JP2017065414A - トロリ線、及びトロリ線の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドラムに巻回されたトロリ線であって、前記トロリ線は、集電装置に摺接する摺接部と、前記トロリ線を懸架する部材が嵌め込まれる複数の懸架溝と、前記摺接部と前記懸架溝との間の所定の位置の幅を異ならせてなる摩耗検知用の段差部とを備え、前記懸架溝間を繋ぐ直線を直線αとし、前記ドラムの筒表面に平行な面に直交し、前記直線αに交差する垂線を垂線βとするとき、前記直線αと前記垂線βとの交差角度が10°以下であるトロリ線。
【選択図】図1
Description
前記トロリ線は、集電装置に摺接する摺接部と、前記トロリ線を懸架する部材が嵌め込まれる複数の懸架溝と、前記摺接部と前記懸架溝との間の所定の位置の幅を異ならせてなる摩耗検知用の段差部とを備える。
前記懸架溝間を繋ぐ直線を直線αとし、前記ドラムの筒表面に平行な面に直交し、前記直線αに交差する垂線を垂線βとするとき、前記直線αと前記垂線βとの交差角度が10°以下である。
前記トロリ線は、集電装置に摺接する摺接部と、前記トロリ線を懸架する部材が嵌め込まれる複数の懸架溝と、前記摺接部と前記懸架溝との間の所定の位置の幅を異ならせてなる摩耗検知用の段差部とを備える。
前記懸架溝間を繋ぐ直線を直線αとし、前記ドラムの筒表面に平行な面に直交し、前記直線αに交差する垂線を垂線βとするとき、前記巻取工程では、前記直線αと前記垂線βとの交差角度を角度調整機構によって調整して、前記ドラムに巻取後の前記交差角度を10°以下とする。
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係るトロリ線は、ドラムに巻回されたものであり、上記トロリ線は、集電装置に摺接する摺接部と、上記トロリ線を懸架する部材が嵌め込まれる複数の懸架溝と、上記摺接部と上記懸架溝との間の所定の位置の幅を異ならせてなる摩耗検知用の段差部とを備える。
上記懸架溝間を繋ぐ直線を直線αとし、上記ドラムの筒表面に平行な面に直交し、上記直線αに交差する垂線を垂線βとするとき、上記直線αと上記垂線βとの交差角度が10°以下である。
上記トロリ線は、集電装置に摺接する摺接部と、上記トロリ線を懸架する部材が嵌め込まれる複数の懸架溝と、上記摺接部と上記懸架溝との間の所定の位置の幅を異ならせてなる摩耗検知用の段差部とを備える。
上記懸架溝間を繋ぐ直線を直線αとし、上記ドラムの筒表面に平行な面に直交し、上記直線αに交差する垂線を垂線βとするとき、上記巻取工程では、上記直線αと上記垂線βとの交差角度を角度調整機構によって調整して、上記ドラムに巻取後の上記交差角度を10°以下とする。
トロリ線をドラムに巻き取って、前記ドラムに巻回されたトロリ線を製造するトロリ線の製造装置であって、前記ドラムの上流に配置される角度調整機構を備える。
前記トロリ線は、集電装置に摺接する摺接部と、前記トロリ線を懸架する部材が嵌め込まれる複数の懸架溝と、前記摺接部と前記懸架溝との間の所定の位置の幅を異ならせてなる摩耗検知用の段差部とを備える。
前記懸架溝間を繋ぐ直線を直線αとし、前記ドラムの筒表面に平行な面に直交し、前記直線αに交差する垂線を垂線βとするとき、前記直線αと前記垂線βとの交差角度を前記角度調整機構によって調整して、前記ドラムに巻取後の前記交差角度を10°以下とする。
以下に図面を参照して、本発明の実施形態の具体例を説明する。図において同一符号は同一名称物を意味する。
図1〜図3を参照して、実施形態1のトロリ線1及び実施形態1のトロリ線の製造方法を説明する。まず、図1を参照して、トロリ線1を説明する。図1は、ドラム2の軸2cに平行な断面で切断した縦断面図であり、上半分のみを示す。
・全体構成
