JP2017081456A - 表示装置及び表示方法 - Google Patents

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Terumitsu Suenaga
輝光 末永
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Abstract

【課題】表示媒体の前方の景色の視認性を高めることができる表示装置を提供する。【解決手段】画像10を表す光を、透光性を有するウインドシールド8で反射させることにより、画像10を虚像としてウインドシールド8の前方の景色18に重ね合わせて運転者に視認させる表示装置であって、少なくとも1つのコンテンツ10aを含む画像10を形成する表示部と、表示部に形成された画像10を表す光を、ウインドシールド8に投射するミラーと、運転者がコンテンツ10a越しにウインドシールド8の前方の景色18を注視している場合に、ウインドシールド8の前方の景色18がコンテンツ10aを透過するように、コンテンツ10aの表示に関する映像信号を制御する表示制御部とを備える。【選択図】図8

Description

本発明は、表示装置及び表示方法に関する。
画像を表示するための表示装置として、例えば車両用のヘッドアップディスプレイ(HUD)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このヘッドアップディスプレイは、いわゆるAR(Augmented Reality)を用いたものであり、画像を表す光を車両のウインドシールド(表示媒体)で反射させることにより、この画像を虚像としてウインドシールドの前方の空間に表示させる。これにより、運転者は、ウインドシールドの前方の景色上に、運転に関する情報(例えばカーナビゲーション情報等)を示す画像を重ね合わせて見ることができる。
特開2008−186281号公報
しかしながら、上述した従来の表示装置では、運転者から見て、ウインドシールドの前方の景色の一部(例えば交差点に存在する歩行者等)が画像により隠れてしまい、視認性が低下する。そのため、運転者は、運転中に、画像越しにウインドシールドの前方の景色を見ようと注視してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、表示媒体の前方の景色の視認性を高めることができる表示装置及び表示方法を提供する。
本発明の一態様に係る表示装置は、画像を表す光を、透光性を有する表示媒体で反射させることにより、前記画像を虚像として前記表示媒体の前方の景色に重ね合わせてユーザに視認させる表示装置であって、少なくとも1つのコンテンツを含む前記画像を形成する表示部と、前記表示部に形成された前記画像を表す光を、前記表示媒体に投射する光学系と、前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視している場合に、前記表示媒体の前方の景色が前記コンテンツを透過するように、前記コンテンツの表示に関する映像信号を制御する表示制御部と、を備える。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明の一態様に係る表示装置では、表示媒体の前方の景色の視認性を高めることができる。
実施の形態1に係る表示装置の使用例を示す図である。 実施の形態1に係る表示装置により表示される画像の表示領域を示す図である。 実施の形態1に係る表示装置により表示される画像の一例を示す図である。 実施の形態1に係る表示装置の構成を模式的に示す図である。 実施の形態1に係る表示装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る表示部に形成される画像の一例を示す図である。 実施の形態1に係る表示装置の動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係る表示装置において、コンテンツの表示に関するRGB信号のレベルを低下させた状態を示す図である。 実施の形態2に係る表示装置の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る表示部に形成される画像の一例を示す図である。
(本発明の基礎となった知見)
本発明者は、「背景技術」の欄において記載した技術に関し、以下の問題が生じることを見出した。
特許文献1の表示装置では、運転者が画像越しにウインドシールドの前方の景色を注視した際に、運転者に対して注視するのを止めるように促すための警告音が出力される。しかしながら、このように警告音が出力された場合であっても、ウインドシールドの前方の景色の一部は画像により隠れたままであるので、運転者は再び画像越しにウインドシールドの前方の景色を注視するおそれがあるという問題がある。
このような問題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、画像を表す光を、透光性を有する表示媒体で反射させることにより、前記画像を虚像として前記表示媒体の前方の景色に重ね合わせてユーザに視認させる表示装置であって、少なくとも1つのコンテンツを含む前記画像を形成する表示部と、前記表示部に形成された前記画像を表す光を、前記表示媒体に投射する光学系と、前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視している場合に、前記表示媒体の前方の景色が前記コンテンツを透過するように、前記コンテンツの表示に関する映像信号を制御する表示制御部と、を備える。
