JP2017074875A - 車載ディスプレイ装置 - Google Patents

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行彦 水田
慎介 中島
Shinsuke Nakajima
慎介 中島
貴広 平野
Takahiro Hirano
貴広 平野
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Abstract

【課題】乗員のニーズに合わせて、天井吊下げRSEの利点と、シートバック型RSEの利点を、選択的に併せ持つことができる車載ディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】車室の天井に設けられたレール部20は、第1セクション23及び第2セクション24を有する。第1セクション23で、ディスプレイ30、40が相互に隣接した拡張画面対応フォーメーションにあるときは、制御部は拡張画面モードにモード切替が可能となっている。ディスプレイ30が第1セクション23に位置し、ディスプレイ40が第2セクション24の後端に位置して両ディスプレイが前後方向に相互に離間した場合、または、両ディスプレイが第1セクション23の各端側にそれぞれ位置するときは、制御部は非拡張画面モードへのモード切替が可能となっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車載ディスプレイ装置に関する。
従来、ワンボックスカーや、RV車において、後席の乗員がTVや、DVD、ブルーレイディスク等を再生してコンテンツを楽しむためにRSE(リアシートエンタテイメント)を車室内に搭載したものが公知である(特許文献1、特許文献2参照)。
RSEには、特許文献1、特許文献2で提案されている天井に吊下げられた天井吊下げ型RSEと、前席のシートバックに設けられるシートバック型RSEとがある。
天井吊下げ型RSEは、前席(運転席と助手席)と、第1列目後席の間の天井において、車幅の中央に設けられていることが多い。このため、ミニバン系の車両のように後席の家族がみんなで一つのRSEを共有することができる。
一方、シートバック型RSEでは、前席(運転席と助手席)のシートバックに個々にRSEが設けられていると、第1列目後席にいる個々の乗員はそれぞれのRSEにより、異なったコンテンツ画像を同時に見ることができる利点がある。
特開2007−153303号公報 特許第4457619号公報
ところで、天井吊下げ型RSEは、前述のように車幅の中央に設けられていることから、フロントウインドウの近傍であって車室内側に設けられたインナーミラーの後方視界を妨げる大きさにはできないため、モニタのサイズには限界がある。また、天井吊下げ型RSEは、ミニバン系の車両のように後席の家族がみんなで一つのディスプレイを共有するには、少しサイズが小さく、また、共用のディスプレイであるため個々に異なったコンテンツ画像を同時に見ることができない。
一方、シートバック型RSEを、運転席、及び助手席のシートにそれぞれ設けた場合、第1列目後席にいる個々の乗員はそれぞれのRSEにより、同一または異なったコンテンツ画像を同時に見ることができる利点がある。このようにシートバック型RSEは、運転席、助手席の後にいる乗員が個々にコンテンツ画像を見ることができる利点がある。しかし、例えば、さらに、第2列目後席がある車両の場合、第2列目後席にいる乗員からは、第1列目後席のヘッドレストがあるため、運転席、及び助手席のシートにそれぞれ設けたRSEが見えづらい。
本発明の目的は、乗員のニーズに合わせて、天井吊下げRSEの利点と、シートバック型RSEの利点を、選択的に併せ持つことができる車載ディスプレイ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明は、車室の天井に設けられたレール部と、前記レール部に対して移動自在に支持された第1ディスプレイと第2ディスプレイと、第1ディスプレイと第2ディスプレイに映し出す画像を生成する制御部を備えた車載ディスプレイ装置であって、前記レール部は、車幅方向に沿って設けられるとともに、第1ディスプレイと第2ディスプレイが、相互に隣接する拡張画面対応フォーメーションと、相互に離間する第1の非拡張画面対応フォーメーションを取ることが可能に配置された第1セクションと、第1セクションから後方に延出されるとともに第2ディスプレイが第1セクションから移動可能に設けられた第2セクションであって、第1セクションから移動した前記第2ディスプレイと、第1セクションに位置する第1ディスプレイが、前後方向に相互に離間して、第2の非拡張画面対応フォーメーションを取ることが可能に配置された第2セクションとを含み、前記制御部は、両ディスプレイが拡張画面対応フォーメーションにあるときは拡張画面モードの画像を、両ディスプレイが第1または第2の非拡張画面対応フォーメーションにあるときは、両ディスプレイに、非拡張画面モードの画像を生成して映し出すようにモード切替が可能となっているものである。
