JP2017080372A - スライド移動用のロープ体、及び該スライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法 - Google Patents

スライド移動用のロープ体、及び該スライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法 Download PDF

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Abstract

【課題】空間部への設置が容易で、設置後のメンテナンス作業が少なく、且つ安全に架け渡すことができるスライド移動用のロープ体、及び該スライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法を提供することを課題とする。【解決手段】空間部に吊り張りするネット体又はシート体をスライド移動自在に取り付けるとともに、両端側を側壁等に取り付けられた連結固定具に連結するロープ本体から構成されたスライド移動用のロープ体であって、前記連結固定具は、ロープ本体の両端側にそれぞれ一体的に設けられ、且つ該連結固定具の少なくとも一方には、側壁等への取り付け角度を調整する角度調整手段が設けられ、しかも前記連結具のうち一方の端部の連結具には、ロープ本体に沿っての移動を阻止する離れ止め体が設けられている。【選択図】図1

Description

本願発明は、主に屋内の空間部の間仕切り用(又は防球用)として吊り張りするネット体、又は屋外空間の上部側の被覆用として使用するシート体を、移動自在に取り付けウインチを用いて前記ネット体又はシート体を開閉移動するスライド移動用のロープ体、及び該スライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法に関する。
従来、ネット体を用いて屋内の空間部を間仕切りする場合、又はネット体を用いて屋内の空間部の外周側に防球用として吊り張りする場合に使用する移動式のネット体は下記のような構成を有する装置を用いて開閉移動している。
即ち、空間部に吊り張りするのに適切な形状を有するネット体と、該ネット体の上端側と連結する複数個の連結具と、該各連結具をスライド移動自在に取り付けるスライド移動用のロープ体とから構成されている。
前記ネット体は、空間部の大きさ、使用目的に応じて1枚のネット、又は複数枚で形成され、該ネット体に応じて空間部に架け渡すスライド移動用のロープ体の長さ及び本数が決定される。
次に、1枚のネット体を用いて空間部を間仕切りする場合は、前記空間部の所望の側壁間へ別体の連結固定具をそれぞれ固定し、該連結固定具に両端側をそれぞれ連結するとともに、ネット体の上端側を連結する連結具を移動自在に取り付けることで1本のスライド移動用のロープ体を架け渡した後、前記各連結具にネット体の上端側を連結することで、ネット体をスライド移動用のロープ体に取り付ける。
この際、ネット体の一方の端部を紐状体で連結固定具等に連結、又は一方の端部の連結具をロープ本体に固定することで、ネット体の一方側の移動を阻止する。
次に前記ネット体をスライド移動用のロープ体に沿って開閉移動する場合は、前記スライド移動用のロープ体の上下方向の何れかで、該スライド移動用のロープ体の近傍位置に並行し、ウインチ(電動用、又は手動用)を用いて移動するウインチ用のロープ体を架け渡した後、一端側を前記ウインチ用のロープ体に固定した牽引具の他端側を前記ネット体の上部先端側に直接又は間接的に連結する。
上記のようにウインチ用のロープ体を設置した後、ウインチを駆動してウインチ用のロープ体を移動することで該ウインチ用のロープ体に固定された牽引具を引っ張り移動しネット体をスライド移動用のロープ体に沿って所望の位置まで移動する。
これによりネット体を空間部に広げた状態で吊り張りし、適切に間仕切り等する。
また、ウインチを逆回転方向に駆動して移動用ロープを上記と逆方向に移動し、ネット体をスライド移動用のロープ体に沿って逆方向に移動することで、ネット体を側壁側に収納し、空間部を開放する。
このように、ネット体をスライド移動用のロープ体に沿って移動することで、空間部を間仕切り等することができる。
次に、2枚のネット体を用いて空間部を間仕切りする場合は、前記空間部の所望の間隔の側壁間にそれぞれ2個の連結固定具をそれぞれ近接する位置で固定し、該連結固定具に両端側にそれぞれ連結することで、2本のスライド移動用のロープ体を平行状態に架け渡した後、前記各スライド移動用のロープ体に複数個の連結具を移動自在に設け、該連結具でネット体の上端側をそれぞれ連結し、それぞれのスライド移動用のロープ体に2枚のネット体を別々に取り付ける。
この際も同様に、2枚のネット体の側壁側を連結固定具、又は直接ロープ本体に固定することで、端部側のネット体の移動を阻止する。
前記2枚のネット体を移動する場合は、上記1枚のネット体の場合と同様に側壁間にエンドレス状に吊り張りしたウインチ用のロープ体の移動方向が相違するロープ体の所望の位置と、各ネット体の上部先端側とをそれぞれ牽引具で直接又は間接的に連結する。
