JP2017077752A - 車両制御装置 - Google Patents

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良雄 伊藤
朋亮 ▲柳▼田
朋亮 ▲柳▼田
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Abstract

【課題】車両の車速が低い状態で電動機の動力によって補機の駆動を開始する場合に、電動機の駆動の開始による車両の駆動ショックを低減すること。
【解決手段】動力源と、変速機と、係合または開放されることによって動力源と駆動輪との間の動力伝達経路を接続または遮断する動力伝達クラッチと、動力源と駆動輪とによって選択的に駆動可能な補機と、補機と駆動輪との間に設けられた電動機と、電動機と駆動輪との間に設けられ、係合状態になることによって、駆動輪からの動力を補機に伝達可能、かつ電動機からの動力を駆動輪に伝達可能な補機クラッチと、を備え、動力伝達クラッチが開放状態、かつ補機クラッチが係合状態、かつ動力源を停止させた状態で惰性走行可能な車両を制御する車両制御装置であって、車両の惰性走行中における車速が、電動機によって補機の駆動が必要になる所定車速未満の場合に、補機クラッチを開放した後に電動機を駆動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両制御装置に関する。
車両には、オルタネータ、オイルポンプ、エアコンのコンプレッサ、ブレーキに使用する負圧を発生させるためのポンプなどの回転駆動する必要がある種々の補機が設けられている。また、複数の回転軸によって選択的に補機を駆動する技術がある。例えば、エンジンまたは駆動輪により機械式オイルポンプ(MOP)などの補機を選択的に駆動可能な車両駆動装置が知られている。
具体的に特許文献1には、エンジンと駆動輪との間の動力伝達経路に設けられたクラッチが開放され、かつエンジンが停止している惰性走行中には、駆動輪の駆動力によってMOPなどの補機を駆動する車両駆動装置が記載されている。また、特許文献1には、補機としてのモータジェネレータ(MG)と駆動輪との間において、切替ブレーキを制動状態かつ駆動輪側クラッチを係合状態にすることによって、MGによって車両を駆動できることが記載されている。
特開2011−231844号公報
ところで、特許文献1に記載された技術のように、車両の惰性走行中に駆動輪の動力によって補機を駆動する場合、車速が低い場合には駆動輪の動力が小さいため、補機を駆動する動力が低下するという問題がある。この場合、MGなどの電動機の動力によって補機を駆動させる方法が考えられる。しかしながら、惰性走行中においては、駆動輪と補機との間のクラッチが係合状態にあることから、電動機の動力によって補機を駆動させようとすると、車両に駆動ショックが発生する可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、車両の車速が低い状態で電動機の動力によって補機の駆動を開始する場合に、電動機の駆動の開始による車両の駆動ショックを低減できる車両制御装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係る車両制御装置は、動力源と、前記動力源から入力された駆動力を変速して出力する変速機と、係合または開放されることによって前記動力源と駆動輪との間の前記変速機を経由する動力伝達経路を接続または遮断する動力伝達クラッチと、前記動力源と前記駆動輪とによって選択的に駆動可能な補機と、前記補機と前記駆動輪との間に設けられた電動機と、前記電動機と前記駆動輪との間に設けられ、係合状態になることによって、前記駆動輪からの動力を前記補機に伝達可能、かつ前記電動機からの動力を前記駆動輪に伝達可能な補機クラッチと、を備え、前記動力伝達クラッチが開放状態、かつ前記補機クラッチが係合状態、かつ前記動力源を停止させた状態で惰性走行可能な車両を制御する車両制御装置であって、前記車両の惰性走行中における車速が、前記電動機による前記補機の駆動を行う上限の車速に基づいて設定された所定車速未満の場合に、前記補機クラッチを開放した後に前記電動機を駆動させる制御部を有することを特徴とする。
