JP7041465B2 - カーテン開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カーテン開閉装置に関する。
従来のカーテン開閉装置、特に園芸施設内に設置されるカーテン開閉装置としては、特開2014-57567号公報(特許文献1)に示されるものがある。同文献には、互いに対向する一対の側壁の上端同士を繋ぐ屋根が奥行方向に延長されたハウス本体の内側において屋根に沿ってカーテンを設け、カーテンは奥行方向に延長されている支持部にて支持されて奥行方向に沿って開閉するように構成されていることが開示される。これにより、カーテンは、ハウス本体の奥行方向に延長されている支持部にて支持され、支持部に沿って奥行方向に開閉するように構成されているので、全開状態のカーテンによる日射量の低下を抑制できるという特徴がある。
また、カーテンは、ハウス本体の奥行方向と直交する方向に両端間に亘って延長された帯状の補強帯と、各補強帯に支持部の本数分のハトメを有しており、支持部に沿って移動自在な滑車に連結されたフックをハトメに通すことにより、カーテンが滑車に保持されることが開示されている。これにより、カーテンを取り付ける際、作業者は、決まった位置に設けられているハトメにフックを通すだけで、簡単にカーテンを支持部に吊り下げることができる特徴がある。
特開2014-57567号公報
しかしながら、園芸施設などの各種施設にカーテンを設置する場合には、施設の形状、大きさが様々で、その形状や大きさに合わせたカーテンが必要となり、カーテンの支持部とカーテンとの間隔はある程度許容されるものの、その間隔が大きいとカーテンの取付けが不可能となり、現地での調整が難しいという課題があった。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、園芸施設などの各種施設において、様々な形状、大きさのカーテンを取り付ける場合でも、現地での調整を容易にすることの可能なカーテン開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、支持部材に沿って走行する案内部材と、前記案内部材とともに前記支持部材に沿って開閉可能に案内されるカーテンと、を備え、前記案内部材には複数の係止部を有する位置調整部が接続され、前記カーテンは前記位置調整部の複数の係止部のうちいずれかと連結部によって連結されることによって、前記カーテンと前記支持部材との相対位置が調整されることを特徴とする、カーテン開閉装置が提供される。
かかる構成によれば、ランナーには長手方向に複数の係止部を有する位置調整部が接続され、カーテンは複数の係止部のうちいずれかと連結部によって連結するようにしたため、案内部材とカーテンとの距離に合わせて位置調整部に対する連結部の係止位置を変更することで、案内部材とカーテンとを連結すると同時に好みの距離に設定することができる。また、位置調整部をカーテンの左右に位置する案内部材に設け、係止する係止部の位置を左右で合わせることで、カーテンの左右のバランスをとることができる。特に園芸施設内に設置されるカーテンに適用した場合は、園芸施設の大きさに合わせてカーテンの張り具合を最適な状態となるよう調整できる。以上のように、本発明によれば、園芸施設などの各種施設において、様々な形状、大きさのカーテンを取り付ける場合でも、現地での調整を容易にすることが可能である。
本発明は様々な応用が可能である。以下の応用例は適宜組み合わせることが可能である。
例えば、前記位置調整部は長尺状のチェーンであり、前記係止部は前記チェーンを構成する環状部であってもよい。位置調整部をチェーンとすることで、チェーンのいずれかの環状部を連結部によってカーテンに連結するだけで、カーテンの張り具合を最適な状態となるよう調整できる。また、チェーンを採用することで高い耐久性を備えることができる。
また、前記チェーンは、一端が前記案内部材に接続され、他端が自由端であり、前記連結部に係止された環状部から自由端側に位置する各環状部は、前記カーテンと干渉することなく垂下するようにしてもよい。係止位置の調整によってチェーンの余剰となった部分はカーテンと干渉することなく自重によって垂下するため、カーテンの開閉に支障が出ることを防止できる。
