JP2017066796A - 水洗式便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の吐水口をつなぐ導水路から残水を効果的に排除するための技術、を提供する。【解決手段】後吐水口104と前吐水口110を連通する右導水経路123は、後吐水口104と前吐水口110の間にピーク点Pを有する2方向の傾斜路として形成される。上流側に後吐水口104が形成され、下流側に前吐水口110が形成される。ピーク点Pは、右導水経路123の中間地点Qよりも前吐水口110側に形成される。ピーク点Pから後吐水口104へ向かう後傾斜路134の斜角a1よりも、ピーク点Pから前吐水口110へ向かう前傾斜路132の斜角a1が大きくなるように右導水経路123が形成される。【選択図】図4

Description

本発明は、水洗式便器に形成される導水路の構造、に関する。
水洗式便器においては、複数の吐水口から便鉢部に洗浄水を吐出し、その洗浄水の勢いによって汚物を排水管に押し出す洗浄方式が知られている。たとえば、便器本体において便鉢周方向に延伸する導水路が形成され、その導水路の先端または途中に吐水口が形成される。給水管から導水路に洗浄水が送られると、複数の吐水口から洗浄水が吐出される。洗浄後も導水路に洗浄水の一部が残ることがある(以下、「残水」とよぶ)。残水は、雑菌繁殖の温床になりかねないため、できる限り排除することが望ましい。
特許文献1では、共通導水路5が第1リム導水路14を介して第1リム吐水口17とつながるとともに、第2リム導水路15を介して第2リム吐水口19ともつながっている(特許文献1の図5参照)。共通導水路5から第1リム吐水口17と第2リム吐水口19それぞれに洗浄水が供給される。特許文献1では、第1リム吐水口17から残水が漏れるのを防ぐため、第1リム導水路14を第1リム吐水口17から共通導水路5の方向に緩やかに下降傾斜させている。
特開2015−134993号公報
本発明者らは導水路に傾斜をつけるアイディアは残水排除にも有効であると考える。しかし、構造上、導水路に大きな傾斜をつけにくい場合が多い。特に、2つの吐水口がほとんど同じ高さにあるときには一方の吐水口から他方の吐水口に向けて下降する傾斜路を形成できない。
本発明は、上記課題認識に基づいてなされたものであり、その主たる目的は、複数の吐水口をつなぐ導水路から残水を効果的に排除するための技術、を提供することにある。
本発明のある態様における水洗式便器は、便器本体と、第1および第2の吐水口と、を備える。
第1および第2の吐水口を連通する導水路は、第1の吐水口と第2の吐水口の間にピーク点を有する2方向の傾斜路を含む。
本発明によれば、複数の吐水口につながる導水路から残水を排除しやすくなる。
第1実施形態における水洗式便器の前方斜視図である。 第1実施形態における水洗式便器の後端内部の拡大斜視図である。 第1実施形態において、図1のA−A線に沿って水洗式便器を切断したときの上断面図である。 第1実施形態における右導水経路の形状を示す模式図である。 第1実施形態における貯留部の拡大斜視図である。 第1実施形態において、図5に示すV方向から見た右吐水管の模式図である。 第1の変形例として、左吐水口と後吐水口をつなぐ導水路に傾斜を設ける場合の模式図である。 第2の変形例における右導水経路の形状を示す模式図である。 第2実施形態において、図1のA−A線に沿って水洗式便器を切断したときの上断面図である。 第2実施形態における右導水経路の形状を示す模式図である。
[第1実施形態]
第1実施形態においては、右吐水管122の出口付近に貯留部128を設ける構成を有する水洗式便器100について説明する。
図1は、第1実施形態における水洗式便器100の前方斜視図である。
便器本体101には便鉢部106が形成される。便器本体101は、タンク(図2参照)とポンプ(不図示)を内蔵する。ポンプは、タンク内の洗浄水を左吐水口102(第3の吐水口)、後吐水口104(第1の吐水口)および前吐水口110(第2の吐水口、前吐水口110については後述)から便鉢部106に吐出する。後吐水口104から吐出された洗浄水は、便鉢部106の内壁面に形成される導水棚108(レール)の上を流れ、便鉢部106の内部を旋回し、落水する。詳細は後述するが、後吐水口104からは洗剤、洗浄水および空気の混合体を吐出することもできる。以下、洗剤、洗浄水、空気の混合体のことを単に「泡」とよぶ。
