JP2017065849A - シート処理装置、画像形成装置、シート処理方法 - Google Patents

シート処理装置、画像形成装置、シート処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のパンチ穴をシートの搬送方向における中央を基準に対称となる位置各々に形成することが可能なシート処理装置、画像形成装置、及びシート処理方法を提供すること。【解決手段】画像形成装置は、シートが搬送される搬送路と、前記搬送路に沿って前記シートを搬送するシート搬送部と、前記搬送路を搬送される前記シートに対して穿孔処理を実行する穿孔部とを備え、前記穿孔部による穿孔位置より前記シートの搬送方向の上流側の予め定められた検出位置を通過する前記シートの前記搬送方向における長さを検出し(ステップS2)、検出された前記シートの前記搬送方向における長さに基づいて前記搬送路における前記穿孔位置からの前記シートの搬送量を設定し(ステップS3)、設定された前記シートの搬送量に基づいて前記シート搬送部による前記穿孔位置からの前記シートの搬送を制御する(ステップS6)。【選択図】図10

Description

本発明は、シートに対して穿孔処理を行うシート処理装置、シート処理装置を備える画像形成装置、及びシート処理方法に関する。
プリンター、複写機、ファクシミリ、及びこれらの複合機などの画像形成装置から排出されるシートに対して二つのパンチ穴を形成する穿孔処理(パンチ処理)を行うシート処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このシート処理装置は、画像形成装置と連結して使用されて、画像形成装置から搬送されるシートに対して前記穿孔処理を行う。
例えば、典型的なシート処理装置では、シートの搬送方向に沿って配置された二つのパンチ穴が、シートの搬送方向における中央を基準に対称となる位置各々に形成される。具体的に、このシート処理装置では、シートの搬送方向における先端から一つ目のパンチ穴までの間隔に対応するシートの搬送量が、シートの定型サイズごとに予め設定されている。そして、このシート処理装置では、定型サイズのシートの先端が穿孔位置に到達してから、シートのサイズに応じた搬送量だけシートが搬送された時に一つ目のパンチ穴が形成される。続いて、予め設定された二つのパンチ穴の間隔に対応する搬送量だけシートが搬送された時に二つ目のパンチ穴が形成される。
特開2009−161312号公報
ところで、シートの裁断時に生じる誤差、及び画像形成装置の備える定着装置による加熱に起因して生じるシートの伸縮等により、画像形成装置からシート処理装置に搬送されるシートの搬送方向における長さが定型サイズと一致しないことがある。この場合、従来のシート処理装置では、シートの搬送方向に沿って配置された二つのパンチ穴がシートの搬送方向における中央を基準に対称となる位置各々からずれて形成される。
本発明の目的は、複数のパンチ穴をシートの搬送方向における中央を基準に対称となる位置各々に形成することが可能なシート処理装置、画像形成装置、及びシート処理方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート処理装置は、搬送路と、シート搬送部と、穿孔部と、検出処理部と、設定処理部と、搬送制御部とを備える。前記搬送路ではシートが搬送される。前記シート搬送部は、前記搬送路に沿って前記シートを搬送する。前記穿孔部は、前記搬送路を搬送される前記シートに対して穿孔処理を実行する。前記検出処理部は、前記穿孔部による穿孔位置より前記シートの搬送方向の上流側の予め定められた検出位置を通過する前記シートの前記搬送方向における長さを検出する。前記設定処理部は、前記検出処理部により検出される前記シートの前記搬送方向における長さに基づいて前記搬送路における前記穿孔位置からの前記シートの搬送量を設定する。前記搬送制御部は、前記設定処理部により設定される前記シートの搬送量に基づいて前記シート搬送部による前記穿孔位置からの前記シートの搬送を制御する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、シート処理装置と、画像形成部とを備える。前記シート処理装置は、搬送路と、シート搬送部と、穿孔部と、検出処理部と、設定処理部と、搬送制御部とを備える。前記搬送路ではシートが搬送される。前記シート搬送部は、前記搬送路に沿って前記シートを搬送する。前記穿孔部は、前記搬送路を搬送される前記シートに対して穿孔処理を実行する。前記検出処理部は、前記穿孔部による穿孔位置より前記シートの搬送方向の上流側の予め定められた検出位置を通過する前記シートの前記搬送方向における長さを検出する。前記設定処理部は、前記検出処理部により検出される前記シートの前記搬送方向における長さに基づいて前記搬送路における前記穿孔位置からの前記シートの搬送量を設定する。前記搬送制御部は、前記設定処理部により設定される前記シートの搬送量に基づいて前記シート搬送部による前記穿孔位置からの前記シートの搬送を制御する。一方、前記画像形成部は、前記搬送路を搬送される前記シートに画像データに基づく画像を形成可能である。
本発明の他の局面に係るシート処理方法は、シートが搬送される搬送路と、前記搬送路に沿って前記シートを搬送するシート搬送部と、前記搬送路を搬送される前記シートに対して穿孔処理を実行する穿孔部と、を備えるシート処理装置で実行され、第1ステップ、第2ステップ、及び第3ステップを含む。前記第1ステップでは、前記穿孔部による穿孔位置より前記シートの搬送方向の上流側の予め定められた検出位置を通過する前記シートの前記搬送方向における長さが検出される。前記第2ステップでは、前記第1ステップにより検出される前記シートの前記搬送方向における長さに基づいて前記搬送路における前記穿孔位置からの前記シートの搬送量が設定される。前記第3ステップでは、前記第2ステップにより設定される前記シートの搬送量に基づいて前記シート搬送部による前記穿孔位置からの前記シートの搬送が制御される。
