JP2017066090A - 毛髪化粧料用臭気低減剤組成物 - Google Patents

毛髪化粧料用臭気低減剤組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】酸化染毛剤、毛髪変形剤などの施術中及び/又は施術後に発生する不快臭低減剤組成物の提供。
【解決手段】(A)式で表される第4級アンモニウム塩の一種以上、及び(B)C2〜6の多価アルコールの一種以上、を含有する毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
Figure 2017066090

【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪化粧料用の臭気低減剤組成物に関し、詳しくは特定の第4級アンモニウム塩と、特定の多価アルコールとを含有することにより、酸化染毛剤や毛髪変形剤の施術中及び/又は施術後の不快臭を抑制する毛髪化粧料用臭気低減剤組成物に関する。さらにこれを含有した施術中及び/又は施術後の不快臭が少ない毛髪化粧料に関する。
近年、ヘアスタイルを変え、頭髪の色を変化させ、これらをファッションとして楽しむための手段として、毛髪変形剤(例えばパーマネントウェーブ用剤や縮毛矯正剤)やヘアカラーリングするための酸化染毛剤が広く利用されている。
毛髪変形剤による毛髪変形は、毛髪をロッドで巻き、毛髪ケラチンのジスルフィド結合を第1剤に含まれる還元剤で部分的に切断、次に第2剤に含まれる酸化剤で再結合させることにより、毛髪にウェーブを与え、また、くせ毛を真っ直ぐにさせ毛髪を変形させることをいう。
毛髪変形剤の第1剤に含まれる還元剤には、チオグリコール酸、チオ乳酸、システイン、システアミン、並びにこれらの誘導体及び塩が使われており、第2剤に含まれる酸化剤には、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化水素が使われている。
一方、酸化染毛剤による酸化染毛は一般的にヘアカラーと呼ばれ、毛髪内に存在するメラニン色素を酸化分解し、同時に染色を行う。酸化染毛剤の第1剤には酸化染料、アルカリ剤が、第2剤には酸化剤として過酸化水素が配合されており、使用時にこれら第1剤と第2剤を混合して用いる。
毛髪変形剤及び酸化染毛剤ともに、これらは施術中及び/又は施術後において、毛髪から独特な甘い焦げ臭様の不快臭が残存、発生することがあり、被施術者のみならず施術者や周囲に不快感を与えていた。
このような臭気を低減するため、従来から様々な技術が提案されている。毛髪変形剤においては、サトウキビエキスとpH調整剤とを含有する毛髪変形処理用消臭剤(特許文献1)、化学的消臭成分及び蒸気圧抑制成分からなる群より選ばれる一種又は二種以上を有効成分として含有することを特徴とする毛髪化粧料用消臭香料組成物が提案されている(特許文献2)。
酸化染毛剤においては、炭素数12以上の脂肪酸の1種以上、オクタノール/水分配係数(logKow)が10以上であるロウ、炭化水素及びエステルから選ばれる油性成分の1種以上、特定の香料、アルカリ剤の一種以上を含有する毛髪化粧料(特許文献3)、これらを用いた反応臭抑制方法(特許文献4)が提案されている。
毛髪変形剤及び酸化染毛剤においては、特定の香料原料群から選ばれる少なくとも一種以上の香料原料を含有する頭髪化粧料用マスキング組成物(特許文献5)、特定の香料成分の群から選ばれる一種以上の香料成分及びアンモニア、アンモニウム塩、モノエタノールアミン及び硫黄原子を含む還元剤からなる群より選ばれる一種以上の成分を含有することを特徴とする毛髪処理組成物(特許文献6)が提案されている。
さらに、酸化染毛剤組成物の混合使用時の不快臭の抑制には、特定の第4級アンモニウム塩と炭素数12以上の脂肪酸との組み合わせが有用であるとされている(特許文献7)。
しかしながら、いずれの技術も施術中及び/又は施術後における毛髪からの臭気低減効果が十分とは言えず、臭気低減効果のさらなる改善が望まれていた。
特開2009−067712号公報 特開2002−241237号公報 特開2010−018569号公報 特開2010−018570号公報 特開2003−137758号公報 特開2004−107208号公報 特開2010−053100号公報
本発明は、酸化染毛剤や毛髪変形剤の施術中及び/又は施術後の不快臭を低減することができる毛髪化粧料用臭気低減剤組成物を提供することを課題とし、さらにこれを含有した施術中及び/又は施術後の甘い焦げ臭様の不快臭の発生が少ない毛髪化粧料を提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、毛髪化粧料に特定の第4級アンモニウム塩と、特定の多価アルコールとを組み合わせて含有させることにより、上記課題を解決することができること、さらには特定のムスク香料を併用することにより効果が増強されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
