JP2018062398A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動源が停止された場合でもシートを容易に取り出すことが可能なシート搬送装置及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】第1カーソル61A及び第2カーソル61Bは、シートSの搬送方向D2と直交する幅方向D1に沿って移動可能である。第1モーター70A及び第2モーター70Bは、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bを駆動する。動作制御部101は、第1カーソル61A及び第2カーソル61BによってシートSが挟持された状態で第1モーター70A及び第2モーター70Bを停止させる場合に、第1カーソル61A及び第2カーソル61BをシートSから離れる方向へ移動させる離間制御を行ってから第1モーター70A及び第2モーター70Bを停止させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、シートを搬送し、整合処理等を施すシート搬送装置及び画像形成装置に関する。
シートを搬送し、整合処理等を施すシート搬送装置において、ジャム、ステータスエラー等の不具合が発生した場合に、処理途中のシートにダメージを与えないように、モーター(駆動源)が停止されることがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−67290号公報
しかしながら、モーターにより駆動される幅合わせカーソルによってシートが挟持された状態でモーターが停止されると、その状態で幅合わせカーソルが停止してしまうため、シートを容易に取り出すことができない。また、その状態でシートを無理に取り出すと、シート又は幅合わせカーソルが破損するおそれがある。
本発明の目的は、駆動源が停止された場合でもシートを容易に取り出すことが可能なシート搬送装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート搬送装置は、一対の挟持部と、駆動源と、動作制御部と、を備える。前記一対の挟持部は、少なくとも一方がシートの搬送方向と直交する幅方向に沿って移動可能である。前記駆動源は、前記一対の挟持部を駆動する。前記動作制御部は、前記一対の挟持部によってシートが挟持された状態で前記駆動源を停止させる場合に、前記一対の挟持部の少なくとも一方をシートから離れる方向へ移動させる離間制御を行ってから前記駆動源を停止させる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、画像形成部と、前記シート搬送装置と、を備える。前記画像形成部は、前記シートに画像を形成する。前記シート搬送装置は、前記画像形成部による画像形成後の前記シートを搬送する。
本発明によれば、駆動源が停止された場合でもシートを容易に取り出すことが可能なシート搬送装置及び画像形成装置が提供される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る後処理装置の内部構成を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る後処理装置におけるスタックトレイの構成を示す斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御システムを示すブロック図である。 図5は、本発明の実施形態に係る後処理装置におけるカーソルの動作を説明するための図である。 図6は、本発明の実施形態に係る後処理装置におけるカーソルの動作を説明するための図である。 図7は、本発明の実施形態に係る後処理装置におけるカーソルの動作を説明するための図である。 図8は、本発明の実施形態に係る後処理装置におけるカーソルの動作を説明するための図である。 図9は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行されるモーター停止処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明の実施形態に係る画像形成装置1は、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリー機能などの各機能を兼ね備えた複合機である。なお、画像形成装置1は、複合機に限られず、プリンター、ファクシミリー或いは複写機などであってもよい。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る画像形成装置1は、装置本体2及び後処理装置3(本発明の「シート搬送装置」の一例)を有する。後処理装置3は、装置本体2の一方の側面に着脱可能に連結される。
図1及び図4に示されるように、装置本体2は、給紙部4と、画像形成部5と、定着部6と、搬送部7と、操作表示部8と、スキャナー部9と、筐体10とを備える。そして、装置本体2は、不図示のネットワーク通信部を介して外部から入力される画像データ、或いはスキャナー部9によって読み取られる画像データに基づいて、シートに画像を形成することが可能である。
給紙部4は、給紙カセットに収納されたシートを画像形成部5へ向けて搬送する。画像形成部5は、感光体ドラム、帯電部、現像部、露光部、転写部、及びクリーニング部を備え、電子写真方式でシートに画像を形成する。定着部6は、加熱ローラー及び加圧ローラーを備え、加熱ローラー及び加圧ローラーにより、前記トナー像を形成するトナーを溶融してシートに定着させる。
定着部6を通過したシートは、搬送部7が備える搬送ローラーにより後処理装置3へと搬送される。後処理装置3は、装置本体2から搬送されたシートに対してステープル処理、穿孔処理(パンチ処理)、仕分け処理などの後処理を行う。
図2に示されるように、後処理装置3は、穿孔部30、ステープルユニット32、排出部33、スタックトレイ34、筐体35、搬送ローラー対37、及び排出ローラー対38を備える。
