JP2017059988A - 発音装置 - Google Patents

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大志 沼田
Daishi Numata
大志 沼田
佐藤 清
Kiyoshi Sato
清 佐藤
佐藤 豊
Yutaka Sato
豊 佐藤
佐藤 秀治
Hideji Sato
秀治 佐藤
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Abstract

【課題】磁界発生ユニットとアーマチュアとを高精度位置決めでき、フレームを非磁性材料で形成しても磁気抵抗を小さくできる発音装置を提供する。【解決手段】磁界発生ユニット20は上部ヨーク21および下部ヨーク22と側部ヨーク23とで構成されている。上部ヨーク21には上部磁石24が固定され、下部ヨーク22に下部磁石25が固定されている。磁界発生ユニット20は、フレームの駆動側取付け面5aに突き当てられて固定されている。アーマチュア32は折り返し部32bと基端部32eを有し、基端部32eに磁性材料製の連結体29が固定され、この連結体29が駆動側取付け面5aに固定されている。連結体29が付加ヨーク26に突き当てられて、付加ヨーク26とアーマチュア32とが磁気的に連結されている。【選択図】図3

Description

本発明は、振動板と平行に延びるアーマチュアが設けられ、前記アーマチュアの振動が振動板に伝達される発音装置に関する。
特許文献1に、発音装置(音響変換装置)に関する発明が記載されている。
この発音装置は、ケース体の内部に保持枠が固定されている。保持枠は開口部を有しこの開口部は樹脂フィルムで塞がれており、薄い金属板で形成された振動板が、前記樹脂フィルムに貼り付けられている。
ケース体の内部に磁性材料で形成されたアーマチュアが収納されている。アーマチュアは、振動部と被固定部とが一体に形成されており、被固定部が保持枠に位置決めされて固定されている。アーマチュアにはコイル取付け部が形成されて、このコイル取付け部にコイルが固定されており、前記振動部はコイルの巻き中心の空間部内に配置されている。
前記アーマチュアには一対の固定片が一体に形成されており、この固定片の間にヨークが挟まれて固定されている。ヨークはUの字形状に曲げられた第1の部材と、第1の部材の側壁の間に渡されて固定された板状の第2の部材とから構成されている。一方のマグネットは第1の部材の底部内面に固定され、他方のマグネットは第2の部材の内面に固定されている。アーマチュアの振動部は上下に対向する前記マグネットの間に位置している。そして、振動部の自由端部と振動板とが梁部で連結されている。
上記構造の発音装置は、コイルに与えられるボイス電流でアーマチュアが磁化され、その磁化とマグネットの磁界とによって、振動部が振動する。この振動が梁部を介して振動板に伝達され、振動板の振動によって発音する。
特開2012−4850号公報
特許文献1に記載された発音装置は、保持枠にアーマチュアの被固定部が固定され、このアーマチュアにコイル取付け部と固定片とが形成されて、コイルが前記コイル取付け部に固定され、ヨークが前記固定片に挟まれて固定された構造である。この構造では、アーマチュアにコイルとヨークとを互いに位置決めして固定してから、アーマチュアを保持枠に固定することになるため、自動機を使用して保持枠に各部品を順次組み込むという効率の良い組立作業を行うことが難しい。
また、保持枠とマグネットとの間に、アーマチュアとヨークのそれぞれの寸法公差と取付け公差が累積されて関与するため、保持枠に対する磁石の取付け精度および保持枠に対する磁石の着磁面の平行度を高精度に設定することが困難である。
さらに、アーマチュアの振動部と2個のマグネットとの相対位置関係は、共に板金加工されたアーマチュアとヨークとの固定精度に依存することになるが、アーマチュアに形成された一対の固定片の間にヨークを挟み込む固定構造では、アーマチュアの振動部と2個のマグネットとの相対位置関係を高精度に設定するのが難しい。
そこで、アーマチュアとヨークとを互いに連結させることなく、互いに独立させて、保持枠の共通の取付け面に個別に組み付けるようにすると、前記取付け面を基準として、アーマチュアとフレームとの相対位置関係を高精度に決めることが可能になる。しかし、この場合には、ヨークとアーマチュアとが離れることになるため、フレームを非磁性材料で形成すると、コイルからアーマチュアに誘導される磁束経路の抵抗が大きくなり、アーマチュアの駆動振幅を大きく確保することが困難になる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、フレームの取付け面を基準として磁石とアーマチュアとの相対位置を高精度に決めることができる発音装置を提供することを目的としている。
