JP2017084192A - 画像処理システム、画像処理装置及びWebサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】画像ファイル66の画像調整及びその効果の確認を容易にする画像処理装置1を提供する。
【解決手段】ネットワーク3にWebサーバ2を接続して画像ファイル66の画像調整をWebページ101で行えるようにした。即ち、画像処理装置1によって画像ファイル66のサムネイル画像ファイル67を生成して、ユーザ端末4のWebページ101にサムネイル画像102及び画像調整項目106を表示し、画像調整項目106の変更内容をWebページ101に表示するサムネイル画像102に対して行い、そして、画像調整の効果を確認のため画像ファイル66をダウンロードできるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を読取って画像処理を行う画像処理システム及び画像処理装置に関するものである。
一般に、デジタル複合機、複合プリンタと呼ばれるMFP(Multi Function Peripheral / Printer)としての画像処理装置及びこれを用いた画像処理システムでは、スキャナで画像を読取って生成した画像ファイルをファイルサーバに格納し、共有ファイルとして使用する。この画像ファイルは、画像処理装置の操作部から所望とする画像ファイルを選択し、印刷したり、電子メールに添付して送信したり、ファクシミリ送信することができる(例えば、特開2015−119301号公報(特許文献1)参照)。
特開2015−119301号公報
しかしながら、従来の構成の画像処理装置及び画像処理システムでは、スキャナで読取って生成した画像ファイルに任意の画像調整を行ってから使用する場合、一旦、クライアントPCに画像ファイルをダウンロードしてから専用ソフトで画像調整を行い、ファイルサーバ等に格納する必要がある。このため、画像調整、その効果の確認及びダウンロードの操作が複雑で時間かかるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、読取って生成した画像ファイルの画像調整、その効果の確認及びダウンロードを容易にする画像処理装置及び画像処理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に関する請求項1記載の画像処理システムは、原稿の画像を読取って画像ファイルを生成するとともに前記画像ファイルのサムネイル画像ファイルを生成する画像処理装置と、WebブラウザによりWebページを表示することにより、第1の画像調整を行うユーザ端末と、前記サムネイル画像ファイルを記憶するWebサーバと、前記画像処理装置、前記ユーザ端末及び前記Webサーバを接続するネットワークからなり、前記Webサーバは、前記Webページに表示する前記サムネイル画像ファイルのサムネイル画像及び画像調整項目を前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末は、前記Webサーバから送信される前記サムネイル画像及び前記画像調整項目を前記Webページに表示することにより前記第1の画像調整を可能とすることを特徴とするものである。
更に、本発明に関する画像処理システムは、前記Webサーバは、前記ユーザ端末により前記第1の画像調整が行われたとき、前記画像調整項目の変更内容に基づいて、前記Webサーバに記憶した前記サムネイル画像ファイルの内容を更新することとしてもよい。これにより、ユーザ端末のWebページの「プレビュー」ボタンを設けることにより、サムネイル画像により前記第1の画像調整の効果の確認を行なうことができる。
更に、本発明に関する画像処理システムは、前記画像処理装置が生成する前記画像ファイルを格納するファイルサーバを前記ネットワークに接続し、ファイルサーバは、前記ユーザ端末により前記第1の画像調整が行われたとき、前記画像調整項目の前記変更内容に基づいて、前記ファイルサーバに格納した前記画像ファイルの内容を更新することとしてもよい。このようにすることにより、ファイルサーバから容易に前記画像調整項目の前記変更内容に基づいて、画像ファイルをダウンロードすることができ、画像ファイルにより第1の画像調整の効果を確認することができる。
本発明によれば、前記Webサーバは、前記Webページに表示する前記サムネイル画像ファイルのサムネイル画像及び画像調整項目を前記ユーザ端末に送信し、前記ユーザ端末は、前記Webサーバから送信される前記サムネイル画像及び前記画像調整項目を前記Webページに表示することとしたので、第1の画像調整の都度、ユーザ端末に画像ファイルをダウンロードする必要がなく、ユーザ端末から簡単に第1の画像調整が可能となる。
また、ユーザ端末のWebページの「プレビュー」ボタンを設けることにより、第1の画像調整時にサムネイル画像により第1の画像調整の効果の確認を行なうことができるとともに、第1の画像調整後には画像ファイルをダウンロードすることができ、画像ファイルにより第1の画像調整の効果を確認することができる。また、同時に、サムネイル画像を利用して第1の画像調整を行うことにより、画像処理装置及び画像処理システムのネットワーク負荷も少なくすることができる。
第1の実施の形態に関する画像処理システムの構成を示す構成図である。 第1の実施の形態に関する画像処理装置の構成を説明するブロック図である。 第1の実施の形態に関するWebサーバの構成を説明するブロック図である。 第1の実施の形態に関するユーザ端末の構成を説明するブロック図である。 第1の実施の形態に関するファイルサーバの構成を説明するブロック図である。 第1の実施の形態に関するEメールサーバの構成を説明するブロック図である。 第1の実施の形態に関する画像処理装置の操作部の構成を説明する正面図である。 第1の実施の形態に関する画像処理装置の画像ファイル格納先指定画面を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する画像処理システムにおけるデータフローを示すデータフロー図である。 第1の実施の形態に関する画像処理装置から送信されるEメールの画面を示す説明図である。 第1の実施の形態に関するユーザ端末の操作部に表示されるWebページの画面を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する画像処理装置で管理する画像ファイルリストを示す説明図である。 第1の実施の形態に関するWebサーバで管理する画像ファイル格納先リストを示す説明図である。 第1の実施の形態に関するWebサーバの画像調整コマンドを示す説明図である。 第1の実施の形態に関する画像処理装置におけるファイル送信処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に関する画像処理装置における画像調整処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に関するWebサーバにおける画像調整処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に関する画像処理システムにおける画像ファイルのプレビュー処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に関する画像処理システムにおける画像ファイルのダウンロード処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に関する画像処理システムにおける画像調整を伴う画像ファイルのダウンロード処理を示すフローチャートである。
(第1の実施の形態)
以下に本発明を実施するための最良の形態である第1の実施の形態を説明する。各図面に共通な要素には同一の符号を付す。以下、第1の実施の形態の画像処理装置及び画像処理システムの構成を説明する。
最初に、第1の実施の形態に関する画像処理システムの構成を説明する。図1は、第1の実施の形態に関する画像処理システムの構成を示す構成図である。第1の実施の形態に関する画像処理システム1000は、画像処理装置1、ユーザ端末4、画像ファイルを格納するファイルサーバ5が、LAN(Loca1 Area Network)3aによって接続される構成となっている。
ユーザ端末4は、PC(Personal Computer)4a又はモバイルPC4b等からなる。LAN3aには無線ネットワークの中継機であるアクセスポイント8も接続することができる。
また、画像処理装置1は、図示しないファクシミリ装置とのファクシミリ通信又は音声電話を行うため電話回線3dが接続可能となっている。LAN3aは、オフィス内の小規模ネットワークであり、ファイアウォールなどを介してインターネット3xに接続されている。
更に、第1の実施の形態に関する画像処理システム1000は、画像処理装置1等がインターネット3xを介して、Eメールサーバ6、Webサーバ2に接続される構成となっている。
