JP2017083825A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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武志 内田
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拓磨 比嘉
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愼也 上條
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剛志 ▲高▼橋
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Abstract

【課題】 画像形成の効率をなるべく維持しつつ、現像剤の消費量を低減する。
【解決手段】 像担持体上に形成された潜像を現像手段により現像し、記録媒体上に転写することにより上記記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、1ページ分の画像が転写完了する時刻t1yの後、次のページの画像形成を行うタイミングまで第1所定時間T1以下であることが決定済みでなければ、現像手段を停止させ、現像手段の停止中に次のページの露光開始タイミングt5yが時刻t3で決定された場合に、該タイミングt5yまでの時間が第1所定時間T1以下であれば、直ちに現像手段の動作を再開させるようにした。ここで、現像手段の停止は、転写完了の時刻t1yの後、第3所定時間T3が経過するまで待ち、その時点で次のページの露光開始タイミングが決定されていない場合に行うようにするとよい。
【選択図】 図5

Description

この発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムに関する。
従来から、像担持体である感光体上に形成された静電潜像をトナー等の現像剤により現像し、記録媒体上に転写することによりその記録媒体上に画像を形成する画像形成手段を備える画像形成装置が知られている。この転写は、紙等のシートに対して直接行う場合もあれば、一旦中間転写ベルト上に一次転写した画像を、紙等のシートに対して二次転写する場合もある。
また、引用文献1には、カラー画像を形成するためのYMCKの画像形成手段を備える画像形成装置において、モノクロの画像を形成する場合に、使用しないYMCの画像形成手段において現像器を停止させることが開示されている。
ところで、画像形成装置において、紙等のシートに複数ページの画像を形成する場合、あるページの画像形成と次のページの画像形成との間に時間が空く場合がある。例えば、シートの両面に画像を形成する場合において、第1面に画像を形成したシートを反転させて再度転写部に搬送するまでに、長い搬送路を通す必要があり、かつその搬送中に画像形成を行うべき後続のシートがないような場合である。
このような場合、空き時間の間も常に現像器を動作させるとすると、その間に現像剤を無駄に消費し、画像形成枚数当たりの現像剤の消費量が増加してしまうという問題があった。
この点につき、特許文献1に記載の技術は、画像形成に使用しない色の画像形成手段において現像器を停止させるものであるので、両面ともにカラー画像を形成する場合には、適用することができない。また、特許文献1に記載の技術では、1ページ分の画像形成に要する時間を使って、使用する色の切替を行うため、頻繁に現像器を停止させると画像形成の効率が低下するという問題もある。
この発明は、以上の問題を解決し、画像形成の効率をなるべく維持しつつ、現像剤の消費量を低減することを目的とする。
この発明の画像形成装置は、像担持体上に形成された潜像を現像手段により現像し、記録媒体上に転写することにより上記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段を備える画像形成装置において、1ページ分の画像の転写完了後、次のページの画像形成を行うタイミングまで第1所定時間以下であることが決定済みでなければ上記現像手段を停止させる第1制御手段と、上記現像手段の停止中に次のページの画像形成を行うタイミングが決定された場合に、そのタイミングまでの時間が第1所定時間以下であれば、直ちに上記現像手段の動作を再開させる第2制御手段とを設けたものである。
上記構成によれば、画像形成の効率をなるべく維持しつつ、現像剤の消費量を低減することができる。
この発明の第1実施形態である画像形成装置を含む画像形成システムの構成を示す断面模式図である。 図1に示した画像形成装置を制御する制御部のハードウェア構成を示す図である。 図1に示した画像形成装置及びその周辺装置が備える、現像部の動作の停止及び再開を含む印刷のタイミング制御に関する機能の概略構成を示す図である。 図1に示した画像形成装置における各ページの印刷タイミングの例を示す図である。 図1に示した画像形成装置が現像部の動作を停止及び再開させるタイミングの例を示す図である。 その別の例を示す図である。 そのさらに別の例を示す図である。 そのさらに別の例を示す図である。 図2に示したエンジン制御部が実行する、現像部の動作の停止及び再開を制御するための処理のフローチャートである。 同じく、第3所定時間T3の設定のための処理のフローチャートである。 第1実施形態の第1比較例において画像形成装置が現像部の動作を停止及び再開させるタイミングの例を示す図である。 第1実施形態の第2比較例において画像形成装置が現像部の動作を停止及び再開させるタイミングの例を示す図である。 第1実施形態の第3比較例において画像形成装置が現像部の動作を停止及び再開させるタイミングの例を示す図である。 第2実施形態の画像形成装置及びその周辺装置が備える機能の概略構成を示す、図3と対応する図である。 第2実施形態の画像形成装置が現像部、作像ユニット及び中間転写ベルトの動作を停止及び再開させるタイミングの例を示す図である。 その別の例を示す図である。 そのさらに別の例を示す図である。 第2実施形態における図9と対応する処理を示すフローチャートである。 その続きの処理を示すフローチャートである。 そのさらに続きの処理を示すフローチャートである。
〔第1実施形態:図1乃至図10〕
以下、この発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、この発明の第1実施形態である画像形成装置を含む画像形成システムの概略構成を示す。図1は、この画像形成システムにおいて、シートへの画像形成、定着、および後処理に関与する部分の構成を、断面模式図として示したものである。
図1に示す画像形成システム100は、画像形成装置101と後処理装置301とを備える。
また、画像形成装置101は、作像部102と定着部201とを備える。
作像部102は、シート状の記録媒体である記録用紙130上に画像データに基づきトナー像を形成することにより画像の印刷を行う画像形成手段である。定着部201は、作像部102により形成されたトナー像を定着部材により加熱及び加圧処理して記録用紙130に定着させる定着手段である。
より具体的には、作像部102は、中央に記録媒体である中間転写ベルト103を備える。また、作像部102には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、それぞれY、M、C、Kと記す。)の各色のトナー像を中間転写ベルト103上に形成するための、各色の画像形成手段である作像ユニット110を、中間転写ベルト103に対向するように並べて設けている。
各作像ユニット110は、帯電部111、露光部112、現像部113及び感光体ドラム114を備える。図では、これら各部を示す符号の末尾に、「110Y」のように、形成する画像の色を示すアルファベットを付したが、各色に共通の構成を説明する際には、アルファベットのない符号を用いる。
感光体ドラム114は、作像ユニット110が形成する像を担持するための像担持体である。帯電部111は、感光体ドラム114の周囲に配設され、感光体ドラム114を一様に帯電させる。露光部112は、画像データに従ってオンオフ制御される光源を備え、その光源が出射する光により感光体ドラム114を走査することにより、感光体ドラム114上に、画像データが示す画像の静電潜像を形成する。現像部113は、現像剤であるトナーを用いてその静電潜像を現像する現像手段である。なお、現像に用いるトナーは、トナーボトル121に格納され、トナー供給部120から供給される。
これらの作像ユニット110により形成された各色のトナー像は、各色と対応する転写ローラ115Y〜115Kにより、中間転写ベルト103上に重ね合わせて一次転写される。
作像部102及び定着部201は、それぞれ給紙装置105,205を備え、ここに記録用紙130を収納する。この記録用紙130は、搬送ローラにより破線で示す搬送路上を中間転写ベルト103と二次転写ベルト104のニップ点106に、中間転写ベルト103上のトナー像とタイミングを合わせて搬送され、このニップ点106において、トナー像が記録用紙130に二次転写される。
作像部102は、トナー像が転写された記録用紙130を定着部201の定着ユニット210に搬送する。定着ユニット210は、記録用紙130に熱と圧力を加えてトナー像を記録用紙130に溶融溶着することにより、定着させる。定着部201は、その後、記録用紙130を後処理装置301に搬送する。また、記録用紙130の両面に印刷を行う場合には、定着部201は、第1面に画像が定着された記録用紙130を、用紙反転路211および両面搬送路212を介して作像部102に戻し、第1面と同様な手順で第2面に画像を形成させる。
定着部201は、さらに表示器203を備え、この表示器203に、画像形成装置101の状態等を表示する。
後処理装置301は、印刷済み(画像を定着済み)の記録用紙130に対して、パンチ処理、ステープル処理、製本処理等の後処理を行う装置である。そして、後処理を行う場合、集積部302に印刷済みの記録用紙130を一旦集積し、後処理を行う単位の枚数が揃った後に、その記録用紙130を後処理部304へ搬送して後処理を行う。後処理後の記録用紙130は、積載部303へ排出して積載する。また、後処理を行わない場合は、印刷済みの記録用紙130を、そのまま図の左方へ排出する。
次に、図2に、以上説明してきた画像形成装置101を制御する制御部のハードウェア構成を示す。