これにより、ウインチでウインチ用のロープ体を移動すると、各ネット体を各スライド移動用のロープ体に沿ってそれぞれ相違する方向(対向する側壁側より空間部の中央側)に移動して空間部に吊り張でき、空間部の適切な間仕切りを行う。
また、ウインチを逆回転方向に駆動してウインチ用のロープ体を前記と逆方向に移動することで、前記ネット体をそれぞれ相違する側壁側に収納移動して空間部を開放する。
上記スライド移動用のロープ体を架け渡す空間部間の距離が一定距離以上ある場合、又はネット体の荷重が大きい場合は、スライド移動用のロープ体の中途部分の1か所、又は所望の幅で複数か所に、天井側に設けた1本、又は複数本の吊り下げ用のロープ体をそれぞれ連結することで、スライド移動用のロープ体の架け渡した水平状態を維持している。
この際、前記吊り下げ用のロープ体の先端側には、スライド移動用のロープ体と連結する吊張連結具が固定されている。
次に、屋外の空間部の上方側をシート体で閉塞する場合は、空間部に取り付けられた空間用の枠体に連結固定具を固定し、該連結固定具にスライド移動用のロープ体を連結することで所望の間隔を開けて水平方向に2本架け渡し、該スライド移動用のロープ体に連結具を移動自在に設けた後、該連結具にシート体の左右方向をそれぞれ所望の間隔で連結することで、屋外の空間部にシート体を設ける。
この際も同様に、シート体の一端側を連結固定具、又はロープ本体に固定することで、一端側のロープ本体に沿っての移動を阻止する。
前記シート体を開閉移動する場合は、前記スライド移動用のロープ体間に並行状態にウインチで駆動するウインチ用のロープ体を吊り張りするとともに、前記シート体の先端側を前記ウインチ用のロープ体に牽引具を介して連結する。
この状態でウインチを駆動しウインチ用のロープ体を移動すると、前記シート体は牽引具を介してスライド移動用のロープ体に沿って水平方向に移動し、シート体で空間部を覆う。
また、ウインチを駆動してウインチ用のロープ体を前記と逆方向に移動することで、シート体をスライド移動用のロープ体に沿って逆方向に移動し空間部を開放することができる。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記従来のネット体又はシート体に用いるスライド移動用のロープ体は、ロープ体のみで構成されているために、空間部へ架け渡す場合は、それぞれ別体の連結固定具を用いて両側壁取り付けた後、該連結固定具にロープ本体の両端側をそれぞれ連結することで空間部に架け渡す作業を必要とし、特に現場でロープ体の長さの調整作業、連結固定具との連結作業、さらにロープ本体へのネット体の連結作業等、その連結工程が煩雑である欠点があった。
また、従来はロープ本体を設置位置に架け渡した後のスライド移動用のロープ体の設置状態、ロープ体のテンション等の微調整ができなく、ネット体又はシート体の荷重による撓み等が発生し易く、その後の頻繁なメンテナンス作業を必要とするという欠点があった。
さらに、前記スライド移動用のロープ体は上記撓み等の発生のために、吊り張りしたネット体又はシート体を直線状の吊り張りすることができず、該ネット体又はシート体の開閉移動がスムーズにできないという問題点があった。
また、上記吊り張りしたネット体又はシート体の荷重により、ネット体又はシート体の連結具を介してのスライド移動用のロープ体への取り付け作業が煩雑になる欠点があった。
さらに、スライド移動用のロープ体の中途部分を吊り張りする場合、別体の吊張具をスライド移動用のロープ体に固定し、天井側の吊り上げ用のロープ体を前記吊張具に連結することで中途部分を吊り上げしたが、その取り付け作業が煩雑であり、又高所作業であるために危険を伴う恐れがあった。
さらに、ロープ本体に連結具を介して取り付けたネット体又はシート体の一方の端部を別体の固定具で固定しなければならずその作業が煩雑であった。
そこで、本発明は空間部へのスライド移動用のロープ体の取り付けが容易であり、また容易に微調整が行え、且つネット体又はシート体をスムーズに移動できるスライド移動用のロープ体、及び該スライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊張方法を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段
本願発明の上記課題を解決する手段としてのスライド移動用のロープ体は、請求項1に記載のように、空間部に吊り張りするネット体又はシート体を連結具でスライド移動自在に取り付けるとともに、両端側を側壁等に取り付けるための連結固定具に連結するロープ本体から構成されたスライド移動用のロープ体であって、前記連結固定具が、前記ロープ本体の両端側にそれぞれ一体的に設けられ、且つ該連結固定具の少なくとも一方には、側壁等への取り付けを調整する調整手段が設けられ、しかも前記連結具のうち一方の端部の連結具には、ロープ本体に沿っての移動を阻止する離れ止め体が設けられていることを特徴とする。
また、上記課題を解決する手段としてのスライド移動用のロープ体は、請求項2に記載のように、前記ロープ本体には、空間部の形状等によりロープ本体の中途部分を空間部の所望の壁面より吊張体を介して吊り張りする吊張連結具が移動自在に挿通されていることを特徴とする。
