JP2017080158A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017080158A
JP2017080158A JP2015212929A JP2015212929A JP2017080158A JP 2017080158 A JP2017080158 A JP 2017080158A JP 2015212929 A JP2015212929 A JP 2015212929A JP 2015212929 A JP2015212929 A JP 2015212929A JP 2017080158 A JP2017080158 A JP 2017080158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
range
projection
value
display
operation target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015212929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6598636B2 (ja
Inventor
康文 ▲高▼間
康文 ▲高▼間
Yasufumi Takama
遠藤 隆明
Takaaki Endo
隆明 遠藤
佐藤 清秀
Kiyohide Sato
清秀 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015212929A priority Critical patent/JP6598636B2/ja
Priority to US15/333,594 priority patent/US10482651B2/en
Priority to CN201610928335.9A priority patent/CN107018403B/zh
Publication of JP2017080158A publication Critical patent/JP2017080158A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6598636B2 publication Critical patent/JP6598636B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3179Video signal processing therefor
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/08Volume rendering
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T19/00Manipulating 3D models or images for computer graphics
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0012Biomedical image inspection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/363Image reproducers using image projection screens
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10072Tomographic images
    • G06T2207/10081Computed x-ray tomography [CT]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10072Tomographic images
    • G06T2207/10088Magnetic resonance imaging [MRI]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10116X-ray image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2210/00Indexing scheme for image generation or computer graphics
    • G06T2210/41Medical

Abstract

【課題】特徴点を投影像に重畳表示する場合に、投影範囲と表示範囲が所定の関係を満たすようにそれぞれの範囲を調整することで、投影像の投影範囲と特徴点の表示範囲のそれぞれを適切に設定できる画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、ボリュームデータを取得する画像取得手段と、ボリュームデータにおける被検体の特徴点の座標を取得する特徴点取得手段と、ボリュームデータから投影像を生成するための投影範囲を設定し、特徴点の表示範囲を設定し、投影範囲と表示範囲が所定の関係を満たすように、投影範囲及び表示範囲の少なくとも1つを調整する範囲設定手段と、投影範囲に基づいてボリュームデータから投影像を生成し、表示範囲内の特徴点を投影像に重畳する表示制御手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関し、特に、3次元画像の投影像と特徴点を表示する技術に関する。
医用画像撮像装置(X線CTやMRIなど)の3次元画像における組織構造(血管など)を可視化するために、最大値投影法が一般的に用いられる。最大値投影像は、3次元画像に対する所定の投影面上のそれぞれの画素について、当該画素と交差する視線上における3次元画像のボクセルのボクセル値の最大値を取得し(視線上の最大値を投影し)、当該画素の値とすることで生成される(特許文献1参照)。最大値投影像は、MIP(Maximum Intensity Projection)画像とも呼ばれる。
このとき、ボクセルを投影する範囲(以下、投影範囲)が投影面の前後に設定されている場合には、投影範囲内のボクセルのみが投影の対象となる。このように、投影範囲を限定して生成されるMIP画像は、スラブMIP画像と一般に呼ばれる。この方法では、ユーザが投影範囲を設定し、注目する範囲の投影像を生成できるようにする。この方法は、指定した断面の画像のみを表示する場合と比べて、血管のように複数の断面にまたがる構造物の連続性を把握することが可能である。
なお、観察したい部位が周囲より低いボクセル値で表れる場合には、最大値ではなく最小値を投影するMinIP(Minimum Intensity Projection)画像が用いられる。以下では、MIP画像やMinP画像を総称して投影像と呼ぶ。
一方、3次元画像における特徴点の位置が取得されている場合に、その分布をユーザが把握できるようにするために、特徴点の3次元座標を投影面に投影して表示することが一般に行われる。特に、3次元画像の断面画像を表示する場合に、その断面を投影面として用いて、投影面の前後に設定した所定の表示範囲内の特徴点を投影面に投影し、その座標を断面画像に重畳表示することが一般に行われる。
特開2013−70776
特徴点の分布を投影像に重畳表示する場合には、投影像の投影範囲と特徴点の表示範囲のそれぞれを適切に設定する必要がある。しかしながら、従来の画像処理装置では、投影範囲と表示範囲をそれぞれ設定できなかったため、これを実現できなかった。
本発明に係る画像処理装置は、ボリュームデータを取得する画像取得手段と、前記ボリュームデータにおける被検体の特徴点の座標を取得する特徴点取得手段と、前記ボリュームデータから投影像を生成するための投影範囲を設定し、前記特徴点の表示範囲を設定し、前記投影範囲と前記表示範囲が所定の関係を満たすように、前記投影範囲及び前記表示範囲の少なくとも1つを調整する範囲設定手段と、前記投影範囲に基づいて前記ボリュームデータから前記投影像を生成し、前記表示範囲内の前記特徴点を前記投影像に重畳する表示制御手段とを備える。
本発明によれば、特徴点の分布を投影像に重畳表示する場合に、投影範囲と表示範囲が所定の関係を満たすようにそれぞれの範囲を調整することで、投影像の投影範囲と特徴点の表示範囲のそれぞれを適切に設定できる。これにより、所望の投影像を取得しつつ、特徴点の分布状況の把握が容易となる。
第1の実施形態に係る、画像表示システムの機器構成を示す図である。 第1の実施形態の処理手順を示すフロー図である。 第1の実施形態の投影範囲を示す模式図である。 第1の実施形態の投影範囲及び表示範囲を示す模式図である。 第1の実施形態の表示画面の表示例を示す図である。 第1の実施形態の範囲設定部の動作を説明する模式図である。 第2の実施形態の投影範囲及び表示範囲の関係を示す模式図である。 第3の実施形態の表示画面の表示例を示す図である。 第3の実施形態の範囲設定部の動作を説明する模式図である。
以下、添付の図面に従って、本発明に係る画像処理装置の好ましい実施形態について詳
説する。
