JP5093143B2 - 画像形成装置、現像装置の制御方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像形成装置、現像装置の制御方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置、現像装置の制御方法およびコンピュータプログラムに関し、詳しくは、画像濃度の低下を抑制することができる画像形成装置、現像装置の制御方法およびコンピュータプログラムに関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置内の現像装置においては、感光体に現像剤を供給する現像ローラと、現像ローラに現像剤を供給する供給ローラとが設けられている。そして、現像剤を供給ローラから現像ローラに移動させるため、現像ローラと供給ローラの間には、その装置や現像剤に応じた電位差が設けられる。
ところで、画像形成装置を長期間使用すると、画像濃度が経時的に低下することがある。そのため、現像剤の残量に応じて現像ローラと供給ローラの間に設ける電位差(バイアス)を変更する技術が知られている(特許文献1)。
特開平07−005765号公報
しかしながら、画像濃度の低下は、経時的なものに限らず、画像形成すべき画像が特定の特徴を有する場合にも起こりうる。例えば、画像形成すべき画像が濃度の高いものである場合、典型的には黒べた塗り潰しの画像では、現像ローラから感光体への現像剤の移動量が多いため、供給ローラから現像ローラへの現像剤の供給が間に合わず、画像濃度が低下することがある。また、画像の濃度がそれほど高くない場合でも、一定パターンの塗り潰し画像では濃度ムラが目立ちやすく、少しでも現像剤の供給が不十分だと印刷ムラとして認識されることがある。
また、非磁性一成分の現像剤を用いる場合、前記したバイアスを強く掛け続けると、帯電性能の良い現像剤が先に消費される、いわゆる選択現像が進む。その結果、現像剤が減少してくると、帯電性能が劣る現像剤の割合が高くなり、最終的には、バイアスを強くしても現像できなくなるという問題がある。
そこで、本発明は、高い濃度の画像を印刷する場合などにおいて、濃度の低下を抑制することができる画像形成装置、現像装置の制御方法およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明は、供給ローラと現像ローラを有する現像装置と、前記供給ローラおよび前記現像ローラに印加する電圧を制御するとともに画像形成の制御をする制御装置とを備える画像形成装置であって、前記制御装置は、入力された印刷データに基づき、1ページの印刷イメージ内における副走査方向の1ページよりも短く現像ローラの外周1周分よりも長い所定長さ内に所定割合以上の印字画素が含まれるか否かを判定する画像判定手段を有し、前記画像判定手段が所定割合以上の印字画素を含まないと判定した場合には、前記供給ローラと前記現像ローラの間に第1の電位差を形成する第1の供給バイアスモードで画像形成を行い、前記画像判定手段が所定割合以上の印字画素を含むと判定した場合には、前記供給ローラと前記現像ローラの間に前記第1の電位差よりも前記供給ローラから前記現像ローラに現像剤を積極的に移動させる第2の電位差を形成する第2の供給バイアスモードで画像形成を行うことを特徴とする。
このような構成によれば、制御装置の画像判定手段が、入力された印刷ジョブに基づき、1ページの印刷イメージ内における副走査方向の所定長さ内に所定割合以上の印字画素を含むと判定すると、第1の電位差よりも供給ローラから現像ローラに現像剤を積極的に移動させる第2の電位差を供給ローラと現像ローラの間に形成する。そのため、画像形成すべき画像の濃度がある程度以上高い場合に、供給ローラから現像ローラへ現像剤が移動しやすくなり、多くの現像剤が現像ローラに供給される。そのため、画像濃度の低下が抑制される。
また、本発明は、画像形成装置に設けられる現像装置の制御方法を提供する。すなわち、現像ローラと供給ローラを有する現像装置を備えた画像形成装置における、前記現像装置の制御方法であって、入力された印刷データに基づき、1ページの印刷イメージ内における副走査方向の1ページよりも短く現像ローラの外周1周分よりも長い所定長さ内に所定割合以上の印字画素が含まれるか否かを判定し、所定割合以上の印字画素を含まないと判定した場合には、前記供給ローラと前記現像ローラの間に第1の電位差を形成する第1の供給バイアスモードで画像形成を行い、所定割合以上の印字画素を含むと判定した場合には、前記供給ローラと前記現像ローラの間に前記第1の電位差よりも前記供給ローラから前記現像ローラに現像剤を積極的に移動させる第2の電位差を形成する第2の供給バイアスモードで画像形成を行うこと、を特徴とする。
さらに、本発明は、画像形成の制御をするコンピュータに適用されるコンピュータプログラムを提供する。すなわち、供給ローラと現像ローラを有する画像形成装置に対し、前記供給ローラおよび前記現像ローラに印加する電圧を指示して画像形成の制御をするコンピュータに適用されるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、印刷データに基づき、1ページの印刷イメージ内における副走査方向の1ページよりも短く現像ローラの外周1周分よりも長い所定長さ内に所定割合以上の印字画素が含まれるか否かを判定する画像判定手段、前記画像判定手段が所定割合以上の印字画素を含まないと判定した場合には、前記供給ローラと前記現像ローラの間に第1の電位差を形成する第1の供給バイアスモードで画像形成を行う指示を出力し、前記画像判定手段が所定割合以上の印字画素を含むと判定した場合には、前記供給ローラと前記現像ローラの間に前記第1の電位差よりも前記供給ローラから前記現像ローラに現像剤を積極的に移動させる第2の電位差を形成する第2の供給バイアスモードで画像形成を行う指示を出力する手段、として機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明の画像形成装置、現像装置の制御方法およびコンピュータプログラムによれば、印字画素の割合が高い画像を印刷する場合においても、濃度の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の側断面図である。 