後処理装置3の筐体35には、搬入口39及び排出口40が設けられている。装置本体2から排出されるシートは、搬入口39から後処理装置3内に導入された後、搬送路41を通って穿孔部30へ搬送される。
穿孔部30は、シートに対して穿孔を施すことが可能である。
穿孔部30を通過したシートは、搬送ローラー対37により搬送路42を通ってスタックトレイ34に搬送される。スタックトレイ34は、排出口40の近傍から斜め下方向へ延在する載置面43を有する。スタックトレイ34は、ステープル処理又は仕分け処理のために、搬送路42に沿って搬送されるシートを一時的に保持するために用いられる。後処理装置3においてステープル処理又は仕分け処理が実行される場合には、スタックトレイ34に複数のシートが束状に積載される。なお、スタックトレイ34の詳細な構成については後述する。
排出ローラー対38は、排出口40の近傍に設けられており、駆動ローラー44及び従動ローラー45を有する。従動ローラー45は、駆動ローラー44に対して接離する方向へ移動可能に支持されている。後処理装置3においてステープル処理又は仕分け処理が実行される場合には、駆動ローラー44と従動ローラー45とが離間した状態で、搬送ローラー対37によって複数のシートがスタックトレイ34へと順次搬送される。搬送ローラー対37によってスタックトレイ34へと搬送されたシートの先端部(搬送方向の下流側の端部)は、スタックトレイ34の載置面43に沿って排出口40へと進み、排出口40を通過して筐体35の外側に露出する。その後、当該シートの後端部(搬送方向の上流側の端部)が搬送路42及び搬送ローラー対37を通過すると、当該シートは自重により載置面43に沿って斜め下方へ滑るようにステープルユニット32側へ移動する。そして、当該シートの後端がストッパー(不図示)に当接した位置で当該シートが停止する。
後処理装置3が前記ステープル処理を実行する場合は、上記のようにして複数のシートがスタックトレイ34に載置された状態で、当該複数のシートに対して、ステープルユニット32によるステープル処理が行われる。
スタックトレイ34に載置されたシートは、最終的に、排出ローラー対38によって搬送方向D2へ搬送され、排出口40を通って排出部33に排出される。
図3に示されるように、スタックトレイ34は、幅方向D1(シートSの搬送方向D2に直交する方向)に長いプレート状の部材である。なお、図3において、シートSは破線で示されている。
スタックトレイ34には、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bが設けられている。第1カーソル61A及び第2カーソル61Bは、いずれも、平坦部及び前記平坦部から起立する垂直壁(本発明の「挟持部」の一例)を備える断面略L字形状の部材である。第1カーソル61A及び第2カーソル61Bは、スタックトレイ34に設けられたガイド溝65、66に沿って幅方向D1に移動可能となっている。なお、以下の説明では、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bを特に区別する必要がない場合に、カーソル61と総称することがある。
第1カーソル61Aには、第1モーター70A(図4参照。本発明の「駆動源」の一例)の駆動力が、周知の伝達機構を介して伝達される。これにより、第1モーター70Aが正回転又は逆回転すると、第1カーソル61Aが幅方向D1に沿った第1方向、又は前記第1方向とは反対の第2方向へ移動する。同様に、第2カーソル61Bには、第2モーター70B(図4参照。本発明の「駆動源」の一例)の駆動力が、周知の伝達機構を介して伝達される。これにより、第2モーター70Bが正回転又は逆回転すると、第2カーソル61Bが前記第1方向又は前記第2方向へ移動する。このように、本実施形態では、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bが個別に移動制御される。なお、以下の説明では、第1モーター70A及び第2モーター70Bを特に区別する必要がない場合に、モーター70と総称することがある。
なお、本実施形態では、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bが、第1モーター70A及び第2モーター70Bの2つのモーター70によって個別に駆動されるが、他の実施形態では、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bが共通のモーター70によって駆動されてもよい。この場合、前記共通のモーター70と第1カーソル61Aとの間、及び前記共通のモーター70と第2カーソル61Bとの間にそれぞれクラッチが設けられて、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bが個別に移動制御されてもよい。
載置面43に載置されたシートを第1カーソル61A及び第2カーソル61Bで挟持して幅方向D1に移動させることによって、排出部33における当該シートの排出位置を幅方向D1にずらすことができる。よって、例えば、複数ページの文書を複数部数印刷する場合に、排出部33における排出位置を1部毎にずらす仕分け処理が可能である。
図4に示されるように、装置本体2は、前述の各構成に加えてメイン制御部300を有する。また、後処理装置3は、前述の各構成に加えて第1センサー71A(本発明の「センサー」の一例)、第2センサー71B(本発明の「センサー」の一例)、記憶部90及びサブ制御部100を有する。
メイン制御部300は、画像形成装置1を統括的に制御するマイクロコンピューターである。
第1センサー71Aは、第1カーソル61Aがホームポジション(図5に示される位置)に位置していることを検知するためのセンサーである。第1センサー71Aとしては、例えば、透過型又は反射型のフォトセンサを用いることができる。