水洗式便器100の後端部には、局部洗浄機能や温風機能等を提供する機能部(不図示)が搭載されてもよい。
図2は、第1実施形態における水洗式便器100の後端内部の拡大斜視図である。
洗浄水は上水道から取水され、洗浄バルブ121と補給管112を経由して第1タンク116に入る(経路C1)。より具体的には、洗浄水は、第1タンク116の上部部材である受水部114に入り、受水部114の洗浄水が第1タンク116の下部部材である主タンク115に流れ込む(経路C2)。
ユーザが、洗浄スイッチ(不図示)を操作すると、水洗式便器100の下部にあるポンプ(不図示)が稼働し、主タンク115の洗浄水は主給水管118(共通給水管)に送られる(経路C3)。主給水管118は、左吐水管120と右吐水管122の2つの管につながる(図3も参照)。左吐水管120に流れ込んだ洗浄水は左吐水口102(第3の吐水口)から吐出される(C3−1)。右吐水管122(共通吐水管)に流れ込んだ洗浄水は、後吐水口104(第1の吐水口)および前吐水口110(第2の吐水口,後述)から吐出される(経路C3−2)。
第2タンク126は洗剤を貯留する。第2タンク126の洗剤はエゼクタ127で空気と水に混合されて泡となり、泡管57(泡剤供給部)、泡吐出口130を介して右吐水管122(共通吐水管)に入る(経路C4)。ポンプ54は、第2タンク126の洗剤をエゼクタ127に送る。エゼクタ127には、水道水が泡バルブ117を介して直接供給される。泡は、後吐水口104(第1の吐水口)から吐出される(経路C3−2)。泡は、前吐水口110(第2の吐水口)からは吐出されず(詳細は後述)、後吐水口104のみが泡を吐出可能である。
エゼクタ127は既存技術の応用である。右吐水管122からは、洗浄水または泡のいずれかが吐出される。
図3は、第1実施形態において、図1のA−A線に沿って水洗式便器100を切断したときの上断面図である。
水洗式便器100は、左吐水口102(第3の吐水口)、後吐水口104(第1の吐水口)のほかに、便鉢部106の前端側(x軸正方向側)に前吐水口110(第2の吐水口)を有する。主給水管118(共通給水管)から見ると、後吐水口104(第1の吐水口)は上流側にあり、前吐水口110(第2の吐水口)は下流側にある。便鉢部106の中心点をCとし、中心点Cを通りx軸方向およびy軸方向にそれぞれ延伸する仮想中心線をM1,M2とする。左吐水口102(第3の吐水口)は、中心線M1より左側の半部内、より具体的には中心線M2よりも前端側に形成される。後吐水口104(第1の吐水口)は、中心線M1よりも右側の半部内、より具体的には中心線M2よりも後端側の四半部内に形成され、前吐水口110は中心線M1よりも右側の半部内、より具体的には中心線M2よりも前端側の四半部内に形成される。
主給水管118の洗浄水のうち、左吐水管120に流入した洗浄水は、左導水経路119(第2の導水路)を通って左吐水口102から吐出される。この洗浄水は、便鉢部106を大きく旋回する(水流S3)。水流S3は、その一部が便鉢部106の前端から貯留領域124に落水し、一部は便鉢部106の内壁面を広域洗浄したあと、右側面側において貯留領域124に落水し、残りは後吐水口104から吐出される洗浄水に合流する。
主給水管118から右吐水管122(共通吐水管)に流入した洗浄水の多くは後吐水口104から吐出される。この洗浄水は、一部は便鉢部106の後端部を局所洗浄したあと、貯留領域124に落水するが、大部分は便鉢部106の左後方の屈曲部150において方向転換され、貯留領域124に落水する(水流S1)。また、右吐水管122に流入した洗浄水の一部は、右導水経路123にも流入し、前吐水口110(第3の吐水口)からも吐出される。この洗浄水は、便鉢部106の前端部右側を局所洗浄し、そのまま貯留領域124に落水する(水流S2)。
左吐水口102からの水流S3は、便鉢部106の右側に至るときに洗浄力が落ちるため、水流S2により手薄な右側部分の洗浄力を補強している。水流S1,S3は主たる洗浄力を提供し、水流S2は付加的な、あるいは、オプショナルな洗浄力を提供する。
