JP2017074681A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】交換前のハードディスク装置よりもパフォーマンスが低いハードディスク装置が接続された状況下でも、RIP処理のパフォーマンスの低下を抑制し、リアルタイム性を維持できるようにする。
【解決手段】画像形成用に変換した後の画像データを記憶する第1データ記憶領域であるRAW領域110aと、画像形成用に変換する前の画像データを記憶する第2データ記憶領域であるFS領域110bとにパーティション構成されるHDD110を用いる。そして、HDD110のパーティション構成時に、HDD110のパフォーマンスに基づいてRAW領域110aとFS領域110bとを設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
複写機等の画像形成装置は、大容量の画像データを記憶可能な不揮発性の記憶装置としてハードディスク装置(HDD;Hard Disk Drive)を備えている。そして、大容量の画像データを高速に扱うために、ハードディスク装置に対してパーティションの設定、具体的には、RAW領域とファイルシステム領域との設定が行われている(例えば、特許文献1参照)。
ファイルシステム領域では、主に、入力される画像データをビットマップ形式の画像データに変換するラスター画像処理(以下、「RIP処理」と記述する)が行われ、ビットマップ形式の画像データを高速アクセス可能なRAW領域に保存することで、印刷時のリアルタイム性を確保している。ファイルシステム領域は、アクセス容易性、格納効率を重視する。これに対して、RAW領域は、データを連続セクタで格納することで高速アクセスが可能である。
特開2012−165230号公報
ところで、市場等において、ハードディスク装置が壊れた場合、その壊れたハードディスク装置を交換することになる。この場合、ディスクの低回転化の動向や供給リスク等により、交換前のハードディスク装置と同等のパフォーマンスのハードディスク装置の確保が難しくなることが考えられる。
そして、交換前のハードディスク装置よりもパフォーマンスが低いハードディスク装置に交換した場合、RAW領域の内周部でパフォーマンスを達成できなくなり、リアルタイム性が損なわれる可能性がある。同時に、ファイルシステム領域のパフォーマンスも低下するため、RIP処理でのハードディスク装置へのアクセス時間が大きくなり、特定ジョブでのRIP処理のパフォーマンスの低下が発生する。
したがって、交換前のハードディスク装置よりもパフォーマンスが低いハードディスク装置を搭載する場合、パーティション設定を行うときの領域の区切り方が重要になる。しかしながら、上記の特許文献1には、RAW領域とファイルシステム領域とについて、異なる管理方式でそれぞれデータを管理する技術が開示されているものの、パーティション設定を行うときの領域の区切り方については考慮されていない。
本発明は、交換前のハードディスク装置よりもパフォーマンスが低いハードディスク装置が搭載された状況下であっても、RIP処理のパフォーマンスの低下を抑制し、リアルタイム性を維持できる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
画像形成用に変換した後の画像データを記憶する第1データ記憶領域と、画像形成用に変換する前の画像データを記憶する第2データ記憶領域とにパーティション構成されるハードディスク装置を備える画像形成装置であって、
パーティション構成時に、ハードディスク装置のパフォーマンスに基づいて第1データ記憶領域と第2データ記憶領域とを設定する制御部を備える
ことを特徴とする。
また、本発明の画像形成方法は、
画像形成用に変換した後の画像データを記憶する第1データ記憶領域と、画像形成用に変換する前の画像データを記憶する第2データ記憶領域とにパーティション構成されるハードディスク装置を用いて画像形成を行う画像形成方法であって、
パーティション構成時に、ハードディスク装置のパフォーマンスに基づいて第1データ記憶領域と第2データ記憶領域とを設定する
ことを特徴とする。
上記構成の画像形成装置または画像形成方法において、ハードディスク装置のパフォーマンスに基づいてパーティション設定を行うことで、ハードディスク装置の交換によって低パフォーマンスのハードディスク装置が搭載された状況下であっても、その状況に対応したパーティション設定を行うことができる。
本発明によれば、交換前のハードディスク装置よりも低パフォーマンスのハードディスク装置が接続された状況下でも、その状況に対応したパーティション設定を実現できるため、RIP処理のパフォーマンスの低下を抑制し、リアルタイム性を維持できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置のシステム構成の概略を示す全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の各部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 ハードディスク装置(HDD)を複数台備えるシステム構成の要部を示す構成図である。 ハードディスク装置(HDD)において、アクセスがディスク外周から内周になるにつれてパフォーマンスが低下する様子を示す図である。 