JP2017060337A - コンセント装置、配線接続装置、パワーコンディショナー及びパワーコンディショナーの設置方法 - Google Patents

コンセント装置、配線接続装置、パワーコンディショナー及びパワーコンディショナーの設置方法 Download PDF

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Abstract


【課題】自立運転機能を備えた発電設備の導入の容易化
【解決手段】コンセント装置は、停電時に自立運転を行う機能を備えたパワーコンディショナーの連系出力端子と、商用交流電源に接続された配線とを接続する接続手段と、前記パワーコンディショナーの自立出力端子と配線接続され、前記パワーコンディショナーの自立コンセントして機能するコンセントと、を備える。このコンセント装置は、既存の埋込コンセントと交換工事を行うことで設置され、電力系統との連系点を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンセント装置(電源コンセント、電源タップ、電源アウトレット、電源ソケット等とも呼ばれる)、配線接続装置、パワーコンディショナー及びパワーコンディショナーの設置方法に関する。
特許文献1に、商用電源が交流電力の供給を停止している停電時に自立運転を行うことができるパワーコンディショナーの一例が開示されている。このパワーコンディショナーは、商用電源が交流電力を供給している通常時に、商用電源が接続された幹線電路および分岐電路に交流電力を供給する連系出力部と、停電時に、充放電ユニットへ交流電力を供給する自立コンセントとを備えている。
特許文献2には、電力供給を自立状態へ円滑に切り替えることができるという分電盤が開示されている。同文献によると、この分電盤は、電力を負荷540に供給するための電力線510と、停電を検知する検知部501と、電力系統204と電力供給装置520から供給される電力の供給点である電力供給点との間の接続状態を切り替えるスイッチ511と、停電時に分電盤500が動作するための電力供給源として機能する蓄電部503と、検知部501が停電を検知した場合、蓄電部503から供給される電力を用いてスイッチ511をオフにすることにより、停電時に電力供給装置520から負荷540に電力を供給するための回路を分電盤500内に形成する制御部502とを備える。
他方、特許文献3、4には、コンセント装置に交流用のプラグ差し込み穴以外の穴を設ける構成が開示されている。
国際公開第2012/165365号 特開2014−73010号公報 特開平10−69952号公報 特開2010−129233号公報
以下の分析は、本発明によって与えられたものである。近年、家庭用の太陽光発電設備に代表される電力会社の電力系統に連系できる自家用発電設備が知られている。特許文献1に記載されているように、この種の自家用発電設備では、停電時に、自立運転を行って各種の負荷に電力を供給できるものが増えている(特許文献1の図7の符号12b)。
しかしながら、特許文献2の段落0004において指摘されているように、電力系統の電力を用いない自立状態への切り替えには、様々な装置の設置、および、それらの適切な制御が必要となる。例えば、分電盤について、特許文献2の様なもののほかに、太陽光発電システム用の分電盤なるものが市販されている。従って、自立運転機能を備えた発電設備を導入するには、単に、当該発電設備のみならず、分電盤等の入れ替えやこれに伴う工事が必要になってしまうという問題点がある。
本発明は、自立運転機能を備えた発電設備の導入の容易化、低コスト化に貢献できるコンセント装置、配線接続装置、パワーコンディショナー及びパワーコンディショナーの設置方法を提供することを目的とする。
第1の視点によれば、停電時に自立運転を行う機能を備えたパワーコンディショナーの連系出力端子と、商用交流電源に接続された配線とを接続する接続手段と、前記パワーコンディショナーの自立出力端子と配線接続され、前記パワーコンディショナーの自立コンセントして機能するコンセントと、を備えるコンセント装置が提供される。
第2の視点によれば、商用交流電源に接続された配線を接続する第1の配線固定手段と、コンセント枠に設置された第2のコンセントへ配線を行うための第2の配線固定手段と、停電時に自立運転を行う機能を備えたパワーコンディショナーの連系出力端子及び商用交流電源に接続された配線、並びに、前記パワーコンディショナーの自立出力端子及び前記第2のコンセントへの配線とをそれぞれ接続する接続手段と、を備え、コンセント枠に取り付け可能な配線接続装置が提供される。
第3の視点によれば、インバータの出力側と接続され、商用交流電源と配線接続される連系出力端子と、前記インバータの出力側と接続され、かつ、停電時に前記連系出力端子と解列されて、自立コンセントとして機能する自立コンセントと、連系運転時に、前記連系出力端子と前記コンセントを接続し、前記自立コンセントを連系コンセントとして機能させる切替手段と、を備えたパワーコンディショナーが提供される。