本発明による車両制御装置によれば、車両の車速が所定車速未満の場合に、電動機と駆動輪との間の動力の伝達を補機クラッチの開放によって遮断することができるので、車両の車速が低い状態で電動機の動力によって補機の駆動を開始する場合であっても、車両の駆動ショックを低減することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態による駆動装置を示すスケルトン図である。 図2は、本発明の一実施形態による駆動装置の制御方法を説明するためのフローチャートである。 図3は、本発明の一実施形態によるMGにより補機を駆動させる領域を説明するための変速マップを示す図である。 図4は、動力源が運転されている場合の一実施形態の駆動装置の共線図である。 図5は、動力源に対してフューエルカットが実行されている場合の一実施形態の駆動装置の共線図である。 図6は、モータジェネレータによってエンジンが押し掛けされている場合の駆動装置の共線図である。 図7は、エンジンの停止中においてモータジェネレータによって補機を駆動させる場合の駆動装置の共線図である。 図8は、本発明の一実施形態による駆動装置の第1変形例を示すスケルトン図である。 図9は、本発明の一実施形態による駆動装置の第2変形例を示すスケルトン図である。 図10は、本発明の一実施形態による駆動装置の第3変形例を示すスケルトン図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、本発明は以下に説明する実施形態によって限定されるものではない。
まず、本発明の一実施形態による車両制御装置を備えた駆動装置について説明する。図1は、この一実施形態による車両制御装置を備えた駆動装置のスケルトン図を示す。
図1に示すように、この一実施形態における駆動装置10Aは、車両1に搭載される。駆動装置10Aは、動力源としてのエンジン11を備える。エンジン11は、車両1に搭載される周知のものであるので、詳細な説明は省略する。エンジン11の出力軸11aはトルクコンバータ12に接続されている。トルクコンバータ12は、出力軸11aと一体回転するように連結されたポンプ13と、ポンプ13と組み合わされるタービン14とを備える。トルクコンバータ12は、ポンプ13とタービン14とが一体回転するように連結する連結状態と、連結状態が解除された開放状態とを切替可能なロックアップクラッチ15を有する。ロックアップクラッチ15は、エンジン11が停止している間は連結状態(L/Uオン)となる。
トルクコンバータ12のタービン14は、エンジン11の回転を変速可能であるとともにその回転方向を切替可能な動力伝達機構16に接続される。動力伝達機構16は、回転制御用遊星歯車機構17と、駆動輪2に動力を出力するための入力軸18とを備える。
回転制御用遊星歯車機構17は、シングルプラネタリ型の遊星歯車機構であり、サンギアS1とリングギアR1とキャリアCA1とを備える。サンギアS1は外歯歯車である。リングギアR1は、サンギアS1に対して同軸的に配置された内歯歯車である。キャリアCA1は、サンギアS1およびリングギアR1に噛み合うピニオンギアP1を自転可能で、かつサンギアS1の周囲を公転可能に保持する。
入力軸18の動力は、変速機7、クラッチC2、およびディファレンシャル機構(図示せず)を経由して駆動輪2に伝達される。入力軸18は、補機クラッチとしてのクラッチC2の係合状態で、駆動輪2に動力を出力可能であるとともに駆動輪2から動力が伝達された場合は回転可能に構成されている。すなわち、入力軸18は、クラッチC2の係合状態で、駆動輪2との間で相互に動力を伝達可能に構成される。ここで、変速機7は、自動変速機(AT)、無段変速機(CVT)、マルチモード・マニュアル・トランスミッション(MMT)、またはデュアルクラッチトランスミッション(DCT)などを採用することが可能である。
リングギアR1はタービン14と連結されている。サンギアS1は入力軸18と連結されている。また、動力伝達機構16は、リングギアR1とキャリアCA1とが一体に回転するように、伝達制御クラッチ19と伝達制御ブレーキ20とを備える。動力伝達クラッチとしての伝達制御クラッチ19は、リングギアR1とキャリアCA1とを連結する係合状態と、その係合状態を解除した開放状態とを切替可能に構成される。これにより、エンジン11と駆動輪2との間の動力伝達経路を接続したり遮断したりする。伝達制御ブレーキ手段としての伝達制御ブレーキ20は、キャリアCA1を制動する制動状態と、その制動状態を解除した制動解除状態とを切替可能に構成される。
図1に示すように、車両1には、エアコン(A/C)のコンプレッサ3、機械式オイルポンプ(MOP)4、ブレーキに使用するための負圧を発生させるブレーキ負圧ポンプ5、およびモータジェネレータ(MG)6などの複数の補機が設けられている。これらの補機は、それぞれ回転駆動されることによって動作する。なお、これらの補機を互いに区別する必要がない場合は、単に補機と称することがある。
駆動装置10Aは、補機を駆動するための補機駆動機構21を備える。補機駆動機構21は、一方向クラッチ(ワンウェイクラッチ:OWC)22、補機クラッチとしてのクラッチCL1、および伝達軸24を有する。OWC22は、ポンプ13に設けられる。クラッチCL1は入力軸18に設けられる。なお、クラッチCL1としては係合要素によって係合状態と開放状態とを切り替え可能なオン/オフ切替クラッチを採用しても良い。伝達部材としての伝達軸24は補機に動力を出力する。OWC22は、内輪22aおよび外輪22bを備え、内輪22aの回転数が外輪22bの回転数以上の場合は内輪22aと外輪22bとが一体に回転し、内輪22aの回転数が外輪22bの回転数未満の場合は内輪22aと外輪22bとが別々に回転するように構成されている。
