JP3979112B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿から読み込んだ画像データを処理する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スキャナ、コピー、Fax等の複数の機能を有する画像処理装置がある。この画像処理装置により上述した各機能を実行する場合は、最初に前述の機能のうちの一つを選択し、選択された各機能毎に設けられた設定画面において、各種パラメータの設定やスキャナによる原稿の読み取り動作等のジョブ設定を行う必要がある。そして、選択された各機能に応じた画像処理が施された後、各機能に応じた出力が行われる。
【0003】
また、画像処理装置がOCR(Optical Character Reader)機能を有する場合は、内部に記憶されている認識ソフトによって、原稿から読み取られた文字の認識が可能となるため、上述したジョブ設定をジョブ記入シート等に記入し、原稿とともにこのジョブ記入シートを読み取ることで、原稿に対して実行する機能の設定ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、OCR機能を有していない画像処理装置により、スキャナ、コピー、Fax、メール送信等の各機能毎に各種パラメータの設定やスキャナによる原稿の読み取り動作等のジョブ設定を行うことは、ユーザにとって手間がかかることだった。
また、OCR機能を有する画像処理装置において、ジョブ設定を行う場合は、ジョブ記入シート等が必要となるが、使用後ごみとなってしまうため、環境に配慮しておらず、経済的でなかった。
【0005】
本発明の課題は、複数の機能を有する画像処理装置において実行する機能の設定を、環境に配慮しながら、簡単な操作で行えるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、以下の様な特徴を備えている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の異なる出力機能を有し、それぞれの前記出力機能に応じた画像処理を行う画像処理装置において、複数ページの原稿に基づく画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データに対して、前記出力機能に応じた画像処理の実行と画像処理された画像データを出力するシステムコントローラと、一つの設定画面上で少なくとも前記画像データの原稿ページ毎に前記出力機能の設定情報を入力する操作部と、前記操作部を介して入力された設定情報を記憶する設定記憶手段と、を備え、前記システムコントローラは、前記画像データに対して前記設定記憶手段に記憶された設定情報に基づき、前記画像データの原稿ページ毎に前記出力機能に応じた画像処理を行い、設定された出力機能へ画像処理された画像データを出力することを特徴としている。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、一つの設定画面上で画像データ毎に出力機能を設定し、この設定に基づいて画像処理を行うので、複数の画像データ毎に実行する画像処理の設定が一度にでき、操作性が向上する。更に、一つの設定画面画面上で原稿のページ毎に出力機能を設定するので、例えば、ページ毎に異なる出力機能の設定が一度にでき、操作性が向上する。
【0011】
また、請求項2記載の発明のように、請求項1記載の画像処理装置において、前記画像データを読み取る画像読み取り手段を更に備え、前記設定記憶手段は、前記画像読み取り手段により読み取られる画像データの順に前記出力機能の設定情報を記憶することとしてもよい。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、予め記憶されている画像データに限らず、読み取った画像データについても出力機能を設定できる。また、画像データの読み取り順に出力機能を設定でき、利便性がよい。
【0014】
請求項3に記載の発明は、原稿に対応する画像データを選択可能に表示する表示部と、前記表示部に表示された画像データの内選択された画像データに対して複数の異なる出力機能と該出力機能に関する条件とを入力する操作部と、前記操作部で設定された前記複数の異なる出力機能と前記条件に基づいて前記画像データに対する画像処理の実行と画像処理された画像データを設定された出力機能へ出力するシステムコントローラと、を備え、前記操作部において、前記原稿のページ毎に前記複数の異なる出力機能の何れかと前記条件とを設定可能であることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記原稿を読み取って前記画像データを生成する画像読み取り手段を備えたことを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の発明において、
