JP2017068410A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画面に描画されるオブジェクトの数が増えても、作業効率の低下を抑制することができる情報処理システムを提供する。【解決手段】情報処理装置1Bは、複数の端末装置によって共有される複数のエリアを含む画面におけるエリアに関連する操作に基づいて、操作が行われたエリアと他のエリアとの関連の強さを表す関連度を算出する関連度処理手段(関連度処理部)102と、関連度に基づいて画面を生成する端末制御手段に、関連度を送信する制御手段101と、を備える。【選択図】図18

Description

本発明は、情報を処理する技術に関する。
近年、電子黒板やWeb会議におけるホワイトボード機能として、電子ホワイトボードが広く使われるようになっている。電子ホワイトボードは、通信ネットワークを介して接続された複数の端末装置が共有する仮想的なキャンバス(以下、画面とも表記)である。そして、電子ホワイトボードを共有する端末装置は、その電子ホワイトボードを操作することができる。電子ホワイトボードは、例えば、それらの複数の端末に通信可能と接続された、サーバ装置によって提供される。操作は、例えば、テキスト、図形、及び、画像などのオブジェクトの、描画、移動、及び、削除などである。
特許文献1には、ウィンドウシステムにおいて、ウィンドウがアクティブウィンドウに切り替えられた場合に、そのウィンドウに関連付けられているウィンドウの状態を復元する表示装置が記載されている。
特開2009−163458号公報
電子ホワイトボードの画面に描画されたオブジェクトが増加すると、互いに関連があるオブジェクトを把握しづらくなる。その結果、作業効率が低下する。特許文献1の技術では、上述の問題を解決できない。
本発明の目的の1つは、画面に描画されるオブジェクトの数が増えても、作業効率の低下を抑制することができる情報処理システムを提供することにある。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、複数の端末装置によって共有される、複数のエリアを含む画面における、前記エリアに関連する操作に基づいて、前記操作が行われた前記エリアと他の前記エリアとの関連の強さを表す関連度を算出する関連度処理手段と、前記関連度に基づいて前記画面を生成する端末制御手段に、前記関連度を送信する制御手段と、を備える。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、複数の端末装置によって共有される、複数のエリアを含む画面における、前記エリアに関連する操作に基づいて、前記操作が行われた前記エリアと他の前記エリアとの関連の強さを表す関連度を算出し、前記関連度に基づいて前記画面を生成する前記端末装置に、前記関連度を送信する。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、複数の端末装置によって共有される、複数のエリアを含む画面における、前記エリアに関連する操作に基づいて、前記操作が行われた前記エリアと他の前記エリアとの関連の強さを表す関連度を算出する関連度処理と、前記関連度に基づいて前記画面を生成する端末制御処理を実行する端末装置に、前記関連度を送信する制御処理と、を実行させる。
本発明には、画面に描画されるオブジェクトの数が増えても、作業効率の低下を抑制することができるという効果がある。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの構成の例を表すブロック図である。 図2は、電子ホワイトボードの特性を模式的に表す図である。 図3は、エリアの特性を模式的に表す図である。 図4は、オブジェクトの特性を模式的に表す図である。 図5は、関連度及びスコアの例を模式的に表す図である。 図6は、操作の回数と関連度スコアとの関係の一例を模式的に表す図である。 図7は、操作情報記憶部に格納されている操作情報の例を模式的に表す図である。 図8は、エリアの作成時刻の間隔と関連度スコアとの関係の一例を模式的に表す図である。 図9は、距離と関連度スコアとの関係の一例を模式的に表す図である。 図10は、関連度の例を模式的に表す図である。 図11は、端末装置2が表示する画面の例を模式的に表す図である。 図12は、本発明の第1の実施形態の変形例の情報処理システムの構成の例を表す図である。 図13は、本発明の第1の実施形態の情報処理システムの動作の例を表す第1のシーケンス図である。 図14は、本発明の第1の実施形態の情報処理システムの動作の例を表す第2のシーケンス図である。 図15は、本発明の第1の実施形態の情報処理システムの動作の例を表す第1のフローチャートである。 図16は、本発明の第1の実施形態の情報処理システムの動作の例を表す第2のフローチャートである。 図17は、本発明の第1の実施形態の情報処理システムの動作の例を表す第3のフローチャートである。 図18は、本発明の第2の実施形態の情報処理システム10Bの構成を表すブロック図である。 図19は、本発明の各実施形態に係る情報処理システムに含まれる情報処理装置及び端末装置を実現することができる、コンピュータのハードウェア構成の一例を表す図である。
本発明の実施形態の説明を行う前に、本発明の実施形態によって実現される電子ホワイトボードについて、さらに詳しく説明する。
電子ホワイトボードに多数のオブジェクトが配置された場合や、電子ホワイトボードのサイズが広大な場合には、電子ホワイトボード全体の情報を把握しづらい。このような場合、電子ホワイトボードを複数の領域に分割することにより、情報をまとめやすくなる。そのような領域を以下では「エリア」と表記する。エリアにはテキスト・図形・画像などのオブジェクトが描画される。
そのような電子ホワイトボードを利用するユーザは、1つの電子ホワイトボードに、例えば目的によって異なるエリアを作成することができる。そして、ユーザは、例えばユーザが使用する端末装置のキーボードやタッチパネルなどの入力部を操作することによって、操作を行うエリアを選択し、選択したエリアに対して操作を行う。操作は、前述のように、オブジェクトの描画、移動、変更、及び、削除などである。選択されたエリアにそのような操作を行うことを、「エリアを編集する」と表記する。
エリアを利用できる電子ホワイトボードでは、同一の電子ホワイトボードにエリアを追加し、継続的に編集を行うことが可能である。しかし、複数のユーザが自由にエリアを作成できる反面、必ずしも全てのエリアが整理されて整列されているとは限らない。電子ホワイトボードにエリアが多く作成されるにつれ、編集しているエリアと内容が関連するエリアがホワイトボード内に点在していく。そのため、編集しているエリアに関連するエリアを閲覧することが困難になる。エリアを整理、整頓しながら編集することができれば、編集しているエリアに関連するエリアを容易に閲覧することができる。
以下、さらに詳しく説明する。例えば、複数の機能を持つ製品の開発において共同利用される電子ホワイトボードでは、例えば、機能ごとの開発フェーズごとに、エリアが作成されることがある。このような場合に作成されるエリアは、例えば、機能ごとの、概要検討エリア、調査結果を共有するエリア、実装方式の検討するエリア、仕様の変更を検討するエリア、及び、問題発生時に対策を検討するエリアなどである。このように、1つの電子ホワイトボードに多数のエリアが作成されることがある。
電子ホワイトボードを編集する際、編集しているエリアに関連するエリアを閲覧しながらの編集が行われることがある。電子ホワイトボードに多数のエリアが作成されている場合、編集しているエリアに関連するエリアがホワイトボード内に散在する可能性がある。このような場合、編集しているエリアに関連するエリアを閲覧することが容易ではなくなる。使用するエリアを整理及び整頓しながら編集することできれば、閲覧したいエリアを見つられないという問題の発生を抑制することができる。しかし、エリアの数が多い場合、ユーザが手動でエリアを整理するのには手間がかかる。別のユーザにとってはあるユーザがエリアを整理することによりエリアの内容や配置が変化することがある。その場合、別のユーザが電子ホワイトボードに示される内容を把握することが容易ではなくなる。
<第1の実施形態>
次に、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの構成の例を表すブロック図である。
図1を参照すると本実施形態の情報処理システム10は、情報処理装置1と、複数の端末装置2とを含む。情報処理装置1は、端末装置2と、通信ネットワーク3を介して通信可能に接続されている。情報処理装置1は、複数の端末装置2に、上述の電子ホワイトボードを提供する。
情報処理装置1は、制御部101と、関連度処理部102と、通信部103と、画面情報記憶部104と、操作情報記憶部105を含む。
端末装置2は、端末制御部201と、キーボードやタッチパネルなどの入力部202と、ディスプレイやタッチパネルなどの出力部203と、情報記憶部204と、端末通信部205とを含む。
画面情報記憶部104は、情報処理装置1によって提供される電子ホワイトボードの特性、それぞれの電子ホワイトボードに生成されているエリアの特性、及び、それぞれのエリアに配置されているオブジェクトの特性を記憶する。
図2は、電子ホワイトボードの特性を模式的に表す図である。電子ホワイトボードの特性は、例えば、電子ホワイトボードを特定する電子ホワイトボードID(Identification)、電子ホワイトボードの名称、作成日時、最終更新日時、作成者、最終更新者などである。
図3は、エリアの特性を模式的に表す図である。エリアの特性は、エリアを特定するエリアID、エリアが作成された電子ホワイトボードの電子ホワイトボードID、エリアの名称、位置(例えば、X座標及びY座標)、及び、サイズ(例えば、幅及び高さ)などである。
図4は、オブジェクトの特性を模式的に表す図である。オブジェクトの特性は、そのオブジェクトが配置されているエリアのエリアID、そのエリアが作成された電子ホワイトボードの電子ホワイトボードID、オブジェクトの種別、オブジェクトの内容、位置及びサイズである。以下の説明では、画面情報記憶部104に格納されている、電子ホワイトボード、エリア、及び、オブジェクトの特性を含む情報を、特性情報とも表記する。特性情報は、「ホワイトボードデータ」とも表記される。