第2センサー71Bは、第2カーソル61Bがホームポジション(図5に示される位置)に位置していることを検知するためのセンサーである。第2センサー71Bとしては、例えば、透過型又は反射型のフォトセンサを用いることができる。
記憶部90は、EEPROM(登録商標)又はハードディスクなどの不揮発性の記憶部である。記憶部90には、サブ制御部100によって実行される各種の制御プログラム及びデータなどが記憶される。
サブ制御部100は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶部である。メイン制御部300とサブ制御部100とは、互いに通信可能である。
具体的に、サブ制御部100は、動作制御部101を含む。なお、サブ制御部100は、前記制御プログラムに従って各種の処理を実行することにより各処理部として機能する。また、サブ制御部100は、各処理部の一部又は複数の処理機能を実現する電子回路を備えるものであってもよい。
動作制御部101は、第1モーター70A及び第2モーター70Bを制御することにより、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの動作を制御する。以下、図5〜図8を参照して、動作制御部101によって制御される第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの動作について説明する。
スタックトレイ34において整合処理又は仕分け処理が行われる場合には、まず、図5に示されるように第1カーソル61A及び第2カーソル61Bがホームポジションに位置している状態で、スタックトレイ34に複数のシートSが積載される。なお、本実施形態では、図5に示されるように、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々の移動可能範囲の端部がホームポジションとなっている。
スタックトレイ34に複数のシートSが積載されると、続いて、動作制御部101は、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々を、スタックトレイ34の内側に向かって移動させる。そして、動作制御部101は、図6に示されるように、第1カーソル61Aの前記垂直壁と第2カーソル61Bの前記垂直壁とでシートSを挟むようにして、シートSを整合させる。その後、前記仕分け処理を行う必要がない場合には、このようにして整合されたシートSがスタックトレイ34から排出部33へと排出される。なお、図6及び図7において、P1は、第1カーソル61Aの現在位置とホームポジションとの間の距離を示しており、P2は、第2カーソル61Bの現在位置とホームポジションとの間の距離を示している。図6において、距離P1及び距離P2は等しい。
一方、前記仕分け処理を行う必要がある場合には、動作制御部101は、第1カーソル61Aの前記垂直壁と第2カーソル61Bの前記垂直壁とでシートSを挟んだ状態を保ちつつ、図7に示されるように、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bを幅方向D1に沿った移動方向D3へ移動させる。そして、第1カーソル61A及び第2カーソル61BによってシートSが所定位置まで移動された後に、シートSがスタックトレイ34から排出部33へと排出される。
ところで、画像形成装置1においてジャム、ステータスエラー等の不具合が発生した場合に、処理途中のシートSにダメージを与えないように、モーター70が停止されることがある。しかしながら、図6又は図7に示されるように、第1カーソル61A及び第2カーソル61BによってシートSが挟持された状態でモーター70が停止されると、その状態で第1カーソル61A及び第2カーソル61Bが停止してしまうため、スタックトレイ34からシートSを容易に取り出すことができない。また、その状態でスタックトレイ34からシートSを無理に取り出すと、シートS又はカーソル61が破損するおそれがある。これに対して、本実施形態に係る画像形成装置1では、第1カーソル61A及び第2カーソル61BによってシートSが挟持された状態でモーター70を停止させる場合に、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの少なくとも一方をシートSから離れる方向へ移動させる離間制御が行われてからモーター70が停止される。よって、モーター70が停止された場合でもシートSを容易に取り出すことが可能である。
例えば、図7に示されるように、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bにより挟持されたシートSが幅方向D1に沿った移動方向D3(本発明の「第1方向」の一例)へ移動されている最中に、画像形成装置1においてジャム、ステータスエラー等の不具合が発生することがある。この場合、動作制御部101は、モーター70を即座に停止させるのではなく、前記離間制御を行ってからモーター70を停止させる。なお、動作制御部101は、前記離間制御における第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々の移動量を個別に決定してもよい。例えば、動作制御部101は、図8に示されるように、移動方向D3の下流側の第2カーソル61Bを移動方向D3へ第1移動量だけ移動させるとともに、移動方向D3の上流側の第1カーソル61Aを移動方向D3とは反対の方向(本発明の「第2方向」の一例)へ前記第1移動量よりも大きい第2移動量だけ移動させてから、モーター70を停止させてもよい。なお、図8において、M1は、前記離間制御における第1カーソル61Aの移動量を示しており、M2は、前記離間制御における第2カーソル61Bの移動量を示している。
