JP2017063634A - 作業機 - Google Patents

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Yoshiaki Sonoda
義昭 園田
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Abstract

【課題】表面播種作業(又は、苗植付け作業)と中間作業との両方に使用できるようにする。【解決手段】走行機体と、走行機体の後方に連結される作業機体40と、作業機体40に備えられて、田面に薬剤を供給する薬剤供給部Bと、走行機体に対して作業機体40を昇降自在な昇降機構Lと、走行機体に対して作業機体40を前後軸芯X周りに相対的に揺動自在に連結する連結機構と、を備え、昇降機構Lによる作業機体40の昇降範囲の中間位置において、走行機体と作業機体40との前後軸芯X周りの揺動を阻止するロック機構Tとを備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、走行機体と、前記走行機体の後方に連結される作業機体と、前記作業機体に備えられて、田面に薬剤を供給する薬剤供給部と、前記走行機体に対して前記作業機体を昇降自在な昇降機構と、を備えている作業機に関する。
従来、この種の作業機として、作業機体に備えられている薬剤供給部が、田面に対して例えば、除草剤等の薬剤を供給する薬剤供給装置で構成したものがあり、稲が生育中の圃場において実施される作業(便宜上、以後「中間作業」という)で、薬剤を供給するのに使用できるものがあった。
また、別の作業機として、作業機体に、前記薬剤供給部に加えて、田面に農用資材(例えば、種子又は苗等)を供給する供給部〔例えば、播種装置(又は、苗植付け装置等)〕を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この種の作業装置は、田面への表面播種作業(又は、苗植付け作業)と、薬剤供給作業とを並行して実施できるように形成されている。
そして、表面播種作業と薬剤供給作業との実施においては、前記昇降機構によって作業機体を下降させ、作業機体が田面に位置した状態で走行を行う。そうすることによって、作業機体に備えられている播種装置や薬剤供給装置も圃場により近接させることができ、播種や薬剤供給をより好適な状態で実施できるようになる。
また、前記表面播種作業(又は、苗植付け作業)を実施できる作業機においては、走行機体に対して作業機体を前後軸芯周りに相対的に揺動自在に連結する連結機構が備えられており、大きい凹凸のある田面の走行でも、走行機体と作業機体とが前後軸心周りに相対的に揺動して、互いの姿勢変化に対応できるように形成されている。
特開2013−201919号公報(図1〜4)
上述した前者の作業機によれば、走行機体に対して作業機体を前後軸心周りに相対的に揺動させる機構を備えてないから、仮に、作業機体に、薬剤供給部に加えて、田面に前記農用資材を供給する供給部〔例えば、播種装置(又は、苗植付け装置等)〕を備えたとしても、田面への表面播種作業(又は、苗植付け作業)において、大きい凹凸のある田面を走行すれば、走行機体と作業機体との連結部に、前後軸心周りの捻り力が集中的に作用し、破損や変形の虞があり、実質的には、表面播種作業(又は、苗植付け作業)用の作業機としては使用できない。
また、上述した後者の作業機によれば、搭載している薬剤供給部の有効利用として、作業機そのものを前記中間作業に使用することを想定した場合、次のような不都合が生じる虞がある。
中間作業においては、圃場の稲を傷めない為に、稲より高い位置(昇降範囲の中間位置)まで作業機体を上昇させた状態で走行させる必要があるが、前記連結機構を備えているが故に、圃場から上昇させた作業機体が、前後揺動軸芯周りに揺動し、作業機全体とした走行安定性が低下する虞がある。従って、中間作業用の作業機としては使用できない。
