JP2017074576A - 網袋底抜き式脱水処理装置および脱水処理方法 - Google Patents

網袋底抜き式脱水処理装置および脱水処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、脱水処理を効率的にできる脱水処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 脱水架台1に、外側網袋2を上部を開口して吊り下げ支持させ、該外側網袋2の内部に、上部が開放されて下部が閉じられている滑り性の良いポリエステル不織布で構成された内側袋3を弾性的に吊り下げ支持し、活性汚泥の余剰汚泥や凝集処理した水分の多い処理物を内側袋3内に供給して処理物を脱水処理し、処理物の脱水が完了したら、外側網袋2から内側袋3の吊り状態を解除して、内側袋3を外側網袋2内に収納保持させた状態にして内側袋3の上部を閉口処理した後、外部吊り具装置Tで閉口した内側袋3を収納した状態のままで外側網袋2を吊り上げて所定場所に移動処理し、下部に上部を開口した保存袋を位置させて、外側網袋2の下部を開閉部材で開口して、内側袋2を保存袋3内に落下処理させ、処理物の脱水処理と保存処理を効率的に推進することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種作業現場より発生する有害物質(重金属、放射性物質など)を含む汚泥、廃棄物、土壌などの処理の過程で発生する排水、また、凝集剤などを使用した汚染水の薬剤処理後の凝集物の脱水処理及び回収方法に関し、特に汚泥や汚染物質を凝集させてフロック化し水中に浮遊する形態にした、水分を多く含み、流動性のある比重の軽い処理物を対象に脱水処理を効率的にできるネット式網状袋底抜き式脱水処理装置および脱水処理方法に関するものである。
汚泥物類を対象にした袋式の脱水処理方法として、例えば、特許文献1や特許文献2の技術などが提案されているが、これらの袋式の脱水処理に使われている最近の水切りフレコンは、材質がポリプロピレン樹脂で構成されており、袋の素材を構成している縦糸と横糸があり、これを編むときに少しだけ隙間を開けるかわり織りという製法で編んでいるものを用いて水が切れるような構造を採用し、その隙間の目合いの大きさが約2ミリ程度に構成されている。これにより水切りフレコンに入れられたものは、じわじわと水が切れる作用を有するものである。しかしながら例えば汚泥や汚染物質を凝集させてフロック化して浮遊させる状態にしたものを対象にした場合、袋の目合いが2ミリ程度に大きくされていると袋内に残しておきたい凝集フロックなどの内容物が袋外に流出するという問題が発生し、これを防止するために袋の目合いを細かくすると目詰まりを誘引して脱水効率が劣ると言った別の問題が発生する恐れがあった。
特公平7−75720号公報 特開2010−36066号公報
特許文献1のものは、汚泥物類の袋式脱水処理方法に関するものであり、特許文献2のものは、し尿処理施設等の貯留槽に堆積した汚泥の脱水方法に関するものであり、いずれのものも脱水袋を利用して汚泥物の脱水を処理することが示されているが、上述の通り袋目合いが小さいと脱水能力の弱さにより脱水作業に時間が掛かりすぎることや、袋の目合いが大きいと脱水時における内容物の流出に伴う二次的回収作業を余儀なくされるなどの副次的な課題がある。
本発明は、これらの課題を解決しようとするものであり、脱水能力の低下を防ぐ為、袋の目合いを細かくする事によりかかる作業時間を短縮すること、内容物の流出を防ぐことによる二次的回収作業の回避をはかること、殊に有害物質や放射性汚染物質などの内容物においては絶対に流出させてはならない課題がある。
これらの課題に対し、本発明が解決しようとするところは、水分を多く含み、流動性のある比重の軽い処理物の脱水処理を迅速にするために袋の脱水能力を上げるようにしても、内容物(特に有害物や放射性汚染物質などの内容物)が流出しない脱水袋を採用して脱水処理を効率的に遂行できる脱水処理装置および脱水処理方法を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、第一に、脱水架台1に、外側網袋2の上部を開口して吊り下げ支持するに際して、該外側網袋2を隙間の大きい粗目のネットで構成された網袋部2Aと、網袋部2Aの外周にこれを補強して支える機能を有する格子状の骨組みを形成する太いロープ枠2Bとで構成し、外側網袋2の上部開放部に位置するロープ枠2Bの上縁の四箇所に周方向等間隔で外部吊り具引っ掛け用リング2Cと網袋取り付け用リング2D及び内側袋吊り下げ用フック2Eが設けた構成にし、一方、内側袋3は、上部が開放されて下部が閉じられている滑り性の良いポリエステル不織布で構成された袋部3Aの上部周縁の四箇所に円周方向等間隔で内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを取り付けた構成にし、袋部3Aの上部に、袋部3Aの上部を縛って閉じる二本の紐からなる閉じ部材3Cを設けてなり、脱水架台1に吊り下げた外側網袋2の網袋部2A内に内側袋2を収納させて、該外側網袋2の内側袋吊り下げ用フック2Eに内側袋3の内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを引っ掛けて、内側袋3を外側網袋2内に上部を開口した状態で引っ掛けて収納保持させた状態にして、水分の多い処理物を内側袋3内に供給して処理物を脱水処理し、処理物の脱水が完了したら、外側網袋2の内側袋吊り下げ用フック2Eから内側袋3の内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを外して、内側袋3を外側網袋2内に収納保持させた状態にして内側袋3の上部を閉じ部材3Cで閉口処理し、外部吊り具装置Tで吊り下げられる吊り架台4に外側網袋2の外部吊り具引っ掛け用リング2Cを引っ掛けって、閉口した内側袋3を収納した状態のままで外側網袋2を吊り上げて所定場所に移動処理し、下部に上部を開口した保存袋を位置させて、外側網袋2の下部を開閉部材で開口して、内側袋2を保存袋3内に落下処理させることを特徴とする網袋底抜き式脱水処理装置を得る。
従って、脱水架台1への外側網袋2の吊り下げ、該外側網袋2への内側袋3の装着が容易で取り付けが確実であり、内側袋3の外れを皆無にして上向き開口状態を確実に維持し、滑り性の良いポリエステル不織布で構成された袋部3Aにより、水分の多い処理物であっても速やかな脱水作業が推進でき、以後の内側袋3の閉口処理、および外側網袋2からの底抜きを容易にして回収が容易になる。これにより、脱水作業時間が短縮されることにより、人件費や設備費などのコスト削減が図れる。
第二に、内側袋3の袋部3Aを半透過性を有する青色系の薄いポリエステル不織布で構成したことを特徴とする網袋底抜き式脱水処理装置に構成することにより、袋部3Aの外側から袋内部の処理物の量が適宜に可視で確認できて、脱水作業が容易にできる。
第三に、外側網袋2の内側袋吊り下げ用フック2Eをバネでリング内側に開閉できるゲート部材2E−1がついた密閉リングで構成し、該ゲート部材2E−1を開閉して内側袋吊り下げ用フック2Eに内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを着脱自在に構成した網袋底抜き式脱水処理装置になることを特徴とし、これにより外側網袋2内に内側袋3を吊り下げ保持して、内側袋の底部と周面を外側袋の内部で確実に保持することができるので内側袋を脱水性の良い薄い生地に構成できて脱水性能の向上が図れる。また、外側網袋2の内側袋吊り下げ用フック2Eをゲート部材2E−1がついた密閉リングで構成しているので、吊りリング3の脱着が容易であると共に吊りリング3を内側袋吊り下げ用フック2Eに取り付けた時には、取り付けが確実で妄りに外れることがなく、内側袋3の上部の開口状態を確実に維持して処理物の供給作業が容易にできる利点がある。
第四に、外側網袋2の網袋取り付け用リング2Dに比して外部吊り具引っ掛け用リング2Cの色を異ならせて赤色系の目立つ色にして識別性を容易に構成したことを特徴とするので、外側網袋2の脱水架台1への網袋取り付け用リング2Dの引っ掛け取り付け、そして、外部吊り具装置Tで吊り上げられる吊り架台4への外部吊り具引っ掛け用リング2Cの引っ掛け取り付けが紛れなく確実にできる利点がある。
第五に、外側網袋2の下部に内側袋3を自重落下して回収する為の排出口2A−2を設け、該排出口2A−2は脱水作業時には閉口して使用する為に、締め付けロープを引出し収納固定自在にできる絞りアジャスターでロープを絞ってロックする第一開閉部材2Eと、ロープで縛る第二開閉部材2Fとを設けて外側網袋2の下方を開放底抜き式に構成したことを特徴として、アジャスター絞り式の第一開閉部材2Eと、ロープで縛る方式の第二開閉部材2Fとの組み合わせにより、外側袋の下部開口の底抜き部を確実に閉じて内側袋の底部を保持して脱水作業を良好に推進し、脱水作業を終了して内側袋を下方に底抜きして落下させる際には、開放を容易にして確実に底抜きできる利点がある。
