JP2017075479A - スクリーン枠に対するスクリーンの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーンの端部をスクリーン枠に対して作業性よく容易に取り付け可能にしたスクリーンの取付構造を提供する。【解決手段】スクリーン6の取付溝2備えた枠材1の溝口縁の一方に内向きの突出部3を設け、スクリーンの一端に取り付けて取付溝内に収容するレール材10の抜け止め用係止部を形成させ、取付溝内に押入したレール材の一方の溝壁11の外端面11aを、上記係止部の内側に係止させて、レール材を取付溝に取り付ける。上記レール材の外端面11aは、取付溝内にレール材を押入するための押圧面とし、該レール材における口縁部分の外側面11bを、溝壁11の外面から少なくとも45°よりも小さい角度θをなして次第に厚肉化する傾斜面に沿うものとし、上記外端面になだらかな曲面で連なるものとして形成する。【選択図】図3

Description

本発明は、網戸枠や網戸の操作框のように、ネット等のスクリーンの端部を固定的或いは摺動可能に取り付けるスクリーン枠に対して、該スクリーンを作業性よく容易に取り付け及び取り外し可能にしたスクリーンの取付構造に関するものである。
特許文献1に開示されている既知のスクリーン装置においては、図10(a)〜(c)に示しているように、スクリーン36の一端を操作框31に固定するに当たり、該スクリーンの端部にファスナー半体等の係合部材37を付設しておき、操作框31に設けたスクリーンの取付溝32に押入して弾性的変形で係合させるスクリーン端保持部材(本発明のレール材)40内の隔壁にスリット44を設けて、該スリット44の内側に上記係合部材37を係合させている。
上記操作框31の取付溝32に対する該スクリーン端保持部材40の弾性的変形による係合は、合成樹脂からなる溝形の該保持部材40における一対の対向溝壁41,42の一方の外端から外向きにつば41aを突設し、また、操作框31における取付溝32の一方の溝口縁32aには該つば41aが嵌入する小溝33を設けて、上記スクリーン端保持部材40を取付溝32に押入する際に、上記保持部材40の開口縁のつば41aの先端を、対向溝壁41,42相互の狭圧による弾性的変形により上記小溝33の入口付近にまで移動させて、上記溝口縁32aの小溝33に弾性的な復帰で係止させるものである。
このようなスクリーン36の操作框等への取付構造は、スクリーン装置の製造時の組み立てに際して、或いは、経時により汚れたスクリーン36の洗浄とか交換等のために、スクリーンの端部を操作框等に取り付ける場合の作業性において優れているだけでなく、該スクリーン36の操作框31等からの取り外しが容易であることが望まれる。しかしながら、上記特許文献1に開示されているような取付構造では、該スクリーンを作業性よく容易に取り付けることが可能であるとは限らず、その操作性には以下に述べるような問題があった。
即ち、上記特許文献1における取付構造において、操作框等の取付溝32に対して上記保持部材40を取り付けるに際しては、溝壁41の外端に突設しているつば41aを該取付溝32内に押し込むために、該つば41aの突出方向先端を工具等で押圧して、該つば41aが設けられている保持部材40の溝壁41を他方の溝壁42側に押圧した状態で、該保持部材40自体を取付溝32内に向けて押入する必要がある。つば41aに対するこのような2方向の押圧の作業は、特に、上記つば41aの突出方向先端の小面積部分を押圧すること自体が困難であるだけでなく、その押圧によりつば41aの先端を取付溝32の一方の溝口縁32aの前記小溝33の入口を超えるところまで強く溝壁42側に押圧した状態で、上記保持部材40自体を一気に取付溝32内に向けて押入する必要があることから、必然的に押圧用工具50を必要とする微妙な手作業に頼らざるを得ず、手慣れた作業者でなければ能率的に作業を行うことに困難性があった。
特開2005−48437号公報