図1は、本実施形態に係る画像処理システムの構成例を示す図である。本発明に係る画像処理装置1は、ボリュームデータを取得する画像取得部110を備える。画像処理装置1は、ボリュームデータにおける被検体の特徴点(血管分岐部や病変部など)の座標を取得する特徴点取得部120を備える。
画像処理装置1は、ボリュームデータの投影像の投影範囲の設定値を設定し、ボリュームデータの特徴点の表示範囲の設定値を設定し、投影範囲と表示範囲が所定の関係を満たすように、投影範囲及び表示範囲の少なくとも1つを調整する範囲設定部160を備える。画像処理装置1は、投影範囲のボリュームデータから投影像を生成し、表示範囲の特徴点を投影像に重畳する表示制御部150を備える。以下、各実施形態について具体的に説明する。
<第1の実施形態>
本実施形態では、3次元画像の投影像と特徴点を表示する装置において、投影像の投影範囲と特徴点の表示範囲を設定し、投影像上に特徴点を重畳表示する例を説明する。
本実施形態における画像表示システムは、画像処理装置1、データベース2、及び表示装置3を含む。画像処理装置1は、データベース2と表示装置3に電気的に接続されている。画像処理装置1は、画像取得部110、特徴点取得部120、投影面設定部130、画像生成部140、表示制御部150、及び範囲設定部160を備える。
画像処理装置1は、投影範囲内の投影像を生成して表示する制御を行う。また、表示範囲内の特徴点を投影像上に重畳表示する制御を行う。その際、画像処理装置1は、投影範囲と表示範囲が所定の関係を満たすように制御(調整)する。データベース2は、X線CTやMRIなどの医用画像撮像装置によって収集された、被検体の3次元画像データを保持している。また、データベース2は、3次元画像に撮像されている被検体内の特徴点の情報を保持している。表示装置3は、液晶モニタなどであり、画像処理装置1により処理された情報を表示する。
次に、図2のフローチャートを用いて、本実施形態における画像処理装置1の各部の動作と処理手順を説明する。
(ステップS200:画像を取得)
ステップS200において、画像取得部110は、被検体を撮像した3次元画像(ボリュームデータ)をデータベース2から取得する。そして、画像取得部110は、取得した3次元画像を、画像生成部140へ送信する。3次元画像は、x方向、y方向、及びz方向のそれぞれに整列したボクセルの集合で構成されるボリュームデータである。各ボクセルはボクセル値を持つ。例えば、CT画像を用いる場合、ボクセル値はCT値である。
(ステップS210:特徴点を取得)
ステップS210において、特徴点取得部120は、ステップS200で取得した3次元画像に撮像されている被検体内の特徴点の3次元座標をデータベース2から取得する。なお、特徴点の3次元座標は3次元画像と同じ座標系で表現されているものとする。データベース2が特徴点の情報を保持していない場合、ユーザがマウスなどの入力装置(図示せず)を用いて、特徴点の追加や修正などの操作を実行し、特徴点の情報を入力してもよい。そして、入力された特徴点の情報が、画像生成部140へ送信される。
(ステップS220:表示パラメータを初期化)
ステップS220において、範囲設定部160は、投影範囲と表示範囲の設定値に初期値を設定し、その情報を画像生成部140へ送信する。例えば、投影範囲と表示範囲の設定値の初期値として、ボリューム画像の観察に用いられる頻度の高い値(例えば、10mm)が設定される。
また、ステップS220において、投影面設定部130は、投影面の初期値を設定し、その情報を画像生成部140へ送信する。ここで、投影面は、投影像を生成する際の投影面であり、特徴点を投影する際の投影面である。投影面の情報は、3次元画像座標系における投影面の位置と方向で定義される。
投影面の方向は、xy面(アキシャル面)、yz面(サジタル面)、及びzx面(コロナル面)に平行な方向だけではなく、任意の方向に設定される。投影面の初期値として、例えば、方向をアキシャル面(xy面)に設定し、位置をボリューム画像の中心に設定することができる。以下では、3次元画像座標系から投影面座標系への座標変換を、変換行列Tで表記する。
(ステップS230:投影像を生成)
ステップS230において、画像生成部140は、ステップS220又はステップS250以降の処理で取得した投影面の情報と投影範囲の設定値に基づいて、ステップS200で取得した3次元画像の投影像を生成する。投影像の生成は、取得した投影面から投影範囲内にある3次元画像のボクセルを投影面に投影し、投影面の同じ位置(座標)に投影される各ボクセルのボクセル値の最大値を当該位置(座標)の画素値とする最大値投影像を生成することで実施する。
なお、投影像の生成方法は、投影範囲内の投影像を生成するものであれば、これ以外の何れの方法であってもよい。投影像の種類は、最大値投影像でもよいし、最小値投影像や平均値投影像であってもよい。
投影像を生成する処理について、図3を用いて説明する。図3は、3次元画像300をxz平面の法線方向(y方向)から見た図である。投影面310の方向は、アキシャル面(xy面)である。なお、y方向は紙面に垂直な方向である。投影範囲320は、投影面310から投影面310の法線方向(z方向)の前後に所定の距離(mm)で設定(表現)される。
投影面310を基準として投影範囲内(図3の矩形330の内部)にあるボクセルを処理対象として、投影面310への投影像が生成される。例えば、投影範囲320が10mmの場合、投影面310から法線方向(z方向)へ前後5mmの範囲内のボクセルが投影の処理対象となる。
(ステップS240:特徴点を重畳して表示)
ステップS240において、画像生成部140は、ステップS220又はS250以降の処理で取得した投影面の情報と表示範囲の設定値に基づいて、ステップS210で取得した特徴点の情報を、ステップS230で生成した投影像に重畳した表示画像を生成する。さらに、表示制御部150は、表示画像とGUI(図5で後述する)を表示装置3に表示する制御を行う。
特徴点の表示処理について、図4を用いて説明する。図4は、特徴点の表示に関する情報を図3に付加したものである。表示範囲420は、投影面310から投影面310の法線方向(z方向)に前後に所定の距離(mm)で設定(表現)される。投影面310を基準として表示範囲内(図4の矩形430の内部)にある特徴点400a,400bが投影面上に投影される。
そして、特徴点400a,400bと投影面310の同じ位置(座標)に投影される各ボクセルのボクセル値の最大値を当該位置(座標)の画素値とするとともに、当該位置(座標)に特徴点の存在を表すマーク(例えば「×」マーク)が重畳される。
図4の例では、表示範囲内にある特徴点400aと400bの存在を表すマークがそれぞれ440aと440bに投影され、表示範囲外の特徴点400cの存在を表すマークは投影されない。一方、特徴点400aのように、投影範囲外であっても表示範囲内であれば、特徴点の存在を表すマークが投影される。表示範囲内であることを判定するために、画像生成部140は、特徴点400a,400b,400cの3次元画像空間における座標を、投影面310を基準(z=0)とする座標に変換行列Tを用いて変換する。
そして、画像生成部140は、変換後のz座標の絶対値により、投影面310からの特徴点の距離を得る。例えば、表示範囲420の設定値が20mmの場合、z座標が−10mmから10mmの特徴点を表示対象とし、その範囲外の特徴点を非表示とする。
(ステップS250:投影面を変更)
ステップS250において、投影面設定部130は、投影面310の変更に関するユーザの操作を受け付け、投影面310の変更に関する情報を画像生成部140へ送信する。ユーザは、公知の3次元画像ビューアなどと同様に、マウスやキーボードなどユーザインターフェイス(図示せず)を用いて、投影面310の位置と方向を任意に設定することができる。
(ステップS260:投影範囲及び表示範囲の指定値を取得)
ステップS260において、範囲設定部160は、ユーザによる投影範囲320及び表示範囲420の何れか1つの指定値(変更後の設定値)を取得する(指定値取得部としての処理)。指定値とは、新たな設定値として指定される値のことである。例えば、投影範囲320と表示範囲420のそれぞれのスライダーをGUIとして表示画面に表示し、ユーザが投影範囲320又は表示範囲420の設定値を変更しようとして、インジケーターを移動させることにより、ユーザからの指定値が取得される。
このとき、ユーザがスライダーを操作する前の状態では、それぞれのスライダーは、バー上のインジケーターの位置として、投影範囲320と表示範囲420の現在の設定値を提示している。ユーザは、2つのスライダーの何れか1つのインジケーターを操作する(バー上で移動させる)ことで、従来の設定値を変更して指定値を入力する操作を行う。
投影範囲320と表示範囲420のうち、本ステップで範囲設定部160が指定値を取得した範囲(設定値を変更した範囲)を「操作対象」と呼び、範囲設定部160が指定値を取得していない範囲(設定値を変更していない範囲)を「非操作対象」と呼ぶ。範囲設定部160は、投影範囲320及び表示範囲420の何れか一方を操作対象とし、他方を非操作対象として、操作対象の設定値を指定する指定値を取得する。