前記案内部材と前記カーテンとは水平方向に連結可能であってもよい。かかる構成によれば、カーテンを水平方向に設けることができるため、園芸施設内で使用するのに好適である。すなわち、園芸施設内で天井部を覆うようにカーテンを設ける場合、園芸施設内の天頂部と左右の肩部にレールを配置し、左右の肩部に配置した支持部材に沿って開閉する案内部材とカーテンとを連結するような構成が考えられるが、案内部材とカーテンとを水平方向に連結できるため、カーテンを水平方向に配置することができる。よって、園芸施設内で天井部を覆うようにカーテンを容易に設置することができる。
また、前記案内部材と前記カーテンとは水平方向に連結可能であり、かつ案内部材とカーテンとをチェーンを介して連結するようにすると、チェーンは水平方向に配置されることになり、案内部材とカーテンとを容易に水平方向に連結できる。さらにこのような構成を園芸施設内の天井部を覆うように設置されるカーテンに適用した場合は、園芸施設の大きさに合わせてカーテンの張り具合を最適な状態となるよう調整できる。
またさらに、前記案内部材と前記カーテンとは水平方向に連結可能であり、かつチェーンの一端が案内部材に接続され他端が自由端である構成と併用すると、連結部に係止された環状部から自由端側に位置する各環状部が自然に垂下し、チェーンとカーテンとの干渉が回避されて、カーテンの開閉に支障が出ることを防止できる。
本発明によれば、園芸施設などの各種施設において、様々な形状、大きさのカーテンを取り付ける場合でも、現地での調整を容易にすることが可能である。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
第1の実施形態のカーテン開閉装置が用いられた園芸施設のカーテンを閉じた状態における全体構成を示す斜視図である。 カーテンを閉じた状態を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 カーテン開閉装置を説明するための図であり、(a)はカーテン、チェーン及び連結フックのそれぞれを説明するための図であり、(b)は園芸施設と比べてカーテンが小さいとき、弛みを持たせるときのカーテン及びチェーンへの連結フックの係止状態を示す図であり、(c)は園芸施設と比べてカーテンが大きいとき、張り具合を調整するときのカーテン及びチェーンへの連結フックの係止の状態を示す図である。 園芸施設10とカーテン130の大きさに対応した連結フック150のチェーン140への取り付け位置を示す図であり、(a)は園芸施設に対してカーテンが大きいときの状態を示す図であり、(b)は園芸施設に対してカーテンが小さいときの状態を示す図である。 カーテンの開閉動作を説明するための図であり、(a)はカーテンが閉じられた状態を示す側面図であり、(b)はカーテンの開閉途中の状態を示す側面図であり、(c)はカーテンが開かれた状態を示す側面図である。 カーテンの一部を畳み込んだ状態を示す斜視図である。 カーテンの一部を畳み込んだ状態を示す正面図である。 第2の実施形態のカーテン開閉装置がカーテンを奥行方向の両側から開閉する例を示す側面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。まず、本実施形態のカーテン開閉装置100の全体の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1はカーテン開閉装置100の全体構成を概略的に示した正面図である。図2はカーテン開閉装置100の側面図である。
本実施形態ではカーテン開閉装置100を、園芸施設10に用いた例について説明する。まず、本実施形態に係るカーテン開閉装置100が用いられた園芸施設10の全体構成と、園芸施設10に実施されたカーテン開閉装置100の全体構成について、図1~図3を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のカーテン開閉装置が用いられた園芸施設のカーテンを閉じた状態における全体構成を示す斜視図である。図2は、カーテンを閉じた状態を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。図3は、カーテン開閉装置を説明するための図である。