従って、上述した従来の各作業機によれば、表面播種作業(又は、苗植付け作業)と前記中間作業との両方に使用することができない問題点がある。
本発明の目的は、上記問題点を解消し、表面播種作業(又は、苗植付け作業)と前記中間作業との両方に使用することができる作業機を提供するところにある。
本発明の特徴は、走行機体と、
前記走行機体の後方に連結される作業機体と、
前記作業機体に備えられて、田面に薬剤を供給する薬剤供給部と、
前記走行機体に対して前記作業機体を昇降自在な昇降機構と、
前記走行機体に対して前記作業機体を前後軸芯周りに相対的に揺動自在に連結する連結機構と、
前記昇降機構による前記作業機体の昇降範囲の中間位置において、前記走行機体と前記作業機体との前記前後軸芯周りの揺動を阻止するロック機構と、を備えているところにある。
本発明によれば、昇降機構で、走行機体に対して作業機体を昇降範囲の中間位置まで上昇させ、走行機体を走行させながら薬剤供給部から薬剤を田面に供給することで、前記中間作業としての薬剤供給作業を実施することができる。また、その際、ロック機構によって、走行機体と作業機体との前後軸芯周りの揺動を阻止できるから、走行機体に対して作業機体が揺動して不安定な状態になることを防止でき、安定した走行状態を維持することができる。
また、例えば、作業機体に、薬剤供給部に加えて、田面に農用資材を供給する供給部を備えさせたり、又は、前記薬剤供給部と前記供給部とを備えた作業機体を用意して、走行機体に連結したりすることが可能となる。
そして、昇降機構によって作業機体を下降させると共に、前記ロック機構を解除することで、作業機が、表面播種作業(又は、苗植付け作業)にも使用できるようになる。
このように、作業機が、表面播種作業(又は、苗植付け作業)と前記中間作業との両方に使用することができるようになる。
本発明においては、走行機体と、
前記走行機体の後方に連結される作業機体と、
前記作業機体に備えられて、田面に薬剤を供給する薬剤供給部と、
前記作業機体に備えられて、田面に農用資材を供給する供給部と、
前記走行機体に対して前記作業機体を昇降自在な昇降機構と、
前記走行機体に対して前記作業機体を前後軸芯周りに相対的に揺動自在に連結する連結機構と、
前記昇降機構による前記作業機体の昇降範囲の中間位置において、前記走行機体と前記作業機体との前記前後軸芯周りの揺動を阻止するロック機構と、を備えていると好適である。
本構成によれば、昇降機構によって作業機体を下降させると共に、前記ロック機構を解除することで、表面播種作業(又は、苗植付け作業)と、薬剤供給作業とを並行して実施できるようになる。
即ち、連結機構によって走行機体と作業機体とは前後軸心周りに相対的に揺動(ローリング)が許容された状態に連結されているから、大きな凹凸のある田面を走行しても、互いの姿勢変化に対応でき、安定した状態での走行が可能となる。
また、昇降機構によって作業機体を昇降範囲の中間位置まで上昇させると共に、前記ロック機構をロック状態に切り換えることで、前記中間作業を実施できるようになる。
即ち、作業機体を稲より高い上下中間位置まで上昇させても、ロック機構によって走行機体と作業機体とのローリング防止が図られているから安定走行が可能で、その状態のまま薬剤供給部による薬剤供給作業を行うことが可能となる。
このように、作業機が、表面播種作業(又は、苗植付け作業)と前記中間作業との両方に使用することができるようになる。
本発明においては、前記薬剤供給部は、前記作業機体の幅方向に間隔をあけて複数備えていると好適である。
本構成によれば、複数の薬剤供給部を作業機体の幅方向に間隔をあけて備えてあることで、横に広い範囲にわたって薬剤散布を行うことが可能となる。
また、作動させる薬剤供給部を選択的に切り換えることができるから、例えば、全ての薬剤供給部を作動させれば、横に広い範囲にわたって薬剤散布を行えるし、一部の薬剤供給部を作動させれば、限定範囲に絞った薬剤散布が可能となる。