本態様によれば、ユーザがコンテンツ越しに表示媒体の前方の景色を注視していると判定された際に、表示制御部は、表示媒体の前方の景色がコンテンツを透過するように映像信号を制御する。これにより、コンテンツで隠れている景色の一部がコンテンツを透過して見えるようになるので、表示媒体の前方の景色の視認性を高めることができる。
例えば、前記表示装置は、さらに、前記ユーザの視線を検出する視線検出部と、検出された前記ユーザの視線に基づいて、前記表示部における前記ユーザの視点を算出する算出部と、前記表示部において前記ユーザの視点が前記コンテンツ上に所定時間以上位置した場合に、前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視していると判定する判定部と、を備えるように構成してもよい。
本態様によれば、判定部は、算出部による算出結果を用いることにより、ユーザがコンテンツ越しに表示媒体の前方の景色を注視しているか否かを精度良く判定することができる。
例えば、前記表示装置は、さらに、前記表示媒体上における前記画像の周囲の輝度を検出する輝度検出部を備え、前記判定部は、前記表示部において前記ユーザの視点が前記コンテンツ上に前記所定時間以上位置し、且つ、検出された前記画像の周囲の輝度と前記コンテンツの輝度との差分が閾値を超えた場合に、前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視していると判定するように構成してもよい。
本態様によれば、判定部は、輝度検出部による検出結果を用いることにより、ユーザがコンテンツ越しに表示媒体の前方の景色を注視しているか否かをより一層精度良く判定することができる。
例えば、前記映像信号は、前記コンテンツの色度を制御するためのRGB信号であり、前記表示制御部は、前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視している場合に、前記コンテンツの色が薄くなる方向に変化するように前記RGB信号を制御するように構成してもよい。
本態様によれば、ユーザがコンテンツ越しに表示媒体の前方の景色を注視していると判定された際に、RGB信号を制御することにより、コンテンツの色が薄くなる方向に変化する。これにより、コンテンツで隠れている景色の一部がコンテンツを透過して見えるようになるので、表示媒体の前方の景色の視認性を高めることができる。
例えば、前記表示部は、前記画像を形成する表示パネルと、前記表示パネルの背面に光を照射するバックライトユニットと、を有し、前記映像信号は、前記バックライトユニットから照射される光の輝度を制御するための輝度信号であり、前記輝度信号によって前記バックライトユニットから照射される光の強さが制御され、前記表示制御部は、前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視している場合に、前記コンテンツの輝度が低下するように前記輝度信号を制御するように構成してもよい。
本態様によれば、ユーザがコンテンツ越しに表示媒体の前方の景色を注視していると判定された際に、輝度信号を制御することにより、コンテンツの輝度が低下する。これにより、コンテンツで隠れている景色の一部がコンテンツを透過して見えるようになるので、表示媒体の前方の景色の視認性を高めることができる。
例えば、前記画像は前記コンテンツを複数含み、前記表示制御部は、前記ユーザが前記複数のコンテンツのうち特定のコンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視している場合に、前記表示媒体の前方の景色が前記特定のコンテンツのみを透過するように、前記特定のコンテンツの表示に関する前記映像信号を制御するように構成してもよい。
本態様によれば、表示制御部は、表示媒体の前方の景色が特定のコンテンツのみを透過するように映像信号を制御するので、他のコンテンツの視認性を保つことができる。
例えば、前記表示装置は、車両用のヘッドアップディスプレイであり、前記表示媒体は、前記車両に搭載されたウインドシールドであるように構成してもよい。
本態様によれば、表示装置を車両用のヘッドアップディスプレイとして用いることができる。これにより、ウインドシールドの前方の景色の視認性が高まるので、ユーザは、コンテンツ越しにウインドシールドの前方の景色を注視しなくてもよくなり、車両の運転等に集中することができる。
また、本発明の一態様に係る表示方法は、画像を表す光を、透光性を有する表示媒体で反射させることにより、前記画像を虚像として前記表示媒体の前方の景色に重ね合わせてユーザに視認させる表示方法であって、少なくとも1つのコンテンツを含む前記画像を表示部に形成するステップと、前記表示部に形成された前記画像を表す光を、前記表示媒体に投射するステップと、前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視している場合に、前記表示媒体の前方の景色が前記コンテンツを透過するように、前記コンテンツの表示に関する映像信号を制御するステップと、を含む。