第六に、脱水架台1に、外側網袋2を上部を開口して吊り下げ支持する方法として、該外側網袋2を隙間の大きい粗目のネットで構成された網袋部2Aと、網袋部2Aの外周にこれを補強して支える機能を有する格子状の骨組みを形成する太いロープ枠2Bとで構成し、外側網袋2の上部開放部に位置するロープ枠2Bの上縁の四箇所に円周方向等間隔で外部吊り具引っ掛け用リング2Cと網袋取り付け用リング2D及び内側袋吊り下げ用フック2Eが設けた構成の方法にし、一方、内側袋3は、上部が開放されて下部が閉じられている滑り性の良いポリエステル不織布で構成された袋部3Aの上部周縁の四箇所に円周方向等間隔で内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを取り付けた構成の方法にし、袋部3Aの上部に、袋部3Aの上部を縛って閉じる二本の紐からなる閉じ部材3Cを設けてなり、脱水架台1に吊り下げた外側網袋2の網袋部2A内に内側袋2を収納させて、該外側網袋2の内側袋吊り下げ用フック2Eに内側袋3の内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを引っ掛けて、内側袋3を外側網袋2内に上部を開口した状態で引っ掛けて収納保持させた状態の吊り下げ方法にして、凝集処理した水分の多い処理物を内側袋3内に供給して処理物を脱水処理し、処理物の脱水が完了したら、外側網袋2の内側袋吊り下げ用フック2Eから内側袋3の内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを外して、内側袋3を外側網袋2内に収納保持させた状態にして内側袋3の上部を閉じ部材3Cで閉口処理し、外部吊り具装置Tで吊り下げられる吊り架台4に外側網袋2の外部吊り具引っ掛け用リング2Cを引っ掛けって、閉口した内側袋3を収納した状態のままで外側網袋2を吊り上げて所定場所に移動処理し、下部に上部を開口した保存袋を位置させて、外側網袋2の下部を開閉部材で開口して、内側袋2を保存袋3内に落下処理させることにより処理物の脱水処理を完了させる網袋底抜き式脱水処理方法にしたことを特徴とする。
この方法により、脱水架台1への外側網袋2の吊り下げ、該外側網袋2への内側袋3の装着が容易で取り付けが確実であり、内側袋3の外れを皆無にして上向き開口状態を確実に維持し、滑り性の良いポリエステル不織布で構成された袋部3Aにより、水分の多い処理物であっても速やかな脱水作業が推進でき、以後の内側袋3の閉口処理、および外側網袋2からの底抜きを容易にして回収が容易になる。従って、脱水作業時間が短縮されることにより、人件費や設備費などのコスト削減が図れる利点がある。
本発明は、上記課題を解決する手段の脱水処理装置および脱水処理方法により、脱水架台1への外側網袋2の吊り下げ、該外側網袋2への内側袋3の装着が容易で取り付けが確実であり、内側袋3の外れを皆無にして上向き開口状態を確実に維持し、滑り性の良いポリエステル不織布で構成された袋部3Aにより、活性汚泥の余剰汚泥や薬剤を用いて水処理した後の凝集物の速やかな脱水作業が推進でき、以後の内側袋3の閉口処理、および外側網袋2からの底抜きを容易にして回収が容易になる。これにより、脱水作業時間が短縮されることにより、人件費や設備費などのコスト削減が図れるなどの効果を奏するものである。
また、脱水後、凝集して脱水処理した処理物が完全に乾燥・硬化する前であれば、内側袋に処理物を密閉状に入れた状態で、様々な形状の回収袋及び回収容器に容易に移し替えることが出来、含水しているので放射能を遮蔽出来る効果があり作業員の被曝線量を低下させるなどの利点がある。
特には放射性物質を含む凝集物の流出を完全に遮断することにより、放射性物質による二次災害の防止に大きく役立つ。
網袋底抜き式脱水処理装置の使用例を示す全体正面図である。 外側網袋を示す正面斜視図である。 内側袋を示す正面斜視図である。 脱水架台に外側網袋と内側袋をセットした状態の網袋底抜き式脱水処理装置を示す正面図である。 脱水架台に外側網袋と内側袋をセットした状態の概略を示す要部拡大した取付け説明図である。 網袋底抜き式脱水処理装置の処理物流入状況と脱水状況を示す作用説明図である。 網袋底抜き式脱水処理装置により脱水が完了して内側袋の上部を閉じて外側網袋内に収容した状態を示す作用説明正面図である。 専用の吊り架台の斜視図である。 吊り架台に外側網袋を懸架させて、吊り架台を吊り上げた状態を示す吊り上げ作用説明の外観斜視図である。 吊り架台を用いて外側網袋を脱水架台より上方に持ち上げた吊り上げ状態を一部断面で示す吊り上げ作用説明の正面図である。 吊り架台を用いて外側網袋を所定の場所に移動して、下方に保存袋を設置した状態を一部断面で示す吊り上げ作用説明の正面図である。 図11の状態で、外側網袋の下部を開いて底抜きにして内部の内側袋を下方の保存袋に落下収納させる状態を示す作用説明図である。 外側網袋の下部開放部に設けた第一開閉部材と第二開閉部材下部を説明する概略図である。 本発明の第二実施形態例を示し、網袋底抜き式脱水処理装置を並設して2連に設けた型式の使用例を示す全体正面図である。
以下に具体的な実施形態例を説明する。
図1は、本発明に係る網袋底抜き式脱水処理装置の使用例を示す全体正面図である。
