JP2017068508A - 帳票処理方法、帳票処理装置、システムおよびプログラム - Google Patents

帳票処理方法、帳票処理装置、システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】1枚の帳票について複数回の帳票処理を行う場合についても、ユニークな帳票識別情報を正しく付して、正しく読み取ることができるようにする。【解決手段】読み取り部は、帳票に記載されている内容を読み取って読み取りデータとして出力する。認識処理部は、前記帳票に付されている帳票識別情報を認識するための認識処理を実行する。第1識別情報出力部は、前記認識処理部が前記帳票識別情報の認識に成功した場合には前記認識処理によって得られた前記帳票識別情報を当該帳票の前記読み取りデータと関連付けて出力する。第2識別情報出力部は、前記認識処理部が前記帳票識別情報の認識に失敗した場合には当該帳票に新たな帳票識別情報を付するとともに新たに付した前記帳票識別情報を当該帳票の前記読み取りデータと関連付けて出力する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、帳票処理方法、帳票処理装置、システム、およびプログラムに関する。
企業や公共機関等における業務の処理・管理のために、コンピューターを用いた業務システムが多用されている。そういった業務システムを構成する要素として、紙の帳票をイメージとして読み取ったり、その帳票に記載されている文字を読み取ったりするための、スキャナーやOCR(光学式文字読取装置,Optical Character Reader)は有用である。企業等における業務の質や効率を高めるためには、これらの装置が、単にイメージや文字を読み取るだけではなく、読み取った結果のデータと元の帳票とを関連付けて管理できることが求められる。そのために、装置が紙の帳票から情報を読み取る際に、帳票を一意に識別することのできる帳票識別情報をその帳票に付する技術が存在する。
例えば、帳票識別情報として文字による管理番号を用いるために、帳票上の所定の位置に文字を印字する機能を有するOCRスキャナーが実用化されている。
その一例として、帳票に識別番号(この識別情報は、帳票の書式種別を識別する情報)および通し番号(この通し番号は、一枚一枚の帳票を識別するための情報)とを印字する印字手段を備える帳票処理システムが従来の技術として存在する。また、書式種別が一旦識別されなかった帳票に関して、印字されている通し番号を読み取って、その通し番号が登録されている帳票種別情報データベースから、その通し番号と関連付けられる帳票識別情報を取得し、取得した帳票識別情報を印字する処理手順が、従来の技術の一つとして存在する。
しかしながら、帳票識別情報をその帳票に付することによって、次のような問題が起こる場合がある。現実のビジネスを遂行するための帳票処理において、OCRスキャナーとうによる帳票の読み取りを複数回行わなければならない場合があり得る。典型的には、ある業務システムで帳票の読み取りを行った後、他の業務システムでその帳票の読み取りを再度行う必要がある場合である。例えば、ある企業の業務システムにおいて1枚の帳票の読み取りを行い、その帳票を他の企業に送り、その帳票を受け取った側の当該他の企業の業務システムにおいて、その帳票の読み取りを再度行う場合が考えられる。また、このように複数の企業にまたがった処理を行う場合だけでなく、一企業内においても、業務フロー上、複数回の帳票の読み取りを行うことも考えられる。
このように、複数回の帳票処理を行う場合がある場合に、毎回、帳票識別情報を付する処理を行うと、同一帳票上に付されたそれらの帳票識別情報同士が干渉しあってしまい、帳票識別情報を読み取ろうとしたときに正しく読み取れないという問題が起こり得る。例えば、帳票識別情報が、帳票上の所定の位置に光学的に読み取り可能な方法で、文字としてまたはマーク(バーコードや2次元コード等)として印刷される場合、相異なる複数の帳票識別情報が同位置に印刷されることとなり、正しく読み取れなくなる。また、例えば、帳票識別情報を書き込んだ薄型のRFIDを帳票上に貼付するようにした場合にも、異なる複数のRFIDが帳票上の近い位置に存在すると、読み取る際の信号が干渉しあう結果となる。
また、複数の帳票識別情報のうちのいずれか1個が仮に正しく読み取れたとしても、読み取りに成功した帳票識別情報が、複数の帳票識別情報のうちの所望の識別情報であるという保証はない。また、複数の帳票識別情報のうちの2個(またはそれ以上)が仮に正しく読み取れたとしても、業務システムが単一の帳票識別情報の読み取りのみを期待している場合には、システム全体として正しい処理が行えない場合も生じ得る。
また、同一帳票上に付された複数の帳票識別情報同士が干渉しあわないようにするために、人手による運用でこの問題を回避することも考えられる。具体的には、既に帳票識別情報が付されている帳票であるか否かを人の目によって予め区分けし、既に帳票識別情報が付されている帳票(の束)についてはOCRスキャナーへの給紙の方向を逆向きにするという回避方法である。こういった方法により、既に帳票識別情報が付されている位置から離れた位置に、さらなる帳票識別情報を付するようにすることは可能である。しかしながら、そのような人手による書類処理を行うためには、多大な手間を要するという問題もある。
特開2004−145383号公報
本発明が解決しようとする課題は、1枚の帳票について複数回の帳票処理を行う場合についても、ユニークな帳票識別情報を正しく付して、正しく読み取ることができる、帳票処理方法、帳票処理装置、システムおよびプログラムを提供することである。
実施形態の帳票処理装置は、読み取り部と、認識処理部と、第1識別情報出力部と、第2識別情報出力部とを持つ。読み取り部は、帳票に記載されている内容を読み取って読み取りデータとして出力する。認識処理部は、前記帳票に付されている帳票識別情報を認識するための認識処理を実行する。第1識別情報出力部は、前記認識処理部が前記帳票識別情報の認識に成功した場合には前記認識処理によって得られた前記帳票識別情報を当該帳票の前記読み取りデータと関連付けて出力する。第2識別情報出力部は、前記認識処理部が前記帳票識別情報の認識に失敗した場合には当該帳票に新たな帳票識別情報を付するとともに新たに付した前記帳票識別情報を当該帳票の前記読み取りデータと関連付けて出力する。
第1の実施形態によるシステムの構成を示すブロック図。 第1の実施形態による帳票処理装置の装置構成の概略を示すブロック図。 第1の実施形態による帳票処理装置の概略機能構成を示すブロック図。 第1の実施形態によるシステムを用いた収納業務のフローの概要を示す概略図。 第1の実施形態による帳票処理装置が扱う帳票の紙面の例を示す概略図。 第1の実施形態による帳票処理装置が帳票識別情報を帳票に付する処理の手順を示すフローチャート。 第1の実施形態による業務システム用コンピューターが保持するデータベース上の支払データの構成を示す概略図。 第2の実施形態による帳票処理装置の概略機能構成を示すブロック図。
