JP2009209776A - ステアリング振動低減装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンのアイドリング時におけるステアリング振動をステアリングのチルト・テレスコ位置に応じて的確に低減することができるステアリング振動低減装置を提供する。
【解決手段】ステアリングのチルト・テレスコ位置が位置Bに変更されると、車両空走時のエンジンのアイドリング時には、位置Bにおけるステアリングの目標振動レベルLtgに対応する目標振動数ftg/Bが求められ、その目標振動数ftg/Bに対応する目標アイドル回転数Nitg/Bにエンジンのアイドル回転数が変更されることで、ステアリングの振動レベルが目標振動レベルLtgまで大幅に低減される。また、車両停車時には、アイドル回転数の基本設定値Nisに対応した振動レベルが位置Bより小さくなる位置Aにステアリングのチルト・テレスコ位置が変更され、ステアリングの振動レベルが目標振動レベルLtgよりも小さいレベルまで大幅に低減される。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンのアイドリング時に発生する車両のステアリング振動を低減するステアリング振動低減装置に関するものである。
車両の運転中、ステアリングにはエンジン振動が伝達され、その振動数がステアリングの固有振動数と一致すると、ステアリングが共振して大きく振動することとなる。このようなステアリング振動は、エンジンのアイドリング時に発生し易い。
そこで、従来、エンジン振動に起因するステアリング振動を抑制する技術が種々提案されている。例えば特許文献1では、エンジンのバルブタイミングを制御することでエンジン振動に起因するステアリング振動を抑制する技術が提案されている。また、特許文献2では、ステアリング共振点を含むエンジン回転数領域で発電を行う場合には、発電量を小さく制御することでステアリングの共振を抑制する技術が提案されている。
特開平9−209785号公報 特開平7−231509号公報
ところで、エンジン振動は爆発1次の振動数をベースとしており、この爆発1次の振動数は、エンジン回転数をNrpmとしたとき、エンジンの1回転中に2回爆発する4気筒エンジンでは(2N/60)Hzとなる。また、エンジンの1回転中に3回爆発する6気筒エンジンでは(3N/60)Hzとなり、4回爆発する8気筒エンジンでは(4N/60)Hzとなる。
ここで、エンジン回転数Nが600rpmのアイドリング時におけるエンジンの爆発1次の振動数は、4気筒エンジンでは20Hz、6気筒エンジンでは30Hz、8気筒エンジンでは40Hzとなる。
一方、チルト・テレスコ位置が可変に構成されたステアリングにおいては、チルト・テレスコ位置が変更されると、ステアリングの等価マス、等価ばねが大きく変化し、その結果、ステアリングの固有振動数が20〜50Hzの範囲で大きく変動することが確認されている。
従って、ステアリングのチルト・テレスコ位置によっては、エンジンのアイドリング時にステアリングが共振して大きく振動する虞がある。しかしながら、前述した特許文献1、2で提案されている技術では、エンジンのアイドリング時におけるステアリング振動をステアリングのチルト・テレスコ位置に応じて的確に低減することはできない。
そこで、本発明は、エンジンのアイドリング時におけるステアリング振動をステアリングのチルト・テレスコ位置に応じて的確に低減することができるステアリング振動低減装置を提供することを課題とする。
本発明に係るステアリング振動低減装置は、チルト・テレスコ位置が可変に構成された車両のステアリングを対象として、エンジンのアイドリング時に発生するステアリング振動を低減する装置であって、ステアリングのチルト・テレスコ位置に応じて、エンジンのアイドル回転数をステアリングの振動レベルが低減される目標回転数に変更することを特徴とする。
本発明に係るステアリング振動低減装置では、ステアリングのチルト・テレスコ位置が変更されると、ステアリングの振動レベルが低減される目標回転数にエンジンのアイドル回転数が変更されることで、エンジンのアイドリング時におけるステアリング振動が低減される。
また、本発明のステアリング振動低減装置は、車両停車時のエンジンのアイドリング時に、ステアリングのチルト・テレスコ位置を振動レベルが低減される目標位置に変更するように構成することができる。この場合、車両停車時のエンジンのアイドリング時には、ステアリングの振動レベルが低減される目標位置にチルト・テレスコ位置が変更されることで、ステアリング振動が低減される。