〔1〕(A)下記の式(I)
Figure 2017066090
で表される第4級アンモニウム塩の1種以上、及び
(B)炭素数2〜6の多価アルコールの1種以上、
を含有することを特徴とする毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
〔2〕第4級アンモニウム塩が塩化ポリオキシプロピレン(9)メチルジエチルアンモニウム、塩化ポリオキシプロピレン(25)メチルジエチルアンモニウム及び塩化ポリオキシプロピレン(40)メチルジエチルアンモニウムから選ばれる1種以上であることを特徴とする〔1〕に記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
〔3〕炭素数2〜6の多価アルコールが、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール及びジプロピレングリコールからなる群より選ばれた1種以上であることを特徴とする〔1〕又は〔2〕に記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
〔4〕(A)と(B)とが、1:99〜99:1の質量比で含有されることを特徴とする〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
〔5〕さらに(C)ムスク香料を含有することを特徴とする〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
〔6〕ムスク香料が、シクロペンタデカノン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタデカノリド、アンブレットリド、シクロヘキサデカノリド、ハバノライド、エチレンブラシレート、エチレンドデカンジオエート、10−オキサヘキサデカノリド、11−オキサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリド、ムセノン、エグザルテノン、ムスクZ4、ゼノライド、グロバノン、コスモン、ムスクアンブレット、ムスクケトン、モスケン、ムスクチベテン、ベルサリド、トナリド、トラセオライド、ファントリド、セレストリド
、ビタライド、ガラクソリド、ヘルベトライド、ロマンドライドから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする〔5〕に記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
〔7〕毛髪化粧料が、酸化染毛剤又は毛髪変形剤であることを特徴とする〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
〔8〕〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
〔9〕〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物を0.1〜20質量%含有することを特徴とする毛髪化粧料。
〔10〕毛髪化粧料が、酸化染毛剤又は毛髪変形剤であることを特徴とする〔8〕又は〔9〕に記載の毛髪化粧料。
〔11〕毛髪化粧料に、(A)下記の式(I)
Figure 2017066090
で表される第4級アンモニウム塩の1種以上、及び
(B)炭素数2〜6の多価アルコールの1種以上、
を含む臭気低減剤組成物を添加することを特徴とする毛髪化粧料の臭気低減方法。
〔12〕臭気低減剤組成物としてさらに(C)ムスク香料を含むことを特徴とする〔11〕に記載の毛髪化粧料の臭気低減方法。
〔13〕毛髪化粧料に含まれる臭気低減剤組成物の量が0.1〜20質量%となるように添加することを特徴とする〔11〕又は〔12〕に記載の毛髪化粧料の臭気低減方法。
本発明の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物によれば、特定の第4級アンモニウム塩と、特定の多価アルコールとの相互作用により、酸化染毛剤や毛髪変形剤の施術中及び/又は施術後の甘い焦げ臭様の不快臭の発生を低減することができる。さらには特定のムスク香料を併用することにより上記の効果を増強することができる。
以下、本発明に詳細に説明する。
〔1〕臭気低減剤組成物
本発明の毛髪化粧料用の臭気低減剤組成物は、第4級アンモニウム塩である成分(A)及び多価アルコールである成分(B)の双方を有効成分として含有することを特徴としている。