以下、水流S1,S2を中心として説明する。
後吐水口104および前吐水口110に洗浄水を供給する右吐水管122の出口付近には、洗浄水を一時的に貯水するための貯留部128が形成される。いいかえれば、右吐水管122(共通吐水管)から後吐水口104(第1の吐水口)に向かう方向と前吐水口110(第2の吐水口)に向かう方向に分岐する地点に貯留部128が形成される。右吐水管122の洗浄水は後吐水口104から優先的に吐出される。右吐水管122の単位時間あたりの給水量(以下、単に、「給水速度」とよぶ)が充分に大きいときには、貯留部128に洗浄水が徐々に滞留し、やがて貯留部128からオーバーフローする。このオーバーフローした洗浄水は右導水経路123に流れ込み、前吐水口110から吐出される。貯留部128のより詳細な構造については、図5,6に関連して後に詳述する。
水洗式便器100の洗浄プロセスは2段階である。第1段階(以下、「洗浄プロセス」とよぶ)では、高い給水速度にて大量の洗浄水が主給水管118に送られ、左吐水口102および後吐水口104から洗浄水が吐出される。しばらくすると、貯留部128から洗浄水があふれて、オーバーフローした洗浄水は右導水経路123にも流入し、前吐水口110からも洗浄水が吐出される。洗浄プロセスにおいては、貯留領域124にあった滞留水も含めて、すべての洗浄水がいったん下水道に排出される。
第2段階(以下、「覆水プロセス」とよぶ)は、貯留領域124に滞留水を補給するプロセスである。洗浄プロセスよりも低い給水速度にて洗浄水が主給水管118に供給され、左吐水口102および後吐水口104から洗浄水が吐出される。給水速度が低いため、貯留部128においてはオーバーフローは発生しない。このため、覆水プロセスにおいては、前吐水口110に洗浄水は供給されない。
ユーザがリモートコントローラ等で操作指示したとき、右吐水管122は泡を放出することもできる。ポンプ54は泡管57から泡をゆっくりと送り出すため、貯留部128から泡がオーバーフローすることはない。このため、前吐水口110には泡が供給されることはない。便器本体101に内蔵されるセンサ(不図示)が便座(不図示)の開放を検出したとき、泡バルブ117が開放され、泡が吐出されるとしてもよい。泡は、便鉢部106や貯留領域124を洗浄するだけでなく、貯留領域124の滞留水表面を覆うことで小便時の飛散を抑制する。右吐水管122において泡と洗浄水は同一の開口から吐出されるてもよいが、別々の開口から吐出されてもよい(図6に関連して後述)。
洗浄プロセス完了後、右導水経路123の残水を速やかに排除するため、右導水経路123は2方向の傾斜路、いいかえれば、山型の傾斜路として形成される。より具体的には、右導水経路123には、前吐水口110に比較的近い地点にピーク点Pが設定され、ピーク点Pから貯留部128に下降する傾斜路とピーク点Pから前吐水口110に下降する傾斜路が形成される。
洗浄プロセスが完了して覆水プロセスに移行すると、右導水経路123の残水の一部は傾斜路をたどって前吐水口110から排出され、残りは貯留部128に戻る。貯留部128に流れ込んだ残水は後吐水口104の洗浄水に合流する。
覆水プロセスの完了後も前吐水口110から残水が流れ続けると、水漏れを生じているのではないかとユーザに誤解されてしまう懸念がある。また、覆水プロセスの完了後も前吐水口110から残水が流れ続けると、前吐水口110の付近という目立つ場所に筋状の水垢が形成される可能性もある。したがって、前吐水口110からの残水排除は、覆水プロセス中に速やかに完了することが望ましい。
図4は、第1実施形態における右導水経路123の形状を示す模式図である。
右導水経路123(後吐水口104と前吐水口110を結ぶ経路)においては、ピーク点Pから前吐水口110に向かう前傾斜路132と、ピーク点Pから後吐水口104に向かう後傾斜路134の2つの傾斜路が形成される。いいかえれば、ピーク点Pは、後吐水口104と前吐水口110の間に形成される。2つの前傾斜路132、後傾斜路134を形成できるため、単一の傾斜路に比べて各傾斜路の斜角を大きく確保できる。後吐水口104と前吐水口110の高さがほとんど変わらないときでも、ピーク点Pを高くすれば、2つの傾斜路それぞれの斜角を大きくできる。前傾斜路132および後傾斜路134の斜角を大きくできれば、右導水経路123から残水を速やかに排除しやすくなる。