図面符号1で示す脱水架台は、舟底状に形成されている水受け用の基台1Aの四隅に支柱1B,1B,1B,1Bが各々立設されており、該支柱1B,1B,1B,1Bの上部に直交部材接続用のパイプ用クランプ1C,1C,1C,1Cを用いて、横桟部材1D,1D,1D,1Dが一体的に取り付けられている。該横桟部材1D,1D,1D,1Dは、四角枠状に一体的に連結構成されており、前記支柱1B,1B,1B,1Bの上部にそれぞれ外側網袋2を引っ掛ける突部1E,1E,1E,1Eが形成されており、外側網袋2が上部を開放状態にして引っ掛けられるものである。そして、外側網袋2の内部に内側袋3が引っ掛けられて、該内側袋3の上方部に外部からの処理物SをホースHで供給して内側袋3で脱水処理するものである。なお、前記突部1E,1E,1E,1Eは、横桟部材1D,1D,1D,1Dの上部にも設けておくようにしても良い。
図2に示す外側網袋2は、隙間の大きい粗目のネットを二枚重ねにして構成された網袋部2Aとこれを補強して支える機能を有する格子状の骨組みを形成する太いロープ枠2Bとで構成され、外側網袋2の上部開放部に位置するロープ枠2Bの上縁の四箇所に円周方向等間隔で外部吊り具引っ掛け用リング2Cと網袋取り付け用リング2D及び内側袋吊り下げ用フック2Eが設けられている。該外部吊り具引っ掛け用リング2Cと網袋取り付け用リング2Dはロープ部材で構成されたロープ輪体に構成されており、該内側袋吊り下げ用フック2Eは、カラビナ風キーリングとも呼称されるバネでリング内側に開閉できるゲート部材2E−1がついた金属製の密閉リングを使用している。
該網袋取り付け用リング2D,2D,2D,2Dを脱水架台1の引っ掛け突部1E,1E,1E,1Eに引っ掛けると網袋部2Aの上部開放口2A−1が開口する形態になる。そして、網袋部2Aの下部には、該網袋部2Aの下部開放部(排出口)2A−2を開放(開口)操作するロープ部材からなる第一開閉部材2Fと第二開閉部材2Gが上下二段に設けられている。これにより、脱水処理作業に際しては網袋部2Aの下部開放部(排出口)2A−2を絞って閉口しておき、脱水処理完了後に網袋部2Aの下部開放部(排出口)2A−2開口して内容物を下方に落下させる形態になるもので、網袋底抜き式と称している。
以上のように、二重に構成された外側網袋2は、網袋部2Aの網目素材が当初は吸湿性のロープで構成していたが、水を含むと滑りが悪く、外側網袋2の内部に収容する内側袋3が下方に取れにくいので、ロープの種類を水を含まないナイロン・ビニール製に変更し、滑り効果を向上させて内側袋3の下方への底抜き落下を改善している。また、外側網袋2の取り付け部は、外側網袋2の上部口部を開放状態で脱水架台1の引っ掛け突部1Eに輪掛けする為の網袋取り付け用リング2Dと、建設作業機械のバックホーなどを利用した外部よりの吊り具を使用して外側網袋2を吊上げる為の外部吊り具引っ掛け用リング2Cと、内側袋3を吊り下げる為のゴム製の吊りリングを掛けるための内側袋吊り下げ用フック(密閉リング)2Eの3種類が設けられている。尚、網袋取り付け用リング2Dと外部吊り具引っ掛け用リング2Cは形状が似ている為、外部より吊り具を使用して外側網袋2を吊上げる為の外部吊り具引っ掛け用リング2Cは赤色などの目立つ色にして識別性を容易にしている。
外側網袋2の下部には内側袋3を自重落下して回収する為の排出口2A−2を設けている。排出口2A−2は脱水作業時には閉口して使用する為、締め付けロープ2FRを引出し収納固定自在にできる絞りアジャスター2FAと環状のガイド部材2FGでロープを絞ってロックする第一開閉部材2Fと、一対の紐状のロープ2GRで縛る第二開閉部材2Gを下部排出口開閉装置として装備して外側網袋2の下方を開放底抜き式に構成している。
第一開閉部材2Fの操作は、絞りアジャスター2FAをガイド部材2FGより外方に引き出すとロープ2FRが移動できることになって袋の閉口方向に引き出して絞る、あるいは逆に袋の開口方向に緩めて開放することの操作が可能となり、アジャスター2FAをガイド部材2FGの内方側に押し込むと、ロープ2GRがガイド部材2FGとアジャスター2FAとの間に挟まれて移動抜け出しを阻止されてロックされる。
ロープ2GRを絞ってロックする第二開閉部材2Gは脱水装置を準備する際の袋閉じ作業の最後の作業工程となり、内容物排出回収時には袋底抜き開放する最初の作業工程となるため、紐状ロープ2GRの色を赤色などの目立つ色にして識別性を高めて作業確認を行いやすくしている。
図3に示す内側袋3は、上部が開放されて下部が閉じられている袋部3Aの上部周縁の四箇所に円周方向等間隔で内側袋吊り下げ用のゴム製の吊りリング3Bが取り付けられており、袋部3Aの上部に、袋部3Aの上部を縛って閉じる二本の紐からなる閉じ部材3Cが設けてある。
袋部3Aの素材は、ポリエステル不織布で構成されており、脱水能力は高いが内容物を流出させない仕組みになっている。そして、水分を多く含み、流動性のある比重の軽い物であれば、内容物が浮遊している間に水が抜けるので、内袋の内側に付着して目詰まりを起こす心配はない。また、袋部3A素材の色を薄い青色にしているので脱水作業中の処理物の内容量が離れた場所でも確認できる。