前記表示部は、前記画像データを特定するための情報を表示することを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記画像データを特定するための情報は、前記画像データに基づくサムネイル画像であることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項3〜6の何れか一項に記載の発明において、前記出力機能は、前記画像処理された画像データに基づいて印刷する機能、前記画像処理された画像データを外部へ伝送する機能、前記画像処理された画像データを格納する機能のうち、少なくとも2つ以上を含むものであることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記画像処理された画像データを外部へ伝送する機能は、前記画像処理された画像データをファクシミリ送信する機能、前記画像処理された画像データを電子メールにて送信する機能、前記画像処理された画像データを外部へ転送する機能のうち、少なくとも1つ以上を含むものであることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、請求項7又は請求項8に記載の発明において、前記操作部は、前記機能のうち、少なくとも2つ以上を設定することを特徴としている。
請求項3〜9に記載の発明によれば、表示部に表示された画像データに対しての複数の出力機能と出力機能に関する条件の設定を一度に行うことができるので、操作性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
以下、図1〜図4を参照して本発明を適用した画像処理装置100の第1の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
まず、構成を説明する。
図1は、画像処理装置100の機能的構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像処理装置100は、システムコントローラ1、原稿読み取り部2、操作部3、表示部4、通信部5、RAM6、印刷部7、及び記憶部8により構成され、各部はバス9により接続されている。
【0017】
システムコントローラ1は、CPU(Central Processing Unit)を備えて構成され、CPUにより記憶部8に記憶されているプログラムに基づいて、画像処理装置100の各部を制御する。即ち、CPU2は、RAM6に展開したプログラムに従って、後述するページ毎設定処理(図4参照)を実行し、その処理結果をRAM6に格納すると共に表示部4に表示させる。そして、RAM6に格納した処理結果を記憶部8内部の所定領域に保存させる。
【0018】
図2に、後述するページ毎設定処理(図4参照)において、表示部4に表示させる設定画面G1の画面構成例を示す。設定画面とは、少なくとも画像データをどのような出力機能を用いて出力するか、使用者が入力するために必要な情報を表示する画面であって、画像データを特定するための情報(例えば、ファイル名、サムネイル)と、当該画像データの出力機能を特定するための情報と、が表示される。
【0019】
出力機能とは、画像データに対して適宜処理を行った後のデータを出力することであって、例えば、プリンタにあっては印刷を実行するためのデータ(例えば、ページ記述言語、ビデオデータ、ビットマップデータ)、ファクシミリにあっては公衆回線を伝送するためのデータ(例えば、JBIG圧縮データ、SMTPデータ)、スキャナにあっては他の情報処理装置において読み取り可能なデータ(例えば、TIFF、BMP、JPEG、GIF、JPEG2000)を出力することであって、画像データとは可視化可能なデータであり、画像データの生成はスキャナによる原稿の光電変換、デジタルカメラによる被写体の光電変換、情報処理装置のアプリケーションソフトによるデータ生成等に基づく。
【0020】
設定画面G1には、少なくとも各画像処理機能の実行対象となる原稿ページを入力指定するための頁入力欄G1a〜G1cと、Faxの発信先を指定する発信先入力欄G1dと、が設けられている。より好ましくは、各画像処理機能の詳細設定が可能となる。例えば、スキャナ機能にあっては、データの格納先サーバのアドレス、ディレクトリ名、ファイル名、データの解像度、データのフォーマット(例えば、TIFF、PNG、JPEG2000等)、コピー機能にあっては、出力部数、倍率(拡大・縮小)、後処理(例えば、ステープル、パンチ等)、Fax機能にあっては、送信先アドレス(電話番号(Fax番号)を含む)、データ圧縮形式(例えば、JBIG、JPEG2000等)、付加データ(例えば、送信先情報、カバーシート等)等の設定が行える。
【0021】
システムコントローラ1は、この設定画面G1において入力された各情報(各画像処理機能を実行する原稿ページやFaxの発信先等の情報)を記憶部8の設定テーブルT1に記憶する。そして、設定テーブルT1に記憶された各情報に基づいて画像処理機能を実行する。
つまり、システムコントローラ1は、画像処理手段としての機能を有しており、設定画面G1は、操作部3と連動して設定手段としての機能を有している。
【0022】
原稿読み取り部2は、光源、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿画像を読み取り、その読み取った画像データをシステムコントローラ1へ出力する。ここで、画像データは、図形や写真などのイメージデータに限らず、文字や記号などのテキストデータも含む。