また、モバイルPC4bも無線LAN3wによりアクセスポイント8を介してLAN3a及びインターネット3xに接続可能となっている。尚、インターネット3xは、イントラネット等の企業内ネットワークでもよい。以下、LAN3a、無線LAN3w、インターネット3xを総称して単に「ネットワーク3」という。
画像処理装置1は、原稿の画像を読取る読取機能を有するとともに、コピー、印刷、ファクシミリ、Eメール送信、ファイル送信等の機能を備えた複合機である。
Webサーバ2は、記憶したHTML形式の文書又は画像からなるWebページデータを、ユーザ端末4のWebブラウザからの要求に応じてインターネット3xを介してユーザ端末4に送信するサーバである。また、Webサーバ2は、後述するサムネイル画像ファイル67を記憶する画像記憶部230を有する。
ユーザ端末4は、主にOA用途として文書作成ソフトウェア、Eメールソフトウェア、スキャニングソフトウェア、Webブラウザ100、プリンタードライバ等がインストールされた端末である。本実施の形態に関してユーザ端末4は、Webブラウザ100により後述するWebページ101を表示するWebブラウザ処理部321を有する。
モバイルPC4bは、ノートPC、PDA( Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末のように、携帯して利用できる端末である。ネットワークを介して情報のやりとりをするのが主な目的の端末であり、無線LAN3wによりアクセスポイント8に接続可能な範囲であればインターネット3xに接続することができる。
ファイルサーバ5は、共有目的の後述する画像ファイル66bを格納するサーバである。本実施の形態に関して、ファイルサーバ5は、画像処理装置1によって読取った元画像データ61を後述する所定の設定により第2の画像調整を実行した画像ファイル66aを、画像ファイル66bとして格納する画像格納部43を有する。通信プロトコルとしては、FTP(File Transfer Protocol)、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)、CIFS(Common Internet File System)等を用いるのが一般的である。
Eメールサーバ6は、Eメールの送信、受信を中継するサーバである。通信プロトコルとしては、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)等等を用いるのが一般的である。
次に、第1の実施の形態に関する画像処理装置1の構成を説明する。図2は、第1の実施の形態に関する画像処理装置の構成を説明するブロック図である。画像処理装置1は、後述するように、原稿の画像を読取って画像ファイル66を生成するとともに画像ファイル66のサムネイル画像ファイル67を生成するものである。画像処理装置1の操作部10は、ユーザが画像処理装置1の各種機能を実行する操作及びメニューを変更する操作、更には装置状況を確認するなどのユーザインターフェイス手段を備える。操作部10の詳細は、後に図7を用いて説明する。
揮発性の半導体であるRAM11(Random Access Memory)は、電源を切るとデータが消去される特性があるが、アクセス速度が高速であるという利点がある。このため、RAM11は頻繁に読み書きを行うデータの記憶及び実行プログラムの記憶などに使用される。
CPU12(Central Processing unit)は、各種データに演算などの処理を加えて結果を出力する演算処理装置である。このCPU12により実行される機能ブロックは、装置制御部120、画像調整部121、画像ファイル生成部122、画像ファイル削除部123、サムネイル画像ファイル生成部124、Eメール生成部125及び画像調整コマンド解析部126から構成される。
装置制御部120は、上記画像調整部121等の各部及び画像処理装置1の全システムの制御を行う。
画像調整部121は、後述する読取部15によって読取られ画像記憶部140に記憶された元画像ファイル61に対して、濃度調整、カラー・モノクロ変換、解像度調整などの画像処理を行う複数の処理部を備える。
画像ファイル生成部122は、画像調整部121によって第2の画像調整が行われた中間画像ファイル65を汎用の画像閲覧・編集ソフトウェアで閲覧、編集可能な形式に変換した画像ファイル66aを生成する。画像ファイル66aのデータ形式としては、例えば、PDF(Portable Document Format)、JPEG(Joint photographic Expert Group)、TIFF(Tagged lmage File Format)等が一般的である。
画像ファイル削除部123は、ユーザの削除操作によりファイルサーバ5の指定されたフォルダに格納されている画像ファイル66bを削除するものである。
サムネイル画像ファイル生成部124は、画像調整部121によって第2の画像調整が行われた中間画像ファイル65を汎用の画像管理ソフトウェアで閲覧可能になるようにイメージを縮小した後述するサムネイル画像ファイル67aを生成する。データ形式としては、例えば、JPEG、GIF等が一般的である。
Eメール生成部125は、後に図10で示すあらかじめ決められた文書フォーマットに、指定されたユーザ端末4のEメールアドレスを送信先とし、画像ファイルをダウンロードできるURL(以下、「ダウンロードURL92」という)を添付したEメール90を生成する。
画像調整コマンド解析部126は、後に図14で示す画像調整コマンド110を受信するとコマンドの解析処理を行う。この画像調整コマンド110は、Webページ上で濃度、解像度、カラー/グレースケール/モノクロ等の各画像調整項目106の設定内容を変更すると、Webサーバ2から画像処理装置1に送信されるコマンドである。
記憶部14は、例えば、不揮発性の半導体メモリや、ハードディスク装置などにより構成される。記憶部14は、画像記憶部140、Eメールアドレス記憶部141、サーバアドレス記憶部142及び画像ファイルリスト記憶部143を備える。
画像記憶部140は、読取部15によって読取られた画像を元画像ファイル61として記憶する。更に、画像記憶部140は、画像ファイル生成部122により生成された画像ファイル66a及びサムネイル画像ファイル生成部124により生成されたサムネイル画像ファイル67aを記憶する。
Eメールアドレス記憶部141は、ユーザ端末4にダウンロードURL92を通知する際のEメールの送信先アドレス等の情報を記憶する。
サーバアドレス記憶部142は、ファイルサーバ5のアドレス及びWebサーバ2のURL等を記憶する。
画像ファイルリスト記憶部143は、後に図12で示す画像ファイルリスト143Lを記憶する。
読取部15は、原稿台ガラス面又はADF(Auto Document Feeder)にセットされた原稿を光学的に読取り、読取った元画像データを元画像ファイル61として画像記憶部140に格納する機能を有する。
印刷部16は、LAN3aを介して送信されてくるユーザ端末4で作成された文書データの印刷、更にはコピーのために画像ファイル66aを紙等の媒体に印刷する機能を有する。また、印刷部16は、操作部10から印刷指示する画像処理装置1のシステム設定リストなどを印刷する機能も有する。
ファクシミリ通信部17は、電話回線3dを介して公衆電話網に接続されている他のファクシミリ装置とファクシミリ送受信を行う機能を有する。
ネットワーク通信部18は、ファイルサーバ5への画像ファイル66aの転送及び送信、Eメールサーバ6へのEメール送信、Webサーバ2へのサムネイル画像ファイル67aの転送及び送信を行う機能を有する。更に、ネットワーク通信部18は、画像調整コマンド110の受信を行う際などにLAN3aによりデータの送受信を行う機能を有する。以上の各部が画像処理装置1の内部バス12aにより接続された構成となっている。
次に、第1の実施の形態に関するWebサーバ2の構成を説明する。図3は、第1の実施の形態に関するWebサーバの構成を説明するブロック図である。Webサーバ2は、サムネイル画像ファイル67を記憶するとともに、ユーザ端末4における第1の画像調整を可能とするためにWebページ101にWebページデータを送信する。Webサーバ2の操作部20は、表示手段と入力手段から構成される。そして、入力手段としてキーボード、マウス等の入力装置、表示手段としてLCDディスプレイ等の表示装置を有する。この操作部20は、主として、保守の際に使用される。
揮発性の半導体であるRAM21は、電源を切るとデータが消去される特性があるが、アクセス速度が高速であるという利点がある。このため、RAM21は頻繁に読み書きを行うデータの記憶及び実行プログラムの記憶などに使用される。
CPU22は、各種データに演算などの処理を加えて結果を出力する演算処理装置である。このCPU22により実行される機能ブロックは、制御部220、Webサーバ部221、サムネイル画像調整部222、画像ファイル更新部223及び画像調整コマンド生成部224から構成される。
