JP2017082445A - 作業車及びスタンド付きフロントローダ - Google Patents

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Abstract

【課題】スタンドを使用姿勢と収納姿勢とに容易に切替え可能なスタンド付きフロントローダ及びこれを備えた作業車が要望されている。
【解決手段】スタンド18は、バケット13のダンプ動作に連動して収納姿勢側に揺動されて、ロック機構25が操作レバー28によってロック状態に切替え操作されることにより、ロック機構25によって収納姿勢に保持されると共に、ロック機構25によって収納姿勢に保持された状態で、ロック機構25が操作レバー28によって解除状態に切替え操作されると、使用姿勢に切り替わる。
【選択図】図7

Description

本発明は、左右一対のブームと、左右一対のブームの遊端部に機体横向きの揺動軸心周りで揺動可能に支持されるバケットと、を有し、機体に着脱可能に装着されるスタンド付きフロントローダ及びこれを備えた作業車に関する。
上記のような作業車には、フロントローダを着脱する際に、フロントローダを自立させるために、フロントローダを支持するスタンドが備えられている。例えば、特許文献1に記載の作業車には、フロントローダを支持する使用姿勢(文献では「支持姿勢」)とブームの長手方向に沿う収納姿勢(文献では「格納姿勢」)とに亘って、機体左右方向に延びる揺動軸心(文献では「横軸芯」)周りで揺動可能にフロントローダに支持されるスタンドと、スタンドを収納姿勢に固定する固定ピンと、スタンドを使用姿勢に固定する保持ピンと、が備えられている。
特許文献1に記載の作業車では、スタンドを使用する際は、スタンドの収納姿勢への固定を解除して、スタンドを使用姿勢に切り替えて、保持ピンによって使用姿勢に固定する。そして、スタンドを収納する際は、スタンドの使用姿勢への固定を解除して、スタンドを使用姿勢に切り替えて、固定ピンによって収納姿勢に固定する。
特開2000−110190号公報
特許文献1に記載の作業車では、スタンドを使用姿勢と収納姿勢とに切り替えるためには、その度毎にオペレータが運転部から降りて上述のような作業をしなければならず、煩わしい。
上記状況に鑑み、スタンドを使用姿勢と収納姿勢とに容易に切替え可能なスタンド付きフロントローダ及びこれを備えた作業車が要望されている。
本発明の特徴は、
左右一対のブームと、左右一対の前記ブームの遊端部に機体左右方向に延びる揺動軸心周りで揺動可能に支持されるバケットと、を有し、機体に着脱可能に装着されるフロントローダと、
前記フロントローダを支持する使用姿勢と前記ブームの長手方向に沿う収納姿勢とに亘って、前記フロントローダに機体左右方向に延びる揺動軸心周りで揺動可能に支持され、前記バケットのダンプ動作に連動して前記収納姿勢側に揺動されるスタンドと、
前記スタンドを前記収納姿勢に保持するロック状態と当該ロック状態を解除する解除状態とに切替え可能なロック機構と、
オペレータが搭乗する運転部から人為操作可能に構成され、前記ロック機構を前記ロック状態と前記解除状態とに切替え操作する操作具と、が備えられており、
前記スタンドは、前記バケットのダンプ動作に連動して前記収納姿勢側に揺動されて、前記ロック機構が前記操作具によって前記ロック状態に切替え操作されることにより、前記ロック機構によって前記収納姿勢に保持されると共に、前記ロック機構によって前記収納姿勢に保持された状態で、前記ロック機構が前記操作具によって前記解除状態に切替え操作されると、前記使用姿勢に切り替わることにある。
本特徴構成によれば、スタンドを収納する際は、バケットをダンプ動作させると、この動作に連動してスタンドが収納姿勢側に揺動される。そして、運転部から操作具を人為操作してロック機構をロック状態に切り替えることにより、スタンドがロック機構によって収納姿勢に保持されることになる。また、スタンドを使用する際は、運転部から操作具を人為操作してロック機構を解除状態に切り替えると、スタンドが使用姿勢に切り替わることになる。このように、本特徴構成によれば、オペレータが運転部から降りることなく、スタンドを使用姿勢と収納姿勢とに容易に切り替えることができる。しかも、スタンドがバケットのダンプ動作に連動して収納姿勢側に揺動されるため、スタンドを収納姿勢側に揺動させる専用のアクチュエータ(例えば、油圧シリンダ等)や当該アクチュエータを制御する制御構成が不要となって、コストを抑えることができる。