本願発明の上記課題を解決する手段としてのスライド移動用のロープ体を用いたネット又はシートの吊り張り方法は、請求項3に記載のように、空間部の左右方向、又は上下方向等の吊り張り方向に沿って連結固定具を介してロープ本体を架け渡した後、ネット体又はシート体を前記ロープ本体に連結具を介してスライド移動自在に吊り張りするスライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法において、前記ロープ本体を吊り張り方向に沿って空間部に架け渡す際、前記ロープ本体に一体的に取り付けられた連結固定具を介して側壁等へ連結するとともに、ネット体又はシート体の荷重に応じて連結固定具に設けられた調整手段を用いて側壁等への取り付け位置の調整を行った後、前記連結具のうち一方の端部の連結具に設けられた離れ止め体の長さ調整を行うことで該端部の連結具のロープ本体に沿っての移動を阻止することを特徴とする。
発明の作用効果
次に、本願発明のスライド移動用のロープ体、及び該スライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法の作用効果を説明する。
先ず、請求項1に記載のスライド移動用のロープ体は、設置する空間部の側壁間の距離に応じて、ロープ本体と該ロープ本体の両端側にそれぞれ一体的に連結された連結固定具とから予め構成されているために、現場で形成する従来のスライド移動用のロープ体に比し、その構成が十分に簡素化されている。
また、スライド移動用のロープ体がロープ本体と該ロープ本体に一体的に設けられた連結固定具とから構成されているために、該連結固定具を側壁等へ直接固定することで、容易に移動用のロープ体を空間部に架け渡すことができる。
この際、前記連結固定具には、側壁等への取り付け距離、又は取り付け角度を調整する調整手段が設けられているために、側壁等への取り付け位置、又は取り付け方向を自在に調整しながら固定(限定されることなく)でき、最適な状態で空間部にスライド移動用のロープ体を架け渡すことができる。
次に、前記ロープ本体に予め移動自在に設けられた複数個の連結具を介して所望の幅でネット体又はシート体を連結することで、容易にロープ本体へのネット体又はシート体の取り付けができる。
この際、一方の端部の連結具には、離れ止め体が設けられているために、ネット体又はシート体の一方の端部のロープ本体に沿っての移動を阻止することができる。
しかも、ロープ本体は両側壁等へ付勢された状態で架け渡されているために、ネット体又はシート体の荷重に対しても一定の水平状態を維持でき、ネット体又はシート体をスムーズにロープ本体に沿って移動することができる。
このように、本願発明の請求項1に記載のスライド移動用のロープ体は、連結固定具がロープ本体に対して一体的に設けられているために、側壁等へ容易に固定でき、且つロープ本体と連結固定具とで空間部の距離に対応するために、その距離の形成が予め設定でき、その取り扱いがスムーズに行える。
また、連結固定具に設けられた調整手段で、固定する側壁等への取り付け位置、距離の調整ができ、さらにスライド移動用のロープ体の空間部への架け渡し容易にすることができる。
さらに、ネット体又はシート体の一方の端部を、端部の連結具に一体的に設けられた離れ止め体で固定でき、ネット体又はシート体がロープ本体に沿っての移動を阻止される。
このため、ロープ本体に連結具を介して取り付けたネット体又はシート体の荷重に対しても容易に対応でき、且つ安全に、適切に設置することができる。
次に、本願発明の請求項2に記載のスライド移動用のロープ体は、前記請求項1に記載のスライド移動用のロープ体のロープ本体に天井側等に設けられたロープ体等の吊張体を連結する吊張連結具を予め移動自在に挿通した構成である。
そのため、前記吊張連結具をロープ本体の所望の位置に移動し、天井側又は側壁に設けられたウインチを用いたロープ又は棒状体等の吊張体に連結することで、ロープ本体の中途部分を吊り上げ、又は支持し、ロープ本体を水平状態に維持することができる。
この際、吊張連結具の数を複数個予めロープ本体に挿通しておくことで、ロープ本体を所望の幅で複数個所、吊り上げ、又は支持することができる。
このため、空間部の形状に関係することなく、自在にスライド移動用のロープ体を架け渡すことができる。
しかも、吊張連結具はロープ本体に固定、又は移動自在にする等、ロープ本体への取り付けを自在に選択できるので、ネット体の吊り張り状態に応じて適切に対応することができる。
次に、本願発明の請求項3に記載のスライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法は、ロープ本体の両端側にそれぞれ予め一体的に取り付けられた連結固定具を直接側壁等へ取り付けすることで、同時にスライド移動用のロープ体を空間部に自在に架け渡すことができる。
このために、スライド移動用のロープ体の空間部への架け渡し工程が、従来のロープ体に比し容易に行える。
また、前記連結固定具には調整手段が設けられているために、該調整手段を用いて側壁等への取り付け距離の調整、取り付け角度の調整が行うことができるので、その取り付け位置の選択が容易で自在に取り付けできる。