リアルタイム性が求められる画像形成装置における、3台のHDDでのパーティション構成の例を示す図である。 低パフォーマンスのHDDと交換した際に、RAW領域の内周部でパフォーマンスを達成できなくなる様子を示す図である。 実施例1に係るパーティション構成の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施例1に係るパーティション構成を示す図である。 実施例2に係るパーティション構成を示す図である。 実施例2に係るパーティション構成に基づくRAW領域の使用例を示す模式図である。 HDDのディスクの内周部を使い分ける例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)について図面を用いて詳細に説明する。本発明は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値などは例示である。なお、以下の説明や各図において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[画像形成装置のシステム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置のシステム構成の概略を示す全体構成図である。本実施形態では、画像形成装置として複写機を例に挙げて説明するが、複写機への適用に限られるものではない。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、静電気を用いて用紙Sに画像を形成する電子写真方式を採用しており、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置1は、原稿搬送部10と、用紙収納部20と、画像読取部30と、画像形成部40と、中間転写ベルト50と、2次転写部60と、定着部70と、濃度センサ81と、制御基板90とを有する構成となっている。
原稿搬送部10は、原稿Gをセットする原稿給紙台11と、複数のローラ12と、搬送ドラム13と、搬送ガイド14と、原稿排出ローラ15と、原稿排出トレイ16とを有している。原稿給紙台11にセットされた原稿Gは、複数のローラ12及び搬送ドラム13によって、画像読取部30の読取位置に1枚ずつ搬送される。搬送ガイド14及び原稿排出ローラ15は、複数のローラ12及び搬送ドラム13により搬送された原稿Gを原稿排出トレイ16に排出する。
用紙収納部20は、装置本体の下部に配置されており、用紙Sのサイズや種類に応じて複数設けられている。この用紙Sは、給紙部21により給紙されて搬送部23に送られ、搬送部23によって転写位置である2次転写部60に搬送される。また、用紙収納部20の近傍には、手差部22が設けられている。この手差部22からは、ユーザによってセットされる、用紙収納部20に収納されていないサイズの用紙やタグを有するタグ紙、OHPシート等の特殊紙が転写位置へ送られる。
画像読取部30は、原稿搬送部10により搬送された原稿G又は原稿台31に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。具体的には、原稿Gの画像がランプLによって照射される。このランプLからの照射光に基づく原稿Gからの反射光は、第1ミラーユニット32、第2ミラーユニット33、レンズユニット34の順に導かれて、撮像素子35の受光面に結像する。撮像素子35は、入射した光を光電変換して所定の画像信号を出力する。撮像素子35から出力された画像信号は、A/D変換されることにより画像データとして作成される。
また、画像読取部30は、画像読取制御部36を有している。画像読取制御部36は、A/D変換によって作成された画像データに、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の周知の画像処理を施して、制御基板90に搭載されたRAM(不図示)に格納する。なお、画像データは、画像読取部30から出力されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置などの外部装置から受信したデータであってもよい。
用紙収納部20と画像読取部30との間には、画像形成部40と像担持体である中間転写ベルト50とが配置されている。画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するために、第1〜第4の4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを有する。
第1の画像形成ユニット40Yは、イエローのトナー像を形成し、第2の画像形成ユニット40Mは、マゼンダのトナー像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cは、シアンのトナー像を形成し、第4の画像形成ユニット40Kは、ブラックのトナー像を形成する。これら4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ同一の構成を有している。したがって、ここでは、第1の画像形成ユニット40Yについて説明する。