さらに、本発明において、
前記ロック機構と前記操作具とを連動連係する連動機構が備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、操作具がロック機構から離れて位置することになっても、ロック機構と操作具とを連動機構によって連動連係させることができる。これにより、運転部から操作部へのアクセスが向上するように、操作部を運転部の近くに配置し易くなる。
さらに、本発明において、
前記連動機構は、前記ブームの機体横内側に位置していると好適である。
本特徴構成によれば、連動機構が機体横外側に出っ張らず、邪魔になり難くなる。
さらに、本発明において、
前記ブームと前記スタンドとに亘るリンク機構が備えられており、
前記リンク機構は、前記スタンドが前記使用姿勢において、前記スタンドの前記収納姿勢側への揺動を阻止すると好適である。
本特徴構成によれば、スタンドが使用姿勢において、収納姿勢側に不意に揺動することがなく、フロントローダをスタンドによってしっかりと支持することができる。
さらに、本発明において、
前記リンク機構は、前記スタンドが前記バケットのダンプ動作に連動して前記収納姿勢側に揺動するのを許容すると好適である。
本特徴構成によれば、スタンドの収納姿勢側への揺動がリンク機構によって阻害されることがなく、スタンドをバケットのダンプ動作に連動させてスムーズに揺動させることができる。
さらに、本発明において、
前記ロック機構は、前記スタンドに設けられた被係合部と、前記ブームに機体左右方向に延びる揺動軸心周りで揺動可能に支持され、前記被係合部に係合可能なフックと、を有していると好適である。
本特徴構成によれば、フックと被係合部とによる簡易な機構によってロック機構を構成することができる。また、剛性の高い部材であるブームにフックがしっかりと支持されて、フックの揺動姿勢が安定することになる。
さらに、本発明において、
前記バケットの揺動軸心と前記スタンドの揺動軸心とは、同一の軸心上に設定されていると好適である。
本特徴構成によれば、バケットとスタンドとを同一の部材に揺動可能に支持させて、支持部材の共通化を図り易くなる。
また、本発明の特徴は、
左右一対のブームと、左右一対の前記ブームの遊端部に機体左右方向に延びる揺動軸心周りで揺動可能に支持されるバケットと、を有し、機体に着脱可能に装着されるフロントローダと、
前記フロントローダを支持する使用姿勢と前記ブームの長手方向に沿う収納姿勢とに亘って、前記フロントローダに機体左右方向に延びる揺動軸心周りで揺動可能に支持され、前記バケットのダンプ動作に連動して前記収納姿勢側に揺動されるスタンドと、
前記スタンドを前記収納姿勢に保持するロック状態と当該ロック状態を解除する解除状態とに切替え可能なロック機構と、
前記機体側に設けられたオペレータが搭乗する運転部から人為操作可能に構成され、前記ロック機構を前記ロック状態と前記解除状態とに切替え操作する操作具と、が備えられており、
前記スタンドは、前記バケットのダンプ動作に連動して前記収納姿勢側に揺動されて、前記ロック機構が前記操作具によって前記ロック状態に切替え操作されることにより、前記ロック機構によって前記収納姿勢に保持されると共に、前記ロック機構によって前記収納姿勢に保持された状態で、前記ロック機構が前記操作具によって前記解除状態に切替え操作されると、前記使用姿勢に切り替わることにある。
本特徴構成によれば、スタンドを収納する際は、バケットをダンプ動作させると、この動作に連動してスタンドが収納姿勢側に揺動される。そして、運転部から操作具を人為操作してロック機構をロック状態に切り替えることにより、スタンドがロック機構によって収納姿勢に保持されることになる。また、スタンドを使用する際は、運転部から操作具を人為操作してロック機構を解除状態に切り替えると、スタンドが使用姿勢に切り替わることになる。このように、本特徴構成によれば、オペレータが運転部から降りることなく、スタンドを使用姿勢と収納姿勢とに容易に切り替えることができる。しかも、スタンドがバケットのダンプ動作に連動して収納姿勢側に揺動されるため、スタンドを収納姿勢側に揺動させる専用のアクチュエータ(例えば、油圧シリンダ等)や当該アクチュエータを制御する制御構成が不要となって、コストを抑えることができる。