第4の視点によれば、コンセント装置に備えられた接続手段を介して、停電時に自立運転を行う機能を備えたパワーコンディショナーの連系出力端子と、商用交流電源とを配線接続する工程と、前記接続手段を介して、前記パワーコンディショナーの自立出力端子と、前記コンセント装置に備えられたコンセントとを配線接続する工程と、を含むパワーコンディショナーの設置方法が提供される。本方法は、パワーコンディショナーを接続するコンセント装置という、特定の機械に結びつけられている。
本発明によれば、自立運転機能を備えた発電設備の導入の容易化、低コスト化に貢献することが可能となる。
本発明の一実施形態の構成を示す図である。 本発明の別の実施形態の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態のコンセント装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態のコンセント装置の変形構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態のコンセント装置及びパワーコンディショナーの設置手順を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態のコンセント装置の設置例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるパワーコンディショナーの動作を示す流れ図である。 本発明の第1の実施形態におけるパワーコンディショナーの動作を示す流れ図である。 本発明の第2の実施形態のコンセント装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態のコンセント装置の設置例を示す図である。 本発明の第3の実施形態のコンセント装置及びパワーコンディショナーの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態のコンセント装置の設置例を示す図である。 本発明の第3の実施形態のコンセント装置の変形例を示す図である。 本発明の第4の実施形態のコンセント装置の構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態の配線接続装置の構成を示す図である。
はじめに本発明の一実施形態の概要について図面を参照して説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
本発明は、その一実施形態において、図1に示すように、接続手段22と、自立コンセントして機能するコンセント23と、を備えるコンセント装置にて実現できる。
より具体的には、接続手段22は、停電時に自立運転を行う機能を備えたパワーコンディショナー10の連系出力端子11と、商用交流電源に接続された配線21とを接続する。このような接続手段としては、配線として使用されている、VVF(Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat−type cable)ケーブルや、VVR(Vinyl insulated Vinyl sheathed Round−type cable)ケーブル等の芯線と、パワーコンディショナー10の連系出力端子11からの配線とを電気的に接続できる各種のジョイントボックス類似の器具を用いることができる。また、市販のコンセント装置に裏面に設けられているVVFケーブルや、VVRケーブル等の芯線を差し込んでロックする穴を用いて接続手段を構成することもできる。
また、コンセント23は、前記パワーコンディショナー10の自立出力端子14に配線接続される。このように構成することで、前記パワーコンディショナー10が停電時にその内部のリレー12が解列され(図1の状態)、自立運転が開始されると、コンセント23は、自立コンセントとして機能することになる。もちろん、非停電時においては、パワーコンディショナー10の内部のリレー12は投入状態になる。このため、パワーコンディショナー10は電力系統と連系状態となり、発電設備で発電された電力を、インバーター等で構成した電力変換部13で交流電力に変換して電力系統側に送ることも可能となる。
以上のように本実施形態によれば、極めて簡単なコンセント装置の入れ替え工事だけで、パワーコンディショナーを設置するとともに、その近傍のコンセントを停電時の自立コンセントとして機能させることが可能となる。
なお、図1の例では、パワーコンディショナー10には、発電設備30のみが接続されている例を示したが、図2に示すように、パワーコンディショナー10に蓄電池40が接続されていてもよい。この場合、停電時に発電設備30が稼働不可能であっても、蓄電池40に蓄電された電力で、自立コンセントに給電することが可能となる。なお、蓄電池40への充電は、発電設備30にて発電された電力を用いてもよいし、屋内配線から供給された電力を用いてもよい。
