JP2017068652A - 印刷制御装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】OS側が提供する拡大縮小処理を利用し、ロール紙幅拡大印刷を行う場合、ロール紙幅に合ったユーザ定義用紙サイズを作成しなければならない。しかし、このユーザ定義用紙サイズの算出は非常に煩雑である。【解決手段】ユーザが指定した用紙サイズとロール紙の幅から、そのロール紙の幅に合った印刷サイズを自動的に算出し、該当サイズをOSに登録し、OSが提供する拡大縮小の機能を利用して、ロール紙の幅に合わせて印刷データの拡大縮小を行う。【選択図】 図7

Description

本発明は印刷制御装置及びその制御方法に関し、特に、例えば、ロール紙に印刷を行う場合に、原稿用紙サイズからユーザ定義の出力用紙サイズへ拡大縮小を行うことが可能な印刷制御装置及びその制御方法に関する。
パソコン(PC)やデジカメやスマートフォンなどのホスト装置からプリンタに印刷ジョブを送信する際、原稿用紙サイズからユーザ所望の出力用紙サイズへ拡大縮小して印刷ジョブを作成することがある(以下、定形拡縮印刷)。その際、ユーザが原稿用紙サイズや出力用紙サイズとして選択する用紙サイズは、予めプリンタドライバが保持している定形用紙サイズか、或いは、プリンタのサポート範囲内でユーザが任意に作成したユーザ定義用紙サイズがある。
また、プリンタがロール紙をサポートしている装置(以下、大判プリンタ)の場合、原稿用紙サイズをプリンタに供給されているロール紙の幅に合わせて拡大縮小印刷を行うことがある。つまり、原稿用紙サイズの横幅をロール紙の幅にぴったり一致するように拡大縮小し、縦の長さは原稿用紙サイズのアスペクト比を保った長さに拡大縮小する印刷である(以下、ロール紙幅拡大印刷)。
一方、ホスト装置で動作するオペレーティングシステム(以下、OS)によっては、OS側で上記のような定形拡縮印刷を行う拡大縮小機能を提供している場合がある。該当の定形拡縮印刷機能を利用する場合、原稿用紙サイズと出力用紙サイズは、既にOSに登録してある用紙サイズから選択する。ここで、OSに登録済みの用紙サイズは、適切に縦横サイズ、マージンが設定されている用紙サイズを指す。適切に設定されている用紙サイズとは、例えば、A3やB4などの定形用紙サイズか、事前にOSに登録したユーザ定義用紙サイズである。従って、該当の定形拡縮印刷を利用するために設定される原稿用紙サイズと出力用紙サイズは、横サイズや縦サイズだけを指定するだけや、原稿用紙サイズから出力用紙サイズへの拡大率と、拡縮元サイズの原稿用紙サイズを指定するだけでは、不十分となる。
ロール紙幅拡大印刷を行う場合、その処理の過程で拡縮処理を行う。上記のようにOS側が定形拡縮印刷の機能を提供している場合、ロール紙幅拡大印刷の処理過程の拡縮処理も含め全ての処理をプリンタベンダ側で提供すると、定形拡縮印刷時とロール紙幅拡大印刷時で印刷の結果が異なってしまう可能性がある。ユーザの立場からすると定形拡縮印刷でもロール紙幅拡大印刷でも同じ拡縮印刷と捉えるので、これらが異なる印刷結果になってしまうのはユーザにとって良くない。
そのため、OS側が提供している定形拡縮印刷の機能を利用して、ロール紙幅拡大印刷を実現することが望ましい。しかしながら、OS側が提供する定形拡縮印刷の場合、適切に縦横サイズとマージンを設定する必要があり、ユーザがロール紙幅拡大印刷を行う場合は、出力用紙サイズとして原稿用紙サイズからロール紙幅拡大印刷後の用紙サイズを設定しなければならない。このために、原稿用紙サイズとロール紙幅からロール紙幅拡大印刷後のサイズを算出し、これをOSに登録した上で印刷を実行する必要がある。
実際のところ、このような作業はユーザにとって非常に煩雑なものである。このような課題に対して、原稿用紙サイズとロール紙幅を設定するだけで、ロール紙幅拡大印刷を実現するという方法が従来からも提案されている(特許文献1を参照)。
特許第5409624号公報
しかしながら提案されている従来の方法では、プリンタベンダが提供するプリンタドライバの拡大縮小機能を利用して実現しているので、OS側が提供する定形拡縮印刷の機能を利用したロール紙幅拡大印刷には適していないという問題があった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、OS側が提供する拡大縮小の機能を利用しつつ、容易にユーザが所望するサイズの印刷を実現できる印刷制御装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の印刷制御装置は次のような構成を含む。
即ち、接続された記録装置が用いる記録媒体への記録に用いられる印刷データを生成して前記記録装置に転送するとともに前記記録装置の記録動作を制御する印刷制御装置であって、ユーザの指示に応じて、前記印刷データに基づいてなされる記録のために前記記録媒体の幅を指定する指定手段と、前記記録媒体の幅に合わせて前記印刷データに基づく記録を行う場合、前記印刷データの変倍前のサイズとして設定されている原稿用紙サイズと前記指定手段により指定された幅とに基づく出力用紙サイズを、前記印刷制御装置のオペレーティングシステム(OS)が参照可能な情報として登録する登録手段と、前記オペレーティングシステム(OS)に、前記印刷データを前記登録手段により登録された前記出力用紙サイズに対応するサイズに拡大または縮小させる変換手段と、前記変換手段により拡大または縮小された印刷データに基づく情報を前記記録装置に転送する転送手段とを有することを特徴とする。
