JP2017077664A - 化粧シート、化粧板、及び化粧シートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、良好なエンボスを有する化粧シートを提供することを目的とする。【解決手段】化粧シート20は、第1原紙1に、熱可塑性樹脂層2、及び第2原紙3がこの順に積層され、エンボス5を有する。そして、第1原紙1、第2原紙3は、セルロース繊維を50質量%以上含み、厚さが15μm以上60μm未満であり、熱可塑性樹脂層2は、融点が100℃以上200℃以下であり、架橋された熱可塑性樹脂を含み、厚さが20μm以上70μm以下であり、エンボス5の深さは、15μm以上である。【選択図】図1
Description
本発明は、化粧シート、化粧板、及び化粧シートの製造方法に関する。
従来、化粧シートとしては、例えば、特許文献1に記載の技術がある。この特許文献1に記載の技術では、原紙に、耐久性を高めるための樹脂コーティング層を積層した積層体を形成し、さらに、エンボスを付与したものがある。このような化粧シートでは、一般に、積層体を、凹凸形状を有するエンボスロールと、エンボスロールの凹凸形状と噛み合う凹凸形状を有するバックロールとの間、つまり、オスメス型のロール間を通過させることで、化粧シートにエンボスを付与するようになっている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、化粧シートの柔軟性が比較的低いため、化粧シートにオスメス型のロール間を通過させることが難しい。それゆえ、エンボスの形成が難しく、良好なエンボスを有する化粧シートを生産することが困難である。
本発明は、上記のような点に着目したもので、良好なエンボスを有する化粧シート、化粧板、及び化粧シートの製造方法を提供することを目的としている。
本発明は、上記のような点に着目したもので、良好なエンボスを有する化粧シート、化粧板、及び化粧シートの製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、第1原紙に、熱可塑性樹脂層、及び第2原紙がこの順に積層され、エンボスを有する化粧シートであって、第1原紙及び第2原紙のそれぞれは、セルロース繊維を50質量%以上含み、厚さが15μm以上60μm未満であり、熱可塑性樹脂層は、融点が100℃以上200℃以下であり、架橋された熱可塑性樹脂を含み、厚さが20μm以上70μm以下であり、エンボスの深さは、15μm以上であることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、第1原紙と第2原紙との間に熱可塑性樹脂層を挟ませる。それゆえ、化粧シートの柔軟性を向上でき、また化粧シートの抗張力を増大でき、化粧シートが破断し難くなる。そのため、化粧シートがエンボスロールとバックロールの間を比較的容易に通過できる。これにより、良好なエンボスを有する化粧シートを提供できる。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
ここで、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、及び構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
ここで、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、及び構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(化粧板10)
図1に示すように、本実施形態の化粧板10は、第1原紙1の一方の面(以下、「表面1S」とも呼ぶ)に、熱可塑性樹脂層2、第2原紙3、及び絵柄模様層4がこの順に積層されて化粧シート20が形成され、第1原紙1の他方の面(以下、「裏面1T」とも呼ぶ)に、基板6が貼り合わされて構成される。化粧シート20には、凹凸形状、つまり、エンボス5が形成されている。エンボス5の深さは、凹凸感を視覚によって感知させることを考慮すれば、15μm以上が好ましい。エンボス5の深さとしては、例えば、凹部の谷底と凸部の山頂との間の距離を使用できる。例えば、十点平均粗さRzを使用できる。本実施形態の化粧板10は、特に、組み立て家具の表面装飾等の内装用途に好適である。
