JP2017068561A - 画像形成装置、モニタプログラム、画像形成システム - Google Patents

画像形成装置、モニタプログラム、画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】形成指示情報を送信するために情報処理端末の設定変更が必要なことを、適切なタイミングで報知可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】複合機10は、USBインタフェース25を通じて情報処理端末50Aから送信要求情報を受信する第1受信処理と、第1受信処理で送信要求情報を受信したことに応じて、記憶部に記憶された装置情報をUSBインタフェース25を通じて情報処理端末50Aに送信する第1送信処理と、Wi−Fi通信部26が通信ネットワークに接続されたことを検知する検知処理(S32)と、通信ネットワークに接続されたことを検知したことに応じて(S32:Yes)、通信ネットワークを通じて形成指示情報を送信するために情報処理端末50の設定変更が必要なことを報知部に報知させる報知処理(S36)とを実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理端末からの指示に従って画像を形成する画像形成装置に関する。
従来より、情報処理端末からの指示に従って画像を形成する画像形成装置が知られている。より詳細には、デバイスドライバがインストールされた情報処理端末は、画像形成装置に形成指示情報を送信する。そして、画像形成装置は、情報処理端末から受信した形成指示情報に従って、画像を形成する。例えば特許文献1には、LAN或いはUSBで接続された情報処理端末及び画像形成装置の間において、前述の処理が実行されることが記載されている。
特開2013−77142号公報
なお、LAN経由で形成指示情報を送信する場合と、USB経由で形成指示情報を通信する場合とでは、デバイスドライバの設定が異なる。より詳細には、デバイスドライバは、通信インタフェース毎に異なる所謂プリンタポートを通じて、画像形成装置に形成指示情報を送信する。
そのため、USBで情報処理端末と接続されていた画像形成装置をLANに接続したとしても、情報処理端末においてLAN用のプリンタポートを作成しなければ、LAN経由での形成指示情報の送受信ができない。しかしながら、このような事情を知らないユーザは、USB経由で正常に動作していたシステムがLAN経由で動作しない原因を特定するのに、時間がかかってしまう可能性がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、形成指示情報を送信するために情報処理端末の設定変更が必要なことを、適切なタイミングで報知可能な画像形成装置を提供することにある。
本明細書に記載の画像形成装置は、画像を形成する形成動作を実行する形成部と、通信線を通じてピアツーピア接続された情報処理端末と通信可能な第1通信部と、端末アドレス情報を指定して前記情報処理端末と通信可能な第2通信部と、前記端末アドレス情報は、通信ネットワーク上で前記情報処理端末を識別するアドレス情報であり、装置情報を記憶する記憶部と、前記装置情報は、前記形成動作の実行を指示する形成指示情報を前記情報処理端末が送信するのに必要な情報であり、報知部と、制御部とを備える。前記制御部は、前記第1通信部を通じて前記情報処理端末から送信要求情報を受信する第1受信処理と、前記第1受信処理で前記送信要求情報を受信したことに応じて、前記記憶部に記憶された前記装置情報を前記第1通信部を通じて前記情報処理端末に送信する第1送信処理と、前記第2通信部が前記通信ネットワークに接続されたことを検知する検知処理と、前記通信ネットワークに接続されたことを前記検知処理で検知したことに応じて、前記通信ネットワークを通じて前記形成指示情報を送信するために前記情報処理端末の設定変更が必要なことを前記報知部に報知させる報知処理とを実行する。
上記構成によれば、画像形成装置が通信ネットワークに接続されたタイミングで、換言すれば、通信ネットワークを通じて情報処理端末と画像形成装置とが通信可能になったタイミングで、情報処理端末の設定変更が必要なことを報知する。すなわち、適切なタイミングで情報処理端末の設定変更を促すことができる。
本明細書の一形態に係るモニタプログラムは、通信線を通じてピアツーピア接続された画像形成装置と通信可能な第1通信部と、装置アドレス情報を指定して前記画像形成装置と通信可能な第2通信部と、報知部と、出力プログラムを記憶可能な記憶部とを備える情報処理端末によって読み取り可能である。前記装置アドレス情報は、通信ネットワーク上で前記画像形成装置を識別するアドレス情報である。前記出力プログラムは、画像を形成する形成動作の実行を指示する形成指示情報を、前記第1通信部或いは前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に送信する処理を、前記情報処理端末に実行させることが可能である。該モニタプログラムは、前記第1通信部を通じて前記形成指示情報を送信可能に前記出力プログラムが設定されたことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から情報を受信可能な状態にする受信準備処理と、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から設定報知情報を受信する受信処理とを前記情報処理端末に実行させる。前記設定報知情報は、前記装置アドレス情報を含み、且つ前記通信ネットワークを通じて前記形成指示情報を送信するための設定変更が必要なことを示す情報である。該モニタプログラムは、前記受信処理で受信した前記設定報知情報に従って、前記出力プログラムの設定変更が必要なことを前記報知部に報知させる報知処理を前記情報処理端末に実行させる。
本明細書の他の形態に係るモニタプログラムは、通信線を通じてピアツーピア接続された画像形成装置と通信可能な第1通信部と、装置アドレス情報を指定して前記画像形成装置と通信可能な第2通信部と、報知部と、出力プログラムを記憶可能な記憶部とを備える情報処理端末によって読み取り可能である。前記装置アドレス情報は、通信ネットワーク上で前記画像形成装置を識別するアドレス情報である。前記出力プログラムは、画像を形成する形成動作の実行を指示する形成指示情報を、前記第1通信部或いは前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に送信する処理を、前記情報処理端末に実行させることが可能である。該モニタプログラムは、前記第1通信部を通じて前記形成指示情報を送信可能に前記出力プログラムが設定されたことに応じて、前記第1通信部を通じて前記画像形成装置に装置アドレス要求情報を送信する送信処理と、前記通信ネットワークに接続された前記画像形成装置から、前記第1通信部を通じて前記装置アドレス情報を受信する受信処理と、前記受信処理で前記装置アドレス情報を受信したことに応じて、前記出力プログラムの設定変更が必要なことを前記報知部に報知させる報知処理とを前記情報処理端末に実行させる。
本明細書に記載の画像形成システムは、画像形成装置と、情報処理端末とを備える。前記画像形成装置は、画像を形成する形成動作を実行する形成部と、通信線を通じてピアツーピア接続された前記情報処理端末と通信可能な第1通信部と、端末アドレス情報を指定して前記情報処理端末と通信可能な第2通信部と、前記端末アドレス情報は、通信ネットワーク上で前記情報処理端末を識別するアドレス情報であり、装置情報を記憶する装置記憶部と、前記装置情報は、前記形成動作の実行を指示する形成指示情報を前記情報処理端末が送信するのに必要な情報であり、報知部と、装置制御部とを備える。前記装置制御部は、前記第1通信部を通じて前記情報処理端末から送信要求情報を受信する第1受信処理と、前記第1受信処理で前記送信要求情報を受信したことに応じて、前記記憶部に記憶された前記装置情報を前記第1通信部を通じて前記情報処理端末に送信する第1送信処理と、前記第2通信部が前記通信ネットワークに接続されたことを検知する検知処理と、前記通信ネットワークに接続されたことを前記検知処理で検知したことに応じて、前記通信ネットワークを通じて前記形成指示情報を送信するために前記情報処理端末の設定変更が必要なことを前記報知部に報知させる報知処理とを実行する。前記情報処理端末は、通信線を通じてピアツーピア接続された前記画像形成装置と通信可能な第3通信部と、装置アドレス情報を指定して前記画像形成装置と通信可能な第4通信部と、前記装置アドレス情報は、前記通信ネットワーク上で前記画像形成装置を識別する前記アドレス情報であり、出力プログラムを記憶可能な端末記憶部と、前記出力プログラムは、前記形成動作の実行を指示する形成指示情報を、前記第3通信部或いは前記第4通信部を通じて前記画像形成装置に送信可能であり、端末制御部とを備える。 前記端末制御部は、前記第3通信部を通じて前記画像形成装置に前記送信要求情報を送信する第2送信処理と、前記第3通信部を通じて前記画像形成装置から前記装置情報を受信する第2受信処理と、前記第2受信処理で受信した前記装置情報を用いて、前記第1通信部を通じて前記形成指示情報を送信可能に前記出力プログラムを設定する設定処理とを実行する。
