JP2017067872A - フィルタ切替装置、光学機器、及び電子機器 - Google Patents

フィルタ切替装置、光学機器、及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルタを切り替えた位置に維持することができるフィルタ切替装置の小型化等を図る。【解決手段】回転部材30が所定の方向に回転することにより、突出部80は、長孔70内を移動しつつ、フィルタ移動部材10を第2の位置から第1の位置までスライドさせる。回転部材30は、フィルタ移動部材10が第1の位置に位置するときに、中心軸33(第1の回転軸)と突出部80とを結んだ線の方向が、第2の方向と平行になるように位置する。【選択図】図1

Description

本発明は、フィルタ切替装置、光学機器、及び電子機器に関する。
レンズ面を覆うフィルタを切り替える装置として、例えば、監視カメラに取り付けられる赤外線カットフィルタを切り替える装置が知られている(特許文献1)。このフィルタ切替装置は、2つの取付板にダミーフィルタと赤外線カットフィルタを取り付け、2つの取付板を相互にスライドさせることでフィルタを切り替えている。そして、取付板は、永久磁石とコイルとを備えるモータを利用して、スライドされる。
このフィルタ切替装置は、フィルタを切り替えた後、当該フィルタをその位置で確実に固定する必要がある。そのため、磁石とヨークとの間に生じる磁性吸着力を利用して、フィルタの位置を維持し、外部からの衝撃等により移動しないようにしている。
特開2012−242463号公報
特許文献1に記載されたフィルタ切替装置においては、磁石の磁性吸着力等を利用して、フィルタの位置を維持している。したがって、取付板を所定の位置に維持するだけの磁力を備える磁石が必要となる。特に、フィルタがガラス等の重い材質で形成されたときは、大きな磁性吸着力が必要となる。大きな磁性吸着力を発生するためには、磁石やヨークを大きくしたり、コイルの巻線の巻き数を多くする必要があり、結果的に装置の大型化に繋がっていた。
例えば、光学機器や電子機器(例えばカメラなど)では、更なる性能を担保することが要求された場合、様々な機能を有する部品を更に備える等を要求されることがある。この際にカメラ等に備えられる部品(フィルタ切替装置等)の大きさが制限されることがある。この制限のことがあり、該部品についてより小型化等を要求されることがある。また、光学機器や電子機器自体の小型化が要求される場合は、部品自体の小型化も要望されていた。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、フィルタを切り替えた位置に維持することができるフィルタ切替装置の小型化等を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るフィルタ切替装置は、
光学フィルタが取り付けられる開口部を有し、当該光学フィルタが、当該開口部から入る光線に垂直に配置される第1の位置と、当該光線に垂直に配置される位置から離れる第2の位置と、の間で、前記第1の位置から前記第2の位置に向かう第1の方向、及び前記第2の位置から前記第1の位置に向かう第2の方向の双方に、スライド移動可能なフィルタ移動部材と、
前記光学フィルタのフィルタ面に垂直な第1の回転軸を中心に回転する回転部材と、を備え、
前記フィルタ移動部材は、前記第1の方向及び前記第2の方向と、前記第1の回転軸の方向と、の双方に垂直な方向に延在する長孔を有し、
前記回転部材は、前記第1の回転軸から所定の間隔を隔てた位置に、前記長孔に係合する突出部を有し、
前記回転部材が所定の方向に回転することにより、前記突出部は、前記長孔内を移動しつつ、前記フィルタ移動部材を前記第2の位置から前記第1の位置までスライドさせ、
前記回転部材が前記所定の方向と反対の方向に回転することにより、前記突出部は、前記長孔内を移動しつつ、前記フィルタ移動部材を前記第1の位置から前記第2の位置までスライドさせ、
前記回転部材は、前記フィルタ移動部材が前記第1の位置に位置するときに、前記第1の回転軸の軸方向から見て、前記第1の回転軸と前記突出部とを結んだ線の方向が、前記第2の方向と平行になるように位置し、
前記回転部材は、前記フィルタ移動部材が前記第2の位置に位置するときに、前記第1の回転軸の軸方向から見て、前記第1の回転軸と前記突出部とを結んだ線の方向が、前記第1の方向と平行になるように位置する。
前記回転部材を回転させる駆動部を更に備え、
当該駆動部は、
コイルと、当該コイルに通電することにより発生する磁力により、前記回転部材の第1の回転軸に平行な第2の回転軸を中心に回転する磁石と、当該磁石と同軸に固定された第1のギアと、当該第1のギアに噛み合い、前記回転部材と同軸に固定された第2のギアと、を備える、こととしてもよい。
前記回転部材は、前記第1の回転軸から前記フィルタ面と平行に延出するアームを備え、当該アームの先端に前記突出部が設けられてもよい。