また本発明は、フレームを非磁性材料で形成したとしても、コイルからアーマチュアに誘導される磁束の経路の抵抗を小さくできる発音装置を提供することを目的としている。
本発明は、振動板と、前記振動板と平行に延びるアーマチュアと、導線が前記アーマチュアを周回した状態で巻かれたコイルと、前記アーマチュアに対向する磁界発生ユニットと、前記アーマチュアの振動を振動板に伝達する伝達体と、が設けられた発音装置において、
前記磁界発生ユニットは、前記アーマチュアに対向する磁石と、前記磁石を支持するヨークとを有し、磁性材料で形成された前記アーマチュアの基端部と前記ヨークとを連結する磁性材料製の連結体が設けられており、
前記磁界発生ユニットと前記アーマチュアと前記連結体とが互いに連結された状態でフレームに支持されていることを特徴とするものである。
本発明の発音装置は、磁界発生ユニットのヨークとアーマチュアとが磁性材料の連結体で連結されているため、コイルからアーマチュアに誘導される磁束経路の抵抗を小さくでき、アーマチュアの駆動振幅を大きく確保することが可能になる。また、ヨークと連結体は共通のフレームに支持されているため、フレームを基準として、磁石の位置とアーマチュアの位置を決めることができ、部品精度を高めることで調整作業を行う必要がなく、あるいは調整作業を行ったとしても、狭い調整幅で、磁石とヨークの相対位置を高精度に決めることが可能になる。
本発明の発音装置は、前記アーマチュアは、前記磁石に対向する振動部と、前記振動部の基部に形成された折り返し部と、前記折り返し部に連続する前記基端部を有し、前記振動部と前記基端部とが平行に対向しているものである。
本発明の発音装置は、前記ヨークと前記連結体とが前記フレームの取付け面に固定され、前記アーマチュアの前記基端部が、前記フレームとは逆側から前記連結体に固定されており、前記連結体が前記ヨークに突き当てられて、前記連結体と前記アーマチュアの前記振動板と平行な方向での位置が決められていることが好ましい。
上記構成の発音装置は、ヨークと連結体とがフレームの共通の取付け面を基準として取り付けられるため、磁石とアーマチュアとの相対位置を高精度に決めることができる。さらには、ヨークと連結体とを、振動板と平行な方向に突き当てているため、アーマチュアと磁石の、振動板と平行な方向での相対位置を高精度に決めることができ、アーマチュアの振動支持点と、磁石の中心までの作用長を高精度に均一に設定することが可能になる。
この場合に、前記ヨークと前記連結体との突き当て部が、前記磁石と重なる位置にあることが好ましい。
上記構成では、全体を大型化させることなくアーマチュアの前記作用長を長く確保することが可能になる。
本発明の発音装置は、前記ヨークの一部が、前記磁石と前記アーマチュアとの対向領域よりも前記アーマチュアの前記基端部側へ延長し、前記ヨークの延長部分が前記連結体とされており、前記アーマチュアの基端部が前記連結体に重ねられて固定されているものであってもよい。
上記構造の発音装置では、ヨークの寸法精度を高くすることで、磁界発生ユニットとアーマチュアとの相対位置を高精度に決めることが可能になる。
本発明は、前記フレームを非磁性材料で形成することが可能である。
本発明は、磁性材料の連結体を設けることで、ヨークから連結体を経てアーマチュアに至る磁束経路を形成できるため、フレームを非磁性材料で形成しても、アーマチュアの駆動振幅を大きく低下させることがない。そのため、フレームを、振動板を支持する可撓性シートとの接着に適した非磁性材料で形成することなどが可能になる。
本発明の発音装置は、フレームを基準としてヨークとアーマチュアとを組み付けることができるため、アーマチュアの振動部と磁石との相対位置を高精度に設定でき、フレームに磁界発生部とアーマチュアなどを、自動機を使用して自動組み付けすることも可能になる。
また、フレームを非磁性材料で形成することができ、例えば、振動板を支持するための可撓性シートなどを接着するのに適した材料でフレームを形成することが可能になる。
本発明の第1の実施の形態の発音装置の外観を示す斜視図、 図1に示す発音装置の分解斜視図、 図1に示す発音装置をIII−III線で切断した断面図、 発音装置のケースを除いた構造を示すものであり、図3をIV−IV線で切断した断面図、 (A)(B)は、第1の実施の形態の発音装置の組立作業を説明する断面図、 本発明の第2の実施の形態の発音装置の組立作業を説明する断面図、 本発明の第3の実施の形態の発音装置の組立作業を説明する断面図、
図1ないし図3は本発明の第1の実施の形態の発音装置1を示している。
発音装置1は、ケース2を有している。ケース2は下ケース3と上ケース4とから構成されている。下ケース3と上ケース4は合成樹脂製または非磁性材料の金属材料を使用しプレス成形やダイキャスト法で形成されている。
図2に示すように、下ケース3は、底部3aと、4側面を囲む側壁部3bと、側壁部3bの上端の開口端部3cを有している。上ケース4は天井部4aと、4側面を囲む側壁部4bと、側壁部の下端の開口端部4cを有している。下ケース3の内部空間は、上ケース4の内部空間よりも広く、上ケース4は下ケースの蓋体として機能している。
