JP2017061815A - 簡易舗装体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高炉水砕スラグと製鋼スラグとを含んだ簡易舗装材料を敷き均し、散水した後に転圧して簡易舗装体を製造する方法であって、簡易舗装材料を敷き均した後に、一次散水と一次転圧とを行い、次いで、二次散水と二次転圧とを行うようにして、かつ、二次散水において着色塗料を含んだ着色水を散水して、簡易舗装体の表面を着色することを特徴とする簡易舗装体の製造方法である。
【選択図】図6
Description
(1)高炉水砕スラグと製鋼スラグとを含んだ簡易舗装材料を敷き均し、散水した後に転圧して簡易舗装体を製造する方法であって、簡易舗装材料を敷き均した後に、一次散水と一次転圧とを行い、次いで、二次散水と二次転圧とを行うようにして、かつ、二次散水において着色塗料を含んだ着色水を散水して、簡易舗装体の表面を着色することを特徴とする簡易舗装体の製造方法。
(2)簡易舗装材料が最適含水比となるように散水するにあたり、簡易舗装材料が有する自然含水比を除いた残りの必要散水量を一次散水と二次散水とに振り分けるようにし、かつ、二次散水における着色水の固形分濃度が5質量%以上23質量%以下となるように着色塗料と水を配合する(1)に記載の簡易舗装体の製造方法。
(3)一次転圧による締固め度が83%以上90%以下であり、二次転圧による締固め度が90%以上である(1)又は(2)に記載の簡易舗装体の製造方法。
(4)簡易舗装材料が、高炉セメント、ポルトランドセメント、又は高炉スラグ微粉末のいずれか1種以上を更に含む(1)〜(3)のいずれかに記載の簡易舗装体の製造方法。
本発明においては、高炉水砕スラグと製鋼スラグとを含んだ簡易舗装材料を敷き均し、散水した後に転圧して簡易舗装体を製造するにあたり、図1に示したように、散水と転圧とをそれぞれ一次、二次に分けて行うようにする。すなわち、簡易舗装材料を敷き均した後に、一次散水と一次転圧とを行い、次いで、二次散水と二次転圧とを行うようにし、しかも、二次散水では、着色塗料を含んだ着色水を散水する。このように、一次散水と二次散水とに分けた上で、二次散水において着色水を散水するのは、表面が着色された簡易舗装体(カラーの簡易舗装体)を得るためであり、下記実施例で説明するように、一次と二次とに分けずに一度で着色水を散水しても、時間の経過と共に簡易舗装体の表面の着色が薄れて簡易舗装材料そのものの色に戻ってしまい、表面が着色されるまでには至らない。
図2に示したように、高炉水砕スラグと製鋼スラグとを質量比で20:80の割合で含んだ簡易舗装材料をバタ角で囲われた1000mm×1000mmのエリア内(1m2)に敷き均し、散水と転圧とにより舗装厚さが約100mmとなるように試験舗装体を作製した。その際、散水する水については、No.10グリーンの着色塗料である水性1液型アクリル樹脂系塗料(大同塗料社製商品名:水系ボージンコート)を用いて、表1に示した割合で水に混ぜて着色水とした。また、試験舗装体の作製手順としては、試験No.0-1〜0-3については、簡易舗装材料を敷き均して、ジョウロを用いて着色水を散水した後に転圧し、試験No.0-4については、簡易舗装材料を敷き均して、一次転圧した後に同じくジョウロで着色水を散水し、その後に二次転圧を行うようにした。
図3に示したように、現地盤を深さ約100mmまで削り、その窪みに高炉水砕スラグと製鋼スラグとを質量比で20:80の割合で含んだ試験1に係る簡易舗装材料を敷き均し、現地盤の高さとなるようにハンドガイドローラ(0.6t)で転圧して調整地盤とした。このような調整地盤を図4に示したようにおよそ幅3200mm×長さ5000mmの範囲で形成し、該地盤の上に2本のバタ角(100mm×100mm)を1000mmの間隔をおいて並べ、更にそれぞれの上に余盛り用さん木(50mm×50mm)を載せて、バタ角で挟まれた幅1000mm×長さ4300mmの範囲に試験1に係る簡易舗装材料を敷き均した(図4における上段側)。このとき、敷き均した簡易舗装材料は1m2あたり約240kgの量であり、後述する二次転圧により仕上げた簡易舗装体の厚さ(調整地盤からの高さ)が約100mmとなるようにした。
◎:着色水を散水していない場所と色の違いが明瞭なほどに着色している。
〇:着色水を散水していない場所と色の違いの区別がつく程度に着色している。
×:着色水を散水していない場所と色の違いの区別がつき難い。
上記の試験1で得られた結果をもとに、一次転圧での締固め度が88%となるようにして、表3に示したように、二次散水で用いる着色水の着色塗料と水との希釈比を変えて簡易舗装体(試験No.2-1〜2-4の試験舗装体)を得た。この試験2では、試験1と同様にして準備した調製地盤に2本のバタ角(100mm×100mm)を1000mmの間隔をおいて並べ、更にそれぞれの上に余盛り用さん木(50mm×50mm)を載せて、バタ角で挟まれた幅1000mm×長さ4300mmの範囲に試験2に係る簡易舗装材料を試験1と同様にして敷き均した(図4における下段側)。
◎:塗料を含んだ水が容易に材料へ浸透する(2分以内)。
〇:塗料を含んだ水が数分で(2〜5分)浸透する。
×:塗料を含んだ水が浸透しにくい(浸透に5分以上要する)。
Claims (4)
- 高炉水砕スラグと製鋼スラグとを含んだ簡易舗装材料を敷き均し、散水した後に転圧して簡易舗装体を製造する方法であって、簡易舗装材料を敷き均した後に、一次散水と一次転圧とを行い、次いで、二次散水と二次転圧とを行うようにして、かつ、二次散水において着色塗料を含んだ着色水を散水して、簡易舗装体の表面を着色することを特徴とする簡易舗装体の製造方法。
- 簡易舗装材料が最適含水比となるように散水するにあたり、簡易舗装材料が有する自然含水比を除いた残りの必要散水量を一次散水と二次散水とに振り分けるようにし、かつ、二次散水における着色水の固形分濃度が5質量%以上23質量%以下となるように着色塗料と水を配合する請求項1に記載の簡易舗装体の製造方法。
- 一次転圧による締固め度が83%以上90%以下であり、二次転圧による締固め度が90%以上である請求項1又は2に記載の簡易舗装体の製造方法。
- 簡易舗装材料が、高炉セメント、ポルトランドセメント、又は高炉スラグ微粉末のいずれか1種以上を更に含む請求項1〜3のいずれかに記載の簡易舗装体の製造方法。
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