第1の画像形成ユニット40Yは、像担持体であるドラム状の感光体(感光体ドラム)41と、感光体41の周囲に配置された帯電部42と、露光部43と、現像部44と、クリーニング部45とを有している。感光体41は、不図示の駆動モータによる駆動の下に回転する。帯電部42は、感光体41に電荷を与えることにより感光体41の表面を一様に帯電する。露光部43は、原稿Gから読み取られた画像データ又は外部装置から送信された画像データに基づいて、感光体41の表面に対して例えばレーザビームによって露光を行うことにより、感光体41上に静電潜像を形成する。
現像部44は、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いて、感光体41上に形成された静電潜像を現像する。トナーは、画像を形成する粒子である。キャリアは、現像部44内でのトナーとの混合において摩擦帯電によりトナーに適正な電荷を与える機能と、感光体41と対向する現像領域にトナーを搬送する機能と、感光体41上の静電潜像にトナーが忠実に現像できるように現像電界を形成する機能とを持っている。現像部44には、感光体41に現像剤を供給する現像スリーブ46を有している。この現像部44は、感光体41に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体41の表面には、イエローのトナー像が形成される。
なお、第2の画像形成ユニット40Mの現像部44は、感光体41にマゼンタのトナーを付着させ、第3の画像形成ユニット40Cの現像部44は、感光体41にシアンのトナーを付着させる。そして、第4の画像形成ユニット40Kの現像部44は、感光体41にブラックのトナーを付着させる。
クリーニング部45は、感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
感光体41上に付着したトナーは、中間転写体である中間転写ベルト50に転写される。中間転写ベルト50は、無端状に形成されており、複数のローラに掛け渡されている。この中間転写ベルト50は、不図示の駆動モータによる駆動の下に、感光体41の回転(移動)方向とは逆方向に回転する。
中間転写ベルト50における各画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの感光体41と対向する位置には、1次転写部51が設けられている。この1次転写部51は、中間転写ベルト50にトナーと逆極性の電圧を印加させることで、感光体41上に付着したトナーを中間転写ベルト50に転写する。
そして、中間転写ベルト50が回転することで、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで形成されたトナー像が、中間転写ベルト50の表面に順次転写される。これにより、中間転写ベルト50上には、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックのトナー像が重なり合うことによってカラー画像が形成される。
また、中間転写ベルト50に対向した状態でベルトクリーニング装置53が設けられている。このベルトクリーニング装置53は、用紙Sへのトナー画像の転写を終えた中間転写ベルト50の表面を清掃する。
中間転写ベルト50の近傍で、かつ搬送部23の用紙搬送方向の下流には、2次転写部60が配置されている。この2次転写部60は、搬送部23によって搬送されてきた用紙Sを中間転写ベルト50に接触させることにより、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー像を用紙Sに転写する。
2次転写部60は、2次転写ローラ61を有している。2次転写ローラ61は、対向ローラ52に圧接されている。そして、2次転写ローラ61と中間転写ベルト50とが接触する部分は、2次転写ニップ部62となる。この2次転写ニップ部62の位置は、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー像を用紙Sに転写する転写位置である。
2次転写部60における用紙Sの排出側には、定着部70が設けられている。この定着部70は、用紙Sを加圧及び加熱して、転写されたトナー像を用紙Sに定着させる。定着部70は、例えば、一対の定着部材である定着上ローラ71及び定着下ローラ72で構成されている。定着上ローラ71及び定着下ローラ72は、互いに圧接した状態で配置されており、定着上ローラ71と定着下ローラ72との圧接部として定着ニップ部が形成される。
定着上ローラ71の内部には、加熱部が設けられている。この加熱部からの輻射熱により定着上ローラ71のローラ部が温められる。そして、定着上ローラ71のローラ部の熱が用紙Sへ伝達されることにより、用紙S上のトナー像が定着される。
用紙Sは、2次転写部60によってトナー像が転写された面(定着対象面)が定着上ローラ71と向き合うように搬送され、定着ニップ部を通過する。したがって、定着ニップ部を通過する用紙Sには、定着上ローラ71と定着下ローラ72とによる加圧と、定着上ローラ71のローラ部の熱による加熱が行われる。
定着部70の用紙Sの搬送方向の下流には、切換ゲート24が配置されている。切換ゲート24は、定着部70を通過した用紙Sの搬送路を切り換える。すなわち、切換ゲート24は、用紙Sの片面への画像形成におけるフェースアップ排紙を行う場合に、用紙Sを直進させる。これにより、用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。また、切換ゲート24は、用紙Sの片面への画像形成におけるフェースダウン排紙を行う場合、及び用紙Sの両面への画像形成を行う場合に、用紙Sを下方に案内する。