(ステップS270:指定値に基づき設定値を制御)
ステップS270において、範囲設定部160は、ステップS260で取得した操作対象の指定値に基づき、非操作対象の設定値を設定する(調整又は制御する)処理を行う。具体的には、範囲設定部160は、操作対象の指定値を操作対象の新たな設定値として設定するとともに、操作対象の指定値と非操作対象の設定値とが所定の関係を満たすように、非操作対象の設定値を調整する。
範囲設定部160は、操作対象の指定値と非操作対象の従来の設定値とに基づいて、投影範囲320と表示範囲420の新たな設定値を決定する(調整又は制御する)処理を行う。そして、決定した設定値を画像生成部140へ送信する。
この処理は、変更後の投影範囲320と表示範囲420の設定値が所定の関係を満たすように実施される。範囲設定部160は、ステップS260で得た操作対象の指定値を、当該操作対象の新たな設定値とする。次に、範囲設定部160は、操作対象の新たな設定値と、非操作対象の従来の設定値が所定の関係を満たすか否かを判定する。そして、所定の関係を満たす場合には、範囲設定部160は、非操作対象の従来の設定値を修正しない。一方、所定の関係を満たさない場合には、範囲設定部160は、当該関係を満たすように非操作対象の設定値を修正する(調整又は制御する)処理を行う。
このとき、非操作対象の設定値は、当該関係を満たす値の中で、従来の設定値に最も近い値を選択するようにできる。すなわち、範囲設定部160は、設定値の修正量を最小限にするような修正を行うことができる。
本実施形態における所定の関係は、「表示範囲が投影範囲を包含する」という関係である。これは、投影範囲320が表示範囲420よりも大きくならないように制御(調整)することを意味している。具体的には、操作対象の新たな設定値と非操作対象の従来の設定値を比較し、投影範囲320が表示範囲420より大きい場合には、非操作対象の設定値を修正して操作対象の新たな設定値と一致させるようにする制御(調整)を行う。
これにより、投影範囲320と表示範囲420が等しくなり、「表示範囲が投影範囲を包含する」という関係が成立する。すなわち、投影範囲320が操作対象であって、投影範囲320の新たな設定値が表示範囲420の従来の設定値より大きい場合には、範囲設定部160は、投影範囲320の新たな設定値と等しくなるように表示範囲420の設定値を修正する。
すなわち、範囲設定部160は、投影範囲320が表示範囲420より大きい場合は、表示範囲420が投影範囲320を包含するという所定の関係を満たすように、表示範囲420を投影範囲320と同じ範囲に調整する。
一方、表示範囲420が操作対象であって、表示範囲420の新たな設定値が投影範囲320の従来の設定値より小さい場合には、範囲設定部160は、表示範囲420の新たな設定値と等しくなるように投影範囲320の設定値を修正する。
すなわち、範囲設定部160は、表示範囲420が投影範囲320より小さい場合は、表示範囲420が投影範囲320を包含するという所定の関係を満たすように、投影範囲320を表示範囲420と同じ範囲に調整する。
このように、範囲設定部160は、投影範囲320が表示範囲420に包含されるという所定の関係を満たすように、投影範囲320及び表示範囲420の少なくとも1つを調整する。
図5を用いて、表示装置3に表示される表示画面の一例を説明する。表示装置3に表示される表示画面500には、投影像に特徴点の存在を表すマークが重畳された重畳投影像510が表示される。重畳投影像510は、ステップS230及びステップS240で画像生成部140が生成した画像である。これは、3次元画像300から生成した投影像上に、表示範囲内にある特徴点400の存在を表すマークを表示した画像である。
投影範囲スライダー520は、ユーザがシステムに投影範囲320の指定値を入力するためのGUIであり、バー540とインジケーター550で構成される。バー540上におけるインジケーター550の位置は、投影範囲320の現在の設定値を示している。インジケーター550が左に移動することにより投影範囲320を狭く、インジケーター550が右に移動することにより、投影範囲320を広くすることができる。インジケーター550がバー540の左端にある場合、投影範囲320は0mmとなる。また、インジケーター550がバー540の右端にある場合、投影範囲320は所定の最大値となる。
表示範囲スライダー530は、ユーザがシステムに表示範囲420の指定値を入力するためのGUIであり、バー560とインジケーター570で構成される。バー560上におけるインジケーター570の位置は、表示範囲420の現在の設定値を示している。インジケーター570が左に移動することにより表示範囲420は狭く、インジケーター570が右に移動することにより、表示範囲420は広くなる。
インジケーターを操作した結果、例えば、スライダーの値が1増加すると投影範囲320や表示範囲420は1mm広くなり、1減少すると1mm狭くなる。
なお、図5に示すような連動モード指示部580をGUIとして表示画面500に表示し、複数の範囲(投影範囲320及び表示範囲420)が連動して移動するように、ユーザが連動モードを指示できるようにしてもよい。
例えば、連動モードとして「条件連動」が指示された場合に、範囲設定部160は、ステップS260で得た操作対象の指定値と所定の関係(例えば、上記の関係)を満たすように非操作対象の設定値を制御(調整)してもよい。
また、連動モードとして「非連動」が指示された場合に、範囲設定部160は、ステップS260で得た操作対象の指定値を新たな設定値として設定し、非操作対象の設定値は変更しない処理を行ってもよい。すなわち、範囲設定部160は、操作対象の指定値に応じて非操作対象の設定値を制御(調整)する処理は行わない。
また、連動モードとして「完全連動」が指示された場合に、範囲設定部160は、ステップS260で得た操作対象の指定値を、非操作対象の新たな設定値として設定する処理を行ってもよい。すなわち、範囲設定部160は、複数の範囲(投影範囲320及び表示範囲420)が同じ値に設定されるような制御(調整)を行う。これによると、ユーザは適切な連動モードを選択して、投影像と特徴点の観察を行うことができる。
図6を用いて、範囲設定部160がステップS260とS270で行う処理を例示的に説明する。図6(a)及び図6(b)は、投影範囲320を操作対象として指定値を与える例を示している。図6(a)では、インジケーター550aとインジケーター570aのそれぞれの位置が、投影範囲320と表示範囲420の現在の設定値を表している。ここで、図6(a)のように、ユーザがマウスカーソル700で投影範囲スライダー520を操作して、インジケーター550を550aから550bの位置に移動させたとする。
このとき、範囲設定部160は、ステップS260の処理として、インジケーター550bの位置を投影範囲320の指定値として取得する。そして、ステップS270の処理として、インジケーター550bの指定値を投影範囲320の新たな設定値とする。
図6(a)において、表示範囲420の従来の設定値(インジケーター570a)は、投影範囲320の新たな設定値(インジケーター550b)よりも大きい。すなわち、上記の所定の関係を満たしているので、表示範囲420の設定値は変更されない。図6(a)の「非連動」と記載した領域内をユーザが投影範囲320の指定値として与えた場合、上記の所定の関係が維持されるため、表示範囲420の設定値は変化しない。
図6(b)において、ユーザがインジケーター550を550bから550cの位置に移動させたとする。このとき、図6(b)において、表示範囲の従来の設定値(インジケーター570a)は、投影範囲320の新たな設定値(インジケーター550c)よりも小さくなる。すなわち、上記の所定の関係を満たさなくなるので、範囲設定部160は、ステップS270の処理として、表示範囲420の設定値をインジケーター570aの位置からインジケーター570bの位置に修正する処理を行う。
図6(b)の「連動」と記載した領域内をユーザが投影範囲320の指定値として与えた場合、表示範囲420の設定値は、これに追従するように(投影範囲320の指定値と同じ値になるように)修正される。このとき、表示範囲スライダー530のインジケーター570の表示も、インジケーター570bの位置に更新される。
図6(c)及び図6(d)は、表示範囲420を操作対象として指定値を与える例を示している。図6(c)及び図6(d)のように、ユーザが表示範囲スライダー530のインジケーター570を570dから570eの位置に移動させ、570eから570fの位置に移動させる場合をそれぞれ考える。このとき、図6(c)において、投影範囲320の従来の設定値(インジケーター550d)は、表示範囲420の新たな設定値(インジケーター570e)よりも小さい。