つまり、原稿読み取り部2は、画像読み取り手段としての機能を有している。
【0023】
操作部3は、画面表示キー、設定キー、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードを備え、キーボードで押下された押下信号をシステムコントローラ1に出力する。ここで、画面表示キーは、設定画面を表示部4に表示させる場合に押下され、設定キーは、設定画面において入力情報の入力が完了した場合に押下される。なお、操作部3は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えるものとしてもよい。
【0024】
表示部4は、LCD(Liquid Crystal Display)表示装置等により構成され、システムコントローラ1から入力される表示データに基づく信号を生成して各種表示を行う。
【0025】
通信部5は、ネットワーク網を介して外部機器との通信を行うための、モデム(MODEM:MOdulator/DEModulator )またはターミナルアダプタ(TA:Terminal Adapter)、または各種情報を伝送するFax、電話等の通信機器によって構成される。なお、通信部5は、出力機能を示している。
【0026】
RAM(Random Access Memory)6により構成され、システムコントローラ1により実行制御される各処理において、記憶部8から読み出された各種プログラムの全部又は一部のデータ、操作部3から入力されたデータ(例えば、原稿ページ、Faxの発信先等)や、原稿読み取り部2により読み取られた画像データ等の一時的な格納領域を形成する。
つまり、RAM6は、記憶手段としての機能を有している。
【0027】
印刷部7は、システムコントローラ1から入力される印刷データに基づき、印刷処理を実行する。なお、印刷部7は、出力機能を示している。
【0028】
記憶部8は、HD(Hard Disc)等の不揮発性のメモリにより構成され、画像処理装置100で実行可能な各種プログラム、及びプログラムで処理されたデータ等を記憶する。なお、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、システムコントローラ1は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0029】
また、記憶部8は、設定テーブルT1を記憶している。
図3に設定テーブルT1のデータ構成例を示す。設定テーブルT1の1レコードには、少なくとも原稿ページを示す「頁」項目T1aと、各原稿ページに対して実行する画像処理機能(スキャン、コピー、Fax)を示す「機能」項目T1bとが設定されており、各項目T1a及びT1bには、設定画面G1(図2参照)において設定された内容がそれぞれ対応付けて記憶される。より好ましくは、設定画面G1に基づいて使用者が入力した情報(例えば、前述した各画像処理機能の詳細設定)が更に記憶される。
つまり、設定テーブルT1は、設定記憶手段としての機能を有している。
【0030】
次に、第1の実施の形態における動作を説明する。
図4は、システムコントローラ1により実行されるページ毎設定処理の流れを示すフローチャートである。
【0031】
図4において、システムコントローラ1は、操作部3の画面表示キーが押下されると、設定画面G1(図2参照)を表示部4に表示し(ステップA1)、操作部3により、この設定画面G1の入力欄G1a〜G1dに、各画像処理機能を実行する原稿ページやFaxの発信先等の情報を入力させる(ステップA2)。次いで、操作部3の設定キーが押下されると(ステップA3;YES)、システムコントローラ1は、入力されたそれぞれの情報を実行する各画像処理機能と対応付けて設定テーブルT1(図3参照)に記憶する。そして、システムコントローラ1は、原稿読み取り部2により、図示しない原稿トレー等にセットされた原稿から画像データを読み取り、この画像データを原稿ページと対応付けてRAM6に記憶する(ステップA4)。
【0032】
そして、システムコントローラ1は、設定テーブルT1(図3参照)からコピー機能と対応付けられている原稿ページを抽出し、その原稿ページに対応する画像データをRAM6から抽出し、この画像データを印刷データとして印刷部7に出力し、印刷部7により印刷処理を実行させる。また、システムコントローラ1は、設定テーブルT1(図3参照)からFax機能と対応付けて記憶された原稿ページを抽出し、その原稿ページに対応する画像データをRAM6から抽出し、この画像データを通信部5によりFax送信させる(ステップA5)。
【0033】
以上のように、システムコントローラ1は、設定画面G1において、画像処理装置100が有する画像処理機能(スキャン、コピー、Fax)を実行する原稿ページやFax発信先等の情報を入力させ、設定テーブルT1(図3参照)に記憶する。そして、設定テーブルT1(図3参照)に記憶された各情報に基づいて、原稿読み取り部2により読み取られる原稿に対して画像処理を行う。画像処理は、スキャナ機能にあっては、カラー画像処理(例えば、シェーディング補正、カラーマッチング処理)、情報付加、解像度変換、データ圧縮、ファイル生成等、コピー機能にあっては、カラー画像処理(例えば、カラーマッチング処理)、ノイズ除去、下色除去、解像度変換、ハーフトーン処理等、Fax機能にあっては、モノクロ変換、データ圧縮、解像度変換、ハーフトーン処理等が行われる。
