JP2017072720A - 表示体、および、表示体の真贋判定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
上記構成によれば、表示体には、インキ部が含む第3情報がさらに付加される。
上記構成によれば、第2情報の形成の有無によって、表示体の真贋を判定することができる。
図1から図12を参照して、表示体の第1実施形態を説明する。以下では、表示体の構成、表示体の作用、および、表示体の真贋判定方法を順番に説明する。
図1から図10を参照して表示体の構成を説明する。図1では、図示の便宜上から、ドットによってレンズ層に位置するマイクロレンズが示され、かつ、ドットによってパターン層に位置するマイクロパターンが示されている。
以下では、マイクロレンズ21およびマイクロパターン31の構成、撥液部22の構成、および、インキ部23の構成をより具体的に説明する。
図2から図5を参照して、マイクロレンズ21およびマイクロパターン31の構成を説明する。
図2が示すように、複数のマイクロパターン31は、複数のマイクロレンズ21の焦平面上に位置するように並べられる。このとき、レンズ層12における第1面12aと第2面12bとの間の距離が、各マイクロレンズ21の焦点距離であり、焦点距離が所定の値に設定されることで、マイクロレンズ21の形状、すなわち、マイクロレンズ21の曲率半径が所定の値に定まる。一般に、マイクロレンズ21において、曲率半径と焦点距離との関係は、以下の式(1)によって表される。
1/f=(n2−n1)(1/a+1/b) … 式(1)
a=(n2−n1)f … 式(2)
α=B/(A−B) … 式(3) (A>Bのとき)
α=B/(B−A) … 式(4) (B>Aのとき)
Lm=(lm/|B−A|)×B … 式(5)
Ln=(ln/|B−A|)×B … 式(6)
図6から図9を参照して、撥液部22の構成を説明する。なお、図6から図8では、図示の便宜上から、レンズ層12のうち、撥液部22の位置する部分のみが示されている。
撥液部22は、複数の凸部から構成され、各凸部において、底面の面積に対する先端面の面積の比は1以下であることが好ましい。
cosθ0=A1cosθ1+A2cosθ2 … 式(7)
cosθ0=A1(cosθ1+1)−1 … 式(8)
図10を参照してインキ部23の構成を説明する。
上述したように、Z方向において、各マイクロレンズ21と、各マイクロレンズ21に重なるマイクロパターン31との間の距離は、屈折率が1.0である媒質の中において、複数のマイクロレンズ21の焦点が各マイクロパターン31に合うように設定された距離である。すなわち、各マイクロパターン31は、Z方向においてマイクロパターン31が重なるマイクロレンズ21の焦平面であって、屈折率が1.0である媒質、例えば、大気中における焦平面上に位置している。
各マイクロレンズ21に入射した光の焦点距離fは、上述した式(2)から導かれる以下の式(9)によって求めることができる。
f=a/(n2−n1) … 式(9)
f1=a/(n2−1.0) … 式(10)
図11および図12を参照して、表示体10の作用を説明する。なお、以下では、表示体10の一例として、マイクロレンズ21の形成材料が、1.2以上1.4以下の屈折率を有する構成における作用を説明する。また、図11および図12では、図示の便宜上から、表示体10の表示する第1情報として、マイクロパターン31と相似な形状を有する1つの拡大像のみを示している。
図12を参照して表示体の真贋判定方法を説明する。
表示体10の真贋判定方法は、レンズ層12の第2面12bのうち、少なくとも撥液部22が位置する部分を液体に曝すことと、液体に曝すことによって第2情報52が形成されるか否かを判断することとを含む。
こうした理由から、液体に曝しても第2情報52が形成されない表示体10であれば、偽物の表示体10であると判断することができる。
(1)マイクロパターン31の拡大像である第1情報51に加えて、撥液部22によって形成される第2情報52が、表示体10に付加される。
(2)表示体10には、インキ部23が含む第3情報53がさらに付加される。
(6)第2情報52の形成の有無によって、表示体10の真贋を判定することができる。
なお、上述した第1実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・レンズ層12の形成材料、すなわち、マイクロレンズ21の形成材料の屈折率は、マイクロレンズ21を取り囲む媒質の屈折率n1と等しい値でなければ、1.2よりも小さくてもよいし、1.4よりも大きくてもよい。
