JP2017069493A - 配線基板及び配線基板の製造方法 - Google Patents

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Tokuki Sawada
徳樹 澤田
恵介 清水
Keisuke Shimizu
恵介 清水
千絵美 所
Chiemi Tokoro
千絵美 所
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Abstract

【課題】実装性の向上を図ることが可能な配線基板及びその製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の配線基板10では、F面ソルダーレジスト層29Fに、最外導電層16Aの一部をF面導体パッド23として露出させる複数の小径開孔27Aと複数の大径開孔27Bとが形成され、小径開孔27Aと大径開孔27Bとには小径バンプ41Aと大径バンプ41Bとがそれぞれ形成されている。そして、小径バンプ41Aのうち大径バンプ41Bと導通接続されている第1の小径バンプ41Eと大径バンプ41Bと導通接続されていない第2の小径バンプ41Fとの高さの差が5.0μm以下となっている。
【選択図】図6

Description

本発明は、バンプを有する配線基板及びその製造方法に関する。
従来、この種の配線基板として、複数のバンプが共通の実装電子部品に接続されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−172073号公報(段落[0017]、図6)
しかしながら、上述した従来の配線基板では、バンプの高さのばらつきが大きいと、電子部品の実装性が悪くなるという問題が考えられる。
本発明に係る配線基板は、導電層と、前記導電層を覆う絶縁層と、共通の前記絶縁層に貫通形成される複数の大径開孔及び複数の小径開孔と、前記大径開孔に形成される大径バンプと、前記小径開孔に形成されかつ前記大径バンプに導通接続されている第1の小径バンプと、前記小径開孔に形成され、前記大径バンプに導通接続されていない第2の小径バンプと、を備える配線基板であって、前記第1の小径バンプと前記第2の小径バンプとの高さの差が5.0μm以下である。
本発明の第1実施形態に係る配線基板の平面図 配線基板における内蔵電子部品周辺の拡大平面図 図2のA−A切断面における回路基板の側断面図 バンプ周辺の断面図 バンプ周辺の拡大断面図 配線基板における内蔵電子部品周辺の拡大平面図 配線基板の製造工程を示す図 配線基板の製造工程を示す図 配線基板の製造工程を示す図 配線基板の製造工程を示す図 CPUが実装されている配線基板の断面図 (A)変形例に係る配線基板の断面図、(B)配線基板の製造に用いられるキャビティ付き基板の断面図
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図11に基づいて説明する。本実施形態に係る配線基板10は、例えば、携帯電話、スマートフォン用のマザーボードとして使用されるもので、図1に示すように、2つのCPU90,90、その他の各種電子部品95が実装されて使用される。また、配線基板10には、2つのCPU90,90を中継する中継電子部品80(本発明の「内蔵電子部品」に相当する)が内蔵されている。
図2には、配線基板10における中継電子部品80が内蔵されている部分周辺の拡大平面図が示され、図3には、その断面構造が示されている。配線基板10は、コア基板11の表側面であるF面11Fと裏側面であるB面11Bとにビルドアップ層14を積層してなる。コア基板11は、絶縁性部材で構成され、その表裏の両面には、コア導電層12がそれぞれ形成されている。表側のコア導電層12と裏側のコア導電層12とは、コア基板11を貫通するスルーホール導体13によって接続されている。スルーホール導体13は、コア基板11を貫通するスルーホール13Aの壁面に、例えば、銅のめっきが形成されることにより形成されている。コア基板11の厚さは、約60〜700μmになっていて、コア導電層12の厚さは、約7〜35μmになっている。なお、コア基板11は、特開2012−69926号公報の図1〜図2に示されるような製造方法によって製造されてもよい。
コア基板11のF面11F側のビルドアップ層14もB面11B側のビルドアップ層14も共に、コア基板11側から絶縁樹脂層15と導電層16とを交互に積層してなる。絶縁樹脂層15は、絶縁性材料で構成され、その厚さは、約10〜30μmになっている。導電層16は、金属(例えば、銅)で構成され、その厚さは、約5〜15μmになっている。
