JPH09240327A - トロリー線 - Google Patents
トロリー線Info
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- JPH09240327A JPH09240327A JP21120796A JP21120796A JPH09240327A JP H09240327 A JPH09240327 A JP H09240327A JP 21120796 A JP21120796 A JP 21120796A JP 21120796 A JP21120796 A JP 21120796A JP H09240327 A JPH09240327 A JP H09240327A
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Abstract
摩耗限界付近の測定精度を向上させることである。 【解決手段】 懸架溝11と摺接部13を有し、両者の
間に摩耗限界位置Cを定めてなるトロリー線において、
上記摺接部13に一定高さの段差部17をもった段部1
6を形成し、その段部16上に前記の摩耗限界位置Cを
定めた構成とした。
Description
し、特にレーザ等の摩耗測定光を用いた光学式摩耗測定
装置による摩耗管理の精度を向上させたトロリー線に関
する。
従来のトロリー線断面形状の一例である。このトロリー
線の断面形状の外周は中心Oを有する円1上に小円弧部
2及び大円弧部3を有し、中心Oを通る中心線Aに対し
左右対称形をなす。
Bよりも上部における両側にV形の懸架溝4が形成さ
れ、その懸架溝4の上縁相互間に前記の小円弧部2が形
成される。
の上端は直交線Bより若干高い位置において前記懸架溝
4の下縁に連続している。
摺接面の摩耗に伴う残存直径を測定することにより、管
理限度以上にトロリー線が摩耗することがないよう定期
的な摩耗管理が行なわれる。
は、残存直径自体を測定する方法のほかに、トロリー線
断面の幾何学的な形状から換算して残存直径を求める方
法がある。これらの測定方法を実施するために、残存直
径自体の測定手段や、摩耗幅を機械的、電気的又は光学
的に測定する機器が実用化されている。
により簡便に確認することができるように、摩耗限界近
傍に凹所を形成したり、識票用の塗料を塗布することも
提案されている(実開昭56−13027号公報)。
体を測定する方法がよいとされているが、トロリー線は
懸架溝に取り付けられた金具を介して、ちょう架線に吊
るされているため、この取り付け金具により、トロリー
線の残存直径そのものを連続測定する場合、低速での測
定に限られているという制約がある。
直径を高速で連続測定するために、光学式摩耗測定装置
により摩耗幅を測定してこれを残存直径に換算する方法
が実用化されている。光学式摩耗測定装置による摩耗幅
の測定原理は、レーザー等の摩耗測定光をトロリー線の
幅方向に照射し、その反射光を受光検出するものであ
る。
ー線の摩耗幅を測定する場合、トロリー線の幾何学的な
形状から摩耗初期にはトロリー線の残存直径の変化に対
して、摩耗幅の変化量が大きいため測定精度の面では有
利であるが、摩耗限の直径の1/2近傍では、残存直径
の変化に対して、摩耗幅の変化量が小さくなるため、測
定誤差の影響が相対的に大きくなり、測定精度が低下す
る問題がある。
の検出精度の向上等に多大な費用がかかる。
た摺接部5が中心線Aに対して平行であるトロリー線の
場合は、平行部分において残存直径に対する摩耗幅の変
化量が零となるため、摩耗限界位置の検出が不可能にな
る。
ごとき問題を解決するために、図14(a)に示すごと
き溝付きトロリー線を用いることが一応考えられる(実
開昭56−13027号公報参照)。このトロリー線は
視覚検査のためにその摩耗限界位置に溝5を形成したも
のであるが、摩耗がその溝5の下縁に達すると摩耗幅が
急激に変化するので、光学式摩耗測定装置による測定に
適しているように一応考えられる。
aと溝5内の点bとが同一線上に位置し、これらの2点
での摩耗幅が同一となるため、a、b2点の位置を区別
できない問題、即ち摩耗幅と摩耗高さの一対一の対応関
係が維持できないという問題がある。
した突条7を設けたもの(前掲の実開昭56−1302
7号公報参照)は、突条7の高さが低いため、場合によ
っては突条7が摩耗によって消失してしまい、突条7の
前後a、b2点の位置を区別できず、この場合も摩耗幅
と摩耗高さの一対一の対応関係が維持できない問題があ
る。
れの場合も光学式摩耗測定装置による測定には適さな
い。
にかんがみ、トロリー線の断面形状に工夫を加えること
により光学式摩耗測定装置によってトロリー線の摩耗量