また、前記車室には、少なくとも運転席を含む席を前席としたとき、前記運転席よりも後方に位置する第1列目後席、及び、前記第1列目後席よりもさらに後方に位置した後席を有し、前記第1セクションは前記第1列目後席よりも前方に位置し、前記第2セクションは、その終端が前記第1列目後席よりもさらに後方に位置した前記後席の前方に位置する位置まで延出されていてもよい。
また、前記第1セクションは、第1ディスプレイが車幅方向に移動可能な第1区画と、第2ディスプレイが車幅方向に移動可能であって、前記第1区画とは非連通で、または連結して配置された第2区画とを有し、前記第2区画において、前記第2セクションが連結されていてもよい。
また、前記第1セクションの前記第1区画に、第3セクションが接続されて後方へ延出されており、前記第3セクションは、前記第1セクションから移動した前記第1ディスプレイと、前記第1セクションから前記第2セクションに移動した前記第2ディスプレイとが、車幅方向に相互に離間して、第3の非拡張画面対応フォーメーションを取り得るセクション長を有していてもよい。
また、前記拡張画面対応フォーメーションを前記第1ディスプレイと前記第2ディスプレイがとったことを検出するセンサ部を備え、前記制御部は、前記センサ部の検出に基づいて、非拡張画面モードから拡張画面モードへモード切替を行うものでもよい。
また、前記制御部は、駐車中、または停車中を示す車両状態検出信号が入力された場合は、非拡張画面モードから拡張画面モードへの切換を有効とし、車両走行を示す信号が入力された場合は、非拡張画面モードから拡張画面モードへの切換を無効としてもよい。
本発明によれば、乗員のニーズに合わせて、天井吊下げRSEの利点と、シートバック型RSEの利点を、選択的に併せ持つことができる効果を奏する。
第1実施形態の車両の車室内の概略断面図。 ディスプレイのレール部に対する支持構造を示す概略断面図。 (a)〜(c)は、ディスプレイのレイアウトの説明図。 (a)〜(c)は、ディスプレイのレイアウトと座席との関係を示す説明図。 車載ディスプレイ装置の電気ブロック図。 (a)〜(c)は、第2実施形態におけるディスプレイのレイアウトと座席との関係を示す説明図。
(第1実施形態)
以下、本発明の車載ディスプレイ装置を具体化した第1実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
図4(a)に示すように、車両10の車室内には、前から後にかけて順に1列目シート(運転席12A、助手席12B)、2列目シート13A,13B及び3列目シート14A,14Bを備えている。なお、2列目シート13A、3列目シート14Aは、運転席12Aの後方に位置するシートである。また、2列目シート13B、3列目シート14Bは、助手席12Bの後方に位置するシートである。
1列目シートの運転席12Aを前席とした場合、2列目シート13A、13Bは、第1列目後席に相当する。また、3列目シート14A.14Bは第2列目後席であり、第1列目後席の後方に位置する。
図2に示すように車室の天井11の内装部材であるルーフライナ11aの上方には、車体に固定された剛性を有する金属材からなる平板部21が配置されており、該平板部21に透設されたガイド溝22にてレール部20が構成されている。また、ルーフライナ11aには、ガイド溝22に相対するように溝11bが透設されている。
図4(a)に示すようにレール部20は、1列目シート(運転席12A、助手席12B)と、2列目シート13A、13B間の天井11において、車幅方向に沿って延びる第1セクション23と、第1セクション23に接続されて、第1セクション23から後方へ延出された第2セクション24とを有する。
図4(a)に示すように、第1セクション23は、運転席12Aと2列目シート13Aの間において配置された第1区画23aと、助手席12Bと2列目シート13Bの間において第1区画23aと同一直線上となるように配置された第2区画23bとを有し、両区画は分離されている。
すなわち、第1区画23aの第2区画23b側端(すなわち、左端)は、車幅の略中央部に位置するように配置されている。また、第2区画23bの第1区画側端(すなわち、右端は)車幅の略中央部に位置するように配置されるとともに、第1区画23aの第2区画23b側端とは離間して配置されている。
図4(a)に示すように第2セクション24は、前から順に前記第2区画23bに設けられたT字状の分岐部24a、直線路24b、斜行路24c、直線路24dを備えている。直線路24bは車体中心線Oに対して左方へオフセットされるとともに平行に配置され、一方、直線路24dは車体中心線O上に配置されている。また、直線路24dは、直線路24b、24d間に接続されている。
直線路24dの終端(後端)24eは2列目シート13A、13Bと3列目シート14A、14Bの中間、すなわち、2列目シート13A、13Bの後方であって、3列目シート14A、14Bの前方の位置に位置するまで延出されている。前記終端(後端)24eには、ディスプレイ配置路25が設けられている。ディスプレイ配置路25は、車幅方向(すなわち、右方)に向かって延出されている。
第1区画23aには、RSEとしてのディスプレイ30が移動自在に吊下げ支持されている。また、第2区画23b及び第2セクション24には、RSEとしてのディスプレイ40が移動自在に吊下げ支持されている。ディスプレイ30、及びディスプレイ40は、同一構成であり、また、両ディスプレイ30、40の吊下げ支持構造は、同一である。