レーザプリンタのブロック図である。 制御装置のブロック図である。 (a)は、印刷される用紙における領域を示す図であり、(b)は、画像判定手段で画像の判定をする際の記憶領域(バッファ)を示す図である。 印刷制御のフローチャートである。 記録制御のフローチャートである。 画像判定処理のフローチャートである。 第2実施形態における印刷制御のフローチャートである。 (a)は、第2実施形態における記録制御のフローチャートであり、(b)は、割込処理のフローチャートである。 第2実施形態における画像判定処理のフローチャートである。 第3実施形態における記録制御を示すフローチャートである。 供給ローラバイアスの増加時のバイアスレベルRpと供給ローラバイアスVの関係(Tup)と、供給ローラバイアスの減少時のバイアスレベルRpと供給ローラバイアスVの関係(Tdown)を示すテーブルである。 第3実施形態における分割領域毎の濃度判定処理のフローチャートである。 一定パターンの塗り潰し判定の他の方法を説明する図である。
[第1実施形態]
<画像形成装置の全体構成>
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の側断面図である。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
本体ケーシング2の前側(以下の説明において、図1における右を前、左を後とする。)には、開閉自在なフロントカバー11が設けられており、フロントカバー11を開いたときにできる開口から、後述するプロセスカートリッジ30が着脱自在となっている。
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ12と、給紙トレイ12内に設けられた用紙押圧板13を備えている。また、フィーダ部4は、給紙トレイ12の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ14および給紙パット15と、給紙ローラ14に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ16,17を備えている。さらに、フィーダ部4は、紙粉取りローラ16,17に対して下流側に設けられるレジストローラ18を備えている。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ12内の用紙3が、用紙押圧板13によって給紙ローラ14側に寄せられ、この給紙ローラ14および給紙パット15で送り出されて各種ローラ16〜18を通った後一枚ずつ画像形成部5に搬送されるようになっている。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナ部20、プロセスカートリッジ30、定着装置40などを備えている。
<スキャナ部の構成>
スキャナ部20は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー21、レンズ22,23、反射鏡24,25,26などを備えている。レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー21、レンズ22、反射鏡24,25、レンズ23、反射鏡26の順に通過あるいは反射して、プロセスカートリッジ30の感光体ドラム32の表面上に高速走査にて照射される。
<プロセスカートリッジの構成>
プロセスカートリッジ30は、スキャナ部20の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される構造となっている。そして、このプロセスカートリッジ30は、感光体カートリッジ31と現像装置の一例としての現像カートリッジ33を備えている。
<現像カートリッジの構成>
現像カートリッジ33は、感光体カートリッジ31の外枠を構成する中空の感光体フレーム31Aに対して着脱自在に装着されており、現像ローラ36、層厚規制ブレード37、供給ローラ38およびトナーホッパ39を備えている。現像ローラ36および供給ローラ38は、現像カートリッジ33の外枠を構成する中空の現像フレーム33Aに回転可能に支持されている。そして、トナーホッパ39内の現像剤の一例としてのトナーは、供給ローラ38の矢印方向(反時計方向)への回転により、現像ローラ36に供給され、このとき、供給ローラ38と現像ローラ36との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ36上に供給されたトナーは、現像ローラ36の矢印方向(反時計方向)への回転に伴って、層厚規制ブレード37と現像ローラ36との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ36上に担持される。本実施形態においては、現像ローラ36と供給ローラ38には、後述するように、供給バイアスモードに応じた電圧が印加される。
<感光体カートリッジの構成>
感光体カートリッジ31には、感光体ドラム32、スコロトロン型帯電器34、転写ローラ35が主に設けられている。感光体ドラム32は、感光体フレーム31Aに、矢印方向(時計方向)へ回転可能に支持されている。この感光体ドラム32は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が正帯電性の感光層により形成されている。
スコロトロン型帯電器34は、感光体ドラム32の上方に、感光体ドラム32に接触しないように、所定間隔を隔てて対向配置されている。このスコロトロン型帯電器34は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム32の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ35は、感光体ドラム32の下方において、この感光体ドラム32に対向して接触するように配置され、感光体フレーム31Aに、矢印方向(反時計方向)へ回転可能に支持されている。この転写ローラ35は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料が被覆されて構成されている。この転写ローラ35には、転写時に、定電流制御によって転写バイアスが印加される。
