JP2017083556A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 用紙エッジに起因するスジ状の画像不良及び光沢残像を防止できる定着装置を提供する。【解決手段】 定着回転体と、定着回転体に対向して設けられる対向回転体と、定着回転体の表面を摺擦して表面性を回復させる摺擦回転体と、を有し、定着回転体と対向回転体で形成されるニップ部において、記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置であって、摺擦回転体は、定着回転体に対して接離可能に配置され、摺擦回転体は、複数の異なる表面粗さを有している。【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、及びこのような画像形成装置に搭載される定着装置に関する。
画像形成装置では、画像情報に基づいて像担持体上にトナー像を形成し、このトナー像を紙やOHPシート等の記録材上に転写し、トナー像を担持した記録材を定着装置に通し、熱と圧力により記録材上にトナー像を定着する。
このような定着装置に用いられるトナーには、定着部材との分離性を向上させるためにワックスが含まれる。
このワックスは、記録媒体上における未定着トナー像が、熱と圧力によって溶融したとき、トナーから染み出し、定着部材表面に付着する。
そのため、次に未定着トナー像を溶融したときには、前の記録媒体上でトナー像が存在した箇所では、ワックスの付着量が多くなる。一方、前の記録媒体上でトナー像が存在しない箇所では、ワックスの付着量が少なくなる。すなわち、前の記録媒体の画像が残像のように移る現象(以下、「光沢残像」と表記する。)が発生し、光沢にムラが生じる問題がある。
また、定着部材への通紙量が多くなると、記録媒体やトナーからの微量付着物が定着部材表面に堆積し、離型性が悪化し、光沢残像が悪化する問題がある。また、同サイズの用紙が継続して通紙されると、用紙エッジに起因するスジ状画像不良が定着部材表面に発生する問題がある。
これに対して、定着部材表面を研磨する研磨ローラを備える構成が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の定着装置は、所定の表面粗さが付与された研磨ローラによって、定着部材表面を摺擦することで、定着部材表面を修復できる。
ところで、用紙エッジに起因するスジ状の画像不良の対策に用いられる研磨ローラの表面粗さは、光沢残像の対策に用いられる研磨ローラの表面粗さより大きい。そのため、特許文献1に記載の定着装置では、用紙エッジに起因するスジ状の画像不良と光沢残像の両方を対策できない問題がある。
本発明は、用紙エッジに起因するスジ状の画像不良及び光沢残像を防止できる定着装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の定着装置は、
定着回転体と、
前記定着回転体に対向して設けられる対向回転体と、
前記定着回転体の表面を摺擦して表面性を回復させる摺擦回転体と、を有し、
前記定着回転体と前記対向回転体で形成されるニップ部において、記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置であって、
前記摺擦回転体は、前記定着回転体に対して接離可能に配置され、
前記摺擦回転体は、複数の異なる表面粗さを有していることを特徴とする。
本発明によると、用紙エッジに起因するスジ状の画像不良及び光沢残像を防止できる定着装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す構成図である。 図1に示した画像形成装置の定着装置を概略的に示す構成図である。 第1実施形態に係る摺擦ローラを説明する説明図である。 第1実施形態に係る摺擦ローラを説明する説明図である。 第1実施形態に係る摺擦ローラを説明する説明図である。 第2実施形態に係る摺擦ローラを説明する説明図である。 第2実施形態に係る摺擦ローラを説明する説明図である。 第2実施形態に係る摺擦ローラを説明する説明図である。 用紙エッジに起因するスジ及び光沢残像の評価試験の内容を説明する説明図である。 用紙エッジに起因するスジ及び光沢残像の評価試験の内容を説明する説明図である。 第1、第2の実施の形態の摺擦ローラを用いて行った用紙エッジに起因するスジ及び光沢残像の評価結果を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。ここに示した画像形成装置は、画像形成装置本体としての装置本体100と、装置本体100の下部に配置され装置本体100を載せる給紙テーブル200とから構成されている。
