JP2017079091A - 集積回路、および集積回路の試験方法 - Google Patents
集積回路、および集積回路の試験方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017079091A JP2017079091A JP2015207967A JP2015207967A JP2017079091A JP 2017079091 A JP2017079091 A JP 2017079091A JP 2015207967 A JP2015207967 A JP 2015207967A JP 2015207967 A JP2015207967 A JP 2015207967A JP 2017079091 A JP2017079091 A JP 2017079091A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- result data
- test
- address
- integrated circuit
- error
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
Description
としてfail bit map (FBM)試験がある。FBM試験では、例えば、自己テスト(Built In Self Test, BIST)回路が集積回路に組み込まれ、集積回路内のRAMのテストが実行される。
、fail アドレス情報等のエラー結果取得のために、一旦自己テスト回路による試験を終
了させる方式を採用する。したがって、一度の自己テスト回路による試験の実行で複数のfailアドレス情報等のエラー結果データを取得することができず、試験の繰り返しが多くなってしまうという欠点が生じる。
ーが発生した複数の試験対象アドレスを取得し、集積回路内のテスト回路による試験の繰り返しを低減し、高速クロックによる試験を効率良く実行することができる。
図1から図5に基づいて実施形態1に係る集積回路を説明する。本集積回路は、メモリと、メモリのBIST試験を実行するBIST回路と、BIST回路にBIST試験のための初期設定を行い、BIST試験終了後に試験結果を読み出すためのスキャンシフト回路とを有する。スキャンシフト回路は、本集積回路外部のLSI(Large Scale Integration)テスタに接続される。本集積回路は、LSIテスタの指令によって以下の手順でBIST回路を用いた高速FBM試験を実行する。すなわち、
(1)本集積回路は、BIST試験による試験対象のアドレスでpass/failの判定を実施する。
(2)そして、本集積回路は、BIST試験中に初めてfailした時の試験対象アドレスである第
1の特定アドレスと、BIST試験で検出されたエラービットを示す第1のfail bitパタンの情報を記憶する。さらに、本集積回路は、第1のfail bitパタンが連続して出現したら、第1のfail bitパタンについての同一fail bitパタン連続出現回数を記憶することをBIST試験中に行なう。
(3)さらに、本集積回路は、第1のfail bitパタンとは異なる第2のfail bitパタンが出
現したら、その第2のfail bitパタンが出現した第2の特定アドレスと第2のfail bitパタンの情報とを記憶する。さらに、本集積回路は、第2のfail bitパタンが連続して出現したら、第2のfail bitパタンについての同一fail bitパタン連続出現回数を記憶することをBIST試験中に行なう。
(4)そして、本集積回路は、BIST試験中の最後にfail bit情報を得た最後の特定アドレス
の次のアドレスにおいて、次回BIST試験のpass/failの判定が開始するように、最後の特
定アドレスを保持し、次回のBIST試験に備える。
タに出力可能な記憶部を複数組有する。
回路なしに次回BIST試験の試験対象アドレスを設定することを実行する。本集積回路は、この手順を試験対象アドレスの末尾にいたるまで繰り返して実行することにより、高速FBM試験の時間を短縮する。本集積回路は、特に下記効果を達成する。
(効果1)本集積回路は、上記項目(2)(3)を実行することで、同一fail bitパタンが連続した場合、fail bit情報の記憶をスキップすることが可能となる。また、本集積回路は、同一fail bitパタンが連続したときのfail bit情報の転送をスキップすることが可能となる。
(効果2)本集積回路は、上記項目(2)(3)を実行することで、一度のBIST試験で複数のfail bit情報を転送することが可能となる。すなわち、本集積回路は、1回のBIST試験で記
憶できるfail bit情報及びfailアドレス情報を増やせる回路構成をとる。
したfailアドレス情報、及び、(c) 同一fail bitパタン連続回数を記憶する。
範囲でもよい。
ドレスの試験結果を取得していない場合には、本集積回路において次のBIST試験を起動する。すると、本集積回路は、最後に記憶したfailアドレスの次のアドレスからBIST試験の判定を開始する(G8)。一方、LSIテスタは、全アドレスの試験結果を取得した場合には、
高速FBM試験を終了する。
は、フェーズロックループ(PLL)回路 3-22と、分周回路 3-23と、パターンジェネレー
タ(PG) 3-1と、メモリ(RAM) 3-3と、マスク回路 3-7a,3-7b,3-7mと、fail bit記憶回路
3-8a,3-8b,3-8mと、比較回路3-18a,3-18bと、マスク回路3-21a,3-21bと、同一fail連続
回数カウンタ3-20a,3-20bと、試験アドレスカウンタ 3-10と、マスク回路 3-12a, 3-12b,
3-12mと、failアドレス記憶回路3-11a,3-11b,3-11mと、マスク信号生成回路3-19とを有
する。
の試験対象アドレスに書き込まれる試験データを生成するデータ生成部の一例である。マスク回路 3-7aは、複数の結果データ格納部のうち第1の結果データ格納部にエラー結果
データが格納されたときに、前記第1の結果データ格納部への次のエラー結果データの格納を遮断する第1の遮断回路の一例である。マスク回路 3-7bは、複数の結果データ格納
部のうち第1の結果データ格納部に第1のエラー結果データが格納された後に、第2の結果データ格納部に第1のエラー結果データとは異なる第2のエラー結果データが格納されたときに、前記第2の結果データ格納部への次のエラー結果データの格納を遮断する第2の遮断回路の一例である。fail bit記憶回路 3-8a, 3-8b, 3-8mは、試験の結果がエラー
の場合のエラー結果データを順次格納する複数の結果データ格納部の一例である。fail bit記憶回路 3-8aは、第1の結果データ格納部の一例でもある。fail bit記憶回路 3-8bは、第2の結果データ格納部の一例でもある。試験アドレスカウンタ 3-10は記憶部の試験
対象アドレスを生成するアドレス生成部の一例である。試験アドレスカウンタ 3-10はア
ドレス生成部が有する第1カウンタの一例でもある。failアドレス記憶回路3-11a, 3-11b, 3-11mは、複数の結果データ格納部で保持されるエラー結果データに対応する複数の試
