2は、第1所定周期が経過する毎に計測データをサーバー4に送信する。なお、センサーノード2は、計測データを、他のタイミングに中継装置3を介してサーバー4に送信する構成であってもよい。また、センサーノード2は、中継装置3を介して計測データをサーバー4に送信する。
また、センサーノード2は、サーバー4に計測データを送信した後、サーバー4から欠落データの発生頻度に応じた情報を受信する。センサーノード2は、当該情報を、中継装置3を介して受信する。欠落データとは、センサーノード2から送信された計測データのうち、サーバー4が受信していない計測データを示す。欠落データの発生とは、センサーノード2から送信された計測データがサーバー4により受信されないことを示す。欠落データの発生頻度とは、例えば、所定期間内における欠落データが発生した回数を示す。所定期間とは、例えば、1時間である。なお、所定期間は、1日や1週間等の他の期間であってもよい。欠落データの頻度に応じた情報については、後述する。
センサーノード2は、サーバー4から欠落データの発生頻度に応じた情報を受信するため、第1所定周期が経過した後、通常駆動期間において通常駆動モードで駆動される。そして、センサーノード2は、第1所定周期が経過するまでの間におけるサーバー4から欠落データの発生頻度に応じた情報を受信しない期間において、省電力モードで駆動される。これにより、センサーノード2は、電力消費量を抑制することができ、その結果、駆動時間を長期化させることができる。
計測データとは、例えば、計測値と、他の計測データと自データとを識別する計測データ識別情報と、他のセンサーノード2と自センサーノード2とを識別するセンサー識別情報と、サーバー4を識別するサーバー識別情報を含む。なお、計測データには、他の情報が含まれてもよい。
計測データ識別情報は、例えば、計測データがセンサーノード2からサーバー4に送信される際の送信時刻を示す情報である。なお、計測データ識別情報は、計測データがセンサーノード2からサーバー4に送信された順番を表すシーケンス番号を示す情報等の他の情報であってもよい。また、センサー識別情報は、例えば、MAC(Media Access Control)アドレスである。なお、センサー識別情報は、IP(Internet Protocol)アドレス等、他のセンサーノード2と自センサーノード2とを識別する他の情報であってもよい。また、サーバー識別情報は、例えば、MACアドレスである。なお、サーバー識別情報は、IPアドレス等の他の情報であってもよい。
また、センサーノード2は、欠落データの発生頻度に応じた情報を受信する毎に、受信した欠落データの発生頻度に応じた情報に基づく回数を記憶する。以下では、欠落データの発生頻度に応じた情報に基づく回数を、冗長送信数と称して説明する。センサーノード2は、記憶された冗長送信数に基づいて、第1所定周期が経過数毎に、計測データを冗長送信数回だけ中継装置3を介してサーバー4に繰り返し送信する。これにより、センサーノード2は、通信品質が不安定な通信網を利用した場合であっても、同じ内容が含まれる計測データを繰り返しサーバー4に送信するため、欠落データが発生する確率を低減し、その結果、データ伝送の欠落を抑制することができる。
以下では、説明の便宜上、ある情報Xをセンサーノード2(又はセンサーノード2が備える機能部)が中継装置3を介してサーバー4に送信することを、センサーノード2が情報Xをサーバー4に送信すると称して説明する。また、以下では、情報Xをセンサーノード2(又はセンサーノード2が備える機能部)が中継装置3を介してサーバー4から受信することを、センサーノード2が情報Xをサーバー4から受信すると称して説明する。また、以下では、欠落データの発生頻度に応じた情報を、発生頻度情報と称して説明する。
中継装置3は、センサーノード2と中継装置3の間に設けられた第1無線通信網と、中継装置3とサーバー4の間に設けられた第2無線通信網とを繋ぐゲートウェイ装置である。中継装置3は、センサーノード2から受信した計測データを、サーバー4に送信(中継)する。また、中継装置3は、サーバー4から受信した発生頻度情報を、センサーノード2に送信する(中継)する。なお、監視システム1は、中継装置3を備えない構成であってもよい。この場合、監視システム1では、1以上のセンサーノード2が、第1無線通信網と、第2無線通信網と、有線の通信網とのうちいずれかの通信網を介してサーバー4と通信可能に接続される。
サーバー4は、センサーノード2から計測データを受信する。計測データがセンサーノード2から第1所定周期が経過する毎に送信されるため、サーバー4は、第1所定周期が経過する毎に計測データをサーバー4から受信する。また、サーバー4は、中継装置3を介して計測データをサーバー4から受信する。サーバー4は、所定の処理開始条件が満たされた場合、記憶された計測データに基づいて、センサーノード2毎に所定期間内における発生頻度情報を生成する。そして、サーバー4は、生成した発生頻度情報をセンサーノード2に送信する。また、サーバー4は、中継装置3を介して発生頻度情報をセンサーノード2に送信する。
これにより、サーバー4は、通信品質が不安定な通信網を利用した場合であっても、同じ内容が含まれる計測データを繰り返しセンサーノード2に送信させるため、欠落データが発生する確率を低減し、その結果、データ伝送の欠落を抑制することができる。
なお、以下では、説明の便宜上、情報Xをサーバー4(又はセンサーノード2が備える機能部)が中継装置3を介してセンサーノード2に送信することを、サーバー4が情報Xをセンサーノード2に送信すると称して説明する。また、以下では、情報Xをサーバー4(又はサーバー4が備える機能部)が中継装置3を介してセンサーノード2から受信することを、サーバー4が情報Xをセンサーノード2から受信すると称して説明する。
次に、図2を参照して、監視システム1が備えるセンサーノード2の機能構成について説明する。図2は、監視システム1が備えるセンサーノード2の機能構成の一例を示す図である。
センサーノード2は、記憶部22と、通信部24と、制御部26と、計測部27を備える。
記憶部22は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含み、センサーノード2が処理する各種情報やプログラム等を格納する。なお、記憶部22は、センサーノード2に内蔵されるものに代えて、USB(Universal Serial Bus)等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置でもよい。
通信部24は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネット(登録商標)ポート等を含んで構成される。
制御部26は、センサーノード2の全体を制御する。また、制御部26は、センサーノード2の各機能部の電源のオン/オフを切り替えることにより、通常駆動モードと、省電力モードとのいずれかでセンサーノード2を駆動させる。また、制御部26は、図示しない計時部により計時された現在の時刻を取得し、現在の時刻が省電力期間であるか否かを判定する。なお、制御部26は、当該判定において、現在の時刻が通常駆動期間であるか否かを判定する構成であってもよい。