本実施形態に係るカーテン開閉装置100が用いられた園芸施設10は、図1及び図2に示したように、長手方向に平行に整列する複数のアーチフレーム12と、アーチフレーム12を奥行方向に連結する3本の母屋フレーム14と、を備えて構成されている。通常、アーチフレーム12の外周は、図示していないビニールシートによって覆われる。アーチフレーム12の天井部分の形状は、図1及び図2に示したような山形である。母屋フレーム14は、アーチフレーム12の山形の頂点の近傍と、山形の両端に配設される。なお、本明細書において「山形」というときには、特に断りがない限り、両端から中央に向かって実質的に高さが増加する形態をいい、略への字型、アーチ形、円弧状などを含む。必ずしも左右対称でなくてもよい。
カーテン開閉装置100は、図1に示したように、レール(支持部材)110に沿って走行するランナー(案内部材)120と、ランナー120とともにレール110に沿って開閉可能に案内されるカーテン130と、を備え、カーテン130はチェーン(位置調整部)140の複数の環状部(係止部)142のうちいずれかと連結フック(連結部)150によって連結されることによって、カーテン130とレール110との相対位置が調整されるように構成される。以下、カーテン開閉装置100を詳細に説明する。
(レール110)
レール110は、園芸施設10にカーテン130を開閉可能に取り付けるための支持部材である。レール110は、図1に示したように、園芸施設10の複数箇所(本実施形態では3箇所)に設けられている母屋フレーム14に沿って固定されており、本実施形態では3箇所の母屋フレーム14全てに固定されている。図2(a)に示したように、アーチフレーム12の山形の頂点近傍である園芸施設10の中央に配置される母屋フレーム14に固定される中央レール110-1は、後述する中央ランナー120-1が下向きになるように配置される。なお、レールを総称するときは、レール110という。
また、アーチフレームの山形の両端である園芸施設10の両端に配設される母屋フレーム14に固定される端部レール110-2、110-3は、後述する端部ランナー120-1、120-2が対向するように配置される。なお、中央レール110-1、端部レール110-2、110-3を総称するときには、レール110という。
レール110は、図2(b)に示したように、長尺状であり、母屋フレーム14とほぼ同様の長さに構成されている。レール110は、母屋フレーム14に沿って、園芸施設10の奥行き方向に延びるように配置される。中央レール110-1は、長手方向の複数箇所において、ブラケット112によって母屋フレーム14に固定されており、端部レール110-2、110-3は、長手方向の複数箇所において、ブラケット112によってアーチフレーム12に固定されている。
(ランナー120)
ランナー120は、カーテン130をレール110に開閉可能に連結する案内部材である。ランナー120は、図1に示したように、レール110に複数設けられており、レール110に沿って走行可能である。ランナー120は、中央レール110-1に設けられる中央ランナー120-1と、端部レール110-2、110-3に設けられる端部ランナー120-2、120-3を備える。なお、ランナーを総称するときは、ランナー120という。
中央ランナー120-1は、図2(a)に示したように、中央レール110-1に垂下するように配置され、中央ランナー120-1から中央ランナー用フック122が吊り下げられている。中央ランナー用フック122は、後述するカーテン130の中央開口部132-1に揺動自在材に係止される。
端部ランナー120-2、120-3は、図2(a)に示したように、端部レール110-2、110-3に互いに対向するように配置され、端部ランナー120-2、120-3にはチェーン140が接続されている。チェーン140は、後述するカーテン130の端部開口部132-2、132-3と連結フック150により連結される。
(カーテン130)
カーテン130は、園芸施設10内の天井部分を開放したり閉鎖したりするものである。カーテン130は、図1に示したように、園芸施設10の奥行方向全長にわたって、アーチフレーム12に沿って設けられる。カーテン130は、図2に示したように、幅方向の中央部が中央レール110-1に設けられる中央ランナー120-1に連結され、幅方向の両端部が端部レール110-2、110-3に設けられる端部ランナー120-2、120-3に連結される。このように、カーテンは、園芸施設10の天井全体を覆うことができる。