上述した理由により、前吐水口110からの残水排除は後吐水口104からの残水排除に優先する。ピーク点Pは、右導水経路123の中間点Qよりも前吐水口110に近い側に設定される。後傾斜路134の斜角a1よりも前傾斜路132の斜角a2が大きくなるため、前傾斜路132の方がより速やかに残水排除される。また、前傾斜路132の方が後傾斜路134よりも短くなるため、前傾斜路132の残水を比較的少なくできる。
下水管などの配管設備においては、管径150ミリメートル以上の排水横管の場合、1/200(約0.57度)以上の勾配が求められる(空気調和・衛生工学会の規格SHASE−S206−2000)。同規格は、管径65ミリメートル以下の排水横管の場合、1/50(1.14度)の勾配を求めている。この規格を参考にすると、後傾斜路134の斜角a1は、少なくとも0.57度以上は必要であり、1.00度以上であることが望ましい。また、後傾斜路134の斜角a2は、少なくとも1.00度以上は必要であり、1.14度以上であることが望ましい。
右吐水管122の出口付近には貯留部128が形成され、貯留部128の貯水壁136の上に前導水口138(第2の導水口)が形成される。前導水口138は貯留部128の出口であり、右導水経路123の入口でもある。右吐水管122(共通吐水管)から貯留部128に流入した洗浄水は最初は後吐水口104のみから吐出されるが、やがて洗浄水が貯水壁136を超えると、前導水口138から右導水経路123にも洗浄水が流れ込む。
まとめると、洗浄プロセスにおいては、右吐水管122の洗浄水が後吐水口104から強い勢いで吐出される。まずは、主給水管118からみて上流側に位置する後吐水口104において、流速および水量のいずれの点においても充分な吐水が確保される。右吐水管122の給水速度が大きいため、後吐水口104から洗浄水を吐出しつつも貯留部128に洗浄水が貯まっていく。やがて、貯留部128から洗浄水がオーバーフローし、オーバーフローした洗浄水は前導水口138、右導水経路123を経由して、下流側の前吐水口110からも吐出される。必然的に、後吐水口104の方が、前吐水口110よりも洗浄水の水勢が強くなる。前吐水口110は、あくまでもオプショナルな洗浄力を提供するためのものである。
覆水プロセスにおいては、オーバーフローが発生しないため、右吐水管122の洗浄水はすべて後吐水口104から吐出される。このとき、前傾斜路132の残水が前吐水口110から自然排出される。覆水プロセス中には、後吐水口104と左吐水口102のいずれからも洗浄水が吐出されるため、前吐水口110からの残水排出は目立ちにくい。覆水プロセス中、後傾斜路134の残水は比較的ゆっくりと貯留部128に戻り、後吐水口104から排出される。
このような吐水制御を実現するためには、洗浄プロセスおよび覆水プロセスそれぞれの給水速度や給水量、給水時間、貯水壁136の高さ等をバランスよく設計する必要がある。理想的には、覆水プロセスが完了するまでに前傾斜路132だけでなく後傾斜路134からの残水排除も完了することが望ましい。
なお、右導水経路123の後傾斜路134は、常時、傾斜する流路である必要はない。たとえば、後傾斜路134の端部や途中に水平路が部分的に形成されることまで妨げるものではない。前傾斜路132についても同様である。
また、後吐水口104よりも前吐水口110は高位置に形成される。具体的には、後吐水口104の最低地点(底部)よりも前吐水口110の最低地点(底部)が高位置に形成される。これにより、前吐水口110の下部において便鉢部106の領域を広く確保しやすくなる。
図5は、第1実施形態における貯留部128の拡大斜視図である。
右吐水管122の出口を取り囲むように貯留部128が形成される。貯留部128の貯水壁136は、右吐水管122(共通吐水管)の洗浄水を後吐水口104にスムーズに導くためになめらかにカーブしている。右導水経路123を形成する導水壁142は、後導水口140を狭めるようにせり出している。