次に、前記ロープ本体には、移動自在に複数個の連結具が設けられているために、該連結具を介して所望の幅でネット体又はシート体を連結することで、ロープ本体にネット体又はシート体を取り付けできる。
この際、前記連結具のうち一方の端部の連結具には一体的に離れ止め体が設けられているために、端部の連結具への長さ調整を行うことで、ネット体又はシート体の一方の端部を所望位置に固定でき、ロープ本体に沿っての移動を阻止できる。
しかも、ロープ本体は両側壁等へ付勢されているために、ネット体又はシート体の荷重にかかわらず、スムーズにロープ本体に沿って移動することができる。
このため、ウインチを用いたウインチ用のロープ体を用いることで、ロープ本体に沿ってネット体又はシート体を開閉移動することができる。
このように、本発明のスライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法は、従来にない新たな設置工程であり、その作業工程が容易で、スムーズなネット体又はシート体の吊り張りを可能にした。
また、上記作業工程の簡易化により、従来のような頻繁なメンテナンス作業を必要としない。
本願発明のスライド移動用のロープ体、及び該スライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法について図面を用いて説明する。
図1は本願発明のスライド移動用のロープ体の一実施例を示す概略説明平面図であり、図2は図1のスライド移動用ロープ体の使用状態を示す概略説明平面図であり、図3はスライド移動用のロープ体の使用状態の他実施例を示す概略説明平面図であり、図4は本発明のスライド移動用のロープ体の他実施例を示す概略説明平面図であり、図5は連結固定具を示す概略説明平面図であり、図6、図7は本願発明のスライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り状態を示す概略説明平面図であり、図8は本発明のスライド移動用のロープ体の他実施例を示す概略説明平面図であり、図9及び図10は図8の吊張具の取り付け状態を示す概略説明平面図であり、図11は離れ止め体の長さの調整方法を示す概略説明平面図であり、図12は離れ止め体の他実施例を示す概略説明平面図であり、図13は吊張具の取り付け状態の他実施例を示す概略説明平面図であり、図14は吊張具の取り付け状態の他実施例を示す概略説明上面図であり、図15は図8のスライド移動用のロープ体の使用状態を示す概略説明平面図であり、図16は本願発明のスライド移動用のロープ体の他実施例を示す概略説明平面図であり、図17は本願発明のスライド移動用のロープ体を用いたネット又はシートの吊り張り状態を示す概略説明平面図である。
また、図18、図19及び図20はスライド移動用のロープ体を用いたネット又はシートの吊り張り方法を示すフローチャートである。
本願発明のスライド移動用のロープ体1は、空間部に吊り張りする長さと略同じ長さに形成された紐状のロープ本体2と、該ロープ本体2の両端側に一体的に設けられ空間部の側壁側に固定するための連結固定具3とから構成されている。
前記連結固定具3は、側壁等へ取り付け用のシャックル等の棒状部分と長さ調整部分とを有する連結金具で形成された取付部4と、該取付部4との取り付け調整、又は、及び取り付け角度調整を行うターンバックル等で形成された調整体5とから構成され、側壁等に架け渡した後、調整体5でロープ本体2を適切に空間部に水平に架け渡すことができる。
前記取付部4は側壁等へ連結できる構成であれば、その形状、構成は特に問うものでない。
また、前記調整体5の構成も前記ターンバックルに限定されるものでなく、取り付け角度を調整するための一定の間隔を有する棒状部分と、取り付け距離を調整するための螺子、又はバネ等の弾性体とから構成されていれば、その形状、構成は特に問うものでない。
前記一方の取付部4には、ロープ本体2を側壁側等へ付勢するバネ等で形成された弾性体4Aが連結され、ロープ本体2にテンションをかけた状態で空間部に架け渡すことができる。
尚、前記弾性体4Aの取り付けは、取付部4の一方のみに限定されるものでなく、両取付部4に取り付けることも可能であり、また、複数個の弾性体4Aを連結することも可能である。要は、空間部の形状、ロープ本体2の長さ、ロープ本体2に取り付けるネット体10の荷重等により決定される。
また、前記弾性体4Aは必須の構成ではなく、調整体5のみで取り付け調整することも可能である。
前記ロープ本体2には、ネット体(又はシート体)10を取り付けるため連結具としてのリング環6が複数本移動自在に取り付けられ、該リング環6にネット体10の上端部に沿って取り付ける補強用ロープ体30を所望の間隔で連結することで、ネット体10を取り付ける。
尚、前記連結具はリング環6に限定されるものでなく、ロープ本体2に沿って移動自在で下方側にネット体10を取り付けできる構成であれば、その形状等は問うものでない。
前記連結具としてのリング環6のうち一方の端部のリング環6には、一端側前記取付部4に固定した離れ止め体6Aが設けられている。
前記離れ止め体6Aは、長さを調整(S)することで、端部のリング環6と取付部4との距離を自在に調整でき、ネット体10の端部の固定位置を自在に調整できる。
