JP2017064924A - 合成樹脂製ガゼット袋の製造方法及び製造装置 - Google Patents

合成樹脂製ガゼット袋の製造方法及び製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】1台の自動製袋機で1個取りのガゼット袋や2個取りのガゼット袋を選択して製造することができるガゼット袋の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】横マチフィルム3を1個分又は2個分の長さに切断する切断工程110を備える。横マチフィルムを長さ調整自在に保持する保持工程120を備える。保持された横マチフィルム3の長手両端部を吸引して搬送する搬送工程130を備える。横マチフィルム3を裏面フィルム2上に仮止めする仮止め工程140を備える。横マチフィルム3の底部側に表面フィルムを仮止めする底部仮止め工程を備える。横マチフィルム3の底部側端部を開いて折り返し底フィルムを接着する接着工程を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、合成樹脂材にて形成されるガゼット袋の製造方法及び製造装置に係り、一台の自動製袋機で1個取りのガゼット袋や2個取りのガゼット袋を選択して製造することができる合成樹脂製ガゼット袋の製造方法及び製造装置に関する。
合成樹脂製のガゼット袋を製造する方法や装置として、特許文献1乃至特許文献4に記載の技術が提案されている。
特許文献1に記載されたガゼット袋用の製袋機は、胴部(横マチ部)を構成する帯状のフィルムの下端部を二つ折り状に折り込み、この下端部に底部の成形材を接合してガゼット袋の角底を製造するように構成した装置である。
特許文献2に記載の製造方法では、左右の横マチ部を構成する横マチフィルムと、底部を構成する底フィルムとを形成し、帯状の前後面フィルムの一方の長手側面に対して直交する位置から前後面フィルム上に横マチフィルムを供給し、他方の側面に沿って底フィルムを供給してゼット袋を製造する方法である。
特許文献3は、当発明者が先に発明した製造方法及び製造装置である。すなわち、左右の横マチ部を構成する横マチフィルムを裏面フィルムの上方から裏面フィルム上面に載置して仮止めした後、表面フィルムを供給することで、ガゼット袋の製造時間を短縮し、効率良く製造することができるようになった。
特許文献4は、特許文献3に基づいてガゼット袋を2個取りできるように改良した製造方法及び製造装置である。この改良は、製造するガゼット袋の高さの2倍となる幅員を有する裏面フィルムの上に、横マチ部の2倍の長さを有する横マチフィルムを仮止めし、横マチ部の長手中央部で切断することで、ガゼット袋を2個取りできるようにしている。
特許第3655627号公報 特許第4436521号公報 特許第5538598号公報 特許第5584815号公報
特許文献4記載の製造方法及び装置により、ガゼット袋の2個取りを実現しているが、横マチの長さの変更に対応することが困難であることから、2個取り専用機として使用可能でも、1個取り用として兼用することはできない構成であった。
すなわち、特許文献4の製造方法で横マチを形成するには、2個取り用の横マチ部材の長手中央部を切断して一対の底部を形成するので、横マチ部材の長さは予め2個取り用の長さに設定されている。更にこの横マチ部材は、裏面フィルムの上方で搬送装置によって横マチ材の両端部が吸引され、そのまま裏面フィルムの上に搬送するので、この搬送装置は予め2個取り用の横マチ部材の長さに合わせて構成されている。
一方、特許文献3に記載の如く、1個取りの製造方法及び装置でガゼット袋を製造する場合は、横マチ部材の長さを予め1個取り用の長さに設定し、この横マチ材の両端部を吸引してそのまま裏面フィルムの上に搬送するので、搬送装置は予め1個取り用の横マチ部材の長さに合わせて構成されている。
このように、特許文献3,4に記載の製造方法及び装置では、横マチ材を裏面フィルムの上方から直接搬送するので、搬送装置は予め横マチの長さに設定されていた。そのため、それぞれ2個取り専用機や1個取り専用機として使用可能でも、一台の自動製袋機で1個取り用と2個取り用とのいずれかを選択することはできなかった。この結果、一台の自動製袋機における単位時間当たりの製造量を任意に変更することは困難になっていた。
そこで本発明は、上述の課題を解消すべく創出されたもので、ガゼット袋を製造する際に、1台の自動製袋機で1個取りのガゼット袋や2個取りのガゼット袋を選択して製造することができ、単位時間当たりの製造量を任意に変更することが可能になる合成樹脂製ガゼット袋の製造方法及び製造装置の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、搬送ローラー21で搬送する帯状の裏面フィルム2の上方から上面に長手方向に直交するように横マチフィルム3を仮止めした後、裏面フィルム2の上面に表面フィルム1を重ねる横マチ形成手段100と、帯状の底フィルム4を横マチフィルム3の底部側端部に配置する底部形成手段200と、横マチフィルム3及び底フィルム4を表面フィルム1と裏面フィルム2との間に接合する接合手段300とを有する合成樹脂製ガゼット袋の製造方法において、