図1は、実施形態1に係るモニタシステム100の概略図である。 図2は、(A)が複合機10のブロック図であり、(B)が情報処理端末50のブロック図である。 図3は、データ記憶領域32B、62Bに記憶されるデータ例であって、(A)は端末リストを、(B)及び(C)はデバイスリストを示す。 図4は、USBケーブル101を通じて情報処理端末50が複合機10に形成動作を実行させるための処理を示すシーケンス図である。 図5は、通信ネットワークを通じて情報処理端末50が複合機10に形成動作を実行させるための処理を示すシーケンス図である。 図6は、通信ネットワークを通じて情報処理端末50が複合機10に形成動作を実行させるための実施形態2の処理を示すシーケンス図である。 図7は、表示部23、53の表示例であって、(A)は設定報知画面1を、(B)は設定報知画面2を示す。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
図1は、実施形態1におけるモニタシステム100の概略図である。図1に示されるモニタシステム100は、複合機10と、情報処理端末50A、50B(以下、これらを総称して、「情報処理端末50」と表記することがある。)とで構成される。
複合機10及び情報処理端末50Aは、USBケーブル101を通じて相互に接続されている。すなわち、USBケーブル101の一端が複合機10のUSBインタフェース25に接続され、USBケーブル101の他端が情報処理端末50AのUSBインタフェース55に接続されることによって、複合機10と情報処理端末50Aとが相互に接続される。USBケーブル101は、複合機及び情報処理端末50Aをピアツーピア接続する通信線の一例である。但し、通信線の具体例はUSBケーブル101に限定されない。また、複合機10及び情報処理端末50Aは、論理的にピアツーピア接続されていれば、物理的なトポロジがスター型或いはツリー型等であってもよい。すなわち、複合機10及び情報処理端末50Aは、USBハブ等を介して接続されていてもよい。
また、複合機10及び情報処理端末50A、50Bは、通信ネットワークを介して相互に通信可能とされている。通信ネットワークの具体例は特に限定されないが、例えば、有線LAN(Local Area Networkの略)、無線LAN、或いはこれらの組み合わせであってもよい。実施形態1に係る複合機10及び情報処理端末50A、50Bは、同一の無線LANに属している。すなわち、複合機10及び情報処理端末50A、50Bは、アクセスポイント102を経由して相互に無線通信することができる。なお、通信ネットワークは、アクセスポイント102を中心としたスター型のトポロジに限定されず、複合機10と情報処理端末50A、50Bとを直接接続するピアツーピアのトポロジであってもよい。
複合機10は、情報処理端末50A、50Bのアドレス情報(以下、「端末アドレス情報」と表記する。)を指定することによって、通信ネットワークを通じて情報処理端末50A、50Bと通信する。同様に、情報処理端末50A、50Bは、複合機10のアドレス情報(以下、「装置アドレス情報」と表記する。)を指定することによって、通信ネットワークを通じて複合機10と通信する。アドレス情報の具体例は特に限定されないが、例えば、IP(Internet Protocolの略)アドレス、サブネットマスク、MAC(Media Access Controlの略)アドレス、或いはこれらの組み合わせを採用することができる。
[複合機10]
複合機10は、図2(A)に示されるように、プリンタ部11と、スキャナ部12と、FAX部13と、表示部23と、操作部24と、USBインタフェース(図2(A)では「USB I/F」と表記する。)25と、Wi−Fi通信部26と、CPU31と、記憶部32と、通信バス33とを主に備える。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス33を介して相互に接続されている。複合機10は画像形成装置の一例であり、プリンタ部11、スキャナ部12、及びFAX部13は画像を形成する形成部の一例であり、USBインタフェース25は第1通信部の一例であり、Wi−Fi通信部26は第2通信部の一例である。
[プリンタ部11、スキャナ部12、FAX部13]
プリンタ部11は、画像データで示される画像を記録用紙に記録するプリント動作を実行する。記録用紙は、シート或いは記録媒体の一例である。プリンタ部11の記録方式として、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。スキャナ部12は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを形成するスキャン動作を実行する。プリンタ部11は記録部の一例であり、スキャナ部12は読取部の一例である。FAX部13は、FAXプロトコルに準拠した方式で画像データを送受信するFAX送受信動作を実行する。また、複合機10は、記録用紙に記録された画像を読み取って他の記録用紙に記録するコピー動作等をさらに実行してもよい。プリント動作、スキャン動作、FAX送受信動作、コピー動作は、形成動作の一例である。
[表示部23]
表示部23は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部23としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。表示部23は、報知部の一例である。但し、報知部の具体例は表示部23に限定されず、ガイド音声やビープ音を出力するスピーカであってもよいし、点灯或いは点滅するLEDランプであってもよい。
[操作部24]
操作部24は、表示部23の表示画面に表示されたオブジェクトを選択するユーザの操作を受け付ける。具体的には、操作部24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、操作部24は、表示部23の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部23がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。
なお、「オブジェクト」とは、ユーザが操作部24を操作することによって選択可能な画像を指す。一例として、オブジェクトは表示部23に表示された文字列であって、操作部24の方向キーを押下することによってオブジェクトの1つがハイライト表示され、操作部24の決定ボタンを押下することによってハイライト表示されたオブジェクトが選択されてもよい。他の例として、操作部24がタッチパネルである場合のオブジェクトは表示部23に表示されたアイコン、ラジオボタン、チェックボックス、プルダウンメニュー、リンク等であって、タッチ位置に表示されたオブジェクトが選択されてもよい。
タッチパネルとして実現される操作部24は、表示部23の表示画面をタッチするユーザ操作を受け付ける。また、操作部24は、ユーザがタッチした表示画面上の位置を示す位置情報を出力する。位置情報は、例えば、表示画面の左上端を原点とし、右向きをx軸の正の向き、下向きをy軸の正の向きとしたx−y平面上の座標(x,y)として表現できる。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。