端末装置2の情報記憶部204は、電子ホワイトボードの、その端末装置2のユーザが使用しているエリアの特性と、そのエリアが作成された電子ホワイトボードの特性と、そのエリアに配置されているオブジェクトの特性とを記憶する。
画面情報記憶部104は、さらに、エリアのペアごとに、エリア間の関連度を記憶する。画面情報記憶部104は、さらに、エリアのペアごとに、判定要素ごとのスコアを記憶していてもよい。関連度及び判定要素については、後で詳細に説明する。
端末装置2の端末制御部201は、情報記憶部204に格納されている特性情報に基づいて、電子ホワイトボードの各エリアの画面を生成する。端末制御部201は、生成した画面を、出力部203に表示する。端末制御部201は、情報記憶部204に格納されている特性情報が更新されるのに応じて、画面を生成し、生成した画面を出力部203に表示してもよい。端末制御部201は、所定の時間間隔で、画面を生成し、生成した画面を出力部203に表示してもよい。後述されるように、端末制御部201は、端末装置2の作業差による操作が入力された場合、及び、他の端末装置2に行われた操作を表す操作情報を受信した場合に、情報記憶部204に格納されている特性情報を更新する。
端末装置2を操作する作業者は、例えばキーボードやタッチパネルである入力部202を介して、端末装置2に操作を入力する。入力部202は、端末装置2に入力された操作を表す情報を、端末制御部201に送信する。
端末制御部201は、入力部202から、端末装置2に入力された操作を表す情報を受信する。端末制御部201は、受信したその情報が表す、作業者によって行われた操作に基づいて、情報記憶部204に格納されている特性情報を更新する。さらに、端末制御部201は、作業者によって行われた操作を表す操作情報を、端末通信部205を介して、情報処理装置1に送信する。
入力部202から送信される操作を表す情報は、例えば、入力データと操作の場所とを含む。入力データは、例えば、入力された文字列、入力された図形、マウスボタンのクリックを表す情報、ドラッグを表す情報、タッチパネルへのタッチを表す情報、フリックを表す情報、タップを表す情報などの操作の種別を特定する情報である。操作の場所は、例えば、操作が行われた画面上の座標である。操作の場所は、複数の座標の時系列を含んでいてもよい。
端末制御部201は、入力部202から受信した操作を表す情報に基づいて、操作の内容を特定する。操作の内容には、電子ホワイトボードの選択がある。操作の内容には、エリアの選択、作成及び消去などがある。操作の内容には、オブジェクトの選択、変更、生成、複製、移動及び消去などがある。オブジェクトの移動には、同一エリア内の移動、同一の電子ホワイトボードに生成されたエリア間の移動、異なる電子ホワイトボードに生成されたエリア間の移動などがある。オブジェクトの複製には、同一エリア内の複製、同一の電子ホワイトボードに生成されたエリア間の複製、異なる電子ホワイトボードに生成されたエリア間の複製などがある。
操作情報は、操作が行われたオブジェクトのオブジェクトIDを含んでいてもよい。操作情報は、操作が行われたエリアのエリアIDを含んでいてもよい。操作情報は、そのエリアが生成されている電子ホワイトボードの電子ホワイトボードIDを含んでいてもよい。操作情報は、操作が行われた場所の位置を含んでいてもよい。操作情報は、操作を行った作業者のユーザIDを含んでいてもよい。操作情報は、操作が行われた端末装置2の端末IDを含んでいてもよい。操作情報は、操作が行われた時刻の情報を含んでいてもよい。
制御部101は、電子ホワイトボードの画面を表示する端末装置2から、端末装置2に入力された操作を表す操作情報を、通信部103を介して受け取る。
そして、制御部101は、上述の例と同様に端末装置2から受信した操作情報に基づいて、画面情報記憶部104に格納されている特性情報を更新する。言い換えると、制御部101は、操作情報に基づいて特定された操作の内容を、画面情報記憶部104に格納されている特性情報に反映させる。制御部101は、操作情報に基づいて特定された操作の内容を含む操作履歴を、操作情報記憶部105に格納する。操作履歴は、その操作履歴が内容を含む操作を行った作業者のユーザIDを含んでいてもよい。操作履歴は、その操作履歴が内容を含む操作が行われた端末装置の端末IDを含んでいてもよい。
さらに、制御部101は、受信した操作情報を送信した端末装置2以外の端末装置2に、その受信した操作情報を送信する。
情報処理装置1は、例えば以上のような構成によって、電子ホワイトボードを複数の端末装置2に提供する。
関連度処理部102は、複数の端末装置2によって共有される、複数のエリアを含む画面における、エリアに関連する操作に基づいて、操作が行われたエリアと他のエリアとの関連の強さを表す関連度を算出してもよい。
具体的には、関連度処理部102は、2つ以上のエリアに関連する操作が行われた場合、その操作が関連するエリアの間の関連が強化されるよう関連度を算出してもよい。後述のように、2つ以上のエリアに関連する操作は、例えば、1つのエリアに配置されているオブジェクトを、他のエリア(又は2つ以上の他のエリア)に複製する操作である。2つ以上のエリアに関連する操作は、例えば、1つのエリアに配置されているオブジェクトを、他のエリア(又は2つ以上の他のエリア)に移動する操作であってもよい。
また、関連度処理部102は、所定の種類の操作が行われた場合、その操作が関連するエリアと、操作の履歴(すなわち上述の操作履歴)から選択された操作が関連するエリアの各々との間の関連が強化されるように、関連度を算出してもよい。上述の所定の種類の操作は、例えば、エリアを選択する操作である。その場合、操作が関連するエリアは、その操作によって選択されたエリアである。上述の所定の種類の操作は、エリアを生成する操作であってもよい。その場合、操作が関連するエリアは、その操作によって生成されたエリアである。上述の所定の種類の操作は、エリアを選択する操作及びエリアを生成する操作であってもよい。また、情報処理システム10は、エリアを生成した場合、生成されたエリアがそのエリアを生成したユーザによって選択された状態になるように構成されていてもよい。そして、関連度処理部102は、その所定の操作が行われた時点に基づく所定期間内に行われた、その所定の種類の操作と同じ種類の操作を、前述の操作履歴から抽出すればよい。そして、関連度処理部102は、前述の所定の操作が行われたエリアと、抽出されたエリアの各々との間の関連を強化するよう、関連度を算出すればよい。関連度処理部102は、前述の所定の操作が行われたエリアと、抽出されたエリアとから選択される、それぞれの2つエリアの間の関連を強化するように、関連度を算出してもよい。
関連度処理部102は、前述の所定の操作を行ったユーザが、その操作を行う所定時間前以降におこなった操作を、操作履歴から抽出してもよい。関連度処理部102は、エリアを選択する操作を行ったユーザが、その操作より前の最後に同じエリアを選択する操作を行ってから、そのユーザが行った操作を、操作履歴から抽出してもよい。関連度処理部102は、前述の所定の操作が行われた時点で、その操作が行われたエリアが含まれる電子ホワイトボードにおいて選択されているエリアを抽出してもよい。このことは、関連度処理部102が、前述の所定の操作が行われる前に、その操作が行われた端末装置2以外の端末装置2によって最後に行われた操作を操作履歴から抽出し、抽出した操作が行われたエリアを特定することに相当する。関連度処理部102は、前述の所定の操作の直前に、その操作を行ったユーザによって選択されていたエリアを抽出してもよい。このことは、関連度処理部102が、前述の所定の操作が行われる前に、その操作が行われた端末装置2によって最後に行われた操作を操作履歴から抽出し、抽出した操作が行われたエリアを特定することに相当する。
関連度処理部102は、電子ホワイトボード(単に、画面とも表記される)におけるエリアの間の距離が変化する操作が行われた場合に、距離が変化したエリアの間の関連度を、距離に基づいて算出してもよい。電子ホワイトボードにおけるエリア間の距離が変化する操作は、例えば、エリアを生成する操作、エリアのサイズを変更する操作、エリアを移動する操作、及び、エリアを削除する操作などである。そして、関連度処理部102は、エリア間の距離が短縮された場合、そのエリア間の関連が強化されるよう関連度を算出すればよい。関連度処理部102は、エリア間の距離が延長された場合、そのエリア間の関連が弱くなるように関連度を算出すればよい。
以上の説明において、「関連を強化するように関連度を算出する」は、関連度が示すエリア間の関連が強くなるように、関連度を算出することを意味する。「関連が弱くなるように関連度を算出する」は、関連度が示すエリア間の関連が弱くなるように、関連度を算出することを意味する。
関連度処理部102は、以下で示す例のように、エリア間の関連の強さを表す関連度を算出する。
以下の説明では、エリアmとエリアnとの間の関連度を、R(m,n)と表記する(m及びnは、エリアに付与された番号である)。関連度処理部102は、関連度R(m,n)として、複数の判定要素に基づくスコアSi(m,n)の和を算出する(iは判定要素に付与された番号である)。以下では、判定要素に基づくスコアを「判定要素のスコア」とも表記する。関連度処理部102は、関連度R(m,n)として、必ずしも同一でない重み(以下、aiと表記)が掛けられた判定要素のスコアSi(m,n)の和を算出してもよい。判定要素は、関連の強さを判断する基準を表す。関連度R(m,n)は、例えば次式によって表される。重みaiは、例えば情報処理システム10のユーザによって、用途に応じてあらかじめ定められていればよい。
Figure 2017068410
本実施形態では、関連度処理部102は、例えば以下の判定要素に基づくスコアによって、エリア間の関連度を算出する。判定要素は、以下の例に限られない。
(第1の判定要素)エリア間のオブジェクトの複製又は移動