験対象アドレスをそれぞれ格納するアドレス格納部の一例である。failアドレス記憶回路
3-11a, 3-11b, 3-11mは、第1カウンタを駆動するクロックと同一のクロックで駆動され
る第2カウンタの一例でもある。マスク回路 3-12a, 3-12b, 3-12mは、複数の結果データ格納部のいずれかにエラー結果データが格納されたときに、前記エラー結果データが格納された結果データ格納部に対応するアドレス格納部の前記第2カウンタへのクロックを遮断する遮断回路の一例である。同一fail連続回数カウンタ3-20aは、同一のエラー結果デ
ータが複数回連続して繰り返される場合に、繰り返し数を計数する第3カウンタの一例である。同一fail連続回数カウンタ3-20bは第4カウンタの一例である。フェーズロックル
ープ(PLL)回路 3-22は,記憶部、アドレス生成部、試験実行部、複数の結果データ格納
部、および複数のアドレス格納部に第1のクロックを供給する第1クロック回路の一例である。分周回路 3-23は、外部出力部に前記第1のクロックよりも低速の第2のクロック
を供給する第2クロック回路の一例である。
スタクロックに同期した高周波クロックを発生する。高周波クロックは、パターンジェネレータ 3-1、メモリ 3-3及び本集積回路内の各記憶回路に供給される。
成する。低周波クロックは、パターンジェネレータ 3-1、メモリ 3-3及び本集積回路内の各記憶回路に供給され、スキャンシフトによる初期設定、および試験結果の読み出しに用いられる。
試験パタンをメモリ 3-3等へ供給する。
データを読み出す。メモリ 3-3の試験対象のアドレスから読み出されたデータは、パターンジェネレータ 3-1が生成した試験パタン(期待値)と比較される。図2では、メモリ 3-3から読み出されたデータと期待値とを比較する比較器は省略されている。
、エラーが発生した場合で、かつ、前後して試験される試験対象アドレスでのfail bitパタンが相互に異なる場合に、相互に異なるfail bitパタンがfail bit記憶回路3-8a, 3-8b, 3-8mに記憶される。
ている。マスク回路3-7a,3-7b,3-7mには、メモリ 3-3から読み出されたデータと期待値との比較の結果、エラーが発生し、かつ、前後して試験される試験対象アドレスで異なるfail bitパタンが出現した場合に、相互に異なるfail bitパタンをそれぞれ順次fail bit記憶回路3-8a,3-8b,3-8mに記憶するためのマスク信号が供給される。
る。マスク回路 3-7a,3-7b,3-7mの設定は、fail bitパタンが出現するまで維持される。
したがって、最初のfail bitパタンが出現まで、メモリ 3-3から読み出されたデータと期待値との比較の結果は、fail bit記憶回路3-8a,3-8b,3-8mにそれぞれ上書きされる。そして、最初のfail bitパタンが出現し、fail bit記憶回路3-8a,3-8b,3-8mに書き込まれると、まず、マスク回路 3-7aが入力信号をマスクするように設定され、マスク回路 3-7b,3-7mはマスクなしの設定が維持される。このマスク信号は、マスク信号生成回路 3-19が、最初のfail bitパタンから生成する。
して記憶される。
るマスク信号を生成する。なお、このとき、マスク回路 3-7aはマスクが維持されたまま
である。すると、さらに次の試験対象アドレスにおける試験結果である、メモリ 3-3から読み出されたデータと期待値との比較の結果は、fail bit記憶回路3-8bには書き込まれない。その結果、第2のfail bitパタンがfail bit記憶回路3-8bに保持される。マスク回路
3-7mの動作もマスク回路 3-7a,3-7bの動作と同様である。このようにして、fail bit記
憶回路3-8a,3-8b,3-8mには、それぞれ異なるfail bitパタン(pf_info_a, pf_info_b, pf_info_m)が保持される。fail bit記憶回路3-8a,3-8bは、SI端子とSO端子を有している。fail bit記憶回路3-8a,3-8bは、スキャンチェーン回路からSI端子を通じて、スキャンシフ
トによりLSIテスタからの初期値の設定を受ける。また、fail bit記憶回路3-8a,3-8bは、SO端子につながるスキャンチェーン回路を通じて、記憶しているfail bitパタンをスキャンシフトによりLSIテスタに転送する。
憶データを比較し、比較結果をマスク信号生成回路 3-19に伝達する。また、比較回路 3-18bは、fail bit記憶回路3-8bの記憶データとfail bit記憶回路 3-8mの記憶データを比較し、比較結果をマスク信号生成回路 3-19に伝達する。マスク信号生成回路 3-19は、比較回路 3-18a,3-18bの比較結果にしたがって、異なるfail bitパタンが発生したことを検知すると、マスク回路 3-7b,3-7mを順次マスクするマスク信号を生成する。また、比較回路
3-18a,3-18bの比較結果は、それぞれマスク回路3-21a,3-21bを通じて、それぞれ同一fail連続回数カウンタ 3-20a,3-20bに供給される。
記憶データ(pf_info_a)とfail bit記憶回路 3-8bの記憶データ(pf_info_b)が同一である
場合に、マスク信号生成回路 3-19のマスク信号にしたがい、マスクなしの状態となる。
そして、fail bit記憶回路3-8aの記憶データ(pf_info_a)とfail bit記憶回路 3-8bの記憶データ(pf_info_b)が異なるデータとなったときに、マスク回路3-21aは、マスク信号生成回路 3-19のマスク信号にしたがい、マスク状態となる。
ク回路 3-21aをマスクなしとし、マスク回路 3-21bをマスクするマスク信号を生成する。そして、最初のfail bitパタンとは異なる第2のfail bitパタンが発生すると、マスク信号生成回路 3-19は、比較回路3-18aの比較結果から、マスク3-21aをマスクする信号を生
成する。したがって、同一fail連続回数カウンタ3-20aは、マスク回路3-21aのマスクの有無にしたがって、最初のfail bitパタンの連続出現回数(Ca2)を計数する。
路3-8bの記憶データ(pf_info_b)とfail bit記憶回路 3-8mの記憶データ(pf_info_m)が同
一である場合に、マスク信号生成回路 3-19のマスク信号にしたがい、マスクなしの状態
となる。そして、fail bit記憶回路3-8bの記憶データ(pf_info_b)とfail bit記憶回路 3-8m(pf_info_m)の記憶データが異なるデータとなったときに、マスク回路3-21bは、マスク信号生成回路 3-19のマスク信号にしたがい、マスク状態となる。
ク回路 3-21bをマスクなしとするマスク信号を生成する。そして、第2のfail bitパタンとは異なる次のfail bitパタンが発生すると、マスク信号生成回路 3-19は、比較回路3-18bの比較結果から、マスク3-21bをマスクする信号を生成する。したがって、同一fail連
続回数カウンタ3-20bは、マスク回路3-21bのマスクの有無にしたがって、第2のfail bitパタンの連続出現回数(Cb2)を計数する。fail bitパタンの連続出現回数(Ca2,Cb2)は第3カウンタで計数される繰り返し数の一例である。