ここで、本発明のステアリング振動低減装置は、ステアリングのチルト・テレスコ位置を検出する手段と、検出されたチルト・テレスコ位置におけるステアリングの目標振動レベルに対応する目標振動数を求める手段と、求められた目標振動数に対応する目標回転数にエンジンのアイドル回転数を変更する手段とを備えた構成とすることができる。
このステアリング振動低減装置では、ステアリングのチルト・テレスコ位置が変更されると、変更されたチルト・テレスコ位置におけるステアリングの目標振動レベルに対応する目標振動数が求められ、その目標振動数に対応する目標回転数にエンジンのアイドル回転数が変更されることで、エンジンのアイドリング時におけるステアリング振動が目標振動レベルに低減される。
また、本発明のステアリング振動低減装置は、車両停車時にエンジンのアイドル回転数の設定値を取得する手段と、取得された設定値のアイドル回転数に対応するステアリングの振動レベルが低減されるチルト・テレスコ位置の目標位置を求める手段と、求められた目標位置にステアリングのチルト・テレスコ位置を変更する手段とを備えた構成とすることができる。
このステアリング振動低減装置では、車両停車時のエンジンのアイドリング時には、取得された設定値のアイドル回転数に対応したステアリングの振動レベルが低減されるチルト・テレスコ位置の目標位置が求められ、その目標位置にステアリングのチルト・テレスコ位置が変更されることで、車両停車時のエンジンのアイドリング時におけるステアリング振動が低減される。
本発明に係るステアリング振動低減装置によれば、ステアリングのチルト・テレスコ位置が変更されると、ステアリングの振動レベルが低減される目標回転数にエンジンのアイドル回転数が変更されるため、エンジンのアイドリング時におけるステアリング振動をステアリングのチルト・テレスコ位置に応じて的確に低減することができる。
また、本発明に係るステアリング振動低減装置によれば、車両停車時のエンジンのアイドリング時には、ステアリングの振動レベルが低減される目標位置にチルト・テレスコ位置が変更されるため、車両停車時のエンジンのアイドリング時におけるステアリング振動を的確に低減することができる。
以下、図面を参照して本発明に係るステアリング振動低減装置の最良の実施形態を説明する。ここで、参照する図面において、図1は一実施形態に係るステアリング振動低減装置の構成を示す機能ブロック図、図2はチルト・テレスコ位置に応じたステアリングの振動特性を示すグラフ、図3は図1に示したチルト・テレスコECUがエンジンECUと協働して実行する処理の手順を示すフローチャートである。
一実施形態に係るステアリング振動低減装置は、図示しない電動式チルト・テレスコ機構を有するステアリングシステムを装備した車両に適用されることで、例えば6気筒エンジンのアイドリング時に発生するステアリング振動をステアリングのチルト・テレスコ位置に応じて的確に低減する装置である。
このステアリング振動低減装置は、図1に示すチルト・テレスコECU(Electronic Control Unit)、このチルト・テレスコECU1と協働するエンジンECU(Electronic Control Unit)2とを主体に構成されている。
チルト・テレスコECU1およびエンジンECU2は、それぞれ入出力インターフェースI/O、A/Dコンバータ、プログラムおよびデータを記憶したROM(Read Only Memory)、入力データ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等をハードウェアとして備えたマイクロコンピュータで構成されている。
ここで、チルト・テレスコECU1には、チルト・テレスコ位置検出部1A、目標振動数検索部1B、目標アイドル回転数演算部1C、停車時アイドル回転数取得部1Dおよびチルト・テレスコ目標位置決定部1Eがソフトウェアにより構成されている。一方、エンジンECU2には、少なくともアイドル回転数設定部2A、スロットル制御部2Bおよび燃料噴射制御部2Cがソフトウェアにより構成されている。
チルト・テレスコECU1のチルト・テレスコ位置検出部1Aには、図示しない電動式チルト・テレスコ機構に付設されたチルト位置センサ3およびテレスコ位置センサ4からステアリングのチルト位置の検出信号およびテレスコ位置の検出信号が入力される。