(第2の判定要素)複数ユーザによって同時刻に選択されているエリア
(第3の判定要素)エリアの選択履歴
(第4の判定要素)エリアの作成時刻
(第5の判定要素)エリア作成前の選択エリア
(第6の判定要素)エリア間の距離
これらの判定要素の概要は以下のとおりである。
(第1の判定要素)エリア間のオブジェクトの複製又は移動
エリア間のオブジェクトの複製は、1つのエリアに配置されているオブジェクトの複製を、他のエリアに配置することを表す。オブジェクトの複製や移動が行われた2つのエリアは、関連する内容について記述されている可能性が高い。従って、関連度処理部102は、オブジェクトのコピーや移動が行われた2つのエリア間の関連度が高くなるようにスコアを決定してもよい。操作が、異なるエリア間のオブジェクトの複製又は移動である場合、関連度処理部102は、第1の判定要素に基づくスコアを更新する。
(第2の判定要素)複数ユーザによって同時刻に選択されているエリア
電子ホワイトボード内で、複数のユーザによって同一時刻に選択されているエリアは、関連する内容について記述されている可能性が高い。従って、関連度処理部102は、複数ユーザによって同時刻に選択されているエリア間の関連度が高くなるようにスコアを決定してもよい。操作が、操作が別のエリアを選択する操作である場合、関連度処理部102は、第2の判定要素に基づくスコアを更新する。
(第3の判定要素)エリアの選択履歴
ユーザによって続けて選択されたエリアは、関連する内容について記述されている可能性が高い。関連度処理部102は、一定時間内にユーザにより選択されたエリアの遷移順序に基づいてエリアの関連度を判断する。具体的には、関連度処理部102は、例えば、ユーザによって一定時間内に連続して選択された複数のエリアに含まれる2つのエリア間の関連度が高くなるようにスコアを決定してもよい。関連度処理部102は、連続して選択された2つのエリア間の関連度が高くなるようにスコアを決定してもよい。操作が別のエリアを選択する操作である場合、関連度処理部102は、第3の判定要素に基づくスコアを更新する。
例えば、エリアAを選択している状態から、あるユーザが一定時間内に「エリアA→エリアB→エリアA」という順番でエリアの選択を行った場合、エリアAとエリアBには関連する内容について記述されている可能性が高い。関連度処理部102は、エリアAとエリアBとの間の関連度が高くなるようにスコアを決定する。
同様に、一定時間内に「エリアA→エリアB→エリアC→エリアA」と言う順番でエリアの選択が行われた場合、エリアAとエリアBとの間、エリアAとエリアCとの間、及びエリアBとエリアCとの間の関連度が高くなるようにスコアを決定する。
(第4の判定要素)エリアの作成時刻
一般に、話題は時系列で変化していく傾向がある。従って、エリアを追加しながら継続的に編集を行う電子ホワイトボードでは、エリアの作成時期が近いほど、関連が強い可能性が高い。関連度処理部102は、エリアの作成時期が近いほど、関連度が高くなるようにスコアを決定してもよい。操作がエリアを作成する操作である場合、関連度処理部102は、第4の判定要素に基づくスコアを更新する。
例えば、上述の複数の機能を持つ製品の開発において、電子ホワイトボードを使用する場合、開発中に問題点が見つかった場合、問題点の特定、仕様の見直し、及び、類似問題の調査が、順に行われることがある。これらの作業の情報共有を、電子ホワイトボードに新しく作成した異なるエリアで行った場合は、近い時期に、上述の作業の各々に関連する内容のエリアが作成される。
(第5の判定要素)エリア作成前の選択エリア
エリアの作成前に、そのエリアを作成したユーザが選択していたエリアには、作成されたエリアに関連する内容について記述されている可能性が高い。関連度処理部102は、新しく作成されたエリアと、そのエリアを作成したユーザがそのエリアを作成する前に選択していたエリアとの関連度が高くなるようにスコアを決定してもよい。操作がエリアを作成する操作である場合、関連度処理部102は、第5の判定要素に基づくスコアを更新する。
(第6の判定要素)エリア間の距離
2つのエリアが電子ホワイトボードの画面に配置されている位置の間の距離が短いほど、それらのエリアに関連する内容について記述されている可能性が高い。関連度処理部102は、電子ホワイトボードの画面に配置されている位置が近いエリアほど、関連度が高くなるようスコアを決定してもよい。操作がエリアの作成、移動、又は、サイズの変更である場合、関連度処理部102は、第6の判定要素に基づくスコアを更新する。また、エリアの削除によって他のエリアの配置が変化するように電子ホワイトボードが設計されているケースでは、操作がエリアの削除である場合、関連度処理部102は、第6の判定要素に基づくスコアを更新する。
次に、本実施形態の情報処理システム10の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図13は、本実施形態の情報処理システム10の動作の例を表すシーケンス図である。図13に示す動作は、端末装置2のユーザが電子ホワイトボードを開く場合、すなわち、電子ホワイトボードの使用を開始する場合の動作を表す。
図14に示す動作の会指示において、端末装置2の端末制御部201は、例えば、情報処理装置1に、電子ホワイトボードのリストを要求する。情報処理装置1は、電子ホワイトボードのリストの要求に対して、例えば、電子ホワイトボードID(以下、単に「ホワイトボードID」とも表記)のリストを端末装置2に送信する。情報処理装置1は、ホワイトボードIDに加えて、電子ホワイトボードの名称等を、端末装置2に送信してもよい。端末装置2の端末制御部201は、端末通信部205を介して、ホワイトボードIDを受信し、ホワイトボードIDを受信した電子ホワイトボードの一覧を、出力部203に表示する。表示される電子ホワイトボードの一覧は、ホワイトボードIDの一覧であってもよい。表示される電子ホワイトボードの一覧は、電子ホワイトボードの名称等の一覧であってもよい。端末装置2のユーザは、入力部202を使用して、電子ホワイトボードの一覧から、使用する電子ホワイトボードを選択する。入力部202は、ユーザが電子ホワイトボードを選択する操作を表すデータを、端末制御部201に送信する。
端末制御部201は、受信した上述のデータをもとに、選択された電子ホワイトボードのホワイトボードIDを特定する(ステップS101)。例えば、ユーザが電子ホワイトボードを選択する操作が、マウスのボタンをクリックする操作、または、画面上をタップする動作などである場合、端末制御部201は、クリックまたはタップされた場所に名称等が表示されている電子ホワイトボードを特定すればよい。例えば、ユーザが電子ホワイトボードを選択する操作が、電子ホワイトボードに割り当てられている番号又は文字列等を入力する操作である場合、端末制御部201は、入力された番号又は文字列などが割り当てられている電子ホワイトボードを特定すればよい。次に、端末制御部201は、特定したホワイトボードのホワイトボードIDを情報処理装置1に送信する(ステップS102)。端末制御部201は、ホワイトボードIDを送信することによって、そのホワイトボードIDによって特定される電子ホワイトボードのホワイトボードデータの送信を要求する。
情報処理装置1の制御部101は、通信部103を介して、ホワイトボードIDを受信する(ステップS111)。制御部101は、受信したホワイトボードIDによって特定される電子ホワイトボードのホワイトボードデータ、すなわち、送信を要求されたホワイトボードデータを、画面情報記憶部104から読み出す(ステップS112)。制御部101は、読み出したホワイトボードデータを、ホワイトボードデータの送信を要求した端末装置2へ送信する(ステップS113)。情報処理装置1は、その端末装置2の端末IDを、送信したホワイトボードIDが示す電子ホワイトボードを使用している端末装置2の端末IDとして、例えば操作情報記憶部105に格納する。
端末装置2の端末制御部201は、ホワイトボードデータを受信する(ステップS103)。端末制御部201は、受信したホワイトボードデータから電子ホワイトボードの画面を生成する(ステップS104)。端末制御部201は、生成した電子ホワイトボードの画面を出力部203に出力する(ステップS113)。端末制御部201は、さらに、受信したホワイトボードデータを、情報記憶部204に格納すればよい。
なお、端末装置2の端末制御部201は、電子ホワイトボードの使用を終了する場合、その電子ホワイトボードのホワイトボードIDと、使用を終了することを表す情報とを、情報処理装置1に送信すればよい。制御部101は、ホワイトボードIDと使用を終了することを表す情報とを受信する。そして、制御部101は、ホワイトボードIDと使用を終了することを表す情報とを送信した端末装置2の端末IDを、そのホワイトボードIDが示す電子ホワイトボードを使用している端末装置2の端末IDから削除する。
次に、本実施形態の情報処理システム10の、ユーザが操作を行った場合の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図14は、本実施形態の情報処理システム10の、ユーザが操作を行った場合の動作の例を表すシーケンス図である。
ユーザが入力部202を介して行った、電子ホワイトボードに対する操作は、端末通信部205を介して、情報処理装置1に送信される。電子ホワイトボードに対する操作は、例えば、データの取得の要求、電子ホワイトボードの作成又は削除、ホワイトボードのタイトル又はプロパティの変更、エリアの作成、削除又は編集、又は、オブジェクトの作成、削除又は編集などである。入力部202は、ユーザが行った操作を表すデータを、端末制御部201に送信する。