本発明によれば、複数のパンチ穴をシートの搬送方向における中央を基準に対称となる位置各々に形成することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形成部、第1シート搬送部、及び第2シート搬送部の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の後処理部の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の穿孔部の構成を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の穿孔ユニットの構成を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の穿孔ユニットの構成を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の穿孔ユニットの構成を示す図である。 図9は、シートに形成されるパンチ穴を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行されるパンチ穴形成処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の概略構成]
まず、図1〜図4を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置10の外観図である。また、図3は画像形成部3、第1シート搬送部4、及び第2シート搬送部5の構成を示す断面図である。また、図4は後処理部6の構成を示す断面図である。
画像形成装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、ファクシミリ機能、又はコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。なお、本発明は、プリンター装置、ファクシミリ装置、及びコピー機などの画像形成装置に適用可能である。
図1及び図2に示すように、画像形成装置10は、ADF(自動原稿搬送装置)1、画像読取部2、画像形成部3、第1シート搬送部4、第2シート搬送部5、後処理部6、操作表示部7、及び制御部8を備える。ここに、第1シート搬送部4、第2シート搬送部5、後処理部6、及び制御部8を備える装置が、本発明におけるシート処理装置の一例である。
ADF1は、不図示の原稿セット部、複数の搬送ローラー対、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する。画像読取部2は、不図示の原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCDを備え、原稿から画像データを読み取ることが可能である。
画像形成部3は、画像読取部2で読み取られた画像データに基づいて電子写真方式で画像を形成する画像形成処理(印刷処理)を実行することが可能である。また、画像形成部3は、外部のパーソナルコンピューターのような情報処理装置から入力された画像データに基づいて前記印刷処理を実行することも可能である。具体的に、画像形成部3は、図3に示すように、感光体ドラム31、帯電装置32、光走査装置33、現像装置34、転写ローラー35、クリーニング装置36、定着装置37、及び排出部38を備える。
第1シート搬送部4は、画像形成部3による画像形成位置を経由してシートSを第2シート搬送部5に搬送する。図3に示すように、第1シート搬送部4は、給送ユニット41〜44、第1シート搬送路45、複数の搬送ローラー対46、レジストローラー対47、及び第1光センサー48を備える。
給送ユニット41は、カセット411、ピックアップローラー412、及び給送ローラー対413を備える。同様に、給送ユニット42〜44は、カセット421〜441、ピップアップローラー422〜442、及び給送ローラー対423〜443を備える。カセット411〜441には、各種サイズのシートSが載置される。シートSは、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどを含む。給送ユニット41〜44は、画像形成部3の構成部材を収納する筐体に接続可能に構成されると共に、他の給送ユニットと接続可能に構成される。
第1シート搬送路45は、第1シート搬送部4により搬送されるシートSの移動通路である。例えば、第1シート搬送路45は、画像形成部3の構成部材を収納する前記筐体の内部に設けられた一対のガイド部材により形成される。第1シート搬送路45により、カセット411〜441各々と第2シート搬送部5とが接続される。第1シート搬送路45には、シートSの搬送に用いられる複数の搬送ローラー対46、及びレジストローラー対47が設けられている。第1シート搬送部4では、シートSが複数の搬送ローラー対46により第1シート搬送路45上を図3に示す搬送方向D1に沿って搬送される。
第1光センサー48は、図3に示す検出位置P2におけるシートSの有無を検出することが可能である。例えば、第1光センサー48は、発光部481及び受光部482を有する透過型の光センサーである。例えば、第1光センサー48では、検出位置P2にシートSが存在しない場合に、発光部481から出射された光が受光部482に照射される。一方、第1光センサー48では、検出位置P2にシートSが存在する場合に、発光部481から出射された光はシートSにより遮光されて受光部482に照射されない。これにより、受光部482は、検出位置P2におけるシートSの有無に応じた電気信号を出力する。受光部482から出力される電気信号は、制御部8に入力されて、後述するシートSのジャム(紙詰まり)の発生の検出等に用いられる。なお、第1光センサー48は、反射型の光センサーであってもよい。また、第1光センサー48に替えて、超音波センサーなどの検出位置P2におけるシートSの有無を検出可能な他のセンサーが用いられるものであってもよい。