なお、動作制御部101は、前記離間制御の開始時点における第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々の幅方向D1における位置(すなわち、距離P1,P2)に基づいて、前記離間制御における第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々の移動量M1,M2を決定してもよい。例えば、動作制御部101は、前記離間制御の開始時点における距離P1が大きいほど(すなわち、第1カーソル61Aがホームポジションから離れているほど)、当該離間制御における移動量M1を大きくしてもよい。同様に、動作制御部101は、前記離間制御の開始時点における距離P2が大きいほど(すなわち、第2カーソル61Bがホームポジションから離れているほど)、当該離間制御における移動量M2を大きくしてもよい。これにより、例えば、前記離間制御の開始時点において第2カーソル61Bがホームポジションの近傍に位置している場合でも、第1カーソル61Aの移動量M1が大きくなるので、シートSを容易に取り出すことが可能である。なお、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々の幅方向D1における位置(すなわち、距離P1,P2)は、例えば、モーター70がステッピングモーターである場合には、カーソル61がホームポジションに位置している状態からステッピングモーターに供給された駆動パルス数から算出することができる。もしくは、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々の幅方向D1における位置(すなわち、距離P1,P2)は、任意のセンサーによって検出されてもよい。
なお、移動量M1,M2の決定方法の一例として、動作制御部101は、前記離間制御の開始時点における第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々の幅方向D1における位置(すなわち、距離P1,P2)と前記離間制御における第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々の移動量M1,M2との対応関係を示す移動量設定情報に基づいて、前記離間制御における第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々の移動量M1,M2を決定してもよい。
また、移動量M1,M2の決定方法の他の一例として、動作制御部101は、移動量M1,M2を、距離P1,P2に基づく演算によって決定してもよい。例えば、移動量M1が、距離P1の2分の1として計算され、移動量M2が、距離P2の2分の1として計算されてもよい。また、この場合において、移動量M1,M2に上限(例えば、10mmなど)が設けられてもよい。
また、動作制御部101は、前記離間制御における第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの移動量を、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bにより挟持されているシートSの種類及び枚数の少なくとも一方に基づいて変化させてもよい。例えば、シートSが厚紙である場合、又はシートSの枚数が多い場合には、シートSの剛度が高いため、スタックトレイ34からシートSを取り出す際にカーソル61がシートSから受ける力が大きくなる。そこで、シートSが厚紙である場合、又はシートSの枚数が多い場合には、動作制御部101は、前記離間制御における第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの移動量を大きくしてもよい。逆に、シートSが薄紙である場合、又はシートSの枚数が少ない場合には、動作制御部101は、前記離間制御における第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの移動量を小さくしてもよい。
なお、動作制御部101は、前記離間制御において、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bを各々のホームポジションまで移動させてもよい。しかしながら、画像形成装置1においてジャム、ステータスエラー等の不具合が発生している状況では、移動量M1,M2は必要最小限の移動量であるのが望ましい。なぜなら、前記不具合の原因が、カーソル61、モーター70又は前記伝達機構などにある可能性があるからである。また、前記不具合の原因が、第1センサー71A又は第2センサー71Bの故障である場合には、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bをホームポジションで正しく停止させることができないからである。
ところで、前記伝達機構等の不具合によって、前記離間制御の開始時点におけるカーソル61の位置(すなわち、距離P1,P2)が誤認識されて、その結果として移動量M1,M2が過大な値に決定されてしまうことがあり得る。この場合、前記離間制御において、移動可能範囲を超えてカーソル61を移動させようとして、カーソル61、モーター70及び前記伝達機構に過大な負荷がかかってしまうおそれがある。そこで、動作制御部101は、前記離間制御において第1カーソル61Aが所定の移動量M1だけ移動されている途中で第1センサー71Aにより第1カーソル61Aがホームポジション(すなわち、移動可能範囲の端部)に到達したことが検知された場合に、第1カーソル61Aの移動を中止してもよい。同様に、動作制御部101は、前記離間制御において第2カーソル61Bが所定の移動量M2だけ移動されている途中で第2センサー71Bにより第2カーソル61Bがホームポジション(すなわち、移動可能範囲の端部)に到達したことが検知された場合に、第2カーソル61Bの移動を中止してもよい。