制御部26は、制御情報取得部261と、冗長送信数取得部263と、冗長送信数記憶制御部265と、冗長送信制御部267と、計測値取得部268、計測データ送信制御部269を備える。制御部26が備えるこれらの機能部のうちの一部又は全部は、例えば、図示しないCPUが、記憶部22に記憶された各種プログラムを実行することで実現される。なお、これらの機能部のうち一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
制御情報取得部261は、サーバー4から通信部24が受信した制御情報を取得する。制御情報とは、発生頻度情報の一例であり、冗長送信数を示す情報を含む情報である。
冗長送信数取得部263は、制御情報取得部261が取得した制御情報に含まれる冗長送信数を抽出して取得する。
冗長送信数記憶制御部265は、冗長送信数取得部263が取得した冗長送信数を記憶部22に記憶させる。
冗長送信制御部267は、記憶部22に記憶された冗長送信数を読み込む。冗長送信制御部267は、読み込んだ冗長送信数を計測データ送信制御部269に設定する。
計測値取得部268は、第1所定周期が経過する毎に計測部27から計測値を取得する。なお、計測値取得部268は、第1所定周期を示す情報を予め記憶しているとする。また、計測値取得部268は、図示しない計時部により計時された時刻に基づいて、第1所定周期が経過したか否かを判定する。
計測データ送信制御部269は、計測値取得部268により取得された計測値を含む計測データを生成する。また、計測データ送信制御部269は、生成した計測データを、冗長送信制御部267により設定された冗長送信数回だけ繰り返しサーバー4に送信する。また、計測データ送信制御部269は、計測データを、通信部24を介してサーバー4に送信する。
計測部27は、センサーノード2が設置された位置における斜面Sの土壌内の水分量を計測する1以上の水分センサーである。計測部27は、計測値取得部268からの要求に応じて、計測した計測値を示す情報を計測値取得部268に出力する。
次に、図3を参照して、監視システム1が備えるサーバー4の機能構成について説明する。図3は、監視システム1が備えるサーバー4の機能構成の一例を示す図である。
サーバー4は、記憶部42と、入力受付部43と、通信部44と、表示部45と、制御部46を備える。
記憶部42は、例えば、HDDやSSD、EEPROM、ROM、RAM等を含み、サーバー4が処理する各種情報やプログラム等を格納する。なお、記憶部42は、サーバー4に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置でもよい。
入力受付部43は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド等を備えたティーチングペンダントや、その他の入力装置である。なお、入力受付部33は、タッチパネルとして表示部と一体に構成されてもよい。
通信部44は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネット(登録商標)ポート等を含んで構成される。
表示部45は、例えば、液晶ディスプレイパネル、あるいは、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイパネルである。
制御部46は、サーバー4の全体を制御する。制御部46は、計測データ取得部461と、計測データ記憶制御部463と、欠落データ検出部465と、欠落頻度算出部467と、冗長送信数決定部468と、制御情報送信制御部469を備える。制御部46が備えるこれらの機能部のうちの一部又は全部は、例えば、図示しないCPUが、記憶部42に記憶された各種プログラムを実行することで実現される。なお、これらの機能部のうち一部又は全部は、LSIやASIC等のハードウェア機能部であってもよい。
計測データ取得部461は、通信部44がセンサーノード2から受信した計測データを通信部44から取得する。
計測データ記憶制御部463は、計測データ取得部461が取得した計測データを記憶部42に記憶させる。
欠落データ検出部465は、所定の処理開始条件を満たされた場合、記憶部42に記憶された所定期間内における1以上の計測データを読み込む。そして、欠落データ検出部465は、読み込んだ1以上の計測データのそれぞれに含まれる計測データ識別情報に基づいて、所定期間内における欠落データを示す情報を検出する。欠落データを示す情報とは、この一例において、欠落データの数と、欠落データの発生した時刻とを特定可能な情報を示す。例えば、欠落データ検出部465は、欠落データを示す情報として、欠落データが発生した時刻を示す情報を検出する。なお、欠落データ検出部465は、これに代えて、欠落データを示す情報として、欠落データが発生したタイミングを示す情報等の欠落データに係る他の情報を検出してもよい。なお、所定期間内において欠落データが1つも発生していない場合、欠落データを示す情報には、ヌル情報のみが含まれるとする。
欠落頻度算出部467は、欠落データ検出部465が検出した欠落データを示す情報に基づいて、所定期間内における欠落データの数を合計し、所定期間内における欠落データの発生頻度として算出する。
冗長送信数決定部468は、欠落頻度算出部467が算出した欠落データの発生頻度に基づいて冗長送信数を決定する。冗長送信数を示す情報は、欠落データの発生頻度に応じた情報(発生頻度情報)の一例である。
制御情報送信制御部469は、冗長送信数決定部468が決定した冗長送信数を含む制御情報を生成する。制御情報送信制御部469は、生成した制御情報をセンサーノード2に送信する。なお、制御情報送信制御部469は、制御情報を、通信部44を介してセンサーノード2に送信する。制御情報送信制御部469は、情報送信制御部の一例である。
次に、図4を参照して、実施形態のセンサーノード2が備える制御部26が行う処理について説明する。図4は、実施形態のセンサーノード2が備える制御部26が行う処理の流れの一例を示す図である。まず、計測値取得部268は、図示しない計時部により計時された時刻に基づいて、第1所定周期が経過したか否かを判定する(ステップS100)。第1所定周期が経過していないと計測値取得部268が判定した場合(ステップS100−No)、制御部26は、現在の時刻が省電力期間であるか否かを判定する(ステップS105)。
省電力期間であると制御部26が判定した場合(ステップS105−Yes)、計測値取得部268は、ステップS100に遷移し、第1所定周期が経過したか否かを判定する。一方、ステップS105において省電力期間ではないと制御部26が判定した場合(ステップS105−No)、制御情報取得部261は、通信部24がサーバー4から制御情報を受信したか否かを判定する(ステップS110)。