実施形態1のトロリ線1は、長尺なトロリ線10がドラム2の筒20に巻回されてなるものである。トロリ線10は溝付トロリ線であり、この例では図1の一点鎖線円内に拡大して示すように、端面形状又は横断面形状が円形に近い線対称な形状のものである。詳しくは、トロリ線10は、パンタグラフなどといった集電装置(図示せず)のすり板に摺接する摺接部12と、トロリ線10を懸架するイヤーなどの懸架部材(図示せず)が嵌め込まれる複数の懸架溝14,14とを備える。更に、このトロリ線10は、摺接部12と懸架溝14との間の所定の位置の幅を異ならせてなる摩耗検知用の段差部15を備える段差付トロリ線である。トロリ線1は、摺動部12がドラム2の鍔(図示せず)に向かい合って配置されて、一対の懸架溝14,14間の中心線lcがドラム2の軸2cに平行するようにトロリ線10が巻き取られた横巻き材である。
・・基本構成
トロリ線10の基本構成、例えば、組成、形状、大きさ(最大幅(≒直径)、断面積など)は、公知の溝付トロリ線を参照できる。
例えば、組成は、無酸素銅などの銅(純銅)、各種の添加元素を含む銅合金(例えば銅錫合金など)が挙げられる。
形状については、図1に示すトロリ線10は一例であり、図5に示すトロリ線10のように、段差部15の形状を異ならせたり、図6に示すトロリ線10のように、梯型の段差付トロリ線としたりすることができる。段差部15については、以下に説明する他、特許文献1を参照できる。
図1に示す段差部15は、最大幅をとる直線α1よりも摺接部12側に位置し、中心線lcに直交する平面(=直線α1に平行な平面)を含み、この平面が摺接部12を形成する円弧からその径方向外方(幅方向外方)に延設されている。このトロリ線10の限界摩耗位置は、例えば、直線α1と段差部15を構成する上記平面との間に設けられる。段差部15を構成する平面は、中心線lcに交差するように摺接部12側に向かって傾斜した傾斜面とすることができる(図5の傾斜面154参照)。傾斜面に関する点は図6に示す梯型のトロリ線10も同様である。
実施形態1のトロリ線1は、段差付トロリ線の横巻き材でありながら、トロリ線10がドラム2の筒20に一様な角度で巻回されており、捻じれた部分が非常に少なく、好ましくは実質的に無い。より具体的には、トロリ線1は、ドラム2の筒表面22に平行な面(筒表面22自体を含む)に直交し、直線αに交差する垂線を垂線βとし、直線αと垂線βとがつくる交差角度をθとするとき、交差角度θが10°以下である。この交差角度θは、直線αに平行な直線であって最大幅をとる直線α1と、以下の垂線β1とを用いて表される交差角度θ1に等しい。交差角度θ1とは、中心線lcと直線α1との交点Pを通って、ドラム2の筒表面22に平行な面(筒表面22を含む)に直交し、直線α1と交差する垂線を垂線β1とし、直線α1と垂線β1とがつくる角度(図2の中図、下図参照)である。直線α,α1の位置関係は、トロリ線10の製造時のダイス形状などによって一義に決定される。図1では、交差角度θ=θ1が0°の場合を例示する(図2の上図も参照)。
以下、主に図2を参照して、交差角度θ=θ1を説明する。
段差付トロリ線であるトロリ線10を単に横巻きすると、トロリ線10の輪郭線と最大幅をとる直線α1との交線が、ドラム2の筒表面22又はその平行面に線接触した状態となり、安定し難い。詳しくは、トロリ線10は、図2の上図に示すようにドラム2の筒表面22に対して中心線lcが平行するように配置され難い。例えば、トロリ線10は、図2の中図に示すように懸架溝14が筒表面22に近づくように傾いたり、図2の下図に示すように摺接部12が筒表面22に近づくように傾いたりして配置され易い。この場合、図2の中図,下図に示すように、最大幅をとる直線α1が筒表面22に対して傾くため、懸架溝14,14間を繋ぐ直線αも同様に傾く。その結果、交差角度θ=θ1が大きくなり易く、10°超、更に15°以上、20°以上をとり得る。図2の上図に示す状態を基準とすれば、図2の中図に示す懸架溝14側が傾く場合の交差角度θと、図2の下図に示す摺接部12側が傾く場合の交差角度θとを合わせると、±10°超となり、交差角度θのばらつきの範囲(交差角度θの最大値と最小値との差)が20°超と大きくなる。交差角度θが大きい部分が存在する横巻きトロリ線では、線癖が多くなり、上述のように架線時に摺接部12がうねったり捻じれたりし易くなる恐れがある。
