JP2017078750A - 作像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

作像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ Download PDF

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俊次 加藤
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圭一 吉田
篤 黒川
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篤 黒川
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Abstract

【課題】露光装置と縦2軸循環方式の現像装置とを備える作像装置において、露光装置及びこれに近接・対向した現像装置の双方を効率良く冷却する。【解決手段】壁面300aを形成され、LEDアレイを用いた露光装置300と、現像ローラ101、供給スクリュ104、搬送スクリュ106を有するとともに、露光装置300の壁面300aと所定の空間を隔ててほぼ平行に対向する対向壁面108aを形成された現像ケース108を具備する現像装置100とを備え、壁面300a及び対向壁面108aの長手方向Yの後側Yaに空気を導入する導入部110を、壁面300a及び対向壁面108aの長手方向Yの前側Ybに空気を排出する排気部111をそれぞれ設け、導入部110から排気部111に向かって流れる気流112が形成される作像装置90である。【選択図】図3

Description

本発明は、作像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジに関する。
2成分現像方式の現像装置は、トナーとキャリアを含む2成分現像剤を用いて像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視化する装置である。この現像装置では、現像領域において現像処理を終了してトナーが消費された現像剤は回収され、補給されるトナーと混合、攪拌され、再び現像に供される。このような構成の現像装置で用いられる現像剤は、安定したトナー画像を得るために、一定のトナー濃度と帯電量を維持する必要がある。
トナー濃度は現像で消費したトナーと補給トナー量により調整され、帯電量はキャリアとトナーとの混合・攪拌時の摩擦帯電により付与される。キャリアに静電吸着したトナーは、現像領域において、現像剤担持体と像担持体との間に形成された電界の影響を受け、像担持体上の静電潜像(画像部)に付着する。このときの現像領域の電界から受ける力がトナーを静電吸着しているキャリアの静電気力を上回ることで、トナーがキャリアから離れて像担持体側に飛翔する。
追加補給トナーを帯電させるために、現像剤攪拌部と、現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部とを現像装置内に有し、水平方向に配置した2本の搬送部材で現像剤を循環させる2軸循環型の現像装置が一般的である。さらに、現像装置の幅を小さくし画像形成装置を小型化する目的で、現像剤攪拌部と現像剤供給部とをほぼ鉛直(上下)方向に配置する構成が採られることもある(以下、縦2軸循環型の現像装置ともいう)。
さらなる画像形成装置の小型化のために、露光装置において、従来のレーザダイオード(以下、LDと略称するによる書込み方式の他に、発光ダイオード(以下、LEDと略称する)アレイを用いた書込み方式が用いられることもある。従来のLD書込み方式は安価で製造することができる一方、感光体の長手方向に光線を走査させるためのポリゴンミラーを用いた駆動部を設ける必要があり、小型化を妨げる要因となっていた。そこで、LEDアレイを感光体の長手方向全域に配置することで書込み装置の小型化を図ることができる。
LEDアレイを用いた露光装置を備えた画像形成装置では、LEDアレイを現像装置の近傍に配置する必要があるため、LEDアレイからの熱が現像装置に影響し、現像剤の流動性の悪化、現像剤凝集体の増加を生じさせることが懸念される。そこで、露光装置と現像装置との間に気流が通るように、作像ユニット(像形成ユニット)に吸気ダクト及び排気ダクトを設けた構成にして、空冷によって現像装置を冷却する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、今までのLEDアレイを用いた露光装置から現像装置が受ける熱の冷却方法では、縦2軸循環方式を採用した小型の作像装置では気流の流れる領域が狭いために、気流が現像装置の長手方向全域に伝播せず冷却が不十分になってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、像担持体、露光装置及び現像装置を備える作像装置において、露光装置及びこれに対向して配置された現像装置の双方を効率良く冷却することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、像担持体と、前記像担持体の長手方向に沿って、且つ前記像担持体の表面に対向して配置され、前記像担持体に潜像を形成する露光装置と、前記長手方向に沿って、且つ前記像担持体の表面に対向して配置され、前記像担持体に形成された潜像に担持している現像剤中のトナーを供給して現像する現像剤担持体と、前記長手方向に沿って配置され、