制御情報を受信していないと制御情報取得部261が判定した場合(ステップS110−No)、計測値取得部268は、ステップS100に遷移し、第1所定周期が経過したか否かを判定する。一方、制御情報を受信したと判定した場合(ステップS110−Yes)、制御情報取得部261は、通信部44から制御情報を取得する。そして、冗長送信数取得部263は、制御情報取得部261が取得した制御情報に含まれる冗長送信数を抽出して取得する(ステップS120)。
次に、冗長送信数記憶制御部265は、ステップS120において冗長送信数取得部263が取得した冗長送信数を記憶部22に記憶させる(ステップS130)。次に、冗長送信制御部267は、ステップS130において冗長送信数記憶制御部265が記憶部22に記憶した冗長送信数を記憶部22から読み込む。そして、冗長送信制御部267は、読み込んだ冗長送信数を、計測データ送信制御部269に設定する(ステップS140)。そして、計測値取得部268は、ステップS100に遷移し、第1所定周期が経過したか否かを判定する。
一方、第1所定周期が経過したと判定した場合(ステップS100−Yes)、計測値取得部268は、計測部27から計測値を取得する(ステップS150)。次に、計測データ送信制御部269は、ステップS150において計測値取得部268が取得した計測値を含む計測データを生成する(ステップS160)。より具体的には、計測データ送信制御部269は、ステップS160において、当該計測値と、自センサーノード2のセンサー識別情報と、サーバー4を識別するサーバー識別情報と、計測データ識別情報とを含む計測データを生成する。この際、計測データ送信制御部269は、図示しない計時部により計時された現在の時刻を取得し、取得した現在の時刻(上記の送信時刻)を示す情報を、計測データ識別情報として計測データに含める。
次に、計測データ送信制御部269は、ステップS160において生成した計測データを、冗長送信制御部267により設定された冗長送信数回だけ繰り返しサーバー4に送信する(ステップS170)。そして、制御部26は、ステップS105に遷移し、現在の時刻が省電力期間であるか否かを判定する。
このように、ステップS100からステップS170までの処理を実行することにより、制御部26は、通信品質が不安定な通信網を利用した場合であっても、同じ内容が含まれる計測データを繰り返しサーバー4に送信するため、欠落データが発生する確率を低減し、その結果、データ伝送の欠落を抑制することができる。
次に、図5を参照して、実施形態のサーバー4が備える制御部46が行う処理について説明する。図5は、実施形態のサーバー4が備える制御部46が行う処理の流れの一例を示す図である。
以下では、一例として、サーバー4が、1台のセンサーノード2との間で通信を行う場合について説明する。また、以下では、説明の便宜上、サーバー4と通信を行う1台のセンサーノード2を、対象センサーノードと称して説明する。なお、サーバー4が1以上のセンサーノード2のそれぞれとの間で通信を行う場合、サーバー4は、1以上のセンサーノード2毎に図5に示した各処理を行うものとする。この場合、1以上のセンサーノード2との間での通信の一部又は全部は、互いに異なる時間帯に行われてもよく、同じ時間帯に行われてもよい。なお、互いに異なる時間帯に行われた方が、第1無線通信網や第2無線通信網の負荷を低減でき、更にサーバー4が行う処理量が同じ時間帯に集中してしまうことを抑制することができるため望ましい。
まず、計測データ取得部461は、通信部44がセンサーノード2から計測データを受信したか否かを判定する(ステップS200)。計測データを受信したと判定した場合(ステップS200−Yes)、計測データ取得部461は、通信部44から計測データを取得する。そして、計測データ記憶制御部463は、計測データ取得部461が取得した計測データを記憶部42に記憶させる(ステップS270)。この際、計測データ記憶制御部463は、計測データに含まれるセンサー識別情報を参照し、センサーノード2毎に計測データを記憶部42に記憶させる。すなわち、この一例において、計測データ記憶制御部463は、計測データ取得部461が取得した計測データを、対象センサーノードの計測データとして記憶部42に記憶させる。ステップS270において計測データを計測データ記憶制御部463が記憶部42に記憶させた後、欠落データ検出部465は、後述するステップS210に遷移する。
一方、計測データを受信していないと計測データ取得部461が判定した場合(ステップS200−No)、欠落データ検出部465は、所定の処理開始条件が満たされているか否かを判定する(ステップS210)。
所定の処理開始条件は、サーバー4が計測データを受信した後、センサーノード2が通常駆動モードで駆動されている通常駆動期間内に制御情報を送るために設けられる条件である。もし、サーバー4が省電力期間内に制御情報をセンサーノード2に送信した場合、センサーノード2は、制御情報を受信できない。そのため、欠落データ検出部465は、制御情報を送信するためのステップS220からステップS260までの処理を、センサーノード2の通常駆動期間内に行うため、所定の処理開始条件が満たされているか否かを判定する。
例えば、所定の処理開始条件は、計測データ取得部461が計測データを取得したことである。なお、所定の処理開始条件は、これに代えて、計測データ取得部461が計測データを取得してから所定の待機時間が経過することであってもよい。所定の待機時間は最大で、計測データ取得部461が計測データを取得したタイミングから通常駆動期間が経過するまでの時間である。また、所定の処理開始条件は、制御情報を送信するためのステップS220からステップS260までの処理を、センサーノード2の通常駆動期間内に行うための他の条件であってもよい。
所定の処理開始条件が満たされていないと欠落データ検出部465が判定した場合(ステップS210−No)、計測データ取得部461は、ステップS200に遷移し、通信部44がセンサーノード2から計測データを受信したか否かを判定する。一方、所定の処理開始条件が満たされていると判定した場合(ステップS210−Yes)、欠落データ検出部465は、記憶部42に記憶された所定期間内における1以上の計測データを読み込む。当該計測データは、対象センサーノードの計測データである。そして、欠落データ検出部465は、読み込んだ1以上の計測データに基づいて、所定期間内における欠落データを示す情報を検出する欠落データ検出処理を行う(ステップS220)。
ここで、ステップS220における欠落データ検出処理について説明する。この一例において、計測データ識別情報は、計測データがセンサーノード2からサーバー4に送信される際の送信時刻である。そこで、記憶部42に記憶された所定期間内における1以上の計測データを、計測データに含まれる計測データ識別情報に基づいて、送信時刻順に並べた場合を例に挙げて説明する。
なお、以下では、説明の便宜上、送信時刻順に並べられた計測データのうち、隣り合う2つの計測データの組み合わせを、隣接データと称して説明する。また、隣接データが示す2つの計測データのうち、送信時刻が古い方を前計測データと称し、送信時刻が新しい方を後計測データと称して説明する。また、前計測データに含まれる計測データ識別情報と、後計測データに含まれる計測データ識別情報との差を、隣接データ差分と称して説明する。