図1に示すように、本実施形態の化粧板10は、第1原紙1の一方の面(以下、「表面1S」とも呼ぶ)に、熱可塑性樹脂層2、第2原紙3、及び絵柄模様層4がこの順に積層されて化粧シート20が形成され、第1原紙1の他方の面(以下、「裏面1T」とも呼ぶ)に、基板6が貼り合わされて構成される。化粧シート20には、凹凸形状、つまり、エンボス5が形成されている。エンボス5の深さは、凹凸感を視覚によって感知させることを考慮すれば、15μm以上が好ましい。エンボス5の深さとしては、例えば、凹部の谷底と凸部の山頂との間の距離を使用できる。例えば、十点平均粗さRzを使用できる。本実施形態の化粧板10は、特に、組み立て家具の表面装飾等の内装用途に好適である。
(第1原紙1、第2原紙3)
第1原紙1、第2原紙3としては、セルロース繊維間に樹脂を含む紙間強化紙を使用できる。紙間強化紙としては、セルロース繊維を50質量%以上含むものが好ましい。紙間強化紙の厚さは、例えば、15μm以上60μm未満とする。例えば、15μm未満である場合には、薄すぎるため、強度面で絵柄模様層4の印刷及び後加工に適さない。また、例えば、60μm以上である場合には、厚すぎるため、エンボス適正に欠ける。
第1原紙1、第2原紙3としては、セルロース繊維間に樹脂を含む紙間強化紙を使用できる。紙間強化紙としては、セルロース繊維を50質量%以上含むものが好ましい。紙間強化紙の厚さは、例えば、15μm以上60μm未満とする。例えば、15μm未満である場合には、薄すぎるため、強度面で絵柄模様層4の印刷及び後加工に適さない。また、例えば、60μm以上である場合には、厚すぎるため、エンボス適正に欠ける。
(熱可塑性樹脂層2)
熱可塑性樹脂層2は、加熱すると可塑性を持つ熱可塑性樹脂からなる層である。熱可塑性樹脂の融点は、例えば、100℃以上200℃未満とする。例えば、融点を100°未満とした場合には、低温すぎるため、化粧シート20の使用環境で熱可塑性樹脂層2が融解する可能性がある。また、例えば、融点を200°以上とした場合には、高温ぎるため、積層体7(後述)を加熱し熱可塑性樹脂層2を融解させる際に、第1原紙1、第2原紙3が劣化する可能性や、ラインスピードの低速化による生産性の低下を生じる可能性がある。また、熱可塑性樹脂層2の厚さは、例えば、20μm以上70μm以下とする。また、熱可塑性樹脂からなるため、抗張力を増加させ、エンボス適性を向上できる。
熱可塑性樹脂層2は、加熱すると可塑性を持つ熱可塑性樹脂からなる層である。熱可塑性樹脂の融点は、例えば、100℃以上200℃未満とする。例えば、融点を100°未満とした場合には、低温すぎるため、化粧シート20の使用環境で熱可塑性樹脂層2が融解する可能性がある。また、例えば、融点を200°以上とした場合には、高温ぎるため、積層体7(後述)を加熱し熱可塑性樹脂層2を融解させる際に、第1原紙1、第2原紙3が劣化する可能性や、ラインスピードの低速化による生産性の低下を生じる可能性がある。また、熱可塑性樹脂層2の厚さは、例えば、20μm以上70μm以下とする。また、熱可塑性樹脂からなるため、抗張力を増加させ、エンボス適性を向上できる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ナイロン12、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、スチレン・アクリルニトリル共重合体、スチレン・ブタジエン・アクリロニトリル共重合体、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリアセタール、ポリメチルメタクリレート、変成アクリル、ポリカーボネイト、ポリアセタール、ニトロセルロース、プロピオン酸セルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、ポリウレタンを使用できる。特に、樹脂価格や溶融時の流動性等を考慮すれば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン等が好ましい。
(絵柄模様層4)