なお、本明細書中における「タッチ」とは、入力媒体を表示画面に接触させる操作全般を含む。すなわち、タッチした入力媒体を所定時間内に表示画面から離間させるタップ操作、タッチした入力媒体を表示画面上で静止させるロングタッチ操作、タッチした入力媒体を表示画面上でスライドさせるスライド操作、表示画面上をスライドする入力媒体の加速度が閾値以上であるフリック操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに近づける向きにスライドさせるピンチイン操作、表示画面上の異なる位置にタッチした2つの入力媒体を互いに離れる向きにスライドさせるピンチアウト操作等は、タッチの一例である。
また、入力媒体が表示画面に触れていなくても、表示画面との間の距離がごく僅かな位置まで入力媒体を近接させることを、前述の「タッチ」の概念に含めてもよい。さらに入力媒体とは、ユーザの指であってもよいし、タッチペン等であってもよい。以下、表示部23に表示されたアイコンの位置のタップを、当該アイコンを選択するユーザ操作の一例として説明する。
[USBインタフェース25]
USBインタフェース25は、USBケーブル101が接続されるインタフェースである。USBインタフェース25に搭載されたファームウェアは、USBケーブル101から入力された電気信号に応じた制御信号を後述する各種プログラムに出力し、各種プログラムから入力された制御信号に応じた電気信号をUSBケーブル101に出力する。
[Wi−Fi通信部26]
Wi−Fi通信部26は、外部装置と通信を行うためのインタフェースである。具体的には、Wi−Fi通信部26は、アクセスポイント102を経由して情報処理端末50と通信することができる。なお、本実施形態のWi−Fi通信部26は、例えば、TCP(Transmission Control Protocolの略)/IPに準拠した手順で情報処理端末50と通信する。また、本実施形態のWi−Fi通信部26は、例えば、IEEE802.11規格、Wi−Fi(Wi−Fi Allianceの登録商標)に準拠した手順でアクセスポイント102と通信する。
[CPU31]
CPU(Central Processing Unitの略)31は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU31は、操作部24から出力される各種情報、及びUSBインタフェース25やWi−Fi通信部26を通じて外部装置から取得した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部32から取得して実行する。すなわち、CPU31及び記憶部32は、制御部或いは装置制御部の一例を構成する。
[記憶部32]
記憶部32は、プログラム記憶領域32Aと、データ記憶領域32Bとを有する。プログラム記憶領域32Aには、OS(Operating Systemの略)34と、装置プログラム35とが格納される。OS34及び装置プログラム35は、バイナリ形式にビルドされたプログラムである。なお、装置プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。データ記憶領域32Bには、装置プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。
なお、本明細書中の「データ」と「情報」とは、コンピュータによって取り扱い可能なビット或いはビット列である点において共通する。「データ」とは、各ビットが示す意味内容をコンピュータが考慮することなく取り扱えるものを指す。これに対して、「情報」とは、各ビットが示す意味内容によってコンピュータの動作が分岐するものを指す。さらに、「指示」は、送信先の装置に対して次の動作を促すための制御信号であって、情報を含んでいることもあるし、それ自体が情報としての性質を有していることもある。
また、「データ」及び「情報」は、形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)がコンピュータ毎に変更されたとしても、同一の意味内容と認識される限り、同一のデータ及び情報として取り扱われる。例えば、「2つ」であることを示す情報が、あるコンピュータではASCIIコードで”0x32“というテキスト形式の情報として保持され、別のコンピュータでは二進数表記で”10“というバイナリ形式の情報として保持されてもよい。
但し、上記の「データ」及び「情報」の区別は厳密なものではなく、例外的な取り扱いも許容される。例えば、データが一時的に情報として扱われてもよいし、情報が一時的にデータとして扱われてもよい。また、ある装置ではデータとして扱われるものが、他の装置では情報として扱われてもよい。さらには、データの中から情報が取り出されてもよいし、情報の中からデータが取り出されてもよい。
記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
なお、記憶部32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、CPU31によって実行される。しかしながら、本明細書では、CPU31を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU31がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、事象を判断し、判断結果に応じて動作する。しかしながら、本明細書では、判断することを省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムが条件Aに応じて、処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「プログラムは条件Aであるか否かを判断する。プログラムは、肯定判断であることに応じて、処理Aを実行する」ことを指してもよい。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を特定し、抽出し、或いは選択する。プログラムがデータ等を特定するとは、例えば、複数のデータ等のうちから条件に合致するデータを特定し、当該データ等そのもの或いは当該データ等を識別するための情報を、予め定められた記憶領域に記憶させる処理を指す。データ等を識別するための情報とは、例えば、当該データ等を識別するための識別情報、当該データ等が記憶された配列のインデックス、当該データ等が記憶された記憶領域のポインタ等である。プログラムがデータ等を抽出し、或いは選択する処理も同様である。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を取得する。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、データが記憶された記憶領域からデータを読み出す処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、外部装置から送信されたデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、外部装置にデータの返信を要求し、外部装置から返信されたデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、OSなどの他のプログラムが出力したデータを受信する処理を指してもよい。プログラムがデータ等を取得するとは、例えば、他のプログラムにデータの出力を要求し、他のプログラムから出力されたデータを受信する処理を指してもよい。
OS34は、複合機10を構成するハードウェアであるプリンタ部11、スキャナ部12、FAX部13、表示部23、操作部24、USBインタフェース25、及びWi−Fi通信部26等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上記の各プログラムは、OS34が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS34を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS34のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。
なお、前述したプログラムの基本的な動作の説明は、プログラム記憶領域32Aに記憶されたプログラムのみならず、後述する情報処理端末50のプログラム記憶領域62Aに記憶された各プログラムにも同様に適用され得る。