フェースダウン排紙を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって用紙Sの表裏を反転して上方に搬送する。これにより、表裏が反転された用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。用紙Sの両面への画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって用紙Sの表裏を反転する。そして、表裏が反転された用紙Sは、再給紙路27によって再び転写位置へ送られる。
一対の排紙ローラ25の下流側には、用紙Sを折ったり、用紙Sに対してステープル処理等を行ったりする後処理装置を配置してもよい。
[画像形成装置の各部のハードウェア構成]
次に、画像形成装置1の各部のハードウェア構成について、図2を参照して説明する。図2は、画像形成装置1の各部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置1は、制御部100を備えている。この制御部100は、上述の制御基板90(図1参照)上に構成されている。
制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)101と、CPU101が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)102と、CPU101の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)103とを有している。なお、ROM102としては、例えば、通常電気的に消去可能なプログラマブルROMを用いることができる。
CPU101は、画像形成装置1の全体を制御する。CPU101を含む制御部100は、ハードディスク装置(Hard Disk Drive;HDD)110、操作表示部120及び通信部130にそれぞれシステムバス140を介して接続されている。制御部100はさらに、画像読取部30、画像処理部80、画像形成部40、給紙部21及び定着部70にそれぞれシステムバス140を介して接続されている。
ハードディスク装置(以下、「HDD」と記述する)110は、大容量の画像データを記憶可能な不揮発性の記憶装置であり、画像読取部30で読み取って得た原稿画像の画像データを記憶したり、出力済みの画像データ等を記憶したりする。HDD110については、後でより詳細に説明する。
操作表示部120は、液晶表示装置(LCD)や有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイからなるタッチパネルである。この操作表示部120は、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示部120は、複数のキーを備え、ユーザーのキー操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付けて、入力信号を制御部100に出力する。
通信部130は、外部の情報処理装置であるPC(パーソナルコンピュータ)150から送信されるジョブ情報を、通信回線Lを介して受け取る。そして、受け取ったジョブ情報を、システムバス140を介して制御部100に送る。ジョブ情報には、形成する画像の画像データと、その画像データに対応付けられた使用する用紙の種類及び枚数などの情報が含まれている。
なお、本実施形態では、外部装置としてPC150を適用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、外部装置としては、例えばファクシミリ装置等その他各種の装置を適用することができる。
画像読取部30は、原稿画像を光学的に読み取って電気信号に変換する。例えば、カラー原稿を読み取る場合は、一画素当たりRGB各10ビットの階調の輝度情報を持つ画像データを生成する。画像読取部30によって生成された画像データや、画像形成装置1に接続された外部装置の一例であるPC150から送信される画像データは、画像処理部80に送られ、画像処理される。画像処理部80は、受信した画像データに対してアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮、周期ムラ(画像の周期的な濃度ムラ)補正等の処理を行う。
例えば、画像形成装置1でカラー画像を形成する場合、画像読取部30等によって生成されたR・G・Bの画像データを画像処理部80における色変換LUT(Look Up Table)に入力する。そして、画像処理部80は、R・G・BデータをY・M・C・Kの画像データに色変換する。そして、色変換した画像データに対して、階調再現特性の補正、濃度補正LUTを参照した網点などのスクリーン処理、あるいは細線を強調するためのエッジ処理などを行う。
制御部100は、CPU101による制御の下に、画像形成装置1の全体を制御する。具体的には、制御部100は、画像形成部40を駆動制御し、画像濃度制御用のトナー像又は画像形成用のトナー像を形成し、中間転写ベルト50に1次転写する。また、制御部100は、2次転写部60を駆動制御し、中間転写ベルト50が担持するトナー画像を用紙Sに2次転写する。さらに、制御部100は、定着部70を駆動制御し、用紙Sを加圧及び加熱して、トナー画像を用紙Sに定着させる。