(A)第4級アンモニウム塩
本発明で使用する第4級アンモニウム塩は、下記の式(I)で表される第4級アンモニウム塩の1種以上である。
Figure 2017066090
上記式Iにおけるnは5〜45であり、好ましくは9〜40であり、さらに好ましくは15〜30である。例えば、塩化ポリオキシプロピレン(9)メチルジエチルアンモニウム、塩化ポリオキシプロピレン(25)メチルジエチルアンモニウム及び塩化ポリオキシプロピレン(40)メチルジエチルアンモニウムから選ばれる1種以上が特に好ましく、中でも塩化ポリオキシプロピレン(25)メチルジエチルアンモニウムが最も好ましい。これらの第4級アンモニウム塩は市販品として入手することができる。
本発明において成分(A)は、用いられる毛髪化粧料中に通常0.05〜10質量%、好ましくは0.1〜7質量%、さらに好ましくは0.5〜5質量%の範囲に含有されるように使用される。用いられる毛髪化粧料が二剤型であれば、成分(A)は第1剤又は第2剤のどちらに含有されてもよく、第1剤と第2剤の両方に分割して含有させることもでき
る。
(B)多価アルコール
本発明で使用する多価アルコールは、炭素数2〜6の多価アルコールの一種以上である。
中でも、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール及びジプロピレングリコールから選ばれる1種以上が好ましく、より好適には、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール及びジプロピレングリコールから選ばれる1種以上であり、さらに好適には植物由来原料を使用した1,3−プロパンジオール及び1,3−ブタンジオールから選ばれる1種以上である。
本発明において成分(B)は、用いられる毛髪化粧料中に通常0.05〜10質量%、好ましくは0.1〜7質量%、さらに好ましくは0.5〜5質量%の範囲に含有されるように使用される。用いられる毛髪化粧料が二剤型であれば、成分(B)は第1剤又は第2剤のどちらに含有されてもよく、第1剤と第2剤の両方に分割して含有させることもできる。
本発明の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物において、(A)成分と(B)成分の割合は、質量比で1:99〜99:1が好ましく、より好適には5:95〜95:5であり、さらに好適には10:90〜90:10である。
この範囲を外れると、酸化染毛剤や毛髪変形剤の施術中及び/又は施術後の不快臭を十分に低減することができない場合がある。
(C)ムスク香料
本発明においては、前記成分(A)、成分(B)に加えて、成分(C)としてムスク香料を併用することにより、本発明の効果をさらに増強することができる。
前記成分(A)及び成分(B)の合計量に対して、ムスク香料は0.0005〜20質量%、特に0.001〜10質量%、中でも0.01〜5質量%の範囲で添加することが好ましい。
本発明に用いられるムスク香料とは、ムスク様(じゃ香様)の香気を有する香料であれば特に限定されることはなく、天然ムスク香料(例えばムスクチンキ)と合成ムスク香料に分けられるが、入手容易性から合成ムスク香料が一般に用いられる。
本発明に用いられる合成ムスクとしては、その化学構造から、(i)大環状ムスク、(ii)ニトロムスク、(iii)多環状ムスク、(iv)その他ムスクに大別される。
それぞれに分類されるムスク香料を例示すると以下の通りである。
(i)大環状ムスク:ムスコン、シベトン、シクロペンタデカノン、ジヒドロシベトン、シクロヘキサデセノン、ムスシエノン、グロバノン、エグザルテノン、アンブレットリド、シクロペンタデカノリド、イソアンブレットリド、シクロヘキサデカノリド、ハバノライド、エチレンブラシレート、エチレンドデカンジオエート、10−オキサヘキサデカノリド、11−オキサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリド、ムセノン、ムスクZ4、ゼノライド、コスモンなど
(ii)ニトロムスク:ムスクキシロール、ムスクアンブレット、ムスクケトン、モスケン、ムスクチベテンなど
(iii)多環状ムスク:ベルサリド、トナリド、トラセオライド、ファントリド、セレストリド、ビタライド、ガラクソリド、テトラリンムスクなど
(iv)その他ムスク:ヘルベトライド、ロマンドライドなど
本発明において用いられるムスク香料としては、前記合成ムスク香料中、シクロペンタ