データ記憶領域32Bは、図3(A)に示されるように、端末アドレス情報と、端末アドレス情報に対応付けられた報知フラグとを記憶することができる。以下、図3(A)に示される情報を総称して「端末リスト」と表記することがあり、図3(A)に示される各レコードを「端末レコード」と表記することがある。端末リストは、複数の端末レコードを含むことができる。図3(A)において、1行目の端末レコードは情報処理端末50Aに対応し、2行目の端末レコードは情報処理端末50Bに対応する。
端末アドレス情報は、情報処理端末50のWi−Fi通信部56に割り当てられたアドレス情報である。図3(A)は、端末アドレス情報の一例として、IPアドレスを示している。報知フラグは、対応する端末アドレス情報が割り当てられた情報処理端末50に、後述する設定報知情報を送信したか否かを示す情報である。報知フラグには、設定報知情報を未だ送信していないことを示す第1値(以下、“OFF”と表記する。)、設定報知情報を既に送信したことを示す第2値(以下、“ON”と表記する。)が設定される。
また図示は省略するが、データ記憶領域32Bは、装置情報を記憶している。装置情報は、複合機10に形成動作の実行を指示する形成指示情報を、情報処理端末50が複合機10に送信するのに必要な情報である。装置情報の具体例は特に限定されないが、例えば、ベンダーID、プロダクトID等である。装置情報は、例えば、複合機10の製造過程において、製造メーカによって設定される情報である。
さらに図示は省略するが、データ記憶領域32Bは、装置アドレス情報を記憶することができる。装置アドレス情報は、Wi−Fi通信部26に割り当てられたアドレス情報である。装置アドレス情報は、無線LANに接続される際に設定される情報(例えば、IPアドレスやサブネットマスク)でもよいし、複合機10の出荷時点において既に設定されている情報(例えば、MACアドレス)でもよい。なお、装置アドレス情報は、Wi−Fi通信部26に搭載されたメモリに記憶されていてもよい。
[情報処理端末50]
情報処理端末50は、図2(B)に示されるように、表示部53と、操作部54と、USBインタフェース55と、Wi−Fi通信部56と、CPU61と、記憶部62と、通信バス63とを主に備える。情報処理端末50に含まれる表示部53、操作部54、USBインタフェース55、Wi−Fi通信部56、CPU61、記憶部62、及び通信バス63は、複合機10に含まれる表示部23、操作部24、USBインタフェース25、Wi−Fi通信部26、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と基本的に共通する様式であるので、再度の説明は省略する。
情報処理端末50は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、或いはPC(Personal Computerの略)等であってもよい。CPU61及び記憶部62は端末制御部の一例を構成し、USBインタフェース55は第1通信部或いは第3通信部の一例であり、Wi−Fi通信部56は第2通信部或いは第4通信部の一例である。
プログラム記憶領域62Aは、OS64と、モニタプログラム65と、出力プログラム66とを記憶することができる。モニタプログラム65は、複合機10から各種情報を受信し、受信した情報で示される複合機10の状態を表示部53に表示させる。表示部53に表示される複合機10の状態とは、例えば、形成動作の開始或いは終了、インク或いはトナーの残量、紙詰まり、紙無し、或いは後述するデバイスレコードの設定変更が必要なこと等である。
出力プログラム66は、情報処理端末50にインストールされた不図示のアプリケーションプログラムからの指示に従って、複合機10に形成指示情報を送信する所謂デバイスドライバである。
より詳細には、出力プログラム66は、後述するデバイスレコードに定義された複合機10に、デバイスレコードに定義されたインタフェース(例えば、USBインタフェース55、Wi−Fi通信部56)を通じて形成指示情報を送信する。すなわち、デバイスレコードに含まれる情報が変更されると、出力プログラム66の動作が変化する。デバイスレコードに含まれる情報が変更されることは、出力プログラム66が設定変更されることの一例である。なお、情報処理端末50には、複数の出力プログラム66がインストールされてもよい。
データ記憶領域62Bは、図3(B)に示されるように、プリンタ名と、ドライバ名と、装置アドレス情報と、ポート名とを互いに対応付けて記憶している。以下、図3(B)に示される情報を総称して「デバイスリスト」と表記することがあり、図3(B)に示される各レコードを「デバイスレコード」と表記することがある。デバイスリストは、複数のデバイスレコードを含むことができる。図3(C)についても同様である。
プリンタ名は、複合機10を識別するための情報である。プリンタ名は、複合機10から取得したものであってもよいし、情報処理端末50のユーザによって任意に割り当てられたものであってもよい。ドライバ名は、対応するプリンタ名で識別される複合機10に形成指示情報を送信する出力プログラム66を識別する情報である。実施形態1では、出力プログラム66のドライバ名を“ドライバA”とする。装置アドレス情報は、対応するプリンタ名で識別される複合機10のWi−Fi通信部26に割り当てられたアドレス情報である。ポート名は、複合機10に形成指示情報を送信するための論理的な通信路を示す情報である。ポート名は、例えば、複合機10を特定する情報、複合機10に形成指示情報を送信するインタフェースを特定する情報等を含んでもよい。
デバイスレコードは、プリンタ名で示される複合機10に対して、ポート名で示される論理的な通信路を通じて、ドライバ名で示される出力プログラム66に形成指示情報を送信させることが可能であることを示している。実施形態1において、図3(B)に示されるデバイスレコードは、複合機10に対してUSBインタフェース55を通じて、出力プログラム66に形成指示情報を送信させることが可能であることを示す。また、図3(C)に示されるデバイスレコードは、複合機10に対してWi−Fi通信部56を通じて、出力プログラム66に形成指示情報を送信させることが可能であることを示す。なお、図3(B)に示されるように、USBケーブル101を通じて形成指示情報を送信するためのデバイスレコードには、装置アドレス情報が設定されない。
また図示は省略するが、データ記憶領域62Bは、端末アドレス情報を記憶することができる。端末アドレス情報は、Wi−Fi通信部56に割り当てられたアドレス情報である。端末アドレス情報は、無線LANに接続される際に設定される情報(例えば、IPアドレスやサブネットマスク)でもよいし、情報処理端末50の出荷時点において既に設定されている情報(例えば、MACアドレス)でもよい。なお、端末アドレス情報は、Wi−Fi通信部56に搭載されたメモリに記憶されていてもよい。
[モニタシステム100の動作]
図4及び図5を参照して、実施形態1に係るモニタシステム100の動作を説明する。実施形態1に係るモニタシステム100は、情報処理端末50Aがデバイスレコードを生成し、当該デバイスレコードを用いて情報処理端末50Aが複合機10に形成動作を実行させる処理を実行する。なお、実施形態1では、形成動作の一例としてプリント動作を複合機10に実行させる例を説明するが、複合機10に実行させる形成動作は、スキャナ動作、FAX送受信動作等であってもよい。
まず、図4を参照して、図3(B)に示されるデバイスレコードを情報処理端末50が生成し、当該デバイスレコードを用いて情報処理端末50Aが複合機10にプリント動作を実行させる処理を説明する。なお、複合機10と情報処理端末50Aとは、USBケーブル101によって接続されているものとする。
情報処理端末50Aは、出力プログラム66のインストールを指示するユーザ操作、或いはデバイスレコードの生成を指示するユーザ操作を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S11)、USBインタフェース55を通じて複合機10に送信要求情報を送信する(S12)。送信要求情報は、装置情報の送信を要求するための情報である。情報処理端末50Aが実行するステップS12の処理は、第2送信処理の一例である。なお、ステップS11〜S17の処理は、例えば、複合機10の製造メーカから提供されたインストールCDが不図示のCDドライブにセットされたことに応じて、周知のインストーラプログラムによって実行されてもよい。