装置本体100の内部には、4つの画像形成手段としての画像形成ユニット18Y、18M、18C、18K(以下、「18Y〜K」とも略記する)を横に並べて配置してタンデム型画像形成部20が構成されている。上記の各画像形成ユニット18Y〜Kの符号に付けた添え字Y、M、C、Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色をそれぞれ表している。
各画像形成ユニット18Y〜Kは、それぞれY、M、C、Kの各色トナー画像(以下、「トナー像」ともいう)を担持する像担持体としてのドラム状の感光体40Y、40M、40C、40K(以下、「40Y〜K」とも略記する)を有している。
以下、各画像形成ユニット18Y〜Kの構成は、同様であるため、この画像形成ユニット18Y〜K及び感光体40Y〜Kのみにトナー色を表す添字符号を付すこととする。
タンデム型画像形成部20の下方であって装置本体100の略中央部には、中間転写体としての無端ベルト状の中間転写ベルト10が設けられている。中間転写ベルト10は、複数の支持ローラ14、15、15’、16に掛け回して図中時計回りに回転搬送可能である。この図示例では、支持ローラ16の左に、中間転写ベルト用のクリーニング装置17を設けている。クリーニング装置17は、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する。
支持ローラ14と支持ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、上記した4つの画像形成ユニット18Y〜Kを横に並べて配置してタンデム型画像形成部20を構成している。
タンデム型画像形成部20の上方には、2つの露光装置21が配置されている。各露光装置21は、それぞれ2つの画像形成ユニット(18Yと18M、18Cと18K)に対応して配置されている。各露光装置21は、例えば2つの光源装置(半導体レーザ、半導体レーザアレイ、あるいはマルチビーム光源等)とカップリング光学系、共通の光偏向器(ポリゴンミラー等)、2系統の走査結像光学系等で構成される光走査方式の露光装置である。イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の画像情報に応じて各色の感光体40Y〜Kに露光を行い、静電潜像を形成する。
各画像形成ユニット18Y〜Kの感光体40Y〜Kの周囲には、上記の露光に先立って各感光体を均一に帯電する帯電装置、上記の露光装置21によって形成された静電潜像を各色のトナーで現像する現像装置、各感光体40Y〜K上の転写残トナーを除去する感光体用クリーニング装置が設けられている。
また、各感光体40Y〜Kから中間転写ベルト10にトナー像を転写する1次転写位置には、中間転写ベルト10を間に挟んで各感光体40Y〜Kに対向するように1次転写手段の構成要素としての1次転写ローラ62が設けられている。
中間転写ベルト10を支持する複数の支持ローラのうち、支持ローラ14は中間転写ベルト10を回転駆動する駆動ローラであり、公知の駆動伝達機構(ギヤ、プーリ、ベルト等)を介してモータと接続されている。また、ブラックの単色画像を中間転写ベルト10上に形成する場合には、公知の移動機構により、駆動ローラである支持ローラ14以外の支持ローラ15、15’を移動させて、イエロー、シアン、マゼンタの感光体40Y、40M、40Cを中間転写ベルト10から離間させることが可能である。
タンデム型画像形成部20と反対の側の中間転写ベルト10の下方には、2次転写装置22を備えている。この2次転写装置22は、図示の例では、2次転写対向ローラ16に2次転写ローラ16’を押し当てて転写電界を印加することで中間転写ベルト10上のトナー像を転写媒体・記録媒体の一例としての用紙Sに転写する。
また、2次転写装置22の左側には、用紙S上の転写画像(未定着画像)を定着する定着装置1が配置されている。
2次転写装置22で画像が転写された用紙Sは、2つのローラ23に支持された搬送ベルト24により上記定着装置1へと搬送される。もちろん、搬送ベルト24の部分は、固定されたガイド部材でもよく、また、搬送ローラや搬送コロ等でもよい。なお、図示の例では、2次転写装置22及び定着装置1の下方に、上述したタンデム型画像形成部20と平行に、用紙Sの両面に画像を記録すべく用紙Sを反転して搬送するシート反転装置28を備えている。