因みに袋部3Aの素材は、ポリエステル製の青色不織布を用いている。不織布は、織物でも編物でもない、繊維を積層して接着や絡合布状に仕上げた物と言われており、不織布の構造と特徴について、織物や編物は、多数の繊維を束ねて撚りかけなどによって拘束された糸から作られるのに対し、不織布は、1本ごとに独立に分散された繊維が接着剤や熱による接着、あるいは機械的な絡合によって形成された3次元の繊維集合体であると言われる。したがって、ポーラス(多孔性)であり、内部に空隙を多く含むことが構造的特徴の一つであり、通気性、ろ過性、保温性などの基本的特徴がある。
そして、本発明で使用している袋部3Aの素材詳細・標準物性は次の通りである。
・銘柄:HO403BDK
・目付:g/m= 40
・厚み:mm=0.22
・引張り強度(kg/5cm)=タテ19.6 ヨコ8.1
・伸度(%)=タテ67 ヨコ64
・引裂き強度(kg)=タテ0.7
内側袋3の生地は、内容物が付着しにくい滑り性の良いポリエステル不織布の素材で製作されており、内容物が水分が多くて流滑性の良い状態では生地に付着しにくい。また内側袋3は薄くて可視性のある不織布製の袋で、外部から内部が透過して見やすいように半透過性を有する青色系の袋にされている。そして外側網袋2と内側袋3は、折りたたみが可能でコンパクトな構造となる。
図4は脱水架台1に、外側網袋2と内側袋3をセットした状態の網袋底抜き式脱水処理装置を示すものである。図5に、これらの取り付け状態を概略的に示している。
袋2の網袋部2Aに設けた網袋取り付け用リング2Dを、脱水架台1の横桟部材1Dより上部の引っ掛け突部1Eに引っ掛けて、外側網袋2を脱水架台1の中へ吊るす。
このとき、網袋部2Aの下部は第一外側網開閉部材2Fと第二開閉部材2Gで網袋部2Aの下部開放部(排出口)2A−2を絞る。先に上段の第一開閉部材2Fで絞っておき、更にその下の部分を下段の第二開閉部材2Gで縛る。これは、網袋部2Aが粗目の網袋で柔軟性に乏しくてゴワゴワしており、上段の第一開閉部材2Fで下部排出口2A−2を絞っても直径10〜15センチ程度の孔隙間が出来るため、この孔隙間から処理物を収納し始めの内側袋3の下部が下方に抜け出す恐れがあるために、下段の第二開閉部材2Gで更に縛ることで完全に密閉して内側袋3の下方への抜け出しを阻止できるものである。
内側袋3の取り付けは、内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを、ゲート部材2E−1を開閉して内側袋吊り下げ用フック2Eの内部に位置させた状態で引っ掛けて、内側袋3を外側網袋2の中へ吊るす。そして、手作業により、内側袋3の内部をしっかりと広げて開口させ、内側袋3の底部を外側網袋2の底部で保持する形態にして準備完了する。この場合、脱水作業前の事前準備においては内側袋3の内部をしっかりと広げて開口させた状態にすることが望ましいが、作業環境においては、その状態を作ることが困難な場合もある。しかしなから、概ね脱水処理対象の処理物が入り出せば、処理物の自重で内側袋3の中が広がってゆき、外側網袋2で保持される形態になるので、準備完了状態においては、内側袋3がしっかり開口された状態でなくとも脱水作業は行える。
図6は網袋底抜き式脱水処理装置の処理物流入状況と脱水状況を示す説明図である。
内側袋3の袋部3Aが青色の薄い不織布で作られているので外部より処理物Sの処理状況、袋部3A内への溜まり状況が目視での確認が容易にできる。このように、内側の脱水袋(中袋)を 外側の網袋で包むように囲撓するのに網袋を脱水しやすいように粗目にしてかつ網袋に吊り下げ用の太いロープを設ける点を特徴としている。
また、内側袋3の素材はポリエステル不織布で構成されており、普通の汚泥では袋素材の目が詰まる恐れがあるが、汚泥や汚染処理物を凝集剤で薬剤処理して凝集フロックにして水中に浮遊している状態では、処理物が軟らかくて、ぬるぬるしている。或いは、水中に凝集フロックがふにゃふにゃして軽くふわふわしている浮遊している間に、内側袋3の不織布より水のみが濾過されて水が抜けていく。
このように、各種作業現場より発生する汚泥や放射能に汚染された汚染物質や土などの減容化で発生する排水及び凝集剤などを使用した汚染水の薬剤処理後の凝集物の脱水処理をするに際し、汚泥や汚染物質を凝集させてフロック化し水中に浮遊する形態にした、水分を多く含み、流動性のある比重の軽い処理物を対象にして脱水処理を効率的にできるものである。
そして、内側袋3は水に強くて脱水能力が高く凝集物が漏れない袋となっており、ポリエステル不織布で滑りが良くて浮遊物の付着が少なく目は細かいけれど詰まらずに、袋外に水を流すことができる。袋外に流れ出た水は、舟底状に形成されている水受け用の基台1Aで受け止められ、図示省略しているポンプなどで所定の場所へ排出される。