このため、ディスプレイの平板部21に対する支持構造についてはディスプレイ30について説明し、ディスプレイ40についてはその説明を省略する。
図2に示すように、ディスプレイ30の筐体31の上部からは、棒状の吊下げ部材32が上方に突出されている。吊下げ部材32は、ルーフライナ11aの溝11b、ガイド溝22に挿入されて、平板部21から上方へ突出され、突出した部位には、スライド板33が螺着されている。スライド板33は、その下面が平板部21の上面に摺接可能に当接されている。
また、平板部21の下方において、吊下げ部材32にはフランジ32aが一体に形成されている。フランジ32aは、平板部21下面とは若干の間隙を有するように配置されている。フランジ32aは、スライド板33が平板部21を摺接する際に、ディスプレイ30が傾いたとき、平板部21下面に当接して、鉛直線に対する吊下げ部材32の軸心との角度が、所定以上の角度とならないように規制する。
両ディスプレイ30、40は、そのモニタ部34、44が常時後方を向くように配置されて、吊下げ部材32の軸心の周りで回転しないように構成されている。ディスプレイが吊下げ部材32の軸心の周りで回転しない構成としては、例えば、吊下げ部材32を四角柱状に形成して、ガイド溝22に対して、吊下げ部材32の軸心の周りで回転しようとする際に、四角柱のコーナーがガイド溝22に干渉することにより、その回転を防止する構成がある。なお、両ディスプレイが吊下げ部材32の軸心の周りで回転しない構成は、前記構成に限定するものではなく、他の構成であってもよい。
第1セクション23の第1区画23aに移動自在に配置されるディスプレイ30は、第1ディスプレイに相当し、第2区画23b及び第2セクション24に移動自在に配置されるディスプレイ40は第2ディスプレイに相当する。
図3(a)、図4(a)に示すように、ディスプレイ30、40は、相互に離間して配置されて、2列目シート13A、13Bのそれぞれの前方に位置することが可能となっている。このときの、ディスプレイ30、40のそれぞれの位置は、第1の非拡張画面対応フォーメーションを取るときの位置である。
なお、この位置においてディスプレイ30、40が移動しないように、ディスプレイ30、40をそれぞれ保持する保持手段を有していてもよい。この保持手段は、公知の摺動抵抗式であってもよく、或いは公知の節度機構で構成することができる。なお、図3(a)〜(c)では、説明の便宜上。ルーフライナ11aは省略して図示している。
このようにして、第1セクション23は、両ディスプレイが、それぞれ第1の非拡張画面対応フォーメーションをとるときに位置することが可能なセクション長を有する。このセクション長は、各ディスプレイが、2列目シート13A、13Bにそれぞれ個別に相対することができる長さとなっている。
また、図3(b)、図4(b)に示すように、ディスプレイ30、40は、車幅方向の中央に位置することで相互に両ディスプレイが隣接した状態となるように、第1区画23aの第2区画23b側端、及び第2区画23bの第1区画23a側端に寄る位置に、位置することが可能となっている。
このときのディスプレイ30、40のそれぞれの位置は、拡張画面対応フォーメーションをとるときの位置(すなわち、拡張対応位置)である。なお、この位置においてディスプレイ30、40がそれぞれ移動しないように、ディスプレイ30、40をそれぞれ保持する前述と同様の保持手段を有していてもよい。このようにして、第1セクション23の第1区画23a及び第2区画23bの長さは、両ディスプレイが、それぞれ拡張画面対応フォーメーションをとることが可能な長さを有する。
すなわち、第1セクション23は、各ディスプレイが拡張画面対応フォーメーションをとることが可能に設けられている。各ディスプレイが拡張対応位置に位置する際、ディスプレイのいずれか一方、例えば、ディスプレイ30には、ディスプレイ40に当接されて検出信号を後述する制御部72に出力するセンサ部69(図5参照)を有する。
なお、拡張対応位置は、本実施形態では、第1セクション23上であって、車幅方向の中央にディスプレイ30、40が隣接して配置された位置である。前記車幅方向の中央は、2列目シート13A、13B間、及び、3列目シート14A、14B間に空間があることによって、フロントウインドウの近傍であって車室内側に設けられたインナーミラー(図示しない)が後方を見る場合に視界が妨げられないものとなっている。このため、拡張対応位置として、前記車幅方向の中央に設定することが好ましい。
センサ部69は、各ディスプレイが拡張対応位置に位置したことを検出する検出部となっている。センサ部69は、スイッチで構成してもよいが、限定するものではなく、一方のディスプレイが近接したとき検出作動する近接センサ等であってもよい。
また、図3(c)、図4(c)に示すように、ディスプレイ30が車幅方向の中央に位置し、かつ、ディスプレイ40を分岐部24aから第2セクション24のディスプレイ配置路25まで移動させて位置させることが可能となっている。このときの、ディスプレイ30、40のそれぞれが位置する位置は、第2の非拡張画面対応フォーメーションをとるときの位置である。