前記アームの延出方向は、前記フィルタ移動部材が前記第1の位置に位置するときに、前記第2の方向と平行であり、前記フィルタ移動部材が前記第2の位置に位置するときに、前記第1の方向と平行であってもよい。
前記コイルは、前記磁石の外周に巻回軸を中心に巻回され、
前記巻回軸と前記磁石の前記第2の回転軸は、垂直になるように配置されてもよい。
本発明の第2の観点に係る光学機器は、前記フィルタ切替装置を含んでもよい。
本発明の第3の観点に係る電子機器は、前記フィルタ切替装置を含んでもよい。
本発明によれば、フィルタを切り替えた位置に維持するフィルタ切替装置の小型化等を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係るフィルタ切替装置を、ハウジングの所定の高さで切断した上面図であり、赤外線カットフィルタがレンズに対向する位置にある状態を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るフィルタ切替装置を備えるカメラの概略図である。 図1のX−X’線で切断した断面図である。 図4(a)は、フィルタ移動部材の上面図、図4(b)は、フィルタ移動部材の側面図である。 図5(a)は、ハウジングの上面図、図5(b)は、図5(a)のY−Y’線で切断した断面図、図5(c)は、図5(a)のZ−Z’線で切断した断面図である。 図6(a)は、磁石と、磁石に取り付けられた第1のギアの上面図で有り、図6(b)は、図6(a)のP−P’線で切断した断面図である。 図7(a)は、回転部材の上面図であり、図7(b)は、図7(a)のQ−Q’線で切断した断面図である。 本発明の実施の形態1に係るフィルタ切替装置を、ハウジングの所定の高さで切断した上面図であり、赤外線カットフィルタがレンズに対向する位置から離れた位置に移動した状態を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るフィルタ切替装置を、ハウジングの所定の高さで切断した上面図であり、赤外線カットフィルタがレンズに対向する位置にある状態を示す図である。 図10(a)は、コイルが巻回されたコイルボビンの側面図、図10(b)は、図10(a)O−O’線での断面図である。 図9のR−R’線で切断した断面図である。 本発明の実施の形態2に係るフィルタ切替装置を、ハウジングの所定の高さで切断した上面図であり、赤外線カットフィルタがレンズに対向する位置から離れた位置に移動した状態を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態に係るフィルタ切替装置について、図面を参照しながら説明する。全図を通じて以下に示す図において、同一の要素には同一の符号を付す。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係るフィルタ切替装置1は、監視カメラのレンズに使用するフィルタを切り替える装置である。図1、図3に示すように、フィルタ切替装置1は、フィルタ移動部材10と、フィルタ移動部材10に取り付けられるフィルタ20と、フィルタ移動部材10を移動する回転部材30と、回転部材30を回転駆動する駆動部40と、フィルタ移動部材10、フィルタ20、回転部材30、駆動部40を収容するハウジング50と、ハウジング50の開口部を閉塞する底板60と、を備える。尚、以下の説明では、フィルタ移動部材10の幅方向をX軸方向、長手方向をY軸方向、厚さ方向をZ軸方向とするXYZ軸座標を設定し、適宜参照する。
また、フィルタ切替装置1は、監視カメラのカメラに適用されるものである。図2に示すように、カメラ100は、光軸A方向に、フィルタ20、レンズ110、シャッタ111、CCD等の撮像素子112を、この順に並べて配置された構成を備える。フィルタ20は、フィルタ切替装置1によって切り替えられる。なお、フィルタ20の位置は、レンズ110の前面でもよいし、レンズ110の後面に対向して配置してもよい。
フィルタ移動部材10は、図1、図4に示すように、矩形状に形成された板状部材の1つの角部を切り欠いて形成され、Y、−Y軸方向(矢印S1、S2の方向)にスライド移動する。また、フィルタ移動部材10には、長手方向(Y軸方向)に沿って、フィルタ20を取り付けるための矩形状の第1の開口部11と、第2の開口部12とが形成されている。
フィルタ20は、カメラのレンズに使用される光学フィルタであり、本実施の形態では、光学フィルタとして、クリアフィルタ21と、赤外線カットフィルタ22を用いる。クリアフィルタ21は、素通しのガラス板である。赤外線カットフィルタ22は、入射した光から赤外線の波長を除去するフィルタである。赤外線カットフィルタ22は、昼間の高照度時に、光の赤外線をカットすることで色再現性を保つものであり、クリアフィルタ21は、夜間の低照度時に、低照度撮影を実現するものである。