続いて、図1を参照して、本実施形態に係るプリンタの基本的動作について説明する。
画像形成動作を行うときは、公知のコンピュータとしてのパソコンからの画像情報に基づいて、画像形成動作が行われる。以下、「画像形成」と同意義で「印刷」という用語も用いる。パソコンの操作部で設定されているモード設定に従い、フルカラーモード又は白黒モードで画像形成動作を開始する。
フルカラーモードが選択された場合には、各感光体40Y〜Kが図1に示す矢印方向(反時計回り)にそれぞれ回転する。そして、その各感光体40Y〜Kの表面が帯電装置により一様に帯電される。その後、各色の感光体40Y〜Kには露光装置21から各色の画像に対応する露光光(レーザ光等)がそれぞれ照射され、各色の画像データに対応した静電潜像がそれぞれ形成される。各静電潜像は感光体40Y〜Kが回転することにより各色の現像装置で各色のトナーが現像される。各色のトナー像は中間転写ベルト10の搬送とともに、中間転写ベルト10上に順次転写されて中間転写ベルト上にフルカラー画像が形成される。転写後の感光体40Y〜Kは除電ランプにより光除電され、感光体用クリーニング装置により転写残のトナーが除去される。したがって、帯電装置、露光装置21及び現像装置は、感光体40Y〜K上にY、M、C、Kの各色の画像(トナー像)を形成する画像形成ユニットを構成している。
一方、給紙テーブル200内に複数配設(配置して設けることを意味する。以下同じ)されている給紙ローラ42の1つを選択回転する。そして、給紙テーブル200のペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから用紙を送り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して装置本体100内の給紙路48に導き、その先端をレジストローラ(位置合わせローラ)49に突き当てて止める。または、手差し給紙の場合には、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上の用紙を送り出し、手差し給紙路53に入れ、同じくその先端をレジストローラ49に突き当てて止める。そして、中間転写ベルト10上のフルカラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に用紙を送り込み、2次転写装置22で転写して用紙上にトナー像を転写する。
トナー像が転写された用紙は、2次転写装置22及び搬送ベルト24で搬送されて定着装置1へと送り込まれ、定着装置1で熱と圧力とを加えて用紙に定着される。その後、公知の切換爪で切り換え案内されて排出ローラ56で排出され、排紙トレイ57上にスタックされる。または、公知の切換爪でその搬送方向が切り換えられてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び2次転写装置22へと再給紙され、裏面にも画像を記録した後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出される。以降、2枚以上の画像形成が指示されているときには、上述した作像プロセスが繰り返される。
白黒モードが選択された場合には、支持ローラ15、15’が下方に移動し、中間転写ベルト10を感光体40Y、40M、40Cから離間させる。感光体40Kのみが図1の反時計回り方向に回転し、感光体40Kの表面が帯電装置により一様に帯電され、Kの画像に対応する露光光(レーザ光等)が照射され、静電潜像が形成され、現像装置のKのトナーにより現像されてトナー像となる。このトナー像は中間転写ベルト10上に転写される。この際、K以外の3色の感光体40Y、40M、40C、現像装置38は停止しており、感光体や現像剤の不要な消耗を防止する。
一方、給紙カセット44から用紙が給紙され、レジストローラ49により、中間転写ベルト10上に形成されているトナー像と一致するタイミングで搬送される。トナー像が転写された用紙は、フルカラー画像の場合と同様に定着装置1で定着され、指定されたモードに応じた排紙系を通って処理される。以降、2枚以上の画像形成が指示されているときには、上述した作像プロセスが繰り返される。
図2は、本実施形態に係る定着装置1の構成を示す説明図である。