前記横マチ形成手段100は、横マチフィルム3の長さをガゼット袋10の1個分又は2個分の長さに切断する切断工程110と、切断された横マチフィルムの長手両端部以外の部分を長さ調整自在に保持する保持工程120と、該保持工程120で保持された横マチフィルム3の長手両端部を吸引して裏面フィルム2の上に搬送する搬送工程130と、横マチフィルム3の開口部側を裏面フィルム2の長手側縁側に配した状態で、横マチフィルム3を裏面フィルム2上に仮止めする仮止め工程140とを備え、
前記底部形成手段200は、1個又は2個の横マチフィルム3の底部側に表面フィルム1を仮止めする底部仮止め工程210と、該仮止めした表面フィルム1を開くことで1個又は2個の横マチフィルム3の底部側端部を開いて折り返し、該折り返し部分に底フィルム4を接着する接着工程220とを備えたことにある。
第2の手段は、前記横マチ形成手段100における前記保持工程120は、横マチフィルム3の長さに合わせて夫々伸縮自在に構成された上部ベルト31と下部ベルト32との間に横マチフィルム3の左右端部を除いた面を保持する工程である。
第3の手段は、前記接合手段300において、前記裏面フィルム2の長手側縁の一方又は両方から延長された延長部材2Aを折り返して前記1個又は2個の横マチフィルム3の開口部の位置にヘッダー16及びフラップ17を形成する工程を有し、前記1個又は2個のガゼット袋10の開口部にヘッダー16及びフラップ17を設けるものである。
第4の手段は、前記接合手段300において、前記表面フィルム1と前記裏面フィルム2との間に配した一対の補強フィルム7を前記1個又は2個の横マチフィルム3の開口部の位置に接合し、該補強フィルム7を貫通する手提げ孔18Aを開穿する工程を有し、前記1個又は2個のガゼット袋の開口部に手提げ18を設けるものである。
第5の手段は、前記接合手段300において、前記表面フィルム1と前記裏面フィルム2との間に配したチャック用帯体8を前記1個又は2個の横マチフィルム3の開口部の位置に接合する工程を有し、前記1個又は2個のガゼット袋10の開口部に密封チャック19を設けるようにしている。
第6の手段は、搬送ベルトで搬送する帯状の裏面フィルム2の上方から上面に長手方向に直交するように横マチフィルム3を仮止めした後、裏面フィルム2の上面に表面フィルム1を重ね、帯状の底フィルム4を横マチフィルム3の底部側端部に配置し、横マチフィルム3及び底フィルム4を表面フィルム1と裏面フィルム2との間に接合するように構成した合成樹脂製ガゼット袋の製造装置において、
表面フィルム1及び裏面フィルム2を長手方向に沿って搬送ローラー21で移動する送り機構20と、
ガゼット袋10の1個分又は2個分の長さに切断された横マチフィルム3を裏面フィルム2の上に搬送する横マチ配置機構30と、
横マチフィルム3の開口部側を裏面フィルム2の長手側縁側に配した状態で裏面フィルム2上に横マチフィルム3を仮止めする横マチ仮止め機構40と、
1個又は2個の横マチフィルム3上に表面フィルム1を仮接着する表面仮止め機構50と、
表面フィルム1を仮接着した横マチフィルム3の切断端部を幅員方向へ開くことで横マチフィルム3の切断口3Aを開きガゼット袋10の底部に位置する横マチフィルム3の底面部3Bを夫々折り返す底部表出機構60と、
1個又は2個の横マチフィルム3の底面部3Bに1枚の底フィルム4を接着すると共に、接着された底フィルム4ごと折り返した底面部3Bを閉じるように構成した閉じ具71を備えた底部シール機構70と、
横マチフィルム3及び底フィルム4を表面フィルム1と裏面フィルム2とに接合し、表面フィルム1及び裏面フィルム2を1個又は2個のガゼット袋10の輪郭に沿って切断する接合機構80とを備えたことにある。
第7の手段の前記横マチ配置機構30において、任意の長さに切断された横マチフィルム3の長さに合わせて夫々伸縮自在に構成された上部ベルト31と下部ベルト32とを設け、これら上部ベルト31と下部ベルト32との間に横マチフィルム3の左右端部を除いた面を圧着保持するように構成している。
第8の手段の前記横マチ配置機構30において、保持された横マチフィルム3の長手両端部を吸引して裏面フィルム2の上に搬送する一対のスライド吸引機33を備え、一方のスライド吸引機33を前記横マチフィルム3の長手一端部側に固定すると共に、他方のスライド吸引機33を前記横マチフィルム3の長手他端部側に合わせて移動自在に設けて前記横マチフィルム3の長さに合わせるように構成したものである。
請求項1に記載の製造方法のごとく、横マチ形成手段100、底部形成手段200、接合手段300を備えたことにより、1台の自動製袋機で1個取りのガゼット袋や2個取りのガゼット袋を選択して製造することができ、ガゼット袋の単位時間当たりの製造量を任意に変更することが可能になった。
請求項2の横マチ形成手段100により、伸縮自在に構成された上部ベルト31と下部ベルト32との間に横マチフィルム3の左右端部を除いた面を保持するので、ガゼット袋10の1個分又は2個分の長さに切断された横マチフィルム3の長さに合わせて簡単に保持することができる。しかも、個々のガゼット袋10のサイズ変更にも自由に対応できるので、1個取り又は2個取りの選択のみならず、個々のサイズ変更にも適合するので多彩なガゼット袋10を簡単に製造することが可能である。
請求項3の接合手段300によると、ヘッダー16及びフラップ17を備えたガゼット袋10を1個取り又は2個取りすることができる。