欠落データが発生していなければ、隣接データ差分は、どの隣接データの隣接データ差分であっても第1所定周期と略一致する。すなわち、隣接データ差分が第1所定周期と一致しない隣接データを検出した場合、当該隣接データが示す前隣接データの送信時刻と、後隣接データの送信時刻との間において、欠落データが発生していたと考えられる。また、欠落データが発生していた場合、欠落データが発生した時刻は、隣接データが示す前計測データの送信時刻から、後計測データの送信時刻までの間に第1所定周期が経過する毎の時刻であると推定される。例えば、前計測データの送信時刻が10時であり、後計測データの送信時刻が13時であった場合、欠落データが発生した時刻は、第1所定周期が経過する毎の時刻である11時と12時である。
これを利用し、欠落データ検出部465は、例えば、1以上の計測データのそれぞれに含まれる計測データ識別情報に基づいて、すべての隣接データを抽出する。そして、欠落データ検出部465は、抽出したすべての隣接データ毎に、隣接データ差分が第1所定周期と略一致するか否かを判定する。そして、欠落データ検出部465は、隣接データ差分が第1所定周期と略一致しないと判定した隣接データ毎に、前計測データの送信時刻と、後計測データの送信時刻とに基づいて、欠落データが発生した時刻を検出する。欠落データ検出部465は、隣接データ毎に欠落データが発生した時刻を1以上検出した場合、隣接データ毎に検出した欠落データが発生した時刻に基づいて、欠落データを示す情報を生成する。当該欠落データを示す情報には、欠落データ検出部465が検出したすべての時刻であって、欠落データが発生した時刻を示す情報が含まれる。なお、当該時刻を示す情報は、記憶部42から読み込まれた計測データが所定期間内における計測データであるため、所定期間内に欠落データが発生した時刻を示す情報である。また、欠落データが発生した時刻を検出できなかった場合、すなわち欠落データが発生していない場合、欠落データ検出部465は、ヌル情報を含む欠落データを示す情報を生成する。
ステップS220において欠落データ検出部465が欠落データ検出処理を行った後、欠落頻度算出部467は、ステップS220において欠落データ検出部465が生成した欠落データを示す情報に基づいて、欠落データの発生頻度を算出する(ステップS230)。より具体的には、欠落頻度算出部467は、欠落データを示す情報から、欠落データの発生した時刻の数を合計し、所定期間内における欠落データの発生頻度として算出する。なお、欠落頻度算出部467は、欠落データを示す情報にヌル情報が含まれていた場合、欠落データの発生頻度を0とする。
次に、冗長送信数決定部468は、ステップS230において欠落頻度算出部467が算出した欠落データの発生頻度に基づいて、冗長送信数を決定する(ステップS240)。より具体的には、冗長送信数決定部468は、所定期間内における欠落データの発生頻度に基づいて、所定期間内における通信品質を特定する。通信品質とは、この一例において、欠落データの発生頻度に応じて決定され、レベル0からレベル5までの6段階のレベルによって表される。冗長送信数決定部468は、以下に示した対応関係を用いて、所定期間内における通信品質を特定する。
欠落データの発生頻度が0の場合 :レベル0の通信品質
欠落データの発生頻度が1以上3未満:レベル1の通信品質
欠落データの発生頻度が3以上5未満:レベル2の通信品質
欠落データの発生頻度が5以上7未満:レベル3の通信品質
欠落データの発生頻度が7以上9未満:レベル4の通信品質
欠落データの発生頻度が10以上 :レベル5の通信品質
冗長送信数決定部468は、上記の対応関係を示す通信品質対応情報を予め記憶しているとする。冗長送信数決定部468は、予め記憶された通信品質対応情報と、欠落データの発生頻度とに基づいて、対象センサーノードとサーバー4の間の通信品質を特定する。冗長送信数決定部468は、特定した通信品質と、予め記憶された第1対応情報とに基づいて、冗長送信数を決定する。第1対応情報は、以下に示したように、上記の通信品質を表すレベルと、レベルに応じた冗長送信数とを対応付けている情報である。
・レベル0の通信品質 ←対応→ 冗長送信数1
・レベル1の通信品質 ←対応→ 冗長送信数2
・レベル2の通信品質 ←対応→ 冗長送信数3
・レベル3の通信品質 ←対応→ 冗長送信数4
・レベル4の通信品質 ←対応→ 冗長送信数5
・レベル5の通信品質 ←対応→ 冗長送信数6
ステップS240で冗長送信数決定部468が冗長送信数を決定した後、制御情報送信制御部469は、当該冗長送信数を含む情報を、制御情報として生成する(ステップS250)。次に、制御情報送信制御部469は、ステップS250において生成した制御情報を、通信部44を介して対象センサーノードに送信する(ステップS260)。なお、制御情報送信制御部469は、ステップS270において受信した計測データに含まれるセンサー識別情報が示すセンサーノード2を、対象センサーノードとして通信品質情報を送信する。
このように、ステップS200からステップS260までの処理を実行することにより、制御部46は、通信品質が不安定な通信網を利用した場合であっても、同じ内容が含まれる計測データを繰り返しセンサーノード2に送信させるため、欠落データが発生する確率を低減し、その結果、データ伝送の欠落を抑制することができる。
以下、実施形態の変形例1の監視システム1aを、図面を参照して説明する。実施形態の変形例1の監視システム1aは、センサーノード2aと、中継装置3と、サーバー4を備える。実施形態の変形例1では、計測データに含まれる計測データ識別情報が、計測データの送信時刻に代えて、計測データが送信された順番を表すシーケンス番号を示す情報である場合について説明する。なお、実施形態変形例1では、実施形態と同様な構成部には、同じ符号を付して説明を省略する。また、実施形態の変形例1では、サーバー4が備える欠落データ検出部465と、欠落頻度算出部467とは実施形態と同じ符号が付されているが、実施形態とは異なる処理を行う。当該処理については、後述(図8及び図9において説明)する。
図6は、実施形態の変形例1の監視システム1aが備えるセンサーノード2aの機能構成の一例を示す図である。センサーノード2aは、記憶部22と、通信部24と、制御部26aと、計測部27を備える。
制御部26aは、制御情報取得部261と、計数部262と、冗長送信数取得部263と、冗長送信数記憶制御部265と、冗長送信制御部267と、計測値取得部268、計測データ送信制御部269aを備える。
計数部262は、計測データ送信制御部269aが計測データを1回送信する毎に、送信された送信回数を1だけ増やす。すなわち、計数部262は、計測データ送信制御部269aが計測データを送信した送信回数をカウントする。なお、計測データ送信制御部269aが一度も計測データを送信していない場合、送信回数は、1に初期化されているものとする。これは、この一例において、計数部262が、計測データが送信された後に送信回数をカウントするためである。なお、送信回数の初期値は、1に代えて、0等の他の数であってもよい。この場合、計数部262が送信回数をカウントするタイミングが、計測データが送信された後とは異なるタイミングであるとする。