図2に示すように、画像形成装置101の制御部140は、CPU141、ROM142、RAM143、通信I/F(インタフェース)144、操作部145、表示部146、エンジンI/F147を備え、これらをシステムバス148により接続した構成としている。
そして、CPU141が、RAM143をワークエリアとしてROM142に記憶されたプログラムを実行することにより画像形成装置101全体を制御し、図3に示すものをはじめとする種々の機能を実現する。
ROM142は、不揮発性記憶媒体(記憶手段)であり、CPU141が実行する各種プログラムや処理に必要な各種データを格納している。
通信I/F144は、後処理装置301や後述する印刷制御装置401等の他の装置と通信するためのインタフェースである。この通信は、専用線によって行うものでも、汎用のネットワークを介して行うものでもよく、有線、無線を問わず、任意のプロトコルを採用可能である。
操作部145は、ユーザからの操作を受け付けるための操作手段であり、各種のキー、ボタン、タッチパネル等により構成することができる。
表示部146は、画像形成装置101の動作状態や設定内容、メッセージ等をユーザに提示するための、図1に示した表示器203等の提示手段であり、液晶ディスプレイやランプ等により構成することができる。
エンジンI/F147は、エンジン部150をシステムバス148に接続し、CPU141から制御可能とするためのインタフェースである。
エンジン部150は、図1に示した、シートへの画像形成及び画像の定着を実行するための各種ハードウェアである。図2には、以下の説明で動作を詳細に説明する要素として、エンジン制御部151と作像ユニット110を特に示している。作像ユニット110は、図1を用いて説明したものである。エンジン制御部151は、エンジンI/F147を介してCPU141から供給される制御信号に従い、作像ユニット110をはじめとするエンジン部150の動作を制御する制御手段であり、例えばマイクロコンピュータにより構成することができる。
以上の画像形成システム100において特徴的な点の一つは、画像形成装置101における、現像部113の動作の停止及び再開に関する制御である。以下、この点について詳述する。
まず図3に、画像形成装置101及びその周辺装置が備える、現像部113の動作の停止及び再開を含む印刷のタイミング制御に関する機能の概略構成を示す。
図3に示すように、画像形成装置101は、後処理装置301及び印刷制御装置401と、所定の通信路を介して相互に通信可能なように接続される。
後処理装置301は、画像形成装置101と共に画像形成システム100を構成する装置である。
印刷制御装置401は、ユーザから、画像形成システム100に実行させる印刷ジョブの指定及びその実行指示を受け付ける装置である。そして、その指示に応じて画像形成装置101及び後処理装置301に必要な情報を送信し、印刷ジョブを実行させる。ここで送信する情報は、例えば、印刷すべき画像の画像データ及び、印刷に用いる用紙、印刷部数、両面印刷有無、後処理有無等の印刷設定情報と、ジョブの実行指示である。
ジョブ受付部411が上記のジョブの指定及び実行指示の受け付けに係る機能を備え、ジョブ管理部412が、ジョブの実行管理に係る機能を備える。
画像形成装置101は、CPU141によりその機能が実現される印刷制御部171を備え、印刷制御部171が、エンジン部150をはじめとする画像形成装置101全体の動作を制御する機能を備える。印刷制御部171は、印刷制御装置401から受信した画像データ及び印刷設定情報に従った印刷を行うことをエンジン部150に指示したり、該印刷設定情報に従った後処理を行うことを後処理装置301の後処理制御部312に指示したりする。
エンジン部150は、エンジン制御部151を備え、このエンジン制御部151が、印刷制御部171からの印刷指示に従って、作像ユニット110、定着ユニット210、搬送ローラ等を制御して適当なタイミングで動作させることにより、印刷指示に従った印刷を実行する。図3では、この制御対象の一例として作像ユニット110を示している。
エンジン制御部151は、作像ユニット110に対し、各部の動作のオンオフを制御する信号や、印刷すべき画像の画像データを供給して、作像ユニット110の動作を制御する。この制御は、各色の作像ユニット110に対して個別に行う。
図3に示した信号のうち、「転写ON/OFF」は、転写ローラ115と感光体ドラム114とのニップのオンオフを指示するための転写信号である。エンジン制御部151は、感光体ドラム114上のトナー像が中間転写ベルト103と対向する期間だけこの信号をオンにして、転写ローラ115に、トナー像の中間転写ベルト103への一次転写を実行させる。
「現像ON/OFF」は、現像部113の動作のオンオフを指示するための現像信号であり、エンジン制御部151は、図5乃至図8を用いて詳述するタイミングでオンオフを切り替える。オンの場合、現像部113は感光体ドラム114に接触して現像剤を供給し、感光体ドラム114上に形成された静電潜像を現像する動作を行う。オフの場合、現像部113は感光体ドラム114から離れて動作を停止し、感光体ドラム114上への現像剤の供給を行わない。なお、現像部113は、現像剤とキャリアとを混合するため、これらを撹拌する動作も行う。動作停止状態においては、この撹拌も停止してよいが、撹拌の停止は必須ではなく、少なくとも感光体ドラム114上への現像剤の供給を停止すれば足りる。
「露光ON/OFF」は、露光部112における光源の点灯オンオフを指示するための露光信号である。オフの場合、光源は強制的に消灯され、オンの場合、光源の点灯消灯は、同期信号や画像データ等に従って制御され、感光体ドラム114への静電潜像の書き込みが行われる。エンジン制御部151は、感光体ドラム114に対して静電潜像を書き込む期間だけこの信号をオンにする。
なお、エンジン制御部151は、印刷タイミング決定部153を備え、この印刷タイミング決定部153が、印刷制御部171における印刷指示や、後述する後処理制御部312からの紙間要求等に応じて、各ページの印刷を行うタイミングを決定する。エンジン制御部151は、この決定されたタイミングに従って印刷を実行するように、上述した各種信号や画像データを、作像ユニット110をはじめとする各部へ送信する。
また、後処理装置301は、後処理制御部312を備える。この後処理制御部312は、集積部302及び後処理部304等を制御して、画像形成装置101の定着部201において画像が定着された記録用紙130に対する後処理を行う機能を有する。この後処理は、用紙搬送を含めてある程度の時間を要するため、後処理を行う単位の枚数の記録用紙130が集積部302に揃った後で、次の用紙までの間隔を空けて行う。
後処理制御部312は、画像形成装置101の印刷タイミング決定部153に対し、後処理を行う箇所においてその後処理に必要な時間分だけ用紙間の間隔を開けるように印刷タイミングの調整を行うことを要求する紙間要求を送信する機能を備える。印刷タイミング決定部153は、この紙間要求を受けると、要求された箇所の次のページの印刷を、要求された間隔を確保できるだけ遅らせるように、各ページの印刷を行うタイミングを決定する。
次に、図4に、画像形成装置101における各ページの印刷タイミングの例を示す。図4において、横方向が時間軸であり、四角1つが、1ページ分の印刷を行う期間を示す。ここでは、一色分の画像の一次転写を行う期間を基準に印刷期間を表示しているが、一次転写された画像は一定の線速で移動されて記録用紙130への二次転写に供されるため、各期間の長さや相対的な位置関係は二次転写を基準に考えても変わらない。四角の中の数字は、各面の何枚目の用紙に対する印刷かを示す。図4には、10枚の記録用紙130の両面にそれぞれお印刷を行う場合の印刷タイミングを示している。
図4に示すように、画像形成装置101は、両面印刷を行う場合、記録用紙130を搬送路上に複数枚同時に滞在させるインタリーフモードでの印刷が可能である。(a)に示す8枚インタリーフモードでは、搬送路上に最大で8枚の記録用紙130を滞在させ、8枚目の記録用紙130の第1面への二次転写が完了した直後に、反転された1枚目の記録用紙130が二次転写ベルト104のニップ点106に到達するように制御する。そしてその後、第1面への印刷を行うべき記録用紙130と、反転されて第2面への印刷を行うべき記録用紙とを、交互にニップ点106へ供給する。
作像ユニット110による各ページの画像の形成も、このタイミングに合わせて行う。すなわち、作像ユニット110はまず、1枚目から8枚目の記録用紙130の第1面に印刷すべきページの画像を、順次形成する。このとき、各ページの画像の形成は、1ページ分の印刷時間X1の間隔を開けて行う。そして、8枚目の記録用紙130の第1面に印刷すべき画像の形成後は、当該間隔の時間に、各ページの第2面に印刷すべき画像を形成することにより、記録用紙130の第1面に印刷すべきページの画像と、第2面に印刷すべきページの画像とを、交互に形成する。第1面に印刷すべきページの画像の形成が全て完了した後は、第2面に印刷すべき各ページの画像の形成を、X1の間隔を開けて行う。
ところで、印刷に用いる記録用紙130の枚数が、搬送路上に同時に滞在させる枚数よりも多い場合は、特段印刷間隔を増加させない限り、(a)に示したように、各ページの画像形成の間隔は、最大でX1である。しかし、印刷に用いる記録用紙130の枚数が少ない場合には、より長い間隔が開くこともある。
(b)には、8枚インタリーフモードで1枚の用紙の両面に印刷を行う場合の印刷タイミングを示す。
この場合、破線で示すタイミングにおいては、印刷すべき画像がないため、画像形成を行わない。従って、作像ユニット110は、1枚目の記録用紙130の第1面に印刷すべき画像を形成した後、その第2面に印刷すべき画像を形成するまで、X2の時間だけ、画像形成を行わない期間があることになる。後に続く用紙があってもなくても、第1面に印刷済みの記録用紙130を反転させてニップ点106に戻すために要する時間は変わらないため、このように間隔が開くことになる。
ただし、印刷の効率を向上させるため、(b)のX2の期間内に他の印刷ジョブが発生した場合、その印刷ジョブに係る印刷を割り込みで実行することが考えられる。
(c)の例では、5枚目の記録用紙130についての印刷タイミングで他の印刷ジョブが発生し、割り込み印刷を行う場合の印刷タイミングを示している。このような割り込み印刷を行っても、初めに実行を開始した1枚目の記録用紙130への印刷に、特段の影響を与えることはない。