[第1の実施形態]
続いて、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の第1の実施形態のコンセント装置の構成を示す図である。図3を参照すると、絶縁部材で構成された端子台221と、コンセント23とを備えたコンセント装置20が示されている。なお、本実施形態では、パワーコンディショナー10は、停電時に直ちに動作を停止するのではなく、太陽電池や内蔵蓄電池等の補助電源等により、停電時にも一定期間動作し、自立運転へ切替可能な機能を備えているものとする。
端子台221の一方(図3の下側)には、屋内配線(Neutral、Ground(
Earth)、Live)を接続するための螺子付き座金が設けられ、他方(図3の上側)には、パワーコンディショナー10のメスコネクターに嵌合するコネクター222が接続されている。なお、図3の例では、パワーコンディショナー10の連系出力端子と自立出力端子をまとめたメスコネクターを用いているが、パワーコンディショナー10の連系出力端子と自立出力端子とが離れている場合には、連系出力端子接続用のコネクターと、自立出力端子接続用のコネクターをそれぞれ独立して設けてもよい。なお、図3の例では、パワーコンディショナー10を屋内配線の接地線に接続しているが、接地を省略可能な場合や、パワーコンディショナー10側で別途接地工事を行う場合には、屋内配線との接地接続を省略することができる。
また、コンセント23は、前記端子台221及び前記パワーコンディショナー10のメスコネクターを介して、パワーコンディショナーの自立出力端子(L、N)と接続可能となっている。また、コンセント23の接地端子には、屋内配線の接地線(G)が接続される。
本実施形態では、上記した端子台221及びコネクター222が接続手段として機能することになる。なお、図3の例では、螺子付き座金を備えた端子台221を用いるものとして説明したが、屋内配線との接続構成はこれに限られない。例えば、図4に示すように、屋内配線の芯線を挿入する芯線挿入孔2211を設け、その内部のロック機構で端子台221と屋内配線を接続するようにしてもよい。このようなロック機構としては、市販されている埋込式コンセントの裏面に設けられている穴近傍のスリットにマイナスドライバーの先端を挿入することがロックを解除できるロック機構と同等のものを用いることができる。
続いて、図5を参照して、第1の実施形態のコンセント装置及びパワーコンディショナーの設置手順を説明するための図である。図5を参照すると、まず、既存の埋込コンセントのコンセントプレート(カバープレートとも言う)を取り外すと、コンセント枠を固定している螺子が露出される(図5(a))。
次に、コンセント枠を固定している螺子を取り外すと、コンセント本体を取り外し可能となる(図5(b))。次に、コンセント本体を引き出して、屋内配線(L、N、G)を取り外す(図5(c))。
最後に、屋内配線(L、N、G)を本発明のコンセント装置20に接続し、コンセント本体を定位置に収納し、上記と逆の手順で、コンセント枠及びコンセントプレートを取り付ける。図6は、取り付けが完了した状態を表す図である。そして、図5(d)に示すように、コンセント装置20のコネクター222をパワーコンディショナー10のメスコネクターに接続すると、パワーコンディショナー10の設置が完了する。
以上のとおり、本実施形態によれば、配電盤側で特段の工事を行うことなく、パワーコンディショナーを設置することが可能となる(但し、ブレーカーの断操作は安全上必要である)。また、パワーコンディショナーの出力によっては、連系ブレーカーに交換しておくことが望ましい。
続いて、上記のようにして設置されたパワーコンディショナー10の動作について説明する。図7は、本発明の第1の実施形態におけるパワーコンディショナーの停電時の動作を示す流れ図である。図7を参照すると、まず、パワーコンディショナー10は、商用電源からの電源断により停電を検出すると、連系運転を停止する(ステップS001)。
次に、パワーコンディショナー10は、連系リレー12(図1の符号12参照)を解列する(ステップS002)。これにより、回路は図1の状態となり、発電設備30から自立コンセントへ電力を供給可能な状態に切り替わる。
次に、パワーコンディショナー10は、自立運転モードへの切替制御を実施する(ステップS003)。以降、発電設備30で発電された電力は、コンセント23へ供給される(ステップS004)。
ユーザは、発電設備30又は蓄電池40から電力が供給されている間は、コンセント23に任意の機器を繋いで当該機器を利用することができる。以上の状態は、停電復旧まで継続される。