端末制御部201は、入力部202から操作を受信する(ステップS201)。すなわち、端末制御部201は、ユーザが行った操作を表すデータを受信する。端末制御部201は、受信したデータに基づいてユーザが行った操作を特定し、特定された操作を表す操作情報を生成する。端末制御部201は、生成した操作情報を情報処理装置1に送信する(ステップS202)。端末制御部201は、ユーザが行った操作を、ホワイトボードデータに反映させる。すなわち、端末制御部201は、ユーザが行った操作に基づいてホワイトボードデータを更新する。また、端末制御部201はユーザが行った操作を、出力部203に表示されている画面に反映させる(ステップS203)。端末制御部201は、例えば、更新されたホワイトボードデータを使用して、電子ホワイトボードの画面を生成してもよい。端末制御部201は、ホワイトボードデータの更新によって変化する、ホワイトボードデータの画面の部分を書き換えてもよい。端末制御部201は、操作に従って更新された電子ホワイトボードの画面を、出力部203に表示する(ステップS204)。
情報処理装置1の制御部101は、クライアントから送信された、電子ホワイトボードに対する操作を表す操作情報を、通信部103を介して受け取る(ステップS211)。制御部101は、操作情報が表す操作を、ホワイトボードデータ(画面データとも表記)に反映させる(ステップS212)。制御部101は、例えば、画面情報記憶部104から、操作が行われた電子ホワイトボードのホワイトボードデータを読み出せばよい。制御部101は、読み出したホワイトボードデータに対して、操作情報によって表される操作によって生じる変更を加えればよい。そして、制御部101は、受信した端末操作上方が反映されたホワイトボードデータを格納してもよい。
操作情報が電子ホワイトボードの編集を行う操作を表す場合、その電子ホワイトボードを使用する他の端末装置2のホワイトボードデータに、その操作を反映させる必要がある。制御部101は、編集が行われた電子ホワイトボードを使用している他の端末装置2を特定する。編集が行われた電子ホワイトボードを使用している他の端末装置2が存在する場合、制御部101は、行われた操作を、特定した端末装置2のホワイトボードデータに反映させるために、特定した端末装置2に操作情報を送信する(ステップS213)。制御部101は、操作を反映することによるホワイトボードデータの変更を表す情報を、特定した他の端末装置2に送信してもよい。
制御部101は、さらに、操作情報を関連度処理部102に送信する。関連度処理部102は、関連度を算出する関連度算出処理を実行する(ステップS214)。関連度算出処理については、後で詳細に説明する。操作情報によって表される操作が、関連度の算出に関わる操作である場合、関連度処理部102は、関連度算出処理によって、関連度を算出する。操作情報によって表される操作が、関連度の算出に関わる操作でない場合、関連度算出処理によって関連度は算出されない。その場合、関連度は変更されない。関連度処理部102は、関連度を算出した場合、算出した関連度を制御部101に通知する。制御部101は、関連度が算出された、電子ホワイトボードを使用している端末装置2の各々に送信する(ステップS215)。端末装置2は、送信された関連度を受信する(ステップS205及びステップS224)。関連度を受信した端末装置2は、受信した関連度を画面に反映させる(ステップS206及びステップS225)。関連度を画面に反映させる方法については、後で詳細に説明する。
次に、本実施形態の情報処理システム10の、関連度を算出する動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図15は、本実施形態の情報処理システム10の、関連度を算出する動作の例を表すフローチャートである。
関連度処理部102は、制御部11から操作情報を受信する。関連度処理部102は、受信した操作情報が示す操作を特定する(ステップS301)。関連度処理部102は、特定した操作が関連度に関連する操作であるか否かを判定する(ステップS302)。具体的には、関連度処理部102は、特定した操作が、例えば上述の、判定要素に基づくスコアを更新する条件のいずれかに合致するか否かを判定する。特定した操作が関連度に関連する操作ではない場合(ステップS303においてNO)、すなわち、特定した操作が、判定要素に基づくスコアを更新する条件のどれにも合致しない場合、関連度処理部102は、図15に示す関連度算出処理を終了する。
特定した操作が関連度に関連する操作である場合(ステップS303においてYES)、すなわち、判定要素に基づくスコアを更新する条件のいずれかに合致する場合、関連度処理部102は、操作に関連する判定要素のスコアを算出する(ステップS304)。すなわち、関連度処理部102は、特定した操作が更新する条件に合致した判定要素に基づくスコアを算出する。
なお、判定要素は、上述の6つの例に限られない。関連度処理部102は、上述の判定要素の例に基づく関連度スコアに加えて、例えば、テキストの類似性に基づく関連度スコアを算出してもよい。例えば、操作が、テキストを含むオブジェクトに関する操作(例えば、生成、削除、変更、又は、移動等)である場合、関連度処理部102は、テキストを含む全てのオブジェクト間でテキストの関連性に基づいてエリア間のスコアを算出してもよい。テキストの関連性は、例えば、同じカテゴリに含まれる単語がテキストに含まれているか否かに基づいて判定することができる。例えば、2つのエリアの各々に、同じカテゴリに含まれる単語を含むオブジェクトが配置されている場合、関連度処理部102は、それらのエリア間の関連度スコアが高くなるようにスコアを決定すればよい。単語のカテゴリはあらかじめ生成されていればよい。テキストの関連性に基づくスコアを計算する方法は、テキスト同士の類似性を判定するさまざまな方法のいずれかであってもよい。
次に、関連度処理部102は、更新されたスコアに基づいて、上述の数1に示す式に従って、関連度を更新する(ステップS305)。関連度処理部102は、算出したスコア及び更新した関連度を、操作情報記憶部105に格納する。
次に、上述の6つの判定要素の例に基づいて関連度を算出する場合の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図16及び図17は、本実施形態の情報処理システム10の、上述の6つの判定要素の例に基づいて関連度を算出する関連度算出処理の動作の例を表すフローチャートである。図16及び図17において、関連度スコアS1から関連度スコアS6は、それぞれ、第1から第6の判定要素に基づくスコアである。
関連度処理部102は、制御部11から操作情報を受信する。そして、図16に示すように、関連度処理部102は、受信した操作情報が示す操作を特定する(ステップS311)。
上述の判定要素の例では、上述のように、操作が異なるエリア間におけるオブジェクトの移動又は複製である場合(ステップS321においてYES)、関連度処理部102は、第1の判定要素に基づくスコアを算出する(ステップS313)。関連度処理部102は、次に、図17に示すステップS326の動作を行う。操作が異なるエリア間におけるオブジェクトの移動又は複製ではない場合(ステップS312においてNO)、関連度処理部102は、次にステップS314の動作を行う。
操作が、現在選択されているエリアとは別のエリアを選択する操作である場合(ステップS314においてYES)、関連度処理部102は、第2の判定要素に基づくスコア及び第3の判定要素に基づくスコアを更新する(ステップS315及びステップS316)。関連度処理部102は、次に、図17に示すステップS326の動作を行う。操作が、現在選択されているエリアとは別のエリアを選択する操作ではない場合(ステップS314においてNO)、関連度処理部102は、次にステップS317の動作を行う。
操作がエリアを作成する操作である場合(ステップS317においてYES)、関連度処理部102は、第4の判定要素に基づくスコアと、第5の判定要素に基づくスコアと、第6の判定要素に基づくスコアを更新する(ステップS318、S319及びS320)。関連度処理部102は、次に、図17に示すステップS326の動作を行う。操作がエリアを作成する操作ではない場合(ステップS317においてNO)、関連度処理部102は、次に、図17に示すステップS321の動作を行う。
操作がエリアの移動、又は、サイズの変更である場合(ステップS321においてYES)、関連度処理部102は、第6の判定要素に基づくスコアを更新する(ステップS322)。関連度処理部102は、次に、ステップS326の動作を行う。操作がエリアの移動、又は、サイズの変更でない場合(ステップS321においてNO)、関連度処理部102は、次に、ステップS321の動作を行う(ステップS323)。
操作がエリアの削除である場合(ステップS323においてYES)、関連度処理部102は、第6の判定要素に基づくスコアを更新する(ステップS324)。さらに、関連度処理部102は、削除されたエリアに関連する関連度及びスコアを削除してもよい(ステップS325)。関連度処理部102は、次に、ステップS326の動作を行う。操作がエリアの削除ではない場合(ステップS323においてNO)、図16及び図17に示す動作は終了する。
電子ホワイトボードが、エリアの削除によって他のエリアの位置が変化しない場合、情報処理システム10は、図17に示すステップS324の動作を行わなくてもよい。そして、その場合、情報処理システム10はステップS325の動作の後、図16及び図17に示す動作を終了してもよい。
そして、関連度処理部102は、関連度を算出する(ステップS326)。そして、図16及び図17に示す動作は終了する。
図5は、操作情報記憶部105に格納された、関連度及びスコアの例を模式的に表す図である。図5に示す例では、「関連度R」は、「エリアID1」と「エリアID2」とによって特定されるエリア間の関連度を表す。S1からS6は、それぞれ、第1から第6の判定要素に基づく、「エリアID1」と「エリアID2」とによって特定されるエリア間のスコアである。以下の説明では、判定要素に基づくスコアは、「関連度スコア」とも表記される。また、第1から第6の判定要素に基づく関連スコアを、それぞれ、関連度スコアS1からS6と表記する。
以下では、上述の第1から第6の判定要素に基づくスコア(関連度スコア)の算出方法について詳細に説明する。
(第1の判定要素)エリア間のオブジェクトの複製又は移動