第2の非拡張画面対応フォーメーションをとるときは、図3(c)、図4(c)に示すように、ディスプレイ30は2列目シート13A、13Bの前方で且つ、車幅方向の中央にあり、一方、ディスプレイ40は、2列目シート13A、13Bの後方で、かつ、3列目シート14A、14Bの前方で且つ、車幅方向の中央に位置する。
なお、この位置においてディスプレイ30、40が移動しないように、ディスプレイ30、40をそれぞれ保持する保持手段を有していてもよい。この保持手段は、公知の摺動抵抗式であってもよく、或いは公知の節度機構で構成することができる。
(電気的構成)
次に、車載ディスプレイ装置50の電気的構成を図5を参照して説明する。
図5に示すように、本実施形態では、車載ディスプレイ装置50は、カーナビゲーション装置としての機能を有していて、位置検出器60、地図データの取得装置62、メディアプレーヤ64、TV受信部66、前席用の表示装置68、及び後席用の前記ディスプレイ30、40を備えている。
前記位置検出器60は、GPS用の送信電波を受けて車両10の現在位置を検出するGPS受信機を備えている。地図データの取得装置62は道路地図や施設情報等が記憶された複数のメディア或いはハードディスクから地図データや施設情報を選択的に読み出す。メディアプレーヤ64は、DVD−ROMなどのメディア(記憶媒体)から映像データ或いは音声データを読み出す。
TV受信部66は、図示しないアンテナを介してDTV(Digital Television)放送やワンセグ放送からの信号(映像信号及び音声信号)を受信可能である。後述する制御装置70の制御部72は、前記受信した信号に基づいて映像データ(すなわち、TV画像)及び前記映像データ(TV画像)と同期した音声データの再生処理を行う。なお、TV受信部66は、公知のチューナによって構成されている。
前席用の表示装置68、及び後席用のディスプレイ30、40は、道路地図、走行予定経路、施設情報等の走行案内用の画像、或いは前記DVD−ROMなどのメディアから読取った映像を表示する。前席用の表示装置68は、車両10のインストルメントパネル(図示しない)に配置されて、運転者に対して走行案内或いは映像表示を行う。
前席用の表示装置68は、液晶表示部からなるモニタ部68a及び操作部68bを備えて構成されている。
操作部68bは、乗員(運転手等)が各種操作による各種の操作信号を制御装置70の制御部72に送信する、制御部72は、前記操作信号の入力に応じて、各種処理を行う。この処理の中には、各モニタ部68a、34、44に映し出す画像の選択、選択された画像に伴う音声のヴォリューム調整等が含まれる。
ディスプレイ30は、液晶表示部からなるモニタ部34、リモコン80からの信号を受信する受信部35を備えている。受信部35は、リモコン80から受信した信号を、制御装置70の制御部72に送信する、制御部72は、リモコン80からの受信した信号に基づいて、各種処理を行う。この処理の中には、モニタ部34に映し出す画像の選択、選択された画像に伴う音声のヴォリューム調整等が含まれる。
ディスプレイ40は、液晶表示部からなるモニタ部44、リモコン80からの信号を受信する受信部45を備えている。また、受信部45は、リモコン80から受信した信号を、制御装置70の制御部72に送信する、制御部72は、リモコン80からの受信した信号に基づいて、各種処理を行う。この処理の中には、モニタ部44に映し出す画像の選択、選択された画像に伴う音声のヴォリューム調整、モード切替等が含まれる。
なお、本実施形態では、前席用の表示装置68、ディスプレイ30、40の各モニタ部は、液晶表示部で構成しているが、液晶表示部に限定するものではなく、有機ELディスプレイ等の他の表示部であってもよい。
位置検出器60、取得装置62、メディアプレーヤ64、前席用の表示装置68、及び後席用のディスプレイ30、40は、車載ディスプレイ装置50の制御装置70に接続されている。制御装置70は、CPUを中心とするマイクロコンピュータからなる制御部72を備えており、位置検出器60、取得装置62、メディアプレーヤ64からの信号をインタフェース(I/F)73、74,75を介して、制御部72が受信するようになっている。
また、制御装置70は、TV受信部66から受信したTV画像、メディアプレーヤ64から出力された映像データに基づいて、制御部72にて生成された表示用の画像データを生成する。
そして、制御装置70は、操作部68b、及びディスプレイ30、40の受信部35、45が受信し、かつ、操作部68bの操作またはリモコン80の操作により乗員が選択したTV画像、または前記メディアプレーヤに基づく前記画像データを、ビデオRAM(VRAM)76、77、78に格納する。また、制御装置70は、VRAM76、77、78に格納された画像データを表示用の映像信号に変換して出力する映像信号出力部81、82、83を備える。前席用の表示装置68、後席用のディスプレイ30、40の各モニタ部68a、34、44は、映像信号出力部81、82、83からの映像信号を受けて画像を表示する。
また、制御装置70には、音声信号出力部84が接続されている。音声信号出力部84は、制御部72にて生成された、TV画像と同期した音声データ、DVD−ROMなどのメディアの映像と同期した音声データ、或いは走行案内用の音声データをアナログの音声信号に変換して、車両に別途搭載されたアンプ,スピーカ等からなるオーディオ機器に出力する。