尚、前記離れ止め体6Aの一方の固定は、前記取付部4に限定されるものでなく、角度調整体5や、該角度調整体5とロープ本体2との連結部分であってもよい。要は、端部のリング環6のロープ本体2に沿っての移動を阻止できる構成であれば、一方の固定位置は自在に設定できる。
前記スライド移動用のロープ体1は、ワイヤロープ、繊維状ロープ等の一般的に公知のロープを用いて形成されている。
このように、本発明のスライド移動用のロープ体1は、ネット体10を吊り張りするロープ本体2と、連結固定具3を形成する取付部4と、調整体5とが予め一体的に構成されているために、空間部のあらゆる側壁側に直接取付部4を取り付けることでスライド移動用のロープ体1を架け渡すことができ、スライド移動用のロープ体1の設置工程を簡略化でき、作業の安全性を確保することができる。
本願発明のスライド移動用のロープ体1は上記のように構成され、該スライド移動用のロープ体1を用いて間仕切り用に使用するネット体10を空間部に吊り張りする場合について説明する。
先ず、屋内の空間部の所望の位置に沿ってスライド移動用のロープ体1の両端側に一体的に設けられた取付部4をそれぞれ側壁に固定することで、容易にロープ本体2を側壁間に取り付けできる。
この際、前記取付部4には調整体5を連結しているために、側壁側が水平状態でなくても該調整体5の棒状部分を利用し水平状態に架け渡されるロープ本体2との角度を調整して、側壁間にロープ本体2を水平状態に架け渡すことができる。
即ち、前記角度調整体5の棒状部分を利用して側面側との水平状態との角度調整(角度R)を行い、調整部分を利用して水平方向の長さ調整(L)を行い、ロープ本体2部分を水平状態として架け渡す。
これにより、ロープ本体2の一端側、又は両端側を角度調整した状態で側壁に固定することができる。
また、前記調整体5は側壁との取り付け距離を微調整できるので、ロープ本体2の水平状態を維持して側壁間に固定することができる。
しかも、前記取付部4の一方には弾性体4Aが設けられているために、ロープ本体2を常に側壁側に付勢した状態で取り付けできる。
これにより、前記ロープ本体2は常に緊張した状態で側壁間に架け渡すことができ、ネット体10への連結具として設けられた複数個のリング環6を前記ロープ本体2に沿ったスムーズに移動することができる。
この際、前記リング環6の端部側(側壁側)の1つは、一端側を前記取付部4に固定した離れ止め体6Aに他端側が連結されているために、その位置よりのロープ本体2に沿っての移動が阻止された状態となり、前記端部側のリング環6に連結されたネット体10の後端部分はロープ本体2に沿ってのスライド移動用ができない状態となる。
上記状態で前記各リング環6にネット体10の上端側に沿って取り付けられた吊り張り用のロープ体30を所望の間隔で連結することで、ネット体10をロープ本体2に取り付けでき、先端側のリング環6を基準に前記ロープ本体2に沿って自在に移動することができ、前記ロープ本体2に沿ってネット体10を広げた状態(一端側のリング環6が離れ止め体6Aで移動を阻止されているために、先端側のリング環6のロープ本体2に沿っての移動が所望位置で係止され)で吊り張りすることができる。
このように、本願発明のスライド移動用のロープ体1は空間部に容易に架け渡すことができるとともに、ネット体10を簡易に取り付けできる。
しかも、スライド移動用のロープ体1の空間部への架け渡し工程を簡素化でき、ネット体10の吊り張り作業の安全性を格段に向上することができる。
尚、ネット体10は空間部の形状、面積の大小に応じて複数枚のネット10Aを組み合わせて形成することも可能である。
前記空間部に吊り張りされたネット体10を、ウインチ20を用いて空間部で開閉移動する場合について説明する。
先ず、前記スライド移動用のロープ体1の上方近傍位置で並行方向に沿ってウインチ20で移動するウインチ用のロープ体21を一方の側壁に取り付けられた滑車23を介してエンドレス状に吊り張りし、その後、前記ネット体10の先端側を直接又は間接的に牽引具22を介して前記ウインチ用のロープ体21に連結する。
本願発明のスライド移動用のロープ体1を用いたネット又はシートの吊り張り方法に用いる装置は上記のように構成され、次に該装置を用いて前記ネット体10の開閉移動について説明する。
先ず、ウインチ20を駆動しウインチ用のロープ体21を滑車23とウインチ20間でエンドレス状に移動することで、前記ウインチ用のロープ体21に一端側を固定された牽引具22を空間部の中央側に引っ張り移動する。
これにより、前記牽引具22に連結されたネット体10はロープ本体2に沿ってリング環6を順次移動する。
この際、前記ロープ本体2に設けられた端部側のリング環6が離れ止め体6Aで移動が阻止されているために、先端側のリング環6を基準に各リング環6がロープ本体2に沿って順次空間部の中央側に移動することで、前記ロープ本体2に連結されたネット10を空間部に適切に広げながら吊り張りすることができる。
また、前記スライド移動用のロープ体1は弾性体4Aで側壁側に付勢され緊張した状態で空間部に架け渡されているために、ネット体10を連結したリング環6は、ネット体10の荷重に影響されることなくスムーズにロープ本体2に沿ってスライドしながら移動することができる。