従って本発明によれば、ユーザは、記録媒体の幅を指定することで、OSが提供する拡大または縮小の機能を利用し、自動的にユーザが指定した記録媒体の幅に合わせて印刷データを拡大または縮小することができる。これによりユーザが指定したサイズの印刷物を容易に得ることができる。
本発明の代表的な実施形態であるインクジェット記録装置の構成の概要を示す外観斜視図である。 図1に示した記録装置とその記録装置に印刷ジョブを送信するホスト装置により構成されるプリントシステムの概略構成を示すブロック図である。 プリントシステムのホスト装置が実装するソフトウェアの構成概略を示すブロック図である。 UI部によりディスプレイに表示されるロール紙幅拡大印刷を設定する印刷設定画面の例を示す図である。 ユーザによる印刷実行指示後のUI部の処理を示したフローチャートである。 原稿用紙サイズ、ロール紙幅、出力用紙サイズについて示した図である。 印刷データのサイズ変更の流れを示した図である。 印刷データにより印刷がなされる領域のフィッティングの様子を示す図である。 ユーザによる印刷実行指示後のUI部の処理を示したフローチャートである。 原稿用紙サイズ、ロール紙幅、出力用紙サイズ用の用紙サイズを示す図である。 マージン調整処理の概要を示す図である。 ベンダフィルタが実行するマージン調整の後半部処理を示したフローチャートである。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
なお、この明細書において、「印刷」「記録」(以下、「プリント」ともいう)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、又は媒体の加工を行う場合も表すものとする。また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「記録要素」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
<記録装置とプリントシステムの全体概要(図1〜図3)>
図1は本発明の代表的な実施形態であるA0やB0サイズなどの大きなサイズの記録媒体を用いるインクジェット記録装置の外観斜視図である。
図1に示すインクジェット記録装置(以下、記録装置)100は、様々なサイズのロール状の記録媒体(例えば、ロール紙)に記録が可能である。記録装置100は、本体部を乗せるスタンド101、排紙された記録紙を積載するスタッカ102を備える。また、記録装置100には、種々の記録情報や設定結果などを表示するための表示パネル103と、記録モードや記録紙などの設定をするための操作パネル104がその上面に配設されている。また、開閉可能なアッパーカバー106も備えられている。
さらに、記録装置100の両脇には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロなどのインクタンクを収容して記録ヘッドにインクを供給するためのインクタンク収容部105が配置されている。
またさらに、記録装置100はロール紙のみならず、カット紙も使用可能である。カット紙は給紙部107に積載され、記録動作の進行に伴って一枚ずつ記録装置100の内部へと給紙される。
以上のような構成のため図1に示す記録装置は大判の記録装置とも呼ばれる。
図2は図1に示した記録装置とその記録装置に印刷ジョブを送信するホスト装置により構成されるプリントシステムの概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、記録装置100がWiFiやUSBなどの無線/有線インタフェースを介してパソコン(PC)等のホスト装置1と接続される。
ホスト装置1は本体部10と周辺装置とから構成される。本体部10は、CPU11とRAM12とROM13とキーボードコントローラ(KBC)14とディスプレイコントローラ(DPC)16とディスクコントローラ(DKC)18とプリンタコントローラ(PRTC)110とを有する。一方、周辺装置として、キーボード(KB)15とディスプレイ(DP)17とハードディスク(HD)や半導体ディスク(SDD)などの外部記憶装置19とを有する。
CPU11は、システムバス20に接続される各デバイスを総括的に制御し、各種プログラムを実行する。KBC14は、キーボード15やポインティングデバイス(不図示)からの入力を制御し、DPC16は、ディスプレイ17の表示を制御する。RAM12は、CPU11のメインメモリあるいは作業領域として機能する。ROM13は、オペレーティングシステム(以下、OS)、ブートプログラム、各種のアプリケーション、ユーザファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下、プリンタドライバ)などを記憶する。DKC18は、ハードディスクや半導体ディスクやメモリステック(登録商標)などの外部記憶装置19とのアクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRTC)110は、所定の双方向インタフェースを介して記録装置100に接続され、記録装置100とのデータ及びコマンドの通信処理を制御する。