画像形成部3では、第1シート搬送部4から搬送されるシートSに以下の手順で画像が形成される。
まず、帯電装置32により感光体ドラム31の表面が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査装置33により感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。
そして、感光体ドラム31の表面に形成された静電潜像は現像装置34によってトナー像として現像(可視像化)される。現像装置34により形成されたトナー像は、図3に示す矢印方向に回転する感光体ドラム31により転写ローラー35による転写位置(画像形成位置)まで搬送される。
一方、第1シート搬送部4は、画像形成部3による画像形成動作と並行して、前記画像形成位置にシートを搬送する。例えば、給送ユニット41に収納されているシートSが印刷用紙として選択された場合、カセット411に収納されているシートSが、カセット411の底部に設けられた不図示のリフト板によりピックアップローラー412との接触位置まで持ち上げられる。ピックアップローラー412は、前記接触位置まで持ち上げられた最上層のシートSを取り出す。ピックアップローラー412により取り出されたシートSは、給送ローラー対413及び搬送ローラー対46によりレジストローラー対47の配置位置まで搬送される。
レジストローラー対47は、感光体ドラム31によるトナー像の前記画像形成位置への搬送タイミングに合わせて、シートSを前記画像形成位置に送出する。例えば、第1シート搬送路45には、シートSの通過を検出する不図示のセンサーが、レジストローラー対47の配置位置から搬送方向D1における上流側の位置に設けられている。制御部8は、前記センサーによるシートSの通過の検出タイミングに基づいて、前記搬送タイミングに合致するレジストローラー対47によるシートSの送出タイミングを設定する。そして、レジストローラー対47は、制御部8により設定された前記送出タイミングに基づいて、シートSを前記画像形成位置に送出する。これにより、前記送出タイミングで前記画像形成位置に送出されたシートSの表面に、前記搬送タイミングで搬送されるトナー像が転写ローラー35により転写される。
なお、転写ローラー35によるトナー像の転写後に感光体ドラム31の表面に残存したトナーは、クリーニング装置36により除去される。例えば、クリーニング装置36では、感光体ドラム31の表面に残存したトナーがブレード状のクリーニング部材により除去される。そして、前記クリーニング部材により除去されたトナーは、搬送スクリューにより不図示のトナー収容容器まで搬送されて回収される。
前記画像形成位置でトナー像が転写されたシートSは、搬送ローラー対46により定着装置37に搬送される。定着装置37では、加熱ローラー371及び加圧ローラー372が接触する定着位置P1においてシートSに転写されたトナー像が加熱されると共に加圧される。これにより、トナー像がシートSに溶融定着する。定着装置37によってトナー像が定着されたシートSは、搬送ローラー対46により第2シート搬送部5に搬送される。
第2シート搬送部5は、第1シート搬送部4から搬送されるシートSを後処理部6に搬送する。例えば、第2シート搬送部5は、排出部38に着脱可能に構成されたオプションユニットである。図3に示すように、第2シート搬送部5は、第2シート搬送路51、及び複数の搬送ローラー対52を備える。第2シート搬送部5では、シートSが複数の搬送ローラー対52により第2シート搬送路51上を搬送方向D1に沿って搬送される。
なお、画像形成装置10において、第2シート搬送部5が設けられておらず、第1シート搬送部4が後処理部6と直接接続可能に構成されていてもよい。第2シート搬送部5が設けられていない場合、第1シート搬送部4により搬送されるシートは排出部38に排出される。
後処理部6は、第2シート搬送部5から搬送される画像形成後のシートSに対して穿孔処理(パンチ処理)及びステープル処理などの後処理を行う。例えば、後処理部6は、第2シート搬送部5と接続可能に構成されたオプションユニットである。図4に示すように、後処理部6は、第3シート搬送路61、複数の搬送ローラー対62、第2光センサー63、送出ローラー対64、切替部材65、ステープル部66、第1排出トレイ67、第2排出トレイ68、及び穿孔部9を備える。
第3シート搬送路61は、後処理部6の内部に形成されたシートSの移動通路である。例えば、第3シート搬送路61は、後処理部6の内部に設けられた一対のガイド部材により形成される。図4に示すように、第3シート搬送路61は、後処理部6の内部において第1排出トレイ67へと至る搬送路61A及び第2排出トレイ68へと至る搬送路61Bに分岐する。第3シート搬送路61により、第2シート搬送部5と第1排出トレイ67及び第2排出トレイ68とが接続される。第3シート搬送路61には、シートSの搬送に用いられる複数の搬送ローラー対62、及び送出ローラー対64が設けられている。後処理部6では、シートSが複数の搬送ローラー対62により第3シート搬送路61上を搬送方向D1に沿って搬送される。ここに、第1シート搬送路45、第2シート搬送路51、及び第3シート搬送路61が、本発明における搬送路の一例である。また、複数の搬送ローラー対46、レジストローラー対47、複数の搬送ローラー対52、複数の搬送ローラー対62、及び送出ローラー対64が、本発明におけるシート搬送部の一例である。