こうした機能性インキを用いれば、マイクロパターン31の拡大像における色や光沢が変わるか否かによって表示体10の真贋判定を行うこともできる。
図17および図18を参照して、表示体の第2実施形態を説明する。第2実施形態は、第1実施形態と比べて、インキ部が含む第3情報と、撥液部が形成する第2情報との関係が異なっている。そのため、以下では、こうした相違点を詳しく説明するとともに、第2実施形態において第1実施形態と共通する構成には、第1実施形態と同じ符号を付すことによって、その詳しい説明を省略する。また、以下では、表示体の構成、および、表示体の作用を順番に説明する。
図17を参照して表示体60の構成を説明する。
図17が示すように、表示体60は、第1実施形態の表示体10と同様、第2情報を形成する撥液部61と、第3情報72を含むインキ部62を備えている。インキ部62の含む第3情報72は、第1の単語であり、撥液部61の形成する第2情報は、第3情報72に付加されることによって、第3情報72とともに第1の単語とは異なる第2の単語を第4情報として形成する。
図17および図18を参照して表示体の作用を説明する。
図17が示すように、レンズ層12の第2面12bが液体、例えば水に曝される前の状態では、インキ部62が第3情報72を含むため、観察者は第3情報72を視認することができる。
(7)表示体60では、液体によって、表示体60の表示する情報が第1の単語から第2の単語に変わるか否かによって、表示体60の真贋を判定することができる。
図19および図20を参照して表示体の第3実施形態を説明する。第3実施形態は、第1実施形態と比べて、インキ部が含む第3情報と、撥液部が形成する第2情報との関係が異なっている。そのため、以下では、こうした相違点を詳しく説明するとともに、第3実施形態において第1実施形態と共通する構成には、第1実施形態と同じ符号を付すことによって、その詳しい説明を省略する。また、以下では、表示体の構成、および、表示体の作用を順番に説明する。
図19を参照して表示体の構成を説明する。
図19が示すように、表示体80の備える撥液部81が、撥液部81上での液体の撥液により第2情報を形成し、インキ部82が第3情報92を含んでいる。1つのカテゴリは、複数の要素の集まりであり、第2情報は、複数の要素に含まれる1つの要素を表現する情報である。第3情報72は、複数の要素の中で、第2情報が表現する要素と同じ要素を表現する情報である。
液体の撥液によって撥液部81が形成する第2情報は、1つの単語である「SECURITY」であり、第2情報は、第3情報92と同じ情報を表現する。
図19および図20を参照して、表示体80の作用を説明する。
図19が示すように、レンズ層12の第2面12bが液体、例えば水に曝される前の状態では、インキ部82が第3情報92を含むため、観察者は第3情報92を視認することができる。
(8)表示体80が、液体の撥液によって形成される第2情報91として、第3情報92と同じ要素を表現する情報を有するか否かによって、表示体80の真贋を判定することができる。
なお、上述した第3実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・撥液部81の形成する第2情報91が、マイクロパターンの拡大像である第1情報と同じカテゴリに属する同じ要素を表現する情報であってもよい。こうした構成であっても、撥液部81が、レンズ層12の第2面12bが液体に曝されることによって、第1情報と同じ要素を表現する第2情報91を形成するか否かに基づいて、表示体80の真贋を判定することができる。
図21から図23を参照して、表示体の第4実施形態を説明する。第4実施形態は、第1実施形態と比べて、複数のマイクロレンズが、焦点距離が互いに異なる2種以上のマイクロレンズを含む点が異なっている。そのため、以下では、こうした相違点を詳しく説明するとともに、第4実施形態において第1実施形態と共通する構成には、第1実施形態と同じ符号を付すことによって、その詳しい説明を省略する。また、以下では、第4実施形態に含まれる第1の形態、第2の形態、および、第3の形態を順番に説明する。
以下、第1の形態、第2の形態、および、第3の形態を、図面を参照して順番に説明する。
図21を参照して第1の形態を説明する。図21では、複数のマイクロレンズにおいて、屈折率が互いに異なることを示す目的で、屈折率が互いに異なるマイクロレンズに対して、濃度が互いに異なるドットが付されている。
na<nb<nc
図22を参照して第2の形態を説明する。