以下、実施形態の帳票処理方法、帳票処理装置、システムおよびプログラムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態によるシステムの構成を示すブロック図である。図示するように、システム5は、帳票処理装置1と、業務システム用コンピューター11と、端末装置12とを含んで構成される。本実施形態におけるシステム5は、金融機関の業務用システムである。図示する例では、A金融機関とB金融機関とがそれぞれシステム5を有している。なお、A金融機関のシステム5とB金融機関のシステム5とはその詳細な構成が互いに異なっていてもよい。なお金融機関とは、銀行や、信託銀行や、信用金庫や、信用組合等である。
図示するシステム5は、支払者(個人または企業等)が支払う税公金や各種料金等を、収納先の自治体や企業等に送金するための事務処理を行う。その処理全体の概略は、次の通りである。収納先の企業等は、支払用の帳票を作成し郵送等の手段で支払者に届ける。その帳票には、収納先の企業等を識別する情報や、支払者を識別する情報や、金額等の情報が印刷されている。支払者は、支払用の帳票をA金融機関の支払窓口に差し出すとともに、支払用の資金を提供する。その資金は、現金で決済されたり、支払者の預金口座から引き落とされたりする。A金融機関は、多数の支払者から受け付けた支払用の帳票について、所定の処理を行う。この処理の詳細については後述する。A金融機関のシステム5は、その処理の結果として得られる集計データを、B金融機関に届ける。A金融機関のシステム5からB金融機関のシステム5に集計データを届ける方法としては、通信回線によってデータを伝送したり、集計データを記録した記録媒体を配送したりする。また、A金融機関のシステム5で処理された支払用の帳票のうち、B金融機関に届けられるべき帳票の束が、B金融機関のシステム5に届けられる。B金融機関は、収納先の自治体や企業等に関する支払を取りまとめる金融機関である。B金融機関においても、帳票に関する所定の処理を行う。なお、A金融機関を、便宜上、「窓口金融機関」と呼ぶ場合がある。また、B金融機関を、便宜上、「取りまとめ金融機関」と呼ぶ場合がある。
帳票処理装置1は、帳票をイメージとして読み取ったり、帳票に記載されている文字を読み取ったりする機能を備えている。帳票処理装置1は、読み取ったイメージのデータや文字のデータ(これらをまとめて「読み取りデータ」と呼ぶ場合がある)を、帳票識別情報と関連付ける形で、業務システム用コンピューター11に渡す。業務システム用コンピューター11は、上述した支払等の業務に関するデータの処理を行うものである。そのため、業務システム用コンピューター11は、帳票処理装置1から出力され、帳票識別情報と関連付けられた読み取りデータを格納するためのデータベースを備える。端末装置12は、業務システム用コンピューター11に接続されている。端末装置12は、業務システム用コンピューター11にアクセスし、業務システムが有する機能を実行させる。例えば、端末装置12から、帳票処理装置1によって読み取られたデータを閲覧したり、そのデータを修正したりすることもできる。
また、システム5において、帳票をソートする処理を行う場合には、帳票処理装置1が、与えられるソートキーを用いて帳票をソート処理するソーターの機能を備えるようにする。帳票のソート処理は、帳票種類別、配送先の金融機関別、収納先別など、様々な目的で帳票を区分けするために行われる。一形態として、業務システム用コンピューター11が備えるデータベースにおいて、帳票識別情報とソートのためのソートキーとを関連付けるようにしておく。そして、業務システム用コンピューター11から帳票処理装置1に対して、帳票識別情報とソートキーとを関連付けたデータを供給するようにする。すると、帳票処理装置1は、帳票から帳票識別情報を読み取り、読み取った帳票識別情報に関連付けられたソートキーの値を取得し、そのソートキーを用いて帳票をソートすることができる。
図2は、本実施形態による帳票処理装置の装置構成の概略を示すブロック図である。同図(a)および(b)に示すように、帳票処理装置1は、OCRスキャナー21と、制御用コンピューター22とを含んで構成される。また、同図(b)に示すように帳票処理装置1が、フィーダー25とソーター26とをさらに備えるように構成しても良い。
OCRスキャナー21は、帳票を光学的に読み取る装置である。OCRスキャナー21は、読み取った画像をイメージデータとして出力する。また、OCRスキャナー21は、文字認識機能を備えている。つまり、OCRスキャナー21は、読み取った画像を基に、記載されている文字を認識し、テキストデータとして出力する。OCRスキャナー21は、出力するイメージデータおよびテキストデータを、制御用コンピューター22に渡す。
制御用コンピューター22は、OCRスキャナー21を制御するためのコンピューターである。制御用コンピューター22としては、例えば、パーソナルコンピューター(PC)を用いる。そして、OCRスキャナー21を制御するための機能を有するプログラムを、制御用コンピューター22が備える中央処理装置(CPU)上で実行できるように構成する。制御用コンピューター22は、OCRスキャナー21から上記のイメージデータおよびテキストデータを受け取る。また、制御用コンピューター22は、例えばローカルエリアネットワーク等を介して、外部と通信できるようにする。そして、制御用コンピューター22は、この外部との通信の手段を用いて、取得したイメージデータやテキストデータを業務システム用コンピューター11(図1)に渡す。
フィーダー25は、重ねて積み上げた複数枚の帳票を、1枚ずつ順次繰り出して、OCRスキャナー21の読み取り部に給紙するものである。
ソーター26は、制御用コンピューター22からの指示に従って、処理済みの帳票を区分けするものである。ソーター26は、ソート済みの帳票を区分ごとに積み上げて置くための複数のスタッカーを備えている。例えば、窓口金融機関においては、ソーター26を用いて、帳票を収納先ごとあるいは取りまとめ金融機関ごとに区分するようソートする。また、例えば、取りまとめ金融機関においては、ソーター26を用いて、帳票を収納先の自治体や企業ごとに区分するようソートする。
特に、ソーター26は、帳票識別情報に基づいて決まるソートキーを用いて、帳票をソート処理することができる。
なお、OCRスキャナー21やフィーダー25やソーター26の基本機能自体は既存技術を用いて実現可能である。また、制御用コンピューター22として用いるパーソナルコンピューター自体も、既存技術によるものを用いることができる。本実施形態に特有の機能は、主に、制御用コンピューター22上で稼働させるプログラムの機能として実現することができる。
図3は、帳票処理装置の概略機能構成を示すブロック図である。図示するように、帳票処理装置1は、制御部30と、搬送制御部32と、搬送手段33と、照射制御部35と、照射手段36と、イメージ読み取り部37と、文字認識処理部39と、印字制御部45と、印字手段46と、テキストデータ出力部51と、イメージデータ出力部52と、を含んで構成される。なお、図2に示したOCRスキャナー21と制御用コンピューター22とが、図3に示す各機能を分担する。また、ここに列挙している機能の一部は、OCRスキャナー21と制御用コンピューター22およびそのプログラムの協調動作により実現される。