以上のような構成からホスト装置1は印刷制御装置として動作する。
一方、記録装置100は、コントローラ121とプリンタエンジン122と不揮発性記憶装置123とを有し、所定の双方向インタフェースを介してホスト装置1と接続されている。プリンタエンジン122は図1に示したような記録装置100の印刷機構を含む。
コントローラ121は、各種プログラムを実行するCPU、ホスト装置1から転送されたデータ及びコマンドを受信し、プリンタエンジン122を制御して最適な印刷を実現させるプログラムや各種データを記憶するROMとを有する。プリンタエンジン122は、図1に示すようなハードウェアを直接制御して最適な印刷を行う機構である。ここでは、インクジェット方式に従うプリンタエンジンを用いているが、電子写真方式に従うプリンタエンジンを用いても良い。不揮発性記憶装置123は、ハードディスク、半導体ディスク、またはEEPROMなどのNVRAMを備える。
図3はプリントシステムのホスト装置1が実装するソフトウェア構成概略を示すブロック図である。
ホスト装置1にはOSが搭載され、図3に示すように、プリンタドライバ200とアプリケーション202とが印刷実行のためにインストールされている。プリンタドライバ200には印刷に必要な各種設定をユーザに行わせるユーザインタフェース(UI)部201が備えられている。
ユーザがアプリケーション202を実行して印刷を行う場合、UI部201が印刷設定画面を提供し、ユーザは任意の印刷設定を行うことができる。ユーザがアプリケーション202を実行して印刷実行を指示すると、アプリケーション202が印刷データ203を生成し、UI部201によりディスプレイ17に表示された印刷設定画面を介してなされた設定に基づき、印刷設定情報204を生成する。生成された印刷データ203と印刷設定情報204とはOSを介して一時的に保存される。
続いて、UI部201は生成した印刷設定情報204を取得する。そして、UI部201はOSが提供する定形拡縮印刷の機能を利用してロール紙幅拡大印刷を行えるように、印刷設定情報204に設定された原稿用紙サイズとロール紙幅から出力用紙サイズになりうるユーザ定義用紙サイズを算出する。なお原稿用紙サイズは、アプリケーション202により作成されたデータの変倍前のサイズを示し、例えばアプリケーション202において設定されているページサイズが原稿用紙サイズとして設定される。またユーザがUI部201を介して指示を行うことで、原稿用紙サイズを上記ページサイズから他のサイズに変更することも可能である。
次に、UI部201は、算出した新たなユーザ定義用紙サイズを、OSが持ち、OSが参照可能な情報であるユーザ定義用紙サイズリスト205に登録する。また、UI部201は、印刷設定情報204の出力用紙サイズの設定値を、ユーザ定義用紙サイズリスト205に登録した新たなユーザ定義用紙サイズに更新する。UI部201の処理の詳細は後述する。
OSフィルタ206は、印刷データ203とUI部201によって更新された印刷設定情報204を受け取り、また印刷設定情報204の出力用紙サイズに設定されているユーザ定義用紙サイズをユーザ定義用紙サイズリスト205から取得する。そして、OSフィルタ206は印刷データに拡大縮小処理を施し、ラスタデータに変換する。そして、ベンダフィルタ207はOSフィルタ206からラスタデータを受け取り、記録装置100が解釈可能なコマンドへの変換を行い(以下、コマンド化)、記録装置100に転送する。
なお、ここでいうベンダとはプリンタドライバを提供する記録装置の提供者のことを言い、従って、ベンダフィルタとは記録装置の提供者が記録装置とともに提供するフィルタのことをいう。一方、OSフィルタとはホスト装置で動作するオペレーティングシステム(OS)の提供者がOSの一機能として提供するフィルタのことである。
図4はUI部によりディスプレイに表示されるロール紙幅拡大印刷を設定する印刷設定画面の例を示す図である。
図4に示すように、UI部201によりディスプレイ17には印刷設定画面300が表示される。印刷設定画面300のプルダウンメニュー301は原稿用紙サイズを指示する部分、プルダウンメニュー302はユーザが出力したいロール紙幅を指示する部分、チェックボックス303はロール紙幅拡大印刷を行うか否かを指示する部分である。プリントボタン304は印刷実行を指示するボタンである。
ユーザがプリントボタン304をクリックして印刷実行が指示されると、アプリケーション202が印刷データ203を生成し、UI部201が印刷設定情報204の生成と更新を実行する。一方、ユーザがキャンセルボタン305をクリックすると、印刷がキャンセルされる。