トラクタを示す右側面図である。 トラクタの前部を示す平面図である。 フロントローダを示す右側面断面図である。 フロントローダがスタンドに支持された状態を示す右側面断面図である。 ブームを上昇させてバケットをスタンドに当接する位置までダンプ動作させた状態を示す右側面断面図である。 バケットを最ダンプ位置までダンプ動作させた状態を示す右側面断面図である。 スタンドを収納した状態を示す右側面断面図である。 連動機構を示す右側面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、図1及び図2に示す矢印Fの方向を「機体前側」、矢印Bの方向を「機体後側」、図2に示す矢印Lの方向を「機体左側」、矢印Rの方向を「機体右側」とする。
〔トラクタの全体構成〕
図1及び図2には、スタンド18付きのフロントローダ3を備えたトラクタ(本発明に係る「作業車」に相当)を示している。本トラクタには、機体フレーム1と、機体フレーム1を支持するホイール式の走行装置2と、が備えられている。走行装置2には、左右一対の前輪2Fと、左右一対の後輪2Bと、が備えられている。
機体の前方には、フロントローダ3が設けられている。フロントローダ3は、機体に着脱可能に装着されている。機体フレーム1の左側部と右側部のそれぞれには、フロントローダ3を装着可能な取付フレーム1Aが設けられている。機体フレーム1の前半部には、ボンネット4が設けられている。ボンネット4内には、エンジン(図示省略)が収容されている。
機体フレーム1の後半部には、オペレータが搭乗する運転部5が設けられている。運転部5には、運転座席6やフロントパネル7、左右一対のバックミラー8が備えられている。フロントパネル7には、ステアリングハンドル9が設けられている。機体フレーム1の後端部には、ロータリー耕耘装置等の作業装置(図示省略)を装着可能なリンク機構10が設けられている。
〔フロントローダ〕
フロントローダ3には、左右一対のブーム11と、左右一対のサイドフレーム12と、バケット13と、が備えられている。左右一対のブーム11は、それぞれ、ボンネット4の左側と右側から機体前方の位置まで延びている。左右一対のブーム11は、機体左右方向に延びる接続パイプ14によって接続されている。ブーム11は、サイドフレーム12の上端部に機体左右方向に延びる揺動軸心X1周りで揺動可能に支持されている。ブーム11とサイドフレーム12とに亘って、ブーム11を揺動駆動する油圧シリンダ15が設けられている。サイドフレーム12は、取付フレーム1Aに着脱可能に装着されている。
バケット13は、ブーム11の遊端部に支軸16を介して、機体左右方向に延びる揺動軸心X2周りで揺動可能に支持されている。バケット13の背部における左端部と右端部のそれぞれには、支軸16に連結される左右一対の連結プレート13aが設けられている。左右一対の連結プレート13aは、ブーム11の遊端部を左右両側から挟み込んでいる。バケット13と接続パイプ14とに亘って、バケット13を揺動駆動する油圧シリンダ17が設けられている。
〔スタンド〕
図2及び図3に示すように、本トラクタには、フロントローダ3を着脱する際に、フロントローダ3を自立させるために、フロントローダ3を支持するスタンド18が備えられている。スタンド18は、フロントローダ3を支持する使用姿勢(図4参照)とブーム11の長手方向に沿う収納姿勢(図3参照)とに亘って、支軸16に揺動軸心X2周りで揺動可能に支持されている。すなわち、バケット13の揺動軸心X2とスタンド18の揺動軸心X2とは、同一の軸心上に設定されている。
スタンド18には、左右一対のスタンド体19が備えられている。左右一対のスタンド体19は、互いに連動して揺動するように、機体左右方向に延びる接続フレーム20によって接続されている。左右一対のスタンド体19は、それぞれ、左側のブーム11と右側のブーム11の機体横内側に位置している。