すなわち、上記の所定の関係を満たしているので、投影範囲320の設定値は変更されない。一方、図6(d)において、投影範囲320の従来の設定値(インジケーター550d)は、表示範囲420の新たな設定値(インジケーター570f)よりも大きくなる。すなわち、上記の所定の関係を満たさなくなるので、範囲設定部160は、ステップS270の処理として、投影範囲320の設定値をインジケーター550dの位置からインジケーター550eの位置に修正する処理を行う。その他の動作は、図6(a)及び図6(b)と同様であるので説明を省略する。
なお、上記の例では、範囲設定部160が、操作対象の指定値を操作対象の新たな設定値として、所定の関係を満たすように非操作対象の設定値を修正する。しかし、操作対象の指定値と非操作対象の従来の設定値とに基づいて、投影範囲320と表示範囲420の新たな設定値を決定する処理はこれに限定されるものではない。
例えば、操作対象の指定値と非操作対象の従来の設定値が所定の関係を満たさない場合には、当該関係を満たすように操作対象の設定値を定めるようにしてもよい。このとき、操作対象の設定値は、当該関係を満たす値の中で、指定値に最も近い値に選択される。すなわち、指定値からの乖離を最小限にするような修正を行うことができる。これによると、操作対象の設定値の変更が非操作対象の設定値に影響を及ぼさないという、後述する第3の実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、投影範囲320及び表示範囲420の何れかを優先する範囲(優先範囲)として定めておいて、何れかの範囲の指定値が与えられた場合において、何れの範囲が操作対象であっても、優先しない範囲(非優先範囲)の設定値を修正(調整)するようにしてもよい。例えば、優先範囲の指定値が操作された場合には、上記と同様に該指定値を操作対象の新たな設定値として設定するとともに、所定の関係を満たすように非操作対象の設定値を修正(調整)してもよい。また、優先しない範囲の指定値が操作された場合には、非操作対象の設定値は調整せずに、所定の関係を満たすように、指定値に基づいて操作対象の設定値を修正(調整)するようにしてもよい。すなわち、所定の関係が満たされている場合には、指定値を操作対象の新たな設定値として設定する。一方、所定の関係が満たされていない場合には、所定の関係を満たす値の中で指定値に最も近い値を選択して、操作対象の新たな設定値として設定(調整)する。このとき、優先する範囲を設定するか否か、何れの範囲を優先するかの設定は、連動モード指示部580などを介して(例えば、選択項目を追加することにより)、ユーザが選択できる構成とすることができる。
(ステップS280:処理終了の判定)
ステップS280において、画像処理装置1は、ユーザの指示などに基づき、画像の表示制御処理を終了するか否かを判定する。終了しないと判断した場合は処理をステップS290へと進め、終了すると判断した場合は画像処理装置1の処理フローを終了する。
(ステップS290:表示パラメータの変更の判定)
ステップS290において、画像処理装置1は、表示パラメータ(投影面310の情報、投影範囲320の設定値、及び表示範囲420の設定値など)の変更があったか否かを判定する。変更があった場合には、処理をステップS230へ戻し、新たな表示パラメータを用いてステップS230以降の処理を続ける。一方、変更がなかった場合には、処理をステップS250に戻し、表示パラメータの変更を受け付ける処理を行う。
以上によって、本実施形態における画像処理装置の処理が実行され、投影範囲320と表示範囲420が所定の関係を満たすように設定される。この結果、投影像に適切な投影範囲と特徴点の表示に適切な表示範囲をそれぞれ設定することで、投影像と特徴点の同時観察に適した表示条件でこれらの情報を観察することができる。
また、表示範囲が投影範囲を包含するという条件を用いると、投影範囲が表示範囲を超えるように指定しようとした場合に、投影範囲と表示範囲は同じ値に設定される。この結果、投影範囲が特徴点の表示範囲を超えることにより、当該超えた部分の特徴的部位が投影像内に投影されている場合に、当該特徴的部位に対応する特徴点の存在情報が投影像上に表示されないという表示の不整合を防ぐことができる。
また、所定の関係を満たす範囲であれば、投影範囲と表示範囲を独立して自由に指定することができる。この結果、例えば、投影範囲としては体表などの高輝度な領域を除外した範囲を指定しつつ、表示範囲としてはそれよりも広い被検体全体を含む範囲を指定するなどの、投影範囲及び表示範囲の自由な設定が可能となる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、操作対象(例えば、投影範囲320)の指定値と非操作対象(例えば、表示範囲420)の現在の設定値を比較し、所定の関係を満たすように非操作対象の設定値が修正される。
本実施形態に係る画像処理装置1は、投影範囲と表示範囲のそれぞれに対して現在の設定値とは別に指定値を保持するようにして、当該指定値同士が所定の関係を満たすか否かによって、最新の設定値を決定する処理を行う。範囲設定部160は、投影範囲320及び表示範囲420の設定値を指定する指定値をそれぞれ取得する。そして、取得した指定値に基づいて、投影範囲320及び表示範囲420の設定値が所定の関係を満たすように、投影範囲320及び表示範囲420の設定値を設定(調整)する。
本実施形態における画像処理装置1の各部の動作と処理手順を説明する。本実施形態では、ステップS220,S260,S270における範囲設定部160の処理の一部とステップS240における表示制御部150の処理の一部が、第1実施形態とは特徴的に異なっている。なお、上記の実施形態と同様の構成、機能、及び動作についての説明は省略し、主に本実施形態との差異について説明する。
(ステップS220:表示パラメータを初期化)
ステップS220において、範囲設定部160は、第1の実施形態と同様に、投影範囲320及び表示範囲420の設定値と投影面310の初期値を設定し、その情報を画像生成部140へ送信する。更に、本実施形態では、範囲設定部160は、投影範囲320と表示範囲420の指定値にも初期値を設定する。例えば、投影範囲320と表示範囲420のそれぞれについて、設定値の初期値と同じ値を指定値の初期値とする。
(ステップS240:特徴点を重畳して表示)
ステップS240において、画像生成部140は、第1の実施形態と同様に重畳投影像510を生成する。また、表示制御部150は、重畳投影像510とGUIを表示装置3に表示させる制御を行う。ただし、本実施形態におけるGUIの表示は、第1の実施形態での表示(図5)とは一部が異なる。
具体的には、投影範囲320と表示範囲420を設定するためのそれぞれのスライダー520,530をGUIとして表示画面に表示する。その際、現在の設定値をインジケーター550,570の位置として表示するとともに、現在の指定値の位置を示すアイコンをそれぞれのスライダーのバー上に表示する。
(ステップS260:投影範囲及び表示範囲の指定値を取得)
ステップS260において、範囲設定部160は、ユーザによる投影範囲320及び表示範囲420の何れか1つの指定値を更新する(指定値取得部としての処理)。第1の実施形態と同様、投影範囲320と表示範囲420のそれぞれのスライダーをGUIとして表示画面に表示し、インジケーターを移動させることにより、ユーザからの指定値が取得される。ユーザは、2つのスライダーの何れか一方のインジケーターを操作することで、操作対象の指定値を入力する操作を行う。範囲設定部160は、GUIから得た値によって、操作対象の指定値を更新(上書き)する。このとき、非操作対象の指定値は更新せずに保持しておく。
(ステップS270:指定値に基づき設定値を制御)
ステップS270において、範囲設定部160は、ステップS260で取得した操作対象の更新された指定値と、非操作対象の現在の指定値とに基づいて、投影範囲と表示範囲の新たな設定値を決定する(調整又は制御する)処理を行う。そして、決定した設定値を画像生成部140へ送信する。
この処理は、変更後の投影範囲320と表示範囲420の設定値が所定の関係を満たすように実施される。すなわち、範囲設定部160は、ステップS260で得た操作対象の指定値を、当該操作対象の新たな設定値とする。次に、範囲設定部160は、操作対象の指定値と、非操作対象の指定値が所定の関係を満たすか否かを判定する。
そして、所定の関係を満たす場合には、範囲設定部160は、非操作対象の指定値を当該非操作対象の設定値とする。一方、所定の関係を満たさない場合には、範囲設定部160は、当該関係を満たすように非操作対象の設定値を設定する(調整又は制御する)処理を行う。このとき、範囲設定部160は、非操作対象の設定値は当該関係を満たす値の中で、現在の指定値に最も近い値を選択するようにできる。
以下、本ステップの処理によって、投影範囲320と表示範囲420のそれぞれの指定値に基づいてそれぞれの設定値が制御(調整)される様子を、図7(a)及び図7(b)を用いて説明する。なお、以下の説明では、所定の関係として、「表示範囲が投影範囲を包含する」という関係を用いる場合を例として説明する。