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、前記長手方向に沿って配置され、現像剤を攪拌して前記現像剤供給部材との間で現像剤を循環させる現像剤攪拌部材と、前記現像剤担持体、前記現像剤供給部材及び前記現像剤攪拌部材を支持するとともに現像剤を収容し、前記露光装置における前記像担持体の回転方向の下流側に、且つ前記長手方向に沿って前記露光装置の壁面に対向して配置された現像ケースと、を有する現像装置と、を備えた作像装置であって、前記現像ケースは、前記壁面と空間を隔ててほぼ平行に対向する対向壁面を具備し、前記壁面及び前記対向壁面の前記長手方向の一壁端に空気を導入する導入部と、前記壁面及び前記対向壁面の前記長手方向の他壁端に空気を排出する排気部とをそれぞれ設け、前記導入部から前記排気部に向かって流れる気流が形成される作像装置である。
本発明によれば、露光装置及びこれに対向して配置された現像装置の双方を効率良く冷却することができる。
本発明を適用する画像形成装置としての複写機の概略的な構成図である。 本発明の実施形態1に係る作像装置の要部の構成を示す概略的な構成図である。 図2の作像装置の要部の正断面図である。 図3の作像装置のS3−S3断面図である。 比較例に係る作像装置の要部の正断面図である。 (a)は比較例に係る作像装置の温度上昇試験結果を示すグラフであり、(b)は本発明の実施形態1に係る作像装置の温度上昇試験結果を示すグラフである。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態を詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図及び説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
図1を用いて、本発明を適用する画像形成装置の一例としての複写機1000について説明する。図1は本発明を適用する画像形成装置の一例としての複写機1000の概略的な構成図である。
図1において、Xは画像形成装置の本体の幅方向を、Yは幅方向Xに直交する後述する感光体2の長手方向(軸方向)を、Zは幅方向X及び長手方向Yに直交する上下方向(鉛直方向)を、それぞれ示している。また、図1の紙面手前側は画像形成装置の本体の前側を、図1の紙面奥側は画像形成装置の本体の後側を、それぞれ示している。
図1に示すように、複写機1000は、複写装置本体の主として画像形成部であるプリンタ部600、これを載せる給紙テーブルである給紙部700、プリンタ部600上に取り付けられたスキャナであるスキャナ部800から構成される。
プリンタ部600は、4つのプロセスユニットとしてのプロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)を備えている。プリンタ部600には、プロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)の他に、露光手段としての露光装置6、複数の張架ローラに張架されて図1中の矢印D方向に移動する中間転写体としての中間転写ベルト7、定着手段としての定着装置12等を備えている。
4つのプロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)、露光装置6、中間転写ベルト7、後述する2次転写装置等は、電子写真方式で作像する作像装置15を構成している。
4つのプロセスカートリッジ1の、符号の後に付されたY,M,C,Kという添字は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(黒)用の各色の画像を形成するための仕様であることを示している。4つのプロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)は、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、以下、Y,M,C,Kという添字を省略して説明する。また、図1の簡明化のため、プロセスカートリッジ1Yのみに構成部材の符号を付している。
露光装置6は、スキャナ部800で読み取られた原稿の画像や、送受信可能に接続された外部のコンピュータ等から送られてくる画像データに基づいて後述の感光体の表面にレーザ光を照射して静電潜像を書き込むことにより静電潜像を形成する。露光装置6は、従来のLD書込み方式を用いており、感光体の長手(主走査)方向に光線を走査させるための走査光学系とポリゴンミラー等を駆動する駆動部を有する。
プロセスカートリッジ1は、像担持体ないし潜像担持体であるドラム状の感光体2と、帯電手段である帯電部材3、現像手段である現像装置4及びクリーニング手段である感光体クリーニング装置5とを一体的に支持してユニット状とした構成となっている。各プロセスカートリッジ1は、それぞれに設けられているストッパー部材を解除することにより、画像形成装置の本体としての複写機本体500に対して着脱可能となっている。4つのプロセスカートリッジ1は、中間転写ベルト7の表面移動方向に並列に配設され、後述するように、それぞれの感光体2上に形成されたトナー像を中間転写ベルト7に順に重ね合わせるように転写し、中間転写ベルト7上に可視像を形成するようなっている。
帯電部材3は、感光体2の表面を一様に帯電させるものであり、本例ではローラ状の帯電ローラを用いて感光体2の表面に圧接されており、感光体2の回転により従動回転する。