出現回数(Ca2,Cb2)をスキャンシフトによりLSIテスタに転送する。
のfail bitパタン、第3のfail bitパタンが出現した試験対象アドレス(Ca1,Cb1,Cm1)を
記憶する。最初のfail bitパタン、第2のfail bitパタン、第3のfail bitパタンが出現した試験対象アドレス(Ca1,Cb1,Cm1)は、複数の結果データ格納部で保持されるエラー結
果データに対応する複数の試験対象アドレスの一例である。そのため、マスク回路3-12a,3-12b,3-12mは、初期状態では、マスクなしの状態が設定される。そして、最初のfail bitパタンが出現してfail bit記憶回路3-8aに記憶され、試験対象アドレスがfailアドレス
記憶回路3-11a,3-11b,3-11mに設定されると、まず、マスク回路3-12aがマスクされ、一方、マスク回路3-12b,3-12mは、マスクが維持される。その結果、次の試験対象アドレスに
試験対象が移行しても、failアドレス記憶回路3-11aの試験対象アドレスの値(Ca1)は保持される。
レスの値(Cb1)は保持される。failアドレス記憶回路3-11cとマスク回路3-12cの動作は、failアドレス記憶回路3-11aとマスク回路3-12aの動作、failアドレス記憶回路3-11bとマスク回路3-12bの動作と同様である。
レス記憶回路3-11a,3-11b,3-11mは、スキャンチェーン回路からSI端子を通じて、スキャ
ンシフトによりLSIテスタから初期値の設定を受ける。また、failアドレス記憶回路3-11a,3-11b,3-11mは、SO端子につながるスキャンチェーン回路を通じて、fail アドレス情報
をスキャンシフトによりLSIテスタに転送する。
いる。また、試験対象アドレスad 6において、bit 1,bit 2にエラーが発生している。ま
た、試験対象アドレスad 7において、bit2にエラーが発生している。この場合に、最初のfail bitパタンが出現したアドレスad 1と、そのときのfailパタン0010が記憶回路aに保
持される。ここで、記憶回路aは、例えば、図2のfailアドレス記憶回路3-11aとfail bit記憶回路3-8aである。
、そのときのfailパタン 0010が記憶回路bに保持される。ここで、記憶回路bは、例えば
、図2のfailアドレス記憶回路3-11bとfail bit記憶回路3-8bである。
は記憶できない。そのため、本集積回路は、最後に試験されたアドレスad 6をfailアドレス記憶回路3-11mに保持したまま、一旦BIST試験を終了し、記憶回路a,b,mの試験結果をLSIテスタに出力する。その後、本集積回路は、最後に試験されたアドレスad 6の次のアド
レスからBIST試験を再開する。
ある。図3で説明したように、記憶回路aは、fail bitパタンの情報(以下、fail bit情
報)として、0010を保持し、fail bitパタンが出現した試験対象アドレス(以下、fail アドレス)として、ad1を保持する。また、同一fail連続回数は2回である。また、記憶回路bは、fail bit情報として、0010を保持し、failアドレスとして、ad5を保持する。また、同一fail連続回数は1回である。さらに、記憶回路mは、fail bit情報として、0110を保持し、failアドレスとして、ad6を保持する。また、図2の回路では、3つ目のfail bitパ
タンについては、同一fail連続回数は計数されない。
フローチャートである。図5は、図2の構成にしたがって、図1の手順、特に、G2の処理を具体化したものである。
始する(S101)。すなわち、本集積回路は、試験対象アドレスをシーケンシャルに進め、試験対象アドレスでBIST試験を実行する(S102)。そして、本集積回路は、メモリ 3-3から読み出されたデータと期待値との比較の結果、fail bitパタンが出現したか否かを判定する(S103)。S103の判定で、fail bitパタンが出現しない場合、本集積回路は、S102の処理に戻る。
で、試験対象アドレスを進める。そして、fail bitパタンが出現すると、本集積回路は、S111の処理に進める。
ることの一例である。
回数を記憶する(S111)。そして、本集積回路は、各データの記憶先を次の記憶回路に設定する(S112)。そして、本集積回路は、新たに出現したfail bit情報とfailアドレスを記憶する(S113)。以上において、S104,S113の処理が、試験の結果がエラーの場合のエラー結
果データを順次複数の結果データ格納部に格納する処理の一例である。また、S104,S113
の処理が、複数の結果データ格納部でそれぞれ保持されるエラー結果データに対応する複数の試験対象アドレスをそれぞれ複数のアドレス格納部格納する処理の一例である。
る(S117)。S117の処理が、第1のクロックよりも低速な第2のクロックにしたがって、前記複数の結果データ格納部にそれぞれ格納されたエラー結果データと前記複数のアドレス格納部にそれぞれ格納された試験対象アドレスとを外部装置に出力する処理の一例である。
たか否かを判定する(S118)。より具体的には、LSIテスタは、スキャンシフトで出力され
た試験アドレスの末尾が全アドレスの末尾に一致したか否かを判定する。そして、スキャンシフトで出力された試験アドレスの末尾が全アドレスの末尾に一致した場合には、LSI
テスタは、試験を続行しない。その結果、本集積回路は、全アドレスの試験結果を取得した場合には、高速FBM試験を終了する。一方、LSIテスタが全アドレスの試験結果を取得していない場合には、本集積回路にBIST試験の続行を指令する。すると、本集積回路は、最後に記憶したfailアドレスから次のBIST試験の判定を開始する(S119)。
したがって、本集積回路は、回路点数増加を抑えつつ、一度のBIST試験で異なる複数のfail bit情報を得ることと、連続した同一fail bitパタンが出現した際のfail bit情報転送のスキップを同時に行なう。この場合に、本集積回路は、同一fail bitパタンの出現数を記憶することによって、連続した同一fail bitパタンをそれぞれ記憶した場合と同様の情報をBIST試験から得ることができる。したがって、究極的には、本集積回路は、1回のBIST試験で処理できる試験対象アドレスの範囲を拡張することができ、BISTの繰り返し回数を削減する。
ドレス記憶回路3-11a,3-11b,3-11mを有している。しかし、fail bit 記憶回路とfail ア
ドレス記憶回路がそれぞれ3つに限定される訳ではない。たとえば、これらの回路は、それぞれ2個設けられてもよいし、4個以上設けられてもよい。
以下、図6から11を参照して、実施形態2に係る集積回路を説明する。上記実施形態1では、マスク回路3-7a,3-7b,3-7m,fail bit 記憶回路3-8a,3-8b,3-8m,マスク回路3-12a,3-12b,3-12m,及びfail アドレス記憶回路3-11a,3-11b,3-11mによって、複数のfail bit情
報とfail アドレス情報を記憶する集積回路について説明した。本実施形態では、複数のfail bit情報とfail アドレス情報を記憶する集積回路において、マスク信号を生成する回路をさらに具体的に説明する。