図7(a)は、ユーザが投影範囲スライダー520を操作する場合、すなわち、投影範囲を操作対象とした場合における、更新された投影範囲320の指定値610、表示範囲420の現在の指定値600、及び結果として得られる投影範囲320と表示範囲420の設定値620の関係を示す図である。投影範囲320の指定値610aが表示範囲420の指定値600よりも小さい場合、2つの指定値は所定の関係を満たしているので、範囲設定部160は、それぞれの指定値をそのまま設定値620aとして設定する。
一方、投影範囲320の指定値610bが表示範囲420の指定値600よりも大きい場合、2つの指定値は所定の関係を満たしていないので、範囲設定部160は、所定の関係を満たすように設定値を設定する。すなわち、範囲設定部160は、投影範囲320の指定値610bを、表示範囲420と投影範囲320のそれぞれの設定値620bとして設定する。
このように、範囲設定部160は、投影範囲320が表示範囲420より大きい場合は、表示範囲420が投影範囲320を包含するという所定の関係を満たすように、表示範囲420を投影範囲320と同じ範囲に調整する。
以上の処理により、範囲設定部160は、指定値610を常に投影範囲320として設定する。また、範囲設定部160は、表示範囲420が指定値600を下回ることがないように制限しつつ、それ以外では、投影範囲320と同じ範囲を表示範囲420として設定する。すなわち、表示範囲420の指定値600は、表示範囲420の所定の最小値として機能する。言い換えると、指定値610が表示範囲420の所定の最小値(指定値600)より大きい場合(すなわち、前述した所定の関係を満たさない場合)は、範囲設定部160は、投影範囲320と同じ範囲を表示範囲420として設定(調整又は制御)する。一方、指定値610が当該最小値600より小さい場合(すなわち、前述した所定の関係を満たす場合)は、範囲設定部160は、当該最小値600を表示範囲420として設定する。
図7(b)は、ユーザが表示範囲スライダー530を操作する場合、すなわち、表示範囲を操作対象とした場合における、更新された表示範囲420の指定値600、投影範囲320の現在の指定値610、及び結果として得られる投影範囲320と表示範囲420の設定値620の関係を示す図である。表示範囲420の指定値600cが投影範囲320の指定値610よりも大きい場合、2つの指定値は所定の関係を満たしているので、範囲設定部160は、それぞれの指定値をそのまま設定値620cとして設定する。
一方、表示範囲420の指定値600dが投影範囲320の指定値610より小さい場合、2つの指定値は所定の関係を満たしていないので、範囲設定部160は、所定の関係を満たすように設定値を設定する。すなわち、範囲設定部160は、表示範囲420の指定値600dを、投影範囲320と表示範囲420のそれぞれの設定値620dとして設定する。
このように、範囲設定部160は、表示範囲420が投影範囲320より小さい場合は、表示範囲420が投影範囲320を包含するという所定の関係を満たすように、投影範囲320を表示範囲420と同じ範囲に調整する。
以上の処理により、範囲設定部160は、指定値600を常に表示範囲420として設定する。また、範囲設定部160は、投影範囲320が指定値610を上回ることがないように制限しつつ、それ以外では、表示範囲420と同じ範囲を投影範囲320として設定する。すなわち、投影範囲320の指定値610は、投影範囲320の所定の最大値として機能する。言い換えると、指定値600が投影範囲320の所定の最大値(指定値610)より小さい場合(すなわち、前述した所定の関係を満たさない場合)は、範囲設定部160は、表示範囲420と同じ範囲を投影範囲320として設定(調整又は制御)する。一方、指定値600が当該最大値より大きい場合(すなわち、前述した所定の関係を満たす場合)は、範囲設定部160は、当該最大値を投影範囲320として設定する。
以上のように、本実施形態では、第1の実施形態とは異なり、非操作対象の現在の設定値とは無関係に、2つの範囲の指定値に基づいて投影範囲320と表示範囲420の設定値が決定される。図7(a)は、表示範囲420の指定値600によってグラフ630が定義されており、投影範囲320の指定値610によってグラフ630上の位置として設定値620が得られるという関係を図示している。図7(b)は、投影範囲320の指定値610によってグラフ640が定義されており、表示範囲420の指定値600によってグラフ640上の位置として設定値620が得られるという関係を図示している。
以上によって、本実施形態における画像処理装置の処理が実行され、投影範囲と表示範囲が所定の関係を満たすように設定される。本実施形態における画像処理装置によると、ユーザが指定した2つの指定値が所定の関係を満たす場合には、それぞれの指定値を設定値として用いることができる。一方、2つの指定値が所定の関係を満たさない場合には、ユーザが後から設定した一方(操作対象)の指定値に基づいて、2つの設定値が所定の関係を満たすように双方の設定値を設定することができる。
なお、第1の実施形態では、投影範囲320の指定値が増加した後に減少しても、投影範囲320の指定値の増加に伴って増加した表示範囲420の設定値は増加したままで減少しないという挙動の性質があった。これは、第1の実施形態では、非操作対象の「現在の設定値」を比較の基準としているためである。一方、本実施形態では、それぞれの範囲の指定値を比較しているので、上記のような操作を行った場合に、表示範囲420の設定値を減少させて、元の設定値に戻すことができる。
本実施形態により、例えば、ユーザが、表示範囲の最小値(これ以上の小さい値を表示範囲として設定しないという限度値)を表示範囲の指定値として指定しておいて、投影範囲を任意に変更しながら3次元画像を観察する操作を行うことができる。このとき、投影範囲の指定値が表示範囲の指定値(最小値)を上回っている場合には、投影範囲の指定値が投影範囲と表示範囲の設定値として(連動して)設定される。すなわち、ユーザは同一の領域内の投影像と特徴点を観察することができる。
一方、投影範囲の指定値が表示範囲の指定値(最小値)を下回っている場合には、それぞれの指定値がそれぞれの設定値として設定される。これによって、投影像の投影範囲は制約なく調整しながら、特徴点の表示範囲については最小値を設けて特徴点間の位置関係を把握しやすく表示するという効果を得ることができる。
以上、本発明にかかる実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
<第2の実施形態の変形例>
第2の実施形態では、投影範囲320と表示範囲420のそれぞれの指定値をユーザが指定できる場合について述べた。しかし、ユーザによる指定値の指定が行えるのは何れか1つの範囲でもよい。例えば、投影範囲320だけをユーザが指定できる構成であってもよい。この場合、表示範囲420の指定値600としては、所定の値を予め設定しておくことができる。例えば、表示範囲420の最小値(これ以上の小さい値を表示範囲として設定しないという下限を示す値)を予め定めておいて、これを表示範囲420の指定値として用いることができる。
また、表示範囲420だけをユーザが指定できる構成であってもよい。この場合、例えば、投影範囲320の最大値(これ以上の大きい値を投影範囲として設定しないという上限を示す値)を予め定めておき、これを指定値として用いることができる。
このようにすることで、2つの指定値が所定の関係を満たす場合に、それぞれの指定値を設定値として用いつつ、所定の関係を満たさない場合に、ユーザによる指定値を一方の設定値として用いつつ、所定の関係を満たすように他方の設定値を修正することができる。
<第3の実施形態>
第1の実施形態では、操作対象の指定値は制限なく指定可能であり、これに合わせて非操作対象の設定値を修正することで、投影範囲320と表示範囲420の設定値が所定の関係を満たすようにしていた。一方、本実施形態では、指定値の指定可能範囲を、所定の関係を満たす範囲内に収まるように限定する。すなわち、一方の範囲の現在の設定値に応じて、他方の範囲の指定値の指定可能範囲を限定することで、2つの設定値に所定の関係を満たす制御(調整)が実現される。
範囲設定部160は、投影範囲320及び表示範囲420の何れか一方の指定値に基づいて、他方の設定値の上限値又は下限値を設定する。
具体例として、範囲設定部160は、指定値を取得するGUIであるスライダーのインジケーターの移動に制限を設けることによって、表示範囲420が投影範囲320より小さくならないように制御(調整)する。例えば、表示範囲420の現在の設定値を、投影範囲スライダー520のインジケーター550が移動できる上限値として採用することで、投影範囲320の指定可能範囲を動的に設定する。また、投影範囲320の現在の設定値を、表示範囲スライダー530のインジケーター570が移動できる下限値として採用することで、表示範囲420の指定可能範囲を動的に設定する。