コア基板11に最も近い最内の導電層16とコア導電層12とは、最内の絶縁樹脂層15を貫通するビア導体18によって接続されている。また、積層方向で隣り合う導電層16,16同士は、それら導電層16,16の間に位置する絶縁樹脂層15を貫通するビア導体18によって接続されている。なお、これらビア導体18は、コア基板11側に向かって徐々に縮径した錐台状になっている。
図3に示すように、コア基板11のF面11F側のビルドアップ層14には最外導電層16Aの下に絶縁樹脂層15を貫通するキャビティ30が形成されていて、そのキャビティ30には、中継電子部品80が収容されている。詳細には、F面10F側の最外導電層16Aよりも内側(コア基板11側)に位置する導電層16には、プレーン層31が形成されていて、プレーン層31がキャビティ30の底面として露出する。中継電子部品80は、接着層33を介してプレーン層31に固定されている。また、中継電子部品80は、例えば、基板であり、表側面に複数の接続部(図示せず)を有し、それら接続部がビア導体18を介してF面10F側の最外導電層16Aに接続している。
複数の導電層16のうち最も外側に配置される最外導電層16A,16A上には、絶縁性のソルダーレジスト層29,29が形成されている。なお、ソルダーレジスト層29の厚さは、約7〜25μmとなっている。
配線基板10のB面10B側のソルダーレジスト層29(以下、「B面ソルダーレジスト層29B」という。)には、B面10B側の最外導電層16Aの一部をB面導体パッド24として露出させるB面開孔28が複数形成されていて、B面導体パッド24の上には、B面めっき層42が形成されている。B面めっき層42は、B面開孔28の底部に配置されて、B面ソルダーレジスト層29Bの外面に対して凹んでいる。B面めっき層42は、無電解Ni/Pd/Au金属層で構成されている。B面めっき層42におけるNi層の厚さは3〜10μm、Pd層の厚さは0.1〜1μm、Au層の厚さは0.03〜0.1μmになっている。なお、当該B面の表面処理については、特に限定されず、例えば、無電解Ni/Au層、OSP膜等を形成する表面処理であってもよい。
配線基板10のF面10F側には、CPU90(図1参照)を実装するためのバンプ41が形成されている。具体的には、図3に示すように、配線基板10のF面10F側のソルダーレジスト層29(以下、「F面ソルダーレジスト層29F」という。本発明の「絶縁層」に相当する)には、F面10F側の最外導電層16Aの一部をF面導体パッド23として露出させるF面開孔27が複数形成されていて、このF面導体パッド23上にバンプ41が形成されている。これらバンプ41群により本発明の「電子部品実装部」が構成されている。また、最外導電層16AのうちF面導体パッド23が設けられる部分には、ランド25が形成されている。なお、「パッド」とは、最外導電層16Aのうち表面実装するための部分をいう。また、「ランド」とは、導電層16のうちビア導体18やバンプ41に繋がるパターンをいい、最外導電層16A以外の導電層16にも複数形成されている。
図4に示すように、バンプ41はF面開孔27内を充填すると共に、F面ソルダーレジスト層29Fの外側に突出し、外周部がF面ソルダーレジスト層29F上に配置されている。なお、バンプ41は、無電解Ni/Pd/Au金属層で構成され、図5に示すようにNi丘部41LがPd被膜41MとAu被膜41Nとに順に被覆されてなる。Ni丘部41Lの厚さは15〜30μmであり、Pd被膜41MとAu被膜41Nとの厚さは0.01〜0.1μmである。
さて、図4に示すように、複数のF面開孔27には、互いに径が異なる小径開孔27Aと大径開孔27Bとが含まれている。F面開孔27は、F面ソルダーレジスト層29Fの表面側端部から最外導電層16A側へ近づくにつれて先細りしていて、小径開孔27Aのうちソルダーレジスト層29の表面側端部における内径は約15〜35μmであり、最外導電層16A側端部における内径(小径のF面導体パッド23の外径)は約10〜30μmである。また、大径開孔27Bのうちソルダーレジスト層29の表面側端部における内径は約60〜80μmであり、最外導電層16A側端部における内径(大径のF面導体パッド23の外径)は約55〜75μmである。そして、小径開孔27Aと大径開孔27Bとには、小径バンプ41Aと大径バンプ41Bとがそれぞれ形成されている。なお、最外導電層16Aのうち小径バンプ41Aと接続されるランド25の径は、大径バンプ41Bと接続されるランド25の径よりも大きくなっている。