次に以上のような構成のプリントシステムにおいて実行されるロール紙への印刷処理についての実施形態について説明する。
<実施形態1>
図5はユーザによる印刷実行指示後のUI部の処理を示したフローチャートである。また、図6は原稿用紙サイズ、ロール紙幅、出力用紙サイズについて示した図である。
ここでは、図5〜図6を参照して、UI部201の処理について詳細に説明する。
図6に示されるように、プルダウンメニュー301で選択された原稿用紙サイズ500の横サイズをIW、縦サイズをIHとする。プルダウンメニュー302で選択されたロール紙幅501をRWとし、ロール紙幅拡大印刷時の出力用紙サイズ用の用紙サイズ503の横サイズをOW、縦サイズをOHとする。
図5に示す処理において、ユーザがプリントボタン304をクリックすることにより印刷実行が指示されると、UI部201は印刷設定情報更新処理を開始する。
まず、ステップS401では、印刷設定情報204の取得を行う。ここで主に取得する情報は、プルダウンメニュー301で設定された原稿用紙サイズ、プルダウンメニュー302で設定されたロール紙幅、チェックボックス303でチェックされる“ロール紙の幅に合わせる”の各設定値である。
次に、ステップS402では、ロール紙幅拡大設定において“ロール紙の幅に合わせる”設定となっているかどうかを調べる。ここで、その設定がYes(“ロール紙の幅に合わせる”)であると判定された場合、処理はステップS403に進み、ロール紙幅設定値に合ったロール紙幅拡大印刷用の出力用紙サイズに設定するための用紙サイズの算出を行う。前述のとおり、OSが提供する定形拡縮印刷の機能を利用するためには、原稿用紙サイズと出力用紙サイズに、適切に縦横サイズが設定されている用紙サイズを指定しなければならない。そのために、ロール紙幅拡大印刷用の出力用紙サイズに設定するための用紙サイズの算出が必要となる。
そのため、ステップS403では、出力用紙サイズに対応した用紙サイズ(印刷サイズ)の横サイズ(OW)を算出する。その算出式は、
横サイズ(OW)=ロール紙幅(RW)
である。続いて、ステップS404では、拡大率(ER)を算出する。その算出式は、
拡大率(ER)=ロール紙幅(RW)÷原稿用紙サイズの横サイズ(IW)
である。続いて、ステップS405では、ステップS404において求めた拡大率から、出力用紙用の用紙サイズの縦サイズ(OH)を算出する。その算出式は、
縦サイズ(OH)=拡大率(ER)×原稿用紙の縦サイズ(IH)
である。
上記の算出により、横サイズ(OW)がロール紙幅(RW)であり、且つ原稿用紙サイズのアスペクト比(IW:IH)である出力用紙サイズが算出される。
次に、ステップS406では、ステップS405において算出した出力用紙サイズの縦サイズ(OH)と、記録装置100がサポート可能なプリンタサポート用紙縦サイズの上限値(UL)とを比較し、その縦サイズが上限値に収まっているかどうかを調べる。
ここで、その判定がYes、即ち、OH>ULであると判定された場合、処理はステップS407に進み、縦サイズ(OH)をプリンタサポート用紙縦サイズの上限値(UL)に変更する。その後、処理はステップS408に進む。これに対して、その判定がNo、即ち、OH≦ULであると判定された場合、処理はステップS408進む。
次に、ステップS408では、ステップS403とステップS405、もしくは、ステップS407で算出した横サイズ(OW)と縦サイズ(OH)とを持つ用紙サイズである新たなユーザ定義用紙サイズをユーザ定義用紙サイズリスト205へ登録する。最後に、ステップS409では、印刷設定情報204に含まれる出力用紙サイズの設定値を、ステップS408で新たに登録したユーザ定義用紙サイズに更新する。
前述のとおり、OSフィルタ206は、印刷設定情報204の出力用紙サイズに設定されているユーザ定義用紙サイズをユーザ定義用紙サイズリスト205から取得し、拡大縮小処理に利用する。その後、処理を終了する。
これに対して、ステップS402における判定がNoだった場合は、印刷設定情報204の更新は行わず、処理はそのまま終了する。
なお、ステップS406〜S407では、プリンタサポート用紙サイズの上限値をチェックする処理について説明したが、プリンタサポート用紙サイズの下限値をチェックを実行しても良い。つまり、縦サイズ(OH)がプリンタサポート用紙縦サイズの下限値未満か否かを調べ、未満だった場合、縦サイズ(OH)をプリンタサポート用紙縦サイズの下限値に変更する。
図7は印刷データのサイズ変更の流れを示した図である。図7には、原稿用紙サイズに「A4」、ロール紙幅に「24インチロール紙」を設定した例が示されている。
図7に示されているように、アプリケーション202はユーザによる印刷実行の指示に従ってA4サイズの印刷データ203を生成し、UI部201は印刷設定情報204を生成する。また、UI部201は、図5で示したように、ロール紙幅に合った新たなユーザ定義用紙サイズ、即ち、横サイズが24インチロール紙幅になるような縦横サイズを持つ新たなユーザ定義用紙サイズをユーザ定義用紙サイズリスト205に登録する。さらに、UI部201は印刷設定情報204を更新する。