以下、主に図3を参照して、実施形態1のトロリ線の製造方法を説明する。
交差角度θが小さい横巻きのトロリ線1は、例えば、ドラム2に巻き取る前のトロリ線10の角度を調整する実施形態1のトロリ線の製造方法によって製造することができる。
実施形態のトロリ線の製造方法は、トロリ線10をドラム2に巻き取る巻取工程を備えており、巻取工程では、上述のトロリ線10における直線αと、ドラム2の筒表面22に平行な面に直交すると共に直線αと交差する垂線βとの交差角度θを角度調整機構6によって調整して、ドラム2に巻取後の交差角度θを10°以下とする。この例の角度調整機構6は、段差付トロリ線を連続的に製造可能なトロリ線の製造装置5に備えられており、トロリ線10を巻き取るドラム2の上流側に配置されて、ドラム2に巻き取る前のトロリ線10の張力を調整するキャプスタン60と、特定の金属線62とを含み、キャプスタン60と金属線62との双方を用いて交差角度θの調整を行う。まず、トロリ線の製造装置5を説明する。
・・基本構成
トロリ線の製造装置5は、素材となる荒引線コイル100に伸線加工、段差及び溝付け加工といった塑性加工を順次施して、所定の形状の段差付トロリ線(トロリ線10)を連続的に製造し、得られた長尺なトロリ線10をドラム2に巻き取ることで、横巻きのトロリ線1を製造する。この例のトロリ線の製造装置5は、荒引線コイル100の繰り出しから、伸線加工、段差及び溝付け加工を経て、トロリ線10を巻き取るまでを連続して行う生産ラインを構築する。
この例の角度調整機構6は、上述のキャプスタン60と、トロリ線10の懸架溝14に配置される金属線62とを備える。
角度調整機構6による交差角度θの調整方法を具体的に説明する。金属線62を繰り出してトロリ線10の懸架溝14に金属線62を配置したトロリ線10をキャプスタン60で巻き取る。こうすることで、懸架溝14とキャプスタン60の巻胴600の表面620とがつくる空間に金属線62が配置されて、トロリ線10は、金属線62を巻胴600に対する支持部材に利用できる。この支持によって、トロリ線10は、キャプスタン60の表面620上を傾き難くなり、表面620上に一定の角度で巻き取られる。キャプスタン60の表面620上に一定の角度に配置されたトロリ線10は、キャプスタン60からドラム2に巻き替えても、その一定の角度を維持し易い。従って、角度調整機構6を利用すれば、トロリ線10におけるドラム2の筒表面22に平行な面に対する交差角度θを一定の角度に調整できる。特に、金属線62の大きさ(線径)などを調整することで、交差角度θを10°以下とすることができる。例えば、キャプスタン60上でトロリ線10の交差角度θCをとった場合に交差角度θCが10°以下となるように、金属線62の大きさなどを調整する。
実施形態1のトロリ線1は、段差付トロリ線の横巻き材であるものの、トロリ線10の交差角度θが10°以下と小さい。そのため、ドラム2から巻き戻したトロリ線10の線癖が少ない。従って、トロリ線1は、線癖の戻し作業を別途行うことなく、適切に架線したり、架線後のトロリ線10の摩耗の進行を遅くしたりすることができる。特に、この例のトロリ線10は、横断面形状が円形に近いものであり、横巻きされると、ドラム2の筒表面22に対する安定性に劣るものであるものの、交差角度θが十分に小さいため、上述のように線癖が少ない。
(1)伸線工程と、段差及び溝付けの加工工程とが連続しており、段差付トロリ線を生産性よく製造できる。
(2)最終的にドラム2に巻き取られるまでの間に、別のドラムによる巻取・巻戻しが無く、表面品質に優れるトロリ線1を製造できる。
(3)伸直性に優れるトロリ線1を製造できて、トロリ線10の軸方向における懸架溝14の位置ズレを効果的に防止できる。