次に、複合機10の装置プログラム35は、USBインタフェース25を通じて情報処理端末50Aから送信要求情報を受信する(S12)。そして、装置プログラム35は、データ記憶領域32Bに記憶された装置情報を読み出し、読み出した装置情報をUSBインタフェース25を通じて情報処理端末50Aに送信する(S13)。複合機10が実行するステップS12の処理は第1受信処理の一例であり、複合機10が実行するステップS13の処理は第1送信処理の一例である。
次に、情報処理端末50Aは、USBインタフェース55を通じて複合機10から装置情報を受信する(S13)。情報処理端末50Aが実行するステップS13の処理は、第2受信処理の一例である。次に、情報処理端末50Aは、インストールCDに記録されたモニタプログラム65及び出力プログラム66をインストールすると共に、図3(B)に示されるデバイスレコードを生成し、生成したデバイスレコードをデバイスリストに追加する(S14)。
これにより、出力プログラム66は、ステップS14で生成されたデバイスレコードに従って、USBインタフェース55を通じて複合機10に形成指示情報を送信することができるようになる。なお、モニタプログラム65及び出力プログラム66が既にインストールされている場合、インストールの処理は省略される。次に、情報処理端末50Aは、データ記憶領域62Bに記憶された端末アドレス情報を読み出し、読み出した端末アドレス情報をUSBインタフェース55を通じて複合機10に送信する(S15)。
次に、複合機10の装置プログラム35は、装置情報の送信先である情報処理端末50Aから、USBインタフェース55を通じて端末アドレス情報を受信する(S15)。次に、装置プログラム35は、ステップS15で受信した端末アドレス情報と、報知フラグ“OFF”とを含む端末レコードを端末リストに追加する(S16)。すなわち、端末レコードは、USBインタフェース25を通じて装置情報を送信した情報処理端末50を示す。そして、装置プログラム35は、USBインタフェース55を通じて情報処理端末50Aに登録完了情報を送信する(S17)。登録完了情報は、端末アドレス情報の登録が完了したことを通知するための情報である。複合機10が実行するステップS15の処理は第2受信処理の一例であり、ステップS16の処理は記憶処理の一例である。
次に、情報処理端末50Aは、USBインタフェース55を通じて複合機10から登録完了情報を受信する(S17)。そして、モニタプログラム65は、Wi−Fi通信部56のTCPポートの1つ(以下、「特定ポート」と表記する。)を開放する(S18)。これにより、情報処理端末50Aは、特定ポート宛てに送信された情報をWi−Fi通信部56を通じて受信することができる。ステップS18の処理は、Wi−Fi通信部56を通じて複合機10から情報を受信可能な状態にする受信準備処理の一例である。
より詳細には、特定ポートを開放するとは、特定ポート宛てに送信されたSYNパケットに対して、SYN/ACKパケットを返信するように設定することを指す。SYNパケットとは、TCPヘッダのSYNビットに“1”が設定され且つACKビットに“0”が設定されたパケットを指す。SYN/ACKパケットとは、TCPヘッダのSYNビットに“1”が設定され且つACKビットに“1”が設定されたパケットを指す。一方、特定ポートを開放する前の状態とは、特定ポート宛てに送信されたSYNパケットに対して、RST/ACKパケットを返信するように設定されている。
なお、ステップS18の処理を実行するタイミングは、例えば、ステップS14の直後、或いはステップS15の直後であってもよい。すなわち、モニタプログラム65は、デバイスレコードが追加されたことに応じて、換言すれば、USBインタフェース55を通じて複合機10に形成指示情報を送信可能に出力プログラム66が設定されたことに応じて、ステップS18の処理を実行すればよい。また、特定ポートのポート番号は、予め定められていてもよいし、ステップS15で情報処理端末50Aが複合機10に通知してもよいし、ステップS17で複合機10が情報処理端末50Aに通知してもよい。さらに、特定ポートのポート番号は、端末レコードに含められてもよい。
次に、出力プログラム66は、情報処理端末50Aにインストールされた不図示のアプリケーションプログラムから、複合機10にプリント動作を実行させることを指示するプリント指示を取得する(S19)。プリント指示は、例えば、プリント動作の対象となる画像データと、プリント指示情報の送信に用いるデバイスレコードとを特定する情報を含む。そして、出力プログラム66は、プリント指示で指定されたデバイスレコードに従って、USBインタフェース55を通じて複合機10にプリント指示情報を送信する(S20)。プリント指示情報は、プリント動作の実行を複合機10に指示するための形成指示情報の一例である。プリント指示情報は、例えば、プリント指示で指定された画像データを含む。
次に、複合機10の装置プログラム35は、USBインタフェース25を通じて情報処理端末50Aからプリント指示情報を受信する(S20)。そして、装置プログラム35は、ステップS20で受信したプリント指示情報に従って、プリンタ部11にプリント動作を実行させる(S21)。すなわち、プリンタ部11は、プリント指示情報に含まれる画像データで示される画像を記録用紙に記録する。複合機10が実行するステップS20の処理は第4受信処理の一例であり、ステップS21の処理は動作制御処理の一例である。
次に、図5を参照して、図3(C)に示されるデバイスレコードを情報処理端末50が生成し、当該デバイスレコードを用いて情報処理端末50Aが複合機10にプリント動作を実行させる処理を説明する。なお、複合機10と情報処理端末50Aとは、USBケーブル101によって接続されているものとする。また、図5の処理を開始する時点において、複合機10は無線LANに接続されておらず、情報処理端末50Aは無線LANに接続されているものとする。
まず、複合機10の装置プログラム35は、無線LANに接続するための情報がWi−Fi通信部26に設定されるのを監視する(S31)。無線LANに接続するための情報とは、例えば、IPアドレスやSSID(Service Set IDentifierの略)等である。また、IPアドレスは、操作部24を通じてユーザからの入力を受け付けてもよいし、不図示のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocolの略)サーバから取得してもよい。同様に、SSIDは、操作部24を通じてユーザからの入力を受け付けてもよいし、AOSS(AirStation One−Touch Secure Systemの略)等によってアクセスポイント102から取得してもよい。
次に、装置プログラム35は、Wi−Fi通信部26が無線LANに接続されたことを検知する(S32)。より詳細には、装置プログラム35は、ステップS31で設定された情報を用いてアクセスポイント102と通信可能になったことを検知する。次に、装置プログラム35は、端末レコードが端末リストに登録されているか否かを判断する(S33)。より詳細には、装置プログラム35は、報知フラグ“OFF”を含む端末レコードが端末リストに登録されているか否かを判断する。ステップS32の処理は検知処理の一例であり、ステップS33の処理は判断処理の一例である。
そして、装置プログラム35は、Wi−Fi通信部26が無線LANに接続されたことを検知し、且つ端末レコードが端末リストに登録されていると判断したことに応じて(S32:Yes&S33:Yes)、設定報知画面1を表示部23に表示させる(S34)。設定報知画面1は、無線LANを通じて形成指示情報を送信するために情報処理端末50の設定変更が必要なことを報知するための画面である。図7(A)は、設定報知画面1の一例である。図7(A)に示される設定報知画面1は、「LAN設定が完了しました。PCからプリント/スキャンする場合は、プリンタドライバの設定変更が必要です。」とのメッセージを含む。ステップS34の処理は、報知処理の一例である。
また、装置プログラム35は、報知フラグ“OFF”を含む端末レコードの1つを端末リストから読み出す。そして、装置プログラム35は、読み出した端末レコードに含まれる端末アドレス情報で識別される情報処理端末50Aに、Wi−Fi通信部26を通じて設定報知情報を送信する(S35)。設定報知情報は、ステップS18で開放された特定ポート宛てに送信される。設定報知情報は、無線LANを通じて形成指示情報を送信するために情報処理端末50の設定変更が必要なことを示す情報である。設定報知情報は、例えば、Wi−Fi通信部26に設定された装置アドレス情報を含む。複合機10が実行するステップS35の処理は、第2送信処理の一例である。
