JP2017079641A - 脱穀装置 - Google Patents

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JP2017079641A
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田上 和成
Kazunari Tagami
和成 田上
飯泉 清
Kiyoshi Iiizumi
清 飯泉
龍介 内山
Ryusuke Uchiyama
龍介 内山
博司 古川
Hiroshi Furukawa
博司 古川
慧 今田
Kei Imada
慧 今田
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、唐箕の選別風を揺動選別装置へ供給する選別風路の出口側を入口側よりも風路幅を広くして選別風を拡散し、揺動選別棚に当てる選別風を広く拡散して選別効果を高めることを目的とする。【解決手段】唐箕(30)の選別風を揺動選別装置(23)へ供給する選別風路(33)を備えた脱穀装置において、該選別風路の前記唐箕に近い入口側幅(D1)よりも前記唐箕から遠い出口側幅(D2)を広く構成する。【選択図】図4

Description

この発明は、コンバイン等に搭載する脱穀装置に関する。
従来、唐箕に通じる選別風路は、上段の選別風路と下段の選別風路からなり、少なくとも上段の選別風路は略平行に構成され、下段の選別風路は、唐箕から遠い出口側に下向き案内片を有するため、実質的には略平行、若しく出口側が狭くなる風路に構成されたものである(特許文献1参照)。
特開2004−229596号公報
しかしながら、上記公知例によると、選別風の拡散効果は薄く、揺動選別棚に広く拡散して選別効果を高める機能は期待できない。
本発明は、唐箕に通ずる選別風路の出口側を入口側よりも風路幅を広くして選別風を拡散し、揺動選別棚に当てる選別風を広く拡散して選別効果を高めることを目的とする。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の発明は、唐箕(30)の選別風を揺動選別装置(23)へ供給する選別風路(33)を備えた脱穀装置において、該選別風路の前記唐箕に近い入口側幅(D1)よりも前記唐箕から遠い出口側幅(D2)を広く構成してあることを特徴とする脱穀装置とする。
唐箕(30)から選別風路(33)に吹き出される選別風は、上方の揺動選別装置(23)に向かって吹き流されて風選される。この時、選別風路の入口側より出口側が幅広く構成されているので、選別風が揺動選別棚(23)の前後の範囲にわたって広く拡散され、風選効果が高められる。
請求項2記載の発明は、前記選別風路(33)は、入口側を唐箕回転の接線方向(Y1、Y2)に揃えてあることを特徴とする請求項1記載の脱穀装置とする。
上記構成によると、選別風路(33)の入口側を唐箕回転の接線方向(Y1、Y2)に揃えてあるため、唐箕(30)の選別風をロスなく効率よく風路に案内することができる。
請求項1記載の発明によれば、選別風路(33)の出口側が入口側より幅広く構成されているため、選別風が揺動選別装置(23)の前後の範囲にわたって広く拡散され、風選効果を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、選別風路(33)の入口側を唐箕回転の接線方向(Y1、Y2)に揃えてあるため、唐箕ファンの選別風をロスなく効率よく選別風路(33)に案内することができる。
汎用コンバインの側面図 汎用コンバインの正面図 同上要部の側断面図 選別部の側断面図 同上側断面図
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1及び図2は、圃場に立毛する稲麦や菜種等の作物茎稈を自走しながら刈り取って収穫する汎用コンバインを示すものであり、下部に左右一対の走行クローラ2,2を備えた車体1の前側には、作物茎稈を後方に掻き込む掻込タイン3を備えた掻込リール4と、掻込後の茎稈を切断するバリカン式刈刃装置5と刈取後の茎稈をテーブル6上に掻き込む掻込オーガ7と、掻込オーガの左側から受け継いだ茎稈を揚上搬送して脱穀部11内に供給するフィーダハウス8内の搬送エレベータ9等からなる刈取前処理部10を備えている。
フィーダハウス8の右側には、運転席12、運転席前側のフロント操作ボックス13、運転席横側のサイド操作ボックス14等からなる運転操作部が装備され、運転操作部の後方には収穫物を一時的に貯留するグレンタンク15が設置されている。脱穀部11で脱穀、選別された穀粒をグレンタンク15に貯留し、満タンに貯留された穀粒は、揚穀筒及び横送り筒からなる排出オーガ15aによって外部へ排出するようになっている。
脱穀部11は、上側に扱胴16を内装する扱室17が構成され、下側に後記する選別室18が構成されている。
扱胴16は、外周面に扱歯19が植設され、前部には取込螺旋部20が設けられている。扱室17の下半周部には受け網21が設けられている。
扱室下方の選別室18内の揺動選別装置(揺動選別棚)23は、脱穀処理後の処理物を受け入れて揺動移送しながらふるい選別する構成であり、選別方向上手側から移送棚24、チャフシ−ブ25、ストロ−ラック26の順に配置し、且つ、前記チャフシ−ブ25の下方に1番選別棚(グレンシ−ブ)27、1番戻し棚28、2番戻し棚29を配置して設けた構成としている。