請求項4の接合手段300によると、手提げ18を備えたガゼット袋10を1個取り又は2個取りすることができる。
請求項5の接合手段300によると、密封チャック19を備えたガゼット袋10を1個取り又は2個取りすることができる。
請求項6により、本発明製造装置により、1台の自動製袋機で1個取りのガゼット袋や2個取りのガゼット袋を選択して容易に製造することができる。
請求項7の横マチ配置機構30の如く、横マチフィルム3の長さに合わせて夫々伸縮自在に構成された上部ベルト31と下部ベルト32とを設けているので、ガゼット袋10の1個分又は2個分の長さに切断された横マチフィルム3の長さに合わせることが可能になっている。しかも、これら上部ベルト31と下部ベルト32との長さ調整は、横マチフィルム3の僅かな長さに合わせて微調整することも可能であるから、個々のサイズ変更にも適合し、極めて多彩なガゼット袋10を製造することができる。
請求項8の横マチ配置機構30によると、一方のスライド吸引機33を横マチフィルム3の長手一端部側に固定すると共に、他方のスライド吸引機33を横マチフィルム3の長手他端部側に合わせて移動自在に構成したことで、前記伸縮自在な上部ベルト31と下部ベルト32とで保持された横マチフィルム3の長さに合わせて両端部を吸引して裏面フィルム2の上に搬送することができる。
本発明製造方法の2個取りの実施例を示す概略図。 本発明製造方法の横マチ形成手段及び横マチ配置機構の一実施例を示す要部概略図。 本発明製造方法の底部形成手段を示す概略図。 本発明製造方法の1個取りの実施例を示す概略図。 本発明製造方法の保持工程を示す斜視図。 本発明製造方法の保持工程を示し、(イ)は2個取り用、(ロ)は1個取り用を示す斜視図。 本発明製造装置の横マチ配置機構を示す要部斜視図。 本発明横マチ配置機構のスライド吸引機による吸引状態を示す部分斜視図。 本発明製造装置の2個取りの一部実施例を示す概略斜視図。 本発明製造装置の底部表出機構を示す概略平面図。 本発明製造装置の接合機構の一実施例を示す概略図。 本発明製造装置で接合された状態の一実施例を示す概略平面図。 本発明製造装置で成形されたガゼット袋の一実施例を示す斜視図。 本発明製造装置の接合機構の他の実施例を示す概略図。 本発明製造装置で接合された状態の他の実施例を示す概略平面図。 本発明製造装置で成形されたガゼット袋の他の実施例を示す斜視図。 本発明製造装置の接合機構の他の実施例を示す概略図。 本発明製造装置で接合された状態の他の実施例を示す概略平面図。 本発明製造装置で成形されたガゼット袋の他の実施例を示す斜視図。 本発明製造装置の接合機構の1個取りの実施例を示す概略図。 本発明製造装置で成形されたガゼット袋の他の実施例を示す斜視図。 本発明製造装置で成形されたガゼット袋の他の実施例を示す斜視図。
本発明によると、1台の自動製袋機で1個取りのガゼット袋や2個取りのガゼット袋を選択して製造することができ、ガゼット袋の製造量を任意に変更することが可能になるなどといった当初の目的を達成した。
本発明合成樹脂製ガゼット袋の材質は、例えば、ポリプロピレンフィルムにナイロンフィルムがラミネートされたフィルム材や、LDPEフィルム、HDPEフィルム、PETフィルム、アルミ蒸着フィルムなど任意の合成樹脂材を使用することが可能である。そして、本発明ガゼット袋10の構成は、表胴部11、裏胴部12、横マチ部13、角底部14で構成される(図13、図16、図19参照)。
本発明製造方法は、特に、次の三つの手段を有するものである。すなわち、横マチ形成手段100、底部形成手段200、接合手段300である(図1参照)。
横マチ形成手段100は、ガゼット袋10の横マチ部13を構成する横マチフィルム3を形成する手段手である。この横マチフィルム3は、合成樹脂製の帯状フィルムが扁平なチューブ状に折たたまれたもので、ガゼット袋10の横マチ部13を形成するフィルム部材である(図2参照)。そして、搬送ローラー21で搬送する帯状の裏面フィルム2の上面に長手方向に直交するように横マチフィルム3を仮止めした後、裏面フィルム2の上面に表面フィルム1を重ねるようにしている。
そのため、この横マチ形成手段100は、更に、切断工程110、保持工程120、搬送工程130、仮止め工程140を備えている(図2参照)。
切断工程110は、横マチフィルム3の長さをガゼット袋10の1個分又は2個分の長さに切断する工程である(図2参照)。このとき、ガゼット袋10の長さは、1個分又は2個分の長さ以外に、各ガゼット袋10のサイズに応じて横マチフィルム3の長さを微調整することも可能である。
保持工程120は、切断された横マチフィルムの長手両端部以外の部分を後述する横マチ配置機構30で長さ調整自在に保持する工程になる(図2参照)。このとき、ガゼット袋10の2個分の長さはガゼット袋10の1個分の長さの2倍になるが、横マチフィルム3の長さがどのように変化しても、この保持工程120により横マチフィルム3の両端部を残した中央側を保持するようにしている。
すなわち、保持工程120で使用する横マチ配置機構30には、伸縮自在に構成された上部ベルト31と下部ベルト32とを備え、これらの間に横マチフィルム3の左右端部を除いた面を保持するものである(図5参照)。そして、これら上部ベルト31と下部ベルト32の長さを調整して保持部分を長くすると、2個取り用の長さに形成された横マチフィルム3を保持することができる(図6(イ)参照)。また、上部ベルト31と下部ベルト32の長さを調整して保持部分を短くすると、1個取り用の長さに形成された横マチフィルム3を保持することが可能になる(図6(ロ)参照)。