第2光センサー63は、穿孔部9による穿孔位置P5よりシートSの搬送方向D1における上流側であって、検出位置P2(図3参照)より搬送方向D1における下流側の図4に示す検出位置P3でシートSの有無を検出することが可能である。例えば、第2光センサー63は、第1光センサー48と同様に、発光部631及び受光部632を有する透過型の光センサーである。第2光センサー63の受光部632は、第1光センサー48の受光部482と同様に、検出位置P3におけるシートSの有無に応じた電気信号を出力する。受光部632から出力される電気信号は、制御部8に入力されて、後述する送出ローラー対64を用いたシートSの傾き補正に用いられる。なお、第2光センサー63は、反射型の光センサーであってもよい。
送出ローラー対64は、第3シート搬送路61において穿孔位置P5より搬送方向D1の上流側の基準位置P4に設けられ、穿孔位置P5に向けてシートSを送出する。送出ローラー対64は、モーター641(図2参照)から伝達される駆動力により回転する。例えば、モーター641はステッピングモーターである。
切替部材65は、第3シート搬送路61が搬送路61A及び搬送路61Bに分岐する分岐位置に設けられ、シートSの搬送先を第1排出トレイ67又は第2排出トレイ68に切り替える。例えば、切替部材65は、モーター又はソレノイドなどの不図示の駆動部により揺動されることで、シートSの搬送先を第1排出トレイ67又は第2排出トレイ68に切り替える。例えば、画像形成装置10では、シートSに対して前記ステープル処理が実行される場合、制御部8により切替部材65が操作されて、シートSの搬送先が第2排出トレイ68に設定される。一方、シートSに対して前記ステープル処理が実行されない場合、制御部8により切替部材65が操作されて、シートSの搬送先が第1排出トレイ67に設定される。
ステープル部66は、スタックトレイ661に積載される複数枚のシートSをステープルで綴じる前記ステープル処理を実行する。ステープル部66により前記ステープル処理が実行された複数枚のシートSは、搬送ローラー対62により第2排出トレイ68に排出される。
操作表示部7は、制御部8からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーのような表示部、及びユーザー操作に応じて制御部8に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルのような操作部を有する。
制御部8は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)のような制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムのような情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部であり、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。制御部8では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像形成装置10が制御部8により統括的に制御される。
また、制御部8は、図2に示すようにジャム検出部81を含む。具体的に、制御部8は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記制御プログラムを実行する。これにより、制御部8は、ジャム検出部81として機能する。
ジャム検出部81は、第1光センサー48による検出結果に基づいて、第1シート搬送路45におけるシートSのジャム(紙詰まり)の発生を検出する。例えば、ジャム検出部81は、レジストローラー対47によるシートSの送出時から予め定められた許容時間が経過するまでの間に受光部482からシートSの検出を示す電気信号が入力されない場合に、第1シート搬送路45において前記ジャムが発生したと判断する。
例えば、ジャム検出部81は、前記ジャムの発生を検出した場合に、その旨を示すメッセージを操作表示部7に表示させる。これにより、ユーザーは前記ジャムの発生を認識して、前記ジャムを起こしたシートSを画像形成装置10の筐体内部から取り出す等の対処行動を行うことが可能である。
次に、図5〜図8を参照しつつ、穿孔部9について説明する。ここで、図5は穿孔部9の斜視図である。また、図6〜図8は搬送方向D1の逆方向から見た穿孔ユニット91の構成を示す図であって、図6にはパンチ911〜914により前記穿孔処理が行われていない状態が、図7にはパンチ911〜914により前記穿孔処理が行われている状態が、図8にはパンチ911のみにより前記穿孔処理が行われている状態が、それぞれ示されている。なお、以下においては、第3シート搬送路61を搬送されるシートSにおける搬送方向D1に垂直な方向を幅方向D2、第3シート搬送路61を搬送されるシートSにおける表面に垂直な方向を上下方向D3と定義して説明を行う。
穿孔部9は、第3シート搬送路61を搬送されるシートSに対してパンチ穴を形成する前記穿孔処理を実行する。穿孔部9により前記穿孔処理が実行されたシートSは、搬送ローラー対62により第1排出トレイ67又は第2排出トレイ68に排出される。
図5に示すように、穿孔部9は、穿孔ユニット91、穿孔用モーター92、ソレノイド93、ユニット移動機構94、紙片収容部95を備える。
穿孔ユニット91は、幅方向D2に沿って等間隔に配置されたパンチ911〜914を備える。図6〜図8に示すように、パンチ911は、上下方向D3に沿って円筒状に形成されたパンチ刃911A、パンチ刃911Aの上端に設けられた当接部911B、パンチ刃911Aの外周に沿って巻回されたコイルばね911C、及び外周面が当接部911Bの上面と接触可能に設けられたカム911Dを備える。同様に、パンチ912〜914は、パンチ刃912A〜914A、当接部912B〜914B、コイルばね912C〜914C、及びカム912D〜914Dを備える。なお、カム911D及びカム914Dの幅方向D2における長さは、カム912D及びカム913Dより長く設定されている。
