JP2014026086A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着部材に対する研磨部材の接離を簡単な構成で実現し、研磨ムラによるスジ状傷を発生させることの無い定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】図示しない定着部材の長手方向に延設されたガイド部材34の切り欠き内に保持されたホルダ32の下部に、研磨部材である研磨パッド31が装着されている。ホルダ32の貫通穴32aには雌ネジが切られており、この貫通穴32aに送りねじ33が嵌装されている。駆動モータ34を駆動すると送りねじ33が回転し、研磨パッド31が定着ベルトの長手方向に移動して、定着部材の表面を研磨する。少なくとも用紙が通過中は、研磨パッド31を、定着部材の記録媒体通過領域の外側に退避させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱定着装置及び画像形成装置に関するものである。
画像形成装置に使用される熱定着装置においては、通紙時の用紙エッジのバリや紙粉等のアタックにより定着部材の表面に凹凸が生じ、表面が荒れてくる。このような定着部材の表面荒れは、記録媒体の幅方向のサイズが常に同じであれば顕在化することはないが、表面荒れの発生している領域を含む幅の広い用紙を通紙した場合には、表面荒れを起こしている部分は、画像のスジ状光沢ムラとして顕在化してしまう。
このような問題に対し、研磨粒子を表面に配置した回転体を定着部材に当接させ、記録媒体のエッジ部に相当する位置に生じる定着部材の表面荒れを修復させるための研磨手段が種々、考案されている。例えば、特許文献1には、加熱回転体を摺擦することにより表面性を回復させる摺擦部材を備えた画像加熱装置が開示されている。また特許文献2には、ローラ表面を均一に荒らす荒し部材を、ローラ表面に接離可能とした構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載されたように、摺擦部材や荒し部材等の研磨部材を定着部材に当接させて定着部材表面を研磨する構成では、次のような問題がある。
1.研磨部材表面の研磨粒子の分散ムラにより生じる研磨剤の部分的な突起が、定着部材表面の同じ位置に当接し続けることで、定着部材表面にスジ状の傷を発生させてしまい、かえってスジ状の光沢ムラ画像を発生させてしまう恐れがある。
2.研磨部材の接離動作に駆動源・駆動機構を要し、装置が大型化する。
これに対して、特許文献3では、定着部材あるいは研磨部材を軸方向に移動させることが提案されているが、この方法では、研磨部材の軸方向の移動と接離の機構を独立して備えなければならず、また、定着部材あるいは研磨部材を逃がすスペース(軸方向に移動させたときに収めるスペース)が必要となり、装置の大型化は避けられない。
本発明は、従来の定着装置・画像形成装置における上述の問題を解決し、定着部材に対する研磨部材の接離を簡単な構成で実現し、研磨ムラによるスジ状傷を発生させることの無い定着装置及び画像形成装置を提供することを課題とする。
前記の課題は、本発明により、加熱手段によって加熱される定着部材と、該定着部材に圧接される加圧部材とを有し、前記定着部材と前記加圧部材間に形成される定着ニップに未定着画像を担持した記録媒体を通過させて画像の定着を行なう定着装置において、前記定着部材に当接して定着部材表面を研磨する研磨部材を有し、該研磨部材は前記定着部材の記録媒体搬送方向と直交する方向に移動可能に設けられ、少なくとも記録媒体通過中は、前記定着部材の記録媒体通過領域の外側に退避することにより解決される。
本発明の定着装置によれば、定着部材に対する研磨部材の当接と退避を簡単な構成で実現することができ、研磨ムラによるスジ状傷の無い良好な定着画像を得ることができる。また、小型化及び省スペース化を図ることができ、コストも低減することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 本実施形態の定着装置が備えている研磨装置の要部を示す構成図である。 研磨パッドが定着部材表面に接触された様子を示す、定着ローラ軸方向からの側面図である。 研磨パッド31の形状を説明する模式図である。 2つの研磨部材を有する研磨装置の第2実施形態を説明する模式図である。 研磨部材の具体的な構成例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。同図において符号100は画像形成装置としてのタンデム型中間転写式の画像形成装置本体、200は該画像形成装置本体100を載せる給紙テーブルをそれぞれ示している。画像形成装置本体100には、中央付近に、無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトと言う)10が設けられている。この中間転写ベルト10は、複数の支持ローラ14、15、15’、16等に掛け回して図中時計回りに回転搬送可能とする。この図示例では、支持ローラ16の左に、中間転写ベルト用のクリーニング装置17を設けている。クリーニング装置17は画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する。