、PLL回路 2-22と、分周回路 2-23と、スキャンチェーン入力部 2-24と、スキャンチェーン出力部 2-25と、パターンジェネレータ 2-1と、スキャンラッチ 2-2,2-4,2-5と、メモ
リ 2-3とを有する。また、本集積回路は、fail bit情報を生成する比較器 2-6と、生成されたfail bit情報を保持するための、マスク回路 2-7a,2-7bと、データレシーバ 2-8a,2-8bとを有する。また、本集積回路は、試験対象アドレスを発生するカウンタ2-10を有する。また、本集積回路は、fail アドレス情報を保持するため、カウンタ2-11a,2-11bと、マスク回路2-12a,2-12bとを有する。さらに、本集積回路は、同一fail bit情報の連続出現
回数を計数するため、カウンタ 2-20を有する。さらに、本集積回路は、マスク信号生成
のため、ORゲート 2-9a,2-9bと、比較器 2-16と、レジスタ 2-17と、マスク回路 2-18と
、ANDゲート 2-19と、比較器2-13a,2-13bと、レジスタ2-15と、ORゲート2-14a,2-14bを有する。
ラー結果データが格納されたときに、前記第1の結果データ格納部への次のエラー結果データの格納を遮断する第1の遮断回路の一例である。マスク回路 2-7bは、複数の結果デ
ータ格納部のうち第1の結果データ格納部に第1のエラー結果データが格納された後に、第2の結果データ格納部に第1のエラー結果データとは異なる第2のエラー結果データが格納されたときに、前記第2の結果データ格納部への次のエラー結果データの格納を遮断する第2の遮断回路の一例である。データレシーバ 2-8aは第1の結果データ格納部の一例である。データレシーバ 2-8bは第2の結果データ格納部の一例である。データレシーバ 2-8a,2-8bは結果データ格納部の一例でもある。カウンタ2-10はアドレス生成部の一例で
ある。カウンタ2-10は第1カウンタの一例である。カウンタ2-11a,2-11bは、アドレス格
納部の一例である。カウンタ2-11a,2-11bは、第2カウンタの一例でもある。スキャンチ
ェーン出力部 2-25と、スキャンチェーン出力部 2-25につながる回路は外部出力部の一例である。マスク回路2-12a,2-12bは、遮断回路の一例である。カウンタ 2-20は第3カウンタの一例である。PLL回路 2-22は、第1クロック回路の一例である。分周回路 1-23は第
2クロック回路の一例である。
れる回路であるとする。
ロックでスキャンシフト動作を実行し、スキャンチェーン入力部 2-24を通じてLSIテスタの出力を取り込む。図6のように、パターンジェネレータ 2-1及びデータレシーバ 2-8a
、2-8b及びカウンタ 2-10、2-11a、2-11b、2-20及びレジスタ 2-15、2-17は、それぞれSI端子とSO端子を有している。スキャンシフト動作により、パターンジェネレータ 2-1及びデータレシーバ 2-8a、2-8b及びカウンタ 2-10、2-11a、2-11b、2-20及びレジスタ 2-15
、2-17の初期値がそれぞれのSI端子から設定される。
例である。カウンタ 2-20の値(Ca2)はエラー結果データが繰り返し発生した繰り返し数の一例である。この時、LSIテスタに出力したカウンタ 2-11bの値(Cb)がメモリ 2-3の最後
に試験するアドレスと一致していたら、LSIテスタは、BIST試験の繰り返しを終了させる
。
タ2-10で指定される試験対象アドレスに書き込む。また、メモリ2-3は、高周波クロック
にしたがって、カウンタ2-10で指定される試験対象アドレスからデータを読み出し、スキャンラッチ2-4に格納する。スキャンラッチ2-4に格納されたデータはRDと呼ばれる。また、スキャンラッチ2-5に格納された試験データは期待値(mean)と呼ばれる。比較器2-6は、高速クロックにしたがって、スキャンラッチ2-4に格納されたデータRDと、スキャンラッ
チ2-5の期待値(mean)とを比較し、試験結果を生成する。スキャンラッチ2-2,2-4,2-5および比較器2-6が試験実行部の一例である。
の役割は以下の通りである。
it情報(pf_info2)を記憶する。カウンタ2-10は現在試験している試験対象アドレス(C)を
示す。カウンタ2-11aは1つ目のfail bit情報を得たアドレス(Ca1)を記憶し、2-11bは2つ
目のfail bit情報を得たアドレス(Cb)を記憶する。カウンタ2-20は1つ目のfail bitパタ
ンが連続して出現した回数(Ca2)を記憶する。
よって計数される繰り返し数の一例である。
となりマスク回路2-7a、2-12aにマスク信号(Ia)を与える。マスク信号(Ia)が与える影響
は以下の通りである。
値(Ca1)を比較する比較器2-13aの出力(IIa)は1となる。その結果、本集積回路は、カウンタ2-11a値を次回BIST試験まで保持する。
る。マスク信号(Ib)は以下のように与えられる。
バ2-8bがfail、かつ、データレシーバ2-8aとデータレシーバ2-8bの比較結果が異なる場合の直前は、データレシーバ2-8a,2-8bがともにfailであり、上記マスク回路2-7a、2-12aへのマスク信号(Ia)=1が与えられたとする。したがって、ORゲート2-9bの出力=1であり、レジスタ2-17には1が保持される結果、マスク回路2-18はマスクなしに制御されている。したがって、ANDゲート 2-19の出力=マスク信号(Ib)=1となる。すなわち、データレシーバ2-8aとデータレシーバ2-8bがともにfailで、かつ、比較結果が異なる場合には、マスク信号(Ib)が1に付与される。
の比較結果は不一致=1となる。この状態で、次の試験のタイミングでデータレシーバ2-8bがfailを示すと、マスク2-18は以前の値を維持し、1を出力するので、ANDゲート 2-19の出力=Mask信号(Ib)=1となる。
すなわち、本集積回路は、レジスタ2-17を設けてpassした場合の比較結果を次回アドレスまで保持することで、信号(Ib)を1にする。したがって、データレシーバ2-8bがfailからpassになると、比較結果に拘わらず、データレシーバ2-8aはマスクされるので、passの状
態での比較結果=1を出力する、と理解することできる。
れ、マスク回路2-21には以下のマスク信号(1)から(3)が与えられる。マスク信号(1)から(3)は、OR論理で、マスク回路2-21のマスクの有無を制御する。
(1)データレシーバ 2-8aと2-8bの比較結果が異なる場合、マスクする信号。
(2)データレシーバ 2-8bがpassの場合マスクする信号。
(3)Mask信号(Ib)。なお、データレシーバ 2-8a にfail bitパタンが保持され、その後、passを検出してからデータレシーバ 2-8aと同じfail bitパタンが出現した場合も、本
集積回路はマスク回路 2-21によって、カウンタ 2-20をマスクする。このため、(3)のMask信号(Ib)がマスク回路2-21に与えられる。上記マスク信号(1)から(3)により、マスク回路 2-21がマスクされていないときに、カウンタ2-20はfail bitパタンが連続す
る回数(Ca2)を計数する。