本態様によれば、ユーザがコンテンツ越しに表示媒体の前方の景色を注視していると判定された際に、表示媒体の前方の景色がコンテンツを透過するように映像信号を制御する。これにより、コンテンツで隠れている景色の一部がコンテンツを透過して見えるようになるので、表示媒体の前方の景色の視認性を高めることができる。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又は記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
[1−1.表示装置の概略構成]
まず、図1〜図3を参照しながら、実施の形態1に係る表示装置2の概略構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る表示装置2の使用例を示す図である。図2は、実施の形態1に係る表示装置2により表示される画像10の表示領域12を示す図である。図3は、実施の形態1に係る表示装置2により表示される画像10の一例を示す図である。
図1に示すように、実施の形態1に係る表示装置2は、例えば車両用のヘッドアップディスプレイであり、自動車4(車両の一例)のダッシュボード6に配置されている。なお、自動車4のダッシュボード6の上方には、ウインドシールド8(表示媒体の一例)が配置されている。このウインドシールド8は、いわゆるフロントガラスであり、透光性を有するガラスで形成されている。
図1及び図2に示すように、表示装置2では、虚像である画像10を表す光をウインドシールド8の例えば運転席寄り下側の表示領域12に向けて投射することにより、この光をウインドシールド8の表示領域12で運転者14(ユーザの一例)に向けて反射させる。これにより、図3に示すように、虚像である画像10は、運転者14から見て、表示領域12内に表示されるとともに、ウインドシールド8の前方の空間16に表示される。このように表示されることにより、運転者14は、ウインドシールド8の前方の景色18上に、虚像である画像10を重ね合わせて見ることができる。なお、図3に示す例では、ウインドシールド8の前方の景色18は、交差点20の傍に歩行者22が存在している景色である。
表示装置2により表示される画像10は、例えば複数のコンテンツ10a,10b,10cを含んでいる。なお、表示領域12に表示された画像10のうち、複数のコンテンツ10a,10b,10cの各々は白色又は強い色味の文字又は図形等であり、複数のコンテンツ10a,10b,10c以外の部分は透明の背景である。すなわち、図3に示すように、複数のコンテンツ10a,10b,10cの各々では、ウインドシールド8の前方の景色18が透過せずに見え難くなっている一方、複数のコンテンツ10a,10b,10c以外の部分では、ウインドシールド8の前方の景色18が透過して見えるようになっている。
コンテンツ10aは、自動車4の走行速度(例えば「50km/h」)を示すコンテンツである。図3に示す例では、コンテンツ10aは、表示領域12における左下の領域に表示されている。運転者14は、このコンテンツ10aを見ることにより、ダッシュボード6に配置された速度計24(図2参照)に視線を落とすことなく、走行速度を容易に確認することができる。なお、図3に示す例では、コンテンツ10aは、交差点20の傍に存在する歩行者22に重ね合わされるように表示されている。
コンテンツ10bは、例えば目的地までの走行経路を案内するためのカーナビゲーション情報を示すコンテンツである。図3に示す例では、コンテンツ10bは、自動車4の前方に存在する交差点20を右折するように指示するための矢印であり、この交差点20に重ね合わされるように表示される。また、コンテンツ10bは、表示領域12における中央の領域に表示されている。運転者14は、このコンテンツ10bを見ることにより、自動車4の車室に搭載されたカーナビゲーション装置52(図2参照)に視線を落とすことなく、目的地までの走行経路を容易に知ることができる。
コンテンツ10cは、現在時刻(例えば「10:00」)を示すコンテンツである。図3に示す例では、コンテンツ10cは、表示領域12における右下の領域に表示されている。運転者14は、このコンテンツ10cを見ることにより、ダッシュボード6に配置された時計(図示せず)に視線を落とすことなく、現在時刻を容易に確認することができる。
[1−2.表示装置の具体的構成]
次に、図4〜図6を参照しながら、実施の形態1に係る表示装置2の具体的構成について説明する。図4は、実施の形態1に係る表示装置2の構成を模式的に示す図である。図5は、実施の形態1に係る表示装置2の機能構成を示すブロック図である。図6は、実施の形態1に係る表示部26に形成される画像50の一例を示す図である。
図4及び図5に示すように、表示装置2は、表示部26、ミラー28(光学系の一例)、駆動部30、角度検出部32、視線検出部34、輝度検出部36、算出部37、判定部38、取得部40及び表示制御部42を備えている。