支持ローラ14と支持ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10の上部走行辺には、その搬送方向に沿って、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の4つの作像ユニット18Y,18M,18C,18K(以下、18Y,M,C,Kのように略記する)を横に並べて配置してタンデム型画像形成部20を構成する。このタンデム型画像形成部20の各作像ユニット18Y,M,C,Kは、イエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの各色のトナー画像を担持する像担持体としての感光体ドラム40Y,M,C,Kを有している。
そして、このタンデム型画像形成部20の上には、図1に示すように2つの露光装置21が設けられている。各露光装置21はそれぞれ2つの画像形成手段(18Yと18M、18Cと18K)に対応しており、例えば2つの光源装置(半導体レーザ、半導体レーザアレイ、あるいはマルチビーム光源等)とカップリング光学系、共通の光偏向器(ポリゴンミラー等)、2系統の走査結像光学系等で構成される光走査方式の露光装置であり、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色の画像情報に応じて各感光体ドラム40Y,M,C,Kに露光を行い、静電潜像を形成する。
また、各作像ユニット18Y,M,C,Kの感光体ドラム40Y,M,C,Kの周囲には、図面が煩雑化するため符号を省略するが、上記の露光に先立って各感光体ドラムを均一に帯電する帯電装置、上記の露光装置21によって形成された静電潜像を各色のトナーで現像する現像装置、感光体ドラム上の転写残トナーを除去する感光体用クリーニング装置が設けられている。さらに、各感光体ドラム40Y,M,C,Kから中間転写ベルト10にトナー画像を転写する一次転写位置には、中間転写ベルト10を間に挟んで各感光体ドラム40Y,M,C,Kに対向するように一次転写手段の構成要素としての一次転写ローラ62Y,M,C,Kが設けられている。
中間転写ベルト10を支持する複数の支持ローラのうち、支持ローラ14は中間転写ベルト10を回転駆動する駆動ローラであり、図示しない駆動伝達機構(ギヤ、プーリ、ベルト等)を介してモータと接続されている。また、ブラックの単色画像を中間転写ベルト10上に形成する場合には、図示しない移動機構により、駆動ローラ14以外の支持ローラ15、15’を移動させて、イエロー,マゼンタ,シアンの感光体ドラム40Y,M,Cを中間転写ベルト10から離間させることが可能である。
中間転写ベルト10を挟んでタンデム型画像形成部20と反対の側には、二次転写装置22を備えている。この二次転写装置22は、図示の例では、二次転写対向ローラ16に二次転写ローラ16’を押し当てて転写電界を印加することで中間転写ベルト10上の画像を記録媒体としてのシート状転写紙に転写する。
また、二次転写装置22の横には、転写紙上に転写された未定着画像を定着する定着装置25を設けている。25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。定着ベルト26は2つの支持ローラ28,29に掛け回されており、少なくとも一方のローラには図示しない加熱手段(ヒータ、ランプ、あるいは電磁誘導式の加熱装置等)が設けられている。
二次転写装置22で画像が転写された転写紙は、2つのローラ23に支持された搬送ベルト24により上記定着装置25へと搬送される。もちろん、搬送ベルト24の部分は、固定されたガイド部材でも良く、また、搬送ローラや搬送コロ等でも良い。
なお、図示の例では、このような二次転写装置22および定着装置25の下に、上述したタンデム型画像形成部20と平行に、転写紙の両面に画像を記録すべく転写紙を反転して搬送するシート反転装置28を備えている。
次に、本発明の特徴である定着装置について説明する。
