JP2017061883A - エンジン停止制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンが低回転の場合においてもフリクション効果を精度よく評価でき、制御の精度を向上させること。
【解決手段】エンジンと、エンジンを制御する制御部と、制御部によって制御される電動機と、運転者のオン/オフの操作に連動してエンジンを始動/停止させる信号を出力するイグニッションスイッチと、を備えた車両に設けられ、制御部からのエンジンの停止要求に応じてエンジンの回転を停止させる際に、フリクションに基づいてエンジンの回転停止位置を目標停止位置に制御するように回転挙動を電動機のトルクで制御するエンジン停止制御装置において、制御部は、エンジンの停止要求がイグニッションスイッチのオフに基づいた停止要求である場合、エンジンの回転停止位置を上死点に設定して電動機によってエンジンの回転を制御して生じた実際の停止位置からエンジンのフリクションを学習する学習制御部を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジン停止制御装置に関する。
近年、エンジン自動停止・始動システム(アイドルストップシステム)を搭載した車両において、再始動性を向上させるために、エンジン停止時(アイドルストップ時)にエンジン回転停止位置(停止クランク角)を始動に適したクランク角範囲に制御する技術が提案されている。
例えば特許文献1には、エンジン回転の目標停止位置より少し手前の上死点(TDC)に設定した基準点の目標回転速度を設定するとともに、エンジン回転停止挙動開始から基準点の目標回転速度に至るまでの目標とするエンジン回転挙動の軌道(目標軌道)を基準点の目標回転速度とエンジンフリクションとに基づいて算出する技術が記載されている。そして、特許文献1の技術においては、エンジン回転停止挙動中に、エンジン回転挙動を目標軌道に一致させるようにオルタネータのトルクを制御し、エネルギー偏差が所定の下限値より小さい場合はオルタネータのトルクを最小値に固定してエンジン停止制御を実行する。
特開2010−043534号公報
しかしながら、上述した技術においては、エンジンの回転挙動の軌道に一致させるように制御できたとしても、目標の停止位置(停止クランク角)に止まるか否かは不確定であるという問題があった。この問題は、最終停止位置が評価として使用されず、基準点におけるエンジン回転を目標にするため、基準点から停止までのフリクションなどがずれると、基準点でのエンジン回転を合わせてもクランク角が目標停止位置にならないことが原因である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、エンジンが低回転の場合においてもフリクション効果を精度よく評価でき、制御の精度を向上させることができるエンジン停止制御装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係るエンジン停止制御装置は、エンジンと、前記エンジンを制御する制御部と、前記制御部によって制御される電動機と、運転者のオン/オフの操作に連動して前記エンジンを始動/停止させる信号を出力するイグニッションスイッチと、を備えた車両に設けられ、前記制御部からの前記エンジンの停止要求に応じて前記エンジンの回転を停止させる際に、フリクションに基づいて前記エンジンの回転停止位置を目標停止位置に制御するように前記エンジンの回転挙動を前記電動機のトルクで制御するエンジン停止制御を実行するエンジン停止制御装置において、前記制御部は、前記エンジンの停止要求が、前記イグニッションスイッチのオフに基づいた停止要求である場合に、前記エンジンの回転停止位置を上死点に設定して前記電動機によって前記エンジンの回転を制御して生じた実際の停止位置から、前記エンジンの前記フリクションを学習する学習制御部を備えることを特徴とする。
本発明に係るエンジン停止制御装置によれば、イグニッションスイッチがオフの場合に、エンジンの気筒の停止位置を上死点に設定していることにより、通常時において停止する確率が低い上死点に停止させるように制御した場合からのずれを明確に評価できるので、エンジンが低回転の場合のフリクション効果を精度よく評価でき、制御の精度を向上させることが可能となる。