以下、本実施形態に係る画像処理装置について説明する。なお、上記の実施形態と同様の構成、機能、及び動作についての説明は省略し、主に本実施形態との差異について説明する。
(ステップS240:特徴点を重畳して表示)
ステップS240において、画像生成部140は、第1の実施形態におけるステップS240の処理と同様に、重畳投影像510を生成する。また、表示制御部150は、重畳投影像510とGUIを表示装置3に表示する制御を行う。ただし、本実施形態におけるGUIの表示は、第1の実施形態での表示(図5)とは一部が異なっている。
具体的には、本実施形態における表示制御部150は、それぞれの指定値の指定可能範囲を、範囲設定部160から取得する。そして、投影範囲320と表示範囲420を設定するためのそれぞれのスライダーをGUIとして表示画面500に表示する際、範囲設定部160は、指定可能範囲内で指定値の指定を許可する(範囲外の値の入力を許可しない)GUIを表示する。
図8は、本実施形態で表示画面500の一部に表示されるGUIの例を示す。第1の実施形態と同様に、投影範囲スライダー520は、バー540とインジケーター550で構成される。ただし、本実施形態では、バー540が、値の設定を許可する(値が設定できる)範囲を示す指定可能範囲541と、値の設定を許可しない(値が設定できない)範囲を示す指定不可範囲542とに分割されて異なる表示様態で表示される。
この結果、以降の処理において、指定不可範囲542の領域にはインジケーター550を移動できないように、GUI上で制御(調整)される。そのため、本実施形態の投影範囲スライダー520において、指定値の指定は、指定可能範囲541でしか行うことができない。表示範囲スライダー530についても同様であり、表示範囲420(図4)の指定可能範囲561で指定を許可する(指定不可範囲562では許可しない)GUIが表示される。
なお、連動モードの選択を行う連動モード指示部880をGUIとして表示画面500に表示し、2つの範囲の連動モードをユーザが指示できるようにしてもよい。例えば、連動モードとして「優先指定なし」が指示された場合に、図4の投影範囲320と表示範囲420のそれぞれの指定可能範囲を制限する様態(図8に示す様態)で、各スライダーの表示を行うようにしてもよい。
連動モードとして「投影範囲優先」が指示された場合には、投影範囲を優先した(優先範囲とした)処理を行う。すなわち、投影範囲スライダー520に関しては、第1の実施形態と同様に、投影範囲320を制限なく自由に指定できるように、指定可能範囲を設けずにスライダーを表示する。そして、表示範囲スライダー530に関してのみ、上記と同様に指定可能範囲561及び指定不可範囲562を設けて表示するようにできる(図9(a))。
また、連動モードとして「表示範囲優先」が指示された場合には、表示範囲を優先した(優先範囲とした)処理を行う。すなわち、表示範囲スライダー530に関しては、第1の実施形態と同様に、表示範囲420を制限なく自由に指定できるように、指定可能範囲を設けずにスライダーを表示する。そして、投影範囲スライダー520に関してのみ、上記と同様に指定可能範囲541及び指定不可範囲542を設けて表示するようにできる(図9(c))。
なお、連動モード指示部880を備えずに、上記の何れかの連動モードを固定値として用いる構成であってもよい。
(ステップS270:指定値に基づき設定値を制御 )
ステップS270において、範囲設定部160は、ステップS260で得た操作対象の指定値を操作対象の設定値として設定して、画像生成部140へ送信する。そして、操作対象の指定値に基づき、非操作対象の設定値を制御(調整)する処理を行う。このとき、操作対象の指定値に基づき非操作対象の設定値を制御(調整)する処理の内容は、連動モードによって異なる。
連動モードが「優先指定なし」の場合には、投影範囲320及び表示範囲420の何れかの操作対象の新たな設定値に基づいて、ユーザが次に指定する指定値の値が所定の関係を満たす範囲内に限定されるように、非操作対象の指定可能範囲を更新する処理を行う。
例えば、投影範囲320が操作対象の場合には、投影範囲320の新たな設定値を、表示範囲420の指定可能範囲561’の下限値として再設定する。また、表示範囲420が操作対象の場合には、表示範囲420の新たな設定値を、投影範囲320の指定可能範囲541’の上限値として再設定する。そして、設定した指定可能範囲を、表示制御部150へ送信する。
本実施形態における範囲制御(調整)方法について、具体的に説明する。まず、投影範囲スライダー520をユーザが操作して投影範囲320を指定する場合を考える。このとき、投影範囲320を指定できる範囲は、指定可能範囲541が示すように、表示範囲420の現在の設定値(インジケーター570が示す値)を上回らない範囲に制限される。すなわち、ユーザは、表示範囲420の現在の設定値を上回る値を投影範囲320として設定することができない。
次に、表示範囲スライダー530をユーザが操作して表示範囲420を指定する場合を考える。このとき、表示範囲420を指定できる範囲は、指定可能範囲561が示すように、投影範囲320の現在の設定値(インジケーター550が示す値)を下回らない範囲に制限される。すなわち、ユーザは、投影範囲320の現在の設定値を下回る値を表示範囲420として設定することができない。
その結果として、2つの範囲の設定値はユーザによって指定される(装置によって自動的に変更されない)という条件下で、2つの範囲の設定値が所定の関係を維持するように制御(調整)される。
連動モードが「投影範囲優先」で、ステップS260で表示範囲420の指定値を得た場合(非優先範囲である表示範囲が操作対象の場合)は、本ステップの処理を終える。すなわち、連動モードが「投影範囲優先」の場合には、表示範囲420の設定値に応じて投影範囲320の指定可能範囲を設定する処理を行わない。
また、連動モードが「投影範囲優先」で、ステップS260で投影範囲320の指定値を得た場合(優先範囲である投影範囲が操作対象の場合)には、第1の実施形態におけるステップS270と同様の処理を行う。すなわち、取得した指定値を投影範囲320の新たな設定値として設定するとともに、投影範囲320の新たな設定値と表示範囲420の従来の設定値とが所定の関係を満たすように、表示範囲420の設定値を修正する(調整又は制御する)処理を行う。また、図9(b)に示すように、投影範囲320の新たな設定値550’を、表示範囲420の指定可能範囲561’の下限値570’として再設定して、表示制御部150へ送信する。
図9(a)及び図9(b)では、連動モードが「投影範囲優先」の場合において、投影範囲が550から550’に変更された場合のGUIの挙動が例示されている。このとき、表示範囲420の設定値は所定の関係を満たすように570から570’へと修正される。そして、表示範囲420の指定可能範囲561が指定可能範囲561’に、指定不可範囲562が指定不可範囲562’に更新される。
図9(c)及び図9(d)では、連動モードが「表示範囲優先」の場合のGUIの挙動が例示されている。連動モードが「表示範囲優先」の場合の処理も同様である。すなわち、ステップS260で表示範囲420の指定値を得た場合(優先範囲である表示範囲が操作対象の場合)には、第1の実施形態におけるステップS270と同様の処理で投影範囲320の設定値が更新(調整)される。また、それとともに、表示範囲420の新たな設定値が、投影範囲320の指定可能範囲541’の上限値として再設定されて、表示制御部150へ送信される。詳細な説明は省略する。
これによると、優先する一方の範囲の指定は制約なくユーザが行えるようにしたうえで、他方の範囲の指定によって優先する範囲の設定値が変更されない。また、2つの範囲の設定値が所定の関係を維持するように制御(調整)することができる。
本実施形態に係る画像処理装置1によると、範囲設定部160は、投影範囲320及び表示範囲420の何れか一方(非操作対象)の設定値に基づいて、前記所定の関係を満たすように、他方(操作対象)の指定値の指定可能範囲を設定する。
範囲設定部160は、投影範囲320及び表示範囲420の指定値が指定可能範囲において所定の関係を満たすように、投影範囲320及び表示範囲420の少なくとも1つの指定値を調整する。そして、範囲設定部160は、調整後のそれぞれの指定値を投影範囲320及び表示範囲420の新たな設定値として設定する。
この結果、投影範囲や表示範囲の指定値(現在の設定値を含む)に基づいて、ユーザによる投影範囲や表示範囲の指定値に制限を加えることが可能である。特徴点の表示範囲に下限を設けることで、投影範囲を一定に保ちながら、表示範囲を適した範囲内で変更することが可能である。また、投影範囲に上限を設けることで、一定の表示範囲内の特徴点を表示しながら、投影範囲を適した範囲内で変更することが可能である。
以上、本発明にかかる実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