また、カーテン130は、図1に示したように、幅方向の中央部と両端部に円形の中央開口部132-1と、端部開口部132-2、132-3とが奥行方向にわたって所定間隔毎に複数形成されている。開口部132-1、132-2、132-3の周囲はハトメが設けられて補強されている。
カーテン130の中央開口部132-1は、図2(a)に示したように、前述のように中央レール110-1の中央ランナー120-1に連結されている。また、カーテン130の両端部の端部開口部132-2、132-3は、端部レール110-2、110-3の端部ランナー120-2、120-3に連結されている。カーテン130は、図2(b)に示したように、園芸施設10の奥行き方向複数箇所でランナー120に支持されている。
カーテン130の開閉の起端部には、図1に示したように、後述する操作手段160が設けられている。カーテン130は、操作手段160によって開閉が操作される。
(チェーン140)
チェーン140は、カーテン130の幅方向の端部と端部レール110-2、110-3との相対位置が調整されるようにカーテン130と端部ランナー120-2、120-3とを連結する位置調整部である。以下、チェーン140の構成について図3を参照しながら説明する。図3はカーテン開閉装置を説明するための図であり、(a)はカーテン、チェーン及び連結フックのそれぞれを説明するための図であり、(b)は園芸施設と比べてテンが小さいとき、弛みを持たせるときのカーテン及びチェーンへの連結フックの係止状態を示す図であり、(c)は園芸施設と比べてカーテンが大きいとき、張り具合を調整するときのカーテン及びチェーンへの連結フックの係止の状態を示す図である。
図3では、園芸施設10を正面から見て左側に設けられるチェーン140を例にとって説明するが、右側に設けられるチェーン140も同様の構成である。チェーン140は、図3に示したように、複数の環状部142が連結されて長尺状に構成されている。環状部142は、後述する連結フック150が連結される係止部である。
チェーン140は、図3(a)に示したように、一端が端部ランナー120-2に連結され他端が自由端である。図3(b)に示したように、チェーン140を構成するいずれかの環状部142に後述する連結フック150を係止させることによって、カーテン130とランナー120とを水平方向に連結する。
連結フック150は、カーテン130とチェーン140とを連結する連結部である。連結フック150は、図3(a)に示したように、略三角形の環状をしており、一辺に開閉部152が設けられている。連結フック150は、開閉部152を開放することにより、環が切れて被係止対象であるカーテン130の端部開口部132-2とチェーン140の環状部142に係止することができ、開閉部152が閉じることにより、環が閉じて端部開口部132-2と環状部142とから外れなくなる。
あらかじめカーテン130の端部開口部132-2に係止しておいた連結フック150を、チェーン140の好適な環状部142に連結するだけで、カーテン130を端部ランナー120-2に連結する作業と、カーテン130と端部レール110-2との相対位置を調整する作業とが同時に行われる。
連結フック150は、図3(b)に示したように、カーテン130の端部開口部132-2とチェーン140の任意の環状部142の両方に係止される。例えば、園芸施設10に比べてカーテン130が小さいときや、レール110とカーテン130との間に弛みを持たせたいときは、図3(b)に示したように、チェーン140の自由端側端部の環状部142に連結フック150を係止する。
また、園芸施設10に比べてカーテン130が大きいときや、レール110とカーテン130との間に張りを持たせたいときは、図3(c)に示したように、チェーン140の好適な環状部142に連結フック150を係止する。連結フック150に係止された環状部142から自由端側に位置する各環状部142は、カーテン130と干渉することなく垂下する。
(操作手段160)
操作手段160は、カーテン130の開閉を操作するものである。操作手段160は、図2(a)に示したように、3つの牽引部162、164、166と操作部168により構成されている。中央の牽引部162の一端は、カーテン130の中央開口部132-1に連結され、両端の牽引部164、166の一端はカーテン130の両端部の端部開口部132-2、132-3に連結されている。