尚、帯電手段としては、感光体2の表面に接触するローラ状の帯電部材3に限るものではなく、コロナ帯電などの非接触帯電方式を用いてもよい。
現像装置4は、感光体2上に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像剤担持体としての現像ローラ、現像ローラに現像剤を供給する現像剤供給部材、現像剤攪拌部材などを備えている。各色の現像装置4内には、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤が収容されている。
感光体クリーニング装置5は、中間転写ベルト7と対向する位置を通過した感光体2の表面上に残留する転写残トナーのクリーニングを行う。
プロセスカートリッジ1の動作について説明する。作像時には、各色に対応した感光体2(以下、各感光体2ともいう)が図中の矢印で示す時計回り方向に回転する際に、高圧電源により所定のバイアスが印加されている帯電部材3によって感光体2の表面が一様に帯電される。帯電処理が施された各感光体2の表面には、露光装置6によって画像データの各色に応じた変調及び偏向されたレーザ光Lが照射されることにより、各感光体2の表面には静電潜像が形成される。
こうして、4つのプロセスカートリッジ1では、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色ごとのトナー像が感光体2上に形成される。
図1に示すように、各感光体2に対して中間転写ベルト7を挟んで対向する位置には1次転写手段としての1次転写ローラ8が配置されている。1次転写ローラ8には高圧電源により1次転写バイアスが印加され、感光体2との間で1次転写電界を形成する。感光体2と1次転写ローラ8との間で1次転写電界が形成されることにより、感光体2の表面上に形成されたトナー像が中間転写ベルト7の表面に転写される。中間転写ベルト7を張架する複数の張架ローラのうちの1つが駆動モータによって回転駆動されることによって中間転写ベルト7が図中の矢印D方向に表面移動する。
表面移動する中間転写ベルト7の表面上に各色のトナー像が順次重ねて転写されることによって、中間転写ベルト7の表面上にフルカラー画像が形成される。
一方、中間転写ベルト7と対向する位置を通過した各感光体2の表面上に残留する転写残トナーは、感光体クリーニング装置5によってクリーニング・除去される。
4つのプロセスカートリッジ1が中間転写ベルト7と対向する位置に対して、中間転写ベルト7の表面移動方向下流側には、張架ローラの1つである2次転写対向ローラ9aに対して中間転写ベルト7を挟んで対向する位置に2次転写ローラ9が配置されている。これにより、2次転写対向ローラ9aと2次転写ローラ9との間で2次転写ニップを形成する。2次転写装置を構成する2次転写ローラ9と2次転写対向ローラ9aとの間に所定の電圧を印加して2次転写電界を形成する。
給紙部700から給紙され、図1中の矢印S方向に搬送される転写材である転写紙Pが2次転写ニップを通過する際に、中間転写ベルト7の表面上に形成されたフルカラー画像が、転写紙Pに転写される。この際、中間転写ベルト7上のフルカラー画像は2次転写ローラ9と2次転写対向ローラ9aとの間に形成された2次転写電界によって転写紙Pに転写される。
2次転写ニップに対して転写紙Pの搬送方向下流側に、定着装置12が配置されている。2次転写ニップを通過した転写紙Pは定着装置12に到達し、定着装置12における加熱及び加圧によって転写紙P上に転写されたフルカラー画像が定着され、画像が定着された転写紙Pは複写機1000の装置外に出力・排紙される。
一方、2次転写ニップで転写紙Pに転写されず中間転写ベルト7の表面上に残留したトナーは、転写ベルトクリーニング装置11によって回収される。
図1に示すように、中間転写ベルト7の上方には、各色トナーを収容するトナーボトル900(Y,M,C,K)が複写機本体500に対して着脱可能に配置されている。各色トナーボトル900に収容されたトナーは、各色に対応するトナー補給装置によって、各色の現像装置4に供給される。
(実施形態1)
図2〜図4を用いて、本発明の実施形態1を説明する。図2は本発明の実施形態1に係る作像装置の要部の構成を示す概略的な構成図である。図3は図2の作像装置の要部の正断面図である。図4は図3の作像装置のS3−S3断面図である。
図2に示す実施形態1の作像装置90は、図1の作像装置15と比較して、プロセスカートリッジ1に代えて、プロセスカートリッジ50を用いる点、露光装置6に代えて、各色ごとの露光装置300を用いる点が相違する。
実施形態1のプロセスカートリッジ50は、図2に示すように、感光体2と、現像手段としての現像装置100と、帯電手段としての帯電装置202と、クリーニング手段としての感光体クリーニング装置203とから構成されている。感光体2、現像装置100、帯電装置202、感光体クリーニング装置203は、二点鎖線で示す筐体状のカートリッジ本体51に一体的に支持されている。これら装置・部材と共にカートリッジ本体51は、複写機本体500に対して着脱可能に構成されている。
実施形態1のプロセスカートリッジ50は、図1に示したタンデム型中間転写方式の画像形成装置である複写機1000の作像装置15を構成している4つのプロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)と同様に、中間転写ベルト7の下方近傍に4つ配置される。図2、図3に示すプロセスカートリッジ50は、4つのプロセスカートリッジ50(Y,M,C,K)のうちの1つのみを示している。
