JP2017071284A - 表示制御装置、投影装置、および表示制御プログラム - Google Patents

表示制御装置、投影装置、および表示制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動体の乗員が自動運転レベルに応じた注意すべき範囲を把握できるようにすること。【解決手段】表示制御装置200は、車両の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部201と、自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように画像生成部を制御する制御部202と、を備える。制御部202は、自動運転が実行されている場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をm分割した第2提示画像を表す第2の所定画像を画像生成部に生成させる。nおよびmは2以上の整数であって、mはnより小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、車両等の乗員に対して提供される情報の表示を制御する表示制御装置、投影装置、および表示制御プログラムに関する。
近年、車両(移動体の一例)に搭載されたセンサを用いて車両周辺に存在する対象物(例えば、車両、歩行者、白線、道路標識等)を検出し、その対象物と衝突の可能性が高いと判断した場合、車両の乗員に対して情報提示を行う運転支援システムの開発が盛んである。
特に、車両が自動運転モードで走行可能である場合の乗員に対する情報提示方法について検討されている。車両の乗員に対して提示する情報が自動運転レベルに応じて変更される方法として、例えば、特許文献1に開示された技術がある(以下、従来技術という)。なお、自動運転レベルは、例えば、非特許文献1〜3に開示されている。
従来技術では、自動運転レベルに応じて、自動運転レベルが高いほど、中央表示領域に表示される提示情報が増えるように制御される。これにより、従来技術は、運転者が必要とする情報を、運転者の視界を妨げることなく、安全に運転者に視認させることができるとしている。
特開2005−199992号公報
"資料9-1-2(参考)自動運転 レベル分け案"、[online]、平成26年9月22日、トヨタ自動車株式会社、[平成27年9月11日検索]、インターネット〈URL:http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/iinkai/jidousoukou_5/5_jidousoukou_siryou_9-1-2.pdf〉 関根道昭、平松金雄、"5.自動運転技術に関わる国際ガイドラインの概要と課題"、[online]、[平成27年9月11日検索]、インターネット〈URL:https://www.ntsel.go.jp/forum/2014files/1106_1445.pdf〉 "<参考>SAEインターナショナルにおける自動化レベル(案)"、[online]、[平成27年9月11日検索]、インターネット〈URL:http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/autopilot/pdf/05/2.pdf〉
しかしながら、従来技術は、自動運転レベルに応じて提示情報の量を制御するにすぎず、自動運転レベルに応じた注意すべき範囲を乗員が簡易に把握できるものではなかった。
本発明の目的は、移動体の乗員が自動運転レベルに応じた注意すべき範囲を把握できる表示制御装置、投影装置、および表示制御プログラムを提供することである。
本発明の一態様に係る表示制御装置は、移動体の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部と、前記自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように画像生成部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記自動運転が実行されている場合、前記表示媒体に表示されたとき前記所定形状の図形をm分割した第2提示画像を表す第2の所定画像を前記画像生成部に生成させ、前記nおよび前記mは2以上の整数であって、前記mは前記nより小さい。
本発明の一態様に係る表示制御装置は、移動体の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部と、前記自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように画像生成部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記自動運転が実行されている場合、前記表示媒体に表示されたとき前記所定形状の図形が分割されていない第2提示画像を表す第2の所定画像を前記画像生成部に生成させ、前記nは2以上の整数である。
本発明の一態様に係る投影装置は、所定画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部により生成された前記所定画像を表示媒体に出力する表示部と、移動体の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部と、前記自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように前記画像生成部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記自動運転が実行されている場合、前記表示媒体に表示されたとき前記所定形状の図形をm分割した第2提示画像を表す第2の所定画像を前記画像生成部に生成させ、前記nおよび前記mは2以上の整数であって、前記mは前記nより小さい。
本発明の一態様に係る投影装置は、所定画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部により生成された前記所定画像を表示媒体に出力する表示部と、移動体の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部と、前記自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように前記画像生成部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記自動運転が実行されている場合、前記表示媒体に表示されたとき前記所定形状の図形が分割されていない第2提示画像を表す第2の所定画像を前記画像生成部に生成させ、前記nは2以上の整数である。
本発明の一態様に係る表示制御プログラムは、移動体の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部と、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形を分割した提示画像を表す所定画像を生成するように画像生成部を制御する制御部と、を含む表示システムにおける表示制御装置において実行される表示制御プログラムであって、前記表示制御装置のコンピュータに対して、前記自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように前記画像生成部を制御する処理を実行させ、一方、前記自動運転が実行されている場合、前記表示媒体に表示されたとき前記所定形状の図形をm分割した第2提示画像を表す第2の所定画像を生成するように前記画像生成部を制御する処理を実行させ、前記nおよび前記mは2以上の整数であって、前記mは前記nより小さい。
本発明の一態様に係る表示制御プログラムは、移動体の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部と、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形を分割した提示画像を表す所定画像を生成するように画像生成部を制御する制御部と、を含む表示システムにおける表示制御装置において実行される表示制御プログラムであって、前記表示制御装置のコンピュータに対して、前記自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように前記画像生成部を制御する処理を実行させ、一方、前記自動運転が実行されている場合、前記表示媒体に表示されたとき前記所定形状の図形が分割されていない第2提示画像を表す第2の所定画像を生成するように前記画像生成部を制御する処理を実行させ、前記nは2以上の整数である。
本発明によれば、移動体の乗員は、自動運転レベルに応じた注意すべき範囲を把握できる。