上述のように、行われた操作がオブジェクトの複製又は移動である場合、関連度処理部102は、操作が行われたエリアを特定する。行われた操作が異なるエリア間におけるオブジェクトの複製又は移動である場合、関連度処理部102は、操作が行われたオブジェクトの複製元又は移動元のエリアの関連度スコアS1と、複写先又は移動先のエリアの関連度スコアS1とを算出する。関連度処理部102は、算出した関連度スコアS1を画面情報記憶部104に格納する。関連度処理部102は、例えば図5に示す例のような形で画面情報記憶部104に格納されている関連度スコアのうち更新された関連度スコアを、算出した値によって書き換えればよい。
関連度処理部102は、エリア間の複製や移動の回数が多いエリアほど関連度スコアS1が高くなるように、関連度スコアS1を算出する。関連度処理部102は、例えば以下の式に従って、関連度スコアS1を算出する。
Figure 2017068410
式(1)は、2つのエリア(エリアm及びエリアn)の間の関連度スコアを更新する式を表す。式(1)において、SOLD(m, n)は、更新する前の関連度スコアS1であり、関連度スコアS1の初期値は0である。定数Zは1回の更新によってスコアが増加する値を表す。定数Zは、1回の更新でどの程度スコアを増加させるかによって決定される値である。定数Zは、0より大きく1より小さい範囲において決定される(0<Z<1)。通常、エリア間のオブジェクトのコピーや移動の回数は多くはない。そのため、更新1回あたりのスコアの増加量を大きくとるために、Zの値を、例えばZ=0.75等に設定してもよい。なお式(1)は一例であり、関連度スコアS1を算出する式は式(1)に限られない。また、行われた操作が、1つのエリアから2つ以上のエリアへオブジェクトを複写する操作である場合、関連度処理部102は、複写元のエリアと複写先のエリアとの組み合わせの各々の関連度スコアS1を算出すればよい。
図6は、エリア間のオブジェクトの複製及び移動の回数と関連度スコアS1との関係の一例を模式的に表す図である。式(1)に従って関連度スコアS1を算出する場合、図6に示すように、エリア間のオブジェクトの複製及び移動の回数が増加するにつれてスコアは1.0に近付く。
(第2の判定要素)複数のユーザによって同時に選択されているエリア
行われた操作がエリアを選択する操作である場合、関連度処理部102は、同一の電子ホワイトボードにおいて、それぞれいずれかのユーザによって選択されている2つのエリアの、全ての組み合わせにおける関連度スコアS2を算出する。関連度処理部102は、算出した関連度スコアS2を画面情報記憶部104に格納する。
例えば、ある電子ホワイトボードにおいて、3人のユーザによりエリア1、エリア2、及び、エリア3が選択されている場合、関連度処理部102は、S2(1, 2)、S2(1, 3)、及び、S2(2, 3)を更新する。なお、S2(i, j)は、エリアiとエリアjとの間の関連度スコアS2を表す。
なお、1つのエリアが複数のユーザによって選択されている場合、関連度処理部102は、そのエリアに関するスコアを、そのエリアを選択しているユーザの人数と同じ回数更新する。なお、本発明の各実施形態の説明において、エリアに関するスコアは、そのエリアと他のいずれかのエリアとの間の関連度スコアを指す。例えば、エリア1を1人のユーザが選択し、エリア2を2人のユーザが選択し、エリア3を1人のユーザが選択している場合、関連度処理部102は、S2(1, 2)を2回更新し、S2(1, 3)を1回更新し、S2(2, 3)を2回更新する。
関連度処理部102は、関連度スコアS2を、関連度スコアS1の更新に使用される式と同じ式(たとえば式(1))に従って更新してもよい。なお、関連度スコアS2の更新に使用される式は、上述の例に限られない。
通常、エリアを選択する操作は多く行われる。そのため、更新1回あたりのスコアの増加量を少なくするために、定数Zの値は、例えば、Z=0.95に設定されてもよい。
(第3の判定要素)エリアの選択履歴
行われた操作が、エリアを選択する操作である場合、関連度処理部102は、操作情報記憶部105に格納されている操作情報に基づいて、そのユーザがその操作を行うまでに選択したエリアを特定する。関連度処理部102は、例えばエリアを選択する最も新しい操作が行われてから一定時間前の時刻以降に、その操作を行ったユーザによって選択されたエリアを特定してもよい。関連度処理部102は、エリアを特定する処理を開始した時刻から一定時間前の時刻以降に、エリアを選択する操作を行ったユーザによって選択されたエリアを特定してもよい。関連度処理部102は、特定したエリアに関する関連度スコアS3を算出する。関連度処理部102は、算出した関連度スコアS3を画面情報記憶部104に格納する。
図7は、操作情報記憶部105に格納されている操作情報の例を模式的に表す図である。制御部101は、エリアを選択する操作の操作情報を、操作情報記憶部105に格納すればよい。制御部101は、格納されてから所定時間が経過した操作情報を、操作情報記憶部105から消去してもよい。図7に示す例では、操作情報記憶部105に格納されてから所定時間経過した操作情報は、消去されている。
関連度処理部102は、例えば、エリアを選択する操作を行ったユーザによる、エリアを選択する操作の操作情報を、操作情報記憶部105から読み出してもよい。関連度処理部102は、例えば、エリアを選択する操作を行ったユーザによって、一定時間前の時刻以降に行われた、エリアを選択する操作によって選択されたエリアに関する関連度スコアS3を更新する。関連度処理部102は、最後に選択されたエリアが、例えば、一定時間前の時刻以降に複数回選択されている場合、関連度処理部102は、一定時間前の時刻以降に選択されたエリアに関する関連度スコアS3を必ずしも全て算出しなくてもよい。関連度処理部102は、例えば、そのエリアに関する関連度スコアS3と、そのエリアの最も新しい2回の選択の間に選択されたエリアに関する関連度スコアS3とを更新してもよい。
図7に示す例では、ユーザIDが101であるユーザ(以下ユーザAと表記)は、エリア33、エリア1、エリア4、エリア2、エリア1の順で、エリアを選択している。図7に示す例では、ユーザAが最後に選択したエリアは、2015/6/29 15:50:25 に選択したエリア1である。図7に示す履歴によるとユーザAは、2015/6/29 15:49:10にもエリア1を選択している。そのため、関連度処理部102は、2015/6/29 15:49:10から2015/6/29 15:50:25までの間にユーザAにより選択されていた全てのエリアを特定してもよい。図7に示す例では、ユーザAは、2015/6/29 15:49:10から2015/6/29 15:50:25までの間に、エリア1、エリア4、及び、エリア2を選択している。関連度処理部102は、エリア1に関する関連度スコアS3、エリア4に関する関連度スコアS3、及び、エリア2に関する関連度スコアS3を更新する。すなわち、関連度処理部102は、S3(1, 2)、S3(1, 4)、S3(2, 4)を更新する。なお、S3(i, j)は、エリアiとエリアjとの間の関連度スコアS3を表す。
関連度処理部102は、関連度スコアS1を算出する場合と同様に、式(1)に従って関連度スコアS3を更新(すなわち算出)してもよい。なお、式(1)は関連度スコアS3を導出する式の例である。関連度スコアS3を算出する式は、以上の例に限られない。
通常、エリアを選択する操作は多く行われる。そのため、更新1回あたりのスコアの増加量を少なくするために、定数Zの値は、例えばZ=0.95に設定されていてもよい。
(第4の判定要素)エリアの作成時刻
行われた操作がエリアを追加する操作である場合、関連度処理部102は、追加されるエリアと、そのエリアが追加された時点において既に存在するエリアを特定する。そして、関連度処理部102は、追加されるエリアと特定されたエリアとの間の関連度スコアS4を算出する。関連度処理部102は、算出した関連度スコアS4を画面情報記憶部104に格納する。
関連度処理部102は、エリア作成時刻が近いエリア間ほど関連度スコアS4が高くなるように、関連度スコアS4を算出する。関連度処理部102は、例えば以下の式に従って関連度スコアS4を算出してもよい。
Figure 2017068410
式(2)は、2つのエリア(すなわち、エリアm及びエリアn)の間の関連度スコアを算出する式を表す。S(m, n)は、それらの2つのエリアの間の関連度スコアであり、「/」は割り算を表す演算子である。C(m)及びC(n)は、それぞれ、エリアmが作成された時刻(秒)及びエリアnが作成された時刻である。Wは作成時刻の差がどの程度スコアを減衰させるかを決定する係数である。なお算出式(2)は、関連度スコアS4を算出する式の一例である。関連度スコアS4を算出する式は以上の例に限られない。
図8は、エリアの作成時刻の間隔と式(2)に基づく関連度スコアとの関係を模式的に表す図である。図8では、横軸の|C(m)−C(n)|が、エリアの作成時刻の間隔を表す。
式(2)に基づくスコアは、図8に示す例のように、エリアの作成時間の間隔が増加するにつれて0に近付く。
例えば、Wの値が「W = 43200」と設定されており、作成時刻の差が10分(600秒)である場合の関連度スコアS4は、以下のとおりである。以下の式では「÷」は割り算を表す演算子である。
S4 = 43200 ÷ (600 + 43200) = 0.986
作成時刻の差が2時間(7200秒)である場合の関連度スコアS4は、以下のとおりである。
S4 = 43200 ÷ (7200 + 43200) = 0.857
作成時刻の差が1日(86400秒)である場合の関連度スコアS4は、以下の通りである。
S4 = 43200 ÷ (86400 + 43200) = 0.333
(第5の判定要素)エリア作成前の選択エリア
操作がエリアを追加する操作である場合、関連度処理部102は、さらに、追加するエリアと既に存在するエリア間との関連度スコアS5を、例えば以下の式に従って算出する。関連度処理部102は、算出した関連度スコアS5を画面情報記憶部104に格納する。
Figure 2017068410