絵柄模様層4は、意匠性を付与するための絵柄が印刷された層である。絵柄としては、例えば、木目、コルク、石目、タイル、焼き物、抽象柄等、化粧シート20を用いる箇所に適した絵柄を選択できる。印刷方法としては、特に限定されず、既知の印刷方法を用いることができる。例えば、グラビア印刷、転写、インクジェット印刷を使用できる。特に、生産性を考慮すれば、グラビア印刷等が好ましい。印刷インキとしては、特に限定されず、既知の印刷インキを用いることができる。例えば、水性タイプのインキ、溶剤タイプのインキを使用できる。印刷装置との適合性や、化粧シート20と化粧板10とに求められる性能を考慮して、適宜選択することができる。印刷インキに含まれる着色剤は、耐光性を考慮すれば、顔料タイプが好ましい。印刷方法として、インクジェット印刷を使用する場合には、活性水素基を含んだインキを使用してもよい。また、転写を使用する場合には、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂−酢酸ビニル樹脂共重合体、ポリエステル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂を含んだインキを使用できる。
絵柄模様層4は、意匠性を付与するための絵柄が印刷された層である。絵柄としては、例えば、木目、コルク、石目、タイル、焼き物、抽象柄等、化粧シート20を用いる箇所に適した絵柄を選択できる。印刷方法としては、特に限定されず、既知の印刷方法を用いることができる。例えば、グラビア印刷、転写、インクジェット印刷を使用できる。特に、生産性を考慮すれば、グラビア印刷等が好ましい。印刷インキとしては、特に限定されず、既知の印刷インキを用いることができる。例えば、水性タイプのインキ、溶剤タイプのインキを使用できる。印刷装置との適合性や、化粧シート20と化粧板10とに求められる性能を考慮して、適宜選択することができる。印刷インキに含まれる着色剤は、耐光性を考慮すれば、顔料タイプが好ましい。印刷方法として、インクジェット印刷を使用する場合には、活性水素基を含んだインキを使用してもよい。また、転写を使用する場合には、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂−酢酸ビニル樹脂共重合体、ポリエステル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂を含んだインキを使用できる。
(基板6)
基板6は、金属系または木質系からなる板状の部材である。金属系としては、例えば、石膏ボード、金属板、複合パネルを使用することができる。複合パネルとしては、例えば、芯材となる樹脂層と、樹脂層の両面それぞれに貼り合わせられた金属板(アルミニウム、ガルバリウム、ステンレス等)とを備えたものがある。また、木質系としては、MDF(medium density fiberboard)、合板、パーチクルボードを使用することができる。
基板6は、金属系または木質系からなる板状の部材である。金属系としては、例えば、石膏ボード、金属板、複合パネルを使用することができる。複合パネルとしては、例えば、芯材となる樹脂層と、樹脂層の両面それぞれに貼り合わせられた金属板(アルミニウム、ガルバリウム、ステンレス等)とを備えたものがある。また、木質系としては、MDF(medium density fiberboard)、合板、パーチクルボードを使用することができる。
(化粧シート20の製造方法)
次に、化粧板10の製造方法について、図面を参照して説明する。
まず、図2(a)に示すように、第2原紙3の一方の面に、インクジェット印刷によって絵柄模様層4を形成する。続いて、第2原紙3の他方の面と第1原紙1の表面1Sとの間に、押出機によって熱溶融した熱可塑性樹脂を膜状に押し出し、第1原紙1と第2原紙3とを圧着して、直後に冷却することにより、熱可塑性樹脂層2を形成する。これにより、図2(b)に示すように、熱可塑性樹脂層2を介して、第1原紙1の他方の面と第2原紙3の表面1Sとを貼り合わせて積層体7を形成する。
次に、化粧板10の製造方法について、図面を参照して説明する。
まず、図2(a)に示すように、第2原紙3の一方の面に、インクジェット印刷によって絵柄模様層4を形成する。続いて、第2原紙3の他方の面と第1原紙1の表面1Sとの間に、押出機によって熱溶融した熱可塑性樹脂を膜状に押し出し、第1原紙1と第2原紙3とを圧着して、直後に冷却することにより、熱可塑性樹脂層2を形成する。これにより、図2(b)に示すように、熱可塑性樹脂層2を介して、第1原紙1の他方の面と第2原紙3の表面1Sとを貼り合わせて積層体7を形成する。