定着装置1は、加熱ローラ2と、定着ローラ3と、加熱ローラ2及び定着ローラ3に張架される定着回転体の一例である定着ベルト4と、定着ローラ3を押圧して定着ローラ3との間にニップ部を形成する対向回転体の一例である加圧ローラ5と、を備えている。また、加熱ローラ2は、熱源としてのヒータを内部に有している。
定着装置1は、定着ローラ3と加圧ローラ5との圧接によって形成される定着ベルト4と加圧ローラ5とのニップ部に、未定着トナー像を担持した用紙Sを通紙して加熱定着を行うものである。なお、加熱ローラ2、定着ローラ3及び加圧ローラ5は、定着装置1の筐体に回転可能に軸支され、各ローラの駆動手段等は、筐体に固定保持されている。
ニップ部を通紙した用紙Sは、定着ローラ3側に配置された分離板71によって先端部が分離されて、次工程に排出される。
加熱ローラ2は、例えば、金属材料からなる薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部には熱源としてのヒータが固設されている。ヒータとしては、例えば、ハロゲンヒータやカーボンヒータ等を用いることができる。また、ヒータは、加熱ローラを外部から加熱する誘導加熱手段であっても良い。
定着ベルト4は、定着ローラ3と加熱ローラ2の周囲に掛け回され、加熱ローラ2及び定着ローラ3に密着している。このように構成した定着ベルト4に、定着ローラ3に対応する箇所に加圧ローラ5を押し当てることで、ニップ部を構成する。
定着ベルト4は、PI(ポリイミド)樹脂からなる層厚90μmのベース層上に、シリコーンゴムなどの弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端ベルトである。定着ベルト4の弾性層は、層厚が200μm程度であって、シリコーンゴム、フッ素ゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト4の離型層は、層厚が20μm程度であって、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)等で形成されている。定着ベルト4の表層に離型層を設けることにより、トナー(トナー像)に対する離型性(剥離性)が確保され、トナー像を有する用紙Sを良好に定着し、且つ用紙を定着部材から良好に分離することができる。
定着ローラ3は、熱源を有しておらず、金属(鉄やアルミ)などの剛性の高い芯材を、シリコーンゴムなどの厚い弾性層で覆ったものである。
加圧ローラ5は、定着ローラ3と同様に、SUS304等の芯金上に、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性層が形成されたローラ部材である。
定着ローラ3と加圧ローラ5とは、対向して配置されるゴムローラであり、加圧ローラ5が定着ベルト4を介して定着ローラ3の中心方向に加圧されることにより、加圧ローラ5と定着ベルト4との間でニップ部が形成される。
駆動手段は、加圧ローラ5を反時計回り方向に回転駆動させる。加圧ローラ5の回転により、加圧ローラ5に圧接する定着ローラ3及び定着ベルト4が同速で連れ回り回転する。
摺擦回転体の一例である摺擦ローラ72,72’は、分離ユニット70に支持され、定着ベルト4の走行方向で、分離板71の下流側であって、定着ローラ3の外周面に対向する位置に定着ベルト4を介して当接可能に設置されている。
なお、本実施形態の定着装置は、上述の実施形態に限定されず、定着ローラ内にハロゲンヒータを有し、加熱ローラを有しない構成でも良い。また、熱源は、IH加熱装置であっても良い。
次に、本発明の第1実施形態に係る摺擦ローラについて説明する。
図3は、本実施形態に係る摺擦ローラ72の構成を示した説明図である。
本実施形態では、2つの摺擦ローラ72,72’を有する。2つの摺擦ローラ72,72’は、略同じ構造を有するため、摺擦ローラ72について代表して説明し、摺擦ローラ72’については適宜説明を省略する。
摺擦ローラ72は、図3に示すように、軸72aと芯金72bとバインダー樹脂に砥粒が分散された摺擦層72cから構成される。なお、芯金72bと摺擦層72cの間には、弾性層を設けても良い。摺擦層72cは、図4に示すように、その表面に砥粒72dが突出し、微細な凹凸が一様に形成されている。砥粒72dとしては、一般的な研磨粒子であるアルミナ砥粒を用いるとよい。摺擦ローラ72は、定着ベルト4の略全幅に接する幅を有している。