表示部26は、液晶パネル44(表示パネルの一例)及びバックライトユニット46を有している。図6に示すように、液晶パネル44の表示面48には、画像50が形成される。この画像50は、上述した複数のコンテンツ10a,10b,10cにそれぞれ対応する複数のコンテンツ50a,50b,50cを含んでいる。すなわち、複数のコンテンツ50a,50b,50cはそれぞれ、自動車4の走行速度を示すコンテンツ、カーナビゲーション情報を示すコンテンツ及び現在時刻を示すコンテンツである。バックライトユニット46は、液晶パネル44の背面(表示面48と反対側の面)に光を照射するためのものである。図示しないが、バックライトユニット46は、複数のLED(Light Emitting Diode)と、複数のLEDからの光を液晶パネル44の背面に導く導光板とを有している。
ミラー28は、表示部26からの画像50を表す光を、ウインドシールド8の表示領域12に向けて反射させるための反射板である。すなわち、ミラー28は、表示部26の液晶パネル44に形成された画像50を表す光を、ウインドシールド8の表示領域12に投射する。これにより、画像50の虚像である画像10がウインドシールド8の前方の空間16に表示される。このとき、画像10に含まれる複数のコンテンツ10a,10b,10cはそれぞれ、画像50に含まれる複数のコンテンツ50a,50b,50cの虚像である。
駆動部30は、ミラー28を駆動させるためのものであり、例えばモータ又はアクチュエータで構成されている。図4の(a)及び(b)に示すように、駆動部30がミラー28を駆動させた際には、表示部26に対するミラー28の角度(姿勢)が変化することにより、ウインドシールド8における表示領域12の位置が変化するようになる。
角度検出部32は、表示部26に対するミラー28の角度を検出するためのセンサであり、例えばダッシュボード6の内部に配置されている。角度検出部32は、検出したミラー28の角度に関する角度情報を算出部37に出力する。
視線検出部34は、運転者14の視線を検出するためのセンサであり、例えばダッシュボード6上に配置されている。具体的には、視線検出部34は、運転者14の顔を撮影することによって得られる画像を解析することにより、運転者14の視線を検出する。視線検出部34は、検出した運転者14の視線に関する視線情報を算出部37に出力する。
輝度検出部36は、ウインドシールド8上における画像10の周囲(すなわち、表示領域12の周囲)の輝度を検出するためのセンサであり、例えばダッシュボード6上におけるウインドシールド8の下端部近傍に配置されている。輝度検出部36は、検出した輝度に関する輝度情報を判定部38に出力する。
算出部37は、角度検出部32からの角度情報と視線検出部34からの視線情報とに基づいて、表示部26の液晶パネル44における運転者14の視点P(図4及び図6参照)を算出する。ここで、視点Pは、運転者14が表示部26の液晶パネル44のどの位置を見ているかを示す位置情報である。算出部37は、算出した運転者14の視点Pに関する視点情報を判定部38に出力する。
判定部38は、輝度検出部36からの輝度情報と算出部37からの視点情報とに基づいて、運転者14が複数のコンテンツ10a,10b,10cのうちいずれかのコンテンツ越しにウインドシールド8の前方の景色18を注視しているか否かを判定する。判定部38による判定方法については後で詳述する。
取得部40は、自動車4から当該自動車4に関する情報(例えば走行速度情報等)を取得する。また、取得部40は、カーナビゲーション装置52(図2参照)からカーナビゲーション情報を取得する。なお、取得部40による情報の取得には、有線又は無線の種々の通信ネットワーク(又は通信インターフェース)を用いることができる。
表示制御部42は、取得部40により取得された情報に基づいて、表示部26の液晶パネル44に形成される画像50を制御する。具体的には、表示制御部42は、取得部40により取得された情報に基づいて、表示部26の液晶パネル44にRGB信号(映像信号の一例)等を出力することにより、複数のコンテンツ50a,50b,50cを含む画像50を液晶パネル44に形成させる。
ここで、RGB信号は、画像50(画像10)の色度を制御するための信号であり、R(Red)信号、G(Green)信号及びB(Blue)信号を含んでいる。R信号、G信号及びB信号の各レベルが100%のときには複数のコンテンツ10a,10b,10cの各色は白色となり、R信号、G信号及びB信号の各レベルが0%のときには複数のコンテンツ10a,10b,10cの各色は透明となる。なお、R信号、G信号及びB信号の各レベルが0%のときには、画像50に含まれる複数のコンテンツ50a,50b,50cの各色は黒色となっている。このとき、複数のコンテンツ10a,10b,10cの各色が濃くなるほど、ウインドシールド8の前方の景色18は各コンテンツ10a,10,10cを透過し難くなる。一方、複数のコンテンツ10a,10b,10cの各色が薄くなるほど、ウインドシールド8の前方の景色18は各コンテンツ10a,10b,10cを透過しやすくなる。
なお、図3、図6及び後述する図8では、複数のコンテンツ10a,10b,10cの各々に付した網目模様が濃いほど複数のコンテンツ10a,10b,10cの各色が濃いことを表し、網目模様が薄いほど複数のコンテンツ10a,10b,10cの各色が薄いことを表している。