本実施形態における定着装置25は、定着ベルト26が張架される2つの支持ローラ28,29のうち、定着ベルト26を挟んで加圧ローラ27が圧接されるローラ28が、定着ニップを形成させる定着ローラであり、他方のローラ29が、上記加熱手段により加熱され、定着ベルト26に熱を付与する加熱ローラである。
また、定着装置25の特徴的な構成として、定着部材(本例では定着ベルト26)の表面を研磨するための研磨装置を備えている。本実施形態では、図1に示されるように、定着ローラ28の上部に位置して研磨装置30を配置している。本実施形態ではベルト定着装置を採用しているため、研磨装置30は定着部材である定着ベルト26の表面を研磨するものであるが、ヒートロール方式の定着装置の場合には、研磨装置は定着部材としての定着ローラの表面を研磨するように設けられる。また、研磨装置を配置する位置は、装置構成に応じて適宜な位置に設定可能である。
図2は、本実施形態の定着装置25が備えている研磨装置30の要部を示す構成図である。図2(a)は、定着ローラ28の長手方向から見た研磨装置30の一方側端部付近を示す側面図である。また、図2(b)は、定着ローラ28の軸方向から見た研磨装置30の断面図である。本例の研磨装置30は、研磨部材としての研磨パッド31、ホルダ32、送りねじ33、ガイド部材34、駆動源35等から構成されている。
研磨パッド31は、弾性体31bの表面に研磨層31a(研磨部材)を設けたもので、ホルダ32によって保持されている。ホルダ32には、送りねじ33が挿入されるネジ穴(雌ネジ)32aと、ホルダの両側側面から突出して設けられガイド部材34によってガイドされる被ガイド部であるリブ32bが形成されている。ガイド部材34は、例えば定着装置の筐体に固定支持される。
ガイド部材34には、ホルダ32が挿入される切り欠きがガイド部材長手方向に設けられており、ガイドレールとなる両側の凹部34aにホルダ32のリブ32bが嵌め込まれ、ホルダ32がガイド部材34の長手方向に移動可能に支持される。そして、駆動源35(例えばステッピングモータを好適に用いることができる)により送りねじ33を回転させることで、ホルダ32に支持された研磨パッド31が、図中に矢印で示すように、定着ローラ28の軸方向(長手方向)に移動する。なお、駆動源35を逆転させることで、研磨パッド31を反対方向(図中の矢印と反対方向)に戻すことができる。
このように、研磨パッド31は、ネジ送り機構によって定着部材の用紙搬送方向と直交する方向に移動できるように構成されている。本実施形態では、研磨パッド31は、退避位置と当接位置とに選択的に移動可能となっている。退避位置とは、少なくとも通紙中の用紙幅よりも外側(用紙通過領域の外側)の位置のことであり、定着部材の範囲外(定着ベルト26の幅の外側)でも良い。当接位置とは、定着部材表面の、研磨パッド31により研磨を所望する範囲のことである。
本実施形態において、研磨パッド31の大きさ(定着部材の用紙搬送方向と直交する方向の大きさ)は、定着ベルト26の幅(用紙搬送方向と直交する方向の幅)よりも小さく設けられている。あるいは定着ベルト26の通紙領域の幅よりも小さく設けられている。そのような研磨パッド31を定着部材の用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に構成することで、定着部材の長手方向全体の大きさを有する研磨部材により研磨を行う構成の従来の研磨装置に比べ、小型化及び省スペース化を図ることができる。また、コストも低減することができる。
図3は、研磨パッド31が定着部材(本例では定着ベルト26)表面に接触された様子を示す、定着ローラ28の軸方向からの側面図である。この図において、研磨パッド31は、図面に垂直な方向(定着ローラ28長手方向)に移動して、定着部材である定着ベルト26の表面を研磨して、定着部材の表面荒れを修復する。
図4は、研磨パッド31の形状(定着部材の用紙搬送方向と直交する方向=定着部材長手方向の形状)を説明する模式図である。図4(a)に示すように、研磨パッド31の弾性体31bの形状は、定着部材長手方向の中心で厚さが最も大きく、両端部に行くに従ってしだいに厚さが小さくなっている。すなわち、弾性体31bの厚さが研磨パッド31の移動方向に変化するように構成されている。中心部と両端部での厚さの差Hは、5〜10mm程度とする。
このような構成による研磨パッド31は、図4(b)に示すように、研磨パッド31を定着部材(本実施形態では定着ベルト26)に圧接させたときに、移動方向における中央部の当接圧が最も大きく作用する(図中に、当接圧の大きさを矢印の長さで示した)。