また、図3に示すように、小径開孔27Aは、配線基板10の厚さ方向から見たときにキャビティ30に重なる位置に配置され、大径開孔27Bは、配線基板10の厚さ方向から見たときにキャビティ30の外側に配置されている。
つまり、配線基板10の厚さ方向から見たときにキャビティ30に重なる位置に小径バンプ41Aが配され、その周囲に大径バンプ41Bが配されている。また、小径バンプ41Aは下方のビア導体18を介して中継電子部品80に接続されている。なお、小径バンプ41A,41A同士の間隔(ピッチ)は、30〜80μmになっていて、大径バンプ41B,41B同士の間隔(ピッチ)は、約30〜180μmになっている。
図6には、F面ソルダーレジスト層29Fを除去した状態の配線基板10の拡大平面図が示されている。同図に示すように、小径バンプ41A群のうち配線基板10の厚さ方向から見たときにキャビティ30の外縁部に重なる小径バンプ41Aは、最外導電層16Aを介して大径バンプ41Bに導通接続されている。一方、その内側に配される小径バンプ41Aは、大径バンプ41Bに導通接続されていない。これら小径バンプ41Aのうち、大径バンプ41Bと導通接続されているものが本発明の第1の小径バンプ41Eに相当し、大径バンプ41Bと導通接続されていないものが本発明の第2の小径バンプ41Fに相当する。なお、第1の小径バンプ41Eと大径バンプ41Bとは、ビア導体18や最外導電層16A以外の導電層16を介して接続されていてもよい。また、第1の小径バンプ41Eと中継電子部品80内の回路を介して導通接続されている(めっき処理時に導通接続される)小径バンプ41Aも、第1の小径バンプ41Eに相当する。
また、相互に導通接続されている第1の小径バンプ41Eと大径バンプ41Bとにおいては、大径バンプ41Bと最外導電層16Aとの接続面積の合計が第1の小径バンプ41Eと最外導電層16Aとの接続面積の合計の5倍以下となるように、大きさや接続個数が設定されている。本実施形態では、例えば、1つの大径バンプ41Bと3つの小径バンプ41Eとが導通接続されている。
ここで、図4に示すように、各バンプ41は、大径バンプ41Bであるか小径バンプ41Eであるか、及び、径の異なるバンプ41と接続されているか、により高さが異なっている。詳細には、第1の小径バンプ41Eと導通接続されていない大径バンプ(以下、適宜、第2の大径バンプ41Hという)、第1の小径バンプ41E、第1の小径バンプ41Eと導通接続されている大径バンプ(以下、適宜、第1の大径バンプ41Gという)、第2の小径バンプ41Fの順に高くなっていて、それらの差の最大値は10.0μm以下になっている。なかでも、第1の小径バンプ41Eと第2の小径バンプ41Fとの高さの差Sは5.0μm以下となっている。
配線基板10の構造に関する説明は以上である。次に、配線基板10の製造方法を図7〜図10に基づいて説明する。
(1)まず、図7に示すように、中継電子部品80を内蔵する基板50が準備される。基板50は、以下のようにして得られる。即ち、コア基板11に複数の絶縁樹脂層15と導電層16が交互に積層されると共に、その積層の途中で形成されるキャビティ30に中継電子部品80が収容される。そして、最も外側に配置される最外導電層16A,16A上にソルダーレジスト層29,29が形成されることで基板50が得られる。なお、基板50の表裏の一方側のF面50Fが配線基板10のF面10Fとなり、他方側のB面50Bが配線基板10のB面10Bとなる。
(2)図8に示すように、リソグラフィ処理によって、基板50のうち表裏の一方側の面であるF面50F側のF面ソルダーレジスト層29Fに、F面50F側の最外導電層16Aの一部をF面導体パッド23として露出させるF面開孔27(小径開孔27A及び大径開孔27B)が形成される。また、基板50のうち表裏の他方側の面であるB面50B側のB面ソルダーレジスト層29Bに、B面50B側の最外導電層16Aの一部をB面導体パッド24として露出させるB面開孔28が形成される。
(3)図9に示すように、F面ソルダーレジスト層29Fが樹脂保護膜43にて被覆される。そして、基板50のB面50B側に無電解めっき処理が行われ、B面導体パッド24上にB面めっき層42が形成される。詳細には、まず、無電解ニッケルめっき処理によってB面導体パッド24上に無電解Ni層が形成される。次いで、無電解パラジウムめっき処理によって、無電解Ni層の上に無電解Pd層が形成され、無電解金めっき処理によって、無電解Pd層上に無電解Au層が形成される。