伝達軸24の一端には第1プーリ25が設けられ、他端には第2プーリ26が設けられている。OWC22の外輪22bと第1プーリ25とには、第1ベルト27が巻き掛けられている。このように第1ベルト27を巻き掛けることにより、OWC22によってポンプ13から伝達軸24への動力伝達は許容され、伝達軸24からポンプ13への動力伝達は阻止される。また、OWC22の外輪22bと第1プーリ25との外径比に応じて、OWC22と第1プーリ25との間において所定の変速比G1が設定される。
また、クラッチCL1の外輪23aと第2プーリ26とには、第2ベルト28が巻き掛けられる。第2ベルト28により、入力軸18からクラッチCL1を経由した伝達軸24への動力伝達、および伝達軸24からクラッチCL1を経由した入力軸18への動力伝達が許容される。また、クラッチCL1の外輪23aと第2プーリ26との外径比に応じて、クラッチCL1と第2プーリ26との間において所定の変速比G2が設定される。
車両1が通常走行時であって、伝達制御クラッチ19が係合状態の場合、クラッチCL1は開放状態にされて、エンジン11の動力がOWC22、および補機を通じて入力軸18に伝達する経路が遮断される。エンジン11の動力は、伝達制御クラッチ19、入力軸18、および変速機7を通じて駆動輪2に伝達される。これは、エンジン11の動力が補機の伝達軸24およびクラッチCL1を通じて入力軸18に伝達する場合の、入力軸回転数Ninが、伝達制御クラッチ19を通じて入力軸18に伝達する場合の入力軸回転数Ninと相違するためである。
伝達制御クラッチ19、伝達制御ブレーキ20、およびクラッチCL1の動作は、車両制御装置としてのECU(Electronic Control Unit)30によって制御される。ECU30は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)などを有するマイクロコンピュータを主体にして構成される。ECU30は、車両1の走行状態およびエンジン11の運転状態に応じて伝達制御クラッチ19、伝達制御ブレーキ20、およびクラッチCL1の動作を制御し、これにより駆動装置10Aにおける動力伝達状態を切り替える。ECU30は、入力されたデータおよび予め記憶させられているデータおよびプログラムを使用して演算を行い、その演算結果を指令信号として出力する。ECU30は、車両1に設けられた各種センサからの出力信号に基づいて、車両を構成する構成要素を制御する周知のコンピュータユニットである。
ECU30は、例えば車両1の減速時またはエンジン11の回転数が所定の判定回転数以上の場合にはエンジン11への燃料供給を停止する、いわゆるフューエルカットを実行する。また、ECU30は、車両1の速度に応じてロックアップクラッチ15の状態を切り替える。ECU30には、車速センサ31、アクセル開度センサ32、クランク角センサ33等が接続されている。車速センサ31は、車両1の速度に対応した信号を出力する。アクセル開度センサ32はアクセルの開度に応じた信号を出力する。クランク角センサ33は、エンジン11のクランク軸の回転速度に対応した信号を出力する。これらのセンサ以外にも、ECU30には種々のセンサ(図示せず)が接続されている。また、ECU30には、各種のセンサ以外にシフト操作装置34が接続されている。シフト操作装置34は、前進走行レンジとしてのドライブレンジ(Dレンジ)、ニュートラル(N)レンジ、および後進走行レンジとしてのリバースレンジ(Rレンジ)を含む複数のレンジ間で切り替え操作可能な周知のものである。
以上のように構成されたこの一実施形態における駆動装置を備えた車両の制御方法について説明する。図2は、この一実施形態による車両制御装置の制御処理方法を説明するためのフローチャートである。なお、以下に説明する車両制御方法のフローチャートは、所定時間間隔で繰り返し実行される。
図2に示すように、この一実施形態においては、まず、ステップST1においてECU30は、車両1においてフリーラン(惰性走行)を開始させる条件であるフリーラン実行条件が成立するか否かを判定する。フリーラン実行条件としては、例えば所定車速VM以上の車速Vでの前進走行中に運転者のアクセル操作がオフであると検出されているときや、運転者のブレーキ操作がオフであると検出されているときなどの、従来公知の種々の条件を挙げることができる。
フリーランの実行条件が成立している場合(ステップST1:Yes)、ステップST2に移行する。ステップST2においてECU30は、フリーランが実行中であるか否かを判定する。ECU30がフリーランは実行中ではないと判定した場合(ステップST2:No)、ステップST3に移行する。
ステップST3においてECU30は、伝達制御クラッチ19に対して伝達制御クラッチ19を開放する指示信号を供給する。その後、ステップST4に移行する。一方、ステップST2においてECU30が、フリーランは実行中であると判定した場合(ステップST2:Yes)にも、ステップST4に移行する。