また、3つの牽引部162、164、166の他端同士と操作部168の一端部とは連結されている。操作部168の他端は自由端であり、操作部168を把持して操作手段160を操作することにより、カーテン130を開閉することができる。3つの牽引部162、164、166の他端同士の連結部の高さは、端部レール110-2、110-3の高さよりも上方に設けられる。操作手段160は、本実施形態ではチェーンで構成されているが、紐やベルトなどで構成されてもよい。
以上、本実施形態のカーテン開閉装置100の構成について説明した。次に、カーテン開閉装置100の作用について、図4を参照しながら説明する。図4は園芸施設10とカーテン130の大きさに対応した連結フック150のチェーン140への取り付け位置を示す図であり、(a)は園芸施設に対してカーテンが大きいときの状態を示す図であり、(b)は園芸施設に対してカーテンが小さいときの状態を示す図である。
園芸施設10に比べてカーテン130が大きい場合は、図4(a)に示したように、カーテン開閉装置100は、あらかじめカーテン130の端部開口部132-2、132-3に係止しておいた連結フック150を、チェーン140のランナー側端部寄りの好適な環状部142に係止する。本例では、チェーン140のランナー側端部の環状部142に連結フック150を連結している。
園芸施設10に比べてカーテン130が小さい場合は、図4(b)に示したように、カーテン開閉装置100は、チェーン140の自由端部寄りの任意の環状部142に連結フック150を係止する。本例では、チェーン140の自由端部から4つ目の環状部142に連結フック150を連結している。
このように、園芸施設10とカーテン130の大きさにかかわらず、カーテン130の端部開口部132-2、132-3に係止しておいた連結フック150を、チェーン140の好適な環状部142に連結するだけで、カーテン130を端部ランナー120-2、120-3に連結する作業と、カーテン130と端部レール110-2との相対位置を調整する作業と、が同時に行われる。また、連結フック150に係止された環状部142から自由端側に位置する各環状部142は、カーテン130と干渉することなく垂下する。
以上、本実施形態のカーテン開閉装置100の作用について説明した。次に、カーテン開閉装置100の動作について、図5~図7を参照しながら説明する。図5は、カーテンの開閉動作を説明するための図であり、(a)はカーテンが閉じられた状態を示す側面図であり、(b)はカーテンの開閉途中の状態を示す側面図であり、(c)はカーテンが開かれた状態を示す側面図である。図6は、カーテンの一部を畳み込んだ状態を示す斜視図である。図7は、カーテンの一部を畳み込んだ状態を示す正面図である。
(カーテン130の開放動作)
カーテン130を開けるときには、図5(a)に示す操作手段160の操作部168を持って園芸施設10の奥行方向の奥側に移動する。これにより、図6に示したように、3つの牽引部162、164、166の連結部が操作部168に引っ張られて、3つの牽引部162、164、166の一端がそれぞれ連結されている3つのランナー120を一斉に園芸施設10の奥行方向の奥側に向けて引っ張る。このため、カーテン130が園芸施設10の奥行方向の奥側に向かって畳み込まれていく。
よって、図5(b)に示したように、各ランナー120がレール110に沿って園芸施設10の奥行方向に移動し、カーテン130が開けられる。操作部168を園芸施設10の奥行方向にさらに引っ張ると、図5(c)に示したように、カーテン130は、カーテンは園芸施設10の奥側に畳み込まれる。
(カーテン130の閉鎖動作)
次に、カーテン130を閉じるときには、図5(c)に示す操作部168を持って園芸施設10の奥行方向の手前側に移動する。これにより、前述したカーテン130を開放するときとは逆に、図6に示したように、3つのランナー120が一斉に園芸施設10の奥行方向の手前側に向けて引っ張られる。このため、各ランナー120がレール110に沿って園芸施設10の奥行方向に沿って移動していく。よって、図5(b)に示したように、畳み込まれていたカーテン130が、展開していく。このようにして、カーテン130が、図5(a)に示したように、閉じられる。