デカノン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタデカノリド、アンブレットリド、シクロヘキサデカノリド、ハバノライド、エチレンブラシレート、エチレンドデカンジオエート、10−オキサヘキサデカノリド、11−オキサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリド、ムセノン、エグザルテノン、ムスクZ4、ゼノライド、グロバノン、コスモン、ムスクアンブレット、ムスクケトン、モスケン、ムスクチベテン、ベルサリド、トナリド、トラセオライド、ファントリド、セレストリド、ビタライド、ガラクソリド、ヘルベトライド、ロマンドライドから選ばれる1種又は2種以上が好ましく用いられる。
本発明において成分(C)は、用いられる毛髪化粧料中に通常0.0001〜0.1質量%、好ましくは0.0003〜0.07質量%、さらに好ましくは0.0005〜0.05質量%の範囲に含有されるように使用される。用いられる毛髪化粧料が二剤型であれば、成分(C)は第1剤又は第2剤のどちらに含有されてもよく、第1剤と第2剤の両方に分割して含有させることもできる。
(D)その他成分
本発明の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物は、上記の有効成分(A)、(B)、(C)の他に、本発明の効果を損なわない範囲において他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH 調製剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、(C)以外の香料、水等を必要に応じて適宜配合し、目的とする剤形に応じて常法により製造することができる。
〔2〕毛髪化粧料
本発明において不快臭低減の対象となる毛髪化粧料は、酸化染毛剤又は毛髪変形剤である。
(1)酸化染毛剤
酸化染毛剤は、永久染毛剤とも呼ばれ、一般にパラフェニレンジアミンなどの酸化染料中間体、カップラーなどを含めた酸化染料、及び、アルカリ剤を主成分とする第1剤と、過酸化水素などの酸化剤を主成分とする第2剤とから構成される二剤型酸化染毛剤が色持ちの良さや染毛力に優れる点で主流である。このような二剤型酸化染毛剤は、通常は前記第1剤と第2剤とに分けて製造販売され、ユーザーが染毛する際に混合して使用する。
本発明の臭気低減剤組成物は、酸化染毛剤の製造段階において、第1剤と第2剤のいずれか一方或いは両方に添加することができる。また、酸化染毛剤とは別の包装形態で提供されユーザーが使用時に酸化染毛剤の第1剤と第2剤のいずれか一方又は両方、或いは第1剤と第2剤の混合物に添加する形態であってもよい。
(2)毛髪変形剤
毛髪変形剤とは、常温又は加温下において、パーマネントウェーブ形成処理、パーマネントウェーブ形成処理によるウェーブのばし処理、縮毛矯正処理、化粧品によるカーリング形成処理を行うためのものであり、チオグリコール酸、チオ乳酸、システイン、システアミン、並びにこれらの誘導体及び塩などの還元剤を含有する第1剤と、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化水素などの酸化剤を含有する第2剤を含んでなる。
本発明の臭気低減剤組成物は、酸化染毛剤の毛髪変形剤の製造段階において、第1剤と第2剤のいずれか一方或いは両方に添加することができる。また、毛髪変形剤とは別の包装形態で提供されユーザーが使用時に毛髪変形剤の第1剤と第2剤のいずれか一方又は両方、或いは第1剤と第2剤の混合物に添加する形態であってもよい。
本発明の臭気低減剤組成物は、成分(A)と成分(B)を配合した臭気低減剤組成物として使用することもできるが、成分(A)と成分(B)を独立して使用する態様、すなわち例えば二剤型酸化染毛剤において成分(A)を第1剤に含有させ、成分(B)を第2剤に含有させ、第1剤と第2剤の二剤を混合使用する際に本発明の効果を発揮させる態様でも使用可能である。
成分(C)についても同様であり、成分(A)、成分(B)及び成分(C)の三成分を配合した臭気低減剤組成物として使用することもできるが、成分(A)又は成分(B)から独立して使用する態様であってもよい。
本発明の臭気低減剤組成物を成分(A)と(B)、又は、成分(A)と(B)と(C)を配合した臭気低減剤組成物として使用する場合は、毛髪化粧料すなわち酸化染毛剤又は毛髪変形剤中に通常0.1〜20質量%含有させて用いられ、好ましくは0.2〜14質量%含有させて用いられ、さらに好ましくは1〜10質量%含有させて用いられる。毛髪化粧料中の臭気低減剤組成物が0.1質量%以下であると、酸化染毛剤や毛髪変形剤の施術中及び/又は施術後の不快臭を十分に低減することができず、20質量%を超えるとコストがかかるだけでそれ以上の臭気低減効果を得ることができない。