図1は、本発明の実施形態における車両の構成を示す概略構成図である。 図2は、本発明の第1の実施形態によるエンジン停止にともなう学習制御方法を説明するためのフローチャートである。 図3は、本発明の第1の実施形態によるフリクションのエンジン回転数依存性を示すグラフである。 図4は、本発明の第1の実施形態によるフリクションのエンジン回転数依存性を示すグラフである。 図5は、本発明の第2の実施形態によるエンジン停止に伴う学習制御方法を説明するためのフローチャートである。 図6は、エンジンの回転の実回転と予測回転とを示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、本発明は以下に説明する実施形態によって限定されるものではない。
まず、本発明の実施形態における車両の構成について説明する。図1は、この実施形態による車両の概略構成図を示す。
(車両構成)
図1に示すように、この実施形態による車両1は、エンジン11、変速機12、オルタネータ13、ベルト14、出力軸15、差動機構16、駆動輪17、クランク角センサ18および電子制御ユニット(Electronic Control Unit:ECU)20を備える。
エンジン11は、車両1の動力源として機能する。エンジン11は、クラッチ(図示せず)を介して変速機12に連結されている。エンジン11の出力トルクは、クラッチを介して変速機12に入力され、出力軸15および差動機構16などを介して、変速機12から駆動輪17に伝達される。すなわち、変速機12に入力されたエンジン11の回転は、変速機12において変速されて差動機構16を介して車両1の駆動輪17に伝達される。エンジン11は、ECU20の制御によって、自動で停止・再始動可能に構成されているとともに、運転者による始動スイッチのオン・オフに連動して始動・停止可能に構成されている。
オルタネータ13は、エンジン11にベルト14を介して接続される。オルタネータ13はエンジン11の回転挙動を変化させる回転挙動変化部として用いられる。なお、エンジン11の回転挙動を変化させる回転挙動変化部としては、モータジェネレータ(MG)や、スロットルなどを採用することも可能である。
制御部としてのECU20は、CPU、RAM、ROM、およびインターフェース等を含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路によって構成される。ECU20の機能は、CPUがROMからRAM内にロードした制御プログラムを実行して、CPUの制御に基づいて車両1内の各種装置を動作させるとともに、RAMやROM内のデータの読み出しおよび書き込みを行うことによって、実現される。ECU20は、車両1内における各種センサ類の情報に基づいて、エンジン11、変速機12、およびオルタネータ13を総合的に制御する。また、ECU20は、各種センサによって検出されたエンジン運転状態に応じて、燃料噴射量や噴射時期、点火プラグの点火時期を制御する。また、ECU20は、アイドル運転中に所定の自動停止条件が成立してエンジン停止要求(アイドルストップ要求)が発生したときに、燃焼(点火および/または燃料噴射)を停止させてエンジン回転を停止させるアイドルストップを実行する。このアイドルストップによるエンジン停止中に運転者が車両1を発進させるための操作を行って所定の自動始動条件が成立した場合、ECU20は例えばスタータを制御して、通電させてエンジン11をクランキングして自動始動させる。
ECU20は、噴射量制御部21、オルタ発電制御部22、フリクション算出部23、およびエンジン挙動算出部24を有する。また、ECU20には、車両1に設けられた各種センサから、例えばクランク信号、水温、油温、およびイグニッション信号(IG信号)が入力される。ECU20の噴射量制御部21は、エンジン11における燃料の噴射量を制御する、いわゆる噴射量制御を行う。また、ECU20のオルタ発電制御部22は、オルタネータ13における発電を制御する、いわゆる発電制御を行う。これにより、ECU20はエンジン11に対するエンジン停止制御装置として機能する。
(第1の実施形態)
次に、上述のように構成された車両1におけるエンジン停止制御装置としてのECU20による第1の実施形態による学習制御方法について説明する。図2は、この第1の実施形態におけるECU20による学習制御処理を説明するためのフローチャートである。図3および図4は、ECU20による学習前後におけるフリクションのエンジン回転数依存性を示すグラフである。
図2に示すように、ECU20には、車両1のエンジン11の稼働状態から停止される場合に、IG信号が入力されるとともに、エンジン挙動算出部24によってエンジン11の状態が算出される。ECU20は、算出されたエンジン11の状態と入力されたIG信号とに基づいて、エンジン11の停止が、運転者によるイグニッションスイッチのオフに起因するものであるか否かを判定する。