このようにすることで、研磨パッド31の当接部と非当接部での定着部材の表面性の違いによる光沢差を目立ち難くすることがきる。また、研磨パッド31を定着部材の幅方向の外側に退避させた場合でも、研磨パッド31の移動動作をスムーズに行うことができる。
ところで、用紙のエッジに起因する定着部材の表面荒れの発生位置は、必ず用紙搬送方向の中心位置に対して対称位置に発生するので、この対称位置に対応する2つの研磨部材を設けることにより、短時間で用紙エッジ部の表面荒れを修復させることができるので好適である。
図5は、2つの研磨部材を有する研磨装置の実施形態(第2実施形態)を説明する模式図である。本第2実施形態の研磨装置130は、第1研磨機構30aと第2研磨機構30bとからなる。第1研磨機構30aは、送りねじ33を回転させる駆動源35の回転軸に第1ギヤ36が装着固定されていること以外、上記説明した第1実施形態の研磨装置30と同じ構成である。ただし、ホルダ32が嵌装されるガイド部材34は図示を省略している。第2研磨機構30bは、研磨パッド31、ホルダ32、送りねじ33、ガイド部材34(図示省略)を有している。第2研磨機構30bの送りねじ33の一方側端部には第2ギヤ37が装着固定され、第1研磨機構30aの第1ギヤ36に噛み合わされている。
そして、第1研磨機構30aのホルダ32及び研磨パッド31と、第2研磨機構30bのホルダ32及び研磨パッド31は、用紙の中心位置(用紙の中心位置に対応する定着部材の位置=本実施形態では用紙搬送基準が中央位置であるため、定着ベルト26の幅方向の中央位置)に対して左右対称となるように配置されている。なお、研磨パッド31は、定着部材に向かって配設されるものであるが、図面で研磨パッド31が見えるように(把握しやすいように)、図面の下向きに示している。
また、以下の説明において、第1研磨機構30aのホルダ32及び研磨パッド31を研磨手段a、第2研磨機構30bのホルダ32及び研磨パッド31を研磨手段bと称して説明する。
上記のように構成された第2実施形態の研磨装置130では、駆動源35によって第1研磨機構30aの送りねじ33が回転駆動されるとき、第1ギヤ36から第2ギヤ37に回転が伝えられ、第2研磨機構30bの送りねじ33が回転駆動される。その際、第1ギヤ36と第2ギヤ37の回転方向は逆になるため、各送りねじ33は互いに逆方向に回転駆動されることとなる。これにより、用紙の中心位置に対して左右対称位置に配置された第1研磨機構30aの研磨手段aと第2研磨機構30bの研磨手段bは互いに逆方向に移動されることとなる。図では、研磨手段a及び研磨手段bが退避位置に位置しており、その退避位置から定着ベルト26の中央に向かって進むことが、それぞれ左方向及び右方向の矢印により示されている。
図中に点線で示した用紙端部位置とは、用紙端部に対応する定着部材(本例では定着ベルト26)の位置のことであり、上記したように、用紙のエッジに起因する定着部材の表面荒れが発生しやすい位置である。この位置は必ず用紙中心に対応する位置に対して対称位置となるので、この対称位置に対応するように研磨手段a,研磨手段b(すなわち第1研磨機構30aのホルダ32a及び研磨パッド31a、第2研磨機構30bのホルダ32b及び研磨パッド31b)を設け、両側から互いに移動させることで、定着部材表面の修復を所望する位置に素早くアクセスすることが可能となる。研磨終了後、駆動源35を逆転させることで、各研磨手段a,bは、図の矢印とは反対向きに移動されて退避位置に戻される。
次に、研磨部材の移動制御について説明する。ここでは、上記第1実施形態及び第2実施形態に共通して適用可能な動作例として説明する。
まずプリント開始信号を受けると、印刷開始前に用紙サイズを判別する。直前のプリント動作における用紙サイズとの比較を行い、用紙幅が直前の用紙幅以下であれば、そのまま印刷を開始し、研磨動作は行なわない(研磨部材を退避位置に位置させたままとする)。一方、用紙幅が直前の用紙幅よりも広い場合は、前回までの用紙幅での印刷枚数を参照し、印刷枚数が所定枚数よりも多い場合には研磨動作を実施する。研磨動作開始の信号を受けると、通紙領域外である定着部材の外側に退避している研磨部材を、その保持軸であるネジ送り機構を駆動し、研磨部材を目的位置近傍まで移動させる。定着部材は研磨動作の間回転駆動させておく。研磨部材が目的位置(例えば、用紙端部に対応する位置)に達した後は研磨部材は目的位置近傍を往復運動し、研磨動作を行う。研磨時間短縮のため、研磨動作時の定着部材の駆動速度は、印刷中の駆動速度よりも速く設定しておいても良い。例えば、印刷時400mm/sの表面線速で駆動される定着部材を研磨動作時は600mm/sで駆動させる。また研磨動作の時間は、周長400mmの定着ベルトを研磨する場合には、目的位置での研磨動作を10〜20秒間実施する。所定の研磨動作を行った後、研磨部材は再び退避位置に移動し、印刷動作を始める。