以上のようなカーテン130の開閉動作の際に、図7に示したように、チェーン140の連結フック150に係止された環状部142から自由端側に位置する各環状部142は、カーテン130と干渉することなく垂下している。このため、垂下した環状部142がカーテン130の開閉動作の邪魔になることはない。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、ランナー120には長手方向に複数に環状部142を有するチェーン140が接続され、カーテン130は複数の環状部142のうちいずれかと連結フック150によって連結するようにしたため、ランナー120とカーテン130との距離に合わせて位置調整部に対する連結フック150の係止位置を変更することで、ランナー120とカーテン130とを連結すると同時に好みの距離に設定することができる。また、チェーン140をカーテン130の左右に位置するランナー120に設け、係止する環状部142の位置を左右で合わせることで、カーテン130の左右のバランスをとることができる。特に園芸施設10内に設置されるカーテン130に適用した場合は、園芸施設10の大きさに合わせてカーテン130の張り具合を最適な状態となるよう調整できる。
また、チェーン140のいずれかの環状部142を連結フック150によってカーテン130に連結するだけで、カーテン130の張り具合を最適な状態となるよう調整できる。また、チェーンを採用することで高い耐久性を備えることができる。
また、チェーン140は、一端がランナー120に接続され、他端が自由端であり、連結フック150に係止された環状部142から自由端側に位置する各環状部142は、前記カーテン130と干渉することなく垂下するようにした。このため、係止位置の調整によってチェーンの余剰となった部分はカーテン130と干渉することなく自重によって垂下するので、カーテン130の開閉に支障が出ることを防止できる。
また、ランナー120と前記カーテン130とは水平方向に連結する構成であるため、本実施形態のカーテン開閉装置100を園芸施設10内で使用するのに好適である。すなわち、園芸施設10内で天井部を覆うようにカーテン130を設ける場合、園芸施設10内の天頂部と左右の肩部にレール110を配置し、左右の肩部に配置したレール110に沿って開閉するランナー120とカーテン130とを連結するような構成が考えられるが、ランナー120とカーテン130とを水平方向に連結できるため、カーテン130を水平方向に配置することができる。よって、園芸施設10内で天井部を覆うようにカーテン130を容易に設置することができる。
また、ランナー120とカーテン130とは水平方向に連結可能であり、かつランナー120とカーテン130とをチェーン140を介して連結するようにすると、チェーン140は水平方向に配置されることになり、ランナー120とカーテン130とを容易に水平方向に連結できる。さらにこのような構成を園芸施設10内の天井部を覆うように設置されるカーテン130に適用した場合は、園芸施設10の大きさに合わせてカーテン130の張り具合を最適な状態となるよう調整できる。
またさらに、ランナー120とカーテン130とは水平方向に連結可能であり、かつチェーン140の一端がランナー120に接続され他端が自由端である構成と併用すると、連結フック150に係止された環状部142から自由端側に位置する各環状部142が自然に垂下し、チェーン140とカーテン130との干渉が回避されて、カーテン130の開閉に支障が出ることを防止できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態のカーテン開閉装置200について、図8を参照しながら説明する。図8は、第2の実施形態のカーテン開閉装置がカーテンを奥行方向の両側から開閉する例を示す側面図である。本実施形態のカーテン開閉装置200は、第1の実施形態のカーテン開閉装置100がカーテン130を園芸施設10の奥行方向の片側からの開閉するものであったのに対し、カーテン230を園芸施設10の奥行方向の両側から開閉するものである。
カーテン開閉装置200は、図8に示したように、園芸施設10の奥行方向において、カーテン230の両端部に操作手段260が設けられる。このような構成により、カーテン230は、園芸施設10の奥行方向の両側から開閉する。その他の点については、上記第1の実施形態と実質的に同様であるので、重複説明を省略する。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、カーテン230を両側から開閉するようにしたことにより、園芸施設10の所望の位置に日向や日陰を作ることができるため、園芸施設10の使用方法にバリエーションが増える。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、カーテン開閉装置100を、園芸施設10に用いた例について説明したが本発明はこれに限定されず、各種施設に採用することができる。