本発明の技術的課題は、網戸枠や網戸の操作框のように、ネット等のスクリーンの端部を固定的或いは摺動可能に取り付けるスクリーン枠に対して、該スクリーンを作業性よく容易に取り付け、また容易に取り外すことを可能にしたスクリーンの取付構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、スクリーン枠を構成する枠材の長手方向に向けて設けるスクリーンの取付溝を、その対向する溝口縁の一方に内向きの突出部を設けることにより、該取付溝内に収容するスクリーン取付用のレール材の抜け止め用係止部を形成したものとし、一方、上記スクリーンには、上記枠材への取付端に沿って係合部片を付設し、上記取付溝内に嵌入する溝形のスクリーン取付用のレール材内における対向溝壁間の隔壁に、上記スクリーンの係合部片に係合してその脱出を抑止するスリットを設け、上記枠材の取付溝内に押入した上記レール材における一方の溝壁の外端面を、上記取付溝の溝口縁に設けた係止部の内側に係止させて、上記スクリーンを上記取付用のレール材に固定的或いは摺動可能に取り付け可能にしたスクリーンの取付構造において、上記レール材を、次のように構成したことを特徴とするスクリーン枠に対するスクリーンの取付構造が提供される。
即ち、上記レール材の構成は、上記取付溝に設けた係止部の内側に係止させる上記レール材の外端面を、取付溝内へ上記レール材を押入するための押圧面とし、該押圧面を備えたレール材における口縁部分の外側面を、該レール材における一方の溝壁の外面から少なくとも45°よりも小さい鋭角をなして次第に厚肉化する傾斜面に沿うものとしたうえで、上記外端面になだらかな曲面で連なるものとして形成していることを特徴とするものである。
本発明に係る上記スクリーンの取付構造のより好ましい実施形態としては、上記レール材における口縁部分の外側面を、該レール材における一方の溝壁の外面から30°±5°の範囲の鋭角をなして次第に厚肉化する傾斜面に沿うものとすることが望まれる。
上述した本発明のスクリーンの取付構造においては、スクリーンの端部を枠材に取り付けるに際して、予め該スクリーンの端部に沿って取り付けている係合部片を、レール材の内部のスリットに係合させることにより、スクリーンの端部に上記レール材を取り付けた状態で、枠材のスクリーン取付溝に上記レール材を押入して、上記取付溝内の抜け止め用係止部にレール材の口縁の外端面を掛け止めして取り付けるが、特に、上記レール材の溝壁口部に該レール材の外面壁を鋭角的に次第に厚肉化させる傾斜面を形成しているので、以下に述べるように、前記特許文献1における既知の取付構造のような、スクリーン端保持部材に突設しているつばを枠材の取付溝内に押し込む作業の困難性は解消され、取付溝に対するレール材の先端の押入作業を非常に容易に行うことが可能になる。
即ち、上記既知のスクリーンの取付構造においては、前述したように、上記スクリーン端保持部材(レール材)の溝壁の外端に設けたつばの突出方向先端を押圧して、該つばが設けられている溝壁を他方の溝壁側に、該つばの先端を取付溝内に押入できるところまで移動させ、該つばをその移動位置に保持したまま、上記保持部材を取付溝内に向けて押圧して、保持部材自体を取付溝に押入する必要がある。上記つばに対するこのような2方向の押圧の作業は、特に、上記つばの突出方向の先端を、取付溝の溝口縁の前記小溝の入口を臨む位置まで強く押圧した状態で、上記保持部材自体を一気に取付溝内に向けて押入する必要があることから、手慣れた作業者でなければ能率的に作業を行うことに困難性があり、しかも、上記つばを工具で押す方向にはスクリーンがあり、過って工具によりつばを押し損なうとそのスクリーンを損傷させることにもなり、このような点でも作業に困難性があった。
然るに、上記本発明のスクリーンの取付構造によれば、上記レール材の対向溝壁の一方の外側面を、鋭角をなして次第に厚肉化する傾斜面に沿うものとしているので、該レール材の傾斜面が取付溝に入るところまでその溝壁を他方の溝壁側に僅かに押圧すれば、その後は、該溝壁の外端の押圧面を指先で1方向に押圧して、レール材を取付溝に押入すればよく、それにより該傾斜面が取付溝の抜け止め用係止部に押圧されて、該溝壁を他方の溝壁側に押し付けられながら取付溝内に押入され、レール材が抜け止め用係止部を超える位置まで押入されたときに、レール材自体の弾発力によりその外端面が抜け止め用係止部の内側に係止される。