さらに、表示制御部42は、判定部38による判定結果に基づいて、表示部26の液晶パネル44に出力するRGB信号のレベルを低下させることにより、複数のコンテンツ10a,10b,10cのうち運転者14が注視しているコンテンツの色を薄くする方向に変化させる。表示制御部42によるRGB信号のレベルの低下方法については後で詳述する。
なお、表示制御部42は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はプロセッサ等で構成されており、メモリ(図示せず)に記憶されたコンピュータプログラムを読み出してそれを実行することにより上記各機能を実行する。
[1−3.表示装置の動作]
次に、図3、図4及び図6〜図8を参照しながら、実施の形態1に係る表示装置2の動作(表示方法)について説明する。図7は、実施の形態1に係る表示装置2の動作の流れを示すフローチャートである。図8は、実施の形態1に係る表示装置2において、コンテンツ10aの表示に関するRGB信号のレベルを低下させた状態を示す図である。
図3に示すように、ウインドシールド8の表示領域12には、複数のコンテンツ10a,10b,10cを含む画像10が表示されている(S1)。このとき、図6に示すように、表示部26の液晶パネル44には、複数のコンテンツ50a,50b,50cを含む画像50が表示されている。
視線検出部34は、運転者14の視線を検出し(S2)、視線情報を算出部37に出力する。角度検出部32は、表示部26に対するミラー28の角度を検出し(S3)、角度情報を算出部37に出力する。
その後、算出部37は、視線情報及び角度情報に基づいて、表示部26の液晶パネル44における運転者14の視点Pを算出する(S4)。図6に示す例では、視点Pは、液晶パネル44の表示面48の左下の頂点から水平方向にX画素、垂直方向にY画素だけそれぞれ離れた画素位置である。算出部37は、算出した運転者14の視点Pに関する視点情報を判定部38に出力する。
ここで、図4の(a)及び(b)に示すように、運転者14の視線が一定のベクトルである場合、表示部26に対するミラー28の角度が変化することにより、運転者14が見る画像10のコンテンツが変化する。すなわち、表示部26の液晶パネル44における運転者14の視点Pが変化する。したがって、運転者14の視線と表示部26に対するミラー28の角度とをそれぞれ検出することにより、表示部26の液晶パネル44における運転者14の視点Pを算出することができる。
その後、判定部38は、表示制御部42から画像50に関する画像情報を取得する(S5)。この画像情報は、複数のコンテンツ50a,50b,50cがそれぞれ画像50のどの画素領域に存在するかを示す情報である。
その後、判定部38は、算出部37からの視点情報及び表示制御部42からの画像情報に基づいて、運転者14の視点Pが複数のコンテンツ50a,50b,50cのうちいずれかのコンテンツ上に存在するか否かを判定する(S6)。図6に示す例では、コンテンツ50aは、液晶パネル44の表示面48の左下の頂点から水平方向にX画素、垂直方向にY画素だけそれぞれ離れた画素位置を含んでいるので、判定部38は、視点Pがコンテンツ50a上に存在すると判定する。このとき、運転者14は、画像10のコンテンツ10a、又は、コンテンツ10a越しにウインドシールド8の前方の景色18を見ていることになる。なお、判定部38は、視点Pがコンテンツ50a上に存在せずにコンテンツ50aの近傍に存在している場合であっても、視点Pがコンテンツ50a上に存在すると判定してもよい。なお、視点Pがコンテンツ50a上に存在しないと判定された場合には(S6でNO)、処理が終了する。
視点Pがコンテンツ50a上に存在すると判定された場合には(S6でYES)、判定部38は、視点Pがコンテンツ50a上に存在すると判定してから予め定められた所定時間(例えば3秒)が経過したか否かを判定する(S7)。所定時間が経過していない場合には(S7でNO)、上述したステップS6に戻る。
所定時間が経過した場合には(S7でYES)、判定部38は、輝度検出部36からの輝度情報とステップS5で取得した画像情報とに基づいて、検出された画像10の周囲の輝度とコンテンツ10aの輝度との差分を算出し、算出した差分が閾値を超えたか否かを判定する(S8)。このとき、運転者14は、画像10のコンテンツ10a、又は、コンテンツ10a越しにウインドシールド8の前方の景色18を所定時間継続して見ている(すなわち、注視している)ことになる。
算出した差分が閾値を超えた場合には(S8でYES)、判定部38は、運転者14がコンテンツ10a越しにウインドシールド8の前方の景色18を注視していると判定する(S9)。このとき、ウインドシールド8における画像10の周囲の輝度とコンテンツ10aの輝度との差分が比較的大きいので、コンテンツ10aは画像10の周囲の明るさよりも明るく(又は暗く)なり、見えやすくなる。そのため、コンテンツ10aを容易に読み取ることができる状況で、運転者14は、コンテンツ10aを注視しているとは考え難いため、コンテンツ10a越しにウインドシールド8の前方の景色18を見ようと注視していると推定される。