次に、パワーコンディショナー10の停電復旧時の動作について説明する。図8は、本発明の第1の実施形態におけるパワーコンディショナーの復電(停電復旧)時の動作を示す流れ図である。図8を参照すると、まず、パワーコンディショナー10は、ユーザの自立運転停止操作や別途電力系系統から停電復旧メッセージの受信により復電を検出すると(ステップS101)、系統連系運転規程に従い、一定期間(系統連系運転の移行阻止期間)自立運転を継続する(ステップS102)。
前記系統連系運転の移行阻止期間が終了すると、パワーコンディショナー10は、自立運転モードを停止し(ステップS103)、連系リレー12(図1の符号12参照)を投入する(ステップS104)。
次に、パワーコンディショナー10は、系統連系運転モードへの切替制御を実施する(ステップS105)。以降、屋内配線からコンセント23に電力供給が行われる。
ユーザは、復電後もコンセント23に任意の機器を繋いで当該機器を利用することができる。
以上、説明したとおり、本実施形態のコンセント装置とパワーコンディショナーの組み合わせによれば、極めて簡単なコンセント取り換え工事にて、連系時、停電時の双方利用可能な連系自立両用コンセント(コンセント23)を設けることが可能となる。その理由は、系統との系統点を配電盤ではなく、コンセント装置側に配置した構成を採用したことにある。
また、上記の実施形態では、コンセント装置20の自立コンセント23の数が1つであるものとして説明したが、コンセント23の数は2以上であってもよい。また、上記の実施形態では、屋内配線の単相100Vのコンセントを設ける例を挙げて説明したが、L1、L2線に接続して単相200Vのコンセントを設けることも可能である(第4の実施形態(図14参照))。
また、本実施形態からも明らかなとおり、コンセント装置20及びパワーコンディショナーは、複数の箇所に設置することが可能である。このようにすることで、連系時、停電時の双方利用可能な連系自立両用コンセント(コンセント23)を複数設けることが可能となる。
[第2の実施形態]
続いて、コンセント装置20とパワーコンディショナー10間の接続構成(接続手段)に変更を加えた第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。基本的な回路構成やパワーコンディショナー10の動作は第1の実施形態と共通であるので、以下その相違点を中心に説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態のコンセント装置の構成を示す図である。図3に示した第1の実施形態との相違点は、コンセント装置20側に、パワーコンディショナー10の連系出力端子と自立出力端子とに接続するためのメスコネクター224を配置し、コネクター222、223にそれぞれ接続されたケーブルで着脱自在とした点にある。
図10は、本発明の第2の実施形態のコンセント装置の設置例を示す図である。図10からも明らかなとおり、本実施形態によれば、パワーコンディショナー10を接続しない場合にケーブルが露出することが無いため、コンセント装置20のコネクター222に異物が入ってしまったり、誤って触れてしまうといった事故を防止することができる。
なお、図10の例では、コンセント装置20とパワーコンディショナー10aとの接続に、メスコネクター224とコネクター223を配置したケーブルを用いているが、この構成に限られない。例えば、図1のパワーコンディショナー10の連系出力端子11と配線21との接続に、メガネ型電源コネクタやメガネコードと呼ばれるコード(例えば、図13のコード50参照)で接続し、パワーコンディショナー10の自立出力端子14とコンセント23との間は、別途、2端子の第2のケーブル等で接続する構成も採用可能である。
なお、本実施形態においても、メスコネクター224とコネクター223、パワーコンディショナー10側のメスコネクターとコネクター222の接続ロック機構を設けることが好ましい。例えば、コネクターの一方に凹部を設けるとともに他方に当該凹部に係合する爪を設けた構成を採用することができる。また、各種ディスプレイケーブルのように、コネクターの一方にねじ穴を設けるとともに他方に当該ねじ穴に適合する螺子部材を設けた構成を採用することができる。
[第3の実施形態]
続いて、コンセント装置20とパワーコンディショナー10間の接続構成(接続手段)に変更を加えた第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、コンセント装置20側の接続手段は、屋内配線をパワーコンディショナー10a側に引き込む貫通穴で構成し、また自立コンセントもパワーコンディショナー10a側に配置している。以下、第1、第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
図11は、本発明の第3の実施形態のコンセント装置及びパワーコンディショナーの構成を示す図である。図3に示した第1の実施形態との相違点は、コンセント装置20側の端子台221を省略し、屋内配線を引き出す貫通穴だけで接続手段22を構成した点である。また、コンセント装置20側のコンセント23aは、通常のコンセントと同じく屋内配線と接続されている。