積回路はBIST試験を継続する。
レシーバ 2-8a、2-8b及びカウンタ2-20の値を0にする。一方、本集積回路はカウンタ 2-11a、2-11bについては、前回BIST試験で得た値を保持する。
るアドレスまで終了済みである。そこで、次BIST試験では、本集積回路はカウンタ2-11b
が保持するアドレスまでデータレシーバ2-8bをマスクする。本集積回路が信号(IIIb)を0
にするタイミングはカウンタ2-10の値がカウンタ2-11bと一致した次のサイクルである。
このため、次のサイクルまでマスク信号(IIIb)を1にするためレジスタ2-15が設けられて
いる。マスク信号(IIIb)が0になった後は、本集積回路は、初回BIST試験と同様に動作す
る。なお、マスク信号(IIIa)には、ORゲート2-14aによってマスク信号(IIIb)が付与され
る。したがって、レジスタ2-15による次のサイクルまでマスク信号(IIIb)を1にする効果
は、マスク信号(IIIa)に及ぶ。すなわち、次BIST試験では、本集積回路はカウンタ2-11a
およびカウンタ2-11bが保持するアドレスのうち、後のアドレスまでデータレシーバ2-8a
をマスクする。以上で例示したように、図6の集積回路がカウンタ 2-11a、2-11bについ
て、前回BIST試験で得た値を保持することは、「外部出力部による外部装置への出力の後
に前記試験実行部によって生成される試験の結果データのうち、最後の試験対象アドレス以前の試験対象アドレスにおけるエラー結果データの保存を遮断する」ことの一例である。
達させればよい。
。図6の集積回路は、2つのデータレシーバ2-8a,2-8bおよびカウンタ 2-11a,11bのよう
に、fail bit情報の記憶回路およびfail アドレス情報の記憶回路を2つ有している。し
たがって、実施形態1のようなすべての記憶回路にデータを記憶したことの判定(図5のS114)および各データの記憶対象を次の記憶回路に設定する処理(図5のS112)が不要である。そのため、図7の処理手順では、図5と比較して、S112およびS114の処理が省略されている。一方、S112およびS114の処理以外の処理に対応する処理は、図7においても同様に実行される。そこで、図7においては、図5における記号において、S続く数字を1
から2に変更して付与し、その説明を省略する。すなわち、図7の処理S2NNは、図5の処理S1NNに対応している。ここで、NNは整数である。
うに、fail bit情報の記憶回路およびfail アドレス情報の記憶回路の系統数を2組とし
た集積回路を例示した。しかし、集積回路の構成が図6の構成に限定される訳ではない。図8に、fail bit情報とfail アドレス情報を3組以上記憶する記憶回路の構成を例示す
る。すなわち、図8は図6を拡張した変形例であり、符号の添え字が、a,b,mまで増加し
て付されている。また、図8に例示される各構成要素のうち、図6の構成要素に対応するものは、図6の符合"2-nn"を符合"1-nn"のように変更して例示する。例えば、図6において、データレシーバ2-8a,2-8bのように2個設けられていたものは、図8においてはデー
タレシーバ1-8a,1-8b,1-8mのように3個設けられている。また、例えば、図6において、カウンタ2-20のように1個設けられていたものは、図8においてはデータレシーバ1-20a,1-20bのように2個設けられている。また、図8におけるPLL回路1-22,スキャンチェーン
出力回路1-23のように、図6の構成要素と比較して個数に変更がないものは、図6における構成要素の符合"2-"を"1-"に変更して図8に例示されている。
している。さらに、本集積回路は、試験対象アドレス(C)を生成カウンタ1-10,マスク信号IIImを生成するための値reg1を保持するレジスタ 1-15を保持する。
pf_info3)、2種類のfail bit情報が連続して出現した回数(Ca2,Cb2)、3種類のfail アドレス情報(Ca1,Cb1,Cm1)を保持する。なお、図8の集積回路は、符合の枝番をa,b,mとして、3系統の記憶回路を有し、3種類のfail bit情報、fail アドレス情報を保持する。
しかし、本集積回路の構成が図8に限定される訳ではない。すなわち、記憶回路の系統の数は、4以上でもよい。
6の集積回路は、fail bit情報を記憶する2つの記憶回路、同一パタンfail連続回数を記憶する回路(カウンタ2-20)が1つ設けられている。
みは、アドレスad 0からad 7まで順次実行される。
出しは、アドレスad0から順次実行される。図9の例では、アドレスad 1, ad 2およびad 5の読み出しでfail bitが検出されている。アドレスad 1, ad 2およびad 5でのfail bit
はすべてbit 1である。したがって、ad 1,2において、同一のfail bit情報が連続して検
出される。また、アドレスad 5でのfail bitの検出により、記憶回路(データレシーバ1-8a,1-8b,1-8m)がすべて記憶されるので、本集積回路は、記憶回路(データレシーバ1-8a,1-8b,1-8m)を次のBIST試験までマスクしたままとする。そして、本集積回路は、BIST試験のcycle 2終了時に、LSIテスタへデータ転送を行う。データ転送終了後、本集積回路は、cycle 3において、BIST試験を再開し、継続する。すでにcycle 2において、アドレスad
5までBIST試験が終了しているので、cycle 3では、本集積回路は、アドレスad 0からad 5まで、読み出しデータと期待値との比較結果を保存しないで、カウンタ1-11a, 1-11b, 1-11m等の計数を行う。そして、本集積回路は、アドレスad 6, 7において、メモリ2-3から読み出されたデータと期待値の比較結果にfail bitが含まれるか否かの判断を再開する。図9の例では、cycle 3において、ad 6でfail bitとしてbit 1,2が検出され、ad 7でfail
bitとしてbit 2が検出されている。
されるデータを例示する。cycle 2では、1つめの記憶回路であるデータレシーバ1-8a(値pf_Finfo1)において、アドレスad 2において、ad 1から連続するfail bit情報(bit 1のfail)が検出され、同一パタンfail連続回数が1であることが例示される。図10の例では、同一パタンfail連続回数=0が1回を表し、同一パタンfail連続回数=1が2回を示す。また、アドレスad 5において、fail bit情報(bit 1のfail)が検出される。
において、fail bit情報(bit 1,2のfail)が検出され、同一パタンfail連続回数が0であることが例示される。また、アドレスad 7において、fail bit情報(bit 2のfail)が検出さ
れている。
ーが検知されたときの各部の値の変化を例示する図である。すなわち、図10では、cycle 1で試験データがメモリ2-3に書き込まれ、cycle 2,3で読み出される。また、図10でpassは、エラーbitなし(正常)を示し、failはエラーbit検出を示す。
なお、各マスク回路の値(Ia,Ib,IIa,IIb,IIIa,IIIb)、比較器2-16の比較結果(cmp 1),マ