(c)の例では、1枚目の記録用紙130の第1面に印刷すべき画像を形成した後、次に画像形成を行うまでの期間はX3となる。従って、割り込み印刷を考慮すると、あるページの画像を形成した後、次のページの画像を形成するまでに要する期間が不明である、ということも起こりえる。
ただし、印刷タイミング決定部153は、印刷制御部171からの印刷指示があってから、割り込み印刷を何枚目の記録用紙130のタイミングで実行するかを決定するため、実際に作像ユニット110に画像の形成を開始させるよりもある程度前には、次に画像を形成するタイミングが決定されることになる。また、例えば、8枚インタリーフモードにおいては、8枚目の記録用紙130のタイミングに間に合うように割り込み印刷の要求がなかった場合、その時点で、次の画像形成は、1枚目の記録用紙130の第2面に印刷すべき画像であることが決定される。この場合にも、実際に作像ユニット110に画像の形成を開始させるよりもある程度前には、次に画像を形成するタイミングが決定されることになる。
なお、搬送路上に同時に滞在させることができる記録用紙130の枚数は、記録用紙130の副操作方向(搬送方向)のサイズや、印刷の線速によって異なる。画像形成装置101は、このことに対応し、(d)〜(f)に示すように、同時滞在枚数が異なるインタリーフモードの画像形成も実行可能である。そして、これらの場合も、(b)や(c)と同趣旨の制御が可能である。
また、各ページの印刷タイミングは、上述した割り込み以外にも、様々な要因で変更され得る。例えば、後処理制御部312が紙間要求を行った場合には、該要求に従った紙間を確保できるよう、紙間の後ろの各ページの印刷タイミングを遅らせることになる。初めの5枚の記録用紙130に対して後処理を行うため、5枚目の記録用紙130の第2面への印刷の後、6枚目の記録用紙130の第2面への印刷を、所定の時間を開けてから行う等である。
あるいは、印刷制御装置401においてレンダリング処理に時間がかかる等して、画像データが印刷に必要なタイミングまでに供給されない場合も、画像データが供給されるまで次のページの印刷を待つ必要が生じる。この場合も、各ページの印刷タイミングは当初の予定からずれることになる。
次に、図5乃至図8を用いて、画像形成装置101が現像部113の動作を停止及び再開させるタイミングについて説明する。なお、ここで説明する現像部113の動作停止は、1つの印刷ジョブに係る印刷の実行中に行うものである。印刷の終了後における動作停止は、ここで説明するものと別に、適宜公知の手法で行えばよい。
画像形成装置101において、エンジン制御部151は、大まかに以下の(1)〜(5)の基準で現像部113の動作を停止及び再開させる。また、これらの停止及び再開の制御は、色毎に個別に行う。
(1)1ページ分の一次転写の完了時点で、次のページの印刷タイミングが未定である場合、第3所定時間T3経過後に現像部113の動作を停止させる。
(2)1ページ分の一次転写の完了時点で、次のページの印刷タイミングが決定されている場合、該当色の露光(書き込み)開始タイミングまで第1所定時間T1より長い時間があれば、現像部113の動作を停止させる(T1以下であれば、露光開始タイミングに間に合うように現像部113の動作を再開させられないため、停止は行わない)。
(3)次のページの印刷タイミングに応じて、該当色の露光(書き込み)開始タイミングよりもT1前に現像部113の動作を再開させる。
(4)次のページの印刷タイミングが決定された時点で、該当色の露光開始タイミングまでの時間がT1以下である場合、直ちに現像部113の動作を再開させる。このとき、該当色の露光開始タイミングが現在からT1後となるように、次のページの印刷タイミングを遅らせる調整を行う。
(5)現像部113の動作を停止させてから第2所定時間T2だけ経過した時点で現像部113の動作を再開させる。
なお、上記(1)と(2)は、合わせて、1ページ分の一次転写の完了時点で、次のページの露光(書き込み)開始タイミングまで第1所定時間T1以下であることが決定済みでなければ、(必要に応じてT3だけ待機した後で)現像部113の動作を停止させる、という基準であると考えることもできる。
また、第1所定時間T1は、現像部113の動作再開指示から、現像部113が現像動作を通常通り行えるようになるまでに要する立ち上げ時間である。
第2所定時間T2は、作像ユニット110のうち感光体ドラム114を動作(回転)させたまま現像部113を停止させて差し支えない時間である。現像部113を停止させると、感光体ドラム114に現像剤が供給されなくなり、それに伴って感光体ドラム114表面の潤滑性が低下する。この状態で長時間感光体ドラム114を動作させると、感光体ドラム114の表面をクリーニングするためのクリーニング部材との摩擦が増加してブレードがめくれる等、クリーニング部材の動作に悪影響を及ぼすことが考えられる。このため、ここでは、感光体ドラム114を動作(回転)させたまま現像部113を停止させる期間を最大でT2としている。
第3所定時間T3の意味については図13を用いて後述する。
図5乃至図8には、上記の基準に従った、現像部113の動作停止及び開始のタイミングの例を示す。これらの図において、横軸が時間軸であり、YMCKの各「一次転写」が、各色の「転写ON/OFF」の信号の状態を示す。ハイレベルがオン、ローレベルがオフであり、ハイレベルの期間1つが、1ページ分の画像の一次転写を行う期間を示す。「現像」が、「現像ON/OFF」の信号の状態を示す。こちらもハイレベルがオン、ローレベルがオフであり、ハイレベルの期間が、現像部113を動作させる期間、ローレベルの期間が、現像部113の動作を停止させる期間である。図ではYとMについてのみ示しているが、CとKについても、それぞれ同趣旨の制御により「現像ON/OFF」の信号を生成することができる。
図5に示すのは、4番目のページの一次転写の完了時点で次のページの印刷タイミングが決定されておらず、その後比較的短時間で次のページの印刷が行われる場合の例である。
この例においては、1〜3番目のページの一次転写の終了時点では、次のページの印刷タイミングが決定されており、かつ露光開始タイミングまでの時間がT1以下であるとする。従って、この期間ではいずれの色についても現像部113は停止されない。
その後、4番目のページのYの一次転写が完了する時刻t1yにおいて、次のページの印刷タイミングが決定されていないため、基準(1)に従い、そこからT3経過後の時刻t2yに、Yの現像部113Yが停止される。その後、時刻t3において次のページの印刷タイミングが決定されると、それに応じて各色の露光開始タイミングが判明する。
ここで、t3からYの露光開始タイミングt5yまでの時間がA1(<T1)であるとすると、基準(4)に従い現像部113Yの動作が直ちに再開される。また、Yの露光開始タイミングは、t3(現像部113Yの動作再開)からT1後の時刻t5y′まで延期され、これに合わせて他の各色の露光開始タイミングも調整される。なお、この調整を行えば、基準(4)が適用されるのは、最も露光開始タイミングが早い色についてのみとなるはずである。
また、4番目のページのMの一次転写が完了する時刻t1mにおいても、次のページの印刷タイミングが決定されていないため、基準(1)に従い、そこからT3経過後の時刻t2mに、Mの現像部113Mが停止される。
Mについては、時点t3から調整後の露光開始タイミングt5mまでの時間がT1以上あるため、基準(3)に従い、露光開始タイミングt5mからT1だけ前の時刻t4mに、現像部113Mの動作が再開される。
この動作により、5番目のページの印刷タイミングが当初決定されたタイミングより若干遅れることになるが、A2y及びA2mで示す期間だけ各現像部113を停止させることができ、この間の現像剤の消費を抑えることができる。この消費抑制の効果は、一次転写の完了後、次のページの印刷タイミングが不明であっても得られる。また、印刷タイミングの遅れは、タイミング決定から露光開始までの期間が極めて短いような希なケースで発生するのみであり、遅れの幅もさほど大きなものではないため、印刷の生産効率に与える影響は小さい。
図6に示すのは、1番目のページの一次転写の完了時点で次のページの印刷タイミングが決定されておらず、その後比較的長時間を開けて次のページの印刷が行われる場合の例である。
この例においては、1番目のページのYの一次転写が完了する時刻t1y(現像部113の停止の基準とする時刻であるという意味で図5のt1yと同じ符号を用いる、Mについても同様)において、次のページの印刷タイミングが決定されていないため、基準(1)に従い、そこからT3経過後の時刻t2yに、Yの現像部113Yが停止される。
図6の例においては、その後時刻t3において次のページの印刷タイミングが決定される前に、現像部113Yの停止からT2が経過する。このため、基準(5)に従い、時刻t1yからT2後の時刻t6yに、現像部113Yの動作が再開される。その後は、時点t3で次のページの印刷タイミングが決定され、Yの露光開始タイミングがt5yとなるが、そのまま現像部113Yの動作を継続させる。
また、1番目のページのMの一次転写が完了する時刻t1mにおいても、次のページの印刷タイミングが決定されていないため、基準(1)に従い、そこからT3経過後の時刻t2mに、Yの現像部113Mが停止される。そのT2後の時刻t6mに基準(5)に従い現像部113Yの動作が再開される点も、Yの場合と同様である。
この動作により、T2の間だけ各現像部113を停止させることができ、この間の現像剤の消費を抑えることができる。印刷タイミングに悪影響を及ぼすこともない。また、現像部113の停止期間の上限をT2としているため、クリーニング部材への影響もない。
図7に示すのは、4番目のページの一次転写の完了時点で次のページの印刷タイミングが決定されており、その後比較的短時間で次のページの印刷が行われる場合の例である。なお、4番目のページまでの印刷タイミングは図5の例と共通である。
この例においては、4番目のページのYの一次転写が完了する時刻t1yにおいて、次のページの印刷タイミングが決定されており、かつ、次のページのYの露光開始タイミングt5yまでT1より長い時間がある。このため、基準(2)に従い、時刻t1yに現像部113Yが停止される。
この例においては、時点t1yにおいて既に露光開始タイミングt5yが判明していることから、図5の場合と異なりそのT1だけ前の時刻t4yに現像部113Yの動作を再開させることが可能であり、基準(3)に従って時刻t4yに現像部113Yの動作が再開される。
Mについても、同様に、4番目のページの一次転写が完了する時刻t1mに現像部113Mの動作が停止され、次のページのMの露光開始タイミングt5mからT1だけ前の時刻t4mに現像部113Mの動作が再開される。