続いて、図3に示すように、エンボス装置8を用いて、形成した積層体7にエンボス5を形成する。エンボス装置8は、加熱装置810と、エンボスユニット820とを備える。加熱装置810は、形成した積層体7を加熱して、熱可塑性樹脂層2を融解し、可塑性を持たせる。これにより、熱可塑性樹脂層2が軟化し、エンボス5が形成され易くなる。
エンボスユニット820は、一対のエンボスロール821とゴムバックロール822とを有し、加熱した積層体7を、エンボスロール821とゴムバックロール822との間を通過させて、図2(c)に示すように、積層体7にエンボス5を施す。エンボスロール821としては、例えば、凹凸の深さが15μm以上のものが好ましい。これにより、エンボス5の深さを15μm以上とすることができる。凹凸の深さとしては、例えば、エンボス5の深さと同様に、凹部の谷底と凸部の山頂との間の距離を使用できる。例えば、十点平均粗さRzを使用できる。また、ゴムバックロール822としては、例えば、JIS K 6301Aに準拠して測定される硬度が50°以上95°未満のものが好ましい。例えば、良好なエンボス5を形成することを考慮すれば、硬度は50°以上65°未満が好ましく、特に50℃がよい。95°以上である場合には、エンボス5の深さが浅くなり、意匠性が著しく低下する。そして、エンボス5を形成した直後に、積層体7を冷却する。
エンボスユニット820は、一対のエンボスロール821とゴムバックロール822とを有し、加熱した積層体7を、エンボスロール821とゴムバックロール822との間を通過させて、図2(c)に示すように、積層体7にエンボス5を施す。エンボスロール821としては、例えば、凹凸の深さが15μm以上のものが好ましい。これにより、エンボス5の深さを15μm以上とすることができる。凹凸の深さとしては、例えば、エンボス5の深さと同様に、凹部の谷底と凸部の山頂との間の距離を使用できる。例えば、十点平均粗さRzを使用できる。また、ゴムバックロール822としては、例えば、JIS K 6301Aに準拠して測定される硬度が50°以上95°未満のものが好ましい。例えば、良好なエンボス5を形成することを考慮すれば、硬度は50°以上65°未満が好ましく、特に50℃がよい。95°以上である場合には、エンボス5の深さが浅くなり、意匠性が著しく低下する。そして、エンボス5を形成した直後に、積層体7を冷却する。
このように、本実施形態では、第1原紙1と第2原紙3との間に熱可塑性樹脂層2を挟ませる。それゆえ、積層体7の柔軟性を向上でき、また積層体7の抗張力を増大でき、積層体7が破断し難くなる。そのため、積層体7がエンボスロール821とバックロール9の間を比較的容易に通過できる。その結果、良好なエンボス5を形成することができる。
続いて、図2(d)に示すように、エンボス5を形成した積層体7に電子線を照射して、熱可塑性樹脂層2を架橋することにより、熱可塑性樹脂層2を硬化させる。そして、電子線を照射した後の積層体7を、化粧シート20とする。続いて、図2(e)に示すように、化粧シート20を接着剤を用いて、基板6に貼り合わせて化粧板10を製造する。
このように、本実施形態では、電子線を照射して熱可塑性樹脂層2を架橋し、硬化する。これにより、積層体7、つまり、化粧シート20を硬化でき、化粧シート20を基板6に貼り合わせる際に発生する、エンボス5の深さの低減を抑制することができる。
続いて、図2(d)に示すように、エンボス5を形成した積層体7に電子線を照射して、熱可塑性樹脂層2を架橋することにより、熱可塑性樹脂層2を硬化させる。そして、電子線を照射した後の積層体7を、化粧シート20とする。続いて、図2(e)に示すように、化粧シート20を接着剤を用いて、基板6に貼り合わせて化粧板10を製造する。
このように、本実施形態では、電子線を照射して熱可塑性樹脂層2を架橋し、硬化する。これにより、積層体7、つまり、化粧シート20を硬化でき、化粧シート20を基板6に貼り合わせる際に発生する、エンボス5の深さの低減を抑制することができる。
(本実施形態の効果)