スク回路2-18の出力(cmp 2)、レジスタ2-15, 2-17の出力(reg 1, reg 2)は、0である。
一方、カウンタ2-11a,2-11bの計数結果(Ca1,Cb)は、カウンタ2-10の計数結果(C)と同じ1である。また、同一パタンfail連続回数であるカウンタ2-20の計数結果(Ca2)は0である
。
ータレシーバ2-8a(値pf_info1)と、カウンタ2-11a(値Ca1)がマスクされる。さらに、カウンタ2-10の値C=3で、ad 2のデータがfailで読み出される。その結果、同一パタンfail連続回数を計数するカウンタ2-20の値Ca=1となる。さらに、カウンタ2-10の値C=4で、ad
3のデータがpassで読み出される。その結果、同一パタンによるfailが途切れるので、カウンタ2-20(値Ca)がマスクされる。
ータレシーバ2-8b(値pf_info1)と、カウンタ2-11b(値Cb)がマスクされる。この時点
で、全記憶回路がfail bit情報とfail アドレス情報を保持したので、これ以上BIST試験
が継続できない。本集積回路は、試験結果が格納されたデータレシーバ2-8a,カウンタ2-11a,2-11b等をマスクして、カウンタ2-10の計数を進める。その結果、本集積回路は、試験が終了した試験対象アドレスをカウンタ2-11bに保持して、カウンタ2-10を値C=7,8に進め、cycle 2を終了する。Cycle 2が終了後、本集積回路は、スキャンシフトにより、データレシーバ2-8a(値pf_info1、1つめのfail bit情報), データレシーバ2-8b(値pf_info2、
2つ目のfail bit情報),カウンタ2-11a(値Ca1、1つめのfail アドレス),カウンタ2-20(
値Ca2、同一パタンfail連続回数),カウンタ2-11b(値Cb、2つめのfail アドレス)をLSIテスタに転送する。なお、カウンタ2-11a、カウンタ2-11bが保持するfail アドレスは、ア
ドレスad 0から7に対して、1から8の値となっている。
ータレシーバ2-8a(値pf_info1)と、カウンタ2-11a(値Ca1)がマスクされる。さらに、カウンタ2-10の値C=8で、アドレスad 7のデータがfail(fail bit 2)で読み出される。そ
の結果、データレシーバ2-8b(値pf_info2)と、カウンタ2-11b(値Cb)がマスクされる
。そして、cycle 3終了後、LSIテスタにスキャンシフトでデータが転送される。
bit情報とfailアドレス情報を複数組記憶することができる。すなわち、本集積回路は、所定数の記憶回路がすべて記憶されるまで、BIST試験を中断することなくfail bit情報とfailアドレス情報を記憶することができる。したがって、本集積回路は、1回のBIST試験で、複数組のfail bit情報とfailアドレス情報をまとめてLSIテスタにスキャンシフトで
出力できる。
データレシーバ2-8a,2-8等、およびカウンタ2-11a,2-11b等)のすべてにデータが記憶さ
れた場合には、試験結果を格納したデータレシーバ2-8a、カウンタ2-11a,2-11b等をマス
クして、各cycleの終了まで試験アドレスを進める。そして、本集積回路は、最後にfail bitが検出されたfail アドレスを記憶回路(例えば,図6のカウンタ2-11b,図8のカウンタ2-11m)に保持し、次のBIST試験において、試験対象アドレスのカウンタ2-10がfail アドレスになるまで、データレシーバ2-8a,2-8b等への試験結果の格納を停止する。したが
って、本集積回路は、複数の記憶回路へのBIST試験の結果の一時保持、低速クロックによるスキャンシフトでのBIST試験の結果の転送、次のBIST試験での前回のfail アドレスの
次のアドレスからの試験を再開・継続を少ない資源で効率的に無駄なく実行できる。
スキャンラッチ2-2とスキャンラッチ2-5に格納する。メモリ2-3は、PLL回路 2-22で生成
された高周波クロックにしたがってスキャンラッチ2-2から入力される試験データをカウ
ンタ2-10で指定される試験対象アドレスに書き込む。また、メモリ2-3は、高周波クロッ
クにしたがって、カウンタ2-10で指定される試験対象アドレスからデータを読み出し、スキャンラッチ2-4に格納する。そして、比較器2-6は、高速クロックにしたがって、スキャンラッチ2-4に格納されたデータRDと、スキャンラッチ2-5の期待値(mean)とを比較し、試験結果を生成する。以上のように、本集積回路は、PLL回路 2-22で生成された高周波クロックにしたがってBIST試験を実行できる。
回路2-7bがデータレシーバ2-8bへの新たなfail bit情報の書込を遮断する。このような作用は、図8に例示した記憶回路が3系統の構成、あるいは、記憶回路が3系統以上の構成でも同様である。したがって、本実施形態によれば、RAM1-3,2-3で取得されたfail bit情報のうち、異なるものを選択して複数記憶できる。
レシーバ2-8a,2-8bに対応するカウンタ2-11a,2-11bへのクロックがマスク回路2-12a,2-12bによって遮断される。したがって、本集積回路は、fail bit情報が出現した試験対象ア
ドレスを正確に検出できる。なお、試験対象アドレスの検出は、図8のカウンタ1-11a, 1-11b, 1-11mと、データレシーバ1-8a, 1-8b, 1-8mとによっても同様に実行される。
回連続して繰り返される場合に、繰り返し数を計数する。したがって、本集積回路は、同一fail bit情報を記憶しないでスキップしても、その出現回数を検知できる。
il bit情報を保持し、データレシーバ2-8bは第2のfail bit情報を保持する。また、カウンタ2-11aは第1のfail bit情報が出現した試験対象アドレスである第1のfailアドレス
情報を保持し、カウンタ2-11bは第2のfail bit情報が出現した試験対象アドレスである
第2のfailアドレス情報を保持する。したがって、本集積回路は1度のBIST試験の起動で、複数のfail bit情報と複数のfailアドレス情報を保持できる。したがって、本集積回路は、BIST試験の繰り返し回数を抑制し、効率的にFBM試験を実行できる。
1-3,2-3,3-3 メモリ
1-8a,1-8b,1-8m データレシーバ
1-10,1-11a,1-11b,1-11m,1-20,1-20a,1-20b カウンタ
1-13,1-13b,1-13c,1-18a,1-18b 比較器
3-8a,3-8b,3-8m fail bit 記憶回路
3-11a,3-11b,3-11c fail アドレス記憶回路
3-18a,3-18b 比較回路
3-19 マスク信号生成回路
3-20a,3-20b 同一fail連続回数カウンタ
Claims (10)
- 記憶部と、
前記記憶部の試験対象アドレスを生成するアドレス生成部と、
前記記憶部の試験対象アドレスのそれぞれにおける試験の結果データを生成する試験実行部と、
前記試験の結果がエラーの場合のエラー結果データを順次格納する複数の結果データ格納部と、
前記複数の結果データ格納部で保持されるエラー結果データに対応する複数の試験対象アドレスをそれぞれ格納する複数のアドレス格納部と、