次に、図9を参照しつつ、サブ制御部100(具体的には動作制御部101)によって実行されるモーター停止処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11,S12,・・・は、サブ制御部100により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、前記モーター停止処理は、第1モーター70A及び第2モーター70Bを緊急停止させる必要がある場合に実行される。例えば、前記モーター停止処理は、画像形成装置1においてジャム、ステータスエラー等の不具合が発生した場合に、必要に応じて実行される。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、サブ制御部100は、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bが移動中であるか否かを判断する。そして、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bが移動中であると判断されると(S11:Yes)、処理がステップS12に移行する。一方、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bが移動中ではないと判断されると(S11:No)、処理がステップS13に移行する。
<ステップS12>
ステップS12において、サブ制御部100は、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bを停止させる。
<ステップS13>
ステップS13において、サブ制御部100は、第1カーソル61A及び第2カーソル61BによってシートSが挟持されているか否かを判断する。そして、シートSが挟持されていると判断されると(S13:Yes)、処理がステップS14に移行する。一方、シートSが挟持されていないと判断されると(S13:No)、処理がステップS19に移行する。
<ステップS14>
ステップS14において、サブ制御部100は、前記離間制御における第1カーソル61Aの移動量M1及び第2カーソル61Bの移動量M2を決定する。例えば、サブ制御部100は、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの幅方向D1における現在位置と、前記移動量設定情報とに基づいて、移動量M1,M2を決定する。
<ステップS15>
ステップS15において、サブ制御部100は、前記離間制御を開始する。これにより、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの移動(シートSから離れる方向への移動)が開始される。
<ステップS16>
ステップS16において、サブ制御部100は、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々の移動が完了したか否かを判断する。なお、ステップS16〜S18の処理は、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々について個別に実行される。具体的には、サブ制御部100は、前記ステップS15で前記離間制御が開始されてから、前記ステップS14で決定された移動量M1だけ第1カーソル61Aが移動したときに、第1カーソル61Aの移動が完了したと判断する。同様に、サブ制御部100は、前記ステップS15で前記離間制御が開始されてから、前記ステップS14で決定された移動量M2だけ第2カーソル61Bが移動したときに、第2カーソル61Bの移動が完了したと判断する。そして、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々の移動が完了したと判断されると(S16:Yes)、処理がステップS18に移行する。一方、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々の移動が完了していないと判断されると(S16:No)、処理がステップS17に移行する。
<ステップS17>
ステップS17において、サブ制御部100は、第1センサー71A及び第2センサー71Bの各々からの信号に基づいて、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々がホームポジションに到達したか否かを判断する。そして、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々がホームポジションに到達したと判断されると(S17:Yes)、処理がステップS18に移行する。一方、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの各々がホームポジションに到達していないと判断されると、処理が前記ステップS16に戻る。
<ステップS18>
ステップS18において、サブ制御部100は、前記ステップS15で開始された前記離間制御を終了する。
<ステップS19>
ステップS19において、サブ制御部100は、第1モーター70A及び第2モーター70Bを停止させる。そして、前記モーター停止処理が終了する。
以上のように、本実施形態によれば、第1カーソル61A及び第2カーソル61BによってシートSが挟持された状態でモーター70を停止させる場合に、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの少なくとも一方をシートSから離れる方向へ移動させる離間制御が行われてからモーター70が停止される。よって、モーター70が停止された場合でもシートSを容易に取り出すことが可能である。
なお、本実施形態では、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bが個別に移動制御されるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bが互いに連動して対称的に移動するように構成されていてもよい。この場合、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bによる整合処理の最中に(すなわち、第1カーソル61A及び第2カーソル61BによってシートSが挟持された状態で)モーター70を停止させる場合に、動作制御部101は、第1カーソル61A及び第2カーソル61BをシートSから離れる方向へ等距離だけ移動させてからモーター70を停止させる。