クリアフィルタ21は、第1の開口部11より一回り大きな矩形状に形成され、第1の開口部11を閉塞するように接着剤等により、フィルタ移動部材10に取り付けられている。赤外線カットフィルタ22は、第2の開口部12より一回り大きな矩形状に形成され、第2の開口部12を閉塞するように接着剤等によりフィルタ移動部材10に取り付けられている。
フィルタ移動部材10の切り欠き部が形成された側の一端部には、スライド移動する方向に垂直な方向に延在する長孔70が形成されている。長孔70は、後述する回転部材30の突出部80と係合する。
フィルタ移動部材10のスライド移動する方向に沿った側部には、X軸、−X軸方向に突出するスライド部材(図示せず)が設けられている。このスライド部材は、後述するスライド溝58と係合して、フィルタ移動部材10をスライドさせる。
回転部材30は、図7に示すように、円柱状に形成された本体部31と、本体部31の一端部から本体部31の軸方向に垂直に伸びるアーム32と、を備える。本体部31は、本体部31の軸方向が、フィルタ20のフィルタ面に垂直となるように配置される。また、本体部31には、本体部31の中心軸33に沿って貫通する貫通孔34が形成されている。本体部31は、中心軸33を中心に回転し、本体部31が回転することで、アーム32も回転する。
アーム32の先端部には、中心軸33と平行であり、本体部31の一端部の側(図7(b)の−Z軸方向)に突出する突出部80が設けられている。突出部80は、フィルタ移動部材10に形成された長孔70に係合する。本体部31が回転することによりアーム32が回転し、アーム32の回転に従って長孔70に係合する突出部80は、フィルタ移動部材10を移動させる。
図1に示す駆動部40は、回転部材30を回転駆動する駆動機構である。駆動部40は、図1、図3、図6、図7に示すように、ヨーク41と、ヨーク41に巻かれたコイル42と、コイル42に電流源(図示せず)から通電されて発生する磁力により回転する磁石43と、磁石43に同軸に固定された第1のギア44と、第1のギア44と噛み合い回転部材30に同軸に固定された第2のギア45と、を備える。
ヨーク41は、基部41aと、基部41aの両端部から起立する2つの腕部41b、腕部41bと、を備える。ヨーク41は、鉄等の透磁性材料から形成されている。
コイル42は、ヨーク41の基部41aに設けられ、銅等の導電性材料で成形された導線を、ヨーク41の基部41aに巻回して構成される。
磁石43は、図6に示すように、円柱状の形状を有し、その中心軸43aを含む平面に対向して配置された磁石を、2極に着磁させた永久磁石である。また、磁石43には、中心軸43aに沿って貫通する貫通孔43bが形成されている。
第1のギア44は、磁石43が回転することにより発生するトルクを、第2のギア45に伝達するためのギアである。第1のギア44は、図6に示すように、磁石43の上面に磁石43の中心軸43aと同軸に固定されている。第1のギア44は、扇状に形成された板状部材であり、樹脂材料により形成されている。第1のギア44は、扇状の円弧部分に第2のギア45と噛み合う歯を有する。第1のギア44の円弧部分は、クリアフィルタ21と、赤外線カットフィルタ22とが、切り替わるだけの長さがあればよい。
本実施の形態における第1のギア44は、扇形の板状部材であるが、本発明はこれに限定されない。第1のギア44は、円盤状の板状部材であってもよい。
第2のギア45は、図7に示すように、本体部31のアーム32が設けられた端部と対向する端部に設けられ、回転部材30の中心軸33に同軸に固定される。第2のギア45は、第1のギア44と噛み合い、第1のギア44により中心軸33を中心に回転される。第1のギア44と、第2のギア45とのギア比は、本実施の形態では1:2に設定されている。また、第2のギア45には、本体部31の中心軸33に沿って貫通する貫通孔34が形成されている。
このように構成された駆動部40において、図1の位置にあるコイル42に所定の電流が供給されると、ヨーク41がコイル42により励磁される。これにより磁石43に磁力が作用し、磁石43は時計回り(T1)に回転する。磁石43の回転により磁石43と同軸に形成された第1のギア44が回転して、第2のギア45に回転トルクを伝達する。第2のギア45が第1のギア44により反時計回りに回転されることにより、回転部材30のアーム32が回転して、長孔70に係合する突出部80が、フィルタ移動部材10をS1の方向へスライド移動させる。
また、コイル42に所定の電流と反対の流れの電流が供給されると、図8の位置にある磁石43は、反時計回り(T2)に回転し、磁石43の回転により磁石43と同軸に形成された第1のギア44が回転して、第2のギア45に回転トルクを伝達する。第2のギア45が第1のギア44により時計回りに回転されることにより、回転部材30のアーム32が回転して、長孔70に係合する突出部80が、フィルタ移動部材10をS2の方向へはスライド移動させる。