また、図5に示すように、穿孔ユニット91は、シャフト915、支持台916、及び共通ダイ917を備える。
シャフト915は、幅方向D2に沿って設けられ、カム911D〜914Dを回動可能に支持する。また、シャフト915は、幅方向D2に沿って移動可能に設けられる。具体的に、図7及び図8に示すように、シャフト915は、カム911D〜914Dが当接部911B〜914Bに当接可能な第1位置からカム911Dのみが当接部911Bに当接可能な第2位置へと移動可能である。また、シャフト915は、前記第1位置からカム914Dのみが当接部914Bに当接可能な第3位置へと移動することも可能である。
支持台916は、幅方向D2に沿って長尺状に設けられ、パンチ911〜914及びシャフト915を支持する。図5に示すように、支持台916は、幅方向D2において互いに離間した位置各々に立設された壁面916A〜916Bを有する。シャフト915は、壁面916A〜916Bにより回転可能に支持される。また、図6〜図8に示すように、支持台916は、複数の孔部916Cを有する。パンチ911〜914は、複数の孔部916C各々の上方の位置に設けられる。また、パンチ911〜914のコイルばね911C〜914Cは、複数の孔部916C各々の周縁部により支持されて、当接部911B〜914Bを上下方向D3における上方向に付勢する。
共通ダイ917は、幅方向D2に沿って長尺状に設けられ、支持台916の下方の位置において支持台916を支持する。即ち、支持台916により支持されるパンチ911〜914及びシャフト915も、共通ダイ917により支持される。共通ダイ917は、幅方向D2における両端部で支持台916を支持しており、支持台916と共通ダイ917との間には図6〜図8に示すように第3シート搬送路61の一部を形成する間隙が設けられている。共通ダイ917は、支持台916の複数の孔部916Cと対向する位置各々に形成された複数の孔部917Aを有する。
穿孔用モーター92は、シャフト915を回動させる。図6及び図7に示すように、穿孔用モーター92によりシャフト915が回動されると、シャフト915に接続されたカム911D〜914Dの回動により、当接部911B〜914Bがコイルばね911C〜914Cの付勢力に抗して上下方向D3における下方向に押し下げられる。これにより、パンチ刃911A〜914Aが複数の孔部916C及び複数の孔部917Aを通過して下方向に移動されて、穿孔位置P5(図4参照)に配置されたシートSに対して幅方向D2に沿った複数のパンチ穴が形成される。その後、シャフト915が更に回動されると、コイルばね911C〜914Cの付勢力により当接部911B〜914Bが上下方向D3における上方向に押し上げられて、パンチ刃911A〜914Aが元の位置に移動される。
ソレノイド93は、シャフト915を幅方向D2に沿って移動させる。例えば、ソレノイド93は、シャフト915を前記第1位置から前記第2位置へと移動させる。これにより、図8に示すように、パンチ911のみを用いて、シートSに対して搬送方向D1に沿った複数のパンチ穴を形成することが可能である。
また、ソレノイド93は、シャフト915を前記第1位置から前記第3位置へと移動させる。これにより、パンチ914のみを用いて、シートSに対して搬送方向D1に沿った複数のパンチ穴を形成することが可能である。
ユニット移動機構94は、穿孔ユニット91を幅方向D2に沿って移動させる。例えば、ユニット移動機構94は、共通ダイ917を幅方向D2に沿って移動可能に支持するレール、及び前記レールに支持された共通ダイ917を幅方向D2に沿って移動させるスライド用モーター94A(図5参照)を備える。例えば、制御部8は、不図示のセンサーによるシートSの幅方向D2における端部の位置の検出結果に基づいてスライド用モーター94Aを駆動させ、穿孔ユニット91を幅方向D2に沿って移動させる。これにより、シートSに形成されるパンチ穴の幅方向D2における位置が調整される。
紙片収容部95は、共通ダイ917の上下方向D3における下方向の位置に設けられ、パンチ911〜914によるパンチ穴の形成によりシートSから切り離された紙片を収容する。
ところで、画像形成装置10と同様の構成を備える従来の画像形成装置では、図9に示すように、シートSの搬送方向D1に沿って配置された二つのパンチ穴H1〜H2が、シートSの搬送方向D1における中央を基準に対称となる位置各々に形成される。具体的に、従来の画像形成装置では、シートSの搬送方向D1における先端T1から一つ目のパンチ穴H1までの間隔L1に対応するシートSの搬送量が、シートSの定型サイズごとに予め設定されている。そして、従来の画像形成装置では、定型サイズのシートSの先端T1が穿孔位置P5(図4参照)に到達してから、シートSのサイズに応じた搬送量だけシートSが搬送された時に一つ目のパンチ穴H1が形成される。続いて、予め設定された二つのパンチ穴H1〜H2の間隔L2に対応する搬送量だけシートSが搬送された時に二つ目のパンチ穴H2が形成される。
ここで、シートSの裁断時に生じる誤差、及び定着装置37による加熱に起因して生じるシートSの伸縮等により、シートSの搬送方向D1における長さL3が定型サイズと一致しないことがある。この場合、従来の画像形成装置では、シートSの搬送方向D1に沿って配置された二つのパンチ穴H1〜H2がシートSの搬送方向D1における中央を基準に対称となる位置各々からずれて形成されて、パンチ穴形成後のシートの見栄えが悪くなる。これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置10では、以下に説明するように、複数のパンチ穴をシートSの搬送方向D1における中央を基準に対称となる位置各々に形成することが可能である。