(実施形態の作用)
上記のように構成された車載ディスプレイ装置50の作用を説明する。なお、車載ディスプレイ装置50は、操作部68bによって、電源が入っていてオン状態となっているものとする。
図3(a)、図4(a)に示すように、後席用のディスプレイ30、40が第1の非拡張画面対応フォーメーションをとっている場合は、ディスプレイ30、40が相互に車幅方向において分離した状態となっている。この状態のときは、ディスプレイ30、40がそれぞれ2列目シート13A、13Bのそれぞれの前方に位置する。
この状態のときは、センサ部69から検出信号が制御部72に入力されていない。この場合、制御部72は、ディスプレイ30、40を、自動的に非拡張画面モードにする。すなわち、本実施形態では、センサ部69から検出信号が制御部72に入力されていない場合、制御部72は、拡張画面モードの移行ができないようにしている。
図3(c)、図4(c)に示すように、第2の非拡張画面対応フォーメーションの場合、ディスプレイ30は2列目シート13A、13Bの前方で且つ、車幅方向の中央にあり、一方、ディスプレイ40は、2列目シート13A、13Bの後方にあるとともに、3列目シート14A、14Bの前方にあって、車幅方向の中央に位置する。この状態のときは、第1の非拡張画面対応フォーメーションの場合と同様に、センサ部69から検出信号が制御部72に入力されていない。この場合、制御部72は、ディスプレイ30、40を、自動的に非拡張画面モードにする。
(非拡張画面モード)
非拡張画面モードには、クローンビューモードと、シングルビューモードが含まれ、いずれか一方のモードの選択(モード切替)が、操作部68bの操作によって、或いは、リモコン80のモード切替操作によって行われる。
クローンビューモードは、ディスプレイ30、40が同一画像を映し出すモードである。同一画像の選択は、操作部68b、またはリモコン80の操作によって行われ、制御部72は前記選択された結果に応じてTV画像、メディアプレーヤ64から出力された映像データ、またはナビゲーションの画像(地図データ)等の映像データに基づく画像を、ディスプレイ30、40のモニタ部34、44にそれぞれ出力する。
この結果、クローンビューモードでは、ディスプレイ30、40に映し出された同じコンテンツ画像で、後席の乗員はそれぞれ楽しむことができる。
シングルビューモードは、ディスプレイ30、40のそれぞれに相互に異なる画像を映し出すモードである。このモードでは、制御部72は、ディスプレイ30、40のそれぞれに対して選択された異なる画像を、ディスプレイ30、40のモニタ部34、44にそれぞれ出力する。
この結果、シングルビューモードでは、ディスプレイ30、40に映し出された異なるコンテンツ画像で、後席の乗員はそれぞれ楽しむことができる。
(拡張画面モード)
図3(b)、図4(b)に示すように、後席用のディスプレイ30、40が拡張画面対応フォーメーションをとっている場合は、ディスプレイ30、40が相互に隣接した(すなわち、相互に当接した)状態となる。この状態は、モニタ部34、44を一つの画面として使用しても支障がない状態である。そして、この状態のときは、センサ部69から検出信号が制御部72に入力される。制御部72は、センサ部69からの検出信号があると、ディスプレイ30、40を拡張画面モードに自動的にモード変更する。
すなわち、本実施形態では、センサ部69からの検出信号があると、ディスプレイ30、40を拡張画面モードに自動的にモード変更するとともに、非拡張画面モードの設定はできないようにしている。
拡張画面モードは、画像を左右に分割して、分割した画像を、ディスプレイ30、40のモニタ部34、44にそれぞれ表示するモードである。
ここで分割する画像は、ディスプレイ30に出力されていた画像としてもよく、ディスプレイ40に出力されていた画像としてもよい。或いは、表示装置68のモニタ部68aに出力していた画像を分割する画像としてもよい。いずれの画像を分割するかは、操作部68b、或いはリモコン80の操作により、設定しておいて、制御部72でその設定を記憶し、上記の拡張画面モードに自動的にモード変更した際に、その設定結果に基づいて画像を拡張する。
このようにして、ディスプレイ30、40が拡張画面モードで画像が映し出されるため、後席の乗員は、非拡張画面モードのときよりも1つのコンテンツ画像を大画面で楽しむことができる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態の車載ディスプレイ装置は、車室の天井11に設けられたレール部20と、前記レール部20に対して移動自在に支持されたディスプレイ30(第1ディスプレイ)とディスプレイ40(第2ディスプレイ)と、ディスプレイ30、40に映し出す画像を生成する制御部72を備える。レール部20は、第1セクション23及び第2セクション24を有する。第1セクション23は、車幅方向に沿って設けられるとともに、ディスプレイ30、40が、相互に隣接する拡張画面対応フォーメーションと、相互に離間する第1の非拡張画面対応フォーメーションを取ることが可能に配置される。第2セクション24は、第1セクション23から後方に延出されていて、第1セクション23から移動したディスプレイ40と、第1セクション23に位置するディスプレイ30とが、前後方向に相互に離間することにより、第2の非拡張画面対応フォーメーションを取ることが可能になっている。また、制御部72は、両ディスプレイが拡張画面対応フォーメーションにあるときは拡張画面モードの画像を、両ディスプレイが第1または第2の非拡張画面対応フォーメーションにあるときは、両ディスプレイに、非拡張画面モードの画像を生成して映し出すようにモード切替が可能となっている。