従来の水切りフレコンは、凝集フロックには弱くて内容物も流出している状況にあった。本発明のポリエステル不織布で構成したものは、水分の少ない、ヘドロ状のものの処理には弱い傾向にあるが、水分が多くて流動性のよいものの処理には威力を発揮する。これにより、内側袋はポリエステル不織布で構成され、目を細かくすると一般的に袋の強度が弱くなる傾向にあるも脱水能力が高いものとなり、袋の内面がつるつるして滑りが良いし、青色系統の薄い生地にしてあるので透過性効果が生じて処理される内容物が遠目でも外から見える。従来の水切りフレコンは中が見えなかったので、上から覗いてみて内容物を確認する必要があった。
このような状況にあるので、内側袋3に入れられた処理物Sは次々と脱水処理されて、水は内側袋3、外側網袋2を介して外部に排出される。脱水後の処理物Sが内側袋3に次々と溜まってくると、内側袋3が膨らんで重量も重くなって、生地が薄くて強度の弱い内側袋3に荷重が掛かることになるが、内側袋3は吊りリング3Bの吊り作用を受けて底部及び周囲が外側網袋2で保持される形態になるので、内側袋3Aが破損したりする恐れがなく、円滑に脱水処理をすることができる。なお吊りリング3Bが伸縮弾力性を有するゴム製で構成されていると吊り作用の弾力自由性が増して外側網袋2に馴染んでしっかり保持されるという利点も生じる。
図7は脱水処理後の回収方法を説明し、網袋底抜き式脱水処理装置により脱水が完了した後、外側網袋2より内側袋3の吊り下げを解除してから、内側袋3の袋部3Aの上部を閉じ部材3Cの紐を結んで閉じて外側網袋2内に収容した状態を示すものである。
内側袋3の袋部3Aが青色の薄い不織布で作られているので外部より処理物Sの処理状況、袋部3A内への溜まり状況が目視での確認が容易にできる。ホースHより供給される処理物Sが袋部3A内に満杯になってきたらホースHからの供給を止める。そして、内側袋3の内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを、ゲート部材2E−1を開閉して外側網袋2の内側袋吊り下げ用フック2Eから外す。すると、内側袋3は外側網袋2のへ保持されている。この状態で上部が開口している内側袋3の袋部3Aの上部を閉口すべく、付属する閉じ部材3Cの紐を結んで閉じて外側網袋2内に収容した状態にする。
図8は専用の吊り架台4を示し、図9は吊り架台4に外側網袋2を懸架させて、吊り架台4を吊り上げた状態を示すものである。
吊り架台4は4本の単管部材4Aをパイプ用クランプ4Bで接続して四角枠状に構成し、単管部材4Aの端部を、クレーンロープRを引っ掛ける吊り具用引っ掛け部4Cおよび吊り具用引っ掛け部4Dに構成する。
建設作業機械のバックホー(油圧ショベル)などによる外部吊り具装置TでクレーンロープRを介して吊り架台4を吊り具用引っ掛け部4Cを懸架して吊り下げる。そして、該吊り架台4の吊り具用引っ掛け部4Dに、外側網袋2の外部吊り具引っ掛け用リング2Cを引っ掛け部て外側網袋2を懸架する。これにより、吊り架台4に、バックホー等の外部吊り具装置Tをロープ製の吊り具Rで引っ掛けて、外側網袋2の底部を地面より2メートル程度の高さまで吊り上げて外側網袋2を脱水架台1より離脱させる。(図10の状態)
図11は、吊り架台4による外側網袋2の吊り上げ状態を一部断面で示す吊り上げ作用説明であり、図12は、吊り上げている外側網袋2の下部を開いて底抜きにして内部の内側袋3を下方の保存袋Fに落下収納させる状態を示す作用説明図である。
バックホー叉は移動式クレーン等で外側網袋2を吊り上げた状態で指定の場所まで移動させ、到着後に外側網袋2の真下に指定のフレキシブルコンテナもしくは容器などの保存袋Fを開口させて配置する。
このとき、外側網袋2の網袋部2Aの中には内容物の詰まった内側袋3が密閉されて保持されている。網袋部2Aの下部は第一開閉部材2Eと第二開閉部材2Fで網袋部2Aの下部開放部(排出口)2A−2が閉じられている。
外側網袋2の下部に保存袋Fを位置させて内側袋3の排出準備ができたら、先ず下段の第二開閉部材2Gの縛り状態を解除する。続いて、上段の第一開閉部材2Fを緩めて解除すると網袋部2Aの下部排出口2A−2が開口されて、内容物の詰まった内側袋3が、その自重により真下に配置した保存袋Fに落下して回収される。網袋部2Aの下部排出口2A−2の開口は、最初に操作する第二開閉部材2が赤色系の目立つ色にされて作業順位を誤りなく遂行できて、縛り状態の解除を一人作業が出来るように、網袋部2Aはワンタッチで開け、内側袋3が効率的に落下して外れる構造にされている。指定の保存袋Fに回収後は、保存袋Fの上部を閉口し、定められた保管場所もしくは、処分場へ搬送する。