そして、感光体ドラム32の表面は、スコロトロン型帯電器34により一様に正帯電された後、スキャナ部20からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。ここで、「静電潜像」とは、一様に正帯電されている感光体ドラム32の表面のうち、レーザビームによって露光されて電位が下がっている露光部分をいう。次いで、現像ローラ36の回転により、現像ローラ36上に担持されているトナーが、感光体ドラム32に対向して接触する時に、感光体ドラム32の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーは、感光体ドラム32の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。
その後、感光体ドラム32と転写ローラ35とは、用紙3を両者間で挟持して搬送するように回転駆動され、感光体ドラム32と転写ローラ35との間を用紙3が搬送されることにより、感光体ドラム32の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
<定着装置の構成>
定着装置40は、プロセスカートリッジ30の下流側に配設され、加熱ローラ41、加熱ローラ41と対向配置され加熱ローラ41との間で用紙3を挟持する加圧ローラ42、および、これら加熱ローラ41および加圧ローラ42の下流側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。そして、このように構成される定着装置40では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43およびフラッパ49によって、排紙パス44に搬送するようにしている。排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
<制御装置の構成>
上述した各装置は、制御装置100により動作が制御される。制御装置100による制御について次に説明する。参照する図において、図2は、レーザプリンタのブロック図であり、図3は、制御装置のブロック図である。
図2に示すように、レーザプリンタ1は、制御装置100と、制御装置100により制御される印刷部120、表示部130および操作部140を有する。印刷部120は、前記した各装置の構成である。表示部130は、ユーザにメッセージを表示する液晶表示パネルなどであり、操作部140は、例えば、ユーザからの操作を受け付ける操作パネルである。
制御装置100は、CPU110、RAM111、ROM112、EEPROM113、入出力インタフェース(I/O)114などを含む。そして、ROM112またはEEPROM113に記憶されたプログラムを実行することで、以下に説明する各機能を実現する。
図3に示すように、制御装置100の機能部を、本発明に関連する限りで説明すると、制御装置100は、画像判定手段101と、印刷実行手段102を有する。印刷実行手段102は、現像ローラ36および供給ローラ38に、条件に応じた電圧を印可するバイアス印加手段103を含む。制御装置100は、パーソナルコンピュータ(PC)200などの印刷を指示する装置から、印刷指示を含むデータ(印刷データ)である印刷ジョブを受け取り、この印刷ジョブに応じて印刷を実行するようになっている。
画像判定手段101は、PC200などから入力された印刷ジョブに基づき、1ページの印刷イメージ内における副走査方向の所定長さ内に所定割合以上の印字画素が含まれるか否かを判定する手段である。この判定結果は、印刷実行手段102に出力される。
この判定方法の具体例は、後にフローチャートを参照しながら説明する。
印刷実行手段102は、画像判定手段101の判定結果に従って用紙3に対し画像形成を実行する手段である。具体的には、画像判定手段101が所定割合以上の印字画素を含まないと判定した場合には、供給ローラ38と現像ローラ36の間に第1の電位差を形成する第1の供給バイアスモードで画像形成を行い、画像判定手段101が所定割合以上の印字画素を含むと判定した場合には、供給ローラ38と現像ローラ36の間に第1の電位差よりも供給ローラ38から現像ローラ36にトナーを積極的に移動させる第2の電位差を形成する第2の供給バイアスモードで画像形成を行うように構成されている。
ここで、供給ローラ38から現像ローラ36にトナーを積極的に移動させるということは、本実施形態の場合であれば、供給ローラ38に現像ローラ36よりも高い電圧を印加することを意味する。本実施形態では、前記したようにトナーは正に帯電するので、供給ローラ38から現像ローラ36に向かって電位が低くなる場合に、トナーが積極的に移動しやすいからである。なお、第1の供給バイアスモードにおいても供給ローラ38に現像ローラ36より高い電圧を印加する場合には、第2の供給バイアスモードでは、それよりさらに高い電圧を供給ローラ38に印加することになる。
また、トナーが負に帯電する場合には、供給ローラ38から現像ローラ36にトナーを積極的に移動させる方法は、当然ながら、上記とは逆に供給ローラ38に現像ローラ36より低い電位を与えることになる。
なお、第1の供給バイアスモードで供給ローラ38と現像ローラ36に与える第1の電位差は、0であってもよい。すなわち、第2の電位差が第1の電位差に比較して、供給ローラ38から現像ローラ36にトナーを移動させやすい条件となっていればよい。
また、第1の供給バイアスモードにおいて、供給ローラ38の電位より現像ローラ36の電位が高い場合には、第2の供給バイアスモードで供給ローラ38と現像ローラ36に与える第2の電位差を0としてもよい。
また、本明細書において、副走査方向とは、主走査方向に直交する方向であり、用紙3が搬送される方向に対応する。主走査方向は、用紙3の搬送方向に直交する方向であり、感光体ドラム32でいえば、軸方向に等しい。別の言い方をすれば、レーザが走査される方向である。
そして、印刷される画像でいう主走査方向および副走査方向は、用紙3でいう主走査方向および副走査方向に対応する。つまり、用紙3の搬送方向に対応する方向が副走査方向であり、副走査方向に直交する方向が主走査方向である。