(4)伸線加工と、段差及び溝付け加工とにおける加工の進行方向が一方向であるため、トロリ線10の結晶方向が揃い易く、耐摩耗性の向上が期待できる。
主に図4を参照して、実施形態2のトロリ線の製造方法を説明する。
実施形態2のトロリ線の製造方法は、目板64を含む角度調整機構6を利用する点が実施形態1との相違点である。以下、この相違点を詳細に説明し、その他の構成及び効果については詳細な説明を省略する。
キャプスタンと金属線とを含む角度調整機構を利用した実施形態1のトロリ線の製造方法を実施して、ドラムに巻取後のトロリ線の交差角度θを測定した。
(1)実施形態1で説明したキャプスタン60と金属線62とを備える角度調整機構6を実施形態2で説明した目板64に代える。この場合、キャプスタン60の近傍に金属線62を配置する必要が無い。
(2)実施形態2で説明した目板64を備える角度調整機構6を実施形態1で説明したキャプスタン60と金属線62とを備えるものに代える。この場合、未調整のトロリ線10を巻き取った巻取ドラム2Aと、出荷ドラム2Bとの間にキャプスタン60を設けると共に、金属線62の供給機構を構築するとよい。
(3)トロリ線の製造装置5の一連のラインに代えて、伸線工程と、段差及び溝付け工程とを独立したラインとする。この場合、段差及び溝付けを行う加工装置とドラムとの間に角度調整機構6を設けるとよい。
10 トロリ線 12 摺接部 14 懸架溝 15 段差部
150 溝部 152,154 傾斜面
2 ドラム 2A 巻取ドラム(第一のドラム) 2B 出荷ドラム(第二のドラム)
2c 軸 20 筒 22 筒表面 24 鍔
5 トロリ線の製造装置 50,52 伸線装置 55,57 加工装置
6 角度調整機構
60 キャプスタン 600 巻胴 620 表面 62 金属線
64 目板 64h 貫通孔
100 荒引線コイル 102 荒引線 104 伸線材 106 溝付線
lc 中心線 α 直線 α1 直線 β,β1 垂線
θ,θ1 交差角度 P 交点
Claims (4)
- ドラムに巻回されたトロリ線であって、
前記トロリ線は、
集電装置に摺接する摺接部と、
前記トロリ線を懸架する部材が嵌め込まれる複数の懸架溝と、
前記摺接部と前記懸架溝との間の所定の位置の幅を異ならせてなる摩耗検知用の段差部とを備え、
前記懸架溝間を繋ぐ直線を直線αとし、前記ドラムの筒表面に平行な面に直交し、前記直線αに交差する垂線を垂線βとするとき、前記直線αと前記垂線βとの交差角度が10°以下であるトロリ線。 - トロリ線をドラムに巻き取る巻取工程を備えるトロリ線の製造方法であって、
前記トロリ線は、
集電装置に摺接する摺接部と、
前記トロリ線を懸架する部材が嵌め込まれる複数の懸架溝と、
前記摺接部と前記懸架溝との間の所定の位置の幅を異ならせてなる摩耗検知用の段差部とを備え、
前記懸架溝間を繋ぐ直線を直線αとし、前記ドラムの筒表面に平行な面に直交し、前記直線αに交差する垂線を垂線βとするとき、
前記巻取工程では、前記直線αと前記垂線βとの交差角度を角度調整機構によって調整して、前記ドラムに巻取後の前記交差角度を10°以下とするトロリ線の製造方法。 - 前記角度調整機構は、前記ドラムに巻き取る前の前記トロリ線の張力を調整するキャプスタンと、前記トロリ線の前記懸架溝に配置される金属線とを含み、
前記交差角度の調整は、前記懸架溝に前記金属線を配置した前記トロリ線を前記キャプスタンで巻き取ることで行う請求項2に記載のトロリ線の製造方法。 - 前記角度調整機構は、前記トロリ線の外形に沿った貫通孔が設けられた目板を含み、
前記交差角度の調整は、前記交差角度を調整していない前記トロリ線を巻き取った第一のドラムから別の第二のドラムに巻き替える際に、前記第一のドラムから巻き戻した前記トロリ線を所定の角度に配置した前記目板の前記貫通孔に挿通することで行う請求項2に記載のトロリ線の製造方法。
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