【0034】
したがって、設定画面G1において、複数の機能の設定が1度にできるので、操作性が向上する。また、設定画面G1において設定された各情報を設定テーブルT1に記憶しておくので、設定テーブルT1に記憶された各情報に基づいて画像データに対する画像処理を行うことが容易にできる。また、各機能を実行する毎に設定を行う必要がなくなるため、連続して複数の画像処理機能を実行でき、処理速度が向上する。また、ジョブ記入シート等のような消耗品を使用せずに設定ができるので、経済的である。
【0035】
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態の画像処理装置の構成は、図1に示す第1の実施の形態における画像処理装置100と同一であるので、詳細説明を省略し、同一の構成要素は、同一の符号を付して以下説明する。
【0036】
システムコントローラ1は、後述する読み取り順設定処理(図7参照)において、表示部4に設定画面G2(図5参照)を表示させる。
【0037】
図5に、設定画面G2の画面構成例を示す。
設定画面G2には、少なくとも原稿読み取り部2により原稿を読み取る順(1回目、2回目、3回目、・・・)に実行する画像処理機能(スキャン、コピー、Fax)を入力指定するための機能入力欄G2a、G2b、G2c、・・・が設けられている。なお、画像処理機能として‘Fax’が入力指定された場合は、操作部3により、Fax発信先が更に入力される。より好ましくは、設定画面G2上で、前述した各画像処理機能に対する詳細設定ができるように設定欄を設けておく。また、システムコントローラ1は、この設定画面G2において入力された各情報(各画像処理機能(スキャン、コピー、Fax)、Faxの発信先等の情報、各画像処理機能に対する詳細設定等)を記憶部8の設定テーブルT2に記憶する。そして、設定テーブルT2に記憶された各情報に基づいて画像処理機能を実行する。
つまり、設定画面G2は、操作部3と連動して設定手段としての機能を有している。
【0038】
また、記憶部8は、設定テーブルT2を記憶している。
図6に設定テーブルT2のデータ構成例を示す。設定テーブルT2の1レコードには、読み取り順を示す「順番」項目T2aと、各原稿ページに対して実行する画像処理機能(スキャン、コピー、Fax)を示す「機能」項目T2bとが設定されており、各項目T2a及びT2bには、設定画面G2(図5参照)において設定された内容がそれぞれ対応付けて記憶される。より好ましくは、設定画面G2に基づいて使用者が入力した情報(例えば、前述した各画像処理機能の詳細設定)が更に記憶される。
つまり、設定テーブルT1は、設定記憶手段としての機能を有している。
【0039】
次に、第2の実施の形態における動作を説明する。
図7は、システムコントローラ1により実行される読み取り順設定処理の流れを示すフローチャートである。
【0040】
図7において、システムコントローラ1は、操作部3の画面表示キーが押下されると、設定画面G2(図5参照)を表示部4に表示し(ステップB1)、操作部3により、この設定画面G2の入力欄G2a〜G2cに、原稿を読み取る順に実行する画像処理機能を入力指定させる(ステップB2)。次いで、操作部3の設定キーが押下されると(ステップB3;YES)、システムコントローラ1は、入力指定された画像処理機能を原稿の読み取り順と対応付けて設定テーブルT2(図6参照)に記憶する。
【0041】
そして、システムコントローラ1は、原稿読み取り部2により、図示しない原稿トレー等にセットされた原稿から画像データを読み取るとともに、図示しないカウンタにより読み取り順をカウントし(ステップB4)、この読み取り順に対応する画像処理機能を設定テーブルT2(図6参照)から抽出する。そして、抽出した画像処理機能に基づいて、印刷部7により画像データの印刷処理を実行させる、または、通信部5により画像データをFax送信させる(ステップB5)。そして、設定画面G2において入力された画像処理が全て実行されたか否かを判別し(ステップB6)、実行されていない場合は(ステップB6;NO)、ステップB4に戻り、処理を続行する。
【0042】
以上のように、システムコントローラ1は、設定画面G2において、原稿を読み取る順に実行する画像処理機能(スキャン、コピー、Fax)を入力指定させ、設定テーブルT2(図6参照)に記憶する。そして、システムコントローラ1は、原稿読み取り部2により読み取られた原稿の画像データに対して、設定テーブルT2(図6参照)に記憶された各情報に基づいて画像処理を行う。
【0043】
したがって、設定画面G2において、複数の機能の設定が1度にできるので、操作性が向上する。また、設定画面G2において設定された各情報を設定テーブルT2に記憶しておくので、設定テーブルT2に記憶された各情報に基づいて画像データに対する画像処理を行うことが容易にできる。また、各機能を実行する毎に設定を行う必要がなくなるため、連続して複数の画像処理機能を実行でき、処理速度が向上する。また、ジョブ記入シート等のような消耗品を使用せずに設定ができるので、経済的である。