本実施形態に係る発明は、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態に係る化粧シート20は、第1原紙1に、熱可塑性樹脂層2、及び第2原紙3がこの順に積層され、エンボス5を有する。そして、第1原紙1、第2原紙3は、セルロース繊維を50質量%以上含み、厚さが15μm以上60μm未満であり、熱可塑性樹脂層2は、融点が100℃以上200℃以下であり、架橋された熱可塑性樹脂を含み、厚さが20μm以上70μm以下であり、エンボス5の深さは、15μm以上である。
このような構成によれば、第1原紙1と第2原紙3との間に熱可塑性樹脂層2を挟ませる。それゆえ、化粧シート20の柔軟性を向上でき、また化粧シート20の抗張力を増大でき、化粧シート20が破断し難くなる。そのため、化粧シート20がエンボスロール821とバックロール9の間を比較的容易に通過できる。これにより、良好なエンボス5を有する化粧シート20を提供できる。
本実施形態に係る発明は、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態に係る化粧シート20は、第1原紙1に、熱可塑性樹脂層2、及び第2原紙3がこの順に積層され、エンボス5を有する。そして、第1原紙1、第2原紙3は、セルロース繊維を50質量%以上含み、厚さが15μm以上60μm未満であり、熱可塑性樹脂層2は、融点が100℃以上200℃以下であり、架橋された熱可塑性樹脂を含み、厚さが20μm以上70μm以下であり、エンボス5の深さは、15μm以上である。
このような構成によれば、第1原紙1と第2原紙3との間に熱可塑性樹脂層2を挟ませる。それゆえ、化粧シート20の柔軟性を向上でき、また化粧シート20の抗張力を増大でき、化粧シート20が破断し難くなる。そのため、化粧シート20がエンボスロール821とバックロール9の間を比較的容易に通過できる。これにより、良好なエンボス5を有する化粧シート20を提供できる。
(2)本実施形態に係る化粧シート20は、第2原紙3上に絵柄模様層4を備える。
このような構成によれば、触覚による意匠性に加え、視覚による意匠性を付与できる。
(3)本実施形態に係る化粧板10は、化粧シート20を基板6に貼り合わせてなる。
このような構成によれば、良好なエンボス5を有する化粧板10を提供できる。
このような構成によれば、触覚による意匠性に加え、視覚による意匠性を付与できる。
(3)本実施形態に係る化粧板10は、化粧シート20を基板6に貼り合わせてなる。
このような構成によれば、良好なエンボス5を有する化粧板10を提供できる。
(4)本実施形態に係る化粧シート20の製造方法では、セルロース繊維を50質量%以上含み厚さが15μm以上60μm未満である第1原紙1と第2原紙3との間に、融点が100℃以上200℃以下であり厚さが20μm以上70μm以下の熱可塑性樹脂層2を形成し、形成した熱可塑性樹脂層2を介して、第1原紙1と第2原紙3とを張り合わせて積層体7を形成し、形成した積層体7を、凹凸の深さが15μm以上であるエンボスロール821とJIS K 6301Aに準拠して測定される硬度が50°以上95°未満であるゴムバックロール822との間を通過させて、積層体7にエンボス5を形成し、エンボス5を形成した積層体7に電子線を照射して熱可塑性樹脂層2を架橋する。
このような構成によれば、積層体7を、凹凸の深さが15μm以上であるエンボスロール821とJIS K 6301Aに準拠して測定される硬度が50°以上95°未満であるゴムバックロール822との間を通過させて、積層体7にエンボス5を形成するため、良好なエンボス5を有する化粧シート20を安価に製造できる。
このような構成によれば、積層体7を、凹凸の深さが15μm以上であるエンボスロール821とJIS K 6301Aに準拠して測定される硬度が50°以上95°未満であるゴムバックロール822との間を通過させて、積層体7にエンボス5を形成するため、良好なエンボス5を有する化粧シート20を安価に製造できる。
(5)本実施形態に係る化粧シート20の製造方法では、第2原紙3上に、インクジェット印刷によって絵柄模様層4を形成する。
このような構成によれば、絵柄模様層4を比較的容易に形成できる。
(6)本実施形態に係る化粧シート20の製造方法では、ゴムバックロール822は、JIS K 6301Aに準拠して測定される硬度が50°以上65°未満である。