下ケース3の開口端部3cと上ケース4の開口端部4cとの間にフレーム5が挟まれている。図示省略されているが、下ケース3の開口端部3cとフレーム5との間に凹凸嵌合の位置決め機構が形成され、上ケース4の開口端部4cとフレーム5との間に凹凸嵌合の位置決め機構が形成されている。これら位置決め機構で、下ケース3と上ケース4およびフレーム5が位置決めされて、下ケース3と上ケース4とフレーム5とが接着剤などで互いに固定されている。
図2に示すように、フレーム5は、Z方向の厚さ寸法が均一な板材で形成されており、図示下側の平面が駆動側取付け面5aで、上側の平面が振動側取付け面5bとなっている。中央部には、開口部5cが上下に貫通して形成されている。
図3と図4に示すように、フレーム5の振動側取付け面5bに振動板11と可撓性シート12が取り付けられている。振動板11はアルミニウムなどの薄い金属材料で形成されており、必要に応じて曲げ強度を増強するためのリブがプレス成形されている。可撓性シート12は振動板11よりも撓み変形しやすいものであり、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)やナイロンあるいはポリエステルなどの樹脂シート(樹脂フィルム)で形成されている。
振動板11は可撓性シート12の下面に接着されて固定され、可撓性シート12の外周縁部12aが、フレーム5の枠部の上面である振動側取付け面5bに接着剤を介して固定されている。その結果、振動板11は、可撓性シート12を介してフレーム5に振動動作自在に支持されている。
図2、図3および図4に示すように、振動板11の面積は、開口部5cの開口面積よりも小さい。可撓性シート12の面積は振動板11よりも大きく、且つ開口部5cよりも大きい。
図4に示すよう、振動板11のX方向(幅方向)の両縁部11a,11aとフレーム5との間に隙間(i)(i)が形成されている。図3に示すように、振動板11の自由端11bとフレーム5との間に隙間(ii)が形成されている。振動板11の支点側端部11cとフレーム5との間には、前記隙間(i)(ii)よりも狭い隙間(iii)が形成され、あるいはほとんど隙間が形成されていない。そして前記各隙間(i)(ii)(iii)が、可撓性シート12で塞がれている。振動板11は、前記可撓性シート12の撓みと弾性によって、支点側端部11cを支点として、自由端11bがZ方向へ変位するように振動可能である。
図2と図3に示すように、フレーム5に磁界発生ユニット20が搭載されている。磁界発生ユニット20は、上部ヨーク21と下部ヨーク22および一対の側部ヨーク23,23が組み立てられており、上部ヨーク21の上に付加ヨーク26が重ねられて構成されている。上部ヨーク21と下部ヨーク22と側部ヨーク23,23および付加ヨーク26は、磁性金属材料である冷間圧延鋼板で形成されている。
実施の形態では、冷間圧延鋼板として、JISG3141で規定されるSPCC(一般用)が使用されている。SPCCは、材料価格が安く加工もしやすい。また、冷間圧延鋼板として、JISG3141で規定されるSPCD(絞り用)、SPCE(深絞り用)、SPCF(非時効性深絞り用)、SPCG(非時効性超深絞り用)を使用することもできる。
SPCCは、鉄(Fe)を主体とし、含まれる不純物は、炭素(C)が0.15%以下、マンガン(Mn)が0.60%以下、リン(P)が0.100%以下、硫黄(S)が0.05%以下である。SPCCの飽和磁束密度は2.0T(テスラ)程度である。冷間圧延鋼板は、SPCD,SPCE,SPCF,SPCGの順で、SPCCよりも前記不純物の割合が少なくなる。そのため、いずれも飽和磁束密度が2.0T以上である。
なお、各ヨークは冷間圧延鋼板以外の磁性材料で例えばNi−Fe合金などで形成することも可能である。
図4に示すように、上部ヨーク21と下部ヨーク22平板形状であり、Z方向に間隔を空けて互いに平行に配置されている。上部ヨーク21と下部ヨーク22は、同じ四角形状で寸法も同じであり、厚さ寸法も同じである。上部ヨーク21は、図示下側に向く内側の板表面が対向面21bである。下部ヨーク22は、図示上側に向く内側の板表面が対向面22bである。
側部ヨーク23,23は、上部ヨーク21および下部ヨーク22と同じ厚さの平板形状である。側部ヨーク23,23は、互いに対向する板表面が側方対向面23a,23aである。側部ヨーク23,23は、側方対向面23a,23aが互いに平行で、側方対向面23a,23aが上部ヨーク21と下部ヨーク22の対向面21b,22bと垂直となる垂直姿勢で、X方向に間隔を空けて配置されている。