この動作により、A3y及びA3mで示す期間だけ各現像部113を停止させることができ、この間の現像剤の消費を抑えることができる。印刷タイミングに悪影響を及ぼすこともない。また、この例では一次転写の終了後T3の待機を行っていないが、後述のように現像部113の停止時点で次のページの印刷タイミングが既知の場合にはT3の待機は不要であり、T3の待機を省略することによりその分だけ現像部113の停止期間を長く取ることができる。
図8に示すのは、1番目のページの一次転写の完了時点で次のページの印刷タイミングが決定されており、その後比較的長時間を開けて次のページの印刷が行われる場合の例である。割り込み印刷を行わない設定とすれば、このようなケースもあり得る。
この例においても、1番目のページのYの一次転写が完了する時刻t1yにおいて、次のページの印刷タイミングが決定されており、かつ、次のページのYの露光開始タイミングt5yまでT1より長い時間がある。このため、基準(2)に従い、時刻t1yに現像部113Yが停止される。
その後、Yの露光開始タイミングt5yからT1以上前の時刻t6yに、現像部113Yの停止からT2が経過する。このため、基準(5)に従い、この時点で現像部113Yの動作が再開される。その後、次のページの印刷まで、そのまま現像部113Yの動作を継続させる。
また、Mについても同様な制御であり、1番目のページの一次転写が完了する時刻t1mにて基準(2)に従い現像部113Mが停止され、そのT2後の時刻t6mに現像部113Mの動作が再開される。
この動作により、T2の間だけ各現像部113を停止させることができ、この間の現像剤の消費を抑えることができる。印刷タイミングに悪影響を及ぼすこともない。また、現像部113の停止期間の上限をT2としているため、クリーニング部材への影響もない。
次に、図9に、以上説明した基準(1)〜(5)に従って現像部113の動作の停止及び再開を制御するための処理のフローチャートを示す。この処理は、エンジン制御部151のプロセッサが、所要のプログラムを実行することにより行うものであるが、エンジン制御部151が各ステップの処理を実行するものとして説明する。また、図9に示すのは1色分の現像部113の制御に関する処理であり、エンジン制御部151は、YMCKの各色について、図9の処理を実行する。ただし、印刷タイミングの決定に関する判断など、各色で共通の処理は、共通化して行ってもよい。また、図9の処理には、基準(1)〜(5)よりも細かい基準での判定に係る処理も含まれる。
エンジン制御部151は、各ページの露光開始タイミングに、図9のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理において、エンジン制御部151はまず、露光信号をオンにして作像ユニット110に露光開始を指示する(S11)。この処理は、従来と同じものである。その後、エンジン制御部151は1ページ分の一次転写の完了まで待機する(S12)。この間、1ページ分の画像の形成に必要な処理は随時実行するものとする。
その後、エンジン制御部151は、次に印刷するページがあるか否か判断する(S13)。実行中の印刷ジョブの次のページだけでなく、他の印刷ジョブであっても、次に何からのページを印刷することが決定されていれば、この判断はYesとなる。ここでNoであれば、しばらく印刷を行わないことが見込まれるため、エンジン制御部151は、作像ユニット110に対し作像ユニット110全体の停止を指示して(S25)、図9の処理を終了する。
一方、ステップS13でYesの場合、エンジン制御部151は、次ページの印刷タイミングが決定済みであるか否か判断する(S14)。ここで決定済みでない場合、上述の基準(1)に対応し、エンジン制御部151は、一次転写完了から第3所定時完T3が経過するまで待機する(S15)。しかし、その間も次ページの印刷タイミングが決定済みであるか否かの監視は続ける。
次ページの印刷タイミングが決定されないままT3が経過すると(S15のYes)、エンジン制御部151は現像信号をオフにし、基準(1)に従って作像ユニット110に現像部113の停止を指示する(S16)。その後、エンジン制御部151は、現像部113の停止から第2所定時間T2が経過するか、または次ページの印刷タイミングが決定されるまで(S17,S18)、待機する。
現像部113の停止からT2が経過すると(S17のYes)、エンジン制御部151は、現像信号をオンにし、基準(5)に従って作像ユニット110に現像部113の動作再開を指示して(S24)、図9の処理を終了する。
一方、次ページの印刷タイミングが決定されると(S18のYes)、エンジン制御部151は、次ページの露光開始までの時間が第1所定時間T1以下であるか否か判断する(S19)。ここでYesであれば、処理時点からT1後に露光開始となるよう次ページの印刷タイミングを調整し(S20)、その後、基準(4)に従って作像ユニット110に現像部113の動作再開を指示して(S24)、図9の処理を終了する。また、ステップS19でNoであれば、エンジン制御部151は、すぐには現像部113の動作を停止させず、現像部113の停止からT2後と次のページの露光開始のT1前のうちいずれか早いタイミングまで待機する(S23)。その後、前者が早い場合には基準(5)に従い、後者が早い場合には基準(3)に従い、作像ユニット110に現像部113の動作再開を指示して(S24)、図9の処理を終了する。
また、ステップS14でYesの場合、エンジン制御部151は、次ページの露光開始までの時間が第1所定時間T1以下であるか否か判断する(S21)。そして、これがNoであれば、現像信号をオフにし、作像ユニット110に現像部113の停止を指示して(S22)、ステップS23以降の処理に進む。
ステップS13の後ただちにステップS14でYesになった場合には、ステップS21〜S22の処理は基準(2)に従った現像部113の停止処理である。一方、ステップS13の後、ステップS15を経てステップS14でYesになることもあり、これは、基準(1)に従ったT3の待機中に次のページの印刷タイミングが決定されたケースである。次のページの印刷タイミングが決定されていれば、T3の待機を行う必要はないため、このケースでは、次のページの露光開始タイミングまでに現像部113の動作再開が可能であれば、T3の経過を待たずに現像部113の動作を停止させるようにしたものである。
また、ステップS21でYesの場合は、露光開始タイミングに間に合うように現像部113の動作を再開させられないため、エンジン制御部151は、現像部113を停止させずに図9の処理を終了する。
以上の処理において、基準(1)及び(2)に関する処理は、第1制御手順の処理であり、この処理を行うエンジン制御部151は第1制御手段として機能する。
基準(3)及び(4)に関する処理は、第2制御手順の処理であり、この処理を行うエンジン制御部151は第2制御手段として機能する。
基準(5)に関する処理は、第3制御手順の処理であり、この処理を行うエンジン制御部151は第3制御手段として機能する。
次に、図10に、第3所定時間T3の設定のための処理のフローチャートを示す。第3所定時間T3は、ユーザが任意に設定できるようにしてもよいが、画像形成装置101は、図10の処理によりT3を自動的に設定する機能を備える。図10の処理も、図9の場合と同様、エンジン制御部151が各ステップの処理を実行するものとして説明する。また、この処理も、図9の場合と同様、YMCKの各色について実行されるものである。
エンジン制御部151は、起動されると、図10のフローチャートに示す処理を開始する。この処理において、エンジン制御部151は、いずれかの1ページ分の一次転写が完了するまで待機し(S31)、一次転写が完了すると、現像部停止可能時間の測定を開始する(S32)。このときには、前回の測定結果はリセットする。
次に、エンジン制御部151は、図9の処理により今回の転写完了に応じて現像部113の動作を停止することになったか否か判断する(S33)。T3の待機中など、判定結果が未定である場合には結果が決まるまで待機する。そして、停止しないことになった場合、現像部停止可能時間の測定を終了して(S34)、ステップS31に戻る。なお、図9のステップS13でNoの場合も、現像部113のみの停止は行わないため、図10のステップS33ではNoになるものとする。
一方、ステップS33でYesの場合、エンジン制御部151は、図9のステップS16又はS22の処理により作像ユニット110に現像部113の停止を指示する。エンジン制御部151は、その後現像部113の動作を再開させるタイミングまで待機する(S35)。そして、再開させるタイミング(図9でステップS24を実行するタイミング)となると、エンジン制御部151は、現像部停止可能時間の測定を終了する(S36)。
この時点では、現像部停止可能時間の測定結果は、現像部113の動作が停止されていた期間の長さを示す値となっている。そして、エンジン制御部151は、その現像部停止可能時間が第4所定時間T4(例えば2秒)以下であれば(S37)、第3所定時間T3の値として、その第4所定時間T4を採用し(S38)、そうでなければT3の値を0秒に設定する(S39)。その後、ステップS31に戻って処理をくり返す。
すなわち、図9の処理に従って現像部113の動作を停止した期間が短ければ、T3の値をゼロより大きい値に設定し、現像部113の動作を停止した期間が一定程度確保できていれば、T3の値をゼロに設定する。このことの効果については図13を参照しつつ後述する。ここではステップS38でT3の値としてステップS37の判断基準と同じT4を採用しているが、これと異なる値を採用してもよい。
以上の処理において、エンジン制御部151は、ステップS31乃至S36では計測手段として機能し、ステップS37乃至S39では設定手段として機能する。以上の図10の処理に係る機能の有効無効をユーザが切り替えられるようにしてもよい。
〔第1実施形態の比較例:図11乃至図13〕
次に、図11乃至図13を用いて、以上説明してきた第1実施形態の効果について説明する。
まず図11に、第1比較例として、現像部113の停止を行わない場合の、図5と対応するタイミング図を示す。
この場合、時刻t1yと時刻t5yの間、あるいは時刻t1mと時刻t5mの間で、現像部113の動作が停止されることはない。従って、図5に示した第1実施形態の場合と比べ、同じ画像を形成する際の現像剤の消費量が多くなり、コストアップにつながる。これに対し、図5に示したように現像部113の停止を行うことにより、現像剤の消費を抑えることができる。