OSフィルタ206は、印刷データ203と更新された印刷設定情報204とユーザ定義用紙サイズリスト205に登録されているユーザ定義用紙サイズから、24インチ幅の出力用紙サイズへの印刷データの拡大処理とラスタデータへの変換を行う。さらに、ベンダフィルタ207は、印刷設定情報204とOSフィルタ206から受け取った24インチ幅のラスタデータからコマンドを生成し、これを記録装置100へ転送する。
従って以上説明した実施形態に従えば、ユーザが原稿用紙サイズとロール紙幅を指定するだけで、ユーザはOSが提供する拡大縮小機能を利用し、ユーザ指定のロール紙幅に合った出力用紙サイズの印刷物を得ることができる。
<実施形態2>
OSが提供する拡縮印刷機能を利用する場合、OSによっては原稿用紙サイズの外形サイズを出力用紙サイズの印刷領域に対してフィッティングするように拡大縮小することがある。この実施形態では拡縮印刷においてフィッティングを行っても適切なマージンをもつことができる例について説明する。
まず、フィッティングについて、図8を参照して説明する。
図8は印刷データにより印刷がなされる領域のフィッティングの様子を示す図である。図8では、原稿用紙サイズの外形サイズを701、印刷領域を702、原稿用紙サイズのマージンをIMとし、出力用紙サイズの外形サイズを705、印刷領域を706、マージンをOMとする。
図8(A)はOSの拡縮機能により原稿用紙サイズの外形サイズ全体が出力用紙サイズの印刷領域706に対してフィッティングされる様子を示している。OSが提供する拡縮印刷機能を利用する場合、原稿用紙サイズの外形サイズ701全体が出力用紙サイズの印刷領域706に対してフィッティングするように拡縮される。つまり、外形サイズ701全体が、出力用紙サイズの印刷領域706のサイズになる。このように外形サイズ701全体の拡縮に伴い、印刷領域702が拡縮された結果、出力用紙サイズ上で実際に印刷データ203に基づいて記録がなされる領域であるデータ配置領域707は、出力用紙サイズの印刷領域706より小さくなる。同様に、原稿用紙のマージンIMが拡縮された結果、マージンEIMのサイズになる。そのため、印刷結果としてのマージンが、出力用紙マージンOMにマージンEIMが加えられたマージンとなる。
図8(B)は原稿用紙サイズの印刷領域702を出力用紙サイズの印刷領域706に対してフィッティングされる様子を示している。
この場合には、原稿用紙サイズの印刷領域702が出力用紙サイズの印刷領域706へフィッティングするように拡縮が行われる。原稿用紙サイズの印刷領域702が拡縮された結果、即ち、出力用紙サイズ上で実際に印刷データに基づいて記録がなされる領域であるデータ配置領域707は、出力用紙サイズの印刷領域706と同じサイズになる。この場合、原稿用紙のマージンIMは拡縮されないため、印刷結果としてのマージンは出力用紙サイズのマージンOMのみになる。
次に、図8(A)で示したようなOSが提供する拡縮印刷機能を利用しつつ図8(B)に示すような印刷結果になるような、マージン調整処理について説明する。
このマージン調整処理は前半部と後半部に分けられ、前半部の処理はUI部201の印刷設定情報の更新処理の内で実行し、後半部の処理はベンダフィルタ207の処理で実行する。その前半部では後半部で使用する設定値を算出する。後半部では前半部で算出された設定値を利用し、OSフィルタ206が生成したラスタデータからマージン調整後のデータ配置領域の大きさの印刷データを生成する。
図9はユーザによる印刷実行指示後のUI部の処理を示したフローチャートであり、マージン調整処理の前半部を含んでいる。
図10は、原稿用紙サイズ(外形、印刷領域)、ロール紙幅、出力用紙サイズに対応した用紙サイズ(印刷サイズ:外形、印刷領域、データ配置領域)を示す図である。なお、図10において、実施形態1の図6において既に説明したサイズについては同じ参照番号や参照記号を付し、その説明は省略する。原稿用紙サイズ500の印刷領域横サイズをIIW、印刷領域縦サイズをIIHとし、出力用紙サイズ用の用紙サイズ(印刷サイズ)503の印刷領域横サイズをOIW、印刷領域縦サイズをOIHとする。さらに、出力用紙サイズ用の用紙サイズ(印刷サイズ)503のデータ配置領域横サイズをDW、データ配置領域縦サイズをDH、上マージンをOMT、下マージンをOMB、左マージンをOML、右マージンをOMRとする。
上記の4つのマージンはプリンタドライバ200が保持するロール紙印刷用のマージンである。
図11はマージン調整処理の概要を示す図である。なお、図11において、既に図8を参照して説明したサイズについては同じ参照記号を付し、その説明を省略する。マージン調整後の用紙サイズとデータ配置領域サイズとを示す図11の右側の図によれば、データ配置領域707を印刷領域706に対してフィッティングするように拡縮を行ったことが分かる。つまり、データ配置領域707のサイズがデータ配置領域1003のサイズになっている。なお、図11ではデータ配置領域1003の横サイズをEDW、縦サイズをEDHとしている。また、データ配置領域707の拡縮に伴って印刷領域706が拡縮され、その領域は矩形1002のサイズになる。