また、薬剤供給部ごとに、散布する薬剤の種類を選択することも可能となり、散布範囲や薬剤の種類等を計画的に設定することで、より効果的な薬剤散布を実現できる。
本発明においては、前記走行機体と前記作業機体との前記前後軸芯周りの揺動姿勢を、中立状態に付勢する揺動付勢機構を備え、
前記揺動付勢機構は、前記走行機体と前記作業機体とにわたるスプリングを備え、
前記ロック機構は、前記スプリングと取替自在な棒状部材を備えていると好適である。
本構成によれば、揺動付勢機構を備えてあるから、走行機体と作業機体との前後軸心周りのローリングは許容しながら、できる限り揺動姿勢の中立付勢を図ることができ、より安定した連結姿勢状態を維持し易くなる。
また、ロック機構によって走行機体と作業機体との前後軸心周りのローリング阻止を図るうえで、特別な機構を新たに設けることなく、揺動付勢機構のスプリングの支持構造を有効に利用して、棒状部材に取り換えるだけで、容易にローリング阻止を図れるようになる。従って、作業機としてのコストアップを防止できる。
本発明においては、前記棒状部材は、ターンバックルであると好適である。
本構成によれば、棒状部材としての長さ調整をターンバックルで実現することができ、その結果、走行機体と作業機体とのローリング阻止を図っている状態での相対姿勢の微調整を行うことができる。
水田作業機の全体側面図である。 水田作業装置の後面図である。 水田作業装置の平面図である。 水田作業装置の拡大側面図である。 中間作業時の水田作業装置の後面図である。 中間作業時の水田作業装置の平面図である。 中間作業時の水田作業装置の拡大側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1に示すように、左右一対の前車輪1と左右一対の後車輪2とを有する走行機体3の中央に運転座席4を備え、この走行機体3の後端にリンク機構(昇降機構に相当)Lを介して昇降自在に水田作業装置(作業機体に相当)40を備えて水田作業機(作業機の一例)が構成されている。運転座席4の近傍には左右の前車輪1を操向操作するステアリングホイールと、水田作業装置40の昇降制御や作業クラッチの等を制御する操作レバー等が備えられている。
この水田作業機は、走行機体3の前部位置のエンジン5からの駆動力をミッションケース6と、前車輪1を駆動する前輪駆動ケース7とに伝え、この前輪駆動ケース7から走行伝動軸8を介して後車輪2を駆動する後輪駆動ケース9に伝える走行伝動系を備えている。また、走行速度と同期した駆動力をミッションケース6から中間伝動軸11と、外部出力軸12とに伝え、更に、この外部出力軸12からの水田作業装置40に伝える作業伝動系を備えている。外部出力軸12は作業クラッチ(図示せず)が入り操作されることにより走行機体3の走行速度と同期した駆動力が伝えられる。
図1及び図4に示すように、リンク機構Lは、走行機体3の後端に対して、その前端が揺動自在に支持される上部リンク15と左右の下部リンク16と、これらの後端に連結する縦リンク17とを備え、油圧シリンダ13の作動により後端部が昇降作動する。
縦リンク17に対して着脱自在に支持される連結フレーム18の下端位置に前後向き姿勢のローリング軸芯(前後軸芯に相当)Xを中心として揺動自在に水田作業装置40が支持されている。
連結フレーム18によって、走行機体3に対して水田作業装置40をローリング軸芯X周りに相対的に揺動自在に連結する連結機構が構成されている。
図1〜図7に示すように水田作業装置40は、圃場面に対して6条の表面播種を行う播種装置(供給部の一例)Aを備えると共に、田面に除草剤等の散布を行う薬剤散布装置(薬剤供給部に相当)Bを備え、走行機体3から供給される粉粒状の肥料の施肥を行う施肥装置Cの一部を備えている。
水田作業装置40には、左右に亘る主フレーム23が設けられ、その主フレーム23の両端部には縦向き姿勢の支柱状フレーム27が上方に突設され、この左右の支柱状フレーム27には中間位置同士を連結する横長姿勢のステー27Aが備えられている。