計測データ送信制御部269aは、計測データ送信制御部269とは異なる計測データを生成する。計測データ送信制御部269aは、計測データを生成する際、計数部262がカウントした送信回数を示す情報を取得する。そして、計測データ送信制御部269aは、取得した送信回数を計測データが送信された順番を表すシーケンス番号として特定する。そして、計測データ送信制御部269aは、特定したシーケンス番号を示す情報を計測データ識別情報として含む計測データを生成する。
次に、図7を参照して、実施形態の変形例1のセンサーノード2aが備える制御部26aが行う処理について説明する。図7は、実施形態の変形例1のセンサーノード2aが備える制御部26aが行う処理の流れの一例を示す図である。なお、図7に示したフローチャートにおいて、ステップS100からステップS150までの処理及びステップS160の処理は、図4に示したフローチャートのステップS100からステップS150までの処理及びステップS160の処理と同様な処理であるため説明を省略する。
図7に示したステップS150において計測値取得部268が計測部27から計測値を取得した後、計測データ送信制御部269aは、当該計測値を含む計測データを生成する(ステップS300)。より具体的には、計測データ送信制御部269aは、ステップS300において、当該計測値と、サーバー4を識別するサーバー識別情報と、自センサーノード2のセンサー識別情報と、計測データ識別情報とを含む計測データを生成する。この際、計測データ送信制御部269aは、計数部262によりカウントされた送信回数を計数部262から取得し、取得した送信回数を表すシーケンス番号を、計測データ識別情報として計測データに含める。
図7に示したステップS160において計測データ送信制御部269aが計測データをサーバー4に送信した後、計数部262は、計測データ送信制御部269aが計測データを送信した送信回数を1だけ増やす(ステップS310)。そして、制御部26aは、ステップS105に遷移し、現在の時刻がセンサーノード2を省電力モードにする所定の省電力期間であるか否かを判定する。
次に、図8を参照して、実施形態の変形例1のサーバー4が備える制御部46が行う処理について説明する。図8は、実施形態の変形例1のサーバー4が備える制御部46が行う処理の流れの一例を示す図である。以下では、一例として、サーバー4が、1台のセンサーノード2aとの間で通信を行う場合について説明する。以下では、説明の便宜上、サーバー4と通信を行う1台のセンサーノード2aを、対象センサーノードと称して説明する。なお、サーバー4が1以上のセンサーノード2aのそれぞれとの間で通信を行う場合、サーバー4は、1以上のセンサーノード2a毎に図8に示した処理を行うものとする。
なお、図8に示したフローチャートにおいて、ステップS200からステップS210までの処理は、図5に示したフローチャートのステップS200からステップS210までの処理と同様な処理であるため説明を省略する。また、図8に示したフローチャートにおいて、ステップS230からステップS260までの処理は、図5に示したフローチャートのステップS230からステップS260までの処理と同様な処理であるため説明を省略する。
図8に示した(ステップS200−Yes)の場合の後、計測データ記憶制御部463は、ステップS200において計測データ取得部461が取得した計測データを記憶部42に記憶させる(ステップS390)。ステップS390において、計測データ記憶制御部463は、計測データに含まれる計測データ識別情報に基づいて計測データの送信順に並べて記憶部42に記憶させる。
図8に示した(ステップS210−Yes)の場合の後、欠落データ検出部465は、所定期間内における欠落データを示す情報を検出する欠落データ検出処理を行う(ステップS400)。
ここで、図9を参照して、ステップS400における欠落データ検出処理について説明する。図9は、ステップS400における欠落データ検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、欠落データ検出部465は、記憶部42記憶された所定期間内における1以上の計測データを記憶部42から読み込む(ステップS420)。当該計測データは、対象センサーノードの計測データである。
次に、欠落データ検出部465は、隣接データ毎に、ステップS440からステップS460までの処理を繰り返し行う(ステップS430)。実施形態の変形例1において、隣接データとは、記憶部42に送信順に並べて記憶された計測データのうち、隣り合う2つの計測データの組み合わせのそれぞれを示す。
ここで、図10を参照して、記憶部42に記憶された所定期間内における1以上の計測データについて説明する。図10は、複数の計測データが送信順に記憶部42に記憶されている様子の一例を示す図である。図10に示したテーブルの各レコードには、サーバー識別情報と、センサー識別情報と、シーケンス番号と、計測値とが対応付けられて格納されている。また、図10に示した各レコードは、シーケンス番号順、すなわち送信順に並べてられている。欠落データ検出部465は、このようなテーブルから、送信順に基づいて隣り合う2つの計測データの組み合わせを、隣接データとして抽出する。
以下では、隣接データが示す2つの計測データのうち、送信順が古い方を前計測データと称し、送信順が新しい方を後計測データと称して説明する。また、前計測データに含まれる計測データ識別情報と、後計測データに含まれる計測データ識別情報との差を、隣接データ差分と称して説明する。
欠落データが発生していなければ、隣接データ差分は、どの隣接データの隣接データ差分であっても1である。すなわち、隣接データ差分が1ではない隣接データを検出した場合、当該隣接データが示す前隣接データの送信順と、後隣接データの送信順との間において、欠落データが発生していたと考えられる。例えば、図10の矢印Cによって示したように、シーケンス番号が0013の計測データと、シーケンス番号が0015の計測データとは、隣接データである。しかし、当該隣接データの隣接データ差分は、1ではない。このように、欠落データ検出部465は、隣接データを抽出し、抽出した隣接データの隣接データ差分が1であるか否かを判定することにより、欠落データが発生していたことを検出することができる。
また、欠落データが発生していた場合、欠落データが発生した時刻は、隣接データが示す前計測データの送信順から、後計測データの送信順までの間の送信順に基づいて特定することができる。以下では、説明の便宜上、隣接データが示す前計測データの送信順から、後計測データの送信順までの間の送信順を、欠落送信順と称して説明する。例えば、図10に示したように、前計測データの送信順が0013であり、後計測データの送信順が0015であった場合、欠落送信順は、0014である。また、前計測データの送信順が0018であり、後計測データの送信順が0021であった場合、欠落送信順は、0019、0020、0021である。