を高い精度で測定できるようにすることを目的とする。
めに、この発明は、懸架溝と摺接部を有し、上記摺接部
と懸架溝との間に摩耗限界位置を定めてなるトロリー線
において、上記摺接部に、該摺接部の幅が増大又は減少
する方向の段差部をもった段部を形成し、該段部を前記
懸架溝に達せしめると共に、該段部上に前記の摩耗限界
位置を定めた構成としたものである。
すると、その前後で段差部の幅分だけ摩耗幅が急激に変
化するので、光学式摩耗測定装置によって、精度よくそ
の段差を検知することができる。また、上記の段部は摩
耗の進行方向に十分な高さを有するので、摩耗によって
段部が消失することが避けられる。
複数の段差部を有する複数の段部により形成され、懸架
溝に最も近い段部上に前記の摩耗限界位置を定めた構成
を採用すると、摩耗幅の定期的な測定を行うことによ
り、段階的な摩耗検知が可能となる。また、摩耗限界位
置を定めた段部よりも時間的に早い段階で摩耗を受ける
段部は、摩耗限界到達の予報的な役割を果す。
形成すると共に、前記段差部を上記懸架溝間の中心線に
直角か又は所要角度傾斜して形成し、前記段部の側面を
段差部から上記中心線と平行か又は外方へ突き出して形
成した構成を採用することもできる。
いて、段差部が懸架溝間の中心線に対して直角に突き出
す形状に形成されたものは、トロリー線の使用初期の段
階では直角に突き出した段差部で摩耗測定光が反射さ
れ、その反射光が受光される結果、その段差部を摩耗面
であると誤認するおそれがある。このため該段差部を所
要角度傾斜して形成しておくと反射光が受光されないの
で、誤認のおそれは無くなる。なお、段差部が摺接部の
幅を減少させるように凹入形状に形成されたものは、こ
のような反射の問題はない。
方へ突き出して形成されているので、段部における摩耗
が進行しても、摺接部の幅と同一幅になることがなく、
摩耗幅と摩耗高さの一対一の対応関係を維持することが
できる。
状に形成したり、摺接部の段差に連続した部分を前記中
心線と平行に形成することもできる。摺接部の形状は測
定精度に影響をもたらさないので、上記のように円弧状
としたり、中心線と平行とするなど適宜な形状をとるこ
とができる。
形成された場合において、摩耗測定光に対する反射率
が、該段差部と摺接部とで差がある構成をとることがで
きる。
ける反射率の差により、測定装置において段差部からの
反射光を区別することができる。
る反射率に差をもたせるために、該摺接部を除き、かつ
少なくとも該段差部を含む部分に皮膜を形成するか又は
粗面化処理を施した構成をとることができる。
に対する反射率に差をもたせるために、少なくとも該段
差部と摺接部の両方を含む部分に予め皮膜を形成するか
又はこれらの部分に粗面化処理を施し、該摺接部がパン
タグラフと摺接することにより上記皮膜又は処理部分が
除去されて該摺接部に現われる摺接面の反射率と、前記
段差部の反射率とに差をもたせた構成をとることもでき
る。
係るトロリー線の断面形状は、中心Oを有する円10を
基本形状とし、その中心Oを通る中心線Aを基準とし、
該中心Oより高い位置において左右対称形の懸架溝11
が形成される。各懸架溝11の上縁相互間の円10上に
小円弧部12が形成される。また、各懸架溝11の下縁
相互間に摺接部13が形成される。
含む大円弧部15と、その大円弧部15の両端に形成さ
れた段部16とから成り、段部16は大円弧部15の両
端から一定幅の段差をつくる段差部17によって外方、
即ち摺接部13の幅が増大する方向へ突き出す。
であり、また段部16の側面18は中心線Aに対して平
行、即ち段差部17に直角である。上記の側面18は、
懸架溝11の下縁に連続する。
前記の側面18上にあり、その直交線Bと段差部17と
の間にその段差部17から一定の距離をおいて摩耗限界
位置Cが設定される。なお、摺接部13の摺接開始部分
は、図1(a)の一点鎖線で示すように直交線Bと平行
な平坦面19であってもよい。
の約30%を上限値とし、0.1mmを下限値とする範囲
で適宜選定される。上限値は、加工性、ドラム等への巻
取り性を考慮して決定され、下限値は、レーザー式摩耗
測定装置の測定精度及びトロリー線そのものの幅の許容
差に基づいて決定される。
合は、トロリー線が金属光沢を有する使用初期におい
て、その段差部17により摩耗測定光が反射され、その
反射光を受光してこの段差部17を含めた幅を摩耗幅で
あると誤認する可能性がある。その防止策として、図1
(b)に示すように、段差部17の中心線Aに対する傾
き角θ(即ち、段差部17の延長線と中心線Aとの交点
における外角θ)が鈍角となるように段差部17に傾斜
をもたせる。
と平行に形成されている場合は、段差部17の側面18