(4)F面ソルダーレジスト層29Fを被覆する樹脂保護膜43が除去されると共に、B面ソルダーレジスト層29Bが樹脂保護膜43にて被覆される(図10参照)。そして、基板50のF面50F側に無電解めっき処理が行われ、F面導体パッド23上にバンプ41が形成される。
具体的には、F面50Fに無電解ニッケルめっき液が浸漬され、Ni丘部41Lが形成される。Ni丘部41Lは、F面開孔27(小径開孔27A及び大径開孔27B)を充填すると共に、F面ソルダーレジスト層29Fの上表面から突出する。Ni丘部41LのうちF面ソルダーレジスト層29Fから突出する部分はドーム状になっていて、当該突出部分の外周部はF面ソルダーレジスト層29F上に重ねて配置される。次いで、無電解パラジウムめっき処理と無電解金めっき処理が行われる。具体的には、基板50のF面50Fに無電解パラジウムめっき液が浸漬され、さらに、無電解金めっき液が浸漬される。無電解パラジウムめっき処理及び無電解金めっき処理が行われると、図5に示すように、Ni丘部41L上にPd被膜41MとAu被膜41Nとが積層され、バンプ41が形成される。
(5)B面ソルダーレジスト層29Bを被覆する樹脂保護膜43が除去されて、図3に示した配線基板10が完成する。
本実施形態の配線基板10の構造及び製造方法に関する説明は以上である。次に、配線基板10の作用効果について説明する。
図11に示すように、本実施形態の配線基板10は、F面10F側にCPU90が実装されて使用される。詳細には、配線基板10のB面10B側が平坦テーブル(図示せず)に吸着された状態で、F面10F側のバンプ41とCPU90の裏面に形成された半田ボール(図示せず)とが接続され、第1及び第2の小径バンプ41E,41Fと第1及び第2の大径バンプ41G,41Hとに対して共通のCPU90が実装される。なお、本実施形態では、配線基板10に2つのCPU90,90が実装され、中継電子部品80上に配置された小径バンプ41A群のうち図11における右半分の小径バンプ41A群と、左半分の小径バンプ41A群とがそれぞれ異なるCPU90に接続されている。
さて、各バンプ41の高さのばらつきが大きいと、CPU90の実装性が悪くなると考えられるが、各バンプ41の高さのばらつきは以下のように生じるものだと考えられる。即ち、基板50のF面50Fに無電解ニッケルめっき液が浸漬されると、無電解ニッケルめっき液に含まれる還元剤によりF面導体パッド23上に電子が発生し、その電子とニッケルイオンとが結合することでF面導体パッド23上にニッケルが析出する。このとき、無電解ニッケルめっき液中に露出している導体の面積(つまり、F面導体パッド23の面積又はF面導体パッド23上に析出したニッケルの表面の面積)が大きい程、還元剤により発生する電子の数が多くなるため、小径のF面導体パッド23と大径のF面導体パッド23とが互いに独立している場合(第2の小径バンプ41Fと第2の大径バンプ41Hとが形成される場合)、ニッケルは小径のF面導体パッド23上よりも大径のF面導体パッド23上に多く析出する。
また、還元剤により電子が発生する際に水素ガスが発生するが、この水素ガスがF面開孔27内に付着するとニッケルの析出が妨げられる。そして、大径開孔27B内に付着した水素ガスよりも小径開孔27A内に付着した水素ガスの方が離脱しにくいので、小径開孔27A内のニッケル析出が大径開孔27B内のニッケル析出よりも遅くなり、小径バンプ41A(第2の小径バンプ41F)が大径バンプ41B(第2の大径バンプ41H)よりも小さくなると考えられる。なお、F面開孔27の外径が50μm以上であれば、水素ガスの離脱のしやすさはあまり変わらず、高さのばらつきも小さくなると考えられる。
ところで、小径のF面導体パッド23と大径のF面導体パッド23とが相互に導通接続されている場合(第1の小径バンプ41Eと第1の大径バンプ41Gとが形成される場合)、大径のF面導体パッド23上で発生した電子が最外導電層16Aを通じて小径のF面導体パッド23に移動することが考えられる。このため、大径のF面導体パッド23上に析出されるはずであるニッケルが小径のF面導体パッド23上に析出されるので、第1の小径バンプ41Eが第1の大径バンプ41Gよりも大きくなると共に、相互に導通接続されている第1の小径バンプ41Eと第1の大径バンプ41Gとの高さの差が、互いに独立している第2の小径バンプ41Fと第2の大径バンプ41Hとの高さの差よりも小さくなる。