また、スライド移動用のロープ体1は弾性体4Aにより常に側壁側に付勢された状態で架け渡すことができ、従来のような側壁間に架け渡した後の頻繁な微調整を行うことがなく、頻繁なメンテナンス作業を必要としない。
しかも、ネット体10をスムーズにロープ本体2に沿って移動することができ、容易に空間部を開閉し間仕切り等を行うことができる。
次に、他の方法で空間部を間仕切り等する場合について説明する。
即ち、2枚のネット体10(10A,10B)を用いて左右側壁方向より中央部分に各ネット体10(10A,10B)を移動し、空間部を間仕切りする場合について説明する。
先ず、前記実施例1と同様に形成された2本のスライド移動用のロープ体1(1A,1B)を用いて、前記と同様に空間部の所望の側壁間に取付部4を介して取り付けることで、2本のスライド移動用のロープ体1(1A,1B)を並行状態に架け渡す。
次に、前記各スライド移動用のロープ体1(1A,1B)のロープ本体2にそれぞれ移動自在に挿通された複数個のリング環6を用いて、各ネット体10(10A,10B)の上端側に取り付けられた吊り張り用ロープ体30に所望の間隔で連結する。
これにより各ネット体10(10A,10B)は、それぞれのスライド移動用のロープ体1の相対する側壁側のリング環6が離れ止め体6Aで移動を阻止され、他方側のリング環6がロープ本体2に沿って中央側に移動可能な状態で取り付けられる。
即ち、各ネット体10(10A,10B)はそれぞれ側壁側の端部が移動阻止され、先端側が順次空間部の中央側に移動し、2枚のネット体10(10A,10B)で空間部を間仕切りすることができる。
次に、前記各ネット体10(10A,10B)を開閉移動する場合は、ウインチ用のロープ体21も前記実施例1と同様に、スライド移動用のロープ体1の近接した上方側、又は近接した下方側で、平行方向に滑車23を介してエンドレ状に吊り張りする。
前記ネット体10(10A、10B)のそれぞれの先端側は、前記ウインチ用のロープ体21の移動方向の相違する側(エンドレス状の移動の上下方向のロープ体21)に、それぞれ牽引具22を介して連結する。
尚、ウインチ用のロープ体21を滑車23を介して水平状態に架け渡した場合は、ネット体10(10A,10B)のそれぞれの先端側を左右方向のロープ体21に、牽引具22を介して連結する。
これにより、前記ネット体10(10A、10B)はウインチ用のロープ体21の移動で両側壁側より空間部の中央側に移動、及び中央側より両側壁側に移動することができる。
本願発明のスライド移動用のロープ体1を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法に使用する装置は上記のように構成され、次にウインチ20を駆動してネット体10(10A、10B)で空間部を間仕切りする場合について説明する。
先ず、ウインチ20を駆動してウインチ用のロープ体21をエンドレス状に移動し、前記ウインチ用のロープ体21に連結された牽引具22をそれぞれ空間部の中央側(近接する)方向に移動することで、前記牽引具22に連結されたネット体10(10A、10B)の先端側をそれぞれロープ本体2に沿って交差する位置まで中央側に移動し、ネット体10(10A,10B)を広げた状態で吊り張りし、空間部を間仕切りする。
この際、前記ネット体10(10A,10B)は、側壁側のそれぞれのリング環6が取付部4に連結された離れ止め体6Aで連結されているために、ロープ本体2に沿っての移動が阻止される。これにより、前記ネット体10(10A,10B)は両側面側より空間部の中央側に沿って適切に広げた状態で吊り張りできる。
また、ウインチ20を逆方向に駆動しウインチ用のロープ体21を逆方向に移動すると、前記空間部の中央側に移動した牽引具22がそれぞれ側壁側に移動し前記ネット体10(10A、10B)を開放することができる。
このように、各スライド移動用のロープ体1に設けられたネット体10(10A,10B)をスムーズな移動することができる。
しかも、各移動用のロープ体1にかかるネット体10(10A,10B)の荷重が前記実施例1より軽減されるために、前記スライド移動用のロープ体1を常に緊張した状態維持可能で、頻繁なメンテナンス作業を必要としない。
さらに、スライド移動用のロープ体1の設置工程が前記実施例1と同様に容易であり、従来のような煩雑な工程を必要としない。
また、上記実施例では、2本のスライド移動用のロープ体1を用いて2枚のネット体10(10A,10B)を吊り張りしたが、スライド移動用のロープ体1の本数及びネット体10の枚数は2本、2枚に限定されるものでなく、さらに多くのスライド移動用のロープ体1及びネット体10を利用することも可能である。
要は、空間部の形状、大きさ又は間仕切り等の区分に応じて自在に決定することができる。
次に、他の実施例としてスライド移動用のロープ体1を用いたネット又はシートの吊り張り方法を説明する。
前記実施例1と同様に構成されたスライド移動用のロープ体1のロープ本体2にさらに、空間部の形状、取り付けるネット体10の荷重に対応して、1個又は複数個の吊張連結具32を移動自在に挿通する。