式(3)は、2つのエリア(すなわち、エリアm及びエリアn)の間の関連度スコアを算出する式を表す。S(m, n)は、それらの2つのエリアの間の関連度スコアである。Vは、新しく作成されるエリアと、そのエリアが作成される前に選択されているエリアとの間の関連度を、どの程度に設定するかを決定する係数である。なお、式(3)は、関連度スコアS5を算出する式の一例である。関連度スコアS5を算出する式は、以上の例に限られない。
式(3)において、定数Vの値が、例えば、V = 0.3に設定されている場合、新たに作成されるエリアと、そのエリアが作成される前に選択されているエリアとの間の関連度スコアS5は0.3である。
(第6の判定要素)エリア間の距離
行われた操作が、電子ホワイトボードにおけるエリアの相対位置が変化する操作である場合、関連度処理部102は、その相対位置が変化したエリアを特定する。そして、関連度処理部102は、相対位置が変化したエリアの組み合わせの関連度スコアS6を更新する。電子ホワイトボードにおけるエリアの相対位置が変化する操作は、例えばエリアの追加、削除、移動、及び、サイズの変更などである。なお、電子ホワイトボードにおけるエリアの相対位置は、エリアが電子ホワイトボードに配置されている場所の間の距離である。行われた操作が、電子ホワイトボードにおけるエリアの相対位置が変化する操作である場合、関連度処理部102は、その操作により位置、サイズが変更されたエリアを特定する。関連度処理部102は、特定したエリアに対し、そのエリアと他のエリアとの間の関連度スコアS6を算出する。関連度処理部102は、算出した関連度スコアS6を画面情報記憶部104に格納する。
関連度処理部102は、エリア間の距離が近いほど、そのエリア間の関連度が高くなるように関連度スコアS6を算出する。関連度処理部102は、例えば次式に従って関連度スコアS6を算出する。
Figure 2017068410
式(4)は、2つのエリア(すなわち、エリアm及びエリアn)の間の関連度スコアを算出する式を表す。S(m, n)は、それらの2つのエリアの間の関連度スコアを表す。D(m, n)は、上述の2つのエリアの中心座標の間の距離(ピクセル)を表す。定数Uは、スコアが距離に応じてどの程度減衰するかを決定する係数である。なお、式(4)は、関連度スコアS6を算出する式の一例である。関連度スコアS6を算出する式は、以上の例に限られない。
図9は、距離と、式(4)に基づく関連度スコアとの関係を模式的に表す図である。
図9に示すように、エリア間の距離が増加するに従って、式(4)に基づく関連度スコアは0に近付く。
例えば、定数Uの値が「U = 5000」と設定されており、エリア間の中心座標の距離が500ピクセルである場合、式(4)に基づく関連度スコアS6は、以下の通りである。
S6 = 5000 ÷ (500 + 5000) = 0.909
距離が1000ピクセルである場合、関連度スコアS6は、以下の通りである。
S6 = 5000 ÷ (1000 + 5000) = 0.833
距離が10000ピクセルである場合、関連度スコアS6は、以下の通りである。
S6 = 5000 ÷ (10000 + 5000) = 0.333
次に、関連度スコアに基づく関連度の算出について説明する。関連度処理部102は、例えば次式に従って関連度を算出する。次式は、関連度スコアS1からS6に基づいて関連度を算出する式である。次式において、R(m, n)は、エリアmとエリアnとの間の関連度を表す。S(m,n)(i=1,・・・,6)は、関連度スコアS1からS6を表し、αは、関連度スコアS1からS6までの重み係数である。重み係数αはあらかじめ定められていればよい。重み係数αは、和が1になるように正規化されていてもよい。
Figure 2017068410
次に、関連度スコアS1からS6の重み係数α1〜α6の値が、以下の通りである場合の、関連度の計算について具体的に説明する。
α1 = 0.3, α2 = 0.15, α3 = 0.2, α4 = 0.15, α5 = 0.1, α6 = 0.1
例えば、エリア1とエリア2との間の関連度スコアが図5に示す値である場合、エリア1とエリア2との間の、式(5)に基づく関連度R(1, 2)は、以下の通りである。
R(1, 2) = 0.3×0.768 + 0.15×0.714 + 0.2×0.708 + 0.15×0.706 + 0.1×0.300 + 0.1×0.909 = 0.706
以上の例では、重み係数αiの和が1.0になるように正規化が行われている。
図10は、例えば以上のように算出された関連度の例を模式的に表す図である。
次に、端末装置2による、関連度に基づくエリアの表示について説明する。
図11は、端末装置2が表示する画面の例を模式的に表す図である。端末制御部201は、情報記憶部204に格納されているホワイトボードデータに基づいて、例えば図11に示す、上述のアプリケーションウィンドウを、電子ホワイトボードの画面として生成すればよい。端末制御部201は、生成した画面(すなわちアプリケーションウィンドウ)を、出力部203に表示すればよい。
図11に示す例では、アプリケーションウィンドウ1101は、電子ホワイトボードの画面を表示するウィンドウである。端末制御部201は、アプリケーションウィンドウ1101に、ツールバー1102と、エリア表示領域1103と、一覧領域1105を表示する。ツールバー1102と、エリア表示領域1103と、一覧領域1105との位置関係は、図11に示す例に限られない。例えば、ツールバー1102は、エリア表示領域1103の右、左、又は、下に表示されていてもよい。ツールバー1102は、アプリケーションウィンドウ1101とは別のウィンドウに表示されていてもよい。一覧領域1105は、エリア表示領域1103の左、上、又は、下に表示されていてもよい。一覧領域1105は、アプリケーションウィンドウ1101とは別のウィンドウに表示されていてもよい。端末制御部201は、ツールバー1102に、電子ホワイトボード及びそのエリアを閲覧及び編集する時に使用されるさまざまな機能を利用できるメニューを表示する。端末制御部201は、ツールバー1102によって、電子ホワイトボード及びそのエリアを閲覧及び編集する時使用されるさまざまな機能を提供する。エリア表示領域1103は、電子ホワイトボードに作成されたエリアを表示する領域である。エリア表示領域は、ユーザが電子ホワイトボードを閲覧及び編集するメインの領域である。端末制御部201は、エリア表示領域に、電子ホワイトボードに生成されたエリア1104を表示する。上述の、電子ホワイトボードに配置されるエリア間の距離は、例えば、エリア表示領域1103に配置されているエリア間の距離である。端末制御部201は、一覧領域1105に、ユーザが選択しているエリアとの関連度が高いエリアの一覧を、例えばエリアの縮小画像など形で表示する。高関連度エリア1106は、選択されているエリアとの関連度が高いエリアを表す表示である。高関連度エリア1106は、上述のように、例えば、ユーザによって選択されているエリアとの関連度が高いエリアの縮小画像である。高関連度エリア1106は、例えば、エリアの縮小画像、エリアの画像、又は、エリアそのものなどである。
上述の関連度の例によると、ユーザがエリアを選択した場合、関連度処理部102は、エリアを選択する操作に基づいて、選択したエリアに関連する関連度を更新する。上述の、図14に示すステップS215の動作の説明のように、情報処理装置1の制御部101は、エリア間の関連度が更新された場合、それらのエリアが作成されている電子ホワイトボードを使用している端末装置2に更新された関連度を送信してもよい。その場合、端末装置2の端末制御部201は、例えば、受信した関連度に基づいて、選択されたエリアと関連度の高さの順でソートされた、エリアのリストを生成してもよい。エリアのリストは、例えば、エリアIDの列である。エリアのリストは、例えば、エリアIDと関連度との組み合わせの列であってもよい。エリアのリストは、エリアの順番を特定できる他のデータであってもよい。
端末装置の端末制御部201は、ユーザがエリアを選択した場合、選択されたエリアとの関連度が高さの順でソートされたエリアのリストを、情報処理装置1に要求してもよい。
その場合、情報処理装置1の制御部101は、上述のリストを要求する要求(以下、リストの要求と表記)を、通信部103を介して受信する。リストの要求は、ユーザによって選択されたエリアのエリアIDを含んでいればよい。リストの要求において、ユーザによって選択されたエリアのエリアIDが指定されていればよい。制御部101は、端末装置2からリストの要求を受け取ると、リストの要求において指定されているエリアのエリアIDを、関連度処理部102へ送信する。関連度処理部102は、エリアIDを受信し、受信したエリアIDによって特定されるエリアとの関連度が高い順に並んだ、エリアのエリアIDの列を生成する。関連度処理部102は、生成したエリアIDの列を、上述のエリアのリストとして制御部101に返送する。制御部101は、通信部103を介して、受信したエリアのリストを端末装置2に送信する。
端末制御部201は、関連度が高い順に並んだエリアIDの列を含むエリアのリストを、情報処理装置1から受信する。端末制御部201は、例えば一覧領域1105に、受信したエリアのリストに基づいて、関連度の高い順に、エリアを表示する。上述のように、端末制御部201は、一覧領域1105に、エリアの縮小画像を表示してもよい。述のように、端末制御部201は、一覧領域1105に、エリアを縮小せずに表示してもよい。
以上により、端末装置2のユーザは、選択しているエリアと関連度の高いエリアを参照しながら、電子ホワイトボードを編集することが可能である。
また、端末制御部201は、一覧領域1105に、さらに、ユーザが選択したエリア(例えば、ユーザが選択したエリアの画像又はその縮小画像など)を表示していてもよい。その場合、端末制御部201は、例えば、一覧領域1105の最上部に、ユーザが選択したエリアを表示し、ユーザが選択したエリアの下に、そのエリアとの関連度の順に、他のエリアを表示してもよい。