【0044】
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態の画像処理装置の構成は、図1に示す第1の実施の形態における画像処理装置100と同一であるので、詳細説明を省略し、同一の構成要素は、同一の符号を付して以下説明する。
【0045】
システムコントローラ1は、後述するプレビュー表示処理(図10参照)において、原稿読み取り部2により原稿から画像データを読み取り、読み取った画像データに基づいてサムネイル画面G3(図8参照)を生成して表示部4に表示する。
【0046】
図8に、サムネイル画面G3の画面構成例を示す。
サムネイル画面G3には、少なくとも原稿読み取り部2により読み取られた原稿の画像データに基づいて作成されたプレビューを表示する表示欄G3a〜G3eと、表示されたプレビューの画像データに対して実行する画像処理機能を入力する画像処理機能入力欄G31a〜G31eと、が設けられている。より好ましくは、設定画面G3上で、前述した各画像処理機能に対する詳細設定ができるように設定欄を設けておく。また、システムコントローラ1は、このサムネイル画面G3において入力された各情報(各原稿ページのプレビューに対して設定された画像処理機能、Faxの発信先等の情報、各画像処理機能に対する詳細設定等)を記憶部8の設定テーブルT3に記憶する。そして、設定テーブルT3に記憶された各情報に基づいて画像処理機能を実行する。
つまり、サムネイル画面G3は、操作部3と連動して設定手段としての機能を有している。
【0047】
また、記憶部8は、設定テーブルT3を記憶している。
図9に設定テーブルT3のデータ構成例を示す。設定テーブルT3の1レコードには、原稿ページを示す「頁」項目T3aと、各原稿ページに対して実行する画像処理機能(スキャン、コピー、Fax)を示す「機能」項目T3bとが設定されており、各項目T3a及びT3bには、設定画面G3(図8参照)において設定された内容がそれぞれ対応付けて記憶される。より好ましくは、設定画面G3に基づいて使用者が入力した情報(例えば、前述した各画像処理機能の詳細設定)が更に記憶される。
つまり、設定テーブルT3は、設定記憶手段としての機能を有している。
【0048】
次に、第3の実施の形態における動作を説明する。
図10は、システムコントローラ1により実行されるプレビュー表示処理の流れを示すフローチャートである。
【0049】
図10において、システムコントローラ1は、図示しない原稿トレー等に原稿がセットされると、原稿読み取り部2により原稿から画像データを読み取り、RAM6に格納する(ステップC1)。次いで、システムコントローラ1は、RAM6に格納した画像データに基づいて、サムネイル画面G3(図8参照)を生成し、表示部4に表示する(ステップC2)。
【0050】
そして、システムコントローラ1は、操作部3により、サムネイル画面G3の画像処理機能入力欄G31a〜G31eに、各原稿ページ毎に実行する画像処理機能を入力指定させて、設定テーブルT3(図9参照)に記憶する(ステップC3)。そして、設定テーブルT3(図9参照)に記憶された各原稿ページ毎に実行する画像処理機能に基づいて、印刷部7により画像データの印刷処理を実行させる、または、通信部5により画像データをFax送信させる(ステップC4)。
【0051】
以上のように、システムコントローラ1は、サムネイル画面G3において、原稿ページ毎に実行する画像処理機能を入力指定させ、設定テーブルT3(図9参照)に記憶する。そして、設定テーブルT3(図9参照)に記憶された各情報に基づいて、各原稿ページの画像データに対して指定された画像処理機能を実行する。
【0052】
したがって、サムネイル画面G3において、複数の機能の設定が1度にできるので、操作性が向上する。また、サムネイル画面G3において設定された各情報を設定テーブルT3に記憶しておくので、設定テーブルT3に記憶された各情報に基づいて画像データに対する画像処理を行うことが容易にできる。また、各機能を実行する毎に設定を行う必要がなくなるため、連続して複数の画像処理機能を実行でき、処理速度が向上する。また、ジョブ記入シート等のような消耗品を使用せずに設定ができるので、経済的である。
【0053】
なお、本発明の各実施の形態では、画像処理機能として、スキャン、コピー、Faxを一例として説明したが、これに限定されず、電子メール、他の画像処理装置への画像データの転送等の他の画像処理機能の設定に対しても適用できる。
【0054】
また、本発明の各実施の形態では、画面G1〜G3において、複数の画像処理機能(スキャン、コピー、Fax)を単純に設定する場合を一例として説明したが、これに限定されず、画面上に複数の項目を設け、複数の画像処理機能詳細設定(例えば、スキャンしたデータの格納先、コピーの部数や倍率、Faxのモード等)ができるようにしてもよい。また、画面G1〜G3上に、詳細設定ボタン等を設け、詳細設定ボタンが指示された場合に、各画像処理機能の詳細設定画面を更に表示させることとしてもよい。また、各画像処理機能とともにその詳細設定をした場合は、画像処理機能と、詳細設定と、原稿ページ数(または原稿読み取り順)とを対応付けてテーブル等に記憶させておけばよい。