4つのプロセスカートリッジ50(Y,M,C,K)のうちの1つに対応する露光装置300は、図2に示すように、複写機本体500に取り付け固定されている。
また、感光体2、帯電装置202及び感光体クリーニング装置203は、図2において破線で示すように、感光体ユニット200として一体となっている。
現像装置100と感光体ユニット200とは、プロセスカートリッジ50として複写機本体500に装着されている状態で、またプロセスカートリッジ50として複写機本体500から離脱した状態で、カートリッジ本体51から着脱可能に構成されている。即ち、ユニット化された現像装置100と感光体ユニット200とは、個別に複写機本体500より着脱可能であり、経時劣化によって画像不良が発生した際には個別に交換することができるようになっている。
実施形態1では、図2、図3に示すように、現像装置100の幅を小さくし画像形成装置を小型化するために、現像ケース108に設けられている現像剤供給部103と現像剤攪拌部105とをほぼ上下方向Zに配置する構成が採用されている。
さらに、LEDアレイを発光素子として用いた露光装置300を採用することで、露光装置(書込み装置)及び画像形成装置の小型化を図っている。
帯電装置202は、感光体クリーニング装置203と露光装置300との間に配置されており、帯電ローラ202aと、クリーニングローラ202bとを有する。帯電ローラ202aは、感光体2の表面に圧接ないし対向・近接し、回転しながら感光体2の表面を一様に帯電させる。クリーニングローラ202bは、帯電ローラ202aに圧接し従動回転しながら帯電ローラ202aの表面を清掃する。
感光体クリーニング装置203は、クリーニングブレード203aと、シール部材203bと、除去トナー搬送部材203cと、これらの部材を取り付け支持するクリーニング支持部材203dとを有する。クリーニングブレード203aは、感光体2の回転方向に対してカウンタ当接し、感光体2の上の残留トナーを除去し回収する。シール部材203bは、感光体2の表面に当接し、除去した残留トナーの飛散を防止する。除去トナー搬送部材203cは、除去した残留トナーを搬送する。
露光装置300は、図2に示すように、感光体2の下方に配置されている。露光装置300は、発光素子として、感光体2に光を照射して潜像を書き込むLEDアレイが用いられている。露光装置300の上記LEDアレイ部分は、感光体2の長手方向Yの画像領域全域に沿って、感光体2の表面に近接して配置されている。
露光装置300には、レンズ部、LEDアレイを取り付けているLED基板、LEDアレイを駆動制御する制御基板などが配設されている。
尚、露光装置300は、これに限らず、露光装置の小型化を図れる有機EL(エレクトロルミネッセンス)等を用いてもよい。
現像装置100は、構成部材を後述するように特有の配置関係で設けている縦2軸循環方式の現像装置であり、ほぼ上下方向Zに縦長で、感光体2の長手方向Yの画像領域全域に沿って配置されている。現像装置100は、トナーとキャリアとを含む2成分現像方式を採用している。現像装置100は、露光装置300に隣る感光体2の回転方向の下流側に露光装置300に近接・対向して配置されている。
現像装置100は、現像ローラ101、現像剤規制部材102、現像剤供給部103、供給スクリュ104、現像剤攪拌部105、搬送スクリュ106、圧抜きフィルタ107、現像ケース108等を具備している。
現像装置100は、現像ローラ101に現像剤を供給する現像剤供給部103と、現像剤供給部103の下方に設けられ、追加補給トナーを攪拌させる現像剤攪拌部105とに分かれており、現像装置100の長手方向Yの両端部で連通している。
現像ローラ101は、感光体2に形成された潜像(静電潜像)に、担持している現像剤中のトナーを供給して現像する現像剤担持体として機能する。現像ローラ101は、感光体2の長手方向Yの画像領域全域に沿って、感光体2の表面に近接して配置されている。現像ローラ101の実施例として、直径がφ16mmのものを用いている。
現像剤規制部材102は、現像ローラ101が担持する現像剤量(現像剤層厚)を規制するものである。現像剤規制部材102の実施例として、磁性もしくは非磁性の固定された金属丸棒で外径がφ5mmのものを用いている。
現像剤供給部103には、現像ローラ101の長手方向Yに沿って現像ローラ101の下方近傍に配置され、現像ローラ101に現像剤を供給する現像剤供給部材としての供給スクリュ104が配設され、現像剤を循環させている。尚、供給スクリュ104は、現像剤を回収する機能もある。供給スクリュ104は、軸としてのスクリュ軸104aの周りに螺旋状に取り付けられたスクリュ羽根104bを有して回転することにより現像剤を搬送するよう構成されている。具体的には、供給スクリュ104の実施例として、スクリュ軸104aの外径はφ6mmであり、スクリュ羽根104bの外径はφ12mmのものを用いている。
現像剤攪拌部105には、供給スクリュ104の長手方向Yに沿って供給スクリュ104の下方近傍に配置され、現像剤を攪拌して供給スクリュ104との間で現像剤を循環させる現像剤攪拌部材としての搬送スクリュ106が配設されている。搬送スクリュ106は、軸としてのスクリュ軸106aの周りに螺旋状に取り付けられたスクリュ羽根106bを有して回転することにより現像剤を搬送するよう構成されている。具体的には、搬送スクリュ106の実施例として、スクリュ軸106aの外径はφ6mmであり、スクリュ羽根106bの外径はφ12mmのものを用いている。