本発明の実施の形態1に係る表示システムの構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る図形の一例を示す図 本発明の実施の形態1に係る図形の分割例1を示す図 本発明の実施の形態1に係る図形の分割例2を示す図 本発明の実施の形態1に係る図形の分割例3を示す図 本発明の実施の形態1に係るテーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態1に係る表示制御装置の動作例を示すフローチャート 本発明の実施の形態1に係るテーブルおよび強調表示の例を示す図 本発明の実施の形態1に係るテーブルおよび強調表示の例を示す図 本発明の実施の形態1に係る表示制御装置の別の動作例を示すフローチャート 本発明の実施の形態1の変形例に係る図形の分割例を示す図 本発明の実施の形態1の変形例に係る図形の分割例を示す図 本発明の実施の形態1の変形例に係る図形の分割例を示す図 本発明の実施の形態1の変形例に係る図形とその分割例を示す図 本発明の実施の形態1の変形例に係る図形の分割例を示す図 本発明の実施の形態1に係るコンバイナの一例を示す図 本発明の実施の形態1の変形例に係るテーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る表示システムの構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る表示制御装置の動作例を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係る輝度の設定パタンおよび画像の遷移の例を示す図 本発明の実施の形態1、2に係る表示制御システム、表示制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図面を参照して説明する。
まず、本実施の形態に係る表示システム10の構成例について説明する。図1は、本実施の形態に係る表示システム10の構成例を示すブロック図である。
表示システム10は、例えば、車両等の移動体において用いられる。すなわち、表示システム10は、車載機器であってもよいし、車両に持ち込まれる機器であってもよい。なお、本実施の形態では、表示システム10が車両に適用されたものとして説明するが、移動体は、車両に限定されず、船舶、航空機等であってもよい。また、本実施の形態では、ユーザが車両の乗員、特に車両の運転者である例について説明するが、その限りではない。
図1において、表示システム10は、自動運転設定部100、表示制御装置200、画像生成部300、表示部(投影部)400を有する。なお、表示制御装置200に画像生成部300を含めた構成を「投影装置」と呼んでもよい。また、投影装置は、表示部400を含んでもよい。
以下、図1を用いて、表示システム10の各構成要素について説明する。
まず、自動運転設定部100について説明する。
自動運転設定部100は、車両の運転者の操作による自動運転モードの選択を受け付ける。なお、自動運転設定部100は、複数の自動運転モードの選択を受け付けてもよい。
ここで、自動運転モードの例について説明する。自動運転モードは、例えば、ACC(Adaptive Cruise Control)、LKA(Lane Keeping Assist)、条件付自動運転モード、完全自動運転モードなどが挙げられる。
ACCは、例えば、自車両と先行車両との車間距離を一定に維持するように車両の走行を制御するモードである。
LKAは、例えば、自車両が車線を逸脱しないように車両の走行を制御するモードである。
条件付自動運転モードは、例えば、通常、運転者による運転操作(例えば、加減速操作、ステアリング操作等)を必要とすることなく、車両の走行を制御するが、自動運転制御装置(図示略)から要請があった場合には運転者による運転操作が必要となるモードである。自動運転制御装置は、選択された自動運転モードを車両に実行させる装置である。
完全自動運転モードは、例えば、常時、運転者による運転操作を必要とすることなく、車両の走行を制御するモードである。
以上、自動運転モードの例について説明した。以下、自動運転設定部100の説明に戻る。
自動運転設定部100は、運転者により選択された自動運転モードを自動運転制御装置(図示略)へ通知する。これにより、自動運転制御装置は、選択された自動運転モードを車両に実行させる。なお、複数の自動運転モードが選択された場合、自動運転制御装置は、選択された複数の自動運転モードを組み合わせて車両に実行させる。
また、自動運転設定部100は、選択された自動運転モードに基づく自動運転レベルを示す自動運転レベル情報(自動運転の状態を示す状態情報の一例)を入力部201へ出力する。
ここで、自動運転レベルの例について説明する。本実施の形態における自動運転レベルは、例えば、レベル0、レベル1、レベル2、レベル3、レベル4の5段階とする。各レベルの定義は、以下のとおりである。
レベル0は、運転者が常時全ての運転操作を行うレベルである。すなわち、上述したいずれの自動運転モードも実行されていない場合が、レベル0に相当する。
レベル1は、自動運転制御装置が走行環境に応じて1つの操作(例えば、加減速操作またはステアリング操作のいずれか)を行うとともに、自動運転制御装置が補助を行わない運転操作を運転者が行うレベルである。例えば、ACCまたはLKAのいずれか一方が実行されている場合が、レベル1に相当する。
レベル2は、自動運転制御装置が走行環境に応じて2つの操作(例えば、加減速操作およびステアリング操作の両方)を行うとともに、自動運転制御装置が補助を行わない運転操作を運転者が行うレベルである。例えば、ACCまたはLKAの両方が実行されている場合が、レベル2に相当する。
レベル3は、自動運転制御装置が全ての運転操作を行うが、自動運転制御装置から要請があった場合には運転者が運転操作を行うレベルである。例えば、条件付自動運転モードが実行されている場合が、レベル3に相当する。
レベル4は、自動運転制御装置が常時全ての運転操作を行うレベルである。例えば、完全自動運転モードが実行されている場合が、レベル4に相当する。
なお、本実施の形態では、レベル0〜4を上述した定義としたが、これに限定されず、非特許文献1〜3またはそれら以外の定義であってもよい。また、本実施の形態では、上述したレベル0〜4の5段階としたが、レベルの数は、これに限定されない。
以上、自動運転レベルの例について説明した。以下、自動運転設定部100の説明に戻る。
例えば、自動運転設定部100は、上述したいずれの自動運転モードも実行されていない場合、レベル0を示す自動運転レベル情報を入力部201へ出力する。また、例えば、ACCまたはLKAのいずれか一方が実行されている場合、レベル1を示す自動運転レベル情報を入力部201へ出力する。また、例えば、ACCおよびLKAの両方が実行されている場合、レベル2を示す自動運転レベル情報を入力部201へ出力する。また、例えば、条件付自動運転モードが実行されている場合、レベル3を示す自動運転レベル情報を入力部201へ出力する。また、例えば、完全自動運転モードが実行されている場合、レベル4を示す自動運転レベル情報を入力部201へ出力する。
なお、自動運転レベル情報には、実行されている自動運転モードを識別可能なモード識別情報が含まれてもよい。例えば、レベル1を示す自動運転レベル情報には、ACCまたはLKAのいずれかを示すモード識別情報が含まれてもよい。
また、本実施の形態では、自動運転設定部100が自動運転レベル情報を入力部201へ出力する場合を例に挙げて説明するが、これに限定されない。例えば、自動運転設定部100が入力部201へ出力する情報(状態情報)は、例えば、自動運転が実行されているか否かを示す実行有無情報であってもよし、または、実行有無情報と自動運転レベル情報の両方であってもよい。
また、本実施の形態では、自動運転設定部100が運転者により選択された自動運転モードの実行に基づいて自動運転レベル情報を入力部201へ出力する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、自動運転制御装置が、運転者の選択によらず、走行環境等に応じて自動的に自動運転モードを切り替える場合がある。この場合、自動運転設定部100は、切り替え後の自動運転モードの通知を自動運転制御装置から受け取り、その自動運転モードに基づく自動運転レベル情報を入力部201へ出力してもよい。
以上、自動運転設定部100について説明した。
次に、表示制御装置200について説明する。
図1に示すように、表示制御装置200は、入力部201および制御部202を有する。
入力部201は、自動運転設定部100から自動運転レベル情報を受け取り、その自動運転レベル情報を制御部202へ出力する。
なお、入力部201は、表示制御装置200がハードウェアで構成されるときには、コネクタ、入力端子等であり、自動運転設定部100との接続は有線接続であっても、無線接続であってもよい。また、表示制御装置200がソフトウェア上のプログラムで実現されるときには、入力処理であってもよい。
制御部202は、入力部201から受け取った自動運転レベル情報が示す自動運転レベルに応じて、所定画像を生成するように画像生成部300を制御する。ここでいう所定画像は、表示媒体(図示略)に表されたとき所定形状の図形(例えば、後述の図形302)が分割された提示画像を表す画像、または、表示媒体に表されたとき所定形状の図形(例えば、後述の図形302)が分割されていない提示画像を表す画像である。
ここで、上記図形について、図2を用いて説明する。図2は、図形の一例を示す図である。
図形301は、車両を示す図形である、この図形301は、分割の対象ではなく、分割の基準位置として用いられるものであり、必ずしも表示媒体上に表示される必要はない。
図形302は、車両の周辺を示す図形である。図形302の形状は、環状(所定形状の一例)である。この図形302は、分割の対象であるが、図2では分割されていない状態を示している。図2に示した図形302は、デフォルトの形状であり、この形状を示すデータが所定の記憶装置に予め記憶されている。
なお、本実施の形態では、分割対象となる所定形状の図形が環状の図形302である場合を例に挙げて説明するが、所定形状の図形は、少なくとも、表示媒体上において分割して表示されたときに、移動体の運転者の位置に対して右前方、左前方、右後方、および左後方を区別できる程度の大きさを有する図形であればよく、その形状によって本発明の開示範囲は限定されない。
続いて、図2に示した図形302の分割の例について、それぞれ説明する。
まず、図3を用いて、図形302が4つの領域に分割される分割例1について説明する。図3Aに示すように、図形302は、図形301を通る直線303aおよび直線303bにより分割される。これにより、図3Bに示すように、図形302は、領域302a、領域302b、領域302c、領域302dに分割される。領域302aは、車両の右前方に対応する領域である。領域302bは、車両の右後方に対応する領域である。領域302cは、車両の左後方に対応する領域である。領域302dは、車両の左前方に対応する領域である。
次に、図4を用いて、図形302が2つの領域に分割される分割例2について説明する。図4Aに示すように、図形302は、図形301を通る直線303aにより分割される。これにより、図4Bに示すように、図形302は、領域302e、領域302fに分割される。領域302eは、車両の右方に対応する領域である。領域302fは、車両の左方に対応する領域である。
次に、図5を用いて、図形302が2つの領域に分割される分割例3について説明する。図5Aに示すように、図形302は、図形301を通る直線303bにより分割される。これにより、図5Bに示すように、図形302は、領域302g、領域302hに分割される。領域302gは、車両の前方に対応する領域である。領域302hは、車両の後方に対応する領域である。
なお、上記分割例1〜3では、図形302を等分割するものとして説明したが、これに限定されない。分割数(分割後の領域の数)毎に、予め分割方法を規定しておけば、任意の分割方法での分割が可能である。また、上記分割例1〜3では、分割の際に直線を用いるとしたが、曲線を用いてもよい。
以上、図形とその分割例について説明した。上述した領域302a〜302hは、対象物が認識された場合、運転者に対する注意喚起のため、その対象物が存在しうる方向を示す領域として強調して表示されることになる。本実施の形態では、その領域を「強調表示領域」という。強調表示領域の決定処理については後述する。
上述した図2、図3B、図4B、図5Bに示した各図形302の形状は、自動運転レベルに応じて予め定められている。自動運転レベルと、図形302の形状との対応関係を示すテーブルの一例を図6に示す。このテーブルは、例えば、所定の記憶装置に記憶されている。所定の記憶装置は、表示システム10内に備えられるものでもよいし、表示システム10外に備えられるものでもよい。
図6に示すように、例えば、レベル0に対しては、図3Bに示した図形302の形状が登録されている。レベル0の場合、いずれの自動運転モードも実行されていないため、運転者は車両のあらゆる方向について注意して運転する必要がある。よって、運転者が対象物の存在方向を精度良く把握できるようにするため、強調表示領域として用いられる領域の数は多い方が好ましい。このため、図形302は、図3Bに示したように、車両の右前方に対応する領域302a、車両の右後方に対応する領域302b、車両の左後方に対応する領域302c、車両の左前方に対応する領域302dの4つの領域に分割されるように定められている。
また、図6に示すように、例えば、レベル1に対しては、図4Bに示した図形302の形状、図5Bに示した図形302の形状が登録されている。レベル1の場合、例えば、1つの自動運転モード(例えば、ACCまたはLKA)が実行されている。例えば、ACCが実行されている場合、車両の前後方向については自動運転制御装置により制御されるため、運転者は、車両の前後方向よりも車両の左右方向に注意すればよい。よって、図形302は、図4Bに示したように、車両の右方に対応する領域302e、車両の左方に対応する領域302fの2つの領域に分割されるように定められている。また、例えば、LKAが実行されている場合、車両の左右方向については自動運転制御装置により制御されるため、運転者は、車両の左右方向よりも車両の前後方向に注意すればよい。よって、図形302は、図5Bに示したように、車両の前方に対応する領域302g、車両の後方に対応する領域302hの2つの領域に分割されるように定められている。
また、図6に示すように、例えば、レベル2に対しては、図2に示した図形302の形状が登録されている。レベル2の場合、例えば、2つの自動運転モード(例えば、ACCおよびLKA)が実行されている。例えば、ACCおよびLKAの両方が実行されている場合、車両の前後方向および左右方向については自動運転制御装置により制御されるため、運転者は、特定の方向について注意する必要はない。よって、図形302は、分割されないように定められている。なお、この場合、強調表示領域は図形302全体の領域となり、例えば車両周辺に対象物が存在する場合には図形302全体が強調して表示される。
また、図6に示すように、例えば、レベル3に対しては、図2に示した形状が登録されている。レベル3の場合、例えば、条件付自動運転モードが実行されている。この場合、車両の前後方向および左右方向については自動運転制御装置により制御されるため、運転者は、特定の方向について注意する必要はない。よって、図形302は、分割されないように定められている。なお、この場合、強調表示領域は図形302全体の領域となり、例えば車両周辺に対象物が存在する場合には図形302全体が強調して表示される。
また、図6に示すように、例えば、レベル4に対しては、図形302を非表示とする旨が登録されている。レベル4の場合、運転者は監視者の立場からも解放されて、例えば動画(映画、テレビ番組)の視聴を行うことができるため、図形302を表す提示画像を表示媒体に表示しなくてもよい。
以下、制御部202の説明に戻る。
制御部202は、入力部201から自動運転レベル情報を受け取り、上述した図6のテーブルを所定の記憶装置から読み出す。そして、制御部202は、自動運転レベル情報が示す自動運転レベルに応じて、以下のいずれかの処理を行う。なお、以下に説明する図形302の分割数は、自動運転レベルに応じて、例えば、図6のテーブルに予め定められているとする(図示略)。
例えば、自動運転レベルがレベル0である場合、制御部202は、図形302の分割数をnに決定し、n分割後の図形302の形状を、図6のテーブルにおいてレベル0に対応して登録されている形状(図3Bに示した形状)に決定する。本実施の形態では、n=4として説明するが、nは2以上の整数であればよい。
そして、制御部202は、表示媒体に表示されたときに図形302を4分割して図3Bに示した形状とした提示画像を表す所定画像を生成するように、画像生成部300を制御する。
また、例えば、自動運転レベルがレベル1である場合、制御部202は、図形302の分割数をmに決定し、m分割後の図形302の形状を、図6のテーブルにおいてレベル1に対応して登録されている形状(図4Bに示した形状または図5Bに示した形状)に決定する。本実施の形態では、m=2として説明するが、mは、2以上の整数であって、nより小さい整数であればよい。
なお、図6に示すように、レベル1に対しては、図4Bに示した形状と図5Bに示した形状とが登録されている。この場合、制御部202は、自動運転レベル情報に含まれるモード識別情報に基づいて、いずれかの形状に決定する。例えば、モード識別情報がACCを示す場合、制御部202は、図4Bの形状に決定する。また、モード識別情報がLKAを示す場合、制御部202は、図5Bの形状に決定する。
そして、制御部202は、表示媒体に表示されたときに図形302を2分割して図4Bに示した形状とした提示画像を表す所定画像を生成するように、画像生成部300を制御する。または、制御部202は、表示媒体に表示されたときに図形302を2分割して図5Bに示した形状とした提示画像を表す所定画像を生成するように、画像生成部300を制御する。
また、例えば、自動運転レベルがレベル2である場合、制御部202は、図形302を「分割なし」に決定し、図形302の形状を、図6のテーブルにおいてレベル2に対応して登録されている形状(図2に示したデフォルトの形状)に決定する。
そして、制御部202は、表示媒体に表示されたときに図形302を分割していない提示画像を表す所定画像を生成するように、画像生成部300を制御する。
また、例えば、自動運転レベルがレベル3である場合、制御部202は、図形302を「分割なし」に決定し、図形302の形状を、図6のテーブルにおいてレベル3に対応して登録されている形状(図2に示したデフォルトの形状)に決定する。
そして、制御部202は、表示媒体に表示されたときに図形302を分割していない提示画像を表す所定画像を生成するように、画像生成部300を制御する。
また、例えば、自動運転レベルがレベル4である場合、制御部202は、図形302を非表示にすることを決定する。そして、制御部202は、図形302を表す提示画像を表示媒体に表示しないように画像生成部300を制御する。
なお、制御部202は、上述した処理の外に、強調表示領域の決定処理を行うが、その詳細については後述する。
以上、表示制御装置200について説明した。
次に、画像生成部300について説明する。
画像生成部300は、上述したように制御部202に制御されることにより所定画像を生成し、生成した所定画像(画像または画像データ)を表示部400へ出力する。
例えば、画像生成部300は、所定の記憶装置から、図2に示した図形301およびデフォルト形状の図形302のデータを読み出す。そして、画像生成装置300は、制御部202から指示された分割数(例えば、nまたはm)および分割後の図形302の形状に基づいて、デフォルト形状の図形302に対して上述した直線によりn分割またはm分割を行い、分割の結果得られた図形302と、図形301とを表す所定画像を生成する。または、例えば、画像生成装置300は、制御部202から指示された「分割なし」および分割後の図形302の形状に基づいて、デフォルト形状の図形302と、図形301とを表す所定画像を生成する。
例えば、表示システム10がヘッドアップディスプレイ(HUD)・システムであり、表示部400が投影機能を有する場合、画像生成部300は画像を生成する。一方、例えば、表示システム10が透過型ディスプレイ・システムであり、表示部400が投影機能を有しない場合、画像生成部300は画像データを生成する。
以上、画像生成部300について説明した。
次に、表示部400について説明する。
表示部400は、画像生成部300により生成された所定画像を表示媒体に出力する。これにより、所定形状の図形(例えば、図形301および図形302)は、表示媒体に表示され、車両の乗員に視認される。
例えば、表示システム10がヘッドアップディスプレイ(HUD)・システムである場合、表示部400は投影機能を有し、画像生成部300により生成された画像を、ディスプレイ(表示媒体の一例)へ直接投射する。これにより、車両の乗員は、例えば図形301および図形302を虚像として視認することができる。このとき、図形301および図形302は、乗員の視界に重畳されるようにディスプレイに投影されてもよい。なお、ディスプレイに投影された図形301および図形302が虚像として乗員に視認される原理は、公知技術であるため、説明を省略する。
ディスプレイは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、HUD(Head‐Up Display)、HMD(Head‐Mounted DisplayまたはHelmet‐Mounted Display)、眼鏡型ディスプレイ(Smart Glasses)、ナビゲーション用ディスプレイ、メータディスプレイ、その他の専用のディスプレイ、または持込みスマートフォン、タブレットなどの汎用ディスプレイなどであってもよい。HUDは、例えば、車両のウインドシールドであってもよいし、別途設けられる透明なガラス面、透明なプラスチック面など(例えば、図16に示すコンバイナ801)であってもよい。また、ウインドシールドは、例えば、フロントガラスであってもよいし、車両のサイドガラスまたはリアガラスであってもよい。
また、例えば、表示部400は、デジタル・ミラーのMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイス(画像生成部300の一例)によって生成された画像を、レンズに投射する機能を有してもよい。MEMSデバイスによって描画された画像は、空間に投射された画像であって、車両の乗員(ユーザの一例)が直接的に視認できるものではない。かかる場合、表示部400は、MEMSデバイスによって描画された画像を投射するレンズに相当する。レンズを介して投射された図形301および図形302は、虚像として車両の乗員に視認される。なお、表示部400は、レンズのほか、反射ミラーを含む構成であってもよい。
一方、例えば、表示システム10が透過型ディスプレイ・システムである場合、表示部400は、画像生成部300により生成された画像データを、光を透過する透過型ディスプレイ(表示媒体の一例)へ出力する。これにより、車両の乗員は、背景を視認すると同時に、透過型ディスプレイにおいて図形301および図形302を視認することができる。なお、透過型ディスプレイに入力された画像データが図形301および図形302として表示される原理については、公知技術であるため、説明を省略する。
透過型ディスプレイは、例えば、透過型の有機ELディスプレイ、または、特定の波長の光を照射した際に発光するガラスを用いた透明なディスプレイであってもよい。
なお、表示媒体は、ホログラムであってもよい。ホログラムを用いる場合、導光板の内部全反射条件を満たす平行光束群を内部全反射して導光する導光板を用いて、導光板を内部全反射して導光される平行光束群の一部を射出することで乗員に虚像を視認させる方式でもよい。なお、導光板を用いた方式においては、プロジェクタのように画像データを直接的に投影するものではないが、説明の便宜上、プロジェクタ方式と同様に投射という定義で説明する。
また、所定画像と、所定形状の図形とは理想的には同じものである。表示媒体の湾曲の程度等の条件によって多少異なるが、実質的には同じものである。所定画像は画像生成部300が生成し、所定形状の図形は表示媒体に表示される。
以上、表示部400について説明した。
なお、表示システム10は、表示媒体(例えば、上述したディスプレイのいずれか)を含む構成であってもよい。
また、上述した所定画像(画像または画像データ)は、画像生成部300ではなく、表示制御装置200または図示しない他の構成要素によって生成され、表示部400へ出力されてもよい。
以上、図1を用いて、表示システム10の各構成要素について説明した。
次に、表示制御装置200の動作例について説明する。図7は、表示制御装置200の動作例を示すフローチャートである。
ステップ101において、表示システム10が起動した場合(ステップS101:YES)、入力部201は、自動運転設定部100から自動運転レベル情報を受け取る(ステップS102)。そして、入力部201は、その自動運転レベル情報を制御部202へ出力する。なお、表示システム10が起動していない場合、または、表示システム10の起動が終了した場合(ステップS101:NO)、フローは終了する。
ステップS103において、制御部202は、入力部201から受け取った自動運転レベル情報が示す自動運転レベルがレベル0であるか否かを判定する。
自動運転レベルがレベル0である場合(ステップS103:YES)、フローはステップS104へ進む。一方、自動運転レベルがレベル0ではない場合(ステップS103:NO)、フローはステップS105へ進む。
ステップS104において、制御部202は、図形302の分割数をn(nは2以上の整数)に決定し、n分割した図形302の形状を、図6のテーブルに登録されている図3Bの形状に決定する。
ステップS105において、制御部202は、自動運転レベルがレベル1であるか否かを判定する。
自動運転レベルがレベル1である場合(ステップS105:YES)、フローはステップS106へ進む。一方、自動運転レベルがレベル1ではない場合(ステップS105:NO)、フローはステップS107へ進む。
ステップS106において、制御部202は、図形302の分割数をm(mは、nより小さい2以上の整数)に決定し、m分割した図形302の形状を、図6のテーブルに登録されている図4Bの形状または図5Bの形状に決定する。このとき、制御部202は、上述したとおり、モード識別情報に基づいて、図4Bの形状または図5Bの形状のいずれかに決定する。
ステップS107において、制御部202は、自動運転レベルがレベル4であるか否かを判定する。
自動運転レベルがレベル4である場合(ステップS107:YES)、フローはステップS109へ進む。一方、自動運転レベルがレベル4ではない場合、すなわち、自動運転レベルがレベル2または3のいずれかである場合(ステップS107:NO)、フローはステップS108へ進む。
ステップS108において、制御部202は、図形302を「分割なし」に決定し、図形302の形状を、図6のテーブルに登録されている図2の形状に決定する。
ステップS109において、制御部202は、図形302を非表示とすることを決定する。
ステップS110において、制御部202は、図形302を非表示とするように画像生成部300を制御する(非表示制御)。例えば、図形301と図形302が表示されている場合、制御部202は、それらの表示を消去するように画像生成部300を制御する。また、例えば、図形301と図形302が表示されていない場合、制御部202は、それらを表示しないように画像生成部300を制御する。このような制御により、図形301と図形302は、表示媒体において非表示となる。
ステップS111において、制御部202は、所定画像を生成するように画像生成部300を制御する(生成制御)。なお、上述したとおり、所定画像は、画像でもよいし、画像データでもよい。以下、ステップS111の具体例をそれぞれ説明する。
例えば、ステップS104の決定処理を経た場合、制御部202は、表示媒体に表示されたときに図形302をn分割して図3Bに示した形状とした提示画像を表す所定画像を生成するように、画像生成部300を制御する。
また、例えば、ステップS106の決定処理を経た場合、制御部202は、表示媒体に表示されたときに図形302をm分割して図4Bまたは図5Bのいずれかに示した形状とした提示画像を表す所定画像を生成するように、画像生成部300を制御する。
また、例えば、ステップS108の決定処理を経た場合、制御部202は、表示媒体に表示されたときに図形302が分割されていない提示画像を表す所定画像を生成するように、画像生成部300を制御する。
以上、ステップS111の具体例について説明した。
ステップS112において、画像生成部300は、上述したように制御部202に制御されることで、所定画像を生成し、その所定画像を表示部400へ出力する。
ステップS113において、表示部400は、画像生成部300によって生成された所定画像を表示媒体に出力する。これにより、図2、図3B、図4B、図5Bのいずれかに示した図形301および図形302が表示媒体に表示され、車両の乗員に視認される。
上述したステップS101〜S113は、繰り返し行われてもよい。
以上、表示制御装置200の動作例について説明した。
次に、強調表示領域の決定処理について説明する。この処理は、例えば、上述したように図形301および図形302が表示媒体に表示された後で、車両の周辺に所定の対象物が認識された場合に行われる。
認識装置(図示略)は、センサ(図示略)および認識部(図示略)を有する。
センサは、例えば、センシングカメラであってもよいし、レーダであってもよい。センシングカメラは、車両の内部または外部に搭載され、所定時間ごとに、車両の周辺(車両の前後左右の方向)の光景を撮影する。また、レーダは、車両の内部または外部に搭載され、所定時間ごとに、車両の周辺(車両の前後左右の方向)の光景をセンシングする。
そして、センサは、所定の時間間隔で、車両の周辺のセンシング結果を示す周辺情報を認識部へ出力する。
認識部は、センサからの周辺情報に基づいて、車両の周辺に存在する所定の対象物を認識する。対象物は、例えば、移動体(例えば、車両、人物、自転車、二輪車等)、道路上の白線、標識、路面標示、縁石、ガードレール、信号機、電柱、建物である。
例えば、センサがセンシングカメラである場合、認識部は、周辺情報(例えば、車両の周辺を撮影した画像)に対してパタンマッチングなどを行い、対象物までの距離、対象物の速度や種別などを認識する。
また、例えば、センサがレーダである場合、認識部は、周辺情報からクラスタリングまたは機械学習等により対象物を抽出し、対象物までの距離、対象物の速度などを認識する。
なお、認識部が対象物を認識する技術は公知技術であるため、その詳細な説明は省略する。
認識部は、対象物の認識結果を示す認識結果情報を入力部201へ出力する。認識結果情報は、例えば、対象物の存在位置(X,Y)、車両の進行方向に対する対象物の相対角度(以下、単に相対角度という)、対象物と車両との相対距離、対象物と車両との相対速度、対象物の種別、パタンマッチングで得られた情報、対象物の追跡処理で得られた情報などを含む。
なお、上記対象物の存在位置(X,Y)は、例えば、センシングカメラが設置された点を基準として横方向をX、前方方向をYとするカメラ座標系における座標である。また、上記対象物の存在位置(X,Y)におけるYは、車両の進行方向における車両と対象物との距離(以下、単に距離という)を示す。
入力部201は、認識装置から認識結果情報を受け取り、その認識結果情報を制御部202へ出力する。
制御部202は、入力部201から認識結果情報を受け取り、後述するテーブル(図8A、図9A、図9C参照)を所定の記憶装置から読み出す。そして、制御部202は、読み出したテーブルと、認識結果情報に含まれる相対角度とに基づいて、強調表示領域を決定する。強調表示領域とは、例えば、図形302において強調して表示される領域であり、対象物が存在する方向(相対角度)を示す領域である。
ここで、強調表示領域の決定処理の具体例を、図8Aおよび図8Bを用いて説明する。図8Aは、相対角度と、強調表示領域との対応関係を示すテーブルの一例を示す図である。図8Bは、n分割された図形302において決定された強調表示領域の表示例を示す図である。
まず、制御部202は、図3Bに示した図形301および図形302が表示媒体に表示されているとき(例えば、いずれの自動運転モードも実行されていないとき)に、入力部201から認識結果情報を受け取ると、図8Aに示すテーブルを所定の記憶装置から読み出す。
図8Aのテーブルは、相対角度と、強調表示領域とが対応付けられている。このテーブルにおいて、角度Aは、車両の正面(または、センサの位置、運転者の位置)を基準とした水平方向の角度であり、右を正とする。この角度Aの定義は、後述する図9A、図9Cの各テーブルにおいても同様である。
そして、例えば、認識結果情報に含まれる相対角度が右側40度(A=40)を示す場合、制御部202は、強調表示領域を領域302aに決定する。そして、制御部202は、決定した領域302aを領域302b〜302dと比べて強調して表示するように画像生成部300を制御する。この制御に基づいて画像生成部300が強調表示処理を行うと、例えば図8Bに示すように、領域302aは、領域302b〜302dの色とは異なる色で表示される。これにより、車両の乗員は、車両の右前方に対象物が存在することを把握できる。
続いて、強調表示領域の決定処理の具体例を、図9Aおよび図9Bを用いて説明する。図9Aは、相対角度と、強調表示領域との対応関係を示すテーブルの一例を示す図である。図9Bは、2分割された図形302において決定された強調表示領域の表示例を示す図である。
まず、制御部202は、図4Bに示した図形301および図形302が表示媒体に表示されているとき(例えば、ACCが実行されているとき)に、入力部201から認識結果情報を受け取ると、図9Aに示すテーブルを所定の記憶装置から読み出す。
そして、例えば、認識結果情報に含まれる相対角度が右側40度(A=40)を示す場合、制御部202は、強調表示領域を領域302eに決定する。そして、制御部202は、決定した領域302eを領域302fと比べて強調して表示するように画像生成部300を制御する。この制御に基づいて画像生成部300が強調表示処理を行うと、例えば図9Bに示すように、領域302eは、領域302fの色とは異なる色で表示される。これにより、車両の乗員は、車両の右方に対象物が存在することを把握できる。
続いて、強調表示領域の決定処理の具体例を、図9Cおよび図9Dを用いて説明する。図9Cは、相対角度と、強調表示領域との対応関係を示すテーブルの一例を示す図である。図9Dは、2分割された図形302において決定された強調表示領域の表示例を示す図である。
まず、制御部202は、図5Bに示した図形301および図形302が表示媒体に表示されているとき(例えば、LKAが実行されているとき)に、入力部201から認識結果情報を受け取ると、図9Cに示すテーブルを所定の記憶装置から読み出す。
そして、例えば、認識結果情報に含まれる相対角度が右側40度(A=40)を示す場合、制御部202は、強調表示領域を領域302gに決定する。そして、制御部202は、決定した領域302gを領域302hと比べて強調して表示するように画像生成部300を制御する。この制御に基づいて画像生成部300が強調表示処理を行うと、例えば図9Dに示すように、領域302gは、領域302hの色とは異なる色で表示される。これにより、車両の乗員は、車両の前方に対象物が存在することを把握できる。
以上、強調表示領域の決定処理の具体例について説明した。
なお、図2に示した図形301および図形302が表示媒体に表示されているとき(例えば、ACCとLKAの両方が実行されているとき、または、条件付自動運転モードが実行されているとき)に、入力部201から認識結果情報を受け取ると、制御部202は、図形302全体の領域の色を変更するように画像生成部300を制御する。この制御に基づいて画像生成部300が強調表示処理を行うと、図形302全体の領域の色は、それまでの色(例えば、緑)とは異なる色(例えば黄色)で表示される。これにより、車両の乗員は、車両の周辺に対象物が存在することを把握できる。
また、上述した強調表示領域は、常時表示されてもよいし、随時表示されてもよい。
また、上述した強調表示領域の決定処理は、車両の周辺に存在する対象物が認識された場合にのみされるものであってもよい(図10を用いて後述する)。すなわち、本実施の形態における表示システム10において、強調表示領域を決定し、表示媒体に表示することは必須要素ではない。自動運転レベルに基づいて、表示媒体に所定形状の図形を表示するのみによって、本発明の目的は達成される。
図10のフローチャートについて説明する。図10において、図7と同じステップには同一符号を付し、それらの説明は省略する。
ステップS201において、認識装置が車両の周辺において所定の対象物を認識した場合(ステップS201:YES)、フローはステップS202へ進む。一方、認識装置が車両の周辺において所定の対象物を認識しない場合(ステップS201:NO)、フローは終了する。
ステップS202において、入力部201は、自動運転設定部100から自動運転レベル情報を受け取り、認識装置から認識結果情報を受け取る。そして、入力部201は、自動運転レベル情報および認識結果情報を制御部202へ出力する。
ステップS203において、制御部202は、上述したように強調表示領域を決定する。
以上、強調表示領域の決定処理について説明した。
以上説明したように、本実施の形態の表示制御装置200は、車両の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部201と、自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように画像生成部300を制御する制御部202と、を備え、制御部202は、自動運転が実行されている場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をm分割した第2提示画像を表す第2の所定画像を画像生成部300に生成させ、nおよびmは2以上の整数であって、mはnより小さいことを特徴とする。これにより、車両の乗員は、自動運転レベルに応じた注意すべき範囲を把握することが可能となる。
また、本実施の形態の表示制御装置200は、車両の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部201と、自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように画像生成部300を制御する制御部202と、を備え、制御部202は、自動運転が実行されている場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形が分割されていない第2提示画像を表す第2の所定画像を画像生成部300に生成させ、nは2以上の整数であることを特徴とする。これにより、車両の乗員は、自動運転レベルに応じた注意すべき範囲を把握することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態1について説明したが、本発明は上記実施の形態1に限定されず、種々の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
(変形例1)
実施の形態1では、分割された図形302において各領域同士が所定の間隔を空けた場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、図11A、図11B、図11Cに示すように、各領域は実線で区切られているだけでもよい。なお、実線に限定されず、破線、一点鎖線、点線、その他の線であってもよい。
(変形例2)
実施の形態1では、自動運転レベルがレベル0のときに図形302が図3Bに示すように分割される場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、図12Aに示すように、図形301を通る直線303c、303dにより4分割されることで、図12Bまたは図12Cに示すように表示されてもよい。または、例えば、図12Dに示すように、図形301を通る直線303b、303e、303fにより6分割されることで、図12Eまたは図12Fに示すように表示されてもよい。なお、図12C、図12Fに示した表示例は、図2、図3B、図4B、図5Bに示した図形301および図形302についても適用できる。
(変形例3)
実施の形態1では、図形302がn分割またはm分割される際に、均等に分割される場合を例に挙げて説明したが、図形302は均等に分割されなくてもよい。例えば、認識装置のセンサがセンシングカメラである場合、日陰などの日照条件によっては、車両の前方左側、車両の前方右側等、部分的に認識精度が低下することが考えられる。その場合、制御部202は、方向(相対角度)ごとに異なる認識精度に応じて、図形302の分割数を、一律でなく部分的に変更してもよい。認識精度は、例えば、認識装置が有する認識部によって算出され、その算出結果の情報は、認識部から入力部201を介して制御部202へ出力される。例えば、図13Aに示すように、車両の左前方以外の認識精度が低下している場合、左前方の部分のみが分割され、左前方以外の部分は分割されなくてもよい。また、例えば、図13Bに示すように、車両の右前方以外の認識精度が低下している場合、右前方の部分のみが分割され、右前方以外の部分は分割されなくてもよい。
(変形例4)
認識精度をより向上させるために、認識装置は、種類の異なる複数のセンサ(例えば、ミリ波レーダ、カメラ、レーザレンジファインダ等)を備えてもよい。この場合、認識装置の認識部は、動作するセンサの数が多い程、認識精度を高く算出するようにしてもよい。また、認識部は、複数のセンサのうち正常に動作しているセンサの数または故障しているセンサの数に基づいて、認識精度を算出するようにしてもよい。
(変形例5)
実施の形態1では、分割対象である所定形状の図形が環状の図形302である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。
例えば、図14Aに示すように、分割対象である所定形状の図形は、四角形の図形302aであってもよい。そして、例えば、自動運転レベルがレベル0である場合、図形302aは、図14Bに示すように分割されて表示される。また、例えば、自動運転レベルがレベル1であり、ACCが実行されている場合、図形302aは、図14Cに示すように分割されて表示される。また、例えば、自動運転レベルがレベル1であり、LKAが実行されている場合、図形302aは、図14Dに示すように分割されて表示される。また、例えば、自動運転レベルがレベル2または3である場合、図形302aは、分割されず、図14Aのまま表示される。
または、例えば、図15Aに示すように、分割対象である所定形状の図形は、菱形の図形302bであってもよい。そして、例えば、自動運転レベルがレベル0である場合、図形302bは、図15Bに示すように分割されて表示される。また、例えば、自動運転レベルがレベル1であり、ACCが実行されている場合、図形302bは、図15Cに示すように分割されて表示される。また、例えば、自動運転レベルがレベル1であり、LKAが実行されている場合、図形302bは、図15Dに示すように分割されて表示される。また、例えば、自動運転レベルがレベル2または3である場合、図形302bは、分割されず、図15Aのまま表示される。
以上のように、分割対象である所定形状の図形は、四角形または菱形のいずれであっても、環状と同様の効果を得ることができる。
(変形例6)
上述した図形301または図形302、302a、302bは、図形全体を所定の色で塗りつぶしたものであってもよいし、図形の輪郭のみを所定の色で色付けしたものであってもよい。
(変形例7)
実施の形態1では、図形301と図形302の両方が表示される場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、図形301を表示せずに、図形302のみを表示してもよい。また、例えば、変形例4においても、図形301を表示せずに、図形302aのみまたは図形302bのみを表示してもよい。
(変形例8)
上記実施の形態では、画像生成装置300において図形302が直線により分割される場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、所定の記憶装置は、図2、図3B、図4B、図5Bに示した図形301および図形302のデータをテンプレートとして保持してもよい。そして、画像生成装置300は、所定の記憶装置から、制御部202からの指示に該当する図形301および図形302のデータを読み出してもよい。
(変形例9)
実施の形態1では、表示システム10が、自動運転設定部100、表示制御装置200、画像生成部300、表示部400を有する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、表示媒体がコンバイナである場合には、表示システム10は表示媒体を備えてもよい。図16は、表示媒体がコンバイナである場合の表示システム10の構成例を示す図である。図16に閉め右称に、表示装置20は、表示媒体としてコンバイナ801を備える。
(変形例10)
実施の形態1では、図形302の形状を決定する際に図6のテーブルが用いられる場合を例に挙げて説明したが、テーブルは図6に示したものに限定されない。例えば、図17に示したテーブルであってもよい。
図17のテーブルは、図6と同様、自動運転レベルと図形302の形状とが対応付けられている。例えば、レベル0に対しては4分割された形状が登録されている。また、例えば、レベル1に対しては3分割された形状が登録されている。また、例えば、レベル2に対しては2分割された形状が登録されている。また、例えば、レベル3に対しては、分割しない形状(デフォルトの形状)が登録されている。また、レベル4に対しては、図形302を表示しない旨が登録されている。
図17に示したレベル0に対応する図形302の形状は、例えば、いずれの自動運転モードも実行されていない場合に表示される。また、図17に示したレベル1に対応する図形302の形状は、例えば、死角検知(BSD:Blind Spot DetectionまたはBSM:Blind Spot Monitoring)モードが実行されている場合に表示される。また、図17に示したレベル2に対応する図形302の形状は、例えば、死角検知モードおよびACCが実行されている場合に表示される。また、図17に示したレベル3に対応する図形302の形状は、例えば、条件付自動運転モードが実行されている場合に表示される。
(変形例11)
実施の形態1において、自動運転レベルに変更があった場合、図形302の分割数および強調表示領域の表示面積が変更されることになる。強調表示領域の面積は危険度(車両が対象物と衝突する可能性。緊急度ともいう)を示すものではないが、例えば、強調表示領域の面積が大きくなった場合、危険度が増したという誤った印象を乗員に与えるおそれがある。
そこで、強調表示領域の面積が小から大へ遷移する場合、制御部202は、遷移後の強調表示領域の輝度を遷移前の強調表示領域の輝度よりも下げるように画像生成装置300を制御してもよい。例えば、図8Bに示した図形302および強調表示領域(領域302a)の表示中に自動運転レベルがレベル0からレベル1に変更され、図9Bに示した図形302および強調表示領域(領域302e)の表示に切り替わるとする。この場合、制御部202は、領域302eの輝度を領域302aの輝度よりも下げるように画像生成装置300を制御する。
一方、強調表示領域の面積が大から小へ遷移する場合、制御部202は、遷移後の強調表示領域の輝度を遷移前の強調表示領域の輝度を上げるようにしてもよい。図9Bに示した図形302および強調表示領域(領域302e)の表示中に自動運転レベルがレベル1からレベル0に変更され、図8Bに示した図形302および強調表示領域(領域302a)の表示に切り替わるとする。この場合、制御部202は、領域302aの輝度を領域302eの輝度よりも上げるように画像生成装置300を制御する。
このような制御により、危険度が増したという誤った印象を乗員に与えることを回避できる。
(変形例12)
実施の形態1では、強調表示領域を決定する際、相対角度に応じて強調表示領域の位置を決定する場合を例に挙げて説明したが、これとは異なる方法で強調表示領域を決定してもよい。この例について図12Bを用いて説明する。例えば、並行する3つのレーンの中央のレーンを車両が走行しているとする。この場合において、認識装置によって同じレーンを走行している先行車両(対象物の一例)が認識されると、制御部202は、図12Bに示した領域302iを強調表示領域に決定する。また、認識装置によって右側のレーンを走行している先行車両が認識されると、制御部202は、領域302jを強調表示領域に決定する。また、認識装置によって左側のレーンを走行している先行車両が認識されると、制御部202は、領域302kを強調表示領域に決定する。
(変形例13)
実施の形態1において、認識装置のセンサにより対象物が検出されているか否かに応じて、図形302の色を決定してもよい。例えば、対象物が検出されていない場合、制御部202は、図形302の色を、乗員に対して危険度が低い印象を与える色(例えば、青色または緑色)に決定し、その色を用いて図形302を表示するように画像生成装置300を制御する。一方、対象物が検出された場合、制御部202は、図形302の色を、乗員に対して危険度が高い印象を与える色(例えば、黄色または赤色)に決定し、その色を用いて図形302を表示するように画像生成装置300を制御する。
なお、本変形例では、図形302の色を決定する場合を例に挙げて説明したが、図形301の色も上記同様に決定されてもよい。
(変形例14)
認識装置が備えるセンサは、同じ種類のものであっても、センシング可能な範囲が異なる。例えば、センシングカメラでは、使用するレンズの違いにより、センシング範囲が狭い(例えば、正面を中心に水平方向にそれぞれ10度)もの、または、センシング範囲が広い(例えば正面を中心に水平方向にそれぞれ30度)ものがある。
そこで、図形302の全体形状を変更することで、センシング範囲を示すようにしてもよい。例えば、センシング範囲が狭い場合、制御部202は、図3Bに示した環状の図形302を扇形に変更するように画像生成装置300を制御する。扇形は、例えば、領域302aと領域302dにより構成された形状(換言すれば、領域302a〜302dから領域302bおよび領域302cを除いた形状)である。これにより、乗員は、センシング範囲が狭いことを直感的に把握できる。
(変形例15)
実施の形態1において、認識装置は複数の対象物を認識してもよい。その場合、認識部は、認識された複数の対象物のそれぞれについて認識精度の算出を行う。そして、制御部202は、算出された複数の認識精度のうち最も低い認識精度の対象物が存在する方向の領域を、強調表示領域に決定する。
(変形例16)
実施の形態1において、強調表示領域の色は、対象物と車両との相対距離に応じて決定されてもよい。例えば、制御部202は、相対距離が所定値以上である場合、強調表示領域を黄色で表示するように画像生成装置300を制御する。一方、制御部202は、相対距離が所定値未満である場合、強調表示領域を赤色で表示するように画像生成装置300を制御する。
以上、実施の形態1の各変形例について説明した。上述した各変形例は、適宜組み合わせて実現されてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図面を参照して説明する。
自動運転レベルに応じて例えば図形302の分割数が変更される場合、表示中の図形302の消去と、次に表示される図形302の表示を同時に行うと、画像が瞬時に大きく変化するため、乗員に煩わしさを与えてしまう。そこで、本実施の形態では、自動運転レベルに応じて例えば図形302の分割数が変更される場合、表示中の図形302の消去と次に表示される図形302の表示を時系列で変化させる制御を行うようにする。
まず、本実施の形態に係る表示システム10の構成例について説明する。図18は、本実施の形態に係る表示システム10の構成例を示すブロック図である。図18では、表示制御装置200に補正部203が追加されている点が図1と異なる。なお、図18において、図1と同じ構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
補正部203は、表示中の図形302(以下、表示中図形という)の消去と次に表示される図形302(以下、最新図形という)との間で分割数に変更がある場合、制御部202から画像生成装置300に対して行われる制御の内容を補正する。具体的には、補正部203は、表示中図形の消去と最新図形の表示を時系列で変化させるように画像生成部300を制御する。補正部203の詳細な動作は、図19を用いて後述する。
次に、本実施の形態に係る表示システム10の動作例について説明する。図19は、本実施の形態に係る表示システム10の動作例を示すフローチャートである。
ステップS301において、補正部203は、制御部202から最新の制御情報を受け取る。この制御情報は、例えば、最新図形の形状、分割数、分割方法、強調表示領域に関する情報を含む。
ステップS302において、補正部203は、表示中図形に係る制御情報(以下、表示中の制御情報という)に含まれる分割数と、最新の制御情報に含まれる分割数とを比較し、それらの間に分割数の変化があるか否かを判定する。上記表示中の制御情報は、補正部203が最新の制御情報を受け取る前に、補正部203が記憶しているとする。
ステップS302の判定処理の結果、分割数の変化がないと判定した場合(ステップS302:NO)、補正部203は、最新の制御情報の補正を行わず、その最新の制御情報を画像生成部300へ出力し、かつ、その最新の制御情報を新たに記憶する。その後、フローはステップS306へ進む。
一方、ステップS302の判定処理の結果、分割数の変化があると判定した場合(ステップS302:YES)、フローは、ステップS303へ進む。
ステップS303において、補正部203は、最新の制御情報を受け取った時点からの経過時間(以下、単に経過時間という)を算出する。
ステップS304において、補正部203は、経過時間に応じて表示中図形の輝度を設定する。この設定の具体例を図20Aに示す。図20Aに示すように、補正部203は、経過時間(単位は秒)に応じて表示中図形の輝度(相対値)が徐々に減少するように設定する。
ステップS305において、補正部203は、経過時間に応じて最新図形の輝度を設定する。この設定の具体例を図20Bに示す。図20Bに示すように、補正部203は、経過時間(単位は秒)に応じて最新図形の輝度(相対値)が徐々に増加するように設定する。
そして、補正部203は、表示中の制御情報、最新の制御情報、ステップS304で設定した輝度の情報、および、ステップS305で設定した輝度の情報を、補正後の制御情報として画像生成部300へ出力する。また、補正部203は、最新の制御情報を新たに記憶する。
ステップS306において、画像生成部300は、補正部203から補正後の制御情報を受け取り、その情報に基づいて図形を生成する。表示部400は、画像生成装置300により生成された図形を表示媒体に表示する。
例えば、ステップS302の判定処理の結果、分割数に変化がないと判定された場合(ステップS302:NO)、補正されていない最新の制御情報に基づいて図形の生成、表示が行われる。
一方、ステップS302の判定処理の結果、分割数に変化があると判定された場合(ステップS302:YES)、補正後の制御情報に基づいて図形の生成、表示が行われる。この具体例を図20Cに示す。例えば、図3Bに示した図形302(表示中図形の一例)の表示中に自動運転レベルがレベル0からレベル1に変更され、図4Bに示した図形302(最新図形の一例)の表示に切り替わるとする。この場合、図20Cに示すように、経過時間に応じて、図3Bに示した図形302の輝度が徐々に低下するとともに、図4Bに示した図形302の輝度が徐々に増加するように表示される。
以上説明したように、本実施の形態では、自動運転レベルに応じて図形の分割数が変更される場合、表示中図形の消去と最新図形の表示を時系列で変化させる制御を行うことを特徴とする。これにより、表示中図形が徐々に消えていき、最新図形が徐々に現われるように見えるため、運転者に与える煩わしさを低減することができる。
以上、本発明の実施の形態2について説明したが、本発明は上記実施の形態2に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、実施の形態1の各変形例を、実施の形態2に適宜適用してもよい。
なお、上述した各実施の形態および各変形例における表示システム10、表示制御装置200の各部の機能は、コンピュータプログラムにより実現され得る。
図21は、各部の機能をプログラムにより実現するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。このコンピュータ1000は、入力ボタン、タッチパッドなどの入力装置1001、ディスプレイ、スピーカなどの出力装置1002、CPU(Central Processing Unit)1003、ROM(Read Only Memory)1004、RAM(Random Access Memory)1005を備える。また、コンピュータ1000は、ハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)などの記憶装置1006、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体から情報を読み取る読取装置1007、ネットワークを介して通信を行う送受信装置1008を備える。図21に示した各部は、バス1009により接続される。
そして、読取装置1007は、上記各部の機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置1006に記憶させる。あるいは、送受信装置1008が、ネットワークに接続されたサーバ装置と通信を行い、サーバ装置からダウンロードした上記各部の機能を実現するためのプログラムを記憶装置1006に記憶させる。
そして、CPU1003が、記憶装置1006に記憶されたプログラムをRAM1005にコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAM1005から順次読み出して実行することにより、上記各部の機能が実現される。また、プログラムを実行する際、RAM1005または記憶装置1006には、各実施の形態で述べた各種処理で得られた情報が記憶され、適宜利用される。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本発明は、ユーザ(例えば、車両等の乗員、または、表示デバイスを装着したユーザ等)に対して提供される情報の表示を制御する表示制御装置、投影装置、および表示制御プログラムに有用である。
10 表示システム
100 自動運転設定部
200 表示制御装置
201 入力部
202 制御部
203 補正部
300 画像生成部
400 表示部
801 コンバイナ
1000 コンピュータ
1001 入力装置
1002 出力装置
1003 CPU
1004 ROM
1005 RAM
1006 記憶装置
1007 読取装置
1008 送受信装置
1009 バス

Claims (13)

  1. 移動体の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部と、
    前記自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように画像生成部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記自動運転が実行されている場合、前記表示媒体に表示されたとき前記所定形状の図形をm分割した第2提示画像を表す第2の所定画像を前記画像生成部に生成させ、前記nおよび前記mは2以上の整数であって、前記mは前記nより小さい、
    表示制御装置。
  2. 移動体の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部と、
    前記自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように画像生成部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記自動運転が実行されている場合、前記表示媒体に表示されたとき前記所定形状の図形が分割されていない第2提示画像を表す第2の所定画像を前記画像生成部に生成させ、前記nは2以上の整数である、
    表示制御装置。
  3. 前記状態情報は、前記自動運転が実行されているか否かを示す情報、および、前記自動運転のレベルを示す情報のうち少なくとも一方を含む、
    請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 前記mは、前記自動運転のレベルに応じて決定される、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  5. 前記入力部は、さらに、前記移動体の周辺に存在する対象物の認識結果を受け取り、
    前記第1提示画像は、前記対象物が存在するとき、前記所定形状の図形が前記n分割されてなる複数の領域のうち前記移動体に対して前記対象物が存在する方向に対応する第1領域の表示態様と、前記第1領域以外の一または複数の第2領域の表示態様とが異なり、
    前記第2提示画像は、前記対象物が存在するとき、前記所定形状の図形が前記m分割されてなる複数の領域のうち前記移動体に対して前記対象物が存在する方向に対応する第3領域の表示態様と、前記第3領域以外の一または複数の第4領域の表示態様とが異なる、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 前記第1領域の表示態様と前記第2領域の表示態様とは色が異なり、前記第3領域の表示態様と前記第4領域の表示態様とは色が異なる、
    請求項5に記載の表示制御装置。
  7. 前記所定形状の図形は環状である、
    請求項1または2に記載の表示制御装置。
  8. 前記n分割された前記所定形状の図形は、実線、点線、破線、または一点鎖線を境界として前記n個の領域に区切られている、
    請求項1または2に記載の表示制御装置。
  9. 前記n分割された前記所定形状の図形は、互いに分離した前記n個の領域を有する、
    請求項1または2に記載の表示制御装置。
  10. 所定画像を生成する画像生成部と、
    前記画像生成部により生成された前記所定画像を表示媒体に出力する表示部と、
    移動体の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部と、
    前記自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように前記画像生成部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記自動運転が実行されている場合、前記表示媒体に表示されたとき前記所定形状の図形をm分割した第2提示画像を表す第2の所定画像を前記画像生成部に生成させ、前記nおよび前記mは2以上の整数であって、前記mは前記nより小さい、
    投影装置。
  11. 所定画像を生成する画像生成部と、
    前記画像生成部により生成された前記所定画像を表示媒体に出力する表示部と、
    移動体の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部と、
    前記自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように前記画像生成部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記自動運転が実行されている場合、前記表示媒体に表示されたとき前記所定形状の図形が分割されていない第2提示画像を表す第2の所定画像を前記画像生成部に生成させ、前記nは2以上の整数である、
    投影装置。
  12. 移動体の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部と、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形を分割した提示画像を表す所定画像を生成するように画像生成部を制御する制御部と、を含む表示システムにおける表示制御装置において実行される表示制御プログラムであって、
    前記表示制御装置のコンピュータに対して、
    前記自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように前記画像生成部を制御する処理を実行させ、一方、
    前記自動運転が実行されている場合、前記表示媒体に表示されたとき前記所定形状の図形をm分割した第2提示画像を表す第2の所定画像を生成するように前記画像生成部を制御する処理を実行させ、
    前記nおよび前記mは2以上の整数であって、前記mは前記nより小さい、
    表示制御プログラム。
  13. 移動体の自動運転の状態を示す状態情報を受け取る入力部と、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形を分割した提示画像を表す所定画像を生成するように画像生成部を制御する制御部と、を含む表示システムにおける表示制御装置において実行される表示制御プログラムであって、
    前記表示制御装置のコンピュータに対して、
    前記自動運転が実行されていない場合、表示媒体に表示されたとき所定形状の図形をn分割した第1提示画像を表す第1の所定画像を生成するように前記画像生成部を制御する処理を実行させ、一方、
    前記自動運転が実行されている場合、前記表示媒体に表示されたとき前記所定形状の図形が分割されていない第2提示画像を表す第2の所定画像を生成するように前記画像生成部を制御する処理を実行させ、
    前記nは2以上の整数である、
    表示制御プログラム。
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