以下、帳票処理装置1を構成する各機能について説明する。
制御部30は、帳票処理装置1全体の動作を制御する。また、帳票処理装置がフィーダーやソーターを含む構成であるときには、制御部30は、フィーダーやソーターの制御も行う。
搬送制御部32は、搬送手段33による帳票(紙)の搬送を制御する。帳票処理装置1がフィーダーやソーターを含んで構成される場合には、搬送制御部32は、それらフィーダーやソーターと搬送手段33とが連動するような制御を行う。
搬送手段33は、処理のために供給される帳票を読み取り位置まで搬送したり、読み取りが完了した帳票をスタッカー等に積み上げるために必要な位置まで搬送したりする。なお、搬送手段33は、回転するローラーやベルト等を組み合わせて実現される。
照射制御部35は、照射手段36を制御する。イメージ読み取り部37が帳票のイメージを読み取るタイミングに同期させて、照射制御部35は照射手段36からの照射を制御する。
照射手段36は、イメージ読み取り部37が帳票の読み取りを行えるように、読み取り位置にある帳票に光を照射する。照射手段36は、読み取り対象のインクの種類等に応じて、適切な種類の光(例えば、可視光や、紫外線光)を照射する。
イメージ読み取り部37は、帳票に記載されている内容を読み取る。具体的には、イメージ読み取り部37は、帳票をイメージとして読み取る。イメージ読み取り部37は、画素を2次元のマトリクス上に配置した画像センサーや、1次元のラインセンサー等を用いて実現される。
文字認識処理部39は、帳票に記載されている内容を読み取る。具体的には、文字認識処理部39は、帳票に含まれる文字を認識する処理を行い、帳票の文字のデータを読み取る。文字認識処理部39は、イメージ読み取り部37によって読み取られたイメージデータを、認識処理の対象とする。なお、文字認識処理自体は、既存の技術を用いて行うことのできるものである。文字認識処理部39は、文字が書かれた領域の画像を基に、その文字の領域の画像としての特徴量から文字として認識する処理を行う。
また、文字認識処理部39は、帳票上の文字情報のうち、特に、帳票識別情報を認識するための認識処理を実行する。
印字制御部45は、印字手段46による印字を制御する。特に、印字制御部45は、帳票を識別するための帳票識別情報を、帳票上の所定の位置に印字するように制御する場合がある。
印字手段46は、印字制御部45による制御に基づいて、例えばインクジェット方式等により、処理対象の帳票上に印字を行うものである。
なお、印字手段46は、通常の黒色等のインクを用いて帳票上への印字を行うようにしてもよく、例えば紫外線等を照射した場合にだけ認識されやすい特殊なインクを用いて帳票上への印字を行うようにしてもよい。そのような特殊なインクは、通常の可視光領域の光を照射しても、人の目では認識されにくいという特性を持つ。そのような特殊なインクによる印字は、「ステルス印字」と呼ばれることがある。そのような特殊なインクで帳票識別情報を印字した場合には、その文字を読み取る際に、帳票に元々印刷されている絵柄や文字と干渉しあわないというメリットがある。なお、印字手段46にインクを供給するインクカートリッジを取り換えることによってインクの種類を変えられるようにしてもよい。
また、本実施形態では、印字手段46が、帳票の裏面に帳票識別情報を印字するようにする。ただし、逆側の、帳票の表面に帳票識別情報を印字するようにしてもよい。
なお、帳票識別情報は数字を用いて表現される場合が多く、帳票識別情報を付与することを帳票への「ナンバリング」と呼ぶ場合がある。
印字手段46が印字する帳票識別情報の番号体系(コード体系)は、システムの運用設計の一部として適宜定めればよい。なお、帳票が例えば複数の金融機関にまたがって処理されるような場合には、それら金融機関の全部の中でユニークな帳票識別情報が割り振られることが望ましい。そのために、例えば、帳票識別情報内の所定の位置の桁に、金融機関を識別する情報(3桁の金融機関番号等)を含めるようにすることも考えられる。帳票識別番号は、例えば、金融機関識別情報、収納先識別情報、支払年月日、バッチ番号、バッチ内の帳票通し番号などといった情報(またはこれらのうちの一部)を含むように設計することができる。
テキストデータ出力部51は、文字認識処理部39によって読み取られた文字のデータを、読み取りデータとして出力する。具体的には、テキストデータ出力部51は、帳票の文字のデータを、テキストデータとして出力する。
テキストデータ出力部51は、また、文字認識処理部39が帳票識別情報の認識に成功した場合には、その認識処理によって得られた帳票識別情報を当該帳票から読み取った読み取りデータと関連付けて出力する第1識別情報出力部として機能する。
テキストデータ出力部51は、また、文字認識処理部39が帳票識別情報の認識に失敗した場合には、新たに帳票に付した帳票識別情報を当該帳票から読み取った読み取りデータと関連付けて出力する第2識別情報出力部として機能する。
イメージデータ出力部52は、イメージ読み取り部37によって読み取られたデータを、読み取りデータとして出力する。具体的には、イメージデータ出力部52は、帳票のイメージデータ(画像データ)を出力する。
上記の通り、イメージ読み取り部37と文字認識処理部39とテキストデータ出力部51とイメージデータ出力部52とは、帳票に記載されている内容を読み取って読み取りデータとして出力する読み取り部として機能する。
また、上記の通り、印字制御部45および印字手段46は、文字認識処理部39が帳票識別情報の認識に失敗した場合に、当該帳票に新たな帳票識別情報を付する(印字する)第2識別情報出力部として機能する。
図4は、前述のシステムを用いた収納業務のフローの概要を示す概略図である。図示する業務フローにおいて、実線で示す四角形のボックスが、ひとまとまりの処理である。これらの処理の各々には、「P」で始まる番号を付して示している。各処理は、コンピューターを用いたデータ処理や、紙の帳票を扱う処理などである。また、P1からP4までの処理はA金融機関(窓口金融機関)内で行われる処理であり、P11からP14までの処理はB金融機関(取りまとめ金融機関)内で行われる処理である。以下、この業務フロー図に沿って、業務の流れの概略を説明する。なお、以下の説明において、図1で示した符号を参照する。
処理P1は、窓口金融機関のシステムにおいて帳票に記載された情報をエントリーする段階である。ここで、帳票処理装置1は、帳票のイメージを読み取る。また、帳票処理装置1は、帳票に記載されている文字のうち必要な情報について文字認識処理を行い、文字の情報を取得する。またこの際、帳票処理装置1は、個々の帳票(1枚単位)をユニークに識別することのできる帳票識別情報を割り振り、帳票紙面上に付する。本実施形態では、帳票処理装置1は、帳票識別情報として所定の桁数の番号を帳票上の定められた位置に印字する。帳票処理装置1は、読み取って得られたイメージデータと、文字認識によって得られたテキストデータと、帳票に付された帳票識別情報とを相互に関連付ける形で、業務システム用コンピューター11に送る。また、この段階で、ソーターの機能を用いて、帳票を種別ごとに区分するようにしてもよい。