エンジン11の停止が、運転者によるイグニッションスイッチのオフに起因する場合(ステップST1:Yes)、ステップST2に移行する。ステップST2においてECU20のエンジン挙動算出部24は、フリクション算出部23が算出したフリクションに基づいて、クランク角が上死点(TDC)の状態でエンジン11を停止させるための目標となる目標エンジン回転軌道を算出する。すなわち、エンジン挙動算出部24は、エンジン11内のいずれかの気筒を、圧縮行程における気筒内のピストンの上死点到達位置(圧縮TDC)で停止させるための基準点でのエンジン回転を算出する。なお、エンジン挙動算出部24は、TDCにおいて0rpmを基準点として従来公知の方法(特許文献1参照)と同様にして、フリクションに基づいて目標エンジン回転軌道を算出する。ここで、フリクション算出部23およびエンジン挙動算出部24が学習制御部として機能するが、ECU20の全体から学習制御部を構成してもよい。その後、ステップST3に移行する。
ステップST3においてECU20は、電動機としてのオルタネータ13を制御することにより、ステップST2において算出した目標エンジン回転軌道に一致するようにエンジン11の回転を制御する。その後、ステップST4に移行する。
ステップST4においてECU20は、エンジン11の実際の停止位置(実際の停止クランク角)に基づいて、オルタネータ13のトルクが発生しなかった低回転におけるフリクションを所定の記録部に格納して、他の処理に用いるいわゆる学習を行う。具体的に、エンジン11におけるクランク角がTDCで停止した場合には、ECU20は特に処理を行うことなく継続する。
また、実際の停止クランク角がTDCより手前で逆転した場合、逆転が開始したクランク角に基づいてフリクションを増加方向にする学習を行う。すなわち、エンジン11における停止位置がTDCより手前で逆転している場合、図3に示すように、逆転の開始がTDCに近い時にはフリクションを少し増加させる。一方、逆転の開始がTDCから遠い場合には、フリクションをやや大きく増加させる。
図2のステップST4において、反対に実際の停止クランク角がTDCを超えてしまった場合、TDCにおける回転数に基づいて、フリクションを減少方向にする学習を行う。すなわち、エンジン11の停止位置がTDCを超えている場合、図4に示すように、TDCでの回転が0に近い場合にはフリクションを少し減少させる。一方、TDCでの回転がやや大きい場合は、フリクションをやや大きく減少させる。その後、図2におけるステップST4の処理においてECU20による学習が終了すると、第1の実施形態による制御処理が終了する。
他方、ステップST1において、エンジン11の停止がECU20による自動停止制御に基づく場合などであって、運転者によるイグニッションスイッチのオフに起因するものではない場合(ステップST1:No)、ステップST5に移行する。
ステップST5においては、ECU20は、従来公知の方法(特許文献1参照)によってエンジン11に対して、再始動に適したクランク角を目標停止位置として制御する。具体的には、まず、ECU20のエンジン挙動算出部24が、エンジン11の再始動に適した位置に止まる基準点でのエンジン回転軌道を算出する。一方、フリクション算出部23が算出したフリクションに基づいてエンジン11の回転挙動を算出する。これらのエンジン11におけるエンジン回転軌道や回転挙動に基づいて、オルタ発電制御部22がオルタネータ13を制御することにより、オルタネータ13がエンジン11の回転挙動を制御する。この制御が終了すると、第1の実施形態による制御処理が終了する。
以上説明した本発明の第1の実施形態によれば、クランク角がTDCになる状態は成り行きで停止する確率が極めて低いため、このTDCで停止させる制御を行ってECU20による学習を行うことにより、フリクションの学習を高精度に行うことができ、精度の良い制御評価が可能になる。すなわち、制御に問題がない場合には、ECU20により制御に問題がないことを確認でき、制御に問題が生じた場合であっても、ECU20はフリクションに関する学習を行って補正を行うことが可能になる。したがって、エンジン11の再始動性向上のために始動に適した回転停止位置(目標停止位置)に停止させるように制御したい場合に、制御の精度を向上できる。また、ECU20によるフリクションの学習を、イグニッションスイッチがオフになることによってエンジン11が停止された場合に限定していることにより、次にエンジン11を始動させる場合における始動性の低下に対する影響を最小限にできる。