ここで、大径のF面導体パッド23に導通接続されている小径のF面導体パッド23上のニッケル析出が独立している小径のF面導体パッド23上のニッケル析出よりも著しく速くなると、第1の小径バンプ41Eと第2の小径バンプ41Fとの差が著しく大きくなってしまうと考えられる。そして、間隔の小さい小径バンプ41A群の高さのばらつきが実装性に与える影響は、特に大きいと考えられる。
これに対して、本実施形態では、1つの第1の大径バンプ41Gに対して複数の第1の小径バンプ41Eを導通接続し、相互に導通接続されている第1の大径バンプ41Gと第1の小径バンプ41Eとのうちの第1の大径バンプ41Gと最外導電層16Aとの接続面積の合計と、第1の小径バンプ41Eと最外導電層16Aとの接続面積の合計との差を小さくしているので、大径のF面導体パッド23から小径のF面導体パッド23に流れ込む電子が少なくなり、第1の小径バンプ41Eと第2の小径バンプ41Fとの高さの差を小さく、5.0μm以下とすることができる。本実施形態の配線基板10では、第1の小径バンプ41Eと第2の小径バンプ41Fとの高さの差が5.0μm以下となっているので、CPU90の実装性が向上される。また、各バンプ41の高さの差の最大値が10.0μm以下になっていることからも、CPU90の実装性の向上が図られる。
なお、第1の大径バンプ41Gと第2の大径バンプ41Hとにおいては、小径のF面導体パッド23と導通接続されている大径のF面導体パッド23上の電子が小径のF面導体パッド23に移動する分、小径のF面導体パッド23と導通接続されている大径のF面導体パッド23上のニッケル析出が遅くなり、第1の大径バンプ41Gが第2の大径バンプ41Hよりも小さくなる。しかしながら、大径のF面導体パッド23上で発生する電子の数に対して、大径のF面導体パッド23から小径のF面導体パッド23に移動する電子の数は僅かであるため、第1の大径バンプ41Gと第2の大径バンプ41Hとの高さの差は第1の小径バンプ41Eと第2の小径バンプ41Fとの高さの差よりも小さく、問題になりにくい。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、配線基板10が中継電子部品80を内蔵する構成であったが、中継電子部品80を内蔵しない構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、本発明の「配線基板」の例として、コア基板11を有する配線基板10を示したが、図12(A)に示す配線基板10Wのように、コア基板を有さないコアレス基板であってもよい。なお、配線基板10Wは、まず、図12(B)に示すキャビティ付き基板100Wが準備され、そのキャビティ付き基板100Wのキャビティ30に中継電子部品80が収容されて、絶縁樹脂層15、導電層16及びソルダーレジスト層29が積層されることで形成される。なお、導体パッド23,24、バンプ41及びB面めっき層42は、上記実施形態と同様にして、形成される。
(3)バンプ41は、例えば、無電解Ni/Au等の他の無電解めっきで構成されてもよいし、電解めっきで構成されていてもよい。
(4)上記実施形態では、1つの第1の大径バンプ41Gに対して複数の第1の小径バンプ41Eが導通接続されていたが、1つの第1の小径バンプ41Eのみが導通接続されていてもよい。また、複数の第1の大径バンプ41Gと1つ又は複数の第1の小径バンプ41Eとが導通接続されていてもよい。
10,10W 配線基板
16 導電層
16A 最外導電層
27A 小径開孔
27B 大径開孔
29F F面ソルダーレジスト層(絶縁層)
30 キャビティ
41 バンプ
41A 小径バンプ
41B 大径バンプ
41E 第1の小径バンプ
41F 第2の小径バンプ
80 中継電子部品(内蔵電子部品)
90 CPU(実装電子部品)

Claims (17)

  1. 導電層と、
    前記導電層を覆う絶縁層と、
    共通の前記絶縁層に貫通形成される複数の大径開孔及び複数の小径開孔と、
    前記大径開孔に形成される大径バンプと、
    前記小径開孔に形成されかつ前記大径バンプに導通接続されている第1の小径バンプと、
    前記小径開孔に形成され、前記大径バンプに導通接続されていない第2の小径バンプと、を備える配線基板であって、
    前記第1の小径バンプと前記第2の小径バンプとの高さの差が5.0μm以下である。
  2. 請求項1に記載の配線基板において、
    前記第1の小径バンプは、前記第2の小径バンプよりも高い。
  3. 請求項1又は2に記載の配線基板において、