摺擦ローラ72は、定着ベルト4に対して当接し、定着ベルト4と摺擦ローラ72が所定の周速で摺擦することにより研磨動作を行う。本実施形態では、定着ベルト4の表面線速に対して、摺擦ローラ72の線速を順方向に例えば3倍速い線速で摺擦させる。
なお、摺擦ローラ72は、この態様に限定されず、定着ベルト回転方向と順方向に従動回転、又は順方向又は逆方向に線速差をつけて回転しても良い。また、摺擦ローラの数は、2つに限定されず3つ以上設けても良い。
ところで、このように構成される摺擦ローラ72,72’が常時定着ベルト4に接していると、定着ベルト4を必要以上に摺擦してしまい、定着ベルト4の表層を削って短命化させてしまう。また、用紙エッジに起因するスジ状の画像不良の対策と光沢残像の対策とで、使用する摺擦ローラを使い分ける必要がある。
そこで、各摺擦ローラ72,72’は、接離機構によって研磨が必要なときだけ定着ベルト4と接触するように制御されている。
次に、摺擦ローラ72,72’の接離機構について説明する。
図5は摺擦ローラ72の接離機構の構成を示す説明図で、摺擦ローラ72が定着ベルト4に接触した状態、摺擦ローラ72’が定着ベルト4から離れた状態を示している。
摺擦ローラ72は、図5に示すように、その軸72aが軸受73によって回転自在に支持され、軸受73は摺擦ブラケット74に摺擦ローラ72が定着ベルト4に接離する方向に移動可能に支持されている。摺擦ローラ72には、定着ベルト4に接触する方向の弾性力が圧縮バネ75によって付勢されている。なお、摺擦ローラ72が圧縮バネ75によって押されても公知のストッパによって摺擦ブラケット74から抜け出すことが防止されており、摺擦ローラ72は、定着ベルト側に突出した位置に保持されている。そして、摺擦ローラ72が定着ベルト4に接触する状態では、圧縮バネ75が圧縮する方向に押され、これによって摺擦ローラ72の定着ベルト4への接触圧が得られる。
摺擦ブラケット74は、軸76を回動支点として分離ユニット70のケースに装着されている。摺擦ブラケット74は、摺擦ローラ72の反対側に接離用の偏心カム77が当接されている。摺擦ブラケット74は、公知のコイルバネによって軸76を中心として摺擦ローラ72が定着ベルト4から離れる方向の回動力が付勢されている。この弾性力によって摺擦ブラケット74の偏心カム77への当接が保証され、偏心カム77の回転に追随することができる。偏心カム77の回転により、摺擦ローラ72が定着ベルト4と接する位置と、摺擦ローラ72が定着ベルト4から離れる位置とを移動することで、摺擦ローラ72が接離される。なお、偏心カム77は公知の駆動手段によって回転される。
次に、摺擦ローラ72,72’について更に詳細に説明する。
摺擦ローラ72は、表面粗さをRz40μm以上にし、用紙エッジに起因するスジ状の画像不良の対策をする。摺擦ローラ72’は、表面粗さをRz10μm以下にし、光沢残像の対策をする。
所定以下のサイズの用紙、もしくは所定以上の坪量の用紙が連続通紙された場合は、摺擦ローラ72を定着ベルト4に接触させ、用紙エッジに起因するスジ状の画像不良の対策をする。所定以上の枚数の用紙が使用された場合は、摺擦ローラ72’を定着ベルト4に接触させ、光沢残像の対策をする。すなわち、画像情報に応じて定着ベルト4に摺擦させる摺擦ローラ72,72’を切替え可能とする。
なお、接離機構は、この態様に限定されず、2つの接離機構が一体として構成されたものを使用してもよい。
これにより、定着ベルト4を必要以上に摺擦することを防止し、定着ベルト4の高耐久性を図れる。また、用紙エッジに起因するスジ状の画像不良と光沢残像の両方を対策できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る摺擦ローラについて説明する。図6、図7、図8は、本発明の第2実施形態に係る定着装置の構成を説明する説明図である。
第2実施形態では、摺擦ローラの構成が異なる点で第1実施形態と相違する。
本実施形態の摺擦ローラ172は、図6に示すように、定着装置101に1つ有する。
摺擦ローラ172は、図7(a),図7(b)に示すように、軸172aと芯金172bとバインダー樹脂に砥粒が分散された摺擦層172cから構成される。摺擦層172cは、図8に示すように、その表面に砥粒172dが突出する。なお、芯金172bと摺擦層172cの間には、弾性層を設けても良い。