また、左右の支柱状フレーム27の上端フランジ部27Bと、縦リンク17の上端フランジ部17Aとに亘り復元用スプリング(揺動付勢機構に相当)Rが備えられている。これにより、水田作業装置40がローリング軸芯Xを中心として揺動した場合には前記スプリングRが水田作業装置40を水平方向に復帰させるように付勢力を作用させる(図2〜4参照)。
尚、上端フランジ部27B、及び、上端フランジ部17Aには、スプリングRの端部に形成したフック部Raを係合させる係合穴27k、17kがそれぞれ設けてあり、これらの係合穴27k、17kに対してスプリングRを簡単に着脱することができる。
また、スプリングRに替えて棒状部材(ロック機構の一例)Tを両係合穴27k、17kにわたって取り付けると、スプリングRのような伸縮が無くなることで、走行機体3と水田作業機40とのローリング軸芯Xまわりの相対揺動をロックすることができる(図5〜7参照)。
当該実施形態においては、棒状部材Tは、ターンバックルで構成されている。
この水田作業装置40は、4つの整地フロート20と、6つの作溝器77と、2つの溝切器Fとを備えている。4つの整地フロート20のうち中央の2つには左右に張り出す一対の整地部20Cが形成され、この整地部20Cに作溝器77が備えられている。左右両端位置の整地フロート20は機体内側に張り出す1つの整地部20Cが形成され、この整地部20Cに作溝器77が備えられている。
4つの整地フロート20は、後端部が横向き姿勢の連結軸20Aを中心として揺動自在に支持フレーム25に支持されている。この4つの整地フロート20のうち中央に配置された2つがパイプフレーム20Fが連結され、これらの揺動姿勢(前端部の上下変位量)をロッド20Bを介して検出するポテンショメータ型のフロートセンサ20Sを備えている。
走行機体3には、フロートセンサ20Sの検出値を目標値に維持するように油圧シリンダ13を制御する昇降制御装置(図示せず)を備えており、この昇降制御装置による昇降制御により播種装置Aを圃場面に追従させる制御を実行する。また、走行機体3の左右方向へ傾斜量した場合には、前述したローリング軸芯Xを中心として水田作業装置40がローリングすることにより、水田作業装置40の整地フロート20を圃場面に接触させる姿勢に維持される。
2つ溝切器Fは、左右の後車輪2の轍上(前車輪1と後車輪2との通過軌跡の上)を通過する位置に配置され、走行時に圃場面に溝を形成する。尚、突出フレーム24の前端位置には縦向き姿勢の泥土阻止板30が連結され、この泥土阻止板30は、後車輪2から脱落した泥土が溝切器Fや整地フロート20の上面に落下する不都合を阻止する。
〔薬剤散布装置〕
図1〜4に示すように、薬剤散布装置Bは、水田作業装置40の幅方向に間隔をあけて三箇所に設けられており、上部位置に除草剤等の薬剤を貯留する透明樹脂製の薬剤ホッパー61を備え、この下部位置に本体ケース62を備えている。
本体ケース62は下方に開放する構造を有し、その内部には薬剤ホッパー61に貯留された粉状又は粒状の薬剤を繰り出すように電動モータや電磁ソレノイドで駆動される繰出機構63と、この繰出機構63から繰り出された薬剤を飛散させるように電動モータで駆動される拡散羽根64とを備えている。
この薬剤散布装置Bは、播種装置Aの繰出部フレーム26に基端部が連結するアーム状フレーム66に対して本体ケース62が支持されることにより、薬剤散布装置全体が播種装置Aより高い位置に配置されている。また、アーム状フレーム66の上端部と、支柱状フレーム27の上端フランジ部27Bにわたって、補強棒部材50が取り付けてある。この補強棒部材50を設けることで、水田作業装置40の後面視及び側面視においては、アーム状フレーム66と支柱状フレーム27と補強棒部材50とで門型形状の補強構造が形成され(図2、図4参照)、水田作業装置40の平面視においては、主フレーム23と両端の補強棒部材50とで門型形状の補強構造が形成され(図3参照)ている。