本発明に係る上記スクリーンの取付構造の他の好ましい実施形態においては、枠材におけるスクリーンの取付溝の溝口縁に設けられた内向きの突出部により形成されるレール材の抜け止め用係止部が、その一部を切除したものとして、該切除部分とレール材の溝壁との間に、該レール材の取出し工具の先端を挿入する挿入隙間を形成し、該工具の先端をレール材の傾斜面に係止させて該レール材を容易に掻き出し可能に形成するための構成が付加される。上記抜け止め用係止部の一部に設けた切欠部は、マイナスドライバー状の工具の先端を挿入して、その先端をレール材における上記溝壁の傾斜面に押し当て、レール材の一対の溝壁間を押し縮めながら該レール材を取付溝から起こし上げる場合に有効に活用されるものである。なお、レール材の一部が取付溝から脱出すれば、その部分を把持して取付溝からレール材を引き出すことにより、その後は上記工具によることなく、レール材を取付溝から容易に引き出すことができる。
本発明に係る上記スクリーンの取付構造の他の好ましい実施形態においては、上記レール材における上記口縁部分の外側面が、該レール材における一方の溝壁の外面から次第に厚肉化する傾斜面に沿うものであるが、該傾斜面の下端部に上記レール材の引出し工具先端を係止させる係止段部を形成しているものとして構成することができる。
また、本発明に係る上記スクリーンの取付構造の他の好ましい実施形態においては、上記レール材における上記口縁部分の外側面が、全体的には該レール材における一方の溝壁の外面から次第に厚肉化する傾斜面に沿うものであるが、該傾斜面自体に離散的に上記レール材の引出し工具先端を係止させる複数の係止用凹凸を形成しているものとして構成される。
以上に詳述した本発明の上記スクリーンの取付構造によれば、網戸枠や網戸の操作框のように、ネット等のスクリーンの端部を固定的或いは摺動可能に取り付けるスクリーン枠に対して、該スクリーンを作業性よく容易に取り付け、また容易に取り外すことを可能にしたスクリーンの取付構造を提供することができる。
本発明に係るスクリーンの取付構造の第1実施例の要部を分解して示す斜視図である。 上記第1実施例の組み付け完了状態を示す要部斜視図である。 上記第1実施例の組み付け準備状態を示す要部拡大横断面図である。 上記第1実施例の組み付け完了状態を示す要部拡大横断面図である。 上記第1実施例の取付構造におけるスクリーン取付用のレール材を取出し工具により枠材から取り外す態様を説明するための説明図である。 本発明に係るスクリーンの取付構造の第2実施例の組み付け準備状態を示す要部横断面図である。 上記第2実施例の組み付け完了状態を示す要部横断面図である。 本発明に係るスクリーンの取付構造の第3実施例の組み付け準備状態を示す要部横断面図である。 上記第3実施例の組み付け完了状態を示す要部横断面図である。 既知のスクリーン装置におけるスクリーン枠へのスクリーンの取付構造を示すもので、(a)はスクリーン取付用のレール材を操作框に取り付ける準備状態を示す要部横断面図、(b)は操作框に対する上記レール材の取付直前の状態を示す要部拡大横断面図、(c)は上記レール部材の取付完了状態を示す要部拡大横断面図である。
図1〜図4は、本発明に基づいて各種スクリーンをスクリーン枠に対して取り付けるための取付構造の第1実施例を示している。このスクリーン6としては、網戸において用いる防虫網ばかりでなく、遮光、目隠し、断熱、装飾等の各種目的のために、少なくともその一端をスクリーン枠に対して取り付けるものを採択することができる。また、上記スクリーン6を取り付けるための枠材1としては、防虫網の周囲を固定的に保持する網戸枠や、ロールスクリーンの開閉用操作框及び開閉のための摺動レール部分など、上述の各種スクリーン6の周囲の全部或いは一部を固定的に、または該スクリーン6の周囲の一部を摺動可能に保持するものであってもよい。