また、図12に、第2比較例として、現像部113の停止からT2経過後に現像部113の動作再開を行わない場合の、図6と対応するタイミング図を示す。
この場合、時刻t2yで停止されるYの現像部113Yの動作は、図5の場合と同様、時刻t3において次のページの印刷タイミングが決定された時点で再開される。また、時刻t2mで停止されるMの現像部113Mの動作は、図5の場合と同様、時刻t4mに再開される。
従って、現像部113Y及び113Mは、それぞれA4y及びA4mで示す期間だけ停止され、その分現像剤の消費を抑えることができる。しかし、感光体ドラム114を動作させたまま現像部113のみを長期間停止させると、感光体ドラム114表面の潤滑性が低下してクリーニング部材に悪影響を及ぼす可能性がある。
しかし、図6に示したように現像部113の停止からT2経過後に現像部113の動作再開を行うことにより、このような悪影響を回避しつつ、現像剤の消費低減を図ることができる。
次に、図13に、T3の値がゼロの場合と、ゼロより大きい値である場合の、現像部113の動作停止及び開始のタイミングの例を示す。
図13の例は、図5等とは時間軸の縮尺が異なり、また、Yについてのみ一次転写と現像部113の動作のタイミングを示している。
図13の例は、N番目のページの一次転写の完了時点である時刻t1yの直後に、時刻t3において次のページの印刷タイミングが決定される。画像形成装置101においては、切れ目無く各ページの印刷を行う場合でも、たまたま印刷制御装置401におけるレンダリング処理に時間がかかるページがあった等の理由により、前のページの一次転写終了までにエンジン制御部151が次のページの画像データを入手できず、印刷タイミングを決定できない場合もある。この場合、本来は時刻t1yの時点で次のページの印刷タイミングが決定済みであるはずなので、これが少し遅れたとしても、時刻t1yと時刻t3の間隔は短いことが通常と考えられる。
しかし、T3の値が0であると、時刻t1yで次のページの印刷タイミングが決定していなければ、エンジン制御部151はその時点で直ちに現像部113の動作を停止させてしまう。そして、時刻t3において、図5の場合と同様に次のページのYの露光開始タイミングt5yまでの時間がT1以下であったとすると、エンジン制御部151は、基準(4)に従い、時刻t3において現像部113の動作を再開する。また、次のページの印刷タイミングをYの露光開始タイミングが時刻t5y′となるように遅らせる。
従って、時刻t1yから時刻t3までの短時間だけ現像部113を停止させるために、次のページの印刷タイミングが遅れることとなってしまう。また、現像部113の停止と動作再開を短時間で繰り返すと、モータ等の駆動手段にも悪影響があることが考えられ、この点でも好ましくない。
一方、T3の値が、時刻t1yから時刻t3までの時間よりも長い値であるとすると、時刻t3の時点ではまだ時刻t1yの後のT3の待機中であり、現像部113は停止されていない。そして、エンジン制御部151は、時刻t3で次のページの印刷タイミングが決定したことに応じて、次のページのYの露光開始タイミングt5yまでの時間がT1より短いと判断するため、ここでも現像部113を停止せず、N番目のページとN+1番目のページの間では現像部113は停止されないことになる。従って、印刷タイミングの遅延が起こることはない。
このように、あるページの一次転写の完了時点で次のページの印刷タイミングが決定されていない場合には、現像部113を停止させる前にゼロ以上の時間T3だけ待つことにより、不測の事態により次のページの印刷タイミングの決定に遅れが生じた場合でも、短時間での現像部113の停止と動作再開が起こらないようにし、印刷タイミングの遅れや、駆動手段への悪影響を防止することができる。
ただし、図5のようなケースでは、T3だけ待つことにすると、その分だけ現像部113を停止させられる時間が短くなる。このため、通常はT3=0としておき、図13に示すような、短時間での現像部113の停止と動作再開が起こった場合に、T3の値を0より大きい所定の値に設定するとよい。このようにすれば、現像部113の停止時間の確保と、短時間での現像部113の停止と動作再開が起こることによる不具合の防止とを、両立することができる。このような設定を行うための処理が、図10の処理である。
〔第2実施形態:図14乃至図19〕
次に、この発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態の画像形成装置は、第1実施形態で説明した現像部の停止に加え、印刷ジョブの実行中に所定の条件が満たされた場合に、全作像ユニット110及び中間転写ベルト103を含む画像形成手段の動作を一旦停止させる制御を行う点が、第1実施形態と異なる。
これ以外の点については第1実施形態と共通であるので、第2実施形態については、上記の点に関連して第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。符号も、第1実施形態と共通のあるいは対応する構成については、同じものを用いる。
なお、第1実施形態では、作像部102が画像形成手段であると説明したが、第2実施形態で印刷ジョブ実行中に停止の制御を行う対象である画像形成手段は、作像ユニット110及び中間転写ベルト103であるとする。すなわち、給紙装置105や、記録用紙130を搬送する搬送機構等は、停止させる必要はない。ただし、停止させる範囲はこれに限られることはなく、適宜に変更可能である。
まず図14に、第2実施形態の画像形成装置101及びその周辺装置が備える、現像部113、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作の停止及び再開を含む印刷のタイミング制御に関する機能の概略構成を示す。
図14に示す構成は、図3に示したものと概ね共通であるが、エンジン部150内に中間転写ベルト駆動部152を追加すると共に、エンジン制御部151から作像ユニット110へ供給する信号として「作像ON/OFF」を追加した点が図3と異なる。
中間転写ベルト駆動部152は、中間転写ベルト103を架け渡すと共に長手方向へ向かって駆動するためのローラ及びモータ等の駆動手段である。また、中間転写ベルト103が蛇行しているか否かを検出するためのセンサも含む。
エンジン制御部151は、この中間転写ベルト駆動部152に対して「ベルト駆動ON/OFF」の駆動信号を供給して、中間転写ベルト103の駆動オンオフを指示する。また、中間転写ベルト駆動部152は、蛇行センサの検出結果に基づき「蛇行有無」の情報をエンジン制御部151へ供給する。画像形成装置101において、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の起動を行う場合、その起動プロセスの中で、中間転写ベルト103が蛇行無く駆動できるようになるまでの時間が、最も長く、また、所要時間の予測が難しい。従って、この実施形態においては、印刷のタイミング制御において、中間転写ベルト103の蛇行有無の検出結果を重視している。
また、「作像ON/OFF」は、エンジン制御部151から作像ユニット110へ、作像ユニット110全体の動作オンオフを指示するための制御信号である。この信号も、「現像ON/OFF」等の信号と同様、各色の作像ユニットに対して個別に供給するものである。また、「作像ON/OFF」は、図3の説明で述べた「転写ON/OFF」、「現像ON/OFF」、「露光ON/OFF」の各制御信号によりオンオフを制御する各部も含んだ作像ユニット110全体の動作オンオフを指示する信号である。従って、「作像ON/OFF」がオフであれば、他の制御信号がオンであっても、作像ユニット110全体の動作はオフのままである。
なお、以上の図14において図3から追加された各部及び信号は、第1実施形態の画像形成装置101も備えていたものであるが、第1実施形態においては特段注目する制御対象ではなかった。第2実施形態ではこれらに注目するため、明示的に図に示したものである。
次に、図15乃至図17を用いて、第2実施形態の画像形成装置101が現像部113、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止及び再開させるタイミングについて説明する。なお、ここで説明する現像部113、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作停止は、1つの印刷ジョブに係る印刷の実行中に行うものである。印刷の終了後における動作停止は、ここで説明するものと別に、適宜公知の手法で行えばよい。
第2実施形態の画像形成装置101において、エンジン制御部151は、第1実施形態で説明した(1)及び(2)と同じ基準で現像部113の動作を停止させる。また、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止させない場合は、(3)〜(5)と同じ基準で現像部113の動作を再開させる。そして、これに加え、大まかに以下の(A)〜(D)の基準で作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止及び再開させる。
なお、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の停止及び再開の制御は、特定の一色の画像形成タイミングに基づき行う。ここでは、特定の一色が、各色の作像ユニット110の中で最初に作像を行う色(以下「先頭の色」という)のYであるとして説明するが、これに限られることはない。例えば、モノクロの画像形成を行う際にKの作像ユニット110しか用いないのであれば、Kの画像形成タイミングに基づき同様な制御を行うことができる。
(A)特定の一色の1ページ分の一次転写の完了時点から第5所定時間T5経過後の時点で、次のページの印刷タイミングが未定である場合、全色の作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止させる。
(B)特定の一色の1ページ分の一次転写の完了時点からT5経過後の時点で、次のページの印刷タイミングが決定されている場合も、その時点でまだ先頭の色の露光(書き込み)開始タイミングになっていなければ、全色の作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止させる(T5経過後の時点で既に露光開始タイミングになっていれば、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止させる必要はないため、停止は行わない)。