搬送工程130は、保持工程120で保持された横マチフィルム3の長手両端部を吸引して裏面フィルム2の上に搬送する工程である(図2参照)。この搬送工程130は、保持工程120で保持している状態で横マチフィルム3の両端部を吸引し、その後、保持工程120を解除した後、横マチフィルム3を搬送する。
仮止め工程140は、横マチフィルム3の開口部側を裏面フィルム2の長手側縁側に配した状態で、横マチフィルム3を裏面フィルム2上に仮止めする工程である(図2参照)。このとき、ガゼット袋10の2個分の長さの横マチフィルム3を載置するには、ガゼット袋10の2個分の幅の裏面フィルム2上に2個取り用の横マチフィルム3を仮止めする。その後、2個取り用の場合は横マチフィルム3の幅が二分する位置で横マチフィルム3を切断する。横マチフィルム3の切断端部はガゼット袋10の底部がわになる。
一方、1個取り用の横マチフィルム3は、開口部側も底部側も裏面フィルム2の長手側縁側に配される(図4参照)。この状態で、裏面フィルム2上に横マチフィルム3を仮止めする。1個取り用の場合は、横マチフィルム3を切断する必要はないが、横マチフィルム3の幅が均一に揃わない場合によっては切断してもよい。また、裏面フィルム2の幅は、2個取り用の裏面フィルム2の幅の半分の幅になる。
底部形成手段200は、帯状の底フィルム4を横マチフィルム3の底部側端部に配置する手段である(図3参照)。この底部形成手段200は、底部仮止め工程210、接着工程220を備えている。
底部仮止め工程210は、1個又は2個に切断された横マチフィルム3の底部側に1枚の表面フィルム1を仮止めする工程である(図3参照)。2個取り用の横マチフィルム3に表面フィルム1を仮止めする場合、横マチフィルム3は既に二分されているので、仮止めされた表面フィルム1も横マチフィルム3の底部側で切断する。一方、1個取り用の横マチフィルム3の場合は、横マチフィルム3の長さに合わせた幅の表面フィルム1を使用する(図示せず)。
接着工程220は、1個又は2個の横マチフィルム3の底部側端部を開いて折り返し、該折り返し部分に底フィルム4を接着する工程である(図3参照)。このとき、横マチフィルム3の底部側端部には、表面フィルム1が仮止めされているので、この表面フィルム1を幅員端部方向へ開くことで、横マチフィルム3の切断口3Aや底部側端部も表面フィルム1に伴って開くことになる。このように底部の開口端部を切断口3Aとし、開かれた底部側端部を底面部3Bとする(図10参照)。そして、この底面部3Bに1枚の底フィルム4を接着する。
図示の底フィルム4は、表面フィルム1と別体のフィルムを使用しているが、表面フィルム1から分離して底フィルム4を形成することも可能である(図示せず)。最後に、底フィルム4が接着された底面部3Bを底フィルム4ごと閉じる工程となる(図10参照)。
接合手段300は、横マチフィルム3及び底フィルム4を表面フィルム1と裏面フィルム2との間に接合する手段である(図11参照)。その後、ガゼット袋10の輪郭に沿って切断し、1個又は2個のガゼット袋10を成形する。このとき、ガゼット袋10が1個又は2個のいずれの場合でも、ガゼット袋10の開口部側は、裏面フィルム2の長手側縁に沿った位置になる。そのため、この開口部15側に、ヘッダー16、フラップ17、手提げ18、密封チャック19などを必要に応じて設けることが可能になる。
図11乃至図13は、接合手段300において、2個のガゼット袋10の開口部15の位置にヘッダー16及びフラップ17を形成する工程を示している。すなわち、裏面フィルム2の幅員両端から延長された延長部材2Aを折り返して開口部15の位置にヘッダー16及びフラップ17を形成する工程である(図11参照)。このような工程により成形されたガゼット袋10には、ヘッダー16とフラップ17が形成されるものである(図12参照)。図示例では、フラップ17を折り込む際に、長尺状の粘着テープ17Aをフラップ17の内側に配している(図11参照)。そして、表面フィルム1と裏面フィルム2とを切断して2個のガゼット袋10を形成する際に、フラップ17付のガゼット袋10が形成される(図13参照)。一方、1個取り用のガゼット袋10においても、裏面フィルム2の片側を開口部に設定しているので、図11に示す工程を利用してガゼット袋10の開口部にヘッダー16やフラップ17を形成することができる(図示せず)。
図14乃至図16は、接合手段300において、2個のガゼット袋10の開口部15の位置に手提げ孔18Aを形成する工程を示している。図示例では、表面フィルム1と裏面フィルム2との間に一対の補強フィルム7を配置して一対のガゼット袋10の開口部の位置に接合する(図14参照)。更に、この補強フィルム7にて補強された部分の開口部15の位置に手提げ孔18Aを開穿する工程である。そして、前側面1と裏面フィルム2とを切断すると(図15参照)、手提げ孔18Aを備えたガゼット袋10が形成される(図16参照)。一方、1個取り用のガゼット袋10においても、裏面フィルム2の片側を開口部に設定しているので、図14に示す工程を利用してガゼット袋10の開口部に手提げ孔18Aを形成することができる(図示せず)。