制御部220は、上記Webサーバ部221等の各部を制御する。Webサーバ部221は、後述するWebページデータ記憶部233に記憶したHTML形式の文書又は画像からなるWebページデータを、ユーザ端末4のWebブラウザ100からの要求に応じてLAN3c、インターネット3xを介してユーザ端末4に送信する。Webページデータの作成には必要に応じてJava(登録商標)などのプログラムが用いられる。
Webサーバ部221は、更に画像処理装置1のアドレスなどの装置情報を確認する機能、ファイルサーバ5に格納された画像ファイル66bのダウンロード及び閲覧等を行う機能を有する。
サムネイル画像調整部222は、第1の画像調整時にユーザが、後に図11で示すWebページ101上で濃度、解像度、カラー/モノクロ/グレースケールなどの画像調整項目106の設定内容を変更すると、その変更内容をWebページ101上のサムネイル画像102に反映させる機能を有する。
画像ファイル更新部223は、画像調整コマンド生成部224によって生成した画像調整コマンド110をネットワーク通信部24を介して画像処理装置1に送信し、画像処理装置1に画像ファイル66a及びサムネイル画像ファイル67aを第2の画像調整させる機能を有する。更に、画像ファイル更新部223は、第2の画像調整後のサムネイル画像ファイル67aと既存の第2の画像調整前のサムネイル画像ファイル67bを入れ替えて更新する機能を有する。
画像調整コマンド生成部224は、ユーザが図11に示すWebページ101上で画像調整項目106の設定内容を変更すると、その画像調整項目106の変更内容に基づいた画像調整コマンド110を生成する機能を有する。
記憶部23は、例えば、不揮発性の半導体メモリ、ハードディスク装置などにより構成される。記憶部23は、画像記憶部230、サーバ情報記憶部231、装置情報記憶部232、Webページデータ記憶部233及び画像ファイルリスト記憶部234を有する。
画像記憶部230は、サムネイル画像ファイル67bを記憶する記憶領域である。
サーバ情報記憶部231は、画像ファイル66bが格納されているファイルサーバ5のアドレス及びフォルダ名68−1等を記憶する。
装置情報記憶部232は、画像処理装置1のアドレス情報などの装置情報を記憶する。
Webページデータ記憶部233は、図11に示すWebページ101等のWebページデータを記憶する。即ち、Webページデータは、図11に示すようにサムネイル画像102、「ダウンロード」ボタン103、「プレビュー」ボタン104を含む。更に、濃度、解像度、カラー/グレースケール/モノクロ、ファイル形式等の画像調整項目106とその設定内容の表示欄105を含むものである。
画像ファイルリスト記憶部234は、後に図12で示す画像ファイルリスト143Lを記憶する。
ネットワーク通信部24は、LAN3cを介して、画像処理装置1及びユーザ端末4等との通信を行う機能を有する。通信プロトコルとしては、例えば、図11に示すWebページ101をユーザ端末4で閲覧する場合は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等が用いられる。以上の各部は、Webサーバ2の内部バス22aにより接続された構成となっている。
次に、第1の実施の形態に関するユーザ端末4の構成を説明する。図4は、第1の実施の形態に関するユーザ端末の構成を説明するブロック図である。ユーザ端末4は、後述するWebブラウザ100によるWebページ101にサムネイル画像102を表示することにより、第1の画像調整を可能とするものである。ユーザ端末4の操作部30は、表示手段と入力手段から構成される。入力手段としてキーボード、マウス等の入力装置、表示手段としてLCDディスプレイ等の表示装置を有する。
揮発性の半導体であるRAM31は、電源を切るとデータが消去される特性があるが、アクセス速度が高速であるという利点がある。このため、RAM31は頻繁に読み書きを行うデータの記憶及び実行プログラムの記憶などに使用される。
CPU32は、各種データに演算などの処理を加えて結果を出力する演算処理装置である。CPU32により実行される機能ブロックは、制御部320、Webブラウザ処理部321、プレビュー実行部322、画像ファイルダウンロード実行部323及びEメール送受信処理部324から構成される。制御部320は、上記Webブラウザ処理部321等の各部を制御する。
Webブラウザ処理部321は、後に図10で示すEメール90に添付されたダウンロードURL92をクリックすることにより、後に図11で示すWebブラウザ100を起動し、Webサーバ2からのWebページを表示する。
プレビュー実行部322は、Webブラウザ100に表示されたWebページ101において、ユーザが第1の画像調整を実行した画像ファイル66bプレビューを選択したときにWebサーバ2にプレビュー要求を送信する。
画像ファイルダウンロード実行部323は、Webブラウザ100に表示されたWebページ101において、ユーザが画像ファイル66bのダウンロードを選択したときにファイルサーバ5に画像ファイルダウンロード要求を送信する。更に、画像ファイルダウンロード実行部323は、ファイルサーバ5から送信されてくる画像ファイル66bをダウンロードファイルとして取得する機能を有する。
Eメール送受信処理部324は、原稿を読取ったときに画像処理装置1から送信されてくる図10に示すEメール90を受信し、操作部30の表示装置に表示する機能を有する。また、Eメール送受信処理部324は、ユーザ端末4において作成したEメールを他のユーザ端末4等に送信する機能も有する。
記憶部33は、例えば、不揮発性の半導体メモリ、ハードディスク装置などにより構成される。記憶部33には、文書作成ソフトウェア、Eメールソフトウェア、スキャニングソフトウェア、Webブラウザ、プリンタードライバ等がインストールされて記憶される。
ネットワーク通信部34は、LAN3aを介して、画像処理装置1、ファイルサーバ5、Eメールサーバ6等との通信を行う機能を有する。無線通信機能を備えたモバイルPC9のユーザ端末では、ネットワーク通信部34は無線LAN3wによる通信機能も有する。以上の各部は、ユーザ端末4の内部バス32aにより接続された構成となっている。
次に、第1の実施の形態に関するファイルサーバ5の構成を説明する。図5は、第1の実施の形態に関するファイルサーバの構成を説明するブロック図である。ファイルサーバ5は、画像処理装置1で生成した画像ファイル66を格納するためのものである。ファイルサーバ5の操作部40は、表示手段と入力手段から構成される。入力手段としてキーボード、マウス等の入力装置、表示手段としてLCDディスプレイ等の表示装置を有する。この操作部40は、主として、保守の際に使用される。
揮発性の半導体であるRAM41は、電源を切るとデータが消去される特性があるが、アクセス速度が高速であるという利点がある。このため、RAM41は頻繁に読み書きを行うデータの記憶及び実行プログラムの記憶などに使用される。
CPU42は、各種データに演算などの処理を加えて結果を出力する演算処理装置である。このCPU42により実行される機能ブロックは、制御部420、画像ファイルダウンロード処理部421、画像ファイル更新実行部422から構成される。
制御部420は、上記画像ファイルダウンロード処理部421等の各部を制御する。
画像ファイルダウンロード処理部421は、ネットワーク通信部44を介してユーザ端末4から送信されてくる画像ファイルダウンロード要求に対し、画像格納部43に格納されている画像ファイル66bをユーザ端末4に送信する機能を有する。
画像ファイル更新実行部422は、ネットワーク通信部44を介して画像処理装置1から送信される第2の画像調整後の画像ファイル66aを、画像格納部43にすでに格納されている第2の画像調整前の画像ファイル66bと入れ替えて更新する機能を有する。
画像格納部43は、例えば、不揮発性の半導体メモリ、ハードディスク装置などにより構成される。画像格納部43には、フォルダ68ごとに画像ファイル66bを格納する。画像処理装置1から送信されてくる画像ファイル66aは、後に図9で説明するように画像ファイル66bとして画像格納部43に格納される。
ネットワーク通信部44は、LAN3aを介して、画像処理装置1及びユーザ端末4等との通信を行う機能を有する。以上の各部はファイルサーバ5の内部バス42aにより接続された構成となっている。
次に、第1の実施の形態に関するEメールサーバ6の構成を説明する。図6は、第1の実施の形態に関するEメールサーバの構成を説明するブロック図である。Eメールサーバ6の操作部50は、表示手段と入力手段から構成される。入力手段としてキーボード、マウス等の入力装置、表示手段としてLCDディスプレイ等の表示装置を有する。この操作部50は、主として、保守の際に使用される。
揮発性の半導体であるRAM51は、電源を切るとデータが消去される特性があるが、アクセス速度が高速であるという利点がある。このため、RAM51は頻繁に読み書きを行うデータの記憶及び実行プログラムの記憶などに使用される。
CPU52は、各種データに演算などの処理を加えて結果を出力する演算処理装置である。このCPU52により実行される機能ブロックは、制御部520、Eメール受付処理部521、Eメール配信処理部522から構成される。
制御部520は、上記Eメール受付処理部521等の各部を制御する。