後導水口140(第1の導水口)とは、貯留部128の出口のうち、後吐水口104(第1の吐水口)に向かう出口をいう。本実施形態においては、貯留部128の後導水口140から吐出された洗浄水はそのまま後吐水口104を通過するため、貯留部128の出口としての後導水口140と便鉢部106への吐水口としての後吐水口104はほとんど一致している。
前導水口138(第2の導水口)とは、貯留部128の出口のうち、前吐水口110(第2の吐水口)に向かう出口をいう。前導水口138は貯水壁136の上部に形成される。貯留部128からオーバーフローした洗浄水は前導水口138に流入し、長い右導水経路123を経て前吐水口110に到達する。貯留部128の出口としての前導水口138と吐水口としての前吐水口110は大きく離れている。
後導水口140(第1の導水口)と前導水口138(第2の導水口)に高低差を設けることにより、いいかえれば、貯水壁136の上に前導水口138を形成することにより、主給水管118から見て上流側の後吐水口104に優先的に洗浄水が供給される構造となっている。貯留部128の底部は後吐水口104よりも若干くぼんでいる。
図6は、第1実施形態において、図5に示すV方向から見た右吐水管122の模式図である。
右吐水管122(共通吐水管)は、内管162および外管164の二重構造となっている。内管162の側面に洗浄水を吐出するための出口として排水口144が形成される(図5も参照)。また、外管164の先端に泡を吐出するための出口として泡出口160が形成される。排水口144および泡出口160はどちらか一方に共通化されてもよい。排水口144は、後吐水口104に向かう水平方向y1(y軸負方向)と、下方向z1(z軸負方向)の間に向けられる。より具体的には、右吐水管122の中心Uから排水口144の中心Wを結ぶベクトル(以下、「排水ベクトルf1」とよぶ)は、y1とz1の間、好ましくは、z1となす角度a3が40〜50度の範囲内に設定される。
排水ベクトルf1はy1成分(水平成分)を有するため、右吐水管122から後吐水口104に向かう水流が形成される。また、排水ベクトルf1のz1成分(鉛直成分)により、貯水を促す水流も形成される。排水口144の角度調整により、吐水と貯水のバランスを微調整できる。
右吐水管122からは泡が吐出されるとき、貯留部128のくぼみ152に充分に泡を溜めてから後吐水口104に泡に送り出すことができる。泡洗浄を行った後、右吐水管122から洗浄水を吐出するときには、貯留部128に残存する泡を洗い流す必要がある。排水ベクトルf1がz1成分を有するため、下方向に流れる洗浄水によってくぼみ152に残る泡を巻き上げ、泡を洗い流しやすくしている。
図7は、第1の変形例として、左吐水口102と後吐水口104をつなぐ導水路に傾斜を設ける場合を示す模式図である。
図7に示す変形例においては、共通給水管146の出口から、2つの導水路が分岐している。右側の導水路(第1の導水路)には後吐水口104(第1の吐水口,上流側)と前吐水口110(第2の吐水口,下流側)が形成され、左側の導水路(第2の導水路)には左吐水口102(第3の吐水口)が形成される。
この場合にも、左吐水口102から後吐水口104までの範囲に該当する導水路148aにおいて、左吐水口102と後吐水口104の間、好ましくは、左吐水口102に近い側にピーク点P1を設定してもよい。導水路148aに2つの傾斜路をつくることで、導水路148aの残水を左吐水口102、後吐水口104それぞれから排出しやすくなる。
同様に、後吐水口104から前吐水口110までの範囲に該当する導水路148bにおいて、後吐水口104と前吐水口110の間、好ましくは前吐水口110に近い側にピーク点P2を設定してもよい。導水路148bに2つの傾斜路をつくることで、導水路148bの残水を後吐水口104、前吐水口110それぞれから排出しやすくなる。
このように、2つの吐水口をつなぐいずれの導水路148a,148bにおいても、その中間点にピーク点を形成することにより、各導水路に大きな傾斜をつけることができる。
図8は、第2の変形例における右導水経路123の形状を示す模式図である。