また、装置プログラム35は、読み出した端末レコードの報知フラグに“ON”を設定する(S36)。そして、装置プログラム35は、ステップS35、S36の処理を、報知フラグ“OFF”を含む全ての端末レコードに対して実行する(S37)。一方、装置プログラム35は、Wi−Fi通信部26が無線LANに接続されたことを検知し、且つ端末レコードが端末リストに登録されていないと判断したことに応じて(S32:Yes&S33:No)、ステップS34〜S37の処理をスキップする。
次に、情報処理端末50Aのモニタプログラム65は、特定ポート宛てに送信された設定報知情報を、Wi−Fi通信部56を通じて複合機10から受信する(S35)。そして、モニタプログラム65は、ステップS35で受信した設定報知情報に従って、設定報知画面2を表示部53に表示させる(S38)。設定報知画面2は、出力プログラム66の設定変更、換言すれば、デバイスレコードの変更が必要なことを報知するための画面である。図7(B)は、設定報知画面2の一例である。図7(B)に示される設定報知画面2は、「複合機がLANに接続されました。複合機との通信をLAN経由に切り替えますか?」とのメッセージと、[切替]アイコン111と、[キャンセル]アイコン112とを含む。情報処理端末50Aが実行するステップS38の処理は受信処理の一例であり、ステップS38の処理は報知処理の一例である。
[切替]アイコン111は、出力プログラム66を設定変更する指示に対応する。[キャンセル]アイコン112は、出力プログラム66を設定変更をしない指示に対応する。そして、モニタプログラム65は、[切替]アイコン111の位置をタップするユーザ操作を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S39:Yes)、出力プログラム66を設定変更する(S40)。一方、モニタプログラム65は、[キャンセル]アイコン112の位置をタップするユーザ操作を操作部54を通じて受け付けたことに応じて(S39:No)、ステップS40の処理をスキップする。
より詳細には、モニタプログラム65は、ステップS40において、ステップS35で受信した設定報知情報に含まれる装置アドレス情報を用いて、図3(C)に示されるデバイスレコードを生成する。そして、モニタプログラム65は、図3(B)に示されるデバイスレコードを、生成したデバイスレコードで上書きする。[切替]アイコン111のタップは、出力プログラム66の設定変更を指示する指示操作の一例である。ステップS39の処理は受付処理の一例であり、ステップS40の処理は設定処理の一例である。
次に、出力プログラム66は、情報処理端末50Aにインストールされた不図示のアプリケーションプログラムから、複合機10にプリント動作を実行させるプリント指示を取得する(S41)。そして、出力プログラム66は、プリント指示で指定されたデバイスレコードに従って、Wi−Fi通信部56を通じて複合機10にプリント指示情報を送信する(S42)。次に、複合機10の装置プログラム35は、Wi−Fi通信部26を通じて情報処理端末50Aからプリント指示情報を受信する(S42)。そして、装置プログラム35は、ステップS42で受信したプリント指示情報に従って、プリンタ部11にプリント動作を実行させる(S43)。ステップS41〜S43の処理は、無線LANを通じてプリント指示情報が送受信される点を除いて、ステップS19〜S21の処理と同様であってもよい。
[実施形態1の作用効果]
実施形態1によれば、複合機10が無線LANに接続されたタイミングで、換言すれば、無線LANを通じて情報処理端末50と複合機10とが通信可能になったタイミングで、情報処理端末50Aの設定変更が必要なことを報知する。すなわち、適切なタイミングで情報処理端末50Aの設定変更を促すことができる。また、実施形態1によれば、設定報知情報を送信することによって、情報処理端末50Aの表示部53に設定報知画面2を表示させることができる。その結果、複合機10から離れた場所に情報処理端末50Aが設置されていたとしても、設定変更が必要なことを情報処理端末50Aのユーザに適切なタイミングで報知することができる。
また、実施形態1によれば、報知フラグ“OFF”を含むデバイスレコードがデバイスリストに登録されている場合に、ステップS34〜S37の処理が実行される。ここで、デバイスリストにデバイスレコードが登録されていない場合とは、例えば、USBケーブル101を通じた形成指示情報の送信が可能な情報処理端末50が存在しないことを指す。一方、全てのデバイスレコードの報知フラグに“ON”が設定されている場合とは、例えば、USBケーブル101を通じて複合機10に形成指示情報を送信可能な全ての情報処理端末50に、設定報知情報を既に送信したことを指す。この場合の情報処理端末50のユーザは、複合機10に形成指示情報を送信するための設定変更が必要なことを認識している可能性が高いので、ステップS34〜S37の処理を実行する必要がない。
また、実施形態1によれば、設定報知画面2の[切替]アイコン111が指定されたことに応じて、図3(B)に示されるデバイスレコードに代えて、図3(C)に示されるデバイスレコードがデバイスリストに登録される。これにより、ユーザの手を煩わせることなく、出力プログラム66の設定変更をスムーズに行うことができる。なお、実施形態1のステップS40では、デバイスレコードを上書きする例を示したが、図3(B)に示されるデバイスリストに、図3(C)に示されるデバイスレコードを新たに追加してもよい。すなわち、図3(B)及び図3(C)に示される2つのデバイスレコードがデバイスリストに登録されてもよい。これにより、出力プログラム66は、USBインタフェース55及びWi−Fi通信部56の両方を通じて、形成指示情報を複合機10に送信することができるようになる。
なお、ステップS34の処理と、ステップS35〜S37の処理とは、いずれか一方のみが実行され、他方が省略されてもよい。また、ステップS33の判断を省略して、Wi−Fi通信部26が無線LANに接続されたことを検知したことのみに応じて、ステップS34以降の処理を実行してもよい。さらに、設定報知画面2の[切替]アイコン111を省略して、デバイスレコードの変更は、ユーザに手動で実行させてもよい。
[実施形態2]
次に、図6を参照して、実施形態2に係るモニタシステム100の動作を説明する。なお、実施形態1と共通する処理の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明する。実施形態2に係るモニタシステム100は、複合機10が無線LANに接続されたか否かを情報処理端末50Aが監視する点において、実施形態1と相違する。
まず、情報処理端末50Aのモニタプログラム65は、ステップS11〜S17の処理を実行したことに応じて、USBインタフェース55を通じて複合機10に設定確認情報を送信する(S51)。設定確認情報は、複合機10が無線LANに接続されたか否かを示す設定情報の送信を、複合機10に要求するための情報である。
次に、複合機10の装置プログラム35は、USBインタフェース25を通じて情報処理端末50Aから設定確認情報を受信する(S51)。そして、装置プログラム35は、複合機10が無線LANに接続されたか否かを判断する。より詳細には、装置プログラム35は、図5のステップS31、S32と同様の処理を実行することによって、Wi−Fi通信部26にIPアドレスやSSIDが設定されているか否かを判断してもよいし、現時点でアクセスポイント102と通信可能な状態であるか否かを判断してもよい。そして、装置プログラム35は、この判断結果を示す設定情報を、USBインタフェース25を通じて情報処理端末50Aに送信する(S52)。
次に、情報処理端末50Aのモニタプログラム65は、USBインタフェース55を通じて複合機10から設定情報を受信する(S52)。そして、モニタプログラム65は、ステップS52で受信した設定情報に基づいて、複合機10が無線LANに接続されたか否かを判断する(S53)。そして、モニタプログラム65は、複合機10が無線LANに接続されていないと判断したことに応じて(S53:No)、所定時間経過後にステップS51の処理を再び実行する。すなわち、モニタプログラム65は、複合機10が無線LANに接続されていると判断するまで(S53:Yes)、所定の時間間隔でステップS51、S52の処理を繰り返し実行する。