摺擦層172cは、摺擦ローラ172の周方向半分を境に、砥粒粗さが異なるように形成されている。一方の摺擦層172caの砥粒粗さは、他方の摺擦層172cbの砥粒粗さより粗く構成されている。砥粒172dとしては、一般的な研磨粒子であるアルミナ砥粒を用いるとよい。摺擦ローラ172は、定着ベルト4の略全幅に接する幅を有している。
更に詳細には、例えば、一方の摺擦層172caは、表面粗さをRz40μm以上にし、用紙エッジに起因するスジ状の画像不良の対策をする。他方の摺擦層172cbは、表面粗さをRz10μm以下にし、光沢残像の対策をする。
摺擦ローラ172は、定着ベルト4に対して当接し、定着ベルト4と摺擦ローラ172が所定の周速で摺擦することにより研磨動作を行う。本実施形態では、定着ベルト4の表面線速に対して、摺擦ローラ172の線速を順方向に例えば3倍速い線速で摺擦させる。摺擦ローラ172は、定着ベルト4等の定着部材に対して接離自在な構成とする。
これにより、用紙エッジに起因するスジ状の画像不良と光沢残像の両方を対策できる。
以下、本発明の定着装置について、実施例を用いてより具体的に説明を行なうが、本発明は、後述する実施例に限定されるものではない。
上述した実施形態に係る定着装置(実施例1〜3)について、比較例を用意して用紙エッジに起因するスジと光沢残像を評価する実験を行った。
(検証実験内容)
定着装置(「Pro C910」株式会社リコー製)を用いて、用紙エッジに起因するスジ、光沢残像の評価を実施した。
評価には、図9に示すように、4種類の摺擦ローラを用いて評価した。
摺擦ローラAは、番手(粒度)を#1500とし、表面粗さをRz50μmとし、弾性層を有しない構成とした。
摺擦ローラBは、番手を#3000とし、表面粗さをRz10μmとし、弾性層を有しない構成とした。
摺擦ローラCは、番手を#3000とし、表面粗さをRz10μmとし、弾性層を有する構成とした。
摺擦ローラDは、摺擦ローラの周方向半分を境に、砥粒粗さが異なるように形成され、一方の摺擦ローラの番手を#1500、表面粗さをRz10μmとし、他方の摺擦ローラの番手を#3000とし、表面粗さをRz50μmとした。また、弾性層を有する構成とした。
なお、弾性層は、摺擦層と芯金の間に、2mm厚にて配置した。
<用紙エッジに起因するスジの評価>
先ず、DLTサイズの用紙(「Color Copy Digital」HAMMERMILL製)を、画像面積率20%のチャートにて、10000枚印刷する。
次に、摺擦ローラにより定着ベルト4を所定の時間研磨する。
次に、PODグロスコートのSRA3サイズの用紙を、全面ベタ画像で、1枚印刷する。
用紙エッジに起因するスジの評価については、目視にて評価した。画像端部に用紙エッジに起因する跡がはっきり見られる場合には「×」、画像端部に用紙エッジに起因する跡が薄く見られる場合には「△」、画像端部に用紙エッジに起因する跡が無しの場合には「○」とした。
<光沢残像の評価>
先ず、DLTサイズの用紙(「Color Copy Digital」HAMMERMILL製)を、画像面積率20%のチャートにて、10000枚印刷する。
次に、摺擦ローラにより定着ベルト4を所定の時間研磨する。
次に、A3サイズの用紙(「OK特アートポスト」(米坪279g/m)王子製紙製)をセットし、所定の画像を印刷する。所定の画像は、図10に示すように、通紙方向(図10中矢印方向)で上流側半分に6つの白抜け部Eを有する。
光沢残像の評価については、通紙方向前半の白抜け部が後半に転移し、低光沢部となるときの光沢残像の発生レベルを評価した。目視で光沢残像発生がほぼなしの場合には「○」、高光沢部と低光沢部との光沢度差が5%未満の場合には「△」、高光沢部と低光沢部との光沢度差が5%以上の場合には「×」、目視で光沢残像が全く発生していない場合には「◎」とした。
なお、定着ベルト表面の光沢度の測定には、光沢計(「GM−60」コニカミノルタ製)を用い、照射角度を60°とした。中央部、端部(奥側、手前側)、周方向3箇所の計9箇所を測定し、その平均値を表面光沢度とした。
実施例1は、摺擦ローラAを用いて定着ベルト4を2分間研磨した後、摺擦ローラBを用いて定着ベルト4を2分間研磨した。
実施例2は、摺擦ローラAを用いて定着ベルト4を2分間研磨した後、摺擦ローラCを用いて定着ベルト4を2分間研磨した。
実施例3は、摺擦ローラDを用いて定着ベルト4を2分間研磨した。
比較例1は、摺擦ローラAを用いて定着ベルト4を2分間研磨した。
比較例2は、摺擦ローラBを用いて定着ベルト4を2分間研磨した。