このチルト・テレスコ位置検出部1Aは、入力されたチルト位置およびテレスコ位置の検出信号に基づき、ステアリングのチルト・テレスコ位置として、例えば図2の実線グラフに示すように共振振動数が40Hzより若干小さい値となる位置A、または、図2の点線グラフに示すように共振振動数が35Hz前後の値となる位置Bを検出し、その位置Aまたは位置Bの検出信号を目標振動数検索部1Bに出力する。
目標振動数検索部1Bは、チルト・テレスコ位置検出部1Aから入力された位置Aまたは位置Bの検出信号に基づき、位置Aまたは位置Bにおけるステアリングの目標振動数を目標振動レベルに対応して求め、その目標振動数の信号を目標アイドル回転数演算部1Cに出力する。
すなわち、目標振動数検索部1Bは、例えば図2に示すステアリングの位置Aまたは位置Bにおける振動数と振動レベルとの関係グラフを参照することにより、ステアリングの位置Aにおける目標振動レベルLtgに対応した目標振動数ftg/A、または、ステアリングの位置Bにおける目標振動レベルLtgに対応した目標振動数ftg/Bを検索し、その検索信号を目標アイドル回転数演算部1Cに出力する。
目標アイドル回転数演算部1Cは、目標振動数検索部1Bから入力されたステアリングの目標振動数ftg/Aまたはftg/Bの検索信号に基づき、エンジンの目標アイドル回転数Nitg/AまたはNitg/Bを演算し、その目標アイドル回転数Nitg/AまたはNitg/Bの信号をエンジンECU2のアイドル回転数設定部2Aに出力する。
ここで、目標アイドル回転数演算部1Cは、目標振動数ftg/Aまたはftg/Bにエンジンの気筒数に応じた所定の係数Kを乗算することで、エンジンの目標アイドル回転数Nitg/AまたはNitg/Bを演算する。ちなみに、エンジンの気筒数に応じた所定の係数Kは、4気筒であれば30、一実施形態のように6気筒であれば20、8気筒であれば15である。
エンジンECU2のアイドル回転数設定部2Aは、チルト・テレスコECU1の目標アイドル回転数演算部1Cから入力された目標アイドル回転数Nitg/AまたはNitg/Bの信号に基づき、エンジンのアイドル回転数の基本設定値NisをNitg/AまたはNitg/Bに変更する。
このアイドル回転数設定部2Aは、スロットル制御部2Bからスロットル全閉信号が入力されると、変更したアイドル回転数Nitg/AまたはNitg/Bの信号を燃料噴射制御部2Cに出力することで、エンジンのアイドル回転数を目標アイドル回転数Nitg/AまたはNitg/Bに制御させる。
チルト・テレスコECU1の停車時アイドル回転数取得部1Dには、エンジンECU2のアイドル回転数設定部2Aからアイドル回転数の基本設定値Nisが入力され、スロットル制御部2Bからスロットル開度信号が入力されると共に、車速センサ5から車速信号が入力される。
この停車時アイドル回転数取得部1Dは、スロットル制御部2Bからスロットル全閉信号が入力され、車速センサ5から車速ゼロ信号が入力されると、停車時のアイドル回転数として、アイドル回転数設定部2Aからアイドル回転数の基本設定値Nisを取得し、その取得信号をチルト・テレスコ目標位置決定部1Eに出力する。
チルト・テレスコ目標位置決定部1Eは、停車時アイドル回転数取得部1Dからアイドル回転数の基本設定値Nisの信号が入力されると、図2に示した位置Aおよび位置Bのグラフを参照することにより、アイドル回転数の基本設定値Nisに対応する振動レベルがより低い一方の位置、例えば位置Aをステアリングのチルト・テレスコ位置の目標位置として決定する。
そして、このチルト・テレスコ目標位置決定部1Eは、決定した目標位置にステアリングのチルト・テレスコ位置を変更させるように、電動式チルト・テレスコ機構を構成するチルト用モータ6およびテレスコ用モータ7に所定の駆動信号を出力する。
ここで、図示しない電動式チルト・テレスコ機構によりステアリングのチルト・テレスコ位置が例えば位置B(ステアリングの振動特性が図2の点線グラフとなる位置)に変更された場合を一例として、図1に示したチルト・テレスコECU1がエンジンECU2と協働して実行する一連の処理手順を図3に示すフローチャートに沿って順次説明する。