図22が示すように、表示体100Bの備える複数のマイクロレンズ120は、第1曲率半径a1を有する第1レンズ121、第2曲率半径a2を有する第2レンズ122、および、第3曲率半径a3を有する第3レンズ123を含んでいる。第1曲率半径a1から第3曲率半径a3のうち、第1曲率半径a1が最も小さい値であり、第3曲率半径a3が最も大きい値である。すなわち、第1曲率半径a1から第3曲率半径a3は、以下に示される関係を満たす。
a1<a2<a3
図23から図25を参照して第3の形態を説明する。図24および図25の各々は、レンズ層12の第2面12bと対向する平面視における平面構造であって、第2面12bのうち、複数のマイクロレンズが位置する領域を示している。また、図24および図25では、図示の便宜上から、複数のマイクロレンズの一部を覆うインキ部の図示が省略され、かつ、表示体の平面構造とともに、表示体が表示する第1情報が示されている。
(9)マイクロパターンが拡大された像のうち、第1焦点レンズによって拡大された部分は鮮明である一方で、第2焦点レンズによって拡大された部分はぼやける。つまり、第1情報が鮮明さの異なる部分を含むため、第1情報の全体における鮮明さが同じである構成と比べて、表示体はより複雑な第1情報を表示することができる。
・第1の形態では、複数のマイクロレンズ110は、屈折率が互いに異なる2種のみのマイクロレンズから構成されてもよいし、屈折率が互いに異なる4種以上のマイクロレンズを含んでいてもよい。
・第3の形態では、表示体100Cは、1つの第1レンズ群131Gと、1つの第2レンズ群132Gとを備える構成であってもよい。
図26および図27を参照して、表示体の第5実施形態を説明する。第5実施形態は、第1実施形態と比べて、レンズ層の構成が異なる。そのため、以下では、こうした相違点を詳しく説明するとともに、第5実施形態のうち、第1実施形態と共通する構成には、第1実施形態と同じ符号を付すことによって、その詳しい説明を省略する。
図26を参照して表示体の構成を説明する。
図26が示すように、表示体160が備えるパターン層161は、マイクロパターン31が位置し、レンズ層162の第1面162aに接する面を含む層形状を有した本体部161aを備えている。本体部161aの形成材料は紙である。レンズ層162の形成材料は樹脂であり、レンズ層162は本体部161aの全体を覆っている。
(11)本体部161aがレンズ層162で覆われているため、本体部161aがレンズ層162によって覆われていない構成と比べて、本体部161aに傷が付いたり、本体部161aが破れたりすることが抑えられる。また、表示体160が液体に曝されたとき、本体部161aに液体が接することで、本体部161aが劣化することが抑えられる。
なお、上述した第5実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・図28および図29を参照して、第5実施形態における1つの変形例を説明する。
図28が示すように、表示体160Aにおいて、本体部161aは、本体部161aの厚さ方向において本体部161aを貫通する貫通孔161bを有している。
(12)表示体160Aのうち、第2面162bと対向する平面視において、パターン層161が位置しない部分においても、第2マイクロレンズによって拡大された像である第5情報を形成することができる。
Claims (13)
- 複数のマイクロパターンを含むパターン層と、
前記パターン層に接する第1面と、前記第1面とは反対側の第2面とを含み、光透過性を有するレンズ層であって、前記レンズ層は、複数のマイクロレンズと撥液部とを前記第2面上に含み、前記パターン層と前記レンズ層とが積み重なる方向において、前記各マイクロレンズには互いに異なる前記マイクロパターンが1つずつ重なり、前記複数のマイクロレンズは、前記各マイクロレンズが拡大した前記マイクロパターンの像の集合によって第1情報を形成するように構成され、前記撥液部は、前記第2面のうち、前記撥液部以外の部分よりも高い撥液性を有し、前記撥液部上で撥液された液体の外形によって第2情報を形成するように構成された前記レンズ層と、を備える
表示体。 - 光透過性を有し、複数の前記マイクロレンズの一部を覆うとともに、第3情報を含むインキ部をさらに備える
請求項1に記載の表示体。 - 前記第3情報は、第1の単語であり、
前記第2情報は、前記第3情報に付加されることによって、前記第3情報とともに前記第1の単語とは異なる第2の単語を第4情報として形成する