図17乃至図19は、接合手段300において、2個のガゼット袋10の開口部15の位置に密封チャック19を形成する工程を示している。図示例では、まず、接着テープ9にて横マチフィルム3の開口側端部を表面フィルム1及び裏面フィルム2に接着する(図17参照)。次に、表面フィルム1と裏面フィルム2との間にチャック用帯体8を配置し、このチャック用帯体8を一対のガゼット袋10の開口部15の位置に接合する(図18参照)。この結果、各ガゼット袋10の開口部15に密封チャック19が設けられる(図19参照)。
一方、1個取り用のガゼット袋10においても、裏面フィルム2の片側を開口部に設定しているので、同様の工程で密封チャック19を形成することができる(図20参照)。この場合、横マチフィルム3は、開口部側も底部側も裏面フィルム2の長手側縁側に配されることになる(図4参照)。この際、裏面フィルム2の幅は、2個取り用の裏面フィルム2の幅の半分の幅になっている。更に、チャック用帯体8を1個のガゼット袋10の開口部15の位置に接合するとガゼット袋10の開口部15に密封チャック19が設けられる(図19参照)。
次に、本発明の製造装置を説明する。本発明製造装置は、前記製造方法を実施する装置になっている。すなわち、合成樹脂製のガゼット袋10を1個取り又は2個取りする装置の基本構成は、送り機構20、横マチ配置機構30、横マチ仮止め機構40、表面仮止め機構50、底部表出機構60、底部シール機構70、接合機構80を備えたものである。
送り機構20は、表面フィルム1及び裏面フィルム2を長手方向に沿って移動する機構である(図2参照)。図示例では複数のローラー21を利用して表面フィルム1や裏面フィルム2を移動する送り機構20を示している。そして、これらの搬送ローラー21によって各フィルムが送られると共に、搬送方向の変換等も行う。すなわち、搬送ローラー21にて各フィルムを水平移動すると共に、斜め上方へ持ち上げ再び水平に戻す勾配部90を備えている(図9参照)。
横マチ配置機構30は、横マチフィルム3を裏面フィルム2の上に設置する機構である(図2参照)。図示の横マチ配置機構30には、横マチフィルム3を所定の長さに切断するカッター34を備えている。このカッター34は、横マチ部13用のフィルム材を略筒状に折り畳んだ横マチフィルム3を送りローラー35でカッター34の位置まで送った後に、この横マチフィルム3をガゼット袋10の1個分又は2個分等の長さに切断する。このとき、略筒状に折り畳んだ横マチフィルム3の端部相互をスポットシール具36でシールして開かないようにしている。そして、切断された横マチフィルム3を裏面フィルム2の上に搬送する。
更に、この横マチ配置機構30には、伸縮自在に構成された上部ベルト31と下部ベルト32とを設けている(図5参照)。図示例では、それぞれ3個の基準ギヤ31A、32Aと、2個の移動ギヤ31B、32Bとを使用してこれら上部ベルト31と下部ベルト32とで横マチフィルム3を保持する長さを調整している。基準ギヤ31A、32Aは、予め一定の位置に固定されており、これに対して移動ギヤ31B、32Bが水平移動することで、横マチフィルム3を保持する面の長さを自由に調整するように構成している。
更に、横マチ配置機構30には、一対のスライド吸引機33を設けている(図7参照)。このスライド吸引機33は、上部ベルト31と下部ベルト32とで保持された横マチフィルム3の長手両端部を吸引して裏面フィルム2の上に搬送するものである。図示のスライド吸引機33は、帯状の基板33B端部に吸引口33Aを設けている(図8参照)。
図7に示すスライド吸引機33において、基準ギヤ31A、32A側のスライド吸引機33を予め定位置に固定しておき、移動ギヤ31B、32B側のスライド吸引機33を水平移動自在に構成している。このように構成することで、横マチフィルム3の長さに合わせてスライド吸引機33の位置を調整することができる。更に、図示例では、横マチフィルム3の両端部をスライド吸引機33にて吸引した状態でスライド吸引機33が移動すると、横マチフィルム3の下面に配置したスライドレール33Cに沿って横マチフィルム3が移動する。このようにして裏面フィルム2の上方から裏面フィルム2の上に横マチフィルム3を配置する(図2参照)。
横マチ仮止め機構40は、裏面フィルム2上に横マチフィルム3を仮止めする機構である(図2参照)。すなわち、裏面フィルム2上に載置した横マチフィルム3をシール用熱板41で仮止めする。図示例では、裏面フィルム2の下面側からシール用熱板41を当て、横マチフィルム3の上方から押圧スタンプ42にて横マチフィルム3を押圧することで、裏面フィルム2と横マチフィルム3とを仮接着している。更に、2個取り用の横マチフィルム3を配置した場合に、仮接着した横マチフィルム3を二分するカッター43を備えている。
表面仮止め機構50は、横マチフィルム3上に表面フィルム1を仮接着する機構である(図9参照)。図示例では、2個取り用の裏面フィルム2上に仮接着された横マチフィルム3に、上方から表面フィルム1を配し、更に表面フィルム1の上面側からシール用熱板52を押し当てて横マチフィルム3の底部側と表面フィルム1とを仮接着している。表面フィルム1が2個取り用の場合は、カッター51で横マチフィルム3を二分する。