また、播種幅(6条の幅)に対応した領域に薬剤の散布を行えるように本体ケース62によって薬剤の散布方向を決めるガイド方向が設定される。
〔施肥装置〕
施肥装置Cは、走行機体3の後部に備えられた肥料ホッパー71と、この肥料ホッパー71に貯留された肥料を繰り出す繰出ロール(図示せず)を内蔵する6つの繰出ユニット73と、繰出ユニット73から繰り出された肥料を前述した6つの作溝器77に送り出す6本の施肥ホース74と、これらの施肥ホース74に対してブロア75からの空気を供給する送風パイプ76とを備えると共に、前述した6つの作溝器77を備えて構成されている。
作溝器77は、その下端部が平面視で後方に開放するU字状の断面を有しており、その下端を整地フロート20の下面より下方に突出する位置に配置している。これにより、圃場面下への肥料の供給を実現する。
尚、施肥ホース74は、走行機体側の部位に樹脂製の蛇腹状で柔軟に変形し得るものが使用され、水田作業装置40側の部位に樹脂製のパイプ状で硬質のものが使用されている。このパイプ状で硬質の部分のうち上端部分にホルダ74Aが形成され、このホルダ74Aをステー27Aにボルト固定している。施肥装置Cの繰出ユニット73には、走行機体3の走行駆動系からの駆動力が押し引き型の操作ロッド78で伝えられる。
このような構成から、繰出ユニット73から繰り出された肥料は送風パイプ76に送られる空気の流れにより施肥ホース74に供給され、この施肥ホース74から作溝器77に送られ、圃場面下に施肥を行える。
〔播種装置〕
播種装置Aは、播種される種子として鉄コーティング処理された種籾を用い、4つの整地フロート20の整地部20Cで整地された圃場面に対して6条の点播を行う。特に、この播種装置Aでは、鉄コーティング処理が行われた種籾を用いることにより、鳥害を抑制しながら圃場面への表面播種を実現している。
この播種装置Aは、図1〜4に示すように、3条分の種籾を貯留する貯留部としての2つの種子ホッパー32と、夫々の種子ホッパー32からの種籾を繰り出す繰出機構としての繰出ロール33を内蔵した6つの繰出部34と、夫々の繰出部34から繰り出された種籾に対する風の影響を抑制する案内筒35とを備えている。また、この播種装置Aには繰出ロール33を回転駆動する駆動機構Dと、繰出ロール33による種籾の繰出量を調節する繰出量調節機構Eとを備えている。
6つの繰出部34のロール軸36は横向き姿勢のロール軸芯Yと同軸芯上に配置され、夫々は整地フロート20の整地部20Cの後方の上部位置に配置され、繰出ロール33から繰り出された種籾を直接的に圃場面に落下供給できる位置に配置されている。
〔運転形態〕
当該水田作業機においては、水田作業装置40を田面に沿わせた状態(図1における実線で記載した状態を参照)で、播種装置Aによる種籾の播種作業と、薬剤散布装置Bによる薬剤散布作業と、施肥装置Cによる施肥作業とを並行して行う表面播種作業工程と、水田作業装置40を昇降範囲の中間位置まで上昇させた状態(図1における二点鎖線で記載した状態を参照)で、薬剤散布装置Bによる薬剤散布作業を行う中間作業工程とを、使い分けて実施することができる。
表面播種作業工程においては、リンク機構Lを下降させた状態で、走行機体3と水田作業装置40とのローリング軸芯X周りのローリングを許容した状態で走行する。ローリングの中立付勢を行うために、走行機体3の前記上端フランジ部17Aと水田作業装置40の上端フランジ部27BとにわたってスプリングRを装着しておく。そして、播種作業と薬剤散布作業と施肥作業とを並行して実施する(図1〜4参照)。
中間作業工程においては、リンク機構Lを昇降範囲の中間部にセットした状態で、走行機体3と水田作業装置40とのローリング軸芯X周りのローリングをロックした状態で走行する。具体的には、スプリングRに替えて、棒状部材(ターンバックル)Tを取り付ける。そして、薬剤散布作業を実施する(図1、図5〜7参照)。