ステップS1では、車速センサ5から入力される車速信号に基づき、車両が停車時であるか否かをチルト・テレスコECU1の停車時アイドル回転数取得部1Dが判定する。この判定結果がNOであって車両が停車時でなければ、ステップS2に進む。
ステップS2では、チルト位置センサ3から入力されるステアリングのチルト位置の検出信号と、テレスコ位置センサ4から入力されるステアリングのテレスコ位置の検出信号とに基づき、チルト・テレスコECU1のチルト・テレスコ位置検出部1Aがステアリングのチルト・テレスコ位置が位置Bに変更されたことを検出する。
ステップS3では、チルト・テレスコ位置検出部1Aから入力された位置Aの検出信号に基づき、目標振動数検索部1Bが図2に示した点線グラフを参照することにより、目標振動レベルLtgに対応した目標振動数ftg/Bを検索する。
ステップS4では、目標振動数検索部1Bから入力されたステアリングの目標振動数ftg/Bの検索信号に基づき、目標アイドル回転数演算部1Cが目標振動数ftg/Bに係数K(=20)を乗算してエンジンの目標アイドル回転数Nitg/Bを演算する。
ステップS5では、目標アイドル回転数演算部1Cから入力された目標アイドル回転数Nitg/Bの信号に基づき、エンジンECU2のアイドル回転数設定部2Aがエンジンのアイドル回転数の設定値をNitg/Bに変更する。
これにより、図視しない車両のアクセルペダルの踏み込みが解除されてエンジンECU2のスロットル制御部2Bがスロットル全閉信号を出力する際には、アイドル回転数設定部2Aがアイドル回転数の設定値として変更した設定値Nitg/Bの信号を燃料噴射制御部2Cに出力する。その結果、エンジンのアイドル回転数が目標アイドル回転数Nitg/Bに制御される。
このような車両空走時のエンジンのアイドリング時においては、エンジン振動に起因するステアリング振動が発生するが、目標アイドル回転数Nitg/Bにおけるエンジンの振動数は、図2に示すように目標振動数ftg/B(図示の例では38Hz前後)であり、この振動数に対応するステアリングの振動レベルは目標振動レベルLtgである。
従って、チルト・テレスコ位置が位置Bに変更されたステアリングのエンジン振動に起因する振動レベルは、図2の点線グラフのピーク値に較べて大幅に小さい目標振動レベルLtgとなり、ステアリング振動が大幅に低減される。
一方、ステップS1の判定結果がYESであって車両の停車時であれば、続くステップS6において、エンジンECU2のスロットル制御部2Bからスロットル全閉信号が入力されたか否かを停車時アイドル回転数取得部1Dが判定する。すなわち、車両停車時のアイドリング時であるか否かを判定する。
ステップS6の判定結果がNOであれば以降の一連の処理を実行することなくリターンに進むが、判定結果がYESであって車両停車のアイドリング時であれば、ステップS7で停車時アイドル回転数取得部1DがエンジンECU2のアイドル回転数設定部2Aからアイドル回転数の基本設定値Nisを取得する。
ステップS8では、チルト・テレスコ目標位置決定部1Eがアイドル回転数の基本設定値Nisの信号に基づき、図2に示した位置Aの実線グラフと位置Bの点線グラフとを参照することにより、基本設定値Nisに対応する実線グラフの黒丸ポイントの振動レベルと、点線グラフの白丸ポイントの振動レベルとを比較する。そして、チルト・テレスコ目標位置決定部1Eは、白丸ポイントより振動レベルの小さい黒丸ポイントの振動レベルを目標とするように、実線グラフの位置Aをステアリングのチルト・テレスコ位置の目標位置として決定する。
ステップS9では、チルト・テレスコ目標位置決定部1Eがチルト用モータ6およびテレスコ用モータ7に所定の駆動信号を出力して図示しない電動式チルト・テレスコ機構によりステアリングのチルト・テレスコ位置を位置Aに変更する。
これにより、車両停車時のエンジンのアイドリング時に発生するステアリング振動の振動レベルは、図2中の黒丸ポイントで示すように目標振動レベルLtgよりも小さいレベルとなり、こうしてステアリング振動が大幅に低減される。
以上説明したように、一実施形態に係るステアリング振動低減装置では、ステアリングのチルト・テレスコ位置が位置Bに変更された場合、車両空走時のエンジンのアイドリング時には、エンジンのアイドル回転数が目標アイドル回転数Nitg/Bに制御され、その結果、ステアリングの振動レベルが目標振動レベルLtgまで大幅に低減される。