Eメール受付処理部521は、ネットワーク通信部54を介して登録ユーザからEメール用のデータパケット(以下、単に「Eメール」という)を受信すると、ユーザデータベース530に登録ユーザごとにEメールを記憶する。登録ユーザは、Eメールサーバ6によってユーザ名、Eメールアドレス等があらかじめ登録される。
Eメール配信処理部522は、Eメール受付処理部521によって受付けられたEメールを送信先として指定されたEメールアドレスにネットワーク通信部54を介して配信する機能を有する。
記憶部53は、例えば、不揮発性の半導体メモリ、ハードディスク装置などにより構成される。記憶部53には、登録ユーザから送信されてくるEメールを記憶する前述のユーザデータベース530と、登録ユーザのEメールアドレス等を記憶する登録ユーザメールアドレス格納部531からなる。
ネットワーク通信部54は、LAN3bを介して画像処理装置1及びユーザ端末4等との通信を行う機能を有する。以上の各部は、Eメールサーバ6の内部バス52aにより接続された構成となっている。
次に、第1の実施の形態に関する画像処理装置1の操作部10の構成を説明する。図7は、第1の実施の形態に関する画像処理装置の操作部の構成を説明する正面図である。操作部10は、モードボタン70、LCDタッチパネル71、テンキー72及びモノクロ・カラースタートボタン73を備える。
モードボタン70は、画像処理装置1のそれぞれの機能を実行するためにモードを切り替える際に押下するもので、「コピー」ボタン、「ファクシミリ」ボタン、「スキャナ」ボタンなどを備える。
LCDタッチパネル71は、各種設定を行うためのキー及び画像処理装置1の状態をグラフィカルに表示するとともに、ユーザが指でその画面上の任意のキーに触れることにより、ユーザが望む動作を指示することができる。
テンキー72は、数字を入力するための専用のキーであり、数字の「0」から「9」までと、「*」と、「#」とが独立したキーに割当てられている
モノクロ・カラースタートキー73は、コピーモード時における実行指示、スキャナモード時におけるファイル送信実行指示、及びファクシミリ送信指示を行うためのキーである。カラーとモノクロはそれぞれ独立したボタンとなっている。
次に、第1の実施の形態に関する画像処理装置1の操作部10について、画像ファイル66aの格納先としてのファイルサーバ5及びフォルダを指定する画面を説明する。図8は、第1の実施の形態に関する画像処理装置の画像ファイル格納先指定画面を示す説明図である。
画像ファイル格納先指定画面80は、原稿を読取る前又は読取られた後に操作部10のLCDタッチパネル71に表示される。画像ファイル格納先指定画面80は、画像ファイル66aを格納するファイルサーバ5のアドレス及びフォルダ名68−1を指定させるガイダンス81として「ファイル送信先のファイルサーバ及びフォルダを指定してください。」の表示と、ファイルサーバ5のアドレス及びフォルダ名68−1を入力する入力欄82から構成される。
ユーザは、入力欄82にファイルサーバ5のアドレスとフォルダ名68−1を入力する。尚、ファイルサーバ5のアドレス「Xxx.xxx.xx」及びフォルダ名68−1の「folder」までをあらかじめ表示し、フォルダ名68−1の「001」のみを操作部2のテンキー72により入力させるようにしてもよい。
次に、第1の実施の形態に関する画像処理システム1000における画像ファイル66a、66b、サムネイル画像ファイル67a、67bのデータの流れを説明する。図9は、第1の実施の形態に関する画像処理システム1000におけるデータの流れを示すデータフロー図である。
原稿60は、ユーザが画像処理装置1によって画像ファイル66aを生成しようとする客体である。ユーザは、原稿60を画像処理装置1の原稿台ガラス面又はADFにセットし、操作部10のモノクロ・カラースタートキー73により読取指示を行う。すると、読取部15によって原稿60の読取りが行われ、画像記憶部140に元画像ファイル61として記憶される。元画像ファイル61は、次のステップで第2の画像調整を行うためにカラー画像で最高解像度の画像として読取り生成され、記憶されている。画像データ形式は、例えば、1pixelが、RGB各1バイトずつの3バイト単位の並びで構成されたPack形式等とする。
画像調整部121は、濃度調整処理部121a、カラー・モノクロ変換処理部121b及び解像度調整処理部121cなどから構成される。
濃度調整処理部121aは、元画像ファイル61に対して濃度補正テーブルに従い、1pixcel毎に指定された濃度調整値に補正する。例えば、256段階の濃度範囲では、補正前の値を100とすると、濃度を1増加させた場合は、105になり、濃度を1少なくすると、90に設定される。
カラー・モノクロ変換処理部121bは、RGBカラーデータからなる元画像ファイル61に対して、例えば、一般的に知られている手法として、単純平均法、加重平均法、中間値法などを用いて、モノクロ化する。
解像度調整処理部121cは、最高解像度で生成されている元画像ファイル61に対して、指定された解像度に調整処理を施す。例えば、元データ31が600dpi×600dpiの画像データであり、指定された解像度が、200dpi×200dpiとすると、データ量を1/9に落す処理となる。更に、データ量を間引きしただけでは「ジャギー」と称される画像の輪郭部に階段状の形状が発生するため、このジャギーを防ぐためにスムージング処理を行う。
中間画像ファイル65は、元画像ファイル61に対して、画像調整項目106のデフォルトの設定内容又はユーザにより設定される設定内容に基づいて画像調整部121により第2の画像調整を行って生成される中間的位置付けの画像ファイルである。
画像ファイル生成部122は、画像調整部121によって第2の画像調整が行われた中間画像ファイル65を一般的な画像閲覧・編集ソフトウェアで閲覧、編集可能な形式に変換する。この閲覧、編集可能な形式としては、PDF、JPEG又はTIFF等が一般的である。
画像ファイル66aは、画像ファイル生成部122によって生成された画像ファイルである。この画像ファイル66aは、図8に示す画像ファイル格納先指定画面80によって指定されたファイルサーバ5のフォルダ名68−1のフォルダ68にネットワーク通信部44を介して画像ファイル66bとして格納される。従って、画像ファイル66bと画像ファイル66aは、同じ画像ファイル66である。
サムネイル画像ファイル67aは、サムネイル画像ファイル生成部124によって生成されたJPEG、GIF等の形式で、Webページ101で表示するための小サイズの画像データファイルである。このサムネイル画像ファイル67aは、Webサーバ2のネットワーク通信部24を介して、画像ファイル66bのフォルダ名68−1と同じフォルダ名68−1で、Webサーバ2のフォルダ69にサムネイル画像ファイル67bとして格納される。従って、サムネイル画像ファイル67bとサムネイル画像ファイル67aは、同じサムネイル画像ファイル67である。
次に、第1の実施の形態に関する画像処理装置1から送信され、ユーザ端末4の操作部30に表示されるEメールの画面を説明する。図10は、第1の実施の形態に関する画像処理装置から送信されるEメールの画面を示す説明図である。
Eメール90は、ユーザ端末4の操作部30の表示装置に表示される。Eメール90は、添付したダウンロードURL92のWebページ101から画像ファイル66bをダウンロードできる旨のガイダンス91としての「下記のWebページからスキャナで読込んだ画像をダウンロードできます。」の表示と、そのダウンロードURL92から構成される。ダウンロードURL92は、リンクメッセージとなっている。
ユーザは、ユーザ端末4の操作部30によりダウンロードURL92をクリック又は選択すると、Webブラウザ100が起動してWebサーバ2を呼び出し、図11に示すWebページ101を表示することができる。
即ち、ダウンロードURL92は、Webサーバ2のURLと、画像ファイル66bが格納されているファイルサーバ5のアドレス及びフォルダ名68−1から構成される。このWebサーバ2のURLによりWebサーバ2に接続される。このとき、アドレス及びフォルダ名68−1がパラメータとなって該当する画像ファイル66bのサムネイル画像102及び画像調整項目106の設定内容が表示される。
次に、第1の実施の形態に関するユーザ端末4の操作部30に表示されるWebページ101の画面を説明する。図11は、第1の実施の形態に関するユーザ端末の操作部に表示されるWebページの画面を示す説明図である。
第1の画像調整時に、Webページ101は、Webサーバ2からWebページデータとして送信され、ユーザ端末4の操作部30にWebブラウザ100により表示される。Webページ101は、サムネイル画像102、「ダウンロード」ボタン103、「プレビュー」ボタン104を備える。更に、Webページ101は、濃度、解像度、カラー/グレースケール/モノクロ、ファイル形式等の画像調整項目106とその設定内容の表示欄105を備える。