次に、図9〜図11を参照して、マージン調整処理の前半部の処理を詳細に説明する。
ユーザによりプリントボタン304がクリックされることにより印刷実行が指示されると、UI部201は印刷設定情報204の更新処理を開始する。
まず、ステップS801では印刷設定情報204を取得する。ここで、主に取得する情報は、ステップS401と同様、原稿用紙サイズ、ロール紙幅、ロール紙の幅に合わせるかどうかの設定値である。次に、ステップS802ではステップS402同様、ロール紙幅拡大設定がロール紙幅に合わせるかどうかを調べる。ここで、その判定がYesだった場合、処理はステップS803に進み、その判定がNoであった場合、処理は終了する。
ステップS803では、ロール紙幅の設定値に合ったロール紙幅拡大印刷用の出力用紙サイズとして設定するための用紙サイズを算出する。前述のとおり、OSが提供する定形拡縮印刷の機能を利用するためには、原稿用紙サイズと出力用紙サイズに適切に縦横サイズが設定されている用紙サイズを指定しなければならない。そのために、ロール紙幅拡大印刷用の出力用紙サイズとして設定するための用紙サイズの算出が必要となる。
従って、ステップS803では出力用紙サイズ用の用紙サイズ(印刷サイズ)の外形横サイズ(OW)を算出する。その算出式は、
外形横サイズ(OW)=ロール紙幅(RW)
である。続いて、ステップS804では出力用紙サイズ用の用紙サイズ(印刷サイズ)の印刷領域横サイズ(OIW)を算出する。その算出式は、
印刷領域横サイズ(OIW)=
外形横サイズ(OW)−ロール紙印刷用サイズ左右マージン(OML+OMR)
である。続いて、ステップS805では、拡大率(ER)を算出する。その算出式は、
拡大率(ER)=印刷領域横サイズ(OIW)÷原稿用紙外形横サイズ(IW)
である。続いて、ステップS806では、ステップS805において求められた拡大率から、出力用紙サイズ用の用紙サイズ(印刷サイズ)の印刷領域縦サイズ(OIH)を算出する。その算出式は、
印刷領域縦サイズ(OIH)=拡大率(ER)×原稿用紙外形縦サイズ(IH)
である。続いて、ステップS807では、ステップS806において求められた印刷領域縦サイズから、出力用紙サイズ用の用紙サイズ(印刷サイズ)の外形縦サイズ(OH)を算出する。その算出式は、
外形縦サイズ(OH)=
印刷領域縦サイズ(OIH)+ロール紙印刷用上下マージン(OMT+OMB)
である。続いて、ステップS808〜S809では、ステップS805において求めた拡大率(ER)からデータ配置領域の横サイズ(DW)と縦サイズ(DH)を算出する。その算出式は、
データ配置領域の横サイズ(DW)=
拡大率(ER)×原稿用紙印刷領域横サイズ(IIW)
データ配置領域の縦サイズ(DH)=
拡大率(ER)×原稿用紙印刷領域縦サイズ(IIH)
である。続いて、ステップS810では、求めたデータ配置領域の横サイズからマージン調整拡大率(MAER)を算出する。その算出式は、
マージン調整拡大率(MAER)=
印刷領域横サイズ(OIW)÷データ配置領域の横サイズ(DW)
である。続いて、ステップS811では、ステップS810において求めたマージン調整拡大率(MAER)から、マージン調整後のデータ配置領域の縦サイズ(EDH)を算出する。その算出式は、
マージン調整後のデータ配置領域の縦サイズ(EDH)=
マージン調整拡大率(MAER)×データ配置領域縦サイズ(DH)
である。
次に、ステップS812では、求めたマージン調整後データ配置領域縦サイズ(EDH)がステップS807で求めた外形縦サイズ(OH)に収まっているかどうかを調べる。このチェックは、OSが適切なデータ配置領域サイズのラスタデータを作成できるように行う。マージン調整後の大きさのデータ配置領域サイズをOSが作成する際、作成できる範囲が用紙サイズの外形の範囲に限られているため、マージン調整後のデータ配置領域サイズに見合った外形サイズを算出しておく必要がある。具体的に、このチェックは、外形縦サイズ(OH)がマージン調整データ配置領域縦サイズ(EDH)より小さいか否かを判定する。
ここで、その判定がYesだった場合、即ち、OH<EDHである場合、処理はステップS813に進み、外形縦サイズ(OH)を再計算する。その算出式は、
外形縦サイズ(OH)=マージン調整後のデータ配置領域の縦サイズ(EDH)+
ロール紙印刷用上下マージン(OMT+OMB)
である。これに対して、その判定がNoだった場合、即ち、OH≧EDHである場合、処理はそのままステップS814へ続く。
次に、ステップS814では、ステップS406と同様に、算出した外形縦サイズが記録装置100がサポート可能なサイズに収まっているかを調べる。そのチェックは外形縦サイズ(OH)がプリンタサポート用紙縦サイズの上限値(UL)より大きいかどうかを調べる。この判定がYesだった場合、即ち、OH>ULである場合、処理はステップS815に進み、外形縦サイズ(OH)をプリンタサポート用紙縦サイズの上限値(UL)に変更する。これに対して、その判定がNoだった場合、即ち、OH≦ULである場合、処理はステップS816に進む。