前記複数の結果データ格納部にそれぞれエラー結果データが格納され、前記複数のアドレス格納部にそれぞれ試験対象アドレスが格納された後に、前記複数の結果データ格納部にそれぞれ格納されたエラー結果データと前記複数のアドレス格納部にそれぞれ格納された試験対象アドレスとを外部装置に出力する外部出力部と、
前記記憶部、アドレス生成部、試験実行部、複数の結果データ格納部、および複数のアドレス格納部に第1のクロックを供給する第1クロック回路と、
前記外部出力部に前記第1のクロックよりも低速の第2のクロックを供給する第2クロック回路と、
を備える集積回路。 - 前記複数の結果データ格納部のうち第1の結果データ格納部にエラー結果データが格納されたときに、前記第1の結果データ格納部への次のエラー結果データの格納を遮断する第1の遮断回路と、
前記複数の結果データ格納部のうち第1の結果データ格納部に第1のエラー結果データが格納された後に、第2の結果データ格納部に第1のエラー結果データとは異なる第2のエラー結果データが格納されたときに、前記第2の結果データ格納部への次のエラー結果データの格納を遮断する第2の遮断回路と、をさらに備える請求項1に記載の集積回路。 - 前記アドレス生成部は、第1カウンタを有し、
前記複数のアドレス格納部のそれぞれは、
前記第1カウンタを駆動するクロックと同一のクロックで駆動される第2カウンタと、
前記複数の結果データ格納部のいずれかにエラー結果データが格納されたときに、前記エラー結果データが格納された結果データ格納部に対応するアドレス格納部の前記第2カウンタへのクロックを遮断する遮断回路と、を有する請求項1または2に記載の集積回路。 - 同一のエラー結果データが複数回連続して繰り返される場合に、繰り返し数を計数する第3カウンタを備える請求項1から3のいずれか1項に記載の集積回路。
- 第1のエラー結果データが複数回連続して繰り返された後、前記第1のエラー結果データとは異なる第2のエラー結果データが発生した場合に、前記複数の結果データ格納部のうちの第1の結果データ格納部は、第1のエラー結果データを保持し、第2の結果データ格納部は、第2のエラー結果データを保持し、前記複数のアドレス格納部のうちの第1のアドレス格納部は第1のエラー結果データが出現した試験対象アドレスを保持し、第2のアドレス格納部は第2のエラー結果データが出現した試験対象アドレスを保持する請求項1から4のいずれか1項に記載の集積回路。
- 第1のエラー結果データが複数回連続して繰り返された後、正常な結果データが発生し、その後、第2のエラー結果データが繰り返し発生した場合に、前記第2のエラー結果データの繰り返し数を計数する第4カウンタを備える請求項1から5のいずれか1項に記載
の集積回路。 - 前記外部出力部は、複数の結果データ格納部に格納されたエラー結果データと、前記エラー結果データが繰り返し発生した繰り返し数と、前記エラー結果データが検知された試験対象アドレスとを外部装置に出力する請求項1から6のいずれか1項に記載の集積回路。
- 前記複数のエラー結果データが出現した試験対象アドレスのうち、最後の試験対象アドレスを保持するアドレス格納部は、前記外部出力部による外部装置への出力の後に、さらに前記試験実行部によって生成される試験の結果データのうち、前記最後の試験対象アドレス以前の試験対象アドレスにおけるエラー結果データの保存を遮断する請求項7に記載の集積回路。
- 前記記憶部の試験対象アドレスに書き込まれる試験データを生成するデータ生成部をさらに備え、
前記試験実行部は、前記試験データを期待値として保存し、前記試験対象アドレスに前記試験データを書き込み、前記試験データが書き込まれた試験対象アドレスから読み出したデータと前記期待値とを比較して試験の結果データを生成する請求項1から8のいずれか1項に記載の集積回路。 - 第1のクロックにしたがって、記憶部の試験対象アドレスを生成し、記憶部の試験対象アドレスのそれぞれにおいて試験の結果データを生成し、前記試験の結果がエラーの場合のエラー結果データを順次複数の結果データ格納部に格納し、前記複数の結果データ格納部でそれぞれ保持されるエラー結果データに対応する複数の試験対象アドレスをそれぞれ複数のアドレス格納部格納する処理を繰り返し、
前記複数の結果データ格納部にそれぞれエラー結果データが格納され、前記複数のアドレス格納部にそれぞれ試験対象アドレスが格納された後に、第1のクロックよりも低速な第2のクロックにしたがって、前記複数の結果データ格納部にそれぞれ格納されたエラー結果データと前記複数のアドレス格納部にそれぞれ格納された試験対象アドレスとを外部装置に出力する、集積回路の試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015207967A JP6693081B2 (ja) | 2015-10-22 | 2015-10-22 | 集積回路、および集積回路の試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015207967A JP6693081B2 (ja) | 2015-10-22 | 2015-10-22 | 集積回路、および集積回路の試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017079091A true JP2017079091A (ja) | 2017-04-27 |
JP6693081B2 JP6693081B2 (ja) | 2020-05-13 |
Family
ID=58667094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015207967A Active JP6693081B2 (ja) | 2015-10-22 | 2015-10-22 | 集積回路、および集積回路の試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6693081B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0528800A (ja) * | 1991-07-19 | 1993-02-05 | Mitsubishi Electric Corp | 不良解析装置 |
JPH08273391A (ja) * | 1995-03-30 | 1996-10-18 | Nec Corp | メモリlsiの不良ビット検出方法 |
US5831989A (en) * | 1996-09-18 | 1998-11-03 | Advantest Coporation | Memory testing apparatus |
JP2002032998A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-31 | Fujitsu Ltd | 半導体記憶装置の不良解析装置 |
JP2004227645A (ja) * | 2003-01-22 | 2004-08-12 | Sharp Corp | メモリ試験装置及びフェイル情報取得装置並びにフェイル情報取得方法 |
JP2007102940A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Advantest Corp | 試験装置、及び試験方法 |