このような構成によれば、より良好なエンボス5を形成できる。
このような構成によれば、絵柄模様層4を比較的容易に形成できる。
(6)本実施形態に係る化粧シート20の製造方法では、ゴムバックロール822は、JIS K 6301Aに準拠して測定される硬度が50°以上65°未満である。
このような構成によれば、より良好なエンボス5を形成できる。
(変形例)
また、上記実施形態の構成に加え、絵柄模様層4上に、透明な樹脂からなるコート層を設ける構成としてもよい。これにより、化粧シート20の表面の光沢を調節して、好ましい意匠性を得ることができる。また、耐磨耗性等、表面物性を向上させることもできる。
その際、例えば、コート層に光沢の差を部分的に設けて、凹凸感を視覚的に作りだす構成としてもよい。これにより、エンボス5による凹凸感と組み合わせて、より高度な意匠性を表現することもできる。コート層の形成方法としては、特に限定されず、既知のコーティング装置を用いる方法、既知のグラビア印刷装置を用いる方法を用いることができる。透明樹脂は、特に限定されず、既知の透明樹脂を用いることができる。例えば、光沢調整の簡単さを考慮すれば、シリカが分散された2液硬化型のウレタン樹脂が好ましい。
また、上記実施形態の構成に加え、絵柄模様層4上に、透明な樹脂からなるコート層を設ける構成としてもよい。これにより、化粧シート20の表面の光沢を調節して、好ましい意匠性を得ることができる。また、耐磨耗性等、表面物性を向上させることもできる。
その際、例えば、コート層に光沢の差を部分的に設けて、凹凸感を視覚的に作りだす構成としてもよい。これにより、エンボス5による凹凸感と組み合わせて、より高度な意匠性を表現することもできる。コート層の形成方法としては、特に限定されず、既知のコーティング装置を用いる方法、既知のグラビア印刷装置を用いる方法を用いることができる。透明樹脂は、特に限定されず、既知の透明樹脂を用いることができる。例えば、光沢調整の簡単さを考慮すれば、シリカが分散された2液硬化型のウレタン樹脂が好ましい。
(実施例)
上記実施形態に基づく実施例について説明する。
(実施例1)
実施例1では、第2原紙3としては、第2原紙3の全質量に対し、セルロース繊維を50質量%以上含む混抄紙(具体的には、天間特殊製紙(株)製TP23)を使用した。第2原紙3の坪量は23g/m2とした。第2原紙3の厚さは33μmとした。また、絵柄模様層4の印刷インキとしては、東洋インキ製硝化綿インキ(PCNインキ)と東洋インキ製ウレタンインキ(PCRNTインキ)とを使用した。また、第1原紙1としては、第1原紙1の全質量に対し、セルロース繊維を50質量%以上含む混抄紙(具体的には、王子製紙(株)製FIXW23)を使用した。第1原紙1の坪量は23g/m2とした。第1原紙1の厚さは30μmとした。また、熱可塑性樹脂層2の熱可塑性樹脂としては、融点が130℃の高密度ポリエチレンを使用した。熱可塑性樹脂層2の厚さは50μmとした。
上記実施形態に基づく実施例について説明する。
(実施例1)
実施例1では、第2原紙3としては、第2原紙3の全質量に対し、セルロース繊維を50質量%以上含む混抄紙(具体的には、天間特殊製紙(株)製TP23)を使用した。第2原紙3の坪量は23g/m2とした。第2原紙3の厚さは33μmとした。また、絵柄模様層4の印刷インキとしては、東洋インキ製硝化綿インキ(PCNインキ)と東洋インキ製ウレタンインキ(PCRNTインキ)とを使用した。また、第1原紙1としては、第1原紙1の全質量に対し、セルロース繊維を50質量%以上含む混抄紙(具体的には、王子製紙(株)製FIXW23)を使用した。第1原紙1の坪量は23g/m2とした。第1原紙1の厚さは30μmとした。また、熱可塑性樹脂層2の熱可塑性樹脂としては、融点が130℃の高密度ポリエチレンを使用した。熱可塑性樹脂層2の厚さは50μmとした。
なお、絵柄模様層4の形成後に、絵柄模様層4上にコート層を形成した。コート層の材料としては、アクリルポリオールを主成分とする主剤にイソシアネート硬化剤を添加した透明な表面保護コート剤を使用した。塗布量は、乾燥重量で7g/m2とした。コート層の形成後、60℃の環境下で48時間の養生を行って、コート層の硬化反応を促進させた。