また、本実施形態では、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの2つのカーソル61が設けられているが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、単一のカーソル61だけが設けられており、当該単一のカーソル61の前記垂直壁(本発明の「挟持部」の一例)と、当該垂直壁に対向する固定の壁部(本発明の「挟持部」の一例)とによってシートSが挟持されてもよい。この場合、当該単一のカーソル61による整合処理の最中に(すなわち、当該単一のカーソル61の前記垂直壁と前記固定の壁部とによってシートSが挟持された状態で)モーター70を停止させる場合に、動作制御部101は、当該単一のカーソル61をシートSから離れる方向へ移動させてからモーター70を停止させる。
また、本実施形態では、前記離間制御において、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの両方をシートSから離れる方向へ移動させているが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、前記離間制御において、第1カーソル61A及び第2カーソル61Bのいずれか一方だけがシートSから離れる方向へ移動されてもよい。
また、本実施形態では、前記離間制御の開始時点における第1カーソル61A及び第2カーソル61Bの幅方向D1における位置(すなわち、距離P1,P2)に応じて移動量M1,M2が決定されるが、本発明はこれに限定されない。例えば、他の実施形態では、画像形成装置1の設置位置、設置方向、スタックトレイ34からシートSを取り出すときのユーザーの位置など、画像形成装置1の使用条件に基づいて移動量M1,M2が決定されてもよい。例えば、移動量M1を大きくするよりも移動量M2を大きくした方がスタックトレイ34からシートSを取り出し易いような使用条件である場合には、移動量M2が移動量M1よりも優先的に大きくなるように移動量M1,M2が決定されてもよい。
また、他の実施形態では、移動量M1,M2をユーザーが操作表示部8等を通じて事前に設定及び変更できるように構成されてもよい。
1 画像形成装置
2 装置本体
3 後処理装置
34 スタックトレイ
43 載置面
61 カーソル
61A 第1カーソル
61B 第2カーソル
70A 第1モーター
70B 第2モーター
71A 第1センサー
71B 第2センサー
90 記憶部
100 サブ制御部
101 動作制御部
D1 幅方向
D2 搬送方向
D3 移動方向

Claims (9)

  1. 少なくとも一方がシートの搬送方向と直交する幅方向に沿って移動可能な一対の挟持部と、
    前記一対の挟持部を駆動する駆動源と、
    前記一対の挟持部によってシートが挟持された状態で前記駆動源を停止させる場合に、前記一対の挟持部の少なくとも一方をシートから離れる方向へ移動させる離間制御を行ってから前記駆動源を停止させる動作制御部と、
    を備えるシート搬送装置。
  2. 前記動作制御部は、前記離間制御における前記一対の挟持部の各々の移動量を個別に決定する、
    請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記動作制御部は、前記離間制御の開始時点における前記一対の挟持部の各々の前記幅方向における位置に基づいて、前記離間制御における前記一対の挟持部の各々の移動量を決定する、
    請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記動作制御部は、前記離間制御の開始時点における前記一対の挟持部の各々の前記幅方向における位置と前記離間制御における前記一対の挟持部の各々の移動量との対応関係を示す移動量設定情報に基づいて、前記離間制御における前記一対の挟持部の各々の移動量を決定する、
    請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記ガイド部材が移動可能範囲の端部に到達したことを検知するセンサーを更に備え、
    前記動作制御部は、前記離間制御において前記挟持部が前記移動量だけ移動されている途中で前記センサーにより当該挟持部が前記端部に到達したことが検知された場合に、当該挟持部の移動を中止する、
    請求項2〜4のいずれかに記載のシート搬送装置。
  6. 前記動作制御部は、前記一対の挟持部により挟持されたシートが前記幅方向に沿った第1方向へ移動されている最中に前記駆動源を停止させる場合に、前記離間制御において、少なくとも前記一対の挟持部のうちの前記第1方向の上流側の挟持部を前記第1方向とは反対の第2方向へ移動させる、
    請求項1〜5のいずれかに記載のシート搬送装置。
  7. 前記動作制御部は、前記離間制御において、前記一対の挟持部のうちの前記第1方向の下流側の挟持部を前記第1方向へ第1移動量だけ移動させるとともに、前記第1方向の上流側の挟持部を前記第2方向へ前記第1移動量よりも大きい第2移動量だけ移動させる、
    請求項6に記載のシート搬送装置。
  8. 前記動作制御部は、前記離間制御における前記挟持部の移動量を、前記一対の挟持部により挟持されているシートの種類及び枚数の少なくとも一方に基づいて変化させる、
    請求項1〜7のいずれかに記載のシート搬送装置。
  9. 前記シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部による画像形成後の前記シートを搬送する請求項1〜8のいずれかに記載のシート搬送装置と、
    を備える画像形成装置。
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