なお、経年劣化は急激に生じるものではないため、上述したクランク角の停止位置の制御については、毎回行う必要はなく、イグニッションスイッチがオフの場合だけ実施してもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態による学習制御方法について説明する。図5は、この第2の実施形態におけるECU20による学習制御処理を説明するためのフローチャートである。図6は、エンジン11の回転の実回転と予測した予測回転とを示すグラフである。また、この第2の実施形態による学習制御処理は、第1の実施形態における課題を解決するものである。すなわち、第1の実施形態においては、オルタネータ13によって目標エンジン回転軌道に一致するように制御している区間においては、オルタネータ13のトルクの推定が困難であることから、フリクションの学習が困難であった。第2の実施形態においては、第1の実施形態が内在する課題を解決するために成されたものである。
図5に示すように、第1の実施形態におけるステップST1と同様にして、ECU20は、エンジン11の停止が、運転者によるイグニッションスイッチのオフに起因するものであるか否かを判定する。
エンジン11の停止が、運転者によるイグニッションスイッチのオフに起因する場合(ステップST11:Yes)、ステップST12に移行する。ステップST12においてECU20は、記録部(図示せず)から前回設定された停止時の学習方法を読み込む。なお、設定されていない場合には、任意の学習方法を選択することが可能である。その後、ステップST13に移行する。
ステップST13においてECU20は、前回設定された停止時の学習方法が、制御しないで学習する方法であるか否かを判定する。ECU20は、前回設定された停止時の学習方法が、制御しないで学習する方法であると判断した場合(ステップST13:Yes)、ステップST14に移行する。
ステップST14においてECU20のエンジン挙動算出部24は、例えばTDCなどの基準となるクランク角ごとに、エンジン回転における実値と前回算出した予測値とのエネルギー誤差を算出する。ECU20のフリクション算出部23は、エンジン挙動算出部24により算出されたエネルギー誤差に応じてフリクションを算出して所定の記録部に格納し、他の処理に用いるいわゆる学習を行う。ステップST14においては、さらに、フリクション算出部23により算出されたフリクションと上述したエンジン回転の実値とに基づいて、次回のエンジン回転の予測値を算出する。
以上のステップST14の処理は具体的には次のように行う。すなわち、図6に示すように、エンジン挙動算出部24が、前回(N−1)の算出時におけるエンジン回転の実値(図6中、N−1の黒丸)および算出されたフリクションから、今回(N)のエンジン回転を算出して予測する(図6中、Nの白丸)。なお、予測方法は従来公知の方法(特許文献1参照)を採用できる。また、エンジン挙動算出部24は、今回(N)のエンジン回転の実値(図6中、Nの黒丸)と予測されたエンジン回転(図6中、Nの白丸)とを比較することにより、以下の式(1)に基づいてエネルギー誤差を算出する。
エネルギー誤差ΔW=1/2×I(w1 2−w2 2)…(1)
I:イナーシャ、w1:エンジン回転の予測値、w2:エンジン回転の実値
その後、算出されたエネルギー誤差ΔWに基づいて、フリクション算出部23が以下の式(2)に基づいてフリクションを算出して予測する。
Nnew =FNold +k×ΔW …(2)
Nnew :今回(N)の学習後のフリクション、FNold:今回(N)の学習前のフリクション、k:実験的に決定しておく補正係数
このようにして学習後のフリクションFNnewを予測することにより、次回(N+1)におけるエンジン回転の予測値(図6中、N+1の白丸)を算出できる。図5に示すステップST14は、エンジン11が停止するまで複数回繰り返し実行される。エンジン11が停止すると、ステップST15に移行する。
ステップST15においてECU20は、ステップST14においてエンジン挙動算出部24により算出されたエネルギー誤差の最大値が、所定の閾値よりも小さいか否かを判定する。エネルギー誤差の最大値が所定の閾値よりも小さい場合(ステップST15:Yes)、ステップST16に移行する。
ステップST16においてECU20は、次回イグニッションスイッチがオフにされたことでエンジン11が停止された場合には、オルタ発電制御部22に対してエンジン11におけるクランク角をTDCで停止させる制御を行う設定をして、所定の記録部に格納する。すなわち、記録部に格納された設定が、次回の制御処理において上述したステップST12に用いられる。これは、ECU20によりエネルギー誤差が所定の閾値より小さいと判断された場合には、ECU20によるフリクションの学習の精度が高精度であると判断できるためである。