これにより、実施例1では、第1原紙1、熱可塑性樹脂層2、第2原紙3、及びコート層がこの順に積層された積層体7を形成した。積層体7の厚さは116μmとした。
また、エンボス加工における積層体7の加熱は、絵柄模様層4の表面温度を130℃、つまり、ポリエチレンの融点に近い温度になるまで行った。また、エンボスロール821の凹凸の深さは150μmとした。これにより、積層体7(化粧シート20)のエンボス5の深さを15μm以上とした。また、ゴムバックロール822の硬度は、JIS K6 301:1975に準拠した硬度計でHS(Hardness Spring)50°とした。また、照射する電子線の加速電圧は125kVとし、吸収線量は200kGyとした。
これにより、実施例1では、第1原紙1、熱可塑性樹脂層2、第2原紙3、及びコート層がこの順に積層された積層体7を形成した。積層体7の厚さは116μmとした。
また、エンボス加工における積層体7の加熱は、絵柄模様層4の表面温度を130℃、つまり、ポリエチレンの融点に近い温度になるまで行った。また、エンボスロール821の凹凸の深さは150μmとした。これにより、積層体7(化粧シート20)のエンボス5の深さを15μm以上とした。また、ゴムバックロール822の硬度は、JIS K6 301:1975に準拠した硬度計でHS(Hardness Spring)50°とした。また、照射する電子線の加速電圧は125kVとし、吸収線量は200kGyとした。
(実施例2)
実施例2では、電子線の照射を2回行った。それ以外は実施例1と同様の構成とした。
実施例2では、電子線の照射を2回行った。それ以外は実施例1と同様の構成とした。
(比較例)
比較例では、電子線の照射を省略した。それ以外は実施例1と同様の構成とした。
(評価判定)
以上の実施例1、実施例2、比較例で得た化粧シート20を基板6に貼り合わせる前と、基板6に張り合わせた後のエンボス5の深さの変化を評価した。
評価判定では、基板6としては、MDFを使用した。基板6の厚さは5mmとした。化粧シート20の貼り合わせには、ウレタン変性エチレン・酢酸ビニル重合体の水性エマルジョン接着剤(固形分54%、粘度10000mPa・S)を接着剤として使用した。接着剤は乾燥前塗布量を60g/m2とした。エンボス5の深さとしては、化粧シート20のコート層の表面粗さを測定した。表面粗さとしては、算術平均粗さRa、二乗平均平方根高さRq、十点平均粗さRzを用いた。そして、下記表1〜表4に示すように、化粧シート20を基板6に貼り合わせる前のコート層の十点平均粗さRzに対し、その十点平均粗さRzと、化粧シート20を基板6に張り合わせた後のコート層の十点平均粗さRzとの差の比率が50%未満である場合を合格「○」とし、それ以外を不合格「×」とした。
比較例では、電子線の照射を省略した。それ以外は実施例1と同様の構成とした。
(評価判定)
以上の実施例1、実施例2、比較例で得た化粧シート20を基板6に貼り合わせる前と、基板6に張り合わせた後のエンボス5の深さの変化を評価した。
評価判定では、基板6としては、MDFを使用した。基板6の厚さは5mmとした。化粧シート20の貼り合わせには、ウレタン変性エチレン・酢酸ビニル重合体の水性エマルジョン接着剤(固形分54%、粘度10000mPa・S)を接着剤として使用した。接着剤は乾燥前塗布量を60g/m2とした。エンボス5の深さとしては、化粧シート20のコート層の表面粗さを測定した。表面粗さとしては、算術平均粗さRa、二乗平均平方根高さRq、十点平均粗さRzを用いた。そして、下記表1〜表4に示すように、化粧シート20を基板6に貼り合わせる前のコート層の十点平均粗さRzに対し、その十点平均粗さRzと、化粧シート20を基板6に張り合わせた後のコート層の十点平均粗さRzとの差の比率が50%未満である場合を合格「○」とし、それ以外を不合格「×」とした。
表1〜表4から、実施例1、2、つまり、電子線を照射して熱可塑性樹脂層2を架橋させ、硬化させた化粧シート20では、化粧シート20を基板6に貼り合わせる前のコート層の十点平均粗さRzに対し、その十点平均粗さRzと、化粧シート20を基板6に張り合わせた後のコート層の十点平均粗さRzとの差の比率が50%未満(合格「○」)となり、化粧シート20の貼り合わせ時に生じる、エンボス5の高低差の低減をより適切に抑制できることがわかった。それゆえ、実施例1、2に係る化粧シート20によれば、より良好なエンボス5を有する化粧板10を提供できることがわかった。