図14は、本発明の第二実施形態例を示し、脱水架台1を網袋底抜き式脱水処理装置が並設して2連にセットできるようにした型式のもので、ホースHを各々の網袋底抜き式脱水処理装置に対応させて分岐させて、分岐部に処理物の流路を切り換える切り換えバルブVを設けている。これにより脱水作業を連続的に対応できるようにしたものである。
このようにすると、複数の網袋底抜き式脱水処理装置を交互に使用することができるようになり、一方の網袋底抜き式脱水処理装置に処理物が溜まったら、切り換えバルブVを切り換えて他方の網袋底抜き式脱水処理装置に処理物を流すようにして、その間に他方の網袋底抜き式脱水処理装置の内側袋3を、前述の手順で外側網袋2内に閉じ処理し、そして、外側網袋3を吊り上げて保存袋Fに収納処理して、その後、外側網袋3を脱水架台1に戻して吊り下げセットし、新しい内側袋3をセットして次回の処理物供給に備える。これにより、網袋底抜き式脱水処理装置の一方、他方を、順番的に交互に内側袋3のセット取り出し処理しながら、切り換えバルブVの切り替えで脱水作業が連続的に行えて処理能力を増やす事が可能な構造となる。
使用される現場において、従来技術である脱水用フレキシブルコンテナでの脱水・回収であれば本発明品に優位点はないが、脱水処理後に回収するフレキシブルコンテナが指定(耐候性フレキシブルコンテナや専用容器など)される場合に従来品では移し替える必要性が発生するのに対して、本発明品では内側袋3はそのまま処理できてその必要がない。
本発明は、汚泥排水や放射性物質を含む汚染水の薬剤による水処理後の凝集物に対する脱水能力の高い素材を利用したろ布(不織布)を網型として脱水能力を高めた底抜き式のフレキシブルコンテナ内に装着して使用する二重構造のものである。
本発明の実施形態では、脱水架台1に架けた外側網袋2を外部吊り具装置Tで上部へリフトアップしてから所定の場所へ移動するようにしているが、脱水架台1に外側網袋2を横方向に移動させるレール部材を設けて、脱水作業が終了した段階で内側袋の密閉処理をした後に外側網袋2をレール部材に沿って横方向に移動させてから外側網袋2を底抜きして内側袋2を下方の保存袋Fに落下させるようにしても良い。この場合に保存袋Fのフレキシブル機能を活用して保存袋Fを床面に沿う平坦状に伏せておき、内側袋3を載置きした後で保存袋Fの周囲を持ち上げて内側袋3を包み込むようにしても良い。
本発明は各種作業現場より発生する汚泥や放射能に汚染された廃棄物や土などの減容化で発生する排水及び汚染水の薬剤処理後の凝集物の脱水処理及び回収方法の分野に適するものであり、水分の多い流動性のあるものの脱水処理の分野に利用することが可能である。
また、他の分野にも利用可能性があり、例えば、処理物には池などのアオコの回収、水分の多い食品残査物の固液分離、アスファルト舗装道路の工事でアスファルトを切断するのに水をかけながらカッターで削った際に発生する削り粉入り回収水の固液分離の脱水作業などにも効果が発揮できる。
さらに、内側の脱水袋(中袋)を 外側の網袋で包むように囲撓するのに網袋を脱水しやすいように粗目にしてかつ網袋に吊り下げ用の太いロープを設ける点を特徴して、内側の中袋を変更すれば、放射性物質含有排水、重金属含有排水など多用途に応用でき、水に溶けている溶解性のイオンになった有害物質も吸着する事が可能な内側袋の構造になっている。
1 脱水架台
1A 水受け用の基台
1B 支柱
1C パイプ用クランプ
1D 横桟部材
1E 突部
2 外側網袋
2A 網袋部
2B ロープ枠
2C 外部吊り具引っ掛け用リング
2D 網袋取り付け用リング
2E 内側袋吊り下げ用フック
2E−1 ゲート部材
2A−1 上部開放口
2A−2 下部開放部(排出口)
2F 第一開閉部材
2FR 締め付けロープ
2FA 絞りアジャスター
2FG ガイド部材
2G 第二開閉部材
2GR ロープ
3 内側袋
3A 袋部
3B 内側袋吊り下げ用の吊りリング
3C 閉じ部材
4 吊り架台
4A 単管部材
4B パイプ用クランプ
4C 吊り具用引っ掛け部
4D リング用引っ掛け部
F 保存袋
S 処理物
H ホース
R 吊り具
T 外部吊り具装置
V 切り換えバルブ

Claims (6)

  1. 脱水架台1に、外側網袋2を上部を開口して吊り下げ支持するに際して、該外側網袋2を隙間の大きい粗目のネットで構成された網袋部2Aと、網袋部2Aの外周にこれを補強して支える機能を有する格子状の骨組みを形成する太いロープ枠2Bとで構成し、外側網袋2の上部開放部に位置するロープ枠2Bの上縁の四箇所に周方向等間隔で外部吊り具引っ掛け用リング2Cと網袋取り付け用リング2D及び内側袋吊り下げ用フック2Eが設けた構成にし、一方、内側袋3は、上部が開放されて下部が閉じられている滑り性の良いポリエステル不織布で構成された袋部3Aの上部周縁の四箇所に円周方向等間隔で内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを取り付けた構成にし、袋部3Aの上部に、袋部