ハウジング50は、図1、図3、図5に示すように、フィルタ移動部材10と、回転部材30と、駆動部40を収容する。ハウジング50は、回転部材30と駆動部40を収容する第1の収容部51と、フィルタ移動部材10を収容する第2の収容部52と、第3の開口部53を有する。また、図5(b)、図5(c)に示すように、ハウジング50の第1の収容部51には、ハウジング50の底面から突出する第1の突出軸54と、図5(c)に示すように、同じくハウジング50の底面から突出する第2の突出軸55が形成されている。第1の突出軸54は、磁石43の貫通孔43bに挿入され、第2の突出軸55は、第2のギア45の貫通孔34に挿入される。
第1の収容部51の回転部材30が配置される側面には、図1、図5、図8に示すように、第1のストッパ56と、第2のストッパ57が形成されている。第1のストッパ56と、第2のストッパ57は、第1の収容部51の側面からX軸方向に突出し、アーム32が180度回以上回転することを阻止する長さを有する。
第2の収容部52のフィルタ移動部材10がスライド移動する方向に沿った両側面には、スライド部材と係合するスライド溝58が形成されている。スライド溝58は、スライド部材と係合して、フィルタ移動部材10をスライド方向(−Y軸方向)にスライドさせるとともに、フィルタ移動部材10のX軸または−X軸方向の移動を規制する。なお、フィルタ移動部材10にスライド部材を設けずに、フィルタ移動部材10の両側部を、スライド溝58に直接挿入して、フィルタ移動部材10をスライド移動させてもよい。
第2の収容部52のレンズ110に対向する位置には、図5に示すように、レンズ用開口部59が形成されている。レンズ用開口部59は、フィルタ20と略同一の矩形状に形成されている。レンズ用開口部59は、赤外線カットフィルタ22又はクリアフィルタ21と重なることで、これらのフィルタを介してレンズ110に光を入射させる。
底板60は、ハウジング50の第3の開口部53を閉塞する部材である。また、底板60には、第2の収容部52のレンズ用開口部59と対向する位置に開口部(図示せず)が設けられている。
次に、本実施の形態1のフィルタ切替装置1において、フィルタを切り替える動作について、図1、図8を参照して説明する。フィルタの切替は、昼間から夜間に移行する場合と、夜間から昼間移行する場合に分けて説明する。
フィルタ切替装置1の各構成要素は、昼間には、図1に示すような初期状態で配置されている。すなわち、コイル42には、電流源から通電はされておらず、非通電状態である。磁石43は、紙面の上側がS極、下側がN極になるように配置されている。また、磁石43の2極は、X軸と平行な線に対して所定角度、時計回りの方向に傾斜するように配置されている。回転部材30のアーム32は、Y軸方向を向いて配置されている。フィルタ移動部材10は、ハウジング50のレンズ用開口部59から入る光線と垂直な位置(第1の位置)、すなわち、レンズ110と対向する位置に赤外線カットフィルタ22が位置し、ハウジング50のレンズ用開口部59から入る光線と垂直な位置から離れた位置、すなわち、レンズ110と対向する位置から離れた位置にクリアフィルタ21が位置するように配置されている。
このような初期状態において、昼間から夜間に移行して、照度が所定の基準以下であることを光学センサ(図示せず)等が検知すると、コイル42に通電される。そして、コイル42に通電されると磁力が発生し、磁石43が時計回り(T1)に回転する。磁石43が時計回りに回転することで、磁石43と同軸に固定された第1のギア44も回転する。第1のギア44の回転により、第1のギア44に噛み合う第2のギア45が反時計回りに回転し、第2のギア45に同軸に固定された回転部材30が反時計回りに回転する。
回転部材30が反時計回りに回転すると、中心軸33を中心にアーム32も反時計回りに回転する。アーム32の先端に設けられた突出部80は、長孔70に係合して移動し、フィルタ移動部材10を、赤外線カットフィルタ22がレンズ用開口部59に対向する位置(第1の位置)から、赤外線カットフィルタ22がレンズ用開口部59から離れる位置(第2の位置)に向けて移動させる。
ここで、磁石43は時計回りに90度回転し、第1のギア44も90度時計回りに回転する。第1のギア44と第2のギア45とは、1:2のギア比を備えるように構成されているので、第1のギア44が90度回転することにより、第2のギア45は、180度反時計回りに回転する。第2のギア45に同軸に固定された固定部材30のアーム32も、反時計回りに180度回転する。
アーム32が180度回転している間、フィルタ移動部材10は、スライド溝58にスライド部材が係合することにより、X軸、−X軸方向の動きを規制されながら、アーム32の先端に取付けられた突出部80により、−Y軸方向(矢印S1の方向)にスライド移動される。フィルタ移動部材10が、アーム32の回転により第2の位置まで移動すると、磁石43を回転させるコイル42への通電が停止される。なお、コイル42への通電は、フィルタ移動部材10が第2の位置まで移動した後、しばらく継続してもよい。
アーム32が180度回転すると、アーム32の先端は第2のストッパ57に当接する。アーム32の先端が第2のストッパ57に当接することで、アーム32は180度で回転を阻止され、アーム32は−Y軸方向を向いて回転を停止される。そして、フィルタ移動部材10も第2の位置で停止する。