図4に示すように、一対の側部ヨーク23,23は、Z方向の高さ寸法Hが互いに同一である。側部ヨーク23,23は、図示上向きの上端面23b,23bと、図示下向きの下端面23c,23cを有している。側部ヨーク23,23の上端面23b,23bは、上部ヨーク21の対向面21bに突き当てられ、側部ヨーク23,23の下端面23c,23cは、下部ヨーク22の対向面22bに突き当てられる。
図4に示すように、上部ヨーク21の対向面21bのうちの前記上端面23b,23bが接合される領域に凹部21c,21cが形成されている。凹部21c,21cは、上部ヨーク21の側辺21d,21dの内側で、側辺21d,21dと平行に連続して形成されている。下部ヨーク22の対向面22bのうちの前記下端面23c,23cが接合される領域に凹部22c,22cが形成されている。凹部22c,22cは、下部ヨーク22の側辺22d,22dの内側で、側辺22d,22dと平行に連続して形成されている。
なお、前記凹部21c,21cと凹部22c,22cは間欠的に形成されていてもよい。また、上部ヨーク21と下部ヨーク22に凹部21c,21cと凹部22c,22cが形成されておらず、側部ヨーク23,23の上端面23b,23bと下端面23c,23cに凹部が形成されていてもよい。または、上部ヨーク21および下部ヨーク22と、上端面23b,23bならびに下端面23c,23cの双方に凹部が形成されていてもよい。
側部ヨーク23,23の上端面23b,23bと、この上端面23b,23bが接合される上部ヨーク21の対向面21bとの間に接着剤が塗布されて、側部ヨーク23,23と上部ヨーク21とが固定される。このとき、接着剤が凹部21c,21cに充填されて、上端面23b,23bと対向面21bとが強固に固定される。同様に、側部ヨーク23,23の下端面23c,23cと、この下端面23c,23cが接合される下部ヨーク22の対向面22bとの間にも接着剤が塗布されて、側部ヨーク23,23と下部ヨーク22とが固定される。このとき、接着剤が凹部22c,22cに充填されて、下端面23c,23cと対向面22bとが強固に固定される。
また、凹部21c,22cを設けることで、上端面23b,23bと対向面21bとの接合部に塗布した接着剤が前記接合部からはみ出しにくくなり、同様に、下端面23c,23cと対向面22bとの接合部に塗布した接着剤が前記接合部からはみ出しにくくなるため、4個のヨーク21,22,23,23の組立作業を自動化しやすくなる。
なお、上部ヨーク21と側部ヨーク23,23および下部ヨーク22と側部ヨーク23,23をレーザー溶接で固定してもよい。
さらに、側部ヨーク23,23の上端面23b,23bと下端面23c,23cは、ワイヤソーを使用して切断加工することが好ましい。この切断加工により、側部ヨーク23,23の高さ寸法Hを高精度に設定することができ、上端面23b,23bと下端面23c,23cの加工後の平面度を高くし、上端面23b,23bと下端面23c,23cとの平行度も高くすることができる。なお、上部ヨーク21の側辺21d,21dと凹部21c,21cの加工、ならびに下部ヨーク22の側辺22d,22dと凹部22c,22cの加工は、ダイシング加工で行うことができる。
上記のように、側部ヨーク23,23の上端面23b,23bと下端面23c,23cを高い精度で加工でき、また、前記凹部21c,22cを形成することで、側部ヨーク23の上端面23b,23bと上部ヨーク21の対向面21bを密着させて固定でき、下端面23c,23cと下部ヨーク22の対向面22bとを密着させて固定できるようになる。
側部ヨーク23,23の加工精度が高くなり、さらに、上部ヨーク21ならびに下部ヨーク22に対して側部ヨーク23,23を密着させて固定できるようになったため、上部ヨーク21の対向面21bと下部ヨーク22の対向面22bとのZ方向の対向間隔Hの誤差を小さくでき、前記対向間隔Hを高精度に設定することができるようになる。
前記付加ヨーク26は、上部ヨーク21と下部ヨーク22および側部ヨーク23,23と同じ厚さ寸法で形成されることが好ましい。ただし、図3と図4に示すように、付加ヨーク26を、上部ヨーク21と下部ヨーク22および側部ヨーク23,23よりもやや薄い板材で形成してもよい。付加ヨーク26は上部ヨーク21の上に重ねられてレーザースポット溶接や接着で固定されて一体化される。付加ヨーク26の上面が、磁界発生ユニット20に固定するための接合面26aである。
なお、付加ヨーク26は省略することも可能である。付加ヨーク26を省略するときには、上部ヨーク21の板厚をやや厚くすることが好ましい。上部ヨーク21の板厚を大きくすることで、後述する連結体29を上部ヨーク21の図示右側の端面に突き当てやすくなる。
図2と図3および図4に示すように、磁界発生ユニット20では、上部ヨーク21の対向面21bに上部磁石24が固定され、下部ヨーク22の対向面22bに下部磁石25が固定されている。上部磁石24の下面24aと下部磁石25の上面25aとの間にZ方向にギャップδが形成されている。上部磁石24の下面24aと下部磁石25の上面25aは互いに逆の極性となるように、各磁石24,25が着磁されている。