業務システム用コンピューター11は、受け取ったデータを、支払データ(後述)として、自身が管理するデータベースに格納する。
処理P2は、上記の処理P1において読み取られたデータのクリーニング等を行う段階である。具体的には、処理P2において、操作者による目視や補助的作業等にも基づきながら、業務システム用コンピューター11が、データの修正や補完等を行う。具体的には、処理P2では、文字認識処理のエラーに対処するための修正をしたり、自動的に取得できなかったデータを付加したり、その他のエラーに対応したデータの整備等を行う。なお、処理P2は、業務システム用コンピューター11による処理として行われるが、帳票処理装置1内の制御用コンピューター22を用いて同様の処理を行ってもよい。また、業務システム用コンピューター11を用いた処理を行う場合には、適宜、操作者が端末装置12を用いてデータ修正等のための操作を行う。
処理P3は、処理P2においてクリーニング済みのデータに基づいて、金融機関の業務システムとして必要な処理を行う段階である。具体的には、処理P3では、業務システム用コンピューター11が、送金先である取りまとめ金融機関ごと、収納先(自治体や企業等)ごとの、支払金額の集計処理を行う。また、業務システム用コンピューター11が、B金融機関に送るための集計データを出力する処理を行う。既に述べたように、集計データは、通信回線で伝送してもよく、また記録媒体に書き込んで配送するようにしてもよい。また、業務システム用コンピューター11は、支払用の資金を実際にB金融機関に移すための処理を行う。また、業務システム用コンピューター11は、必要に応じて、次の処理P4におけるソート処理のキー(鍵)となるデータを提供可能なように準備する。
処理P4は、紙の帳票の束を、取りまとめ金融機関ごとにソートする段階である。具体的には、帳票処理装置1は、業務システム用コンピューター11から、帳票識別情報と対応付けたソートキーのデータを受け取る。そして、帳票処理装置1は既に処理P1が完了している帳票に付された帳票識別情報を認識し、即ち、帳票処理装置1が有する文字認識機能を用いて処理P1において印字された文字の認識を行い、その帳票識別情報に対応する上記ソートキーで、帳票をソートする。このとき、帳票処理装置1が有するソーターの機能を用いる。
処理P1からP4までは、窓口金融機関側での処理である。したがって、通常は、処理P1の前には、帳票には帳票識別情報は付されていない。処理P1において初めて帳票識別情報が帳票に付される。また、処理P1において既に帳票識別情報が帳票に付されているため、何らかの処理漏れ等のエラーがない限りは、処理P2においては、通常は、既に付されている帳票識別情報が再利用される。
以上のP1からP4までの処理により、A金融機関(窓口金融機関)側からは、集計データおよび帳票の束が、B金融機関(取りまとめ金融機関)側に送られる。
次に、B金融機関側のシステムで、P11以後の処理が行われる。
処理P11は、取りまとめ金融機関のシステムにおいて帳票に記載された情報をエントリーする段階である。処理の内容は、処理P1と同様であり、帳票処理装置1は帳票のイメージを読み取る。また、帳票処理装置1は、帳票に記載文字の情報を取得する。なお、取りまとめ金融機関に送られてくる帳票には、本実施形態が想定する方法で帳票識別番号が付されている場合と、そうでない場合とがある。窓口金融機関側で本実施形態のようなシステムを採用していない場合には、本実施形態が想定する帳票識別情報は、帳票には付されていない。したがって、処理P11においては、帳票に既に帳票識別情報が付されている場合にはその帳票識別番号を読み取って再利用する。また、受け取った帳票にまだ帳票が付されていない場合には、取りまとめ金融機関側のシステムが、新たに帳票識別番号を割り振り(例えば、番号の採番を行い)、帳票に付する(例えば、ナンバリング印字を行う)。このように、受け取った帳票に帳票識別番号が付されているか否かによって、処理P11における扱いが異なる。このような処理を実現する方法については、後でも述べる。いずれの場合も、帳票処理装置1は、読み取って得られたイメージデータと、文字認識によって得られたテキストデータと、帳票に固有の帳票識別情報とを相互に関連付ける形で、業務システム用コンピューター11に送る。なお、この段階で、ソーターの機能を用いて、帳票を、収納先ごとあるいは帳票種別ごとに区分するようにしてもよい。
業務システム用コンピューター11は、受け取ったデータを、支払データ(後述)として、自身が管理するデータベースに格納する。
処理P12は、上記の処理P11において読み取られたデータのクリーニング等を行う段階である。処理P12の具体的な内容は、処理P2と同様である。
処理P13は、処理P12においてクリーニング済みのデータに基づいて、金融機関の業務システムとして必要な処理を行う段階である。具体的には、処理P13では、業務システム用コンピューター11が、P11およびP12の処理で読み取ったデータ(必要に応じてクリーニングされたデータ)に基づいて、収納先に渡すデータを作成する。収納先のコンピューターシステムでは、請求の消込処理を行うため、支払者情報(支払者を特定するための情報)や、請求番号(例えば、請求書の通し番号)を必要とする。したがって、取りまとめ金融機関から収納先に渡すデータには、これらの、支払者や請求番号を特定する情報を含めるようにする。取りまとめ金融機関から収納先に渡すデータは、通信回線によって伝送するようにしてもよいし、記録媒体に記録して配送するようにしてもよい。また、業務システム用コンピューター11は、支払用として窓口金融機関から受け取った資金を、収納先の自治体や企業等の預金口座に入金する処理を行う。また、業務システム用コンピューター11は、必要に応じて、次の処理P14におけるソート処理のキー(鍵)となるデータを提供可能なように準備する。
処理P14は、紙の帳票の束を、収納先ごとにソートする段階である。具体的には、帳票処理装置1は、業務システム用コンピューター11から、帳票識別情報と対応付けたソートキーのデータを受け取る。そして、帳票処理装置1は、帳票に付された帳票識別情報を認識する。即ち、帳票処理装置1は、文字認識処理機能を用いて、帳票に印字されている文字(帳票識別情報)の認識を行い、その帳票識別情報に対応する上記ソートキーで、帳票をソートする。このとき、帳票処理装置1が有するソーターの機能を用いる。
処理P14の結果として、取りまとめ金融機関(B金融機関)は、収納先ごとのデータと、収納先ごとに区分けされた帳票の束とを、収納先に渡す。
なお、図示したように、処理P1とP11とのそれぞれの段階で、帳票の読み込みを行う。そのように重複した読み込みを行う代わりに、処理P1で読み込んだ帳票のデータ(特に、テキストデータとして得られる情報)をA金融機関側からB金融機関側に送るという方法も、理屈としては考え得る。しかし、そういった方法を実現するためには、全金融機関および関係する収納先で、標準的なデータ交換の手順を定めるとともに、既存のコンピューターシステムを改変する必要が生じる。一方、ここで示した処理フロー、即ちA金融機関側からB金融機関側に集計データと紙の帳票とを送ることを前提とした処理フローが既に稼働しており社会的に定着している。このような事情があるため、新たな仕組みに移行することは、大きなトータルコストを必要とし、困難である。つまり、処理P1とP11とのそれぞれの段階で帳票の読み取りを行うことの必要性は高い。