端末制御部201は、一覧領域1105において、ユーザによる高関連度エリア1106の指定(例えば、高関連度エリア1106の領域におけるマウスボタンのクリックやタッチパネルへのタップなど)を検出してもよい。高関連度エリア1106の指定が検出された場合、端末制御部201は、指定が検出された高関連度エリア1106が示すエリア1104がエリア表示領域1103に表示される位置を、エリア表示領域1103の指定位置に変更してもよい。指定位置は、例えば、エリア表示領域1103の最上部である。指定位置は、例えば、エリア表示領域の中央部であってもよい。端末制御部201は、エリアがエリア表示領域1103に表示される位置の変更を、電子ホワイトボードの画面においてエリア表示領域1103に表示させる位置を変更する(例えばスクロールさせる)ことによって行えばよい。
端末制御部201は、さらに、エリア表示領域1103に表示するエリアのサイズを、ユーザが選択したエリアとの関連度の高さに基づいて変更してもよい。端末制御部201は、例えば、ユーザが選択したエリアとの関連度が高いほど、エリアの縮小率が小さくなるように、エリア表示領域1103にエリア1104を表示してもよい。
その場合、例えば関連度処理部102が、関連度を、関連度の値が0以上1以下になるように、例えば正規化を行うことによって算出してもよい。エリアの縮小率は、例えば、次式によって表される。次式では、Rは、値が0以上1以下になるように正規化された関連度である。Qは、エリアの縮小率である。
Figure 2017068410
ユーザが選択したエリアとの関連度が高いほどエリアの縮小率が小さくなるように、エリア表示領域1103にエリア1104を表示することによって、エリア表示領域1103に表示される関連度が高いエリアの数が増加する。そのため、編集時の利便性や閲覧の容易性が向上する。端末制御部201は関連度が閾値より小さいエリアを非表示にしてもよい。
端末制御部201は、ユーザが選択したエリアとの関連度に基づいて、エリアをエリア表示領域1103に表示する位置を変更してもよい。端末制御部201は、例えば、ユーザが選択したエリアとの関連度が高いエリアほど、ユーザが選択したエリアの近くに表示してもよい。
端末制御部201は、関連度に基づいて、エリアのグルーピングを行ってもよい。端末制御部201は、関連度が高いエリアの組み合わせが同じグループになるように、エリアのグループを生成すればよい。図10に示す関連度の例では、関連度の値が大きいほど、関連が強い、すなわち、関連度が高いことを表す。図10では、関連度R(1, 3)、R(1, 4)、R(3, 4)、R(2, 6)は、他のエリア間の関連度より値が大きい。すなわち、関連度R(1, 3)、R(1, 4)、R(3, 4)、R(2, 6)によって表されるエリア間の関連度は、他のエリア間の関連度より高い。この場合、端末制御部201は、例えば、エリア1、エリア3、及び、エリア4を1つのグループに分類し、エリア2とエリア6とを1つのグループに分類し、エリア5を1つのグループに分類することができる。
以上で説明した本実施形態には、画面に描画されるオブジェクトの数が増えても、作業効率の低下を抑制することができるという効果がある。
その理由は、関連度処理部102が、ユーザが選択したエリアと他のエリアとの関連の強さを表す関連度を算出するからである。例えば、端末装置2の端末制御部201は、算出された関連度の高さに基づいて、出力部203に表示する電子ホワイトボードの画面を、ユーザが選択したエリアと関連度の高いエリアへのアクセスが容易になるよう変更することができる。その場合、画面に描画されるオブジェクトの数が増えても、作業効率の低下を抑制することができる。
以上で説明した本実施形態では、情報処理装置1は、複数の端末装置2と別の装置として実装されている。しかし複数の端末装置2のいずれかが、情報処理装置1として動作してもよい。
(第1の実施形態の変形例)
本実施形態に係る情報処理システム10では、以上の説明のとおり、端末装置2の端末制御部201が、その端末装置2の出力部203に表示される画面を生成する。しかし、情報処理システム10の構成は、以上の例に限られない。
例えば、情報処理装置1は、情報処理装置1に接続されている端末装置2の各々の出力部203が表示する画面を生成する、描画部106をさらに含んでいてもよい。
図12は、本実施形態の、描画部106を含む変形例の情報処理システム10Aの構成の例を表す図である。図1に示す情報処理システム10と比較すると、図12に示す情報処理システム10Aは、情報処理装置1の代わりに情報処理装置1Aを含む。情報処理装置1と比較すると、情報処理装置1Aは、描画部106をさらに含む。情報処理システム10Aは、以下で説明する相違を除き情報処理システム10と同じである。
描画部106は、画面情報記憶部104に格納されている、電子ホワイトボードの特性、エリアの特性及びオブジェクトの特性に基づいて、電子ホワイトボードの画面を生成する。描画部106は、通信部103を関して、生成した電子ホワイトボードの画面を端末装置2の各々に送信する。描画部106は、例えば定期的に、生成した電子ホワイトボードの画名を端末装置2の各々に送信してもよい。
端末装置2の端末通信部205は、通信ネットワーク3を介して、電子ホワイトボードの画面を情報処理装置1から受信する。端末制御部は、例えばディスプレイ装置である出力部203に、受信した画面を表示する。
制御部101は、電子ホワイトボードの画面を表示する端末装置2から、端末装置2に入力された操作を表す操作情報を、通信部103を介して受け取る。
制御部101は、受信した操作情報が示す操作の内容を特定する。制御部101は、例えば、受信した操作情報と、画面情報記憶部104に格納されている特性とに基づいて、その操作情報が表す操作が行われたオブジェクトを特定してもよい。
制御部101は、操作情報に基づいて特定された操作の内容を、画面情報記憶部104に格納されている特性情報に反映させる。制御部101は、操作情報に基づいて特定された操作の内容を含む操作履歴を、操作情報記憶部105に格納する。操作履歴は、その操作履歴が内容を含む操作を行った作業者のユーザIDを含んでいてもよい。操作履歴は、その操作履歴が内容を含む操作が行われた端末装置の端末IDを含んでいてもよい。
本変形例では、描画部106が、画面情報記憶部104に格納されている関連度に基づいて、例えば図11に示す、電子ホワイトボードの画面を生成する。電子ホワイトボードの画面における、本変形例の描画部106による関連度に基づくエリアの表示は、第1の実施形態の端末制御部201による、上述の関連度に基づくエリアの表示と同じである。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図18は、本実施形態の情報処理装置1Bの構成を表すブロック図である。
図18を参照すると、本実施形態の情報処理装置1Bは、関連度処理部102と、制御部101と、を備える。関連度処理部102は、複数の端末装置によって共有される、複数のエリアを含む画面における、前記エリアに関連する操作に基づいて、前記操作が行われた前記エリアと他の前記エリアとの関連の強さを表す関連度を算出する。制御部101は、前記関連度に基づいて前記画面を生成する端末制御部に、前記関連度を送信する。
以上で説明した本実施形態には、第1の実施形態と同じ効果がある。その理由は、第1の実施形態の効果が生じる理由と同じである。
<他の実施形態>
情報処理装置1、情報処理装置1A、情報処理装置1B、及び、端末装置2は、それぞれ、コンピュータ及びコンピュータを制御するプログラム、専用のハードウェア、又は、コンピュータ及びコンピュータを制御するプログラムと専用のハードウェアの組合せにより実現することができる。
図19は、情報処理装置1、情報処理装置1A、情報処理装置1B、及び、端末装置2を実現することができる、コンピュータ1000のハードウェア構成の一例を表す図である。図19を参照すると、コンピュータ1000は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、記憶装置1003と、I/O(Input/Output)インタフェース1004とを含む。また、コンピュータ1000は、記録媒体1005にアクセスすることができる。メモリ1002と記憶装置1003は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどの記憶装置である。記録媒体1005は、例えば、RAM、ハードディスクなどの記憶装置、ROM(Read Only Memory)、可搬記録媒体である。記憶装置1003が記録媒体1005であってもよい。プロセッサ1001は、メモリ1002と、記憶装置1003に対して、データやプログラムの読み出しと書き込みを行うことができる。プロセッサ1001は、I/Oインタフェース1004を介して、例えば、通信ネットワーク3を介して接続されている他の装置にアクセスすることができる。プロセッサ1001は、記録媒体1005にアクセスすることができる。記録媒体1005には、コンピュータ1000を、情報処理装置1、情報処理装置1A、情報処理装置1B、又は、端末装置2として動作させるプログラムが格納されている。
プロセッサ1001は、記録媒体1005に格納されている、コンピュータ1000を、情報処理装置1、情報処理装置1A、情報処理装置1B、又は、端末装置2として動作させるプログラムを、メモリ1002にロードする。そして、プロセッサ1001が、メモリ1002にロードされたプログラムを実行することにより、コンピュータ1000は、情報処理装置1、情報処理装置1A、情報処理装置1B、又は、端末装置2として動作する。
制御部101、関連度処理部102、通信部103、端末制御部201、及び、端末通信部205は、例えば、メモリ1002にロードされた専用のプログラムを実行するプロセッサ1001により実現することができる。画面情報記憶部104、操作情報記憶部105、及び、情報記憶部204は、コンピュータ1000が含むメモリ1002やハードディスク装置等の記憶装置1003により実現することができる。制御部101、関連度処理部102、通信部103、画面情報記憶部104、及び、操作情報記憶部105の一部又は全部を、各部の機能を実現する専用の回路によって実現することもできる。端末制御部201、入力部202、出力部203、情報記憶部204、及び、端末通信部205の一部又は全部を、各部の機能を実現する専用の回路によって実現することもできる。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