その後、表示制御部42は、判定部38による判定結果に基づいて、複数のコンテンツ10a,10b,10cのうちコンテンツ10aの色度を制御するためのRGB信号のレベルのみを低下させる(S10)。例えば、表示制御部42は、RGB信号に含まれるR信号、G信号及びB信号の各レベルを半分に低下させる。これにより、図8に示すように、コンテンツ10aの色が薄くなるため、コンテンツ10aで隠れている景色18の一部(図8の例では歩行者22)がコンテンツ10aを透過して見えるようになる。その結果、運転者14は、コンテンツ10a越しにウインドシールド8の前方の景色18を注視しなくてもよくなり、自動車4の運転に集中することができる。なお、表示制御部42は、ステップS10でRGB信号のレベルを低下させてから所定時間(例えば10秒)が経過した後、コンテンツ10aの色を元の色味に復帰させる。
なお、本実施の形態では、ステップS10で、RGB信号に含まれるR信号、G信号及びB信号の各レベルを半分に低下させたが、これに限定されず、例えば元信号のレベルの30%に低下、あるいは、元信号のレベルの25%に低下等、任意のレベルまで低下させることができる。
ステップS8に戻り、算出した差分が閾値を超えていない場合には(S8でNO)、判定部38は、運転者14がコンテンツ10aを読み取ろうと注視していると判定する(S11)。このとき、ウインドシールド8における画像10の周囲の輝度とコンテンツ10aの輝度との差分が比較的小さいので、コンテンツ10aは画像10の周囲の明るさと同程度の明るさとなり、見え難くなる。そのため、運転者14は、コンテンツ10aを読み取ろうと注視していると推定される。
その後、表示制御部42は、判定部38による判定結果に基づいて、コンテンツ10aの色度を制御するためのRGB信号のレベルを保持することにより(S12)、コンテンツ10aの色をそのまま保持する。これにより、運転者14は、コンテンツ10aを読み取ることができる。
[1−4.効果]
次に、実施の形態1に係る表示装置2により得られる効果について説明する。上述したように、運転者14がコンテンツ10a越しにウインドシールド8の前方の景色18を注視していると判定された際に、表示制御部42は、コンテンツ10aの色度を制御するためのRGB信号のレベルを低下させる。これにより、コンテンツ10aで隠れている景色18の一部がコンテンツ10aを透過して見えるようになるので、ウインドシールド8の前方の景色18の視認性を高めることができる。その結果、運転者14は、コンテンツ10a越しにウインドシールド8の前方の景色18を注視しなくてもよくなり、自動車4の運転に集中することができる。
(実施の形態2)
次に、図9及び図10を参照しながら、実施の形態2に係る表示装置2Aの構成について説明する。図9は、実施の形態2に係る表示装置2Aの機能構成を示すブロック図である。図10は、実施の形態2に係る表示部26に形成される画像50の一例を示す図である。なお、実施の形態2において、上記実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図9に示すように、実施の形態2に係る表示装置2Aと上記実施の形態1に係る表示装置2とでは、表示制御部42Aの構成が異なっている。具体的には、表示制御部42Aは、判定部38による判定結果に基づいて、表示部26のバックライトユニット46に出力する輝度信号(映像信号の一例)のレベルを低下させる。これにより、後述するように、複数のコンテンツ10a,10b,10cの各輝度が低下するようになる。
ここで、輝度信号は、バックライトユニット46から照射される光の輝度(強さ)を制御するための信号である。輝度信号のレベルが100%のときには、バックライトユニット46から照射される光の輝度は最も高くなり、複数のコンテンツ10a,10,10cの各輝度は最も高くなる。一方、輝度信号のレベルが0%のときには、バックライトユニット46から照射される光の輝度は最も低くなり、複数のコンテンツ10a,10,10cの各輝度は最も低くなる。このとき、複数のコンテンツ10a,10,10cの各輝度が高いほど、ウインドシールド8の前方の景色18(図3参照)が各コンテンツ10a,10,10cを透過し難くなる。一方、複数のコンテンツ10a,10,10cの各輝度が低いほど、ウインドシールド8の前方の景色18が各コンテンツ10a,10b,10cを透過しやすくなる。
図10に示すように、バックライトユニット46は、複数のLED54と、複数のLED54からの光を液晶パネル44の背面に導く導光板56とを有している。複数のLED54は、液晶パネル44の背面側に格子状に配置されている。
図10に示すように、例えば視点Pがコンテンツ50a上に存在すると判定され、且つ、視点Pがコンテンツ50a上に存在すると判定されてから予め定められた所定時間が経過したと判定された場合には、次のような処理が行われる。すなわち、表示制御部42Aは、判定部38による判定結果に基づいて、バックライトユニット46に出力する輝度信号のレベルを例えば100%から50%に低下させることにより、複数のLED54のうちコンテンツ50aの近傍に配置されたLED54aから照射される光の輝度のみを低下させる。これにより、コンテンツ10aの輝度が低下するので、コンテンツ10aで隠れている景色18の一部がコンテンツ10aを透過して見えるようになる。なお、表示制御部42Aは、LED54aから照射される光の輝度を低下させてから所定時間(例えば10秒)が経過した後、LED54aから照射される光の輝度を元の輝度に復帰させる。