次に、ステップS816では算出された外形横サイズ(OW)、印刷領域横サイズ(OIW)、外形縦サイズ(OH)、印刷領域縦サイズ(OIH)を持つ用紙サイズである、新たなユーザ定義用紙サイズをユーザ定義用紙サイズリスト205へ登録する。最後に、ステップS817では印刷設定情報204の出力用紙サイズの設定値を、ステップS816で新たに登録したユーザ定義用紙サイズに更新する。また、原稿用紙の外形サイズ701全体が拡縮されたサイズである出力用紙サイズの用紙サイズの印刷領域706を追加する。
前述したとおり、OSフィルタ206は、印刷設定情報204の出力用紙サイズに設定されているユーザ定義用紙サイズを、ユーザ定義用紙サイズリスト205から取得し、拡大縮小処理に利用する。また、前述したとおり、ベンダフィルタ207はマージン調整処理後半部において、印刷設定情報204に追加された各設定値を利用して、マージン調整処理を行う。そして、処理は終了する。
なお、実施形態1で説明したのと同様に、ステップS814〜S815の処理では、プリンタサポート用紙サイズの上限値をチェックしたが、そのチェックの代わりにプリンタサポート用紙サイズの下限値をチェックしても良い。つまり、外形縦サイズ(OH)がプリンタサポート用紙縦サイズの下限値未満か否かを判定し、未満だった場合、外形縦サイズ(OH)をプリンタサポート用紙縦サイズの下限値に変更する。
最後に、図11〜図12を参照してマージン調整後半部処理について説明する。
図12はベンダフィルタ207が実行するマージン調整の後半部処理を示したフローチャートである。この後半部処理では、OSフィルタ206が生成したラスタデータからマージン調整後のデータ配置領域1003の大きさの印刷データを生成する。
図9を参照して説明したUI部201による印刷設定情報の更新処理後、OSフィルタ206による拡縮処理とラスタデータへの変換処理の終了後、そのラスタデータがベンダフィルタ207に渡される。その後、ベンダフィルタ207はマージン調整の後半部処理を開始する。OSフィルタ206から渡されるラスタデータは、図11に示す矩形1002のサイズである。
まず、ステップS1101では印刷設定情報204を取得する。ここで主に取得する情報は、ステップS817で追加された出力用紙サイズ用の用紙サイズ(印刷サイズ)の印刷領域706である。続いて、ステップS1102では、マージン調整後のデータ配置領域1003以外の領域の余白領域Mを算出する。その算出式は、
余白領域(M)=ラスタデータ−出力用紙サイズ用の用紙サイズ(印刷サイズ)の印刷領域706である。続いて、ステップS1103では、印刷データを算出する。算出するのは、サイズと印刷座標である。サイズはマージン調整後のデータ配置領域1003と同じ大きさである。その算出式は、
マージン調整後の印刷データサイズ=ラスタデータ−余白領域(M)
である。また、印刷座標の算出も行い、印刷座標は、出力用紙サイズ用の用紙サイズ(印刷サイズ)内における、印刷データの配置位置である。以上の処理により、ベンダフィルタ207は、マージン調整後のデータ配置領域1003の大きさの印刷データを生成する。
最後に、ステップS1104では算出したラスタデータをコマンドに変換し、ステップS1105では記録装置100へこのコマンドをデータとして送信し、処理を終了する。
従って以上説明した実施形態に従えば、ユーザが原稿用紙サイズとロール紙幅を指定するだけで、ユーザはOSが提供する拡縮機能を利用し、ユーザ指定のロール紙幅に合い、かつ、出力用紙サイズのマージンを保った印刷物を得ることができる。
なお、上述した実施例では、単機能の記録装置を例として説明したが本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、説明した記録装置に画像読取装置(スキャナ装置)とを備える多機能プリンタ(複写機)としても良いし、さらに複写機にファクシミリ機能を加えた複合機としても良い。
上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウエア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウエアで実現する必要はなく、処理の一部または全部をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。
1 ホスト装置、100 記録装置、11 CPU、12 RAM、13 ROM、
15 キーボード(KB)、17 ディスプレイ(DP)、
110 プリンタコントローラ(PRTC)、121 コントローラ、
122 プリンタエンジン、123 不揮発性記憶装置、200 プリンタドライバ、
201 UI部、206 OSフィルタ、207 プリンタベンダフィルタ

Claims (12)

  1. 接続された記録装置が用いる記録媒体への記録に用いられる印刷データを生成して前記記録装置に転送するとともに前記記録装置の記録動作を制御する印刷制御装置であって、
    ユーザの指示に応じて、前記印刷データに基づいてなされる記録のために前記記録媒体の幅を指定する指定手段と、