ステップST4においてECU30は、伝達制御クラッチ19が開放状態になったか否か、すなわち伝達制御クラッチ19の開放動作が完了しているか否かを判定する。ECU30は、伝達制御クラッチ19が開放状態になるまで判定を継続する(ステップST4:No)。ECU30が、伝達制御クラッチ19は開放状態であると判定した場合(ステップST4:Yes)、ステップST5に移行する。
ステップST5においてECU30は、エンジン11に対してエンジン11を停止する指示信号を供給する。エンジン11に対して停止の指示信号が供給された後、ステップST6に移行する。一方、ステップST1においてECU30が、フリーランの実行条件は成立していないと判定した場合(ステップST1:No)も、ステップST6に移行する。
ステップST6においてECU30は、車両1の車速Vが低い状態においてMG6を駆動させるとするフラグがオン(低車速時MG駆動判定ON)になっているか、オフ(低車速時MG駆動判定OFF)になっているかを判定する。ECU30が、低車速時MG駆動判定OFFであると判断した場合(ステップST6:No)、ステップST7に移行する。
ステップST7においてECU30は、エンジン11の再始動を行うか否かの判定を行う。ステップST7において、ECU30がエンジン11の再始動を行うと判断した場合(ステップST7:Yes)、ステップST20に移行して、伝達制御クラッチ19によるエンジン11の押し掛けを開始して、エンジン11を再始動させる。その後、この制御処理を終了する。
一方、ステップST7において、ECU30がエンジン11の再始動を行わないと判断した場合(ステップST7:No)、ステップST8に移行する。エンジン11の再始動を行わないのは、例えば、停止中のエンジン11に対して再始動の条件が成立していない場合や、通常走行時などであってエンジン11が稼働中である場合などである。
ステップST8においてECU30は、エンジン11が停止中であるか否かを判定する。ECU30がエンジン11は稼働中であると判断した場合(ステップST8:No)、制御処理を終了する。ECU30がエンジン11は停止中であると判断した場合(ステップST8:Yes)、ステップST9に移行する。
ステップST9においてECU30は、車両1の車速Vが所定車速V1未満であるか否かを判定する。ECU30が車速Vは所定車速V1未満であると判断した場合(ステップST9:Yes)、ステップST10に移行する。
ここで、この所定速度V1は、以下の(1)式により決定される。
V1=V0−a×T1 …(1)
なお、V0は、エンジン11の停止中においてMG6を駆動させる必要が生じる上限の車速である。また、aは車両1の加速度、T1は後述する補機クラッチに対して開放指示が供給されてから開放状態になるまでに要する時間である。
ステップST10においてECU30は、車両1の車速Vが低い状態においてMG6を駆動させるフラグをオンにして、低車速時MG駆動判定ONに切り替える。また、ECU30は、この時点において車速センサ31により計測された車速V1を、記録車速V1memoとして所定の記憶領域に格納する。他方、ステップST9において、ECU30が車速Vは所定車速V1以上であると判断した場合(ステップST9:No)、制御処理を終了する。
ここで、所定速度V1を算出するための上限の車速V0の設定について、図3を参照しつつ説明する。図3は、この一実施形態による上限の車速V0を決定するための変速マップを示す。
図3に示すように、変速機7の変速比γは、車速Vと入力軸18の入力軸回転数Ninとをパラメータとする変速マップに基づいて決定される。変速機7の変速比γの取り得る最大値をγmax、最小値をγminとすると、変速比γは最大変速比γmax(ギヤが最もLow)と最小変速比γmin(ギヤが最もHigh)との範囲内で段階的または連続的に変化する。入力軸回転数Ninがアイドル回転数NA以下の場合、MG6によってMOP4を駆動させる必要がある(図3中、領域A)。
さらに、コンプレッサ3やブレーキ負圧ポンプ5などの他の補機も併せて駆動させる必要がある場合、入力軸回転数Ninとしてはアイドル回転数NAより高い所定の回転数N2(N2>NA)を確保する必要がある(図3中、領域B)。種々の補機を駆動させるために必要な最低入力軸回転数N2を確保できる車速Vが上限車速V0となり、上限車速V0以下の車速の場合には、MG6による補機の駆動が必要になる(図3中、領域C)。すなわち、上述した(1)式は、補機クラッチが開放状態になる時点までに車速Vが上限車速V0になるような、所定車速V1を算出するための式である。
また、図2に示すように、制御処理のフローチャートが繰り返し実行され、ステップST6においてECU30が、低車速時MG駆動判定ONであると判断した場合(ステップST6:Yes)、ステップST11に移行する。