これにより、スライド移動用のロープ体1を構成し、次に、該スライド移動用のロープ体1を用いてネット体10を空間部に吊り張りする場合は、所望の側壁間に取付部4を介して取り付けることで、水平状態に架け渡す。
次に、前記スライド移動用のロープ体1のロープ本体2に挿通した吊張連結具32を所望の位置で固定し、該吊張連結具32に天井側に設けられ吊張体としての吊り上げ用のロープ体33を連結することで、ロープ本体2の中途部分を持ち上げ、スライド移動用のロープ体1の水平状態を維持して架け渡すことができる。
この状態で、前記ロープ本体2に挿通自在に設けたリング環6にネット体10の上端側に取り付けられた吊り張り用のロープ体30を所望の間隔で連結することで、ネット体10を空間部に吊り張りできる。
しかも、スライド移動用のロープ体1は吊り上げ用のロープ体33で水平状態を維持されているので、ネット体10を適切に吊り張りすることができる。
尚、前記吊張連結具32はロープ本体2に固定(吊張具32A)する場合であっても、スライド移動自在に挿通(吊張具32B)する場合であっても良い。固定する場合は、固定位置のロープ本体2を適切に吊り上げでき、また、挿通自在にする場合は、ロープ本体2への取り付け位置を微調整できる効果がある。
また、上記実施例では、ロープ本体2に設けた吊張連結具32でロープ本体2の中途部を吊り上げしたが、ロープ本体2に設けられた連結具としてのリング環6の1つ、又は複数個を吊張連結具32として使用することで、同様にロープ本体2を吊り上げすることができる。即ち、リング環6を吊張連結具32と同一に形成することで、リング環6を併用して使用することができる。
また、前記吊張連結具32に棒状体を連結することで、ロープ本体2の水平調整を空間部の上方側のみに限定することなく、空間部の側面側より調整することも可能である。
また、空間部の曲面部分においても、上記側面側よりの調整を行うことで、該曲面に沿ってロープ本体2を吊り張りできる。
このように、吊張連結具32の取り付け方向は空間部の形状に応じて、自在に対応することができる。
しかも、ネット体10の連結具としてのリング環6を吊り上げ用、側面用の吊張連結具32として兼用することで、別体の吊張連結具32を用いるのに比し、構成の簡略化を図ることができる。
次に、本願発明の他の実施例としてスライド移動用のロープ体1を用いたネット又はシートの吊り張り方法を説明する。
即ち、シート体10を用いて屋外の所望の空間部を水平方向に開閉する場合について説明する。
先ず、前記実施例1と同様に構成されたスライド移動用のロープ体1を空間部に設置された枠体(図示せず)に取付具4を介して固定することで、所望の間隔で複数本並行状態に架け渡す。
前記スライド移動用のロープ体1の枠体への取り付けは、連結固定具3の調整体5を側壁に固定された固定環に挿通し、ロープ本体2の長さ調整を行った後、ロープ本体2に折り返し部分の先端側を固定することで、自在に側壁間に応じてロープ本体2の長さ調整を行える。
この際、前記スライド移動用のロープ体1はそれぞれ取付部4に設けられた弾性体4Aで枠体側に付勢されているために、適切に緊張した状態で架け渡すことができる。
その後、前記各ロープ本体2にそれぞれ挿通したリング環6を介してシート体10を連結する。
この際、スライド移動用のロープ体1の枠体に連結された一方側は、リング環6が離れ止め体6Aに連結されているために、その移動が阻止されている。
その後、ウインチで移動するウインチ用のロープ体21を枠体間に前記スライド移動用のロープ体1と並行に架け渡し、前記ウインチ用のロープ体21と前記シート体10の先端側とを牽引具22を介して連結する。
本願発明のスライド移動用のロープ体1を用いたネット又はシートの吊り張り方法は上記のように構成され、次に、ウインチを駆動してシート体10を空間部に開閉移動する場合について説明する。
先ず、上記状態でウインチを駆動してウインチ用のロープ体21を移動すると、前記シート体10は複数本のロープ本体2に沿って水平移動して空間部を閉塞する。
この際、前記各スライド移動用のロープ体1は緊張した状態で架け渡されているために、リング環6はスムーズに移動することができる。
しかも、シート体10の荷重を複数本のスライド移動用のロープ体1で分散しているために、シート体10の開閉移動に伴う摩耗等も少ない。
次に、空間部を開放する場合は、前記ウインチを逆方向に回転しウインチ用のロープ体21を前記と逆方向に移動することで、シート体10をスライド移動用のロープ体1に沿って逆方向に移動し、スムーズに空間部を開放することができる。
このように、本発明のスライド移動用のロープ体1はその取り付け工程が容易であり、しかも頻繁なメンテナンス作業を必要としない。
また、スライド移動用のロープ体1は常に付勢された状態で空間部に架け渡すことができ、シート体10をスムーズに移動することができる。
しかも、シート体10を複数枚用いて空間部を閉塞する場合であっても、スライド移動用のロープ体1を複数本架け渡すことで、容易に対応することができる。
尚、上記各実施例では、スライド移動用のロープ体1のロープ本体2の両端側に連結固定具3を一体的に連結した構成で、取付部4と調整体5とからなる構成としたが、本発明のスライド移動用のロープ体1の連結固定具3の構成はこれに限定されるものでなく、取付部4を別体とし調整体5のみで構成することも可能である。