欠落データ検出部465は、一例として、計測データの送信順を示すシーケンス番号と、計測データの送信時刻とが対応付けられた第2対応情報を予め記憶しているとする。第2対応情報は、第1所定周期が経過する毎にセンサーノード2から計測データが送信されることから、センサーノード2とサーバー4との間で共有することができる情報である。欠落データ検出部465は、第2対応情報と、欠落送信順とに基づいて、欠落データが発生した時刻を特定することができる。例えば、欠落データの欠落送信順が0002である場合、欠落データ検出部465は、第2対応情報に基づいて、シーケンス番号0002に対応付けられた時刻を第2対応情報から特定する。
図9に戻る。図9において説明したことを利用し、欠落データ検出部465は、隣接データ毎に、隣接データ差分を算出する(ステップS440)。次に、欠落データ検出部465は、ステップS440において算出した隣接データ差分が1であるか否かを判定する(ステップS450)。
隣接データ差分が1であると判定した場合(ステップS450−Yes)、欠落データ検出部465は、ステップS430に遷移し、次の隣接データを選択する。一方、隣接データ差分が1ではないと判定した場合(ステップS450−No)、欠落データ検出部465は、隣接データに基づいて欠落送信順を特定する。そして、欠落データ検出部465は、特定した欠落送信順と、予め記憶された第2対応情報とに基づいて欠落データの発生時刻を特定(検出)する(ステップS460)。欠落データ検出部465は、隣接データ毎に欠落データが発生した時刻を検出した場合、隣接データ毎に検出した1以上の欠落データが発生した時刻に基づいて、欠落データを示す情報を生成する。また、欠落データ検出部465は、隣接データ毎に欠落データが発生した時刻を検出できなかった場合、すなわち、欠落データが発生していない場合、ヌル情報を含む欠落データを示す情報を生成する。
以上のように、実施形態の変形例1の監視システム1aでは、計測データに含まれる計測データ識別情報が、計測データの送信時刻に代えて、計測データが送信された順番を表すシーケンス番号を示す情報である。この場合であっても、上記で説明したように、実施形態の変形例1の監視システム1aは、実施形態の監視システム1と同様に、通信品質が不安定な通信網を利用した場合であっても、データ伝送の欠落を抑制することができる。
以下、実施形態の変形例2の監視システム1bを、図面を参照して説明する。実施形態の変形例1の監視システム1bは、センサーノード2bと、中継装置3と、サーバー4bを備える。実施形態の変形例2では、実施形態及び実施形態の変形例1のようにサーバー4が欠落データの発生頻度に応じた情報に基づいて冗長送信を決定するのに代えて、センサーノード2bが冗長送信数を決定する場合について説明する。すなわち、実施形態の変形例2では、冗長送信数を示す情報を含む制御情報が発生頻度情報の一例ではなく、後述する通信品質情報が発生頻度情報の一例である。なお、実施形態の変形例2では、実施形態と同様な構成部には、同じ符号を付して説明を省略する。
図11は、実施形態の変形例2の監視システム1bが備えるセンサーノード2bの機能構成の一例を示す図である。センサーノード2bは、記憶部22と、通信部24と、制御部26bと、計測部27を備える。
制御部26bは、通信品質情報記憶制御部264と、計時部266と、冗長送信制御部267bと、計測値取得部268と、計測データ送信制御部269と、通信品質情報取得部270を備える。
通信品質情報記憶制御部264は、通信品質情報取得部270が取得した通信品質情報を記憶部22に記憶させる。
計時部266は、現在の時刻を計時する。計時部266は、冗長送信制御部267bからの要求に応じて、現在の時刻を示す情報を冗長送信制御部267bに出力する。
冗長送信制御部267bは、記憶部22に記憶された通信品質情報を読み込む。また、冗長送信制御部267bは、計時部266により計時された現在の時刻を示す情報を、計時部266から取得する。また、冗長送信制御部267bは、上記の第1対応情報を予め記憶している。冗長送信制御部267bは、読み込んだ通信品質情報と、取得した現在の時刻と、予め記憶している第1対応情報とに基づいて冗長送信数を決定する。冗長送信制御部267bは、決定した冗長送信数を計測データ送信制御部269に設定する。
通信品質情報取得部270は、サーバー4bから通信部24が受信した通信品質情報を取得する。
図12は、実施形態の変形例2の監視システム1bが備えるサーバー4bの機能構成の一例を示す図である。サーバー4bは、記憶部42と、入力受付部43と、通信部44と、表示部45と、制御部46bを備える。
制御部46bは、計測データ取得部461と、通信品質情報生成部462と、計測データ記憶制御部463と、欠落データ検出部465と、欠落頻度算出部467bと、通信品質情報送信制御部470を備える。
通信品質情報生成部462は、欠落頻度算出部467bが算出した所定期間内における単位時間毎の欠落データの発生頻度に基づいて通信品質情報を生成する。当該通信品質情報は、上述したように所定期間内における単位時間毎の通信品質の変化を表す情報を含む情報である。
欠落頻度算出部467bは、欠落データ検出部465が検出した欠落データを示す情報に基づいて、欠落データの発生頻度を算出する。当該欠落データの発生頻度は、所定期間内における単位時間毎の欠落データの発生頻度を示す。
通信品質情報送信制御部470は、通信品質情報生成部462が生成した通信品質情報をセンサーノード2に送信する。通信品質情報送信制御部470は、情報送信制御部の一例である。
次に、図13を参照して、実施形態の変形例2のセンサーノード2bが備える制御部26bが行う処理について説明する。図13は、実施形態の変形例1のセンサーノード2bが備える制御部26bが行う処理の流れの一例を示す図である。なお、図13に示したフローチャートにおいて、ステップS100からステップS110までの処理は、図4に示したフローチャートのステップS100からステップS110までの処理と同様な処理であるため説明を省略する。
図13に示した(ステップS110−Yes)の場合の後、通信品質情報取得部270は、通信部24から通信品質情報を取得する(ステップS600)。次に、通信品質情報記憶制御部264は、ステップS600において通信品質情報取得部270が取得した通信品質情報を記憶部22に記憶させる(ステップS610)。次に、冗長送信制御部267bは、冗長送信数を決定する冗長送信数決定処理を行う(ステップS620)。次に、冗長送信制御部267bは、ステップS620において決定した冗長送信数を計測データ送信制御部269に設定する(ステップS630)。そして、計測値取得部268は、ステップS100に遷移し、第1所定周期が経過したか否かを判定する。