次に、モニタプログラム65は、複合機10が無線LANに接続されたと判断したことに応じて(S53:Yes)、USBインタフェース55を通じて複合機10に端末リスト要求情報を送信する(S54)。端末リスト要求情報は、複合機10に記憶された端末リストの送信を要求するための情報である。次に、複合機10の装置プログラム35は、USBインタフェース25を通じて情報処理端末50Aから端末リスト要求情報を受信する(S54)。そして、装置プログラム35は、データ記憶領域32Bに記憶された端末リストを読み出し、読み出した端末リストをUSBインタフェース25を通じて情報処理端末50Aに送信する(S55)。
次に、情報処理端末50Aのモニタプログラム65は、USBインタフェース55を通じて複合機10から端末リストを受信する(S55)。そして、モニタプログラム65は、ステップS55で受信した端末リストに、Wi−Fi通信部56に設定された端末アドレス情報を含む端末レコードが存在するか否かを判断する(S56)。そして、モニタプログラム65は、自身の端末アドレス情報を含む端末レコードが存在すると判断したことに応じて(S56:Yes)、USBインタフェース55を通じて複合機10に装置アドレス要求情報を送信する(S57)。装置アドレス要求情報は、複合機10のWi−Fi通信部26に設定された装置アドレス情報の送信を要求するための情報である。情報処理端末50Aが実行するステップS57の処理は、送信処理の一例である。
次に、複合機10の装置プログラム35は、USBインタフェース25を通じて情報処理端末50Aから装置アドレス要求情報を受信する(S57)。そして、装置プログラム35は、Wi−Fi通信部26に設定されている装置アドレス情報を、USBインタフェース25を通じて情報処理端末50Aに送信する(S58)。すなわち、装置プログラム35は、Wi−Fi通信部26が無線LANに接続されたことを検知し、且つ情報処理端末50Aから装置アドレス要求情報を受信したことに応じて、装置アドレス要求情報の送信元の情報処理端末50Aに装置アドレス情報を送信する。複合機10が実行するステップS57の処理は第3受信処理の一例であり、複合機10が実行するステップS58の処理は第3送信処理の一例である。
次に、情報処理端末50Aのモニタプログラム65は、USBインタフェース55を通じて複合機10から装置アドレス情報を受信する(S58)。情報処理端末50Aが実行するステップS58の処理は、受信処理の一例である。そして、モニタプログラム65は、ステップS59〜S61の処理を実行する。ステップS59〜S61の処理は、ステップS38〜S40の処理と同様であってもよい。また、実施形態2に係るモニタシステム100は、ステップS61の処理を実行した後に、ステップS41〜S43に相当する処理を実行してもよい。一方、モニタプログラム65は、自身の端末アドレス情報を含む端末レコードが存在しないと判断したことに応じて(S56:No)、ステップS57〜S61の処理をスキップする。
[実施形態2の作用効果]
実施形態2によれば、実施形態1の図5の処理と同様の作用効果を得ることができる。また、実施形態2の処理を実行する場合、図4のステップS18で特定ポートを開放する必要が無いので、情報処理端末50Aのセキュリティの低下を抑制することができる。なお、複合機10と情報処理端末50Aとは、図6のステップS51〜S58において、無線LANを経由して各種情報を送受信してもよい。
一例として、複合機10と情報処理端末50Aとは、ステップS51、S52、S57、S58において、USBケーブル101を経由して各種情報を送受信する。そして、情報処理端末50Aのモニタプログラム65は、受信した装置アドレス情報で識別される複合機10にWi−Fi通信部56を通じて端末リスト要求情報を送信し、Wi−Fi通信部56を通じて複合機10から端末リストを受信してもよい。同様に、複合機10の装置プログラム35は、Wi−Fi通信部26を通じて情報処理端末50Aから端末リスト要求情報を受信し、Wi−Fi通信部26を通じて情報処理端末50Aに端末リストを送信してもよい。
他の例として、情報処理端末50Aのモニタプログラム65は、ステップS13で受信した装置情報を含む存在確認情報を、Wi−Fi通信部26を通じてブロードキャストしてもよい。一方、複合機10の装置プログラム35は、Wi−Fi通信部26を通じて情報処理端末50Aから存在確認情報を受信し、受信した存在確認情報に含まれる装置情報が自装置の装置情報か否かを判断してもよい。そして、装置プログラム35は、自装置の装置情報が存在確認情報に含まれていると判断したことに応じて、Wi−Fi通信部26を通じて情報処理端末50Aに存在情報を送信してもよい。一方、装置プログラム35は、自装置の装置情報が存在確認情報に含まれていないと判断したことに応じて、存在確認情報に対して応答しなくてもよい。
次に、情報処理端末50のモニタプログラム65は、存在確認情報を送信してから所定の時間が経過しても存在情報を受信できない場合、Wi−Fi通信部56を通じて存在確認情報を再びブロードキャストしてもよい。一方、モニタプログラム65は、Wi−Fi通信部56を通じて複合機10から存在情報を受信したことに応じて、Wi−Fi通信部56を通じて複合機10に端末リスト要求情報を送信し、Wi−Fi通信部56を通じて複合機10から端末リストを受信してもよい。なお、この場合は、存在情報のIPヘッダに装置アドレス情報が含まれているので、ステップS57、S58の処理は省略される。
また、各実施形態の複合機10及び情報処理端末50において、記憶部32、62のプログラム記憶領域32A、62Aに記憶された各種プログラムがCPU31、61によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(Integrated Circuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。
さらに、本発明は、複合機10及び情報処理端末50として実現できるだけでなく、複合機10及び情報処理端末50に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワークを介して複合機10及び情報処理端末50に接続可能なサーバに搭載された記憶部を含んでもよい。そして、サーバの記憶部に記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。
10・・・複合機
11・・・プリンタ部
12・・・スキャナ部
31,61・・・CPU
23,53・・・表示部
24,54・・・操作部
25,55・・・USBインタフェース
26,56・・・Wi−Fi通信部
32,62・・・記憶部
35・・・端末プログラム
50・・・情報処理端末
65・・・モニタプログラム
66・・・出力プログラム

Claims (9)

  1. 画像を形成する形成動作を実行する形成部と、
    通信線を通じてピアツーピア接続された情報処理端末と通信可能な第1通信部と、
    端末アドレス情報を指定して前記情報処理端末と通信可能な第2通信部と、前記端末アドレス情報は、通信ネットワーク上で前記情報処理端末を識別するアドレス情報であり、
    装置情報を記憶する記憶部と、前記装置情報は、前記形成動作の実行を指示する形成指示情報を前記情報処理端末が送信するのに必要な情報であり、
    報知部と、
    制御部とを備える画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1通信部を通じて前記情報処理端末から送信要求情報を受信する第1受信処理と、
    前記第1受信処理で前記送信要求情報を受信したことに応じて、前記記憶部に記憶された前記装置情報を前記第1通信部を通じて前記情報処理端末に送信する第1送信処理と、
    前記第2通信部が前記通信ネットワークに接続されたことを検知する検知処理と、