サムネイル画像102は、Webページ101への表示用としてWebサーバ2の画像記憶部230に記憶されているサムネイル画像ファイル67bに基づいて表示される。Webページ101として表示するため、データ形式はJPEG、GIFなどが一般的である。
「ダウンロード」ボタン103は、ファイルサーバ5に格納されている画像ファイル66bをユーザ端末4上にダウロードするためのボタンである。
「プレビュー」ボタン104は、第1の画像調整時にユーザにより変更された画像調整項目106の変更内容を反映させるためのボタンである。即ち、この変更内容は、ファイルサーバ5に格納されている画像ファイル66bと、Webサーバ2に記憶されているサムネイル画像ファイル67bに反映される。「プレビュー」ボタン104が押下されると、Webサーバ2から画像処理装置1に、画像調整項目106の変更内容を反映させる第2の画像調整の指示として、後に図14に示す画像調整コマンド110が送信される。
画像処理装置1が画像調整コマンド110を受信すると、画像調整項目106の変更内容に基づいて元画像ファイル61に対して第2の画像調整が行われ、中間画像ファイル65が生成される。この中間画像ファイル65から画像ファイル66aが生成され、同時にサムネイル画像ファイル67aも生成される。
そして、画像処理装置1が新たに生成された画像ファイル66aをファイルサーバ5に送信し、ファイルサーバ5は、すでに格納されている画像ファイル66bと入れ替える。同時に、画像処理装置1が新たに生成されたサムネイル画像ファイル67aをWebサーバ2に送信し、Webサーバ2は、すでに格納されているサムネイル画像ファイル67bと入れ替える。その結果、Webページ101上のサムネイル画像102が更新されたサムネイル画像ファイル67aによって再表示される。
次に、第1の実施の形態に関する画像処理装置1で管理する画像ファイルリスト143Lについて説明する。図12は、第1の実施の形態に関する画像処理装置で管理する画像ファイルリストを示す説明図である。
画像ファイルリスト143Lは、画像処理装置1の画像ファイルリスト記憶部143に記憶される。画像ファイルリスト143Lは、元画像ファイル名61−1、サムネイル画像ファイル名67−1、元画像ファイル61とサムネイル画像ファイル67aが記憶されているフォルダ名68−1と、画像ファイル格納先76からなる。画像ファイル格納先76は、画像ファイル66bを格納しているファイルサーバ5のアドレス及びフォルダ名68−1として記憶される。
画像処理装置1は、元画像ファイル61ごとにこれらのファイル名及びフォルダ名68−1等を管理する。
画像ファイルリスト143Lは、画像ファイル66a及びサムネイル画像ファイル67aをそれぞれファイルサーバ5、Webサーバ2に格納するときに、格納するフォルダ68、69を特定するために用いられる。
次に、第1の実施の形態に関するWebサーバ2で管理する画像ファイル格納先リスト234Lについて説明する。図13は、第1の実施の形態に関するWebサーバで管理する画像ファイル格納先リストを示す説明図である。
画像ファイル格納先リスト234Lは、Webサーバ2の画像ファイル格納先リスト記憶部234に記憶される。画像ファイル格納先リスト234Lは、元画像ファイル名61−1、画像処理装置1を特定するためのモデル名77、シリアル番号78及びMACアドレス79に加え、画像ファイル格納先76を備える。
画像ファイル格納先は、画像ファイル66bを格納しているファイルサーバ5のアドレス及びフォルダ名68−1として記憶される。Webサーバ2は、元画像ファイル61ごとにこれらの画像処理装置1を特定するための情報及び画像ファイル格納先76を管理する。
画像ファイル格納先リスト234Lは、画像調整コマンド110によって元画像ファイル61に対して第2の画像調整を行わせるときに、画像処理装置1を特定するために用いられる。更に、画像ファイル格納先リスト234Lは、ファイルサーバ5のフォルダ68から画像ファイル66bをダウンロードするときにその画像ファイル66bが格納されたフォルダ68を特定するために用いられる。
次に、第1の実施の形態に関するWebサーバ2の画像調整コマンド110について説明する。図14は、第1の実施の形態に関するWebサーバの画像調整コマンドを示す説明図である。
画像調整コマンド110は、Webサーバ2から画像処理装置1に第2の画像調整を指示するためのコマンドであり、以下の構成となっている。即ち、画像調整コマンド110には、第2の画像調整を指示する画像処理装置1を特定する情報として、画像処理装置1のモデル名77、シリアル番号78、MACアドレス79が記述される。これらの情報は、画像ファイル格納先リスト234Lのモデル名77、シリアル番号78、MACアドレス79に対応する。更に、画像調整コマンド110には、第2の画像調整を行う元画像ファイル名61−1と、図11に示すWebページ101の画像調整項目106によって変更された濃度、解像度、カラー/グレースケール/モノクロ、ファイル形式などの画像調整項目106の変更内容が記述されて構成される。
以上の構成により第1の実施の形態に関する画像処理装置1及び画像処理システム1000は以下のように動作する。この動作を図15〜図20の各フローチャートを用いて以下詳細に説明する。
先ず、第1の実施の形態に関する画像処理装置1によって読取った元画像データから画像ファイル66a及びサムネイル画像ファイル67aを生成し、それぞれファイルサーバ5及びWebサーバ2に送信するファイル送信処理を説明する。図15は、第1の実施の形態に関する画像処理装置におけるファイル送信処理を示すフローチャートである。
ステップS100:先ず、ユーザがADF又は原稿台ガラス面に原稿をセットし、スキャナモードにより、モノクロ・カラースタートキー73を押下する。すると、画像処理装置1の装置制御部120は、読取部15により、カラー画像で最高解像度の画像として読取る。
ステップS101:次に、装置制御部120は、ステップS100において読取った画像データを元画像ファイル61として記憶部14の画像記憶部140に記憶する。
ステップS102:次に、装置制御部120は、画像調整部121により、元画像ファイル61に対してデフォルトとして設定された画像調整項目106の設定内容によって第2の画像調整を行い、画像ファイル66aとサムネイル画像ファイル67aを生成する。
尚、画像ファイル66aは、装置制御部120の制御のもとに、中間画像ファイル65を経て画像ファイル生成部122によって生成され、記憶部14の画像記憶部140に記憶される。一方、サムネイル画像ファイル67aは、装置制御部120の制御のもとに、中間画像ファイル65を経てサムネイル画像ファイル生成部124によって生成され、記憶部14の画像記憶部140に記憶される。
ステップS103:次に、装置制御部120は、ネットワーク通信部18により、ステップS102によって生成された画像ファイル66aを、図8に示す入力欄82に入力されたファイルサーバ5のフォルダ名68−1のフォルダ68に転送する。
ステップS104:次に、装置制御部120は、ネットワーク通信部18により、ステップS102によって生成されたサムネイル画像ファイル67aを、Webサーバ2のフォルダ69に転送する。このフォルダ69は、画像ファイル66aを転送したフォルダ68と同じフォルダ名68−1のフォルダとする。
ステップS105:次に、装置制御部120は、Eメール生成部125により、図10に示すダウンロードURL92を添付したEメール90を作成し、ユーザ端末4に送信する。
このときの、ユーザ端末4のEメール送信先は、本処理を開始する前又は終了後に、ユーザが、操作部10によって入力するか、又は入力済みのEメールアドレスから選択する。入力されたEメールアドレスは、記憶部14のEメールアドレス記憶部141に記憶される。
Eメール送信先のユーザ端末4に送信されたEメール90のデータパケットは、Eメールサーバ6の制御部520が、Eメール受付処理部521によって受け付け、Eメールサーバ6のユーザデータベース530に格納される。そして、Eメールサーバ6の制御部520は、Eメール配信処理部522により、Eメール送信先として入力又は選択されたユーザ端末4のEメールアドレスにEメール90を配信する。
尚、本処理を終了する際に、装置制御部120は、図12に示す画像ファイルリスト143Lを更新する。一方、Webサーバ2の制御部220は、ステップS104において転送されるサムネイル画像ファイル67aを画像記憶部230に格納する時に、図13に示す画像ファイル格納先リスト234Lを更新する。
次に、第1の実施の形態に関する画像処理装置1が受信する画像調整コマンド110に基づいて第2の画像調整を行うときの動作を説明する。図16は、第1の実施の形態に関する画像処理装置における画像調整処理を示すフローチャートである。なお、ステップS100において読取った画像データは、元画像ファイル61として画像記憶部140に記憶され、更に、画像ファイル66a及びサムネイル画像ファイル67aも、画像記憶部140に記憶されている。
ステップS200:最初に、装置制御部120は、ネットワーク通信部18により、Webサーバ2から図14に示す画像調整コマンド110を受信する。