フィルタ移動部材10が、図8に示すように、第2の位置で停止した状態にあるとき、回転部材30は、回転部材30の中心軸33方向から見て、回転部材30の中心軸33と、突出部材80とを結んだ線が、第1の位置から第2の位置に向かう方向(第1の方向)と平行になる位置に位置付けられる。具体的には、アーム32の延出方向は、第1の位置から第2の位置に向かう方向(第1の方向)と平行になる。
フィルタ移動部材10が第2の位置に停止した状態で、フィルタ移動部材10に第2の位置から第1の位置の向かう方向(第2の方向)から力が加わると、フィルタ移動部材10は、回転部材30の中心軸33と、突出部材80とを結んだ線が、第1の位置から第2の位置に向かう方向(第1の方向)と平行になる位置に位置付けられているので、外部からの力に対向する力が働く。
さらに、フィルタ移動部材10が、第2の位置で停止した状態のとき、コイル42への通電は停止しているが、磁石43とヨーク41との間には磁性吸着力が生じている。したがって、アーム32は、この磁性吸着力によって、反時計回りの力を加えられているので、アーム32は、第2のストッパ57により回転を阻止されるとともに、フィルタ移動部材10を、第2の位置で停止した状態を維持することができる。
フィルタ移動装置1の各構成要素は、夜間には、図8に示すような初期状態で配置されている。すなわち、コイル42には、電流源からの通電はされておらず、非通電状態である。磁石43は、紙面の上側がN極、下側がS極になるように配置されている。また、磁石43の2極は、X軸と平行な線に対して所定角度反時計回りに傾斜するように配置されている。回転部材30のアーム32は、−Y軸方向を向いて配置されている。フィルタ移動部材10は、ハウジング50のレンズ用開口部59から入る光線と垂直な位置、すなわち、レンズ110と対向する位置にクリアフィルタ21が位置し、ハウジング50のレンズ用開口部59から入る光線と垂直な位置から離れた位置(第2の位置)、すなわち、レンズ110と対向する位置から離れた位置に赤外線カットフィルタ22が位置するように配置されている。
このような初期状態において、夜間から昼間に移行して、照度が所定の基準以上であることを光学センサ(図示せず)等が検知すると、コイル42に、昼間から夜間に移行するときと逆向きの電流が通電される。そして、コイル42に通電されると磁力が発生し、磁石43が反時計回り(T2)に回転する。磁石43が反時計回りに回転することで、磁石43と同軸に固定された第1のギア44も回転する。第1のギア44の回転により、第1のギア44に噛み合う第2のギア45が時計回りに回転し、第2のギア45に同軸に固定された回転部材30が時計回りに回転する。
回転部材30が時計回りに回転すると、中心軸33を中心にアーム32も時計回りに回転する。アーム32の先端に設けられた突出部80は、長孔70に係合して移動し、フィルタ移動部材10を、赤外線カットフィルタ22がレンズ110と対向する位置から離れる位置(第2の位置)から、赤外線カットフィルタ22がレンズ110と対向する位置(第1の位置)に向けて移動させる。
ここで、磁石43は反時計回りに90度回転し、第1のギア44も90度反時計回りに回転する。第1のギア44と第2のギア45とは、1:2のギア比を備えるように構成されているので、第1のギア44が90度回転することにより、第2のギア45は、180度時計回りに回転する。第2のギア45に同軸に固定された固定部材30のアーム32も、180度時計回り回転する。
アーム32が180度回転している間、フィルタ移動部材10は、スライド溝58に係合するスライド部材によりX軸、−X軸方向の動きを規制されながら、アーム32の先端に取付けられた突出部80により、Y軸方向(矢印S2の方向)にスライド移動される。フィルタ移動部材10が、アーム32の回転により第1の位置まで移動すると、磁石43を回転させるコイル42への通電が停止される。なお、コイル42への通電は、フィルタ移動部材10が第1の位置まで移動した後、しばらく継続してもよい。
アーム32が180度回転すると、アーム32の先端は第1のストッパ56に当接する。アーム32の先端が第1のストッパ56に当接することで、アーム32は180度で回転を阻止され、アーム32はY軸方向を向いて回転を停止される。そして、フィルタ移動部材10も第1の位置で停止する。
フィルタ移動部材10が、図1に示すように、第1の位置で停止した状態にあるとき、回転部材30は、回転部材30の中心軸33方向から見て、回転部材30の中心軸33と、突出部材80とを結んだ線が、第2の位置から第1の位置に向かう方向(第2の方向)と平行になる位置に位置付けられる。具体的には、アーム32の延出方向は、第2の位置から第1の位置に向かう方向(第2の方向)と平行になる。