    前記通信ネットワークに接続されたことを前記検知処理で検知したことに応じて、前記通信ネットワークを通じて前記形成指示情報を送信するために前記情報処理端末の設定変更が必要なことを前記報知部に報知させる報知処理とを実行する画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記情報処理端末に前記装置情報を既に送信したか否かを判断する判断処理をさらに実行し、
    前記通信ネットワークに接続されたことを前記検知処理で検知し、且つ前記装置情報を既に送信したと前記判断処理で判断したことに応じて、前記報知処理を実行し、
    前記通信ネットワークに接続されたことを前記検知処理で検知し、且つ前記装置情報を未だ送信していないと前記判断処理で判断したことに応じて、前記報知処理を実行しない請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記装置情報の送信先の前記情報処理端末から、前記第1通信部を通じて前記端末アドレス情報を受信する第2受信処理と、
    前記第2受信処理で受信した前記端末アドレス情報を前記記憶部に記憶させる記憶処理と、
    前記通信ネットワークに接続されたことを前記検知処理で検知したことに応じて、前記記憶部に記憶された前記端末アドレス情報で識別される前記情報処理端末に、前記第2通信部を通じて設定報知情報を送信する第2送信処理とを実行し、前記設定報知情報は、前記通信ネットワーク上で該画像形成装置を識別する前記アドレス情報である装置アドレス情報を含み、且つ前記通信ネットワークを通じて前記形成指示情報を送信するために前記情報処理端末の設定変更が必要なことを示す情報である請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第1通信部を通じて前記情報処理端末から装置アドレス要求情報を受信する第3受信処理と、
    前記通信ネットワークに接続されたことを前記検知処理で検知し、且つ前記第3受信処理で前記装置アドレス要求情報を受信したことに応じて、前記通信ネットワーク上で該画像形成装置を識別する前記アドレス情報である装置アドレス情報を、前記第1通信部を通じて前記情報処理端末に送信する第3送信処理とを実行する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第1通信部或いは前記第2通信部を通じて前記情報処理端末から前記形成指示情報を受信する第4受信処理と、
    前記第4受信処理で受信した前記形成指示情報に従って、前記形成部に前記形成動作を実行させる動作制御処理とを実行する請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 通信線を通じてピアツーピア接続された画像形成装置と通信可能な第1通信部と、装置アドレス情報を指定して前記画像形成装置と通信可能な第2通信部と、報知部と、出力プログラムを記憶可能な記憶部とを備える情報処理端末によって読み取り可能なモニタプログラムであって、前記装置アドレス情報は、通信ネットワーク上で前記画像形成装置を識別するアドレス情報であり、前記出力プログラムは、画像を形成する形成動作の実行を指示する形成指示情報を、前記第1通信部或いは前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に送信する処理を、前記情報処理端末に実行させることが可能であり、
    該モニタプログラムは、
    前記第1通信部を通じて前記形成指示情報を送信可能に前記出力プログラムが設定されたことに応じて、前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から情報を受信可能な状態にする受信準備処理と、
    前記第2通信部を通じて前記画像形成装置から設定報知情報を受信する受信処理とを前記情報処理端末に実行させ、前記設定報知情報は、前記装置アドレス情報を含み、且つ前記通信ネットワークを通じて前記形成指示情報を送信するための設定変更が必要なことを示す情報であり、
    該モニタプログラムは、前記受信処理で受信した前記設定報知情報に従って、前記出力プログラムの設定変更が必要なことを前記報知部に報知させる報知処理を前記情報処理端末に実行させるモニタプログラム。
  7. 通信線を通じてピアツーピア接続された画像形成装置と通信可能な第1通信部と、装置アドレス情報を指定して前記画像形成装置と通信可能な第2通信部と、報知部と、出力プログラムを記憶可能な記憶部とを備える情報処理端末によって読み取り可能なモニタプログラムであって、前記装置アドレス情報は、通信ネットワーク上で前記画像形成装置を識別するアドレス情報であり、前記出力プログラムは、画像を形成する形成動作の実行を指示する形成指示情報を、前記第1通信部或いは前記第2通信部を通じて前記画像形成装置に送信する処理を、前記情報処理端末に実行させることが可能であり、
    該モニタプログラムは、
    前記第1通信部を通じて前記形成指示情報を送信可能に前記出力プログラムが設定されたことに応じて、前記第1通信部を通じて前記画像形成装置に装置アドレス要求情報を送信する送信処理と、
    前記通信ネットワークに接続された前記画像形成装置から、前記第1通信部を通じて前記装置アドレス情報を受信する受信処理と、
    前記受信処理で前記装置アドレス情報を受信したことに応じて、前記出力プログラムの設定変更が必要なことを前記報知部に報知させる報知処理とを前記情報処理端末に実行させるモニタプログラム。
  8. 前記情報処理端末は、操作部を備えており、
    該モニタプログラムは、
    前記出力プログラムの設定変更を指示する指示操作を前記操作部を通じて受け付ける受付処理と、
    前記受付処理で前記指示操作を受け付けたことに応じて、前記受信処理で受信した前記装置アドレス情報を用いて、前記第2通信部を通じて前記形成指示情報を送信可能に前記出力プログラムを設定する設定処理とを前記情報処理端末に実行させる請求項6又は7に記載のモニタプログラム。
  9. 画像形成装置と、情報処理端末とを備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    画像を形成する形成動作を実行する形成部と、
    通信線を通じてピアツーピア接続された前記情報処理端末と通信可能な第1通信部と、
    端末アドレス情報を指定して前記情報処理端末と通信可能な第2通信部と、前記端末アドレス情報は、通信ネットワーク上で前記情報処理端末を識別するアドレス情報であり、
    装置情報を記憶する装置記憶部と、前記装置情報は、前記形成動作の実行を指示する形成指示情報を前記情報処理端末が送信するのに必要な情報であり、
    報知部と、
    装置制御部とを備えており、
    前記装置制御部は、
    前記第1通信部を通じて前記情報処理端末から送信要求情報を受信する第1受信処理と、
    前記第1受信処理で前記送信要求情報を受信したことに応じて、前記記憶部に記憶された前記装置情報を前記第1通信部を通じて前記情報処理端末に送信する第1送信処理と、
    前記第2通信部が前記通信ネットワークに接続されたことを検知する検知処理と、
    前記通信ネットワークに接続されたことを前記検知処理で検知したことに応じて、前記通信ネットワークを通じて前記形成指示情報を送信するために前記情報処理端末の設定変更が必要なことを前記報知部に報知させる報知処理とを実行し、
    前記情報処理端末は、
    通信線を通じてピアツーピア接続された前記画像形成装置と通信可能な第3通信部と、
    装置アドレス情報を指定して前記画像形成装置と通信可能な第4通信部と、前記装置アドレス情報は、前記通信ネットワーク上で前記画像形成装置を識別する前記アドレス情報であり、
    出力プログラムを記憶可能な端末記憶部と、前記出力プログラムは、前記形成動作の実行を指示する形成指示情報を、前記第3通信部或いは前記第4通信部を通じて前記画像形成装置に送信可能であり、
    端末制御部とを備えており、
    前記端末制御部は、
    前記第3通信部を通じて前記画像形成装置に前記送信要求情報を送信する第2送信処理と、
    前記第3通信部を通じて前記画像形成装置から前記装置情報を受信する第2受信処理と、
    前記第2受信処理で受信した前記装置情報を用いて、前記第1通信部を通じて前記形成指示情報を送信可能に前記出力プログラムを設定する設定処理とを実行する画像形成システム。
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