第3の実施形態のパワーコンディショナー10aは、インバーターで構成された電力変換部13と接続された自立コンセント15を備えている。また、電力系統側との連系を解列可能なリレー12が設けられている点は、第1、第2の実施形態と同様である。
図12は、本発明の第3の実施形態のコンセント装置の設置例を示す図である。図12に示したように本実施形態によれば、コンセント装置10側の工事が一層簡易化される。
本実施形態の動作を説明すると、連系運転時は、パワーコンディショナー10a内のリレー12が投入状態にあるため、自立コンセント15の位置が異なるだけで、回路構成としては第1、第2実施形態と等価となる。また、自立運転時は、パワーコンディショナー10a内のリレーが解列状態になり、自立コンセント15に電力が供給されることになる。
本実施形態と、第1、第2実施形態との相違点は、コンセント装置20側のコンセント23aが停電時に使用できなくなる点である。その一方で、本実施形態では、第1、第2実施形態と比較してコンセント装置側の工事が一層簡易化される。図12の例では、コンセント装置20Bから屋内配線を引き出してパワーコンディショナー10aに接続しているが、この構成に限られない。例えば、図13に示すとおり、一般的な2口コンセント20cとし、その一方に、メガネ型電源コネクタやメガネコードと呼ばれるコード50のプラグ側を差し込み、他方をパワーコンディショナーのACインレットに接続することで、商用交流電源とパワーコンディショナーとを接続する構成も採用可能である。但し、パワーコンディショナーとコンセント側の接続断(コンセントの抜け)を防ぐという観点では、図12の構成の方が好ましいと言える。
[第4の実施形態]
前述したように、本発明によれば、単相100Vのコンセントのみならず、単相200Vのコンセントを自立コンセント化することも可能となる。図14は、図3に示す第1の実施形態と同様の端子台221を用いて単相200V/20Aのコンセント装置20cのコンセント23bを自立コンセント化する構成を示している。
図14を参照すると、中性線(Neutral)の代わりに非接地線L2が接続されて、200Vをパワーコンディショナー側に供給可能となっている。また、本実施形態のコンセント装置は、パワーコンディショナーを介して、コンセント23bへ単相200Vを供給可能となっている。その他細部は第1の実施形態と同様であり、接地線の接続を省略することも可能であり、端子台221の代わりに芯線挿入孔2211を設けることも可能である。
[第5の実施形態]
また、本発明は、既存の2口又は3口コンセントの単体コンセントと置換可能な配線接続装置として構成することもできる。図15は、本発明の第5の実施形態の配線接続装置の構成を示す図である。
図15の左側図(a)を参照すると、コンセントプレート(カバープレートとも言う)71内のコンセント枠(コンセント取付枠)72に、コンセント70bと、配設接続装置70aとが取りつけられた状態が示されている。
コンセント70bは、既存の単相100V用のコンセントであり、図15の図(b)に示すように渡り配線60及び配線接続装置70aを介してパワーコンディショナーの自立出力端子と接続される。
配線接続装置70aは、装置裏側の芯線挿入孔(第1の配線固定手段に相当)を介して、屋内配線(L、N)と接続される(図15の(b)参照)。配設接続装置70aは、装置表側のメスコネクター224を介して、パワーコンディショナーの連系出力端子及び自立出力端子と接続可能となっている。
配線接続装置70a内の回路は、接地線が省略されている点を除いて、第1、第2の実施形態と同様であり、屋内配線(L、N)は、メスコネクター224内の連系出力端子接続用のピン(L、N)と接続され、自立出力端子接続用のピン(L、N)は、前記渡り配線60用の芯線挿入孔(第2の配線固定手段に相当)内の端子(L、N)とそれぞれ接続される。これらが本実施形態における「接続手段」に相当する。
その他、パワーコンディショナー側の構成や作用は第1、第2の実施形態と同様であるため説明を省略する。
以上のように本実施形態によれば、既存の2口又は3口コンセント内の1つのコンセント等を取り外して、配線接続装置70aを取り付けることで、残るコンセントを連系、自立両用可能なコンセントとして機能させることが可能となる。ユーザが調達すべき部材は、配線接続装置70a、パワーコンディショナーとの接続ケーブル及び若干の配線部材となるので、第1、第2の実施形態と比較して低コストで、連系時、停電時の双方利用可能な連系自立両用コンセント(コンセント70b)を設けることが可能となる。なお、本実施形態では、渡り配線60は同一コンセント枠のコンセント70bを自立コンセント化しているが、同一ブレーカーに接続する別のコンセント(例えば、同一室内の近傍のコンセント)に配線(送り配線)を行うことで、当該コンセントを、連系、自立両用可能なコンセントとして利用する形態に変形することができる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、各図面に示した装置間の構成、各要素の構成、接続形態は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