この結果、本実施形態の車載ディスプレイ装置は、乗員のニーズに合わせて、天井吊下げRSEの利点と、シートバック型RSEの利点を、選択的に併せ持つことができる。
(2)本実施形態では、車室は、運転席12Aを含む席を前席としたとき、運転席12Aよりも後方に位置する2列目シート13A、13B(第1列目後席)、及び、第1列目後席よりもさらに後方に位置した3列目シート14A、14B(後席)を有する。
そして、第1セクション23は2列目シート13A、13B(第1列目後席)よりも前方に位置し、第2セクション24は、その終端が2列目シート13A、13B(第1列目後席)よりもさらに後方に位置した3列目シート14A、14B(後席)の前方に位置する位置まで延出されている。
この結果、本実施形態の車載ディスプレイ装置によれば、第1列目後席にいる乗員と、第2列目後席にいる乗員が、乗員のニーズに合わせて、天井吊下げRSEの利点と、シートバック型RSEの利点を享受することができる。
(3)本実施形態では、第1セクション23は、ディスプレイ30が車幅方向に移動可能な第1区画23aと、ディスプレイ40が車幅方向に移動可能であって、第1区画23aとは非連通で配置された第2区画23bとを有する。そして、第2区画23bにおいて、第2セクション24が連結されている。
この結果、本実施形態によれば、第2区画23bと、第2セクション24をディスプレイ40が移動することにより、前後方向において、ディスプレイ30と、40とを離間することが可能となり、上記(1)、(2)の効果を容易に実現できる。
(4)本実施形態では、拡張画面対応フォーメーションをディスプレイ30とディスプレイ40がとったことを検出するセンサ部69を備え、制御部72は、センサ部69の検出に基づいて、非拡張画面モードから拡張画面モードへ自動的にモード切替を行う。この結果、本実施形態によれば、乗員の手間をかけずに拡張画面モードへの移行ができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の車載ディスプレイ装置を図6(a)〜(c)を参照して説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態の車載ディスプレイ装置とはレール部20のレイアウトが異なっているだけであるため、第1実施形態と同一構成または相当する構成については、同一符号を付してその説明を省略し、異なる構成について説明する。
図6(a)に示すように、レール部20は、1列目シート(運転席12A、助手席12B)と、2列目シート13A、13B間の天井11において、車幅方向に沿って延びる第1セクション23と、該第1セクション23の左右両端に第2セクション24と第3セクション26とが接続されている。両セクションは第1セクション23から後方へ延出されている。第1セクション23の第1区画23a、第2区画23bは、互いに連結されていて、ディスプレイ30、40は、前記区間にかかわらず車幅方向の移動が可能となっている。なお、第1区画23a及び第2区画23bの区画長は同一とし、第1区画23aと第2区画23bの境界は、第1セクション23において、車幅中央の部位としている。
また、図6(a)に示すように、第2セクション24及び第3セクション26は、同一セクション長を有していて、その終端(後端)は、天井11において、2列目シート13A、13B(第1列目後席)の後方であって、3列目シート14A.14B(第2列目後席)の前方に位置する。そして、図4(c)に示すようにディスプレイ40は、第2セクション24の終端に、ディスプレイ30は、第3セクション26の終端にそれぞれ第1セクション23から移動することが可能となっている。
このように、第3セクション26は、第1セクション23から第2セクション24に移動したディスプレイ40とが、車幅方向に相互に離間して、第3の非拡張画面対応フォーメーションを取り得るセクション長を有する。
従って、図6(a)に示すように、ディスプレイ30、40は、第1セクション23の両端(すなわち、第1区画23aの右端と、第2区画23bの左端)にそれぞれ位置することが可能である。ディスプレイ30、40がこの位置にそれぞれ位置する場合、第1の非拡張画面対応フォーメーションとなる。
また、図6(b)に示すように、ディスプレイ30、40は、第1セクション23の車幅方向の中央に寄せて相互に隣接した(すなわち、相互に当接した)位置することが可能である。ディスプレイ30、40がこの位置にそれぞれ位置する場合、拡張画面対応フォーメーションとなる。