ステップS201:すると、装置制御部120は、画像調整コマンド解析部126により、受信した画像調整コマンド110を解析する。即ち、装置制御部120は、第2の画像調整を行う元画像ファイル名61−1及び第2の画像調整を行う画像調整項目106の設定内容等を解析する。
ステップS202:次に、装置制御部120は、画像調整部121により、解析された元画像ファイル名61−1の元画像ファイル61に対し、解析された画像調整項目106の設定内容に基づいて濃度調整、解像度調整、カラー・モノクロ変換などの第2の画像調整を実行し、中間画像ファイル65を生成する。
ステップS203:次に、装置制御部120は、画像ファイル生成部122により、ステップS202において生成された中間画像ファイル65から画像ファイル66aを生成し、画像記憶部140に記憶する。同時に、装置制御部120は、サムネイル画像ファイル生成部124により、中間画像ファイル65からサムネイル画像ファイル67aを生成し、画像記憶部140に記憶する。
ステップS204:次に、装置制御部120は、ネットワーク通信部18により、ステップS203において生成した画像ファイル66aをファイルサーバ5のフォルダ68に送信する。この送信先は、図12に示す画像ファイルリスト143Lにより、元画像ファイル名61−1に対応する画像ファイル格納先76によって特定される。
ステップS205:次に、装置制御部120は、ネットワーク通信部18により、ステップS203において生成したサムネイル画像ファイル67aを、Webサーバ2に送信する。この送信先は、図12に示す画像ファイルリスト143Lにより、元画像ファイル名61−1に対応するフォルダ名68−1によって特定される。
次に、第1の実施の形態に関するWebサーバ2における画像調整に関する動作を説明する。図17は、第1の実施の形態に関するWebサーバにおける画像調整処理を示すフローチャートである。
先ず、ユーザは、ユーザ端末4の操作部30を操作することにより、操作部30に表示された図11に示すWebページ101より濃度、解像度、カラー/グレースケール/モノクロ、ファイル形式などの画像調整項目106について変更することにより第1の画像調整を行う。そして、ユーザは「ダウンロード」ボタン103又は「プレビュー」ボタン104を押下する。このとき、ユーザ端末4からWebサーバ2に画像調整項目106の変更内容が送信される。
ステップS300:すると、Webサーバ2の制御部220は、ネットワーク通信部24により、ユーザ端末4から送信された画像調整項目106の変更内容を第1の画像調整の指示として受信する。
ステップS301:第1の画像調整の指示を受信すると、制御部220は、画像調整コマンド生成部224により、図14に示す画像調整コマンド110を作成する。
ステップS302:そして、制御部220は、画像ファイル更新部223により、作成した画像調整コマンド110をネットワーク通信部24を介して画像処理装置1に送信する。
ステップS303:次に、制御部220は、送信した画像調整コマンド110に対し画像処理装置1において第2の画像調整がされてWebサーバ2へ送信されてくるサムネイル画像ファイル67aを受信したかどうかを判定する。
そして、制御部220は、画像処理装置1から送信されるサムネイル画像ファイル67aを受信したときは、ステップS304に移行する。一方、画像処理装置1から送信されるサムネイル画像ファイル67aを受信していないときは、制御部220は、受信するまで上記判定を繰返す。
ステップS304:制御部220は、画像記憶部230に記憶されている第2の画像調整前のサムネイル画像ファイル67bを、第2の画像調整後の受信したサムネイル画像ファイル67aに入れ替える。
ステップS305:制御部220は、Webサーバ部221により、サムネイル画像102を第2の画像調整後のサムネイル画像ファイル67bのサムネイル画像102とした新たなWebページ101を作成する。そして、リロードとしてユーザ端末4に作成した新たなWebページ101を送信する。
次に、第1の実施の形態に関する画像処理システム1000の動作において、図11に示すWebページ101で画像ファイル66bのプレビューを実行するときの動作を説明する。図18は、第1の実施の形態に関する画像処理システムにおける画像ファイルのプレビュー処理を示すフローチャートである。
ステップS400:先ず、ユーザが、画像処理装置1から送信された図10に示すEメール90のダウンロードURL92をクリックする。すると、ユーザ端末4の制御部320は、操作部30によりこのクリックを受付ける。そして、ユーザ端末4の制御部320は、Webブラウザ処理部321により、Webブラウザ100を起動する。
そして、制御部320は、ネットワーク通信部34を介して、ダウンロードURL92のWebページ101をユーザ端末4に送信させる要求、即ち、Webページ送信要求をWebサーバ2に送信する。
ステップS401:次に、このWebページ送信要求に対し、Webサーバ2の制御部220は、Webサーバ部221により、HTML形式でWebページデータをユーザ端末4に送信する。
ステップS402:ユーザ端末4の制御部320は、Webブラウザ処理部321により、受信したWebページデータに基づいて図11に示すWebページ101を操作部30に表示する。
ステップS403:ユーザは、Webページ101のサムネイル画像102を見て、濃度、解像度、カラー/グレースケール/モノクロなどの第1の画像調整を行う。例えば、ユーザ端末4の入力装置であるマウス又はキーボードを使用してカーソルを、濃度を0から+1に移動し、濃度を上げる変更を行う。すると、ユーザ端末4の制御部320は、操作部30によりこの第1の画像調整を受付ける。
ステップS404:そして、ユーザは、図11に示すWebページ101の「プレビュー」ボタンをマウス又はキーボードで選択する。すると、ユーザ端末4の制御部320は、操作部30によりこれを受付ける。そして、ユーザ端末4の制御部320は、プレビュー実行部322により、ネットワーク通信部34を介してWebブラウザ100からWebサーバ2にプレビュー要求を送信する。なお、このプレビュー要求には、ステップS403においてユーザが変更した画像調整項目106の変更内容が含まれる。
ステップS405:Webサーバ2の制御部220は、Webブラウザ100からのプレビュー要求を受信すると、画像調整コマンド生成部224により、図14に示す画像調整コマンド110を作成する。なお、画像調整コマンド110は、ステップS403においてユーザが変更した画像調整項目106の変更内容に基づいて作成する。
そして、制御部220は、画像ファイル更新部223により、作成された画像調整コマンド110を画像処理装置1に送信する。
ステップS406:画像調整コマンド110を受信した画像処理装置1の装置制御部120は、画像調整部121により、元画像ファイル61に対して第2の画像調整を実行する。そして、画像ファイル66aとサムネイル画像ファイル67aを生成し、画像記憶部140に記憶する。
次に、画像処理装置1の装置制御部120は、ネットワーク通信部18を介して、画像ファイル66aをファイルサーバ5に送信する。この送信先は、図12に示す画像ファイルリスト143Lにより、元画像ファイル名61−1に対する画像ファイル格納先によって特定する。
同時に、画像処理装置1の装置制御部120は、ネットワーク通信部18を介して、サムネイル画像ファイル67aをWebサーバ2に送信する。この送信先は、図12に示す画像ファイルリスト143Lにより、元画像ファイル名61−1に対するフォルダ名68−1によって特定する。
ステップS407:画像ファイル66aを受信したファイルサーバ5の制御部420は、画像ファイル更新実行部422により、画像格納部43に格納されている第2の画像調整前の画像ファイル66bを、受信した第2の画像調整後の画像ファイル66aに入れ替えて更新する。
ステップS408:また、サムネイル画像ファイル67aを受信したWebサーバ2の制御部220は、画像ファイル更新部223により、画像記憶部230に記憶されている第2の画像調整前のサムネイル画像ファイル67bを、受信した第2の画像調整後のサムネイル画像ファイル67aに入れ替えて更新する。
Webサーバ2の制御部220は、Webサーバ部221により、サムネイル画像102を、受信したサムネイル画像ファイル67aに基づくサムネイル画像102に入れ替えたWebページデータを作成する。そして、作成したWebページデータをリロードとしてユーザ端末4に送信する。
ステップS409:ユーザ端末4の制御部320は、Webブラウザ処理部321により、Webページ101を再表示する。これにより、第1の画像調整時又は第1の画像調整後にサムネイル画像102が第1の画像調整後の画像として表示される。
尚、以上説明したプレビュー処理では、Webページ101において、ユーザが画像調整項目106の設定内容を変更し「プレビュー」ボタン104を押下した時に、画像処理装置1においてサムネイル画像102を更新するように説明したが、以下のようにしてもよい。