前記のように、上部ヨーク21の対向面21bと下部ヨーク22の対向面22bとのZ方向の対向間隔Hが高精度に設定されているため、磁石24,25の厚さ寸法を管理することで、前記ギャップδを、ばらつきが小さくなるように、高精度に設定できる。
磁界発生ユニット20は、付加ヨーク26の上面の接合面26aは平面である。図4に示すように、この接合面26aがフレーム5の下面の駆動側取付け面5aに面接合され、接着剤で固定されて、あるいはレーザースポット溶接で固定されて、磁界発生ユニット20が、駆動側取付け面5aを基準として固定される。
磁界発生ユニット20では、対向面21b,22bの対向間隔Hが高精度に設定され、磁石24,25のギャップδも高精度に設定されているため、駆動側取付け面5aに対する上部磁石の下面24aと下部磁石25の上面25aの平行度を高くでき、上部ヨーク21と付加ヨーク26の板厚を管理することで、駆動側取付け面5aからギャップδの中心までのZ方向の距離も高精度に設定できるようになる。
図2と図3に示すように、磁界発生ユニット20と並ぶ位置にコイル27が設置されている。コイル27はY方向に延びる巻き中心線を導線が周回するように巻かれている。後に説明するように、コイル27の巻き中心部の空間27cにアーマチュアの振動部32aが挿入され、コイル27は導線がアーマチュアの周囲を周回するように巻かれている。
図3に示すように、コイル27のY方向の左側に向く端面が接合面27aとなっており、この接合面27aが接着剤層28によって磁界発生ユニット20の上部ヨーク21と下部ヨーク22に固定されている。このとき、コイル27の巻き中心線が、上部磁石24と下部磁石25とのギャップδの中心に一致するように位置決めされて互いに固定される。
なお、コイル27の上面27bが、フレーム5の下面の駆動側取付け面5aに直接に突き当てられ、あるいはスペーサを介して突き当てられて接着剤で固定されてもよい。
図3に示すように、フレーム5の下側にアーマチュア32が設けられている。アーマチュア32は連結体29を介して、フレーム5の駆動側取付け面5aに固定されている。
アーマチュア32は磁性材料で形成されており、例えば、冷間圧延鋼板やSUS430(18クロームステンレス)、あるいはNi−Fe合金などの磁性金属板で形成されている。
図2にアーマチュア32の形状が示されている。アーマチュア32は厚さ寸法が均一な板材で形成されており、振動部32aと、振動部32aの先部である先端部32cを有している。先端部32cの幅方向の中心部には凹部32dが形成されている。凹部32dはY方向に向けて開口しておりその開口幅寸法がWで示されている。振動部32aの基部には、U字状の折り返し部32bと、これに連続する基端部32eが一体に形成されている。振動部32aと基端部32eは互いに平行である。
連結体29は連結板であり、アーマチュア32を構成するのと同じ磁性金属板で形成されている。連結体29の板厚は、アーマチュア32の板厚と同じであることが好ましいが、この板厚は相違していてもよい。
連結体29は、上面がフレーム5の駆動側取付け面5aに接合される接合面29aであり、下面がアーマチュア32を支持する支持面29bであり、Y方向に向く一方の端部が突き当て部(突き当て面)29cである。
図3と図5に示すように、アーマチュア32の基端部32eの上面は、連結体29の支持面29bに面接合されて固定されている。このときの固定手段は、レーザースポット溶接や接着である。連結体29の上面の接合面29aは、フレーム5の駆動側取付け面5aに面接合されて、レーザースポット溶接や接着で固定されている。このとき、連結体29の突き当て部29cが、磁界発生ユニット20の付加ヨーク26の図示右側の端面に突き当てられて、連結体29がフレーム5に固定されている。そして、突き当て部29cと付加ヨーク26とが接着剤で固定され、またはレーザースポット溶接で固定されている。
振動部32aは、コイル27の巻き中心の空間27cに挿入され、さらに図3と図4および図5(B)に示すように、上部磁石24と下部磁石25とのギャップδ内に挿入されている。そして、アーマチュア32の先端部32cが、前記ギャップδ内からY方向の前方に延び出している。
図3に示すように、振動板11の自由端11bと、アーマチュア32の先端部32cは伝達体33で連結されている。伝達体33は金属または合成樹脂で形成された針状部材であり、上端の固定部33aが振動板11に固定されている。伝達体33の下端部は連結端部33bであり、連結端部33bはアーマチュア32の凹部32dに挿入され、連結端部33bとアーマチュア32とが接着剤で固定されている。