ここで、図14及び図15を参照して、図13に示したステップS620における冗長送信数決定処理について説明する。図14は、冗長送信数決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、冗長送信制御部267bは、ステップS610において記憶部42に記憶された通信品質情報を読み込む(ステップS640)。次に、冗長送信制御部267bは、計時部266により計時された現在の時刻を示す情報を、計時部266から取得する(ステップS650)。次に、冗長送信制御部267bは、読み込んだ通信品質情報と、取得した現在の時刻と、予め記憶している第1対応情報とに基づいて冗長送信数を決定する(ステップS660)。
図15は、実施形態の変形例2の通信品質情報の一例を示す図である。この一例において、所定期間は、前日の23時から本日の0時までの24時間である場合について説明する。当該通信品質情報には、所定期間内における単位時間毎の通信品質を表すレベルを示す情報が含まれている。すなわち、当該通信品質情報は、所定期間内における単位時間毎の通信品質を表すレベルの変化を表す情報である。単位時間は、この一例において、1時間である。なお、単位時間は、他の時間であってもよい。
すなわち、冗長送信制御部267bは、通信品質情報を参照することにより、前日の24時間における1時間毎の通信品質を表すレベルを特定する。そして、冗長送信制御部267bは、計時部266から取得した現在の時刻と、通信品質情報とを比較することにより、前日における現在の時刻と同じ時刻の通信品質を表すレベルを特定する。冗長送信制御部267bは、特定した前日における現在の時刻と同じ時刻の通信品質を表すレベルと、予め記憶している第1対応情報とに基づいて、冗長送信数を決定する。これにより、冗長送信制御部267bは、所定期間内において周期的に変化する通信品質を表すレベルの変化に応じた冗長送信数を決定することができる。
ここで、図16を参照して、実施形態の変形例2のサーバー4bが備える制御部46bが行う処理について説明する。図16は、実施形態の変形例2のサーバー4bが備える制御部46bが行う処理の流れの一例を示す図である。なお、図16に示したフローチャートにおいて、ステップS200の処理とステップS270の処理は、図5に示したフローチャートのステップS200の処理とステップS270の処理と同様な処理であるため説明を省略する。また、図16に示したフローチャートにおいて、ステップS220の処理は、図5に示したフローチャートのステップS220の処理と同様な処理であるため説明を省略する。
図16に示した(ステップS200−No)の場合の後、欠落データ検出部465は、所定の処理開始条件が満たされているか否かを判定する(ステップS700)。この一例において、所定の処理開始条件とは、例えば、第3所定周期が経過していること、且つセンサーノード2の通常駆動期間であることである。第3所定周期は、例えば、前日の23時から本日の0時までの24時間である。すなわち、制御部46bは、前日の23時から本日の0時までの24時間においてセンサーノード2bから受信された計測データに基づいて、通信品質情報を生成することができる。なお、第3所定周期は、他の周期であってもよい。また、センサーノード2の通常駆動期間は、所定の送信期間の一例である。
所定の処理開始条件が満たされていないと判定した場合(ステップS700−No)、計測データ取得部461は、ステップS200に遷移し、通信部44によりセンサーノード2bから計測データが受信されたか否かを判定する。一方、所定の処理開始条件が満たされていると判定した場合(ステップS700−Yes)、欠落データ検出部465は、ステップS220において欠落データ検出処理を行う。
図16に示したステップS220において欠落データ検出部465が所定期間内における欠落データを示す情報を検出(生成)した後、欠落頻度算出部467bは、ステップS220において欠落データ検出部465が生成した欠落データを示す情報に基づいて、欠落データの発生頻度を算出する(ステップS705)。より具体的には、欠落頻度算出部467bは、欠落データを示す情報から、所定期間内における単位時間毎の欠落データの発生した時刻を検出する。そして、欠落頻度算出部467bは、検出した所定期間内における単位時間の欠落データの発生した時刻に基づいて、所定期間内における単位時間毎の欠落データの数の合計を、所定期間内における単位時間毎の欠落データの発生頻度として算出する。
次に、通信品質情報生成部462は、ステップS705において欠落頻度算出部467bが算出した欠落データの発生頻度に基づいて通信品質情報を生成する(ステップS710)。当該欠落データの発生頻度は、所定期間内における単位時間毎の欠落データの発生頻度を示す。ここで、図17を参照して、通信品質情報生成部462による通信品質情報の生成処理について説明する。図17は、所定期間内における単位時間毎の欠落データの発生頻度の変化を表すグラフG1の一例と、図15に示した通信品質情報の一例とを並べた図である。
グラフG1は、1日を1時間毎に24のビンに分割し、各ビンが表す時間帯における欠落データの発生頻度をプロットしたヒストグラムである。この一例において、ビンの幅の定義は、0時のビンの幅が前日の23時から本日の0時までの時間帯、1時のビンが0時から1時までの時間帯、…、23時のビンが22時から23時までの時間帯であるとする。グラフG1の縦軸は、欠落データの発生頻度(すなわち、回数)を表す。なお、グラフG1の縦軸は、時刻毎の欠落データの発生頻度を、所定期間における欠落データの発生頻度によって規格化した値等、欠落データの発生頻度に基づく値を表してもよい。
図17において、グラフG1の時間帯毎のビンと、点線Zで囲まれた領域内に示した通信品質情報における時刻毎の列とは、1対1に対応付いている。例えば、図17において、グラフGの1時のビンと、通信品質情報における1時の通信品質を表すレベルが格納された列とが、対応付いている。なお、グラフGの1時のビンには、0時から1時までの1時間における欠落データの発生頻度を表すヒストグラムが示されている。また、通信品質情報における1時の通信品質を表すレベルとは、この一例において、0時から1時までの1時間における通信品質を表すレベルを示す。
通信品質情報生成部462は、所定期間内における単位時間毎の欠落データの発生頻度と、予め記憶された通信品質対応情報とに基づいて、所定期間内における単位時間毎の通信品質を表すレベルを特定する。通信品質情報生成部462は、特定した所定期間内における単位時間毎の通信品質を表すレベルに基づいて、例えば、所定期間内における単位時間毎の通信品質を表すレベルが格納されたテーブルを通信品質情報として生成する。
すなわち、通信品質情報生成部462は、図17におけるグラフG1を、予め記憶された通信品質対応情報に基づいて、点線Zで囲まれた領域内に示したテーブル(すなわち、通信品質情報)に変換していると言える。なお、通信品質情報は、所定期間内における各単位時間と、単位時間毎の通信品質を表すレベルとが対応付けられていれば、テーブルである必要はない。