JP2009110627A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 不良ビットマップデータの圧縮方法、不良ビットマップ表示方法、及び、不良ビットマップ表示装置 |
JP2012185895A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Toshiba Corp | 半導体集積回路、故障診断システム、および、故障診断方法 |
-
2015
- 2015-10-22 JP JP2015207967A patent/JP6693081B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0528800A (ja) * | 1991-07-19 | 1993-02-05 | Mitsubishi Electric Corp | 不良解析装置 |
JPH08273391A (ja) * | 1995-03-30 | 1996-10-18 | Nec Corp | メモリlsiの不良ビット検出方法 |
US5831989A (en) * | 1996-09-18 | 1998-11-03 | Advantest Coporation | Memory testing apparatus |
JP2002032998A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-31 | Fujitsu Ltd | 半導体記憶装置の不良解析装置 |
JP2004227645A (ja) * | 2003-01-22 | 2004-08-12 | Sharp Corp | メモリ試験装置及びフェイル情報取得装置並びにフェイル情報取得方法 |
JP2007102940A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Advantest Corp | 試験装置、及び試験方法 |
JP2009110627A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 不良ビットマップデータの圧縮方法、不良ビットマップ表示方法、及び、不良ビットマップ表示装置 |
JP2012185895A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Toshiba Corp | 半導体集積回路、故障診断システム、および、故障診断方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6693081B2 (ja) | 2020-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7673208B2 (en) | Storing multicore chip test data | |
KR100328357B1 (ko) | 개선된자동메모리테스터용용장성분석기 | |
US7941720B2 (en) | Scan test circuit and scan test control method | |
US7689884B2 (en) | Multicore chip test | |
JP3893238B2 (ja) | 半導体記憶装置の不良解析装置 | |
US9417287B2 (en) | Scheme for masking output of scan chains in test circuit | |
JP6054597B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
JP2008016156A (ja) | 半導体集積回路 | |
JP2008117372A (ja) | 半導体集積回路およびその制御方法 | |
US9773570B2 (en) | Built-in-self-test (BIST) test time reduction | |
US9194913B2 (en) | Circuit and method for diagnosing scan chain failures | |
US9989590B2 (en) | Self-test circuit in integrated circuit, and data processing circuit | |
US9293226B2 (en) | Memory test device and operating method thereof | |
JP6693081B2 (ja) | 集積回路、および集積回路の試験方法 | |
JP2006292646A (ja) | Lsiのテスト方法 | |
US8441277B2 (en) | Semiconductor testing device, semiconductor device, and testing method | |
JP2005140759A (ja) | 半導体集積回路及び半導体集積回路の故障検出方法 | |
US7155649B2 (en) | Scan test control method and scan test circuit | |
CN116368478A (zh) | 通过高速并行总线实施的高带宽ijtag | |
JP3710639B2 (ja) | 半導体装置 | |
KR20160058501A (ko) | 반도체 장치 및 동작 방법 | |
JP4806537B2 (ja) | テスト回路及びマスク制御回路 | |
JP2013088400A (ja) | 半導体集積回路の検査方法および半導体集積回路 | |
CN103605590A (zh) | 新颖的嵌入式系统存储器的测试结构及方法 | |
JP2009210544A (ja) | 半導体集積回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180706 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190402 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190531 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20191029 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200128 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20200205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200317 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200330 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6693081 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |