JP2017071023A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】草やゴミ、粉じん等の異物が吸気口に付着することや異物が吸気口からハウジング内に入り込むことを抑制する。【解決手段】前部に上下方向の軸線回りに回転するブレード5を備え、該ブレード5を駆動するモータがハウジング2に収容されている電動工具であって、ハウジング2の右側の半割体25に、モータ冷却用の吸気口38が形成されたカバー体が着脱自在に取り付けられている。吸気口38の前側には段差部が形成されていて、その段差部の壁面がガード壁面を構成している。【選択図】図1

Description

本発明は、回転刃等の回転工具を備えた電動工具に関する。
刈払い機は、その前部に上下方向の軸線まわりに回転する回転刃を備えており、回転刃はモータによって駆動される。モータはハウジングに収容されているため、温度が上昇しやすい。従って、モータを冷却するためにハウジングに吸気口を形成することが行われており、例えば下記特許文献1においては、ハウジングの後面に吸気口が形成されている。
しかしながら、本発明者が吸気口の位置と吸気口への草やゴミ等の付着状態との関係や吸気口からの粉じん等の侵入度合いとの関係について詳細に検討したところ、吸気口の配置に関して更なる改善の余地があるということが判明した。
特許第5271517号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、草やゴミ、粉じん等の異物が吸気口に付着することや異物が吸気口からハウジング内に入り込むことを抑制することを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る電動工具は、前部に上下方向の軸線回りに回転する回転工具を備え、該回転工具を駆動するモータがハウジングに収容されている電動工具であって、ハウジングの左右両側面のうち、前後方向の前側を基準として回転工具の回転方向の上流側に位置する側面に、モータ冷却用の吸気口を備えていることを特徴とする。尚、ハウジングの左右両側面のうち、前後方向の前側を基準として回転工具の回転方向の上流側に位置する側面とは、例えば、平面視において回転工具が左回り(反時計回り)に回転する場合には、回転工具の回転方向の上流側に位置する側面は右側面となり、逆に、平面視において回転工具が右回り(時計回り)に回転する場合には、回転工具の回転方向の上流側に位置する側面は左側面となる。以下、単に上流側の側面ということがある。
該構成の電動工具にあっては、ハウジングの上流側の側面にモータ冷却用の吸気口を備えているので、回転工具の回転によって周囲に飛散する草やゴミ、粉じん等の異物が吸気口に向かいにくくなる。そのため、異物が吸気口を塞ぐ確率が低くなって吸気効率を維持できる。また、吸気口に付着した異物を除去する手間も少なくなる。更に、異物が吸気口からハウジングの内部に侵入しにくくなるので、モータの性能も維持されやすくなって、故障発生率も低下できる。
特に、吸気口の前側にガード壁面が外側に向けて立設されていることが好ましく、ガード壁面によって異物がブロックされ、吸気口へ異物が向かうことをより一層抑制できる。
更に、ハウジングは、前記上流側の側面に開口部を有するハウジング本体と、該ハウジング本体の開口部をカバーすべくハウジング本体に外側から着脱自在に取り付けられたカバー体とを備え、該カバー体に前記吸気口が設けられていることが好ましい。該構成では、カバー体を外すことで吸気口を容易に清掃することができる。従って、吸気口に付着した異物を簡単に除去することができ、吸気口のメンテナンスが容易になる。
また、ハウジング本体は、左右二分割の半割体同士が一方の半割体側から他方の半割体側に向けてネジ止めされた構成であり、一方の半割体に前記開口部を有すると共に前記カバー体が取り付けられていることが好ましい。該構成では、左右の半割体同士を連結するためのネジの螺入作業とカバー体の取付作業とを同じ方向から行うことができるので、組み立て性に優れている。
以上のように、吸気口をハウジングの上流側の側面に備えることにより、吸気口への異物の付着や、吸気口からハウジング内への異物の侵入が抑制され、その結果、モータの冷却効率を維持、向上でき、モータの劣化や故障発生率も抑制できる。
本発明の一実施形態における電動工具としての刈払い機を右側から見た図。 同刈払い機の要部を右側から見た図。 同刈払い機の要部を上側から見た平面図。 同刈払い機の要部を前側から見た図。 同刈払い機の要部の縦断面図。 図2のA−A断面図。 同刈払い機のハウジングを後側から見た図。 同刈払い機の要部をA−A線と直交する方向に切断した断面図。 同刈払い機においてハウジング本体からカバー体及びフィルターを取り外した状態を示す、図8に対応した断面図。 同刈払い機のハウジング本体の右側の半割体を外側から見た図。 本発明の他の実施形態における電動工具としてのグラインダを左側から見た図。 同グラインダの要部を上側から見た平面図。
以下、本発明の一実施形態にかかる電動工具について図1乃至図10を参酌しつつ説明する。本実施形態における電動工具は、バッテリ式の電動刈払い機である。図1のように、刈払い機は、筒状の操作軸1と、該操作軸1の前端部に取り付けられたモータハウジング2と、操作軸1の後端部に取り付けられた操作ハウジング3とを備えている。尚、図中、前側を矢印X1、後側を矢印X2、右側を矢印Y1、左側を矢印Y2、上側を矢印Z1、下側を矢印Z2で示している。
操作ハウジング3の後端部には図示しない充電式のバッテリ(バッテリパック)が着脱自在に装着される。そのため、操作ハウジング3の後端部にはバッテリが着脱自在に取り付けられるバッテリ取付部10を備えている。本実施形態においてバッテリは上側から下側へと装着され、下側から上側へと外される。従って、バッテリの装着方向は下向きであり、バッテリの取り外し方向は上向きである。尚、バッテリは斜め方向に着脱される。装着されたバッテリの電力は操作ハウジング3、操作軸1及びモータハウジング2の内部を通るケーブル11(図5参照)を介して、モータハウジング2内のモータ4に給電される。
また、操作ハウジング3は、バッテリ取付部10の前側に、主ハンドル部12を備えている。該主ハンドル部12は前後方向に延びていて、その下面にはモータ4をON、OFF操作するためのトリガ13を備えていて、トリガ13を上側に押し込むことでモータ4がON状態となって作動する。操作ハウジング3の前側部分には補助ハンドル14が立設されている。該補助ハンドル14は、例えばコの字状であってその両端部が操作ハウジング3に左右方向の軸線回りに回動自在に連結されている。補助ハンドル14の前側には、補助ハンドル14の角度を固定、変更するためのロックレバー15が備えられており、ロックレバー15を図1のように操作軸1に沿った状態にすると補助ハンドル14の角度が固定され、ロックレバー15を図1の状態から下側に回動させると補助ハンドル14を前後に回動させることができ、かかる機構により、補助ハンドル14の角度を前後に変更し且つ所定の角度で固定することができる。
操作ハウジング3の前端部の内側に操作軸1の後端部が挿入され固定されている。操作軸1は、例えば金属製の径一定の直管からなり、内部にケーブルが挿通する。そして、操作軸1の前端部は、モータハウジング2の後端部に挿入され固定されている。
モータハウジング2は、図5のようにその内側にモータ4を内蔵している。モータ4は、上下方向の軸線回りに回転するように配置され、その主軸41は下側を向いている。モータ4はブラシ付きの缶モータ4であって、モータケース40の内部にファン(図示省略)を備えた構成となっている。ファン及びブラシ(図示省略)は主軸41とは反対側である上側に位置している。モータケース40の筒状の胴部の上部にはモータ排気孔42が形成されており、また、モータケース40の軸線方向両端面である上面と下面にはそれぞれ図示しないモータ吸気孔が形成されており、上下のモータ吸気孔から空気がモータケース40の内部に入り、モータ排気孔42から空気が排出されることで、モータケース40の内部を冷却してその温度上昇を抑制する。尚、主軸41はモータケース40の下面から下方に突出している。従って、モータケース40の下面は出力側の端面であり、上面は反出力側の端面である。
モータ4の主軸41からギヤ43を介して駆動力が回転工具としてのブレード5に伝達される。ブレード5は円板状であってその周縁部に刃部を有していて、上下方向の軸線回りに回転する。ブレード5の回転方向は、図3のように平面視において左回り、即ち反時計回りである。ブレード5の回転方向を図3に矢印Rで示している。ブレード5は、図2や図4、図5にも示しているように、モータハウジング2の下側に位置する。モータハウジング2の下面からブレード受け44が下方に僅かに突出するようにして露出しており、そのブレード受け44にはブレードホルダ45がネジ46(図5参照)により下側から着脱自在に取り付けられる。ブレード5は、ブレード受け44とブレードホルダ45との間に挟み込まれるようにして取り付けられる。ブレード受け44はギヤ43を介してモータ4から駆動力を受けて回転する。従って、ブレード受け44、ブレード5及びブレードホルダ45は一体となって回転する。
モータハウジング2は、前側に位置し、モータハウジング2の主要部分を構成していて、モータ4及びギヤ43を収容するモータ収容部20と、該モータ収容部20の後面上部から後側且つ斜め上方に向けて延びる円筒状の取付筒部21とを備えている。モータ収容部20の内部空間と取付筒部21の内部空間は連通していてモータハウジング2の内部は一つの収容空間となっている。取付筒部21の後端部は開口していてそこから操作軸1が挿入されて連結されており、取付筒部21と操作軸1は互いの中心線が一致した同軸状にある。
モータ収容部20の上面と取付筒部21の外周面の上部とは滑らかに連続している。その一方、モータ収容部20の後面と取付筒部21の外周面の下部との間は屈曲した形状となっている。即ち、モータ収容部20の後面には上下方向に延びる垂直延在部22があって、その垂直延在部22の上端から後側且つ斜め上方に向けて所定角度屈曲して取付筒部21の外周面の下部が延びている。また、モータ収容部20の後面の垂直延在部22の下端から斜め前方に向けて外側凸(下側凸)に膨らむように湾曲しつつ延びる弧状湾曲面部23が延設されている。該弧状湾曲面部23はブレード5の上方に位置している。モータ収容部20の後面の垂直延在部22には後側から飛散防護カバー6がネジ止めされている。尚、飛散防護カバー6を取り付けるためのネジ7は、後述する左右の半割体25,26同士の分割接合ラインL上に位置している。
飛散防護カバー6は、ブレード5によって刈られた草が後方の作業者側に飛散することを防止するためのものである。飛散防護カバー6はその上端部に上下方向に延びる取付部60を有していてその取付部60においてモータハウジング2のモータ収容部20の垂直延在部22に外側(後側)から着脱自在に取り付けられる。また、図2、図3及び図5のように、飛散防護カバー6は、取付部60を中心として後側に所定の中心角をもって径方向に延びつつ下降する平面視扇状の傘部61を有しており、該傘部61がブレード5の後方且つ上方をカバーすることで刈られた草の後方への飛散を防止する。該傘部61の頂上面部62から取付部60が上方に向けて突設されており、傘部61の頂上面部62はブレード5の刃部(外縁部)の直上に位置している。傘部61の頂上面部62の高さは、垂直延在部22の下端及び弧状湾曲面部23の上端の高さと等しい。従って、図5のように、傘部61の内面と弧状湾曲面部23との間の前後の離間距離は、傘部61の頂上面部62及び弧状湾曲面部23の上端から下側に向けて徐々に大きくなっていく。これにより、ブレード5と飛散防護カバー6との間の距離を十分に確保できてブレード5と飛散防護カバー6との間に草が詰まることを防止できる。尚、傘部61の下端の高さはブレード5よりも低い。
また、モータハウジング2の前面には際刈ガード8が着脱自在に取り付けられている。該際刈ガード8は、図3のようにブレード5の回転中心を中心とした平面視半円状の板状であって、モータハウジング2のモータ収容部20の外面の上下方向の中途部に、前側半分の領域をカバーする庇を形成するようにして外側に向けて略水平に延びている。即ち、際刈ガード8は、ブレード5から所定高さ上側に離れて位置している。際刈ガード8はブレード5よりも大きく、平面視において際刈ガード8の先端周縁部はブレード5の刃部よりも径方向外側に位置する。従って、例えば、コンクリートの壁面の際の草を刈り取る際に、コンクリートの壁面に際刈ガード8がブレード5よりも先に当たることになって、ブレード5がコンクリートの壁面に当たって摩耗することを防止できる。尚、際刈ガード8は、その内周縁部をモータハウジング2の前面の横スリットに差し込むようにして取り付けることができる。
モータハウジング2は、ハウジング本体と、該ハウジング本体に着脱自在に取り付けられたカバー体24とを備えている。ハウジング本体は、左右方向の中央部に分割接合ラインLを有する左右二分割の構成となっている。ハウジング本体は、左右一対の半割体25,26が互いに接合されて中空状に構成されている。左右両半割体25,26の接合は、ネジ27による。具体的には、両半割体25,26は、右側の半割体25から左側の半割体26に向けてネジ27が螺入されて接合一体化されている。尚、右側の半割体25から螺入された複数のネジ27が、モータハウジング2の内部に挿入された操作軸1の前端部を貫通していて、このネジ27によってモータハウジング2に操作軸1が連結されてその抜けが防止される。
左右両半割体25,26にはそれぞれ前側に対して後側が内側となる段差部28が形成されている。段差部28よりも前側の半割体25,26の部分は段上部であって相対的に外側に突出して位置し、段差部28よりも後側の半割体25,26の部分は段下部であって相対的に内側に奥まって位置している。左右両半割体25,26の段差部28は互いに同一形状で対称関係にある。従って、以下、右側の半割体25の段差部28について詳細に説明する。段差部28は、筋状であって、図2及び右側の半割体25を示している図10のように、モータ収容部20から取付筒部21にかけて延びている。段差部28は、モータ収容部20においては垂直に近い角度で延びていて、上側ほど後側となるように若干傾斜しており、取付筒部21においては取付筒部21の軸線に沿って延びて、段差部28の上端部は後方に湾曲しつつ延びている。
取付筒部21がモータ収容部20の後面の垂直延在部22に対して屈曲して斜め上方に延びていることと関係して、段差部28は、モータ収容部20から取付筒部21にかけて延びる屈曲ラインに沿うように途中で向きを後方且つ斜め上方に変えてモータ収容部20から取付筒部21へと延びている。段差部28は、モータ収容部20においては後側半分の領域に形成されていて、モータ4の回転中心よりも後側に位置している。また、段差部28は、取付筒部21においてはその中心線近傍あるいは中心線よりも下側ないし後側に位置している。このように半割体25の外面は段差部28によって前後に区画されている。
尚、左右の半割体25,26にはそれぞれ、モータ排気孔42に対応した位置に、モータ排気孔42から出た空気をモータハウジング2の外部に排出するための排気口29が形成されている。排気口29の形態は任意であるが、本実施形態では、前後に複数の排気口29が並んだ形態である。上述の段差部28の屈曲部分は排気口29の近傍に位置していて、段差部28は排気口29の直ぐ後側の位置で取付筒部21の軸線に沿う方向に屈曲している。
半割体25において段差部28よりも後側の部分は前側の部分に比して一段奥まった状態にあるが、その段差部28よりも後側の部分に半割体25を内外貫通するように開口部30が形成されている。尚、開口部30は右側の半割体25にのみ形成されていて左側の半割体26には形成されていない。開口部30は段差部28に隣接してその直ぐ後側に位置している。また、開口部30は段差部28に沿って複数個並設されていて、その個数は任意であるが本実施形態では四個である。開口部30は、段差部28の全長のうち取付筒部21の軸線に沿って延びる部分に隣接して形成されている。このように開口部30は段差部28に隣接して形成されており、開口部30の直ぐ前側には図7のように段差部28の壁面28aが位置している。段差部28の壁面28aは、階段の蹴上げ部に相当する部分であって内外方向に略直角に立設されている。この段差部28の壁面28aが本実施形態においてガード壁面を構成している。
開口部30はモータ収容部20と取付筒部21の境界部分近傍に位置していて、上述の排気口29の直ぐ後側の位置から取付筒部21の軸線に沿って斜め上方に向けて並設されている。図10のように隣接する開口部30同士の間には桟部31が形成されている。該桟部31は、段差部28と直交する方向に延びていて細長い形状である。
そして、この複数の開口部30を一括して覆うように長方形状のカバー体24が右側の半割体25に着脱自在に取り付けられている。カバー体24は、右側の半割体25に外側から取り付けられる構成となっている。詳細には、カバー体24は、図6、図8及び図9に示すように、複数の開口部30をまとめて覆う板状部32と、該板状部32の長手方向両端部にそれぞれ裏面側に向けて突設された脚部33,34とを備えている。板状部32は、複数の開口部30の並設方向に長い長方形状であって、段差部28に沿って配置されている。板状部32には多数の吸気口38がメッシュ状あるいはパンチング孔状に形成されている。該吸気口38は、モータハウジング2内に空気を取り込むためのものであってモータ冷却用である。
尚、カバー体24の取付状態において、図6や図7のように板状部32は段差部28の壁面28aの高さを越えて外側に突出するということはなく、カバー体24の板状部32は、段差部28よりも前側の半割体25の部分よりも内側に奥まった状態にある。更に、図8のように、板状部32の外面は開口部30の周囲のカバー体24の部分の外面と面一の状態となることが好ましい。また、板状部32と桟部31との間にはフィルタ35を介在させることが好ましく、半割体25からカバー体24を外側に向けて取り外すことによってフィルタ35を清掃したり交換したりできる。また、桟部31が設けられているので、フィルタ35を板状部32と桟部31との間に挟み込むように取り付けることができ、フィルタ35を板状部32の内側に容易に配置できる。
開口部30の並設方向の両側にはそれぞれカバー差し込み口36,37が設けられていて、そのカバー差し込み口36,37に脚部33,34を差し込むことでカバー体24を半割体25に取り付けることができる。脚部33,34の先端部にはフック部33a,34aが形成されていて、そのフック部33a,34aが半割体25の例えば内面に係止することでカバー体24の取付状態が維持される。フック部33a,34aは、脚部33,34の外面(カバー体24の長手方向の外側となる面)に形成されているが、内面であってもよい。カバー体24は例えば樹脂成形品とすることができる。脚部33,34はその保有弾性によって弾性変形でき、従って、例えば、マイナスドライバ等をカバー差し込み口36,37の壁面と脚部33,34の外面との間の隙間Sに差し込むことで脚部33,34が内側に弾性変形してフック部33a,34aの係止状態が解除され、半割体25からカバー体24を取り外すことができる。
本実施形態においては、一対のカバー差し込み口36,37のうち、一方のカバー差し込み口36が他方のカバー差し込み口37とは異なって相対的に大きく形成されている。また、一方の脚部33は他方の脚部34よりも長く、一方の脚部33が一方のカバー差し込み口36に、他方の脚部34が他方のカバー差し込み口37に、それぞれ差し込まれる。一方のカバー差し込み口36の壁面のうち脚部33の外面と対峙する部分にはテーパ面36aが設けられていて、一方のカバー差し込み口36は外側に向けて末広がりに大きくなっている。従って、一方のカバー差し込み口36の壁面と脚部33の外面との間の隙間Sはテーパ面36aによって外側に向けて徐々に広がった状態となっており、その隙間Sにマイナスドライバ等の薄肉扁平状の工具の先端部を差し込むことで、一方の脚部33のフック部33aを半割体25から容易に係止解除できる。そして、図8に矢印Tで示しているようにカバー体24を他方の脚部34側を支点として回動させると、半割体25から容易にカバー体24を取り外すことができる。尚、図9にはカバー体24とフィルタ35を取り外した状態を示している。
以上のように構成された刈払い機にあっては、例えば作業者が右利きの場合、右手で主ハンドル部12を持ち、左手で補助ハンドル14を持って草刈り作業を行うことができる。その作業においては、刈払い機を作業者を支点として左右に揺動させながら刈払い機の前端部に位置するブレード5で草を刈り取っていく。特に、図3に矢印Wで示しているように、刈払い機を左側に回動させる際に、主として草を刈り取るようにする。また、コンクリート壁等の際の草を刈る場合には、際刈ガード8を取り付けて作業を行うことができる。
作業中、吸気口38から吸い込まれた空気はモータケース40のモータ吸気孔へと流れていき、そこからモータケース40内へと入ってモータ4を冷却した後、モータケース40のモータ排気孔42とハウジングの排気口29を通って外部へと排出される。特に、本実施形態においては、モータ4のブラシに近い位置に吸気口38が設けられているので、吸気口38から吸い込まれた空気はモータケース40の上面のモータ吸気孔にスムーズに流れることになる。即ち、吸気口38から吸い込まれた空気は、主としてブラシに近い側である上側のモータ吸気孔からモータケース40内に流れ込むことになる。従って、発熱量の多い部分であるモータ4のブラシ付近の部分を効率良く冷却できる。
一方、草刈り作業を行うことによって、刈り取られた草やゴミ、粉じん等がモータハウジング2の周囲に舞い散ることになるが、吸気口38がモータハウジング2の後面や左側の側面には設けられていなくて右側の側面に設けられており、その吸気口38は、前側を基準とした場合においてブレード5の回転方向の上流側に位置しているので、吸気口38を後面や左側の側面に設けた場合に比して草等の異物が吸気口38に向かいにくくなる。従って、刈り取った草が吸気口38に付着することを抑制することができて吸気効率を維持することができ、モータ4を長時間に亘って効率良く冷却することができる。また、吸気口38に付着した草を除去する手間も少なくなって草刈り作業の作業効率も向上できる。また更に、草や粉塵等の異物が吸気口38からモータハウジング2の内部に侵入しにくくなるので、モータ4の劣化や故障発生率も抑制できる。特に、刈払い機においては上述したように刈払い機を主として左側に回動させる際に草を刈り取っていくので、その左側への回動動作においてもその上流側ないし後側に吸気口38が位置していることになって、吸気口38への草の付着を抑制できる。
しかも、段差部28の後側に吸気口38が設けられているので、段差部28の壁面28aがガード壁面として機能して異物をブロックする。従って、吸気口38に異物が向かうことをより一層抑制でき、吸気口38へ草等の付着も抑制される。特に、段差部28の後側に隣接して吸気口38が設けられているうえに、ガード壁面が段差部28の壁面28aであってカバー体24の板状部32に対して略直角に切り立っているので、草等の異物を確実にブロックすることができる。ガード壁面である段差部28の壁面28aから後側に離れる程、段差部28の壁面28aによる異物防護効果が薄れていく。かかる観点において本実施形態では、カバー体24が段差部28に隣接していると共に、筋状の段差部28に沿って長い形状であって段差部28と直交する方向である短手方向の寸法が小さい(細い)形状となっており、段差部28の壁面28aによる異物防護効果が高く、しかも板状部32の面積、吸気口38の面積も十分に確保できる。
尚、筋状の段差部28を半割体25,26に設けることによって半割体25,26の強度も高くなる。特に、段差部28がモータ収容部20から取付筒部21にかけて筋状に延びているので、モータ収容部20と取付筒部21との境界部分における強度が高くなり、その境界部分における半割体25,26の割れや破損等が防止される。
また、外側から着脱自在なカバー体24に吸気口38が設けられているので、モータハウジング2を分解することなく、半割体25からカバー体24を外側に向けて容易に外すことで吸気口38を簡単に清掃することができる。また、フィルタ35も同様に清掃したり交換したりすることができる。このように吸気口38のメンテナンスが容易になるという利点がある。
しかも、組み立て作業性も良好である。即ち、左右の半割体25,26をネジ27によって接合一体化する作業は、左側の半割体26が下となり、右側の半割体25が上を向くようにして、上側からネジ27を螺入していくが、そのネジ止め作業と合わせて同じ向きからカバー体24を右側の半割体25に装着することができる。従って、重く、しかも長い刈払い機の向きを作業途中で変更する必要がなく、ネジ止め作業とカバー体24の装着作業を一連の作業として行うことができて作業効率に優れている。
尚、本実施形態では、段差部28の壁面28aがガード壁面を構成したが、例えば半割体25の外面(表面)にリブを突設させて、そのリブの壁面(側面)をガード壁面とする構成としてもよい。また、段差部28の壁面28aも略直角に立設するものに限られず、傾斜したものであってもよく、また平面ではなく曲面であってもよい。
更に、複数の開口部30を段差部28に沿って並設し、隣接する開口部30同士の間に桟部31を設けたが、段差部28に沿って長い例えば長方形状の開口部30を一つ設ける構成としてもよく、開口部30の形状、個数は任意である。また、右側の半割体25とは別部材のカバー体24に吸気口38を設けたが、カバー体24を設けずに、右側の半割体25に直接吸気口38を形成してもよい。また、ハウジング本体の構成も任意であって左右二分割構成ではなくてもよく、何れにしてもハウジング本体の右側の側面に吸気口38が形成されていればよい。
また、バッテリ式の刈払い機を例示したが、コードレスタイプではなく電源コードを備えたタイプであってもよい。例えば、操作ハウジング3にAC電源コードを備えると共にAC/DC変換部を内蔵する構成としてもよい。
更に、回転工具を有する電動工具としては、刈払い機の他、例えばグラインダ(サンダ、ディスクサンダ)等であってもよい。例えば、図11及び図12にグラインダを図示している。モータハウジング2は全体として前後方向に長い形状であって、主軸(図示省略)が水平且つ前を向くようにしてモータ(図示省略)がモータハウジング2に収容されている。即ち、モータの回転中心は上下方向ではなく水平方向となっている。回転工具である円板状の回転砥石70をモータハウジング2の前端部下面に備え、回転砥石70は上下方向の軸線回りに回転する。回転砥石70の回転方向Rは、図12に示すように平面視において右回り(時計回り)である。そして、図11のようにモータハウジング2の左側の側面に吸気口38が形成されている。モータハウジング2に内蔵されているモータのブラシ(図示省略)はモータハウジング2の後部に位置する。図11にブラシホルダ71を図示しているが、該ブラシホルダ71にブラシが取り付けられている。そして、ブラシホルダ71がモータハウジング2に着脱自在に装着されている。吸気口38はモータハウジング2の左側の側面であってブラシホルダ71の直ぐ後側に位置している。尚、電源コード72はモータハウジング2の後面から後方に出ている。このように種々の電動工具に適用可能である。
1 操作軸
2 モータハウジング(ハウジング)
3 操作ハウジング
4 モータ
5 ブレード(回転工具)
6 飛散防護カバー
7 ネジ
8 際刈ガード
10 バッテリ取付部
11 ケーブル
12 主ハンドル部
13 トリガ
14 補助ハンドル
15 ロックレバー
20 モータ収容部
21 取付筒部
22 垂直延在部
23 弧状湾曲面部
24 カバー体
25 右側の半割体(一方の半割体)
26 左側の半割体(他方の半割体)
27 ネジ
28 段差部
28a 壁面(ガード壁面)
29 排気口
30 開口部
31 桟部
32 板状部
33 脚部
33a フック部
34 脚部
34a フック部
35 フィルタ
36 カバー差し込み口
36a テーパ面
37 カバー差し込み口
38 吸気口
40 モータケース
41 主軸
42 モータ排気孔
43 ギヤ
44 ブレード受け
45 ブレードホルダ
46 ネジ
60 取付部
61 傘部
62 頂上面部
70 回転砥石(回転工具)
71 ブラシホルダ
72 電源コード
L 分割接合ライン
R ブレードの回転方向
S 隙間
W 左側への回動動作

Claims (4)

  1. 前部に上下方向の軸線回りに回転する回転工具を備え、該回転工具を駆動するモータがハウジングに収容されている電動工具であって、
    ハウジングの左右両側面のうち、前後方向の前側を基準として回転工具の回転方向の上流側に位置する側面に、モータ冷却用の吸気口を備えていることを特徴とする電動工具。
  2. 吸気口の前側にガード壁面が外側に向けて立設されている請求項1記載の電動工具。
  3. ハウジングは、前記上流側の側面に開口部を有するハウジング本体と、該ハウジング本体の開口部をカバーすべくハウジング本体に外側から着脱自在に取り付けられたカバー体とを備え、該カバー体に前記吸気口が設けられている請求項1又は2記載の電動工具。
  4. ハウジング本体は、左右二分割の半割体同士が一方の半割体側から他方の半割体側に向けてネジ止めされた構成であり、一方の半割体に前記開口部を有すると共に前記カバー体が取り付けられている請求項3記載の電動工具。
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