底部表出機構60は、横マチフィルム3の底面部3Bを夫々折り返す機構である(図10参照)。図示例では、2個取り用の横マチフィルム3に仮接着した表面フィルム1の切断端部1Aに接触する拡開ローラー62を配置し、この拡開ローラー62にて表面フィルム1の切断端部1Aを開く。そうすると、この表面フィルム1に仮止めされた横マチフィルム3の切断口3Aも切断端部1Aと共に開口するものである。更にマチ成形材3の切断口3A側面に当接する折返し用板体63を配置する。この折返し用板体63は、横マチフィルム3の切断口3Aを横マチフィルム3の上に折り返してガゼット袋10の底部に位置する底面部3Bを形成する部材である。図示例の折返し用板体63は、拡開ローラー62にて広がった切断口3Aを上下から挟み込む一対の板状を成した構成である。
更に、この底部表出機構60の折返し用板体63は、送り機構20の勾配部90に配置されている(図9参照)。このような傾斜した位置に底部表出機構60の一部を配置すると、シリンダー1の切断端部1Aや横マチフィルム3の切断口3Aの拡開が容易になり、拡開工程が確認し易くなる利点もある。
底部シール機構70は、拡開された1個又は2個の横マチフィルム3の底面部3Bに1枚の底フィルム4を接着する機構である(図9参照)。図示例では、2個取り用の横マチフィルム3に仮止用熱板72で接着している。このとき、横マチフィルム3の切断口3Aが直線状になった部分に底フィルム4を接着するものである(図10参照)。更に、底部シール機構70には、閉じ具71が備えられている。この閉じ具71は、接着された底フィルム4ごと折り返した底面部3Bを閉じるように構成されたものである。図示例では、略ハの字状を成す開口部を有する板状の閉じ具71を備えている。そして、表面フィルム1の折り返された切断端部1Aをこの略ハの字状を成した開口部に接触させることで、表面フィルム1と共に折り返された横マチフィルム3の切断口3Aを底フィルム4ごと閉じるように構成している。
更に、この底部シール機構70の閉じ具71も、前記底部表出機構60と同様に、送り機構20の勾配部90に配置されている(図9参照)。このような傾斜した位置に閉じ具71を配置すると、折り返された切断端部1Aや切断口3Aを容易に元に戻すことができ底部をシールする工程が確認し易くなる利点もある。
接合機構80は、表面フィルム1と裏面フィルム2を接合した後、切断することで、ガゼット袋10を1個取り又は2個取りする機構である(図9参照)。この接合機構80には、縦シール用熱板81と横シール用熱板82とが備えられている。そして、これらの縦シール用熱板81及び横シール用熱板82により、横マチフィルム3及び底フィルム4を表面フィルム1と裏面フィルム2とに接合する。更に、この接合と同時に又は接合後に、表面フィルム1及び裏面フィルム2を1個又は2個のガゼット袋10の輪郭に沿って切断する(図12、図15、図18参照)。
図11に示す接合機構80は、ガゼット袋10の開口部15の位置にヘッダー16及びフラップ17を形成する機構である。すなわち、裏面フィルム2の幅員両端から延長された延長部材2Aを折り返して開口部15の位置にヘッダー16及びフラップ17を形成するため、ヘッダー16の折り返し部分を溶着する補強用熱板83を配している。更に、この溶着されたヘッダー16に係止用孔16Aを開穿する加熱ピン84を配したものである。この接合機構80により、ヘッダー16及びフラップ17付きのガゼット袋10が形成される(図13参照)。
図14に示す接合機構80は、ガゼット袋10の開口部15の位置に手提げ孔18Aを形成する機構である。すなわち、補強用熱板83にて表面フィルム1と裏面フィルム2との間に配置した一対の補強フィルム7を溶着して、ガゼット袋10の開口部の位置を補強する。更に、この補強フィルム7にて補強された部分に、開口用熱板87にて手提げ孔18Aを開穿し、手提げ孔18Aを備えたガゼット袋10を形成する(図16参照)。
図17に示す接合機構80は、チャック用帯体8により、ガゼット袋10に密封チャック19を形成する機構である。図示例では、2個取り用の横マチフィルム3の開口側端部に接着テープ9を配し補強用熱板83にて表面フィルム1及び裏面フィルム2に接着する。次に、表面フィルム1と裏面フィルム2との間にチャック用帯体8を配置し、チャック用熱板86にて溶着する。そして、縦シール用熱板81及び横シール用熱板82にてガゼット袋10の形状に沿って切断すると密封チャック19付きのガゼット袋10が形成される(図19参照)。
図20に示す接合機構80は、1個取り用のガゼット袋10の開口部に密封チャック19を形成する機構である。この場合、1個取り用の横マチフィルム3の開口側端部に接着テープ9を配し補強用熱板83にて表面フィルム1及び裏面フィルム2に接着する。次に、表面フィルム1と裏面フィルム2との間にチャック用帯体8を配置し、チャック用熱板86にて溶着する。そして、縦シール用熱板81及び横シール用熱板82にてガゼット袋10の形状に沿って切断すると密封チャック19付きのガゼット袋10が形成される(図19参照)。この場合、裏面フィルム2の幅は、2個取り用の裏面フィルム2の幅の半分の幅になっている。
また、接合機構80により、ガゼット袋10に密封チャック19を形成する場合、ヘッダー16付きのガゼット袋10を形成することも可能である(図21、図22参照)。このとき、図21に示すガゼット袋10は、密封チャック19が表胴部11と裏面部12とに夫々設けられており、横マチ部13を介して密封チャック19の両端部が開くように構成している。一方、図22に示すガゼット袋10は、密封チャック19の一端部を接着し、密封チャック19の片側のみが開くように構成したものである。