[HDD(ハードディスク装置)の構成]
先述したように、画像形成装置1は、大容量の画像データを記憶可能な不揮発性の記憶装置としてHDD110を備えている(図2参照)。そして、HDD110のディスクに対して、RAW領域110aとファイルシステム領域(以下、「FS領域」と記述する)110bの設定、即ちパーティション設定が行われる。
RAW領域110aは、画像形成用に変換した後の画像データ、即ちRIP処理後のビットマップ形式の画像データを記憶する記憶領域(第1データ記憶領域)である。FS領域110bは、画像形成用に変換する前の画像データ、例えばPC150等の外部装置から送られてくるページ記述言語で記述されたRIP処理前の画像データを記憶する記憶領域(第2データ記憶領域)である。
HDD110のディスクの領域をRAW領域110aとFS領域110bとに区切るパーティション設定は、大容量の画像データを高速に扱うために行われる。FS領域110bは、アクセス容易性、格納効率を重視する。これに対して、RAW領域110aは、データの書込み/読出し速度がFS領域110bよりも高速であり、データを連続セクタで格納することによって高速アクセスが可能である。
FS領域110bでは、主に、PC150等の外部装置から入力される画像データをビットマップ形式の画像データに変換するRIP処理が行われ、ビットマップ形式の画像データを高速アクセス可能なRAW領域110aに保存することで、印刷時のリアルタイム性を確保している。
FS領域110bは、オペレーティングシステム(Operating System;OS)のファイルシステムにより管理される領域であり、ユーザーにより操作表示部120(図2参照)を介して記憶を指示された画像データを、後からファイル名や各種属性により検索して再利用可能に記憶する。FS領域110bは、データの書込み/読出しのスピードについてはそれほど重視されないが、ファイルシステムによる各種の管理や利用が可能である。
本実施形態に係る画像形成装置1では、図2に示すように、HDD110のFS領域110bに対するデータの書込み/読出しにキャッシュ111が使用される。キャッシュ111は、制御部100がオペレーティングシステムによって管理しているメモリの一部をキャッシュメモリとして割り当てたものであり、HDD110よりも高速なデータの書込み/読出しが可能に構成されている。なお、図2に記載のキャッシュ111は、動作状態を示すものであって、実際にこの位置に配置されるものではない。
RAW領域110aは、制御部100によりRAWデバイスとして管理される領域であって、揮発性メモリの容量不足を補う仮想メモリとして画像データを所定のタイミングで出力するために一時的に記憶する。RAW領域110aは、データの書込み/読出しにスピードが要求されるため、制御部100により直接データ管理が行われている。RAW領域110aには、セクタ番号とデータ容量の管理によって1ページ分の画像データが連続するセクタに書き込まれる。このRAW領域110aは、より高速なアクセスを実現するために、HDD110のディスクにおいて、FS領域110bよりも外周側の領域が使用される。
ここまでは、画像形成装置1がHDD110を1台備えるシステム構成の場合を例に挙げて説明した。これに対し、より高速な画像形成装置にあっては、図3に示すように、複数台(n台)のHDD110_1〜110_nを備え、これらHDD110_1〜110_nを一つのドライバのように認識させるRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)の技術が採用されている。このRAID(ストライピング)の技術によれば、n台のHDD110_1〜110_nの各RAW領域110aに対して画像データを分散させて同時にアクセスすることによってアクセス時間を短縮し、処理の高速化を実現できる。
HDD110(110_1〜110_n)は、メディア(ディスク)を線速度一定で回転させてアクセスを行うために、図4に示すように、アクセスがディスク外周から内周になるにつれてパフォーマンスが低下する。
ここでは、HDD110を例えば3台用いてストライピング(RAID-0)を行う場合について説明する。3台のHDD110_1〜110_3に分散してアクセスすることによって、1台あたりの扱うデータ量は1/3になり、アクセス時間も1/3になる。よって、見かけ上のパフォーマンスは3倍となる。
リアルタイム性が求められる画像形成装置における、3台のHDD110_1〜110_3でのパーティション構成の例を図5に示す。リアルタイム性が求められる画像形成装置にあっては、外周部から予め定められた一点鎖線で示す必要パフォーマンス(例えば、300[MB/s])を満たす領域までをRAW領域110aとして設定し、さらにその内周部にFS領域110bを設ける。一点鎖線で示す必要パフォーマンスよりもパフォーマンスが高ければ、実機動作のリアルタイム性が保証される。
ところで、市場等において、3台のHDD110_1〜110_3のうちの1台が壊れた場合、その壊れたHDDを交換することになる。この場合、ディスクの低回転化の動向や供給リスク等により、他のHDDと同等のパフォーマンスのHDDの確保が難しい可能性が考えられる。