フィルタ移動部材10が第1の位置に停止した状態で、フィルタ移動部材10に第1の位置から第2の位置の向かう方向(第1の方向)から力が加わると、フィルタ移動部材10は、回転部材30の中心軸33と、突出部材80とを結んだ線が、第2の位置から第1の位置に向かう方向(第2の方向)と平行になる位置に位置付けられているので、外部からの力に対向する力が働く。
さらに、フィルタ移動部材10が、第1の位置で停止した状態のとき、コイル42への通電は停止しているが、磁石43とヨーク41との間には磁性吸着力が生じている。したがって、アーム32は、この磁性吸着力によって、時計回りの力を加えられているので、アーム32は、第1のストッパ56により回転を阻止されるとともに、フィルタ移動部材10を第1の位置で停止した状態を維持することができる。
このように、フィルタ移動部材10を第1の位置又は第2の位置に停止させたとき、回転部材30の中心軸33から見て、回転部材30の中心軸33と、突出部80を結んだ線が、第1の方向、又は第2の方向と平行になるように位置付けられる。したがって、外部からの衝撃、特に、第1の方向又は第2の方向から衝撃が、フィルタ移動部材10に加えられても、回転部材30の中心軸33と、突出部80を結んだ線の向きが、加えられた力の方向と対向するので、フィルタ移動部材10を第1の位置又は第2の位置に維持することができる。
さらに、回転部材30側に突出部80を設け、フィルタ移動部材10側に長孔70を設けることで、フィルタ切替装置1自体を小型化することができるとともに、他機能を備える部品を追加した光学機器等における、限定された設置スペース内でのフィルタ切替装置1の配置を可能とすることができる。
また、固定部材30によって、第1の位置及び第2の位置に維持する力をフィルタ移動部材10に与えることができる。したがって、磁石、及び磁石を励磁するコイルの大きさを小さくできるので、フィルタ切替装置1を小型化させることができる。
本実施の形態1では、アーム32を用いて説明したが、アーム32を適用することに限定されない。回転部材30の中心軸33から所定の距離に突出部80を備える構成であれば、アーム32を備えなくてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、ヨーク41にコイル42を巻回して、コイル42に通電することで磁界を発生させて磁石43を回転していた。本発明は、このようなコイルと磁石の組み合わせに限定されず、例えば、コイルを磁石43の外周に巻回するにしてもよい。
実施の形態2に係るフィルタ切替装置1の構成について、図9から図12を参照して説明する。フィルタ切替装置1は、実施の形態1と同様に、フィルタ移動部材10と、フィルタ移動部材10に取り付けられるフィルタ20と、回転部材30と、回転部材30を回転駆動する駆動部40と、フィルタ移動部材10、フィルタ20、回転部材30、駆動部40を収容するハウジング50と、ハウジング50の開口部を閉塞する底板60と、を備える。実施の形態1と実施の形態2とは、駆動部40のコイルと磁石の配置が相違し、その他の構成は同一であるので、同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
駆動部40は、図9から図11に示すように、コイルボビン90と、コイルボビン90に導線91aが巻回されたコイル91と、コイルボビン90の貫通孔に配置された磁石43と、磁石43に同軸に固定された第1のギア44と、第1のギア44と噛み合い回転部材30に同軸に固定された第2のギア45と、を備える。
コイルボビン90は、図10に示すように、樹脂材料により形成され、導線91aを巻回する巻回部92と、コイルボビン90の軸方向に貫通するボビン貫通孔93と、を備える。また、巻回部92は、対向する一対の第1の板状部材92a、第1の板状部材92aと、対向する一対の第2の板状部材92b、第2の板状部材92bとで構成されている。第1の板状部材92aと第2の板状部材92bとの間に導線91aを巻回することによりコイル91を構成する。そして、対向する一対の第1の板状部材92a、第1の板状部材92aの間には、後述するピンを挿入するためのピン挿入部94が形成されている。このピン挿入部94によって、導線が巻回される空間を仕切り、第1の巻回部95と第2の巻回部96とが形成される。対向する一対の第2の板状部材92b、第2の板状部材92bの間にも同様に、第1の板状部材92aに形成されたピン挿入部94と対応する位置に、ピン挿入部94が形成されている。そして、ピン挿入部94により第1の巻回部95と第2の巻回部96とが形成される。
コイル91は、一端部を電流源(図示せず)に接続した導線91aを、第1の巻回部95の外周に、巻回軸91bを中心に設定された回数巻回されて構成される。さらに、コイル91は、第2の巻回部96の外周に、導線91aを巻回軸91bを中心に設定された回数巻回されて構成される。コイル91は、第1の巻回部95に巻回された導線91aを連続して、第2の巻回部96に巻回して構成される。