ステップST11においてECU30は、補機クラッチとしてのクラッチCL1およびクラッチC2が、開放状態であるか係合状態であるかを判定する。なお、本明細書において、クラッチCL1およびクラッチC2の少なくとも一方が開放状態である場合を、「補機クラッチが開放状態である」といい、クラッチCL1およびクラッチC2がともに係合状態である場合を、「補機クラッチが係合状態である」という。ECU30が、補機クラッチが開放状態であると判断した場合(ステップST11:Yes)、ステップST12に移行して、ECU30からMG6に駆動信号を供給して、MG6を駆動させる。
続いて、ステップST13に移行して、ECU30はステップST7と同様にして、エンジン11の再始動を行うか否かの判定を行う。ECU30がエンジン11の再始動を行う条件が成立すると判断した場合(ステップST13:Yes)、ステップST14に移行する。なお、ECU30がエンジン11を再始動しないと判断した場合(ステップST13:No)、後述するステップST16に移行する。
ステップST14においては、伝達制御クラッチ19を係合させてエンジン11を押し掛けしたり、クラッチC2およびクラッチCL1を用いたフリクションスタートを開始したりすることによりエンジン11の再始動を行う。また、ECU30は、車両1の車速Vが低い状態においてMG6を駆動させるとするフラグを倒して、低車速時MG駆動判定OFFにする。
すなわち、エンジン11が停止中であるとともに補機クラッチが係合状態にある際に、入力軸18の入力軸回転数Ninが低いと、エンジン11の押し掛けができない。さらに、駆動輪2からの動力によって回転する伝達軸24の回転数が低いため、MG6によって補機を駆動させる必要がある。この場合、補機クラッチを開放状態にしてからMG6の駆動を開始してMG6の回転数を増加させる。
この状態から、車両1の再加速や充電のためにエンジン11を再始動する場合は、伝達制御クラッチ19を係合させて、MG6によってエンジン11を再始動させる。また、再加速のためにエンジン11を再始動する場合には、クラッチC2またはクラッチCL1をスリップ係合制御させることにより、フリクションスタートを実行する。一方、伝達制御クラッチ19を係合させた押し掛けによってもエンジン11の再始動ができない場合、スタータ(図示せず)によってエンジンを再始動させた後、伝達制御クラッチ19、クラッチC2、またはクラッチCL1をスリップ係合制御させることにより、フリクションスタートを実行する。その後、この制御処理を終了する。
一方、ステップST11においてECU30が、補機クラッチが係合状態であると判断した場合(ステップST11:No)、ステップST15に移行する。ステップST15においてECU30は、クラッチC2またはクラッチCL1に対して開放を指示する信号を供給することによって、補機クラッチを開放状態にさせる。その後、ステップST16に移行する。
ステップST13またはステップST15からステップST16に移行すると、ECU30は、車速Vが第2の所定車速V2よりも大きいか否かを判定する。ここで、第2の所定速度V2は、以下の(2)式により決定され、上述した所定車速V1より大きい車速である。
V2=V1memo+α …(2)
なお、αは、制御処理のハンチングを抑制するためのヒステリシスである。そして、ECU30が、車両1の車速Vが第2の所定車速V2未満であると判断した場合(ステップST16:No)、この制御処理を終了する。
他方、ステップST16においてECU30が、車速Vは第2の所定車速V2より大きいと判断した場合(ステップST16:Yes)、ステップST17に移行する。なお、車速Vが第2の所定車速V2より大きくなる状況は、例えば、車両1が下り坂を下ることによって加速される場合などである。
ステップST17においてECU30は、MG6に対して停止を指示する信号を供給することにより、MG6の駆動を停止させる。これは、車両1の車速Vが第2の所定車速V2よりも大きいことから、車速Vは所定車速V1よりも大きいので、MG6の駆動によって補機を駆動させる必要がないためである。
その後、ステップST18に移行して、ECU30は、車両1の車速Vが低い状態においてMG6を駆動させるとするフラグを倒して、低車速時MG駆動判定OFFにする。続いて、ステップST19に移行して、ECU30は、クラッチC2およびクラッチCL1に対して係合の指示信号を供給する。これにより補機クラッチが係合状態となる。その後、この制御処理を終了する。以上により、この一実施形態の車両制御装置による制御処理が終了する。
(動力伝達状態)