ピーク点Pは不連続点である必要はなく、図8に示すように連続点であってもよい。この場合にも、ピーク点Pは、右導水経路123の中点Qよりも前吐水口110に近い側に形成される。また、前傾斜路132の曲率よりも後傾斜路134の曲率を大きくすることで、前吐水口110からの残水排除を優先してもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態においては、右吐水管122の出口付近に隔壁154を設ける構成を有する水洗式便器100について説明する。図9,10に関連して説明する以外の構成は第1実施形態と同様である。
図9は、第2の実施形態において、図1のA−A線に沿って水洗式便器を切断したときの上断面図である。図10は、第2の実施形態における右導水経路123の形状を示す模式図である。
図3と異なり、右吐水管122と右導水経路123は、隔壁154によって隔てられている。右吐水管122は、洗浄水を吐出する第1ノズル156と、泡を吐出する第2ノズル158を有する。第1ノズル156は隔壁154を貫通する。このため、右吐水管122の洗浄水の一部は後吐水口104から吐出され、残りは第1ノズル156および右導水経路123を介して前吐水口110から吐出される。一方、泡は第1ノズル156とは別の第2ノズル158から吐出される。第2ノズル158は、隔壁154を貫通しないため、泡は右吐水管122の出口付近に溜まり、後吐水口104から吐出される。隔壁154によって右導水経路123が遮蔽されるため、第2ノズル158の泡が右導水経路123に入り込むことはない。
なお、第1実施形態と同様、第2ノズル158は右吐水管122の外管164に泡出口160として形成されてもよい。
以上、実施形態に基づいて、水洗式便器100の導水路の構造を中心として説明した。
右吐水管122(共通吐水管)の排水口144(出口)付近に貯留部128を設けるとともに、後吐水口104(第1の吐水口)へ至る後導水口140(第1の導水口)よりも、前吐水口110(第2の吐水口)へ至る前導水口138(第2の導水口)を高位置に形成することで、後吐水口104からの吐水を優先できる。また、右吐水管122(共通吐水管)の排水口144(出口)付近に隔壁154を設けることで、第1ノズル156の洗浄水だけが右導水経路123に入り込むように水流制御が可能となる。
貯留部128と前吐水口110をつなぐ右導水経路123においては、その中間地点よりも前吐水口110に近い側がピーク点となるように2つの傾斜路が形成される。右導水経路123を山型形状とすることにより、前傾斜路132、後傾斜路134の斜角を大きくできる。この結果、右導水経路123から残水を効果的に排出できる。特に、前吐水口110から速やかに残水排除できる。
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
なお、本実施形態においては、洗浄プロセスと覆水プロセスの2段階の吐水が行われるとして説明したが、両プロセスが明確に分離されることは必須ではない。
以上の記載から、下記の発明が認識される。
本発明のある態様における水洗式便器は、便器本体(便器本体101)と、第1および第2の吐水口(後吐水口104、前吐水口110)と、を備える。
第1および第2の吐水口を連通する導水路(右導水経路123)は、第1の吐水口と第2の吐水口の間にピーク点を有する2方向の傾斜路を含む。
導水路を1方向の単一傾斜路とするのではなく、導水路の途中にピーク点を設けて第1および第2の導水口それぞれの方向に傾斜する2方向の傾斜路とすることにより、傾斜路を急峻化しやすくなる。この結果、導水路の残水を排除しやすくなる。導水路は全てが傾斜する必要はなく、一部に水平部分を有してもよい。
便器本体に搭載され、前記第1および第2の吐水口にそれぞれ洗浄水を供給する共通給水管を備えてもよい。
共通給水管は、「筒状」の導水路に限らず、経路、たとえば、便鉢本体に形成される導水路として構成されてもよい。
便器本体の後方側に第1の吐水口が形成され、前方側に第2の吐水口が形成されてもよい。