即ち、Webサーバ2のサムネイル画像調整部222を用いる。ユーザがWebページ101上で画像調整項目106の設定内容を変更するごとに、Webサーバ2の制御部220は、サムネイル画像調整部222により、その変更内容をWebページ101上のサムネイル画像102に直接反映させるようにする。このようにすることにより、画像調整項目106の設定内容を変更するごとに、所望の画像調整かどうかを確認することができる。
次に、第1の実施の形態に関する画像処理システム1000の動作において、Webページ101で画像ファイル66bのダウンロードを実行するときの動作を説明する。図19は、第1の実施の形態に関する画像処理システムにおける画像ファイルのダウンロード処理を示すフローチャートである。
ステップS500:先ず、ユーザが、画像処理装置1から送信された図10に示すEメール90に添付されたダウンロードURL92をクリックする。すると、ユーザ端末4の制御部320は、操作部30によりこのクリックを受付ける。そして、ユーザ端末4の制御部320は、Webブラウザ処理部321により、Webブラウザ100を起動する。
そして、ユーザ端末4の制御部320は、ダウンロードURL92のWebページ101をユーザ端末4に送信させる要求、即ち、Webページ送信要求をWebサーバ2に送信する。
ステップS501:このWebページ送信要求に対し、Webサーバ2の制御部220は、Webサーバ部221により、HTML形式でWebページデータをユーザ端末4に送信する。
ステップS502:ユーザ端末4の制御部320は、ネットワーク通信部34によりこれを受信すると、Webブラウザ処理部321により、受信したWebページデータによって図11に示すWebページ101を操作部30に表示する。
ステップS503:ユーザは、Webページ101のサムネイル画像102を確認し、「ダウンロード」ボタン103をマウス又はキーボードで選択する。
すると、ユーザ端末4の制御部320は、操作部30によりこれを受付ける。そして、ユーザ端末4の制御部320は、画像ファイルダウンロード実行部323により、Webブラウザ100からファイルサーバ5に画像ファイルダウンロード要求を送信する。
ステップS504:画像ファイルダウンロード要求を受信すると、ファイルサーバ5の制御部420は、ネットワーク通信部44によりこれを受信すると、画像ファイルダウンロード処理部421により、Webページ101によりユーザが指定した画像ファイル66bをユーザ端末4に送信する。
ユーザ端末4の制御部320は、画像ファイルダウンロード実行部323により、ユーザが指定した画像ファイル66bをファイルサーバ5からダウンロードファイルとして取得する。
次に、第1の実施の形態に関する画像処理システム1000において、Webページ101で第1の画像調整を行った後、プレビューを行うことなく画像ファイル66bをダウンロードする動作を説明する。図20は、第1の実施の形態に関する画像処理システムにおける画像調整を伴う画像ファイルのダウンロード処理を示すフローチャートである。
ステップS600:先ず、ユーザが、画像処理装置1から送信された図10に示すEメール90のダウンロードURL92をクリックする。すると、ユーザ端末4の制御部320は、操作部30によりこれを受付ける。そして、ユーザ端末4の制御部320は、Webブラウザ処理部321により、Webブラウザ100を起動する。そして、ダウンロードURL92のWebページ101をユーザ端末4に送信させる要求、即ち、Webページ送信要求をWebサーバ2に送信する。
ステップS601:このWebページ送信要求に対し、Webサーバ2の制御部220は、Webサーバ部221により、HTML形式でWebページデータをユーザ端末4に送信する。
ステップS602:ユーザ端末4の制御部320は、ネットワーク通信部34によりこれを受信すると、Webブラウザ処理部321により、受信したWebページデータによって図11に示すWebページ101を操作部30に表示する。
ステップS603:ユーザは、Webページ101のサムネイル画像102を見て、濃度、解像度、カラー/グレースケール/モノクロなどの画像調整項目106に対し第1の画像調整を行う。例えば、ユーザ端末4の入力装置であるマウス、キーボードを使用してカーソルを、濃度を0から+1に移動し、濃度を上げる変更を行う。すると、ユーザ端末4の制御部320は、操作部30によりこの第1の画像調整を受付ける。
ステップS604:そして、ユーザは、図11に示すWebページ101の「ダウンロード」ボタンをマウス又はキーボードで選択する。すると、ユーザ端末4の制御部320は、操作部30によりこれを受付ける。そして、ユーザ端末4の制御部320は、Webブラウザ処理部321により、ネットワーク制御部34を介してWebサーバ2に第2の画像調整要求を送信する。
ステップS605:Webサーバ2の制御部220は第2の画像調整要求を受信すると、画像調整コマンド生成部224により、図14に示す画像調整コマンド110を作成する。そして、制御部220は、画像ファイル更新部223により、作成された画像調整コマンド110を画像処理装置1に送信する。
ステップS606:画像調整コマンド110を受信した画像処理装置1の装置制御部120は、画像調整部121により元画像ファイル61に対して第2の画像調整を行う。そして、画像ファイル66aとサムネイル画像ファイル67aを生成し、画像記憶部140に記憶する。
次に、画像処理装置1の装置制御部120は、ネットワーク通信部18により、画像ファイル66aをファイルサーバ5に送信する。この送信先は、図12に示す画像ファイルリスト143Lにより、元画像ファイル名61−1に対応する画像ファイル格納先76によって特定される。
同時に、画像処理装置1の装置制御部120は、ネットワーク通信部18により、サムネイル画像ファイル67aをWebサーバ2に送信する。この送信先は、図12に示す画像ファイルリスト143Lにより、元画像ファイル名61−1に対応するフォルダ名68−1によって特定される。
ステップS607:画像ファイル66aを受信したファイルサーバ5の制御部420は、画像ファイル更新実行部422により、画像格納部43に格納されている既存の第2の画像調整前の画像ファイル66bを、受信した第2の画像調整後の画像ファイル66aに入れ替えて更新する。
ステップS608:また、サムネイル画像ファイル67aを受信したWebサーバ2の制御部220は、画像ファイル更新部223により、画像記憶部230に記憶されている既存の第2の画像調整前のサムネイル画像ファイル67bを、受信した第2の画像調整後のサムネイル画像ファイル67aに入れ替えて更新する。
ステップS609:ファイルサーバ5の制御部420は、画像ファイル更新部223による画像ファイルの入替えが完了すると、ネットワーク通信部44を介して、画像ファイル入替え完了の通知をユーザ端末4のWebブラウザ100に送信する。
ステップS610:ユーザ端末4の制御部320は、画像ファイル入替え完了の通知を受信すると、画像ファイルダウンロード実行部323により、Webブラウザ100からファイルサーバ5に画像ファイルダウンロード要求を送信する。
ステップS611:Webサーバ2の制御部220は、画像ファイル更新部223により、サムネイル画像ファイル67bの入替えが完了すると、Webページデータをユーザ端末4に送信する。
ステップS612:Webページデータを受信したユーザ端末4の制御部320は、Webブラウザ処理部321により、Webページ101を再表示する。このとき、サムネイル画像102は第1の画像調整時又は第1の画像調整後の画像として表示される。
ステップS613:一方、ファイルサーバ5の制御部420は、画像ファイルダウンロード要求を受信すると、画像ファイルダウンロード処理部421により、Webページ101によりユーザが指定した画像ファイル66bをユーザ端末4に送信する。ユーザ端末4の制御部320は、画像ファイルダウンロード実行部323により、ユーザが指定した画像ファイル66bをファイルサーバ5からダウンロードファイルとして取得する。
以上のように、第1の実施の形態に関する画像処理装置及び画像処理システムによれば、前記Webサーバ2は、前記Webページ101に表示する前記サムネイル画像ファイル67のサムネイル画像102及び画像調整項目106を前記ユーザ端末4に送信し、前記ユーザ端末4は、前記Webサーバ2から送信される前記サムネイル画像102及び前記画像調整項目106を前記Webページ101に表示することとしたので、画像調整の都度、ユーザ端末4に画像ファイルをダウンロードする必要がなく、ユーザ端末4から簡単に画像調整が可能となる。
また、ユーザ端末4のWebページ101の「プレビュー」ボタンを設けることにより、第1の画像調整時にサムネイル画像102により第1の画像調整の効果の確認を行なうことができるとともに、第1の画像調整後には画像ファイル66をダウンロードすることができ、画像ファイル66により第1の画像調整の効果を確認することができる。また、同時に、サムネイル画像102を利用して第1の画像調整を行うことにより、画像処理装置1及び画像処理システム1000のネットワーク負荷も少なくすることができる。