次に、図4、図5、図6および図7を参照して、駆動装置10Aの各動力伝達状態について説明する。図4はエンジン11が運転されている場合の共線図を示す。図5はエンジン11に対してフューエルカットが実行されている場合の共線図を示す。図6は、MG6によってエンジン11が押し掛けされている場合の共線図を示す。図7は、エンジン11に対してフューエルカットが実行され、かつ補機クラッチが開放状態である場合の共線図を示す。これらの図中の「S」、「CA」、「R」はそれぞれ回転制御用遊星歯車機構17のサンギアS1、キャリアCA1、リングギアR1を示す。また、図4、図5、図6および図7の右端に示されている補機(ポンプ側)は、伝達軸24のポンプ13側の一端から補機に伝達される回転数を示し、左端に示されている補機(出力側)は伝達軸24の入力軸18側の他端から補機に伝達される回転数を示す。
図4において、実線F1は車両1が前進走行中のときの動力伝達状態を示す。同様に実線B1は車両1が後進走行中のときの動力伝達状態を示す。実線N1はシフト操作装置34がNレンジであり、かつ車両1が停止中のときの動力伝達状態を示す。さらに、図4中の破線は、クラッチCL1が開放状態のときの動力伝達状態を示す。なお、図4に示す動力伝達状態においては、ロックアップクラッチ15が開放状態に切り替えられているとともに、OWC22はロック状態に切り換えられている。
まず、図4に示すように、エンジン11が運転中であって車両1が前進走行中の場合、ECU30は、動力伝達クラッチとしての伝達制御クラッチ19を係合状態、伝達制御ブレーキ20を制動解除状態、クラッチCL1を開放状態にそれぞれ切り替える。この動力伝達状態においてクラッチCL1が開放状態であるとともにOWC22がロック状態であることから、いわゆる補機クラッチが開放状態となって補機にはポンプ13側から動力が伝達される。そのため、右端の補機(ポンプ側)の回転数がポンプ13の回転数と同じになり、出力側からの回転は伝達されない。また、右端の補機(ポンプ側)の回転数と左端の補機(出力側)の回転数とがそれぞれポンプ13の回転数と同じになる。この際、補機はエンジン11の動力によって駆動される。ポンプ13の動力は作動油(オイル)を介してタービン14にも伝達される。上述したように、この場合においてロックアップクラッチ15は開放状態であるため、タービン14の回転数はポンプ13の回転数よりも若干低下する。タービン14の動力は回転制御用遊星歯車機構17を介して入力軸18に伝達される。この際、伝達制御クラッチ19が係合状態であるとともに、伝達制御ブレーキ20が制動解除状態であるため、実線F1で示すようにサンギアS1、リングギアR1およびキャリアCA1は、一体回転する。これにより、タービン14の回転数と入力軸18の回転数は同じになる。
また、エンジン11が運転中であって車両1が後進走行中の場合、ECU30は、伝達制御クラッチ19を開放状態、伝達制御ブレーキ20を制動状態、クラッチCL1を開放状態にそれぞれ切り替える。この動力伝達状態においても上述した前進走行中の場合と同様に、クラッチCL1が開放状態、いわゆる補機クラッチが開放状態であるとともにOWC22がロック状態である。これにより、補機(ポンプ側)の回転数がポンプ13の回転数と同じになり、補機(出力側)の回転数が0になるため、この場合も補機はエンジン11の動力によって駆動される。タービン14に伝達された動力は実線B1で示すように回転制御用遊星歯車機構17において回転方向が逆方向に変更された後、入力軸18に伝達される。
さらに、エンジン11が運転中であってシフト操作装置34がNレンジであるとともに車両1が停止中の場合、ECU30は、伝達制御クラッチ19を開放状態に、伝達制御ブレーキ20を制動解除状態に、クラッチCL1を開放状態にそれぞれ切り替える。この動力伝達状態においても上述した前進走行中および後進走行中と同様に、クラッチCL1が開放状態であるとともにOWC22がロックされていることから、補機(ポンプ側)の回転数がポンプ13の回転数と同じになり、入力軸18からの回転は伝達されない。この場合も補機はエンジン11の動力によって駆動される。また、実線N1で示すように、車両1が停止中であるため入力軸18の回転数、すなわちサンギアS1の回転数は0になる。一方、リングギアR1およびキャリアCA1はタービン14によって回転駆動される。
また、図5において、実線F2は車両1のエンジン11が停止したフリーラン時において、クラッチCL1が係合状態のときの動力伝達状態を示す。図5に示す動力伝達状態においては、ロックアップクラッチ15は連結状態に切り替えられている。
図5に示すように、エンジン11に対してフューエルカットが実行されているとともに車両1が前進走行中の場合、車両1は前進方向に惰性走行している。この場合、ECU30は、伝達制御クラッチ19を開放状態、伝達制御ブレーキ20を制動解除状態、クラッチCL1を係合状態、およびOWC22をフリー状態にそれぞれ切り替える。