具体的に、制御部8の前記ROMには、制御部8の前記CPUに後述のパンチ穴形成処理(図10のフローチャート参照)を実行させるためのパンチ穴形成プログラムが予め記憶されている。なお、前記パンチ穴形成プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて前記EEPROM等にインストールされてもよい。
そして、制御部8は、図2に示すように、検出処理部82、設定処理部83、傾き補正部84、及び搬送制御部85を更に含む。具体的に、制御部8は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記パンチ穴形成プログラムを実行する。これにより、制御部8は、検出処理部82、設定処理部83、傾き補正部84、及び搬送制御部85として機能する。
検出処理部82は、穿孔部9による穿孔位置P5(図4参照)よりシートSの搬送方向D1における上流側の検出位置P2(図3参照)を通過するシートSの搬送方向D1における長さL3を検出する。ここに、検出位置P2が、本発明における予め定められた検出位置の一例である。
例えば、検出処理部82は、第1光センサー48による検出結果に基づいて、シートSの搬送方向D1における長さL3を検出する。具体的に、検出処理部82は、第1光センサー48の受光部482から出力される電気信号に基づいて、検出位置P2におけるシートSの先端T1の通過時から後端T2の通過時までの時間を計測する。そして、検出処理部82は、計測された時間及び第1シート搬送部4によるシートSの搬送速度に基づいて、シートSの搬送方向D1における長さL3を算出する。
ここで、画像形成装置10では、検出位置P2が定着装置37による定着位置P1(図3参照)より搬送方向D1における下流側に設定されている。これにより、検出処理部82により検出されるシートSの搬送方向D1における長さL3に、定着装置37によるシートSに対する加熱及び加圧の影響を反映させることが可能である。例えば、シートSの材質が紙である場合、シートSは定着装置37による加熱及び加圧により含有する水分が蒸発して収縮する。また、シートSの材質が樹脂である場合、シートSは定着装置37による加熱及び加圧により変形して伸長する。
設定処理部83は、検出処理部82により検出されるシートSの搬送方向D1における長さL3に基づいて、第3シート搬送路61における穿孔位置P5からのシートSの搬送量を設定する。
例えば、設定処理部83は、以下に示す式(1)に基づいて、シートSの先端T1からパンチ穴H1までの間隔L1を算出する。ここで、式(1)において、記号Nは、前記穿孔処理によってシートSに形成されるパンチ穴の数を示している。
L1=(L3−L2(N−1))/2・・・(1)
そして、設定処理部83は、算出された間隔L1に対応するシートSの搬送量を、第3シート搬送路61における穿孔位置P5からのシートSの搬送量として設定する。例えば、設定処理部83は、間隔L1に対応するシートSの搬送量を前記RAMの予め定められた記憶領域に格納する。
傾き補正部84は、穿孔位置P5よりシートSの搬送方向D1における上流側であって、検出位置P2より搬送方向D1における下流側の基準位置P4でシートSの搬送方向D1に対する傾きを補正する。
例えば、傾き補正部84は、送出ローラー対64の回転を停止させると共に、搬送方向D1における基準位置P4より上流側に位置する直近の搬送ローラー対52の回転を制御して、第2光センサー63によるシートSの先端T1の検出時から予め設定された補正搬送量だけシートSを搬送させる。即ち、基準位置P4においてシートSの搬送が一時停止される。これにより、シートSの先端T1が送出ローラー対64に突き当たってシートSの搬送方向D1における前方側に撓みが形成され、シートSの搬送方向D1に対する傾きが補正される。
搬送制御部85は、設定処理部83により設定されるシートSの搬送量に基づいて、送出ローラー対64による穿孔位置P5からのシートSの搬送を制御する。
ここで、搬送制御部85は、基準位置P4から穿孔位置P5までの距離L4(図4参照)に対応するシートSの搬送量、及び設定処理部83により設定されるシートSの搬送量に基づいて、送出ローラー対64による基準位置P4からのシートSの搬送を制御する。具体的に、搬送制御部85は、基準位置P4から穿孔位置P5までの距離L4に対応するシートSの搬送量及び設定処理部83により前記RAMに格納されたシートSの搬送量に対応する駆動信号をモーター641に入力して、送出ローラー対64を回転させるモーター641の駆動を制御する。ここに、基準位置P4が、本発明における予め定められた基準位置の一例である。
なお、画像形成装置10では、検出位置P2と穿孔位置P5との間に、画像形成装置10において画像形成可能な最大サイズのシートSの搬送方向D1における長さを超える距離が設けられている。これにより、検出処理部82によるシートSの搬送方向D1における長さL3の検出前に、シートSの先端T1が穿孔位置P5に到達することが回避される。
[パンチ穴形成処理]
以下、図10を参照しつつ、画像形成装置10において制御部8により実行されるパンチ穴形成処理の手順の一例と共に、本発明のシート処理方法について説明する。ここで、ステップS1、S2・・・は、制御部8により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、前記パンチ穴形成処理は、画像形成装置10において前記穿孔処理を伴う前記印刷処理の実行が指示された場合に、前記印刷処理の一部として実行される。また、以下においては、搬送方向D1に沿って二つのパンチ穴が形成される場合を例に挙げて説明する。