この発音装置1では、磁界発生ユニット20の付加ヨーク26とアーマチュア32の基端部32eとが磁性材料製の連結体29を介して連結されている。そのため、コイル27にボイス電流が通電されてアーマチュア32の内部に磁界が誘導されときに、誘導された磁界の磁束が、アーマチュア32の先端部32c−空間−付加ヨーク26−連結体29−アーマチュア32の基端部32eを周回できるようになって磁束経路の抵抗を小さくできる。そのため、アーマチュア32の振動部32a内の磁束密度を高めることができ、振動部32aの振幅を大きくすることができる。
この構造では、フレーム5を非磁性材料で形成しても、前記磁束経路の抵抗を大幅に低下させることがなくなる。したがって、フレーム5を非磁性材料の例えばSUS304などで形成することができ、フレーム5の材質として、接着剤との馴染みがよく、可撓性シート12の接着強度を高めることができるものを選択することも可能になる。
図3に示すように、下ケース3と上ケース4とがフレーム5を挟んで固定されると、振動板11と可撓性シート12とによって、ケース2の内部の空間が上下に区分される。振動板11および可撓性シート12よりも上側であって上ケース4の内部の空間が発音側空間であり、発音側空間は、上ケース4の側壁部4bに形成された発音口4dから外部空間に通じている。下ケース3の側壁部3bには吸排気口3dが形成されており、振動板11および可撓性シート12よりも下側であって下ケース3の内部空間が、吸排気口3dによって外気に通じている。
次に、発音装置1の動作を説明する。
ボイス電流がコイル27に与えられると、アーマチュア32に磁界が誘導される。アーマチュア32に誘導される磁界と、上部磁石24と下部磁石25とのギャップδ内に生成される磁界とで、アーマチュア32の振動部32aにZ方向への振動が発生する。この振動が伝達体33を介して振動板11に伝達され振動板11が振動する。このとき、可撓性シート12で支持されている振動板11は、支点側端部11cを支点として自由端11bがZ方向へ振動する。
振動板11の振動により、上ケース4の内部の発音空間に音圧が生成され、この音圧が発音口4dから外部へ出力される。
この発音装置1は、磁界発生ユニット20の付加ヨーク26の接合面26aがフレーム5の駆動側取付け面5aに面接合されて固定されている。磁界発生ユニット20では、上部ヨーク21と下部ヨーク22の対向間隔Hが、側部ヨーク23,24を介在させることで高精度に決められている。その結果、上部磁石24と下部磁石25とのギャップδの中心と駆動側取付け面5aとのZ方向の距離を高精度に決めることができる。また、上部磁石24の下面24aと下部磁石25の上面25aを、駆動側取付け面5aに対して平行度を高く維持して配置することができ、図3と図4に示すY方向に延びるギャップδの中心と、駆動側取付け面5aとの平行度も高く維持することができる。
一方で、アーマチュア32の基端部32eは、平板状の連結体29を介して駆動側取付け面5aに直接に固定され、磁界発生ユニット20と同じ基準である駆動側取付け面5aを基準として取り付けられている。そのため、上部磁石24と下部磁石25のギャップδの中心と、アーマチュア32の振動部32aの板厚中心との間で、Z方向の相対位置に関与する公差を少なくすることができる。図5に示すアーマチュア32の振動部32aと基端部32eのZ方向の高さhの寸法精度を高く設定し、連結体29の板厚寸法を高精度に管理しておけば、無調整で、ギャップδの中心に振動部32aを配置することが可能になる。また、振動部32aと、上部磁石24の下面24aおよび下部磁石25の上面25aとの平行度も高くできる。
あるいは、振動部32aをギャップδの中心に合わせる調整作業が必要とされる場合であっても、その調整幅を狭くでき、従来よりも調整作業を簡素化できる。
次に、前記発音装置1の製造工程の一例を説明する。以下では、無調整でアーマチュア32を固定する製造方法について説明する。
発音装置1の製造工程では、振動板11が接合された可撓性シート12をフレーム5の振動側取付け面5bに取付け、振動板11の自由端11bに伝達体33の上端の固定部33aを固定する。フレーム5は非磁性材料で形成することが可能であるため、例えばSUS304のように表面にメッキ処理が施されていない金属材料でフレーム5を形成することで、フレーム5に接着剤を馴染ませやすくなり、可撓性シート12とフレーム5の接着強度を高くできるようになる。
次に、コイル27が連結された磁界発生ユニット20を、フレーム5の駆動側取付け面5aに固定し、その後に、アーマチュア32を組み込む。
アーマチュア32には、予め連結体29を固定しておく。アーマチュア32の基端部32eを連結体29の支持面29bに面接合して、レーザースポット溶接や接着で固定するが、このとき、連結体29とアーマチュア32との相対位置を高精度に設定しておく。