なお、本発明は、上記の実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、システム又は装置のコンピュータ(CPUやMPUなど)がプログラムを読み出すことにより実行されてもよい。また、本発明は、システム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能であり、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 画像処理装置
2 データベース
3 表示装置
110 画像取得部
120 特徴点取得部
130 投影面設定部
140 画像生成部
150 表示制御部
160 範囲設定部

Claims (12)

  1. ボリュームデータを取得する画像取得手段と、
    前記ボリュームデータにおける被検体の特徴点の座標を取得する特徴点取得手段と、
    前記ボリュームデータから投影像を生成するための投影範囲を設定し、前記特徴点の表示範囲を設定し、前記投影範囲と前記表示範囲が所定の関係を満たすように、前記投影範囲及び前記表示範囲の少なくとも1つを調整する範囲設定手段と、
    前記投影範囲に基づいて前記ボリュームデータから前記投影像を生成し、前記表示範囲内の前記特徴点を前記投影像に重畳する表示制御手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記所定の関係は、前記投影範囲が前記表示範囲に包含されるという関係であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記範囲設定手段は、前記投影範囲が前記表示範囲より大きい場合は、前記所定の関係を満たすように、前記表示範囲を前記投影範囲と同じ範囲に調整することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記範囲設定手段は、前記表示範囲が前記投影範囲より小さい場合は、前記所定の関係を満たすように、前記投影範囲を前記表示範囲と同じ範囲に調整することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記範囲設定手段は、
    前記表示範囲の所定の最小値を設定し、
    前記投影範囲の指定値を取得して前記投影範囲として設定し、
    前記指定値が前記最小値より大きい場合は、前記投影範囲と同じ範囲を前記表示範囲として設定し、前記指定値が前記最小値より小さい場合は、前記最小値を前記表示範囲として設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記範囲設定手段は、
    前記投影範囲の所定の最大値を設定し、
    前記表示範囲の指定値を取得して前記表示範囲として設定し、
    前記指定値が前記最大値より小さい場合は、前記表示範囲と同じ範囲を前記投影範囲として設定し、前記指定値が前記最大値より大きい場合は、前記最大値を前記投影範囲として設定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 前記範囲設定手段は、
    前記投影範囲及び前記表示範囲の何れか一方を操作対象とし、他方を非操作対象として、
    前記操作対象の設定値を指定する指定値を取得し、
    前記指定値を前記操作対象の新たな設定値として設定するとともに、前記指定値と前記非操作対象の設定値が前記所定の関係を満たすように、前記非操作対象の設定値を調整することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記範囲設定手段は、
    前記投影範囲及び前記表示範囲の何れか一方を優先範囲とし、他方を非優先範囲として設定し、
    前記投影範囲及び前記表示範囲の何れか一方を操作対象とし、他方を非操作対象として、
    前記操作対象の設定値を指定する指定値を取得し、
    前記優先範囲が前記操作対象の場合は、前記指定値を前記操作対象の新たな設定値として設定するとともに、前記所定の関係を満たすように前記非操作対象の設定値を調整し、
    前記非優先範囲が前記操作対象の場合は、前記非操作対象の設定値は調整せずに、前記所定の関係を満たすように前記指定値に基づいて前記操作対象の設定値を調整することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記範囲設定手段は、
    前記投影範囲及び前記表示範囲の設定値を指定する指定値をそれぞれ取得し、
    前記投影範囲と前記表示範囲の指定値が前記所定の関係を満たす場合には、それぞれの指定値を前記投影範囲と前記表示範囲の新たな設定値として設定し、
    前記投影範囲と前記表示範囲の指定値が前記所定の関係を満たさない場合には、前記投影範囲と前記表示範囲の設定値が前記所定の関係を満たすように、少なくとも1つの前記指定値に基づいて前記投影範囲及び前記表示範囲の新たな設定値を設定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記範囲設定手段は、
    前記投影範囲及び前記表示範囲の何れか一方を操作対象とし、他方を非操作対象として、
    前記非操作対象の設定値に基づいて、前記所定の関係を満たすように、前記操作対象の指定値の指定可能範囲を設定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  11. ボリュームデータを取得する工程と、
    前記ボリュームデータにおける被検体の特徴点の座標を取得する工程と、
    前記ボリュームデータから投影像を生成するための投影範囲を設定し、前記特徴点の表示範囲を設定し、前記投影範囲と前記表示範囲が所定の関係を満たすように、前記投影範囲及び前記表示範囲の少なくとも1つを調整する工程と、
    前記投影範囲に基づいて前記ボリュームデータから前記投影像を生成し、前記表示範囲内の前記特徴点を前記投影像に重畳する工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  12. コンピュータを請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。

JP2015212929A 2015-10-29 2015-10-29 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Active JP6598636B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015212929A JP6598636B2 (ja) 2015-10-29 2015-10-29 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
US15/333,594 US10482651B2 (en) 2015-10-29 2016-10-25 Image processing apparatus, image processing method, and program
CN201610928335.9A CN107018403B (zh) 2015-10-29 2016-10-31 图像处理装置及图像处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015212929A JP6598636B2 (ja) 2015-10-29 2015-10-29 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017080158A true JP2017080158A (ja) 2017-05-18
JP6598636B2 JP6598636B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=58635808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015212929A Active JP6598636B2 (ja) 2015-10-29 2015-10-29 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10482651B2 (ja)
JP (1) JP6598636B2 (ja)
CN (1) CN107018403B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019044611A1 (ja) * 2017-08-28 2019-03-07 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019065466A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09327455A (ja) * 1996-06-10 1997-12-22 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd イメージ作成方法,イメージ作成装置及び医用画像診断装置