(C)次のページの印刷タイミングに応じて、先頭の色の露光(書き込み)開始タイミングよりも第6所定時間T6前に全色の作像ユニット110(現像部113を除く)及び中間転写ベルト103の動作を再開させる。
(D)次のページの印刷タイミングが決定された時点で、先頭の色の露光開始タイミングまでの時間がT6以下である場合、直ちに全色の作像ユニット110(現像部113を除く)及び中間転写ベルト103の動作を再開させる。
なお、上記(A)と(B)は、合わせて、1ページ分の一次転写の完了時点からT5経過後の時点で、特段の支障がなければ全色の作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止させる、という基準であると考えることもできる。
また、第5所定時間T5は、上記特定の一色の画像の一次転写が完了してからその転写された画像の二次転写が完了するまでの時間である。二次転写の完了前に中間転写ベルト103を停止させると、中間転写ベルト103上に形成された画像が二次転写されずに残り、一次転写済みの画像についての画像形成プロセスを進めることができない。そこで、中間転写ベルト103の停止可否は、二次転写の完了時点の状況に基づき判断するようにしている。作像ユニット110については必ずしも同じ基準とする必要はないが、制御を簡単にするため、この実施形態では、現像部113以外の部分については中間転写ベルト103と同じ基準で停止と動作再開の制御を行うようにしている。
第6所定時間T6は、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作再開指示から、これらの各部が画像形成動作を通常通り行えるようになるまでに要する立ち上げ時間の見込み値である。ただし、上述のように、中間転写ベルト103の動作再開開始後、蛇行が解消して画像形成動作を通常通り行えるようになるまでに要する時間の予測は難しい。しかし、(C)及び(D)の記載からわかるように、T6を大きくすればそれだけ早く作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を再開するため、作像ユニット110及び中間転写ベルト103を停止できる時間が短くなる。一方、T6を小さくすれば、中間転写ベルト103の立ち上げが当初予定の露光開始タイミングに間に合わず、露光開始タイミングを遅延させることになって画像形成のスループット低下につながる。
T6の値は、これらの事情を考慮して適宜定めるとよい。ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。例えば、スループットに影響があっても停止時間を最大限確保したいのであれば、T6の値を、立ち上げ時間の下限値とするとよい。また、T6を、現像部113の立ち上げに要する上述のT1と同じ値とすることも考えられる。
第2実施形態の画像形成装置101は、以上の他、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止させた場合、先頭の色の現像部113の動作の再開を、第1実施形態で説明した(3)〜(5)に代えて(第2制御手段の機能を無効化し)、大まかに以下の(E)〜(F)の基準に基づいて行う。
(E)中間転写ベルト103の動作再開後、中間転写ベルト103の蛇行が解消した時点で、先頭の色の現像部113の動作を再開させる。また、先頭の色の露光開始タイミングが、当該動作再開時点からT1以内であれば、当該動作再開時点からT1後となるように、次のページの印刷タイミングを遅らせる調整を行う。
(F)中間転写ベルト103の動作再開後、第7所定時間T7以内に中間転写ベルト103の蛇行が解消しない場合、T7経過時点で先頭の色の現像部113の動作を再開させる。また、蛇行解消の時点で、現像部113の動作再開からT1以上経過していればただちに次のページの印刷を開始し、経過していなければ、先頭の色の露光開始タイミングが現像部の動作再開からT1経過後となるように次のページの印刷タイミングを遅らせる調整を行う。
(E)は、要するに、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止させた場合には、それらの動作再開中の、再開完了時刻の予想の基準とできる所定のイベントである蛇行解消を検出した時点で、現像部113の動作を再開させるものである。(F)は、動作再開開始からT7経過時点で再開完了の見込みが立たない場合、先に現像部113の動作を再開させるものである。現像部113の動作再開にもT1だけ立ち上げ時間を要するので、(E)に従うと次のページの露光開始は蛇行解消からさらにT1後となってしまうところ、(F)の制御を行えば、蛇行解消に時間がかかる場合には、蛇行解消後T1を待たずに次のページの露光を開始することができる。
しかし、T7が長すぎれば、蛇行解消後の待ち時間低減の効果が発揮できるケースは少なく、T7が短すぎれば、蛇行解消中にも現像部113を動作させて現像剤を無駄に消費してしまうことになる。T7の値は、これらの事情を考慮して適宜定めるとよい。ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
(E)と(F)のいずれの場合も、次のページの印刷タイミングは、中間転写ベルト103の蛇行が解消し、少なくとも先頭色の作像ユニット110(現像部113を含む)の動作再開が完了するタイミングに設定するようにしている。
なお、上記(E)及び(F)では、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止させた場合には、第1実施形態で説明した、T2を用いた現像部113の動作再開制御は行っていない。これは、作像ユニット110全体を停止させる場合には、感光体ドラム114に現像剤を供給する必要がないため、現像部113を長時間停止させて差し支えないためである。
第2実施形態の画像形成装置101において、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止させた場合の、先頭の色以外の現像部113の動作再開の制御は、第1実施形態で説明した(3)及び(4)に従って行うが、ここでも(5)を考慮する必要はない。
図15乃至図17には、上記の基準に従った、現像部113、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作停止及び開始のタイミングの例を示す。これらの図は、図5等と対応するものであるが、図5で「M現像」を示していた位置に、作像ユニット110及び中間転写ベルト103のオンオフタイミングを示している。このオンオフタイミングは、各色の作像ユニット110に対する「作像ON/OFF」の信号と、「ベルト駆動ON/OFF」の信号とに共通の波形として示したものである。いずれも、ハイレベルがオン、ローレベルがオフであり、図15乃至図17を用いて説明する制御の範囲では、これらの各信号の波形は、常に共通である。
図15に示すのは、あるページの一次転写の完了からT5後の時点までに次のページの印刷タイミングが決定されておらず、その後比較的長時間を置いて次のページの印刷タイミングが決定されるが、その決定から印刷開始までの時間が比較的短い場合の例である。
この例においては、1番目のページのYの一次転写が完了する時刻t1yにおいて次のページの印刷タイミングが決定されていないため、図6の場合と同様、基準(1)に従い、そこからT3経過後の時刻t2yに、Yの現像部113Yが停止される。
また、時刻t1yからT5後の時刻t7においても次のページの印刷タイミングが決定されていないため、基準(A)に従い、この時点で、全色の作像ユニット110及び中間転写ベルト103が停止される。なおここでは、T3+T2>T5であり、時刻t1yまでに現像部113Yの動作は再開されないとする。
その後、時刻t3において次のページの印刷タイミングが決定されると、それに応じて各色の露光開始タイミングが判明する。
ここで、t3から先頭の色であるYの露光開始タイミングt5yまでの時間がA1(<T6)であるとすると、基準(D)に従い全色の作像ユニット110(現像部113を除く)及び中間転写ベルト103の動作が直ちに再開される。この時点ではYの露光開始タイミングを延期するか否かは未定であるが、仮にt3からT6+T1経過後に設定しておいてもよい。少なくとも、時刻t5yまでに中間転写ベルト103の蛇行が解消しない場合、当初の予定通り時刻t5yに露光を開始することはできないので、露光開始を保留あるいは延期する必要がある。
その後、t3からB2(<T7)経過後の時刻t8に、中間転写ベルト103の蛇行が解消したとする。この場合、基準(E)に従いこの時点でYの現像部113Yの動作が再開される。また、次のページのYの露光開始タイミングは、基準(E)に従い、t8からT1後である時刻t5y′まで延期され、これに合わせて他の各色の露光開始タイミングも調整される。
なお、他の色の現像部113の動作再開は上述のように基準(3)及び(4)に従って制御されるが、上記の露光開始タイミングの調整を行えば、基準(4)が適用されることはないと考えられ、実質的には基準(3)に従って制御される。
以上の動作により、2番目のページの印刷タイミングが当初決定されたタイミングより若干遅れることになるが、B1で示す期間だけ全色の作像ユニット110及び中間転写ベルト103を停止させ、この間の消費電力を低減することができる。また、この間は現像部113も停止するので、現像剤の消費量低減の効果も、第1実施形態の場合と同様に得ることができる。
図16に示すのは、図15の例と比べ、中間転写ベルト103の蛇行解消に要する時間が長かった場合の例である。
この例では、時刻t3までは図15の例と同じであるが、中間転写ベルト103の蛇行解消に要する時間B2がT7よりも長いとする。この場合、t3からT7経過後の時刻t8′ではまだ蛇行が解消できていないが、基準(F)に従い、この時点でYの現像部113Yの動作が再開される。ただし、この時点ではまだ次のページのYの露光開始タイミングを決定できない。
その後、時刻t8で中間転写ベルト103の蛇行が解消すると、この時点でまだt8′からT1経過していないことがわかる。このため、次のページのYの露光開始タイミングは、基準(E)に従い、t8′からT1後である時刻t5y′まで延期され、これに合わせて他の各色の露光開始タイミングも調整される。