<制御方法>
次に、制御装置100による印刷部120の制御の方法について説明する。参照する図において、図4(a)は、印刷される用紙における領域を示す図であり、図4(b)は、画像判定手段で画像の判定をする際の記憶領域(バッファ)を示す図であり、図5は、印刷制御のフローチャートであり、図6は、記録制御のフローチャートであり、図7は、画像判定処理のフローチャートである。
図4において、横方向は、主走査方向(用紙3の幅方向)であり、縦方向は、副走査方向(用紙3の搬送方向)である。図4(a)に示す用紙3は、外縁から所定範囲が印刷されない領域であり、その内側が印刷領域PAに対応している。
画像判定手段101は、図4に示すように、1ページの印刷領域PAのうち主走査方向を4分割して、分割した領域毎に印字画素の割合が所定値以上か否か判定する。そして、その判定をするときの副走査方向の範囲については、所定の長さC1の範囲で印字画素の割合が所定値以上か否か判定する。つまり、領域AX1のうち、副走査方向の位置Y0から長さC1の範囲の領域、領域AX2のうち、位置Y0から長さC1の範囲の領域、領域AX3のうち、位置Y0から長さC1の範囲の領域、領域AX4のうち、位置Y0から長さC1の範囲の領域、のそれぞれについて印刷される画像の濃度が所定以上か否か判定する。図4には、一度に判定する領域の例をハッチング領域で示す。制御装置100は、この判定を主走査方向のAX1〜AX4まで行った後、判定する領域を図4(a)の矢印に示すように副走査方向に順次ずらしていき、1ページ分の判定を行う。
本実施形態で判定に用いる領域の副走査方向の長さC1は、例えば、現像ローラ36の外周1周分に相当する。この長さC1は、用紙3上の画素数として計算するのであれば、感光体ドラム32と現像ローラ36のそれぞれの外周の寸法および回転速度と印字解像度から、以下の式で求められる。
C1(dot)=印字解像度(dpi)×感光体ドラムの外周1周分の寸法(inch)×感光体の回転数(rpm)÷現像ローラの回転数(rpm)
一例としては、用紙3上の印字密度が600dpiのとき、C1は898dotとなる。C1を現像ローラ36の外周1周分相当とする理由は、本発明者等の研究によれば、濃度ムラは、黒べた塗り潰しなどの画像が副走査方向に所定長さ以上続く場合に問題となることが明らかになったからである。この原因を詳細に検討すれば、まず、印刷すべき画像の濃度が濃い場合、感光体ドラム32に、現像ローラ36から多くのトナーが移動する。そして、この現像ローラ36のうち、多くのトナーが感光体ドラム32へ移動した部分が再度供給ローラ38に対面したときに、供給ローラ38から現像ローラ36に多くのトナーを供給する必要がある。このように、現像ローラ36上に、感光体ドラム32に供給すべき十分なトナーを常に準備するため、現像ローラ36の外周1周分に対応する長さよりも長く濃い印字領域が続く場合に、積極的に供給ローラ38から現像ローラ36にトナーを移動させる必要があるのである。
このような観点から、前記所定長さは、供給ローラ38の外周1周分に相当する画像の長さとして設定することも可能である。供給ローラ38から現像ローラ36に多くのトナーが移動すると、供給ローラ38上のトナーが減りやすいので、より積極的に現像ローラ36にトナーを移動させる条件を作り出すことで、濃度の低下を抑制することができるからである。
図4(b)は、画像判定に用いるデータを記憶するバッファ(以下、「判定用バッファ」という)であり、RAM111などの中に、前記した領域AX1〜AX4に対応して副走査方向に898画素分の印刷イメージを記憶できる領域が確保されている。主走査方向の画素数(領域AX1〜AX4の横方向全幅分の画素数)は、例えば、印字密度が600dpiで、用紙3の最大幅がレターサイズのものであるとすると、5100画素分が確保される。すなわち、5100×898画素分の画像を記憶する領域が確保される。なお、図4(b)の左に示した数字は、判定用バッファ内における、副走査方向のライン位置を示す。また、各領域AX1〜AX4に対応して、各領域内の印字画素(モノクロ印字であれば、黒画素)の画素数をカウントして記憶する領域(Sum(AXn)で示した部分)が確保されている。
次に、具体的な処理の例について説明する。図5から図7に示すフローチャートにおいて、Yは、1ページ中の副走査方向の位置(用紙3上の位置)であり、nは、判定用バッファに位置Yの印字データを転送する際の判定用バッファ中の副走査方向の位置であり、Mは、供給バイアスモードであり、Pは、ページ番号である。Mは、1であれば、第1の供給バイアスモードを意味し、2であれば、第2の供給バイアスモードを意味する。各ページの印刷を実行する前に、Yを0、供給バイアスモードMを1、ページ番号Pを1、の各初期値に設定しておく。
図5に示すように、制御装置100は、パーソナルコンピュータ200などから印刷ジョブを取得する(S101)。そして、制御装置100は、記録制御(図6参照)の起動を指示する(S102)。なお、本明細書において、記録制御とは、用紙3の搬送の制御および現像ローラ36や供給ローラ38などの各部の電位の制御をいう。また、以下において、図5に示すメインフローを「印刷制御」とする。
次に、制御装置100は、ページ毎の供給バイアスモードM(P)が印刷ジョブに含まれているかどうかを判断する(S103)。例えば、PC200が画像の判定処理をして、この判定結果をバイアスモードM(P)として印刷ジョブに含めてきた場合(S103,Yes)、画像判定処理(ステップS300)をとばして、実際の印刷を行うステップS110へ進むことができる。
ページ毎の供給バイアスモードM(P)が印刷ジョブに含まれていない場合(S103,No)、画像判定処理(S300)を実行する。
図7に示すように、画像判定処理では、まず、判定用バッファのnライン目に位置Yの1ライン分の印字データ(ラインデータ)を転送する(S301)。例えば、判定の最初であれば、ページの一番上の1ライン分の印字データを判定用バッファの1ライン目に転送する。そして、判定領域を示す変数AXを1にし(S302)、領域AX中の印字画素数Sum(AX)を計算し、判定用バッファ内の対応する領域にSum(AX)を記憶する(S303)。