に対する傾き角θが鈍角となるように段差部17に傾斜
をもたせると云っても同じである。
と、その段差部17からの反射光が外部に散乱されるの
で、上記のごとき誤認を生じることがない。
部12の曲率半径Ruを、大円弧部15の曲率半径Rb
より大きく設定したものである。その他の形状は図1の
ものと同様である。
段差部17に傾斜を付けてもよく、また側面18を外方
に傾斜させて段部16を外側方へ突き出すようにしても
よい。
態は、懸架溝11相互間の辺20を緩やかな(曲率半径
の大きい)円弧に形成し、また摺接部13の下面も同様
の緩やかな円弧に形成し、その両端から小さい曲率半径
で立上がらせ、中心線Aと平行な辺21の上端を段差部
17に連続させたものである。
又は辺21と直角に形成してもよく、また図3(b)の
ように傾斜を付与してもよい。
(b)〕と従来例(図12)のトロリー線についての残
存直径Hと摩耗幅Wの関係を図4の摩耗推移図によって
示す。図4のaは図1(a)、bは図1(b)、cは図
12の場合を示す。この図からわかるように、いずれも
摩耗の初期には摩耗幅の変化量(ΔW/ΔH)が大きい
が、摩耗の進行に伴い、その変化量は減少し、従来例c
の場合はついには零となる。
段差部17の位置まで進むと、摩耗幅Wの変化量(ΔW
/ΔH)が急増する。また、bの場合は段差部17が傾
斜しているため、変化量(ΔW/ΔH)はaの場合ほど
急増しないが、cの場合より大きく増大する。
aの場合は勿論、bの場合も、摩耗幅の変化量が顕著に
変化するため、段差部17を確実に検出することがで
き、これにより摩耗が摩耗限界位置に近づいたことを確
実に検知することができる。
(a)(b)〕と、従来例(図13)のトロリー線につ
いて、残存直径Hと摩耗幅Wの関係を示した摩耗推移図
である。dが図3(a)、eが図3(b)、fが図13
の場合を示す。この場合も、段差部17の部分において
前述の場合と同様の変化を示す。
と2段目の2つの段差部17a、17bにより、2段の
段部16a、16bを形成したものである。摩耗限界位
置Cは、2段目の段部16b(懸架溝11に近い方の段
部16b)に設定される。その他の構成は前述の第3の
実施の形態(図3(a)参照)と同様である。
形成した場合は、摩耗の進行状況を段階的に検知でき
る。また、段部16aを検知することにより、少なくと
も摩耗が段部16bまで達していないことを意味するの
で、この点で段部16aは予報的な役割を果すことにな
る。なお、上記の段差部17a、17bを、図6の一点
鎖線で示すように傾斜をもたせてもよい。
形態は、段差部17’、17’a、17’bが摺接部1
3の幅が減少する方向に形成されたものである。このよ
うな段差部17’、17’a、17’bであってもその
部分において摩耗幅が急激に変化することになるので、
前述の各実施の形態と同様に、光学式摩耗測定装置によ
り、その変化を確実に検知することができる。なお、図
7(b)の辺21’は、若干の曲率を有する。
摩耗推移図は、図4、図5に示した第1から第3の実施
の形態のものから類推できるので、添付を省略する。
のように、摺接部13の幅が減少する方向に形成された
ものは、これらの部分によって摩耗測定光が反射される
ことがないので、反射防止対策は不要である。
おける反射防止対策は、その段差部に傾斜を付けるもの
であったが、これ以外に以下のごとき反射防止対策があ
る。
に、段差部17(段差部17a、17bにおいても同
じ)と摺接部13とにおいて差をもたせ、受光側で適当
な閾値を定め、その閾値を基準にして、摺接部13から
の反射光のみを取入れるようにすればよい。段差部17
と摺接部13の反射率に差をもたせる手段として、次の
ような第1及び第2の方法がある。
(図8参照)。粗面22の粗さ係数Raは1μm以上、
300μm以下に選定される。1μm以下では反射率の
低下が不充分であり、300μmを超えるとトロリー線
の寸法精度上問題となる。
ストによる梨地肌加工や、粉末潤滑伸線による梨地加工
を施す方法がある。後者の方法は、伸線加工と表面の粗
面加工とが同時にできる利点がある。
分にマスクを掛け、段差部17のみに上記処理を施すか
(図8(a)参照)又は摺接部13にのみマスクを掛
け、段差部17を含むその他の部分に上記処理を施すか
(図8(b)参照)のいずれでもよい。この粗面化処理
により、段差部17に粗面22が形成される一方、摺接
部13は平滑な面のまま残されるので、摩耗測定光に対
する反射率に差を生じる。
周に施すか(図9(a)参照)或いは段差部17と摺接
部13に施すこともできる(図9(b)参照)。勿論、
そのままでは段差部17と摺接部13との間に反射率の