図5は、帳票処理装置1が扱う帳票の紙面の例を示す概略図である。同図に示すのは、帳票の裏面であり、この面の所定の位置に、帳票識別情報が印字される。同図において、下から上への方向の矢印は、帳票処理装置1における帳票の搬送方向を示す。言い換えれば、帳票処理装置1のOCRスキャナー21は、同図に示す帳票の上側から先に取り込んでいく。また、図示する例では、帳票識別情報の印字位置が指定されている。帳票識別情報の印字位置は、帳票紙面の、同図における右端からの距離Lと、印字位置の幅Wによって指定される。指定される位置の一例は、L=50mm(ミリメートル)、W=10mmであるが、このLとWに関して他の値を用いてもよい。なお、数字による帳票識別情報の印字は、同図に示す方向(搬送方向に沿った方向)に行われる。なお、図示する例では、印字位置に「12345」という5桁の数字が印字されている。
図5に示した印字位置は、帳票処理装置1における文字認識処理部39が、文字認識の対象として読み取ろうとする位置でもある。なお、文字認識の対象として読み取る位置を複数設けてもよい。例えば、文字認識の対象として読み取る位置を3箇所設ける場合、それらを第1印字位置、第2印字位置、第3印字位置と呼ぶ。第1印字位置に関して、帳票の右端からの距離をLとし、幅をWとする。第2印字位置に関して、帳票の右端からの距離をLとし、幅をWとする。そして、第3印字位置に関して、帳票の右端からの距離をLとし、幅をWとする。上記のL,W,L,W,L,Wの具体的な値については、適宜設定可能とする。一例として、これらの具体的な値を、プログラムが起動時に読み込めるようにする。
なお、ここで図示した例では、文字認識処理の対象となり得る位置は3箇所であるが、文字認識の対象として読み取る位置の数は3に限られない。認識処理対象の位置の数は、1以上であればよい。認識処理対象の位置の数を複数とすることにより、他企業のシステムによって異なる位置に印字された帳票識別情報をも読み取ることができるようになる。また、図示した例では帳票の裏面に帳票識別情報を印字し、帳票の裏面を文字認識の対象としているが、帳票の表面を帳票識別情報の印字位置、および文字認識の対象としてもよい。また、図示した例では、数字のみから成る帳票識別情報を印字しているが、帳票識別情報が、例えばアルファベット(A−Z)や片仮名は平仮名や記号(ハイフン、コロン等)といった文字を含んでいても良い。
図6は、帳票処理装置1が帳票識別情報を帳票に付する処理の手順を示すフローチャートである。本実施形態では、このフローチャートに示す手順に合ったプログラムを、制御用コンピューター22が実行することにより、帳票処理装置1による処理を制御する。
なお、このプログラムが起動する際に指定される起動オプションは次の通りである。
第1の起動オプションは、iというパラメーターで指定される。当該パラメーター(i)の値は、0または1である。当該パラメーターの値が指定されないときは、デフォルト値である0が指定されたものと見なされる。
当該パラメーターの値が0であるとき、帳票処理装置1は、ナンバリング(帳票識別情報)の再利用を行わない。即ち、このとき、帳票処理装置1は、処理対象の帳票に既に帳票識別情報が付されているか否かにかかわらず、その帳票に対して新たな帳票識別情報を付す(ナンバリング印字を行う)。
また、当該パラメーターの値が1であるとき、帳票処理装置1は、ナンバリングの再利用を行うように動作する。即ち、このとき、帳票処理装置1は、処理対象の帳票に既に帳票識別情報(ナンバリング)が付されているか否かを判定し、付されていると判定できたときにはその帳票識別情報をそのまま再利用する。まだ帳票識別情報が付されていなかった場合には、帳票処理装置1は、その帳票に対して新たな帳票識別情報を付す(ナンバリング印字を行う)。
第2の起動オプションは、jというパラメーターで指定される。当該パラメーター(j)の値は、3桁の数字で指定される。その3桁の数字の各桁の値は、帳票識別情報の読み取り位置である。指定される3桁の数字の100の位の値は、最初に読み取りを試行する読み取り位置である。指定される3桁の数字の10の位の値は、2番目に読み取りを試行する読み取り位置である。指定される3桁の数字の1の位の値は、3番目(最後)に読み取りを試行する読み取り位置である。
本実施形態において、これらの各桁の数値は、1,2,3のいずれかである。これらの値は、それぞれ、前述の第1印字位置、第2印字位置、第3印字位置に対応する。例えば、パラメーターjで指定される3桁の数字が「312」である場合、最初に読み取りを試行するのは、第3印字位置である(100の位の値が「3」)。また、2番目に読み取りを試行するのは、第1印字位置である(10の位の値が「1」)。また、3番目に読み取りを試行するのは、第2印字位置である(1の位の値が「2」)。
なお、当該パラメーターの値が指定されないときは、デフォルト値である「123」が指定されたものと見なされる。
この第2の起動オプション(パラメーターj)に関して、帳票処理装置1の動作は、次の通りである。
即ち、第1の読み取り試行位置(パラメーターjの100の位)で帳票識別情報を読み取ることができた(つまり、文字認識処理が正しく成功した)ら、その帳票識別情報を再利用する。その結果が失敗(リジェクト)であれば、第2の読み取り試行位置を試行する。
そして、第2の読み取り試行位置(パラメーターjの10の位)で帳票識別情報を読み取ることができた(つまり、文字認識処理が正しく成功した)ら、その帳票識別情報を再利用する。その結果が失敗(リジェクト)であれば、第3の読み取り試行位置を試行する。
そして、第3の読み取り試行位置(パラメーターjの1の位)で帳票識別情報を読み取ることができた(つまり、文字認識処理が正しく成功した)ら、その帳票識別情報を再利用する。その結果が失敗(リジェクト)であれば、帳票処理装置1は、帳票識別情報の再利用を行わない。そしてその場合には、帳票処理装置1は、所定のフォーマットで、帳票識別情報を当該帳票に付与する(ナンバリング印字を実施する)。
以下、同図のフローチャートに沿って手順を説明する。なお、帳票処理装置1は、各帳票についてこの処理手順を実行する。
まず、ステップS1において、制御用コンピューター22のプログラムが、実引数を取得する。実引数とは、上記のパラメーターに関して具体的に指定された値である。これにより、帳票処理装置1は、帳票識別情報の再利用を行うか否か(上記第1の起動オプション)の情報と、帳票識別情報を読み取る位置の位置(上記第2の起動オプション)の情報とを得る。
次に、ステップS2において、帳票処理装置1は、識別情報を再利用するか否かを判定する。この判定は、ステップS1で取得した実引数のうちの、第1の起動オプション(パラメーターi)の値に基づいて行われる。識別情報を再利用する場合(ステップS2:YES)には次のステップS3に進む。識別情報を再利用しない場合(ステップS2:NO)にはステップS7に飛ぶ。