そして、他のHDDよりもパフォーマンスが低いHDDと交換した(搭載した)場合、RAIDのパフォーマンスも低下する。その結果、図6に示すように、RAW領域110aの内周部(FS領域110b側)でパフォーマンスを達成できなくなり、リアルタイム性が損なわれる可能性がある。同時に、FS領域110bのパフォーマンスも低下するために、RIP処理でのHDD110_1〜110_nへのアクセス時間が大きくなり、特定ジョブでのRIP処理のパフォーマンス低下が発生する。これは、印刷速度を重視するユーザーにとっては好ましくない。
[本実施形態のパーティション構成]
そこで、本実施形態では、パーティション設定時(パーティション構成時)に、複数台のHDD110_1〜110_nのパフォーマンスに基づいて、第1データ記憶領域であるRAW領域110aと、第2データ記憶領域であるFS領域110bとを設定する。このパーティション設定は、図2の制御部100による制御の下に実行される。本実施形態によれば、リアルタイム性を損なわず、RIP処理のパフォーマンスの低下を防ぐパーティション構成を、制御部100による制御の下に、自動で構築することができる。
以下に、複数台のHDD110_1〜110_nのパフォーマンスに基づいてRAW領域110aとFS領域110bとを設定するパーティション構成の具体的な実施例について説明する。以下の各実施例では、HDD110を例えば3台備える画像形成装置の場合を例に挙げて説明する。
(実施例1)
図7は、実施例1に係るパーティション構成の処理の流れの一例を示すフローチャートである。この一連の処理は、図2の制御部100のCPU101による制御の下に実行される。CPU101は、例えば、図2の操作制御部120に設けられたHDDのフォーマットボタン(図示せず)を介したユーザーの指定に応答して、パーティション構成のための一連の処理に入る。
CPU101は、パーティション設定時に、3台のHDD110_1〜110_3の全領域(ディスクの外周部から内周部までの領域)に対して、想定されるデータ量のデータの書込み/読出しを行い(ステップS11)、次いで、パフォーマンスの測定を行う(ステップS12)。ステップS12では、データ量をA[MB]として、3台のHDD110_1〜110_3の各々へ3等分してデータのアクセスを行う。
ここで、アクセスの命令から完了の通知までの時間をT[s]とすると、3台のHDD110_1〜110_3の各々のパフォーマンスXは、次式(1)で求めることができる。
X={(1/3)×A}/T[MB/s] ・・・・・・(1)
次に、CPU101は、ステップS12で測定した3台のHDD110_1〜110_3のパフォーマンスから全体のパフォーマンスを求める(ステップS13)。3台のHDD110_1〜110_3の全体のパフォーマンスYは、3台のHDD110_1〜110_3に対して同時にデータの書込みを開始してから最後のデータの読出しの完了通知を受け取るまでの時間で求める。
ここで、HDD110_1〜110_3のそれぞれの、データの書込みを開始からデータの読出し完了までの時間をT1,T2,T3とすると、全体のパフォーマンスYは、次式(2)で求めることができる。
Y=A/(T1,T2,T3の最大値)[MB/s] ・・・(2)
次に、CPU101は、ステップS13で求めた全体のパフォーマンスYが初期構成と同じパフォーマンスであるか否かを判断し(ステップS14)、初期構成と同じパフォーマンスが得られた場合は(S14のYES)、本一連の処理を終了し、従来通りのパーティション構成とする。これにより、RAW領域110aのパフォーマンス、FS領域110bのパフォーマンスを維持することができるため、リアルタイム性を保持しつつ、RIP処理のスピードの低下を抑えることができる。
CPU101は、全体のパフォーマンスYが初期構成と同じパフォーマンスでない場合は(S14のNO)、パフォーマンスの測定結果を用いて、図8に示すように、リアルタイム性維持のための必要パフォーマンスを満たす所(一点鎖線)までをRAW領域110aとして設定する(ステップS15)。ここで、「必要パフォーマンス」とは、画像形成装置1の各動作モード、各パラメータの全ての動作を満たすことができるパフォーマンスをいう。CPU101は、RAW領域110aを設定したら、RAW領域110aに連続する次の領域からFS領域110bとして設定する(ステップS16)。
必要パフォーマンスや、測定用データのサイズなどは画像形成装置の機種によって異なる。そのため、CPU101は、パフォーマンスの測定結果および領域設定結果を、各々の機械(画像形成装置)に保持する(ステップS17)。また、CPU101は、必要に応じて、パフォーマンスの測定結果および領域設定結果を画像形成装置の外部へ通知する(ステップS18)。
(実施例2)
ところで、パーティション変更を行うと、RAW領域110aが小さくなってしまう場合がある。RAW領域110aの容量は、画像形成装置1の原稿格納枚数に相当するために、RAW領域110aが小さくなることで、保存可能枚数が減ってしまうことになる。この不具合を解消するためになされたのが実施例2である。
図9に、実施例2に係るパーティション構成を示す。実施例2では、HDD110のディスクにおけるFS領域110bよりもさらに内周部に、RAW領域110aとして、1以上のRAW領域、例えば第2、第3、第4、・・・のRAW領域(RAW2,3,4,・・・)を設定する。そして、HDD110の負荷の小さいデータを、第2、第3、第4、・・・のRAW領域(RAW2,3,4,・・・)に保存するようにする。この実施例2によれば、パーティション変更を行う際の原稿格納枚数の減少を低減することができる。