圧抜きフィルタ107は、現像装置100内の内圧が上昇するのを防止するために、上昇した圧のみを逃がすものであり、現像剤の漏れを防止する機能も有する。
現像ケース108は、上述した現像ローラ101、供給スクリュ104、搬送スクリュ106を回転可能に支持するとともに、現像剤規制部材102、圧抜きフィルタ107を取り付け支持している。また、現像ケース108は、現像剤供給部103、現像剤攪拌部105等に存在する現像剤を収容している。
現像ケース108は、露光装置300に近接・対向する感光体2の回転方向の下流側に、感光体2の長手方向Yに渡り配置されている。現像ケース108は、露光装置300の壁面300aと所定の空間としての空間領域SPを隔ててほぼ平行に対向する対向壁面108aを有する現像容器として機能する。尚、空間領域SPは、図2において両側ハッチングを施して示している。
次に、現像装置100の動作を説明する。現像剤供給部103において、図2中矢印方向に回転する供給スクリュ104によって現像ローラ101近傍まで搬送された現像剤は、磁力によって現像ローラ101に吸着され、現像剤規制部材102によって所望の搬送量に規制される。その後、所望の搬送量に規制された現像剤は、図2中矢印方向に回転する現像ローラ101によって現像領域まで搬送される。その後、そのまま現像ローラ101によって現像ケース108内に戻され、反発磁力よって現像ローラ101より分離され再び現像剤供給部103に戻される。
現像ケース108内に戻される現像剤は、感光体2との現像領域に形成される現像ローラ101による磁気ブラシによって、現像ローラ101の回転方向下流側の現像ケース108との間に、現像領域からの現像剤が搬送される。このとき、現像ケース108内に戻される現像剤は上記磁気ブラシによって、現像装置100内に吸い込む気流を発生させる。この気流によって現像に使用されなかったトナーの飛散を防ぐことができる。また、内圧が上昇した現像装置100内の圧は圧抜きフィルタ107によって圧抜きされる。
プロセスカートリッジ50、露光装置300を有する作像装置90では、現像ローラ101や供給スクリュ104、搬送スクリュ106の駆動により、現像ローラ101の軸端部や各スクリュ軸104a,106aの端部と、これらの軸受とが摺接し発熱する。発熱した熱は現像ローラ101や各スクリュ軸104a,106aに伝わり、現像装置100が温度上昇する。
さらに、現像装置100に近接する露光装置300の発熱によって、現像装置100が温度上昇する。
しかしながら、画像形成装置の小型化のためには放熱のための十分なスペース(空間)を設けることができない。
そこで、実施形態1では以下の構成を採っている。図3、図4に示すように、露光装置300の壁面300aと現像ケース108の対向壁面108aとの間には、所定の空間領域SPが形成されている。空間領域SPは、露光装置300及び現像ケース108の後述する長手方向Yに渡り形成されている。
露光装置300の壁面300a及び現像ケース108の対向壁面108aの長手方向Yの一壁端である後側Yaには、空気を導入(吸入)する導入部110が形成されている。導入部110を介して、空間領域SPと複写機本体500の外部とが後述するように連通している。
また、露光装置300の壁面300a及び現像ケース108の対向壁面108aの長手方向Yの他壁端である前側Ybには、空気を排出(排気)する排気部111が形成されている。排気部111を介して、空間領域SPと複写機本体500の外部とが後述するように連通している。
尚、露光装置300の壁面300a及び現像ケース108の対向壁面108aの長手方向Yの後側Yaは、図3の紙面奥側に相当する。また、露光装置300の壁面300a及び現像ケース108の対向壁面108aの長手方向Yの前側Ybは、図3の紙面手前側に相当する。図4では、複写機本体500側であることを括弧を付して示す。
上記したとおり、導入部110から空気を導入し、露光装置300の壁面300aと現像ケース108の対向壁面108aとの間に形成された空間領域SPを通して、排気部111に向かって流れる気流112を形成することが可能となる。
気流112を強制的ないし確実に形成するために、気流112を発生させる気流発生手段としての吸引ファン115が、導入部110付近で複写機本体500内の後側板501に取り付けられている。後側板501には空気の取り入れが可能なルーバなどの開口部501aが、前側板502には空気の排出が可能なルーバなどの開口部502aが、それぞれ形成されている。
実施形態1では、図4に示すように、複写機本体500の長手方向Yの奥側である後側Yaに吸引ファン115を取り付けているため、気流112も長手方向Yの後側Yaから前側Ybに流れる構成になっている。
尚、気流発生手段は、図4のように配設された冷却ファンとしての吸引ファン115に限らず、例えば導入部110及び排気部111の少なくとも一方に接続するように設けてもよい。
また、吸引ファン115は、図4の配置例では1つのプロセスカートリッジ50を構成する現像装置100の対向壁面108aと、露光装置300の壁面300aとの間の空間領域SPに気流112を流すように設けているが、これに限定されない。
例えば、図1に示した複写機1000に、実施形態1の作像装置90を配置する場合には、吸引ファン115の配置数を減らすために次のようにしてもよい。例えば、図1に示した複写機1000内に吸引ファン115を単一で配置する。そして、吸引ファン115からの気流を分岐するダクト部材等を介して、各プロセスカートリッジ50の現像装置100の対向壁面108aと、露光装置300の壁面300aとの空間領域SPに形成される、計4つの導入部110に導くように接続してもよい。