次に、ステップS3に進んだ場合、同ステップにおいて、帳票処理装置1は、第k(k=1,2,・・・)の読み取り位置に関する文字認識の処理を試行する。なお、kは、読み取り位置に関する指標値であり、その初期値は1である。そして、ステップS3からS5までの一連の処理において、kの値を順次1ずつ増分して、ステップS5における判定で終了条件を満たすまで、繰り返し実行する。
なお、本実施形態ではkの最大値を3としているが、kの最大値はこれに限られない。前述の読み取り位置の指定の個数に応じて、kの最大値が定まる。
次に、ステップS4において、帳票処理装置1は、直前のステップS3において実行した文字認識処理が成功したか否かを判定する。成功した場合(ステップS4:YES)には、ステップS6に移る。失敗した場合(ステップS4:NO)には、次のステップS5に進む。
なおここで、文字認識処理の成功とは、指定されている位置の範囲内で文字が認識(検出)されることである。なお、認識された文字の桁数や文字種別(例えば、数字のみといった限定)に関する制約をさらに設けて、成功か失敗かを判定するようにしても良い。このような制約を設ける場合、単に文字が認識されたか否かだけではなく、帳票識別情報のコード体系等の設計にも基づいた判定を行うことができる。
文字認識処理に成功した場合には、帳票処理装置1は、認識できた文字列が当該帳票に付された帳票識別情報であるものとして以後の処理を行う。
次に、ステップS5に進んだ場合、同ステップにおいて、帳票処理装置1は、すべての指標値kについての処理を完了したか否かを判定する。前述の通り、本実施形態におけるkの最大値は3であり、初期値であるk=1から順次、第kの読み取り位置に関する処理を行ってきている。したがって、具体的には、帳票処理装置1は、本ステップで、指標値kが3に達したか否かを判定する。すべてのkについての処理を完了した場合(ステップS5:YES)には次のステップS7に進む。未完了である場合(ステップS5:NO)には、帳票処理装置1は、kの値を次に進めて、ステップS3に戻る。
ステップS6に進んだ(ステップS4から)場合、同ステップにおいて、帳票処理装置1は、直前のステップS3における文字認識処理において読み取りに成功した帳票識別情報を、出力用の値とする。ここでの帳票識別情報は、帳票からの読み取りに成功した情報であり、予め付されていた帳票識別情報を再利用するものである。つまり、認識結果を帳票識別情報とする。この場合、帳票処理装置1は、テキストデータ内に書き出す形で、この帳票識別情報を出力する。この帳票識別情報は、帳票から読み取られた帳票識別情報である。
そして、本ステップの処理が終了すると、帳票処理装置1は、当該帳票に関する本フローチャート全体の処理を終了する。
ステップS7に進んだ(ステップS2またはS5から)場合、帳票処理装置1は帳票識別情報の再利用を行わない。なお、ステップS2からS7に飛んだ場合には、起動オプションとして帳票識別情報の再利用を行わないことが指定されている。また、ステップS5からS7に進んだ場合は、再利用すべき帳票識別情報を帳票から読み取れなかった場合である。そして、ステップS7において、帳票処理装置1は、当該帳票に、帳票識別情報を印字する。なお、ここで印字される帳票識別情報として、帳票処理装置1は、新たに採番された番号を用いる。そして、ステップS7を通る場合、帳票処理装置1は、テキストデータ内に書き出す形で、この帳票識別情報を出力する。この帳票識別情報は、新たに採番された帳票識別情報である。
そして、本ステップの処理が終了すると、帳票処理装置1は、当該帳票に関する本フローチャート全体の処理を終了する。
以上、フローチャートに沿って説明したように、文字認識処理部39は、帳票における複数の認識対象位置について指定された順序(k=1,2,・・・)で順次認識処理を試み、いずれかの認識対象位置についての認識処理が成功した場合に、認識処理に成功した当該認識対象位置から得られた帳票識別情報を採用する。
図7は、業務システム用コンピューター11が保持するデータベース上の支払データの構成を示す概略図である。図示するように、支払データはリレーショナル形式のデータであり、収納先、取りまとめ金融機関、窓口金融機関、支払者情報、支払日付、請求番号、金額、帳票識別情報、およびその他の詳細情報の項目を有している。支払データの各行が、1件の支払に対応し、また1枚の帳票に対応する。収納先は、支払の収納先である自治体や企業等を識別するための情報である。取りまとめ金融機関は、収納先への支払を取りまとめる金融機関(図1等における「B金融機関」)を識別するための情報である。窓口金融機関は、支払者側の窓口となる金融機関(図1等における「A金融機関」)を識別するための情報である。支払者情報は、支払者を識別するための情報である。支払日付は、支払が行われた日付を表すデータである。請求番号は、元々収納先から発番された番号であり、例えば、請求書の通し番号である。金額は、支払者から収納先に支払われる金額を表すデータである。帳票識別情報は、紙の帳票を個別に識別する情報である。その他の詳細情報は、金融機関の業務等で必要とされるその他の情報である。
窓口金融機関(A金融機関)側のシステムでは、1次帳票処理(図4のP1)において帳票が読み取られるとともに、帳票識別情報が割り当てられる。そして、帳票から読み取られた情報等が、その帳票識別情報に関連付けられる形で、この図7の支払データに格納される。窓口金融機関側のシステムは、この支払データに基づいて、取りまとめ金融機関側に渡す集計データを作成する。取りまとめ金融機関ごとの集計データを作成する場合には、窓口金融機関側の業務システム用コンピューター11は、取りまとめ金融機関のデータ項目を集計キーとして、金額のデータを集計する。収納先ごとの集計データを作成する場合には、窓口金融機関側の業務システム用コンピューター11は、収納先のデータ項目を集計キーとして、金額のデータを集計する。なお、窓口金融機関側の業務システム用コンピューター11は、適宜、他のデータ項目(例えば、日付)を集計用のキーとして併用しても良い。
取りまとめ金融機関(B金融機関)側のシステムでは、1次帳票処理(図4のP11)において帳票が読み取られる。既に帳票識別情報が付されている帳票に関しては、P11の処理では、その帳票識別情報を再利用する。帳票識別情報が付されていない帳票に関しては、P11の処理において帳票識別情報が割り当てられる。いずれの場合にもP11の処理の結果、帳票処理装置1において得られた帳票識別情報が、B金融機関側の業務システム用コンピューター11に渡され、図7の支払データに格納される。また、帳票から読み取られたその他のデータも、この支払データに格納される。
以上、本実施形態では、金融機関の業務処理の場合を例に説明した。しかし、本実施形態を適用できるのは、金融機関の業務のためのシステムには限らない。帳票類を読み取ってコンピューターを用いてそのデータを処理するとともに、帳票にユニークな識別情報を付与して管理する形態の、あらゆる業種の企業や政府や自治体等の業務に適用可能である。