尚、本発明装置の構成は図示に限定されるものではない。更に、本発明の要旨を変更しない範囲で自由な設計変更が可能である。
1 表面フィルム
1A 切断端部
2 裏面フィルム
2A 延長部材
3 横マチフィルム
3A 切断口
3B 底面部
4 底フィルム
5 手提げ片
6 接合フィルム
7 補強フィルム
8 チャック用帯体
9 接着テープ
10 ガゼット袋
11 表胴部
12 裏面部
13 横マチ部
14 角底部
15 開口部
16 ヘッダー
17 フラップ
18 手提げ
18A 手提げ孔
19 密封チャック
20 送り機構
21 搬送ローラー
30 横マチ配置機構
31 上部ベルト
31A 基準ギヤ
31B 移動ギヤ
32 下部ベルト
32A 基準ギヤ
32B 移動ギヤ
33 スライド吸引機
33A 吸引口
33B 基板
33C スライドレール
34 カッター
35 送りローラー
36 スポットシール具
40 横マチ仮止め機構
41 シール用熱板
42 押圧スタンプ
43 カッター
50 表面仮止め機構
51 カッター
52 シール用熱板
60 底部表出機構
61 カッター
62 拡開ローラー
63 折返し用板体
70 底部シール機構
71 閉じ具
72 仮止用熱板
80 接合機構
81 縦シール用熱板
82 横シール用熱板
83 補強用熱板
84 加熱ピン
85 手提げ装着装置
86 チャック用熱板
87 開口用熱板
90 勾配部
100 横マチ形成手段
110 切断工程
120 保持工程
130 搬送工程
140 仮止め工程
200 底部形成手段
210 底部仮止め工程
220 接着工程
300 接合手段
第6の手段は、搬送ベルトで搬送する帯状の裏面フィルム2の上方から上面に長手方向に直交するように横マチフィルム3を仮止めした後、裏面フィルム2の上面に表面フィルム1を重ね、帯状の底フィルム4を横マチフィルム3の底部側端部に配置し、横マチフィルム3及び底フィルム4を表面フィルム1と裏面フィルム2との間に接合するように構成した合成樹脂製ガゼット袋の製造装置において、
表面フィルム1及び裏面フィルム2を長手方向に沿って搬送ローラー21で移動する送り機構20と、
任意の長さに切断された横マチフィルム3の長さに合わせて夫々伸縮自在に構成された上部ベルト31と下部ベルト32とを設け、これら上部ベルト31と下部ベルト32との間に横マチフィルム3の左右端部を除いた面を圧着保持するように構成し、ガゼット袋10の1個分又は2個分の長さに切断された横マチフィルム3を裏面フィルム2の上に搬送する横マチ配置機構30と、
横マチフィルム3の開口部側を裏面フィルム2の長手側縁側に配した状態で裏面フィルム2上に横マチフィルム3を仮止めする横マチ仮止め機構40と、
1個又は2個の横マチフィルム3上に表面フィルム1を仮接着する表面仮止め機構50と、
表面フィルム1を仮接着した横マチフィルム3の切断端部を幅員方向へ開くことで横マチフィルム3の切断口3Aを開きガゼット袋10の底部に位置する横マチフィルム3の底面部3Bを夫々折り返す底部表出機構60と、
1個又は2個の横マチフィルム3の底面部3Bに1枚の底フィルム4を接着すると共に、接着された底フィルム4ごと折り返した底面部3Bを閉じるように構成した閉じ具71を備えた底部シール機構70と、
横マチフィルム3及び底フィルム4を表面フィルム1と裏面フィルム2とに接合し、表面フィルム1及び裏面フィルム2を1個又は2個のガゼット袋10の輪郭に沿って切断する接合機構80とを備えたことにある。
第7の手段の前記横マチ配置機構30において、保持された横マチフィルム3の長手両端部を吸引して裏面フィルム2の上に搬送する一対のスライド吸引機33を備え、一方のスライド吸引機33を前記横マチフィルム3の長手一端部側に固定すると共に、他方のスライド吸引機33を前記横マチフィルム3の長手他端部側に合わせて移動自在に設けて前記横マチフィルム3の長さに合わせるように構成したものである。
しかも、横マチフィルム3の長さに合わせて夫々伸縮自在に構成された上部ベルト31と下部ベルト32とを設けているので、ガゼット袋10の1個分又は2個分の長さに切断された横マチフィルム3の長さに合わせることが可能になっている。しかも、これら上部ベルト31と下部ベルト32との長さ調整は、横マチフィルム3の僅かな長さに合わせて微調整することも可能であるから、個々のサイズ変更にも適合し、極めて多彩なガゼット袋10を製造することができる。
請求項の横マチ配置機構30によると、一方のスライド吸引機33を横マチフィルム3の長手一端部側に固定すると共に、他方のスライド吸引機33を横マチフィルム3の長手他端部側に合わせて移動自在に構成したことで、前記伸縮自在な上部ベルト31と下部ベルト32とで保持された横マチフィルム3の長さに合わせて両端部を吸引して裏面フィルム2の上に搬送することができる。

Claims (8)

  1. 搬送ローラーで搬送する帯状の裏面フィルムの上方から上面に長手方向に直交するように横マチフィルムを仮止めした後、裏面フィルムの上面に表面フィルムを重ねる横マチ形成手段と、帯状の底フィルムを横マチフィルムの底部側端部に配置する底部形成手段と、横マチフィルム及び底フィルムを表面フィルムと裏面フィルムとの間に接合する接合手段とを有する合成樹脂製ガゼット袋の製造方法において、