次に、Sum(AX)が所定の閾値Rth以上か否か判定する(S310)。その結果、Sum(AX)≧Rthの場合(S310,Yes)、印字画素の割合が大きいので、供給バイアスモードMを2にし(S311)、処理を終了する。一方、Sum(AX)<Rthの場合(S310,No)、印字画素の割合が小さいので、次の領域の判定をするべく、AXをインクリメントして(S312)、AXが4を超えているか否か判断する(S313)。
AXが4を超えていない場合(S313,No)、ステップS303に戻って次の領域、例えば2度目のループであれば領域AX2の印字画素数の計算・記憶(S303)と濃度の判定(S310)を行う。一方、AXが4を超えていた場合(S313,Yes)、現時点(位置Yまで検討したところ)では、領域AX1〜AX4のすべてにおいて濃度が低いということである。
そこで、nをインクリメントし(S314)、次のラインまで検討する準備をする。ここで、nが898以下か否か判断し(S315)、898より大きい場合には(S315,No)、nを1にする(S316)。すなわち、判定用バッファにおいて、一番最後のラインまで記憶領域を使ったので、次のラインデータを転送する先を先頭のライン(アドレス)にする。nが898以下の場合には(S315,Yes)、nの値をそのままにしてステップS317に進む。ステップS317では、Yの値をインクリメントする。
YがYthより小さい場合(S318,No)、ステップS301に戻って、更新されたYで再度、印字画素の割合の判定を行う。ここで、Ythは、ページ全体の判断が終わったか否かを判定するためのYの閾値であり、図4(a)に示すように、印刷領域PA内における副走査方向の最後のラインの位置に相当する。Ythは、印刷ジョブで指定された用紙3の大きさに合わせて、適宜設定される。
YがYth以上の場合(S318,Yes)、そのページ全体にわたって濃度が低かったということなので、供給バイアスモードMを1にして(S319)、処理を終了する。なお、判定された結果は、ページごとの供給バイアスモードM(P)の値として保持される。
図5に戻り、画像判定処理(S300)が終了した後は、判定するページPをインクリメントする(S105)。そして、記録制御に対し、供給バイアスモードM(P)を含む印刷データを渡す(S110)。
記録制御は、図5で示した処理と並行に行われる。図6に示すように、記録制御においいては、まず、印刷中か否かを示すPrintフラグが0に設定され(S201)、記憶装置内(RAM111など)に、印刷制御により印刷データが蓄積されているか否か判断する(S202)。印刷データが無い場合(S202,No)、印刷制御から終了指示があるか否かが判断され(S203)、終了指示がある場合(S203,Yes)、処理を終了し、終了指示が無い場合(S203,No)、ステップS202に戻る。すなわち、印刷指示を待つ。
印刷データがある場合(S202,Yes)、Printフラグを1にし(S205)、Mが2か否か判断する(S206)。Mが1の場合(S206,No)、供給ローラバイアスをONにし、供給ローラにかける電圧Vsrを0Vにする(S207)。Mが2の場合(S206,Yes)、供給ローラバイアスをONにし、供給ローラにかける電圧Vsrを700Vにする(S208)。そして、1ページ分の印字処理を実行し(S209)、供給ローラバイアスをOFFにして(S210)、ステップS201からの処理を繰り返す。このように、記録制御においては、印刷データが渡される度に、供給バイアスモードMに応じた供給ローラバイアスで1ページの印字処理を実行する。
図5に戻り、印刷制御においては、記録制御に印刷データを渡した(S110)後、次のページがあるか否か判断する(S111)。次のページがある場合(S111,Yes)、ステップS103に戻って次のページの画像判定をする。次のページが無い場合(S111,No)、印刷が終了しているか、具体的には、記録制御でのPrintフラグが0か否か判断し(S112)、印刷が終了していなければ(S112,No)、終了を待ち、印刷が終了していれば(S112,Yes)、記録制御に停止を指示し(S113)、処理を終了する。
以上のような処理により、1ページを印刷する過程において、各領域AX1〜AX4のいずれかにおいて、印字画素の割合が所定以上であった場合に、供給バイアスモードを第2の供給バイアスモードにして、印字濃度の低下を抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態においては、ソフトウェア上で画像の判定処理を行っていたが、プリンタにおいて印字データを処理するハードウェア、いわゆるASICで印字の処理と同時に画像の判定を行う例について説明する。なお、ASICは、図2における印刷部120内に設けられ、第2実施形態では、ASICは、制御装置100の一部であるとともに、印字の処理をも行う。参照する図において、図8は、第2実施形態における印刷制御のフローチャートであり、図9(a)は、第2実施形態における記録処理のフローチャートであり、図9(b)は、割込処理のフローチャートであり、図10は、第2実施形態における画像判定処理のフローチャートである。
図8に示すように、制御装置100は、パーソナルコンピュータ200などから印刷ジョブを取得する(S401)。そして、制御装置100は、記録制御を起動する(S402)。
ソフトウェアで実行されるこの印刷制御では、画像の判定を行うことなく、受け取った印刷ジョブに含まれる印刷データを1ページ分、記録制御へ渡す(S403)。そして、印刷データとして、次のページがあるか否かが判断され(S404)、ある限り(S404,Yes)、ステップS403で記録制御へ1ページ分の印刷データを渡す。
図9(a)に示すように、記録制御においては、印刷制御から渡された印刷データがあるか否かを判断し(S501)、無い場合(S501,No)、印刷制御から終了の指示があるか否かを判断する(S502)。そして、終了の指示があるまで、ステップS501とステップS502の間で印刷データを待つ。終了の指示があった場合には(S502,Yes)、処理を終了する。