上記のように取り付けられた吸引ファン115からの気流を効率良く現像装置100と露光装置300の間の空間領域SPの長手方向Yの全域に流し、冷却する必要がある。そして、複写機本体500の長手方向Yの後側Yaからの気流112を効率良く現像装置100の長手方向Yの全域に伝えるためには空間領域SP伝播中の乱流の発生や圧損を抑制しなくてはならない。
そこで、供給スクリュ104と搬送スクリュ106との配置関係に関して、現像ケース108の対向壁面108aに近接する露光装置300の壁面300aの配置関係を特有にしている。
図3に示すように、供給スクリュ104のスクリュ軸104aの中心104acと搬送スクリュ106のスクリュ軸106aの中心106acとを通る直線A(図中太い破線で示す)が、露光装置300の壁面300aとほぼ平行に配置している。ここで、供給スクリュ104のスクリュ軸104a及び搬送スクリュ106のスクリュ軸106aは長手方向Y渡って延びているので、直線Aを平面と読み替えてもよい。図3中太い破線で示すBは、露光装置300の壁面300aを延長した壁面を示しており、壁面300aと同義である。
図3に示すように、露光装置300の壁面300aと、現像装置100の対向壁面108aとで平行に囲まれた空間領域SPの長手方向Yと直交する方向の長さL2は、スクリュ軸104aの中心104acとスクリュ軸106aの中心106acとを結ぶ線分の長さL1よりも長く形成している。ここで、長手方向Yと直交する方向とは、ほぼ上下方向Zに相当する。換言すれば、縦2軸循環方式の現像装置100を採用しているため、露光装置300の壁面300aと、これに対向する現像ケース108の対向壁面108aとの双方の面が、2つのスクリュ軸104a,106a間の距離よりも長く広くなるよう構成している。
上記のように配置することで、空間領域SPでの気流の発散(圧損)を抑制し、長手方向Yの全域に気流112を流すことができる。これにより、現像装置100内の現像剤供給部103と現像剤攪拌部105に存在する上記各部材・現像剤を共に均等に冷却することができる。
本発明の実施形態1に係る作像装置90の効果を比較確認するため、図5に示す比較例に係る作像装置90Xを作製した。図5は比較例に係る作像装置90Xの要部の正断面図である。
作像装置90Xの基本構成は、実施形態1に係る作像装置90と同じであるが、図5に示す現像装置100と露光装置300との配置関係が図3の作像装置90と相違する。即ち、作像装置90Xでは、供給スクリュ104のスクリュ軸104aの中心104acと搬送スクリュ106のスクリュ軸106aの中心106acとを通る直線A(又は平面)が、露光装置300の壁面300aと非平行な状態で配置されている。
作像装置90Xでは、露光装置300の壁面300aと現像ケース108の対向壁面108aとの間に形成された空間領域SPが、下方側が上方よりも大きく開口されるように、現像装置100と露光装置300とを配置している。換言すれば、図3に示す現像装置100と露光装置300との配置状態(露光装置300が感光体2の下方においてやや左斜め下方になるように傾いた状態)に対して、図5に示す比較例では露光装置300を感光体2の真下に配置しているとも言える。
図5のような配置関係になると、実施形態1と同様に複写機本体の後側から吸引ファンで気流を発生させても、空間領域SPで開口の大きい側(図5の下方向)に拡散してしまい、現像装置100の前側まで十分な気流が届かずに冷却することができない。従って、現像装置100の前側の温度が上昇し、トナーの固着や凝集体が発生し、異常画像の原因となってしまう。
図6を用いて比較例に係る作像装置90Xと、本発明の実施形態1に係る作像装置90とについて行った温度上昇試験を説明する。ここで、比較例に係る作像装置90Xでは、各スクリュ軸間を通る直線Aが露光装置300の壁面300aの延長面Bと非平行配置である。本発明の実施形態1に係る作像装置90では、各スクリュ軸間を通る直線Aが露光装置300の壁面300aの延長面Bとほぼ平行配置である。図6(a)は比較例に係る作像装置90Xの温度上昇試験結果を示すグラフであり、図6(b)は本発明の実施形態1に係る作像装置90の温度上昇試験結果を示すグラフである。
試験内容としては、比較例の作像装置90Xと本発明の実施形態1の作像装置90とを、図1の複写機1000相当の機種にそれぞれ搭載して、同じ試験条件にて温度上昇試験を行った。試験条件としては、現像装置100の前端部及び後端部(図3、図5における紙面手前側と紙面奥側)に熱伝対を取り付け、画像面積率100%画像(露光装置300が常に発光している駆動状態)を連続して印刷した場合の前端部及び後端部の温度を測定した。
比較例に係る図6(a)のグラフと、本発明に係る図6(b)のグラフとを比較すると、本発明のように各スクリュ軸間を通る直線Aを壁面300aの延長面Bとほぼ平行に配置することで、特に現像装置100の前側の温度上昇を抑制できていることが分かる。また、本発明の方が、比較例に比べて、現像装置100の前側及び後側の両方の温度上昇を抑制できていることが分かる。