また、本実施形態では、帳票識別情報を帳票に付するための具体的方法として、文字を帳票上に印字する形態について説明した。この他、帳票識別情報を帳票に付するために他の方法を用いるようにしてもよい。例えば、帳票処理装置1が、帳票識別情報を表すバーコードを、光学的に読み取り可能な形態で印刷するようにしてもよい。また、例えば、帳票処理装置1が、帳票識別情報を表す2次元コードを、光学的に読み取り可能な形態で印刷するようにしてもよい。また、帳票処理装置1が、帳票を個別に識別するための文字やマークによるコード情報を、磁気読み取り可能な形態で(例えば、磁気インクを用いて)印刷するようにしてもよい。また、帳票処理装置1が、電磁波で読み取り可能な薄型のRFID(Radio Frequency Identifier)を帳票に貼付するようにしてもよい。これら、いずれの形態による帳票識別情報を用いる場合にも、帳票処理装置1は、帳票に既に付されている帳票識別情報がある場合には、その情報を読み取って認識し、再利用する。また、その場合の帳票処理装置1による処理手順は、図6に示したフローチャートに準じるものである。なお、印字された帳票識別情報を認識する際に文字認識処理を用いる代わりに、適宜、配置されたマークのパターン(バーコードや2次元コード)を認識する処理や、RFIDに記録されたID(識別情報)を読み出す処理を用いることによって、帳票識別情報をお取得する。また、文字による帳票識別情報を印字する代わりに、適宜、マークのパターンを印刷したり、RFIDを貼付したりする。
本実施形態において、文字認識処理部39は、帳票における複数の認識対象位置について指定された順序で順次認識処理を試み、いずれかの認識対象位置についての認識処理が成功した場合に、認識処理に成功した当該認識対象位置から得られた帳票識別情報を採用するようにした。これにより、複数の金融機関等あるいは企業等にまたがって帳票を処理する場合にも、帳票識別情報を付する位置について柔軟性のある運用を行うことが可能となる。
また、本実施形態において、帳票識別情報は、帳票に印字される文字による識別情報としている。また、文字認識処理部39は、帳票に印字された文字を認識するための文字認識処理を実行するものである。また、印字制御部45および印字手段46(つまり、第2識別情報出力部の機能の一部)は、帳票に新たな帳票識別情報を文字として印字するものである。これにより、インクの種別にも応じた適切な光線(可視光や紫外線光)を照射することにより、人の目でも容易に帳票識別情報を読み取ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、前述の実施形態と同様の事項については説明を省略する場合があり、以下では、本実施形態に特有の事項を中心に説明する。また、図面内において、前述の実施形態と同様の機能等を有する部については、同じ符号を付している。
図8は、本実施形態による帳票処理装置の概略機能構成を示すブロック図である。図示するように、帳票処理装置2は、前実施形態における帳票処理装置1の構成に加えて、照合部41と正解パターン記憶部42とを、さらに含んで構成されている。
照合部41は、文字認識処理部39による帳票識別情報の認識処理の結果を、正解パターン記憶部42から読み出した正解パターンに照らして、認識処理が成功であったか失敗であったかを判定する。
正解パターン記憶部42は、上記の帳票識別情報についての正解パターンに関する情報を記憶するものである。
そして、文字認識処理部39は、照合部41による判定結果に基づいて、帳票識別情報の認識に成功したか失敗したかを出力する。
本実施形態では、帳票処理装置2が帳票から帳票識別情報を読み取る際に、照合部41による判定を行うようにする。そして、文字認識処理自体が成功していても、照合部41による判定の結果、読み取った文字情報が帳票識別番号の正規パターンに合致しないと判断される場合には、帳票識別情報の読み取りに失敗したものとして処理を行う。これにより、文字としては認識されるもののそれが正規の帳票識別情報ではない場合や、文字認識の際に桁落ちが生じた場合などに、その認識結果をリジェクトすることができる。
処理のフローチャート(図6)に照らすと、次の通りである。ステップS3の処理において所定の読み取り位置の文字認識を行った後、ステップS4の処理において認識が成功したか否かを判定する。このとき、文字認識処理自体が成功し、且つ、照合部41による処理の結果、正しい帳票識別情報であると判定された場合に限り、帳票識別情報の認識が成功したものとされる。つまり、文字認識処理自体が失敗した場合や、文字認識処理が成功したもののその認識結果が帳票識別情報の正解パターンに合致しない場合には、帳票識別情報の認識処理は失敗したものとして扱われる。
正解パターン記憶部42が記憶する正解パターンの情報の具体的な形態は様々であるが、例えば、下記のような情報を正解パターン記憶部42にあらかじめ書き込んでおくようにする。
例えば、正解パターン記憶部42が、帳票識別情報の桁数や、各桁に関する値の制約の情報を記憶しておくようにする。この場合、照合部41は、文字認識結果が、これらの情報に整合しているか否かを判定する。これにより、例えば印字の際のインクのかすれやその他の理由により、読み取った帳票識別情報の桁が足りない場合などのエラーを検出することができる。
また例えば、正解パターン記憶部42が、顧客識別情報の冗長符号化に関する情報を記憶しておくようにする。この場合、照合部41は、文字認識結果が、定められた冗長符号としてエラーを含まないかどうかを判定する。
また例えば、正解パターン記憶部42が、正解パターンを表す正規表現(regular expression)を記憶する。この場合、照合部41は、文字認識結果がこの正規表現にマッチするか否かによる判定を行う。正規表現を用いる方法は、最も汎用的に正解パターンを表す方法の一つである。
また例えば、正解パターン記憶部42が、金融機関ごとに特有の正解パターンに関する情報を記憶しておくようにする。そして、帳票識別情報内に、その識別情報を付与した金融機関を特定するコードを含んでおくようにする。この場合、照合部41は、帳票識別情報を付与した金融機関を特定し、その金融機関に特有の正解パターンに合致しているか否かを判定する。この場合、例えば金融機関ごとに異なる番号体系を用いて帳票識別番号を付与しても、複数の金融機関にまたがって帳票識別番号のユニーク性を保証できる。
なお、本実施形態では、帳票識別情報が文字として帳票上に印字されていることを前提として、文字認識処理により帳票識別情報を取得する構成としている。しかし、帳票識別情報が他の形態(バーコードや、2次元コードや、RFIF等)で帳票に付されている場合でも、帳票から読み取った帳票識別情報を正解パターン記憶部42に照らすことによって、読み取りの成功、不成功を判定することができる。