JP2001014446A (ja) * 1999-07-01 2001-01-19 Toshiba Iyo System Engineering Kk 医用画像処理装置
JP2007135843A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Toshiba Corp 画像処理装置、画像処理プログラム、及び画像処理方法
JP2009006086A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Ziosoft Inc 画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理装置
JP2009207677A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Hitachi Medical Corp 医用画像診断装置
WO2011132468A1 (ja) * 2010-04-21 2011-10-27 コニカミノルタエムジー株式会社 医用画像表示装置及びプログラム
JP2014050465A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Hitachi Medical Corp 画像処理装置及び関心領域設定方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5615347A (en) * 1995-05-05 1997-03-25 Apple Computer, Inc. Method and apparatus for linking images of sliders on a computer display
JP2004517408A (ja) * 2000-12-22 2004-06-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ クリッピング面間の領域の立体的ビューイング
JP5908241B2 (ja) 2011-09-27 2016-04-26 株式会社東芝 医用画像表示装置
CN103200421B (zh) 2013-04-07 2015-06-10 北京理工大学 一种基于Curvelet变换和相位一致的无参考图像质量评价方法
JP2014236340A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 株式会社東芝 画像処理装置、方法、及びプログラム、並びに、立体画像表示装置
CN103428286A (zh) 2013-08-07 2013-12-04 合肥迈腾信息科技有限公司 基于云技术的车载网络通话终端
US9691357B2 (en) 2013-08-09 2017-06-27 Lenovo (Beijing) Co., Ltd. Information processing method and electronic device thereof, image calibration method and apparatus, and electronic device thereof

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09327455A (ja) * 1996-06-10 1997-12-22 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd イメージ作成方法,イメージ作成装置及び医用画像診断装置
JP2001014446A (ja) * 1999-07-01 2001-01-19 Toshiba Iyo System Engineering Kk 医用画像処理装置
JP2007135843A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Toshiba Corp 画像処理装置、画像処理プログラム、及び画像処理方法
JP2009006086A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Ziosoft Inc 画像処理方法、画像処理プログラム及び画像処理装置
JP2009207677A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Hitachi Medical Corp 医用画像診断装置
WO2011132468A1 (ja) * 2010-04-21 2011-10-27 コニカミノルタエムジー株式会社 医用画像表示装置及びプログラム
JP2014050465A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Hitachi Medical Corp 画像処理装置及び関心領域設定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019044611A1 (ja) * 2017-08-28 2019-03-07 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN107018403A (zh) 2017-08-04
US10482651B2 (en) 2019-11-19
CN107018403B (zh) 2020-08-21
JP6598636B2 (ja) 2019-10-30
US20170124766A1 (en) 2017-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5954650A (en) Medical image processing apparatus
JP5224451B2 (ja) 投影画像作成装置、方法およびプログラム
JP5492024B2 (ja) 領域分割結果修正装置、方法、及びプログラム
US9468420B2 (en) Medical imaging data processing apparatus and method
US9679377B2 (en) Medical image processing apparatus and a medical image processing method
JP2011125568A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び画像処理システム
JP6598636B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
US9910958B2 (en) Method and device for displaying a first image and a second image of an object
JP4807824B2 (ja) 医用画像診断システム
JP5595207B2 (ja) 医用画像表示装置
JP2008245832A (ja) 医用画像表示装置及び方法
JP2008043435A (ja) 医用画像処理装置及び医用画像処理方法
JP2017117334A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
WO2017221537A1 (ja) 画像処理装置、及び方法
US20090244006A1 (en) Information processing apparatus, image display control method thereof, and image display control program thereof
JP2009136454A (ja) 内視鏡システム
JP2006079590A (ja) 画像処理装置
JP2019103008A (ja) プログラム、情報処理装置、および情報処理方法
JP6632361B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム。
CN104463923B (zh) 图像显示调节设备、图像显示调节方法和显示器
JP6702751B2 (ja) 医用画像表示装置、医用画像表示システム及びプログラム
JP7451168B2 (ja) 医用画像処理装置、及び医用画像処理システム
JP2009000342A (ja) 医用画像表示装置
JP2023039760A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2023026595A (ja) ボリュームレンダリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191001

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6598636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03