画像形成装置1には、様々な動作モードやパラメータが存在し、動作モードやパラメータによってHDD110への負荷と要求パフォーマンスは異なる。一例を挙げると、コピーやプリントの動作モードでは一般的に記録紙を出力する。また、HDD110に出力データを一時保存データとして保存しておき、後でスキャンやRIP処理をせずに再印刷をするホールド機能がある。このホールド機能では、記録紙を出力しながら画像データを保存するプリント&ホールド、保存のみのホールドが設定できる。画像データは、RAW領域110aに保存される。
記録紙の出力を行う場合、コピーにおいてはHDD110に対してスキャンデータの書込み、プリントデータの読出しが同時に発生するため、HDD110の負荷が高く、HDD110に対する要求パフォーマンスも高い。プリントにおいても、RIP処理後の画像データの一時処理、プリントデータの書込み、プリントデータの読出しが同時に発生するため、コピーの場合と同様に、HDD110の負荷が高く、HDD110に対する要求パフォーマンスも高い。
一方、一時保存済データ(ホールドデータ)からの印刷では、プリントデータの読出しのみであるために、HDD110に対する要求パフォーマンスが低い。そこで、プリント&ホールド設定が行われた場合は、図10に示すように、パフォーマンスの高い第1のRAW領域(RAW1)で処理を行い、アイドル時に、第1のRAW領域(RAW1)から第2のRAW領域(RAW2)以降の領域に移動する。すなわち、ジョブの前後で必要パフォーマンスが変化する場合は、アクセス先を第1のRAW領域(RAW1)から第2のRAW領域(RAW2)以降の領域へ変更するようにする。
ホールドされたデータを印刷(再印刷)するときは、HDD110の負荷が小さいために、第2のRAW領域(RAW2)以降の領域からデータの読出しを行っても、リアルタイム性を損なわずに印刷することができる。印刷後のデータの移動処理は他の処理よりも優先度が低く、他の処理が入ったら直ちに中断することで、他の処理へ影響を与えないようにすることができる。データの移動途中に記録紙の出力命令が来た場合は、RAW1、RAW2以降の領域から出力する。記録紙の出力なしのホールド設定のみの場合は、RAW2以降の領域に直接データの書込みを行うようにする。
表1に、各動作モードとデータの書込み先との関係を示す。
Figure 2017074681
HDD110のディスクにおいて、さらに内周部まで使い切る方法を考えると、例えばコピー動作では、解像度、原稿サイズ、両面/片面、カラー/モノクロなど各種のパラメータの設定があり、パラメータの設定により、HDD110に対する要求パフォーマンスが異なる。
そこで、各動作モードごとあるいは各パラメータごとの必要パフォーマンスをリスト化しておき、RAW2,RAW3,・・・の領域に割り当て、RAW2,RAW3の領域では、図11に示すように、パフォーマンスごとに閾値を定める。そして、閾値以上の動作モード/パラメータはRAW2の領域へ、閾値を下回るものはRAW3の領域へ、という具合に、データの書込み先を細かく分けるようにする。このように、各動作モードごとあるいは各パラメータごとにデータの書込み先を細かく分けることで、HDD110のディスクについて、内周部まで使い切ることができる。ホールド設定されたものでも、RAW2の領域で満たせないものはRAW1の領域を用いる。
表2に、各動作モードの証券と必要パフォーマンスとの関係を示す。
Figure 2017074681
本実施例では、各動作モードごとあるいは各パラメータごとの必要パフォーマンスをリスト化するとしたが、これに限られるものではない。実施例2の変形例として、リスト化ではなく、画像データを保存するときに、動作モード/画像サイズ/パラメータ等から、満たすべきパフォーマンスを制御部100(図2参照)が計算し、データの書込み先を決定するようにしてもよい。
パーティション変更後の原稿格納枚数などの情報については、容量残量の表示計算に適用し、ユーザーに分かるように通知するようにするとよい。また、RAW3の領域の容量がなくなった場合は、より高速なRAW2の領域を使い、RAW2の領域の容量がなくなった場合は、RAW1の領域を使うことで、原稿格納枚数の減少を抑えることができる。RAW1の領域の容量がなくなる場合は、RAW2以降の領域に移すことができないデータについては退避/削除を促すようにすることが好ましい。これにより、データの書込み/読出しのスピードが低速なHDD110、即ち低パフォーマンスのHDD110が接続されたとしても、原稿格納枚数の減少を抑えつつ、リアルタイム性/RIP性能を維持することができる。
最初のパフォーマンス測定時に、複数台のHDD110_1〜110_n間のパフォーマンス差が大きい場合、速度比に応じてHDD110に書き込むデータサイズを不均等に分割するようにすることもできる。具体的には、書込み/読出し速度が速いHDD110には多めに、遅いHDD110には少なめにデータサイズを分割する。これにより、平均パフォーマンスの改善を行うことができ、パフォーマンス全体の底上げを行った上でパーティションを設定すれば、リアルタイム性の保証される容量を大きくできる。
画像形成装置1に搭載する複数台のHDD110_1〜110_nのそれぞれのパフォーマンス測定をするときに、過去に測定したことのあるHDD110については、パフォーマンス測定を省略するようにすることもできる。これにより、パフォーマンスの測定時間を短縮することができる。