以上説明したとおり、実施形態1によれば、LEDアレイを用いた露光装置の壁面と現像装置における現像ケースの対向壁面との間を流れる気流が乱れることなく長手方向全域に渡って効率良く流れ、冷却効率が高まる。従って、LEDアレイを用いた露光装置と現像装置との間に流れる気流の効率を高め(圧損をなくし)、露光装置300及びこれに近接した現像装置の双方を、それぞれの長手方向全域に渡り効率良く冷却することができる。
以上説明したとおり、実施形態1等には次の第1ないし第8の態様が実質的に記載されていたと言える。即ち、第1の態様は、感光体2などの像担持体と、像担持体の長手方向Yなどの長手方向に沿って、且つ像担持体の表面に対向して配置され、像担持体に潜像を形成する露光装置300などの露光装置と、長手方向に沿って、且つ像担持体の表面に対向して配置され、像担持体に形成された潜像に担持している現像剤中のトナーを供給して現像する現像ローラ101などの現像剤担持体と、長手方向に沿って配置され、現像剤担持体に現像剤を供給する供給スクリュ104などの現像剤供給部材と、長手方向に沿って配置され、現像剤を攪拌して現像剤供給部材との間で現像剤を循環させる搬送スクリュ106などの現像剤攪拌部材と、現像剤担持体、現像剤供給部材及び現像剤攪拌部材を支持するとともに現像剤を収容し、露光装置における像担持体の回転方向の下流側に、且つ長手方向に沿って露光装置の壁面300aなどの壁面に対向して配置された現像ケース108などの現像ケースとを有する現像装置100などの現像装置と、を備えた作像装置90などの作像装置であって、現像ケースは、壁面と空間を隔ててほぼ平行に対向する対向壁面108aなどの対向壁面を具備し、壁面及び対向壁面の長手方向の後側Yaなどの一壁端に空気を導入する導入部110などの導入部と、壁面及び対向壁面の長手方向の前側Ybなどの他壁端に空気を排出する排気部111などの排気部とをそれぞれ設け、導入部から排気部に向かって流れる気流112などの気流が形成される作像装置である。
かかる第1の態様によれば、露光装置及びこれに近接・対向した現像装置の双方を、それぞれの長手方向全域に渡り効率良く冷却することができる。
第1の態様において、「現像ケースは、壁面と空間を隔ててほぼ平行に対向する対向壁面を具備する」とは、露光装置の壁面に対して現像装置の対向壁面が平行である場合を含むほか、露光装置の壁面に対して現像装置の対向壁面が設計公差内で平行である場合を含む。
第2の態様は、第1の態様において、露光装置に用いられる発光素子は、像担持体に光を照射して潜像を書き込むLEDアレイである。
かかる第2の態様によれば、作像装置の小型化を図ることが可能となる。
第3の態様は、第1又は第2の態様において、作像装置の本体内に、気流を発生させる吸引ファン115などの気流発生手段が導入部及び排気部の少なくとも一方に接続するように設けられている。
かかる第3の態様によれば、導入部から排気部に向かって流れる気流を確実に形成することができる。
第4の態様は、第1〜第3の何れか1つの態様において、現像剤供給部材及び現像剤攪拌部材は、それぞれスクリュ軸104a,106aなどの軸を有して回転することにより現像剤を搬送するよう構成されており、現像剤供給部材の軸の中心と現像剤攪拌部材の軸の中心とを通る直線Aなどの直線が、壁面300aの延長面Bとほぼ平行である。
かかる第4の態様によれば、空間を流れる気流の発散(圧損)を抑制し、長手方向の全域に気流を流すことができる。これにより、現像装置内の現像剤供給部と現像剤攪拌部に存在する上記各部材・現像剤を共に均等に冷却することができる。
第5の態様は、第4の態様において、壁面と対向壁面とで囲まれて形成された空間の長手方向と直交する方向の長さL2などの長さは、現像剤供給部材の軸の中心と現像剤攪拌部材の軸の中心とを結ぶ線分の長さL1などの長さよりも長く形成されている。
かかる第5の態様によれば、所定の空間を流れる気流の発散(圧損)を抑制し、長手方向の全域に気流を流すことができる。これにより、現像装置内の現像剤供給部と現像剤攪拌部に存在する上記各部材・現像剤を共に均等に冷却することができる。
第6の態様は、第1〜第5の態様の何れか1つにおいて、現像剤供給部材は現像剤担持体の下方に、現像剤攪拌部材は現像剤供給部材の下方に、それぞれ配置されている。
かかる第6の態様によれば、作像装置の小型化を図ることが可能となる。
第7の態様は、第1〜第6の態様の何れか1つに記載の作像装置を備えている画像形成装置である。
第8の態様は、画像形成装置の複写機本体500などの装置本体に対して着脱可能であり、感光体2などの像担持体と、帯電装置202などの帯電手段、現像装置100などの現像手段及び感光体クリーニング装置203などのクリーニング手段から選ばれる少なくとも1つの手段とを一体に備えたプロセスカートリッジにおいて、第1〜第6の態様の何れか1つに記載の像担持体と、第1〜第6の態様の何れか1つに記載の現像装置とは、プロセスカートリッジ50などのプロセスカートリッジを構成している。
かかる第8の態様によれば、消耗部品交換等の操作性が向上する。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態や実施例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
例えば、作像装置を構成する現像装置は、上記実施形態1のような縦2軸循環方式の現像装置に限らず、横2軸循環方式などの現像装置であってもよい。
また、上記実施形態1中に適宜記載した構成の作像装置であってもよい。