複数の端末装置によって共有される、複数のエリアを含む画面における、前記エリアに関連する操作に基づいて、前記操作が行われた前記エリアと他の前記エリアとの関連の強さを表す関連度を算出する関連度処理手段と、
前記関連度に基づいて前記画面を生成する端末制御手段に、前記関連度を送信する制御手段と、
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記関連度処理手段は、2つ以上の前記エリアに関連する前記操作が行われた場合、当該操作が関連する前記エリアの間の関連が強化されるよう前記関連度を算出する
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記関連度処理手段は、所定の種類の前記操作が行われた場合、当該操作が関連する前記エリアと、前記操作の履歴から選択された前記操作が関連する前記エリアの各々との間の関連が強化されるよう前記関連度を算出する
付記1又は2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記関連度処理手段は、前記画面における前記エリアの間の距離が変化する操作が行われた場合に、前記距離が変化したエリアの間の関連度を、前記距離に基づいて算出する
付記1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記端末制御手段は、前記エリアを示すマークを、前記エリアの、選択されている前記エリアとの前記関連度の高さの順に表示し、当該マークが選択された場合、当該マークが示す前記エリアを選択する
付記1乃至4に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記端末制御手段は、前記関連度に基づいて前記エリアをグループに分類し、前記グループごとに前記マークを表示する
付記1乃至5に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記端末制御手段は、前記エリアを、当該エリアの、選択されている前記エリアとの前記関連度に基づく位置に、前記エリアを表示する
付記1乃至6に記載の情報処理装置。
(付記8)
付記1乃至7に記載の情報処理装置と、
それぞれ前記端末制御手段を備える複数の端末装置と、を含む
情報処理システム。
(付記9)
複数の端末装置によって共有される、複数のエリアを含む画面における、前記エリアに関連する操作に基づいて、前記操作が行われた前記エリアと他の前記エリアとの関連の強さを表す関連度を算出し、
前記関連度に基づいて前記画面を生成する前記端末装置に、前記関連度を送信する、
情報処理方法。
(付記10)
2つ以上の前記エリアに関連する前記操作が行われた場合、当該操作が関連する前記エリアの間の関連が強化されるよう前記関連度を算出する
付記9に記載の情報処理方法。
(付記11)
所定の種類の前記操作が行われた場合、当該操作が関連する前記エリアと、前記操作の履歴から選択された前記操作が関連する前記エリアの各々との間の関連が強化されるよう前記関連度を算出する
付記9又は10に記載の情報処理方法。
(付記12)
前記画面における前記エリアの間の距離が変化する操作が行われた場合に、前記距離が変化したエリアの間の関連度を、前記距離に基づいて算出する
付記9乃至11のいずれか1項に記載の情報処理方法。
(付記13)
前記エリアを示すマークを、前記エリアの、選択されている前記エリアとの前記関連度の高さの順に表示し、当該マークが選択された場合、当該マークが示す前記エリアを選択する
付記9乃至12に記載の情報処理方法。
(付記14)
前記関連度に基づいて前記エリアをグループに分類し、前記グループごとに前記マークを表示する
付記9乃至13に記載の情報処理方法。
(付記15)
前記エリアを、当該エリアの、選択されている前記エリアとの前記関連度に基づく位置に、前記エリアを表示する
付記9乃至14に記載の情報処理方法。
(付記16)
コンピュータに、
複数の端末装置によって共有される、複数のエリアを含む画面における、前記エリアに関連する操作に基づいて、前記操作が行われた前記エリアと他の前記エリアとの関連の強さを表す関連度を算出する関連度処理と、
前記関連度に基づいて前記画面を生成する端末制御処理を実行する端末装置に、前記関連度を送信する制御処理と、
を実行させるプログラム。
(付記17)
前記関連度処理は、2つ以上の前記エリアに関連する前記操作が行われた場合、当該操作が関連する前記エリアの間の関連が強化されるよう前記関連度を算出する
付記16に記載のプログラム。
(付記18)
前記関連度処理は、所定の種類の前記操作が行われた場合、当該操作が関連する前記エリアと、前記操作の履歴から選択された前記操作が関連する前記エリアの各々との間の関連が強化されるよう前記関連度を算出する
付記16又は17に記載のプログラム。
(付記19)
前記関連度処理は、前記画面における前記エリアの間の距離が変化する操作が行われた場合に、前記距離が変化したエリアの間の関連度を、前記距離に基づいて算出する
付記16乃至18のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記20)
前記端末制御処理は、前記エリアを示すマークを、前記エリアの、選択されている前記エリアとの前記関連度の高さの順に表示し、当該マークが選択された場合、当該マークが示す前記エリアを選択する
付記16乃至19に記載のプログラム。
(付記21)
前記端末制御処理は、前記関連度に基づいて前記エリアをグループに分類し、前記グループごとに前記マークを表示する
付記16乃至20に記載のプログラム。
(付記22)
前記端末制御処理は、前記エリアを、当該エリアの、選択されている前記エリアとの前記関連度に基づく位置に、前記エリアを表示する
付記16乃至21に記載のプログラム。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 情報処理装置
1A 情報処理装置
1B 情報処理装置
2 端末装置
3 通信ネットワーク
4 エリア
5 エリア
6 エリア
10 情報処理システム
10A 情報処理システム
10B 情報処理システム
11 制御部
101 制御部
102 関連度処理部
103 通信部
104 画面情報記憶部
105 操作情報記憶部
106 描画部
201 端末制御部
202 入力部
203 出力部
204 情報記憶部
205 端末通信部
1101 アプリケーションウィンドウ
1102 ツールバー
1103 エリア表示領域
1104 エリア
1105 一覧領域
1106 高関連度エリア
1000 コンピュータ
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 記憶装置
1004 I/Oインタフェース
1005 記録媒体

Claims (10)

  1. 複数の端末装置によって共有される、複数のエリアを含む画面における、前記エリアに関連する操作に基づいて、前記操作が行われた前記エリアと他の前記エリアとの関連の強さを表す関連度を算出する関連度処理手段と、
    前記関連度に基づいて前記画面を生成する端末制御手段に、前記関連度を送信する制御手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記関連度処理手段は、2つ以上の前記エリアに関連する前記操作が行われた場合、当該操作が関連する前記エリアの間の関連が強化されるよう前記関連度を算出する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記関連度処理手段は、所定の種類の前記操作が行われた場合、当該操作が関連する前記エリアと、前記操作の履歴から選択された前記操作が関連する前記エリアの各々との間の関連が強化されるよう前記関連度を算出する
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記関連度処理手段は、前記画面における前記エリアの間の距離が変化する操作が行われた場合に、前記距離が変化したエリアの間の関連度を、前記距離に基づいて算出する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記端末制御手段は、前記エリアを示すマークを、前記エリアの、選択されている前記エリアとの前記関連度の高さの順に表示し、当該マークが選択された場合、当該マークが示す前記エリアを選択する
    請求項1乃至4に記載の情報処理装置。
  6. 前記端末制御手段は、前記関連度に基づいて前記エリアをグループに分類し、前記グループごとに前記マークを表示する
    請求項1乃至5に記載の情報処理装置。
  7. 前記端末制御手段は、前記エリアを、当該エリアの、選択されている前記エリアとの前記関連度に基づく位置に、前記エリアを表示する
    請求項1乃至6に記載の情報処理装置。
  8. 請求項1乃至7に記載の情報処理装置と、
    それぞれ前記端末制御手段を備える複数の端末装置と、を含む
    情報処理システム。
  9. 複数の端末装置によって共有される、複数のエリアを含む画面における、前記エリアに関連する操作に基づいて、前記操作が行われた前記エリアと他の前記エリアとの関連の強さを表す関連度を算出し、
    前記関連度に基づいて前記画面を生成する前記端末装置に、前記関連度を送信する、
    情報処理方法。
  10. コンピュータに、
    複数の端末装置によって共有される、複数のエリアを含む画面における、前記エリアに関連する操作に基づいて、前記操作が行われた前記エリアと他の前記エリアとの関連の強さを表す関連度を算出する関連度処理と、
    前記関連度に基づいて前記画面を生成する端末制御処理を実行する端末装置に、前記関連度を送信する制御処理と、
    を実行させるプログラム。
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