また、図6(c)に示すように、ディスプレイ30、40が第2セクション24及び第3セクション26の終端(後端)に位置する場合、ディスプレイ30、40は、第3の非拡張画面対応フォーメーションとなる。すなわち、ディスプレイ30、40は、車幅方向に相互に離間して、3列目シート14A、14Bのそれぞれに着座する乗員に対して、個別に非拡張画面モードのコンテンツ画像を映し出すことが可能である。
(第2実施形態の作用)
上記のように構成された車載ディスプレイ装置の作用を説明する。
図6(a)に示す、ディスプレイ30、40が、第1の非拡張画面対応フォーメーションとなる場合は、第1実施形態の図4(a)に示す場合と同じであり、第1実施形態の非拡張画面モードで説明したことと同じであるため、説明を省略する。また、図6(b)に示す、ディスプレイ30、40が、拡張画面対応フォーメーションとなる場合は、第1実施形態の図4(b)に示す場合と同じであり、この場合は、第1実施形態で説明した拡張画面モードで説明したことと同じであるため、説明を書略する。
図6(c)に示す、ディスプレイ30、40が、第3の非拡張画面対応フォーメーションとなる場合、上記の図6(a)に示す第1の非拡張画面対応フォーメーションとなる場合と同様に非拡張画面モードとなる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、第2セクション24及び第3セクション26の終端が第1列目後席の後方であって、第2列目後席の前方まで延出されて、ディスプレイ30、40がその終端に位置する。そして、ディスプレイ30、40は、車幅方向において、離間した第3の非拡張画面対応フォーメーションを取ることができる。この結果、第2列目後席にいる複数の乗員が、ディスプレイ30、40が映し出すコンテンツ画像を個別に楽しむことができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、1列目シート、2列目シート、及び3列目シートを有する車両で車載ディスプレイ装置を具体化したが、3列目シートよりもさらに後方に4列目シート等の後席を有する車両、例えば、マイクロバス、バス等の車両に具体化してもよい。
・第1実施形態のレール部20において、第1セクション23は、第1区画23aと、第2区画23bとを非連通としたが、両区画を連通して、ディスプレイ30,40を移動可能にしてもよい。
・第2実施形態では、第1セクション23の両端に位置する場合を、第1の非拡張画面対応フォーメーションとしているが、両端に限定するものではなく、各端から車幅中央側に移動して、相互に離間した位置に位置する場合を第1の非拡張画面対応フォーメーションとしてもよい。
・第1実施形態及び第2実施形態のディスプレイ30には、センサ部69を設けたが、ディスプレイ30にセンサ部69を設ける代りにディスプレイ40に設けてもよい。
・第1実施形態及び第2実施形態のディスプレイ30には、センサ部69に加えて、2列目シート13A、13B、3列目シート14A、14Bに乗員が着座しているか否かを検出する着座センサ79をそれぞれ設けてもよい(図4(a)〜(c)、図6(a)〜(c)参照)。なお、図5では、着座センサ79を代表的に1つのみ図示している。着座センサ79は、席の座面下に着座したことを検出する圧力センサ、人の体温を検出する感熱センサでもよく、或いは、天井11に設けられた赤外センサでもよい。
この場合、2列目シート13A、13B、3列目シート14A、14Bのうちの少なくとも1つの着座センサ79の検出信号と、センサ部69の検出信号が制御部72に入力された場合に、制御部72は拡張画面モードに自動的にモード切替する。
・また、上記の変形例として、第1実施形態及び第2実施形態のディスプレイ30には、センサ部69に加えて、3列目シート14A、14Bに乗員が着座しているか否かを検出する着座センサ79をそれぞれ設けてもよい。この場合、3列目シート14A、14Bのうちの少なくとも1つの着座センサ79からの検出信号と、センサ部69の検出信号が制御部72に入力された場合に、制御部72は拡張画面モードに自動的にモード切替する。
・また、着座センサ79を、3列目シート14A、14Bに設ける場合、センサ部69を省略してもよい。この場合は、操作部68b、またはリモコン80により、モードの切換操作に応じて制御部72は、拡張画面モードにモード切替を行う。
・上記実施形態において、さらに、図示しないパーキングブレーキに車両状態検出部90(図5参照)としてパーキングブレーキセンサを設けてもよい。このパーキングブレーキセンサは、車両10が停止し、かつ、パーキングブレーキをかけた場合に、パーキングしていることを示す車両状態検出信号を制御部72に出力する。上記各実施形態において、このパーキングしていることを示す車両状態検出信号が入力された場合のみ、非拡張画面モードから拡張画面モードへのモード切替を許容するものとする。また、前記パーキングしていることを示す車両状態検出信号が入力されていない場合は、センサ部69等の検出信号があった場合等も非拡張画面モードから拡張画面モードへの切換を無効とする。
このようにすれば、パーキングしているときのみ、ディスプレイ30、40が、拡張画面対応フォーメーションをとって、拡張画面モードでコンテンツ画像をみることができる。すなわち、車両10が走行中は、拡張画面対応フォーメーションをディスプレイ30、40がとっても、拡張画面モードで後席の乗員はみることができないようにしている。この結果、車両10が走行中はインナーミラーの後方視界を遮る拡張画面対応フォーメーションにすることが防止される。