他方、ステップST15においてECU20は、ステップST14においてエンジン挙動算出部24により算出されたエネルギー誤差の最大値が、所定の閾値以上であると判断した場合(ステップST15:No)、ステップST20に移行する。
ステップST20においてECU20は、次回イグニッションスイッチがオフにされたことでエンジン11が停止された場合には、オルタ発電制御部22に対してエンジン11におけるクランク角をTDCで停止させる制御を行わない設定をして、所定の記録部に格納する。これは、通常、クランク角をTDCで停止させる制御を行わない方が、ECU20によるフリクションの学習は行いやすいためである。すなわち、ステップST15において、エネルギー誤差の最大値が所定の閾値以上で大きいと判断された場合、ECU20によってフリクションの学習が必要になる。このような場合においては、ECU20にとってフリクションの学習は、より行いやすい方法でするのが好ましいためである。そのため、次回は、ECU20は、クランク角をTDCで停止させる制御を行うことなく、フリクションの学習を行う。
他方、ステップST13においてECU20は、前回設定された停止時の学習方法が制御して学習する方法であると判断した場合(ステップST13:No)、ステップST17に移行する。ステップST17〜ST19はそれぞれ、第1の実施形態におけるステップST2〜ST4の処理と同様である。また、ステップST11からステップST21に移行して、処理を行う場合においても、ステップST11,ST21はそれぞれ、第1の実施形態におけるステップST1,ST5と同様である。以上の処理を行うことにより、この第2の実施形態による学習制御処理が終了する。
すなわち、以上の学習制御処理においては、前回の学習制御処理が終了した後において、前回の学習制御処理がクランク角をTDCにするような制御を含む場合には、今回の制御においてECU20は、フリクションの学習を行う。また、クランク角がTDCで停止できた場合には、今後のフリクションの変化に備えて、ECU20は、クランク角をTDCで停止させる制御を行わないでフリクションの学習を行う。反対に、クランク角がTDCで停止できなかった場合においても、フリクションのずれから確認する必要があるため、ECU20は、クランク角をTDCで停止させる制御を行わないでフリクションの学習を行う。
以上説明した第2の実施形態においては、第1の実施形態の場合に比して、イグニッションスイッチがオフの時に停止クランク角をTDCにして、停止位置を揃える頻度が減少するため、外乱を低減させた状態でフリクションを高精度に学習できる。また、クランク角をTDCで停止させる制御を行う場合と行わない場合とを織り交ぜて学習制御処理を実行することにより、ECU20によるフリクションの学習および評価を効率的に行うことができ、経年変化などに対応することが可能になる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の一実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いてもよい。
11 エンジン
13 オルタネータ
18 クランク角センサ
20 ECU
23 フリクション算出部
24 エンジン挙動算出部

Claims (1)

  1. エンジンと、前記エンジンを制御する制御部と、前記制御部によって制御される電動機と、運転者のオン/オフの操作に連動して前記エンジンを始動/停止させる信号を出力するイグニッションスイッチと、を備えた車両に設けられ、前記制御部からの前記エンジンの停止要求に応じて前記エンジンの回転を停止させる際に、フリクションに基づいて前記エンジンの回転停止位置を目標停止位置に制御するように前記エンジンの回転挙動を前記電動機のトルクで制御するエンジン停止制御を実行するエンジン停止制御装置において、
    前記制御部は、前記エンジンの停止要求が、前記イグニッションスイッチのオフに基づいた停止要求である場合に、前記エンジンの回転停止位置を上死点に設定して前記電動機によって前記エンジンの回転を制御して生じた実際の停止位置から、前記エンジンの前記フリクションを学習する学習制御部を備える
    ことを特徴とするエンジン停止制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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