磁石43は、コイルボビン90のボビン貫通孔93内に、磁石43の中心軸43aがコイルボビン90の巻回軸91bと垂直になるように配置される。磁石43は、コイルボビン90に巻回されたコイル91に電流が流れると、コイル91に発生する磁力により、所定の回転方向に回転する。コイル91に流れる電流の向きを切り替えると、所定の回転方向とは、逆の方向に回転する。
第1の巻回部95と、第2の巻回部96とを仕切るピン挿入部94には、円柱状のピン97が挿入されている。ピン97は鉄等の透磁性部材で形成されている。ピン97が挿入されることにより、ピン97がヨークの役割を果たし、コイル91により発生する磁力を磁石43に効果的に付与することができる。また、別途、ヨークを設ける必要がないことから、部品点数が減少し、スペースを有効に活用でき、フィルタ切替装置1を小型化することができる。
次に、本実施の形態2のフィルタ切替装置1のフィルタ切替動作について、図9、図12を参照して説明する。
フィルタ移動装置1の各構成要素は、昼間には、図9に示すような初期状態で配置されている。フィルタ移動部材10は、ハウジング50のレンズ用開口部59から入る光線と垂直な位置(第1の位置)に、すなわちレンズ110と対向する位置に赤外線カットフィルタ22が位置して、停止している。
初期状態において、昼間から夜間に移行したことが光学センサ等で検知されると、コイル90に電流が通電され、磁石43に時計回りの力が発生し、磁石43は時計回りに回転する。磁石43が時計回りに回転することで、磁石43と同軸に固定された第1のギア44も回転する。第1のギア44の回転により、第1のギア44に噛み合う第2のギア45も回転し、第2のギア45に同軸固定された回転部材30が反時計回りに回転する。
回転部材30が反時計回りに回転すると、アーム32も中心軸33を中心に反時計回りに回転する。突出部80は、長孔70に係合し、フィルタ移動部材10を、第1の位置から第2の位置に向かう方向(S1の方向)にスライド移動させる。
フィルタ移動装置1の各構成要素は、夜間には、図12に示すような初期状態で配置されている。フィルタ移動部材10は、ハウジング50のレンズ用開口部59から入る光線と垂直な位置から離れた位置(第2の位置)、すなわちレンズ110と対向する位置から離れた位置に赤外線カットフィルタ22が位置して、停止している。
初期状態において、夜間から昼間に移行したことが光学センサ等で検知されると、コイル91に、コイル91に昼間から夜間に移行したときと逆方向の電流が通電され、磁石43は反時計回りに回転する。磁石43が反時計回りに回転することで、第2のギア45に同軸固定された回転部材30が時計回りに回転する。
回転部材30が時計回りに回転すると、アーム32も中心軸33を中心に時計回りに回転する。突出部80は、長孔70に係合し、フィルタ移動部材10を、第2の位置から第1の位置に向かう方向(S2の方向)にスライド移動させる。
本実施の形態2のフィルタ切替装置1によれば、コイル91を、コイル91の巻回軸91bを中心として磁石43の外周に巻回したので、コイル91の設置スペースをコンパクトにできる。したがって、フィルタ切替装置1の小型化を図ることができる。
本実施の形態2のフィルタ切替装置1によれば、磁石43の外周にコイル91を配置したので、コイル91により発生する磁力を効率よく、またバランスよく磁石43に及ぼすことができる。
本実施の形態2においては、駆動部40として、コイル91と、磁石43と、第1のギア44と、第2のギア45と、を用いたが、本発明は、これに限定されない。例えば、第1のギア44、第2のギア45を介さずに、磁石43の回転力により、フィルタ移動部材10を直接スライド移動させることもできる。
本実施の形態2においては、コイルボビン90の巻線部は、2つであるとして説明したが、本発明はこれに限定されない。フィルタ移動部材10の移動させる距離に応じて、巻線部を1つ又は2つ以上としてもよい。
本実施の形態1及び2におけるフィルタ切替装置1は、赤外線カットフィルタ22とクリアフィルタ21という2種類の光学フィルタを備えるフィルタ切替装置として説明したが、本発明のフィルタ切替装置1のフィルタの枚数、及び種類はこれに限定されない。例えば、フィルタを3枚以上備える、あるいは、1枚のフィルタをスライドさせるもの本発明に含まれる。
本実施の形態1及び2におけるフィルタ切替装置1は、監視カメラに適用することを前提として説明したが、本発明は、これに限定されない。複数のフィルタを切り替えて使用するカメラであれば、車載カメラ等種々のカメラに適用することができる。
本実施の形態1及び2におけるフィルタ切替装置1は、N極とS極の磁石を1つづつ備える永久磁石を用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。アーム32を180度回転させることができる構成であれば、磁石の数は限定されない。