したがって、本実施の形態においても、上記実施の形態1と同様に、ウインドシールド8の前方の景色18の視認性を高めることができる。
(変形例)
以上、一つ又は複数の態様に係る表示装置について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思い付く各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態又は変形例における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記各実施の形態では、表示装置2(2A)を自動車4に搭載する場合について説明したが、これに限定されず、例えば自動二輪車、航空機、電車又は船舶等に搭載されてもよい。
また、上記各実施の形態では、表示装置2(2A)を車両に搭載する場合について説明したが、これに限定されず、例えばウェアラブルデバイスとして構成される眼鏡等に搭載されてもよい。
また、上記実施の形態1では、表示制御部42は、複数のコンテンツ10a,10b,10cのうちコンテンツ10aに対応するRGB信号のレベルのみを低下させたが、複数のコンテンツ10a,10b,10cの各々に対応する全RGB信号のレベルを低下させてもよい。これにより、複数のコンテンツ10a,10b,10cの各々の色が薄くなる方向に変化する。
また、上記実施の形態2では、表示制御部42Aは、複数のLED54のうちコンテンツ50aの近傍に配置されたLED54aから照射される光の輝度のみを低下させたが、全てのLED54の各々から照射される光の輝度を低下させてもよい。
また、上記各実施の形態では、画像10が複数のコンテンツ10a,10b,10cを含む場合について説明したが、1つのコンテンツのみを含んでいてもよい。
また、上記各実施の形態では、表示部26を、液晶パネル44及びバックライトユニット46を用いた方式により実現したが、これに限定されず、例えばマイクロミラーアレイ及びLEDを用いたDLP(登録商標)方式、あるいは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー及び半導体レーザを用いたレーザ走査方式(ラスタースキャン方式)等により実現してもよい。
また、上記実施の形態1では、RGB信号のレベルを0〜100%で表現したが、これに限定されず、例えば「0」〜「1023」の1024階調、又は、「0」〜「255」の256階調等で表現してもよい。
(他の変形例)
なお、上記実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサ等のプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムで実現され得る。RAM又はハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(2)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、ROMからRAMにコンピュータプログラムをロードし、ロードしたコンピュータプログラムにしたがって演算等の動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(3)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されてもよい。ICカード又はモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカード又はモジュールには、上記の超多機能LSIが含まれてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、ICカード又はモジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有してもよい。
(4)本発明は、上記に示す方法で実現されてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムで実現してもよいし、コンピュータプログラムからなるデジタル信号で実現してもよい。
また、本発明は、コンピュータプログラム又はデジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したもので実現してもよい。また、これらの記録媒体に記録されているデジタル信号で実現してもよい。
また、本発明は、コンピュータプログラム又はデジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送してもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、メモリは、コンピュータプログラムを記憶しており、マイクロプロセッサは、コンピュータプログラムにしたがって動作してもよい。
また、プログラム又はデジタル信号を記録媒体に記録して移送することにより、又はプログラム又はデジタル信号をネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(5)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明の表示装置は、例えば車両用のヘッドアップディスプレイ等に適用することができる。