この調整により、時刻t8の蛇行解消まで待ってから現像部113Yの動作を再開させる場合に比べ、2番目のページの印刷タイミングの遅れを減らすことができる。
図17に示すのは、あるページの一次転写の完了からT5後の時点までに次のページの印刷タイミングが決定されており、次のページの印刷開始まで比較的長い時間がある場合の例である。
この例においても、時刻t2yでの現像部113Yの停止は図15及び図16の場合と同様である。
しかし、時刻t1yからT5後の時刻t7よりも前の時刻t3において次のページの印刷タイミングが決定され、次のページのYの露光開始タイミングが時刻t5yであることがわかっているとする。そして、t7の時点で、基準(B)に従い全色の作像ユニット110及び中間転写ベルト103が停止される。
またここでは、次のページのYの露光開始タイミングt5yよりもT6以上前に露光開始タイミングがわかっているので、基準(C)に従い、t5yよりもT6だけ前の時刻t9に全色の作像ユニット110(現像部113を除く)及び中間転写ベルト103の動作が再開される。
図17の例では、その後ちょうどT6の時間で(すなわち時刻t5yに)中間転写ベルト103の蛇行が解消されたとし、基準(E)に従ってこの時点でYの現像部113Yの動作が再開される。また、次のページのYの露光開始タイミングは、基準(E)に従い、t5yからT1後である時刻t5y′まで延期され、これに合わせて他の各色の露光開始タイミングも調整される。
この動作により、B1で示す期間だけ全色の作像ユニット110及び中間転写ベルト103を停止させ、この間の消費電力及び現像剤消費を低減することができる。また、現像部113の停止による効果も、第1実施形態の場合と概ね同様に得ることができる。印刷タイミングの遅れは多少生じているが、これはやむを得ない。仮にT7をT6よりも小さい値とすれば、例えば、T7=T6−T1とすれば、今回のケースでは中間転写ベルト103の蛇行解消と同時に再開完了するように現像部113Yの動作を再開させて、当初の予定通り時刻t5yにYの露光を開始できていたことになる。しかし、このようにT7を小さい値にするデメリットもあることは、上述の通りである。
次に、図18乃至図20に、第1実施形態の場合と概ね同様に現像部113の動作の停止及び再開を制御すると共に、以上説明した基準(A)〜(E)に従って全色の作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作の停止及び再開も制御するための処理のフローチャートを示す。
この処理は、エンジン制御部151のプロセッサが、所要のプログラムを実行することにより行うものであるが、エンジン制御部151が各ステップの処理を実行するものとして説明する。また、図18乃至図20に示すのは、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の停止及び再開の際にタイミングを参照する特定の一色について実行する処理である。他の色については、第1実施形態で図9を用いて説明した処理と基本的に同じ処理を実行する。ただし、作像ユニット110及び中間転写ベルト103を停止させた場合に、T2に基づく現像部113の動作再開を行わないようにする点は図9と異なる。
図18乃至図20に示す処理のうち、図18に示した部分は、ステップSA及びSBを追加した点を除き、図9と共通である。ステップS11、S16等、上記特定の一色の作像ユニットに対して指示を行う処理は、図19のステップS54のように全作像ユニットに対して指示を行う処理と区別するため、指示対象を「対応作像ユニット」とし、これに伴ってステップ番号に「′」を付している。しかし、これらの処理も、実質的には図9の同ステップ番号の処理と共通である。
また、図18に示した部分の処理は、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の停止を行わない場合の処理であると考えることができる。すなわち、ステップSAの判断がNoあるいはSBの判断がYesである場合、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の停止を行わず、図9と同じ処理を続けるものである。
ステップSAでは、エンジン制御部151はT3+T2がT5より大きいか否か判断する。ここでNoであれば、一次転写完了からT5後(図15の時刻t7)より前に、対応作像ユニットの現像部113が基準(5)に従って動作再開されることがわかる。このため、現像部113の動作を何度も停止及び再開させることを避けるべく、このケースでは作像ユニット110及び中間転写ベルト103の停止を行わないようにしている。
また、ステップSBでは、エンジン制御部151は次のページの露光開始までの時間が第5所定時間T5以下であるか否か判断する。この判断を行うのは、一次転写完了時点で次のページの印刷タイミングが決定済みのケースであり、従って、ステップSBでは、一次転写完了からT5後の時点までに次のページの露光開始タイミングとなっているか否かを判断していることになる。これがYesであれば、基準(B)に従い、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の停止を行わないため、ステップS23以下の、現像部113の動作再開の処理に進む。Noであれば、図20のステップS61へ進む。
一方、ステップSAでYesの場合、処理は図19のステップS51に進む。そして、エンジン制御部151は、一次転写完了からT5経過するか(S51のYes)、または次のページの印刷タイミングが決定される(S52のYes)まで待機する。
ステップS51でYesの場合、一次転写完了からT5経過した時点で次のページの印刷タイミングが決定されていないことになる。このため、エンジン制御部151は、基準(A)に従って、全作像ユニット110及び中間転写ベルト103の停止を指示する(S54)。
この場合、エンジン制御部151は、その後次ページの印刷タイミングが決定されるまで待機し(S55)、決定されると、次のページの露光開始までの時間が第6所定時間T6以下であるか否か判断する(S56)。そして、T6以下であれば、基準(D)に従って直ちに、T6より長ければ、基準(C)に従って露光開始のT6前まで待って(S57)、全作像ユニット110(現像部113以外)及び中間転写ベルト103の動作再開を指示する(S58)。作像ユニット110については、「作像ON/OFF」の信号をオンにしつつ、「現像ON/OFF」の信号をオフにすればよい。ステップS58の後、処理は図20のステップS65に進む。
一方、ステップS52でYesの場合、一次転写完了からT5経過する前に次のページの印刷タイミングが決定されたことになる。このため、図18のステップSBと同趣旨の判断を行う(S53)。これがYesであれば、図18のステップS19に進んで以下の処理を行う。ステップSBでYesの場合と進む先が異なるのは、こちらのケースではまだ次のページの露光開始までT1以下であるかどうかの判断をしていないためである。また、ステップS53でNoであれば、ステップSBでNoの場合と同じく、図20のステップS61へ進む。次のページの印刷タイミングが一次転写完了時点で決定されていても、ステップS52の時点で決定されても、一次転写完了からT5後までに決定されていることに変わりがないためである。
ステップS61では、エンジン制御部151は、一次転写完了のT5後まで待機し、その後、基準(B)に従って全作像ユニット110及び中間転写ベルト103の停止を指示する(S62)。この時点でまだ次のページの露光開始タイミングとなっていないことはステップSB又はS53で確認済みである。その後、エンジン制御部151は、基準(C)に従って露光開始のT6前まで待って(S63)、全作像ユニット110(現像部113以外)及び中間転写ベルト103の動作再開を指示する(S64)。
次に、エンジン制御部151は、ステップS64あるいはステップS58の動作再開指示から第7所定時間T7経過するか(S65のYes)、または中間転写ベルト103の蛇行が解消する(S66のYes)まで待機する。この蛇行解消が、画像形成手段の動作再開中の所定のイベントに該当する。
そして、ステップS66でYesの場合、エンジン制御部151は、基準(E)に従って対応作像ユニット110に現像部113の動作再開を指示する(S67)。また、この時点で次ページの露光開始までT1以下であれば、T1後に露光開始となるように印刷タイミングを調整する(S68,S69)。このことにより、現像部113の動作再開が完了したタイミングで、次のページの露光を開始することができる。なお、現像部113以外の部分の動作再開は、ステップS66がYesとなった時点で必ずしも全て完了している必要はないが、そのT1後までには完了しているものとする。逆に言えば、「T1後までに完了」の条件が満たせるようなイベントを、ステップS66での判断の基準として用いる。
一方、ステップS65でYesの場合、T7経過時点までに中間転写ベルト103の蛇行が解消しなかったことになる。そこで、この場合、エンジン制御部151は、基準(F)に従って直ちに対応作像ユニット110に現像部113の動作再開を指示する(S70)。その後、中間転写ベルト103の蛇行解消まで待機する(S71)。この時点で中間転写ベルト103の動作再開が完了し、各作像ユニット110の動作再開完了までの時間がわかる(又は既に完了していることがわかる)ので、その時間と、ステップS70の実行タイミングとに基づき、エンジン制御部151は、現像部113を含む対応作像ユニット110の動作再開完了後に露光開始となるよう、次のページの印刷タイミングを調整する(S72)。全て動作再開が完了していれば、ただちに露光開始して差し支えない。この調整は、基準(F)に従ったものである。
以上のステップS69又はS72で、図20までの一連の処理は終了する。
以上の処理において、ステップSB、S51乃至S54、S61及びS62が、第4制御手段の機能と対応する処理である。ステップS55乃至S58が、第5制御手段の機能と対応する処理である。ステップS66及びS67が、第6制御手段の機能と対応する処理である。
以上の処理により、図15乃至図17を用いて説明した制御を実現し、印刷ジョブの実行中でも、作像ユニット110及び中間転写ベルト103を含む画像形成手段を停止させて、消費電力及び現像剤消費の低減を図ることができる。また、このことにより生じる印刷のスループットの低下も低く抑えることができる。