本願発明のスライド移動用のロープ体を示す概略説明平面図 図1のスライド移動用のロープ体の使用状態を示す概略説明平面図 本願発明のスライド移動用のロープ体の使用状態の他実施例を示す概略説明平面図 本発明のスライド移動用のロープ体の他実施例を示す概略説明平面図 連結固定具を示す概略説明平面図 本願発明のスライド移動用のロープ体を用いてネット体又はシート体の吊り張り状態を示す概略説明平面図 本願発明のスライド移動用のロープ体を用いてネット体又はシート体の吊り張り状態を示す概略説明平面図 本願発明のスライド移動用のロープ体の他実施例を示す概略説明平面図 図7の吊張具の取り付け状態を示す概略説明平面図 図7の吊張具の取り付け状態を示す概略説明平面図 離れ止め体の長さの調整方法を示す概略説明平面図 離れ止め体の他実施例を示す概略説明平面図 吊張具の取り付け状態の他実施例を示す概略説明平面図 吊張具の取り付け状態の他実施例を示す概略説明上面図 本願発明のスライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り状態を示す概略説明平面図 本願発明のスライド移動用のロープ体の他実施例を示す概略説明平面図 本願発明のスライド移動用のロープ体を用いてネット体又はシート体の吊り張りした状態を示す概略説明平面図 本願発明のスライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法を示すフローチャート 本願発明のスライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法を示すフローチャート 本願発明のスライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法を示すフローチャート
1…スライド移動用のロープ体、2…ロープ本体、3…連結固定具、6…リング環、10…ネット体、20…ウインチ、21…ウインチ用のロープ
本願発明の上記課題を解決する手段としてのスライド移動用のロープ体は、請求項1に記載のように、空間部に吊り張りするネット体又はシート体を連結具でスライド移動自在に取り付けるとともに、両端側を側壁等に取り付けられた連結固定具に連結するロープ本体から構成されたスライド移動用のロープ体であって、前記連結固定具が、前記ロープ本体の両端側にそれぞれ一体的に設けられ、且つ該連結固定具の少なくとも一方には、側壁等への取り付けを調整する調整手段が設けられ、しかも前記連結具のうち一方の端部の連結具には、ネット体又はシート体の一方の端部の固定位置を自在に調整することでロープ本体に沿っての前記ネット体又はシート体の一方の端部の移動を阻止する離れ止め体が設けられていることを特徴とする。
この際、一方の端部の連結具には、離れ止め体が設けられているために、ネット体又はシート体の一方の端部の固定位置を自在に調整し、一方の端部の移動が阻止された状態でロープ本体に沿って前記ネット体又はシート体を移動できる。
さらに、ネット体又はシート体の一方の端部の固定位置を、端部の連結具に一体的に設けられた離れ止め体で自在に調整でき、一方の端部の移動を阻止した状態でロープ本体に沿ってのネット体又はシート体の移動ができる。

Claims (3)

  1. 空間部に吊り張りするネット体又はシート体を連結具でスライド移動自在に取り付けるとともに、両端側を側壁等に取り付けられた連結固定具に連結するロープ本体から構成されたスライド移動用のロープ体であって、前記連結固定具が、前記ロープ本体の両端側にそれぞれ一体的に設けられ、且つ該連結固定具の少なくとも一方には、側壁等への取り付けを調整する調整手段が設けられ、しかも前記連結具のうち一方の端部の連結具には、ロープ本体に沿っての移動を阻止する離れ止め体が設けられていることを特徴とするスライド移動用のロープ体。
  2. 前記ロープ本体には、空間部の形状等によりロープ本体の中途部分を空間部の所望の壁面より吊張体を介して吊り張りする吊張連結具が移動自在に挿通されている請求項1に記載のスライド移動用のロープ体。
  3. 空間部の左右方向、又は上下方向等の吊り張り方向に沿って連結固定具を介してロープ本体を架け渡した後、ネット体又はシート体を前記ロープ本体に連結具を介してスライド移動自在に吊り張りするスライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法において、前記ロープ本体を吊り張り方向に沿って空間部に架け渡す際、前記ロープ本体に一体的に取り付けられた連結固定具を介して側壁等へ連結するとともに、ネット体又はシート体の荷重に応じて連結固定具に設けられた調整手段を用いて側壁等への取り付け位置の調整を行った後、前記連結具のうち一方の端部の連結具に設けられた離れ止め体の長さ調整を行うことで該端部の連結具のロープ本体に沿っての移動を阻止することを特徴とするスライド移動用のロープ体を用いたネット体又はシート体の吊り張り方法。
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