2,2A 表示装置
4 自動車
6 ダッシュボード
8 ウインドシールド
10,50 画像
10a,10b,10c,50a,50b,50c コンテンツ
12 表示領域
14 運転者
16 空間
18 景色
20 交差点
22 歩行者
24 速度計
26 表示部
28 ミラー
30 駆動部
32 角度検出部
34 視線検出部
36 輝度検出部
37 算出部
38 判定部
40 取得部
42,42A 表示制御部
44 液晶パネル
46 バックライトユニット
48 表示面
52 カーナビゲーション装置
54 LED
56 導光板
P 視点

Claims (8)

  1. 画像を表す光を、透光性を有する表示媒体で反射させることにより、前記画像を虚像として前記表示媒体の前方の景色に重ね合わせてユーザに視認させる表示装置であって、
    少なくとも1つのコンテンツを含む前記画像を形成する表示部と、
    前記表示部に形成された前記画像を表す光を、前記表示媒体に投射する光学系と、
    前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視している場合に、前記表示媒体の前方の景色が前記コンテンツを透過するように、前記コンテンツの表示に関する映像信号を制御する表示制御部と、を備える
    表示装置。
  2. 前記表示装置は、さらに、
    前記ユーザの視線を検出する視線検出部と、
    検出された前記ユーザの視線に基づいて、前記表示部における前記ユーザの視点を算出する算出部と、
    前記表示部において前記ユーザの視点が前記コンテンツ上に所定時間以上位置した場合に、前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視していると判定する判定部と、を備える
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示装置は、さらに、
    前記表示媒体上における前記画像の周囲の輝度を検出する輝度検出部を備え、
    前記判定部は、前記表示部において前記ユーザの視点が前記コンテンツ上に前記所定時間以上位置し、且つ、検出された前記画像の周囲の輝度と前記コンテンツの輝度との差分が閾値を超えた場合に、前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視していると判定する
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記映像信号は、前記コンテンツの色度を制御するためのRGB信号であり、
    前記表示制御部は、前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視している場合に、前記コンテンツの色が薄くなる方向に変化するように前記RGB信号を制御する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記表示部は、
    前記画像を形成する表示パネルと、
    前記表示パネルの背面に光を照射するバックライトユニットと、を有し、
    前記映像信号は、前記バックライトユニットから照射される光の輝度を制御するための輝度信号であり、前記輝度信号によって前記バックライトユニットから照射される光の強さが制御され、
    前記表示制御部は、前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視している場合に、前記コンテンツの輝度が低下するように前記輝度信号を制御する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記画像は前記コンテンツを複数含み、
    前記表示制御部は、前記ユーザが前記複数のコンテンツのうち特定のコンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視している場合に、前記表示媒体の前方の景色が前記特定のコンテンツのみを透過するように、前記特定のコンテンツの表示に関する前記映像信号を制御する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記表示装置は、車両用のヘッドアップディスプレイであり、
    前記表示媒体は、前記車両に搭載されたウインドシールドである
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 画像を表す光を、透光性を有する表示媒体で反射させることにより、前記画像を虚像として前記表示媒体の前方の景色に重ね合わせてユーザに視認させる表示方法であって、
    少なくとも1つのコンテンツを含む前記画像を表示部に形成するステップと、
    前記表示部に形成された前記画像を表す光を、前記表示媒体に投射するステップと、
    前記ユーザが前記コンテンツ越しに前記表示媒体の前方の景色を注視している場合に、前記表示媒体の前方の景色が前記コンテンツを透過するように、前記コンテンツの表示に関する映像信号を制御するステップと、を含む
    表示方法。
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