上記の制御は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、定着部材の幅方向全域を研磨するようなモードを設けても良い。また、研磨部材の移動速度、ならびに研磨動作時の定着部材の駆動速度などは、適宜に設定可能なものである。
図6は、研磨部材としての研磨パッド31の具体的な構成例を示す断面図である。この図に示す研磨パッド31は、弾性体31bとなる基層1及び基層2と、研磨層31aから構成される。基層1には例えば耐熱性に優れる発泡シリコン部材を用いる。安定して定着部材表面に研磨パッドを当接させるために、例えばアスカーC硬度15°〜30°程度の発泡部材を用いることが好適である。基層2は研磨層を保持させるための層であり、金属または、耐熱に優れる樹脂部材、不織布を用いる。最表層に研磨粒子を塗布し接着剤により固定させ研磨層31aとする。研磨粒子は、研磨材としては定着部材の表層材料よりも硬い酸化アルミニウム(アルミナ)で粒径が5〜30μmのものを用いることが好適である。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、定着装置はベルト定着方式に限らず、定着部材として定着ローラを用いたヒートロール方式でも良い。加圧部材や加圧機構なども適宜な構成を採用可能である。研磨装置の構成も本発明の範囲内で適宜変更可能である。
また、画像形成装置の構成も任意であり、タンデム式における各色作像ユニットの並び順などは任意である。また、タンデム式に限らず、一つの感光体の周囲に複数の現像装置を配置したものや、リボルバ型現像装置を用いる構成も可能である。また、3色のトナーを用いるフルカラー機や、2色のトナーによる多色機、あるいはモノクロ装置にも本発明を適用することができる。もちろん、画像形成装置としてはプリンタに限らず、複写機やファクシミリ、あるいは複数の機能を備える複合機であっても良い。
10 中間転写ベルト
18 作像ユニット
20 タンデム型画像形成部
25 定着装置
26 定着ベルト(定着部材)
27 加圧ローラ(加圧部材)
28 定着ローラ
29 加熱ローラ
30,130 研磨装置
31 研磨パッド(研磨部材)
31a 研磨層
31b 弾性体
32 ホルダ
33 送りねじ
34 ガイド部材
35 駆動源
40 感光体ドラム
100 画像形成装置本体
特開2008−40363号公報 特開2009−288285号公報 特開2009−151231号公報

Claims (7)

  1. 加熱手段によって加熱される定着部材と、該定着部材に圧接される加圧部材とを有し、前記定着部材と前記加圧部材間に形成される定着ニップに未定着画像を担持した記録媒体を通過させて画像の定着を行なう定着装置において、
    前記定着部材に当接して定着部材表面を研磨する研磨部材を有し、該研磨部材は前記定着部材の記録媒体搬送方向と直交する方向に移動可能に設けられ、少なくとも記録媒体通過中は、前記定着部材の記録媒体通過領域の外側に退避することを特徴とする定着装置。
  2. 前記研磨部材は弾性体に支持されており、前記定着部材に対する当接圧力は、研磨部材の記録媒体搬送方向と直交する方向における中央部が最も当接圧力が大きく、記録媒体搬送方向と直交する方向における端部に行くにしたがって次第に当接圧力が小さくなるように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記研磨部材として、前記定着部材の記録媒体搬送方向と直交する方向における中心位置に対して対称に配置された2つの研磨部材を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記2つの研磨部材は、一方の研磨部材の移動に連動して他方の研磨部材が移動することを特徴とする、請求項3に記載の定着装置。
  5. 通紙する記録媒体の幅が前回通紙した記録媒体の幅よりも大きい場合に、前記研磨部材による研磨動作を実行することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記研磨部材は、前記定着部材の記録媒体搬送方向と直交する方向の大きさが、前記定着部材の記録媒体搬送方向における記録媒体通過領域の幅よりも小さいことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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