パフォーマンス測定後のHDD110がディスクの最外周においても必要パフォーマンスを満たさない場合、その旨をユーザーに通知し、HDD110の交換を促したり、警告を行ったりするようにしてもよい。
[変形例]
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1として複写機に適用した場合を例に挙げたが、この適用例に限られるものではない。すなわち、本発明は、複写機の他、プリンタ装置、ファクシミリ装置、印刷機など、大容量の画像データを記憶可能な不揮発性の記憶装置としてHDDを備える画像形成装置全般に対して適用可能である。また、本発明は、プロダクションプリントと呼ばれる印刷分野の画像形成システムで使用される高速の画像形成装置にも適用することが可能である。
また、上記実施形態では、複数台のHDDを備える画像形成装置において、複数台のHDDのうちの1台が壊れ、その壊れたHDDを交換する場合を例に挙げて説明したが、本発明は、HDDを1台備えるシステム構成の画像形成装置において、その1台のHDDを交換する場合にも同様に適用することができる。この場合には、交換したHDDに対してデータのアクセスを行い、アクセスの命令から完了の通知までの時間に基づいてHDDのパフォーマンスを測定し、その測定結果に基づいてRAW領域とFS領域とを設定することになる。
1…画像形成装置、 10…原稿搬送部、 20…用紙収納部、 30…画像読取部、 40…画像形成部、 41…感光体、 44…現像部、 50…中間転写ベルト、 51…1次転写部、 60…2次転写部、 80…定着部、 100…制御部、 110…HDD(ハードディスク装置)、 110a…RAW領域(第1データ記憶領域)、 110b…FS(ファイルシステム)領域(第2データ記憶領域)

Claims (9)

  1. 画像形成用に変換した後の画像データを記憶する第1データ記憶領域と、画像形成用に変換する前の画像データを記憶する第2データ記憶領域とにパーティション構成されるハードディスク装置を備える画像形成装置であって、
    パーティション構成時に、前記ハードディスク装置のパフォーマンスに基づいて前記第1データ記憶領域と前記第2データ記憶領域とを設定する制御部を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記ハードディスク装置に対してデータのアクセスを行い、アクセスの命令から完了の通知までの時間に基づいて前記ハードディスク装置のパフォーマンスを測定し、その測定結果に基づいて前記第1データ記憶領域と前記第2データ記憶領域とを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ハードディスク装置は複数台設けられており、
    前記制御部は、複数台のハードディスク装置に対して同じデータ量にて同時にデータの書込みを開始してから最後のデータの読出しの完了通知を受け取るまでの時間に基づいて前記複数台のハードディスク装置の全体のパフォーマンスを測定し、その測定結果に基づいて前記複数台のハードディスク装置の前記第1データ記憶領域と前記第2データ記憶領域とを設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1データ記憶領域は、必要パフォーマンスを満たすことができる第1領域と、前記必要パフォーマンスを満たすことができない1以上の第2領域とを含むパーティション構成を有する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1領域は、データの書込み/読出し速度が前記第2データ記憶領域よりも高速であり、
    前記第2領域は、データの書込み/読出し速度が前記第2データ記憶領域よりも低速である
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、動作モード、パラメータごとの前記必要パフォーマンスに応じて、前記第1領域と前記第2領域とに対するアクセス先を変更する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、ジョブの前後で前記必要パフォーマンスが変化する場合は、アクセス先を前記第1領域から前記第2領域へ変更する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記ハードディスク装置のパフォーマンスを測定し、その測定結果を外部に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 画像形成用に変換した後の画像データを記憶する第1データ記憶領域と、画像形成用に変換する前の画像データを記憶する第2データ記憶領域とにパーティション構成されるハードディスク装置を用いて画像形成を行う画像形成方法であって、
    パーティション構成時に、前記ハードディスク装置のパフォーマンスに基づいて前記第1データ記憶領域と前記第2データ記憶領域とを設定する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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