図5(B)に示すように、アーマチュア32は、連結体29の後端部29dと重なる曲げ起点32fが、Z方向へ振動するときの振動支持点(S)となる。そこで、アーマチュア32と連結体29とを固定するときに、前記曲げ起点32fから連結体29の突き当て部29cまでのY方向の長さ寸法L1が所定の公差内に入るように、相対位置を決めて、アーマチュア32と連結体29とを固定する。または、アーマチュア32の基端部32eの図示左側の端部と、前記突き当て部29cとの間の距離が公差内に入るように、アーマチュア32と連結体29とを固定してもよい。
アーマチュア32と連結体29とを固定した後に、自動組み立て装置に設けられた組立アームの先部の吸着部で、アーマチュア32の振動部32aの図示下面を吸着する。
振動部32aの先端部32cがコイル27よりも図示右側に外れた位置で、アーマチュア32を図5(A)に示す(a)方向へ移動させ、前記先端部32cを、コイル27の空間27cの図示右側に対向させる。その後、組立アームを振動板11と平行なY方向に沿って移動させ、アーマチュア32を図5(A)に示す(b)方向へ移動させて、アーマチュア32の振動部32aを、コイル27の空間27cおよび上部磁石24と下部磁石25とのギャップδの内部に挿入する。
磁界発生ユニット20は、フレーム5の駆動側取付け面5aを基準として固定されている。そこで、図5(A)に示すように、アーマチュア32を(a)方向へ移動させて、連結体29の接合面29aをフレーム5の駆動側取付け面5aに押し付けて、接合面29aを駆動側取付け面5aに摺動させながら(b)方向へ移動させる。そして、図5(B)に示すように、連結体29の突き当て部29cを付加ヨーク26の図示右側の端面に突き当てて、連結体29とフレーム5とを固定する。
上記組立作業では、アーマチュア32の振動部32aの板厚中心を、上部磁石24と下部磁石25とのギャップδの中心に高精度に一致させることができる。上記組立て作業では、アーマチュア32のZ方向の位置の調整作業が必要ではなく、アーマチュア32を組み込んだ直後に、連結体29とフレーム5とをレーザースポット溶接や接着剤で接合することで組立を完了できる。
さらに、連結体29の突き当て部29cを付加ヨーク26に突き当てることで、磁界発生ユニット20とアーマチュア32のY方向(振動板11と平行な方向)での相対位置も高精度に決めることができる。アーマチュア32の振動部32aに振動駆動力が与えられる作用点(F)は、磁石24,25と振動部32aとの対向領域のY方向の中心に位置している。連結体29の突き当て部29cを付加ヨーク26に突き当てることで、アーマチュア32の前記振動支持点(S)から作用点(F)までのY方向の作用長L0を高精度に決めることができる。
これにより、個々の発音装置1における、アーマチュア32の振動部分の長さのばらつきおよび弾性係数のばらつきを少なくでき、振動特性を均一化できるようになる。
または、アーマチュア32のZ方向の位置を調整して組立作業を行う場合であってもその調整範囲を狭くでき、調整作業を簡素化できる。
例えば、組立アームをZ方向へ移動させてアーマチュア32を(a)方向へ移動させ、連結体29をフレーム5の駆動側取付け面5aに当たらない位置で、且つ駆動側取付け面5aからZ方向へ予め決められた距離に設定する調整を行う。次に、組立アームをZ方向の位置を維持させながらY方向へ移動させて、振動部32aをコイル27の空間27cおよび上部磁石24と下部磁石25とのギャップδの内部に差し込み、連結体29の突き当て部29cを付加ヨーク26に突き当てる。この調整作業の完了後に、わずかな隙間を有して対向する連結体29とフレーム5の駆動側取付け面5aとをレーザースポット溶接や接着剤で固定し、アーマチュア32の組み付けを終了する。
この調整作業を含んだ取付け工程によっても、アーマチュア32の振動部32aを、上部磁石24と下部磁石25とのギャップδの中心に高精度に一致させることができる。
このように、磁界発生ユニット20とアーマチュア32が、共通の基準面である駆動側取付け面5aを基準として組み付けられているため、ほとんど調整作業なしで、あるいは調整を行っても簡単な作業で、アーマチュア32の振動部32aを、上部磁石24と下部磁石25とのギャップδの中心に一致させることができる。また、連結体29の突き当て部29cを付加ヨーク26に突き当てることで、磁石24,25とアーマチュア32とをY方向に位置決めでき、しかも連結体29を介して付加ヨーク26とアーマチュア32とを磁気的に連結することができる。
図2に示すように、アーマチュア32の先端部32cには凹部32dが形成され、凹部32dの開口幅寸法Wが、伝達体33の下端部の連結端部33bの幅寸法(直径寸法)よりも広くなっている。よって、図5(A)(B)に示すように、アーマチュア32を(b)方向へスライドさせて組み込むときに、伝達体33に対して外力を与えることなく、凹部32d内に伝達体33の連結端部33bを導くことができる。
アーマチュア32を上記のように組み込んで、アーマチュア32の基端部32eを駆動側取付け面5aに固定した後に、伝達体33の連結端部33bと、アーマチュア32の先端部32cとを接着剤などで固定する。