差は生じないが、トロリー線が使用に供され、パンタグ
ラフと摺接することにより、粗面22の部分が次第に摩
滅し平滑化された摺接面23が現われる(図9(c)
(d)参照)。その摺接面23と段差部17とでは反射
率に差が生じる。
に現われた上記のごとき摺接面23の反射率も本発明に
いう摺接部の反射率の概念に含まれる。
23は平滑ではないが使用開始後第1回の摩耗測定まで
の間(例えば1ヶ月)に十分平滑化され、段差部17と
の間で反射率に差を生じる。
(a)参照)。この場合の皮膜24も、前述の粗面化処
理の場合と同様、摺接部13以外の部分に皮膜24を形
成する(図10(b)参照)、全周に皮膜24を形成し
使用により摺接面23を露出させる(図11(a)
(c)参照)、摺接部13と段差部18に皮膜24を形
成し、使用により摺接面23を露出させる(図11
(b)(d)参照)などの方法をとることができる。
む)の反射率より低い金属、金属化合物、酸化物、硫化
物、塩化物、窒化物、有機物の一種又はこれらの複合物
や混合物により形成される。
率を十分低減する効果が得られない。例えば、錫、ニッ
ケル等の金属めっきで皮膜24を形成する場合は、0.
1μm以上の厚さが必要である。銀化合物の場合は0.
01μm以上あればよい。厚さの上限はコストの面及び
トロリー線寸法精度からの制限を受けるので、いずれの
場合も100μm以下とすることが望ましい。
リー線の懸架溝にも施される場合は、懸垂金物と接触す
る部分において皮膜を部分的に破るか又は剥離する手段
が必要である。
トロリー線(平坦部19を有するもの)につき、波長5
20nmのアルゴンレーザを照射して以下の測定を行っ
た。測定結果を表1に示す。
接部13(粗さ係数0.05μm)からの反射強度を1
00とし、これを比較基準とした。段差部17の反射強
度が100より小さいと、段差部17の方が反射率が低
いことを意味する。
キを施した場合の該段差部17の厚み、粗さ係数Ra及
び反射強度を測定した。
の厚み、粗さ係数Ra反射強度を測定した。
17にブラストショットによる粗面化処理、を施し
た。
錫めっき(実施例3)、ニッケルめっき(実施例4)を
施した。
処理(実施例5)、同(実施例6)を試みた。
17に硝酸銀の0.01N水溶液を塗布後、80℃の熱
風で乾燥。表面に銀化合物と溶出した銅イオンから構成
される銅化合物の黒色の処理層が10μm生成した。
布後、送風乾燥。同様の処理層が5μm生成した。
成処理(実施例7)、同(同8)、同(同9)を
試みた。
カリウム10g/L、過塩素酸カリウム2g/Lを含む
溶液を80℃に加熱し、これに5分間浸漬。表面に酸化
第1銅を主成分とする赤色の処理層が1μm形成され
た。
%を含む溶液を沸騰させながら2分間浸漬。表面に酸化
第2銅を主成分とする黒色の処理層が3μm形成され
た。
0g/L、臭化カリウム25g/Lの溶液を40℃に加
温して60秒間浸漬。表面に酸化第1銅と酸化第2銅が
混在した黒褐色の処理層が1μm形成された。
を施したのち、硼酸アンモニウム3g/Lの水溶液中で
トロリー線を陰極として10Vの電圧を50秒間印加す
る陽極酸化処理を行った。トロリー線の表面に、酸化第
1銅、酸化第2銅、水和化合物より構成される処理層が
5μm形成された。
を施したのち、硫化カリウム10g/lの水溶液中に2
0秒間浸漬させた。トロリー線の表面に黒色の硫化第一
銅、硫化第二銅、酸化第一銅、酸化第二銅、水和化合物
により構成される処理層が4μm形成された。
覆を施した。
布した。
は、摩耗限界に達する前に、一定高さの段差部の部分で
摩耗幅が顕著に変化する。このため、摩耗限界付近での
レーザー式摩耗測定装置の測定精度が向上し、トロリー
線の摩耗が摩耗限界位置に近づいたことを確実に検知す
ることができる。
該段差部と摺接部と摩耗測定光に対する反射率に差をも
たせることにより、段差部からの反射光の影響を受ける
ことなく、摺接部の摩耗幅を正確に検知することができ
る。
を示す切欠斜視図
を示す切欠斜視図
示す切欠斜視図
示す切欠斜視図
Claims (8)
- 【請求項1】 懸架溝と摺接部を有し、上記摺接部と懸
架溝との間に摩耗限界位置を定めてなるトロリー線にお
いて、上記摺接部に、該摺接部の幅が増大又は減少する
方向の段差部をもった段部を形成し、該段部を前記懸架
溝に達せしめると共に、該段部上に前記の摩耗限界位置
を定めたことを特徴とするトロリー線。 - 【請求項2】 前記の段部が同方向の複数の段差部を有
する複数の段部により形成され、懸架溝に最も近い段部
上に前記の摩耗限界位置を定めたことを特徴とする請求
項1に記載のトロリー線。 - 【請求項3】 前記懸架溝はトロリー線の両側面に形成