スタンド体19は、機体左右方向において、左右一対のスタンド体19の遊端部の間隔の方が、左右一対のスタンド体19の基端部の間隔よりも長くなるように、長手方向中間部で遊端部側が基端部側に対して機体横外側に位置するように折れ曲がっている。スタンド体19の遊端部は、平面視において、ブーム11と重複している(図2参照)。スタンド体19の遊端部には、横幅広の接地部19aが形成されている。このような構成によれば、フロントローダ3をスタンド18によって、機体左右方向にぐらつくことなくしっかりと支持することができる。
〔リンク機構〕
ブーム11とスタンド体19とに亘ってリンク機構21が設けられている。リンク機構21は、機体左右方向において、ブーム11とスタンド体19との間に位置している。リンク機構21には、ブーム11側の第一リンク部材22と、スタンド体19側の第二リンク部材23と、が備えられている。第一リンク部材22と第二リンク部材23とは、連結軸24を介して相対揺動可能に連結されている。第二リンク部材23のうち第一リンク部材22側の端部には、連結軸24が挿通される長孔23aが形成されている。
〔ロック機構〕
スタンド18を収納姿勢に保持するロック状態と当該ロック状態を解除する解除状態とに切替え可能なロック機構25が設けられている。本実施形態では、ロック機構25は、左側のスタンド体19と左側のブーム11とに亘って設けられている。ロック機構25には、ピン26(本発明に係る「被係合部」に相当)と、ピン26に係合可能なフック27と、が備えられている。ピン26は、左側のスタンド体19の遊端部に、機体横内方に突出する状態で設けられている。フック27は、左側のブーム11のうち機体横内側の側部に、ピン26に係合する係合位置とピン26と係合しない非係合位置とに亘って、機体左右方向に延びる揺動軸心X3周りで揺動可能に支持されている。フック27は、左側のブーム11の長手方向中間部に位置している。具体的には、フック27は、左側のブーム11のうち油圧シリンダ15が接続される箇所と接続パイプ14が接続される箇所との間に位置している。
〔操作レバー〕
運転部5から手動で操作可能に構成され、ロック機構25をロック状態と解除状態とに切替え操作する操作レバー28(本発明に係る「操作具」に相当)が設けられている。操作レバー28は、フック27の係合位置に対応するロック位置と、フック27の非係合位置に対応する解除位置とに切替え可能であると共に、ロック位置と解除位置にそれぞれ位置保持可能である。操作レバー28は、左側のブーム11のうち機体横内側の側部に、機体左右方向に延びる揺動軸心X4周りで揺動可能に支持されている。操作レバー28は、左側のブーム11の遊端部に位置している。具体的には、操作レバー28は、前輪2Fの回転軸心よりも後側で前輪2Fの上方に位置している。
〔連動機構〕
ロック機構25と操作レバー28とを連動連係する連動機構29が設けられている。連動機構29は、左側のブーム11の機体横内側に位置している。連動機構29には、操作レバー28側の第一アーム30と、フック27側の第二アーム31と、第一アーム30と第二アーム31とに亘る連係ロッド32と、が備えられている。第一アーム30は、操作レバー28と一体的に揺動可能である。第二アーム31は、フック27と一体的に揺動可能である。
〔スタンドの姿勢の切替え〕
図4に示すように、フロントローダ3が機体に装着されていない状態において、フロントローダ3を自立させるべく、スタンド18が使用姿勢に切り替えられている。そして、機体を前進させると共に、機体側とフロントローダ3側とを油圧ホース(図示省略)によって接続して、フロントローダ3を取付フレーム1Aに装着することができる。
ここで、第一リンク部材22のうち第二リンク部材23側の端部には、第二リンク部材23に当接可能な当接部22aが設けられている。そして、スタンド18が使用姿勢において、当接部22aが第二リンク部材23に当接することにより、第二リンク部材23の開き側(図4に示す矢印A方向)への揺動が阻止されている。すなわち、リンク機構21は、スタンド18が使用姿勢において、スタンド18の収納姿勢側への揺動を阻止している。図4に示す状態では、第一リンク部材22及び第二リンク部材23は、開度αが180度よりも若干大きくなるように開いている。