本発明の臭気低減剤組成物を含有してなる毛髪化粧料には、酸化染料、アルカリ剤、還元剤、酸化剤などの成分に加え、他の成分、例えば、粉末成分、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH 調製剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、(C)以外の香料、水等を必要に応じて適宜配合し、目的とする剤形に応じて常法により製造することができる。
次に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
〔1〕酸化染毛剤に対する臭気低減効果
[二剤型酸化染毛剤の調製]
表1に示す組成の実施例1〜15、比較例1〜3にかかる組成の酸化染毛剤第1剤と、表2に示す組成の実施例1〜15、比較例1〜3にかかる組成の酸化染毛剤第2剤を、それぞれ常法に従って調製した。
本発明の臭気低減剤組成物((A)+(B))は、二剤型酸化染毛剤の第1剤と第2剤の双方に添加した。第1剤、第2剤それぞれにおける(A)と(B)の比率を、表1と表2の(A):(B)の欄に表記した。
なお、二剤型酸化染毛剤中の臭気低減剤組成物の含有量は第1剤、第2剤ともに、実施例1〜11が2質量%、実施例12が1質量%、実施例13が10質量%、実施例14が2.5質量%、実施例15が4質量%である。
Figure 2017066090
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Figure 2017066090
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[酸化染毛剤の施術評価]
実施例1〜15、比較例1〜3の酸化染毛剤第1剤と、同じ実施例、比較例の酸化染毛剤第2剤とを1:1の割合で混合後、これらを10cmの毛束(2.5g)に5g塗布、30分間静置した後、水洗、ドライヤーにて乾燥し染毛処理を施した。
評価は、専門パネル10名により、施術直後及び翌日の毛髪の不快臭低減効果を下記評価基準にて評価した。結果を表3に示す。
−:不快臭を全く低減していない
+:不快臭を低減している
++:かなり不快臭を低減している
+++:完全に不快臭を低減している
Figure 2017066090
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成分(A)と成分(B)を含有した酸化染毛剤を処理した毛束は、施術直後だけでなく施術後においても優れた不快臭低減効果を示した。一方、成分(A)だけ、成分(B)だけ、どちらの成分も含有しない酸化染毛剤処理した毛束は、施術直後と施術後の不快臭が改善されていなかった。
〔2〕毛髪変形剤(パーマ剤)に対する臭気低減効果
[二剤型毛髪変形剤(パーマ剤)の調製]
表4に示す組成の実施例16〜22、比較例4〜6にかかる組成の毛髪変形剤(パーマ剤)第1剤と、表5に示す組成の実施例16〜22、比較例4〜6にかかる組成の毛髪変形剤(パーマ剤)第2剤を、それぞれ常法に従って調製した。本発明の臭気低減剤組成物((A)+(B))は、二剤型パーマ剤の第1剤と第2剤の双方に添加した。第1剤、第2剤それぞれにおける(A)と(B)の比率を、表4と表5の(A):(B)の欄に表記した。
なお、二剤型パーマ剤中の臭気低減剤組成物の含有量は第1剤、第2剤ともに、実施例16〜17が3質量%、実施例18が5質量%、実施例19が1.5質量%、実施例20〜22が4質量%である。
Figure 2017066090
Figure 2017066090
Figure 2017066090
Figure 2017066090
[毛髪変形剤(パーマ剤)の施術評価]
シャーレ上に10cmの毛束(2.5g)を載せ、実施例16〜22、比較例4〜6の毛髪変形剤(パーマ剤)第1剤を2.5g塗布し、ラップで包んで15分間静置した。約1分間水洗後、乾いたタオルで水気を取った。
次いで、実施例16〜22、比較例4〜6の毛髪変形剤(パーマ剤)第2剤を毛束に2.5g塗布し、15分間静置した。
最後に、約1分間水洗後、ドライヤーにて乾燥して施術を終えた。
施術直後及び翌日の毛髪の不快臭低減効果を前記酸化染毛剤の評価基準と同様の基準にて評価した。結果を表6に示す。
Figure 2017066090
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成分(A)と成分(B)を含有した毛髪変形剤(パーマ剤)を処理した毛束は、施術直後だけでなく施術後においても優れた不快臭低減効果を示した。一方、成分(A)だけ、成分(B)だけ、どちらの成分も含有しない酸化染毛剤処理した毛束は、施術直後と施術後の不快臭が改善されていなかった。
〔3〕毛髪変形剤(カーリング剤)に対する臭気低減効果
[二剤型毛髪変形剤(カーリング剤)の調製]