<ステップS1>
まず、ステップS1において、制御部8は、検出位置P2でシートSの先端T1を検出したか否かを判断する。
ここで、制御部8は、検出位置P2でシートSの先端T1を検出したと判断すると(S1のYes側)、処理をステップS2に移行させる。また、検出位置P2でシートSの先端T1を検出していなければ(S1のNo側)、制御部8は、ステップS1で検出位置P2におけるシートSの先端T1の検出を待ち受ける。
<ステップS2>
ステップS2において、制御部8は、検出位置P2を通過するシートSの搬送方向D1における長さL3を検出する。ここに、ステップS2の処理が、本発明における第1ステップの一例であって、制御部8の検出処理部82により実行される。
例えば、制御部8は、第1光センサー48の受光部482から出力される電気信号に基づいて、検出位置P2におけるシートSの先端T1の通過時から後端T2の通過時までの時間を計測する。そして、制御部8は、計測された時間及び第1シート搬送部4によるシートSの搬送速度に基づいて、シートSの搬送方向D1における長さL3を算出する。
<ステップS3>
ステップS3において、制御部8は、ステップS2により検出されたシートSの搬送方向D1における長さL3に基づいて、第3シート搬送路61における穿孔位置P5からのシートSの搬送量を設定する。ここに、ステップS3の処理が、本発明における第2ステップの一例であって、制御部8の設定処理部83により実行される。
例えば、制御部8は、上述の式(1)に基づいて、シートSの先端T1からパンチ穴H1までの間隔L1を算出する。そして、制御部8は、算出されたシートSの先端T1からパンチ穴H1までの間隔L1に対応するシートSの搬送量を、第3シート搬送路61における穿孔位置P5からのシートSの搬送量として設定する。例えば、制御部8は、間隔L1に対応するシートSの搬送量を前記RAMの前記記憶領域に格納する。
<ステップS4>
ステップS4において、制御部8は、基準位置P4より搬送方向D1における上流側の検出位置P3でシートSの先端T1を検出したか否かを判断する。
ここで、制御部8は、検出位置P3でシートSの先端T1を検出したと判断すると(S4のYes側)、処理をステップS5に移行させる。また、検出位置P3でシートSの先端T1を検出していなければ(S4のNo側)、制御部8は、ステップS4で検出位置P3におけるシートSの先端T1の検出を待ち受ける。
<ステップS5>
ステップS5において、制御部8は、基準位置P4でシートSの搬送方向D1に対する傾きを補正する。ここで、ステップS5の処理は、制御部8の傾き補正部84により実行される。
例えば、制御部8は、送出ローラー対64の回転を停止させると共に、搬送方向D1における基準位置P4より上流側に位置する直近の搬送ローラー対52の回転を制御して、ステップS4によるシートSの先端T1の検出時から前記補正搬送量だけシートSを搬送させる。
<ステップS6>
ステップS6において、制御部8は、ステップS3により設定されたシートSの搬送量に基づいて、送出ローラー対64による穿孔位置P5からのシートSの搬送を制御する。ここに、ステップS6の処理が、本発明における第3ステップの一例であって、制御部8の搬送制御部85により実行される。
具体的に、制御部8は、基準位置P4から穿孔位置P5までの距離L4に対応するシートSの搬送量、及びステップS3により設定されたシートSの搬送量に基づいて、送出ローラー対64による基準位置P4からのシートSの搬送を制御する。例えば、制御部8は、基準位置P4から穿孔位置P5までの距離L4に対応するシートSの搬送量及びステップS3により前記RAMに格納されたシートSの搬送量に対応する駆動信号をモーター641に入力して、送出ローラー対64を回転させるモーター641の駆動を制御する。
<ステップS7>
ステップS7において、制御部8は、穿孔部9を用いてシートSに一つ目のパンチ穴H1を形成する。
例えば、制御部8は、ユニット移動機構94により穿孔ユニット91を幅方向D2に沿って移動させて、穿孔ユニット91の幅方向D2における位置を調整する。また、制御部8は、ソレノイド93を駆動させて、シャフト915を前記第1位置から前記第2位置へと移動させる。そして、制御部8は、穿孔用モーター92を駆動させて、パンチ911にパンチ穴H1を形成させる。
<ステップS8>
ステップS8において、制御部8は、予め設定された二つのパンチ穴の間隔L2に対応する搬送量に基づいて、送出ローラー対64による穿孔位置P5からのシートSの搬送を制御する。例えば、制御部8は、間隔L2に対応する搬送量に対応する駆動信号をモーター641に入力して、送出ローラー対64を回転させるモーター641の駆動を制御する。
<ステップS9>
ステップS9において、制御部8は、穿孔部9を用いてシートSに二つ目のパンチ穴H2を形成する。例えば、制御部8は、ユニット移動機構94により穿孔ユニット91を幅方向D2に沿って移動させて、穿孔ユニット91の幅方向D2における位置を調整する。そして、制御部8は、穿孔用モーター92を駆動させて、パンチ911にパンチ穴H2を形成させる。
なお、前記パンチ穴形成処理において、搬送方向D1に沿って三つ以上のパンチ穴が形成される場合には、形成されるパンチ穴の数に対応する穿孔位置P5からのシートSの搬送量がステップS3で設定される。そして、形成されるパンチ穴の数に応じて、ステップS8及びステップS9の処理が繰り返し実行される。
また、前記パンチ穴形成処理において、ステップS5の処理は省略されてもよい。この場合、ステップS6において、制御部8は、検出位置P3から穿孔位置P5までの距離L5(図4参照)に対応するシートSの搬送量、及びステップS3により設定されたシートSの搬送量に基づいて、送出ローラー対64による検出位置P3からのシートSの搬送を制御する。即ち、ステップS5の処理が実行されない場合には、基準位置P4においてシートSの搬送が一時停止されない。ここに、検出位置P3が、本発明における予め定められた基準位置の他の一例である。