なお、実施例1、2に記載の化粧シート20の他にも、上記実施形態に記載の材質及び数値を有する化粧シート20についても、同様の効果を確認できた。
これに対し、比較例、つまり、電子線の照射を行わず、熱可塑性樹脂層2を架橋させない化粧シート20では、化粧シート20を基板6に貼り合わせる前のコート層の十点平均粗さRzに対し、その十点平均粗さRzと、化粧シート20を基板6に張り合わせた後のコート層の十点平均粗さRzとの差の比率が50%以上(不合格「×」)となり、化粧シート20の貼り合わせ時にエンボス5の高低差が低減してしまった。
これに対し、比較例、つまり、電子線の照射を行わず、熱可塑性樹脂層2を架橋させない化粧シート20では、化粧シート20を基板6に貼り合わせる前のコート層の十点平均粗さRzに対し、その十点平均粗さRzと、化粧シート20を基板6に張り合わせた後のコート層の十点平均粗さRzとの差の比率が50%以上(不合格「×」)となり、化粧シート20の貼り合わせ時にエンボス5の高低差が低減してしまった。
1 第1原紙
1S 表面
1T 裏面
2 熱可塑性樹脂層
3 第2原紙
4 絵柄模様層
5 エンボス
6 基板
7 積層体
8 エンボス装置
810 加熱装置
820 エンボスユニット
821 エンボスロール
822 ゴムバックロール
9 バックロール
10 化粧板
12 ナイロン
20 化粧シート
1S 表面
1T 裏面
2 熱可塑性樹脂層
3 第2原紙
4 絵柄模様層
5 エンボス
6 基板
7 積層体
8 エンボス装置
810 加熱装置
820 エンボスユニット
821 エンボスロール
822 ゴムバックロール
9 バックロール
10 化粧板
12 ナイロン
20 化粧シート
Claims (6)
- 第1原紙に、熱可塑性樹脂層、及び第2原紙がこの順に積層され、エンボスを有する化粧シートであって、
前記第1原紙及び前記第2原紙のそれぞれは、セルロース繊維を50質量%以上含み、厚さが15μm以上60μm未満であり、
前記熱可塑性樹脂層は、融点が100℃以上200℃以下であり、架橋された熱可塑性樹脂を含み、厚さが20μm以上70μm以下であり、
前記エンボスの深さは、15μm以上であることを特徴とする化粧シート。 - 前記第2原紙上に絵柄模様層を備えることを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
- 請求項1または2に記載の化粧シートを基板に貼り合わせてなることを特徴とする化粧板。
- セルロース繊維を50質量%以上含み厚さが15μm以上60μm未満である第1原紙と第2原紙との間に、融点が100℃以上200℃以下であり厚さが20μm以上70μm以下の熱可塑性樹脂層を形成し、形成した熱可塑性樹脂層を介して、前記第1原紙と前記第2原紙とを張り合わせて積層体を形成し、形成した積層体を、凹凸の深さが15μm以上であるエンボスロールとJIS K 6301Aに準拠して測定される硬度が50°以上95°未満であるゴムバックロールとの間を通過させて、前記積層体にエンボスを形成し、エンボスを形成した前記積層体に電子線を照射して前記熱可塑性樹脂層を架橋することを特徴とする化粧シートの製造方法。
- 前記第2原紙上に、インクジェット印刷によって絵柄模様層を形成することを特徴とする請求項4に記載の化粧シートの製造方法。
- 前記ゴムバックロールは、JIS K 6301Aに準拠して測定される硬度が50°以上65°未満であることを特徴とする請求項4または5に記載の化粧シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015206373A JP2017077664A (ja) | 2015-10-20 | 2015-10-20 | 化粧シート、化粧板、及び化粧シートの製造方法 |
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2015
- 2015-10-20 JP JP2015206373A patent/JP2017077664A/ja active Pending
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