表7に示す組成の実施例23〜28、比較例7〜9にかかる組成の毛髪変形剤(カーリング剤)第1剤と、表8に示す組成の実施例23〜28、比較例7〜9にかかる組成の毛髪変形剤(カーリング剤)第2剤を、それぞれ常法に従って調製した。本発明の臭気低減剤組成物((A)+(B))は、二剤型カーリング剤の第1剤と第2剤の双方に添加した。第1剤、第2剤それぞれにおける(A)と(B)の比率を、表5の(A):(B)の欄に表記した。
なお、二剤型カーリング剤中の臭気低減剤組成物の含有量は第1剤、第2剤ともに、実施例23が3質量%、実施例24が3.5質量%、実施例25が2.5質量%、実施例26〜27が6.5質量%、実施例28が4質量%である。
Figure 2017066090
Figure 2017066090
Figure 2017066090
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[毛髪変形剤(カーリング剤)の施術評価]
シャーレ上に10cmの毛束(2.5g)を載せ、実施例23〜28、比較例7〜9の毛髪変形剤(カーリング剤)第1剤を2.5g塗布し、ラップで包んで15分間静置した。約1分間水洗後、乾いたタオルで水気を取った。
次いで、実施例23〜28、比較例7〜9の毛髪変形剤(カーリング剤)第2剤を毛束に2.5g塗布し、15分間静置した。
最後に約1分間水洗後、ドライヤーにて乾燥して施術を終えた。
施術直後及び翌日の毛髪の不快臭低減効果を前記酸化染毛剤の評価基準と同様の基準にて評価した。結果を表9に示す。
Figure 2017066090
Figure 2017066090
成分(A)と成分(B)を含有した毛髪変形剤(カーリング剤)を処理した毛束は、施術直後だけでなく施術後においても優れた不快臭低減効果を示した。一方、成分(A)だけ、成分(B)だけ、どちらの成分も含有しない酸化染毛剤処理した毛束は、施術直後と施術後の不快臭が改善されていなかった。
〔4〕ムスク香料含有臭気低減剤組成物
成分(A)と成分(B)に加え、成分(C)としてムスク香料を含有する臭気低減剤組
成物を調製し、酸化染毛剤に対する臭気低減効果を評価した。
[臭気低減剤組成物の調製]
成分(A)として塩化ポリオキシプロピレン(25)メチルジエチルアンモニウム50質量部、成分(B)として植物由来1,3−プロパンジオール25質量部、植物由来1,3−ブタンジオール25質量部、及び成分(C)としてムスク香料1質量部からなる本発明の臭気低減剤組成物を調製した。
なお、ムスク香料としては、シクロペンタデカノン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタデカノリド、アンブレットリド、シクロヘキサデカノリド、ハバノライド、エチレンブラシレート、エチレンドデカンジオエート、10−オキサヘキサデカノリド、11−オキサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリド、ムセノン、エグザルテノン、ムスクZ4、ゼノライド、グロバノン、コスモン、ムスクアンブレット、ムスクケトン、モスケン、ムスクチベテン、ベルサリド、トナリド、トラセオライド、ファントリド、セレストリド、ビタライド、ガラクソリド、ヘルベトライド、ロマンドライドを用いた(実施例29〜58)。
[二剤型酸化染毛剤の調製]
表10に示す組成の酸化染毛剤第1剤と第2剤を、それぞれ常法に従って調製した。本発明の臭気低減剤組成物((A)+(B)+(C))は、二剤型酸化染毛剤の第1剤に添加した。
Figure 2017066090
Figure 2017066090
[酸化染毛剤の施術評価]
上記酸化染毛剤第1剤と、第2剤とを1:1の割合で混合後、これらを10cmの毛束(2.5g)に5g塗布、30分間静置した後、水洗、ドライヤーにて乾燥し染毛処理を施した。
施術直後及び翌日の毛髪の不快臭低減効果を前記評価基準にて評価した。結果を表11に示す。
Figure 2017066090
〔5〕二種類の多価アルコールを使用する臭気低減剤組成物
成分(A)と成分(B)として二種類の多価アルコールを用いた臭気低減剤組成物を調製し、酸化染毛剤に対する臭気低減効果を評価した。
[臭気低減剤組成物の調製]
成分(A)として塩化ポリオキシプロピレン(25)メチルジエチルアンモニウム50質量部、成分(B)として植物由来1,3−プロパンジオール25質量部、ジプロピレングリコール25質量部からなる本発明の臭気低減剤組成物を調製した(実施例59)。
[二剤型酸化染毛剤の調製]
第1剤に含まれる臭気低減剤組成物を実施例59で調製したものに換えた以外は、表10と同じ組成で酸化染毛剤第1剤と第2剤を、それぞれ常法に従って調製した。
[酸化染毛剤の施術評価]