    前記記録媒体の幅に合わせて前記印刷データに基づく記録を行う場合、前記印刷データの変倍前のサイズとして設定されている原稿用紙サイズと前記指定手段により指定された幅とに基づく出力用紙サイズを、前記印刷制御装置のオペレーティングシステム(OS)が参照可能な情報として登録する登録手段と、
    前記オペレーティングシステム(OS)に、前記印刷データを前記登録手段により登録された前記出力用紙サイズに対応するサイズに拡大または縮小させる変換手段と、
    前記変換手段により拡大または縮小された印刷データに基づく情報を前記記録装置に転送する転送手段とを有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記登録手段は、横サイズが前記指定手段により指定された幅に対応するサイズであり且つ前記原稿用紙サイズに対応するアスペクト比である用紙サイズを前記出力用紙サイズとして登録することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記出力用紙サイズが前記記録装置によりサポート可能なサイズの範囲内に収まっていない場合には、前記出力用紙サイズを前記サポート可能なサイズに変更する変更手段をさらに有し、
    前記登録手段は、前記出力用紙サイズ、又は、前記変更手段により変更されたサイズについての情報を登録することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記サポート可能なサイズとは、前記記録装置によりサポート可能な上限値又は下限値であることを特徴とする請求項3に記載の印刷制御装置。
  5. 前記指定手段により指定された幅と前記印刷制御装置が保持する前記記録媒体への印刷におけるマージンと前記印刷データとに基づいて前記印刷データにより前記記録媒体に記録がなされる印刷領域を調整する調整手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  6. 前記出力用紙サイズと前記調整手段により調整された印刷領域とを比較する比較手段をさらに有し、
    前記算出手段は、前記比較手段による比較の結果に基づいて、前記出力用紙サイズを再計算することを特徴とする請求項5に記載の印刷制御装置。
  7. 前記登録手段は、
    前記記録媒体の幅を前記出力用紙サイズの幅とし、
    前記記録媒体の幅と前記用紙の横サイズとから前記印刷データの拡大または縮小の率を算出し、
    前記率と前記原稿用紙サイズの縦サイズとから前記出力用紙サイズの縦のサイズとを算出し、
    前記記録媒体の幅が横のサイズであり、前記算出されたサイズが縦のサイズである出力用紙サイズを登録することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  8. 前記調整手段は、前記印刷制御装置が保持する前記記録媒体への印刷のためのマージンと前記記録媒体の幅から求められた前記記録媒体に印刷が可能な領域の幅と、前記用紙の横サイズと前記印刷データの拡大縮小の率とから求められた前記印刷データに基づく記録がなされる前記記録媒体の幅とに基づいて、前記マージンを調整することにより前記調整された印刷領域を求めることを特徴とする請求項5又は6に記載の印刷制御装置。
  9. 前記記録媒体はロール状の記録媒体であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  10. 前記記録装置は、インクジェット方式に従う記録ヘッドによりロール状の記録媒体に記録を行う記録装置であることを特徴とする請求項9に記載の印刷制御装置。
  11. 接続された記録装置が用いる記録媒体への記録に用いられる印刷データを生成して前記記録装置に転送するとともに前記記録装置の記録動作を制御する印刷制御装置の制御方法であって、
    ユーザの指示に応じて、前記印刷データに基づいてなされる記録のために前記記録媒体の幅を指定する指定工程と、
    前記記録媒体の幅に合わせて前記印刷データに基づく記録を行う場合、前記印刷データの変倍前のサイズとして設定されている原稿用紙サイズと前記指定工程において指定された幅とに基づく出力用紙サイズを、前記印刷制御装置のオペレーティングシステム(OS)が参照可能な情報として登録する登録工程と、
    前記オペレーティングシステム(OS)に、前記印刷データを前記登録工程において登録された前記出力用紙サイズに対応するサイズに拡大または縮小させる変換工程と、
    前記変換工程において拡大または縮小された印刷データに基づく情報を前記記録装置に転送する転送工程とを有することを特徴とする制御方法。
  12. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の印刷制御装置の各手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
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