【0055】
また、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0056】
【発明の効果】
複数の機能の設定が1度にできるので、操作性が向上する。また、各機能を実行する毎に設定を行う必要がなくなるため、連続して複数の画像処理機能を実行でき、処理速度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理装置100の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】設定画面G1の画面構成例を示す図である。
【図3】設定テーブルT1のデータ構成例を示す図である。
【図4】ページ毎設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】設定画面G2の画面構成例を示す図である。
【図6】設定テーブルT2のデータ構成例を示す図である。
【図7】読み取り順設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】サムネイル画面G3の画面構成例を示す図である。
【図9】設定テーブルT3のデータ構成例を示す図である。
【図10】プレビュー表示処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 システムコントローラ
2 原稿読み取り部
3 操作部
4 表示部
5 通信部
6 RAM
7 印刷部
8 記憶部
9 バス
G1 設定画面
G2 設定画面
G3 サムネイル画面
T1〜T3 設定テーブル
100 画像処理装置
Claims (9)
- 複数の異なる出力機能を有し、それぞれの前記出力機能に応じた画像処理を行う画像処理装置において、
複数ページの原稿に基づく画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データに対して、前記出力機能に応じた画像処理の実行と画像処理された画像データを出力するシステムコントローラと、
一つの設定画面上で少なくとも前記画像データの原稿ページ毎に前記出力機能の設定情報を入力する操作部と、
前記操作部を介して入力された設定情報を記憶する設定記憶手段と、
を備え、
前記システムコントローラは、前記画像データに対して前記設定記憶手段に記憶された設定情報に基づき、前記画像データの原稿ページ毎に前記出力機能に応じた画像処理を行い、設定された出力機能へ画像処理された画像データを出力することを特徴とする画像処理装置。 - 前記画像データを読み取る画像読み取り手段を更に備え、
前記設定記憶手段は、前記画像読み取り手段により読み取られる画像データの順に前記出力機能の設定情報を記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 原稿に対応する画像データを選択可能に表示する表示部と、
前記表示部に表示された画像データのうち選択された画像データに対して複数の異なる出力機能と該出力機能に関する条件とを入力する操作部と、
前記操作部で設定された前記複数の異なる出力機能と前記条件に基づいて前記画像データに対する画像処理の実行と画像処理された画像データを設定された出力機能へ出力するシステムコントローラと、
を備え、
前記操作部において、前記原稿のページ毎に前記複数の異なる出力機能の何れかと前記条件とを設定可能であることを特徴とする画像処理装置。 - 前記原稿を読み取って前記画像データを生成する画像読み取り手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記表示部は、前記画像データを特定するための情報を表示することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
- 前記画像データを特定するための情報は、前記画像データに基づくサムネイル画像であることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記出力機能は、前記画像処理された画像データに基づいて印刷する機能、前記画像処理された画像データを外部へ伝送する機能、前記画像処理された画像データを格納する機能のうち、少なくとも2つ以上を含むものであることを特徴とする請求項3〜6の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理された画像データを外部へ伝送する機能は、前記画像処理された画像データをファクシミリ送信する機能、前記画像処理された画像データを電子メールにて送信する機能、前記画像処理された画像データを外部へ転送する機能のうち、少なくとも1つ以上を含むものであることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
- 前記操作部は、前記機能のうち、少なくとも2つ以上を設定することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像処理装置。
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