本実施形態によれば、正解パターン記憶部42は、帳票識別情報についての正解パターンに関する情報を記憶する。また、照合部41は、文字認識処理部39による帳票識別情報の認識処理の結果を、正解パターン記憶部42から読み出した正解パターンに照らして、帳票識別情報の認識処理が成功であったか失敗であったかを判定する。そして、文字認識処理部39は、照合部41による判定結果に基づいて、帳票識別情報の認識に成功したか失敗したかを出力する。これにより、帳票識別情報の読み取りの精度を上げることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、帳票に記載されている内容を読み取って読み取りデータとして出力する読み取り過程と、前記帳票に付されている帳票識別情報を認識するための認識処理を実行する認識処理過程と、前記認識処理過程において前記帳票識別情報の認識に成功した場合には前記認識処理によって得られた前記帳票識別情報を当該帳票の前記読み取りデータと関連付けて出力する第1識別情報出力過程と、前記認識処理過程において前記帳票識別情報の認識に失敗した場合には当該帳票に新たな帳票識別情報を付するとともに新たに付した前記帳票識別情報を当該帳票の前記読み取りデータと関連付けて出力する第2識別情報出力過程とを含んだ帳票処理方法により、帳票に既に付されている帳票識別情報と新たに付する帳票識別情報とが当該帳票上で干渉しあうことを避けることができる。そして、各帳票を単一の帳票識別情報で管理することができるようになる。なお、この帳票処理方法においては、読み取り過程と認識処理過程との時間的な順序関係を問わない。また、認識処理過程において帳票識別情報の認識に成功する場合と失敗する場合とは互いに背反する事象である。つまり、ある1枚の帳票に関しては、第1識別情報出力過程と第2識別情報出力過程とのいずれか一方のみが実行される。
なお、上記の各実施形態では、帳票処理装置1を制御するための機能の少なくとも一部をコンピュータープログラムで実現するものとしたが、これらを、LSI等のハードウェアで実現するようにしても良い。
なお、上述した実施形態における機能の一部をコンピュータープログラムで実現する場合、その機能を実現するためのプログラムをコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピューターシステムに読み込ませ、実行することによって実現する。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…帳票処理装置、5…システム、11…業務システム用コンピューター、12…端末装置、21…OCRスキャナー、22…制御用コンピューター、25…フィーダー、26…ソーター、30…制御部、32…搬送制御部、33…搬送手段、35…照射制御部、36…照射手段、37…イメージ読み取り部(読み取り部)、39…文字認識処理部(認識処理部,読み取り部)、41…照合部、42…正解パターン記憶部、45…印字制御部(第2識別情報出力部)、46…印字手段(第2識別情報出力部)、51…テキストデータ出力部(読み取り部,第1識別情報出力部,第2識別情報出力部)、52…イメージデータ出力部(読み取り部)

Claims (8)

  1. 帳票に記載されている内容を読み取って読み取りデータとして出力する読み取り過程と、
    前記帳票に付されている帳票識別情報を認識するための認識処理を実行する認識処理過程と、
    前記認識処理過程において前記帳票識別情報の認識に成功した場合には前記認識処理によって得られた前記帳票識別情報を当該帳票の前記読み取りデータと関連付けて出力する第1識別情報出力過程と、
    前記認識処理過程において前記帳票識別情報の認識に失敗した場合には当該帳票に新たな帳票識別情報を付するとともに新たに付した前記帳票識別情報を当該帳票の前記読み取りデータと関連付けて出力する第2識別情報出力過程と、
    を含む帳票処理方法。
  2. 帳票に記載されている内容を読み取って読み取りデータとして出力する読み取り部と、
    前記帳票に付されている帳票識別情報を認識するための認識処理を実行する認識処理部と、
    前記認識処理部が前記帳票識別情報の認識に成功した場合には前記認識処理によって得られた前記帳票識別情報を当該帳票の前記読み取りデータと関連付けて出力する第1識別情報出力部と、
    前記認識処理部が前記帳票識別情報の認識に失敗した場合には当該帳票に新たな帳票識別情報を付するとともに新たに付した前記帳票識別情報を当該帳票の前記読み取りデータと関連付けて出力する第2識別情報出力部と、
    を具備する帳票処理装置。
  3. 前記認識処理部は、前記帳票における複数の認識対象位置について指定された順序で順次認識処理を試み、いずれかの前記認識対象位置についての認識処理が成功した場合に、認識処理に成功した当該認識対象位置から得られた前記帳票識別情報を採用する、
    請求項2に記載の帳票処理装置。
  4. 前記帳票識別情報は、前記帳票に印字される文字による識別情報であり、
    前記認識処理部は、前記帳票に印字された文字を認識するための文字認識処理を実行するものであり、
    前記第2識別情報出力部は、当該帳票に前記新たな帳票識別情報を文字として印字するものである、
    請求項2または3に記載の帳票処理装置。
  5. 前記帳票識別情報についての正解パターンに関する情報を記憶する正解パターン記憶部と、
    前記認識処理部による認識処理の結果を、前記正解パターン記憶部から読み出した前記正解パターンに照らして、前記認識処理が成功であったか失敗であったかを判定する照合部と、
    をさらに具備し、
    前記認識処理部は、前記照合部による判定結果に基づいて、前記帳票識別情報の認識に成功したか失敗したかを出力する、
    請求項2から4までのいずれか一項に記載の帳票処理装置。
  6. 前記帳票識別情報に基づくソートキーを用いて、前記帳票をソート処理するソーター、
    を具備する請求項2から5までのいずれか一項に記載の帳票処理装置。
  7. 請求項6に記載の帳票処理装置と、
    前記帳票処理装置から出力され前記帳票識別情報と関連付けられた前記読み取りデータを格納するデータベースを備え、前記読み取りデータに含まれるソートキーと前記帳票識別情報とを関連付けて前記帳票処理装置に供給する業務システム用コンピューターと、
    を具備するシステム。
  8. 帳票を読み取る機能と、前記帳票に付されている帳票識別情報を認識するための認識処理の機能とを具備する帳票処理装置を制御するためのコンピューターに、
    帳票に記載されている内容を読み取って読み取りデータとして出力する読み取り過程と、
    前記帳票に付されている帳票識別情報を認識するための認識処理を実行する認識処理過程と、
    前記認識処理過程において前記帳票識別情報の認識に成功した場合には前記認識処理によって得られた前記帳票識別情報を当該帳票の前記読み取りデータと関連付けて出力する第1識別情報出力過程と、
    前記認識処理過程において前記帳票識別情報の認識に失敗した場合には当該帳票に新たな帳票識別情報を付するとともに新たに付した前記帳票識別情報を当該帳票の前記読み取りデータと関連付けて出力する第2識別情報出力過程と、
    を実行させるためのプログラム。
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