本実施の形態1及び2に係るフィルタ切替装置1は、光学機器、電子機器などに取り付けられる装置である。光学機器の例としては、デジタルカメラなどの民生用カメラ、車載カメラ、監視カメラ、内視鏡などに搭載される医療用カメラ、動画撮影を行うカムコーダー(ムービーカメラ)、各種検査用カメラ、ロボット用カメラなどがある。電子機器の例としては、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどがある。
上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲とみなされる。
1 フィルタ切替装置
10 フィルタ移動部材
11 第1の開口部
12 第2の開口部
20 フィルタ
21 クリアフィルタ
22 赤外線カットフィルタ
30 回転部材
31 本体部
32 アーム
33 中心軸
34 貫通孔
40 駆動部
41 ヨーク
41a 基部
41b 腕部
42 コイル
43 磁石
43a 中心軸
43b 貫通孔
44 第1のギア
45 第2のギア
50 ハウジング
51 第1の収容部
52 第2の収容部
53 第3の開口部
54 第1の突出軸
55 第2の突出軸
56 第1のストッパ
57 第2のストッパ
58 スライド溝
59 レンズ用開口部
60 底板
70 長孔
80 突出部
90 コイルボビン
91 コイル
91a 導線
91b 巻回軸
92 巻回部
92a 第1の板状部材
92b 第2の板状部材
93 ボビン貫通孔
94 ピン挿入部
95 第1の巻回部
96 第2の巻回部
97 ピン
100 カメラ
110 レンズ
111 シャッタ
112 撮像素子

Claims (7)

  1. 光学フィルタが取り付けられる開口部を有し、当該光学フィルタが、当該開口部から入る光線に垂直に配置される第1の位置と、当該光線に垂直に配置される位置から離れる第2の位置と、の間で、前記第1の位置から前記第2の位置に向かう第1の方向、及び前記第2の位置から前記第1の位置に向かう第2の方向の双方に、スライド移動可能なフィルタ移動部材と、
    前記光学フィルタのフィルタ面に垂直な第1の回転軸を中心に回転する回転部材と、を備え、
    前記フィルタ移動部材は、前記第1の方向及び前記第2の方向と、前記第1の回転軸の方向と、の双方に垂直な方向に延在する長孔を有し、
    前記回転部材は、前記第1の回転軸から所定の間隔を隔てた位置に、前記長孔に係合する突出部を有し、
    前記回転部材が所定の方向に回転することにより、前記突出部は、前記長孔内を移動しつつ、前記フィルタ移動部材を前記第2の位置から前記第1の位置までスライドさせ、
    前記回転部材が前記所定の方向と反対の方向に回転することにより、前記突出部は、前記長孔内を移動しつつ、前記フィルタ移動部材を前記第1の位置から前記第2の位置までスライドさせ、
    前記回転部材は、前記フィルタ移動部材が前記第1の位置に位置するときに、前記第1の回転軸の軸方向から見て、前記第1の回転軸と前記突出部とを結んだ線の方向が、前記第2の方向と平行になるように位置し、
    前記回転部材は、前記フィルタ移動部材が前記第2の位置に位置するときに、前記第1の回転軸の軸方向から見て、前記第1の回転軸と前記突出部とを結んだ線の方向が、前記第1の方向と平行になるように位置する、
    フィルタ切替装置。
  2. 前記回転部材を回転させる駆動部を更に備え、
    当該駆動部は、
    コイルと、当該コイルに通電することにより発生する磁力により、前記回転部材の第1の回転軸に平行な第2の回転軸を中心に回転する磁石と、当該磁石と同軸に固定された第1のギアと、当該第1のギアに噛み合い、前記回転部材と同軸に固定された第2のギアと、を備える、
    請求項1に記載のフィルタ切替装置。
  3. 前記回転部材は、前記第1の回転軸から前記フィルタ面と平行に延出するアームを備え、当該アームの先端に前記突出部が設けられた、
    請求項1又は2に記載のフィルタ切替装置。
  4. 前記アームの延出方向は、前記フィルタ移動部材が前記第1の位置に位置するときに、前記第2の方向と平行であり、前記フィルタ移動部材が前記第2の位置に位置するときに、前記第1の方向と平行である、
    請求項3に記載のフィルタ切替装置。
  5. 前記コイルは、前記磁石の外周に巻回軸を中心に巻回され、
    前記巻回軸と前記磁石の前記第2の回転軸は、垂直になるように配置された、
    請求項2に記載のフィルタ切替装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のフィルタ切替装置を含む、光学機器。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のフィルタ切替装置を含む、電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111939623A (zh) * 2020-07-28 2020-11-17 万江新能源集团有限公司 可调节过滤精度的过滤装置

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