上記スクリーン枠を構成する枠材1は、その長手方向に向けて設けられるスクリーン6の取付溝2を備え、図3及び図4に示すように、該取付溝2の口部において対向する溝口縁2aの一方に、内向きに突出する突出部3を設けている。該突出部3の内側面は、図4に明瞭に示すように、該取付溝2内に収容する後述のスクリーン取付用のレール材10の抜け止め用係止部を形成するものである。また、上記取付溝2の内部に設けた突子4は、取付溝2内に収容したレール材10の姿勢を安定化させるものである。
一方、上記スクリーン6には、上記枠材1への取付端に沿って係合部片7を付設し、また、上記取付溝2内に嵌入させるところの、全体として溝形をなすスクリーン取付用のレール材10には、その対向溝壁11,12間の隔壁13に、上記スクリーン6の係合部片7を係合させてその脱出を抑止するスリット14を設け、該スリット14への上記係合部片7の係合により、上記レール材10にスクリーン6を取り付けできるように構成している。上記係合部片7としては、被服類に多用されているファスナーの半体を利用し、その帯部7aをスクリーン6の端部に溶着或いは縫着により取り付けるのが望ましい。上記スクリーン6の端部を枠材1に対して摺動可能に保持させる場合は、上記係合部片7を、上記隔壁13に設けたスリット14の内側に係合させた状態で摺動させることになる。
また、上記枠材1の取付溝2内に押入してそこに保持させる上記レール材10は、対向溝壁11,12の一方(溝壁11)の外端面11aを平坦な押圧面として、該押圧面の押圧によりレール材10を上記取付溝2内の所定の位置まで嵌入させたときに、図4に示すように、上記外端面11aを、上記枠材1の取付溝2の溝口縁2aに設けた突出部3の内側に係止させて、その位置にレール材10を保持できるようにしている。
そして、上記レール材10を枠材1の取付溝2内に容易に押入可能にするために、上記溝壁11の外端面11aは平坦な押圧面としているが、特に、この押圧面を備えるために厚肉化したレール材10における口縁部分の外側面11bを、該レール材10における溝壁11の外面から少なくとも45°よりも小さい角度θをなして次第に厚肉化する傾斜面としたうえで、上記外端面11aになだらかな曲面で連なるものとして形成している。
そのため、該レール材10の傾斜面を利用して溝壁11の口縁部分を取付溝2に押し入れるときには、上記溝壁11の外端の押圧面を指先で押圧することにより、傾斜面である上記外側面11bを、取付溝2の抜け止め用係止部を形成する突出部3からの押圧力に抗して、該突出部3の内側に押入することになる。つまり、レール材10の溝壁11が上記突出部3により他方の溝壁12側に押し付けられながら、レール材10が取付溝2内に押入されるので、作業者が上記溝壁11を他方の溝壁12側に押し付ける必要はない。
そして、該レール材10の溝壁11が突出部3を超える位置まで押入されたときに、該レール材10自体が該突出部3で押圧されている間に内部に蓄積した弾発力により、その外端面11aが抜け止め用係止部の内側に押し込まれ、そこに係止される。なお、上記レール材10は、上述するような弾発力を有する合成樹脂で成形されたものである。
上述のように、レール材10における口縁部分の外側面11bは、該レール材10における溝壁11の外面から少なくとも45°よりも小さい鋭角の角度θをなして次第に厚肉化する傾斜面としているが、上記角度θをこのように設定すると、レール材10の溝壁11の外端面11aである押圧面を取付溝2内に向けて押圧する力が、傾斜面である上記外側面11bを介して枠材1の突出部3に作用する分力と、上記傾斜面を突出部3に対して滑るようにして取付溝2内に押入れる分力とを有し、上記傾斜面が枠材1の突出部3に作用する前者の分力の反力として、該傾斜面を備える溝壁11が他方の溝壁12側に押圧される力を受けて弾性的に湾曲し、結果的には、レール材10の溝壁11の外端面11aである押圧面を取付溝2内に向けて押圧するだけで、溝壁11を弾性的に湾曲させながらレール材10を取付溝2内に圧入することができる。