また、車両停車時のエンジンのアイドリング時には、アイドル回転数の基本設定値Nisに対応した振動レベルが位置Bより小さくなる位置Aにステアリングのチルト・テレスコ位置が変更されるため、ステアリングの振動レベルが目標振動レベルLtgよりも小さいレベルまで大幅に低減される。
従って、一実施形態のステアリング振動低減装置によれば、車両空走時のエンジンのアイドリング時におけるステアリング振動をステアリングのチルト・テレスコ位置に応じて的確に低減することができ、また、車両停車時のエンジンのアイドリング時におけるステアリング振動を大幅に低減することができる。
本発明に係るステアリング振動低減装置は、前述した一実施形態に限定されるものではない。例えば、図1に示したチルト・テレスコECU1は、チルト・テレスコ位置検出部1A、目標振動数検索部1Bおよび目標アイドル回転数演算部1Cを省略して、停車時アイドル回転数取得部1Dおよびチルト・テレスコ目標位置決定部1Eのみを備えた構成としてももよい。
また、チルト・テレスコECU1は、停車時アイドル回転数取得部1Dおよびチルト・テレスコ目標位置決定部1Eを省略して、チルト・テレスコ位置検出部1A、目標振動数検索部1Bおよび目標アイドル回転数演算部1Cのみの構成としてもよい。この場合、手動式のチルト・テレスコ機構を有するステアリングシステムにも適用可能となる。
ここで、図2に示したステアリングの振動特性を示すグラフは、説明を簡単にするために2つのグラフとしたが、ステアリングのチルト・テレスコ位置がチルト用モータ6およびテレスコ用モータ7により連続的に変更される場合には、その変更位置に対応した複数のグラフがマップとして記憶される。
本発明の一実施形態に係るステアリング振動低減装置の構成を示す機能ブロック図である。 チルト・テレスコ位置に応じたステアリングの振動特性を示すグラフである。 図1に示したチルト・テレスコECUおよびエンジンECUが実行する処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…チルト・テレスコECU、1A…チルト・テレスコ位置検出部、1B…目標振動数検索部、1C…目標アイドル回転数演算部、1D…停車時アイドル回転数取得部、1E…チルト・テレスコ目標位置決定部、2…エンジンECU、2A…アイドル回転数設定部、2B…スロットル制御部、2C…燃料噴射制御部、3…チルト位置センサ、4…テレスコ位置センサ、5…車速センサ、6…チルト用モータ、7…テレスコ用モータ。

Claims (4)

  1. チルト・テレスコ位置が可変に構成された車両のステアリングを対象として、エンジンのアイドリング時に発生するステアリング振動を低減する装置であって、
    ステアリングのチルト・テレスコ位置に応じてエンジンのアイドル回転数をステアリングの振動レベルが低減される目標回転数に変更することを特徴とするステアリング振動低減装置。
  2. 車両停車時のエンジンのアイドリング時には、ステアリングのチルト・テレスコ位置を振動レベルが低減される目標位置に変更することを特徴とする請求項1に記載のステアリング振動低減装置。
  3. ステアリングのチルト・テレスコ位置を検出する手段と、
    検出されたチルト・テレスコ位置におけるステアリングの目標振動レベルに対応する目標振動数を求める手段と、
    求められた目標振動数に対応する目標回転数にエンジンのアイドル回転数を変更する手段とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリング振動低減装置。
  4. 車両停車時にエンジンのアイドル回転数の設定値を取得する手段と、
    取得された設定値のアイドル回転数に対応するステアリングの振動レベルが低減されるチルト・テレスコ位置の目標位置を求める手段と、
    求められた目標位置にステアリングのチルト・テレスコ位置を変更する手段とを備えていることを特徴とする請求項2または3に記載のステアリング振動低減装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012121554A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Hyundai Motor Co Ltd 単一モータタイプ電動コラム装置

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