上記酸化染毛剤第1剤と、第2剤とを1:1の割合で混合後、これらを10cmの毛束(2.5g)に5g塗布、30分間静置した後、水洗、ドライヤーにて乾燥し染毛処理を
施した。
施術直後及び翌日の毛髪の不快臭低減効果を前記評価基準にて評価した。結果を表12に示す。
Figure 2017066090
表11と表12を対比して明らかなように、ムスク香料含有臭気低減剤組成物(実施例29〜58)は、ムスク香料非含有の臭気低減剤組成物(実施例59)に比べ、施術直後と施術翌日の双方で優れた臭気低減効果を示すことが分かった。
本発明の毛髪化粧料用の臭気低減剤組成物は、特定の第4級アンモニウム塩と、特定の多価アルコールとを併用することにより、酸化染毛剤や毛髪変形剤の施術中及び/又は施術後の甘い焦げ臭様の不快臭の発生を低減することができる。

Claims (13)

  1. (A)下記の式(I)
    Figure 2017066090
    で表される第4級アンモニウム塩の1種以上、及び
    (B)炭素数2〜6の多価アルコールの1種以上、
    を含有することを特徴とする毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
  2. 第4級アンモニウム塩が塩化ポリオキシプロピレン(9)メチルジエチルアンモニウム、塩化ポリオキシプロピレン(25)メチルジエチルアンモニウム及び塩化ポリオキシプロピレン(40)メチルジエチルアンモニウムから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
  3. 炭素数2〜6の多価アルコールが、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール及びジプロピレングリコールからなる群より選ばれた1種以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
  4. (A)と(B)とが、1:99〜99:1の質量比で含有されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
  5. さらに(C)ムスク香料を含有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
  6. ムスク香料が、シクロペンタデカノン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタデカノリド、アンブレットリド、シクロヘキサデカノリド、ハバノライド、エチレンブラシレート、エチレンドデカンジオエート、10−オキサヘキサデカノリド、11−オキサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリド、ムセノン、エグザルテノン、ムスクZ4、ゼノライド、グロバノン、コスモン、ムスクアンブレット、ムスクケトン、モスケン、ムスクチベテン、ベルサリド、トナリド、トラセオライド、ファントリド、セレストリド、ビタライド、ガラクソリド、ヘルベトライド、ロマンドライドから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項5に記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
  7. 毛髪化粧料が、酸化染毛剤又は毛髪変形剤であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
  9. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の毛髪化粧料用臭気低減剤組成物を0.1〜20質量%含有することを特徴とする毛髪化粧料。
  10. 毛髪化粧料が、酸化染毛剤又は毛髪変形剤であることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の毛髪化粧料。
  11. 毛髪化粧料に、(A)下記の式(I)
    Figure 2017066090
    で表される第4級アンモニウム塩の1種以上、及び
    (B)炭素数2〜6の多価アルコールの1種以上、
    を含む臭気低減剤組成物を添加することを特徴とする毛髪化粧料の臭気低減方法。
  12. 臭気低減剤組成物としてさらに(C)ムスク香料を含むことを特徴とする請求項11に記載の毛髪化粧料の臭気低減方法。
  13. 毛髪化粧料に含まれる臭気低減剤組成物の量が0.1〜20質量%となるように添加することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の毛髪化粧料の臭気低減方法。
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