ステップS710において通信品質情報生成部462が通信品質情報を生成した後、通信品質情報送信制御部470は、当該通信品質情報をセンサーノード2に送信する(ステップS720)。
このように、実施形態の変形例2の監視システム1bでは、実施形態のようにサーバー4が冗長送信数を決定する構成に代えて、センサーノード2bが冗長送信数を決定する。この場合であっても、実施形態の変形例2の監視システム1bは、実施形態の監視システム1と同様に、通信品質が不安定な通信網を利用した場合であっても、データ伝送の欠落を抑制することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、センサーノード2が、斜面Sに設置された計測部27から計測値を取得し、計測値を含む計測データをサーバー4に送信し、サーバー4が受信していない計測データである欠落データの発生頻度に応じた情報をサーバー4から受信した場合、計測データ送信制御部269に、欠落データの発生頻度に応じた情報に基づく冗長送信数回だけ計測データをサーバー4に送信させ、サーバー4が、センサーノード2から計測データを受信し、受信されていない計測データである欠落データを検出し、欠落データの検出結果に基づいて欠落データの発生頻度に応じた情報を生成し、欠落データの発生頻度に応じた情報をセンサーノード2に送信する。これにより、通信品質が不安定な通信網を利用した場合であっても、データ伝送の欠落を抑制することができる。
なお、監視システム1、監視システム1a、監視システム1bは、サーバー4が備える各機能部のうちの一部又は全部を中継装置3が備える構成であってもよい。
また、以上に説明した装置(例えば、監視システム1のセンサーノード2とサーバー4、監視システム1aのセンサーノード2aとサーバー4、監視システム1bのセンサーノード2bとサーバー4b)における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…監視システム、2、2a、2b…センサーノード、3…中継装置、4、4b…サーバー、22、42…記憶部、24、44…通信部、26、26a、26b、46、46b…制御部、27…計測部、43…入力受付部、45…表示部、261…制御情報取得部、262…計数部、263…冗長送信数取得部、264…通信品質情報記憶制御部、265…冗長送信数記憶制御部、266…計時部、267、267b…冗長送信制御部、268…計測値取得部、269、269a…計測データ送信制御部、270…通信品質情報取得部、461…計測データ取得部、462…通信品質情報生成部、463…計測データ記憶制御部、465…欠落データ検出部、467、467b…欠落頻度算出部、468…冗長送信数決定部、469…制御情報送信制御部、470…通信品質情報送信制御部

Claims (9)

  1. 監視対象に設置されたセンサーから計測値を取得する取得部と、
    前記計測値を含む計測データをサーバーに送信する計測データ送信制御部と、
    前記サーバーが受信していない前記計測データである欠落データの発生頻度に応じた情報を前記サーバーから受信した場合、前記計測データ送信制御部に、前記発生頻度に応じた情報に基づく回数だけ前記計測データを前記サーバーに送信させる冗長送信制御部と、
    を備えるセンサーノードと、
    前記センサーノードから前記計測データを受信する通信部と、
    前記欠落データを検出する欠落データ検出部と、
    前記欠落データの検出結果に基づいて前記発生頻度に応じた情報を生成し、前記発生頻度に応じた情報を前記センサーノードに送信する情報送信制御部と、
    を備えるサーバーと、
    を備える監視システム。
  2. 前記情報送信制御部は、前記通信部が前記計測データを受信したタイミングから所定の送信期間内に前記発生頻度に応じた情報を前記センサーノードに送信する、
    請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記サーバーは、
    前記検出結果に基づいて、前記発生頻度を算出する欠落頻度算出部と、
    算出された前記発生頻度に基づいた回数を決定する冗長送信数決定部と、
    を備え、
    前記情報送信制御部は、決定された前記発生頻度に基づいた回数を、前記発生頻度に応じた情報として生成し、
    前記冗長送信制御部は、前記発生頻度に基づいた前記回数を、前記発生頻度に応じた情報に基づく前記回数として特定する、
    請求項1に記載の監視システム。
  4. 前記冗長送信制御部は、前記発生頻度に応じた情報に基づいて、前記発生頻度に応じた情報に基づく前記回数を決定する、
    請求項1に記載の監視システム。
  5. 監視対象に設置されたセンサーから計測値を取得する取得部と、
    前記計測値を含む計測データをサーバーに送信する計測データ送信制御部と、
    前記サーバーが受信していない前記計測データである欠落データの発生頻度に応じた情報を前記サーバーから受信した場合、前記計測データ送信制御部に、前記発生頻度に応じた情報に基づく回数だけ前記計測データを前記サーバーに送信させる冗長送信制御部と、
    を備えるセンサーノード。
  6. 前記冗長送信制御部は、前記発生頻度に応じた情報に基づいて、前記発生頻度に応じた情報に基づく前記回数を決定する、
    請求項5に記載のセンサーノード。
  7. センサーから取得された計測値を含む計測データをセンサーノードから受信する通信部と、
    受信されていない前記計測データである欠落データを検出する欠落データ検出部と、
    前記欠落データの検出結果に基づいて前記欠落データの発生頻度に応じた情報を生成し、前記発生頻度に応じた情報を前記センサーノードに送信する情報送信制御部と、
    を備えるサーバー。
  8. 前記情報送信制御部は、前記通信部が前記計測データを受信したタイミングから所定の送信期間内に前記発生頻度に応じた情報を前記センサーノードに送信する、
    請求項7に記載のサーバー。
  9. センサーノードが、監視対象に設置されたセンサーから計測値を取得する取得ステップと、
    センサーノードが、前記計測値を含む計測データをサーバーに送信する計測データ送信制御ステップと、
    サーバーが、前記センサーノードから前記計測データを受信する通信ステップと、
    サーバーが、受信していない前記計測データである欠落データを検出する欠落データ検出ステップと、
    サーバーが、前記欠落データの検出結果に基づいて前記欠落データの発生頻度に応じた情報を生成し、前記発生頻度に応じた情報を前記センサーノードに送信する情報送信制御ステップと、
    センサーノードが、前記発生頻度に応じた情報を前記サーバーから受信した場合、前記計測データ送信制御ステップにおいて、前記発生頻度に応じた情報に基づく回数だけ前記計測データを前記サーバーに送信させる冗長送信制御ステップと、
    を有する制御方法。
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