この場合に、上記角度θを小さくするに従って、レール材10の押入のために上記溝壁11を押圧する力は軽減されるが、該角度θが小さくなることにより、レール材10を取付溝2内へ押入する長さが長くなり、このレール材10の長さは枠材1のレール材押入方向幅を大きくすることになるので、枠材の設計上、望ましくない。かかる問題をも考慮しながら、本発明者らが、上記レール材における口縁部分の外側面の傾斜面の角度θについて、図8及び図9によって後述する実施例の場合をも含めて考察した結果、上記傾斜面の角度θは、30°±5°の範囲が適切であると判断されるに至っている。なお、図3、図6及び図8においてはθ=30°として好ましい角度の傾斜面を描いている。
図5は、上記第1実施例の取付構造におけるスクリーン取付用のレール材10を、マイナスドライバー状の取出し工具20により枠材1から取り外す態様を説明するためのものである。上記取出し工具20により枠材1からレール材10の取り外しを行うためには、図示しているように、予め上記取付溝2におけるレール材の抜け止め用の突出部3を部分的に切除して、上記工具20の先端を挿入する挿入隙間3aを形成しておき、該挿入隙間3aを通して枠材1の内面とレール材10の溝壁11との間に上記工具20の先端を押し込み、該工具20の先端でレール材10の溝壁11の外側面11bの傾斜面を掻き上げるようにして、該レール材10を引き上げればよく、それにより該レール材10の一部が取付溝2から脱出すれば、その部分を把持して取付溝2からレール材10を引き出すことにより、その後は上記工具20によることなく、取付溝2の突出部3に沿ってレール材10を取付溝2から容易に引き出すことができる。なお、上記挿入隙間3aは、本来の枠材1自体に形成しておく必要はなく、枠材1の端部に連結したキャップ状の延長枠材に設けることもできる。
図6及び図7は、本発明に係るスクリーンの取付構造の第2実施例を示している。この第2実施例は、上述した第1実施例における上記スクリーン取付用のレール材10と同様に、溝壁11の口縁部分の外側面11bを、レール材10における溝壁11の外面から次第に厚肉化する傾斜面に沿うものとしているが、該傾斜面の下端部に、レール材10の取り外しに際し、図5を参照して先に説明した引出し工具20の先端を係止させるのに適した係止段部11cを形成している点で、第1実施例のものとは相違している。そのため、第1実施例の場合と共通する構成及び作用については、図中に第1実施例と共通する符号を付してそれらの説明を省略する。
なお、この第2実施例においては、上記係止段部11cを設けているため、図6の状態からレール材10を取付溝2に押入するに際し、該係止段部11cが枠材1の係止部3を超えるところまでレール材10の溝壁11を他方の溝壁12側に押圧する必要があるが、レール材10を取付溝2に押入する初期の段階であるため、該溝壁11の押圧には大きな力を必要とせず、比較的容易に押圧することができる。しかも、上記係止段部11cを設けることにより、レール材10の取付溝2への押入方向の長さを比較的短くすることができ、枠材1のレール材押入方向幅を小さく設定したい場合には有利である。
また、図8及び図9は、本発明に係るスクリーンの取付構造の第3実施例を示すものであり、この第3実施例では、上記第1実施例のスクリーン取付用のレール材10における溝壁11の口縁部分の外側面11bが、全体的には、該レール材10における溝壁11の外面から次第に厚肉化する傾斜面に沿うものであるが、該傾斜面に離散的に上記レール材10の引出し工具20の先端を係止させる複数の係止用凹凸11dを形成し、図5を参照して先に説明した引出し工具20の先端を多段に係止させるのに適したものであり、この点でのみ第1実施例のものとは相違している。そのため、第1実施例の場合と共通する構成及び作用については、図中に第1実施例と共通する符号を付してそれらの説明を省略する。