    前記第1の小径バンプと前記第1の小径バンプに導通接続されている前記大径バンプとの高さの差は、前記第2の小径バンプと前記第1の小径バンプに導通接続されていない前記大径バンプとの高さの差よりも小さい。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の配線基板において、
    相互に導通接続されている前記大径バンプと前記第1の小径バンプとのうちの前記大径バンプと前記導電層との接続面積の合計が、前記第1の小径バンプと前記導電層との接続面積の合計の5倍以下である。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか1の請求項に記載の配線基板において、
    前記導電層のうち前記大径バンプが接続されているランドの径が、前記第1又は第2の小径バンプが接続されているランドの径よりも大きい。
  6. 請求項1乃至5のうち何れか1の請求項に記載の配線基板において、
    前記第1及び第2の小径バンプと前記導電層との接続面の直径は、10〜30μmであり、前記大径バンプと前記導電層との接続面の直径は、55〜75μmである。
  7. 請求項1乃至6のうち何れか1の請求項に記載の配線基板において、
    内蔵電子部品を収容するキャビティを有し、
    複数の前記第1及び第2の小径バンプは、前記配線基板の厚さ方向から見て前記キャビティに重ねて配置されると共に前記内蔵電子部品に接続され、
    複数の前記大径バンプは、前記配線基板の厚さ方向から見て前記キャビティの外側に配置されている。
  8. 請求項7に記載の配線基板において、
    前記第1の小径バンプが前記配線基板の厚さ方向から見て前記キャビティの外縁部に重ねて配置され、前記第2の小径バンプがその内側に配置されている。
  9. 請求項7又は8に記載の配線基板において、
    前記キャビティに重ねて配置された複数の前記第1及び第2の小径バンプの少なくとも一部と、前記キャビティの周辺に配置された前記大径バンプと、から、共通の実装電子部品が実装される電子部品実装部が構成される。
  10. 請求項1乃至9のうち何れか1の請求項に記載の配線基板において、
    前記第1及び第2の小径バンプと前記大径バンプとは、無電解めっきで形成されている。
  11. 請求項10に記載の配線基板において、
    前記第1及び第2の小径バンプと前記大径バンプとは、無電解Ni/Pd/Au金属層で構成されている。
  12. 導電層を絶縁層によって覆うことと、
    共通の前記絶縁層に、複数の大径開孔及び複数の小径開孔を形成することと、
    前記大径開孔に大径バンプを形成することと、
    一部の小径開孔に、前記大径バンプに導通接続されている第1の小径バンプを形成することと、
    他の一部の小径開孔に、前記大径バンプに導通接続されていない第2の小径バンプを形成することと、を行う配線基板の製造方法であって、
    前記第1の小径バンプと前記第2の小径バンプとの高さの差を5.0μm以下とする。
  13. 請求項12に記載の配線基板の製造方法において、
    前記第1及び第2の小径バンプと前記大径バンプとを無電解めっきにより形成する。
  14. 請求項12又は13に記載の配線基板の製造方法において、
    相互に導通接続されている前記大径バンプと前記第1の小径バンプとのうちの前記大径バンプと前記導電層との接続面積の合計を、前記第1の小径バンプと前記導電層との接続面積の合計の5倍以下とする。
  15. 請求項12乃至14のうち何れか1の請求項に記載の配線基板の製造方法において、
    前記第1及び第2の小径バンプと前記導電層との接続面の直径を10〜30μmとし、前記大径バンプと前記導電層との接続面の直径を55〜75μmとする。
  16. 請求項12乃至15のうち何れか1の請求項に記載の配線基板の製造方法において、
    内蔵電子部品を収容するキャビティを形成し、
    複数の前記第1及び第2の小径バンプを、前記配線基板の厚さ方向から見て前記キャビティに重ねて配置すると共に前記内蔵電子部品に接続し、
    複数の前記大径バンプを、前記配線基板の厚さ方向から見て前記キャビティの外側に配置する。
  17. 請求項16に記載の配線基板の製造方法において、
    前記第1の小径バンプを前記配線基板の厚さ方向から見て前記キャビティの外縁部に重ねて配置し、前記第2の小径バンプをその内側に配置する。
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