続いて、図5に示すように、ブーム11を上昇させて、バケット13をスタンド18に当接する位置までダンプ動作させる。
詳述すると、バケット13の背部における左端部と右端部のそれぞれにおいて、左右一対の連結プレート13aのうち機体横内側の連結プレート13aには、機体横内方に突出する突起部13b設けられている。一方、スタンド体19の基端部には、突起部13bが入り込む凹部19bが形成されている。これにより、ブーム11を上昇させて、バケット13を、突起部13bが凹部19bに入り込んでスタンド体19の基端部に当接する位置までダンプ動作させる。本実施形態では、スタンド体19に凹部19bを設けることにより、スタンド体19について、バケット13のダンプ動作に適合した揺動範囲の調整が容易となる。
そして、突起部13bがスタンド体19の基端部に当接した状態で、バケット13を更にダンプ動作させると、図6に示すように、バケット13のダンプ動作に連動してスタンド18が収納姿勢側に揺動される。
ここで、図5に示す状態において、バケット13をダンプ動作させると、第二リンク部材23が長孔23aを介して連結軸24に沿って移動する分だけ、リンク機構21の長さが短くなって、第二リンク部材23が閉じ側(図4に示す矢印Aとは反対方向)に揺動する。すなわち、リンク機構21は、スタンド18がバケット13のダンプ動作に連動して収納姿勢側に揺動するのを許容する。そして、バケット13を最ダンプ位置までダンプ動作させると、スタンド18が図6に示す状態となる。
次に、図7に示すように、操作レバー28をロック位置に切り替えると、連動機構29を介してフック27が操作レバー28に連動する。これにより、フック27が係合位置に切り替わる。
その際、図8に示すように、フック27が係合位置に切り替わるのに伴って、フック27によってピン26を介してスタンド18が収納姿勢に対応する位置まで若干持ち上げられる。これにより、突起部13bとスタンド体19の基端部との間に若干隙間があくことになって、スタンド18が収納姿勢において、作業時に突起部13bとスタンド体19とが接触してガタついたりし難くなる。こうして、ロック機構25が操作レバー28によってロック状態に切替え操作されることにより、スタンド18が収納姿勢に保持される。
また、上記とは反対の手順により、スタンド18を使用姿勢に切り替えることができる。すなわち、図7に示すように、スタンド18がロック機構25によって収納姿勢に保持された状態で、操作レバー28を解除位置に切り替えると、ロック機構25が解除状態に切り替わる(図6参照)。これにより、スタンド体19の基端部が突起部13bに当接する位置まで、スタンド18が下方に若干移動する。
そして、バケット13を掬い動作させると、突起部13bがスタンド体19の基端部に当接した状態で、スタンド18がバケット13の掬い動作に連動して使用姿勢側に揺動される。こうして、スタンド18を使用姿勢に切り替えることができる。
〔別実施形態〕
(1)操作レバー28の位置は、上記実施形態に係る位置に限定されるものではない。すなわち、操作レバー28は、運転部5から人為操作可能であれば、任意の場所に設けることができる。例えば、操作レバー28は、運転部5(例えば、フロントパネル7、運転座席6の機体横側等)に設けられていてもよい。
(2)上記実施形態では、本発明に係る「操作具」が操作レバー28によって構成されているが、操作ペダルによって構成されていてもよい。
(3)上記実施形態では、ロック機構25は、左側のスタンド体19と左側のブーム11とに亘って設けられているが、右側のスタンド体19と右側のブーム11とに亘って設けられていてもよいし、あるいは、これらの両方に設けられていてもよい。
(4)上記実施形態では、連動機構29は、ブーム11の機体横内側に位置しているが、ブーム11の機体横外側に位置していてもよいし、あるいは、ブーム11内に位置していてもよい。
(5)上記実施形態では、バケット13の揺動軸心X2とスタンド18の揺動軸心X2とは、同一の軸心上に設定されているが、異なる軸心上に設定されていてもよい。
(6)上記実施形態では、バケット13とスタンド18とは、同一の支軸16に支持されているが、異なる部材に支持されていてもよい。