請求項2に記載の表示体。 - 1つのカテゴリは、複数の要素の集まりであり、
前記第2情報は、前記複数の要素に含まれる1つの要素を表現する情報であり、
前記第1情報、および、前記第3情報の少なくとも一方が、前記複数の要素の中で、前記第2情報が表現する前記要素と同じ要素を表現する情報である
請求項2に記載の表示体。 - 前記パターン層と前記レンズ層とが積み重なる方向において、前記マイクロレンズと、前記マイクロレンズに重なる前記マイクロパターンとの間の距離は、屈折率が1.0である媒質の中において、複数の前記マイクロレンズの焦点が前記マイクロパターンに合うように設定された距離であり、
前記インキ部の屈折率は1.0以外の値であり、かつ、前記マイクロレンズの屈折率とは異なる値である
請求項2から4のいずれか一項に記載の表示体。 - 前記撥液部は、前記第2面から突き出た複数の凸部から構成され、
前記各マイクロレンズは、前記第2面から突き出た凸レンズであり、
前記レンズ層は、樹脂製の一体物である
請求項1から5のいずれか一項に記載の表示体。 - 前記レンズ層の形成材料は、屈折率が1.2以上1.4以下の樹脂である
請求項6に記載の表示体。 - 前記複数のマイクロレンズは、第1の焦点距離を有する第1焦点レンズと、前記第1の焦点距離とは異なる第2の焦点距離を有する第2焦点レンズと、を含み、
前記パターン層と前記レンズ層とが積み重なる方向において、前記マイクロレンズと前記マイクロレンズに重なる前記マイクロパターンとの間の距離は、前記第1の焦点距離である
請求項1から7のいずれか一項に記載の表示体。 - 前記パターン層は、前記マイクロパターンが位置し、前記第1面に接する面を含む層形状を有した本体部であって、前記本体部の形成材料が紙である前記本体部を備え、
前記レンズ層の形成材料は樹脂であり、
前記レンズ層は前記本体部の全体を覆っている
請求項1から8のいずれか一項に記載の表示体。 - 前記マイクロパターンは第1マイクロパターンであり、
前記マイクロレンズは第1マイクロレンズであり、
前記本体部は、前記本体部の厚さ方向において前記本体部を貫通する貫通孔を有し、
前記レンズ層において、前記本体部に対して前記第2面と反対側の面が第3面であり、
前記レンズ層は、前記第2面を含む第1レンズ部と前記第3面を含む第2レンズ部とから構成され、
前記第2面と対向する平面視において、前記第1レンズ部と第2レンズ部との各々のうち、前記貫通孔と重なる部分が、前記貫通孔内に向けて窪んで互いに接し、
前記レンズ層は、前記第2面の中で前記貫通孔に向けて窪む部分に位置する複数の第2マイクロレンズと、前記第3面に位置し、前記レンズ層の厚さ方向において、前記第2マイクロレンズに対して1つずつ重なる複数の第2マイクロパターンと、をさらに備え、
前記複数の第2マイクロレンズは、前記各第2マイクロレンズが拡大した前記第2マイクロパターンの像の集合によって第5情報を形成するように構成されている
請求項9に記載の表示体。 - 表示体の真贋判定方法であって、
前記表示体は、請求項1から10のいずれか一項に記載の表示体であり、
前記表示体の前記第2面のうち、少なくとも前記撥液部が位置する部分を液体に曝すことと、
前記液体に曝すことによって、前記第2情報が形成されるか否かを判断することと、を含む
表示体の真贋判定方法。 - 表示体の真贋判定方法であって、
前記表示体が、請求項7に記載の表示体であり、
前記表示体の前記第2面のうち、少なくとも複数の前記マイクロレンズに水を付着させることと、
前記水の付着によって、付着後の前記第1情報における鮮明さが、付着前の前記第1情報における鮮明さよりも低いか否かを判断することと、を含む
表示体の真贋判定方法。 - 表示体の真贋判定方法であって、
前記表示体が、請求項8に記載の表示体であり、
前記表示体の前記第2面のうち、少なくとも前記第1焦点レンズおよび前記第2焦点レンズに、前記第2焦点レンズの焦点を前記マイクロパターンに合わせ、かつ、前記第1焦点レンズの焦点を前記マイクロパターンからずらすように構成された液状体を付着させることと、
前記第1情報のうち、前記第1焦点レンズによって拡大された部分が第1部分であり、前記第2焦点レンズによって拡大された部分が第2部分であり、前記液状体の付着によって、付着後の前記第1部分の鮮明さが付着前の前記第1部分の鮮明さよりも低く、かつ、付着後の前記第2部分の鮮明さが付着前の前記第2部分の鮮明さよりも高いか否かを判断することと、を含む
表示体の真贋判定方法。
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