なお、ここで説明した例では、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の停止に際しては、第1実施形態で説明したT3に当たる待ち時間は設けていないが、これを設けるようにしてもよい。
また、図18乃至図20の処理では、ステップSB及びステップS53で、一次転写の完了から次のページの露光開始までT5以下であるか否かを判定するようにしていた。しかし、一次転写の完了からT5経過時点で、露光開始タイミングまでの時間がT6以下であれば、T5経過時点で作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止させると、十分な停止期間が得られない(直ちに動作再開させることになる)上に、露光開始タイミングに間に合うようにそれらの動作を再開させられないことが考えられる。
従って、これらを考慮し、ステップSB及びステップS53で、一次転写の完了から次のページの露光開始までT5+T6以下であるか否かを判定するようにしてもよい。この場合、全体として、1ページ分の画像の転写完了後T5経過した時点で、次のページの画像形成を行うタイミングまでT6以下であることが決定済みでなければ、作像ユニット110及び中間転写ベルト103の動作を停止させる、という処理を行うことになる。
〔変形例〕
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、装置の具体的な構成、各部の動作の具体的な手順、現像手段の停止あるいは動作再開の具体的なタイミング等は、各実施形態で説明したものに限るものではない。
例えば、上述した各実施形態では、各ページの画像の一次転写の完了時点を基準に、基準(1)及び(2)により現像部113の停止タイミングを定めるようにした。しかし、感光体ドラム114に形成された静電潜像が現像部113を通過し、1ページ分の画像の現像が完了した時点以降の任意の時点を基準に、現像部113の停止タイミングを定めることもできる。しかし、一次転写の完了は、転写信号のオンオフを切り替えるために、通常の印刷制御の一環として管理すべきタイミングである。従って、このタイミングを基準として現像部113の停止タイミングを定めれば、現像部113の停止タイミングの決定のために、タイミング管理を無用に複雑化せずに済む、という利点がある。
また、上述した各実施形態では、各ページの画像の露光開始タイミングを基準に、基準(3)及び(4)により現像部113の動作再開タイミングを定めるようにした。しかし、感光体ドラム114に形成された静電潜像が現像部113に到達するまでに現像部113の動作が再開されていれば、現像自体は問題なく行うことができる。従って、静電潜像が現像部113に到達する時点より前の任意の時点を基準に、現像部113の動作再開タイミングを定めることもできる。しかし、露光開始は、露光信号のオンオフを切り替えるために、通常の印刷制御の一環として管理すべきタイミングである。従って、このタイミングを基準として現像部113の動作再開タイミングを定めれば、現像部113の動作再開タイミングの決定のために、タイミング管理を無用に複雑化せずに済む、という利点がある。
また、第2実施形態においては、作像ユニット110と中間転写ベルト103とを動作停止及び再開の制御対象として説明したが、制御対象はこれらに限られない。これらと連動して動作する装置や部材を制御対象に加えても差し支えない。逆に、作像ユニット110と中間転写ベルト103の全てを制御対象とする必要もない。
また、この発明を適用する画像形成装置は、カラーではなくモノクロの画像を形成する装置であってもよい。また、この発明は、中間転写ベルト103を用いず、像担持体上で現像された画像を、直接記録用紙130に転写する方式の画像形成装置にも適用可能である。
また、この発明のプログラムの実施形態は、コンピュータに所要のハードウェアを制御させて上述した実施形態における画像形成装置101の機能を実現させるためのプログラムである。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMや他の不揮発性記憶媒体(フラッシュメモリ,EEPROM等)などに格納しておいてもよい。しかし、メモリカード、CD、DVD、ブルーレイディスク等の任意の不揮発性記録媒体に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインストールして実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部装置あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部装置からダウンロードし、コンピュータにインストールして実行させることも可能である。
また、以上説明してきた各実施形態の構成が、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であり、また、一部のみを取り出して実施することができることは、勿論である。
100:画像形成システム、101:画像形成装置、102:作像部、103:中間転写ベルト、104:二次転写ベルト、105,205:給紙装置、106:ニップ点、110:作像ユニット、111:帯電部、112:露光部、113:現像部、114:感光体ドラム、115:転写ローラ、120:トナー供給部、121:トナーボトル、130:記録用紙、140:制御部、141:CPU、142:ROM、143:RAM、144:通信I/F、145:操作部、146:表示部、147:エンジンI/F、148:システムバス、150:エンジン部、151:エンジン制御部、152:中間転写ベルト駆動部、153:印刷タイミング決定部、171:印刷制御部、201:定着部、203:表示器、210:定着ユニット、211:用紙反転路、212:両面搬送路、301:後処理装置、302:集積部、303:積載部、304:後処理部、312:後処理制御部、401:印刷制御装置、411:ジョブ受付部、412:ジョブ管理部
特開2013−195564号公報

Claims (10)

  1. 像担持体上に形成された潜像を現像手段により現像し、記録媒体上に転写することにより前記記録媒体上に画像を形成する画像形成手段を備える画像形成装置であって、
    1ページ分の画像の転写完了後、次のページの画像形成を行うタイミングまで第1所定時間以下であることが決定済みでなければ前記現像手段を停止させる第1制御手段と、
    前記現像手段の停止中に次のページの画像形成を行うタイミングが決定された場合に、該タイミングまでの時間が第1所定時間以下であれば、直ちに前記現像手段の動作を再開させる第2制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記第1制御手段が前記現像手段を停止させた後、第2所定時間の経過後に前記現像手段の動作を再開させる第3制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置であって、
    前記第1制御手段は、1ページ分の画像の転写完了後第3所定時間経過した時点で、次のページの画像形成を行うタイミングが決定されていない場合に前記現像手段を停止させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記第1制御手段により前記現像手段が停止された停止期間の長さを計測する計測手段と、
    前記停止期間の長さに従って前記第3所定時間を設定する設定手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記設定手段は、前記停止期間が第4所定時間より大きい場合に、前記第3所定時間をゼロとし、前記停止期間が前記第4所定時間以下である場合に、前記第3所定時間をゼロより大きい所定の値とすることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成手段を色毎に備え、各色の画像形成手段により前記記録媒体上にカラー画像を形成する画像形成装置であり、
    前記現像手段を停止させるタイミングを、各色の画像形成手段について個別に制御することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    1ページ分の画像の転写完了後第5所定時間経過した時点で前記画像形成手段を停止させる第4制御手段と、
    前記画像形成手段の停止中に次のページの画像形成を行うタイミングが決定された場合に、該タイミングまでの時間が第6所定時間以下であれば、直ちに前記画像形成手段のうち前記現像手段以外の部分の動作を再開させる第5制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記第4制御手段が前記画像形成手段を停止させた場合に前記第2制御手段を無効化し、前記第5制御手段による前記画像形成手段の動作再開中の所定のイベントを検出した時点で、前記現像手段の動作を再開させる第6制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 像担持体上に形成された潜像を現像手段により現像し、記録媒体上に転写することにより前記記録媒体上に画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、
    1ページ分の画像の転写完了後、次のページの画像形成を行うタイミングまで第1所定時間以下であることが決定済みでなければ前記現像手段を停止させる第1制御手順と、
    前記現像手段の停止中に次のページの画像形成を行うタイミングが決定された場合に、該タイミングまでの時間が第1所定時間以下であれば、直ちに前記現像手段の動作を再開させる第2制御手順とを備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 像担持体上に形成された潜像を現像手段により現像し、記録媒体上に転写することにより前記記録媒体上に画像を形成する画像形成装置を制御するコンピュータに、
    1ページ分の画像の転写完了後、次のページの画像形成を行うタイミングまで第1所定時間以下であることが決定済みでなければ前記現像手段を停止させる第1制御手順と、
    前記現像手段の停止中に次のページの画像形成を行うタイミングが決定された場合に、該タイミングまでの時間が第1所定時間以下であれば、直ちに前記現像手段の動作を再開させる第2制御手順とを実行させるためのプログラム。
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