例えば、上記した各実施形態では、屋内の埋込コンセントに本発明のコンセント装置を設置し、あるいは、パワーコンディショナーを接続するものとして説明したが、本発明は、屋内の埋込コンセント以外にも適用可能である。例えば、フロア収納コンセントや、屋外コンセントにも同様の手順でコンセント装置を設置し、あるいは、パワーコンディショナーを接続することが可能である。
なお、上記の特許文献および非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
10、10a パワーコンディショナー
11 連系出力端子
12 リレー
13 電力変換部
14 自立出力端子
15 自立コンセント
20、20a、20b、20c コンセント装置
21 配線(屋内配線)
22 接続手段
23、23a、23b コンセント
30 発電設備
40 蓄電池
50 コード
60 渡り配線
70a 配線接続装置
70b コンセント
71 コンセントプレート
72 コンセント枠(コンセント取付枠)
221 端子台
222 コネクター
2211 芯線挿入孔
223 コネクター
224 メスコネクター

Claims (9)

  1. 停電時に自立運転を行う機能を備えたパワーコンディショナーの連系出力端子と、商用交流電源に接続された配線とを接続する接続手段と、
    前記パワーコンディショナーの自立出力端子と配線接続され、前記パワーコンディショナーの自立コンセントとして機能するコンセントと、
    を備えるコンセント装置。
  2. 前記コンセントは、
    前記パワーコンディショナーの連系運転時に、前記連系出力端子と、自立出力端子とが接続されることにより、連系コンセントとして機能し、
    前記パワーコンディショナーの自立運転時に、前記連系出力端子と、自立出力端子とが解列されることにより、自立コンセントとして機能すること、
    を特徴とする請求項1のコンセント装置。
  3. 前記接続手段は、前記商用交流電源に接続された配線を接続する端子台と、前記端子台を介して前記パワーコンディショナーの連系出力端子と前記商用交流電源とを接続するケーブルと、によって構成されている請求項1又は2のコンセント装置。
  4. 前記パワーコンディショナーの自立出力端子と、前記コンセントとが、前記端子台を介して接続されている請求項3のコンセント装置。
  5. 前記接続手段は、前記商用交流電源に接続された配線を接続する端子台と、前記端子台と接続され、かつ、前記パワーコンディショナーの連系出力端子に接続されたケーブルの終端に接続されたコネクタと嵌合するコンセント側コネクタとによって構成されている請求項1又は2のコンセント装置。
  6. 商用交流電源に接続された配線を接続する第1の配線固定手段と、
    コンセント枠に設置された第2のコンセントへ配線を行うための第2の配線固定手段と、
    停電時に自立運転を行う機能を備えたパワーコンディショナーの連系出力端子及び商用交流電源に接続された配線、並びに、前記パワーコンディショナーの自立出力端子及び前記第2のコンセントへの配線とをそれぞれ接続する接続手段と、
    を備え、コンセント枠に取り付け可能な配線接続装置。
  7. インバータの出力側と接続され、商用交流電源と配線接続される連系出力端子と、
    前記インバータの出力側と接続され、かつ、停電時に前記連系出力端子と解列されて、自立コンセントとして機能する自立コンセントと、
    連係運転時に、前記連系出力端子と前記コンセントを接続し、前記自立コンセントを連係コンセントとして機能させる切替手段と、
    を備えたパワーコンディショナー。
  8. コンセント装置に備えられた接続手段を介して、停電時に自立運転を行う機能を備えたパワーコンディショナーの連系出力端子と、商用交流電源とを配線接続する工程と、
    前記接続手段を介して、前記パワーコンディショナーの自立出力端子と、前記コンセント装置に備えられたコンセントとを配線接続する工程と、
    を含むパワーコンディショナーの設置方法。
  9. 前記パワーコンディショナーの連系運転時に、前記連系出力端子と、自立出力端子とが接続されることにより、前記コンセントを連系コンセントとして機能させ、
    前記パワーコンディショナーの自立運転時に、前記連系出力端子と、自立出力端子とが解列されることにより、前記コンセントを自立コンセントとして機能させることが可能である請求項8のパワーコンディショナーの設置方法。
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