また、揺動選別棚23の下方には選別方向の上手側から順に、唐箕30と、1番螺旋を備えた1番回収受樋31、2番螺旋を備えた2番回収受樋32を設けた構成としている。
唐箕30に通じる選別風路33は、図例では、中割体34を介して、上段の選別風路33aと下段の選別風路33bとからなり、そして、唐箕30に近い入口側幅D1よりも唐箕から遠い出口側幅D2が広く(D1<D2)なるように構成している(4参照)。上段の選別風路33aは、主としてグレンシーブ27の前半部及びチャフシーブ25の中間あたりに向け前後広範囲にわたって選別風を吹き付けるようになっており、下段の選別風路33bは、グレンシーブ27後部及びチャフシーブ25の後部、更にストローラック26の全範囲にわたって広く選別風を吹き付けるようになっている。
また、該選別風路33は、入口側を唐箕30のファン30a回転の接線方向Y1,Y2に揃えた状態となるよう構成している(図5参照)。
移送棚24の先端にフルイ線35が設けられ、また、移送棚先端部からチャフシーブ25の1枚目のシーブ板25aの上部近傍にかけて塞ぎ板36を設置することで、チャフシーブに到達する前に選別物が落下するのを防止し、垂直風路37からチャフシーブ25上面に抜ける風を後方へ案内することができる。
図面は省略しているが、排出オーガを備えたコンバインでは、オーガ受けを水平より先端が下がる位置にセット可能とするも(輸送位置)、オーガ受けの支柱挿入部にスイッチを設け、輸送位置にオーガ受けがセットされていると、刈取前処理部の掻込リールが上げ操作できないように電気的に制御する。
要するに、オーガ受けを水平より先端が下がる位置にセット可能とすることで、排出オーガを分解せずにコンテナに車載することが可能となり、また、トラック輸送時にも路肩の木等への引っ掛けを防止できる。
刈取前処理部のテーブルとエレベータの結合部にワンタッチ着脱機構を設けることで、車道の整備されていない圃場への輸送時など大型のトラックが入れないところでも本機と刈取ヘッド部を別々に運ぶことができ、小型のトラックでも輸送できる。
脱穀部の縦2番螺旋上部メタル部分に回転センサを設け、縦螺旋シャフトを延長し、そのシャフトに小判型の加工部を設け、その部分で回転を検出するようにする。そして、センサが回転ダウンを検出すると警報を鳴らすように構成すればよい。これによると、2番の縦螺旋の詰まりを検出でき、警報を鳴らすことで、詰まり時のベルト損傷などを防ぐことができる。
なお、1番縦螺旋上部メタル部分に回転センサを設けるものであってもよく、これによれば、1番の縦螺旋の詰まりを検出し、警報を鳴らすことで詰まり時のベルト損傷などを防ぐこともできる。
脱穀部の2番螺旋入力部分又は1番螺旋入力部分に負荷センサを設け、センサが回転ダウンを検出すると警報を鳴らすように構成する。これによると、2番の縦螺旋又は1番縦螺旋の過負荷を検出し、警報を鳴らすことで、詰まり時のベルト損傷などを防ぐことができる。
脱穀部の2番螺旋入力部分又は1番螺旋入力部分に負荷センサを設けた構成において、センサが回転ダウンを検出すると警報を鳴らし、センサはエンジン回転の任意の回転以上で検知するように制御する。これによっても、上記同様の効果を奏することができる。
脱穀部の扱胴メタル部分に回転センサを設けた構成において、扱胴シャフトを延長し、そのシャフトに小判型の加工部を設けてその部分で回転を検出する。そして、センサが回転ダウンを検出すると警報を鳴らし、センサはエンジン回転の任意の回転以上で検知するように制御する。これによると、扱胴の詰まりを検出し、警報を鳴らすことで、詰まり時のベルト損傷などを防ぐことができる。
脱穀部の扱胴入力部分に負荷センサを設け、センサが回転ダウンを検出すると警報を鳴らすように構成する。センサはエンジン回転の任意の回転以上で検知するように制御する。これによっても、扱胴の過負荷を検出でき、警報を鳴らすことで、詰まり時のベルト損傷などを防ぐことができる。
23 揺動選別棚
30 唐箕
33 選別風路
D1 入口側幅
D2 出口側幅
Y1 唐箕ファンの接線方向
Y2 唐箕ファンの接線方向

Claims (2)

  1. 唐箕(30)の選別風を揺動選別装置(23)へ供給する選別風路(33)を備えた脱穀装置において、該選別風路の前記唐箕に近い入口側幅(D1)よりも前記唐箕から遠い出口側幅(D2)を広く構成してあることを特徴とする脱穀装置。
  2. 前記選別風路(33)は、入口側を唐箕回転の接線方向(Y1、Y2)に揃えてあることを特徴とする請求項1記載の脱穀装置。


JP2015211596A 2015-10-28 2015-10-28 脱穀装置 Pending JP2017079641A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111213474A (zh) * 2020-01-07 2020-06-02 盐城工业职业技术学院 一种花生果实与根须分离装置及其工作方法

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