(7)上記実施形態では、凹部19bがスタンド体19に設けられているが、設けられていなくてもよい。
本発明は、キャビンを備えない作業車の他、キャビン付きの作業車にも利用可能である。
3 フロントローダ
5 運転部
11 ブーム
13 バケット
18 スタンド
21 リンク機構
25 ロック機構
26 ピン(被係合部)
27 フック
28 操作レバー(操作具)
29 連動機構
X2 揺動軸心(バケットの揺動軸心、スタンドの揺動軸心)
X3 揺動軸心(フックの揺動軸心)

Claims (8)

  1. 左右一対のブームと、左右一対の前記ブームの遊端部に機体左右方向に延びる揺動軸心周りで揺動可能に支持されるバケットと、を有し、機体に着脱可能に装着されるフロントローダと、
    前記フロントローダを支持する使用姿勢と前記ブームの長手方向に沿う収納姿勢とに亘って、前記フロントローダに機体左右方向に延びる揺動軸心周りで揺動可能に支持され、前記バケットのダンプ動作に連動して前記収納姿勢側に揺動されるスタンドと、
    前記スタンドを前記収納姿勢に保持するロック状態と当該ロック状態を解除する解除状態とに切替え可能なロック機構と、
    オペレータが搭乗する運転部から人為操作可能に構成され、前記ロック機構を前記ロック状態と前記解除状態とに切替え操作する操作具と、が備えられており、
    前記スタンドは、前記バケットのダンプ動作に連動して前記収納姿勢側に揺動されて、前記ロック機構が前記操作具によって前記ロック状態に切替え操作されることにより、前記ロック機構によって前記収納姿勢に保持されると共に、前記ロック機構によって前記収納姿勢に保持された状態で、前記ロック機構が前記操作具によって前記解除状態に切替え操作されると、前記使用姿勢に切り替わる作業車。
  2. 前記ロック機構と前記操作具とを連動連係する連動機構が備えられている請求項1に記載の作業車。
  3. 前記連動機構は、前記ブームの機体横内側に位置している請求項2に記載の作業車。
  4. 前記ブームと前記スタンドとに亘るリンク機構が備えられており、
    前記リンク機構は、前記スタンドが前記使用姿勢において、前記スタンドの前記収納姿勢側への揺動を阻止する請求項1から3の何れか一項に記載の作業車。
  5. 前記リンク機構は、前記スタンドが前記バケットのダンプ動作に連動して前記収納姿勢側に揺動するのを許容する請求項4に記載の作業車。
  6. 前記ロック機構は、前記スタンドに設けられた被係合部と、前記ブームに機体左右方向に延びる揺動軸心周りで揺動可能に支持され、前記被係合部に係合可能なフックと、を有している請求項1から5の何れか一項に記載の作業車。
  7. 前記バケットの揺動軸心と前記スタンドの揺動軸心とは、同一の軸心上に設定されている請求項1から6の何れか一項に記載の作業車。
  8. 左右一対のブームと、左右一対の前記ブームの遊端部に機体左右方向に延びる揺動軸心周りで揺動可能に支持されるバケットと、を有し、機体に着脱可能に装着されるフロントローダと、
    前記フロントローダを支持する使用姿勢と前記ブームの長手方向に沿う収納姿勢とに亘って、前記フロントローダに機体左右方向に延びる揺動軸心周りで揺動可能に支持され、前記バケットのダンプ動作に連動して前記収納姿勢側に揺動されるスタンドと、
    前記スタンドを前記収納姿勢に保持するロック状態と当該ロック状態を解除する解除状態とに切替え可能なロック機構と、
    前記機体側に設けられたオペレータが搭乗する運転部から人為操作可能に構成され、前記ロック機構を前記ロック状態と前記解除状態とに切替え操作する操作具と、が備えられており、
    前記スタンドは、前記バケットのダンプ動作に連動して前記収納姿勢側に揺動されて、前記ロック機構が前記操作具によって前記ロック状態に切替え操作されることにより、前記ロック機構によって前記収納姿勢に保持されると共に、前記ロック機構によって前記収納姿勢に保持された状態で、前記ロック機構が前記操作具によって前記解除状態に切替え操作されると、前記使用姿勢に切り替わるスタンド付きフロントローダ。
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