このように、本実施形態の水田作業機によれば、スプリングRと棒状部材(ターンバックル)Tとを交換するだけの簡単な構成変更を実施するだけで、表面播種作業と前記中間作業との両方の作業を切り換えて実施できるようになり、しかも、何れの作業においても、安定した作業状態を保つことが可能となり、極めて経済性が向上する。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 作業機は、先の実施形態で説明した水田作業機に限るものではなく、例えば、供給部Aを播種装置に替えて、苗植付け装置で構成した水田作業装置40であってもよい。
また、供給部Aそのものを備えない作業機であってもよい。即ち、作業機体40から播種装置(又は苗植付け装置)Aを取り外して、薬剤散布装置Bのみを残したものや、播種装置(又は苗植付け装置)Aと薬剤散布装置Bとを備えた作業機体40をリンク機構Lから取り外し、薬剤散布装置を備えた作業機体40をリンク機構Lに取り付けて作業機を構成するものであってもよい。
それらを含めて、作業機と総称する。
〈2〉 薬剤供給部Bは、先の実施形態で説明した水田作業装置40の幅方向に間隔をあけた三箇所に設けられるものに限るものではなく、例えば、一箇所、二箇所、四以上の複数個所に設けてあってもよい。
〈3〉 ロック機構Tは、先の実施形態で説明したターンバックルで構成された棒状部材に限るものではなく、例えば、長さ調整機構を備えない棒状部材で構成したり、ロープ等の索条部材で構成してあってもよい。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
当該作業機は、水田作業機以外の作業機にも利用することができる。
3 走行機体
18 連結フレーム(連結機構に相当)
40 水田作業装置(作業機体に相当)
A 播種装置(供給部の一例)
B 薬剤散布装置(薬剤供給部に相当)
L リンク機構(昇降機構に相当)
R 復元用スプリング(揺動付勢機構に相当)
T 棒状部材(ロック機構の一例)
X ローリング軸芯(前後軸心に相当)

Claims (5)

  1. 走行機体と、
    前記走行機体の後方に連結される作業機体と、
    前記作業機体に備えられて、田面に薬剤を供給する薬剤供給部と、
    前記走行機体に対して前記作業機体を昇降自在な昇降機構と、
    前記走行機体に対して前記作業機体を前後軸芯周りに相対的に揺動自在に連結する連結機構と、
    前記昇降機構による前記作業機体の昇降範囲の中間位置において、前記走行機体と前記作業機体との前記前後軸芯周りの揺動を阻止するロック機構と、を備えている作業機。
  2. 走行機体と、
    前記走行機体の後方に連結される作業機体と、
    前記作業機体に備えられて、田面に薬剤を供給する薬剤供給部と、
    前記作業機体に備えられて、田面に農用資材を供給する供給部と、
    前記走行機体に対して前記作業機体を昇降自在な昇降機構と、
    前記走行機体に対して前記作業機体を前後軸芯周りに相対的に揺動自在に連結する連結機構と、
    前記昇降機構による前記作業機体の昇降範囲の中間位置において、前記走行機体と前記作業機体との前記前後軸芯周りの揺動を阻止するロック機構と、を備えている作業機。
  3. 前記薬剤供給部は、前記作業機体の幅方向に間隔をあけて複数備えている請求項1又は2に記載の作業機。
  4. 前記走行機体と前記作業機体との前記前後軸芯周りの揺動姿勢を、中立状態に付勢する揺動付勢機構を備え、
    前記揺動付勢機構は、前記走行機体と前記作業機体とにわたるスプリングを備え、
    前記ロック機構は、前記スプリングと取替自在な棒状部材を備えている請求項1〜3の何れか一項に記載の作業機。
  5. 前記棒状部材は、ターンバックルである請求項4に記載の作業機。
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