印刷データがある場合(S501,Yes)、記録制御は、初期設定として、Y=0、Ythの値、I=0、n=1を設定し、判定用バッファをクリアした上で、画像判定処理を起動する(S510)。なお、フラグIは、後述するようにASICから割り込み処理が入ったか否かを示すフラグである。
そして、供給ローラバイアスをONしてVsrを0Vとし(S511)、印字処理を実行する(S512)。この印字処理の実行中、後述するように、ASICからの要求により、供給ローラバイアスVsrを700Vにするよう、割り込み処理がなされることがある。
記録制御は、印字処理が終わると、画像判定処理を停止し(S513)、供給ローラバイアスをOFFにして(S515)、印刷データの待機状態に戻る(S501〜S502)。
図10に示す画像判定処理では、画像の判定を行い、画像が所定の濃度以上である場合に、記録制御に対し、供給ローラバイアスを高くする割り込み要求をする(後述するS608)。なお、この画像判定処理は、前記したようにASICが行う印字処理の一部である。
ASICは、YがYth以上か判断し(S601)、Yth以上であれば(S601,Yes)、印字データはないので判定用バッファのnライン目に、空白に相当するデータを書き込む(S603)。一方、YがYthより小さい場合には(S601,No)、判定用バッファのnライン目に位置Yの1ライン分の印字データ(ラインデータ)を転送する(S602)。そして、判定領域を示す変数AXを1にし(S604)、領域AX中の印字画素数Sum(AX)を計算し、判定用バッファ内の対応する領域にSum(AX)を記憶する(S605)
次に、フラグIが0か否か判断し(S606)、0でない(1である)場合(S606,No)、すでにそのページの印字では割り込み済である、つまり、供給ローラバイアスVsrを700Vにしてあるので、ステップS610に進む。フラグIが0である場合(S606,Yes)、Sum(AX)が所定の閾値Rth以上か否か判定する(S607)。その結果、Sum(AX)≧Rthの場合(S607,Yes)、印字画素の割合が大きいので、供給バイアスモードを第2の供給ローラバイアスにするべく、記録制御にVsrを700Vとするよう、割込の要求をする。割込処理では、図9(b)に示すように、ステップS550において供給ローラバイアスVsrを700Vに設定して割込処理を終了する。そして、フラグIを1にする(S608)。一方、Sum(AX)<Rthの場合(S607,No)、印字画素の割合が小さいので、割込要求をすることなく、ステップS610に進む。そして、次の領域の判定をするべく、AXをインクリメントして(S610)、AXが4を超えているか否か判断する(S611)。
AXが4を超えていない場合(S611,No)、ステップS605に戻って次の領域、例えば2度目のループであれば領域AX2の印字画素数の計算・記憶(S605)と濃度の判定(S607)を行う。一方、AXが4を超えていた場合(S611,Yes)、現時点(位置Yまで検討したところ)では、領域AX1〜AX4のすべてにおいて印字画素の割合が低いということである。
そこで、nをインクリメントし(S612)、次のラインまで検討する準備をする。ここで、nが898以下か否か判断し(S613)、898より大きい場合には(S613,No)、nを1にする(S614)。すなわち、判定用バッファにおいて、一番最後のラインまで記憶領域を使ったので、次のラインデータを転送する先を先頭のライン(アドレス)にする。nが898以下の場合には(S613,Yes)、nの値をそのままにしてステップS615に進む。ステップS615では、Yの値をインクリメントする。
そして、停止指示がある場合には(S616,Yes)、処理を終了し、停止指示が無い場合には(S616,No)、ステップS601に戻って次のラインで印字画素の割合を検討する。
図8に戻り、印刷制御において、次のページがなくなると(S404,No)、印刷が終了したか否かが判断され(S405)、印刷が終了していなければ(S405,No)、終了を待ち、終了していれば(S405,Yes)、記録制御を停止する指示をして(S406)、処理を終了する。
以上のような処理により、ハードウェアにより画像判定を行わせつつ、印刷処理を行い、印字画素の割合が所定値以上であった場合に、供給バイアスモードを第2の供給バイアスモードにして、印字濃度の低下を抑制することができる。この第2実施形態においては、処理の重い画像判定処理をハードウェアで行うことにより、迅速な処理が可能となる。また、ソフトウェアで行う処理においては、印刷データを受け取り次第、ハードウェアに順次転送するので、後から生成される印刷ジョブが待たされることがない。すなわち、ソフトウェア側にとって、効率的に処理をすることができる。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第2実施形態に対し、供給ローラバイアスVsrを多段階に順次変化させるようにした形態である。参照する図において、図11は、第3実施形態における記録制御を示すフローチャートであり、図12は、供給ローラバイアスの増加時のバイアスレベルRpと供給ローラバイアスVの関係(Tup)と、供給ローラバイアスの減少時のバイアスレベルRpと供給ローラバイアスVの関係(Tdown)を示すテーブルである。
なお、第3実施形態においては、印刷制御と画像判定処理は、ともに第2実施形態と同じである。
図11に示すように、記録制御において、まず、印刷制御から渡された印刷データがあるか否かを判断し(S701)、無い場合(S701,No)、印刷制御から終了の指示があるか否かを判断する(S702)。そして、終了の指示があるまで、ステップS701とステップS702の間で印刷データを待つ。終了の指示があった場合には(S702,Yes)、処理を終了する。
印刷データがある場合、記録制御は、初期設定として、Y=0、Ythの値、I=1、n=1を設定し、判定用バッファをクリアした上で、画像判定処理を起動する(S710)。なお、ASICから割り込み処理が入ったか否かを示すフラグIは、第3実施形態においては、割込済を意味する1としておく。供給ローラバイアスの変更は、ASICからの割り込みを契機とせず、以下に説明する記録制御の処理内で行うからである。
そして、供給ローラバイアスのレベルの前回値を示すRoを0に設定し(S711)、供給ローラバイアスをONしてVsrを0Vとする(S712)。