この動力伝達状態においては、エンジン11がフューエルカット中であるため、ポンプ13の回転数であるエンジン11の回転数は0になる。さらに、ロックアップクラッチ15が連結状態であるとともに伝達制御クラッチ19が開放状態であるため、タービン14の回転数も0になる。一方、車両1が走行中であるとともにクラッチC2が係合状態であるため、入力軸18は駆動輪2からの動力によって回転駆動される。さらに、クラッチCL1も係合状態であることから補機クラッチが係合状態になるため、補機には入力軸18側から動力が伝達される。これにより、左端の補機(出力側)の回転数および右端の補機(ポンプ側)の回転数がそれぞれ入力軸18の回転数と同じになる。すなわち、補機は駆動輪2から伝達された動力によって駆動される。なお、伝達軸24からポンプ13への動力伝達はOWC22によって遮断されるので、ポンプ13の回転数は0に維持される。実線F2で示すようにキャリアCA1はサンギアS1の回転に引き摺られて回転する。ただし、キャリアCA1は空転状態になるためリングギアR1はほとんど回転しない。そのため、入力軸18とタービン14との間の動力伝達が制限される。
また、図6において、実線F3は車両1のエンジン11がMG6により押し掛けされている時で、かつクラッチCL1が係合状態のときの動力伝達状態を示す。図6に示す動力伝達状態においては、ロックアップクラッチ15は連結状態である。
図6に示すように、ECU30は、車両1が前進方向に惰性走行をしている状態からMG6によってエンジン11を始動する場合、ロックアップクラッチ15を連結状態としたまま、伝達制御クラッチ19をスリップ係合させる。この際、OWC22はフリー状態である。これにより、MG6の動力が、クラッチCL1、動力伝達機構16およびトルクコンバータ12を介してエンジン11まで伝達される。ここでは、エンジン11の始動時に振動等の発生が抑制されるように、MG6の駆動によってリングギアR1の回転数を調整する。また、車両1が停止しているとともにエンジン11が停止している状態からエンジン11を始動する場合にも、MG6の駆動を、係合状態のクラッチCL1を通じ、スリップ係合させたキャリアCA1を経由してトルクコンバータ12を介してエンジン11まで伝達させる。このようにして、MG6を駆動させることによってエンジン11のクランキングを行う。これにより、エンジン11の再始動が行われる。
また、図7において、実線F4は車両1のエンジン11の停止状態において、クラッチCL1が係合状態、かつクラッチC2が開放状態のときの動力伝達状態を示す。図7に示す動力伝達状態においては、MG6の動力によって補機を駆動させているとともに、ロックアップクラッチ15は連結状態に切り替えられている。
図7に示すように、エンジン11が停止している場合、ECU30は、伝達制御クラッチ19を開放状態、伝達制御ブレーキ20を制動解除状態、クラッチCL1を係合状態、およびOWC22をフリー状態にそれぞれ切り替える。
この動力伝達状態においては、エンジン11が停止中であることから、ポンプ13の回転数は0になる。さらに、ロックアップクラッチ15が連結状態であるとともに伝達制御クラッチ19が開放状態であるため、タービン14の回転数も0になる。一方、MG6を駆動させているとともに、クラッチC2が開放状態かつクラッチCL1が係合状態としている。これにより、いわゆる補機クラッチが開放状態になるため、補機にはMG6から動力が伝達される。また、MG6が駆動していることにより、左端の補機(出力側)の回転数および右端の補機(ポンプ側)の回転数がそれぞれ同じになる。なお、伝達軸24からポンプ13への動力伝達はOWC22によって遮断されるので、ポンプ13の回転数は0に維持される。実線F4で示すようにキャリアCA1はサンギアS1の回転に引き摺られて回転するが、キャリアCA1が空転しているためリングギアR1はほとんど回転しない。
以上説明した本発明の一実施形態によれば、低車速時MG駆動判定ONである場合に、補機クラッチとしてのクラッチCL1およびクラッチC2を開放状態にした後に、MG6の駆動を開始していることにより、補機クラッチが係合状態でのMG6の駆動を回避可能となる。そのため、補機クラッチが係合状態にある状態でMG6の駆動を開始した場合に、MG6の駆動による動力が駆動輪2に伝達することを抑制できるので、MG6の駆動時に想定される駆動ショックを低減することが可能となる。
(第1変形例)
次に、上述した一実施形態の第1変形例について説明する。図8は、この第1変形例による駆動装置10Bのスケルトン図を示す。なお、図8において上述した一実施形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、駆動装置10Bにおいては、上述した一実施形態と異なり、摩擦係合クラッチやオン/オフ切替クラッチであるクラッチCL1の代わりに、第2一方向クラッチ(第2OWC)29および例えばドグクラッチなどのロック機構D2からなるクラッチ機構(図8中破線囲み部)を採用する。入力軸18に設けられた第2OWC29は、OWC22と同様の構成を有する。また、係合クラッチとしてのロック機構D2は、固定状態と開放状態とがECU30によって制御され、クラッチ機構における係合状態と開放状態とを切り替え可能に構成される。ECU30は、上述したクラッチCL1の係合状態および開放状態と同様のタイミングで、ロック機構D2の固定状態と開放状態とをそれぞれ切り替える(図4、図5、図6および図7参照)。すなわち、第1変形例においては、補機クラッチとしてロック機構D2およびクラッチC2の少なくとも一方が採用される。その他の構成は、上述した一実施形態と同様である。