3Aの上部を縛って閉じる二本の紐からなる閉じ部材3Cを設けてなり、脱水架台1に吊り下げた外側網袋2の網袋部2A内に内側袋2を収納させて、該外側網袋2の内側袋吊り下げ用フック2Eに内側袋3の内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを引っ掛けて、内側袋3を外側網袋2内に上部を開口した状態で引っ掛けて収納保持させた状態にして、水分の多い処理物を内側袋3内に供給して処理物を脱水処理し、処理物の脱水が完了したら、外側網袋2の内側袋吊り下げ用フック2Eから内側袋3の内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを外して、内側袋3を外側網袋2内に収納保持させた状態にして内側袋3の上部を閉じ部材3Cで閉口処理し、外部吊り具装置Tで吊り下げられる吊り架台4に外側網袋2の外部吊り具引っ掛け用リング2Cを引っ掛けって、閉口した内側袋3を収納した状態のままで外側網袋2を吊り上げて所定場所に移動処理し、下部に上部を開口した保存袋を位置させて、外側網袋2の下部を開閉部材で開口して、内側袋2を保存袋3内に落下処理させることを特徴とするネット式網袋底抜き式脱水処理装置。
  2. 内側袋3の袋部3Aを半透過性を有する青色系の薄いポリエステル不織布で構成したことを特徴とする請求項1に記載のネット式網袋底抜き式脱水処理装置。
  3. 外側網袋2の内側袋吊り下げ用フック2Eをバネでリング内側に開閉できるゲート部材2E−1がついた密閉リングで構成し、該ゲート部材2E−1を開閉して内側袋吊り下げ用フック2Eに内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1、請求項2のいずれかに記載のネット式網袋底抜き式脱水処理装置。
  4. 外側網袋2の網袋取り付け用リング2Dに比して外部吊り具引っ掛け用リング2Cの色を異ならせて赤色系の目立つ色にして識別性を容易に構成したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載のネット式網袋底抜き式脱水処理装置。
  5. 外側網袋2の下部に内側袋3を自重落下して回収する為の排出口2A−2を設け、該排出口2A−2は脱水作業時には閉口して使用する為に、締め付けロープを引出し収納固定自在にできる絞りアジャスターでロープを絞ってロックする第一開閉部材2Eと、ロープで縛る第二開閉部材2Fとを設けて外側網袋2の下方を開放底抜き式に構成したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載のネット式網袋底抜き式脱水処理装置。
  6. 脱水架台1に、外側網袋2を上部を開口して吊り下げ支持する方法として、該外側網袋2を隙間の大きい粗目のネットで構成された網袋部2Aと、網袋部2Aの外周にこれを補強して支える機能を有する格子状の骨組みを形成する太いロープ枠2Bとで構成し、外側網袋2の上部開放部に位置するロープ枠2Bの上縁の四箇所に円周方向等間隔で外部吊り具引っ掛け用リング2Cと網袋取り付け用リング2D及び内側袋吊り下げ用フック2Eが設けた構成の方法にし、一方、内側袋3は、上部が開放されて下部が閉じられている滑り性の良いポリエステル不織布で構成された袋部3Aの上部周縁の四箇所に円周方向等間隔で内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを取り付けた構成の方法にし、袋部3Aの上部に、袋部3Aの上部を縛って閉じる二本の紐からなる閉じ部材3Cを設けてなり、脱水架台1に吊り下げた外側網袋2の網袋部2A内に内側袋2を収納させて、該外側網袋2の内側袋吊り下げ用フック2Eに内側袋3の内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを引っ掛けて、内側袋3を外側網袋2内に上部を開口した状態で収納保持させた状態の吊り下げ方法にして、水分の多い処理物を内側袋3内に供給して処理物を脱水処理し、処理物の脱水が完了したら、外側網袋2の内側袋吊り下げ用フック2Eから内側袋3の内側袋吊り下げ用の吊りリング3Bを外して、内側袋3を外側網袋2内に収納保持させた状態にして内側袋3の上部を閉じ部材3Cで閉口処理し、外部吊り具装置Tで吊り下げられる吊り架台4に外側網袋2の外部吊り具引っ掛け用リング2Cを引っ掛けって、閉口した内側袋3を収納した状態のままで外側網袋2を吊り上げて所定場所に移動処理し、下部に上部を開口した保存袋を位置させて、外側網袋2の下部を開閉部材で開口して、内側袋2を保存袋3内に落下処理させることにより処理物の脱水処理を完了させることを特徴とするネット式網袋底抜き式脱水処理方法。
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