され、前記段差部は上記懸架溝間の中心線に直角か又は
所要角度傾斜して形成され、前記段部の側面は段差部か
ら上記中心線と平行か又は外方へ突き出して形成された
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトロリー線。 - 【請求項4】 前記段差部に連続した前記摺接部が円弧
状であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
記載のトロリー線。 - 【請求項5】 前記段差部に連続した前記摺接部が前記
中心線と平行であることを特徴とする請求項1から3の
いずれかに記載のトロリー線。 - 【請求項6】 前記段差部が前記摺接部の幅を増大する
方向に形成された請求項1から5のいずれかに記載のト
ロリー線において、摩耗測定光に対する反射率が、上記
段差部と上記摺接部とで差があることを特徴とするトロ
リー線。 - 【請求項7】 前記段差部と摺接部とで摩耗測定光に対
する反射率に差をもたせるために、該摺接部を除き、か
つ少なくとも該段差部を含む部分に皮膜を形成するか又
は粗面化処理を施したことを特徴とする請求項6に記載
のトロリー線。 - 【請求項8】 前記段差部と摺接部とで摩耗測定光に対
する反射率に差をもたせるために、少なくとも該段差部
と摺接部の両方を含む部分に予め皮膜を形成するか又は
これらの部分に粗面化処理を施し、該摺接部がパンタグ
ラフと摺接することにより上記皮膜又は粗化処理部分が
除去されて該摺接部に現われる摺接面の反射率と、前記
段差部の反射率とに差をもたせたことを特徴とする請求
項6に記載のトロリー線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21120796A JP3729942B2 (ja) | 1995-08-10 | 1996-08-09 | トロリー線 |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20477195 | 1995-08-10 | ||
JP27757095 | 1995-10-25 | ||
JP34334195 | 1995-12-28 | ||
JP7-343341 | 1995-12-28 | ||
JP7-277570 | 1995-12-28 | ||
JP7-204771 | 1995-12-28 | ||
JP21120796A JP3729942B2 (ja) | 1995-08-10 | 1996-08-09 | トロリー線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09240327A true JPH09240327A (ja) | 1997-09-16 |
JP3729942B2 JP3729942B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=27476209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21120796A Expired - Lifetime JP3729942B2 (ja) | 1995-08-10 | 1996-08-09 | トロリー線 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3729942B2 (ja) |
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KR101487433B1 (ko) * | 2013-11-26 | 2015-01-28 | 하나솔루션(주) | 마모 한계 표시부가 구비된 전차선 |
JP2017065414A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 住友電気工業株式会社 | トロリ線、及びトロリ線の製造方法 |
JP2018039462A (ja) * | 2016-09-09 | 2018-03-15 | 日立金属株式会社 | トロリ線 |
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-
1996
- 1996-08-09 JP JP21120796A patent/JP3729942B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3729942B2 (ja) | 2005-12-21 |
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