例えば、上記実施形態では、位置調整部は長尺状のチェーン140であり、係止部はチェーン140を構成する環状部142である構成としたが、本発明はこの例に限定されない。位置調整部はカーテンとレールとの相対位置を調整できるものであれば何でもよい。例えば、位置調整部を板状の部材として、係止部としてフックや穴などを設けた構成でもよい。
また、上記実施形態では、チェーン140は、一端が端部ランナー120-2、120-3に接続され、他端が自由端であり、連結フック150に係止された環状部142から自由端側に位置する各環状部142は、カーテン130と干渉することなく垂下する構成としたが、本発明はこの例に限定されない。連結フックに係止された環状部から自由端側に位置する各環状部は、垂下される構成とされなくてもよい。例えば、自由端に位置する環状部を連結フックに係止させたり、他の環状部や端部ランナーに連結したりするなどしてもよい。
また、上記実施形態では、端部ランナー120-2、120-3とカーテン130とは水平方向に連結したが、本発明はこの例に限定されない。端部ランナーとカーテンとは、必ずしも水平方向に連結される必要はなく、例えば、水平方向からわずかにずれたり、端部ランナーとカーテンとを鉛直方向や、斜め方向に連結したりしてもよい。
また、上記実施形態では、中央ランナー120-1はチェーン140及び連結フック150を介さずに中央ランナー用フック122によって中央開口部132-1と連結するようにしたが、本発明はこの例に限定されない。中央ランナー120-1と中央開口部132-1とをチェーン140及び連結フック150によって連結し、カーテン両端部だけでなくカーテン幅方向の中央部も位置調整可能に各ランナーと連結するようにしてもよく、カーテン幅方向の中央部のみ位置調整可能に各ランナーと連結してもよい。
上記実施形態、応用例、変形例は、任意に組み合わせて実施することができる。
10 園芸施設
12 アーチフレーム
14 母屋フレーム
100、200 カーテン開閉装置
110 レール(支持部材)
110-1 中央レール
110-2、110-3 端部レール
112 ブラケット
120 ランナー(案内部材)
120-1 中央ランナー(案内部材)
120-2、120-3 端部ランナー(案内部材)
122 中央ランナー用フック
130、230 カーテン
132-1 中央開口部
132-2、132-3 端部開口部
140 チェーン(位置調整部)
142 環状部(係止部)
150 連結フック(連結部)
152 開閉部
160、260 操作手段
162、164、166 牽引部
168 操作部

Claims (1)

  1. 対向して配置される複数の支持部材と、
    複数の前記支持部材にそれぞれ配置され、前記支持部材に沿って走行する複数の案内部材と、
    対向して配置される複数の前記支持部材の間に配置され、複数の前記案内部材に両端に沿った複数個所が水平方向に支持されて前記案内部材とともに前記支持部材に沿って開閉可能に案内されるカーテンと、
    を備え、
    前記案内部材には複数の係止部を有する位置調整部が水平方向に接続され、
    前記カーテンは、山形に構成され、両端が前記位置調整部の複数の係止部のうちいずれかと連結部によって連結されることによって、複数の前記支持部材の対向する間隔に応じて前記カーテンと前記支持部材との水平方向の相対位置が調整され
    前記位置調整部は長尺状のチェーンであり、前記係止部は前記チェーンを構成する環状部であり、
    前記チェーンは、一端が前記案内部材に接続され、他端が自由端であり、
    前記連結部は、前記カーテンと前記環状部とをこれらの間に空隙を設けて着脱自在に連結する環状の部材であり、
    前記連結部に係止された環状部から自由端側に位置する各環状部は、前記カーテンと干渉することなく垂下することを特徴とする、カーテン開閉装置。
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