(第1の実施の形態の変形例)
以上の実施の形態に関する画像処理装置及び画像処理システムの説明では、本発明をMFPとしての画像処理装置に適用する例を示したが、コピー機、ファクシミリ装置等の画像処理装置にも適用することができる。
また、以上の実施の形態に関する画像処理装置及び画像処理システムの説明では、サムネイル画像ファイル67bをWebサーバ2に格納するように説明したが、以下のようにしてもよい。
即ち、ファイルサーバ5に画像ファイル66bとともにサムネイル画像ファイル67bを格納しておく。そして、Webサーバ2の制御部220が、Webサーバ部221によって、Webページデータをユーザ端末4に送信する際に、サムネイル画像ファイル67bをファイルサーバ5から取得するようにしてもよい。
或いは、サムネイル画像ファイル67aをWebサーバ2に格納するのではなく画像処理装置1の画像記憶部140のみに記憶しておく。そして、Webサーバ2の制御部220が、Webサーバ部221によって、Webページデータをユーザ端末4に送信する際に、サムネイル画像ファイル67aを画像処理装置1の画像記憶部140から取得するようにしてもよい。
1 画像処理装置
2 Webサーバ
3 ネットワーク
4 ユーザ端末
5 ファイルサーバ
15 読取部
18 ネットワーク通信部
61 元画像ファイル
65 中間画像ファイル
66 画像ファイル
67 サムネイル画像ファイル
100 Webブラウザ
101 Webページ
102 サムネイル画像
110 画像調整コマンド

Claims (12)

  1. 原稿の画像を読取って画像ファイルを生成するとともに前記画像ファイルのサムネイル画像ファイルを生成する画像処理装置と、
    WebブラウザによりWebページを表示することにより、第1の画像調整を行うユーザ端末と、
    前記サムネイル画像ファイルを記憶するWebサーバと、
    前記画像処理装置、前記ユーザ端末及び前記Webサーバを接続するネットワークからなり、
    前記Webサーバは、前記Webページに表示する前記サムネイル画像ファイルのサムネイル画像及び画像調整項目を前記ユーザ端末に送信し、
    前記ユーザ端末は、前記Webサーバから送信される前記サムネイル画像及び前記画像調整項目を前記Webページに表示することにより前記第1の画像調整を可能とすることを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記Webサーバは、前記ユーザ端末により前記第1の画像調整が行われたとき、前記画像調整項目の変更内容に基づいて、前記Webサーバに記憶した前記サムネイル画像ファイルの内容を更新することを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 前記画像処理装置が生成する前記画像ファイルを格納するファイルサーバを前記ネットワークに接続し、
    前記ファイルサーバは、前記ユーザ端末により前記第1の画像調整が行われたとき、前記画像調整項目の前記変更内容に基づいて、前記ファイルサーバに格納した前記画像ファイルの内容を更新することを特徴とする請求項2記載の画像処理システム。
  4. 前記画像処理装置は、生成した前記画像ファイル及び前記サムネイル画像ファイルを記憶する画像記憶部を有し、
    前記ユーザ端末により前記第1の画像調整が行われたとき、前記画像調整項目の前記変更内容に基づいて、第2の画像調整を実行し、前記画像ファイル及び前記サムネイル画像ファイルを生成することを特徴とする請求項3記載の画像処理システム。
  5. 前記画像処理装置は、前記第2の画像調整が実行された後、前記画像ファイルを前記ファイルサーバに送信し、前記サムネイル画像ファイルを前記Webサーバに送信することを特徴とする請求項4記載の画像処理システム。
  6. 前記Webサーバは、前記ユーザ端末により前記第1の画像調整が行われたとき、前記画像調整項目の前記変更内容を含んだ画像調整コマンドを作成し、画像処理装置に対して送信し、
    前記画像処理装置は、受信した前記画像調整コマンドの前記画像調整項目についての前記変更内容に基づいて、前記第2の画像調整を実行することを特徴とする請求項4記載の画像処理システム。
  7. 前記ユーザ端末は、前記Webページにプレビューボタンを表示し、
    前記ユーザ端末により前記第1の画像調整が行われた後、前記プレビューボタンの押下があると、前記Webサーバから送信される更新後の前記サムネイル画像ファイルを前記Webページに再表示することを特徴とする請求項5記載の画像処理システム。
  8. 前記ユーザ端末は、前記Webページにダウンロードボタンを表示し、
    前記ユーザ端末により前記第1の画像調整が行われた後、前記ダウンロードボタンの押下があると、前記ファイルサーバから送信される更新後の前記画像ファイルを受信することを特徴とする請求項5記載の画像処理システム。
  9. 原稿画像を読取った元画像データから元画像ファイルを生成する読取部と、
    画像調整項目の設定内容に基づいて前記元画像ファイルを第2の画像調整を行って中間画像ファイルを生成する画像調整部と、
    前記中間画像ファイルから画像ファイルを生成する画像ファイル生成部と、
    前記中間画像ファイルからサムネイル画像ファイルを生成するサムネイル画像ファイル生成部と、
    前記画像ファイルを格納させるファイルサーバと、前記サムネイル画像ファイルを格納させるWebサーバと、WebブラウザのWebページに前記サムネイル画像ファイルのサムネイル画像とともに前記画像調整項目の設定内容を変更可能に表示させるユーザ端末とネットワークを介して通信を行うネットワーク通信部を備え、
    前記画像調整部は、ユーザ端末による前記画像調整項目の変更内容に基づいて、前記元画像ファイルに対して前記第2の画像調整を行い、
    前記ネットワーク通信部は、前記第2の画像調整を行った前記画像ファイルを前記ファイルサーバに送信し、前記第2の画像調整を行った前記サムネイル画像ファイルを前記Webサーバに送信することにより、
    前記ユーザ端末によって、前記サムネイル画像に基づく第1の画像調整を可能としたことを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記ネットワーク通信部は、
    前記ユーザ端末により前記第1の画像調整が行われたときに、前記Webサーバにより作成された前記画像調整項目の前記変更内容を含んだ画像調整コマンドを受信し、
    前記画像調整部は、
    受信した前記画像調整コマンドの前記画像調整項目についての前記変更内容に基づいて、第2の画像調整を実行することを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  11. 原稿の画像を読取って画像ファイルを生成するとともに前記画像ファイルのサムネイル画像ファイルを生成する画像処理装置と、前記画像ファイルを格納するファイルサーバと、Webブラウザによって前記サムネイル画像ファイルのサムネイル画像及び画像調整項目をWebページに表示するユーザ端末と、ネットワークを介して通信を行うネットワーク通信部と、
    前記画像処理装置によって生成される前記サムネイル画像ファイルを記憶する画像記憶部と、
    前記ユーザ端末の前記Webブラウザに、前記画像記憶部に記憶された前記サムネイル画像ファイルの前記サムネイル画像とともに前記画像調整項目の設定内容を変更可能に表示させるために前記ユーザ端末に送信するWebサーバ部と、
    前記ユーザ端末の前記Webブラウザに表示させた前記Webページによって変更された前記画像調整項目の変更内容に基づいて画像調整コマンドを生成する画像調整コマンド生成部と、
    前記画像調整コマンドを前記画像処理装に送信して、前記変更内容に基づいて前記画像ファイル及びサムネイル画像ファイルを第2の画像調整を実行させて更新させる画像ファイル更新部と、を備えたことを特徴とするWebサーバ。
  12. 前記Webページにより変更した前記画像調整項目の変更内容を前記Webページの前記サムネイル画像に反映させるサムネイル画像調整部を備え、
    前記Webページにより前記画像調整項目の設定内容を変更するごとに、前記サムネイル画像調整部により、前記サムネイル画像を直接に第2の画像調整を実行するようにしたことを特徴とする請求項11記載のWebサーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2019044655A1 (ja) * 2017-08-31 2019-11-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置、及び画像読取方法
JP2022060420A (ja) * 2018-04-13 2022-04-14 ライン プラス コーポレーション アバター生成装置およびコンピュータプログラム

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