比較定3は、摺擦ローラCを用いて定着ベルト4を2分間研磨した。
図11に示した評価結果から、実施例1では、用紙エッジに起因するスジ(用紙エッジ跡)は「○」で、光沢残像は「○」であった。
実施例2では、用紙エッジに起因するスジは「○」で、光沢残像は「◎」であった。
実施例3では、用紙エッジに起因するスジは「△」で、光沢残像は「△」であった。
比較例1では、用紙エッジに起因するスジは「○」で、光沢残像は「×」であった。
比較例2では、用紙エッジに起因するスジは「×」で、光沢残像は「○」であった。
比較例3では、用紙エッジに起因するスジは「×」で、光沢残像は「○」であった。
この評価結果から分かるように、用紙エッジに起因するスジ対策用の摺擦ローラと、光沢残像対策用の摺擦ローラとを、それぞれ接離可能に設けることで、用紙エッジに起因するスジ状の画像不良と光沢残像の両方の対策ができる。
また、摺擦ローラの摺擦層の下層に弾性層を設けることで、定着ベルト4の表面の異物除去効果が高まり、光沢残像レベルを向上できる。
また、1本の摺擦ローラに2種類の摺擦層を設けることで、用紙エッジに起因するスジ状の画像不良と光沢残像の両方の対策をしつつ、簡易な構成とすることができることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。上述の実施形態では、2種類の表面粗さを有する摺擦ローラについて説明したが、この態様に限定されず、3種類以上の表面粗さを有する摺擦ローラであっても良い。また、上述の実施形態で紹介した各構成要素の形状や寸法、数値、材質はあくまで例示的なもので、本発明の範囲を逸脱しない限り、様々な形状や寸法、数値、材質を適宜選択できることは言うまでもない。
4 定着ベルト(定着回転体の一例)
5 加圧ローラ(対向回転体の一例)
72,72’,172 摺擦ローラ(摺擦回転体の一例)
特開2011−221067号公報

Claims (8)

  1. 定着回転体と、
    前記定着回転体に対向して設けられる対向回転体と、
    前記定着回転体の表面を摺擦して表面性を回復させる摺擦回転体と、を有し、
    前記定着回転体と前記対向回転体で形成されるニップ部において、記録媒体上の未定着画像を定着させる定着装置であって、
    前記摺擦回転体は、前記定着回転体に対して接離可能に配置され、
    前記摺擦回転体は、複数の異なる表面粗さを有していることを特徴とする定着装置。
  2. 前記摺擦回転体は、複数備えられ、
    各摺擦回転体は、異なる表面粗さを有していることを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  3. 少なくとも1つの摺擦回転体の表面粗さはRz40μm以上であり、
    少なくとも1つの摺擦回転体の表面粗さはRz10μm以下であることを特徴とする、請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記複数の摺擦回転体は、前記定着回転体を摺擦する状態と、前記定着回転体を摺擦しない状態とを、それぞれ切替え可能であり、
    所定以下のサイズの記録媒体又は所定以上の坪量の記録媒体が連続通紙された場合、所定以上の表面粗さの摺擦回転体を前記定着回転体に摺擦させ、
    所定以上の枚数の記録媒体が使用された場合、所定以下の表面粗さの摺擦回転体を前記定着部回転体に摺擦させることを特徴とする、請求項2又は3に記載の定着装置。
  5. 前記摺擦回転体は、表面粗さが異なる複数の面を周方向に備えることを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  6. 前記摺擦回転体の少なくとも1つの面の表面粗さはRz40μm以上であり、
    前記摺擦回転体の少なくとも1つの面の表面粗さはRz10μm以下であることを特徴とする、請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記摺擦回転体は、表層の下層に弾性層が設けられていることを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の定着装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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