後方とは、便鉢を平面視したときの後端側半部内に存在することを意味し、前方とは、前端側半部内に存在することを意味する。また、第1および第2の吐水口には後端側から給水されてもよい。この場合には、上流に近い第1の吐水口の方に第2の吐水口よりも強い水勢を与えやすくなる。
ピーク点は、導水路の中間地点よりも第2の吐水口側に形成されてもよい。
ピーク点を第2の吐水口側に形成することにより、ピーク点から第2の吐水口に向かう下降傾斜路をより急峻化しやすくなる。
ピーク点から第1の吐水口へ向かう傾斜路の斜角よりも、ピーク点から第2の吐水口へ向かう傾斜路の斜角が大きくなるように導水路が形成されてもよい。
ピーク点から第1の吐水口へ向かう傾斜路の斜角は、1度以上であることが好ましい。
第1および第2の吐水口に洗浄水を供給する第1の導水路とは別に、更に、第3の吐水口に洗浄水を供給する第2の導水路が形成されてもよい。共通給水管の出口からは、第1の導水路と第2の導水路に分岐し、第1の導水路に第1および第2の吐水口が形成され、第2の導水路には、更に、第3の吐水口が形成されてもよい。
第1の吐水口よりも第2の吐水口は高い位置に形成されてもよい。
第2の吐水口を高い位置に形成することで便鉢部内壁面をより広く使うことができる。
54 ポンプ、 57 泡管、 100 水洗式便器、 101 便器本体、 102 左吐水口、 104 後吐水口、 106 便鉢部、 108 導水棚、 110 前吐水口、 112 補給管、 114 受水部、 115 主タンク、 116 第1タンク、 117 泡バルブ、 118 主給水管、 119 左導水経路、 120 左吐水管、 121 洗浄バルブ、 122 右吐水管、 123 右導水経路、 124 貯留領域、 126 第2タンク、 128 貯留部、 130 泡吐出口、 132 前傾斜路、 134 後傾斜路、 136 貯水壁、 138 前導水口、 140 後導水口、 142 導水壁、 144 排水口、 146 共通給水管、 148 導水路、 150 屈曲部、152 くぼみ、154 隔壁、156 第1ノズル、158 第2ノズル。

Claims (8)

  1. 便器本体と、
    第1および第2の吐水口と、を備え、
    前記第1および第2の吐水口を連通する導水路は、前記第1の吐水口と前記第2の吐水口の間にピーク点を有する2方向の傾斜路を含むことを特徴とする水洗式便器。
  2. 前記便器本体に搭載され、前記第1および第2の吐水口にそれぞれ洗浄水を供給する共通給水管、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の水洗式便器。
  3. 前記便器本体の後方側に前記第1の吐水口が形成され、前方側に前記第2の吐水口が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の水洗式便器。
  4. 前記ピーク点は、前記導水路の中間地点よりも前記第2の吐水口側に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の水洗式便器。
  5. 前記ピーク点から前記第1の吐水口へ向かう傾斜路の斜角よりも、前記ピーク点から前記第2の吐水口へ向かう傾斜路の斜角が大きくなるように前記導水路が形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の水洗式便器。
  6. 前記ピーク点から前記第1の吐水口へ向かう傾斜路の斜角は、1度以上であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の水洗式便器。
  7. 前記第1および第2の吐水口に洗浄水を供給する第1の導水路とは別に、更に、第3の吐水口に洗浄水を供給する第2の導水路が形成されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の水洗式便器。
  8. 前記第1の吐水口よりも前記第2の吐水口は高い位置に形成されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の水洗式便器。
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