この第1変形例においては、一実施形態におけるクラッチCL1の代わりに、第2OWC29およびロック機構D2からなる係合クラッチを構成するクラッチ機構を採用していることにより、上述した一実施形態と同様の効果を奏する。
(第2変形例)
次に、上述した一実施形態の第2変形例について説明する。図9は、この第2変形例による駆動装置10Cのスケルトン図を示す。なお、図9においては、簡略化したスケルトン図を示し、上述した一実施形態および第1変形例と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、駆動装置10Cにおいては、上述した第1変形例と異なり、トルクコンバータ12側のOWC22と、入力軸18側の第2OWC29およびロック機構D2との間に、動力伝達機構16に代えて動力伝達クラッチC0が設けられている。また、第2OWC29およびロック機構D2からなるクラッチ機構(図9中破線囲み部)と変速機7との間に、伝達制御クラッチ19を有する動力伝達機構16が設けられている。すなわち、この第2変形例においては、補機クラッチとして、伝達制御クラッチ19およびロック機構D2の少なくとも一方が採用される。その他の構成は、上述した一実施形態および第1変形例と同様である。
(第3変形例)
次に、上述した一実施形態の第3変形例について説明する。図10は、この第3変形例による駆動装置10Dのスケルトン図を示す。なお、図10においては、簡略化したスケルトン図を示し、上述した一実施形態、第1変形例、および第2変形例と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、駆動装置10Dにおいては、上述した第2変形例と異なり、トルクコンバータ12に対してエンジン11側にOWC22が設けられているとともに、OWC22とトルクコンバータ12との間にエンジン切り離しクラッチK0が設けられている。また、トルクコンバータ12は、エンジン切り離しクラッチK0と、第2OWC29およびロック機構D2からなるクラッチ機構(図10中破線囲み部)との間に設けられている。この第3変形例においては、補機クラッチとして、伝達制御クラッチ19およびロック機構D2の少なくとも一方が採用される。その他の構成は、上述した一実施形態、第1変形例および第2変形例と同様である。
以上、本発明の一実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の一実施形態において挙げた構成はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成を用いてもよい。
例えば、本発明の駆動装置にて駆動される補機は、上述した各形態に示したものに限定されない。車両に搭載され、回転駆動する必要がある種々の補機を本発明で駆動してよい。本発明の駆動装置に設けられる回転制御用遊星歯車機構はシングルプラネタリ型に限定されず、サンギアとリングギアとの間の互いに噛み合う2つのピニオンギアが設けられるダブルプラネタリ型であってもよい。
1 車両
2 駆動輪
6 MG
10A,10B,10C,10D 駆動装置
11 エンジン
16 動力伝達機構
18 入力軸
19 伝達制御クラッチ
20 伝達制御ブレーキ
22 一方向クラッチ(OWC)
29 第2一方向クラッチ(第2OWC)
CL1,C2 クラッチ
D2 ロック機構

Claims (1)

  1. 動力源と、
    前記動力源から入力された駆動力を変速して出力する変速機と、
    係合または開放されることによって前記動力源と駆動輪との間の前記変速機を経由する動力伝達経路を接続または遮断する動力伝達クラッチと、
    前記動力源と前記駆動輪とによって選択的に駆動可能な補機と、
    前記補機と前記駆動輪との間に設けられた電動機と、
    前記電動機と前記駆動輪との間に設けられ、係合状態になることによって、前記駆動輪からの動力を前記補機に伝達可能、かつ前記電動機からの動力を前記駆動輪に伝達可能な補機クラッチと、を備え、
    前記動力伝達クラッチが開放状態、かつ前記補機クラッチが係合状態、かつ前記動力源を停止させた状態で惰性走行可能な車両を制御する車両制御装置であって、
    前記車両の惰性走行中における車速が、前記電動機による前記補機の駆動を行う上限の車速に基づいて設定された所定車速未満の場合に、前記補機クラッチを開放した後に前記電動機を駆動させる制御部を有する
    ことを特徴とする車両制御装置。
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