例えば、作像装置は、図1の複写機1000に適用されるような4つのプロセスカートリッジ50と、各プロセスカートリッジ50に対応して配置される4つの露光装置300とを備えて構成されるものに限定されない。即ち、それぞれ単一の像担持体及び現像装置と、単一の露光装置とを備えた作像装置等であってもよい。また、単一のプロセスカートリッジと、単一の露光装置とを備えた作像装置等であってもよい。
また、本発明を適用する作像装置、画像形成装置は、図1に示したようなタンデム型中間転写方式に限らず、シートを搬送する搬送ベルトを用いたタンデム型直接転写方式の作像装置、画像形成装置であってもよい。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
2 感光体(像担持体の一例)
50 プロセスカートリッジ
90 作像装置
100 現像装置
101 現像ローラ(現像剤担持体の一例)
103 現像剤供給部
104 供給スクリュ(現像剤供給部材の一例)
104a スクリュ軸(現像剤供給部材の軸の一例)
104ac スクリュ軸の中心
105 現像剤攪拌部
106 搬送スクリュ(現像剤攪拌部材の一例)
106a スクリュ軸(現像剤攪拌部材の軸の一例)
106ac スクリュ軸の中心
108 現像ケース(現像容器)
108a 対向壁面
110 導入部
111 排気部
112 気流
115 吸引ファン(気流発生手段の一例)
200 感光体ユニット
201a 帯電装置(帯電手段)
300 露光装置(露光手段)
300a 露光装置の壁面
500 複写機本体(作像装置・画像形成装置の本体)
501 後側板
502 前側板
A 直線
B 露光装置の壁面の延長面
L1 線分の長さ
L2 空間領域の長さ方向と直交する方向の長さ
SP 空間領域(所定の空間の一例)
X 幅方向
Y 長手方向
Ya 後側
Yb 前側
Z 上下方向
特開2007−140349号公報

Claims (8)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体の長手方向に沿って、且つ前記像担持体の表面に対向して配置され、前記像担持体に潜像を形成する露光装置と、
    前記長手方向に沿って、且つ前記像担持体の表面に対向して配置され、前記像担持体に形成された潜像に担持している現像剤中のトナーを供給して現像する現像剤担持体と、前記長手方向に沿って配置され、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、前記長手方向に沿って配置され、現像剤を攪拌して前記現像剤供給部材との間で現像剤を循環させる現像剤攪拌部材と、前記現像剤担持体、前記現像剤供給部材及び前記現像剤攪拌部材を支持するとともに現像剤を収容し、前記露光装置における前記像担持体の回転方向の下流側に、且つ前記長手方向に沿って前記露光装置の壁面に対向して配置された現像ケースと、を有する現像装置と、
    を備えた作像装置であって、
    前記現像ケースは、前記壁面と空間を隔ててほぼ平行に対向する対向壁面を具備し、
    前記壁面及び前記対向壁面の前記長手方向の一壁端に空気を導入する導入部と、前記壁面及び前記対向壁面の前記長手方向の他壁端に空気を排出する排気部とをそれぞれ設け、前記導入部から前記排気部に向かって流れる気流が形成される作像装置。
  2. 請求項1記載の作像装置において、
    前記露光装置に用いられる発光素子は、前記像担持体に光を照射して潜像を書き込むLEDアレイであることを特徴とする作像装置。
  3. 請求項1又は2記載の作像装置において、
    前記作像装置の本体内に、前記気流を発生させる気流発生手段が前記導入部及び前記排気部の少なくとも一方に接続するように設けられていることを特徴とする作像装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1つに記載の作像装置において、
    前記現像剤供給部材及び前記現像剤攪拌部材は、それぞれ軸を有して回転することにより現像剤を搬送するよう構成されており、
    前記現像剤供給部材の前記軸の中心と前記現像剤攪拌部材の前記軸の中心とを通る直線が、前記壁面とほぼ平行であることを特徴とする作像装置。
  5. 請求項4記載の作像装置において、
    前記壁面と前記対向壁面とで囲まれて形成された前記空間の前記長手方向と直交する方向の長さは、前記現像剤供給部材の前記軸の中心と前記現像剤攪拌部材の前記軸の中心とを結ぶ線分の長さよりも長く形成されていることを特徴とする作像装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1つに記載の作像装置において、
    前記現像剤供給部材は前記現像剤担持体の下方に、前記現像剤攪拌部材は前記現像剤供給部材の下方に、それぞれ配置されていることを特徴とする作像装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1つに記載の作像装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であり、像担持体と、帯電手段、現像手段及びクリーニング手段から選ばれる少なくとも1つの手段とを一体に備えたプロセスカートリッジにおいて、
    請求項1〜6の何れか1つに記載の前記像担持体と、請求項1〜6の何れか1つに記載の前記現像装置とは、前記プロセスカートリッジを構成していることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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