    前記横マチ形成手段は、横マチフィルムの長さをガゼット袋の1個分又は2個分の長さに切断する切断工程と、切断された横マチフィルムの長手両端部以外の部分を長さ調整自在に保持する保持工程と、該保持工程で保持された横マチフィルムの長手両端部を吸引して裏面フィルムの上に搬送する搬送工程と、横マチフィルムの開口部側を搬送ローラーの長手側縁側に配した状態で、横マチフィルムを裏面フィルム上に仮止めする仮止め工程とを備え、
    前記底部形成手段は、1個又は2個の横マチフィルムの底部側に表面フィルムを仮止めする底部仮止め工程と、該仮止めした表面フィルムを開くことで1個又は2個の横マチフィルムの底部側端部を開いて折り返し、該折り返し部分に底フィルムを接着する接着工程とを備えたことを特徴とする合成樹脂製ガゼット袋の製造方法。
  2. 前記横マチ形成手段において、前記保持工程は、前記横マチフィルムの長さに合わせて夫々伸縮自在に構成された上部ベルトと下部ベルトとの間に横マチフィルムの左右端部を除いた面を保持するようにした請求項1記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造方法。
  3. 前記接合手段において、前記裏面フィルムの長手側縁の一方又は両方から延長された延長部材を折り返して前記1個又は2個の横マチフィルムの開口部の位置にヘッダー及びフラップを形成する工程を有し、前記1個又は2個のガゼット袋の開口部にヘッダー及びフラップを設ける請求項1記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造方法。
  4. 前記接合手段において、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に配した一対の補強フィルムを前記1個又は2個の横マチフィルムの開口部の位置に接合し、該補強フィルムを貫通する手提げ孔を開穿する工程を有し、前記1個又は2個のガゼット袋の開口部に手提げを設ける請求項1記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造方法。
  5. 前記接合手段において、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に配したチャック用帯体を前記1個又は2個の横マチフィルムの開口部の位置に接合する工程を有し、前記1個又は2個のガゼット袋の開口部に密封チャックを設ける請求項1記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造方法。
  6. 搬送ベルトで搬送する帯状の裏面フィルムの上方から上面に長手方向に直交するように横マチフィルムを仮止めした後、裏面フィルムの上面に表面フィルム1を重ね、帯状の底フィルム4を横マチフィルムの底部側端部に配置し、横マチフィルム及び底フィルムを表面フィルムと裏面フィルムとの間に接合するように構成した合成樹脂製ガゼット袋の製造装置において、
    表面フィルム及び裏面フィルムを長手方向に沿って搬送ローラーで移動する送り機構と、
    ガゼット袋の1個分又は2個分の長さに切断された横マチフィルムを裏面フィルムの上に搬送する横マチ配置機構と、
    横マチフィルムの開口部側を裏面フィルムの長手側縁側に配した状態で裏面フィルム上に横マチフィルムを仮止めする横マチ仮止め機構と、
    1個又は2個の横マチフィルム上に表面フィルム1を仮接着する表面仮止め機構と、表面フィルムを仮接着した横マチフィルムの切断端部を幅員方向へ開くことで横マチフィルムの切断口を開きガゼット袋の底部に位置する横マチフィルムの底面部を夫々折り返す底部表出機構と、
    1個又は2個の横マチフィルムの底面部に1枚の底フィルムを接着すると共に、接着された底フィルムごと折り返した底面部を閉じるように構成した閉じ具を備えた底部シール機構と、
    横マチフィルム及び底フィルムを表面フィルムと裏面フィルムとに接合し、表面フィルム及び裏面フィルムを1個又は2個のガゼット袋の輪郭に沿って切断する接合機構とを備えたことを特徴とする合成樹脂製ガゼット袋の製造装置。
  7. 前記横マチ配置機構において、任意の長さに切断された横マチフィルムの長さに合わせて夫々伸縮自在に構成された上部ベルトと下部ベルトとを設け、これら上部ベルトと下部ベルトとの間に横マチフィルムの左右端部を除いた面を圧着保持するように構成した請求項7記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造装置。
  8. 前記横マチ配置機構において、保持された横マチフィルムの長手両端部を吸引して裏面フィルムの上に搬送する一対のスライド吸引機を備え、一方のスライド吸引機を前記横マチフィルムの長手一端部側に固定すると共に、他方のスライド吸引機を前記横マチフィルムの長手他端部側に合わせて移動自在に設けて前記横マチフィルムの長さに合わせるように構成した請求項7記載の合成樹脂製ガゼット袋の製造装置。
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