この第3実施例のレール材のように、レール材10における溝壁11の外側面の傾斜面に離散的に複数の係止用凹凸11dを形成した場合であっても、それらの各係止用凹凸11dがレール材の引き出しの障害になることはなく、引出し工具20の先端を、レール材10の溝壁11の係止用凹凸11dのいずれかに係止させ、それにより溝壁11の外側面11bを掻き上げるようにして該レール材10を引き上げればよく、それによりレール材10の一部が取付溝2から脱出すれば、その後は、第1実施例の場合と同様に、その部分を把持して取付溝2からレール材10を引き出すことにより、取付溝2の突出部3に沿ってレール材10を取付溝2から容易に引き出すことができる。
1 枠材
2 取付溝
2a 溝口縁
3 突出部
4 突子
6 スクリーン
7 係合部片
10 レール材
11,12 溝壁
11a 外端面
11b 外側面
13 隔壁
14 スリット

Claims (5)

  1. スクリーン枠を構成する枠材の長手方向に向けて設けるスクリーンの取付溝を、その対向する溝口縁の一方に内向きの突出部を設けることにより、該取付溝内に収容するスクリーン取付用のレール材の抜け止め用係止部を形成したものとし、
    一方、上記スクリーンには、上記枠材への取付端に沿って係合部片を付設し、上記取付溝内に嵌入する溝形のスクリーン取付用のレール材内における対向溝壁間の隔壁に、上記スクリーンの係合部片に係合してその脱出を抑止するスリットを設け、
    上記枠材の取付溝内に押入した上記レール材における一方の溝壁の外端面を、上記取付溝の溝口縁に設けた係止部の内側に係止させて、上記スクリーンを上記取付用のレール材に固定的或いは摺動可能に取り付け可能にしたスクリーンの取付構造において、
    上記取付溝に設けた係止部の内側に係止させる上記レール材の外端面を、取付溝内へ上記レール材を押入するための押圧面とし、該押圧面を備えたレール材における口縁部分の外側面を、該レール材における一方の溝壁の外面から少なくとも45°よりも小さい鋭角をなして次第に厚肉化する傾斜面に沿うものとしたうえで、上記外端面になだらかな曲面で連なるものとして形成している、
    ことを特徴とするスクリーン枠に対するスクリーンの取付構造。
  2. 上記レール材における口縁部分の外側面を、該レール材における一方の溝壁の外面から30°±5°の範囲の鋭角をなして次第に厚肉化する傾斜面に沿うものとして形成している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン枠に対するスクリーンの取付構造。
  3. 枠材におけるスクリーンの取付溝の溝口縁に設けられた内向きの突出部により形成されるレール材の抜け止め用係止部が、その一部を切除したものとして、該切除部分とレール材の溝壁との間に、該レール材の取出し工具の先端を挿入する挿入隙間を形成し、該工具の先端をレール材の傾斜面に係止させて該レール材を掻き出し可能に形成している、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリーン枠に対するスクリーンの取付構造。
  4. 上記レール材における上記口縁部分の外側面が、該レール材における一方の溝壁の外面から次第に厚肉化する傾斜面に沿うものであるが、該傾斜面の下端部に上記レール材の引出し工具先端を係止させる係止段部を形成している、
    ことを特徴とする請求項3に記載のスクリーン枠に対するスクリーンの取付構造。
  5. 上記レール材における上記口縁部分の外側面が、全体的には該レール材における一方の溝壁の外面から次第に厚肉化する傾斜面に沿うものであるが、該傾斜面自体に離散的に上記レール材の引出し工具先端を係止させる複数の係止用凹凸を形成している、
    ことを特徴とする請求項3に記載のスクリーン枠に対するスクリーンの取付構造。
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