次に、ASICにより逐次書き換えられている、領域AX1〜AX4のそれぞれについてのSum(AX)の値(図10のステップS605参照)を読み出し、これらの最大値を係数Cで割って得られる供給ローラバイアスのレベルRpを算出する(S713)。ここで、Rpは整数の変数とし、係数Cは、Sum(AX)を10段階の0〜9の値にするための変換係数である。
そして、今回計算して得た供給ローラバイアスのレベルRpと前回値Roとの大きさを比較し(S720)、Rp>Roの場合、印字画素の割合が高くなる傾向にあるので、供給ローラバイアスVとして、図12のTupのテーブルを参照してRpからVを取得する(S721)。一方、Rp<Roの場合、印字画素の割合が低くなる傾向にあるので、供給ローラバイアスVとして、図12のTdownのテーブルを参照してRpからVを取得する(S722)。Rp=Roの場合、供給ローラバイアスVを変更すること無く、ステップS725に進む。
そして、図12のテーブルを参照して得たVと指示中の供給ローラバイアスVsrとを比較して(S723)、VとVsrが同じであれば(S723,Yes)、VsrおよびRoを変更することなく、ステップS725へ進み、VとVsrが同じでなければ(S723,No)、VをVsrに代入するとともに、RpをRoに代入する(S724)。すなわち、Vsrの値を変更するとともに、前回値Roを今回のRpに更新する。
そして、1ページの印刷が終了か否か判断し(S725)、終了していなければ(S725,No)、ステップS713に戻って、印字画素の割合に応じた供給ローラバイアスVsrの変更を繰り返す。1ページの印刷が終了していれば(S725,Yes)、画像判定処理を停止して(S726)、供給ローラバイアスをOFFにする(S727)。
以上のような処理により、1ページを印刷する過程において、各領域AX1〜AX4のいずれかにおいて、印字画素の割合が所定値以下であった場合に、供給バイアスモードを第2の供給バイアスモードに変更して、印字濃度の低下を抑制することができる。そして、供給ローラバイアスを高い方または低い方に移行させる場合に、徐々に変化させるので、急激に印刷濃度が変化することを抑制することができる。また、図12に示したように、供給ローラバイアスを増加させるときと減少させるときとで、RpからVを取得するための別個のテーブルを参照し、印字画素の割合の増加時(Tup)では、供給ローラバイアスVが0VのレベルRpを広くとり、印字画素の割合の減少時(Tdown)では、供給ローラバイアスVが700VのレベルRpを広くとっている。そのため、第1の供給ローラバイアスまたは第2の供給ローラバイアスに一度なった後は、微小な印字画素の割合のぶれがあっても、すぐには、供給ローラバイアスを変更しないので、印字画素の割合の微小な変動による、不要な供給ローラバイアスVsrの変化を起こすことがない。すなわち、印字濃度の不要なぶれをなくすことができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態は、第1実施形態の印刷処理の一部を変更したものであり、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。第4実施形態では、分割領域毎の濃度判定の方法の他の例を説明する。参照する図において、図13は、分割領域毎の濃度判定処理のフローチャートである。
本実施形態においては、パーソナルコンピュータ200などから入力される印刷ジョブは、ドットマトリクス形態の画像データではなく、印刷されるページ内に、「指定領域を黒べたで塗り潰し」や、「指定位置にテキストを配置」のように印刷すべき画像が指定される、いわゆるデバイスコンテキストに類似するデータ構造体で渡されるものとする。
図13に示すように、画像判定処理は、まず、印刷ジョブに一定パターンの塗り潰しの指定があるか否かを判定する(S801)。印刷ジョブに一定パターンの塗り潰しの指定が無い場合(S801,No)、ステップS804に進み、供給バイアスモードMを1にする。
印刷ジョブに一定パターンの塗り潰しの指定がある場合(S801,Yes)、さらに、塗り潰しパターンのY方向(副走査方向)の大きさYpが所定値C1以上か否か判定する(S802)。Yp<C1の場合(S802,No)、ステップS804に進み、供給バイアスモードMを1にする。
ステップS802において、Yp≧C1の場合(S802,Yes)、さらに、塗り潰しパターンで指定されている濃度Dが所定の閾値Dth以上か否か判定する(S803)。
D<Dthの場合(S803,No)、ステップS804に進み、供給バイアスモードMを1にする。
一方、D≧Dthの場合(S803,Yes)、ステップS805に進み、供給バイアスモードMを2にする。
このように、画像の判定において、一定パターンの塗り潰しが、副走査方向において所定の大きさ以上で指定され、かつ濃度が所定値以上である場合に、第2の供給バイアスモードで印刷を実行することで、簡易な判定により印字濃度の低下を抑制することができる。
以上に、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されず、適宜変形して実施することができる。
例えば、前記実施形態においては、1ページを主走査方向に複数に分割した領域毎に濃度の判定を行ったが、主走査方向の1画素、すなわち、副走査方向の1ライン毎に判定を行ってもよい。もっとも、濃度のムラが目視で確認できるのは、ある程度の大きさの面積がある場合であるので、1ライン毎に判定する必要はなく、主走査方向については、ある程度の範囲ごとに判定した方が効率が良い。
前記第4実施形態においては、一定パターンの塗り潰しを有する場合の判定方法として、最も簡単な、一定パターンでの塗り潰しが指定されている場合を例示したが、これに限らず、例えば、同じテキスト文字が副走査方向に所定長さ以上連続するか否かを判定してもよい。
また、処理は多くなるが、ドットマトリクス形態の画像データを、例えば8×8画素のブロックなどに分割し、分割した区画同士のパターンの一致を確認する処理を行ってもよい。このような処理で、副走査方向に同じパターンが所定長さ続いているか判定することができる。