図6には、本発明の第2の実施の形態の発音装置101の主要部が示されている。
図6に示す発音装置101は、連結体29とアーマチュア32との相対位置と、付加ヨーク126の大きさとが第1の実施の形態と相違しており、その他の構成は、第1の実施の形態の発音装置1と同じである。
連結体29の後端部29dとアーマチュア32との重なり部である曲げ起点32fが位置する振動支持点(S)は、アーマチュア32の折り返し部32bよりも図示左側に大きく離れて位置している。
磁界発生ユニット20では、付加ヨーク126のZ方向の厚さ寸法が上部ヨーク22よりも大きく、付加ヨーク126のY方向の長さ寸法が上部ヨーク22よりも短くなっている。そして、連結体29の突き当て部29cと付加ヨーク126との突き当て部(C)は、磁石24,25とZ方向で重なる位置に設定されている。
この構成では、アーマチュア32の振動部32aに作用する作用点(F)から前記振動支持点(S)までの作用長の、アーマチュア32に沿う延べ長さを大きく確保できるようになり、振動部32aの駆動振幅を大きくすることが可能である。また、突き当て部(C)を磁石24,25と重なる位置に設定したことで、連結体29を磁界発生ユニット20と重なる位置に配置できるようになり、発音装置101のY方向の長さを大きくすることなく、前記作用長の延べ長さを大きくすることが可能になる。
図7には、本発明の第2の実施の形態の発音装置201の主要部が示されている。
第2の実施の形態の発音装置201は、磁界発生ユニット20において上部ヨーク22と重ねられている付加ヨーク226が、磁石24,25との重なり部および上部ヨーク22との重なり部よりも図示右側へ延長されており、この延長部が連結体229となっている。
そして、アーマチュア32の基端部32eが付加ヨーク226の延長部である連結体229の下面に重ねられて固定されている。
この発音装置201では、フレーム5の駆動側取付け面5aに付加ヨーク226が固定されており、磁石24,25を支持するヨークと、アーマチュア32の基端部32eとが、付加ヨーク226の下面を共通の取付け面として固定されているため、磁石24,25とアーマチュア32とのZ方向の相対位置を高精度に設定することが可能になる。
1,101,201 発音装置
2 ケース
4d 発音口
5 フレーム
5a 駆動側取付け面
5b 振動側取付け面
11 振動板
12 可撓性シート
20 磁界発生ユニット
21 上部ヨーク
21b 対向面
22 下部ヨーク
22b 対向面
23 側部ヨーク
23b 上端面
23c 下端面
24 上部磁石
25 下部磁石
26,126,226 付加ヨーク
27 コイル
29,229 連結体
32 アーマチュア
32a 振動部
32b 折り返し部
32c 先端部
32d 凹部
32e 基端部
32f 曲げ起点
33 伝達体
(C) 突き当て部
(S) 振動支持点
(F) 作用点

Claims (6)

  1. 振動板と、前記振動板と平行に延びるアーマチュアと、導線が前記アーマチュアを周回した状態で巻かれたコイルと、前記アーマチュアに対向する磁界発生ユニットと、前記アーマチュアの振動を振動板に伝達する伝達体と、が設けられた発音装置において、
    前記磁界発生ユニットは、前記アーマチュアに対向する磁石と、前記磁石を支持するヨークとを有し、磁性材料で形成された前記アーマチュアの基端部と前記ヨークとを連結する磁性材料製の連結体が設けられており、
    前記磁界発生ユニットと前記アーマチュアと前記連結体とが互いに連結された状態でフレームに支持されていることを特徴とする発音装置。
  2. 前記アーマチュアは、前記磁石に対向する振動部と、前記振動部の基部に形成された折り返し部と、前記折り返し部に連続する前記基端部を有し、前記振動部と前記基端部とが平行に対向している請求項1記載の発音装置。
  3. 前記ヨークと前記連結体とが前記フレームの取付け面に固定され、前記アーマチュアの前記基端部が、前記フレームとは逆側から前記連結体に固定されており、前記連結体が前記ヨークに突き当てられて、前記連結体と前記アーマチュアの前記振動板と平行な方向での位置が決められている請求項1または2記載の発音装置。
  4. 前記ヨークと前記連結体との突き当て部が、前記磁石と重なる位置にある請求項3記載の発音装置。
  5. 前記ヨークの一部が、前記磁石と前記アーマチュアとの対向領域よりも前記アーマチュアの前記基端部側へ延長し、前記ヨークの延長部分が前記連結体とされており、前記アーマチュアの基端部が前記連結体に重ねられて固定されている請求項1または2記載の発音装置。
  6. 前記フレームは非磁性材料で形成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の発音装置。
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