なお、車両状態検出部90は、パーキングブレーキセンサに限定するものではなく、車速センサとしてもよい。この場合、車速が0のときに、拡張画面モードへのモード切替を許容するものとし、制御部72に入力される車速0の車速信号は、停車中を示す車両状態検出信号に相当する。そして、車速が0以外の場合の車速信号は、車両走行を示す信号に相当し、拡張画面モードへのモード切替を無効とする。
10…車両、11…天井、11a…ルーフライナ、11b…溝、
12A…運転席、12B…助手席、13A、13B…2列目シート、
14A、14B…3列目シート、
20…レール部、21…平板部、22…ガイド溝、23…第1セクション、
23a…第1区画、23b…第2区画、24…第2セクション、
24a…分岐部、24b…直線路、24c…斜行路、24d…直線路、
24e…終端、25…ディスプレイ配置路、26…第3セクション、
30…ディスプレイ(第1ディスプレイ)、31…筐体、
32…吊下げ部材、32a…フランジ、33…スライド板、
34…モニタ部、35…受信部、
40…ディスプレイ(第2ディスプレイ)、44…モニタ部、
45…受信部、50…車載ディスプレイ装置、
60…位置検出器、62…取得装置、64…メディアプレーヤ、
66…TV受信部、68…前席用の表示装置、68a…モニタ部、
68b…操作部、69…センサ部(検出部)、
70…制御装置、72…制御部、
73、74、75…インタフェース(I/F)、
76、77、78…VRAM、
80…リモコン、81、82、83…映像信号出力部、
90…車両状態検出部、O…車体中心線。

Claims (6)

  1. 車室の天井に設けられたレール部と、前記レール部に対して移動自在に支持された第1ディスプレイと第2ディスプレイと、第1ディスプレイと第2ディスプレイに映し出す画像を生成する制御部を備えた車載ディスプレイ装置であって、
    前記レール部は、車幅方向に沿って設けられるとともに、第1ディスプレイと第2ディスプレイが、相互に隣接する拡張画面対応フォーメーションと、相互に離間する第1の非拡張画面対応フォーメーションを取ることが可能に配置された第1セクションと、第1セクションから後方に延出されるとともに第2ディスプレイが第1セクションから移動可能に設けられた第2セクションであって、第1セクションから移動した前記第2ディスプレイと、第1セクションに位置する第1ディスプレイが、前後方向に相互に離間して、第2の非拡張画面対応フォーメーションを取ることが可能に配置された第2セクションとを含み、前記制御部は、両ディスプレイが拡張画面対応フォーメーションにあるときは拡張画面モードの画像を、両ディスプレイが第1または第2の非拡張画面対応フォーメーションにあるときは、両ディスプレイに、非拡張画面モードの画像を生成して映し出すようにモード切替が可能となっていることを特徴とする車載ディスプレイ装置。
  2. 前記車室には、少なくとも運転席を含む席を前席としたとき、前記運転席よりも後方に位置する第1列目後席、及び、前記第1列目後席よりもさらに後方に位置した後席を有し、
    前記第1セクションは前記第1列目後席よりも前方に位置し、前記第2セクションは、その終端が前記第1列目後席よりもさらに後方に位置した前記後席の前方に位置する位置まで延出されている請求項1に記載の車載ディスプレイ装置。
  3. 前記第1セクションは、第1ディスプレイが車幅方向に移動可能な第1区画と、第2ディスプレイが車幅方向に移動可能であって、前記第1区画とは非連通で、または連結して配置された第2区画とを有し、
    前記第2区画において、前記第2セクションが連結されている請求項2に記載の車載ディスプレイ装置。
  4. 前記第1セクションの前記第1区画に、第3セクションが接続されて後方へ延出されており、
    前記第3セクションは、前記第1セクションから移動した前記第1ディスプレイと、前記第1セクションから前記第2セクションに移動した前記第2ディスプレイとが、車幅方向に相互に離間して、第3の非拡張画面対応フォーメーションを取り得るセクション長を有する請求項3に記載の車載ディスプレイ装置。
  5. 前記拡張画面対応フォーメーションを前記第1ディスプレイと前記第2ディスプレイがとったことを検出するセンサ部を備え、
    前記制御部は、前記センサ部の検出に基づいて、非拡張画面モードから拡張画面モードへモード切替を行う請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の車載ディスプレイ装置。
  6. 前記制御部は、駐車中、または停車中を示す車両状態検出信号が入力された場合は、非拡張画面モードから拡張画面モードへの切換を有効とし、車両走行を示す信号が入力された場合は、非拡張画面モードから拡張画面モードへの切換を無効とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の車載ディスプレイ装置。
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