このように、画像形成装置10では、検出位置P2を通過するシートSの搬送方向D1における長さL3が検出される。そして、検出されたシートSの搬送方向D1における長さL3に基づいて、穿孔位置P5からのシートSの搬送量が設定される。これにより、シートSの搬送方向D1における長さL3が定型サイズと一致しない場合であっても、複数のパンチ穴をシートの搬送方向D1における中央を基準に対称となる位置各々に形成することが可能である。
また、画像形成装置10では、前記ジャムの発生の検出に用いられる第1光センサー48を用いて、検出位置P2を通過するシートSの搬送方向D1における長さL3が検出される。これにより、シートSの搬送方向D1における長さL3を検出するための追加的な構成を設けることなく、本発明を実施することが可能である。
なお、本発明は、画像形成装置10のような電子写真方式で画像を形成する画像形成装置に限られず、インクジェット方式などの他の方法で画像を形成する画像形成装置に適用されるものであってもよい。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 第1シート搬送部
5 第2シート搬送部
6 後処理部
7 操作表示部
8 制御部
9 穿孔部
10 画像形成装置
45 第1シート搬送路
46 搬送ローラー対
47 レジストローラー対
48 第1光センサー
51 第2シート搬送路
52 搬送ローラー対
61 第3シート搬送路
62 搬送ローラー対
63 第2光センサー
64 送出ローラー対
81 ジャム検出部
82 検出処理部
83 設定処理部
84 傾き補正部
85 搬送制御部

Claims (8)

  1. シートが搬送される搬送路と、
    前記搬送路に沿って前記シートを搬送するシート搬送部と、
    前記搬送路を搬送される前記シートに対して穿孔処理を実行する穿孔部と、
    前記穿孔部による穿孔位置より前記シートの搬送方向の上流側の予め定められた検出位置を通過する前記シートの前記搬送方向における長さを検出する検出処理部と、
    前記検出処理部により検出される前記シートの前記搬送方向における長さに基づいて前記搬送路における前記穿孔位置からの前記シートの搬送量を設定する設定処理部と、
    前記設定処理部により設定される前記シートの搬送量に基づいて前記シート搬送部による前記穿孔位置からの前記シートの搬送を制御する搬送制御部と、
    を備えるシート処理装置。
  2. 前記検出位置における前記シートの有無を検出する第1光センサーを更に備え、
    前記検出処理部は、前記第1光センサーによる検出結果に基づいて前記シートの前記搬送方向における長さを検出する請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記第1光センサーによる検出結果に基づいて前記搬送路における前記シートのジャムの発生を検出するジャム検出部を更に備える請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記穿孔位置より前記搬送方向の上流側であって前記検出位置より前記搬送方向の下流側の予め定められた基準位置で前記シートの前記搬送方向に対する傾きを補正する傾き補正部を更に備え、
    前記搬送制御部は、前記基準位置から前記穿孔位置までの距離に対応する前記シートの搬送量及び前記設定処理部により設定される前記シートの搬送量に基づいて、前記シート搬送部による前記基準位置からの前記シートの搬送を制御する請求項1〜3のいずれかに記載のシート処理装置。
  5. 前記穿孔位置より前記搬送方向の上流側であって前記検出位置より前記搬送方向の下流側の予め定められた基準位置で前記シートの有無を検出する第2光センサーを更に備え、
    前記搬送制御部は、前記基準位置から前記穿孔位置までの距離に対応する前記シートの搬送量及び前記設定処理部により設定される前記シートの搬送量に基づいて、前記シート搬送部による前記基準位置からの前記シートの搬送を制御する請求項1〜3のいずれかに記載のシート処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のシート処理装置と、前記搬送路を搬送される前記シートに画像データに基づく画像を形成可能な画像形成部と、を備える画像形成装置。
  7. 前記画像形成部は、前記搬送路を搬送される前記シート上に形成されるトナー像を定着させる定着装置を含み、
    前記検出位置は、前記定着装置による定着位置より前記搬送方向の下流側である請求項6に記載の画像形成装置。
  8. シートが搬送される搬送路と、前記搬送路に沿って前記シートを搬送するシート搬送部と、前記搬送路を搬送される前記シートに対して穿孔処理を実行する穿孔部と、を備えるシート処理装置で実行されるシート処理方法であって、
    前記穿孔部による穿孔位置より前記シートの搬送方向の上流側の予め定められた検出位置を通過する前記シートの前記搬送方向における長さを検出する第1ステップと、
    前記第1ステップにより検出される前記シートの前記搬送方向における長さに基づいて前記搬送路における前記穿孔位置からの前記シートの搬送量を設定する第2ステップと、
    前記第2ステップにより設定される前記シートの搬送量に基づいて前記シート搬送部による前記穿孔位置からの前記シートの搬送を制御する第3ステップと、
    を含むシート処理方法。
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