さらに、他の方法の例をあげれば、ドットマトリクス形態の画像データが制御装置100に入力された場合に、まず、図14に示すように、主走査方向の領域AX1の範囲にあるラインL1と、そのラインの1つ下、2つ下、3つ下・・・の各ラインとを順次比較する。そして、例えば、5つ下のラインL2と、前記したラインL1のパターンが一致したなら、領域AX1の副走査方向の長さC1の範囲に、5ライン毎に同じラインパターンが繰り返されるかをチェックする。このような方法によっても、副走査方向に同じパターンが所定長さ続いているか判定することができる。
前記実施形態においては、モノクロのレーザプリンタを例に説明したが、カラーのプリンタにおいても、本発明を適用することができる。この場合、トナーの各色毎に、副走査方向に所定割合以上の印字画素が含まれるかを判定するとよい。また、レーザプリンタに限らず、LEDで露光するプリンタに本発明を適用してもよいし、プリンタに限らず、コピー機や複合機など、他の画像形成装置に本発明を適用することもできる。
前記した実施形態においては、本発明をプリンタとして構成した場合について説明したが、本発明は、画像形成をするコンピュータに適用されるコンピュータプログラムとして構成することもできる。すなわち、コンピュータにインストールされるいわゆるプリンタドライバに、画像判定と、第1の供給バイアスモードおよび第2の供給バイアスモードでの画像形成の指示とを行わせるように構成することもできる。
1 レーザプリンタ
3 用紙
5 画像形成部
33 現像カートリッジ
36 現像ローラ
38 供給ローラ
100 制御装置
101 画像判定手段
102 印刷実行手段
103 バイアス印加手段

Claims (9)

  1. 供給ローラと現像ローラを有する現像装置と、前記供給ローラおよび前記現像ローラに印加する電圧を制御するとともに画像形成の制御をする制御装置とを備える画像形成装置であって、
    前記制御装置は、入力された印刷データに基づき、1ページの印刷イメージ内における副走査方向の1ページよりも短く現像ローラの外周1周分よりも長い所定長さ内に所定割合以上の印字画素が含まれるか否かを判定する画像判定手段を有し、前記画像判定手段が所定割合以上の印字画素を含まないと判定した場合には、前記供給ローラと前記現像ローラの間に第1の電位差を形成する第1の供給バイアスモードで画像形成を行い、前記画像判定手段が所定割合以上の印字画素を含むと判定した場合には、前記供給ローラと前記現像ローラの間に前記第1の電位差よりも前記供給ローラから前記現像ローラに現像剤を積極的に移動させる第2の電位差を形成する第2の供給バイアスモードで画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定長さは、前記現像ローラの外周1周分に相当する長さであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定長さは、前記供給ローラの外周1周分に相当する長さであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像判定手段は、1ページの印刷イメージを主走査方向について複数に分割した各領域ごとに副走査方向の前記所定長さ内に所定割合以上の印字画素が含まれるか否かを判定するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像判定手段は、印刷データが、1ページの印刷イメージ内に副走査方向の前記所定長さ以上の長さで一定パターンの塗りつぶしを有する場合に、所定割合以上の印字画素を含むと判定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の電位差は0であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御装置は、第1の供給バイアスモードから第2の供給バイアスモードに移行する場合に、前記供給ローラと前記現像ローラの間の電位差を多段階に順次変化させることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 現像ローラと供給ローラを有する現像装置を備えた画像形成装置における、前記現像装置の制御方法であって、
    入力された印刷データに基づき、1ページの印刷イメージ内における副走査方向の1ページよりも短く現像ローラの外周1周分よりも長い所定長さ内に所定割合以上の印字画素が含まれるか否かを判定し、
    所定割合以上の印字画素を含まないと判定した場合には、前記供給ローラと前記現像ローラの間に第1の電位差を形成する第1の供給バイアスモードで画像形成を行い、所定割合以上の印字画素を含むと判定した場合には、前記供給ローラと前記現像ローラの間に前記第1の電位差よりも前記供給ローラから前記現像ローラに現像剤を積極的に移動させる第2の電位差を形成する第2の供給バイアスモードで画像形成を行うこと、
    を特徴とする現像装置の制御方法。
  9. 供給ローラと現像ローラを有する画像形成装置に対し、前記供給ローラおよび前記現像ローラに印加する電圧を指示して画像形成の制御をするコンピュータに適用されるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、
    印刷データに基づき、1ページの印刷イメージ内における副走査方向の1ページよりも短く現像ローラの外周1周分よりも長い所定長さ内に所定割合以上の印字画素が含まれるか否かを判定する画像判定手段、
    前記画像判定手段が所定割合以上の印字画素を含まないと判定した場合には、前記供給ローラと前記現像ローラの間に第1の電位差を形成する第1の供給バイアスモードで画像形成を行う指示を出力し、前記画像判定手段が所定割合以上の印字画素を含むと判定した場合には、前記供給ローラと前記現像ローラの間に前記第1の電位差よりも前記供給ローラから前記現像ローラに現像剤を積極的に移動させる第2の電位差を形成する第2の供給バイアスモードで画像形成を行う指示を出力する手段、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
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